JP6911914B2 - 点検支援装置、点検支援方法およびプログラム - Google Patents

点検支援装置、点検支援方法およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、点検支援装置、点検支援方法および記録媒体に関する。
計測器などの機器に対する点検作業を支援する方法が開示されている。例えば、特許文献1には、カメラが撮影した計測器の画像情報に基づいて計測器の識別情報および測定値を認識し、測定値を計器の識別情報と対応付けたうえで記憶部に記憶させる点検支援装置が記載されている。
また、特許文献2には、作業者の視野中に複数の認識対象がある場合に、複数の認識対象の使用の可否などを表す生産情報を作業者の視野中の識別マーカーの近傍に一対一に対応付けて表示する基板生産支援システムが記載されている。
また、特許文献3には、保守対象機器に装着される発光型RFID(Radio Frequency IDentifier)タグを一意に特定する識別情報を読み取り、このRFIDタグの発光位置に基づいて算出された位置に、保守対象機器に関連する表示情報を表示する情報提示システムが記載されている。
なお、音声を利用する装置の一例が特許文献4に、携帯端末上でのデータ入力を簡易にする方法の一例が特許文献5に記載されている。
国際公開第2012/046726号 特開2014−235704号公報 特開2007−018188号公報 特開2003−177775号公報 特開平9−167192号公報
特許文献1に記載の技術では、計測器の識別情報および測定値が認識され、認識された結果が記憶部に記憶される。作業者が、測定値に対する認識結果を点検中に把握するためには、手元の処理端末で確認する必要がある。しかしながら、このような場合、作業者は視線を計測器から処理端末に動かす必要があり、作業効率を低下させてしまう可能性がある。
また、特許文献2および3に記載の技術は、識別マーカーやRFIDタグを読み取ることにより、記憶部等に格納された、特定した機器に関する情報を表示している。したがって、特許文献2および3に記載の技術では、識別マーカーやRFIDタグを読み取った時点における機器に対して行う点検結果に関連する情報を作業者が作業しながら把握することができない。
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、点検の作業をより効率化する技術を提供することにある。
本開示の一態様に係る点検支援装置は、点検対象が撮像されている画像データを取得する画像データ取得手段と、取得された前記画像データに基づいて認識された、前記点検対象の点検結果に関する情報を、前記点検対象を含む画像に重畳して表示部に表示させる表示制御手段と、前記表示部に表示されている前記情報と、前記点検対象の情報とを対応付けて記録する記録制御手段と、を備える。
また、本開示の一態様に係る点検支援方法は、点検対象が撮像されている画像データを取得し、取得された前記画像データに基づいて認識された、前記点検対象の点検結果に関する情報を、前記点検対象を含む画像に重畳して表示部に表示させ、表示されている前記情報と、前記点検対象の情報とを対応付けて記録する。
なお、上記各装置または方法を、コンピュータによって実現するコンピュータプログラム、およびそのコンピュータプログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体も、本開示の範疇に含まれる。
本開示によれば、点検の作業をより効率化することができる。
第1の実施の形態に係る点検支援装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1に示す点検支援装置の適用例の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る点検支援装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る点検支援装置を含むウェアラブルグラスを説明するための図である。 第2の実施の形態に係る点検支援装置を含むウェアラブルグラスの構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る点検支援装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 画像データ取得部が取得した画像データが表す画像の一例を示す図である。 表示部が表示する表示画面の一例を示す図である。 記録部に記録された記録情報の一例を示す図である。 表示部が表示する表示画面の他の例を示す図である。 画像データ取得部が取得した画像データが表す画像の他の例を示す。 表示部が表示する表示画面の他の例を示す図である。 表示部が表示する表示画面の他の例を示す図である。 第3の実施の形態に係る点検支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 点検対象情報記録部に記録された点検対象情報の一例を示す図である。 点検対象情報記録部に記録された点検対象情報の他の例を示す図である。 各実施の形態を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成を例示的に説明する図である。
<第1の実施の形態>
本開示の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る点検支援装置10の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図2は、図1に示す点検支援装置10の適用例の一例を示す図である。図2に示す通り、点検支援装置10は、例えば、眼鏡型ウェアラブル端末に搭載される。以下、眼鏡型ウェアラブル端末をウェアラブルグラス1と呼ぶ。ウェアラブルグラス1を装着した作業者2が、例えば計測器などの点検対象3の方向に顔を向けることにより、ウェアラブルグラス1が点検対象3を撮像する。撮像された画像は、ウェアラブルグラス1の表示部14に表示される。これにより、作業者2は、ウェアラブルグラス1を介して点検対象3が撮像されている画像を確認する。
