JP6915136B2 - 発光制御装置、無人飛行体、及び発光制御方法 - Google Patents

発光制御装置、無人飛行体、及び発光制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体に用いられる発光部を制御する発光制御装置、該発光制御装置を備える無人飛行体、及び操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体に用いられる発光部を制御する発光制御方法に関するものである。
近年、操縦器によって遠隔操縦される小型の無人飛行体が普及している。この無人飛行体は、複数のプロペラを備えており、複数のプロペラのそれぞれの回転数を制御することにより、空中を自在に飛行することができる。
上記のように、無人飛行体は、空中を自在に飛行することができるため、様々な無人飛行体の飛行に関する規制が検討されている。例えば、無人飛行体の普及が進む中、無人飛行体の飛行を操縦者の視認可能な範囲でのみ飛行を許可するなど、無人飛行体の飛行に関する規制について検討されている。
上記の規制に適合する方法として、例えば、特許文献1では、望遠鏡と、同望遠鏡の鏡胴又は支持台に設けられた無線操縦飛行体の無線操縦装置とよりなる望遠鏡型無線操縦装置が開示されている。
特開昭63−302694号公報
しかしながら、上記従来技術では、ある程度の近い距離では、望遠鏡により無人飛行体を視認しながら、無人飛行体を操縦することはできるが、無人飛行体が操縦器から遠くに離れている場合、操縦者から無人飛行体を視認することは難しく、無人飛行体の操縦が困難になり、更なる改善が必要とされていた。
本開示は、上記課題を解決するためになされたもので、操縦者から無人飛行体が遠くに離れている場合でも、無人飛行体の飛行状態を視認することができる発光制御装置、無人飛行体、及び発光制御方法を提供することを目的とするものである。
本開示の一態様に係る発光制御装置は、発光部を制御する発光制御装置であって、操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体の飛行状態に関する飛行状態情報を取得する取得部と、前記飛行状態情報に基づき、前記発光部から射出される光の射出方向を決定する決定部と、前記射出方向に発光するように前記発光部を制御する制御部とを備える。
本開示によれば、操縦者から無人飛行体が遠くに離れている場合でも、無人飛行体の飛行状態を視認することができる。
本開示の実施の形態1における発光制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す無人飛行体の一例を示す外観図である。 図1に示す発光制御システムの発光制御処理の一例を示すフローチャートである。 図1に示す発光制御システムの使用状態の一例を示す模式図である。 本開示の実施の形態2における発光制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 図5に示す発光制御システムの発光制御処理の一例を示すフローチャートである。 図5に示す無人飛行体が操縦器に接近する方向に移動している場合の発光制御システムの使用状態の一例を示す模式図である。 図5に示す無人飛行体が操縦器から離間する方向に移動している場合の発光制御システムの使用状態の一例を示す模式図である。 図5に示す操縦器及び無人飛行体を上から見た場合において、無人飛行体の発光部の発光形態の他の設定例を示す模式図である。 本開示の実施の形態3における発光制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 図10に示す発光制御システムの発光制御処理の一例を示すフローチャートである。 図10に示す発光制御システムの使用状態の一例を示す模式図である。 本開示の実施の形態4における発光制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 図13に示す発光制御システムの発光制御処理の一例を示すフローチャートである。 図13に示す発光制御システムが風の影響を受けていない場合の使用状態の一例を示す模式図である。 図13に示す発光制御システムが風の影響を受けている場合の使用状態の一例を示す模式図である。 図13に示す発光制御システムの変形例が風の影響を受けていない場合の使用状態の一例を示す模式図である。 図13に示す発光制御システムの変形例が風の影響を受けている場合の使用状態の一例を示す模式図である。
(本開示の基礎となった知見)
上記のように、無人飛行体が操縦器から遠くに離れている場合、操縦者から無人飛行体を視認することが難しく、無人飛行体の操縦が困難になる。特に、夜間では、無人飛行体が操縦器から遠くに離れている場合、無人飛行体の飛行状態を視認することができなくなる。
このような課題を解決するため、本開示の一態様に係る発光制御装置は、発光部を制御する発光制御装置であって、操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体の飛行状態に関する飛行状態情報を取得する取得部と、前記飛行状態情報に基づき、前記発光部から射出される光の射出方向を決定する決定部と、前記射出方向に発光するように前記発光部を制御する制御部とを備える。
この構成によれば、無人飛行体の飛行状態に関する飛行状態情報を取得し、取得した飛行状態情報に基づいて発光部から射出される光の射出方向を決定し、決定した射出方向に発光するように発光部を制御しているので、無人飛行体の飛行状態に対応する射出方向に沿って光を射出することができ、操縦者は、操縦者から無人飛行体が遠くに離れている場合でも、無人飛行体の飛行状態を視認することができる。
前記発光部は、レーザ光を発光する前記無人飛行体のレーザ発光部を含み、前記制御部は、前記射出方向に前記レーザ光を発光するように前記レーザ発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、無人飛行体の飛行状態に対応する射出方向に沿って、無人飛行体のレーザ発光部からレーザ光を射出することができるので、操縦者の視認性をより高めることができる。
前記取得部は、前記操縦器の現在位置を示す操縦器位置情報を取得する第1の位置情報取得部と、前記無人飛行体の現在位置を示す無人飛行体位置情報を取得する第2の位置取得部とを含み、前記決定部は、前記操縦器位置情報及び前記無人飛行体位置情報に基づき、前記無人飛行体から前記操縦器に向かう方向である操縦器方向を前記射出方向として決定し、前記制御部は、前記操縦器方向に発光するように前記発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、操縦器の現在位置を示す操縦器位置情報及び無人飛行体の現在位置を示す無人飛行体位置情報を取得し、取得した操縦器位置情報及び無人飛行体位置情報に基づき、無人飛行体から操縦器に向かう方向である操縦器方向を射出方向として決定し、決定した操縦器方向に発光するように発光部を制御しているので、発光部からの光が操縦者に向けて射出され、操縦者は、無人飛行体の飛行状態を容易に視認することができる。
上記発光制御装置は、前記無人飛行体の傾きを示す傾き情報を取得する傾き取得部をさらに備え、前記決定部は、前記傾き情報、前記操縦器位置情報及び前記無人飛行体位置情報に基づき、前記操縦器方向を決定するようにしてもよい。
この構成によれば、無人飛行体の傾きを示す傾き情報を取得し、操縦器位置情報及び無人飛行体位置情報に加えて無人飛行体の傾き情報に基づいて操縦器方向を決定しているので、操縦器方向をより高精度に決定することができ、発光部からの光を操縦者に向けてより正確に射出することができる。
