JP6916569B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、一態様の情報処理方法及び情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
本明細書では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1について説明するための図である。
情報処理装置30は、施設(第1施設100)を管理する管理者(第1端末10)からその施設の清掃の依頼を受け付け、その清掃の依頼を1又は複数の清掃員(第2端末20)に対して公開する。情報処理装置30は、その公開に対して清掃員(その施設の清掃を希望する者)から清掃を行う申込が有った場合、その清掃員(第2端末20)に対して清掃を依頼する。この場合、情報処理装置30は、複数の清掃員から清掃の申込が有った場合、複数の清掃員のうち選択した者に対して第1施設100の清掃を依頼してもよい。
情報処理装置30は、学習モデルと、第1画像情報に基づく画像と、第2画像情報に基づく画像を利用して、第1施設100についての清掃に関する評価を行う。情報処理装置30は、その評価の結果を、第1端末10に送信してもよく、第2端末20に送信してもよい。
図2は、一実施形態に係る情報処理装置30について説明するためのブロック図である。
情報処理装置30は、通信部41、記憶部42、表示部43、第1受付部32、第2受付部33、第1取得部34、評価部35、第2取得部36、推定部37、特定部38、第3取得部39及び出力制御部40を備える。通信部41、記憶部42及び表示部43は、情報処理装置30の「出力部」の一実施形態であってもよい。第1受付部32、第2受付部33、第1取得部34、評価部35、第2取得部36、推定部37、特定部38、第3取得部39及び出力制御部40は、情報処理装置30の制御部31(例えば、演算処理装置等)の一機能として実現されてもよい。
通信部41は、後述する出力制御部40の制御に基づいて、種々の情報を情報処理装置30の外部(例えば、第1端末10、第2端末20及び外部サーバ(図示せず)等)に送信してもよい。
記憶部42は、例えば、種々の施設の清掃を行う前の画像と、その種々の施設の清掃を行った後の画像と、清掃後の評価とを複数学習して生成される学習モデルを記憶してもよい。例えば、情報処理装置30の制御部31は、上述した学習モデルを生成して、記憶部42に記憶してもよい。又は、例えば、情報処理装置30は、外部で生成された学習モデルを、通信部41を介して取得して、記憶部42に記憶してもよい。
記憶部42は、後述する出力制御部40の制御に基づいて、種々の情報を記憶してもよい。
一例として、表示部43は、第1画像情報に基づく画像と、第2画像情報に基づく画像とを表示することが可能である。この場合、表示部43は、第1画像情報に基づく画像と、第2画像情報に基づく画像と1つの画面に並べて表示することとしてもよい。
また、表示部43は、後述する出力制御部40の制御に基づいて、種々の情報に基づく文字、記号及び画像等を表示することとしてもよい。
すなわち、第2受付部33は、第1施設100を清掃する清掃員が使用する第2端末20から、第1施設100の清掃を希望する希望情報を受け付ける。希望情報は、第1施設100の清掃を希望する、清掃の申込に関する情報である。希望情報には、後述する、清掃員が第1施設100を清掃する際に希望する報酬金額(第2希望料金)に関する情報が含まれていてもよい。
情報処理装置30は、上記の一例の他に、清掃員の評価、清掃を希望した順(先着順)、及び、任意(ランダム)の選択に応じて、清掃員を選択することとしてもよい。
清掃員は、例えば、第2端末20等に配されるカメラ部(図示せず)を利用して、第1施設100の依頼された清掃箇所の清掃前の状態を撮影すると共に、その清掃の終了後の清掃箇所の状態を撮影する。例えば、第2端末20は、清掃箇所の清掃前の状態を撮影した画像(第1画像情報)と、その清掃箇所の清掃後の状態を撮影した画像(第2画像情報)とを情報処理装置30に送信する。
第1取得部34は、第2端末20から送信される第1画像情報及び第2画像情報を取得する。