本実施の形態に係る点検支援装置10は、図1に示す通り、画像データ取得部11と、表示制御部12と、記録制御部13とを備える。
画像データ取得部11は、点検対象3が撮像されている画像データを取得する。画像データ取得部11は、例えば、レンズおよび撮像素子を含むカメラによって撮像された画像を表す画像データを取得する。撮像された画像は、点検対象3を含む。画像データ取得部11は、カメラそのものであってもよいし、カメラによって取得された画像データを該カメラから取得してもよい。画像データ取得部11は、カメラによって取得された画像データが記録された記録部から取得してもよい。画像データ取得部11は、取得した画像データを表示制御部12に供給する。
表示制御部12は、画像データ取得部11によって取得された画像データに基づいて認識された、点検対象3の点検結果に関する情報を、点検対象3を含む画像に重畳して表示部14に表示させる。表示制御部12は、画像データ取得部11から画像データを受け取り、受け取った画像データが表す画像に含まれる点検対象3を特定する。表示制御部12は、特定した点検対象3に関連する点検結果に関する情報を認識する。例えば、点検対象3が温度計の場合、表示制御部12は、温度を点検結果に関する情報としてもよい。また、例えば、点検対象3が温度計の場合、表示制御部12は、温度が所定の範囲内か否かを表す情報を、点検結果に関する情報としてもよい。表示制御部12は、認識した点検結果に関する情報を、画像データが表す、点検対象3を含む画像に重畳して表示部14に表示させる。
表示部14は、例えば、図2に示す通り、ウェアラブルグラス1のレンズ部であり、例えば、外界光を透過し、表示制御部12の指示に従った情報を表示するディスプレイモジュールによって実現されるが、これに限定されるものではない。表示部14は、表示制御部12によって生成された、点検結果に関する情報を重畳した点検対象3を含む画像を、作業者2の網膜に表示させる機能を有するモジュールであってもよい。このように、表示部14は、表示制御部12の制御に従って、表示制御部12が生成した画像を、投影する機能を有していてもよい。なお、表示制御部12が生成した画像を投影する機能は、表示制御部12が有していてもよい。例えば、表示部14を網膜とした場合、表示制御部12は、認識した点検結果に関する情報を、点検対象3を含む画像に重畳して、網膜に直接投影する機能を有していてもよい。
記録制御部13は、表示部14に表示されている、点検結果に関する情報と、点検対象3の情報とを対応付けて記録する。記録制御部13は、互いに対応付けた点検結果に関する情報と点検対象3の情報とを、例えば、ハードディスクドライブや紙等の記録媒体に記録する。点検対象3の情報とは、例えば、点検対象3に対する点検項目や点検対象3の正常値、正常である場合の点検対象3の状態を表す情報などが挙げられるがこれに限定されるものではない。
図3は、本実施の形態に係る点検支援装置10の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図3に示す通り、画像データ取得部11が、点検対象3が撮像されている画像データを取得する(ステップS31)。そして、表示制御部12が、取得された画像データに基づいて認識された、点検対象3の点検結果に関する情報を、点検対象3を含む画像に重畳して表示部14に表示させる(ステップS32)。そして、記録制御部13が、表示部14に表示されている情報と、点検対象3の情報とを対応付けて記録する(ステップS33)。
以上により、本実施の形態に係る点検支援装置10は、点検対象3を撮像した画像データに基づいて認識された点検結果に関する情報を、該画像データが表す画像に重畳して、ウェアラブルグラス1の表示部14に表示することができる。画像データが表す画像には、点検対象3が含まれるため、ウェアラブルグラス1を装着した作業者2は、点検対象3と点検対象3の点検結果に関する情報とを把握することができる。例えば、点検結果に関する情報が計測器の測定値の場合、作業者2は、表示部14に表示された測定値を、点検対象3の測定値であると容易に把握することができる。
また、点検支援装置10は、表示部14に表示された点検結果に関する情報と点検対象の情報とを対応付けて記録する。例えば、点検対象の情報が点検項目の場合、点検支援装置10は、点検項目と、点検結果に関する情報とを対応付けて記録する。これにより、作業者2が、点検結果に関する情報を、例えば端末等を用いて手入力で入力するという手間を省くことができる。また、手入力による人的エラーを低減することができる。
また、点検結果を確認する作業者は、記録された情報を参照することにより、点検項目と、点検結果に関する情報とを容易に把握することができる。以上のように、本実施の形態に係る点検支援装置10によれば、点検の作業をより効率化することができる。
<第2の実施の形態>
次に、上述した第1の実施の形態を基本とする、本開示の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。図4は、本実施の形態に係る点検支援装置100を含むウェアラブルグラス4を説明するための図である。図4に示す通り、点検支援装置100は、例えば、ウェアラブルグラス4に搭載される。ウェアラブルグラス4を装着した作業者2が、例えば計測器などの点検対象3の方に顔を向けることにより、ウェアラブルグラス4が点検対象3を撮像する。撮像された画像は、ウェアラブルグラス4の表示部160に表示される。これにより、作業者2は、ウェアラブルグラス4を介して点検対象3が撮像されている画像を確認する。また、ウェアラブルグラス4は、入力装置200を含んでもよい。入力装置200については、後述する。
図5は、本実施の形態に係る点検支援装置100を含むウェアラブルグラス4の構成の一例を示すブロック図である。図5に示す通り、ウェアラブルグラス4は、点検支援装置100と、入力装置200と、表示部160と、記録部170とを含む。なお、点検支援装置100は、入力装置200と、表示部160と、記録部170とを含む構成であってもよい。
