JP6915335B2 - 通信装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、通信装置、通信方法、及びプログラムに関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution(LTE)」、「LTE−Advanced(LTE−A)」、「LTE−Advanced Pro(LTE−A Pro)」、「New Radio(NR)」、「New Radio Access Technology(NRAT)」、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(EUTRA)」、または「Further EUTRA(FEUTRA)」とも称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている。なお、以下の説明において、LTEは、LTE−A、LTE−A Pro、およびEUTRAを含み、NRは、第5世代移動無線通信(5G)、NRAT、およびFEUTRAを含む。LTEおよびNRでは、基地局装置(基地局)はeNodeB(evolved NodeB)、端末装置(移動局、移動局装置、端末)はUE(User Equipment)とも称する。LTEおよびNRは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
NRは、LTEに対する次世代の無線アクセス方式として、LTEとは異なるRAT(Radio Access Technology)である。NRは、eMBB(Enhanced mobile broadband)、mMTC(Massive machine type communications)およびURLLC(Ultra reliable and low latency communications)を含む様々なユースケースに対応可能なアクセス技術である。NRは、それらのユースケースにおける利用シナリオ、要求条件、及び配置シナリオなどに対応する技術フレームワークを目指して検討される。ユースケースの一つである、免許不要帯域における動作の詳細については、例えば、非特許文献1に開示されている。
3GPP, TS 36.213, Section 15,"Physical layer procedures," December, 2016.
ところで、NRでは、LTEよりも低遅延かつ高信頼な通信が要求される場合がある。特に、NRにおいては、多様なユースケースでの利用が想定され、ユースケースに応じた柔軟な設計を可能とし、これによりシステム全体の伝送効率を向上させることが可能な技術の提供が求められている。
そこで、本開示では、低遅延かつ高信頼な通信をより好適な態様で実現することが可能な技術について提案する。
本開示によれば、送信対象の装置による複数の当該通信装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して前記送信対象の装置にデータが送信されるように制御する制御部と、前記複数のチャネルのそれぞれがデータの送信に利用可能か否かを判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記判定を前記複数のチャネルのそれぞれに対して並列的に実行し、前記制御部は、前記複数のチャネルのそれぞれに関する、前記判定部による前記データの送信に利用可能であることを示す前記判定に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに設定されたカウンタ値を減算し、前記複数のチャネルのうち先にカウンタ値が閾値以下となったチャネルを利用してデータが送信されるように制御する、
通信装置が提供される。
本開示によれば、通信装置に搭載されるコンピュータが、送信対象の装置による複数の前記通信装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して前記送信対象の装置にデータが送信されるように制御することと、前記複数のチャネルのそれぞれがデータの送信に利用可能か否かを判定することと、前記判定を前記複数のチャネルのそれぞれに対して並列的に実行することと、前記複数のチャネルのそれぞれに関する、前記判定することによる前記データの送信に利用可能であることを示す前記判定に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに設定されたカウンタ値を減算し、前記複数のチャネルのうち先にカウンタ値が閾値以下となったチャネルを利用してデータが送信されるように制御することと、を含む、通信方法が提供される。
本開示によれば、通信装置に搭載されるコンピュータに、送信対象の装置による複数の前記通信装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して前記送信対象の装置にデータが送信されるように制御することと、前記複数のチャネルのそれぞれがデータの送信に利用可能か否かを判定することと、前記判定を前記複数のチャネルのそれぞれに対して並列的に実行することと、前記複数のチャネルのそれぞれに関する、前記判定することによる前記データの送信に利用可能であることを示す前記判定に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに設定されたカウンタ値を減算し、前記複数のチャネルのうち先にカウンタ値が閾値以下となったチャネルを利用してデータが送信されるように制御することと、を実行させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、低遅延かつ高信頼な通信をより好適な態様で実現することが可能な技術が提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態におけるコンポーネントキャリアの設定の一例を示す図である。 同実施形態におけるコンポーネントキャリアの設定の一例を示す図である。 NRセルにおける送信信号に関するパラメータセットの一例を示す図である。 同実施形態におけるNRの下りリンクサブフレームの一例を示す図である。 同本実施形態におけるNRの上りリンクサブフレームの一例を示す図である。 同実施形態における自己完結型送信のフレーム構成の一例を示す図である。 Grant based送信の例を示した流れ図である。 Grant−free based送信の例を示した流れ図である。 同実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例について示した図である。 同実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの他の一例について示した図である。 2つの基地局と1つの端末装置との間におけるDual Connectivityを想定した一例を示した図である。 複数のビームを利用してデータが送信される場合の一例を示した図である。 2つの端末装置間におけるD2Dを想定した場合の一例を示した図である。 リレーを介してデータが送信される場合の一例を示した図である。 D2Dとリレー通信とを組み合わせた場合の一例を示した図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.構成例
1.1.システム構成の一例
1.2.基地局の構成例
1.3.端末装置の構成例
2.技術的特徴
3.応用例
3.1.基地局に関する応用例
3.2.端末装置に関する応用例
4.むすび
<<1.構成例>>
<1.1.システム構成の一例>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図1に示すように、システム1は、無線通信装置100と、端末装置200とを含む。ここでは、端末装置200は、ユーザとも呼ばれる。当該ユーザは、UEとも呼ばれ得る。無線通信装置100Cは、UE−Relayとも呼ばれる。ここでのUEは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているUEであってもよく、UE−Relayは、3GPPで議論されているProse UE to Network Relayであってもよく、より一般的に通信機器を意味してもよい。
(1)無線通信装置100
無線通信装置100は、配下の装置に無線通信サービスを提供する装置である。例えば、無線通信装置100Aは、セルラーシステム(又は移動体通信システム)の基地局である。基地局100Aは、基地局100Aのセル10Aの内部に位置する装置(例えば、端末装置200A)との無線通信を行う。例えば、基地局100Aは、端末装置200Aへのダウンリンク信号を送信し、端末装置200Aからのアップリンク信号を受信する。
基地局100Aは、他の基地局と例えばX2インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。また、基地局100Aは、所謂コアネットワーク(図示を省略する)と例えばS1インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。なお、これらの装置間の通信は、物理的には多様な装置により中継され得る。
ここで、図1に示した無線通信装置100Aは、マクロセル基地局であり、セル10Aはマクロセルである。一方で、無線通信装置100B及び100Cは、スモールセル10B及び10Cをそれぞれ運用するマスタデバイスである。一例として、マスタデバイス100Bは、固定的に設置されるスモールセル基地局である。スモールセル基地局100Bは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10B内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200B)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。なお、無線通信装置100Bは、3GPPで定義されるリレーノードであってもよい。マスタデバイス100Cは、ダイナミックAP(アクセスポイント)である。ダイナミックAP100Cは、スモールセル10Cを動的に運用する移動デバイスである。ダイナミックAP100Cは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10C内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200C)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。ダイナミックAP100Cは、例えば、基地局又は無線アクセスポイントとして動作可能なハードウェア又はソフトウェアが搭載された端末装置であってよい。この場合のスモールセル10Cは、動的に形成される局所的なネットワーク(Localized Network/Virtual Cell)である。
セル10Aは、例えば、LTE、LTE−A(LTE−Advanced)、LTE−ADVANCED PRO、GSM(登録商標)、UMTS、W−CDMA、CDMA2000、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。
なお、スモールセルは、マクロセルと重複して又は重複せずに配置される、マクロセルよりも小さい様々な種類のセル(例えば、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなど)を含み得る概念である。ある例では、スモールセルは、専用の基地局によって運用される。別の例では、スモールセルは、マスタデバイスとなる端末がスモールセル基地局として一時的に動作することにより運用される。いわゆるリレーノードもまた、スモールセル基地局の一形態であると見なすことができる。リレーノードの親局として機能する無線通信装置は、ドナー基地局とも称される。ドナー基地局は、LTEにおけるDeNBを意味してもよく、より一般的にリレーノードの親局を意味してもよい。