図3に一例を示すように、第1画像情報に基づく画像は、第1施設100を清掃する前に撮像された画像であり、第1施設100にはゴミ200等が落ちている。また、第2画像情報に基づく画像は、第1施設100を清掃した後に撮像される画像であり、清掃が行われることによりゴミ等が落ちていない。
学習モデルは、施設の清掃前の画像、その施設の清掃後の画像、及び、清掃に関する評価を予め学習したモデルである。学習モデルは、上記の一例に加えて、施設を清掃する時の清掃内容、施設を清掃する際の料金、施設を清掃した清掃員の評価及び経験、施設が立地する地域、並びに、施設の築年数等を予め学習したモデルであってもよい。学習に利用される画像の施設は、第1施設100とは異なっていてもよく、種々の施設であってよい。その画像は、施設のうちの一部を撮影した画像であってよい。一例として、画像は、清掃を行う個所(例えば、部屋、廊下、階段、出入口等)を撮影した画像であってよい。画像は、施設の清掃箇所を清掃前に撮影した画像と、その清掃箇所を清掃後に撮影した画像であってよい。同一の清掃箇所を清掃前に撮影した画像と清掃後に撮影した画像とは、例えば、同一の清掃箇所を撮影した画像であればよく、画角等が完全に一致しなくともよく、同一の清掃箇所を撮影する方向が清掃前と清掃後とで異なっていてもよい。清掃に関する評価は、清掃箇所の清掃前と清掃後とで撮影される画像に対応する評価であってよい。すなわち、清掃に関する評価は、例えば、清掃箇所Aにおいて清掃Bが行われる場合、清掃Bの前に画像が生成されると共に、その清掃Bの後に画像が生成されるときの、その清掃箇所Aにおける清掃Bに関する評価であってよい。清掃に関する評価は、例えば、多段階の評価等を始めとる種々の評価であってよい。その評価の一例は、良い、まあまあ良い、普通、ちょっと悪い及び悪い等の評価であってもよく、点数による評価であってもよい。
例えば、制御部31は、施設の清掃前の画像、その施設の清掃後の画像、及び、清掃に関する評価を予め複数学習することにより学習モデルを生成する。また、情報処理装置30は、外部で生成された学習モデルを取得してもよい。
評価部35は、上述した学習モデルと、第1施設100の清掃箇所を清掃する前に撮影される画像(第1画像情報)と、その第1施設100の清掃箇所を清掃した後に撮影される画像(第2画像情報)とに基づいて、その第1施設100の清掃箇所の清掃に関する評価を行う。
また、評価部35は、清掃前の品質評価に基づいて、どの部分が「清掃員の視点」の現地(第1施設100)での評価に影響するか調査してもよい。すなわち、評価部35は、清掃員がどの清掃箇所(例えば、出入口、廊下及び階段等)に対してセンシティブになるか調査してもよい。
評価部35は、第1画像情報及び第2画像情報に基づく画像の評価と、現地(第1施設100)での評価との乖離を調査してもよい。
また、一例として、評価部35は、清掃員よって第1施設100が清掃される前のその第1施設100の管理者による評価(例えば、第1施設100の汚れ具合(清掃度)等の評価(満足度))と、清掃員よって第1施設100が清掃された後のその第1施設100の管理者による評価(例えば、第1施設100の汚れ具合(清掃度)等の評価(満足度))と取得してもよい。管理者による評価は、例えば、点数による評価であってもよく、複数の種々の清掃に関する項目に対する点数による評価であってもよく、複数の種々の清掃に関する項目について満足したか否かの2段階の評価であってもよい。なお、この場合、評価部35は、清掃員によって第1施設100が清掃された場合、その清掃前後の管理者による評価の乖離に基づいて、その管理者が満足しているか否かを取得してもよい。一例として、評価部35は、第1施設100の清掃前の清掃度(汚れ具合等の評価)が80点であり、第1施設100の清掃後の清掃度(汚れ具合等の評価)が100点の時の第1の場合と、第1施設100の清掃前の清掃度(汚れ具合等の評価)が30点であり、第1施設100の清掃後の清掃度(汚れ具合等の評価)が90点の時の第2の場合とでは、第1の場合の清掃前後の評価の乖離が20点であり、第2の場合の清掃前後の評価の乖離が60点であるので、乖離の大きい第2の場合に管理者がおり満足しているとする満足度を取得してもよい。
また、評価部35は、管理者による清掃に関する評価及び満足度を取得する場合、清掃箇所のどの部分をより気にしているかの評価(満足度)を取得してもよい。例えば、評価部35は、清掃箇所(例えば、部屋、廊下、階段、出入口等)の清掃に関する評価(満足度)を取得し、管理者が複数の清掃箇所のうちどの箇所をより気にするか(より良い評価をするか、又は、より悪い評価をするか等)を取得してもよい。
