JP6912227B2 - 描画装置、描画方法および描画プログラム - Google Patents

描画装置、描画方法および描画プログラム Download PDF

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本発明は、描画装置、描画方法および描画プログラムに関する。
従来、利用者の視野内に仮想空間上の映像を投影することで、あたかも仮想空間上に存在するといった感覚を提供する仮想現実(VR:Virtual Reality)の技術が知られている。また、このような仮想空間上で、各種の広告情報を利用者に提供する技術が知られている。
特開2013−232205号公報
しかしながら、上述した従来技術では、適切なブランドの保護を行うことができない恐れがある。
例えば、仮想空間上において広告情報を提供する態様として、企業ロゴ等を模したオブジェクトを仮想空間に配置するといった手法が考えられる。しかしながら、仮想空間上においては、移動、生成、変形等といったオブジェクトに対する制御を自由に行うことができるため、企業ロゴを模したオブジェクトに対する制御によっては、ブランドイメージを毀損する恐れがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、仮想空間上でのブランドの保護を目的とする。
本願に係る描画装置は、仮想現実空間上において所定の標章が施されたオブジェクトを特定する特定部と、前記特定部により特定されたオブジェクトに施された標章を保護する保護領域を設定した状態で、前記仮想現実空間を描画する描画部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、仮想空間上でのブランドの保護を実現できる。
図1は、実施形態に係る情報提供装置が実行する描画処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るオブジェクトデータベースに登録される情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る標章データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る保護領域データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報提供装置が実行する描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る描画装置、描画方法および描画プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る描画装置、描画方法および描画プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態]
〔1.情報提供装置が表示する処理について〕
まず、図1を用いて、描画装置の一例となる情報提供装置が実行する描画処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供装置が実行する描画処理の一例を示す図である。
なお、以下の説明では、情報提供装置10が実行する描画処理として、利用者Uが装着するヘッドマウントデバイス100(以下、「HMD(Head Mounted Device)100」と記載する場合がある。)に仮想現実空間(以下、「VR空間」と記載する。)の映像を表示する処理の一例を記載するが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10が提供する描画処理は、HMD100がスタンドアローンで実行してもよい。また、情報提供装置10が提供する描画処理は、例えば、HMD100と接続され、HMD100を介してゲーム等のVR空間の映像を表示するゲーム機等により実現されてもよい。
また、以下の説明では、情報提供装置10は、VR空間上において、利用者Uに広告に関する広告情報を提供する処理の一例について説明するが、かかる広告とは、営利若しくは非営利の広告だけではなく、ボランティアの募集、公共広告、公共に対する通知、その他任意のコンテンツを含む概念である。また、広告は、いわゆる広告関連の情報を含むコンテンツのみならず、利用者に興味を抱かせ、任意の対象に関する情報、または、任意の対象と関連するコンテンツに含まれる情報を広く報知するものであれば、画像、動画像、テキスト、図形、記号、ハイパーリンク、その他任意のコンテンツが広告として含まれていてよい。なお、以下の説明では、広告として、企業ロゴや商品ロゴ等といった各種の標章をVR空間において利用者Uの視野内に表示する処理の一例について説明する。
〔1−1.情報提供装置の一例〕
