JP6917192B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

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本発明は、口腔用組成物に関する。
従来、口臭抑制や歯肉炎の予防に、亜鉛化合物が有効であることが知られている。
例えば、塩化亜鉛を用いた洗口剤が、口臭の原因の一つである揮発性硫黄化合物(VSC)産生の基質となるタンパク質の分解を抑制し、口臭抑制効果をもたらし得ることが検討されている(非特許文献1)。また、特許文献1には、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、クエン酸亜鉛、酢酸亜鉛、乳酸亜鉛、サリチル酸亜鉛およびチオシアン酸亜鉛からなる群から選択される亜鉛塩と、フッ素物塩を併用した口腔衛生組成物が、口臭を抑制し、かつ歯肉炎および歯根膜疾病の予防に有効であることが記載されている。
口腔衛生学会雑誌 Journa1 of Dental Health 39, 377〜386(1989)
特開昭60−233008号公報
しかしながら、亜鉛化合物を口腔用組成物に配合して、口腔内に適用した場合、好ましくない金属味を感じるなど、使用感において課題があった。
本発明者は、酸化亜鉛等の亜鉛化合物とともに、各々特定量の高級アルコール及びノニオン界面活性剤を併用した口腔用組成物であれば、亜鉛化合物の不快な金属味が抑制されることを見出した。さらに、上記の組み合わせにグリチルレチン酸等の油溶性薬効成分を併用すれば、意外にも油溶性薬効成分の歯茎や口腔内粘膜への吸着量がより高められ、口臭防止効果のみならず、組成物の良好な味や、油溶性薬効成分の薬効が十分に発揮される口腔用組成物が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)グリチルレチン酸、トコフェロール、及びトコフェロール誘導体から選ばれる1種又は2種以上の油溶性薬効成分 0.01質量%以上1.5質量%以下、
(B)セタノール(b1)、及びステアリルアルコール(b2)を含む炭素数12以上22以下の高級アルコール 4質量%以上30質量%以下、
(C)ノニオン界面活性剤 0.1質量%以上10質量%以下、
(D)平均粒径0.1〜1.0μmの亜鉛化合物0.01質量%以上1.5質量%以下、
(E)水
を含有し、25℃におけるpHが7.0〜12.0である口腔用組成物に関する。
本発明の口腔用組成物は、特定の高級アルコール及びノニオン界面活性剤を特定の割合で組み合わせて用いることでラメラ構造を有するα−ゲルが形成され、亜鉛化合物の不快な金属味が抑制され、口臭を防止することができる。また、含有される油溶性薬効成分の歯茎や口腔内粘膜への吸着量をより高め、油溶性薬効成分の薬効を十分に発揮させることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の口腔用組成物は、成分(A)として、グリチルレチン酸、トコフェロール、及びトコフェロール誘導体から選ばれる1種又は2種以上の油溶性薬効成分を0.01質量%以上1.5質量%以下含有する。これにより、抗炎症作用、歯槽骨吸収抑制作用、ヒスタミン遊離抑制作用、血行促進作用等をもたらすことができ、また歯周炎や歯周病等の予防改善作用をもたらすこともできる。
グリチルレチン酸としては、α−グリチルレチン酸、β−グリチルレチン酸、グリチルリチン酸等が挙げられる。なかでもβ−グリチルレチン酸が好ましい。トコフェロール及びその誘導体としては、トコフェロール、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール及びニコチン酸トコフェロール等が挙げられる。なかでも、酢酸トコフェロールが好ましく、酢酸−DL−α−トコフェロールがより好ましい。本発明では、これらグリチルレチン酸、トコフェロール、及びトコフェロール誘導体から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
成分(A)の含有量は、所望の薬理作用を有効に発揮させる観点から、本発明の口腔用組成物中に、0.01質量%以上であって、好ましくは0.02質量%以上であり、より好ましくは0.05質量%以上であり、さらに好ましくは0.08質量%以上である。また、成分(A)の含有量は、良好な香味を確保する等の観点から、本発明の口腔用組成物中に、1.5質量%以下であって、好ましくは1.0質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下であり、さらに好ましくは0.3質量%以下である。そして、成分(A)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、0.01質量%以上1.5質量%以下であって、好ましくは0.02〜1質量%であり、より好ましくは0.05〜1質量%であり、さらに好ましくは0.08〜0.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.08〜0.3質量%以下である。
また、成分(A)として、なかでもグリチルレチン酸を含むことが好ましく、グリチルレチン酸の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.02質量%以上であり、さらに好ましくは0.03質量%以上であり、またさらに好ましくは0.04質量%以上であり、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.3質量%以下である。
本発明の口腔用組成物は、成分(B)として、セタノール(b1)、及びステアリルアルコール(b2)を含む炭素数12以上22以下の高級アルコールを4質量%以上30質量%以下含有する。すなわち、成分(B)は、成分(b1)のセタノール、及び成分(b2)のステアリルアルコールを必須成分とする炭素数12以上22以下の高級アルコールである。かかる成分(B)を含有することにより、上記成分(A)及び後述する成分(C)とともに、ラメラ層が重なり合った構造を有するα−ゲルを形成し、成分(A)を良好に包埋しつつ、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高めることができる。
成分(B)の高級アルコールは、良好にα−ゲルを形成しつつ、口腔用組成物としての適度な粘度を保持する観点から、成分(b1)のセタノール、及び成分(b2)のステアリルアルコールを含む高級アルコールであり、かつ炭素数12以上22以下であって、成分(b1)の含有量及び成分(b2)の含有量の合計量と、成分(B)の含有量との質量比(((b1)+(b2))/(B))は、好ましくは0.85以上であり、より好ましくは0.9以上であり、さらに好ましくは0.92以上であり、1以下である。
成分(b1)及び成分(b2)以外の成分(B)としては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、及びベヘニルアルコールから選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
