JP6917746B2 - 検体保持具搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検体検査自動化システムにおける検体保持具搬送装置に関する。
検体検査自動化システムおよび分析装置では、検体の搬送において、検体を同時に複数本架設可能な検体ラックに検体を搭載させて、検体ラックごと検体を搬送させる。検体ラックの搬送は、検体ラックの幅と同等の幅を持った搬送ベルトをモータ等のアクチュエータで駆動させ、その上に検体ラックを搬送させるベルトコンベア方式の搬送ライン(搬送装置)が主流となっている。
この搬送ラインで検体ラックを搬送する場合、ベルトコンベアの進行方向直線上に検体ラックを搬送することはできるが、検体ラックの搬送先が進行方向直線上から平行にずれた位置にある場合は、搬送ラインそのものを平行に移動させるための機構を追加する、もしくは進行方向直線上に搬送先がくるよう、検体ラックを平行に押し出す機構を追加する必要がある。
機構を追加せずに検体ラック搬送の進行方向を変更するための方法として、特許文献1に記載された技術がある。この技術では、検体ラック搬送ユニットに摺動レール板と、検体ラックを押す押し子と、検体ラックをガイドする第1ガイド板と第2ガイド板とを備える。
摺動レール板には、検体ラックが搬送される軌道に沿って溝部が形成されており、押し子がその溝部を通過して検体ラックを押すことで検体ラックが搬送される。第1ガイド板は、湾曲部の半径方向の外側に配置され、第2ガイド板は、湾曲部の半径方向の内側に配置されている。
また、特許文献2では、共通搬送ベルトを有する搬送ラインにおいて、共通搬送ベルトの幅方向に整列し、搬送ベルト上の搬送空間を複数の搬送ラインに仕切る複数の案内壁と、複数の搬送ラインの中の少なくとも1つの対象搬送ラインに設けられ、共通搬送ベルトによる搬送作用を利用して、搬送されてきた採血管を当接して案内し、その採血管を横方向に送り出す規制板と、この規制板によって横方向に送り出された採血管が排出される排出部とを備えている。共通搬送ベルトによって複数の搬送ラインが一体的に同時駆動され、採血管搬送装置への採血管の投入時にその採血管を投入する搬送ラインを選択することにより搬送先が選択されるように構成されている。
特開2016−40538号公報 特許第3619774号
特許文献1に記載されたラック搬送ユニットは、摺動レール板に設けられた溝部の隙間を押し子が通過し、ラックを搬送させる構造である。そのため、組立て上、溝部に押し子が接触しないよう、シビアな調整が必要となる。また、押し子を動作させる駆動機構は、駆動ベルトの引き回しに大きなスペースを必要とする問題がある。
また、特許文献2に記載された共通搬送ベルトを有する搬送ラインは、複数の検体を同じに搬送でき、搬送ライン上に設けられた規制板で、検体を搬送ラインから外に排出することができる。しかし、特許文献2には、1つの搬送経路から別の搬送経路に経路を変換させる記述はなく、また、検体容器を搬送するの検体ラックのような転倒のリスクがある搬送物は、搬送できない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、多くの機構およびアクチュエータを使用とせず、調整が簡易で、検体ラックや検体ホルダのような転倒する可能性のある対象物においても安定して進行方向を平行移動させて搬送可能な検体保持具搬送装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
検体保持具搬送装置において、検体を保持する検体保持具の幅よりも広い幅を有し、上記検体保持具を載せて搬送する搬送ベルトと、上記搬送ベルトの上方に配置され、上記搬送ベルトの進行方向に対して傾斜し、上記検体保持具の進行方向を変更する進行方向変更ガイド部を有する第1ガイドと、上記搬送ベルトの上方に配置され、上記第1ガイドと対向する部分を有する第2ガイドと、を備え、上記第2ガイドは、上記第1ガイドより、上記搬送ベルトの進行方向の上流側に配置され、上記第1ガイドは、上記進行方向変更ガイド部より、上記搬送ベルトの進行方向の下流側に位置し、上記搬送ベルトの進行方向に平行なベルト進行方向ガイド部をさらに有し、上記進行方向変更ガイド部は、直線状の角度方向ガイド部と、この角度方向ガイド部より、上記搬送ベルトの進行方向の下流側に位置する湾曲形状の湾曲ガイド部とを有し、この湾曲ガイド部は、上記角度方向ガイド部と上記ベルト進行方向ガイド部との間に位置し、上記検体保持具の長さをLとした場合、湾曲ガイド部の上記搬送ベルトの進行方向の上流側の端部は、上記角度方向ガイド部を延長した線と上記ベルト進行方向ガイド部を延長した線との交点から上記Lの距離に位置し、湾曲ガイド部の上記搬送ベルトの進行方向の下流側の端部は、上記交点から上記Lの距離に位置する