情報提供装置10は、インターネットや無線LAN(Local Area Network)等の所定のネットワークN(例えば、図2を参照。)を介して、HMD100と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム、ゲーム機等により実現される。なお、情報提供装置10は、ネットワークNを介して、任意の数のHMD100と通信可能であってよい。
HMD100は、利用者Uが装着するウェアラブルデバイスであって、利用者Uの視野内に情報提供装置10から提供される静止画像や動画像を表示することで、利用者UがあたかもVR空間に居るといった感覚を提供する。また、HMD100は、情報提供装置10から受信した音声を出力する機能を有していてもよい。
〔1−2.VR空間に関する処理の一例〕
ここで、情報提供装置10およびHMD100が利用者Uに提供するVR空間の一例について説明する。例えば、情報提供装置10は、建造物やキャラクター等といったVRとして表示される各種オブジェクトの形状、外観(マッピングされる画像や表面処理等)、配置位置等を記憶する。また、情報提供装置10は、VR空間における利用者Uの視点を特定し、特定した視点からVR空間を視認した際の光景をHMD100が利用者Uの視野内に再現するための画像を描画する。そして、情報提供装置10は、描画した画像をHMD100に送信し、HMD100に表示させることで、利用者UにVR空間における光景を提供する。
また、例えば、HMD100は、利用者Uがどの方向を向いているか、利用者Uが移動したか否か、利用者Uがどれくらい移動したか、VR空間における各種の操作といった情報を収集する。なお、係る収集は、HMD100と連動して動作するカメラや情報処理装置等により収集されてもよい。そして、HMD100は、収集した各種の情報を情報提供装置10に送信する。このような場合、情報提供装置10は利用者Uの向きやVR空間における操作の内容に応じて、VR空間において利用者Uが視認する光景の画像を再度描画し、描画した画像をHMD100に送信する。
なお、上述した処理以外にも、情報提供装置10およびHMD100は、任意の技術を用いて、VR空間の光景を利用者Uに提供してよい。すなわち、情報提供装置10およびHMD100は、終値のVR技術を適用可能である。
〔1−3.描画処理の一例〕
近年、VR関連技術の進歩により、VR空間上で利用者Uが実行可能な行動の自由度が上昇している。例えば、ゲーム等においては、VR空間上の各種オブジェクトの移動、変形、破壊等を行うことができる。一方、VR空間上で企業ロゴ等の各種標章を表示し、広告を行いたいといった要望がある。しかしながら、標章の形状を立体的に模したオブジェクトや標章がテクスチャとして付与されたオブジェクト等、標章が施された各種のオブジェクトをVR空間上に再現した場合、利用者Uの操作によっては、標章に関するブランドイメージを毀損させる恐れがある。
例えば、標章が施されたオブジェクトの破壊や変形が行われた場合や、オブジェクトの表面に悪戯書きをしたり、複数のオブジェクトを組み合わせることで、標章に関するブランドイメージを貶めるような光景を作り出した場合等には、標章に関するブランドイメージが毀損すると考えられる。また、標章と他のテキストとを組み合わせた広告が施されたオブジェクトについても、利用者Uの操作によっては、ブランドイメージを毀損させる恐れがある。
そこで、情報提供装置10は、以下の描画処理を実行する。まず、情報提供装置10は、VR空間上において所定の標章が施されたオブジェクトを特定する。そして、情報提供装置10は、特定されたオブジェクトに施された標章を保護する保護領域を設定した状態で、VR空間を描画する。例えば、情報提供装置10は、オブジェクトの形状が標章の形状となっている場合や、オブジェクトの表面に標章が付されている場合等、オブジェクトに標章が視覚的な状態で施されている場合は、オブジェクトの視覚的な状態を保護する保護領域を設定する。より具体的には、情報提供装置10は、オブジェクトを中心とした所定の範囲に保護領域を設定する。そして、情報提供装置10は、保護領域内におけるオブジェクトの視覚的な状態を保護する。
〔1−4.描画処理の具体的な処理の一例〕
以下、図1を用いて、情報提供装置10が実行する描画処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、所定のロゴL01が施されたオブジェクトの視覚的な状態を保護する処理の一例について記載するが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、ロゴL01を含む広告が付与されたオブジェクトの視覚的な状態を保護してもよい。また、以下の説明では、保護領域が設定されたオブジェクトを保護オブジェクトと記載する。