成分(b1)の含有量は、良好にα−ゲルを形成しつつ、口腔用組成物としての安定性を向上する観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは3質量%以上であり、さらに好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは12質量%以下であり、さらに好ましくは11質量%以下であり、よりさらに好ましくは9質量%以下である。
成分(b2)の含有量は、良好にα−ゲルを形成しつつ、口腔用組成物としての安定性を向上する観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは2質量%以上であり、さらに好ましくは3質量%以上であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは8質量%以下であり、よりさらに好ましくは6質量%以下である。
成分(b1)の含有量と成分(b2)の含有量との質量比((b1)/(b2))は、良好にα−ゲルを形成しつつ、口腔用組成物としての安定性を向上する観点から、好ましくは0.5以上であり、より好ましくは0.7以上であり、さらに好ましくは1以上であり、好ましくは5以下であり、より好ましくは3以下であり、さらに好ましくは2以下であり、よりさらに好ましくは1.7以下である。
また、成分(b1)及び成分(b2)以外の炭素数12以上22以下の高級アルコールである、ラウリルアルコール及びミリスチルアルコールは、味の観点から、ラウリルアルコールの含有量及びミリスチルアルコールの含有量の合計量と、成分(B)の含有量との質量比((ラウリルアルコール+ミリスチルアルコール)/(B))が、好ましくは0.05以下であり、より好ましくは0.03以下であり、さらに好ましくは0.01以下である。
成分(b1)及び成分(b2)以外の炭素数12以上22以下の高級アルコールである、ベヘニルアルコールは、成分(B)の析出や分離を抑制する観点から、ベヘニルアルコールの含有量と成分(B)の含有量との質量比(ベヘニルアルコール/(B))が、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.05以下である。
なお、炭素数10以下の高級アルコールは、安定性の観点から、炭素数10以下の高級アルコールの含有量と成分(B)の含有量との質量比(炭素数10以下の高級アルコール/(B))が、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.01以下であり、さらに好ましくは0.005以下であり、或いは本発明の口腔用組成物は、炭素数10以下の高級アルコールを含有しないことがよりさらに好ましい。
また、炭素数24以上の高級アルコールは、安定性の観点から、炭素数24以上の高級アルコールの含有量と成分(B)の含有量との質量比(炭素数24以上の高級アルコール/(B))が、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.01以下であり、さらに好ましくは0.005以下であり、或いは本発明の口腔用組成物は、炭素数24以上の高級アルコールを含有しないことがよりさらに好ましい。
成分(B)の含有量は、良好にα−ゲルを形成させる観点から、本発明の口腔用組成物中に、4質量%以上であって、好ましくは6質量%以上であり、より好ましくは8質量%以上であり、さらに好ましくは10質量%以上である。また、成分(B)の含有量は、適度な粘度とする観点、及び組成物中における各成分の分散性を確保する等の観点から、本発明の口腔用組成物中に、30質量%以下であって、好ましくは25質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下であり、さらに好ましくは18質量%以下である。そして、成分(B)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、4質量%以上30質量%以下であって、好ましくは6〜25質量%であり、より好ましくは8〜20質量%であり、さらに好ましくは10〜18質量%である。
成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((A)/(B))は、成分(A)の薬理作用を確保しつつ、形成されるα−ゲルによって成分(A)を良好に包埋させる観点から、好ましくは0.002以上であり、より好ましくは0.004以上であり、より好ましくは0.005以上である。また、成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((A)/(B))は、各成分の分散性を確保しつつ、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を高める観点から、好ましくは0.2以下あり、より好ましくは0.15以下であり、さらに好ましくは0.1以下である。
成分(A)としてグリチルレチン酸を含む場合、グリチルレチン酸の含有量と成分(B)の含有量との質量比(グリチルレチン酸/(B))は、好ましくは0.001以上であり、より好ましくは0.002以上であり、さらに好ましくは0.003以上である。また、グリチルレチン酸の含有量と成分(B)の含有量との質量比(グリチルレチン酸/(B))は、好ましくは0.1以下であり、より好ましくは0.05以下であり、さらに好ましくは0.01以下である。
そして、成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((A)/(B))は、好ましくは0.002〜0.2あり、より好ましくは0.004〜0.15であり、さらに好ましくは0.005〜0.1である。成分(A)としてグリチルレチン酸を含む場合、グリチルレチン酸の含有量と成分(B)の含有量との質量比(グリチルレチン酸/(B))は、好ましくは0.001〜0.1であり、より好ましくは0.002〜0.05であり、さらに好ましくは0.003〜0.01である。
本発明の口腔用組成物は、成分(C)として、ノニオン界面活性剤を0.1質量%以上10質量%以下含有する。このように、成分(C)のノニオン界面活性剤を特定の含有量で用いることにより、上記成分(A)の安定性を確保しつつ、さらに成分(B)とともにα−ゲルを形成して成分(A)を良好に包埋し、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高めることができる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトステロール及びフィトスタノール、ポリオキシエチレンラノリン及びラノリンアルコール、ポリオキシエチレンアルキルアミン及び脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル及び脂肪酸エタノールアミドなどが挙げられる。
これらのうち、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能の観点から、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましく、ソルビタン脂肪酸エステル、及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、ソルビタン脂肪酸エステル、及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを併用することがさらに好ましい。
