JP6914563B1 - ステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体、および、ステンレス鋼製飲料容器の使用方法 - Google Patents

ステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体、および、ステンレス鋼製飲料容器の使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステンレス鋼製の飲料容器にラベル構造体が取り付けられた状態で再利用される際に、ラベル構造体が劣化することを防止または抑制する技術を提供する。【解決手段】本発明は、液体による洗浄工程と摂氏100度以上の蒸気による滅菌工程に曝されるステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体に関する。ラベル構造体は、インク層と、飲料容器に取り付けられる第1面と、インク層の下面に接触配置される第2面とを有するベース層と、ベース層に接合され、インク層の上面に接触配置されるカバー層と、を具備する。ラベル構造体は、摂氏120度の環境に曝されてもベース層とカバー層との間の接着面積が維持されるように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、ステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体、および、ステンレス鋼製飲料容器の使用方法に関する。
ステンレス鋼製飲料容器の表面にラベルを貼り付ける技術が知られている。
関連する技術として、特許文献1には、ラベル除去方法が記載されている。特許文献1には、ステンレス鋼製のビール樽の表面からラベルを除去して、当該ビール樽を再利用することが記載されている。
特開2020−99880号公報
ステンレス鋼製の飲料容器は、使用後に回収され、洗浄され、滅菌されて再利用される。ステンレス鋼製の飲料容器にラベルが貼付されている場合、再利用に際して、飲料容器からラベルが剥離される。他方、ラベルが貼付された状態でステンレス鋼製の飲料容器が再利用される場合には、当該ラベルの劣化(例えば、ラベルのインク層の減耗あるいはラベルを構成する層の層間剥離等)が避けられない。
本発明の目的は、ステンレス鋼製の飲料容器にラベル構造体が取り付けられた状態で再利用される際に、ラベル構造体が劣化することを防止または抑制する技術を提供することである。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態におけるステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体は、液体による洗浄工程と摂氏100度以上の蒸気による滅菌工程に曝されるステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体(2)である。前記ラベル構造体(2)は、インク層(40)と、飲料容器(1)に取り付けられる第1面(31)と、前記インク層(40)の下面(41)に接触配置される第2面(32)とを有するベース層(30)と、前記ベース層(30)に接合され、前記インク層(40)の上面に接触配置されるカバー層(50)と、を具備する。前記ラベル構造体(2)は、摂氏120度の環境に曝されても前記ベース層(30)と前記カバー層(50)との間の接着面積が維持されるように構成されている。
上記ラベル構造体において、ステンレス鋼製のプレート(9)に貼付された前記ラベル構造体(2)を摂氏120度かつ常圧の環境に2分間曝すことと、ステンレス鋼製の前記プレート(9)に貼付された前記ラベル構造体(2)を摂氏5度以下に冷却することとからなるサイクルを100回繰り返す試験を行ったとき、試験前における前記ベース層(30)と前記カバー層(50)との間の接着面積が試験後も維持されるように構成されていてもよい。
上記ラベル構造体において、前記インク層(40)の側面(43)と前記ベース層(30)と前記カバー層(50)とによって囲まれる空間(SP)の体積を小さくするため、前記インク層(40)の厚さ(H1)は7μm以下であってもよい。
上記ラベル構造体において、前記インク層(40)は、インクジェット印刷層であってもよい。
上記ラベル構造体において、前記カバー層(50)の熱膨張率は、前記ベース層(30)の熱膨張率と実質的に等しくてもよい。
上記ラベル構造体において、前記ベース層(30)の前記第2面(32)に対する前記インク層(40)の側面(43)の傾斜角度(α)は、30度以下、あるいは、10度以下であってもよい。
いくつかの実施形態におけるステンレス鋼製飲料容器の使用方法は、ラベル構造体(2)が貼付された使用済みのステンレス鋼製の飲料容器(1)を回収する回収工程と、前記ラベル構造体(2)が貼付された前記飲料容器(1)の外表面を液体を用いて洗浄する洗浄工程と、摂氏100度以上の蒸気によって前記ラベル構造体(2)が貼付された前記飲料容器(1)の内部を滅菌する滅菌工程と、を具備する。前記ラベル構造体(2)は、インク層(40)と、前記飲料容器(1)に取り付けられる第1面(31)と、前記インク層(40)の下面(41)に接触配置される第2面(32)とを有するベース層(30)と、前記ベース層(30)に接合され、前記インク層(40)の上面(42)に接触配置されるカバー層(50)と、を具備する。前記ラベル構造体(2)は、前記洗浄工程および前記滅菌工程の実行により前記ベース層(30)と前記カバー層(50)との間の接着面積が変化しないように構成されている。
上記ステンレス鋼製飲料容器の使用方法において、前記回収工程と、前記洗浄工程と、前記滅菌工程とを含むサイクルは繰り返し実行されてもよい。前記サイクルは、前記ラベル構造体(2)を取り替えることなく10回以上実行されてもよい。
上記ステンレス鋼製飲料容器の使用方法において、前記飲料容器(1)の前記外表面には、第2インク層(60)が配置されていてもよい。また、前記洗浄工程において、前記第2インク層(60)は除去され、前記カバー層(50)によって保護される前記インク層(40)の厚さは変化せずに維持されてもよい。
上記ステンレス鋼製飲料容器の使用方法において、前記カバー層(50)は、樹脂フィルム層(55)および接着層(56)を含んでいてもよい。また、前記洗浄工程および前記滅菌工程の前に、前記ベース層(30)と前記樹脂フィルム層(55)とが前記接着層(56)を介して接合された後の前記ラベル構造体(2)を乾式加熱することにより、前記接着層(56)に含まれる溶剤を気化させる溶剤気化工程と、前記飲料容器(1)に前記ラベル構造体(2)を貼付する貼付工程とが実行されてもよい。
本発明により、ステンレス鋼製の飲料容器にラベル構造体が取り付けられた状態で再利用される際に、ラベル構造体が劣化することを防止または抑制する技術を提供することができる。