点検支援装置100は、第1の実施の形態における点検支援装置10の一例である。点検支援装置100は、図5に示す通り、画像データ取得部110と、表示制御部120と、記録制御部130と、受付部140と、点検対象情報取得部150とを備える。
画像データ取得部110は、第1の実施の形態における画像データ取得部11の一例である。画像データ取得部110は、点検対象3が撮像されている画像データを取得する。画像データ取得部110は、例えば、レンズおよび撮像素子を含むカメラによって撮像された画像を表す画像データを取得する。撮像された画像は、点検対象3を含む。画像データ取得部110は、カメラそのものであってもよいし、カメラによって取得された画像データを該カメラから取得してもよい。画像データ取得部110は、カメラによって取得された画像データが記録された記録部から取得してもよい。画像データ取得部110は、取得した画像データを表示制御部120に供給する。
表示制御部120は、第1の実施の形態における表示制御部12の一例である。表示制御部120は、画像データ取得部110によって取得された画像データに基づいて認識された、点検対象3の点検結果に関する情報を、点検対象3を含む画像に重畳して表示部160に表示させる。表示制御部120は、画像データ取得部110から画像データを受け取り、受け取った画像データが表す画像に含まれる点検対象3を特定する。表示制御部120が点検対象3を特定する方法は特に限定されず、どのような方法を採用してもよい。例えば、表示制御部120は、画像データ取得部110が取得した画像データと、点検対象3を特定するための画像データとの比較により、該画像データに含まれる点検対象3が何を示すのかを特定してもよい。
そして、表示制御部120は、特定した点検対象3に関連する点検結果に関する情報を認識する。表示制御部120が点検結果に関する情報を認識する方法は特に限定されず、どのような方法を採用してもよい。例えば、点検対象3が温度計などの計器の場合、表示制御部120は、この温度計が示す温度を、メモリを読み取り、読み取った結果を点検結果に関する情報として認識してもよい。また、点検対象3が構造物の場合、表示制御部120は、色やテクスチャの変化から算出することにより、該構造物の劣化度を算出し、算出した結果を点検結果に関する情報として認識してもよい。なお、劣化度の算出方法はどのような方法を採用してもよく、例えば、色の変化量を劣化度としてもよい。
表示制御部120は、認識した点検結果に関する情報を、画像データが表す、点検対象3を含む画像に重畳して表示部160に表示させる。表示部160が表示する情報の例については、図面を変えて説明する。なお、表示部160は、上述した表示部14と同様にウェアラブルグラス4のレンズ部であってもよい。
入力装置200は、例えば、作業者2が指示を入力するための装置である。入力装置200は、例えば、ウェアラブルグラス4に搭載された、作業者2によって押下可能なスイッチ等で実現されてもよい。また、入力装置200は、ウェアラブルグラス4とは別個の、ウェアラブルグラス4と通信可能な端末であってもよい。また、入力装置200は、作業者2の操作を検知することが可能な、例えば、赤外線センサ等であってもよい。
受付部140は、作業者2が入力装置200を用いて入力した指示(記録指示)を受け付ける。受付部140は、受け付けた記録指示を記録制御部130に供給する。
点検対象情報取得部150は、点検対象3の情報を取得する。点検対象3の情報とは、例えば、点検対象3を識別する識別子、点検対象3を表す点検対象名、点検対象3に対する点検項目などが挙げられる。点検対象情報取得部150は、画像データ取得部110によって取得された画像データに基づいて、点検対象3の情報を取得する。点検対象情報取得部150は、画像データ取得部110が取得した画像データを、表示制御部120を介して受け取り、この画像データに含まれる点検対象3を例えば辞書と比較することによって点検対象3を認識し、認識した点検対象3に関連付けられた点検対象3の情報を取得してもよい。また、点検対象情報取得部150は、表示制御部120から、該表示制御部120が特定した点検対象3を表す情報を受け取り、この情報から点検対象3の情報を取得してもよい。点検対象3の情報は、画像データそのものから取得されてもよいし、点検対象の情報を格納した記録部から取得されてもよい。
記録制御部130は、第1の実施の形態における記録制御部13の一例である。記録制御部130は、表示部160に表示されている、点検結果に関する情報と、点検対象の情報とを対応付けて記録する。記録制御部130は、点検対象の情報を点検対象情報取得部150から受け取り、表示制御部120が表示部160に表示した、点検結果に関する情報と点検対象の情報とを対応付けて記録する。本実施の形態では、記録制御部130は、記録部170に対応付けた情報を記録するとするが、記録制御部130は、紙やその他の媒体に出力することにより、対応付けた情報を記録する構成であってもよい。なお、記録制御部130は、受付部140が記録指示を受け付けた場合に、点検結果に関する情報と点検対象の情報とを記録することが好ましい。これにより、作業者2が記録指示を行った情報のみが記録され、記録不要と判断された情報は記録されない。よって、点検作業において必要な情報が記録されることになるため、記録された情報の管理の効率を上げることができる。
記録部170は、例えば、ハードディスクドライブで実現される。記録部170は、記録制御部130が対応付けた点検結果に関する情報と点検対象の情報とを記録する。
図6は、本実施の形態に係る点検支援装置100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図6に示す通り、画像データ取得部110が、点検対象3が撮像されている画像データを取得する(ステップS61)。そして、表示制御部120が、取得された画像データに基づいて認識された、点検対象3の点検結果に関する情報を、点検対象3を含む画像に重畳して表示部160に表示させる(ステップS62)。
