JP6911622B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び画像処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び画像処理システム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び画像処理システムに関する。
取得要求を画像処理装置(被制御装置の一種)に送信することで、画像処理装置の状態を示す状態情報を画像処理装置から取得する情報処理装置が知られている。特許文献1には、画像処理装置の状態情報を非同期の双方向通信で取得する情報処理装置が記載されている。
この情報処理装置において、画像処理装置の状態が変更されると当該画像処理装置では状態情報が更新されるが、双方向通信が非同期で行われることから、状態情報が更新される前に情報処理装置による状態情報の取得が行われてしまう場合がある。
この場合、取得すべき状態情報とは異なる状態情報が情報処理装置に取得されてしまう不都合が生じ得る。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像処理装置と情報処理装置との双方向通信が非同期で行われても、取得すべき状態情報とは異なる状態情報が情報処理装置に取得されてしまう不都合を抑制することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、画像処理装置の状態を示す状態情報を取得する情報処理装置であって、前記画像処理装置から取得した前記状態情報と当該状態情報の識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記状態情報を要求する要求手段と、前記記憶手段に記憶された前記状態情報と前記識別情報とを、前記要求手段による要求に応じて通知する通知手段と、前記通知手段によって通知された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記状態情報を取得するか否かを判断する判断手段と、前記要求手段による要求に応じて前記識別情報を生成する識別情報生成手段と、前記画像処理装置から取得した前記状態情報に前記識別情報を付加した付加後状態情報を、前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備え、前記判断手段は、前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報と前記識別情報生成手段が生成した前記識別情報とが一致する場合、前記付加後状態情報に含まれる前記状態情報を取得すると判断することを特徴とする。

本発明によれば、被制御装置と情報処理装置との双方向通信が非同期で行われても、取得すべき状態情報とは異なる状態情報が情報処理装置に取得されてしまう不都合を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る印刷システムが有するコンピュータ装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係る印刷システムが有するプリンタのハードウェア構成図である。 本発明の第1実施形態に係るコンピュータ装置の機能ブロック図である。 非同期の双方向通信における比較例のシーケンスを説明する図である。 双方向通信を実行可能なユーザインタフェースの表示例を説明する図である。 双方向通信を実行可能なユーザインタフェースの他の表示例を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る機器情報の取得シーケンスを説明する図である。 リクエストIDの一例を説明する図である。 機器情報(レスポンスデータ)の一例を説明する図である。 取得した機器情報の表示例を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るコンピュータ装置の機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る機器情報の取得シーケンスを説明する図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
<印刷システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システム10の全体構成図である。図2は、本発明の一実施形態に係る印刷システム10が有するコンピュータ装置1のハードウェア構成図である。図3は、本発明の一実施形態に係る印刷システム10が有するプリンタ2のハードウェア構成図である。
図1に例示する印刷システム10は、情報処理システム(画像処理システム)の一種であり、コンピュータ装置1と、プリンタ2とを備えている。コンピュータ装置1とプリンタ2との間は、通信路3を介して双方向通信可能に接続されている。
コンピュータ装置1は、情報処理装置の一種であるとともに、プリンタ2の動作を制御する印刷制御装置の一種でもある。コンピュータ装置1は、通信路3を介して接続されているプリンタ2と双方向通信を行うことで、プリンタ2に印刷を実施させたり、プリンタ2の機器情報を取得したりする。