図1は、第1の実施形態または第2の実施形態におけるラベル構造体がステンレス鋼製の飲料容器に取り付けられている様子を模式的に示す図である。 図2は、第1の実施形態におけるラベル構造体を模式的に示す概略断面図である。 図3は、第1の実施形態におけるラベル構造体を模式的に示す概略断面図である。 図4は、第1の実施形態または第2の実施形態におけるラベル構造体の層間剥離試験が実施される様子を模式的に示す図である。 図5は、第1の実施形態の第1変形例におけるラベル構造体を模式的に示す概略断面図である。 図6は、第1の実施形態の第2変形例におけるラベル構造体を模式的に示す概略断面図である。 図7は、第1の実施形態の第3変形例におけるラベル構造体を模式的に示す概略断面図である。 図8は、第1の実施形態または第2の実施形態におけるラベル構造体がステンレス鋼製の飲料容器に取り付けられている様子を模式的に示す概略平面図である。 図9は、ラベル構造体のカバー層の剥離が進行した状態を模式的に示す図である。 図10は、既存のラベル構造体について、インク層の高さの変化を測定した測定データを示す図である。 図11は、第2の実施形態におけるラベル構造体の一例を模式的に示す概略断面図である。 図12は、第2の実施形態におけるラベル構造体について、インク層の高さの変化を測定した測定データを示す図である。 図13は、第3の実施形態におけるステンレス鋼製飲料容器の使用方法の一例を示すフローチャートである。 図14は、第3の実施形態におけるステンレス鋼製飲料容器の使用方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態におけるステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体2、および、ステンレス鋼製飲料容器の使用方法について説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については同一の符号が付され、同一の符号が付されている部材、部位について、繰り返しの説明は省略される。
(第1の実施形態)
図1乃至図10を参照して、第1の実施形態におけるラベル構造体2Aについて説明する。図1は、第1の実施形態(あるいは、後述の第2の実施形態)におけるラベル構造体2がステンレス鋼製の飲料容器1に取り付けられている様子を模式的に示す図である。図2および図3は、第1の実施形態におけるラベル構造体2Aを模式的に示す概略断面図である。なお、図2は、ラベル構造体2Aが常温かつ常圧の環境に配置されている様子を示し、図3は、ラベル構造体2Aが温度の高い環境に配置されている様子を示す。図4は、第1の実施形態(あるいは、後述の第2の実施形態)におけるラベル構造体2の層間剥離試験が実施される様子を模式的に示す図である。図5は、第1の実施形態の第1変形例におけるラベル構造体2Bを模式的に示す概略断面図である。図6は、第1の実施形態の第2変形例におけるラベル構造体2Cを模式的に示す概略断面図である。図7は、第1の実施形態の第3変形例におけるラベル構造体2Dを模式的に示す概略断面図である。図8は、第1の実施形態(あるいは、後述の第2の実施形態)におけるラベル構造体2がステンレス鋼製の飲料容器1に取り付けられている様子を模式的に示す概略平面図である。図9は、ラベル構造体2’のカバー層50の剥離が進行した状態を模式的に示す図である。図10は、既存のラベル構造体2’について、インク層40の高さの変化を測定した測定データを示す図である。
第1の実施形態におけるラベル構造体2Aは、液体による洗浄工程と摂氏100度以上の蒸気による滅菌工程に曝されるステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体である。ラベル構造体2Aは、ステンレス鋼製の飲料容器1に取り付けられる。
図2に例示されるように、ラベル構造体2Aは、ベース層30と、インク層40と、カバー層50とを備える。
ベース層30は、飲料容器1に取り付けられる第1面31(より具体的には、飲料容器1に貼付される第1面31)を有する。また、ベース層30は、インク層40の下面41に接触配置される第2面32を有する。
カバー層50は、ベース層30に接合される(より具体的には、カバー層50は、ベース層30に接着される)。また、カバー層50は、インク層40の上面42に接触配置される(より具体的には、カバー層50は、インク層40の上面42に接着される。)。
図2に記載の例では、ラベル構造体2Aは、インク層40の側面43とベース層30とカバー層50とによって囲まれる空間SPを有する。当該空間SPのガス(より具体的には空気)は、ラベル構造体2Aが温度の高い環境に配置されると膨張する。例えば、空間SPの圧力が上昇しない仮想例を想定すると、空間SP内のガス(より具体的には空気)の温度が常温(より具体的には、摂氏20度)から摂氏100度に上昇すると、空間SP内のガスの体積は、約1.27倍に膨張する。また、ステンレス鋼製の飲料容器1が、飲料取り出し時に摂氏4度程度に冷却されると、空間SP内の水蒸気が結露する可能性がある。他方、空間SP内の温度が摂氏100度に上昇すると、結露によって生じた水が気化して、空間SP内のガスの体積が更に膨張する可能性がある。
上記空間SPの体積(換言すれば、インク層40の厚さH1)が小さい場合には、空間SP内のガスの膨張は、カバー層50が撓むことによる空間SPの体積の拡大によって許容され(図3を参照。)、ベース層30とカバー層50との間の接着面積が変化しない(換言すれば、ベース層30からのカバー層50の剥離は進行しない。)。これに対し、上記空間SPの体積(換言すれば、インク層40の厚さH1)が大きい場合には、空間SP内のガスの膨張は、カバー層50が撓むことによる空間SPの体積の拡大のみならず、ベース層30からのカバー層50の剥離を引き起こす(換言すれば、ベース層30とカバー層50との間の接着面積が減少する。)。
第1の実施形態におけるラベル構造体2Aは、摂氏120度の環境に曝されても、ベース層30とカバー層50との間の接着面積が維持されるように構成されている(換言すれば、ベース層30からのカバー層50の剥離が進行しないように構成されている。)。
より具体的には、ラベル構造体2Aのインク層40の厚さH1は、ラベル構造体2Aが摂氏120度の環境に曝されても、ベース層30からのカバー層50の剥離が進行しない厚さ(換言すれば、ベース層30とカバー層50との間の接着面積が変化しない厚さ)である。ベース層30からのカバー層50の剥離が進行しないインク層40の厚さH1は、例えば、ベース層30とカバー層50とを接着する接着剤の材質、カバー層50の厚さ、カバー層50の材質が選択された後、インク層40の厚さH1を変更しつつ試験を繰り返すことにより求めることが可能である。