なお、評価部35は、清掃員による清掃に関する評価を取得してもよい。すなわち、評価部35は、例えば、清掃員による清掃のうちどの清掃箇所(例えば、部屋、廊下、階段、出入口等)をより重点的に清掃したかの評価を取得してもよい。
評価部35は、管理者による評価(満足度)と、清掃員よる評価とを取得することにより、今後清掃員が施設を清掃する場合に、どの清掃箇所をより重点的に清掃した方が良いのか(管理者による評価及び満足度がより向上するのか)を取得することができる。また、評価部35は、管理者により清掃前の評価及び満足度により、清掃員が第1施設100の清掃箇所を清掃後に、その管理者の視点による評価及び満足度に関してどの部分が影響するか(清掃及び評価に関して影響するか)を取得することができる。また、評価部35は、管理者により清掃前の評価及び満足度により、清掃員が第1施設100の清掃箇所を清掃する時にどの部分が影響するか(清掃及び評価に関して影響するか)を取得することができる。
評価部35は、上述した管理者の視点での評価及び満足度(満足度情報)を学習して学習モデルを再度生成してもよい。すなわち、一例として、評価部35は、第1画像情報、第2画像情報、及び、満足度情報(第1施設100の清掃前の管理者による評価及び満足度と、第1施設100の清掃後の管理者による評価及び満足度)に基づいて、学習モデルを再作成してもよい。
また、一例として、推定部37は、料金情報に基づく複数の清掃料金のうち、最大料金側(上位)から所定数の金額と、最小料金側(下位)から所定数の金額とを除去した残りの清掃料金を第1地域の清掃料金(推定清掃料金)としてもよい。すなわち、推定清掃料金は、例えば、1つの値で示される料金(一例として、2万円等)に限定されず、値について幅を持つ料金(一例として、1万円〜3万円)であってもよい。
なお、推定部37は、上記の一例に限らず種々の方法により、第1地域の複数の清掃料金に基づいて、第1地域における妥当と考えられる清掃料金(推定清掃料金)を推定してもよい。
表示部43は、出力制御部40の制御に基づいて、図4に一例を示すように、第1地域(A地域)に立地する複数の施設(例えば、B建物、C建物及びD建物等)の清掃料金を表示すると共に、その清掃料金に基づいて推定部37によって推定される推定清掃料金を表示してもよい。
なお、推定清掃料金は、一例として、単位面積当たりの清掃料金、及び、清掃内容に応じた清掃料金等を始めとする種々の清掃料金であってもよい。また、推定清掃料金は、第1地域に立地する特定の施設に関する清掃料金であってもよい。
これにより、推定部37は、清掃に関する相場の比較だけではなく、その相場との乖離の説明を自動的に取得することが可能になる。一例として、推定部37は、需要と供給とのバランス、及び、原油価格が上がっているから相場の清掃料金の+10%の上昇は妥当等の説明を取得することが可能になる。また、推定部37は、実際の見積金額だけではなく、受発注に至った場合の相場を取得することが可能になる。
すなわち、第3取得部39は、第1施設100を管理する管理者が使用する第1端末10から第1料金情報を取得すると共に、第1施設100の清掃を希望する清掃員が使用する第2端末20から第2料金情報を取得することとしてもよい。第1料金情報は、管理者が第1施設100の清掃を依頼する際に希望する清掃料金(第1希望料金)に関する情報である。第2料金情報は、清掃員が第1施設100を清掃する際に希望する報酬金額(第2希望料金)に関する情報である。
なお、第1希望料金及び第2希望料金は、例えば、1つの値となる料金(一例として、2万円等)に限定されることはなく、最小値と最大値との間の範囲を持つ料金(一例として、1万円〜3万円等)であってもよい。また、第1端末10を使用する管理者は、例えば、上述したように推定部37によって推定される推定清掃料金を考慮して、適宜、第1希望料金を設定することとしてもよい。また、第2端末20を使用する清掃員は、例えば、上述したように推定部37によって推定される推定清掃料金を考慮して、適宜、第2希望料金を設定することとしてもよい。