また、検体保持具搬送装置において、検体を保持する検体保持具の幅よりも広い幅を有し、上記検体保持具を載せて搬送する搬送ベルトと、上記搬送ベルトの上方に配置され、上記搬送ベルトの進行方向に対して傾斜し、上記検体保持具の進行方向を変更する進行方向変更ガイド部を有する第1ガイドと、上記搬送ベルトの上方に配置され、上記第1ガイドと対向する部分を有する第2ガイドと、を備え、上記第2ガイドは、上記第1ガイドより、上記搬送ベルトの進行方向の上流側に配置され、上記搬送ベルトの両側に上記搬送ベルトの進行方向に平行に配置される2つの支持板をさらに備え、上記第2ガイドは、上記第1ガイドの上記進行方向変更ガイド部に対向する転倒防止ガイド部と、この転倒防止ガイド部の一方端に接続され、上記2つの支持板のうちの一つと上記検体保持具の幅を超える間隔をもって対向し、上記搬送ベルトの進行方向の平行に延びるガイド板とを有し、上記搬送ベルトの進行方向が逆転することにより、上記検体保持具が上記ガイド板と上記2つの支持板のうちの一つとから形成される搬送経路により搬送される。
また、検体保持具搬送装置において、検体を保持する検体保持具の幅よりも広い幅を有し、上記検体保持具を載せて搬送する搬送ベルトと、上記搬送ベルトの上方に配置され、上記搬送ベルトの進行方向に対して傾斜し、上記検体保持具の進行方向を変更する進行方向変更ガイド部を有する第1ガイドと、上記搬送ベルトの上方に配置され、上記第1ガイドと対向する部分を有する第2ガイドと、を備え、上記第2ガイドは、上記第1ガイドより、上記搬送ベルトの進行方向の上流側に配置され、上記搬送ベルトの両側に上記搬送ベルトの進行方向に平行に配置される2つの支持板と、上記2つの支持板の一方の近傍であって、上記搬送ベルトの上方に配置され、上記検体保持具の進行方向の変更及び不変更を実行し、上記検体保持具の搬送経路を分岐する分岐レバーと、をさらに備え、上記2つの支持板の一方は、上記分岐レバーにより進行方向が不変更とされた上記検体保持具が搬送される検体投入搬送経路を形成し、上記2つの支持板の他方は、上記分岐レバーにより進行方向が変更された上記検体保持具が搬送される投入部追い越し搬送経路を形成し、上記第1ガイドと上記第2ガイドは、上記分岐レバーにより進行方向が変更された上記検体保持具を、上記検体投入搬送経路から上記投入部追い越し搬送経路に搬送する進行方向変更搬送経路を形成し、上記分岐レバーは、上記検体保持具に栓が施されている場合は、上記検体保持具の進行方向を変更せず、上記検体投入搬送経路に搬送させ、上記検体保持具に栓が施されていない場合は、上記検体保持具の進行方向を変更し、上記進行方向変更搬送経路に搬送させ、上記検体投入搬送経路の上記搬送ベルトの進行方向下流には、上記検体保持具の上記栓を開栓する開栓機構を、さらに備える。
多くの機構およびアクチュエータを使用とせず、調整が簡易で、検体ラックや検体ホルダのような転倒する可能性のある対象物においても安定して進行方向を平行移動させて搬送可能な検体保持具搬送装置を実現することができる。
本発明の実施例1に係る、ラック搬送装置が適用された検体容器移載装置を構成の一部とする検体検査自動化システムの概略構成図である。 検体容器移載装置の構成例を表す模式図である。 検体搬送装置である回収ラック搬送ラインの説明の為の斜視図である。 実施例1における回収ラック搬送ラインの平面図である。 検体ラックガイドの形状の一例を説明する図である。 本発明の実施例2による回収ラック搬送ラインの平面図である。図 本発明の実施例3に係る検知保持具搬送装置を有する検体搬送システムおよびそのライン構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(実施例1)
本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る、ラック搬送装置が適用された検体容器移載装置を構成の一部とする検体検査自動化システムの概略構成図である。
図1において、前処理システム3からオペレータにより投入された検体は、検体容器に収容され、検体検査自動化システム1内に保持している搬送用の搬送ホルダ(図1には示さず)に搭載される。そして、ベルトコンベア等の搬送装置により適切な前処理システム3内の前処理ユニットへと搬送される。前処理システム3内では、依頼項目によって、遠心分離、開栓、分注等の処理を行い、ホルダ搬送システム4を経由し、検体移載装置2へと搬送される。
なお、本実施例1において検体ホルダは1本ずつの検体容器を保持するものである。
また、前処理システム3、ホルダ搬送システム4、及び検体移載装置2の動作は、制御部300により制御される。
本発明の実施例1において、前処理システム3と検体移載装置2を介して接続されている分析装置5は、搬送ホルダとは異なるタイプの搬送体に検体容器を搭載して分析処理を実行するものであり、検体移載装置2は検体容器を搬送ホルダから取り出して分析装置5で使用する検体ラック(図1には示さず)に移載する機能を有する。
検体ラックに移載された検体容器は分析装置5に搬送され、分析処理が実行される。さらに、検体移載装置2は、検体ラックに搭載され、分析装置5による分析処理が終了した検体容器を搬送ホルダに移載する機能を有していても良い。