前記決定部は、前記操縦器位置情報及び前記無人飛行体位置情報から前記無人飛行体と前記操縦器との間の距離を算出し、前記制御部は、前記無人飛行体と前記操縦器との間の距離が所定の距離を超えた場合にのみ、前記発光部を発光させるように前記発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、操縦器位置情報及び無人飛行体位置情報から無人飛行体と操縦器との間の距離を算出し、無人飛行体と操縦器との間の距離が所定の距離を超えた場合にのみ発光部を発光させているので、無人飛行体が操縦者から遠くに位置し、操縦者が無人飛行体の視認が難しいときに限り、無人飛行体の発光部を発光させることができ、発光部の発光による消費電力を抑制することができる。
上記発光制御装置は、前記操縦器位置情報及び前記無人飛行体位置情報から前記操縦器に対する前記無人飛行体の移動方向を判断する移動方向判断部を含み、前記制御部は、前記移動方向判断部により判断された前記無人飛行体の移動方向が前記操縦器に近づく方向の場合の前記発光部の発光形態と、前記移動方向判断部により判断された前記無人飛行体の移動方向が前記操縦器から離れる方向の場合の前記発光部の発光形態とが異なるように前記発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、操縦器位置情報及び無人飛行体位置情報から操縦器に対する無人飛
行体の移動方向を判断し、無人飛行体の移動方向が操縦器に近づく方向の場合と、操縦器から離れる方向の場合とで発光形態が異なるように発光部を制御しているので、操縦者は、無人飛行体が接近しているのか、又は離れているのかを容易に把握することができる。
前記無人飛行体の移動方向は、前記無人飛行体の移動方向が前記操縦器に近づく方向に対応する第1の範囲と、前記無人飛行体の移動方向が前記操縦器から離れる方向に対応する第2の範囲と、前記第1範囲及び前記第2範囲以外の第3の範囲とに分割され、前記制御部は、前記移動方向判断部により判断された前記無人飛行体の移動方向が前記第1の範囲内にある場合の前記発光部の発光形態と、前記移動方向判断部により判断された前記無人飛行体の移動方向が前記第2の範囲内にある場合の前記発光部の発光形態と、前記移動方向判断部により判断された前記無人飛行体の移動方向が前記第3の範囲内にある場合の前記発光部の発光形態とが互いに異なるように前記発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、無人飛行体の移動方向が操縦器に近づく方向である場合と、操縦器から離れる方向である場合と、その他の方向である場合とで発光部の発光形態が異なるように発光部を制御しているので、操縦者は、無人飛行体が接近しているのか、離れているのか、又はその他の方向に移動しているかを容易に把握することができる。
前記決定部は、前記操縦器位置情報及び前記無人飛行体位置情報から前記無人飛行体と前記操縦器との間の距離を算出し、前記制御部は、前記無人飛行体と前記操縦器との間の距離に応じて、前記発光部の発光形態が異なるように前記発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、操縦器位置情報及び無人飛行体位置情報から無人飛行体と操縦器との間の距離を算出し、無人飛行体と操縦器との間の距離に応じて発光部の発光形態が異なるように発光部を制御しているので、操縦者は、無人飛行体が接近しているのか、又は離れているのかに加えて、操縦者から無人飛行体までの距離を容易に把握することができる。
前記取得部は、前記無人飛行体の周辺の風の方向を示す風向情報を取得する風向取得部を含み、前記決定部は、前記風向情報が示す風の方向を前記射出方向として決定し、前記制御部は、前記決定部により決定された前記風の方向に発光するように前記発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、無人飛行体の周辺の風の方向を示す風向情報を取得し、取得した風向情報が示す風の方向を射出方向として決定し、決定した風の方向に発光するように発光部を制御しているので、操縦者は、無人飛行体がどの方向から風を受けているのかを容易に把握することができる。
前記取得部は、前記無人飛行体の飛行中の中心軸の方向に前記発光部が発光することを指示する指示情報を取得する指示取得部を含み、前記決定部は、前記指示情報に対応して、前記中心軸の上方向を前記射出方向として決定し、前記制御部は、前記中心軸の上方向に発光するように前記発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、無人飛行体の飛行中の中心軸の方向に発光部が発光することを指示する指示情報を取得し、取得した指示情報に対応して、無人飛行体の中心軸の上方向を射出方向として決定し、決定した無人飛行体の中心軸の上方向に発光するように発光部を制御しているので、操縦者は、発光部から射出される光の方向によって無人飛行体がどの方向にどの程度傾いているかを容易に確認することができ、無人飛行体の飛行に対する風の影響を容易に把握することができる。
前記発光部は、第1及び第2の発光部を含み、前記取得部は、前記無人飛行体に作用する重力の方向を示す重力情報を取得する重力方向取得部をさらに含み、前記決定部は、前記指示情報に対応して、前記中心軸の上方向を前記第1の発光部の射出方向として決定するとともに、前記重力情報が示す重力の方向を前記第2の発光部の射出方向として決定し、前記制御部は、前記中心軸の上方向に発光するように前記第1の発光部を制御するとともに、前記重力の方向に発光するように前記第2の発光部を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、無人飛行体に作用する重力の方向を示す重力情報を取得し、指示情報に対応して、無人飛行体の中心軸の上方向を第1の発光部の射出方向として決定するとともに、取得した重力情報が示す重力方向を第2の発光部の射出方向として決定し、無人飛行体の中心軸の上方向に発光するように第1の発光部を制御するとともに、重力の方向に発光するように第2の発光部を制御しているので、操縦者は、第1の発光部から射出される光の方向と、第2の発光部から射出される光の方向とが同一直線上にあるか否かによって無人飛行体がどの方向にどの程度傾いているかをより容易に確認することができ、無人飛行体の飛行に対する風の影響をより容易に把握することができる。
本開示の他の態様に係る無人飛行体は、操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体であって、上記いずれかに記載の発光制御装置と、前記発光制御装置に制御される発光部とを備える。この場合も、上記の発光制御装置と同様の効果を奏することができる。
また、本開示は、以上のような特徴的な構成を備える発光制御装置又は無人飛行体として実現することができるだけでなく、発光制御装置又は無人飛行体が備える特徴的な構成に対応する特徴的な処理を実行する発光制御方法として実現することもできる。したがって、以下の他の態様でも、上記の発光制御装置又は無人飛行体と同様の効果を奏することができる。
本開示の他の態様に係る無人飛行体の発光制御方法は、発光部を制御する発光制御方法であって、操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体の飛行状態に関する飛行状態情報を取得し、前記飛行状態情報に基づき、前記発光部から射出される光の射出方向を決定し、前記射出方向に発光するように前記発光部を制御する。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。
また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。さらに、本開示の主旨を逸脱しない限り、本開示の各実施の形態に対して当業者が想到する範囲内の変更を施した各種変形例も本開示に含まれる。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1における発光制御システムの構成の一例を示すブロック図であり、図2は、図1に示す無人飛行体の一例を示す外観図である。