また、点検対象情報取得部150が、取得された画像データに基づき、点検対象3の情報を取得する(ステップS63)。なお、ステップS62とステップS63とは同時に行われてもよいし、逆順で行われてもよい。
次に、受付部140が、記録指示を受け付けたか否かを確認する(ステップS64)。表示部160に表示された情報を確認した作業者2が、入力装置200を用いて記録指示を入力した場合、受付部140はこの記録指示を受け付ける(ステップS64にてYES)。受付部140が記録指示を受け付けると、記録制御部130が、表示部160に表示されている情報と、点検対象3の情報とを対応付けて記録する(ステップS65)。なお、受付部140が記録指示を受け付けていない場合(ステップS64にてNO)、点検支援装置100は処理を終了する。なお、受付部140は、例えば、表示部160が点検結果に関する情報を表示したあと所定時間、記録指示を受け付けていない場合、記録指示を受け付けなかったと判定してもよい。
また、受付部140は、記録をしないという指示を受け付ける構成であってもよい。この場合、受付部140が記録をしないという指示を受け付けなかった場合に、記録制御部130は表示部160に表示されている情報と、点検対象3の情報とを対応付けて記録してもよい。このような構成により、記録する情報が多い場合であっても、作業者2は容易に記録不要な情報を選別することができる。
また、受付部140が所定時間、記録指示を受け付けなかった場合、または、記録部140が記録をしないという指示を受け付けた場合、画像データ取得部110は、ステップS61で取得した画像データと異なる、新たな画像データを取得してもよい。そして、表示制御部120は、新たな画像データから、点検対象3に関連する点検結果に関する情報を認識してもよい。なお、受付部140が上記の場合、表示制御部120は、ステップS62において認識に用いた画像データと同じ画像データを用いて再度、認識処理を行ってもよい。このとき、表示制御部120は、ステップS62で行ったときと同じ条件(例えば、同じ認識パラメータ)で認識処理を行ってもよいし、異なる条件で認識処理を行ってもよい。または、表示制御部120は画像データに所定の補正処理を施して、認識処理を行ってもよい。また、受付部140が上記の場合において、例えば、表示制御部120が同じ画像データを用いて再度認識を行った結果がその前に認識を行った結果と同じ場合に、画像データ取得部110が新たな画像データを取得してもよい。
また、受付部140は、作業者2による再認識指示を受け付ける構成であってもよい。例えば、作業者2が表示部160に表示されている情報を確認し、表示されている情報に誤りがあると判断し、再認識を行う再認識指示を入力した場合、受付部140は、この再認識指示を受け付ける。受付部140が再認識指示を受け付けた場合、画像データ取得部110は、ステップS61で取得した画像データと異なる、新たな画像データを取得してもよい。そして、表示制御部120は、新たな画像データから、点検対象3に関連する点検結果に関する情報を認識してもよい。なお、受付部140が再認識指示を受け付けた場合、表示制御部120は、ステップS62において認識に用いた画像データと同じ画像データを用いて再度、認識処理を行ってもよい。このとき、表示制御部120は、ステップS62で行ったときと同じ条件で認識処理を行ってもよいし、異なる条件で認識処理を行ってもよい。または、表示制御部120は画像データに所定の補正処理を施して、認識処理を行ってもよい。また、受付部140が再認識指示を受け付けた場合において、例えば、表示制御部120が同じ画像データを用いて再度認識を行った結果がその前に認識を行った結果と同じ場合に、画像データ取得部110が新たな画像データを取得してもよい。
図7は、画像データ取得部110が取得した画像データが表す画像の一例を示す。図7に示す通り、画像データ取得部110が取得した画像データが表す画像70は、点検対象3を含む。図7に示す例では、点検対象3は、2つの温度計(温度計31および温度計32)であるとして説明を行う。なお点検対象3は、温度計31および温度計32を含む計測器全体であってもよい。
図8は、表示部160が表示する表示画面71の一例を示す図である。図8に示す通り、点検対象3である温度計31の点検結果に関する情報である測定温度情報72および点検対象3である温度計32の点検結果に関する情報である測定温度情報73を、図7に示した画像70に重畳して表示させた表示画面71が表示部160に表示される。なお、表示制御部120は、温度計31および温度計32を含む計測器全体を特定し、その後、該計測器に関連する点検対象3が温度計31および温度計32であることを特定し、温度計31の測定温度と、温度計32の測定温度とを認識してもよい。そして、表示制御部120は、温度計31の測定温度を表す測定温度情報72と、温度計32の測定温度を表す測定温度情報73とを画像70に重畳させた表示画面71を生成してもよい。なお、記録制御部130が測定温度情報72および測定温度情報73を表示する位置は特に限定されず、任意の位置であってもよい。
ウェアラブルグラス4を装着した作業者2は、ウェアラブルグラス4の表示部160に表示された表示画面71を確認することにより、点検対象3の点検結果に関する情報を容易に把握することができる。
次に、図9を参照して、記録部170に記録された情報について説明する。図9は、記録部170に記録された記録情報91の一例を示す図である。記録情報91は、記録制御部130によって互いに対応付けられた表示部160に表示されている情報と、点検対象3の情報とを含む。図9に示す例では、表示部160に表示されている情報は、計測値92であるとする。図9に示す計測値92は、図8に示す測定温度情報72が表す測定温度および測定温度情報73が表す測定温度である。なお、表示部160に表示されている情報は、図8に示す測定温度情報72および測定温度情報73そのものであってもよい。例えば、計測値92の欄には、図8に示す「温度:7℃」が含まれてもよい。また、点検対象3の情報は、本例では、点検対象3の名前を表す点検対象名93と、点検対象3に対する点検項目94とであるとする。図9に示す通り、点検対象3である温度計31の点検対象名93は、「温度計31」および「温度計32」であるとする。そして、温度計31および温度計32の夫々に対する点検項目94は、夫々「温度を測る」であるとする。図9に示す通り、記録情報91は、互いに対応付けられた、計測値92と、点検対象名93および点検項目94とを記録する。