図2は、検体容器移載装置2の構成例を表す模式図である。
図2において、検体容器移載装置2は、ホルダ搬送システム4から搬送された検体ホルダ101に架設された検体容器140を供給ホルダ側検体容器移載位置30へと搬送する検体容器供給ホルダライン10と、検体容器140を検体ラック100へ移載後、空になった検体ホルダ101を回収する空ホルダ回収ライン11と、分析を終えた検体容器140を戻りホルダ側検体容器移載位置31で受け取り、ホルダ搬送システム4へと搬送する検体容器戻りホルダライン13と、検体容器戻りホルダライン13へと空ホルダ101を供給する空ホルダ供給ライン12とを有する。
さらに、検体移載装置2は、分析装置5内で検体搬送用に使用される検体ラック100(検体容器140は搭載されていない)をバッファリングするラックバッファ部24と、検体ラック100をラックバッファ部24から供給ラック側の検体容器移載位置32に搬送し、検体容器140を検体ラック100に移載後に分析装置5へ搬送する送りラック搬送ライン20と、検体ラック100を分析装置5から戻りラック側の検体容器移載位置33に搬送し、検体容器140を検体ラック100から戻りホルダ側検体容器移載位置31に移載後にラックバッファ部24へ搬送する戻りラック搬送ライン21を有する。
ラックバッファ部24には、検体ラック100が複数搭載されており、これらの搬送は、図示していない2つの引っ掛け部で検体ラック100を引っ掛けて押し出すことで搬送する。送りラック搬送ライン20、戻りラック搬送ライン21も同様に、検体ラック100の終端面を引っ掛け部で引っ掛けて搬送する。
さらに、検体移載装置2は、検体容器供給ホルダライン10上にある検体ホルダ101に搭載された検体容器140を把持し、送りラック搬送ライン20上にある検体ラック100へ移載する供給側検体容器移載機構26と、戻りラック搬送ライン21上にある検体ラック100に搭載された検体容器140を把持し、検体容器戻りホルダライン13上にある検体ホルダ101へ移載する戻り側検体容器移載機構27を有する。
さらに、検体移載装置2は、送りラック搬送ライン20から分析装置5のラック搬入ライン51へ検体ラック100を受け渡しする供給ラック搬送ライン41と、分析装置5のラック搬出ライン52から戻りラック搬送ライン21へ、分析処理が終了した検体ラックを受け渡しする回収ラック搬送ライン42(検体保持具搬送装置)とを備える接続ライン40を有する。
接続ライン40においては、分析装置5のラック搬出ライン52は、検体移載装置2の戻りラック搬送ライン21に対し搬送直線上にないため、回収ラック搬送ライン42上で、ラックの搬送直線方向に対し90°方向へシフトさせる必要がある。
これは、分析装置5の仕様と、検体移載装置2の仕様とが相違することにより、分析装置5のラック搬入ライン51とラック搬出ライン52との間隔と、検体移載装置2の送り搬送ライン20と戻りラック搬送ライン21との間隔とが相違することに起因する。
図3は、検体搬送装置である回収ラック搬送ライン42の説明の為の斜視図である。図3において、回収ラック搬送ライン42(回収ラック搬送ライン部)は、検体ラック100の幅より十分大きい幅をもった搬送ベルト60を有し、この搬送ベルト60は、互いに対向し、略平行に配置された両側の支持板61、62によって固定された駆動プーリ63および受動プーリ64によって固定されている。
駆動プーリ63は、タイミングベルト65を介して駆動モータ66とつながっており、モータ66が回転することで駆動プーリ63が回転し、搬送ベルト60が動き、搬送ベルト60上に載せられた検体ラック100が搬送されるようになっている。
両側の支持板61、62は、搬送ベルト60の両側に検体ラック100の搬送方向と平行に配置され、搬送ベルト60の上面よりも高い位置まであり、搬送される検体ラック100の転倒防止のガイドの役割も担う構造となっている。
また、両側の支持板61、62にはそれぞれ、搬送ベルト60の上空まで伸びた、検体ラックガイド70、71が固定されている。
検体ラックガイド70、71の高さは、好ましくは、検体ラック100の高さの1/3以上1/2程度であればよい。また、検体ラックガイド70、71の材質は、ステンレス板やアルミ板等の摺動性が良好なものであればよい。
図4は、回収ラック搬送ライン42の平面図である。図3および図4において、検体ラックガイド70は、搬送ベルト60の進行方向80に対し水平方向で検体ラック100をガイドするベルト進行方向ガイド部70aと、搬送ベルト60の進行方向80に対し角度を持った方向(傾斜する方向)でガイドする直線状の角度方向ガイド部70bと、その間の湾曲形状の湾曲ガイド部70cとを有している。なお、検体ラックガイド70、71は、搬送ベルト60とは接触していない位置で固定されている。検体ラックガイド71は、検体ラックガイド70の角度方向ガイド部70b及び湾曲ガイド部70cと対向して配置され、検体ラックガイド70に対して、搬送ベルト60の進行方向の上流側に配置されている。角度方向ガイド部70bと湾曲ガイド部70cとにより、進行方向変更ガイド部が形成されている。