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能の観点から、好ましくは炭素数10以上の脂肪酸由来のものであり、より好ましくは炭素数12以上の脂肪酸由来のものであり、好ましくは炭素数20以下の脂肪酸由来のものであり、より好ましくは炭素数18以下の脂肪酸由来のものから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。具体的には、例えば、モノカプリン酸ソルビタン、モノウンデシル酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノトリデシル酸ソルビタン、モノミリスチン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、テトラオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、及びトリステアリン酸ソルビタン等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、及びモノステアリン酸ソルビタンから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、モノステアリン酸ソルビタンを用いることがさらに好ましい。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能の観点から、好ましくは炭素数6以上の脂肪酸由来のものであり、より好ましくは炭素数12以上の脂肪酸由来のものであり、好ましくは炭素数22以下の脂肪酸由来のものであり、より好ましくは炭素数20以下の脂肪酸由来のものから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。また、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルにおけるエトキシ基の平均付加モル数は、同様の観点から、好ましくは5〜40モルであり、より好ましくは10〜25モルであり、さらに好ましくは15〜25モルである。
かかるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、例えば、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノミリスチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、優れた起泡性を発揮しつつ低温安定性を高める観点から、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンを用いることがさらに好ましい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油におけるエチレンオキシ基の平均付加モル数は、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着 性能を良好に保持しつつ、組成物の安定性を確保する観点から、好ましくは20〜60モルであり、より好ましくは30〜50モルである。
ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、グリセリンが2〜20個縮合したポリグリセリンに、炭素数8〜24の脂肪酸が1〜4個エステル結合したものが挙げられる。かかるポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸部分としては、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を良好に保持しつつ、組成物の安定性を確保する観点から、炭素数12〜20の脂肪酸由来のものが好ましく、炭素数12〜18の脂肪酸由来のものがより好ましく、炭素数12〜14の脂肪酸由来のものがさらに好ましく、ポリグリセリン脂肪酸エステルは、これらの脂肪酸部分から構成されるモノエステルであることが好ましい。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルにおけるグリセリンの平均縮合度は、同様の観点から、好ましくは2〜20であり、より好ましくは5〜12である。
ショ糖脂肪酸エステルとしては、炭素数6〜20の脂肪酸由来の脂肪酸部分から構成されるショ糖脂肪酸エステルが挙げられる。なかでも、かかるショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸部分としては、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を良好に保持しつつ、組成物の安定性を確保する観点、及び良好な使用感を付与する観点から、炭素数10〜18の脂肪酸由来のものが好ましく、炭素数12〜14の脂肪酸由来のものがより好ましい。
本発明の口腔用組成物は、成分(C)として成分(c1)ソルビタン脂肪酸エステルを含有することが好ましい。成分(c1)を含有することにより、上記成分(A)、成分(B)とともに、ラメラ層が重なり合った構造を有するα−ゲルを形成し、成分(A)を良好に包埋しつつ、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高めることができる。
成分(c1)の含有量は、α−ゲルを形成して成分(A)を良好に包埋し、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であって、より好ましくは0.5質量%以上であり、さらに好ましくは1質量%以上である。また、成分(c1)の含有量は、組成物の安定性を確保する観点、及び適度な粘度や風味とのバランスの観点から、好ましくは8質量%以下であり、より好ましくは6質量%以下であり、さらに好ましくは4質量%以下である。そして、成分(c1)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.1質量%以上8質量%以下であって、より好ましくは0.5〜6質量%であり、さらに好ましくは1〜4質量%である。
本発明の口腔用組成物は、成分(C)として成分(c2)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを含有することが好ましい。成分(c2)を含有することにより、上記成分(A)、成分(B)とともに、ラメラ層が重なり合った構造を有するα−ゲルを形成し、成分(A)を良好に包埋しつつ、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高めることができる。
成分(c2)の含有量は、α−ゲルを形成して成分(A)を良好に包埋し、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.01質量%以上であって、より好ましくは0.05質量%以上であり、さらに好ましくは0.1質量%以上である。また、成分(c2)の含有量は、組成物の安定性を確保する観点、及び適度な粘度や風味とのバランスの観点から、好ましくは3質量%以下であり、より好ましくは2質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下である。そして、成分(c2)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.01質量%以上3質量%以下であって、より好ましくは0.05〜2質量%であり、さらに好ましくは0.1〜1質量%である。