なお、記録制御部130は、表示部160に表示された表示画面71を表すデータを、表示部160に表示された情報として、点検対象3の情報と対応付けてもよい。また、記録制御部130は、画像70を点検対象3の情報に更に対応付けて記録してもよい。このとき、記録制御部130は、例えば、画像70に含まれる温度計31の部分の画像を切り出して、温度計31の部分の画像を温度計31の情報に対応付けてもよい。
また、記録制御部130は、受付部140が受け付けた記録指示を表す情報を、更に関連付けて記録部170に記録してもよい。記録指示を表す情報とは、チェックを完了したことを表すフラグであってもよいし、表示された内容が正しいか否かを表す情報であってもよい。また、受付部140が受け付けた記録指示が、例えば、温度計31を指し示すものである場合、記録制御部130は、画像70に含まれる温度計31の部分の画像を切り出して、温度計31の部分の画像を温度計31の情報に対応付けてもよい。
また、入力装置200がマイクロフォン等の集音装置の場合、受付部140は、集音された音声データを受け付けてもよい。記録制御部130は、受付部140が音声データを受け付けたことを記録指示としてもよい。また、記録制御部130は、受付部140が受け付けた音声データを解析し、記録指示を表す音声が含まれていた場合に、表示部160に表示されている情報と、点検対象3の情報とを対応付けて記録してもよい。また、記録制御部130は、集音された音声データを、表示部160に表示された情報に対応付けて記録してもよい。
また、入力装置200は、作業者2が所定の動作を行ったことを検知し、検知した動作を表す動作情報を受付部140に供給してもよい。そして、受付部140は、この動作情報を受け付けてもよい。この動作情報は、所定の動作を表してもよいし、表示画面71に対する動作を表してもよい。記録制御部130は、受付部140が動作情報を受け付けたことを記録指示としてもよい。また、記録制御部130は、受付部140が受け付けた動作情報に含まれる動作を例えば辞書と比較することによって認識し、該動作情報に記録指示を表す動作が含まれていた場合に、表示部160に表示されている情報と、点検対象3の情報とを対応付けて記録してもよい。また、記録制御部130は、動作情報を表示部160に表示された情報に対応付けて記録してもよい。
また、点検対象の情報とは、例えば、点検対象に対する点検項目や点検対象の正常値、正常である場合の点検対象の状態を表す情報などが挙げられるがこれに限定されるものではない。
図8に示した表示画面71は、点検結果に関する情報として、温度計31に対する測定値である測定温度情報72と、温度計32に対する測定値である測定温度情報73とを含んでいるが、点検結果に関する情報は測定値に限定されない。図10は、表示部160が表示する表示画面74の一例を示す図である。図10に示す表示画面74には、点検結果が正常か否かを表す情報(75、76)が、点検結果に関する情報として表示されている。点検結果が正常か否かを表す情報(75、76)は、点検対象3が図10に示すような温度計31および温度計32の場合、温度が所定の範囲内か否かを判定した結果である。
また、点検対象3は計測器に限定されない。図11は、画像データ取得部110が取得した画像データが表す画像の他の例を示す。作業者2が点検対象3として橋111の一部分を撮影すると、図11に示す通り、画像データ取得部110が取得した画像データが表す画像112は、点検対象3として、橋111の一部分を含む。このように、点検対象は計測器ではなく、構造物であってもよい。橋111にはひび113が入っているとする。
図12は、表示部160が表示する表示画面114の一例を示す図である。この例では、表示制御部120が、ひび113を以前に撮影した橋111の画像またはひび113を表す画像との比較により検知するとする。この場合、表示部160は、図12に示す通り、ひび113の位置を把握させるマーク(図12の例の場合、楕円115)を、橋111の点検結果に関する情報として、図11に示した画像112に重畳して表示させた表示画面114を表示する。このように、記録制御部130は、構造物が劣化している箇所を、点検結果に関する情報として、作業者2に把握可能な態様で表示させてもよい。なお、構造物が劣化している箇所の表示方法は楕円115に限定されず、例えば、ひび113の箇所を他の色とは異なる色で表示してもよいし、その他の方法であってもよい。
図13は、表示部160が表示する表示画面116の一例を示す図である。図13に示す表示画面116には、劣化度を表す情報117が、点検結果に関する情報として表示されている。この場合、表示制御部120は、画像データからひび113を認識し、ひび113の劣化度を所定の方法で算出することにより、劣化度を表す情報117を表示画面116に含めてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る点検支援装置100は、画像データ取得部110が、点検対象が撮像されている画像データを取得し、表示制御部120が取得された画像データに基づいて認識された、点検対象の点検結果に関する情報を、点検対象を含む画像に重畳して表示部に表示させる。
このように、本実施の形態に係る点検支援装置100は、点検対象を撮像した画像データに基づいて認識された点検結果に関する情報を、該画像データが表す画像に重畳して、ウェアラブルグラス4の表示部160に表示することができる。画像データが表す画像には、点検対象が含まれるため、ウェアラブルグラス4を装着した作業者2は、点検対象と点検対象の点検結果に関する情報とを把握することができる。