(2)端末装置200
端末装置200は、セルラーシステム(又は移動体通信システム)において通信可能である。端末装置200は、セルラーシステムの無線通信装置(例えば、基地局100A、マスタデバイス100B又は100C)との無線通信を行う。例えば、端末装置200Aは、基地局100Aからのダウンリンク信号を受信し、基地局100Aへのアップリンク信号を送信する。
また、端末装置200としては、所謂UEのみに限らず、例えば、MTC端末、eMTC(Enhanced MTC)端末、及びNB−IoT端末等のような所謂ローコスト端末(Low cost UE)が適用されてもよい。
(3)補足
以上、システム1の概略的な構成を示したが、本技術は図1に示した例に限定されない。例えば、システム1の構成として、マスタデバイスを含まない構成、SCE(Small Cell Enhancement)、HetNet(Heterogeneous Network)、MTCネットワーク等が採用され得る。またシステム1の構成の、他の一例として、マスタデバイスがスモールセルに接続し、スモールセルの配下でセルを構築してもよい。
<1.2.基地局の構成例>
次いで、図2を参照して、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成を説明する。図2は、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、基地局100は、アンテナ部110と、無線通信部120と、ネットワーク通信部130と、記憶部140と、処理部150とを含む。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
また、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末(図1における無線通信装置100C)として動作し、リモート端末(図1における端末装置200C)と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、リレー端末に相当する無線通信装置100Cにおける無線通信部120は、リモート端末との間でサイドリンク信号を送受信してもよい。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
なお、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、当該リレー端末に相当する無線通信装置100Cは、ネットワーク通信部130を備えていなくてもよい。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部150
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、通信制御部151と、情報取得部153と、判定部155と、通知部157とを含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部151、情報取得部153、判定部155、及び通知部157の動作は、後に詳細に説明する。
<1.3.端末装置の構成例>
次に、図3を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、端末装置200は、アンテナ部210と、無線通信部220と、記憶部230と、処理部240とを含む。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
また、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、リモート端末として動作する端末装置200Cにおける無線通信部220は、リレー端末との間でサイドリンク信号を送受信してもよい。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。例えば、処理部240は、通信制御部241と、情報取得部243と、判定部245と、通知部247とを含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247の動作は、後に詳細に説明する。
<<2.技術的特徴>>
続いて、本開示の一実施形態に係るシステムの技術的特徴について説明する。
<無線アクセス技術>
本実施形態において、基地局100および端末装置200は、それぞれ1つ以上の無線アクセス技術(RAT)をサポートする。例えば、RATは、LTEおよびNRを含む。1つのRATは、1つのセル(コンポーネントキャリア)に対応する。すなわち、複数のRATがサポートされる場合、それらのRATは、それぞれ異なるセルに対応する。本実施形態において、セルは、下りリンクリソース、上りリンクリソース、および/または、サイドリンクの組み合わせである。また、以下の説明において、LTEに対応するセルはLTEセルと呼称され、NRに対応するセルはNRセルと呼称される。
下りリンクの通信は、基地局100から端末装置200に対する通信である。上りリンクの通信は、端末装置200から基地局100に対する通信である。サイドリンクの通信は、端末装置200から別の端末装置200に対する通信である。
サイドリンクの通信は、端末装置間の近接直接検出および近接直接通信のために定義される。サイドリンクの通信は、上りリンクおよび下りリンクと同様なフレーム構成を用いることができる。また、サイドリンクの通信は、上りリンクリソースおよび/または下りリンクリソースの一部(サブセット)に制限されうる。
基地局100および端末装置200は、下りリンク、上りリンクおよび/またはサイドリンクにおいて、1つ以上のセルの集合を用いる通信をサポートできる。複数のセルの集合は、キャリアアグリゲーションまたはデュアルコネクティビティとも呼称される。キャリアアグリゲーションとデュアルコネクティビティの詳細は後述される。また、それぞれのセルは、所定の周波数帯域幅を用いる。所定の周波数帯域幅における最大値、最小値および設定可能な値は、予め規定できる。
図4は、本実施形態におけるコンポーネントキャリアの設定の一例を示す図である。図4の例では、1つのLTEセルと2つのNRセルが設定される。1つのLTEセルは、プライマリーセルとして設定される。2つのNRセルは、それぞれプライマリーセカンダリーセルおよびセカンダリーセルとして設定される。2つのNRセルは、キャリアアグリゲーションにより統合される。また、LTEセルとNRセルは、デュアルコネクティビティにより統合される。なお、LTEセルとNRセルは、キャリアアグリゲーションにより統合されてもよい。図4の例では、NRは、プライマリーセルであるLTEセルにより接続をアシストされることが可能であるため、スタンドアロンで通信するための機能のような一部の機能をサポートしなくてもよい。スタンドアロンで通信するための機能は、初期接続に必要な機能を含む。
図5は、本実施形態におけるコンポーネントキャリアの設定の一例を示す図である。図5の例では、2つのNRセルが設定される。2つのNRセルは、それぞれプライマリーセルおよびセカンダリーセルとして設定され、キャリアアグリゲーションにより統合される。この場合、NRセルがスタンドアロンで通信するための機能をサポートすることにより、LTEセルのアシストが不要になる。なお、2つのNRセルは、デュアルコネクティビティにより統合されてもよい。
<本実施形態におけるNRのフレーム構成>
NRセルのそれぞれにおいて、ある所定の時間長(例えば、サブフレーム)では、1つ以上の所定のパラメータが用いられる。すなわち、NRセルでは、下りリンク信号および上りリンク信号は、それぞれ所定の時間長において、1つ以上の所定のパラメータを用いて生成される。換言すると、端末装置200は、基地局100から送信される下りリンク信号、および、基地局100に送信する上りリンク信号が、それぞれ所定の時間長において、1つ以上の所定のパラメータで生成される、と想定する。また、基地局100は、端末装置200に送信する下りリンク信号、および、端末装置200から送信される上りリンク信号が、それぞれ所定の時間長において、1つ以上の所定のパラメータで生成されるように設定できる。複数の所定のパラメータが用いられる場合、それらの所定のパラメータが用いられて生成される信号は、所定の方法により多重される。例えば、所定の方法は、FDM(Frequency Division Multiplexing)、TDM(Time Division Multiplexing)、CDM(Code Division Multiplexing)および/またはSDM(Spatial Division Multiplexing)などを含む。
NRセルに設定される所定のパラメータの組み合わせは、パラメータセットとして、複数種類を予め規定できる。
図6は、NRセルにおける送信信号に関するパラメータセットの一例を示す図である。図6の例では、パラメータセットに含まれる送信信号に関するパラメータは、サブフレーム間隔、NRセルにおけるリソースブロックあたりのサブキャリア数、サブフレームあたりのシンボル数、および、CP長タイプである。CP長タイプは、NRセルで用いられるCP長のタイプである。例えば、CP長タイプ1はLTEにおけるノーマルCPに相当し、CP長タイプ2はLTEにおける拡張CPに相当する。
NRセルにおける送信信号に関するパラメータセットは、下りリンクおよび上りリンクでそれぞれ個別に規定することができる。また、NRセルにおける送信信号に関するパラメータセットは、下りリンクおよび上りリンクでそれぞれ独立に設定できる。
図7は、本実施形態におけるNRの下りリンクサブフレームの一例を示す図である。図7の例では、パラメータセット1、パラメータセット0およびパラメータセット2を用いて生成される信号が、セル(システム帯域幅)において、FDMされる。図7に示される図は、NRの下りリンクリソースグリッドとも呼称される。基地局100は、端末装置200への下りリンクサブフレームにおいて、NRの物理下りリンクチャネルおよび/またはNRの物理下りリンク信号を送信できる。端末装置200は、基地局100からの下りリンクサブフレームにおいて、NRの物理下りリンクチャネルおよび/またはNRの物理下りリンク信号を受信できる。
図8は、本実施形態におけるNRの上りリンクサブフレームの一例を示す図である。図8の例では、パラメータセット1、パラメータセット0およびパラメータセット2を用いて生成される信号が、セル(システム帯域幅)において、FDMされる。図7に示される図は、NRの上りリンクリソースグリッドとも呼称される。基地局100は、端末装置200への上りリンクサブフレームにおいて、NRの物理上りリンクチャネルおよび/またはNRの物理上りリンク信号を送信できる。端末装置200は、基地局100からの上りリンクサブフレームにおいて、NRの物理上りリンクチャネルおよび/またはNRの物理上りリンク信号を受信できる。
<本実施形態における制御情報のシグナリング>
基地局100および端末装置200は、それぞれ制御情報のシグナリング(通知、報知、設定)のために、様々な方法を用いることができる。制御情報のシグナリングは、様々な層(レイヤー)で行うことができる。制御情報のシグナリングは、物理層(レイヤー)を通じたシグナリングである物理層シグナリング、RRC層を通じたシグナリングであるRRCシグナリング、および、MAC層を通じたシグナリングであるMACシグナリングなどを含む。RRCシグナリングは、端末装置200に固有の制御情報を通知する専用のRRCシグナリング(Dedicated RRC signaling)、または、基地局100に固有の制御情報を通知する共通のRRCシグナリング(Common RRC signaling)である。RRCシグナリングやMACシグナリングなど、物理層から見て上位の層が用いるシグナリングは上位層シグナリングとも呼称される。