例えば、情報提供装置10は、VR空間における利用者Uの視野を描画する場合は、視野内に存在するオブジェクトのうち、ロゴL01が配置されたオブジェクトやロゴL01の形状を有するオブジェクトを保護オブジェクトとして特定する(ステップS1)。例えば、情報提供装置10は、VR空間における利用者Uの位置から所定の範囲内(例えば、描画対象となる領域内)におけるオブジェクトのうち、ロゴL01が配置されたオブジェクトOB01や、ロゴL01の形状を有するオブジェクトOB02を保護オブジェクトとして特定する。
このような場合、情報提供装置10は、保護オブジェクトから所定の範囲に保護領域を設定する(ステップS2)。例えば、情報提供装置10は、保護オブジェクトOB01の中心から所定の半径を有する球体の領域を保護領域PA01として設定し、保護オブジェクトOB02の中心から所定の半径を有する球体の領域を保護領域PA02として設定する。なお、情報提供装置10は、保護オブジェクトごとに異なる形状の保護領域を設定してもよい。また、情報提供装置10は、保護オブジェクトと同じ形状の保護領域を設定してもよい。
そして、情報提供装置10は、保護領域において保護オブジェクトの視覚的状態が変化しないように、VR空間の描画を行う(ステップS3)。例えば、情報提供装置10は、VR空間における利用者Uの位置、利用者Uの視点、利用者Uの注意点や視野の角度、各オブジェクトの配置位置等に応じて、VR空間における利用者Uの視野内に含まれるオブジェクトを特定する。また、情報提供装置10は、特定したオブジェクトのうち、保護領域に含まれるオブジェクトを特定する。そして、情報提供装置10は、VR空間における利用者Uの視野を描画する際に、保護領域に含まれるオブジェクトについては、所定の表示態様で表示されるように、描画を行う。
例えば、情報提供装置10は、利用者Uの移動等により、保護オブジェクトOB01に、近傍に配置されたオブジェクトOB03の影SH01がかかる場合、保護オブジェクトOB01については、影SH01の影響を受けないように、描画を行う。より具体的には、情報提供装置10は、保護領域PA01内の保護オブジェクトOB01については、他のオブジェクトOB03により生じる影に寄らず、所定の色彩の自然光により照らされているものとして、描画を行う。また、例えば、情報提供装置10は、利用者Uの操作により、保護オブジェクトOB02に他のオブジェクトOB04が当たった場合であっても、保護オブジェクトOB02の変形や破壊を発生させずに、その形状を所定の形状に保つよう描画を行う。
すなわち、情報提供装置10は、保護オブジェクトOB01、OB02については、標章の視覚的態様が所定の態様を保持するように、VR空間の描画を行う。そして、情報提供装置10は、描画したVR空間の画像をHMD100に提供する(ステップS4)。この結果、HMD100は、オブジェクトに施された標章の視覚的態様を保持したまま、VR空間を表示することができる(ステップS5)。
〔1−5.保護態様のバリエーションについて〕
ここで、情報提供装置10は、オブジェクトに施された標章の視覚的態様を保持したまま、VR空間を表示することができるのであれば、任意の保護態様で、標章の視覚的態様を保持してもよい。例えば、情報提供装置10は、保護領域内で標章が施された保護オブジェクトや他のオブジェクトの形状を変形する操作が行われた場合に、各オブジェクトの形状を変形させず、所定の形状を保つようにVR空間を描画してもよい。
また、情報提供装置10は、利用者Uの操作により、保護オブジェクトを表示する際の色彩を変化させる操作が行われた場合は、保護オブジェクトの色彩を変化させずに所定の色彩に保つようにVR空間を描画してもよい。例えば、情報提供装置10は、他のオブジェクトに設定された照明の色彩や、利用者Uの操作により生じた光の色彩等によらず、保護オブジェクトについては、所定の色彩で照明されている態様でVR空間を描画してもよい。
また、情報提供装置10は、利用者Uがオブジェクトを保護オブジェクトと照明との間に移動させた場合等、保護オブジェクトに陰影を生じさせる操作が行われた場合であっても、保護オブジェクトについては、他のオブジェクトによる陰影が生じないようにVR空間を描画してもよい。例えば、情報提供装置10は、保護オブジェクトについては、所定の照明態様で照明され続けているといった態様で、VR空間を描画してもよい。
また、情報提供装置10は、利用者Uが各種のオブジェクトで保護オブジェクトを叩いた場合等においても、保護オブジェクトの変形や破壊が行われないようにVR空間を描画してもよい。一方で、情報提供装置10は、標章の視覚的な状態を保持できるのであれば、ある程度の変形や破壊を許容してもよい。例えば、情報提供装置10は、保護領域内において保護オブジェクトの形状を変形する操作が行われた場合は、保護オブジェクトの変形率が所定の閾値を超えないように、オブジェクトの形状を変形させてもよい。
