JP6916001B2 - 断熱性紙製容器及び断熱性紙製容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は断熱性紙製容器及び断熱性紙製容器の製造方法に関する。
更に詳細には、本発明は容器本体の胴部外面を発泡させた内容器の外側に筒状胴巻を一体化し、二重構造をしたことにより、優れた断熱性と印刷適正を有する断熱性紙製容器に関する。
加熱された飲料や、加熱調理された食品を収容する容器として、断熱性を付与した紙製容器が多く使用されている。さらに最近では、紙製容器表面に模様、色彩又は文字等を印刷し、デザイン性に富んだ紙製容器が求められるため、紙製容器には優れた印刷適性が求められている。
従来の断熱性紙製容器として、例えば特許文献1には断熱性と印刷適正を満たすために、容器本体に筒状胴巻を被せた二重構造の紙製容器が提案されている。
特開2009−83906号公報
特許文献1には発泡性熱可塑性樹脂層を加熱して発泡させたうえで、容器本体に筒状胴巻を被せてカップ本体と筒状胴巻の間隙に発泡樹脂を形成することが述べられている。
特許文献1に記載された外側が紙層の従来の断熱容器の垂直断面図を図3に示す。
図3に示す断熱容器21は、容器本体の側壁22と筒状胴巻23との間に空隙27を設け、該空壁が断熱の役割を果たしたものである。しかし、断熱容器21は、図3に示す通り、空壁27が上に行くほど(換言すれば、口縁部24に近くなるほど)狭くなり、口縁部に近くなるほど断熱性が低下する問題があった。
この点を改善するため、特許文献1では発泡断熱容器に筒状胴巻きを装着することで断熱性と印刷適性を有する断熱容器が提案されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、更に断熱性が優れた断熱性紙製容器、及び紙製容器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は以下の[1]〜[5]を包含する。
[1]紙製容器本体の外側に筒状胴巻を装着し、胴周部を二重構造にした断熱性紙製容器であって、前記紙製容器本体は上部に向かって拡径し、最上部に開口部と、該開口部上端を外方へカールさせた口縁部を有する紙製胴部材と、前記紙製胴部材の底部に定着された紙製底板部材とを備え、前記紙製容器本体と筒状胴巻との間に、発泡断熱層を有し、前記発泡断熱層は、発泡部及び発泡抑制部が交互に配列し、前記筒状胴巻は、前記口縁部に掛止され、前記発泡断熱層を覆うように装着され、端部にカール部を有しないこと、を特徴とする断熱性紙製容器。
[2]前記発泡断熱層の断面積において、前記発泡抑制部が形成する凹部の断面積の割合が0%を超え25%以下である、[1]に記載の断熱性紙製容器。
[3]前記発泡部及び発泡抑制部が縦方向に交互に配列している、[1]又は[2]に記載の断熱性紙製容器。
[4]前記紙製容器本体の内面にバリヤ性樹脂層を有する[1]〜[3]のいずれか1つに記載の断熱性紙製容器。
[5]紙基材の一方の面に熱可塑性樹脂層を設ける工程Aと、前記熱可塑性樹脂層の前記紙基材に接している面とは反対側の面の一部の上に、発泡抑制インキを塗布して発泡抑制インキ塗布部を形成する工程Bと、紙製容器を成形後、紙製容器を加熱処理し前記熱可塑性樹脂層及び前記発泡抑制インキ塗布部を設けていない部分を発泡させて、発泡部及び発泡抑制部とが交互に配列した発泡断熱層の形成する工程Cと、紙製容器本体の前記熱可塑性樹脂層及び前記発泡抑制インキ塗布部上に端部にカール部を有しない筒状胴巻を装着し、一体化を行う工程Dと、を有することを特徴とする断熱性紙製容器の製造方法。
本発明によれば、更に断熱性が優れた断熱性紙製容器、及び紙製容器の製造方法を提供することができる。