RRCシグナリングは、RRCパラメータをシグナリングすることにより実現される。MACシグナリングは、MAC制御エレメントをシグナリングすることにより実現される。物理層シグナリングは、下りリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)または上りリンクリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)をシグナリングすることにより実現される。RRCパラメータおよびMAC制御エレメントは、PDSCHまたはPUSCHを用いて送信される。DCIは、PDCCHまたはEPDCCHを用いて送信される。UCIは、PUCCHまたはPUSCHを用いて送信される。RRCシグナリングおよびMACシグナリングは、準静的(semi−static)な制御情報をシグナリングするために用いられ、準静的シグナリングとも呼称される。物理層シグナリングは、動的(dynamic)な制御情報をシグナリングするために用いられ、動的シグナリングとも呼称される。DCIは、PDSCHのスケジューリングまたはPUSCHのスケジューリングなどのために用いられる。UCIは、CSI報告、HARQ−ACK報告、および/またはスケジューリング要求(SR:Scheduling Request)などのために用いられる。
<本実施形態におけるマルチキャリア送信の詳細>
端末装置200は複数のセルが設定され、マルチキャリア送信を行うことができる。端末装置200が複数のセルを用いる通信は、CA(キャリアアグリゲーション)またはDC(デュアルコネクティビティ)と称される。本実施形態に記載の内容は、端末装置200に対して設定される複数のセルのそれぞれまたは一部に適用できる。端末装置200に設定されるセルを、サービングセルとも称する。
CAおいて、設定される複数のサービングセルは、1つのプライマリーセル(PCell:Primary Cell)と1つ以上のセカンダリーセル(SCell:Secondary Cell)とを含む。CAをサポートしている端末装置200に対して、1つのプライマリーセルと1つ以上のセカンダリーセルが設定されうる。
プライマリーセルは、初期コネクション構築(initial connection establishment)手続きが行なわれたサービングセル、コネクション再構築(connection re−establishment)手続きを開始したサービングセル、または、ハンドオーバ手続きにおいてプライマリーセルと指示されたセルである。プライマリーセルは、プライマリー周波数でオペレーションする。セカンダリーセルは、コネクションの構築または再構築以降に設定されうる。セカンダリーセルは、セカンダリー周波数でオペレーションする。なお、コネクションは、RRCコネクションとも称される。
DCは、少なくとも2つの異なるネットワークポイントから提供される無線リソースを所定の端末装置200が消費するオペレーションである。ネットワークポイントは、マスター基地局装置(MeNB:Master eNB)とセカンダリー基地局装置(SeNB:Secondary eNB)である。デュアルコネクティビティは、端末装置200が、少なくとも2つのネットワークポイントでRRC接続を行なうことである。デュアルコネクティビティにおいて、2つのネットワークポイントは、非理想的バックホール(non−ideal backhaul)によって接続されてもよい。
DCにおいて、少なくともS1−MME(Mobility Management Entity)に接続され、コアネットワークのモビリティアンカーの役割を果たす基地局100をマスター基地局装置と称される。また、端末装置200に対して追加の無線リソースを提供するマスター基地局装置ではない基地局100をセカンダリー基地局装置と称される。マスター基地局装置に関連されるサービングセルのグループは、マスターセルグループ(MCG:Master Cell Group)とも呼称される。セカンダリー基地局装置に関連されるサービングセルのグループは、セカンダリーセルグループ(SCG:Secondary Cell Group)とも呼称される。
DCにおいて、プライマリーセルは、MCGに属する。また、SCGにおいて、プライマリーセルに相当するセカンダリーセルをプライマリーセカンダリーセル(PSCell:Primary Secondary Cell)と称する。PSCell(pSCellを構成する基地局装置)には、PCell(PCellを構成する基地局装置)と同等の機能(能力、性能)がサポートされてもよい。また、PSCellには、PCellの一部の機能だけがサポートされてもよい。例えば、PSCellには、CSSまたはUSSとは異なるサーチスペースを用いて、PDCCH送信を行なう機能がサポートされてもよい。また、PSCellは、常にアクティベーションの状態であってもよい。また、PSCellは、PUCCHを受信できるセルである。
DCにおいて、無線ベアラ(データ無線ベアラ(DRB:Date Radio Bearer)および/またはシグナリング無線ベアラ(SRB:Signaling Radio Bearer))は、MeNBとSeNBで個別に割り当てられてもよい。MCG(PCell)とSCG(PSCell)に対して、それぞれ個別にデュプレックスモードが設定されてもよい。MCG(PCell)とSCG(PSCell)は、互いに同期されなくてもよい。MCG(PCell)とSCG(PSCell)に対して、複数のタイミング調整のためのパラメータ(TAG:Timing Advance Group)が独立に設定されてもよい。デュアルコネクティビティにおいて、端末装置200は、MCG内のセルに対応するUCIをMeNB(PCell)のみで送信し、SCG内のセルに対応するUCIをSeNB(pSCell)のみで送信する。それぞれのUCIの送信において、PUCCHおよび/またはPUSCHを用いた送信方法はそれぞれのセルグループで適用される。
PUCCHおよびPBCH(MIB)は、PCellまたはPSCellのみで送信される。また、PRACHは、CG内のセル間で複数のTAG(Timing Advance Group)が設定されない限り、PCellまたはPSCellのみで送信される。
PCellまたはPSCellでは、SPS(Semi−Persistent Scheduling)やDRX(Discontinuous Transmission)を行ってもよい。セカンダリーセルでは、同じセルグループのPCellまたはPSCellと同じDRXを行ってもよい。
セカンダリーセルにおいて、MACの設定に関する情報/パラメータは、基本的に、同じセルグループのPCellまたはPSCellと共有している。一部のパラメータは、セカンダリーセル毎に設定されてもよい。一部のタイマーやカウンタが、PCellまたはPSCellのみに対して適用されてもよい。
CAにおいて、TDD方式が適用されるセルとFDD方式が適用されるセルが集約されてもよい。TDDが適用されるセルとFDDが適用されるセルとが集約される場合に、TDDが適用されるセルおよびFDDが適用されるセルのいずれか一方に対して本開示を適用することができる。
端末装置200は、端末装置200によってCAがサポートされているバンドの組合せを示す情報を、基地局100に送信する。端末装置200は、バンドの組合せのそれぞれに対して、異なる複数のバンドにおける前記複数のサービングセルにおける同時送信および受信をサポートしているか否かを指示する情報を、基地局100に送信する。
<自己完結型送信>
NRでは、物理チャネルおよび/または物理信号を自己完結型送信(self−contained transmission)によって送信することができる。図9に、本実施形態における自己完結型送信のフレーム構成の一例を示す。自己完結型送信では、1つの送受信は、先頭から連続する下りリンク送信、GP、および連続する下りリンク送信の順番で構成される。連続する下りリンク送信には、少なくとも1つの下りリンク制御情報およびDMRSが含まれる。その下りリンク制御情報は、その連続する下りリンク送信に含まれる下りリンク物理チャネルの受信、またはその連続する上りリンク送信に含まれる上りリンク物理チャネルの送信を指示する。その下りリンク制御情報が下りリンク物理チャネルの受信を指示した場合、端末装置2は、その下りリンク制御情報に基づいてその下りリンク物理チャネルの受信を試みる。そして、端末装置2は、その下りリンク物理チャネルの受信成否(デコード成否)を、GP後に割り当てられる上りリンク送信に含まれる上りリンク制御チャネルによって送信する。一方で、その下りリンク制御情報が上りリンク物理チャネルの送信を指示した場合、その下りリンク制御情報に基づいて送信される上りリンク物理チャネルを上りリンク送信に含めて送信を行う。このように、下りリンク制御情報によって、上りリンクデータの送信と下りリンクデータの送信を柔軟に切り替えることで、上りリンクと下りリンクのトラヒック比率の増減に即座に対応することができる。また、下りリンクの受信成否を直後の上りリンク送信で通知することで、下りリンクの低遅延通信を実現することができる。
単位スロット時間は、下りリンク送信、GP、または上りリンク送信を定義する最小の時間単位である。単位スロット時間は、下りリンク送信、GP、または上りリンク送信のいずれかのために予約される。単位スロット時間の中に、下りリンク送信と上りリンク送信の両方は含まれない。単位スロット時間は、その単位スロット時間に含まれるDMRSと関連付けられるチャネルの最小送信時間としてもよい。1つの単位スロット時間は、例えば、NRのサンプリング間隔(Ts)またはシンボル長の整数倍で定義される。
単位フレーム時間は、スケジューリングで指定される最小時間であってもよい。単位フレーム時間は、トランスポートブロックが送信される最小単位であってもよい。単位スロット時間は、その単位スロット時間に含まれるDMRSと関連付けられるチャネルの最大送信時間としてもよい。単位フレーム時間は、端末装置2において上りリンク送信電力を決定する単位時間であってもよい。単位フレーム時間は、サブフレームと称されてもよい。単位フレーム時間には、下りリンク送信のみ、上りリンク送信のみ、上りリンク送信と下りリンク送信の組み合わせの3種類のタイプが存在する。1つの単位フレーム時間は、例えば、NRのサンプリング間隔(Ts)、シンボル長、または単位スロット時間の整数倍で定義される。
送受信時間は、1つの送受信の時間である。1つの送受信と他の送受信との間は、どの物理チャネルおよび物理信号も送信されない時間(ギャップ)で占められる。端末装置2は、異なる送受信間でCSI測定を平均してはいけない。送受信時間は、TTIと称されてもよい。1つの送受信時間は、例えば、NRのサンプリング間隔(Ts)、シンボル長、単位スロット時間、または単位フレーム時間の整数倍で定義される。
<アンライセンスチャネルのチャネルアクセスプロシージャ>
チャネルアクセスプロシージャは、基地局100または端末装置200にてデータの送信が行われる際に、アンライセンスチャネル(例えば、免許不要帯域)にアクセスするために行われる。
チャネルアクセスプロシージャでは、1回または複数回のチャネルのセンシング(sensing)が行われる。当該センシングの結果に基づいて、センシングの対象となるチャネルがアイドル(idle、unoccupied、available、enable)か、またはビジー(busy、occupied、unavailable、disable)かの判定(空き判定)が行われる。チャネルのセンシングでは、例えば、所定の待ち時間におけるチャネルの電力がセンス(sense)される。
チャネルアクセスプロシージャの待ち時間の一例として、第一の待ち時間、第二の待ち時間、第三の待ち時間、及び第四の待ち時間が挙げられる。第一の待ち時間は、スロットの時間に相当する。また、第三の待ち時間は、延期時間に相当する。
スロット(slot)は、チャネルアクセスプロシージャにおける、基地局装置および端末装置の待ち時間の単位である。スロットは、例えば、9マイクロ秒で定義される。即ち、第一の待ち時間は、9マイクロ秒に相当する。
第二の待ち時間には、1個のスロットが先頭に挿入されている。即ち、第二の待ち時間は、スロットに対して所定の空白時間が追加されたものに相当する。第二の待ち時間は、例えば、16マイクロ秒で定義される。