図1に示す発光制御システムは、無人飛行体1と、操縦器2とを備える。操縦器2は、通信部41、位置測定部42、入力部43、制御部44、記憶部45、及び表示部46を備える。
操縦器2は、操縦者によって両手で把持された状態で操作され、無人飛行体1を遠隔操作する。操縦器2は、例えば、無線により、無人飛行体1を操作するための操作命令等を送信する。具体的には、操縦器2の通信部41は、無人飛行体1の通信部11に種々の情報を送信するとともに、通信部11から種々の情報を受信する。
位置測定部42は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機等から構成され、操縦器2の現在位置を示す操縦器位置情報を定期的に測定して取得する。操縦器位置情報は、例えば、緯度、経度及び高さで表される。通信部41は、位置測定部42によって測定された操縦器2の現在位置を表す操縦器位置情報を無人飛行体1に送信する。
入力部43は、操縦者の左手側に設けられた左スティックと、操縦者の右手側に設けられた右スティックとを含む。操縦者によって左スティック及び右スティックが傾けられることにより、入力部43は、左スティック及び右スティックの傾き角度に関する角度情報を通信部41へ出力する。無人飛行体1の動きは、当該傾き角度に応じて制御される。操作命令は、例えば、左スティック及び右スティックの傾き角度を示す角度情報を含む。
制御部44は、例えば、CPU(中演算処理装置)等から構成され、操縦器2の各種動作を制御する。記憶部45は、例えば、半導体メモリ等から構成され、操縦者の操縦等に必要な種々の情報を記憶する。表示部46は、操縦者の操縦等に必要な種々の情報を表示する。
なお、操縦器2の構成は、上記の例に特に限定されず、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はパーソナルコンピュータ等に所定の遠隔操作プログラム等をインストールしてタッチパネル等に操作画面を表示し、タッチパネル等を用いて、操縦者による入力操作を受け付けてもよい。
無人飛行体1は、操縦器2からの操作命令を受信し、受信した操作命令に基づいて飛行する。また、無人飛行体1は、必要に応じて自立飛行を行うこともできる。
無人飛行体1は、通信部11、位置測定部12、傾き測定部13、駆動部14、発光部15、制御部16、及び記憶部17を備える。また、図2に示すように、無人飛行体1は、図1に示す駆動部14及び発光部15を備え、図1に示す通信部11、位置測定部12、傾き測定部13、制御部16、及び記憶部17は、無人飛行体1の内部に収納されている。
通信部11は、操縦器2の通信部41に種々の情報を送信するとともに、通信部41から種々の情報を受信する。また、通信部11は、無人飛行体1の飛行状態に関する飛行状態情報として、操縦器2から操縦器位置情報を受信して取得し、操縦器位置情報35として記憶部17に記憶する。
位置測定部12は、例えば、GPS受信機等から構成され、無人飛行体1の飛行状態に関する飛行状態情報として、無人飛行体1の現在位置を示す無人飛行体位置情報を定期的に測定して取得する。無人飛行体位置情報は、緯度、経度及び高さで表される。また、位置測定部12は、取得した無人飛行体位置情報を無人飛行体位置情報34として記憶部17に記憶する。
傾き測定部13は、例えば、ジャイロセンサ等の角速度センサ等から構成され、水平状態に対する飛行中の無人飛行体1の傾きを示す傾き情報を定期的に測定して取得し、傾き
情報36として記憶部17に記憶する。なお、発光方向決定部22が傾き情報を用いない場合は、傾き測定部13を省略してもよい。
駆動部14は、無人飛行体1を飛行させるための揚力、推力及びトルクを得るためのプロペラと、プロペラを回転させるモータと、モータを駆動する駆動回路とを備える。駆動部14は、プロペラを回転させ、無人飛行体1を飛行させる。図2に示すように、無人飛行体1は、4個の駆動部14を有しているが、図1では、図示を容易にするため、4個の駆動部14を一つのブロックで図示している。なお、駆動部14の数は、この例に特に限定されず、例えば5個以上であってもよい。
発光部15は、例えば、光を射出する発光素子と、発光素子の射出方向を任意の方向に移動可能な移動機構とを備え、光の射出方向を任意に変化させる。本実施の形態では、発光部15として、例えば、レーザ光を発光し、且つ、レーザ光の射出方向を可変できるレーザ発光部を用いている。なお、発光部15の構成は、上記の例に特に限定されず、レーザ光以外の光を射出したり、所定の射出方向に光を射出する複数の発光素子の中から所望の発光素子を選択して発光させたりする等の種々の変更が可能である。
制御部16は、例えば、CPU等から構成され、無人飛行体1の種々の動作を制御する。制御部16は、飛行制御部21、発光方向決定部22、及び発光制御部23を備える。
飛行制御部21は、記憶部17の飛行基本プログラム31を実行することにより、通信部11を介して取得した操縦器2からの操作命令に従い、駆動部14を制御することにより、無人飛行体1の飛行状態を制御する。
発光方向決定部22は、記憶部17の発光方向決定プログラム32を実行することにより、記憶部17に記憶されている無人飛行体位置情報34及び操縦器位置情報35に基づき、無人飛行体1と操縦器2との間の距離を算出し、算出した距離が所定の距離(例えば、50m、又は100m)を超えたか否かを判断する。
また、発光方向決定部22は、記憶部17の発光方向決定プログラム32を実行することにより、算出した無人飛行体1と操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合、記憶部17に記憶されている無人飛行体位置情報34、操縦器位置情報35、及び傾き情報36に基づき、発光部15から射出されるレーザ光の射出方向として、無人飛行体1から操縦器2に向かう方向である操縦器方向を決定して発光制御部23に通知する。
具体的には、発光方向決定部22は、無人飛行体位置情報34及び操縦器位置情報35から操縦器方向を決定し、傾き情報36から無人飛行体1の水平状態に対する傾きを求め、求めた傾きに応じて操縦器方向を補正し、補正後の操縦器方向を発光制御部23に通知する。なお、傾き測定部13を省略した場合、発光方向決定部22は、無人飛行体位置情報34及び操縦器位置情報35に基づき、操縦器方向を決定するようにしてもよい。
発光制御部23は、記憶部17の発光制御プログラム33を実行することにより、無人飛行体1と操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合、発光方向決定部22により決定された操縦器方向に沿ってレーザ光を発光するように発光部15を制御する。発光部15は、操縦器方向に沿ってレーザ光を発光する。
なお、上記の説明では、発光部15の発光による消費電力を抑制するため、無人飛行体1と操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合にのみ、発光部15を発光させたが、この例に特に限定されない。例えば、無人飛行体1と操縦器2との間の距離が所定の距離を超えたか否かを判断することなく、発光方向決定部22が操縦器方向を決定し、発光
制御部23が操縦器方向に沿ってレーザ光を発光するように発光部15を制御してもよい。また、無人飛行体1の視認が難しいと感じる距離は、個人差があるため、上記の所定距離として、操縦者が入力部43を用いて所望の距離を設定できるようにしてもよい。これらの点に関しては他の実施の形態も同様である。
記憶部17は、例えば、半導体メモリ等から構成され、種々の情報を記憶する。記憶部17は、飛行基本プログラム31、発光方向決定プログラム32、発光制御プログラム33、無人飛行体位置情報34、操縦器位置情報35、及び傾き情報36を記憶する。