本発明の口腔用組成物は、成分(C)として成分(c1)ソルビタン脂肪酸エステルおよび成分(c2)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを含有することが好ましい。成分(c1)および成分(c2)を併用することにより、上記成分(A)、成分(B)とともに、ラメラ層が重なり合った構造を有するα−ゲルを形成し、成分(A)を良好に包埋しつつ、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高めることができる。
成分(c1)および成分(c2)の合計含有量{(c1)+(c2)}は、α−ゲルを形成して成分(A)を良好に包埋し、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.5質量%以上であって、より好ましくは0.7質量%以上であり、さらに好ましくは0.9質量%以上である。また、成分(c1)および成分(c2)の合計含有量{(c1)+(c2)}は、組成物の安定性を確保する観点、及び適度な粘度や風味とのバランスの観点から、好ましくは11質量%以下であり、より好ましくは9質量%以下であり、さらに好ましくは7質量%以下である。そして、成分(c1)および成分(c2)の合計含有量{(c1)+(c2)}は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.5質量%以上11質量%以下であって、より好ましくは0.7〜9質量%であり、さらに好ましくは0.9〜7質量%である。
成分(c1)および成分(c2)の質量比{(c1)/(c2)}は、α−ゲルを形成して成分(A)を良好に包埋し、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは1以上であって、より好ましくは2以上であり、さらに好ましくは3以上である。また、成分(c1)および成分(c2)の質量比{(c1)/(c2)}は、組成物の安定性を確保する観点、及び適度な粘度や風味とのバランスの観点から、好ましくは20以下であり、より好ましくは15以下であり、さらに好ましくは10以下である。そして、成分(c1)および成分(c2)の質量比{(c1)/(c2)}は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは1以上20以下であって、より好ましくは2〜15であり、さらに好ましくは3〜10である。
成分(C)の含有量は、成分(A)の安定性を確保しつつ、さらに成分(B)とともにα−ゲルを形成して成分(A)を良好に包埋し、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、本発明の口腔用組成物中に、0.2質量%以上であって、好ましくは0.3質量%以上であり、より好ましくは0.4質量%以上であり、さらに好ましくは0.5質量%以上である。また、成分(C)の含有量は、組成物の安定性を確保する観点、及び適度な粘度や風味とのバランスの観点から、本発明の口腔用組成物中に、15質量%以下であって、好ましくは14質量%以下であり、より好ましくは13質量%以下であり、さらに好ましくは12質量%以下である。そして、成分(C)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、0.2質量%以上15質量%以下であって、好ましくは0.3〜14質量%であり、より好ましくは0.4〜13質量%であり、さらに好ましくは0.5〜12質量%である。
本発明の口腔用組成物において、成分(B)の含有量と、成分(C)の含有量との質量比((B)/(C))は、良好にα−ゲルを形成して成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を高める観点から、好ましくは1以上であり、より好ましくは1.2以上であり、さらに好ましくは1.4以上である。また、成分(B)の含有量と、成分(C)の含有量との質量比((B)/(C))は、口腔用組成物としての適度な粘度を保持する観点、安定性の観点から、好ましくは20以下であり、より好ましくは17以下であり、さらに好ましくは15以下である。そして、成分(B)の含有量と、成分(C)の含有量との質量比((B)/(C))は、好ましくは1〜20であり、より好ましくは1.2〜17であり、さらに好ましくは1.4〜15である。
本発明の口腔用組成物において、成分(B)の含有量と成分(c1)および成分(c2)の合計含有量{(c1)+(c2)}との質量比(B)/{(c1)+(c2)}は、良好にα−ゲルを形成して成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を高める観点から、好ましくは1.5以上であり、より好ましくは2以上であり、さらに好ましくは3以上である。また、成分(B)の含有量と成分(c1)および成分(c2)の合計含有量{(c1)+(c2)}との質量比(B)/{(c1)+(c2)}は、口腔用組成物としての適度な粘度を保持する観点、安定性の観点から、好ましくは16以下であり、より好ましくは12以下であり、さらに好ましくは8以下である。そして、成分(B)の含有量と成分(c1)および成分(c2)の合計含有量{(c1)+(c2)}との質量比(B)/{(c1)+(c2)}は、好ましくは1.5〜16であり、より好ましくは2〜12であり、さらに好ましくは3〜8である。
本発明の口腔用組成物は、成分(D)として、平均粒径0.1〜1μmの亜鉛化合物を0.01質量%以上1.5質量%以下含有する。これにより、口臭原因物質である揮発性硫黄化合物の発生を抑制するとともに、タンパク質凝集能により口中を清浄することができ、口臭を防止することができる。
成分(D)の亜鉛化合物としては、酸化亜鉛、クエン酸亜鉛、乳酸亜鉛、チオシアン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛等が挙げられる。これらのうち、酸化亜鉛がより好ましい。
成分(D)は、上記成分(A)〜(C)により形成されたαゲルが崩壊するのを抑制し、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、平均粒径0.1〜1μmであるのが好ましい。粒径がこの範囲の亜鉛化合物は、研磨力を有さないものである。
なお、平均粒径は、下記の方法により求められる。
《亜鉛化合物の平均粒径の求め方》
粉体比表面積測定装置SS−100形(島津社製)を用いて、比表面積を測定する。平均粒径は比表面積より、Kozeny-carmanの式により換算する。なお、式中の記号は、表1に示すものである。
Figure 0006917192
Figure 0006917192
成分(D)の平均粒径は、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、0.1μm以上であって、好ましくは0.15μm以上である。また、成分(D)の平均粒径は、上記成分(A)〜(C)により形成されたαゲルが崩壊するのを抑制し、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、1μm以下であって、好ましくは0.7μm以下である。そして、成分(D)の平均粒径は、0.1μm以上1μm以下であって、好ましくは0.15〜0.7μmである。
