JP6916584B2 - プラント情報管理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、プラントで製造される製品に関する製品情報および製品のプロセス制御等の制御に関する制御情報を管理し、これらの情報の効率的な検索を可能にするプラント情報管理装置に関する。
鉄鋼プラントや製紙プラント、石油化学プラント、その他の各種プラントでは、プロセス制御などで利用される各種データを収集し、蓄積し、収集等された各種データにもとづいてプロセス条件の調整、製品の品質管理、プラント障害や製品欠陥発生時の要因分析等に活用している。
たとえば、下記特許文献1には、帳票データやプロセス制御などで利用されるトレンドデータを定周期で収集し保存する機能を有する定周期データ収集・保存システムに関して記載されている。
特開平10−320040号公報
文献1に開示されたシステムは、プロセス制御に関する制御情報のうちトレンドデータ等の時系列データを定周期に収集し、保存することが記載されている。しかし、このシステムでは、製品実績データや製品諸元情報等、製品に紐づくデータは保存されていない。そのため、製造した製品ごとの製品実績データ等とトレンドデータとの関連を調査して、製品の品質管理等に役立てることができない。
一般に、製造ラインを制御、管理するコンピュータシステムでは、製造する製品ごとに識別する製品IDをもたせている。そして、製品IDに製品の諸元データや製品実績データ等を紐づけして管理している。
工程中で収集されたトレンドデータ等のデータ量は膨大であり、製品IDごとにトレンドデータを紐づけて保存、管理することは、莫大な記憶容量を要する。このようなデータを記憶することができたとしても、所望の条件でデータの検索をするには多大な時間を要してしまう。
本発明の実施形態は、上記のような問題を解決するためになされたもので、製品IDに紐づけられた製品データと、時系列の制御データとを収集、保存し、保存したデータの検索を効率よく行うことができるプラント情報管理装置を提供することを目的とする。
実施形態に係るプラント情報管理装置は、プラントで製造される製品を識別する製品識別番号と前記製品識別番号に紐づけられ前記製品識別番号の製品が第1工程を通過した第1時刻とを含み、プロセス計算機によって管理され、前記製品の諸元データを含む製品データを収集し、プロセスコントローラによって管理され、時系列に紐づけられた、前記製品の複数の制御データを収集するデータ収集手段と、前記製品データおよび前記複数の制御データを蓄積するデータ蓄積手段と、前記複数の制御データから1つの制御データを選択し、前記1つの制御データに紐づいている前記時系列の中に前記第1時刻が含まれることを検出することによって、前記製品識別番号を前記1つの制御データに紐づけるデータ検索手段と、を備える。前記データ収集手段は、汎用の通信ネットワークである情報LANを介して前記プロセス計算機に接続して前記製品データを収集する。前記データ収集手段は、高速、定周期かつリアルタイムでデータの確実な伝送を可能とする通信ネットワークである制御LANを介して前記プロセスコントローラに接続して前記制御データを収集する。
本実施形態では、製品データを収集して、製品識別番号に、第1工程を通過した第1時刻を紐づけするので、大量の制御データの収集時に製品識別番号に紐づけしてデータを大容量化することなく保存し、保存したデータの検索を効率よく行うことができる。
実施形態に係るプラント情報管理装置を例示するブロック図である。 鉄鋼プラントの圧延工程を例示する模式図である。 圧延エリア定義情報テーブルを例示する表である。 材料IDごとに取得された各エリアへの投入時刻のデータの例である。 検索シンボルおよびエリアを設定した検索ファイルの例である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図1は、本実施形態に係るプラント情報管理装置を例示するブロック図である。
図1には、プラント情報管理装置8が用いられるプラント1の全体の構成が模式的に示されている。プラントとは、工業製品を製造する製造ライン等を含む工場の生産設備全般を指す。プラントには、鉄鋼等の金属製品を製造する金属材料プラントや、紙やパルプ等の製品を製造する製紙プラント、石油原料等の化学原料、材料を加工、精製等する石油化学プラント、食品や医薬品を製造する各種プラント等が含まれる。鉄鋼製品を製造する鉄鋼プラントの場合には、熱間圧延ラインや冷間圧延ライン、線材や条鋼の加工ライン等各種製造ラインを含む。以下では、一例として、プラント1は鉄鋼プラントであり、鉄鋼プラントのうち熱間圧延ラインの場合について具体例を挙げて説明するが、実施形態は他のプラントにも適用することが可能である。