図3は、図1に示す発光制御システムの発光制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS11において、操縦器2の位置測定部42は、操縦器2の現在位置を示す操縦器位置情報を測定して取得し、通信部41は、位置測定部42によって測定された操縦器位置情報を無人飛行体1の通信部11に送信し、無人飛行体1の通信部11は、操縦器位置情報を受信して取得し、操縦器位置情報35として記憶部17に記憶する。
次に、ステップS12において、位置測定部12は、無人飛行体1の現在位置を示す無人飛行体位置情報を測定して取得し、取得した無人飛行体位置情報を無人飛行体位置情報34として記憶部17に記憶する。
次に、ステップS13において、傾き測定部13は、飛行中の無人飛行体1の水平状態に対する傾きを示す傾き情報を測定して取得し、傾き情報36として記憶部17に記憶する。
次に、ステップS14において、発光方向決定部22は、記憶部17に記憶されている無人飛行体位置情報34及び操縦器位置情報35から、無人飛行体1と操縦器2との間の距離を算出する。
次に、ステップS15において、発光方向決定部22は、算出した距離が所定の距離を超えたか否かを判断する。無人飛行体1と操縦器2との間の距離が所定の距離を超えていない場合(ステップS15でNO)、すなわち、操縦者が無人飛行体1を視認可能な近距離である場合、操縦者に向けたレーザ光の発光は不要であるため、ステップS11に処理を移行し、以降の処理を継続する。
一方、無人飛行体1と操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合(ステップS15でYES)、すなわち、操縦者が無人飛行体1を視認しにくい遠距離である場合、ステップS16において、発光方向決定部22は、記憶部17に記憶されている無人飛行体位置情報34、操縦器位置情報35、及び傾き情報36に基づいて操縦器方向を決定して発光制御部23に通知する。
次に、ステップS17において、発光制御部23は、発光方向決定部22により決定された操縦器方向に沿ってレーザ光を発光するように発光部15を制御し、発光部15は、操縦器方向に沿ってレーザ光を発光する。その後、ステップS11に処理を移行し、以降の処理を継続する。
上記の発光制御処理により、本実施の形態では、無人飛行体1が操縦者から遠くに位置し、操縦者が無人飛行体1の視認が難しいときに限り、無人飛行体1の発光部15を発光させることが可能となる。
図4は、図1に示す発光制御システムの使用状態の一例を示す模式図である。図4に示すように、上記の発光制御処理により、無人飛行体1の発光部15は、無人飛行体1から操縦器2すなわち操縦者YSに向かう操縦器方向LEに沿ってレーザ光LBを射出する。この場合、霧や煙などで視界が悪い場合であっても、操縦者YSは、無人飛行体1を容易に視認することが可能である。
上記のように、本実施の形態では、操縦器2の位置情報及び無人飛行体1の位置情報を取得し、また、無人飛行体1の傾き情報を取得し、取得した操縦器2の位置情報、無人飛行体1の位置情報及び無人飛行体1の傾き情報に基づき、無人飛行体1から操縦器2に向かう方向である操縦器方向を射出方向として決定し、決定した操縦器方向に発光するように発光部15を制御しているので、発光部15からのレーザ光が操縦者に向けて射出され、操縦者は無人飛行体1の現在位置を容易に視認することができる。
なお、本実施の形態では、操縦器2の現在位置を無人飛行体1に送信し、無人飛行体1が、操縦器2の現在位置と無人飛行体1の現在位置に基づき、無人飛行体1から操縦器2への操縦器方向を特定し、特定した操縦器方向に発光部15を発光させたが、この例に特に限定されない。
例えば、無人飛行体1が無人飛行体1の現在位置を操縦器2に送信し、操縦器2が操縦器2の現在位置と無人飛行体1の現在位置とに基づき、操縦器2から無人飛行体1への無人飛行体方向を特定し、操縦器2の発光部が、特定した無人飛行体方向に発光するようにしてもよい。
また、無人飛行体1が無人飛行体1の現在位置を操縦器2に送信し、操縦器2が、操縦器2の現在位置と無人飛行体1の現在位置に基づき、無人飛行体1から操縦器2への操縦器方向を特定し、特定した操縦器方向に発光部15を発光させる制御指令を無人飛行体1に送信し、無人飛行体1の発光部15が操縦器方向に発光するようにしてもよい。
また、本実施の形態の発光制御システムは、無人飛行体1と、操縦器2と、射出方向を決定するサーバとから構成するようにしてもよい。
例えば、サーバは、所定のネットワークを介して、無人飛行体1と操縦器2とに通信可能に接続され、操縦器2から送信された操縦器2の現在位置と無人飛行体1から送信された無人飛行体1の現在位置に基づき、無人飛行体1から操縦器2への操縦器方向又は操縦器2から無人飛行体1への無人飛行体方向を特定し、特定した操縦器方向又は無人飛行体方向に発光部15又は操縦器2の発光部を発光させる制御指令を無人飛行体1又は操縦器2に送信し、発光部15又は操縦器2の発光部が操縦器方向又は無人飛行体方向に発光するようにしてもよい。
また、サーバから送信される情報は、操縦器2を経由して無人飛行体1に受信されてもよく、無人飛行体1から送信される情報は、操縦器2を経由してサーバに受信されてもよい。上記の点については、後述する他の実施の形態も同様である。
(実施の形態2)
次に、本開示の実施の形態2における発光制御システムについて説明する。無人飛行体が操縦器から遠く離れた位置にある場合、無人飛行体から操縦器に向かって発光することにより、無人飛行体の位置を視認することは可能であるが、無人飛行体が操縦器から接近する方向に移動しているのか、又は離れる方向に移動しているのかを把握することが困難である。
本実施の形態では、無人飛行体が発光する光の色や点灯/明滅など発光形態を異ならせることにより、無人飛行体が操縦器に接近する方向に移動しているのか、又は操縦器から離れる方向に移動しているのかを操縦者に伝達する。
図5は、本開示の実施の形態2における発光制御システムの構成の一例を示すブロック図である。図5に示す発光制御システムは、無人飛行体1aと、操縦器2とを備える。無人飛行体1aは、通信部11、位置測定部12、傾き測定部13、駆動部14、発光部15、制御部16a、及び記憶部17aを備える。制御部16aは、飛行制御部21、発光方向決定部22、発光制御部23a、及び接近/離間判断部24を備える。記憶部17aは、飛行基本プログラム31、発光方向決定プログラム32、発光制御プログラム33a、無人飛行体位置情報34、操縦器位置情報35、及び傾き情報36を記憶する。
図5に示す発光制御システムが図1に示す発光制御システムと異なる点は、制御部16aに接近/離間判断部24が追加され、制御部16の発光制御部23が制御部16aの発光制御部23aに変更され、記憶部17の発光制御プログラム33が記憶部17aの発光制御プログラム33aに変更された点であり、その他の点は図1に示す発光制御システムと同様であるので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
接近/離間判断部24は、記憶部17aに記憶されている無人飛行体位置情報34及び操縦器位置情報35に基づき、無人飛行体1aの移動方向として、無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動しているのか、又は、無人飛行体1aが操縦器2から離間する方向に移動しているのかを判断し、判断結果を発光制御部23aに出力する。
発光制御部23aは、記憶部17aの発光制御プログラム33aを実行することにより、算出した無人飛行体1aと操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合、接近/離間判断部24の接近又は離間の判断に応じて、発光方向決定部22により決定された操縦器方向に沿ってレーザ光を発光する発光部15の発光形態を制御する。
