JP6915206B2 - 薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法は、薄肉シェルモールドを調製することにより、これと共に薄肉シェルモールドは、焼結補強処理を経て各埋設砂を緊密に填装する箱体中に設けられ、かつ圧力室に対して減圧とし、鋳造材料を負圧下で溶錬して薄肉シェルモールド内に注入し、そして薄肉シェルモールドを隔離して真空状態に置き、次いで負圧を解除し、さらに薄肉シェルモールドの内側と外端とに圧力差を有するために、鋳造材料を内側空間に補填して鋳込みを完成し、それを徐々に降温させ、さらに圧力を80〜100kg/cm2まで向上させ、正圧力を経て埋設砂が突き当てられる状態を呈することに合わせて、薄肉シェルモールド内の高圧力を平衡させ、それを圧潰して冷却し、冷却された鋳物を取り出し、薄肉シェルモールドを振砕して完成品を取得するという構成からなるものである。
(1)造型準備ステップ(S1)と、焼結ステップ(S2)と、砂埋没減圧ステップ(S3)と、原料注入ステップ(S4)と、加圧ステップ(S5)と、成形ステップ(S6)と、完成ステップ(S7)とを含む薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法であって、
前記造型準備ステップ(S1)において、薄肉シェルモールドを調製し、前記薄肉シェルモールドはセラミック材料から作製され、かつ厚さが0.5〜2.0mmの間にあり、前記薄肉シェルモールドの上端に鋳込み口が設けられ、その口径を25mm〜45mmにして跳水作用を軽減すると共に、前記薄肉シェルモールドの外周囲箇所に外周囲面と垂直方向を呈する複数個の支持枠が設置され、また前記薄肉シェルモールドの内部に希釈したセラミックスラリーを流し込むことにより、これと共に余分のスラリーを導出して乾燥させた後、前記薄肉シェルモールドの内縁が光沢滑面を表現し、また前記薄肉シェルモールドの外縁が粗いマット面で表現され、また圧力室を準備し、かつ前記圧力室中にさらに溶錬炉が設けられ、及び前記圧力室中に設けられる箱体を備え、前記箱体に前記箱体の内側温度を制御する温度制御装置が設けられ、
前記焼結ステップ(S2)において、造型準備ステップの薄肉シェルモールドは、焼結補強を経て、その焼結温度を600℃以下に維持し、低温方式によりセラミック材料を焼結させると共に、セラミック化作用の発生を防止することで、前記薄肉シェルモールドの冷熱収縮膨張に対する耐力を増加させ、前記薄肉シェルモールドの開裂を防止し、
前記砂埋没減圧ステップ(S3)において、焼結完成の薄肉シェルモールドを前記箱体中に設けると共に、前記箱体中に複数個の埋設砂を填装することで、各埋設砂を前記薄肉シェルモールドの外側と各支持枠との間に完全緊密に圧合することにより、前記薄肉シェルモールドの外側に支持されると共に、前記薄肉シェルモールドの外縁の粗いマット面を介してさらに各埋設砂と互いに付着することにより、接触面積を増加させると共に、前記圧力室の内部の空間全体に対して減圧を行うことで、気圧を−0.02〜−0.05MPAに維持して負圧で示し、さらに負圧下において前記温度制御装置により前記箱体の内側を加熱すると共に、各埋設砂の平均伝熱伝導度に沿って前記薄肉シェルモールドの外縁の粗い面により熱伝導を増加して安定的に予熱され、
前記原料注入ステップ(S4)において、前記圧力室に設けられる溶錬炉内の鋳造材料を、前記圧力室の負圧下で溶錬して前記鋳込み口から予熱完成の薄肉シェルモールド内に注入し、原料供給装置により押込みを行うと共に、鋳造材料を10〜20kg/cm2の力で持続的に前記鋳込み口箇所に補填して被覆状態を呈して、前記鋳込み口から補填された鋳造材料で前記薄肉シェルモールドの内部空間を隔離することで、前記薄肉シェルモールドの内部未填空間が真空状態を呈し、
前記加圧ステップ(S5)において、原料注入ステップ(S4)中の鋳造材料の充填を完成した後、直ちに負圧状態を解除すると共に、気体を前記圧力室に導入することにより、さらに前記薄肉シェルモールドの内側が真空状を呈する内部空間と外端の前記圧力室の内側とに圧力差を有するために、鋳造材料を前記薄肉シェルモールド内に向かって流動させるようにすることで、鋳造材料を前記薄肉シェルモールドの内側空間に補填すると同時に、外側の圧力押込みを経由して鋳造材料が内向きに流動しなくなるように供される時に、鋳込みが完成され、