このような検体ラックガイド70を備えることにより、回収ラック搬送ライン42上に搬入された検体ラック100が搬送ベルト60によってベルト進行方向80に搬送される途中に検体ラックガイド70の角度方向ガイド部70bと接触し、検体ラック100がベルト進行方向80に対して角度を持った姿勢になる。そのまま、搬送ベルト60の動作によって検体ラック100は検体ラックガイド70の角度方向ガイド部70bに沿いながら斜め(ラック進行方向81)に搬送される。
このとき、回収ラック搬送ライン42の振動などで検体ラック100が転倒する可能性があるが、もう一方の検体ラックガイド71が背面に位置されており、検体ラック100の転倒を防止することができる。
検体ラック100が検体ラックガイド70の角度方向ガイド部70bに沿って斜め(ラック進行方向81)に進行した後、検体ラックガイド70の湾曲ガイド部70cで再び検体ラック100がベルト進行方向80へと姿勢が立ちなおされ、検体ラック搬送軌跡100aに沿って搬送されて、検体ラックガイド70のベルト進行方向ガイド部70aに検体ラック100が差し掛かった時には、検体ラック100の姿勢は完全にベルト進行方向に向いた状態となり、戻りラック搬送ライン21まで到達できる。
この検体ラックガイド70に湾曲ガイド部70cがない場合、検体ラック100は姿勢を正すことはできない。
よって、検体ラックガイド70は、ラック進行方向変更ガイド(第1ガイド)としての機能を有し、検体ラックガイド71は、ラック転倒防止ガイド(第2ガイド)としての機能を有する。
検体ラックガイド70を検体ラック100が通過中、もしくは通過後、仮にモータ66の回転方向を逆にした場合、回収ラック搬送ライン42は進行方向が逆になり、検体ラックガイド71と検体ラック100とが接触する。検体ラックガイド71が、検体ラックガイド70と同様の形状であれば、再び分析装置5のラック搬出ライン52まで逆搬送させることも可能となる。
この場合、検体ラックガイド70は、ラック転倒防止ガイドとしての機能を有し、検体ラックガイド71は、ラック進行方向変更ガイドとしての機能を有する。
この検体ラックガイド70の湾曲ガイド部70cは、例えば、複数回の角度曲げをした湾曲に近い形状であってもよい。
また、検体ラック100は、進行方向に長い形状をしているため、検体ラックガイド70、71に接触し、角度方向へのカーブに差し掛かるとき、内輪差が生じ、カーブ内側に膨らむような軌道を描いて搬送される。このような軌道でも、ラックの転倒および傾きを抑制するため、検体ラックガイド70、71の形状は、図5に示す形状であることが望ましい。
図5は、検体ラックガイド70、71の形状の一例を説明する図である。
図5において、検体ラックガイド70の湾曲ガイド部70cは、ガイド70の角度曲げ開始点Oから、ベルト進行方向ガイド部70a側に検体ラック100の長さLだけ離れた点Aと、開始点Oから角度方向ガイド部70b側に検体ラック100の長さLだけ離れた点Bとを結んだ曲線になる形状とする。
さらに、湾曲ガイド部70cは、検体ラックガイド70のベルト進行方向ガイド部70aと角度方向ガイド部70bと角度をθとしたとき、角度曲げ開始点Oから角度θ/2方向に(d+L/(2tan(θ/2))−d/(sin(θ/2))の距離にある点Cを通る部分を有する曲線形状とする。
これにより、検体ラック100の搬送において、内輪差でカーブ時に膨らんだ軌道を描いた状態でも支持板61および検体ラックガイド70、71と、検体ラック100との隙間が小さいまま保つことができ、検体ラック100の転倒および傾きを抑制することができる。
検体ラック100が検体ラックガイド70と支持板61との間をスムーズに通過できるようにするために、進行方向変更ガイド70の取付け位置を、もう一方の壁面である支持板61からラック100の幅dの距離だけでなく、隙間の距離αを加えた位置に取り付けるとよい。距離αは、例えば、1mm〜10mmとすることができる。
以上のように、本発明の実施例1によれば、検体移載装置2と、分析装置5との間に、回収ラック搬送ライン42を配置し、この回収ラック搬送ライン42に、検体ラック100を載せて移動させる搬送ベルト60と、この搬送ベルト60の上方に配置され、検体ラック100の進行方向を変更する角度方向ガイド部70b及び湾曲ガイド部70cを有する進行方向変更ガイドである検体ラックガイド70と、検体ラック100の転倒を防止する抵当防止ガイドである検体ラックガイド71とを備えるように構成したので、仕様が互いに異なる検体移載装置2と、分析装置5との間であっても、多くの機構およびアクチュエータを使用とせず、調整が簡易で、検体ラック100のような転倒する可能性のある対象物においても安定して進行方向を平行移動して搬送可能な検体保持具搬送装置を実現することができる。