ここで、第1料金情報には、第1施設の清掃を清掃員に依頼する場合のその清掃員の評価、すなわち、清掃員が過去に種々の施設を清掃した際に受けた評価に関する情報が含まれていてもよい。同様に、第2料金情報には、清掃員が過去に種々の施設を清掃した際に受けた評価に関する情報が含まれていてもよい。ここで、清掃員が過去に種々の施設を清掃した際に受けた評価は、管理者(又は、オーナー)による清掃に関する評価(例えば、清掃度合い等)、清掃に関する満足度及び納期(又は、納期に関する評価)等であってもよい。
一例として、第3取得部39は、上述したように第1端末10から送信される清掃情報に第1料金情報が含まれる場合には、第1受付部32を介して第1料金情報を取得してもよい。また、一例として、第3取得部39は、上述したように第2端末20から送信される希望情報に第2料金情報が含まれる場合には、第2受付部33を介して第2料金情報を取得してもよい。
例えば、出力制御部40は、評価部35による評価を出力する。例えば、出力制御部40は、評価部35による評価に関する情報を外部に送信するよう通信部41を制御する。一例として、出力制御部40は、通信部41を制御することにより、評価部35による評価を第1端末10に送信してもよく、第2端末20に送信してもよい。この場合、出力制御部40は、評価部35による評価に関する情報と共に、第1画像情報及び第2画像情報を外部に送信するよう通信部41を制御してもよい。
出力制御部40は、評価部35による評価に関する情報を記憶するよう記憶部42を制御してもよい。この場合、出力制御部40は、評価部35による評価に関する情報に、第1画像情報及び第2画像情報を対応付けて記憶するよう記憶部42を制御してもよい。
出力制御部40は、評価部35による評価を表示するよう表示部43を制御してもよい。この場合、出力制御部40は、評価部35による評価と共に、第1画像情報及び第2画像情報それぞれに基づく画像を表示するよう表示部43を制御してもよい。
例えば、出力制御部40は、特定部38によって特定される清掃料金に関する情報を外部に送信するよう通信部41を制御する。一例として、出力制御部40は、通信部41を制御することにより、推定清掃料金を第1端末10に送信してもよく、第2端末20に送信してもよい。
出力制御部40は、特定部38によって特定される清掃料金に関する情報を記憶するよう記憶部42を制御してもよい。
出力制御部40は、特定部38によって特定される清掃料金を表示するよう表示部43を制御してもよい。
すなわち、出力制御部40は、第1施設100を管理する管理者が使用する第1端末10から提示される、管理者が第1施設100の清掃を依頼する際に希望する第1希望料金と、特定部38によって特定される清掃料金とを、第1施設100の清掃を希望する清掃員が使用する第2端末20の表示部21に表示するよう制御することとしてもよい。
これにより、清掃作業の発注者となる管理者は、第1地域の清掃料金に関する特性を知ることができるため、その第1地域の清掃料金に関する特性に応じた料金で清掃作業を発注することができる。同様に、清掃作業の受注者となる清掃員は、第1地域の清掃料金に関する特性を知ることができるため、受注額が適正で有るか否かを理解することができ、また清掃員が清掃作業の受注を目指す場合でも第1地域の清掃料金に関する特性に応じた料金を提示して受注を目指すことができ、清掃作業をより請けやすくすることができる。また、管理者及び清掃員は、第1地域の清掃料金に関する特性、すなわち第1地域における清掃作業の料金に関する相場を理解した上で受発注作業を行うことができるため、清掃料金に関する交渉よりも、清掃作業の内容(例えば、清掃の品質等)に重点をおいた交渉を行うことが可能になる。
出力制御部40は、第1希望料金及び第2希望料金のうち少なくとも一方が範囲を持つ料金(料金範囲)の場合、第1希望料金と第2希望料金との少なくとも一部が重なると、その第2希望料金を提示した清掃員の第2端末20に対して、依頼情報を送信してもよい。具体的な一例として、第1施設100の清掃に関して、第1端末10によって8000円〜15000円を範囲とする第1希望料金(第1料金情報)が情報処理装置30に登録されると共に、第2端末20によって10000円〜15000円を範囲とする第2希望料金(第2料金情報)が情報処理装置30に登録される場合、第1希望料金と第2希望料金とのそれぞれの範囲の少なくとも一部が重なるため、出力制御部40は、その第2希望料金を登録した清掃員が使用する第2端末20に対して、依頼情報を送信してもよい。