第三の待ち時間として規定されている延期期間(defer period)は、第二の待ち時間と当該第二の待ち時間に続く複数個の連続したスロットで構成される。当該第二の待ち時間に続く複数個の連続したスロットの個数については、QoSを満たすために用いられる優先クラス(priority class)に基づいて決定される。
第四の待ち時間は、第二の待ち時間とその後に続く1つのスロットによって構成される。
基地局100または端末装置200は、所定のスロットの期間に所定のチャネルをセンス(sense)する。当該基地局100または当該端末装置200が当該所定のスロット期間内の少なくとも4マイクロ秒に対して検出した電力が所定の電力検出閾値よりも小さい場合に、当該所定のスロットはアイドル(idle)であるとみなされる。一方で、当該電力が所定の電力検出閾値よりも大きい場合には、当該所定のスロットはビジー(busy)であるとみなされる。
チャネルアクセスプロシージャには、第一のチャネルアクセスプロシージャと第二のチャネルアクセスプロシージャがある。第一のチャネルアクセスプロシージャは、複数個のスロットおよび延期期間を用いて行われる。また、第二のチャネルアクセスプロシージャは、1つの第四の待ち時間を用いて行われる。
<第一のチャネルアクセスプロシージャの詳細>
まず、第一のチャネルアクセスプロシージャについて説明する。第一のチャネルアクセスプロシージャにおいて、以下に記した(0)〜(6)として示した手順が行われる。
(0)延期期間においてチャネルのセンシングが行われる。延期期間内のスロットにおいてチャネルがアイドルであった場合に、(1)のステップに進み、そうでなければ、(6)のステップに進む。
(1)カウンタの初期値が取得される。当該カウンタの初期値が取り得る値は、0から衝突窓CWまでの間の整数である。また、当該カウンタの初期値は、一様分布に従ってランダムに決定される。そして、カウンタNにカウンタの初期値がセットされ、(2)のステップに進む。
(2)カウンタNが0よりも大きく、かつ、そのカウンタNの減算を行うことが選択された場合に、カウンタNから1が減算される。その後、(3)のステップに進む。
(3)スロットの期間が追加された後に待機される。また、その追加のスロットにおいて、チャネルがセンスされる。その追加のスロットがアイドルであった場合は、(4)のステップに進み、そうでなければ、(5)のステップに進む。
(4)カウンタNが0であった場合には、このプロシージャを停止する。そうでなければ、(2)のステップに進む。
(5)延期期間が追加された後に待機される。また、当該追加された延期期間に含まれるいずれか1つのスロットでビジーと検出されるまで、または、当該追加された延期期間に含まれる全てのスロットがアイドルであると検出できるまで、チャネルがセンスされる。その後、(6)のステップに進む。
(6)チャネルが当該追加された延期期間に含まれるスロットの全てでアイドルであるとセンスされた場合には、(4)のステップに進み、そうでなければ、(5)のステップに進む。
そして、上記のプロシージャにおける(4)のステップの停止後に、当該チャネルにおいて、PDSCHやPUSCHなどデータを含む送信が行われる。
なお、上記のプロシージャにおける(4)のステップの停止後に、当該チャネルにおいて、送信が行われなくてもよい。この場合には、その後、送信直前にスロットおよび延期期間の全てにおいて、チャネルがアイドルであった場合に、上記のプロシージャを行わずに送信が行われてもよい。一方で、当該スロットおよび当該延期期間のいずれかにおいてチャネルがアイドルではなかった場合に、追加の延期期間内のスロットの全てでチャネルがアイドルであるとセンシングされた後に、上記のプロシージャの(1)のステップに進む。
<第二のチャネルアクセスプロシージャの詳細>
続いて、第二のチャネルアクセスプロシージャについて説明する。第二のチャネルアクセスプロシージャにおいて、少なくとも第四の待ち時間のセンシングの結果、チャネルがアイドルであるとみなされた直後に、送信が行われてもよい。一方で、少なくとも第四の待ち時間のセンシングの結果、チャネルがアイドルでないとみなされた場合には、送信は行われない。
<衝突窓適応プロシージャ>
続いて、衝突窓適応プロシージャについて説明する。第一のチャネルアクセスプロシージャで用いられる衝突窓CW(contention window)は、衝突窓適応プロシージャに基づいて決定される。
衝突窓CWの値は、優先クラスごとに保持される。また、衝突窓CWは、最小衝突窓と最大衝突窓の間の値を取る。最小衝突窓および最大衝突窓は、優先クラスに基づいて決定される。
衝突窓CWの値の調整は、第一のチャネルアクセスプロシージャにおける(1)のステップの前に行われる。少なくとも衝突窓適応プロシージャにおける参照サブフレームまたは参照HARQプロセスの共用チャネルに対応するHARQ応答でNACKの割合が閾値よりも高い場合に、衝突窓CWの値を増加させ、そうでなければ、衝突窓CWの値を最小衝突窓に設定する。
衝突窓CWの値の増加は、例えば、CW=2・(CW+1)−1の式に基づいて行われる。
<下りリンクにおけるチャネルアクセスプロシージャの詳細>
続いて、下りリンクにおけるチャネルアクセスプロシージャについて説明する。アンライセンスチャネルにおいて、PDSCH、PDCCH、および/または、EPDCCHを含んだ下りリンク送信を行う場合に、基地局は第一のチャネルアクセスプロシージャに基づいて、そのチャネルにアクセスし、その下りリンク送信を行う。
一方で、アンライセンスチャネルにおいて、DRSを含むがPDSCHを含まない下りリンク送信を行う場合には、基地局は第二のチャネルアクセスプロシージャに基づいて、そのチャネルにアクセスし、その下りリンク送信を行う。なお、その下りリンク送信の期間は、1ミリ秒よりも小さいことが好ましい。
<上りリンクにおけるチャネルアクセスプロシージャの詳細>
続いて、上りリンクにおけるチャネルアクセスプロシージャについて説明する。アンライセンスチャネルにおいて、PUSCHをスケジュールする上りリンクグラントにて第一のチャネルアクセスプロシージャを行うことが指示された場合には、端末装置は、当該PUSCHを含んだ上りリンク送信の前に第一のチャネルアクセスプロシージャを行う。
また、PUSCHをスケジュールする上りリンクグラントにて第二のチャネルアクセスプロシージャを行うことが指示された場合には、端末装置は、当該PUSCHを含んだ上りリンク送信の前に第二のチャネルアクセスプロシージャを行う。
また、PUSCHは含まないがSRSは含む上りリンク送信に対しては、端末装置は、当該上りリンク送信の前に第二のチャネルアクセスプロシージャを行う。
また、上りリンクグラントで指示された上りリンク送信の末尾が上りリンク期間(UL duration)内であった場合には、当該上りリンクグラントで指示されたプロシージャタイプにかかわらず、端末装置は、当該上りリンク送信の前に第二のチャネルアクセスプロシージャを行う。
また、基地局からの下りリンク送信終了後に第四の待ち時間を挟んで上りリンク送信が続く場合には、端末装置は、当該上りリンク送信の前に第二のチャネルアクセスプロシージャを行う。
<Grant−free based送信>
Grant−free based送信とは、端末装置200が基地局100からのリソースアロケーション(Grant)を受信することなく、端末装置200が適当な周波数軸および時間軸で区切られたリソースを利用して送信をすることを表す。主な目的としては、シグナリングオーバーヘッドの削減による、端末装置200の省電力化や低遅延通信が挙げられる。従来のGrant based送信では、基地局100が端末装置200に対して、Downlink/Uplinkで使用するリソースを通知することで、他の端末装置200とのリソース競合が発生せずに通信をすることが可能となっていたが、一方で、本通知によるシグナリングのオーバーヘッドが発生していた。
図10は、Grant based送信の例を示した流れ図である。例えば、図10に示すようなGrant based送信の場合、基地局100と端末装置200との間で初期コネクション構築またはコネクション再構築が行われると(ステップS11)、端末装置200は基地局100へスケジューリングリクエスト(SR)を送信する(ステップS12)。基地局100は、端末装置200へリソース割り当てやMCS等を通知(Grant)する(ステップ13)。端末装置200は、割り当てられたリソースを用いて基地局100へデータを送信する(ステップ14)。基地局100は、端末装置200に対してACKまたはNACKを返信する(ステップ15)。
端末装置200は基地局100から割り当てられたリソースやMCSなどを用いて、Dataを送信するため、ステップS13(場合によってはステップS12の分も含む)の分のシグナリングオーバーヘッドが生じる。そのようなシグナリングオーバーヘッドは、Grant−free based送信において削減される。
図11は、Grant−free based送信の例を示した流れ図である。例えば、図11に示すようなGrant−free based送信の場合には、基地局100と端末装置200との間で初期コネクション構築またはコネクション再構築が行われると(ステップS21)、端末装置200は、任意に選択したリソースを用いて基地局100へデータを送信する(ステップ22)。基地局100は、端末装置200に対してACKまたはNACKを返信する(ステップ23)。
図11に示すようなGrant−free based送信の場合は、図10におけるステップS12、S13の処理を削減した通信を行うため、次世代の通信で求められる省電力化や低遅延通信において、リソース割り当て通知を行わないGrant−free based送信は有力な技術候補として考えられる。端末装置200は、Grant−free based送信における送信リソースを、使用可能な全帯域から選択しても良いし、あらかじめ決められたリソースプールの中から選択しても良い。リソースプールは、仕様として静的に決定されていても良い。また、リソースプールは、基地局100と端末装置200とのコネクション確立時に指定されても良い。また、リソースプールは、System InformationやDCIなどで準静的または動的に設定されてもよい。
<マルチチャネルセンス送信および受信の実施例>
続いて、本開示の一実施形態に係るマルチチャネルセンスに基づくデータの送信および受信の実施例について説明する。なお、以降では、マルチチャネルセンスに基づくデータの送信を「マルチチャネルセンス送信」とも称し、マルチチャネルセンスに基づくデータの受信を「マルチチャネルセンス受信」とも称する。
マルチチャネルセンス送信は、異なるチャネル(例えば、周波数リソース、周波数帯域、セル、ビーム等を含む)を対象としてそれぞれに対してチャネルセンスを実施し、先に使用可能となったチャネルを利用してデータの送信を試行する手法である。
一例として、2.4GHz帯と5GHz帯のUnlicensed bandが使用可能であると仮定する。例えば、従来は、2.4GHz帯と5GHz帯といった複数のチャネルを使用可能な無線通信装置であったとしても、どちらか一方のチャネルのみを使用して通信をするか、それぞれの帯域で異なるデータを送受信する、といった実施方式であった。そのため、従来の方式では、例えば、2.4GHz帯のUnlicensed bandのチャネルセンスの結果が使用中のままとなっている場合に、2.4GHz帯で送信をしようとしているデータの送信が待たされることとなり、送信遅延が発生する場合がある。
そこで、本開示の一実施形態に係るシステムでは、例えば、2.4GHz帯に加えて、5GHz帯のUnlicensed bandも使用して同時にチャネルセンスを実施し、同一データの送信を試みる。即ち、2.4GHz帯と5GHz帯との双方についてチャネルセンスを実施し、先に使用可能となったチャネルで当該同一データの送信を試みることで、送信までの遅延時間を削減することが可能になる。これは、Uplink、Downlink、Sidelinkといった、すべての無線通信リンクに対して適用すること可能である。