本発明の断熱性紙製容器の一実施形態の全体図である。 本発明の断熱性紙製容器の一実施形態の部分概要断面図である。 特許文献1に記載の紙製容器を示す図である。 実施例1のサーモビュア試験の結果を示す写真図である。 比較例1のサーモビュア試験の結果を示す写真図である。 比較例2のサーモビュア試験の結果を示す写真図である。 実施例1の断熱性紙製容器の発泡断熱層の断面写真である。 発泡断熱層の凹部の面積割合の算出方法を説明する模式図である。 本発明の断熱性紙製容器の一実施形態の全体図である。 本発明の断熱性紙製容器の一実施形態の全体図である。 本発明の断熱性紙製容器の一実施形態の全体図である。
<断熱性紙製容器>
本発明は、紙製容器本体の外側に筒状胴巻を装着し、胴周部を二重構造にした断熱性紙製容器である。本発明の断熱性紙製容器は前記紙製容器本体が上部に向かって拡径し、最上部に開口部と、該開口部上端を外方へカールさせた口縁部を有する紙製胴部材と、前記紙製胴部材の底部に定着された紙製底板部材とを備える。さらに、本発明の断熱性紙製容器は、前記紙製容器本体と筒状胴巻との間に、発泡断熱層を有し、前記発泡断熱層は、発泡部及び発泡抑制部が交互に配列している。前記筒状胴巻は、前記口縁部に掛止され、前記発泡断熱層を覆うように装着され、端部にカール部を有しない。
以下、本発明に係る紙製容器の実施の形態の一例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1に本発明の断熱性紙製容器の一態様を示す。図1に示すように、断熱性紙製容器1は、紙製容器本体の外側に筒状胴巻14を備えた二重構造になっている。本発明の断熱性紙製容器1は、紙製容器本体と筒状胴巻14との間に、発泡断熱層13を有する。発泡断熱層13は、発泡部13b及び発泡抑制部13aが交互に配列している。筒状胴巻14は、口縁部に掛止され、発泡断熱層を覆うように装着されている。以下、「発泡抑制部13a」を「空気層」と記載する場合がある。
図2に本発明の紙製容器の一態様の部分概要断面図を示す。図2は、発泡断熱層の発泡部部分の概略断面図である。図2に示すように、本発明の断熱性紙製容器1は、上部に向かって拡径し、最上部に開口部と、該開口部上端を外方へカールさせた口縁部3を有する紙製胴部材2と、紙製底板部材17と、からなる紙製容器本体10と、前記紙製胴部材の外面側に設けられた、発泡断熱層13と、口縁部3に掛止され、前記発泡断熱層13を覆うように装着される筒状胴巻14とを備える。
容器本体10の紙製胴部材2及び紙製底板部17はいずれも紙基材12又は紙基材16から形成されている。容器本体10の内部には、飲料やスープ等の液体が充填される。そのため、紙製胴部材2及び紙製底板部17への液体の浸透を防止するため、紙製胴部材2にその内面側には、高融点熱可塑性樹脂層11がラミネートされていることが好ましい。 紙製底部材の内面側には低融点熱可塑性樹脂層15がラミネートされていることが望ましい。
容器本体10の紙製胴部材12の上端には、紙製胴部材2の上方を容器外方に向けてカールすることにより形成された口縁部3が存在する。
さらに、本発明においては、紙製容器本体の内層内(紙基材12と高融点熱可塑性樹脂層11の間)に、バリヤ性樹脂層18を有していてもよい。バリヤ性樹脂層18を設けることにより、断熱性紙製容器に保存性や保香性を付与することができる。
本実施形態において、筒状胴巻14は、前記紙製容器本体10の口縁部3に掛止され、前記発泡断熱層13を覆うように装着されている。筒状胴巻14は、上端開口部の直径が下端開口部の直径よりも大きな中空状の円錐台形の形状をしている。本実施形態において、筒状胴巻14は、端部にカール部を有しない。上端部及び下端部にカールされたリム部や巻締部等を有さないことが好ましい。リム部や巻締部等を有さないことにより、筒状胴巻14を口縁部3の直下であって、紙製胴部材2及び発泡断熱層13と略平行に装着することが可能となる。これにより、均一に形成された発泡断熱層13の外側に筒状胴巻14が密着した状態で装着することが可能となるので、容器の上下方向で均一な厚さで断熱層が形成され、紙製容器の全面に均一な断熱性を発揮させることができる。
さらに、本実施形態の断熱性紙製容器は、筒状胴巻14の下に発泡断熱層13が存在するため、筒状胴巻のへこみが生じ難く、容器としての剛性を高く維持でき、容器を保持したときの安心感を奏することが可能となる。