なお、出力制御部40は、第1料金情報に、清掃員の清掃に関する評価の情報(清掃員の過去の評価(一例として、5点満点で4点以上等)及び納期等)が含まれている場合には、第2料金情報に基づいて、第1料金情報に対応する評価を有する清掃員を特定し、その清掃員が使用する第2端末20に対して依頼情報を送信してもよい。この場合、第2料金情報にも、清掃員の清掃に関する評価の情報(清掃員の過去に受けた評価及び納期等)が含まれている。すなわち、出力制御部40は、清掃員が過去に受けた清掃に関する評価に基づいて、管理者と清掃員とのマッチングを行い、マッチングの取れた清掃員(第2端末20)に対して依頼情報を送信してもよい。
また、出力制御部40は、第1施設100の清掃作業の内容に基づいて、管理者と清掃員とのマッチングを行い、マッチングの取れた清掃員に対して依頼情報を送信してもよい。
第1端末10が第1希望金額(一例として、時給5,000円)を設定した場合、制御部31は、第1施設100の清掃に関する業務内容(例えば、掃き掃除、拭き掃除及び点検等)、業務対象(例えば、アパート、戸建て及びビル等)、エリア特性、及び、時期(シーズン)等を考慮して、清掃料金に関する相場単価を生成する。
また、情報処理装置30(制御部31)は、清掃員から第2希望金額(一例として、時給3,000円)を取得する。
その結果、情報処理装置30(制御部31)は、相場単価と、第2希望金額とに基づいて、清掃員に支払う金額(マッチング金額)(一例として、3,000円)を設定する。
情報処理装置30(制御部31)は、上記のように設定されたマッチング金額と、他の複数のマッチング金額とに基づいて、すなわち、「不動産のタイプ、業務内容、エリア及び時期(シーズン)に応じた人件費等」と「マッチング金額」との相関関係を取得することに基づいて、マッチングされやすい最低金額を取得でき、発注者はその金額をもとに、入札方式として発注金額(第1希望金額)を設定することができる。
図5は、一実施形態に係る情報処理方法について説明する第1のフローチャートである。
また、上述したステップST101〜ST103と、後述するステップST104〜ST106とは、一連の処理として実施される例に限らす、それぞれ別の処理として実施されてもよい。
出力制御部40は、特定部38によって特定される清掃料金を出力するよう出力部を制御する。出力部は、上述したように、例えば、通信部41、記憶部42及び表示部43等であってよい。
例えば、出力制御部40は、特定部38によって特定される清掃料金に関する情報を外部(一例として、第1端末10及び第2端末20の少なくとも一方等)に送信するよう通信部41を制御する。また、例えば、出力制御部40は、特定部38によって特定される清掃料金に関する情報を記憶するよう記憶部42を制御してもよい。また、例えば、出力制御部40は、特定部38によって特定される清掃料金を表示するよう表示部43を制御してもよい。
清掃員は、第2端末20の表示部21に表示される清掃料金を確認することにより、新たな施設(第1施設100)についての清掃の依頼を請けるか否か決定することができる。同様に、管理者は、第1端末10の表示部11に表示される清掃料金を確認することにより、新たな施設(第1施設100)についての清掃を清掃員に依頼するか否かを決定することができる。
図6は、一実施形態に係る情報処理方法について説明する第2のフローチャートである。
情報処理装置30は、第1画像情報及び第2画像情報を取得する第1取得部34と、施設の清掃前の画像、その施設の清掃後の画像及び清掃に関する評価を予め学習した学習モデルと、第1取得部34によって取得した第1画像情報及び第2画像情報それぞれの画像とに基づいて、第1施設100の清掃に関する評価を行う評価部35と、評価部35による評価を出力するよう制御する出力制御部40と、を備える。
情報処理装置30は、第1施設100の清掃に関する評価を行うことができる。また、情報処理装置30は、第2端末20から第1画像情報及び第2画像情報それぞれを送信させ、それらの画像に基づいて清掃を評価するようにするので、第1施設100が清掃されたことを管理者に確認させることができる。すなわち、情報処理装置30は、第2端末20から第1画像情報及び第2画像情報を取得することで、第1施設100において行われた清掃に関する評価を行うことができるので、第1施設100の管理者を第1施設100に派遣して清掃の状況を確認させる必要がなく、管理者が第1施設100に行く手間と時間を省くことができる。