また、先に使用可能となったチャネルでデータが送信された後に、もう一方のチャネルが使用可能になった場合には、もう一方のチャネルで同一または異なるデータが送信されても良い。また、同時に複数のチャネルが使用可能となった場合には、当該複数のチャネルを使用して同一または異なるデータが同時に送信されても良い。なお、異なるチャネルから送信されたデータが同一のデータの場合には、受信点で選択ダイバーシチや合成ダイバーシチを適用することで、誤り率特性の向上が期待できる。または、異なるデータを送信する場合は、当該チャネルで送信を試みていた同一のデータは破棄し、異なるデータが送信されることとなる。また、上記では2つのチャネルを対象とした実施例について説明したが、3つ以上のチャネルを対象として本技術を適用しても良い。
ここで、図12を参照して、複数のUnlicensed bandを対象としたチャネルセンスに基づきデータを送信する場合におけるプロシージャの一例について説明する。図12は、本実施形態に係るシステム1の一連の処理の流れの一例について示した図である。なお、図12に示す例は、基地局100において、複数のUnlicensed bandを対象としてチャネルセンスが行われる場合の一例を示している。また、図12に示す例では、最初に使用可能となったチャネルを使用してデータが送信され、それ以外のチャネルではデータを送信しない場合の一例について示している。なお、図12に示す例では、基地局100における通信を制御するためのプロセスとして、Licensed band、Unlicensed band 1、及びUnlicensed band 2の各チャネルを使用した通信を制御するプロセスを個別に示している。
なお、Licensed bandは、基地局100から端末装置200に割り当てられたリソースを介してデータが送受信される通信で使用される帯域に相当する。即ち、Licensed bandにおいては、一部のチャネルについては、当該チャネル(換言すると、リソース)が割り当てられた端末装置200により占有される。一方で、Unlicensed bandにおいては、各チャネル(換言すると、リソース)が、複数の端末装置200間で競合しない範囲で共有される(換言すると、競合を回避するための制御の基で共有される)。なお、Licensed bandが「第2のチャネル」の一例に相当し、Unlicensed bandが「第1のチャネル」の一例に相当する。
まず、基地局100(通知部157)から、セル内の端末装置200に対してシステム情報が、Licensed bandを使用して送信される(S101)。なお、このとき基地局100は、Unlicensed bandを使用したデータの送信に関する制御情報を、端末装置200に通知してもよい。これにより、端末装置200(情報取得部243)は、基地局100からUnlicensed bandを使用して送信されるデータを受信するための各種情報を当該制御情報として取得することが可能となる。
次いで、端末装置200(通知部247)は、基地局100に対して、取得したシステム情報に基づき初期コネクション要求を送信する(S103)。また、当該初期コネクション要求に対する応答として、基地局100(通知部157)から端末装置200に対して初期コネクション応答が送信される(S105)。これにより、基地局100と端末装置200との間にコネクションが確立される。
また、端末装置200(通知部247)は、基地局100との間のコネクションが切断された場合には、基地局100に対してコネクション再要求を送信してもよい(S103)。この場合には、基地局100(通知部157)から端末装置200にコネクション再要求応答が送信された(S105)後に、基地局100と端末装置200との間のコネクションが再度確立される。
なお、参照符号S101〜S105として上述した一連のプロシージャは、例えば、Licensed bandを介して実行される。
次いで、基地局100が、Unlicensed band 1及びUnlicensed band 2のいずれかを使用してデータを送信する場合の処理の一例について説明する。例えば、基地局100(判定部155)は、Unlicensed band 1及びUnlicensed band 2の各チャネルを対象として個別にチャネルセンスを行い(S107a、S107b)、当該チャネルがデータの送信に使用可能か否かを判定する(S109a、S109b)。そして、基地局100は、Unlicensed band 1及びUnlicensed band 2の各チャネルに関連付けられたカウンタを、当該チャネルに対する判定結果に基づき個別に制御する(S111a、S111b)。
具体的には、基地局100は、Unlicensed band 1に対するチャネルセンスの結果として、Unlicensed band 1が使用可能と判定した場合には(S109a、YES)、当該Unlicensed band 1に関連付けられたカウンタを減算する(S111a)。また、基地局100は、Unlicensed band 1が使用不可と判定した場合には(S109a、NO)、Unlicensed band 1が使用可能と判定するまでチャネルセンスを継続する(S107a)。
同様に、基地局100は、Unlicensed band 2に対するチャネルセンスの結果として、Unlicensed band 2が使用可能と判定した場合には(S109b、YES)、当該Unlicensed band 2に関連付けられたカウンタを減算する(S111b)。また、基地局100は、Unlicensed band 2が使用不可と判定した場合には(S109b、NO)、Unlicensed band 2が使用可能と判定するまでチャネルセンスを継続する(S107b)。
基地局100は、参照符号S107a〜S111a、S107b〜S111bとして上述した処理を、Unlicensed band 1及びUnlicensed band 2のうち少なくともいずれかに関連付けられたカウンタが閾値を下回るまで(例えば、0となるまで)継続する。そして、基地局100は、カウンタが閾値以下となったチャネルを、端末装置200へのデータの送信に利用する(S113)。
例えば、図12に示す例では、Unlicensed band 2に関連付けられたカウンタが、Unlicensed band 1に関連付けられたカウンタよりも先に閾値以下となった場合(即ち、カウンタが0となった場合)について示している。この場合には、基地局100(通信制御部151)は、Unlicensed band 2を使用して、端末装置200にデータを送信する(S115)。また、この場合には、基地局100は、Unlicensed band 1については、送信対象となるデータを破棄してもよい(S117)。
以上、図12を参照して、複数のUnlicensed bandを対象としたチャネルセンスに基づきデータを送信する場合におけるプロシージャの一例について説明した。
また、マルチチャネルセンス送信は、Grant−free送信への適用も可能である。Grant−free送信は、上述した通り、基地局100により指定されたリソースプールの中から、端末装置200が任意にリソースを選択してデータの送信に使用する手法であるため、他の端末装置200との間でリソースの競合が発生する可能性がある。そこで、リソースの競合を回避または緩和するための手段として、チャネルセンスを用いることが考えられる。
例えば、上述したUnlicensed Bandを使用する場合の例で示したように、Grant−free送信に利用可能なチャネル(例えば、周波数リソースや周波数帯域)を対象としてチャネルセンスを実施し、送信可能なタイミングになった場合に、Grant−free送信を実施する、といったことが考えられる。この場合においても、上述したマルチチャネルセンス送信が有効であると考えられる。
また、他の一例として、Carrier Aggregation(CA)やDual Connectivity等において、端末装置200がGrant−free送信可能な送信チャネルが複数存在する場合には、これら複数のチャネルを使用してデータの送信を試みる。ここで、端末装置200はチャネルセンスを実施し、先に使用可能となったチャネルでデータのGrant−free送信を試みることで、送信までの遅延時間を削減することが可能となる。
これらは、Uplink、Sidelinkといった、すべての無線通信リンクに対して適用することが可能である。
また、先に使用可能となったチャネルでデータを送信した後に、もう一方のチャネルが使用可能になった場合には、もう一方のチャネルでデータを送信しても良い。なお、異なるチャネルから送信されたデータが同一のデータの場合には、受信点で選択ダイバーシチや合成ダイバーシチを適用することで、誤り率特性の向上が期待できる。また、上記では2つのチャネルを対象とした実施例について説明したが、3つ以上のチャネルを対象として本技術を適用しても良い。
ここで、図13を参照して、複数の帯域を対象としたチャネルセンスに基づきデータをGrant−Free送信する場合におけるプロシージャの一例について説明する。図13は、本実施形態に係るシステム1の一連の処理の流れの他の一例について示した図である。なお、図13に示す例は、端末装置200において、Grant−Free送信に利用可能な複数の帯域を対象としてチャネルセンスが行われる場合の一例を示している。また、図13に示す例では、最初に使用可能となったチャネルを使用してデータが送信され、それ以外のチャネルではデータを送信しない場合の一例について示している。なお、図13に示す例では、端末装置200における通信を制御するためのプロセスとして、基地局100との間のコネクションを確立するプロセスと、Grant−Free送信に利用可能な複数の帯域を介してデータを送信する各プロセスと、を個別に示している。また、図13において参照符号S201〜S205で示した処理のうち、コネクションの確立に係る部分については、図12において参照符号S101〜S105で示された処理と実質的に同様のため、詳細な説明は省略する。また、参照符号S205で示された処理において、Grant−Free送信用のリソースプールが基地局100から端末装置200に通知されてもよい。なお、以降では、Grant−Free送信に利用可能な帯域を「Grant−Free送信用帯域」とも称する。また、図13に示す例では、Grant−Free送信用帯域が「第2のチャネル」の一例に相当する。
例えば、端末装置200(判定部245)は、Grant−Free送信用帯域1及びGrant−Free送信用帯域2の各チャネルを対象として個別にチャネルセンスを行い(S207a、S207b)、当該チャネルがデータの送信に使用可能か否かを判定する(S209a、S209b)。そして、端末装置200は、Grant−Free送信用帯域1及びGrant−Free送信用帯域2の各チャネルに関連付けられたカウンタを、当該チャネルに対する判定結果に基づき個別に制御する(S211a、S211b)。
具体的には、端末装置200は、Grant−Free送信用帯域1に対するチャネルセンスの結果として、Grant−Free送信用帯域1が使用可能と判定した場合には(S209a、YES)、当該Grant−Free送信用帯域1に関連付けられたカウンタを減算する(S211a)。また、端末装置200は、Grant−Free送信用帯域1が使用不可と判定した場合には(S209a、NO)、Grant−Free送信用帯域1が使用可能と判定するまでチャネルセンスを継続する(S207a)。
同様に、端末装置200は、Grant−Free送信用帯域2に対するチャネルセンスの結果として、Grant−Free送信用帯域2が使用可能と判定した場合には(S209b、YES)、当該Grant−Free送信用帯域2に関連付けられたカウンタを減算する(S211b)。また、端末装置200は、Grant−Free送信用帯域2が使用不可と判定した場合には(S209b、NO)、Grant−Free送信用帯域2が使用可能と判定するまでチャネルセンスを継続する(S207b)。