筒状胴巻14に、印刷美粧性に優れた材料を採用することにより、所望のデザインをバリエーション豊かに印刷することが可能となり、印刷適性を良好なものとすることができる。
筒状胴巻14は、その上端部を紙製容器本体10の口縁部3の下部に向かって押し込むこと、又は押し入れることにより、紙製容器本体10と一体化できる。この際、筒状胴巻き14が上端部及び下端部にリム部等を有さないことにより、押し込み又は押し入れを円滑にでき、さらに、押し込み又は押し入れた後は、筒状胴巻14を口縁部3の直下であって、紙製胴部材2及び発泡断熱層13と略平行に一体化することが可能となる。
筒状胴巻14の上端開口部の内径は紙製容器本体10の口縁部3下部の紙製胴部材2及び発泡断熱層13からなる紙製容器本体10の外径よりもわずかに大きいサイズとすることにより、筒状胴巻14の上部を紙製容器本体10の口縁部3の下部に押し込むことにより、紙製容器本体10と筒状胴巻14とを一体化できる。
本実施形態においては、発泡断熱層13を形成する熱可塑性樹脂層が接着剤層の役目をするので、別途接着剤を使用せずとも容器本体と筒状胴巻を熱接着で一体化することが可能となる。これにより、容器本体から筒状胴巻が分離したり、脱落する危険性が減少する。接着剤を使用しないため接着剤による汚れや異物発生、異臭の危険性が低減できる。
発泡断熱層13は、発泡抑制インキ塗装部以外の熱可塑性樹脂層を加熱して形成することが好ましい。発泡抑制インキ塗装部中の樹脂成分が、熱可塑性樹脂層よりも耐熱性を有することにより、加熱の際、寸法膨張しにくい。このため、加熱により熱可塑性樹脂層の発泡抑制インキ塗装部以外の部分から発泡部が形成され、発泡抑制インキ塗装部から発泡抑制部が形成される。
本実施形態においては、発泡抑制インキを図1に示すようにライン状に塗装することにより、発泡部と発泡抑制部とが交互に配列した発泡断熱層を形成することができる。
筒状胴巻14は、筒状胴巻14下端が紙製容器本体10の外壁全面を覆うサイズとすることにより、容器首下部から容器下端迄の全面にわたる面積を印刷に使用することができるので、印刷の情報量を増やすことができる。
本発明の断熱性紙製容器は、図1及び図2に示すように、容器本体10と、筒状胴巻14との二重構造を形成している。発泡断熱層13が紙基材12の外面側に形成され、筒状胴巻14が、紙製容器本体10の口縁部3の下部であって、発泡断熱層13の外壁面に装着されていることにより、容器の上下方向で、断熱性を均一に保つことができる。
さらに、発泡断熱層が、発泡部と空気層とが交互に配列されていることにより、断熱性の効果がより向上する。
これに対し、例えば特許文献1の図3に記載された紙製容器では、断熱性の役割をする空壁27が口縁部に近づくほど狭くなるため、容器の上下方向で断熱性にムラが生じてしまう。
本実施形態において、発泡断熱層の断面積において、発泡断面積に対する、発泡抑制部が形成する凹部の断面積の割合が0%を超え25%以下であることが好ましい。凹部の断面積割合は下記の方法により算出できる。
まず、図8に示すように、発泡部の最大膜厚部を頂点とし、頂点間距離Lと、発泡部の最大膜厚Lから、発泡断面積を算出する。
次に、凹部の面積から、発泡断面積に対する凹部面積割合を算出する。
本実施形態においては、発泡断面積に対する凹部面積割合が5%以上20%以下であることが好ましく、6%以上18%以下であることがより好ましい。凹部面積割合、即ち空気層の面積割合が上記範囲であることにより、より高い断熱性を発揮できる。
本実施形態においては、前記発泡部及び発泡抑制部が縦方向に交互に配列していることが好ましい。また、発泡抑制部13aの幅は、特に限定されないが、一例を挙げると、1mm以上10mm以下が好ましく、2mm以上9mm以下がより好ましく、3mm以上8mm以下が特に好ましい。
発泡抑制部13aの幅が上記特定の範囲内であることにより、容器としての剛性を高く維持しつつ、空気層を充分に確保でき、高い断熱性を発揮させることができる。