図1に示すように、プラント1は、プロセス計算機2と、プロセスコントローラ3と、電動機4aと、駆動装置4bと、プロセスセンサ5と、情報LAN6と、制御LAN7と、プラント情報管理装置8と、を含む。プラント情報管理装置8は、情報LAN6を介して、プロセス計算機2に接続される。プラント情報管理装置8は、制御LAN7を介して、プロセスコントローラ3に接続される。プロセスコントローラ3、電動機4a、駆動装置4b、およびプロセスセンサ5は、制御LAN7を介して接続される。
プラント情報管理装置8は、情報LAN6およびプロセス計算機2を介して、プラント1を流れる製造対象となる鉄鋼製品に関する製品情報を収集する。プラント情報管理装置8は、制御LAN7およびプロセスコントローラ3を介して、鉄鋼製品に対するライン中の制御に関する制御情報を収集する。プラント情報管理装置8は、収集したこれらの情報をたとえば一旦蓄積する。
情報LAN6および制御LAN7には、オペレータ操作端末13が接続される。オペレータ操作端末13は、たとえばHMIソフトウェアが導入されたコンピュータ端末である。HMIソフトウェアは、コンピュータ端末の画面上で、制御LAN7上に接続されているプロセスコントローラ3等の設定や操作等を行うマンマシンインタフェースのためのソフトウェアである。
プラント情報管理装置8は、オペレータ操作端末13を介して操作される。オペレータ(ユーザ)は、オペレータ操作端末13を操作する。ユーザは、オペレータ操作端末13のHMIソフトウェア等を用いて、プラント情報管理装置8に接続し、プラント情報管理装置8に蓄積された製品情報および制御情報にもとづいて、所望のデータを抽出する。
プラント1のシステムでは、他に情報LAN6や制御LAN7に接続することができる他の通信ネットワークや他の情報端末を含んでもよい。たとえば、ユーザは、プラント情報管理装置8に対して検索条件を設定し、所望のデータを抽出し、抽出したデータをあらかじめ設定された端末等に送信し、出力することができる。たとえばユーザは、データの送信先や出力先を検索条件とともに設定することもできる。
まず、プラント1の構成について説明する。
プロセス計算機2は、プラント1で製造する鉄鋼製品(以下、単に製品ともよぶ)に関する情報を有している。製品に関する情報は、たとえば製品の識別コードや製品識別番号(以下、材料IDとよぶ)や、その材料IDに紐づけられた製品データが含まれる。
製品データは、その製品に関する各種データをまとめたものであり、プラント1の熱間圧延ラインにおいて製品が製造されるたびに出力される。この製品データには、たとえば、圧延開始日時や圧延終了日時といった時刻情報、製品に含まれている化学成分やその比率、製品の寸法や形状といった品質情報、圧延中の製品の温度や形状、寸法といった圧延情報が含まれている。また、製品データには、製品の目標板厚や目標板幅といった初期入力情報、圧延荷重設定値や圧延速度設定値といった、各設備に対する設定情報、製品の実績板厚や実績板幅といった実績情報等も含まれる。これらは、プロセス計算機2にデータベースとして格納される。
情報LAN6は、汎用の通信ネットワークである。プラント情報管理装置8は、情報LAN6を介してプロセス計算機2のデータベースから、材料IDおよびこれに紐づけられた製品の諸元データ(製品の化学成分や製品の形状等)等を含む製品データを収集する。
プロセスコントローラ3は、プラント1の各設備に対する制御機能を有している。即ち、プロセスコントローラ3は、プロセス計算機2から製品を製造するための指令を受信すると、その受信データにもとづいて製造のためのスケジューリングを行い、各設備の動作を具体的に決定する。
プロセスコントローラ3は、制御LAN7を介して、電動機4aや駆動装置4b等の設備に接続されている。制御LAN7で取り扱う制御データには、たとえば、電動機4aの駆動装置4bの設定情報や実績情報、圧延ライン上に設置されている計測機器からの実績情報(計測値)等が含まれる。
プロセスコントローラ3は、たとえばプログラマブルコントローラである。プロセスコントローラ3は、あらかじめ作成されたプログラムにしたがって、プロセスセンサ5から物理情報を取得して、各種設備の動作を制御する。