端末装置200は、参照符号S107a〜S111a、S107b〜S111bとして上述した処理を、Grant−Free送信用帯域1及び、Grant−Free送信用帯域2のうち少なくともいずれかに関連付けられたカウンタが閾値を下回るまで(例えば、0となるまで)継続する。そして、端末装置200は、カウンタが閾値以下となったチャネルを、基地局100へのデータのGrant−Free送信に利用する(S213)。
例えば、図13に示す例では、Grant−Free送信用帯域1に関連付けられたカウンタが、Grant−Free送信用帯域2に関連付けられたカウンタよりも先に閾値以下となった場合(即ち、カウンタが0となった場合)について示している。この場合には、端末装置200(通信制御部241)は、Grant−Free送信用帯域1を使用して、基地局100にデータを送信する(S215)。また、この場合には、端末装置200は、Grant−Free送信用帯域2については、送信対象となるデータを破棄してもよい(S217)。
以上、図13を参照して、複数の帯域を対象としたチャネルセンスに基づきデータをGrant−Free送信する場合におけるプロシージャの一例について説明した。
なお、上述したUnlicensed Bandを使用したデータの送信の例やGrant−free送信の例においては、チャネルが帯域の場合の例について示したが、同一の帯域でもセルやビームが異なる場合なども同様に、本開示に係る技術を適用可能である。例えば、図14は、2つの基地局100D及び100Eと1つの端末装置200との間におけるDual Connectivityを想定した一例を示している。具体的には、図14に示す例では、基地局100Dがセル10Dを構成し、基地局100Eがセル10Eを構成しており、セル10D及び10Eそれぞれにおいて同一の帯域、または異なる帯域を使用しているものとする。この場合には、基地局100Dと端末装置200との間のチャネルと、基地局100Eと端末装置200との間のチャネルとは、空間的に別のチャネルとして見ることが可能である。そのため、例えばセル10Dとセル10Eとが同じ帯域を使用していたとしても、チャネルセンスの結果が異なるものになる場合がある。即ち、Downlink/Uplinkのどちらにおいても、基地局100Dと端末装置200との間のチャネルと、基地局100Eと端末装置200との間のチャネルと、のそれぞれにおいてチャネルセンスが実施され、先に利用可能となったチャネルで送信が試みられることで、より低遅延な通信を実現することが可能となる。
また、図15は、複数のビームを利用してデータが送信される場合の一例を示している。具体的には、図15は、基地局100と端末装置200とが、複数のビーム(例えば、ビーム20A及び20Bとする)を使用して通信を行っている場合の一例を示している。ここで、ビーム20A及び20Bは、同一の帯域を使用しているものとする。この場合においても、ビーム20A及び20Bは、空間的に別のチャネルとして見ることが可能である。そのため、ビーム20A及び20Bのそれぞれに対するチャネルセンスの結果が異なるものになる場合がある。そのため、複数のビームそれぞれでチャネルセンスが実施され、先に利用可能となったチャネルで送信が試みられることで、より低遅延な通信を実現することが可能となる。
また、本実施例は、所謂D2D(Device to Device)のようなSidelinkや、リレーを介した通信(以下、「リレー通信」とも称する)等にも適用することが可能である。具体的には、D2Dとリレー通信とのいずれにおいても、複数のチャネルを利用可能な場合には、当該複数のチャネルを対象としてチャネルセンスが実施されることで、前述した他の実施例と同様に低遅延化を図ることが可能となる。
例えば、図16は、2つの端末装置200間におけるD2Dを想定した場合の一例を示している。図16において、参照符号20Cは、端末装置200Dと端末装置200Eとの間のD2Dにおける通信経路を模式的に示している。即ち、図16に示す例では、端末装置200Dと端末装置200Eとは、複数のチャネルを介してD2Dを実現している。この場合には、例えば、当該複数のチャネルそれぞれを対象としてチャネルセンスが実施され、先に利用可能となったチャネルで送信が試みられることで、より低遅延な通信を実現することが可能となる。
また、図17は、リレーを介してデータが送信される場合の一例を示しており、基地局100Aと端末装置200との間の通信をリレーノード100Bが仲介する場合の一例に相当する。図17において、参照符号20Dは、基地局100Aとリレーノード100Bとの間の通信経路を模式的に示している。また、参照符号20Eは、リレーノード100Bと端末装置200との間の通信経路を模式的に示している。即ち、図17に示す例では、通信経路20D及び20Eのそれぞれにおいて、複数のチャネルを介した通信が行われている。この場合には、通信経路20D及び20Eのそれぞれにおいて、例えば、複数のチャネルそれぞれを対象としてチャネルセンスが実施され、先に利用可能となったチャネルで送信が試みられることで、より低遅延な通信を実現することが可能となる。
また、図18は、D2Dとリレー通信とを組み合わせた場合の一例を示している。図18において、参照符号20Fは、端末装置200Dと、リレーノードとして動作する端末装置200E(以下、「リレー端末200E」とも称する)と、の間の通信経路を模式的に示している。また、参照符号20Gは、リレー端末200Eと、スレーブ端末装置200Fとの間の通信経路を模式的に示している。即ち、図17に示す例では、通信経路20F及び20Gのそれぞれにおいて、複数のチャネルを介した通信が行われている。この場合には、通信経路20F及び20Gのそれぞれにおいて、例えば、複数のチャネルそれぞれを対象としてチャネルセンスが実施され、先に利用可能となったチャネルで送信が試みられることで、より低遅延な通信を実現することが可能となる。
なお、以上の実施例では、マルチチャネルセンス送信に関するSignalingが必要になると考えられる。Signaling情報は、Licensed bandまたはUnlicensed bandのどちらで通知されても良い。以下では、マルチチャネルセンス送信または受信に必要となる、Signalingの一例を記載する。例えば、以下に(1)〜(6)として示す制御情報は、Signaling情報の一例である。
(1)マルチチャネルセンス送信または受信が可能か否かを示すCapability
(2)マルチチャネルセンス送信または受信のチャネルに関する情報
(3)マルチチャネルセンス送信または受信の実施を指示
(4)チャネルセンスカウンタ値
(5)Uplink用リソース
(6)リソース選択の優先度
なお、以降では、上記した各Signaling情報の詳細についてそれぞれ説明する。
(1)マルチチャネルセンス送信または受信が可能か否かを示すCapability
マルチチャネルセンス送信または受信を実施する場合には、基地局100または端末装置200がマルチチャネルセンス送信または受信に対応しているか否かを相互に認識する必要がある。例えば、基地局100は、System Information Block(SIB)やRRC Signaling等に基づき、マルチチャネルセンス送信または受信に対応しているか否かを端末装置200に通知する。これにより、端末装置200は、上記制御情報を受信することで、基地局100がマルチチャネルセンス送信または受信に対応していることを認識することが可能となる。
また、端末装置200は、基地局100に対して自らがマルチチャネルセンス送信または受信に対応していることを、例えばRRC Signaling等に基づき通知することが可能である。この時、マルチチャネルセンス送信または受信に対応可能か否かは、例えば、UE categoryに紐づいて通知されても良い。例えば、UE CategoryにおけるCapabilityの一つとして、マルチチャネルセンス送信または受信が追加されても良いし、マルチチャネルセンス送信または受信に対応した別個のUE Categoryが存在しても良い。
(2)マルチチャネルセンス送信のチャネルに関する情報
例えば、Downlinkを想定した場合には、基地局100は、2つ以上のチャネルを対象としてチャネルセンスを実施して、最初に使用可能となったチャネルでマルチチャネルセンス送信を試みることになる。このとき、端末装置200が基地局100から送信された信号を受信するためには、基地局100がマルチチャネルセンス送信に使用する可能性のあるチャネルに関する情報が必要になる。
具体的な一例として、基地局100が2.4GHz帯と5GHz帯との双方でマルチチャネルセンス送信を試行することが可能であると想定した場合には、端末装置200は、基地局100が2.4GHz帯と5GHz帯とでマルチチャネルセンス送信する可能性があることを知る必要がある。そこで、基地局100は、2.4GHz帯と5GHz帯とをマルチチャネルセンス送信で使用する可能性があることを示す情報を、端末装置200に通知する。
なお、通知の手段については特に限定されない。具体的な一例としてRRC signalingやSIB等に基づき準静的に通知されてもよいし、DCI等に基づき動的に通知されてもよい。また、他の一例として、静的な仕様としてあらかじめ決められていてもよい。
通知される制御情報としては、例えば、周波数帯域を直接示す数値、帯域に対応したIndex情報、マルチチャネルセンス送信のEnable情報等が挙げられる。周波数帯域を直接示す数値とは、周波数帯域の数値そのものが数値として示された制御情報に相当する。また、帯域に対応したIndex情報とは、例えば、2.4GHz帯が0bit目、5GHz帯が1bit目等として規定され、当該bitに0または1を指定することでオンまたはオフを切り替えるような制御情報に相当する。また、マルチチャネルセンス送信のEnable情報とは、使用する可能性のある帯域があらかじめ静的または準静的に決定される場合に、それらの帯域全てを使用してマルチチャネルセンス送信を実施するか(マルチチャネルセンス送信をEnable)、もしくはどれか一つの帯域で送信をするか(マルチチャネルセンス送信をDisable)等が規定された制御情報である。これらの制御情報は、UplinkやSidelink等においても同様に適用することが可能であり、例えば、基地局100が端末装置200に対して、マルチチャネルセンス送信で使用してもよい帯域を静的、準静的、または動的に指示する。これにより、端末装置200は指示された帯域を用いて、マルチチャネルセンス送信を実施することが可能となる。
(3)マルチチャネルセンス送信または受信の実施を指示
基地局100および端末装置200がマルチチャネルセンス送信または受信に対応している場合には、マルチチャネルセンス送信または受信を実施することが可能となる。しかしながら、Capabilityがマルチチャネルセンス送信または受信に対応していたとしても、マルチチャネルセンス送信または受信を実施するか否かが選択的に切り替えられるように、システムが構成されていてもよい。例えば、基地局100は、SIBやRRC Signalingに基づき、端末装置200にマルチチャネルセンス送信または受信をしてもよいことを準静的に通知することが考えられる。また、基地局100は、DCI等に基づき端末装置200に対して上記通知を動的に行ってもよい。
これらの制御情報に基づき、基地局100が端末装置200に対してUplinkまたはSidelinkにおいてマルチチャネルセンス送信を許可した場合には、当該端末装置200は、マルチチャネルセンス送信を実施しても良い。
また、他の一例として、基地局100から端末装置200に、Downlinkにおいてマルチチャネルセンス送信を実施する可能性があることが通知された場合には、当該端末装置200は、複数の帯域を常にウォッチしてもよい。
この時、マルチチャネルセンス送信において、最初に使用可能となった帯域を使用してデータが送信された後に、残りの帯域を使用して同一データが送信されるか否かは重要な情報である。例えば、同一データが送信されず、当該データが破棄される場合には、ダイバーシチ受信の処理が不要となるためである。なお、同一データを送信するか、破棄するかといった情報は、あらかじめ仕様などで静的に決められていても良いし、準静的または動的なシグナリングで通知されても良い。