また、情報処理装置30は、学習モデルを利用するので、その学習モデルに基づいた一定の基準により清掃の評価を行うことができる。
情報処理装置30は、第1施設100の清掃が行われた場合、その清掃に関する管理者の満足度(満足度情報)を取得する。情報処理装置30は、例えば、管理者のその満足度等を用いて学習モデルを再作成するので、管理者の満足度に応じた評価を行うことができる。
これにより、情報処理装置30は、管理者による第1施設100の清掃の依頼に応じて、清掃員に対して第1施設100を清掃するよう再依頼を行うことができる。
清掃料金は、施設が立地する地域に応じて変わる可能性がある。この場合でも、情報処理装置30は、第1施設100が立地する第1地域の清掃料金に応じて、その第1施設100を清掃する料金を特定することができる。この場合、情報処理装置30は、清掃員による過去の清掃に関する評価に応じて、その清掃員に提示する清掃料金を変えることができる。よって、情報処理装置30は、適切に清掃を行う清掃員に対しては、清掃作業に応じた適正な清掃料金を提示することができる。
これにより、情報処理装置30は、清掃員に対して明示的に清掃料金を提示することができ、また第1希望料金と比較して清掃員の清掃料金が適正であることを提示することができる。
これにより、情報処理装置30は、清掃作業の受発注に関する管理者と清掃員とのマッチングを行うことができる。
情報処理装置30は、最も低い(より低い)第2希望料金を提示した清掃員に対して第1施設100の清掃を依頼するので、管理者の金銭的な負担がより増大することを抑制することができる。
情報処理方法は、第1施設100の清掃に関する評価を行うことができる。また、情報処理方法は、第2端末20から第1画像情報及び第2画像情報それぞれを送信させ、それらの画像に基づいて清掃を評価するようにするので、第1施設100が清掃されたことを管理者に確認させることができる。すなわち、情報処理方法は、第2端末20から第1画像情報及び第2画像情報を取得することで、第1施設100において行われた清掃に関する評価を行うことができるので、第1施設100の管理者を第1施設100に派遣して清掃の状況を確認させる必要がなく、管理者が第1施設100に行く手間と時間を省くことができる。
また、情報処理方法は、学習モデルを利用するので、その学習モデルに基づいた一定の基準により清掃の評価を行うことができる。
情報処理プログラムは、第1施設100の清掃に関する評価を行うことができる。また、情報処理プログラムは、第2端末20から第1画像情報及び第2画像情報それぞれを送信させ、それらの画像に基づいて清掃を評価するようにするので、第1施設100が清掃されたことを管理者に確認させることができる。すなわち、情報処理プログラムは、第2端末20から第1画像情報及び第2画像情報を取得することで、第1施設100において行われた清掃に関する評価を行うことができるので、第1施設100の管理者を第1施設100に派遣して清掃の状況を確認させる必要がなく、管理者が第1施設100に行く手間と時間を省くことができる。
また、情報処理プログラムは、学習モデルを利用するので、その学習モデルに基づいた一定の基準により清掃の評価を行うことができる。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、外部メモリ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されていてもよい。
また、上述したように、情報処理装置30の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置30の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置30の第1受付部32、第2受付部33、第1取得部34、評価部35、第2取得部36、推定部37、特定部38、第3取得部39及び出力制御部40は、コンピュータの演算処理装置等を構成する第1受付回路、第2受付回路、第1取得回路、評価回路、第2取得回路、推定回路、特定回路、第3取得回路及び出力制御回路として実現されてもよい。