発光部15は、無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動している場合と、無人飛行体1aが操縦器2から離間する方向に移動している場合とで発光形態を変更する。例えば、発光部15は、無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動している場合に点灯し、無人飛行体1aが操縦器2から離間する方向に移動している場合に点滅する。なお、発光部15の発光形態は、上記の例に特に限定されず、操縦者が、無人飛行体1aが操縦器2に接近しているのか又は離間しているのかを認識できれば、種々の変更が可能である。
図6は、図5に示す発光制御システムの発光制御処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すステップS11〜S16の処理は、図3に示すステップS11〜S16の処理と同様であるので、同一処理には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
ステップS11〜S16の処理の実行後、ステップS18において、接近/離間判断部24は、記憶部17aに記憶されている無人飛行体位置情報34及び操縦器位置情報35から無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動しているのか、又は、無人飛行体1aが操縦器2から離間する方向に移動しているのかを判断し、判断結果を発光制御部23aに出力する。
無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動している場合(ステップS18でYES)、ステップS19に移行し、発光制御部23aは、発光部15が操縦器方向に沿ってレーザ光を点灯するように発光部15を制御し、発光部15は、操縦器方向に沿ってレーザ光を点灯する。その後、ステップS11に処理を移行し、以降の処理を継続する。
一方、無人飛行体1aが操縦器2から離間する方向に移動している場合(ステップS18でNO)、ステップS20に移行し、発光制御部23aは、操縦器方向に沿ってレーザ光を点滅するように発光部15を制御し、発光部15は、操縦器方向に射出したレーザ光を点滅する。その後、ステップS11に処理を移行し、以降の処理を継続する。
上記の発光制御処理により、本実施の形態では、無人飛行体1aが操縦者から遠くに位置し、操縦者が無人飛行体1aの視認が難しいときに限り、無人飛行体1aが接近しているのか、又は、離れているのかを明確にした発光状態が可能となる。
図7は、図5に示す無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動している場合の発光制御システムの使用状態の一例を示す模式図であり、図8は、図5に示す無人飛行体1aが操縦器2から離間する方向に移動している場合の発光制御システムの使用状態の一例を示す模式図である。
図7に示すように、無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向M1に移動している場合、上記の発光制御処理により、無人飛行体1aの発光部15は、無人飛行体1aから操縦器2すなわち操縦者YSに向かう操縦器方向LEに沿ってレーザ光LB1を点灯させる。この場合、霧や煙などで視界が悪い場合であっても、操縦者YSは、無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動していることを認識した上で、無人飛行体1aを容易に視認することできる。
一方、図8に示すように、無人飛行体1aが操縦器2から離間する方向M2に移動している場合、上記の発光制御処理により、無人飛行体1aの発光部15は、無人飛行体1aから操縦器2すなわち操縦者YSに向かう操縦器方向LEに沿ってレーザ光LB2を点滅させる。この場合、霧や煙などで視界が悪い場合であっても、操縦者YSは、無人飛行体1aが操縦器2から離間する方向に移動していることを認識した上で、無人飛行体1aを容易に視認することできる。
上記のように、本実施の形態では、無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動する場合は、発光部15のレーザ光を点灯し、無人飛行体1aが操縦器2から離れる方向に移動する場合、発光部のレーザ光を明滅することにより、操縦者は、無人飛行体の移動状態を容易に把握することができる。
なお、本実施の形態では、無人飛行体1aが操縦器2から接近する方向に移動しているのか、又は、離れる方向に移動しているのかの2つの方向の場合について説明したが、さらに、3つ以上の方向に対応させて発光部15の発光形態を異ならせるようにしてもよい。
図9は、図5に示す操縦器2及び無人飛行体1aを上から見た場合において、無人飛行体1aの発光部15の発光形態の他の設定例を示す模式図である。図9に示すように、操縦器2(図中の白四角)すなわち操縦者及び無人飛行体1a(図中の星印)を上から見た場合において、無人飛行体1aの移動方向は、無人飛行体1aの移動方向が操縦器2に近づく方向に対応する第1の範囲R1と、無人飛行体1aの移動方向が操縦器2から離れる方向に対応する第2の範囲R2と、第1の範囲R1及び第2の範囲R2以外の範囲のうち操縦器2すなわち操縦者から無人飛行体1aを見た場合に左側の方向に対応する第3の範囲R3と、右側の方向に対応する第4の範囲R4とに4分割されている。
この場合、発光部15は、例えば、4色、すなわち、赤色、緑色、青色及び黄色のレーザ光を独立に且つ任意の方向に射出可能なレーザ発光部から構成される。接近/離間判断
部24は、記憶部17aに記憶されている無人飛行体位置情報34及び操縦器位置情報35から、無人飛行体1aの移動方向が第1の範囲R1〜第4の範囲R4のうちいずれの範囲に属するかを判断し、判断結果を発光制御部23aに出力する。発光制御部23aは、接近/離間判断部24により判断された無人飛行体1aの移動方向が第1の範囲R1内にある場合に赤色のレーザ光を、第2の範囲R2内にある場合に緑色のレーザ光を、第3の範囲R3内にある場合に青色のレーザ光を、第4の範囲R4内にある場合に黄色のレーザ光を、操縦器方向に沿って射出するように発光部15を制御する。
したがって、無人飛行体1aが操縦器2に接近する方向に移動する場合は、赤色のレーザ光を照射し、無人飛行体1aが操縦器2から離れる方向に移動する場合は、緑色のレーザ光を照射し、無人飛行体1aが操縦器2から見て左方向に移動する場合は、青色のレーザ光を照射し、無人飛行体1aが操縦器2から見て右方向に移動する場合は、黄色のレーザ光を照射することができる。この結果、操縦者は、霧や煙などで視界が悪い場合であっても、操縦者は、無人飛行体1aがどの方向に移動しているのかをより詳細に認識した上で、無人飛行体1aを容易に視認することできる。
なお、発光部15の発光形態は、上記の例に特に限定されず、種々の変更が可能であり、例えば、他の色を用いたり、又は、同一色を用いて第1の範囲R1〜第4の範囲R4毎に発光期間及び消灯期間の長さを変更させることにより、第1の範囲R1〜第4の範囲R4のいずれの方向であるかが認識可能となるようにしたりしてもよい。また、移動方向の分割範囲も、上記の例に特に限定されず、種々の変更が可能であり、例えば、第3及び第4範囲R3、R4を一つの範囲として青色のレーザ光を用いたり、5つ以上の範囲に分割したりしてもよい。また、発光部15の発光形態の設定は、予め設定されてもよいし、操縦者が操縦器2を用いて設定できるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、無人飛行体1aと操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合に、上記の発光形態で発光部15を発光させているが、この例に特に限定されず、発光制御部23aは、無人飛行体1aと操縦器2との間の距離に応じて、発光部15の発光形態が異なるように発光部15を制御するようにしてもよい。