また、本発明の他の実施形態として、図9に示すように前記発泡部13b及び発泡抑制部13aが格子状に交互に配列していてもよく、図10に示すように前記発泡部13b及び発泡抑制部が13aがらせん状に交互に配列していてもよく、図11に示すようにひし形状の前記発泡部13b及び発泡抑制部13aが交互に配列していてもよい。
本発明は、前記発泡部及び発泡抑制部が交互に配列することにより高い断熱性を発揮する。このため、図1、図9〜11は前記発泡部及び発泡抑制部の配列態様の一例であり、これに限定されない。
<断熱性紙製容器の製造方法>
本発明の断熱性紙製容器の製造方法は、紙基材の一方の面に熱可塑性樹脂層を設ける工程Aと、前記熱可塑性樹脂層の前記紙基材に接している面とは反対側の面の一部の上に、発泡抑制インキを塗布して発泡抑制インキ塗布部を形成する工程Bと、紙製容器を成形後、紙製容器を加熱処理し前記熱可塑性樹脂層における前記発泡抑制インキ塗布部を設けていない部分を発泡させて、発泡部及び発泡抑制部とが交互に配列した発泡断熱層の形成する工程Cと、紙製容器本体の前記熱可塑性樹脂層における前記発泡抑制インキ塗布部上に、端部にカール部を有しない筒状胴巻を装着し、紙製容器本体と筒状胴巻を熱接着で接着して一体化する工程Dとを、有することを特徴とする紙製容器の製造方法。
[工程A]
工程Aは、紙基材の一方の面に熱可塑性樹脂層を設ける工程である。容器本体10を構成する紙製胴部2と紙製底板部17で使用される紙基材は、木材より得られた化学パルプ、機械パルプを主体とし、これにケナフ、竹等の非木材パルプを必要に応じて配合し、通常の抄紙工程により抄造して得ることができるがこれに限定されない。紙基材の坪量は、容器本体10の製造上、また容器本体10の剛性上100〜500g/mの範囲であることが好ましいが、これに限定されない。
また含有水分は、熱可塑性樹脂層に必要な発泡量を確保するとともに過発泡の発生を防ぐため5〜9重量%であることが好ましく、6〜8重量%が好ましい。含有水分が9重量%以下の場合、紙基材に含まれる水分が加熱により蒸発して、軟化した熱可塑性樹脂層が水蒸気で紙基材の外側に過剰に押し出されて発泡する確率を効果的に抑制できる。
紙基材は化学パルプを使用することが好ましい。化学パルプを使用することにより機械パルプを使用する場合と比較して、密度を高くしやすく、光を長時間浴びた場合または高温で長時間保管された場合に黄変を抑制することができ、更に強度が高くなることによりカップ成型時にトップカールを付与する際に破断しにくくなる。化学パルプの配合率は80重量%以上が好ましく、90重量%以上が更に好ましく、95重量%以上が最も好ましい。
また、紙基材の密度は、0.7g/cm以上であることが好ましく、0.75g/cm以上であることがより好ましく、0.8g/cm以上であることが特に好ましい。
後の工程Dにおける発泡層形成工程では、紙基材の水分が蒸発して熱可塑性樹脂層を外側に押し広げることにより発泡するが、紙基材の密度が0.7g/cm以上の場合、紙基材の端面から水蒸気が逃げにくく、同じ坪量で密度の低い紙基材と比較して発泡厚さが大きくなるため好ましい。低密度紙基材は高密度紙基材と同じ発泡厚を得るために、坪量を大きくするため、材料を多く使う必要がある。一方、紙基材の密度が0.7g/cm以上の場合、材料を多く使う必要がなく、コスト面でも優れている。
紙基材を製造するパルプの濾水度(CSF)は、200〜500mLであることが好ましく、300〜450mLであることがより好ましい。500mL以下の場合、紙基材内部を水蒸気が透過し難く、紙基材の端面から水蒸気が逃げ難くなるので、発泡厚さが大きくなるため好ましい。濾水度が200mL以上の場合、パルプを叩解して濾水度を下げるための消費電力が大きくならずコスト面で優れている。またパルプ叩解能力増強のための設備対応を緩和することができる。
[工程B]
工程Bは、熱可塑性樹脂層の紙基材に接している面とは反対側の面の一部の上に、発泡抑制インキを塗布して発泡抑制インキ塗装部を形成する工程である。