より具体的な例を挙げると、情報提供装置10は、保護オブジェクトの形状を変化させる操作が行われた場合は、変化前の形状と変化後の形状との変化率を変形率として算出する。なお、変形率の算出については、形状比較に関する任意の周知技術が採用可能である。そして、情報提供装置10は、保護オブジェクトの変形率が所定の閾値を超えるまでは、操作に応じて、保護オブジェクトの形状を変化させ、保護オブジェクトの変形率が所定の閾値を超えた場合は、操作が継続して行われたとしても、保護オブジェクトをそれ以上変形させずに描画する。
なお、例えば、情報提供装置10は、保護オブジェクトの変形率が所定の閾値を超えた場合は、保護オブジェクトの形状を所定の形状(すなわち、変形前の形状)に戻してもよい。また、情報提供装置10は、利用者Uの操作により保護オブジェクトの形状が変化した場合は、利用者Uの操作が終了した後に、保護オブジェクトの形状を元の形状に戻してもよい。なお、保護オブジェクトの形状を変化させる操作としては、例えば、保護オブジェクトをねじる操作や、保護オブジェクトに他のオブジェクトをぶつけることで、保護オブジェクトを破壊しようとする操作等、任意の操作が採用可能である。
また、情報提供装置10は、保護オブジェクトに設定された保護領域内には、他のオブジェクトが侵入できないようにすることで、標章の視覚的状態を保持してもよい。また、情報提供装置10は、ある保護オブジェクトに設定された保護領域内には、他の保護オブジェクトが侵入できないようにしてもよい。
〔1−6.保護領域について〕
ここで、情報提供装置10は、保護領域に含まれる保護オブジェクトのみならず、保護領域内に含まれる他のオブジェクトについても、変形や破壊を行えないようにしてもよい。また、情報提供装置10は、標章の視覚的状態のみならず、例えば、音についても保護することで、ブランドイメージの保護を図ってもよい。
例えば、VR空間上において、所定の音声を発生させるオブジェクトが配置され、利用者Uの位置や動きに応じて、オブジェクトから発生される音声にドップラー効果等の各種エフェクトを反映させる場合がある。このような場合においても、情報提供装置10は、保護領域内においては、オブジェクトから発生させる音声を所定の態様で再生させてもよい。すなわち、情報提供装置10は、VR空間上において保護オブジェクトから所定の音声が生じる際に、VR空間上における利用者の位置が保護領域に含まれる場合は、保護オブジェクトから生じる音声を優先的に再生してもよい。
より具体的な例を説明する。例えば、情報提供装置10は、VR空間上の標章が施されたオブジェクトとして、VR空間上で所定の音声を発生させているオブジェクト(例えば、スピーカーのオブジェクト等)を保護オブジェクトとして特定する。このような場合、情報提供装置10は、保護オブジェクトに所定の保護領域を設定するとともに、利用者Uの位置が保護領域に含まれるか否かを判定する。そして、情報提供装置10は、利用者Uの位置が保護領域に含まれる場合は、保護オブジェクトが発する所定の音声を優先的に再生する。
例えば、情報提供装置10は、保護オブジェクトが発する所定の音声について、ドップラー効果等の各種エフェクトをかけずに再生させてもよい。また、情報提供装置10は、保護オブジェクトが発する所定の音声を他の音声よりも大きな音量で再生させてもよい。すなわち、情報提供装置10は、保護領域内においては、標章となる音声が所定の態様で利用者Uに伝達するように、各種音声の再生処理を実行する。
〔2.情報提供装置の構成〕
以下、上記した情報提供装置10が有する機能構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図2に示すように、情報提供装置10は、通信部20、記憶部30、および制御部40を有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、HMD100との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部30は、オブジェクトデータベース31、標章データベース32、および保護領域データベース33を記憶する。以下、図3〜図5を用いて、各データベース31〜33に登録される情報の一例を説明する。
オブジェクトデータベース31には、VR空間上における各種オブジェクトのデータが登録されている。例えば、図3は、実施形態に係るオブジェクトデータベースに登録される情報の一例を示す図である。図3に示す例では、オブジェクトデータベース31には、「オブジェクトID(Identifier)」、「オブジェクトデータ」、「配置位置」等といった情報が登録されている。