例えば、発光制御部23aは、無人飛行体1aと操縦器2との間の距離が50m〜100mの範囲にある場合は赤色のレーザ光を発光し、100m〜150mの範囲にある場合は緑色のレーザ光を発光し、150m〜200mの範囲にある場合は青色のレーザ光を発光し、200m〜250mの範囲にある場合は黄色のレーザ光を発光するように発光部15を制御してもよい。この場合、操縦者は、無人飛行体1aと操縦器2との間の距離を容易に把握することが可能である。
(実施の形態3)
次に、本開示の実施の形態3における発光制御システムについて説明する。無人飛行体が、操縦器から遠く離れた位置にある場合、上記の各実施の形態では、無人飛行体から操縦器に向かって発光する光により無人飛行体の位置を視認できるが、無人飛行体の周辺状況を視認することは困難である。特に、小型の無人飛行体は、風の影響を大きく受けるため、操縦者は、無人飛行体がどの方向からの風を受けているのかを把握したい。そこで、本実施の形態では、無人飛行体の周辺の風の状況を把握するため、無人飛行体のレーザ光により、無人飛行体の周辺の風の状況を操縦者に伝達する。
図10は、本開示の実施の形態3における発光制御システムの構成の一例を示すブロック図である。図10に示す発光制御システムは、無人飛行体1bと、操縦器2とを備える。無人飛行体1bは、通信部11、位置測定部12、駆動部14、発光部15、制御部16b、記憶部17b、及び風向センサ18を備える。制御部16bは、飛行制御部21、
発光方向決定部22a、及び発光制御部23bを備える。記憶部17bは、飛行基本プログラム31、発光方向決定プログラム32a、発光制御プログラム33b、無人飛行体位置情報34、及び操縦器位置情報35を記憶する。
図10に示す発光制御システムが図1に示す発光制御システムと異なる点は、図1に示す傾き測定部13が省略され、風向センサ18が追加され、制御部16の発光方向決定部22及び発光制御部23が制御部16bの発光方向決定部22a及び発光制御部23bに変更され、記憶部17の傾き情報36が省略され、記憶部17の発光方向決定プログラム32及び発光制御プログラム33が記憶部17bの発光方向決定プログラム32a及び発光制御プログラム33bに変更された点であり、その他の点は図1に示す発光制御システムと同様であるので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
風向センサ18は、無人飛行体1bの飛行状態に関する飛行状態情報として、無人飛行体1bの周辺の風の方向を示す風向情報を定期的に測定して取得する。
発光方向決定部22aは、記憶部17bの発光方向決定プログラム32aを実行することにより、記憶部17bの無人飛行体位置情報34及び操縦器位置情報35から無人飛行体1bと操縦器2との間の距離を算出し、また、風向判断部として機能し、風向情報が示す風の方向を発光部15から射出されるレーザ光の射出方向として決定して発光制御部23bに通知する。
発光制御部23bは、記憶部17bの発光制御プログラム33bを実行することにより、無人飛行体1bと操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合、発光方向決定部22aにより決定された風の方向に沿ってレーザ光を発光するように発光部15を制御し、発光部15は、風の方向に沿ってレーザ光を発光する。
図11は、図10に示す発光制御システムの発光制御処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すステップS11〜S15の処理は、図3に示すステップS11〜S15の処理と同様であるので、同一処理には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
上記のステップS11〜S15の処理を実行し、無人飛行体1bと操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合(ステップS15でYES)、ステップS21において、発光方向決定部22aは、風向センサ18からの風向情報が示す風の方向を発光部15から射出されるレーザ光の射出方向として決定して発光制御部23bに通知する。
次に、ステップS22において、発光制御部23bは、無人飛行体1bと操縦器2との間の距離が所定の距離を超えた場合、発光方向決定部22aにより決定された風の方向に沿ってレーザ光を発光するように発光部15を制御し、発光部15は、風の方向に沿ってレーザ光を発光する。その後、ステップS11に処理を移行し、以降の処理を継続する。
図12は、図10に示す発光制御システムの使用状態の一例を示す模式図である。図12に示すように、無人飛行体1bは、風向センサ18により、無人飛行体1bの周辺の風向を測定し、測定した風向を示す方向WDを射出方向LEとして、発光部15からレーザ光LBを照射する。この構成により、操縦者YSは、無人飛行体1bからのレーザ光の照射方向(射出方向LE)を確認することで、無人飛行体1bの周辺の風向を容易に把握することができる。
なお、発光部15の構成は、上記の構成に特に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、風向を示す方向にレーザ光を照射する発光部15に加えて、実施の形態1又は2と同様に、無人飛行体1bから操縦器2にレーザ光を照射する別体の発光部を設けてもよ
い。
また、一つの発光部15が、風向を示す方向のレーザ光の照射に加えて、無人飛行体1bから操縦器2にレーザ光を照射するようにしてもよい。この場合、風向を示す方向に照射するレーザ光と、無人飛行体1bから操縦器2に照射するレーザ光とで発光形態を異ならせることにより、操縦者は、いずれの用途で照射されたレーザ光であるかを容易に把握することができる。また、上記のように、一つの発光部15を異なる用途に使用する場合、操縦者が操縦器2を操作して発光部15のレーザ光の用途を切り換えるようにしてもよい。
(実施の形態4)
次に、本開示の実施の形態4における発光制御システムについて説明する。小型の無人飛行体は、風の影響を大きく受けるため、操縦者は、無人飛行体がどの程度風の影響を受けているのかを把握したい。そこで、本実施の形態では、無人飛行体のレーザ光により、無人飛行体が風の影響をどの程度受けているのかを操縦者に伝達する。
図13は、本開示の実施の形態4における発光制御システムの構成の一例を示すブロック図である。図13に示す発光制御システムは、無人飛行体1cと、操縦器2aとを備える。操縦器2aは、通信部41、入力部43、制御部44、記憶部45、及び表示部46を備える。無人飛行体1cは、通信部11、駆動部14、第1発光部15a、第2発光部15b、制御部16c、記憶部17c、及び重力センサ19を備える。制御部16cは、飛行制御部21、発光方向決定部22b、発光制御部23c、中心軸方向判断部25、及び重力方向判断部26を備える。記憶部17cは、飛行基本プログラム31、発光方向決定プログラム32b、及び発光制御プログラム33cを記憶する。
図13に示す発光制御システムが図1に示す発光制御システムと異なる点は、図1に示す操縦器2の位置測定部42と無人飛行体1の位置測定部12及び傾き測定部13が省略され、発光部15が第1発光部15a及び第2発光部15bに変更され、制御部16の発光方向決定部22及び発光制御部23が制御部16cの発光方向決定部22b及び発光制御部23cに変更され、中心軸方向判断部25及び重力方向判断部26が追加され、記憶部17の無人飛行体位置情報34、操縦器位置情報35、及び傾き情報36が省略され、記憶部17の発光方向決定プログラム32及び発光制御プログラム33が記憶部17cの発光方向決定プログラム32b及び発光制御プログラム33cに変更された点であり、その他の点は図1に示す発光制御システムと同様であるので、同一部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