また、情報処理装置30の通信部41、記憶部42及び表示部43(出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、記憶機能及び表示機能(出力機能)として実現されもよい。また、情報処理装置30の通信部41、記憶部42及び表示部43(出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、記憶回路及び表示回路(出力回路)として実現されてもよい。また、情報処理装置30の通信部41、記憶部42及び表示部43(出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、記憶装置及び表示装置(出力装置)として構成されてもよい。
10 第1端末
20 第2端末
30 情報処理装置
31 制御部
32 第1受付部
33 第2受付部
34 第1取得部
35 評価部
36 第2取得部
37 推定部
38 特定部
39 第3取得部
40 出力制御部
41 通信部
42 記憶部
43 表示部
100 第1施設
Claims (13)
- 所定の場所における清掃以外の処理の処理前の画像に関する第1画像情報、及び、当該所定の場所の当該処理の処理後の画像に関する第2画像情報を取得する第1取得部と、
所定の場所の清掃以外の処理の処理前の画像、当該所定の場所の当該処理の処理後の画像及び当該処理に関する評価を予め学習した学習モデルと、前記第1取得部によって取得した第1画像情報及び第2画像情報それぞれの画像とに基づいて、所定の場所における当該処理に関する評価を行う評価部と、
前記評価部による評価を出力するよう制御する出力制御部と、
を備える情報処理装置。 - 前記第1取得部は、所定の場所の管理者が使用する第1端末から、所定の場所の処理の満足度に関する満足度情報を取得し、
前記評価部は、第1画像情報、第2画像情報及び満足度情報に基づいて、学習モデルを再作成する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 所定の場所を管理する管理者が使用する第1端末から、所定の場所の処理の依頼に関する処理情報を受け付ける第1受付部と、
所定の場所を処理する処理員が使用する第2端末から、所定の場所の処理を希望する希望情報を受け付ける第2受付部と、を備え、
前記出力制御部は、第1受付部によって受け付けた処理情報に基づいて、第2受付部によって受け付けた希望情報を送信した第2端末に対して、所定の場所の処理を依頼する依頼情報を送信し、
第1取得部は、第2端末から第1画像情報及び第2画像情報を取得する
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 所定の場所が含まれる第1地域の複数の処理料金に関する料金情報を取得する第2取得部と、
前記第2取得部によって取得された料金情報に基づいて、第1地域の処理料金を推定して推定処理料金を取得する推定部と、
前記推定部によって推定された推定処理料金に基づいて、第1地域の処理料金を特定する特定部と、を備え、
前記出力制御部は、前記特定部によって特定される処理料金を出力するよう制御する
請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 所定の場所の属性に応じた複数の処理料金に関する料金情報を取得する第2取得部と、
前記第2取得部によって取得された料金情報に基づいて、同一の属性を有する所定の場所の処理料金を推定して推定処理料金を取得する推定部と、
前記推定部によって推定された推定処理料金に基づいて、当該属性を有する所定の場所の処理料金を特定する特定部と、を備え、
前記出力制御部は、前記特定部によって特定される処理料金を出力するよう制御する
請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 複数の所定の場所の複数の処理料金に関する料金情報を取得する第2取得部と、
前記第2取得部によって取得された料金情報に基づいて、所定の場所の処理料金の相場を示す推定相場料金を推定して取得する推定部と、を備え、