第1の実施形態では、インク層40がカバー層50によって保護される。よって、ステンレス鋼製の飲料容器1にラベル構造体2Aが取り付けられた状態で再利用される際に、ラベル構造体2Aのインク層40が減耗することが防止される。また、第1の実施形態では、ラベル構造体2Aは、ラベル構造体2Aが摂氏120度の環境に曝されてもベース層30とカバー層50との間の接着面積が維持されるように構成されている(換言すれば、ベース層30からのカバー層50の剥離が進行しないように構成されている。)。よって、ステンレス鋼製の飲料容器1にラベル構造体2Aが取り付けられた状態で再利用される際に、層間剥離に起因したラベル構造体2Aの劣化が防止または抑制される。
続いて、第1の実施形態において、採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(飲料容器1)
図1に記載の例において、飲料容器1は、ステンレス鋼製の飲料容器本体部を有する。飲料容器本体部は、胴部15と、胴部の上側に配置された第1端面17と、胴部の下側に配置された第2端面18とを含む。第1端面17には、開口部17aが設けられており、当該開口部17aを介して、飲料容器内への飲料(例えば、ビール)の注入、および、飲料容器外への飲料(例えば、ビール)の注出が行われる。開口部17aには、図示しないフィッティング(fitting)が取り付けられていてもよい。
飲料容器本体部には、開口部17a等を保護する上部プロテクタ12が接合されている。上部プロテクタ12と飲料容器本体部とは、例えば、溶接または接着によって接合される。また、飲料容器本体部には、飲料容器1を起立姿勢に維持するための脚部13(換言すれば、下部プロテクタ)が接続されている。脚部13と飲料容器本体部とは、例えば、溶接または接着により接合される。なお、上部プロテクタ12および/または脚部13は、ステンレス鋼製であってもよいし樹脂製であってもよい。
(層間剥離試験)
第1の実施形態(後述される変形例を含む)または第2の実施形態におけるラベル構造体2は、図4に例示されるように、ステンレス鋼製のプレート9に貼付されたラベル構造体2を摂氏120度かつ常圧(より具体的には、1気圧)の環境に2分間曝すことと、ステンレス鋼製のプレート9に貼付されたラベル構造体2を摂氏5度以下に冷却することとからなるサイクルを100回繰り返す試験を行ったとき、試験前におけるベース層30とカバー層50との間の接着面積が試験後も維持されるように構成されていることが好ましい(換言すれば、ベース層30からのカバー層50の剥離が進行しないように構成されていることが好ましい。)。
より具体的には、ステンレス鋼製のプレート9に貼付されたラベル構造体2を摂氏120度かつ常圧(より具体的には、1気圧)の環境に2分間曝すことと、ステンレス鋼製のプレート9に貼付されたラベル構造体2を摂氏5度以下に冷却することとからなるサイクルを100回繰り返す試験を行ったとき、ベース層30からのカバー層50の剥離が進行しないように(換言すれば、ベース層30とカバー層50との間の接着面積が実質的に変化しないように)、インク層40の厚さH1が設定されていることが好ましい。
(インク層40の厚さ)
現存するステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体では、ステンレス鋼製飲料容器が屋外環境に長期間置かれる場合を考慮して(インク層の減耗を考慮して)、インク層の厚さは、20μm程度に設定されている。なお、現存するステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体では、インク層はカバー層によって保護されていないことが一般的である。もちろん、インク層をカバーフィルムによって保護するという他分野における周知技術を採用するという選択肢も考えられるが、この場合、インク層の厚さが20μm程度であることに起因して上述の空間SPのサイズが大きくなることが避けられない。
これに対し、第1の実施形態(後述される変形例を含む)におけるラベル構造体2では、インク層40を保護するカバー層50が設けられるとともに、インク層40の厚さH1が薄い厚さに設定される。インク層40の厚さH1は、例えば、7μm以下、6μm以下、あるいは、4μm以下に設定されることが好ましい。インク層40の厚さH1が7μm以下、6μm以下、あるいは、4μm以下である場合、インク層40の厚さH1が20μmである場合と比較して、上述の空間SPの体積を約1/23以下、約1/37以下、あるいは、約1/125以下にすることができる。その結果、空間SP内のガスの膨張に起因するベース層30からのカバー層50の剥離が、極めて効果的に防止される。
(インクジェット印刷層)
現存するステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体では、インク層は、一般的に、孔版印刷等によって形成されている。ステンレス鋼製飲料容器が屋外環境に長期間置かれる場合を考慮すると(インク層の減耗を考慮すると)、インク層の厚さを相対的に厚くすることが可能な孔版印刷等を用いるのが好ましいと考えられているからである。
これに対し、第1の実施形態(後述される変形例を含む)において、インク層40は、インクジェット印刷層であることが好ましい。換言すれば、インク層40は、インクジェット用のインクによって構成されていることが好ましい。インク層40をインクジェット印刷層とすることにより、インク層40を薄くするのが容易となる。なお、薄いインクジェット印刷層は、インク層の減耗に対して脆弱である。しかし、第1の実施形態では、薄いインクジェット印刷層がカバー層50によって保護されるため、インク層の減耗が好適に防止される。
(ベース層30)
図2に記載の例では、ベース層30は、第1樹脂フィルム層35を含む。第1樹脂フィルム層35は、例えば、ポリエステル(より具体的には、ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂材料によって構成される。第1樹脂フィルム層35は、透明であってもよいし、白色であってもよいし、その他の色であってもよい。
付加的に、図5(第1の実施形態の第1変形例)に例示されるように、ベース層30は、第1接着層36を有していてもよい。第1接着層36は、粘着剤(例えば、アクリル系粘着剤)によって構成される。図5に記載の例では、第1樹脂フィルム層35の下方に第1接着層36が配置されている。当該第1接着層36は飲料容器1の外表面に接着される。
付加的に、図6(第1の実施形態の第2変形例)に例示されるように、ベース層30は、アルミ蒸着層37を含んでいてもよい。図6に記載の例では、アルミ蒸着層37は、第1樹脂フィルム層35と第1接着層36との間に配置されている。
代替的に、あるいは、付加的に、図7(第1の実施形態の第3変形例)に例示されるように、ベース層30は、べた塗り層38を有していてもよい。本明細書において、べた塗り層38とは、その下方に位置する層(図7に記載の例では、第1樹脂フィルム層35)の全体を単一色でコーティングした層を意味する。本明細書において、べた塗り層38はベース層30の一部とみなされ、インク層40とはみなされないものとする。べた塗り層38は、例えば、白色である。