操縦器2aの入力部43は、操縦者による無人飛行体1cへの発光指示を受け付け、通信部41は、発光指示を無人飛行体1cの通信部11に送信する。また、入力部43は、操縦者による無人飛行体1cへの発光停止指示を受け付け、通信部41は、発光停止指示を無人飛行体1cの通信部11に送信する。
無人飛行体1cの通信部11は、第1及び第2発光部15a、15bが発光することを指示する指示情報として、操縦器2aからの発光指示を受信して取得し、発光指示を中心軸方向判断部25及び重力方向判断部26に出力する。また、通信部11は、操縦器2aからの発光停止指示を受信し、発光停止指示を発光制御部23cに出力する。
重力センサ19は、無人飛行体1cに作用する重力の方向を定期的に検出し、検出した重力の方向を示す重力情報を取得して重力方向判断部26に出力する。
中心軸方向判断部25は、操縦器2aからの発光指示に従い、無人飛行体1cの現在の
飛行状態に基づき、無人飛行体1cの中心軸の上方向がどの方向かを判断し、無人飛行体1cの中心軸の上方向を中心軸方向(体軸方向)として発光方向決定部22bに通知する。
ここで、中心軸方向は、例えば、無人飛行体1cが水平状態で傾いていない状態において無人飛行体1cの重心を下から上へ通過する方向であり、無人飛行体1cが傾いている場合は、無人飛行体1cの傾きに応じて中心軸方向も傾く。したがって、無人飛行体1cが風の影響を受けて傾いている場合、中心軸方向も傾くので、操縦者は、中心軸方向がどの程度どの方向に傾いているかを確認することにより、風の大きさ及び向きを把握することができる。
重力方向判断部26は、操縦器2aからの発光指示に従い、重力センサ19からの重力情報が示す方向が無人飛行体1cに作用している重力の方向であると判断し、この方向を重力方向として発光方向決定部22bに通知する。なお、本実施の形態では、重力方向として、無人飛行体1cに重力が作用している下向き方向を用いているが、この例に特に限定されず、上向き方向を重力方向としてもよい。
ここで、無人飛行体1cが風の影響を受けて傾いている場合でも、重力方向は、常に一定の方向に維持される。したがって、中心軸方向の線と重力方向の線とが同一線上にある場合、操縦者は、無人飛行体1cが傾いておらず、風の影響を受けていないことがわかる。また、無人飛行体1cが風の影響を受けて傾き、重力方向に対して中心軸方向が傾いている場合、操縦者は、中心軸方向の線と重力方向の線とがなす角度及び重力方向に対する中心軸方向の傾きを確認することにより、風の大きさ及び向きを容易に把握することができる。
発光方向決定部22bは、記憶部17cの発光方向決定プログラム32bを実行することにより、中心軸方向判断部25から通知された中心軸方向を第1発光部15aの射出方向として決定するとともに、重力方向判断部26から通知された重力方向を第2発光部15bの射出方向として決定し、決定した射出方向を発光制御部23cに通知する。
発光制御部23cは、記憶部17cの発光制御プログラム33cを実行することにより、中心軸方向に沿ってレーザ光を射出するように第1発光部15aを制御するとともに、重力方向に沿ってレーザ光を射出するように第2発光部15bを制御する。この結果、第1発光部15aは、中心軸方向(無人飛行体1cの中心軸の上方向)に沿ってレーザ光を射出し、第2発光部15bは、重力方向(地上方向)に沿ってレーザ光を射出する。なお、第1発光部15a及び第2発光部15bの発光形態として、操縦者が中心軸方向のレーザ光と重力方向のレーザ光とを識別できればよく、同一色を用いたり、異なる色を用いたり、点滅状態を異ならせたりする等の種々の発光形態を用いることができる。
また、発光制御部23cは、操縦器2aから発光停止指示を送信された場合、第1発光部15a及び第2発光部15bからのレーザ光の発光を停止させる。
図14は、図13に示す発光制御システムの発光制御処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS31において、無人飛行体1cの通信部11は、操縦器2aからの発光指示を受信したか否かを判断する。操縦器2aからの発光指示を受信していない場合(ステップS31でNO)、通信部11は、ステップS31の処理を繰り返す。
一方、操縦器2aの入力部43は、操縦者が操縦器2aの入力部43を用いて無人飛行
体1cへの発光指示を入力し、通信部41が発光指示を無人飛行体1cの通信部11に送信すると、通信部11は、操縦器2aからの発光指示を受信し(ステップS31でYES)、操縦器2aからの発光指示を中心軸方向判断部25及び重力方向判断部26に通知し、ステップS32に移行する。
次に、ステップS32において、中心軸方向判断部25は、操縦器2aからの発光指示に従い、無人飛行体1cの中心軸の上方向を中心軸方向として決定し、発光方向決定部22bに通知する。
次に、ステップS33において、重力方向判断部26は、操縦器2aからの発光指示に従い、重力センサ19からの重力情報が示す方向を重力方向として決定し、発光方向決定部22bに通知する。
次に、ステップS34において、発光方向決定部22bは、中心軸方向判断部25から通知された中心軸方向を第1発光部15aの射出方向として決定するとともに、重力方向判断部26から通知された重力方向を第2発光部15bの射出方向として決定し、決定した射出方向を発光制御部23cに通知する。
次に、ステップS35において、発光制御部23cは、中心軸方向に沿ってレーザ光を射出するように第1発光部15aを制御するとともに、重力方向に沿ってレーザ光を射出するように第2発光部15bを制御し、第1発光部15aは、中心軸方向(無人飛行体1cの中心軸の上方向)に沿ってレーザ光を射出し、第2発光部15bは、重力方向(地上方向)に沿ってレーザ光を射出する。
次に、ステップS36において、通信部11は、操縦器2aからの発光停止指示を受信したか否かを判断する。操縦器2aからの発光停止指示を受信していない場合(ステップS36でNO)、通信部11は、ステップS32以降の処理を繰り返し、第1発光部15a及び第2発光部15bは、レーザ光の発光を継続する。
一方、操縦器2aの入力部43は、操縦者が操縦器2aの入力部43を用いて無人飛行体1cへの発光停止指示を入力し、通信部41が発光停止指示を無人飛行体1cの通信部11に送信すると、通信部11は、操縦器2aからの発光停止指示を受信し(ステップS36でYES)、操縦器2aからの発光停止指示を発光制御部23cに通知し、ステップS37に移行する。
次に、ステップS37において、発光制御部23cは、第1発光部15a及び第2発光部15bからのレーザ光の発光を停止させる。その後、ステップS31に処理を移行し、以降の処理を継続する。
図15は、図13に示す発光制御システムが風の影響を受けていない場合の使用状態の一例を示す模式図であり、図16は、図13に示す発光制御システムが風の影響を受けている場合の使用状態の一例を示す模式図である。
上記のように、本実施の形態では、操縦者が無人飛行体1cの第1及び第2発光部15a、15bを発光させる発光指示を操縦器2aから送信すると、無人飛行体1cは、受信した発光指示に従って、第1発光部15aから中心軸方向に沿ってレーザ光を照射し、第2発光部15bから重力方向に沿ってレーザ光を照射する。
したがって、図15に示すように、風の影響がない場合、無人飛行体1cの第1発光部15aから中心軸方向のレーザ光CLが射出され、第2発光部15bから重力方向のレー
ザ光GLが射出される。この場合、中心軸方向のレーザ光CLと重力方向のレーザ光GLとが同一直線上にあるので、操縦者は、無人飛行体1cから遠く離れている場合でも、風の影響がないことを容易に把握することができる。