前記推定部は、さらに、管理者が所定の場所の処理を依頼する際に希望する第1希望料金と、前記推定部によって推定された推定相場料金と、から、前記第1希望料金の相場との乖離を推定し、
前記出力制御部は、前記推定部によって推定された相場との乖離の説明を出力するよう制御する
請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記出力制御部は、所定の場所を管理する管理者が使用する第1端末から提示される、管理者が所定の場所の処理を依頼する際に希望する第1希望料金と、前記特定部によって特定される処理料金とを、所定の場所の処理を希望する処理員が使用する第2端末の表示部に表示するよう制御する
請求項4又は5に記載の情報処理装置。 - 所定の場所を管理する管理者が使用する第1端末から、管理者が所定の場所の処理を依頼する際に希望する第1希望料金に関する第1料金情報を取得すると共に、所定の場所の処理を希望する処理員が使用する第2端末から、処理員が所定の場所を処理する際に希望する第2希望料金に関する第2料金情報を取得する第3取得部を備え、
前記出力制御部は、前記第3取得部によって取得した第1料金情報に基づく第1希望料金と第2料金情報に基づく第2希望料金とが対応する場合、当該第2希望料金を提示した処理員の第2端末に対して、所定の場所の処理を依頼する依頼情報を送信する
請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記清掃以外の処理は、草むしり、電球交換、目視点検、ピッキング、梱包、仕分
け、組立、商品管理及びシール貼りのいずれかを含む軽処理のことである
請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記清掃以外の処理は、内装工事、土木一式工事、建築一式工事、大工工事、左官工事、とび・土工・コンクリート工事、石工事、屋根工事、電気工事、管工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、ほ装工事、しゅんせつ工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、機械器具設置工事、熱絶縁工事、電気通信工事、造園工事、さく井工事、建具工事、水道施設工事、消防施設工事、清掃施設工事及び解体工事のいずれかを含む工事のことである
請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記清掃以外の処理は、定期点検、法定点検、発電機設備点検、防火設備点検、建築設備定期検査、特定建築物定期調査、外壁全面打診調査、昇降機等定期調査、消防点検、防火対象物点検、連結送水管耐圧試験、空調設備点検、簡易専用水道検査、貯水槽清掃、排水槽清掃、室内空気環境測定、飲料水水質検査、害虫防除及びポンプ点検のいずれかを含む点検のことである
請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - コンピュータが、
所定の場所における清掃以外の処理の処理前の画像に関する第1画像情報、及び、当該所定の場所の当該処理の処理後の画像に関する第2画像情報を取得する第1取得ステップと、
所定の場所の清掃以外の処理の処理前の画像、当該所定の場所の当該処理の処理後の画像及び当該処理に関する評価を予め学習した学習モデルと、前記第1取得ステップにおいて取得した第1画像情報及び第2画像情報それぞれの画像とに基づいて、所定の場所の当該処理に関する評価を行う評価ステップと、
前記評価ステップによる評価を出力するよう制御する出力制御ステップと、
を実行する情報処理方法。 - コンピュータに、
所定の場所における清掃以外の処理の処理前の画像に関する第1画像情報、及び、当該所定の場所の処理後の画像に関する第2画像情報を取得する第1取得機能と、
所定の場所の清掃以外の処理の処理前の画像、当該所定の場所の当該処理の処理後の画像及び当該処理に関する評価を予め学習した学習モデルと、前記第1取得機能によって取得した第1画像情報及び第2画像情報それぞれの画像とに基づいて、所定の場所における当該処理に関する評価を行う評価機能と、
前記評価機能による評価を出力するよう制御する出力制御機能と、
を実現させる情報処理プログラム。
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