なお、回収ラック搬送ライン42の動作は、制御部300により制御される。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。
図6は、本発明の実施例2による回収ラック搬送ライン42の平面図である。
図6において、実施例1と同様に、回収ラック搬送ライン42は、検体ラック100の幅より十分大きい幅をもった搬送ベルト60を有し、搬送ベルト60は、両側の支持板61、62によって固定された駆動プーリ63および受動プーリ64によって固定されている。駆動プーリ63は、タイミングベルト65を介して駆動モータ66とつながっており、モータ66が回転することで駆動プーリ63が回転し、搬送ベルト60が動き、検体ラック100が搬送されるようになっている。
両端の支持板61、62は、搬送ベルト60の上面よりも高い位置まであり、搬送される検体ラック100の転倒防止のガイドの役割も担う構造となっている。
また、両端の支持板61、62にはそれぞれ、搬送ベルト60の上空まで伸びた、検体ラックガイド70、71が固定されている。
ここで、検体ラックガイド71は、転倒防止ガイド部71bと後述するガイド板71cとを有し、転倒防止ガイド部71bは、進行方向変更ガイド部70b及び湾曲ガイド部70cと対向している。また、転倒防止ガイド部71bの検体移載装置2側の終端(転倒防止ガイド部71bとガイド板71cとの接続部分)は、支持板61までは位置しておらず、支持板61との間は、切り欠き部71dを有する形状となっている。そして、転倒防止ガイド部71bの終端(一方端)は、支持板61と検体ラック100の幅を超える間隔をもって対向し、分析装置5側に平行に延びるガイド板71cと接続されている。
この回収ラック搬送ライン42内に検体ラック100が搬入されると、実施例1と同様に、検体ラック100は、搬送ベルト60によってベルト進行方向80に沿って搬送される途中、進行方向変更ガイド70bと接触し、進行方向変更ガイド70bに沿いながら斜め(ラック進行方向81)に搬送され、再び、検体ラックガイド70の湾曲ガイド部70cおよび進行方向ガイド部70aでベルト進行方向80に検体ラック100の姿勢が正され、戻りラック搬送ライン21に搬送される。
このとき、検体ラック100が、例えば、バーコードリーダ等(図示せず)により、ラックIDが読み取れない、もしくは使用不可なラックであるため、搬送経路から排出したいといった場合、駆動モータ66を逆回転させることで、それが可能となる。
駆動モータ66の回転方向を逆にすると、搬送ベルト60の進行方向が逆転し、ベルト逆回転方向82となり、それに併せて搬送ベルト60上にある検体ラック100も逆方向に搬送される。
実施例1では、駆動モータ66の回転方向を逆にすることにより、検体ラックガイド71に沿って再び分析装置5の搬出ライン52まで逆搬送される構成である。
これに対して、本実施例2では、駆動モータ66の回転方向を逆にすると、検体ラックガイド71の切り欠き部71dによって終端が途切れているため、検体ラック100は、検体ラックガイド71とは接触せず、切欠き部71dを通過し、ガイド板71cと、支持板61とによりガイドされ、搬送経路から排出することができる。
この場合、排出経路先に別の搬送経路であるラック排出ライン53があったとき、検体ラック100はそのラック排出ライン53へ搬送することが可能である。
また、検体ラックガイド71の転倒防止ガイド部71bの終端部に、図示しないネジリバネ等で開閉可能な開閉弁75を設けることで、排出された検体ラック100が、再び搬送経路へ戻ることを抑制することができる。これにより、検体ラック100の排出後、すぐに別の検体ラック100を回収ラック搬送ライン42に搬入、搬送することが可能となる。
実施例2のその他の構成は実施例1と同様であるので、図示及び詳細な説明は省略する。
以上のように、本発明の実施例2によれば、実施例1と同様な効果が得られる他、搬送ベルト60を逆方向に移動させることにより、検体移載装置2の戻りラック搬送ライン21付近まで、搬送された検体ラック100を、ラック搬出ライン52とは別個に設けられたラック排出ライン53へ搬出することが可能となる。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。
実施例1および実施例2では、検体ラック100を搬送するラック搬送ラインで説明した。本発明は、検体ラックの搬送だけでなく、検体を1本架設可能な検体ホルダの搬送にも適用可能であり、実施例3は、検体ホルダの搬送に関する例である。
図7は、本発明の実施例3に係る検体保持具搬送装置を有する検体搬送システムおよびそのライン構成を示す図である。図7において、検体搬送システム200は、検体を投入する投入モジュール130と、検体容器である試験管を開栓する開栓モジュール131が並列に接続された構成を含む検体搬送システムである。検体搬送システム200は、図1に示した前処理システム3において、検体容器を検体ホルダへの移載に使用可能である。