また、点検支援装置100の記録制御部130は、表示部160に表示された点検結果に関する情報と点検対象の情報とを対応付けて記録する。例えば、点検対象の情報が点検項目の場合、記録制御部130は、点検項目と点検結果に関する情報とを対応付けて記録する。これにより、作業者2が、点検結果に関する情報を、例えば端末等を用いて手入力で入力するという手間を省くことができる。また、手入力による人的エラーを低減することができる。このとき、記録制御部130は、受付部140が記録指示を受け付けた場合に、点検結果に関する情報と点検対象の情報とを記録することが好ましい。これにより、点検作業において必要な情報が記録されることになるため、記録された情報の管理の効率を上げることができる。
また、点検結果を確認する作業者は、記録された情報を参照することにより、点検項目と、点検結果に関する情報とを容易に把握することができる。以上のように、本実施の形態に係る点検支援装置100によれば、点検の作業をより効率化することができる。
<第3の実施の形態>
上述した第2の実施の形態では、点検対象情報取得部150が、画像データに基づいて、点検対象の情報を取得する構成について説明したが、本開示はこれに限定されない。本実施の形態では、点検対象の情報の取得の他の例について説明する。なお、上述した第2の実施の形態において説明したブロックと同様の機能を有するブロックについては同じ符号を付す。
図14は、本実施の形態に係る点検支援装置101の構成の一例を示すブロック図である。点検支援装置101は、点検支援装置100と同様に、ウェアラブルグラス4に搭載される。
点検支援装置101は、画像データ取得部110と、表示制御部120と、記録制御部130と、受付部140と、点検対象情報記録部180と、点検対象情報取得部190とを備える。点検支援装置101は、点検支援装置100の点検対象情報取得部150に代えて点検対象情報取得部190を備え、更に、点検対象情報記録部180を備える構成である。
点検対象情報記録部180は、点検対象情報を記録する。点検対象情報記録部180が記録する点検対象情報の一例を、図15に示す。点検対象情報151は、点検対象3の情報を含む。点検対象3の情報は、上述した第2の実施の形態と同様に、点検対象名153および点検項目154とする。また、点検対象情報151は、点検対象3の位置を表す点検対象位置152を含む。なお、点検対象位置152の表記方法は特に限定されず、位置がわかる情報であればよい。
点検対象情報記録部180は、点検支援装置101とは別個の記録装置で実現されてもよい。
点検対象情報取得部190は、画像データ撮像時の位置情報に基づき、点検対象の情報を取得する。点検対象情報取得部190は、表示制御部120を介して、画像データ撮像時の位置情報を取得する。画像データ撮像時の位置情報とは、画像データを撮影したウェアラブルグラス4の位置を示す情報であってもよいし、取得した画像データから推測した、該画像データに含まれる点検対象3の位置を示す情報であってもよい。
画像データを取得したウェアラブルグラス4の位置の場合、ウェアラブルグラス4は、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用して、位置情報を受信し、画像データに付与してもよい。そして、点検対象情報取得部190は、画像データに付与された位置情報と、点検対象情報記録部180に格納された点検対象情報151の点検対象位置152とを比較する。点検対象情報取得部190は、画像データに付与された位置情報が示す位置から所定の範囲内の点検対象位置152に関連付けられた点検対象3の情報を、点検対象情報記録部180から取得する。図15に示す例の場合、点検対象情報取得部190は、画像データに付与された位置情報が示す位置から所定の範囲内の点検対象位置152に関連付けられた点検対象名153と、点検項目154とを点検対象情報記録部180から取得する。
そして、記録制御部130は、上述した第2の実施の形態における記録制御部130と同様に、表示部160に表示されている点検結果に関する情報と、点検対象情報取得部190が取得した点検対象の情報とを対応付けて記録する。
本実施の形態に係る点検支援装置101によれば、点検対象情報取得部190が画像データ撮像時の位置情報に基づいて、点検対象の情報を取得する。これにより、例えば、同じ形状を有する点検対象が複数の位置に存在する場合であっても、画像データに含まれる点検対象に関する情報を特定することができる。これにより、記録制御部130は、画像データに含まれる点検対象に対する点検結果に関する情報と、該点検対象の情報とを適切に対応付けることができる。よって、点検結果を確認する作業者は、記録された情報を参照することにより、点検項目と、点検結果に関する情報とを容易に把握することができる。以上のように、本実施の形態に係る点検支援装置101によれば、点検の作業をより効率化することができる。
(変形例)
点検対象情報記録部180が記録する点検対象情報は、図15の形式に限定されない。本変形例では、点検対象情報記録部180が記録する点検対象情報の他の例について説明する。図16は、点検対象情報記録部180が記録する点検対象情報の他の例を示す図である。点検対象情報161は、点検対象3の情報を含む。点検対象3の情報は、点検対象情報151と同様に、点検対象名163および点検項目164とする。また、点検対象情報161は、点検対象3が点検される際の時刻を表す点検時刻162を含む。なお、点検時刻162の表記方法は特に限定されず、時刻がわかる情報であればよい。
点検対象情報取得部190は、画像データ撮像時の時刻情報に基づき、点検対象の情報を取得する。点検対象情報取得部190は、表示制御部120を介して、画像データ撮像時の時刻情報を取得する。画像データ撮像時の時刻情報とは、画像データを撮影した時刻を示す情報である。なお、画像データ撮影時の時刻情報は画像データに付与されていてもよい。
点検対象情報取得部190は、画像データ撮影時の時刻情報と、点検対象情報記録部180に格納された点検対象情報161の点検時刻162とを比較する。点検対象情報取得部190は、画像データ撮影時の時刻情報が表す時刻から所定の期間内の点検時刻162に関連付けられた点検対象3の情報を、点検対象情報記録部180から取得する。図16に示す例の場合、点検対象情報取得部190は、画像データ撮影時の時刻情報が表す時刻から所定の期間内の点検時刻162に関連付けられた点検対象名163と、点検項目164とを点検対象情報記録部180から取得する。