なお、プロセスコントローラ3によって制御される設備は、電動機4aおよびその駆動装置4bに限らず各種アクチュエータ等が含まれる。
プロセスコントローラ3は、電動機4a、駆動装置4bおよびプロセスセンサ5と、制御LAN7によって相互にデータをやり取りする。プロセスコントローラ3は、制御LAN7を介して、プロセス計算機2に接続される。
制御LAN7は、ノード間で共有されるデータエリアを提供するプロセス制御用ネットワークである。制御LAN7は、たとえば、高速データ領域では2[ms]周期でのデータ伝送を可能とする。プロセスコントローラ3の制御出力や電動機4aおよび駆動装置4bの制御データ、プロセスセンサ5の測定出力値は制御LAN7の共有データエリアにリアルタイムで出力される。
プラント情報管理装置8は、たとえば伝送周期に合わせて共有データエリアのデータすべてを収集する。
プラント情報管理装置8の構成について説明する。
プラント情報管理装置8は、データ収集手段9と、データ蓄積手段10と、データ検索手段11と、画面表示手段12と、データ送信手段16と、を備える。
データ収集手段9は、情報LAN6および制御LAN7の双方に接続するための通信インタフェースをそれぞれ含む。データ収集手段9は、データ蓄積手段10に接続するための通信インタフェースを含む。
データ収集手段9は、情報LAN6に接続する通信インタフェースを介してプロセス計算機2から材料IDおよびこれに紐づけられた製品データ(以下、製品データ等ともいう)を受信する。より具体的には、プロセス計算機2から製品データ等が送信されると、その製品データ等をデータ受信部(図示せず)によって受信する。データ収集手段9は、製品データ等を受信すると、データ変換処理部(図示せず)により、その受信した製品データ等をデータ蓄積手段10に格納できるデータ形式に変換する。そして、データ収集手段9は、上記各処理を施した後、通信インタフェースを介して、データ送信部からデータ蓄積手段10に製品データ等を送信し、データ蓄積手段10に製品データ等を格納する。
データ収集手段9は、制御LAN7に接続する通信インタフェースを介して、制御LAN7の共有データエリアから制御データを受信する。より具体的には、データ収集手段9は、共有データエリアから制御データが送信されると、その制御データをデータ受信部(図示せず)によって受信する。データ収集手段9は、制御データを受信すると、データ変換処理部(図示せず)により、その受信した制御データをデータ蓄積手段10に格納できるデータ形式に変換する。データ収集手段9は、収集したデータに現在の時刻を付加する。データ収集手段9は、上記各処理を施すと、データ送信部から制御データを通信インタフェースを介してデータ蓄積手段10に送信し、データ蓄積手段10に時刻とともに制御データを格納させる。
データ蓄積手段10は、データベース10a,10bを格納する。データベース10aは、データ収集手段9によって収集された製品データ等を含んでいる。製品データ等は、材料IDに紐づけられたイベントデータ、製品の諸元データ、および実績データ等を含む。
データベース10bは、データ収集手段9によって収集された制御データを含んでいる。制御データは、各設備の設定情報のデータ、プロセスセンサ5からの計測値のデータがデータごとに時系列データとして格納されている。制御データは、たとえば圧延材の厚さのデータである。圧延材の厚さのデータは、データの収集時刻をデータ取得の時刻として紐づけられる。圧延材の幅のデータ等他の制御データについても、データが収集された時刻をデータの取得時刻として紐づけられる。
データ蓄積手段10は、これらのデータを一定期間蓄積する。データ蓄積手段10に必要な蓄積データ容量はプラントデータ項目数および収集周期と蓄積する期間によって決まる。蓄積する期間は、後述の類似操業データを確保するため、この例では、3ヶ月から半年程度は必要となる。
データ蓄積手段10は、製品データおよび制御データの他、所定の圧延エリア定義情報テーブル10cを含んでいる。圧延エリア定義情報テーブル10cについて、以下説明する。
図2は、鉄鋼プラントの圧延工程を例示する模式図である。
図3は、圧延エリア定義情報テーブルを例示する図である。
図2および図3に示すように、プラント1の熱間圧延ラインは、複数の工程を含む。複数の工程は、この例では、エリアA〜エリアFである。この例の熱間圧延ラインは、1つまたは複数の加熱炉20と、粗圧延機21と、仕上圧延機22と、ランアウトテーブル(ROT)23と、巻取機24と、コイルコンベア25と、を含む。