(カバー層50)
図2に記載の例では、カバー層50は、第2樹脂フィルム層55を含む。第2樹脂フィルム層55は、例えば、ポリエステル(より具体的には、ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂材料によって構成される。第2樹脂フィルム層55は、透明であることが好ましい。
付加的に、図5〜図7に例示されるように、カバー層50は、第2接着層56を有していてもよい。第2接着層56は、粘着剤によって構成される。図5に記載の例では、第2樹脂フィルム層55の下方に第2接着層56が配置され、当該第2接着層56がベース層30およびインク層40に接着される。第2接着層56のベース層30に対する接着力は、第1接着層36の飲料容器1に対する接着力よりも小さくてもよい。図5〜図7に記載のラベル構造体2は、例えば、第2接着層56を介して、ベース層30とカバー層50とを圧着することにより形成される。換言すれば、ラベル構造体2は、ベース層30に圧着されたカバー層50を有していてもよい。
カバー層50(より具体的には、第2樹脂フィルム層55)の熱膨張率は、ベース層30(より具体的には、第1樹脂フィルム層35)の熱膨張率と実質的に等しいことが好ましい。カバー層50の熱膨張率とベース層30の熱膨張率とが実質的に等しい場合には、ラベル構造体2の製造時に、カバー層50とベース層30との間の位置ずれが生じにくく、カバー層50とベース層30との間に残留応力が発生しにくい。カバー層50の少なくとも一部を構成する第2樹脂フィルム層55の材質は、ベース層30の少なくとも一部を構成する第1樹脂フィルム層35の材質と同じであることが好ましい。
カバー層50の厚さは、例えば、インク層40の厚さよりも厚い。カバー層50の厚さは、10μm以上、15μm以上、あるいは、20μm以上であってもよい、また、カバー層50の厚さは、500μm以下、100μm以下、あるいは、50μm以下であってもよい。
(ラベル構造体2が取り付けられる位置)
図1に記載の例では、ラベル構造体2が、ステンレス鋼製の飲料容器1の胴部15に取り付けられる(より具体的には、貼付される)例について説明された。代替的に、あるいは、付加的に、ラベル構造体2は、ステンレス鋼製の飲料容器1の第1端面17(換言すれば、頂面)に取り付けられてもよい(より具体的には、貼付されてもよい)。図8には、ラベル構造体2が、ステンレス鋼製の飲料容器1の第1端面17に貼り付けられている。
ステンレス鋼製の飲料容器1の胴部15、第1端面17、および、第2端面18は、飲料容器1の内部が蒸気によって滅菌されるとき、摂氏100度以上、摂氏110度以上、あるいは、摂氏120度以上になる。このため、ステンレス鋼製の飲料容器1の胴部15、第1端面17、および、第2端面18に取り付けられるラベル構造体2に関し、インク層40の側面43とベース層30とカバー層50とによって囲まれる空間SP(図2〜図3、図5〜図7を参照。)内のガスは、顕著に膨張する。なお、ラベル構造体2は、ステンレス鋼製の飲料容器1の上部プロテクタ12あるいは脚部13に取り付けられてもよい。飲料容器1の内部が蒸気によって滅菌されるとき、上部プロテクタ12あるいは脚部13の温度は、胴部15、第1端面17あるいは第2端面18の温度と比較して低い。よって、上部プロテクタ12あるいは脚部13に取り付けられるラベル構造体2に関しては、相対的に上述の剥離の問題は生じにくい。
インク層40の厚さが厚く(例えば、インク層40の厚さが20μm程度)、図9に例示されるようにインク層40によって表現される文字の線幅Wが細いとき(例えば、線幅Wが2mm以下であるとき)、インク層40によって表現された文字の周縁において、上述の空間SP同士が互いに結合し易くなる。この場合、インク層40によって表現された文字の周縁において、ベース層30とカバー層50との間の剥離が進行し易い(図9において、斜線でハッチングされた部分が、剥離が進行した部分に対応する。)。
図10には、ステンレス鋼製の飲料容器に貼付される既存のラベル構造体2’について、インク層40の高さの変化を測定した測定データが示されている。当該測定において、ベース層30の上にインク層40が配置され、インク層40の上に厚さ16μm程度のカバー層50が配置された状態のラベル構造体2’(換言すれば、カバー層50によるラミネート加工が施されたラベル構造体2’)が使用された。なお、カバー層50は透明であるため、測定装置によってカバー層50の存在は検出されない(図10におけるカバー層50の表示が破線によって示されていることから把握されるように、図10におけるカバー層50の表示は、想像に基づく表示である。)。
既存のラベル構造体2’では、インク層40の厚さH1が20μm程度であり、インク層40の側面43とベース層30とカバー層50とによって囲まれる空間SPの体積が大きい。また、インク層40の側面43が、ベース層30の第2面32(換言すれば、ベース層30の上面)に対して略直角であるため、インク層40の側面43とベース層30とカバー層50とによって囲まれる空間SPの体積が大きい。また、図10に例示されるように、インク層40によって表現される文字の第1線49aと、インク層40によって表現される文字の第2線49bとの間の間隔Dが小さい場合(例えば、1mm以下である場合)、カバー層50を、第1線49aと第2線49bとの間の凹部DPの形状に追従するように配置することは極めて困難である。
以上のことから、既存のラベル構造体2’にカバー層50が配置されたものを使用した場合、ステンレス鋼製の飲料容器1の内部が摂氏100度以上の蒸気によって滅菌されると、図9に例示されるように、カバー層50の剥離が進行することが避けられない。
(第2の実施形態)
図1、図8、図11および図12を参照して、第2の実施形態におけるラベル構造体2について説明する。図11は、第2の実施形態におけるラベル構造体2の一例を模式的に示す概略断面図である。図12は、第2の実施形態におけるラベル構造体2について、インク層40の高さの変化を測定した測定データを示す図である。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第2の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第2の実施形態において、第1の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
第2の実施形態におけるラベル構造体2は、ベース層30の第2面32(換言すれば、ベース層30の上面)に対するインク層40の側面43の傾斜角度αが小さい角度とされている点において、第1の実施形態におけるラベル構造体(2A、2B、2C、2D)とは異なる。その他の点では、第2の実施形態におけるラベル構造体2は、第1の実施形態におけるラベル構造体(2A、2B、2C、2D)と同様である。