(4)チャネルセンスカウンタ値
チャネルセンスを実施する場合には、例えば、上述したようにカウンタを使用し、カウンタ値が閾値以下となった場合(例えば、ゼロになった場合)に、データを送信することが可能となる。そのため、カウンタ初期値(換言すると、送信待ちの期間に関する情報)の設定が必要となる。複数の帯域でチャネルセンスを実施する場合には、以下に(A)及び(B)として示すケースが考えられる。
(A)通知されるカウンタ初期値は一つで、すべての帯域で同一の初期値を使用する
(B)帯域ごとに個別にカウンタ初期値を通知する
(A)のケースは、基地局100が端末装置200に通知をするカウンタ初期値は一つであり、端末装置200は通知をされたカウンタ初期値を、マルチチャネルセンス送信で使用するすべての帯域で適用する。一方で、(B)のケースは、マルチチャネルセンス送信で使用する帯域それぞれについて、個別にカウンタ初期値が通知される。
(5)Uplink用リソース
Grant−base送信におけるUplinkを想定した場合には、基地局100が端末装置200に送信リソースを通知し、端末装置200は、チャネルセンス後に、通知された送信リソースを用いてUplink送信を行う。この時、基地局100が端末装置200に通知する送信リソース(ここでは論理的な配置を意味する)は、複数帯域で共通の一つであっても良いし、異なるものであっても良い。なお、複数帯域で共通の送信リソースを適用する場合には、Signalingを削減することが可能となる。一方で、異なる送信リソースを適用する場合においては、帯域によってResource Block(RB)数を変更することが可能となる。そのため、例えば、高周波数帯でより広帯域な伝送を行うといった場合において、RB数を増やすことが可能となる。さらに、RB数を増やすことで、Modulation and Coding Schemeをより高信頼なものに変更して、コードレートや変調次数を下げるといったことが可能となる。
(6)リソース選択の優先度
マルチチャネルセンス送信が実施される場合には、使用する帯域やリソースの優先度情報が必要になる場合が考えられる。例えば、上述したように、先にカウンタが閾値以下となった(例えば、0になった)帯域やリソースを使用して送信をすることは一つの有効な方法として考えられる。
一方で、複数の帯域または複数のリソース間において同時にカウンタが閾値以下となる(例えば、0になる)場合も考えられる。この時、複数の帯域または複数のリソース間に優先度が設定されていない場合には、当該複数の帯域または当該複数のリソースを使用して同時に送信することで、受信側で合成ダイバーシチや選択ダイバーシチを行う、といった動作が考えられる。
また、他の一例として、複数の帯域または複数のリソース間に優先度が設定されている場合には、優先度の高い帯域やリソースのみを使用してデータが送信され、他の帯域やリソースではデータの送信を行わず、当該データを破棄する、といった動作が考えられる。この場合には、データを破棄する一方で、データを送信しないことでカウンタが閾値以下の状態(例えば、カウンタが0のままの状態)に保持することが可能なため、例えば、当該帯域やリソースをすぐに次の送信で使用することが可能となる。
さらには、次の送信データが存在したとしてもあえて送信を行わずそのまま保持することも可能である。この場合には、例えば、先に別の帯域で送信をしたデータのACKが受信されなかった場合、もしくはNACKが受信された場合に、カウンタが閾値以下の状態(例えば、カウンタが0のままの状態)に保持されていた帯域を使用して、すぐに再送を実施することも可能である。また、他の一例として、次の送信データが存在しないとしても、次の送信データが発生するまでカウンタが閾値以下の状態(例えば、カウンタが0のままの状態)を保持し、次の送信データ発生後に、すぐに送信を実施することも可能である。
また、上記説明では、周波数軸および時間軸の2軸の実施例について示してきた。一方で、本開示に係る技術は、周波数軸および時間軸に加えて他の要素の軸を考慮した3軸以上の実施例についても適用することが可能である。具体的な一例として、周波数および時間に加えて非直交軸多重方式(NOMA:Non−Orthogonal Multiple Access)を考慮した例が挙げられる。なお、非直交軸としては、例えば、Interleave pattern軸、Spreading Pattern軸、Scrambling Pattern軸、Codebook軸、Power軸等が挙げられる。これらの非直交軸のIndexやPatternを、Multiple Access(MA) Signatureと呼称しても良い。
また、上述した各実施例において「リソース」と呼称していた部分については、例えば、「MAリソース」や「MA Physical リソース」と呼称されても良い。
<<3.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。また、端末装置200は、MTC端末、eMTC端末、及びNB−IoT端末等のような所謂ローコスト端末として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<3.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図19は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図19に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図19にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図19に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図19に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図19には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図19に示したeNB800において、図2を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部151、情報取得部153、判定部155、及び通知部157のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図19に示したeNB800において、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図20は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図20に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図20にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図19を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図19を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図19に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図20には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図20に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図20には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図20に示したeNB830において、図2を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部151、情報取得部153、判定部155、及び通知部157のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図20に示したeNB830において、例えば、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ852において実装されてもよい。
<3.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図21は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図21に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図21には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図21に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図21にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図21に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図21に示したスマートフォン900において、図3を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図21に示したスマートフォン900において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図22は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図22に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図22には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図22に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図22にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図22に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図22に示したカーナビゲーション装置920において、図3を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図22に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれかを備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<4.むすび>>
以上、本開示の一実施形態に係るシステムにおいて、基地局100や端末装置200は、複数の装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して送信対象にデータが送信されるように制御する。また、基地局100や端末装置200は、複数のチャネルを対象として同一のデータの送信に利用可能か否かを判定する。そして、基地局100や端末装置200は、複数のチャネルのうち少なくとも1つのチャネルにおいて、データの送信に利用可能な状態が当該チャネルに対して設定された期間を超えて継続した場合に、当該チャネルを利用してデータが送信されるように制御する。
以上のような構成により、本実施形態に係るシステムにおいては、基地局100や端末装置200は、送信対象にデータを送信する際に、複数の装置間で共有される第2のチャネルをより効率よく利用することが可能となる。そのため、本実施形態に係る通信システムにおいては、システム全体の伝送効率を向上することが可能となり、ひいては、低遅延かつ高信頼な通信をより好適な態様で実現することが可能となる。