成分(D)の含有量は、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、本発明の口腔用組成物中に、0.01質量%以上であって、好ましくは0.015質量%以上であり、より好ましくは0.02質量%以上である。また、成分(D)の含有量は、上記成分(A)〜(C)により形成されたαゲルが崩壊するのを抑制し、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、本発明の口腔用組成物中に、1.5質量%以下であって、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下であり、さらに好ましくは0.1質量%以下である。そして、成分(D)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、0.01質量%以上1.5質量%以下であって、好ましくは0.015〜1質量%であり、より好ましくは0.02〜0.5質量%であり、さらに好ましくは0.02〜0.1質量%である。
本発明の口腔用組成物において、成分(b1)および成分(b2)の合計含有量{(b1)+(b2)}と成分(D)の質量比{(b1)+(b2)}/(D)は、上記成分(A)〜(C)により形成されたαゲルが崩壊するのを抑制し、良好に成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を高める観点から、好ましくは200以上であり、より好ましくは300以上であり、さらに好ましくは350以上である。また、成分(b1)および成分(b2)の合計含有量{(b1)+(b2)}と成分(D)の質量比{(b1)+(b2)}/(D)は、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、好ましくは1000以下であり、より好ましくは800以下であり、さらに好ましくは600以下である。そして、成分(b1)および成分(b2)の合計含有量{(b1)+(b2)}と成分(D)の質量比{(b1)+(b2)}/(D)は、好ましくは200〜1000であり、より好ましくは300〜800であり、さらに好ましくは350〜600である。
本発明の口腔用組成物において、成分(C)の含有量と成分(D)の質量比(C)/(D)は、上記成分(A)〜(C)により形成されたαゲルが崩壊するのを抑制し、良好に成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を高める観点から、好ましくは10以上であり、より好ましくは30以上であり、さらに好ましくは50以上である。また、成分(C)の含有量と成分(D)の質量比(C)/(D)は、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、好ましくは500以下であり、より好ましくは400以下であり、さらに好ましくは300以下である。そして、成分(C)の含有量と成分(D)の質量比(C)/(D)は、好ましくは10〜500であり、より好ましくは30〜400であり、さらに好ましくは50〜300である。
本発明の口腔用組成物は、成分(E)の水を含有する。本発明における成分(E)の水とは、口腔用組成物に配合した精製水等だけでなく、例えば処方する際に用いる70%ソルビトール液(水溶液)や48%水酸化カリウム液(水溶液)のように、配合した各成分に含まれる水分をも含む、口腔用組成物中に含まれる全水分を意味する。かかる成分(E)の水を含有することにより、口腔用組成物としての適度な粘度や良好な保形性を確保しつつ、形成されるα−ゲルを組成物中で良好に保持しながら各成分を良好に分散又は溶解させ、良好な使用感と成分(A)の歯茎は口腔内粘膜への吸着性を向上することができる。
成分(E)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは30質量%以上であり、より好ましくは40質量%以上であり、さらに好ましくは50質量%以上であり、より好ましくは55質量%以上であり、好ましくは95質量%以下であり、より好ましくは92質量%以下である。そして、成分(E)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは30〜95質量%であり、より好ましくは40〜92質量%であり、さらに好ましくは50〜92質量%であり、よりさらに好ましくは55〜92質量%である。
なお、本発明の口腔用組成物の成分(E)の含有量、すなわち水分量は、配合した水分量及び配合した成分中の水分量から計算によって算出することもできるが、例えばカールフィッシャー水分計で測定することができる。カールフィッシャー水分計としては、例えば、微量水分測定装置(平沼産業)を用いることができる。この装置では、口腔用組成物を5gとり、無水メタノール25gにより懸濁させ、この懸濁液0.02gを分取して水分量を測定することができる。
本発明の口腔用組成物は、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点から、さらに、(F)アニオン界面活性剤を含有することができる。
成分(F)のアニオン界面活性剤としては、(f1)炭素数12以上22以下の脂肪酸又はその塩が好ましい。
(f1)炭素数12以上22以下の脂肪酸又はその塩は、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能の観点、及び良好な香味を確保する観点から、炭素数12以上であって、好ましくは炭素数14以上であり、より好ましくは16以上であり、炭素数22以下であって、好ましくは炭素数20以下であり、より好ましくは18以下である。また、成分(f1)を構成する脂肪酸は、直鎖であってもよく分岐鎖であってもよいが、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能の観点から、直鎖であるのが好ましい。成分(f1)として、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、パルミチン酸、ステアリン酸、及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、少なくともステアリン酸又はその塩を含有することがさらに好ましい。また、成分(f1)を構成する塩としては、ナトリウム及びカリウムから選ばれるアルカリ金属;アルギニン等の塩基性アミノ酸;モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム等のアルカノールアンモニウム;アンモニウム等が挙げられる。なかでも、安定性の観点から、ナトリウム及びカリウムから選ばれるアルカリ金属が好ましい。
成分(f1)の含有量は、成分(A)の安定性を確保しつつ、さらに成分(B)とともにα−ゲルを形成して成分(A)を良好に包埋し、歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を効果的に高める観点、適度な粘度を付与する観点から、本発明の口腔用組成物中に、脂肪酸換算量で、好ましくは0.05質量%以上であり、より好ましくは0.3質量%以上であり、さらに好ましくは0.5質量%以上である。また、成分(f1)の含有量は、組成物の安定性を確保する観点、適度な粘度、風味とのバランスの観点、口腔内粘膜への為害性を低減する観点から、本発明の口腔用組成物中に、脂肪酸換算量で、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは4.5質量%以下であり、さらに好ましくは4質量%以下であり、よりさらに好ましくは3.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは3質量%以下である。