第2の実施形態におけるラベル構造体2は、液体による洗浄工程と摂氏100度以上の蒸気による滅菌工程に曝されるステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体である。ラベル構造体2は、インク層40と、飲料容器1に取り付けられる第1面31と、インク層40の下面41に接触配置される第2面32とを有するベース層30と、ベース層30に接合され、インク層40の上面42に接触配置されるカバー層50とを具備する。また、ラベル構造体2は、摂氏120度の環境に曝されてもベース層30とカバー層50との間の接着面積が維持されるように構成されている。
よって、第2の実施形態におけるラベル構造体2は、第1の実施形態におけるラベル構造体と同様の効果を奏する。
第2の実施形態におけるラベル構造体2の層構造は、図2に例示されたラベル構造体2Aの層構造と同様であってもよく、図5に例示されたラベル構造体2Bの層構造と同様であってもよく、図6に例示されたラベル構造体2Cの層構造と同様であってもよく、図7に例示されたラベル構造体2Dの層構造と同様であってもよい。換言すれば、ラベル構造体2において、ベース層30は、第1樹脂フィルム層35を含んでいてもよく、第1樹脂フィルム層35および第1接着層36を含んでいてもよい。また、ベース層30は、第1樹脂フィルム層35および第1接着層36に加え、アルミ蒸着層37および/またはべた塗り層38を含んでいてもよい。カバー層50は、第2樹脂フィルム層55を含んでいてもよく、第2樹脂フィルム層55および第2接着層56を含んでいてもよい。なお、第2の実施形態におけるラベル構造体2の層構造は、図2、図5、図6、図7に記載の例に限定されないことは言うまでもない。
図11に記載の例では、ベース層30の第2面32に対するインク層40の側面43の傾斜角度αは、30度以下である。ベース層30の第2面32に対するインク層40の側面43の傾斜角度αは、30度以下、20度以下、10度以下、あるいは、5度以下であることが好ましい。図11に記載の例では、傾斜角度αは、第1境界点P1(より具体的には、インク層40の側面43の下端とベース層30との境界点である第1境界点P1)と第2境界点P2(より具体的には、インク層40の側面43の上端とインク層40の頂面との境界点である第2境界点P2)とを結ぶ線L1と、ベース層30の第2面32との間のなす角度を意味する。
傾斜角度αが30度以下であることにより、インク層40の側面43とベース層30とカバー層50とによって囲まれる空間の体積を極めて小さくするか、あるいは、実質的にゼロにすることが可能となる。その結果、当該空間内のガスの膨張に起因して、ベース層30からカバー層50が剥離することが防止される。こうして、図8に例示されるように、インク層40によって表現される文字の線幅Wが細い場合(例えば、線幅Wが2mm以下である場合)であっても、文字の周縁において、ベース層30からのカバー層50の剥離が進行することが抑制される。また、インク層40によって表現される文字の第1線49aと、インク層40によって表現される文字の第2線49bとの間の間隔Dが小さい場合(例えば、間隔Dが1mm以下である場合)であっても、カバー層50を、第1線49aと第2線49bとの間の凹部DPの形状に追従して配置することが可能となる。
なお、ベース層30の第2面32に対するインク層40の側面43の傾斜角度αは、インク層40の高さを測定する測定装置(例えば、光学測定装置)を利用して算出することができる。例えば、図12に例示されるように、ラベル構造体2を水平面上に配置した状態で、インク層40によって表現される文字の第1線49aの延在方向に垂直な方向DR1に沿って、インク層40の高さの変化を示すグラフを取得する。当該グラフにおいて、インク層40の側面43の下端とベース層30との第1境界点P1の位置と、インク層40の側面43の上端とインク層40の頂面との第2境界点P2の位置とを算出する。第1境界点P1と第2境界点P2とを結ぶ線L1と、水平面(換言すれば、ベース層30の第2面32)との間のなす角度が、側面43の傾斜角度αである。
図12は、第2の実施形態におけるラベル構造体2において、実際に側面43の傾斜角度αを測定した測定データを示す。図12に記載の例では、側面43の傾斜角度αは、約2度〜3度であり、極めて小さな傾斜角度である。この場合、インク層40の側面43とベース層30とカバー層50とによって囲まれる空間の体積を極めて小さくするか、あるいは、実質的にゼロにすることが可能となる。図12に記載の例では、インク層40によって表現される文字の第1線49aの延在方向に垂直な断面(すなわち、図12における紙面)において、インク層40は、略台形形状を有する。図12に記載の例では、当該略台形形状の上底の長さは、約29μmであり、当該略台形形状の下底の長さは、約172μmであり、上底の長さと下底の長さとの比(換言すれば、上底の長さ/下底の長さ)は、約0.17である。略台形形状の上底の長さと下底の長さとの比(換言すれば、上底の長さ/下底の長さ)は、例えば、0.9以下、0.6以下、あるいは、0.3以下であってもよい。
図12に記載の例では、インク層40の厚さH1は、約3μmである。インク層40の厚さが7μm以下であり、かつ、インク層40の側面43の傾斜角度αが30度以下である場合には、上述の空間の体積を顕著に小さくすることができる。
なお、インク層40の側面43の傾斜角度αを30度以下、20度以下、10度以下、あるいは、5度以下にすることは、例えば、当該傾斜角度を実現可能な特殊なインクジェットプリンタを用いて行われてもよい。代替的に、インクの粘度を、通常の粘度よりも小さくすることにより行われてもよい。
(ステンレス鋼製飲料容器の使用方法)
続いて、図1乃至図14を参照して、第3の実施形態におけるステンレス鋼製飲料容器の使用方法について説明する。図13および図14は、第3の実施形態におけるステンレス鋼製飲料容器の使用方法の一例を示すフローチャートである。
第3の実施形態におけるステンレス鋼製飲料容器の使用方法において、ステンレス鋼製の飲料容器1に取り付けられるラベル構造体2は、第1の実施形態におけるラベル構造体2Aであってもよいし、第1の実施形態の第1変形例におけるラベル構造体2Bであってもよいし、第1の実施形態の第2変形例におけるラベル構造体2Cであってもよいし、第1の実施形態の第3変形例におけるラベル構造体2Dであってもよいし、第2の実施形態におけるラベル構造体2であってもよいし、その他のラベル構造体であってもよい。なお、図13に記載の例では、ラベル構造体2は、飲料容器1の胴部に貼付されている。代替的に、あるいは、付加的に、図8に例示されるように、ラベル構造体2は、飲料容器1の第1端面17に貼付されていてもよい。