ここで、「オブジェクトID」とは、オブジェクトを識別する識別子である。また、「オブジェクトデータ」とは、対応付けられた「オブジェクトID」が示すオブジェクトに関するデータであり、オブジェクトの形状やテクスチャのデータである。また、「配置位置」とは、対応付けられた「オブジェクトID」が示すオブジェクトが配置されたVR空間上の位置である。
例えば、図3に示す例では、オブジェクトデータベース31には、オブジェクトID「オブジェクトID#1」、オブジェクトデータ「データ#1」、配置位置「位置#1」といった情報が対応付けて登録されている。このような情報は、オブジェクトID「オブジェクトID#1」が示すオブジェクトが、オブジェクトデータ「データ#1」を用いて描画されるオブジェクトであり、配置位置「位置#1」が示すVR空間上の位置に配置されている旨を示す。
標章データベース32には、標章が施されたオブジェクトの情報が登録される。例えば、図4は、実施形態に係る標章データベースに登録される情報の一例を示す図である。図4に示す例では、標章データベース32には、「標章ID」、「対応オブジェクト」、「および「配置態様」等といった情報が登録されている。ここで、「標章ID」とは、標章を識別する識別子である。また、「対応オブジェクト」とは、対応付けられた「標章ID」が示す標章が施されたオブジェクト(すなわち、保護オブジェクト)のオブジェクトIDである。また、「設置態様」とは、対応付けられた「標章ID」が示す標章が、対応付けられた「対応オブジェクト」にどのような態様で施されているかを示す情報である。
例えば、図4に示す例では、標章データベース32には、標章ID「標章#1」、対応オブジェクト「オブジェクト#1」、設置態様「形状」が対応付けて登録されている。このような情報は、標章ID「標章#1」が示す標章が、対応オブジェクト「オブジェクト#1」に施されており、その態様が設置態様「形状」(すなわち、オブジェクトの形状がその標章の形状になっている)旨を示す。
保護領域データベース33には、保護領域の情報が登録される。例えば、図5は、実施形態に係る保護領域データベースに登録される情報の一例を示す図である。図5に示す例では、保護領域データベース33には、「保護領域ID」、「基準オブジェクト」、および「領域情報」等といった情報が登録されている。ここで、「保護領域ID」とは、保護領域を識別する識別子である。また、「基準オブジェクト」とは、対応付けられた「保護領域ID」が示す保護領域が施されたオブジェクト、すなわち、保護領域と対応する保護オブジェクトのオブジェクトIDである。また、「領域情報」とは、対応付けられた「保護領域ID」が示す保護領域を示すデータである。
例えば、図5に示す例では、保護領域データベース33には、保護領域ID「保護領域#1」、基準オブジェクト「オブジェクト#1」、および領域情報「領域データ#1」とが対応付けて登録されている。このような情報は、保護領域ID「保護領域#1」が示す保護領域が、基準オブジェクト「オブジェクト#1」が示す保護オブジェクトに対して設定されており、その領域が領域情報「領域データ#1」が示す領域である旨を示す。
なお、図3〜5に示す例では、「オブジェクト#1」、「データ#1」、「位置#1」、「標章#1」、「保護領域#1」、「領域データ#1」等という概念的な値を記載したが、実際には、各データベースには、オブジェクト、標章および保護領域を識別する文字列や、モデリングデータ、VR空間内での位置、保護領域となる空間を識別するための情報が登録されることとなる。
図2に戻り、説明を続ける。制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。なお、制御部40は、インデックスの読み込みを行う演算処理装置となる。
図2に示すように、制御部40は、特定部41、設定部42、描画部43、再生部44、および提供部45を有する。特定部41は、VR空間上において所定の標章が施されたオブジェクトを特定する。例えば、特定部41は、標章データベース32を参照し、標章IDと対応付けられた対応オブジェクトのオブジェクトID、すなわち、保護オブジェクトのオブジェクトIDを特定する。
設定部42は、オブジェクトに標章が視覚的な状態で施されている場合は、オブジェクトまたはオブジェクトに施された標章の視覚的な状態を保護する保護領域を設定する。より具体的には、設定部42は、オブジェクトを中心とした所定の範囲に保護領域を設定する。
例えば、設定部42は、特定部41によって特定されたオブジェクトIDを基準オブジェクトとし、基準オブジェクトを中心とする所定の範囲の領域を保護領域とする。そして、設定部42は、基準オブジェクトのオブジェクトIDと、保護領域を示す領域情報と、所定の保護領域IDとを対応付けて保護領域データベース33に登録する。