また、成分(F)のアニオン界面活性剤としては、(f2)のアルキル硫酸塩、アシルメチルタウリン塩、及びアシルサルコシン塩から選ばれる1種又は2種以上を用いることもできる。
(f2)のアニオン界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩;N-ラウロイルサルコシン、N−ミリストイルサルコシン、N−パルミトイルサルコシン、N−ステアロイルサルコシン、N−イソステアロイルサルコシン、N−オレオイルサルコシン等のアシルサルコシンのナトリウム塩又はカリウム塩;カプリルメチルタウリン、ラウリルメチルタウリン、ミリスチルメチルタウリン、パルミチルメチルタウリン、ステアリルメチルタウリン等のアシルメチルタウリンのナトリウム塩又はカリウム塩から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、ラウリル硫酸ナトリウム、N-ラウロイルサルコシン塩、N−ミリストイルサルコシン塩、ラウリルメチルタウリン塩、及びミリスチルメチルタウリン塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、ラウリル硫酸ナトリウムがより好ましい。
成分(f2)の含有量は、歯茎や口腔内粘膜への為害性、及び風味の観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは2質量%以下であり、より好ましくは1.5質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.7質量%以下である。
本発明の口腔用組成物は、口腔内粘膜への為害性を防止する観点から、カチオン性殺菌剤以外のカチオン性界面活性剤の含有を制限するのが好ましい。かかるカチオン性殺菌剤以外のカチオン性界面活性剤の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.1質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以下であり、さらに好ましくは0.01質量%以下であり、或いは本発明の口腔用組成物は、カチオン性殺菌剤以外のカチオン性界面活性剤を含有しないのが好ましい。なお、カチオン性殺菌剤としては、第4級アンモニウム化合物、及びビグアニド化合物から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。第4級アンモニウム化合物としては、例えば、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム等が挙げられる。ビグアニド化合物としては、クロルヘキシジン及びその塩が挙げられ、かかる塩としては、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジンが挙げられる。
本発明の口腔用組成物において、上記成分(A)、成分(B)及び香料以外の油剤(G)の含有量と、成分(B)の含有量との質量比((G)/(B))は、1未満である。本発明の口腔用組成物中において、成分(B)の含有量に対し、かかる油剤(G)の含有量を制限することにより、口腔用組成物に配合できる限られた界面活性剤の範囲での組成物の安定性を向上し、上記成分(A)〜(C)によるα−ゲルの形成が阻害されるのを有効に抑制することができ、また風味を良好なものとすることができる。かかる成分(G)としては、例えば、流動パラフィン、ワセリン、ミネラルオイル、軽質流動パラフィン、パラフィンワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、ミツロウ、スクワラン、スクワレン等の炭化水素油;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸プロピル、セバシン酸ジエチル、グリセリン脂肪酸エステル等のエステル油;トリグリセライド及びこれを含むオリーブ油、ナタネ油、シア脂、米糠油の植物油;シリコーン油;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル等の防腐剤;油溶性殺菌剤等が挙げられる。
成分(G)の含有量と、成分(B)の含有量との質量比((G)/(B))は、1未満であって、好ましくは0.5以下であり、さらに好ましくは0.3以下である。
また、成分(G)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは2質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.5質量%以下である。なお、成分(G)が25℃で液体の油剤である場合には、かかる成分(G)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下であり、さらに好ましくは2質量%以下である。
本発明の口腔用組成物は、多価金属を含む研磨剤(H)(研磨性粉体)の含有量が5質量%以下であるのが好ましい。これにより、上記成分(A)〜(C)により形成されたα−ゲルが崩壊するのを抑制することができる。
多価金属としては、例えばアルミニウム、カルシウム、ジルコニウム、鉄、銅、亜鉛、マンガンが挙げられ、これらを含む成分(H)としては、炭酸カルシウム等の水不溶性カルシウム化合物、リン酸水素カルシウム、不溶性メタリン酸カリウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛等が挙げられる。
成分(H)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下であり、或いは不可避的に混入する場合を除き、本発明の口腔用組成物は成分(H)を含有しないのが好ましい。
また、本発明の口腔用組成物は、同様の観点から、ストロンチウム、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、ジルコニウム、鉄、銅、亜鉛、及びマンガンから選ばれる多価金属の含有量が、金属原子換算量で、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは2質量%以下であり、より好ましくは1質量%以下であり、さらに好ましくは0.5質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.1質量%以下である。