そして、記録制御部130は、上述した第2の実施の形態における記録制御部130と同様に、表示部160に表示されている点検結果に関する情報と、点検対象情報取得部190が取得した点検対象の情報とを対応付けて記録する。
本変形例に係る点検支援装置101によれば、点検対象情報取得部190が画像データ撮像時の時刻情報に基づいて、点検対象の情報を取得する。これにより、例えば、時刻毎に点検する点検対象が異なる場合、時刻情報を比較することにより、画像データに含まれる点検対象に関する情報を特定することができる。これにより、点検対象情報取得部190は、容易に、点検対象の情報を取得することができる。また、例えば、同じ形状を有する点検対象が複数の位置に存在する場合であっても、夫々の点検時刻が異なる場合、点検対象情報取得部190は、画像データに含まれる点検対象に関する情報を特定することができる。
このように、本変形例に係る点検支援装置101によれば、上述した第3の実施の形態に係る点検支援装置101と同様に、点検の作業をより効率化することができる。
なお、点検支援装置101の点検対象情報取得部190は、例えば、RFIDを用いて、点検対象の情報を取得してもよい。例えば、点検対象情報取得部190は画像データに含まれる点検対象に付与されたRFIDタグを読み取り、読み取ったデータに基づいて、点検対象を特定する。そして、点検対象情報取得部190は、特定した点検対象の情報を、点検対象情報記録部180から取得してもよい。このように、RFIDを用いた構成であっても、点検支援装置101は、点検対象の情報を取得することができる。
(ハードウェア構成について)
本開示の各実施形態において、点検支援装置(10、100、101)の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。点検支援装置(10、100、101)の各構成要素の一部又は全部は、例えば図17に示すような情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現される。図17は、点検支援装置(10、100、101)の各構成要素を実現する情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置900は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)901
・ROM(Read Only Memory)902
・RAM(Random Access Memory)903
・RAM903にロードされるプログラム904
・プログラム904を格納する記憶装置905
・記録媒体906の読み書きを行うドライブ装置907
・通信ネットワーク909と接続する通信インタフェース908
・データの入出力を行う入出力インタフェース910
・各構成要素を接続するバス911
各実施形態における点検支援装置(10、100、101)の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム904をCPU901が取得して実行することで実現される。点検支援装置(10、100、101)の各構成要素の機能を実現するプログラム904は、例えば、予め記憶装置905やROM902に格納されており、必要に応じてCPU901が読み出す。なお、プログラム904は、通信ネットワーク909を介してCPU901に供給されてもよいし、予め記録媒体906に格納されており、ドライブ装置907が当該プログラムを読み出してCPU901に供給してもよい。
点検支援装置(10、100、101)の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、点検支援装置(10、100、101)は、構成要素毎にそれぞれ別個の情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、点検支援装置(10、100、101)が備える複数の構成要素が、一つの情報処理装置900とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、点検支援装置(10、100、101)の各構成要素の一部又は全部は、その他の汎用または専用の回路、プロセッサ等やこれらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。
点検支援装置(10、100、101)の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
点検支援装置(10、100、101)の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
なお、上述した各実施の形態は、本開示の好適な実施の形態であり、上記各実施の形態にのみ本開示の範囲を限定するものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において当業者が上記各実施の形態の修正や代用を行い、種々の変更を施した形態を構築することが可能である。
1 ウェアラブルグラス
2 作業者
3 点検対象
4 ウェアラブルグラス
10 点検支援装置
11 画像データ取得部
12 表示制御部
13 記録制御部
14 表示部
100 点検支援装置
101 点検支援装置
110 画像データ取得部
120 表示制御部
130 記録制御部
140 受付部
150 点検対象情報取得部
160 表示部
170 記録部
180 点検対象情報記録部
190 点検対象情報取得部
200 入力装置

Claims (9)

  1. 点検対象が撮像されている画像データを取得する画像データ取得手段と、