ラベル構造体2は、インク層40と、飲料容器1に取り付けられる第1面31とインク層40の下面41に接触配置される第2面32とを有するベース層30と、ベース層30に接合されインク層40の上面42に接触配置されるカバー層50とを具備する。ラベル構造体2は、後述の洗浄工程および滅菌工程の実行によりベース層30とカバー層50との間の接着面積が変化しないように構成されている(換言すれば、洗浄工程および滅菌工程の実行前におけるベース層30とカバー層50との間の接着面積が、洗浄工程および滅菌工程の実行後も維持されるように構成されている。)。
ラベル構造体2は、ステンレス鋼製のプレート9に貼付されたラベル構造体2を摂氏120度かつ常圧の環境に2分間曝すことと、ステンレス鋼製のプレート9に貼付されたラベル構造体2を摂氏5度以下に冷却することとからなるサイクルを100回繰り返す試験を行ったとき、試験前におけるベース層30とカバー層50との間の接着面積が試験後も維持されるように構成されていることが好ましい。
また、インク層40の側面43とベース層30とカバー層50とによって囲まれる空間SPの体積を小さくするため、インク層の厚さは7μm以下、6μm以下、あるいは、4μm以下であることが好ましい。
また、インク層40は、インクジェット印刷層であることが好ましい。
また、カバー層50の熱膨張率は、ベース層30の熱膨張率と実質的に等しいことが好ましい。
また、ベース層30の第2面32に対するインク層40の側面43の傾斜角度αは、30度以下、20度以下、10度以下、あるいは、5度以下であることが好ましい。
第1ステップST1において、ラベル構造体2が貼付された使用済みのステンレス鋼製の飲料容器1が回収される。第1ステップST1は、回収工程である。回収工程では、飲食店等から飲料容器1が回収される。
第2ステップST2において、ラベル構造体2が貼付された飲料容器1の外表面が液体(例えば、摂氏70度以上の液体)を用いて洗浄される。第2ステップST2は、洗浄工程である。
飲料容器1の外表面に直接的に第2インク層60(図13における日付の表示が、第2インク層60に対応する。)が配置されている場合には、当該第2インク層60は、洗浄工程の実行により除去される。他方、洗浄工程において、カバー層50によって保護されるインク層40の厚さH1は変化せずに維持される。
洗浄工程は、アルカリ溶液(例えば、摂氏70度以上のアルカリ溶液)を用いて行われるアルカリ洗浄工程を備えていてもよい。上述の第2インク層60は、アルカリ洗浄工程の実行により除去されてもよい。
第3ステップST3において、摂氏100度以上の蒸気によってラベル構造体2が貼付された飲料容器1の内部が滅菌される。第3ステップST3は、滅菌工程である。滅菌工程では、少なくとも飲料容器1の内表面が滅菌される。滅菌工程において、摂氏120度以上の蒸気によってラベル構造体2が貼付された飲料容器1の内部が滅菌されてもよい。
第4ステップST4において、飲料容器1の外表面に直接的に第2インク層60が配置される。第4ステップST4は、印字工程である。印字工程において、飲料容器1の外表面に、例えば、日付が印字される。換言すれば、日付を示す層が第2インク層60として形成される。第4ステップST4は、第3ステップST3の後に実行される。第4ステップST4は、第5ステップST5(充填工程)の前に実行されてもよいし、第5ステップST5(充填工程)の後に実行されてもよい。また、第4ステップST4は、省略されても構わない。
第5ステップST5において、飲料容器1に飲料が充填される。第5ステップST5は、充填工程である。第5ステップST5(充填工程)において飲料容器1に充填される飲料は例えば、ビールである。
第6ステップST6において、飲料容器1が出荷される。第6ステップST6は、出荷工程である。第6ステップST6において、飲料容器1は、例えば、飲食店等に納品される。
第7ステップST7において、飲料容器1から飲料が注出される。第7ステップST7は、注出工程である。飲料容器1から注出される飲料は、消費者等に提供される。
第7ステップST7(注出工程)の実行後、再び、第1ステップST1(回収工程)が実行される。
第3の実施形態における飲料容器1の使用方法において、第1ステップST1(回収工程)と、第2ステップST2(洗浄工程)と、第3ステップST3(滅菌工程)とを含むサイクル(より具体的には、上述の回収工程、洗浄工程、滅菌工程、充填工程、および、出荷工程を含むサイクル)は繰り返し実行される。なお、上述のサイクルには、第4ステップST4(印字工程)が含まれていてもよい。
第3の実施形態における飲料容器1の使用工程において、上述のサイクルは、ラベル構造体2を取り換えることなく(より具体的には、飲料容器1に取り付けられたラベル構造体2を除去して他のラベル構造体を飲料容器1に貼り付けることなく)、10回以上、30回以上、あるいは、50回以上実行されることが好ましい。
第3の実施形態における飲料容器1の使用方法において、ラベル構造体2のインク層40はカバー層50によって保護される。よって、ステンレス鋼製の飲料容器1にラベル構造体2が取り付けられた状態で再利用される際に、ラベル構造体2のインク層40が減耗することが防止される。また、ラベル構造体2は、洗浄工程および滅菌工程の実行によりベース層30とカバー層50との間の接着面積が変化しないように構成されている。このため、ステンレス鋼製の飲料容器1にラベル構造体2が取り付けられた状態で再利用される際に、層間剥離に起因したラベル構造体2の劣化が防止または抑制される。
また、第3の実施形態における飲料容器1の使用方法では、ラベル構造体2の劣化が防止または抑制されるため、ラベル構造体2を取り替えることなく、回収工程と、洗浄工程と、滅菌工程とを含むサイクルを10回以上繰り返し実行することが可能である。よって、1回のサイクルごとに、ラベル構造体2を取り替える場合と比較して(あるいは、数回のサイクルごとに、ラベル構造体2を取り替える場合と比較して)、作業負担およびコストが大幅に低減される。また、ラベル構造体2の交換頻度が大幅に低減されることにより、環境に対する負荷が低減される。また、ラベル構造体2を取り替えることなく、回収工程と、洗浄工程と、滅菌工程とを含むサイクルを10回以上繰り返し実行しても、ラベル構造体の状態が良好な状態に維持されるため、見栄えの観点から問題が生じることもない。
続いて、図14を参照して、第3の実施形態における飲料容器1の使用方法において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
図14に記載の例では、カバー層50は、樹脂フィルム層(より具体的には、第2樹脂フィルム層55)と、接着層(より具体的には、第2接着層56)とを含む。接着層(56)に溶剤(より具体的には、有機溶剤)が含まれる場合、当該溶剤が急激に気化することにより、ベース層30とカバー層50との間の剥離が進行するおそれがある(図9において、斜線でハッチングされた部分が、剥離が進行した部分に対応する。)。