加熱炉20から抽出されたスラブ30は、粗圧延機21による粗圧延工程に投入される。粗圧延を終えた圧延材は、仕上圧延機22による仕上圧延工程に投入される。仕上圧延された圧延材は、ROT23において冷却工程に投入される。ROT23を経た圧延材は、巻取機24によりコイルとして巻き取られる。巻き取られたコイルは、結束や秤量などの後、コイルコンベア25によって下流工程へと搬送される。
各エリアには、少なくとも1つのセンサが設置されている。本実施形態では、各エリアへの製品の入力もしくは出力、または、入出力の両方を検出するセンサが定義されている。たとえば、スラブ30が加熱炉20から粗圧延機21に投入され粗圧延されるまでのエリアAでは、粗圧延機21の入側(上流側)に設置された板厚計が圧延エリア定義情報テーブル10cのためのセンサとして登録されている。この板厚計が出力する板厚データを計測することによって、エリアAへの製品の進入時刻が判定される。
粗圧延機21と仕上圧延機22との間のエリアBでは、粗圧延機21の下流側に設置された板厚計が圧延エリア定義情報テーブル10cのためのセンサとして登録されている。
エリアC〜エリアFについても、同様に少なくとも1つのセンサが圧延エリア定義情報テーブル10cのためのセンサとして登録されている。
図4は、材料IDごとに取得された各エリアへの投入時刻のデータの例である。
図4に示すように、材料IDには、各エリアに入力する時刻(入時刻)が紐づけられて、データベース10aに逐次格納される。この例では、たとえば材料ID“AAAAA”の製品は、エリアA〜エリアEの各エリアへの入時刻が紐づけられており、材料ID“BBBBB”の製品もエリアA〜エリアEへのそれぞれの入時刻が紐づけられている。材料ID“AAAAA”、“BBBBB”は異なる製品のため、それぞれに紐づけられている同一エリアの入時刻は、ほとんどの場合で異なる時刻である。図示しないが、データベース10aには、材料IDに製品諸元データ等他の製品データも紐づけられて格納される。
データベース10aに、上述の時刻データを、材料IDに紐づけて格納する手順について説明する。
製品が圧延エリア定義情報テーブル10cに定義された各エリアを通過すると、その通過時刻を、対応する製品の製品データに記録する。たとえば、仕上圧延実績に板厚計からの計測値(制御データ)が含まれる場合、製品が仕上圧延エリア(エリアB)に進入すると、板厚計の計測値は、0から所定の値に急激に増加する。また製品が仕上圧延エリアを通過し終わると、板厚計の計測値は、上記所定の値から0に急激に減少する。データ収集手段9は、このような制御データの急激な変化等にもとづき、製品が各エリアを通過した時刻(そのエリアへの進入時刻とそのエリアからの退出時刻)を自動的に検出し、入時刻としてデータベース10aに記録する。同様にして、他のエリアの通過時刻を検出し、データベース10aを更新する。これにより各材料IDに、それぞれのエリアを通過した時刻を紐づけてデータベース10aを更新する。
本実施形態のプラント情報管理装置8では、データベース10aが、材料IDに紐づけられた、エリアごとの時刻データを含むことによって、材料IDに関連する制御データを検索する時間を短縮することができる。
データ検索手段11は、ユーザがオペレータ操作端末13から入力された検索条件や出力方法にもとづいて、検索や出力に必要な処理を行う。データ検索手段11は、検索を行う場合には、材料IDに紐づけられた各エリアの時刻のデータを利用することができる。データ収集手段9によって蓄積されたデータベース10bは、時系列データであり、材料IDに紐づいていない。つまり、一定の周期の時刻(たとえば2[ms])の時刻ごとに制御データが紐づいており、したがって制御データは、時系列に紐づけられているといえる。そのためデータ検索手段11は、データベース10aの時刻のデータを用いて、時系列の制御データと材料IDの紐づけを行う。
画面表示手段12は、たとえばデータ検索手段11によって検索条件を設定する場合に、設定すべき検索条件を選択したり、定義したり等する画面表示を提供する。選択画面等は、たとえばGUI(Graphical User Interface)によって提供される。画面表示手段12は、検索された所望のデータを表示することもできる。