前記成形ステップ(S6)において、前記箱体の温度制御装置を停止することにより、前記薄肉シェルモールド内の鋳造材料を徐々に降温させ、さらに継続して前記圧力室内の圧力を80〜100kg/cm2まで向上させて高正圧で示し、外部の正圧力を経て鋳造材料の前記薄肉シェルモールドの内縁壁に突き当てられる交互作用に合わせて、かつ前記箱体中に設置される埋設砂が、前記薄肉シェルモールドの外部に突き当てられる状態を呈することにより、前記薄肉シェルモールド内の高圧力を平衡させ、前記薄肉シェルモールドの内外圧力差を低減して前記薄肉シェルモールド及び鋳物の損壊を防止し、そして鋳造材料を前記薄肉シェルモールドの内側箇所に圧潰を受けさせると共に冷却させ、鋳造材料を前記薄肉シェルモールドの内縁壁箇所に緊密に付着させ、鋳物の表面に全金型の高仕上げ度を有するように供され、
前記完成ステップ(S7)において、冷却完成の鋳物を前記薄肉シェルモールドと一緒に取り出すと共に、前記薄肉シェルモールドを振砕して完成品を取得する
ことを特徴とする薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法。
図1〜図10に示すように、本発明の薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法は、下記のステップを含む。
造型準備ステップ(S1)にて、薄肉シェルモールド1を調製し、前記薄肉シェルモールド1はセラミック材料から作製され、かつ厚さが0.5〜2.0mmの間にあり、前記薄肉シェルモールド1の上端に鋳込み口11が設けられ、その口径を25mm〜45mmの間にして跳水作用を軽減すると共に、前記薄肉シェルモールド1の外周囲箇所に外周囲面と垂直方向を呈する複数個の支持枠12が設置され、また前記薄肉シェルモールド1の内部に希釈したセラミックスラリーを流し込むことにより、これと共に余分のスラリーを導出して乾燥させた後、前記薄肉シェルモールド1の内縁が光沢滑面を表現し、また前記薄肉シェルモールド1の外端が粗いマット面で表現され、また圧力室2を準備し、かつ前記圧力室2中にさらに溶錬炉21が設けられ、及び前記圧力室2中に設けられる箱体3を備え、前記箱体3に前記箱体3の内側温度を制御する温度制御装置31が設けられる。
このようにして、薄肉シェルモールドを使用する溶湯鍛造方法に係り、特に、薄肉シェルモールドを使用する金属成型方式を指し、圧力差によって充填鋳造すると共に、正圧空間中に加圧冷却することにより、金型材料の減少を達成し、かつ加圧時に薄肉シェルモールドの破裂を防止する方法を提供する。
1 薄肉シェルモールド
11 鋳込み口
12 支持枠
2 圧力室
21 溶錬炉
211 原料供給装置
3 箱体
30 埋設砂
31 温度制御装置
32 蓋体
321 穿口
4 完成品
Claims (5)
- 造型準備ステップ(S1)と、焼結ステップ(S2)と、砂埋没減圧ステップ(S3)と、原料注入ステップ(S4)と、加圧ステップ(S5)と、成形ステップ(S6)と、完成ステップ(S7)とを含む薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法であって、
前記造型準備ステップ(S1)において、薄肉シェルモールドを調製し、前記薄肉シェルモールドは、セラミック材料から作製され、かつ厚さが0.5〜2.0mmの間にあり、前記薄肉シェルモールドの上端に鋳込み口が設けられ、その口径を25mm〜45mmにして跳水作用を軽減すると共に、前記薄肉シェルモールドの外周囲箇所に外周囲面と垂直方向を呈する複数個の支持枠が設置され、また前記薄肉シェルモールドの内部に希釈したセラミックスラリーを流し込むことにより、これと共に余分のスラリーを導出して乾燥させた後、前記薄肉シェルモールドの内縁が光沢滑面を表現し、前記薄肉シェルモールドの外縁が粗いマット面で表現され、圧力室を準備し、かつ前記圧力室中にさらに溶錬炉が設けられ、及び前記圧力室中に設けられる箱体を備え、前記箱体に前記箱体の内側温度を制御する温度制御装置が設けられ、
前記焼結ステップ(S2)において、造型準備ステップの薄肉シェルモールドは、焼結温度を600℃以下に維持し、低温方式によりセラミック材料を焼結させることにより、焼結補強を経て、前記薄肉シェルモールドの冷熱収縮膨張に対する耐力を増加させ、前記薄肉シェルモールドの開裂が防止され、
前記砂埋没減圧ステップ(S3)において、焼結完成の薄肉シェルモールドを前記箱体中に設けると共に、前記箱体中に複数個の埋設砂を填装することで、各埋設砂を前記薄肉シェルモールドの外側と各支持枠との間に完全緊密に圧合することにより、前記薄肉シェルモールドの外側に支持されると共に、前記薄肉シェルモールドの外縁の粗いマット面を介してさらに各埋設砂と互いに付着することにより、接触面積を増加させると共に、前記圧力室の内部の空間全体に対して減圧を行うことで、気圧を−0.02〜−0.05MPaに維持して負圧で示し、さらに負圧下において前記温度制御装置により前記箱体の内側を加熱すると共に、各埋設砂の平均伝熱伝導度に沿って前記薄肉シェルモールドの外縁の粗い面により熱伝導を増加して安定的に予熱され、