より具体的には、ラベル構造体2が飲料容器1に貼付された状態で、飲料容器1の内部が摂氏100度以上の蒸気により滅菌されると、ラベル構造体2内の接着層(56)に存在する溶剤(例えば、有機溶剤)が急激に気化され、その結果、ベース層30とカバー層50との間の剥離が進行するおそれがある。特に、ラベル構造体2に洗浄液等の液体が付着した状態で、飲料容器1の内部が摂氏100度以上の蒸気により滅菌されると、溶剤の気化に起因して、ベース層30とカバー層50との間の剥離が顕著に進行するおそれがある。
そこで、図14に記載の例では、洗浄工程および滅菌工程(より具体的には、摂氏100度以上の蒸気によってラベル構造体2が貼付された飲料容器1の内部を滅菌する滅菌工程)の実行前に、接着層(56)に含まれる溶剤(より具体的には、有機溶剤)を気化させる溶剤気化工程が実行される。接着層(56)に含まれる溶剤が予め気化されてラベル構造体2から散逸されることにより、上述の滅菌工程において、当該溶剤が急激に気化されることが防止または抑制される。その結果、上述の滅菌工程において、ベース層30とカバー層50との間の剥離が進行することが防止される。
図13および図14を参照して、更に詳細に説明する。
図14に例示されるように、ステップST101において、ラベル構造体2が製造される。ステップST101は、ラベル構造体2を製造する製造工程である。当該製造工程は、ベース層30と、第2樹脂フィルム層55とを、第2接着層56を介して接合する接合工程を含む。当該接合工程は、例えば、公知のラミネーターを用いて実行される。なお、ステップST101の実行により製造されるラベル構造体2は、ベース層30およびカバー層50に加え、ベース層30(より具体的には、第1接着層36)に接着された剥離紙20を含んでいてもよい。
ステップST101(製造工程)の実行後、ステップST102において、第2接着層56に含まれる溶剤が気化される。ステップST102は、溶剤気化工程である。溶剤気化工程では、ベース層30と第2樹脂フィルム層55とが第2接着層56を介して接合された後のラベル構造体2を乾式加熱することにより、第2接着層56に含まれる溶剤(より具体的には、有機溶剤)が気化される。なお、乾式加熱とは、水蒸気を積極的に用いる湿式加熱ではない加熱、より具体的には、乾燥ガス雰囲気内での加熱を意味する。
図14に記載の例では、製造後のラベル構造体2(より具体的には、ラミネーターによる処理が完了した後のラベル構造体2)が、加熱室72内に配置されている。
図14に記載の例では、加熱室72には、加熱装置71(例えば、ヒーター)が設けられており、加熱装置71は、加熱室72内の温度が、摂氏40度以上摂氏120度以下になるように、加熱室72内を加熱することが可能である。なお、図14に記載の例において、加熱装置71によって加熱されるラベル構造体2は、飲料容器1に貼付される前のラベル構造体である。
ステップST102(溶剤気化工程)では、溶剤の気化が適度な速さで進行するように、加熱室72の温度(より具体的には、加熱室72のうち、ラベル構造体2が配置される領域の温度)が設定されることが好ましい。溶剤気化工程における加熱室72の温度(より具体的には、加熱室72のうち、ラベル構造体2が配置される領域の温度)は、例えば、摂氏40度以上摂氏120度未満、摂氏50度以上摂氏100度未満、あるいは、摂氏50度以上摂氏90度未満に設定される。なお、加熱室72の温度(より具体的には、加熱室72のうち、ラベル構造体2が配置される領域の温度)が、100度未満(より好ましくは、90度未満)である場合には、ラベル構造体2が長時間加熱される場合であっても、ラベル構造体2が熱的に損傷されにくい。
また、ステップST102(溶剤気化工程)では、溶剤の気化が適度な速さで進行するように、加熱時間が設定されることが好ましい。溶剤気化工程におけるラベル構造体2の加熱時間は、例えば、10分以上96時間以下、30分以上72時間以下、あるいは、1時間以上48時間以下である。なお、加熱室72の温度が相当に高い温度に設定され、かつ、加熱時間が10分未満であると、溶剤の気化が急激に進行するおそれがある。また、加熱室72の温度が低めに抑制され、かつ、加熱時間が10分未満であると、溶剤の気化が不十分となるおそれがある。これに対し、例えば、摂氏50度以上摂氏100度未満の温度で、3時間以上72時間以下の期間、ラベル構造体2を加熱すると、溶剤の気化が十分に行われる。なお、加熱時間の上限値(例えば、96時間、72時間、あるいは、48時間)に対応する時間を超えてラベル構造体2を加熱しても、加熱時間の上限値に対応する時間だけラベル構造体2を加熱する場合と比較して、溶剤気化に関する追加の効果は小さい。ただし、コストおよび時間をあまり考慮する必要がない場合には、加熱時間の上限値(例えば、96時間、72時間、あるいは、48時間)に対応する時間を超えてラベル構造体2を加熱しても良いことは言うまでもない。
図14に記載の例では、溶剤気化工程において、複数のラベル構造体2(より具体的には、複数枚のシート状のラベル構造体2)が積み重ねられた状態で、当該複数のラベル構造体2が加熱されている。代替的に、溶剤気化工程において、積み重ねられていない状態のラベル構造体2が加熱されてもよい。更に代替的に、溶剤気化工程において、ロール状に巻かれた状態のラベル構造体2が加熱されてもよい。
ステップST102(溶剤気化工程)の実行により、適度な速さで気化する溶剤は、第2樹脂フィルム層55等を通り抜けてラベル構造体2外に散逸する。その結果、その後実行される滅菌工程において、第2接着層56に含まれていた溶剤が急激に気化することが防止または抑制される。
ラベル構造体2を常温に放置する場合、第2接着層56に含まれる溶剤の気化は、極めてゆっくり進行する。この場合、飲料容器1に貼付された後のラベル構造体内に、多くの気化されていない溶剤が残存する蓋然性が高い。当該溶剤が、滅菌工程において急激に気化されて膨張されると、当該気化・膨張される溶剤によって、ベース層30とカバー層50との間の剥離が進行する。これに対し、図14に記載の例では、溶剤気化工程で、ラベル構造体2内の溶剤が積極的に気化される。こうして、飲料容器1に貼付された後のラベル構造体内に、多くの気化されていない溶剤が残存することが防止される。
ステップST102(溶剤気化工程)の実行後、ステップST103において、ラベル構造体2がステンレス鋼製の飲料容器1に貼付される。ステップST103は、貼付工程である。なお、ラベル構造体2が、剥離紙20を含む場合には、貼付工程の実行前に、ベース層30から剥離紙20が剥離されることが好ましい。
ステップST103(貼付工程)では、例えば、飲料容器1の胴部、および/または、飲料容器1の第1端面17に、ラベル構造体2が貼付される。
ステップST103の実行後、図13に例示される各工程(第1ステップST1乃至第7ステップST7)が実行される。例えば、ステップST103(貼付工程)が実行