投入モジュール130は、オペレータが検体を複数本同時に投入することができる検体投入部110を有する。検体投入部110には、栓なし検体を投入する栓なし検体投入エリア111と、栓あり検体を投入する栓あり検体投入エリア112に分けられている。
また、投入モジュール130は、投入部ホルダ搬送ライン113を有する。投入部ホルダ搬送ライン113は、検体ホルダ101の外径より十分大きい幅をもった搬送ベルト90a、90bを有し、搬送ベルト90aは、両側の支持板91a、92aによって固定された駆動プーリ93aおよび受動プーリ93bによって固定されている。駆動プーリ93aは、図示しないタイミングベルトを介して図示しない駆動モータとつながっており、モータが回転することで駆動プーリ93aが回転し、搬送ベルト90aが動き、検体ホルダ101が搬送されるようになっている。
両端の支持板91a、92aは、搬送ベルト90aの上面よりも高い位置まであり、搬送される検体ホルダ101の転倒防止のガイドの役割も担う構造となっている。また、ホルダガイド95、96が搬送ベルト90aの上空に固定されており、支持板92aの側部には、検体ホルダ101を直進あるいは分岐させるための分岐レバー97を軸に固定した分岐モータ98が固定されている。ここで、ホルダガイド96は進行方向変更ガイド(第1ガイド)であり、ホルダガイド95は転倒防止用ガイド(第2ガイド)である。
これらの構造により、投入部ホルダ搬送ライン113内の経路は、検体投入搬送経路114と、投入部追い越し搬送経路115と、進行方向変更搬送経路116の3経路とに別れる。そして、検体容器搭載ホルダ搬送ライン(検体保持具搬送装置)400は、ホルダ固定機構104aと、分岐レバー97と、投入部ホルダ搬送ライン113とを備える。
検体投入搬送経路114の上流側部には、検体ホルダ101の搬送をせき止めるホルダ固定機構104aが配置され、検体投入搬送経路114上で検体ホルダ101を停止することができる。
また、投入モジュール130は、検体投入部110にある検体を把持し、ホルダ固定機構104aによってせき止められている検体ホルダ101へ移載する、図示しない検体移載機構により構成されている。
開栓モジュール131は、投入部ホルダ搬送ライン113と同様に、検体ホルダ101の外径より十分大きい幅をもった搬送ベルト90bを有する開栓部ホルダ搬送ライン120を有する。開栓部ホルダ搬送ライン120の搬送ベルト90bも、両側の支持板91b、92bによって固定された駆動プーリ94aおよび受動プーリ94bによって固定されている。駆動プーリ94aは、図示しないタイミングベルトを介して図示しない駆動モータとつながっており、モータが回転することで駆動プーリ94aが回転し、搬送ベルト90bが動き、検体ホルダ101が搬送されるようになっている。
両端の支持板91b、92bは、搬送ベルト90bの上面よりも高い位置まであり、搬送される検体ホルダ101の転倒防止のガイドの役割も担う構造となっている。
また、両端の支持板91b、92bの内側には、仕切りガイド105、106が搬送ベルト90bの上空に固定されている。これらの構造により、開栓部ホルダ搬送ライン120内の経路は、開栓搬送経路122と、開栓部追い越し搬送経路123との2経路に別れる。
開栓搬送経路122部側には、投入モジュール130と同様に、検体ホルダ101の搬送をせき止めるホルダ固定機構104bが配置され、開栓搬送経路122上で検知体ホルダ101を停止できる。このホルダ固定位置104b上空には、開栓機構121を有し、検体ホルダ101上にある検体の栓を開栓することができる構造となっている。
オペレータが投入モジュール130の検体投入部110の栓なし検体投入エリア111から栓なし検体容器150を投入すると、検体移載機構が栓なし検体容器150を把持し、ホルダ固定機構104aによって固定された検体投入搬送経路114上の検体ホルダ101に栓なし検体150を移載する。
ここで、栓なし検体容器150は開栓行為をする必要がないため、開栓モジュール131の開栓搬送経路122ではなく、開栓部追い越し搬送経路123へ搬送される。
栓なし検体容器150を検体ホルダ101へ移載後、ホルダ固定機構104aの下流にある分岐レバー97が、分岐モータ98の駆動によって投入部ホルダ搬送ライン113の搬送ベルト90a上に移動し、開栓搬送経路122への搬送経路を塞ぐ。
同じタイミングで、ホルダ固定機構104aが検体ホルダ101の固定を開放し、投入部ホルダ搬送ライン113のモータの駆動により搬送ベルト90aが回転し、栓なし検体容器150を搭載した検体ホルダ101が搬送される。
そして、検体ホルダ101は分岐レバー97と接触し、進行方向変更搬送経路116へ搬入される。検体ホルダ101は、進行方向変更ガイド96に接触しながら進行方向変更搬送経路116を進み、投入部追い越し搬送経路115まで搬送される。その後、検体ホルダ101はベルト進行方向80に沿って開栓モジュール131まで到達し、そのまま開栓部追い越し搬送経路123を進行し、下流モジュール132へ搬送される。