描画部43は、特定された保護オブジェクトに施された標章を保護する保護領域を設定した状態で、VR空間を描画する。例えば、描画部43は、VR空間における利用者Uの視野を特定し、特定した視野に含まれるオブジェクトをオブジェクトデータベース31から特定する。続いて、描画部43は、保護領域データベース33を参照し、設定済みの保護領域を特定する。そして、描画部43は、特定した保護領域内に含まれるオブジェクト、すなわち、保護オブジェクトについては、その形状や保護オブジェクトに施された標章の視覚的な状態が変化しないように、VR空間における利用者Uの視野を描画する。
ここで、描画部43は、保護領域内において保護オブジェクトの形状を変形する操作が行われた場合は、保護オブジェクトの形状を変形させずに所定の形状に保った状態で、VR空間を描画する。例えば、描画部43は、保護オブジェクトを破壊もしくは変形させるような操作が行われた場合であっても、保護オブジェクトの破壊や変形を反映させることなく、保護オブジェクトを描画する。
また、描画部43は、保護領域内において保護オブジェクトを表示する際の色彩を変化させる操作が行われた場合は、保護オブジェクトの色彩を変化させずに所定の色彩に保った状態で、VR空間を描画する。また、描画部43は、保護領域内においてオブジェクトに陰影を生じさせる操作が行われた場合は、オブジェクトに陰影を生じさせずに、VR空間を描画する。例えば、描画部43は、保護オブジェクトについては、他のオブジェクトによる照明の色彩や反射光の色彩、陰影の配置等を反映させることなく、所定の色彩の照明が所定の位置から行われ続けているものとして、描画を行う。
また、描画部43は、保護領域内において保護オブジェクトの形状を変形する操作が行われた場合は、変形率が所定の閾値を超えないように、保護オブジェクトの形状を変形させてもよい。また、描画部43は、保護オブジェクトの形状を変形させた場合は、保護オブジェクトの形状を元の形状に戻してもよい。
なお、上述した描画部43の処理は、例えば、3D(Dimension)モデルの自動変形等に関する各種の周知技術や、3Dモデルのレンダリングに関する各種の周知技術により実現可能である。
再生部44は、VR空間上において保護オブジェクトから所定の音声が生じる際に、VR空間上における利用者Uの位置が保護領域に含まれる場合は、保護オブジェクトから生じる音声を優先的に再生する。例えば、再生部44は、VR空間上における利用者Uの位置に基づいて、VR空間上において利用者Uに聞こえるであろう各種の音声を生成する。なお、このような音声の生成については、VR空間上における周知の音声再生技術が採用可能である。
ここで、再生部44は、VR空間上における利用者Uの位置が保護領域に含まれる場合は、その保護領域と対応する保護オブジェクトから発生される音声を優先的に再生する。例えば、再生部44は、保護領域データベース33を参照し、利用者Uの現在位置が保護領域に含まれているか否かを判定する。続いて、再生部44は、利用者Uの現在位置が保護領域に含まれている場合は、利用者Uの位置を含む保護領域と対応付けられたオブジェクトIDを特定し、特定したオブジェクトIDと対応付けられた標章態様が「音声」であるか否かを判定する。すなわち、再生部44は、VR空間上において、利用者Uが、標章である音声を出力する保護オブジェクトの保護領域内に居るか否かを判定する。
そして、再生部44は、利用者Uが、標章である音声を出力する保護オブジェクトの保護領域内に居ると判定した場合は、かかる音声の音量を所定の音量に設定するとともに、他の音声の音量を所定の音量よりも小さい音量に設定する。なお、再生部44は、利用者Uの動きや保護オブジェクトの動きに係わらず、保護オブジェクトが出力する音声を所定の態様で再生させてもよい。
提供部45は、描画部43が描画したVR空間の画像をHMD100に提供する。例えば、提供部45は、描画部43が描画したVR空間の動画像と、再生部44が生成した音声とを組み合わせた動画像データを生成する。そして、提供部45は、生成した動画像データをHMD100に提供する。
〔3.情報提供装置が実行する処理の流れの一例〕
続いて、図6を用いて、情報提供装置10が実行する描画処理の流れについて説明する。図6は、実施形態に係る情報提供装置が実行する描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、情報提供装置10は、図6に示す処理を、任意の単位で、任意のタイミングにより実行可能である。例えば、情報提供装置10は、ステップS101およびステップS102を所定のタイミングで実行するとともに、ステップS103については、独立して継続的に実行してもよい。