    取得された前記画像データに基づいて認識された、前記点検対象の点検結果に関する情報を、前記点検対象を含む画像に重畳して表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記表示部に表示されている前記点検結果に関する情報と、前記点検対象の情報とを対応付けて記録する記録制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、再認識指示を受け付けた場合に、前記再認識指示を受け付ける前に前記点検結果に関する情報を認識する際に用いられた条件と、異なる条件を用いて、前記画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識し、
    前記表示制御手段は、前記再認識された点検結果と、前記再認識の前に認識された点検結果とが同じ場合に、前記画像データとは異なる画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識することを特徴とする点検支援装置。
  2. 取得された前記画像データに基づき、前記点検対象の情報を取得する点検対象情報取得手段を更に備える請求項1に記載の点検支援装置。
  3. 前記画像データ撮像時の位置情報に基づき、前記点検対象の情報を取得する点検対象情報取得手段を更に備える請求項1に記載の点検支援装置。
  4. 前記画像データ撮像時の時刻情報に基づき、前記点検対象の情報を取得する点検対象情報取得手段を更に備える請求項1に記載の点検支援装置。
  5. コンピュータが、
    点検対象が撮像されている画像データを取得し、
    取得された前記画像データに基づいて認識された、前記点検対象の点検結果に関する情報を、前記点検対象を含む画像に重畳して表示部に表示させ、
    表示されている前記点検結果に関する情報と、前記点検対象の情報とを対応付けて記録し、再認識指示を受け付けた場合に、前記再認識指示を受け付ける前に前記点検結果に関する情報を認識する際に用いられた条件と、異なる条件を用いて、前記画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識し、
    前記再認識された点検結果と、前記再認識の前に認識された点検結果とが同じ場合に、前記画像データとは異なる画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識する点検支援方法。
  6. 点検対象が撮像されている画像データを取得する取得処理と、
    取得された前記画像データに基づいて認識された、前記点検対象の点検結果に関する情報を、前記点検対象を含む画像に重畳して表示させる表示処理と、
    表示されている前記点検結果に関する情報と、前記点検対象の情報とを対応付けて記録する記録処理と、
    再認識指示を受け付けた場合に、前記再認識指示を受け付ける前に前記点検結果に関する情報を認識する際に用いられた条件と、異なる条件を用いて、前記画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識する再認識処理とをコンピュータに実行させ
    さらにコンピュータに、前記再認識処理において、前記再認識された点検結果と、前記再認識の前に認識された点検結果とが同じ場合に、前記画像データとは異なる画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識する処理を実行させるプログラム。
  7. 記録指示を受け付ける受付処理を更にコンピュータに実行させ、
    前記記録処理は、前記記録指示を受け付けた場合に、表示されている前記点検結果に関する情報と、前記点検対象の情報とを対応付けて記録する、
    請求項に記載のプログラム。
  8. 点検対象が撮像されている画像データを取得する画像データ取得手段と、
    取得された前記画像データに基づいて認識された、前記点検対象の点検結果に関する情報を、前記点検対象を含む画像に重畳して表示部に表示させる表示制御手段と、
    記録しないという指示を受け付けなかった場合に、前記表示部に表示されている前記点検結果に関する情報と、前記点検対象の情報とを対応付けて記録する記録制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、再認識指示を受け付けた場合に、前記再認識指示を受け付ける前に前記点検結果に関する情報を認識する際に用いられた条件と、異なる条件を用いて、前記画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識し、
    前記表示制御手段は、前記再認識された点検結果と、前記再認識の前に認識された点検結果とが同じ場合に、前記画像データとは異なる画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識することを特徴とする点検支援装置。
  9. 点検対象が撮像されている画像データを取得する画像データ取得手段と、
    取得された前記画像データに基づいて認識された、前記点検対象の点検結果に関する情報を、前記点検対象を含む画像に重畳して表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記表示部に表示されている前記点検結果に関する情報と、前記点検対象の情報とを対応付けて記録する記録制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、再認識指示を受け付けた場合に、前記再認識指示を受け付ける前に前記点検結果に関する情報を認識する際に用いられた条件と、異なる条件を用いて、前記画像データとは異なる画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識し、
    前記表示制御手段は、前記再認識された点検結果と、前記再認識の前に認識された点検結果とが同じ場合に、前記異なる画像データとはさらに異なる画像データに基づいて、前記点検結果に関する情報を再認識することを特徴とする点検支援装置。
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