データ送信手段16は、たとえばデータ検索手段11によって設定された検索ファイルにしたがって、自動的に設定された検索条件で抽出したデータを、あらかじめ登録した送信先(または出力先)15に送信する。送信される相手は、たとえば情報LAN6に直接または間接に接続されるコンピュータ端末でもよいし、他の通信インタフェースによって接続される出力装置(プリンタやモニタ等)であってもよい。
データ収集手段9、データ検索手段11およびデータ送信手段16は、それぞれ対応するソフトウェアが導入されたコンピュータ端末であってもよく、プラント情報管理装置8は、これらを統合して運用するシステムであってもよい。あるいは、プラント情報管理装置8は、データ収集手段9、データ蓄積手段10、データ検索手段11、画面表示手段12およびデータ送信手段16を含むサーバコンピュータとして運用されてもよい。
プラント情報管理装置8によって収集するデータ量は、プラント1の規模や種類等によって収集するデータ項目数や速度が異なる。そのため、データ収集手段9をサーバコンピュータによって実現する場合には、データ量に応じて、サーバコンピュータを1台もしくは複数台用いるようにしてもよい。
本実施形態のプラント情報管理装置8の一連の動作について説明する。
本実施形態のプラント情報管理装置8は、複数の機能を有する。機能の1つは、データ収集機能である。データ収集機能は、データ収集手段9によって実行される。
プラント情報管理装置8は、データ収集手段9によって、プロセス計算機2から材料IDおよびこれに紐づけられた製品データを収集する。
プラント情報管理装置8は、製品データ等をデータ蓄積手段10にデータベース10aとして格納する。プラント情報管理装置8は、データベース10aを各材料IDを有する製品が各エリアを通過した時刻を取得し、材料IDに紐づけて、データベース10aを更新する。
プラント情報管理装置8は、データ収集手段9によって、プロセスコントローラ3から時系列の制御データを収集する。プラント情報管理装置8は、収集した制御データをデータ蓄積手段10にデータベース10bとして格納する。
プラント情報管理装置8の他の機能は、データ検索機能である。プラント情報管理装置8のデータ検索機能は、材料IDに紐づいている製品データに、材料IDに紐づいていない制御データを結び付けて検索する。製品データ等には、各エリアに対応する時刻(入力時刻、出力時刻)が格納されている。プラント情報管理装置8では、製品データ等が格納されるデータベース10aの時刻データが、制御データを格納するデータベース10bの時系列の時刻データと一致するか否かによって、所望のデータを検索する。
図5は、検索シンボルとエリア名を設定した検索ファイルの例である。
図5の検索ファイルには、制御データである検索シンボルおよび検索対象とするエリアが設定される。この例では、検索シンボル“XXXXXXX001”は、圧延材の板厚データであるものとする。この場合の検索条件は、エリアAおよびエリアBにおける板厚データを検索して抽出するものである。
プラント情報管理装置8は、データ検索手段11によって、検索シンボルおよびエリア指定を読み込む。
プラント情報管理装置8は、データ検索手段11によって、データベース10bから検索シンボルに対応する制御データを読み込む。
プラント情報管理装置8は、データ検索手段11によって、データベース10aからエリアA,Bの時刻データの中に、読み込んだ制御データの時刻データを検索する。
プラント情報管理装置8は、データ検索手段11によって、エリアA,Bの時刻データに一致する時刻データを有する制御データを抽出して、データベース10aの材料IDに紐づける。
プラント情報管理装置8は、データ検索手段11によって、たとえば抽出した制御データのうち対象の時刻の前後30[s]のデータをあらかじめ設定された送信先15に送信する。送信するデータの時刻の範囲は任意に設定される。送信するデータの時刻の範囲は、たとえば、30[s]ごとの定周期のデータとして設定してもよい。
検索ファイルの他の検索シンボルについても同様に制御データの抽出を行い、抽出したデータを送信する。なお、抽出したデータの送信先15は、検索ファイルにおいて、たとえば検索シンボルごとに設定するようにしてもよい。
検索条件の設定は任意に行うことができる。たとえば、上述のほか、製品データ中に圧延完了した旨の信号(圧延完了信号)がある場合には、圧延完了信号を検索ファイルに設定することによって、圧延完了時に自動で対象の材料IDとそれに紐づけられた検索シンボルのデータを出力したり、送信したりすることもできる。