例えば、情報提供装置10は、オブジェクトのうち、所定の標章が施されたオブジェクトを特定する(ステップS101)。続いて、情報提供装置10は、特定したオブジェクトの標章を保護する保護領域を設定する(ステップS102)。そして、情報提供装置10は、設定した保護領域におけるオブジェクトおよび標章の表示態様を保護するようにVR空間を描画し(ステップS103)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上記では、情報提供装置10による描画処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、情報提供装置10が実行する描画処理や算出処理のバリエーションについて説明する。
〔4−1.標章について〕
上述した例では、音やロゴ等といった標章を保護する例について記載した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、所定の色彩が付されたオブジェクトを所定の標章が施されたオブジェクトとして保護領域を設定してもよい。また、情報提供装置10は、標章そのもの以外にも、標章を含む各種の広告が付されたオブジェクトを保護オブジェクトとして保護領域を設定してもよい。
〔4−2.保護について〕
また、情報提供装置10は、上述した処理以外にも、任意の態様で標章を保護してもよい。例えば、情報提供装置10は、ある保護コンテンツの保護領域内に、あらかじめ指定された所定のコンテンツが侵入できないように、VR空間を描画してもよい。また、例えば、情報提供装置10は、保護領域の内部では、対応する保護コンテンツ以外のコンテンツの描画を禁止してもよい。
また、情報提供装置10は、標章ごとに、保護領域内における保護のポリシの設定を受付けてもよい。例えば、情報提供装置10は、ある標章について、その標章が施されたオブジェクトの分割、変形、移動、破壊等のそれぞれを認めるか否か、オブジェクトの色彩変更を認めるか否か、形状が元に戻るなら分割等を許可するか否か等、オブジェクトの視覚的な状態の変更を許可するか否かを態様毎に示すポリシを受付ける。なお、情報提供装置10は、オブジェクトごとに異なるポリシを受付けてもよい。そして、情報提供装置10は、各ポリシを満たすように、標章が施された各オブジェクトを描画すればよい。
〔4−3.装置構成〕
情報提供装置10は、フロントエンドサーバと、バックエンドサーバとで実現されてもよい。このような場合、フロントエンドサーバには、図2に示す提供部45が配置され、バックエンドサーバには、特定部41、設定部42、描画部43および再生部44が配置される。また、記憶部30に登録された各データベース31〜33は、外部のストレージサーバに保持されていてもよい。
〔4−4.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔4−5.プログラム〕
また、上述した実施形態に係る情報提供装置10は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。
〔5.効果〕
上述したように、情報提供装置10は、VR空間上において所定の標章が施されたオブジェクトを特定する。そして、情報提供装置10は、特定されたオブジェクトに施された標章を保護する保護領域を設定した状態で、VR空間を描画する。このため、情報提供装置10は、標章の変形、破壊、ブランドイメージを毀損するような態様の表示等を防ぐことができるので、VR空間上でブランドの保護を行うことができる。
また、情報提供装置10は、オブジェクトに標章が視覚的な状態で施されている場合は、オブジェクトまたはオブジェクトに施された標章の視覚的な状態を保護する保護領域を設定する。例えば、情報提供装置10は、オブジェクトを中心とした所定の範囲に保護領域を設定する。このため、情報提供装置10は、VR空間における影響を抑えつつ、標章の表示態様を保護できるので、VR空間上でブランドの保護を行うことができる。
また、情報提供装置10は、保護領域内においてオブジェクトの形状を変形する操作が行われた場合は、オブジェクトの形状を変形させずに所定の形状に保った状態でVR空間を描画する。また、情報提供装置10は、保護領域内においてオブジェクトを表示する際の色彩を変化させる操作が行われた場合は、オブジェクトの色彩を変化させずに所定の色彩に保った状態でVR空間を描画する。また、情報提供装置10は、保護領域内においてオブジェクトに陰影を生じさせる操作が行われた場合は、オブジェクトに陰影を生じさせずに、VR空間を描画する。また、情報提供装置10は、保護領域内においてオブジェクトの形状を変形する操作が行われた場合は、変形率が所定の閾値を超えないように、オブジェクトの形状を変形させた状態で、VR空間を描画する。また、情報提供装置10は、