発泡抑制インキ塗装部は、熱可塑性樹脂層の紙基材に接している面とは反対側の面上にライン状に形成することが好ましい。
本実施形態において、紙基材の一方の面側(外面側)に加熱により発泡する低融点熱可塑性樹脂を溶融押出法により20〜100μmの範囲となるように積層して低融点熱可塑性樹脂層を設けるとともに、他方の面側(内面側)に低融点熱可塑性樹脂又は高融点熱可塑性樹脂を溶融押出法により15〜60μmの範囲となるように積層して低融点熱可塑性樹脂又は高融点熱可塑性樹脂層を設けた胴部用加工紙を形成することが好ましい。
低融点熱可塑性樹脂としては、融点の低い低密度ポリエチレンが用いられ、また、高融点熱可塑性樹脂としては、融点の高い中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、トリメチルペンテン等が用いられる。
発泡抑制インキは、乾燥状態の発泡抑制インキ塗装部の構成に溶剤を加えたものである。
本実施形態において、「乾燥状態」とは、低融点熱可塑性樹脂層に塗布した発泡抑制インキ中の溶剤が蒸発した状態を意味する。即ち、発泡抑制インキは、樹脂、着色剤、助剤、及び溶剤を含有する。発泡抑制インキは、ガラス転移点が30℃以上の樹脂を7重量%以上含有し、9重量%以上含有することが好ましく、11重量%以上含有することがより好ましく、13重量%以上含有することが特に好ましい。
ガラス転移点が30℃以上の樹脂としては、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、UV硬化型樹脂、及びウレタン系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも一種が挙げられ、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体または塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体が好ましく、酢酸ビニルの割合が20重量%以下の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体または塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体がより好ましい。
また、発泡抑制インキは、着色剤を7重量%以下含有することが好ましく、5重量%以下含有することがより好ましく、3重量%以下含有することが特に好ましい。
発泡抑制インキ塗装部は、グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、その他適宜の印刷手段により設けられるが、これ以外の手段で設けてもよい。
このようにして胴部用加工紙の低融点熱可塑性樹脂層の面に発泡抑制インキ塗装部を設けた後、胴部用加工紙を打ち抜き胴部用ブランクを形成する。
また、底板部にあっては、少なくとも紙基材の片面側(内面側)に低融点熱可塑性樹脂又は高融点熱可塑性樹脂を溶融押出法により15〜60μmの範囲となるように積層して低融点熱可塑性樹脂層又は高融点熱可塑性樹脂層を設けた底板部用加工紙13を形成し、この底板部用加工紙を打ち抜き底板部用ブランクを形成する。
底板部と容器本体との接着を向上させる観点から、容器本体の内面に形成する熱可塑性樹脂層と、底板部の内面に形成する熱可塑性樹脂層は、同質の樹脂を用いて形成することが好ましい。つまり、容器本体の内面に低融点熱可塑性樹脂層を形成した場合には、底板部の内面にも低融点熱可塑性樹脂層を形成することが好ましく、容器本体の内面に高融点熱可塑性樹脂層を形成した場合には、底板部の内面にも高融点熱可塑性樹脂層を形成することが好ましい。
このようにして形成した胴部用ブランクの両端縁を重ね合わせて接着して胴部を形成し、胴部の底部に底板部用ブランクを固着して底板部を形成することにより容器本体を成形する。
[工程C]