本実施形態のプラント情報管理装置8の効果について説明する。
本実施形態のプラント情報管理装置8は、データ収集手段9によって、プロセス計算機2から材料IDおよびこれに紐づけられた製品データ、および、プロセスコントローラ3から制御データの時系列データを収集する。プラント情報管理装置8は、収集したデータを、データ蓄積手段10にそれぞれデータベース10a,10bとして格納することができる。プラント情報管理装置8では、データ検索手段11が互いに紐づけされていないデータベース10a,10bを、検索のたびごとに必要なデータを紐づける。そのため、材料ID数および制御データ数が増大しても、その増大にともなうほど大容量のデータ容量を必要としない上、検索の時間が短縮される。
データ蓄積手段10に格納されたデータベース10aは、材料IDにエリアを通過する時刻を紐づけているので、この時刻をキーとして、データベース10bに格納された制御データを材料IDに紐づけることができる。検索のたびに材料IDに所望の制御データを紐づけることによって、全体のデータをすべて紐づけることがないので、データの容量を拡大することなく、短い時間で所望のデータを検索することが可能になる。
プラント情報管理装置8では、プラント1の工程を複数に分割したエリアを設け、エリアごとに製品が通過する時刻をその材料IDに紐づけてデータベース10aとして格納している。そのため、所望のエリアを指定することによって、検索に要する時間をさらに短縮することができる。
以上説明した実施形態によれば、制御情報等の時系列データと製品実績データ等の製品に紐づくデータと、制御に関する制御データとを収集、保存し、保存したデータの検索を効率よく行うことができるプラント情報管理装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 プラント、2 プロセス計算機、3 プロセスコントローラ、4a 電動機、4b 駆動装置、5 プロセスセンサ、6 情報LAN、7 制御LAN、8 プラント情報管理装置、9 データ収集手段、10 データ蓄積手段、10a,10b データベース、10c 圧延エリア定義情報テーブル、11 データ検索手段、12 画面表示手段、13 オペレータ操作端末、15 送信先、16 データ送信手段

Claims (4)

  1. プラントで製造される製品を識別する製品識別番号と前記製品識別番号に紐づけられ前記製品識別番号の製品が第1工程を通過した第1時刻とを含み、プロセス計算機によって管理され、前記製品の諸元データを含む製品データを収集し、プロセスコントローラによって管理され、時系列に紐づけられた、前記製品の複数の制御データを収集するデータ収集手段と、
    前記製品データおよび前記複数の制御データを蓄積するデータ蓄積手段と、
    前記複数の制御データから1つの制御データを選択し、前記1つの制御データに紐づいている前記時系列の中に前記第1時刻が含まれることを検出することによって、前記製品識別番号を前記1つの制御データに紐づけるデータ検索手段と、
    を備え、
    前記データ収集手段は、汎用の通信ネットワークである情報LANを介して前記プロセス計算機に接続して前記製品データを収集し、
    前記データ収集手段は、高速、定周期かつリアルタイムでデータの確実な伝送を可能とする通信ネットワークである制御LANを介して前記プロセスコントローラに接続して前記制御データを収集するプラント情報管理装置。
  2. 前記製品データは、前記第1工程とは異なる第2工程を通過した第2時刻が前記製品識別番号に紐づけられ、
    前記データ検索手段は、前記時系列の中に前記第1時刻または前記第2時刻が含まれることを検出することによって、前記製品識別番号とを前記1つの制御データに紐づける請求項1記載のプラント情報管理装置。
  3. 前記データ検索手段は、前記製品識別番号と前記第1工程または前記第2工程うちの少なくとも一方とをあらかじめ設定した検索条件ファイルを含み、
    前記データ検索手段は、前記検索条件ファイルにしたがって、前記複数の制御データから所望の制御データを検索する請求項2記載のプラント情報管理装置。
  4. 検索された前記所望の制御データをあらかじめ設定した送信先に送信するデータ送信手段をさらに備え、
    前記検索条件ファイルは、前記送信先が設定された請求項3記載のプラント情報管理装置。
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