本発明の口腔用組成物は、形成されるα−ゲルによる口腔用組成物としての適度な粘度や保形性を維持し、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への優れた吸着性能を確保する観点から、セルロース系粘結剤の含有を制限するのが好ましい。セルロース系粘結剤としては、具体的には、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシアルキルセルロース(例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキプロピルセルロース)が挙げられる。かかるセルロース系粘結剤の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.3質量%以下であり、より好ましくは0.25質量%以下であり、さらに好ましくは0.2質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.1質量%以下であり、或いは不可避的に混入する場合を除き、本発明の口腔用組成物は、セルロース系粘結剤を含有しないことが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、セルロース系粘結剤以外の粘結剤を含有することができる。セルロース系粘結剤以外の粘結剤としては、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ペクチン、寒天、トラガントガム、アラビアガム、グアーガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、ジェラガム、タマリドガム、及びサイリウムシードガム等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられ、カラギーナン、キサンタンガムから選ばれる1種又は2種の粘結剤が好ましい。これらのセルロース系粘結剤以外の粘結剤の含有量は、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への吸着性を向上する観点から、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.3質量%以下である。
本発明の口腔用組成物は、粘結剤による粘弾性を増強する観点から、さらに増粘剤を含有することが好ましい。増粘剤としては、吸油量が180〜350mL/100gの増粘性シリカ、及び脂肪酸デキストリンから選ばれる1種又は2種が好ましい。かかる増粘性シリカの含有量は、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への吸着性を向上する観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下である。また脂肪酸デキストリンの含有量は、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への吸着性を向上する観点、風味とのバランスの観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは3質量%以下であり、より好ましくは1.5質量%以下である。なお、脂肪酸デキストリンとしては、パルミチン酸デキストリンが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、吸油量が50〜150mL/100gの研磨性シリカを含有することができる。なお、研磨性シリカは、前述の多価金属を含む研磨剤(研磨性紛体)以外の研磨剤である。研磨性シリカの含有量は、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への吸着性を向上する観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは7質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、さらに好ましくは3質量%以下であり、よりさらに好ましくは2質量%以下であり、よりさらに好ましくは1質量%以下であり、或いは本発明の口腔用組成物は、吸油量が50〜150mL/100gの研磨性シリカを含有しないものであってもよい。
なお、吸油量とは、シリカが担持できる油量を示したものであり、測定方法はJIS K5101−13−2(2004年制定)の方法により、吸収される煮あまに油の量により特定される値を意味する。
本発明の口腔用組成物は、上記成分(A)〜(C)により形成されたα−ゲルが崩壊するのを有効に抑制して、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への優れた吸着性能を保持する観点、適度な粘度を確保する観点、及び刺激の抑制の観点から、エタノールの含有を制限するのが好ましい。具体的には、エタノールの含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは8質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、さらに好ましくは2質量%以下であり、或いは本発明の口腔用組成物は、エタノールを含有しないのが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、風味の観点から、さらに糖アルコールを含有することが好ましい。かかる糖アルコールの含有量は、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への吸着性能を向上させる観点から、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下であり、さらに好ましくは15質量%以下であり、風味の観点から、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは2質量%以上であり、さらに好ましくは5質量%以上である。かかる糖アルコールとしては、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、還元パラチノース、及びマンニトールから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、水への溶解性が高く、組成物をなめらかな感触にする観点から、ソルビトール、及びキシリトールから選ばれる1種又は2種がより好ましく、糖アルコールとして、少なくともソルビトールを含有することが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記成分以外に、多価アルコール、甘味剤、湿潤剤、保存料、フッ化物、酵素、色素等を含有させることができる。
本発明の口腔用組成物は、成分(A)の歯茎や口腔内粘膜への吸着性能を良好に保持しつつ、組成物の安定性を確保する観点から、25℃におけるpHが7.0〜12.0であり、好ましくはpH7.5〜11.0であり、より好ましくはpH8.0〜10.0である。
pHは、本発明の口腔用組成物10gに、新たに煮沸し冷却した水90mLを加え、よく振り混ぜた液のpHをpH/ION METER F53(HORIBA社製)で測定した値である。
本発明の口腔用組成物の20℃における粘度は、適度な粘度を保持して、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への優れた吸着性能を発揮させる観点、及び良好な保形性や使用感を確保する観点から、好ましくは5000dPa・s以下であり、より好ましくは4000dPa・s以下であり、さらに好ましくは3800dPa・s以下であり、好ましくは300dPa・s以上であり、より好ましくは400dPa・s以上であり、さらに好ましくは500dPa・s以上であり、よりさらに好ましくは700dPa・s以上である。そして、本発明の口腔用組成物の20℃における粘度は、好ましくは5000dPa・s以下であり、より好ましくは300〜5000dPa・sであり、さらに好ましくは400〜4000dPa・sであり、よりさらに好ましくは500〜3500dPa・sであり、よりさらに好ましくは700〜3500da・sである。