工程Cは、紙製容器を成型後、紙製容器を加熱処理して前記熱可塑性樹脂層における前記発泡抑制インキ塗装部を設けていない低融点熱可塑性樹脂層を加熱処理して、低融点熱可塑性樹脂層における発泡抑制インキ塗装部を設けていない部分を発泡させて、発泡部13b及び発泡抑制部13aを設ける工程である。
加熱温度および加熱時間は使用する紙基材および熱可塑性樹脂の種類に応じて変化し、使用する熱可塑性樹脂に対する最適な加熱温度と加熱時間の組み合わせは適宜決定することができるが、加熱温度は発泡する熱可塑性樹脂の融点よりもやや高い温度(融点+5℃以上10℃以下の範囲)が適し、一般的に、加熱温度は110℃以上140℃以下、加熱時間は1分間以上6分間以下である。加熱手段は特に限定されず、例えば、熱風、電熱、電子線等、任意の手段を使用できる。コンベヤによる搬送手段を備えたトンネル内で、熱風又は電熱などによって加熱すれば、安価に大量生産することができる。
本実施形態において、成形した容器本体を加熱乾燥機で、約110℃〜130℃の範囲で、約40秒〜6分間加熱することが好ましい。
この加熱で紙基材に含有されている水分により、低融点熱可塑性樹脂層が発泡して発泡断熱層13を形成するが、低融点熱可塑性樹脂層の表面に発泡抑制インキ塗装部を設けてある部分は発泡抑制インキ塗装部により発泡が抑制され、抑制された部分が発泡断熱層13の表面に設けられる発泡抑制部13aとなる。
[工程D]
工程Dは、発泡断熱層13上に、筒状胴巻14の上部を紙製容器本体の口縁部の下部に押し込む又は押し入れることにより、紙製容器本体と筒状胴巻とを一体化させる工程である。
ここで本実施形態においては、紙製容器本体と筒状胴巻とを一体化させる際、筒状胴巻14は、上端部及び下端部にカールされたリム部や巻締部等を有さないことが好ましい。リム部や巻締部等を有さないことにより、筒状胴巻14を口縁部3の直下であって、紙製胴部材2及び発泡断熱層13と略平行に装着することが可能となる。これにより、均一に形成された発泡断熱層13の外側に筒状胴巻14が密着した状態で装着することが可能となるので、容器の上下方向で均一な厚さで断熱層が形成され、断熱性を均一にすることができる。
工程Dにおいては、紙製容器本体の前記熱可塑性樹脂層及び発泡抑制インキ塗布部上に、端部にカール部を有しない筒状胴巻を装着したのちの接着方法としては、紙製容器本体と筒状胴巻とを熱圧着で接着する方法が好ましく、接着剤を用いて接着してもよい。
紙製容器本体と筒状胴巻とを熱圧着で接着する場合には、前記熱可塑性樹脂層の融点以下まで加熱して加圧することにより、接着剤を使用せずに紙製容器本体と筒状胴巻とを接着することができる。
加熱温度、加熱時間及び加圧条件は使用する紙基材および熱可塑性樹脂の種類に応じて変化し、使用する熱可塑性樹脂に対する最適な加熱温度、加熱時間及び加圧条件の組み合わせは適宜決定することができる。
接着剤を使用して接着する場合には、酢酸ビニル系接着剤はホットメルト接着剤等の公知の接着剤を使用することができる。
本実施形態においては、紙製容器本体と筒状胴巻とを熱圧着で接着する方法が好ましい。
次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
300g/m(厚さ320μm、密度0.85g/cm、化学パルプ100%、パルプの濾水度(CSF)400ml、含水率7.5%)の紙基材の片面に低密度ポリエチレン(東ソー株式会社製 銘柄名:ペトロセン213、密度0.918g/cm、融点105℃)を厚さ70μmで押出ラミネートした。
紙基材の反対面には中密度ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製 銘柄名:LC680、密度0.936g/cm、融点118℃)を厚さ40μmで押出ラミネートした。
この低密度ポリエチレンラミネートフィルム面に、発泡抑制インキ(乾燥状態で塩化ビニル酢酸ビニル共重合体C(ガラス転移点70℃)70重量%、アクリル樹脂D(ガラス転移点35℃)30重量%、着色剤0%、インキの状態での樹脂含有率は10%)を縦方向に幅2.0mmに塗布、乾燥させ、2.5μmの発泡抑制印刷層を設けた。溶剤としてはイソプロピルアルコール(10%)/酢酸エチル(40%)/トルエン(30%)/メチルエチルケトン(20%)からなる混合溶剤を使用した。