なお、上記では、チャネルセンスの結果に応じたカウンタ制御に基づき、データの送信に利用可能な状態が、対応するチャネルに対して設定された期間を超えて継続した場合に、当該チャネルを利用してデータが送信される場合の一例について説明した。一方で、カウンタ制御に基づく方法はあくまで一例であり、対象となるチャネルについて、設定された期間を超えてデータの送信に利用可能な状態が継続したか否かを判定することが可能であれば、その方法は特に限定されない。
また、上述した各実施形態の基地局に関して説明した各内容については、例えば、gNodeB(またはgNB)についても同様に応用することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
複数の装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して送信対象にデータが送信されるように制御する制御部と、
前記複数のチャネルを対象として同一のデータの送信に利用可能か否かを判定する判定部と、
を備え、
前記制御部は、前記複数のチャネルのうち少なくとも1つのチャネルにおいて、データの送信に利用可能な状態が当該チャネルに対して設定された期間を超えて継続した場合に、当該チャネルを利用してデータが送信されるように制御する、
通信装置。
(2)
前記制御部は、前記複数のチャネルそれぞれに対して設定されたカウンタ値を、当該チャネルに対する前記判定ごとに減算し、減算後の当該カウンタ値が閾値以下となった場合に、当該チャネルを利用してデータが送信されるように制御する、前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記判定部は、前記複数のチャネルそれぞれを利用した通信における電力の測定結果に応じて、当該チャネルがデータの送信に利用可能か否かを判定する、前記(1)または(2)に記載の通信装置。
(4)
前記制御部は、前記チャネルである第1のチャネルと、データの送信に利用可能な状態か否かの判定が不要である第2のチャネルと、のうち少なくともいずれかを介して送信対象にデータが送信されるように制御する、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の通信装置。
(5)
複数の前記第1のチャネルを利用した通信に関する制御情報を、前記第2のチャネルを利用して前記送信対象に通知する通知部を備える、前記(4)に記載の通信装置。
(6)
前記制御情報は、前記複数の第1のチャネルのうち少なくとも1つの第1のチャネルを介した通信が可能か否かに関する情報を含む、前記(5)に記載の通信装置。
(7)
前記制御情報は、前記第1のチャネルに関する情報を含む、前記(5)または(6)に記載の通信装置。
(8)
前記制御情報は、前記送信対象に対する、前記複数の第1のチャネルのうち少なくとも1つの第1のチャネルを介した通信の実施の指示に関する情報を含む、前記(5)〜(7)のいずれか一項に記載の通信装置。
(9)
前記制御情報は、前記第1のチャネルに対して設定された前記期間に関する情報を含む、前記(5)〜(8)のいずれか一項に記載の通信装置。
(10)
前記制御情報は、前記送信対象にデータを送信するためのリソースに関する情報を含む、前記(5)〜(9)のいずれか一項に記載の通信装置。
(11)
前記制御情報は、前記複数の第1のチャネル間に設定された優先度に関する情報を含む、前記(5)〜(10)のいずれか一項に記載の通信装置。
(12)
前記通信装置は基地局であり、
前記制御部は、端末装置にデータが送信されるように制御する、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の通信装置。
(13)
前記複数のチャネルのうち少なくとも1つのチャネルは、免許不要帯域である、前記(11)に記載の通信装置。
(14)
前記通信装置は端末装置であり、
前記制御部は、基地局にデータが送信されるように制御する、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の通信装置。
(15)
前記制御部は、前記複数のチャネルのうち少なくとも1つのチャネルを介して前記送信対象にデータを送信する場合に、当該データの送信に利用するリソースを、当該チャネルに対して割り当てられた、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースから任意に選択する、前記(14)に記載の通信装置。
(16)
コンピュータが、
複数の装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して送信対象にデータが送信されるように制御することと、
前記複数のチャネルを対象として同一のデータの送信に利用可能か否かを判定することと、
前記複数のチャネルのうち少なくとも1つのチャネルにおいて、データの送信に利用可能な状態が当該チャネルに対して設定された期間を超えて継続した場合に、当該チャネルを利用してデータが送信されるように制御することと、
を含む、通信方法。
(17)
コンピュータに、
複数の装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して送信対象にデータが送信されるように制御することと、
前記複数のチャネルを対象として同一のデータの送信に利用可能か否かを判定することと、
前記複数のチャネルのうち少なくとも1つのチャネルにおいて、データの送信に利用可能な状態が当該チャネルに対して設定された期間を超えて継続した場合に、当該チャネルを利用してデータが送信されるように制御することと、
を実行させる、プログラム。
1 システム
100 基地局
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 ネットワーク通信部
140 記憶部
150 処理部
151 通信制御部
153 情報取得部
155 判定部
157 通知部
200 端末装置
210 アンテナ部
220 無線通信部
230 記憶部
240 処理部
241 通信制御部
243 情報取得部
245 判定部
247 通知部

Claims (16)

  1. 送信対象の装置による複数の当該通信装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して前記送信対象の装置にデータが送信されるように制御する制御部と、
    前記複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを対象としてデータの送信に利用可能か否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、
    前記判定を前記複数のチャネルのそれぞれに対して並列的に実行し、
    前記制御部は、
    前記複数のチャネルのそれぞれに関する、前記判定部による前記データの送信に利用可能であることを示す前記判定に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに設定されたカウンタ値を減算し、前記複数のチャネルのうち先にカウンタ値が閾値以下となったチャネルを利用してデータが送信されるように制御する、
    通信装置。
  2. 前記判定部は、前記複数のチャネルそれぞれを利用した通信における電力の測定結果に応じて、当該チャネルがデータの送信に利用可能か否かを判定する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、前記チャネルである第1のチャネルと、データの送信に利用可能な状態か否かの判定が不要である第2のチャネルと、のうち少なくともいずれかを介して送信対象にデータが送信されるように制御する、請求項1に記載の通信装置。
  4. 複数の前記第1のチャネルを利用した通信に関する制御情報を、前記第2のチャネルを利用して前記送信対象に通知する通知部を備える、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記制御情報は、前記複数の第1のチャネルのうち少なくとも1つの第1のチャネルを介した通信が可能か否かに関する情報を含む、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記制御情報は、前記第1のチャネルに関する情報を含む、請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記制御情報は、前記送信対象に対する、前記複数の第1のチャネルのうち少なくとも1つの第1のチャネルを介した通信の実施の指示に関する情報を含む、請求項4に記載の通信装置。
  8. 前記制御情報は、前記第1のチャネルに対して設定された前記期間に関する情報を含む、請求項4に記載の通信装置。
  9. 前記制御情報は、前記送信対象にデータを送信するためのリソースに関する情報を含む、請求項4に記載の通信装置。
  10. 前記制御情報は、前記複数の第1のチャネル間に設定された優先度に関する情報を含む、請求項4に記載の通信装置。
  11. 前記通信装置は基地局であり、
    前記制御部は、端末装置にデータが送信されるように制御する、請求項1に記載の通信装置。
  12. 前記複数のチャネルのうち少なくとも1つのチャネルは、免許不要帯域である、請求項10に記載の通信装置。
  13. 前記通信装置は端末装置であり、
    前記制御部は、基地局にデータが送信されるように制御する、請求項1に記載の通信装置。
  14. 前記制御部は、前記複数のチャネルのうち少なくとも1つのチャネルを介して前記送信対象にデータを送信する場合に、当該データの送信に利用するリソースを、当該チャネルに対して割り当てられた、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースから任意に選択する、請求項13に記載の通信装置。
  15. 通信装置に搭載されるコンピュータが、
    送信対象の装置による複数の前記通信装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して前記送信対象の装置にデータが送信されるように制御することと、
    前記複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを対象としてデータの送信に利用可能か否かを判定することと、
    前記判定を前記複数のチャネルのそれぞれに対して並列的に実行することと、
    前記複数のチャネルのそれぞれに関する、前記判定することによる前記データの送信に利用可能であることを示す前記判定に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに設定されたカウンタ値を減算し、前記複数のチャネルのうち先にカウンタ値が閾値以下となったチャネルを利用してデータが送信されるように制御することと、
    を含む、通信方法。
  16. 通信装置に搭載されるコンピュータに、
    送信対象の装置による複数の前記通信装置それぞれとの通信において共有される複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを介して前記送信対象の装置にデータが送信されるように制御することと、
    前記複数のチャネルのうちの、少なくともいずれかを対象としてデータの送信に利用可能か否かを判定することと、
    前記判定を前記複数のチャネルのそれぞれに対して並列的に実行することと、
    前記複数のチャネルのそれぞれに関する、前記判定することによる前記データの送信に利用可能であることを示す前記判定に応じて、前記複数のチャネルのそれぞれに設定されたカウンタ値を減算し、前記複数のチャネルのうち先にカウンタ値が閾値以下となったチャネルを利用してデータが送信されるように制御することと、
    を実行させる、プログラム。
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