粘度は、粘度測定用の容器に詰め、20℃の恒温器で24時間保存した後、ヘリパス型粘度計(VISCOMETER TVB−10 東機産業)を用いて、ロータT−C、回転数2.5rpm、1分間の条件で測定される。
本発明の口腔用組成物の形態としては、練歯磨剤、塗布剤、含嗽剤、液状歯磨剤等が挙げられる。なかでも、本発明の口腔用組成物を歯茎又は口腔内粘膜へ十分に行き渡らせ、成分(A)を効果的に吸着させる観点から、液状歯磨剤、練歯磨剤であるのが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、好ましくは口腔内に適用し、適用後に水を口腔内に含み嗽して用いる。適用後に水を口腔内に含嗽しても、歯茎又は口腔内粘膜に成分(A)を効果的に吸着させることができる。口腔内への適用方法は、塗布、歯ブラシによるブラッシング、又は含嗽のいずれであってもよく、塗布又は歯ブラシによるブラッシングが好ましい。
本発明の口腔用組成物の製造方法は、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への吸着性能を有効に高める観点から、成分(B)の融点以上90℃以下の温度で、成分(A)〜成分(C)を混合した後、成分(E)を添加及び混合し、さらに、成分(D)を添加及び混合する工程を備えるのが好ましい。成分(A)〜成分(C)を混合する際の温度は、成分(B)の融点以上90℃以下の温度であればよく、より好ましくは成分(B)の融点以上85℃以下の温度であり、さらに好ましくは80℃以上85℃以下の温度である。また、成分(A)〜成分(C)の混合順序は特に制限されない。成分(B)の融点以上の温度としては、好ましくは65℃以上であり、より好ましくは75℃以上であり、さらに好ましくは80℃以上である。得られた組成物を室温まで冷後、成分(D)を添加して混合することにより、本発明の口腔用組成物を得ることができる。
本発明の口腔用組成物は、成分(A)を歯茎又は口腔内粘膜へ効果的に吸着させることができることから、成分(A)の歯茎又は口腔内粘膜への吸着促進剤としても非常に有用である。
実施例1〜2、比較例1〜3
表3及び表4に示す処方にしたがい、各口腔用組成物を製造した。
具体的には、成分(A)、成分(B)及び成分(C)を80℃(80〜82℃)に加温して混合し、約10分間撹拌した。次いで、成分(E)を添加して混合した後、その他の成分を添加して10分間混合した。室温まで冷後、成分(D)を添加して混合することにより、口腔用組成物を得た。
得られた各口腔用組成物を用い、下記方法にしたがってpH及びβ−グリチルレチン酸の吸着量を測定し、β−グリチルレチン酸の吸着の上昇率を求め、味を評価し、α−ゲルの形成の観察を行った。
結果を表2に示す。
(1)pHの測定:
各口腔用組成物10gに、新たに煮沸し冷却した水90mLを加え、よく振り混ぜた液について、25℃のpHをpH/ION METER F53(HORIBA社製)で測定した。
(2)β−グリチルレチン酸の吸着の上昇率:
各口腔用組成物と、成分(D)を含有しない以外は同じ組成(差分は水分)の口腔用組成物を製造した。
調製してから24時間室温(25℃)で保存後の各口腔用組成物(成分(D)配合、成分(D)未配合とも)2.0gを、豚下顎臼歯部舌側角化歯肉に塗布し、3分間接触させてから、精製水を含浸させた歯科用綿花で3回清拭後、精製水5mLで5回洗浄した。その後、塗布部歯肉を直径6mmの生検トレパンで採取した。採取した歯肉片はメタノール1mLに浸漬し、90分間超音波(SIBATA)にてβ−グリチルレチン酸を抽出した。メタノール中のβ−グリチルレチン酸の量は液体高速クロマトグラフィー(LC/MS/MS)を用いて下記の条件によりにて測定した。
得られたβ−グリチルレチン酸の吸着量から、吸着の上昇率(成分(D)配合の口腔用組成物の吸着量/成分(D)未配合の口腔用組成物の吸着量)を求めた。
(HPLC測定条件)
装置:
MS:AB sciex Triple Quad4500
HPLC:Shimazu Nexcera
溶離液:(表2)
カラム:Capcell core C182.7μm 2.1*50
MS/MS(469.2/425.4)検出
流量、温度:0.5mL/min、40℃
注入量:5μL
Figure 0006917192
(3)味:
専門パネラーにより、各口腔用組成物約1gを歯ブラシにとり、3分間歯磨きを行った際の金属味について、金属味を全く感じない場合を「○」、金属味を感じる場合を「×」として判定した。
(4)α−ゲルの形成の観察:
得られた各口腔用組成物を用い、広角X線回折によりα−ゲルが形成されているか否かを確認した。具体的には、広角X線回折においてBragg角=21〜22°付近に鋭い1本の回折ピークが現れるか否かにより、α−ゲルの形成の有無を判断した。
具体的には、Bragg角=21〜23°付近に鋭い1本の回折ピークが認められ、α−ゲル構造が形成されてなる組成物であることが確認された場合を「○」と評価し、かかるピークが確認されなかった場合を「×」と評価した。
Figure 0006917192
Figure 0006917192

Claims (6)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
    (A)グリチルレチン酸、トコフェロール、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール及びニコチン酸トコフェロールから選ばれる1種又は2種以上の油溶性薬効成分 0.01質量%以上1.5質量%以下、
    (B)セタノール(b1)、及びステアリルアルコール(b2)を含む炭素数12以上22以下の高級アルコール 4質量%以上30質量%以下、
    (C)ノニオン界面活性剤 0.1質量%以上10質量%以下、
    (D)平均粒径0.1〜1μmの亜鉛化合物 0.01質量%以上1.5質量%以下、
    (E)水
    を含有し、25℃におけるpHが7.0〜12.0である口腔用組成物。
  2. 成分(B)の含有量と、成分(C)の含有量との質量比((B)/(C))が、1〜20である請求項1記載の口腔用組成物。
  3. 成分(C)が、ソルビタン脂肪酸エステル(c1)、及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(c2)から選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  4. 成分(A)、(B)及び香料以外の油剤(G)の含有量と、成分(B)の含有量との質量比((G)/(B))が、1未満である請求項1〜3に記載の口腔用組成物。
  5. 成分(b1)および成分(b2)の合計含有量{(b1)+(b2)}と、成分(D)の質量比{(b1)+(b2)}/(D)が、200〜1000である請求項1〜4に記載の口腔用組成物。
  6. 多価金属を含む研磨性粉体(H)の含有量が、5質量%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
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