一方、図16に示すように、風の影響があり、風が風向を示す方向WDに沿って吹いている場合、無人飛行体1cの第1発光部15aから中心軸方向のレーザ光CLが斜め上方に射出され、第2発光部15bから重力方向のレーザ光GLが下方向に射出される。この場合、中心軸方向のレーザ光CLと重力方向のレーザ光GLとが同一直線上にないので、操縦者は、無人飛行体1cから遠く離れている場合でも、重力方向のレーザ光GLに対する中心軸方向のレーザ光CLの傾き方向及び傾き量により、風がどの方向にどの程度吹いているのかを容易に把握することができる。
なお、本実施の形態では、中心軸方向及び重力方向にレーザ光を発光しているが、この例に特に限定されず、中心軸方向にのみレーザ光を発光してもよく、この場合も、風がどの方向にどの程度吹いているのかを把握することができる。この発光制御システムの変形例では、例えば、図13に示す無人飛行体1cから第2発光部15b、重力センサ19及び重力方向判断部26が削除され、発光方向決定部22bが中心軸方向判断部25から通知された中心軸方向を第1発光部15aの射出方向として決定し、発光制御部23cが中心軸方向に沿ってレーザ光を射出するように第1発光部15aを制御することにより、以下のように、第1発光部15aから無人飛行体1cの中心軸方向にのみレーザ光が発光される。
図17は、図13に示す発光制御システムの変形例が風の影響を受けていない場合の使用状態の一例を示す模式図であり、図18は、図13に示す発光制御システムの変形例が風の影響を受けている場合の使用状態の一例を示す模式図である。
上記のように、本変形例では、操縦者は、操縦者が無人飛行体1cの第1発光部15aを発光させる発光指示を操縦器2aから送信すると、無人飛行体1cは、受信した発光指示に従って、第1発光部15aから中心軸方向に沿ってレーザ光を照射する。
したがって、図17に示すように、風の影響がない場合、無人飛行体1cの第1発光部15aから中心軸方向のレーザ光CLが真直ぐ上方向に射出されるので、操縦者は、風の影響がないことを容易に把握することができる。
一方、図18に示すように、風の影響があり、風が風向を示す方向WDに沿って吹いている場合、無人飛行体1cの第1発光部15aから中心軸方向のレーザ光CLが斜め上方に射出されるので、操縦者は、中心軸方向のレーザ光CLの傾き方向及び傾き量により、風がどの方向にどの程度吹いているのかを容易に把握することができる。
なお、本実施の形態では、操縦器2a及び無人飛行体1cから位置測定部を省略しているが、この例に特に限定されず、上記の実施の形態1等と同様に、操縦器2a及び無人飛行体1cに位置測定部を設け、操縦器方向にもレーザ光を射出するようにしてもよい。また、本実施の形態では、操縦者からの発光指示によりレーザ光の発光を行っているが、この例に特に限定されず、上記の実施の形態1と同様に、傾き測定部を追加して、傾き測定部により測定された無人飛行体1cの傾きが所定値以上になった場合にレーザ光を発光するようにしてもよい。
本開示において、ユニット、装置、部材又は部の全部又は一部、又は図1、5、10、13に示されるブロック図の機能ブロックの全部又は一部は、半導体装置、半導体集積回路(IC)、又はLSI(Large Scale Integration)を含む一
つ又は複数の電子回路によって実行されてもよい。LSI又はICは、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップを組み合わせて構成されてもよい。例えば、記憶素子以外の機能ブロックは、一つのチップに集積されてもよい。
ここでは、LSIやICと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、若しくはULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるものであってもよい。LSIの製造後にプログラムされる、Field Programmable Gate Array(FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができるReconfigurable Logic Deviceも同じ目的で使うことができる。
さらに、ユニット、装置、部材又は部の全部又は一部の機能又は操作は、ソフトウエア処理によって実行することが可能である。この場合、ソフトウエアは一つ又は複数のROM、光学ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録され、ソフトウエアが処理装置(Processor)によって実行されたときに、そのソフトウエアで特定された機能が処理装置(Processor)および周辺装置によって実行される。システム又は装置は、ソフトウエアが記録されている一つ又は複数の非一時的記録媒体、処理装置(Processor)、及び必要とされるハードウエアデバイス、例えばインターフェース、を備えていてもよい。
本開示に係る発光制御装置、無人飛行体、及び発光制御方法は、操縦者から無人飛行体が遠くに離れている場合でも、無人飛行体の飛行状態を視認することができるので、操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体に用いられる発光部を制御する発光制御装置、無人飛行体及び発光制御方法として有用である。
1、1a〜1c 無人飛行体
2、2a 操縦器
11 通信部
12 位置測定部
13 傾き測定部
14 駆動部
15 発光部
15a 第1発光部
15b 第2発光部
16、16a〜16c 制御部
17、17a〜17c 記憶部
18 風向センサ
19 重力センサ
21 飛行制御部
22、22a、22b 発光方向決定部
23、23a〜23c 発光制御部
24 接近/離間判断部
25 中心軸方向判断部
26 重力方向判断部
34 無人飛行体位置情報
35 操縦器位置情報
41 通信部
42 位置測定部
43 入力部
44 制御部
45 記憶部
46 表示部

Claims (4)

  1. 発光部を制御する発光制御装置であって、
    操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体の飛行状態に関する飛行状態情報を取得する取得部と、
    前記飛行状態情報に基づき、前記発光部から射出される光の射出方向を決定する決定部と、
    前記射出方向に発光するように前記発光部を制御する制御部とを備え、
    前記取得部は、前記無人飛行体の周辺の風の方向を示す風向情報を前記飛行状態情報として取得する風向取得部を含み、
    前記決定部は、前記風向情報が示す風の方向を前記射出方向として決定する、
    発光制御装置。
  2. 前記発光部は、レーザ光を発光する前記無人飛行体のレーザ発光部を含み、
    前記制御部は、前記射出方向に前記レーザ光を発光するように前記レーザ発光部を制御する、
    請求項1記載の発光制御装置。
  3. 操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体であって、
    請求項1又は2に記載の発光制御装置と、
    前記発光制御装置に制御される発光部とを備える、
    無人飛行体。
  4. 発光部を制御する発光制御方法であって、
    操縦器からの遠隔操縦により飛行する無人飛行体の飛行状態に関する飛行状態情報を取得し、
    前記飛行状態情報に基づき、前記発光部から射出される光の射出方向を決定し、
    前記射出方向に発光するように前記発光部を制御し、
    前記取得では、前記無人飛行体の周辺の風の方向を示す風向情報を前記飛行状態情報として取得し、
    前記決定では、前記風向情報が示す風の方向を前記射出方向として決定する、
    発光制御方法。
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