された後、1回目の洗浄工程(第2ステップST2)が実行され、その後、1回目の滅菌工程(第3ステップST3)が実行される。ステップST102において、第2接着層56に含まれる溶剤が予め気化され散逸されているため、1回目の滅菌工程において、当該溶剤が急激に気化することは防止または抑制される。こうして、滅菌工程の実行に起因して、ベース層30とカバー層50との間の剥離が進行することが防止される。特に、洗浄工程の直後に滅菌工程が実行される場合、ラベル構造体2には、洗浄液が付着している蓋然性が高い。このような場合でも、第2接着層56に含まれる溶剤が予め気化され散逸されていることにより、第2接着層56に含まれる溶剤が急激に気化することは防止または抑制され、ベース層30とカバー層50との間の剥離が進行することが防止される。
第3ステップST3の実行後、少なくとも、1回目の充填工程(第5ステップST5)、1回目の出荷工程(第6ステップST6)、1回目の注出工程(第7ステップST7)、および、1回目の回収工程(第1ステップST1)が実行される。その後、2回目の洗浄工程(第2ステップST2)、および、2回目の滅菌工程(第3ステップST3)が実行される。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態または変形例は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態または変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態または変形例にも適用可能である。さらに、各実施形態または変形例における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
1 :飲料容器
2、2A、2B、2C、2D:ラベル構造体
2’ :ラベル構造体
9 :ステンレス鋼製のプレート
12 :上部プロテクタ
13 :脚部
15 :胴部
17 :第1端面
17a :開口部
18 :第2端面
20 :剥離紙
30 :ベース層
31 :第1面
32 :第2面
35 :第1樹脂フィルム層
36 :第1接着層
37 :アルミ蒸着層
38 :べた塗り層
40 :インク層
41 :下面
42 :上面
43 :側面
49a :第1線
49b :第2線
50 :カバー層
55 :第2樹脂フィルム層
56 :第2接着層
60 :第2インク層
71 :加熱装置
72 :加熱室
DP :凹部
P1 :第1境界点
P2 :第2境界点
SP :空間

Claims (9)

  1. 液体による洗浄工程と摂氏100度以上の蒸気による滅菌工程に曝されるステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体であって、
    インク層と、
    飲料容器に取り付けられる第1面と、前記インク層の下面に接触配置される第2面とを有するベース層と、
    前記ベース層に接合され、前記インク層の上面に接触配置されるカバー層と
    を具備し、
    前記ラベル構造体は、摂氏120度の環境に曝されても前記ベース層と前記カバー層との間の接着面積が維持されるように構成されており、
    前記カバー層の熱膨張率は、前記ベース層の熱膨張率と実質的に等しい
    ラベル構造体。
  2. 液体による洗浄工程と摂氏100度以上の蒸気による滅菌工程に曝されるステンレス鋼製飲料容器用のラベル構造体であって、
    インク層と、
    飲料容器に取り付けられる第1面と、前記インク層の下面に接触配置される第2面とを有するベース層と、
    前記ベース層に接合され、前記インク層の上面に接触配置されるカバー層と
    を具備し、
    前記ラベル構造体は、摂氏120度の環境に曝されても前記ベース層と前記カバー層との間の接着面積が維持されるように構成されており、
    前記ベース層の前記第2面に対する前記インク層の側面の傾斜角度は、30度以下である
    ベル構造体。
  3. 前記ベース層の前記第2面に対する前記インク層の側面の傾斜角度は、10度以下である
    請求項に記載のラベル構造体。
  4. ステンレス鋼製のプレートに貼付された前記ラベル構造体を摂氏120度かつ常圧の環境に2分間曝すことと、ステンレス鋼製の前記プレートに貼付された前記ラベル構造体を摂氏5度以下に冷却することとからなるサイクルを100回繰り返す試験を行ったとき、試験前における前記ベース層と前記カバー層との間の接着面積が試験後も維持されるように構成されている
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のラベル構造体。
  5. 前記インク層の側面と前記ベース層と前記カバー層とによって囲まれる空間の体積を小さくするため、前記インク層の厚さは7μm以下である
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のラベル構造体。
  6. 前記インク層は、インクジェット印刷層である
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のラベル構造体。
  7. ラベル構造体が貼付された使用済みのステンレス鋼製の飲料容器を回収する回収工程と、
    前記ラベル構造体が貼付された前記飲料容器の外表面を液体を用いて洗浄する洗浄工程と、
    摂氏100度以上の蒸気によって前記ラベル構造体が貼付された前記飲料容器の内部を滅菌する滅菌工程と
    を具備し、
    前記ラベル構造体は、
    インク層と、
    前記飲料容器に取り付けられる第1面と、前記インク層の下面に接触配置される第2面とを有するベース層と、
    前記ベース層に接合され、前記インク層の上面に接触配置されるカバー層と
    を具備し、
    前記ラベル構造体は、前記洗浄工程および前記滅菌工程の実行により前記ベース層と前記カバー層との間の接着面積が変化しないように構成されており、
    前記飲料容器の前記外表面には、第2インク層が配置されており、
    前記洗浄工程において、前記第2インク層は除去され、前記カバー層によって保護される前記インク層の厚さは変化せずに維持される
    ステンレス鋼製飲料容器の使用方法。
  8. 前記回収工程と、前記洗浄工程と、前記滅菌工程とを含むサイクルは繰り返し実行され、
    前記サイクルは、前記ラベル構造体を取り替えることなく10回以上実行される
    請求項に記載のステンレス鋼製飲料容器の使用方法。
  9. 前記カバー層は、樹脂フィルム層および接着層を含み、
    前記洗浄工程および前記滅菌工程の前に、
    前記ベース層と前記樹脂フィルム層とが前記接着層を介して接合された後の前記ラベル構造体を乾式加熱することにより、前記接着層に含まれる溶剤を気化させる溶剤気化工程と、
    前記飲料容器に前記ラベル構造体を貼付する貼付工程と
    が実行される
    請求項7または8に記載のステンレス鋼製飲料容器の使用方法。
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