前記原料注入ステップ(S4)において、前記圧力室に設けられる溶錬炉内の鋳造材を、前記圧力室の負圧下で溶錬して前記鋳込み口から予熱完成の薄肉シェルモールド内に注入し、原料供給装置により押込みを行うと共に、鋳造材料を0.98〜1.96MPa(10〜20kg/cm2 )の圧力で持続的に前記鋳込み口箇所に補填して被覆状態を呈して、前記鋳込み口から補填された鋳造材料で前記薄肉シェルモールドの内部空間を隔離することで、前記薄肉シェルモールドの内部未填空間が真空状態を呈し、
前記加圧ステップ(S5)において、原料注入ステップ(S4)中の鋳造材料の充填を完成した後、直ちに負圧状態を解除すると共に、気体を前記圧力室に導入することにより、さらに前記薄肉シェルモールドの内側が真空状を呈する内部空間と外側の前記圧力室の内側とに圧力差を有するために、鋳造材料を前記薄肉シェルモールド内に向かって流動させるようにすることで、鋳造材料を前記薄肉シェルモールドの内側空間に補填すると同時に、外側の圧力押込みを経由して鋳造材料が内向きに流動しなくなるように供される時に、鋳込みが完成され、
前記成形ステップ(S6)において、前記箱体の温度制御装置を停止することで、前記薄肉シェルモールド内の鋳造材料を徐々に降温させ、さらに絶えずに前記圧力室内の圧力を7.85〜9.81MPa(80〜100kg/cm2 )まで向上させて高正圧で示し、外部の正圧力を経て鋳造材料の前記薄肉シェルモールドの内縁壁に突き当てられる交互作用に合わせて、かつ前記箱体中に設置される埋設砂が、前記薄肉シェルモールドの外部に突き当てられる状態を呈することにより、前記薄肉シェルモールド内の高圧力を平衡させ、前記薄肉シェルモールドの内外圧力差を低減して前記薄肉シェルモールド及び鋳物の損壊を防止し、そして鋳造材料を前記薄肉シェルモールドの内側箇所に圧潰を受けさせると共に冷却させ、鋳造材料を前記薄肉シェルモールドの内縁壁箇所に緊密に付着させ、鋳物の表面に全金型の高仕上げ度を有するように供され、
前記完成ステップ(S7)において、冷却完成の鋳物を前記薄肉シェルモールドと一緒に取り出すと共に、前記薄肉シェルモールドを振砕して完成品を取得することを特徴とする薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法。 - 前記原料注入ステップ(S4)に至る過程において、前記溶錬炉内の鋳造材料は半固態状を呈し、加圧ステップ(S5)において、鋳込みを完成する際に、さらに持続的に前記温度制御装置が2〜7分間予熱されるように供されると共に、圧力を2.45〜2.94MPa(25〜30kg/cm2 )まで向上させることにより、前記薄肉シェルモールドを鋳造材料の間に安定に付着させ、そして成形ステップ(S6)において、冷却時に収縮比を減少させることを特徴とする請求項1に記載の薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法。
- 前記箱体には、前記薄肉シェルモールドの鋳込み口の穿設のために、さらに前記箱体の上端に設置されると共に、穿口を有する蓋体が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法。
- 前記加圧ステップ(S5)に至る時に、前記蓋体をさらに下向きに押圧して圧力0.49〜1.47MPa(5〜15kg/cm2 )を付与することにより、各埋設砂の前記薄肉シェルモールドの外側に平均的に対応する圧力を増加させることを特徴とする、請求項3に記載の薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法。
- 前記加圧ステップ(S5)に至る過程において、前記圧力室に気体を充填することにより、前記圧力室の内部圧力が大気圧力を超えると共に、圧力範囲を1.47〜4.90MPa(15〜50kg/cm2 )に保持し、圧力を2〜5分間維持すると共に、前記薄肉シェルモールドを持続的に加熱することにより、前記薄肉シェルモールドの鋳込み口箇所の鋳造材料に圧力を受けさせることを特徴とする、請求項1に記載の薄肉シェルモールドの溶湯鍛造方法。
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