次に、オペレータが投入モジュール130の検体投入部110の栓あり検体投入エリア112から栓あり検体容器151を投入すると、検体移載機構が栓あり検体151を把持し、ホルダ固定機構104aによって固定された検体投入搬送経路114上の検体ホルダ101に栓あり検体容器151を移載する。
ここで、栓あり検体容器151は開栓行為をする必要があり、開栓モジュール131の開栓搬送経路122へ搬送される。
栓あり検体容器151を検体ホルダ101へ移載後、ホルダ固定機構104aの下流にある分岐レバー97が、分岐モータ98の駆動によって投入部ホルダ搬送ライン113の搬送ベルト90a上の外側へ回避され、開栓搬送経路122への搬送経路を開放する。つまり、分岐レバーは、検体ホルダ101の進行方向の変更及び不変更を実行し、検体ホルダ100の搬送経路を分岐する。
同じタイミングで、ホルダ固定機構104aが検体ホルダ101の固定を開放し、投入部ホルダ搬送ライン113のモータの駆動により搬送ベルト90aが回転し、栓あり検体容器151を搭載した検体ホルダ101が搬送される。
栓あり検体151を搭載した検体ホルダ101は分岐レバー97と接触することなく、検体投入搬送経路114を直進し、開栓モジュール131まで到達する。
その後、開栓モジュール131内の開栓搬送経路122へ搬入され、検体ホルダ101が開栓機構121下部まで搬送されると、ホルダ固定機構104bが検体ホルダ101を固定し、その上部にある開栓機構121により、栓あり検体容器151が開栓される。
開栓後、ホルダ固定機構104bが検体ホルダ101を解放することで、再び検体容器151を搭載した検体ホルダ101が搬送され、下流モジュール132へ搬送される。
以上のように、本発明の実施例3によれば、検体ホルダ101を搬送する搬送ベルト90aを備えるとともに、検体容器搭載ホルダ搬送ライン400は、検体投入搬送経路114と、投入部追い越し搬送経路115と、進行方向変更搬送経路116の3経路とに別れた投入部ホルダ搬送ライン113を有し、進行方向変更経路116は、転倒防止用ガイド95と、進行方向変更ガイド96とを備えるように構成したので、多くの機構およびアクチュエータを使用とせず、調整が簡易で、検体容器150または151を搭載した検体ホルダ101のような転倒する可能性のある対象物においても安定して進行方向を平行移動して搬送可能な検体保持具搬送装置を実現することができる。
なお、検体容器搭載ホルダ搬送ライン400を有する検体搬送システム200の動作は、制御部300により制御される。
また、本発明においては、検体容器保持具とは、検体ラックと、検体ホルダとを含む用語である。
また、実施例1〜3において、検体保持具(100、101)の進行方向角度を変更するように構成したが、この角度とは、0度を超え、90度未満の値とする。
1 検体検査自動化システム、2 検体移載装置、3 前処理システム、4 ホルダ搬送システム、5 分析装置、21 戻りラック搬送ライン、42 回収ラック搬送ライン(検体保持具搬送装置)、52 ラック搬出ライン、53 ラック排出ライン、60 搬送ベルト、61、62 支持板、63 駆動プーリ、64 受動プーリ、65 タイミングベルト、66 モータ、70、71 検体ラックガイド、70a ベルト進行方向ガイド部、70b 角度方向ガイド部、70c 湾曲ガイド部、71c ガイド板、71d 切り欠き部、75 開閉弁、80 ベルト進行方向、81 ラック進行方向、82 ベルト逆回転方向、90a、90b 搬送ベルト、91a、91b、92a、92b 支持板、93a、94a 駆動プーリ、93b、94b 受動プーリ、95 ホルダガイド(転倒防止用ガイド)、96 ホルダガイド(進行方向変更ガイド)、97 分岐レバー、98 分岐モータ、100 検体ラック、100a 検体ラック搬送の軌跡、101 検体ホルダ、104a、104b ホルダ固定機構、105、106 仕切りガイド、110 検体投入部、111 栓なし検体投入エリア、112 栓あり検体投入エリア、113 投入部ホルダ搬送ライン、114 検体投入搬送経路、115 投入部追い越し搬送経路、116 進行方向変更搬送経路、120 開栓部ホルダ搬送ライン、121 開栓機構、122 開栓搬送経路、123 開栓部追い越し搬送経路、130 投入モジュール、131 開栓モジュール、132 下流モジュール、150 栓なし検体容器、151 栓あり検体容器、200 検体搬送システム、300 制御部、400 検体容器搭載ホルダ搬送ライン(検体保持具搬送装置)

Claims (6)

  1. 検体を保持する検体保持具の幅よりも広い幅を有し、上記検体保持具を載せて搬送する搬送ベルトと、
    上記搬送ベルトの上方に配置され、上記搬送ベルトの進行方向に対して傾斜し、上記検体保持具の進行方向を変更する進行方向変更ガイド部を有する第1ガイドと、