この両面ラミネート紙基材の全体厚さ(インキ層を除く)は430μmであった。この両面ラミネート紙基材から容器胴部材ブランクを打ち抜いた。次いで坪量220g/mの原紙の片面に低密度ポリエチレン(東ソー株式会社製 銘柄名:ペトロセン213、密度0.918g/cm、融点105℃)を厚さ30μmで押出しラミネートし、この片面ラミネート紙基材から容器底部材ブランクを打ち抜いた。
容器胴部材ブランクの中密度ポリエチレンラミネートフィルム面と容器底部材ブランクの低密度ポリエチレンラミネートフィルム面が容器内壁面となるように容器胴部材ブランクと容器底部材ブランクを常用のカップ成型機で一体化させ、紙製容器を組み立てた。
容器の寸法はブリム外径96.0mm、カップ高さ97.0mm、満杯容量450mlであった。
この紙製容器をコンベアオーブンに入れ、120℃で360秒間加熱した。紙製容器の胴部の低密度ポリエチレンラミネートフィルム上に設けられた発泡抑制印刷層に対応して、胴部にストライプ状の発泡断熱層を有する断熱性紙製容器が得られた。その後、この紙製容器に、筒状胴巻(坪量210g/mのコートボール紙)を装着した。
発泡断熱層を有する紙製容器の胴部全体の厚さは1320μm(発泡層960μm+原紙320μm+中密度ポリエチレン層40μm)であった。発泡抑制部の発泡抑制率は78.0%であった。表1にカップ剛度を記載する。
<比較例1>
容器本体の発泡抑制層を設けず全面発泡させて容器本体を作成し、筒状胴巻に坪量230g/mのコートボール紙を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法により、断熱性紙製容器を製造した。
<比較例2>
250g/m (厚さ294μm、密度0.85g/cm、化学パルプ100%、パルプの濾水度(CSF)400ml、含水率7.5%)の紙基材の片面に低密度ポリエチレン(東ソー株式会社 製 銘柄名:ペトロセン213、密度 0.918g/cm、融点105℃)を厚さ25μmで押出ラミネートした。
このラミネート紙基材の全体厚さは319μmであった。このラミネート紙基材から容器胴部材ブランクを打ち抜いた。次いで坪量220g/mの胴部材に使用したのと同じ原紙の片面に低密度ポリエチレン(東ソー株式会社製 銘柄名:ペトロセン213、密度0.918g/cm、融点105℃)を厚さ25μmで押出しラミネートし、この片面ラミネート紙基材から容器底部材ブランクを打ち抜いた。容器胴部材ブランクの中密度ポリエチレンラミネートフィルム面と容器底部材ブランクの低密度ポリエチレンラミネートフィルム面が容器内壁面となるように容器胴部材ブランクと容器底部材ブランクを常用のカップ成型機で一体化させ、紙製容器を組み立てた。
容器の寸法はブリム外径100.0 mm、カップ高さ94.0mm、満杯容量455mlであった。
この紙製容器に、接着剤(酢酸ビニル系)を使用して筒状胴巻(坪量210g/mのコートボール紙)を装着した。
<評価>
・サーモビュア試験
上記で得られた実施例1の断熱性紙製容器と、比較例1、2の紙製容器にそれぞれ80℃の熱湯を入れ、30秒後にサーモビュアによりカップ表面の温度を測定した。
実施例1の結果の写真を図4に、比較例1の結果の写真を図5に、比較例2の結果の写真を図6に示す。表1に、実施例1比較例1、2のカップ表面の最小温度を示す。
図4に示すとおり、実施例1断熱性紙製容器は、容器全体にわたって高い断熱性を発揮していた。これに対し、比較例2は、図6に示すように容器下部は高い断熱性を示したが、容器上部の断熱性が不十分であり、容器上部が高温となってしまった。
・官能試験
上記で得られた実施例1の断熱性紙製容器と、比較例1、2の紙製容器に80℃の熱湯を入れ、パネラーが素手で保持できた時間を測定した。その結果を表1に記載する。表1に記載のとおり、実施例1は150秒以上も素手で保持することができたが、比較例1は130秒以下、比較例2は30秒程度しか保持することができなかった。