オブジェクトの形状を変形させた場合は、形状を元の形状に戻す。このため、情報提供装置10は、利用者Uの操作等によって保護オブジェクトの表示態様が変化するような事象が発生した場合にも、標章を所定の表示態様で表示し続けることができる。
また、情報提供装置10は、VR空間上においてオブジェクトから所定の音声が生じる際に、VR空間上における利用者の位置が保護領域に含まれる場合は、オブジェクトから生じる音声を優先的に再生する。このため、情報提供装置10は、保護オブジェクトから出力される音声の再生態様を保護することができるので、音声に関するブランドイメージを適切に保護できる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、特定部は、特定手段や特定路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 オブジェクトデータベース
32 標章データベース
33 保護領域データベース
40 制御部
41 特定部
42 設定部
43 描画部
44 再生部
45 提供部
100 ヘッドマウントデバイス

Claims (11)

  1. 仮想現実空間上において所定の標章が施されたオブジェクトを特定する特定部と、
    前記特定部により特定されたオブジェクトに対して当該オブジェクトの視覚的な状態を変更する操作が行われたとしても、当該オブジェクトの視覚的な状態を変更することなく、前記仮想現実空間を描画する描画部と
    を有することを特徴とする描画装置。
  2. 前記オブジェクトに前記標章が視覚的な状態で施されている場合は、当該オブジェクトまたは当該オブジェクトに施された標章の視覚的な状態を保護する保護領域を設定する設定部
    を有することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記設定部は、前記オブジェクトを中心とした所定の範囲に前記保護領域を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の描画装置。
  4. 前記描画部は、前記保護領域内において前記オブジェクトの形状を変形する操作が行われた場合は、当該オブジェクトの形状を変形させずに所定の形状に保った状態で、前記仮想現実空間を描画する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の描画装置。
  5. 前記描画部は、前記保護領域内において前記オブジェクトを表示する際の色彩を変化させる操作が行われた場合は、当該オブジェクトの色彩を変化させずに所定の色彩に保った状態で、前記仮想現実空間を描画する
    ことを特徴とする請求項〜4のうちいずれか1つに記載の描画装置。
  6. 前記描画部は、前記保護領域内において前記オブジェクトに陰影を生じさせる操作が行われた場合は、当該オブジェクトに陰影を生じさせずに、前記仮想現実空間を描画する
    ことを特徴とする請求項〜5のうちいずれか1つに記載の描画装置。
  7. 前記描画部は、前記保護領域内において前記オブジェクトの形状を変形する操作が行われた場合は、変形率が所定の閾値を超えないように、前記オブジェクトの形状を変形させた状態で、前記仮想現実空間を描画する
    ことを特徴とする請求項〜6のうちいずれか1つに記載の描画装置。
  8. 前記描画部は、前記オブジェクトの形状を変形させた場合は、当該形状を元の形状に戻す
    ことを特徴とする請求項7に記載の描画装置。
  9. 前記仮想現実空間上において前記オブジェクトから所定の音声が生じる際に、前記仮想現実空間上における利用者の位置が前記保護領域に含まれる場合は、当該オブジェクトから生じる音声を優先的に再生する再生部
    を有することを特徴とする請求項〜8のうちいずれか1つに記載の描画装置。
  10. 描画装置が実行する表示方法であって、
    仮想現実空間上において所定の標章が施されたオブジェクトを特定する特定工程と、
    前記特定工程により特定されたオブジェクトに対して当該オブジェクトの視覚的な状態を変更する操作が行われたとしても、当該オブジェクトの視覚的な状態を変更することなく、前記仮想現実空間を描画する描画工程と
    含むことを特徴とする描画方法。
  11. 仮想現実空間上において所定の標章が施されたオブジェクトを特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定されたオブジェクトに対して当該オブジェクトの視覚的な状態を変更する操作が行われたとしても、当該オブジェクトの視覚的な状態を変更することなく、前記仮想現実空間を描画する描画手順と
    をコンピュータに実行させるための描画プログラム。
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