    上記搬送ベルトの上方に配置され、上記第1ガイドと対向する部分を有する第2ガイドと、
    を備え、上記第2ガイドは、上記第1ガイドより、上記搬送ベルトの進行方向の上流側に配置され
    上記第1ガイドは、上記進行方向変更ガイド部より、上記搬送ベルトの進行方向の下流側に位置し、上記搬送ベルトの進行方向に平行なベルト進行方向ガイド部をさらに有し、上記進行方向変更ガイド部は、直線状の角度方向ガイド部と、この角度方向ガイド部より、上記搬送ベルトの進行方向の下流側に位置する湾曲形状の湾曲ガイド部とを有し、この湾曲ガイド部は、上記角度方向ガイド部と上記ベルト進行方向ガイド部との間に位置し、
    上記検体保持具の長さをLとした場合、湾曲ガイド部の上記搬送ベルトの進行方向の上流側の端部は、上記角度方向ガイド部を延長した線と上記ベルト進行方向ガイド部を延長した線との交点から上記Lの距離に位置し、湾曲ガイド部の上記搬送ベルトの進行方向の下流側の端部は、上記交点から上記Lの距離に位置することを特徴とする検体保持具搬送装置。
  2. 請求項に記載の検体保持具搬送装置において、
    検体ラックの幅をdとし、上記角度方向ガイド部を延長した線と上記ベルト進行方向ガイド部を延長した線とがなす角度をθとした場合、上記湾曲ガイド部は、上記交点から、角度θ/2方向にd+L/(2tan(θ/2))−d/(sin(θ/2))の距離にある点を通る部分を有する形状であることを特徴とする検体保持具搬送装置。
  3. 検体を保持する検体保持具の幅よりも広い幅を有し、上記検体保持具を載せて搬送する搬送ベルトと、
    上記搬送ベルトの上方に配置され、上記搬送ベルトの進行方向に対して傾斜し、上記検体保持具の進行方向を変更する進行方向変更ガイド部を有する第1ガイドと、
    上記搬送ベルトの上方に配置され、上記第1ガイドと対向する部分を有する第2ガイドと、
    を備え、上記第2ガイドは、上記第1ガイドより、上記搬送ベルトの進行方向の上流側に配置され、
    上記搬送ベルトの両側に上記搬送ベルトの進行方向に平行に配置される2つの支持板をさらに備え、上記第2ガイドは、上記第1ガイドの上記進行方向変更ガイド部に対向する転倒防止ガイド部と、この転倒防止ガイド部の一方端に接続され、上記2つの支持板のうちの一つと上記検体保持具の幅を超える間隔をもって対向し、上記搬送ベルトの進行方向の平行に延びるガイド板とを有し、上記搬送ベルトの進行方向が逆転することにより、上記検体保持具が上記ガイド板と上記2つの支持板のうちの一つとから形成される搬送経路により搬送されることを特徴とする検体保持具搬送装置。
  4. 請求項1からのうちのいずれか一項に記載の検体保持具搬送装置において、
    上記検体保持具は、複数の検体容器を搭載する検体ラックであることを特徴とする検体保持具搬送装置。
  5. 検体を保持する検体保持具の幅よりも広い幅を有し、上記検体保持具を載せて搬送する搬送ベルトと、
    上記搬送ベルトの上方に配置され、上記搬送ベルトの進行方向に対して傾斜し、上記検体保持具の進行方向を変更する進行方向変更ガイド部を有する第1ガイドと、
    上記搬送ベルトの上方に配置され、上記第1ガイドと対向する部分を有する第2ガイドと、
    を備え、上記第2ガイドは、上記第1ガイドより、上記搬送ベルトの進行方向の上流側に配置され、
    上記搬送ベルトの両側に上記搬送ベルトの進行方向に平行に配置される2つの支持板と、上記2つの支持板の一方の近傍であって、上記搬送ベルトの上方に配置され、上記検体保持具の進行方向の変更及び不変更を実行し、上記検体保持具の搬送経路を分岐する分岐レバーと、をさらに備え、
    上記2つの支持板の一方は、上記分岐レバーにより進行方向が不変更とされた上記検体保持具が搬送される検体投入搬送経路を形成し、上記2つの支持板の他方は、上記分岐レバーにより進行方向が変更された上記検体保持具が搬送される投入部追い越し搬送経路を形成し、上記第1ガイドと上記第2ガイドは、上記分岐レバーにより進行方向が変更された上記検体保持具を、上記検体投入搬送経路から上記投入部追い越し搬送経路に搬送する進行方向変更搬送経路を形成し、
    上記分岐レバーは、上記検体保持具に栓が施されている場合は、上記検体保持具の進行方向を変更せず、上記検体投入搬送経路に搬送させ、上記検体保持具に栓が施されていない場合は、上記検体保持具の進行方向を変更し、上記進行方向変更搬送経路に搬送させ、上記検体投入搬送経路の上記搬送ベルトの進行方向下流には、上記検体保持具の上記栓を開栓する開栓機構を、さらに備えることを特徴とする検体保持具搬送装置。
  6. 請求項に記載の検体保持具搬送装置において、
    上記検体保持具は、1つの検体容器を搬送する検体ホルダであることを特徴とする検体保持具搬送装置。
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