・凹部面積割合
実施例1の断熱性紙製容器について、発泡抑制部が形成する凹部の断面積の割合を算出した。図7に示す断面写真から、凹部の断面積の割合を算出した。具体的には、図8に示すように、発泡部の最大膜厚部を頂点とし、頂点間距離Lと、発泡部の最大膜厚Lから、発泡断面積を算出した。次に、凹部の面積から、発泡断面積に対する凹部面積割合を算出した。
具体的な数値は下記の通りである。
;5.0mm
;1.32mm
発泡断面積(L1×L2);6.6mm
凹部面積;1.105mm
発泡断面積に対する凹部面積割合;1.105/6.6×100=16.7%
Figure 0006916001
上記結果に示したとおり本発明の断熱性紙製容器は断熱性に優れていた。また、本発明の断熱性紙製容器は、紙製容器本体の外側に筒状胴巻を装着し、胴周部を二重構造となっている。このため、筒状胴巻に所望のパッケージデザイン等を印刷することができるため、印刷適性にも優れたものである。実施例1と比較例1とを比べると、発泡部及び発泡抑制部が交互に配列した発泡断熱層を有する実施例1の方が、40秒以上も長く素手で保持することができた。これは、発泡部だけでなく、発泡抑制部に形成される空気層が高い断熱効果を発揮したことによるものと考えられる。
本発明の断熱性紙製容器は、熱湯を注ぎこむことで喫食される即席食品(例えば、即席麺、即席スープ、即席みそ汁等)の他、嗜好飲料(コーヒー、紅茶、日本茶等)など広範な用途に使用することができる。
1…断熱性紙製容器、2…紙製胴部材、3…口縁部、10…容器本体、11…高融点熱可塑性樹脂層、12、16…紙基材層、13…発泡断熱層、13a…発泡抑制部、13b…発泡部、14…筒状胴巻、15…低融点熱可塑性樹脂層、17…紙製底板部、18…バリヤ性樹脂層

Claims (4)

  1. 紙製容器本体の外側に筒状胴巻を装着し、胴周部を二重構造にした断熱性紙製容器であって、
    前記紙製容器本体は上部に向かって拡径し、最上部に開口部と、該開口部上端を外方へカールさせた口縁部を有する紙製胴部材と、前記紙製胴部材の底部に定着された紙製底板部材とを備え、
    前記紙製容器本体と筒状胴巻との間に、発泡断熱層を有し、
    前記発泡断熱層は、発泡部及び発泡抑制部が交互に配列し、
    前記筒状胴巻は、前記口縁部に掛止され、前記発泡断熱層を覆うように装着され、端部にカール部を有さず、
    前記発泡断熱層の断面積において、
    前記発泡抑制部が形成する凹部の断面積の割合が0%を超え25%以下であり、
    前記発泡抑制部の幅が、1mm以上10mm以下であること、を特徴とする断熱性紙製容器。
  2. 前記発泡部及び発泡抑制部が縦方向に交互に配列している、請求項1に記載の断熱性紙製容器。
  3. 前記紙製容器本体の内面にバリヤ性樹脂層を有する請求項1又は2に記載の断熱性紙製容器。
  4. 紙基材の一方の面に熱可塑性樹脂層を設ける工程Aと、
    前記熱可塑性樹脂層の前記紙基材に接している面とは反対側の面の一部の上に、発泡抑制インキを塗布して発泡抑制インキ塗布部を形成する工程Bと、
    紙製容器を成形後、紙製容器を加熱処理し前記熱可塑性樹脂層及び前記発泡抑制インキ塗布部を設けていない部分を発泡させて、発泡部及び発泡抑制部とが交互に配列した発泡断熱層の形成する工程Cと、
    紙製容器本体の前記熱可塑性樹脂層及び前記発泡抑制インキ塗布部上に端部にカール部を有しない筒状胴巻を装着し、一体化を行う工程Dと、を有し、
    前記発泡断熱層の断面積において、
    前記発泡抑制部が形成する凹部の断面積の割合が0%を超え25%以下であり、
    前記発泡抑制部の幅が、1mm以上10mm以下であること、を特徴とする断熱性紙製容器の製造方法。
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