プリンタ2は、印刷装置(画像処理装置)の一種であるとともに、コンピュータ装置1に制御される被制御装置の一種である。本実施形態のプリンタ2は、インク滴を吐出することでカラー印刷が可能なインクジェットプリンタであり、印刷用紙をストックする用紙トレイ(記録媒体を保持する媒体保持部)を複数備えている。したがって、ストックされる記録用紙のサイズや紙質を用紙トレイ毎に設定できる。
プリンタ2の機器情報は、プリンタ2の状態を表す状態情報であり、例えばプリンタ2に装着されたオプションの情報、プリンタ2に装着されたメモリの容量、及び用紙トレイ毎の用紙サイズの情報を含む。
通信路3は、例えばUSB(Universal Serial Bus)通信ケーブル(有線)によって形成される情報の伝送路である。通信路3は、コンピュータ装置1からプリンタ2をUSB機器と認識でき、且つ、プリンタ2からもコンピュータ装置1をUSB機器と認識できれば、USB通信ケーブルに限られない。例えば、コンピュータ装置1とプリンタ2のそれぞれにUSB無線通信アダプタを接続し、コンピュータ装置1とプリンタ2との間で無線による双方向通信を行ってもよい。また、通信路3は、コンピュータ装置1からプリンタ2を認識でき、且つ、プリンタ2からもコンピュータ装置1を認識できれば、USB通信ケーブルに限られない。
図2に示すように、コンピュータ装置1は、一般的な情報処理端末と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係るコンピュータ装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、外部I/F(Interface)14、USBI/F(Universal Serial Bus Interface)15、入力制御部16、表示制御部17、及び記憶装置18を備えており、これらの各部がバスBを介して情報を送受信可能に接続されている。
CPU11は演算手段であり、コンピュータ装置1における全体の動作を制御する。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のコンピュータプログラム(以下プログラムと称する)が格納されている。RAM13は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU11が情報を処理する際の作業領域として用いられる。
外部I/F14には、光学ドライブ4が通信可能に接続されている。光学ドライブ4は、CD−ROM(Compact Disc Read only memory)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光学ディスク(記憶媒体の一種)に記憶された情報を読み出したり、光学ディスクに情報を書き込んだりする。USBI/F15には、プリンタ2が双方向通信可能に接続されている。入力制御部16には入力装置5が接続されている。入力装置5は、例えばキーボードやマウスであり、ユーザによる入力操作に応じた操作信号を出力する。入力制御部16は、入力装置5から出力された入力信号を受信する。
表示制御部17には表示装置6が接続されている。表示装置6は、各種の画像を表示する装置であり、例えば液晶ディスプレイである。表示装置6に表示された視覚的ユーザインタフェースにより、ユーザは、コンピュータ装置1の状態やプリンタ2の状態を確認することができる。表示制御部17は、表示装置6に表示させる画像に応じた表示信号を出力する。
記憶装置18は、ハードディスクドライブ装置等の情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム(以下、アプリケーションと称する)、プリンタドライバ、及びストアデバイスアプリ等の各種プログラムが格納されている。これらのプログラムは、光学ディスクに記録して提供されたり、サーバからネットワークを介してダウンロードされることによって配布されたりする。
なお、本実施形態におけるOSは、例えばMicrosoft(登録商標)のWindows(登録商標)である。また、記憶装置18に格納された各プログラムによって実現される機能については後述する。
図3に示すように、本実施形態に係るプリンタ2は、プリンタ2における全体の動作を制御するプリンタ側制御部21と、印刷用紙に対する画像の印刷を行う印刷機構22と、印刷機構22による印刷動作に連動して印刷用紙を搬送する用紙搬送機構23と、コンピュータ装置1(USBI/F15)と通信路3(USB通信ケーブル)を介して接続可能に構成され、プリンタ側制御部21と双方向通信可能に接続されたUSBI/F24とを備えている。
上述したように、本実施形態のプリンタ2はインクジェットプリンタである。したがって、印刷機構22は、例えば、インク色毎に形成されたノズル列を備えるインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドが取り付けられたキャリッジを印刷用紙の搬送方向(副走査方向)と直交(又は交差)する主走査方向に移動させるキャリッジ移動機構とを備えている。
用紙搬送機構23は、用紙トレイにストックされた印刷用紙を1枚ずつ取り出し、インクジェットヘッドの主走査方向への移動が行われた後、次の主走査方向への移動が開始されるまでの間に印刷用紙を副走査方向に所定距離搬送する。
プリンタ側制御部21は、USBI/F24を介して取得したコンピュータ装置1からの各種情報にしたがって印刷機構22や用紙搬送機構23を制御し、印刷用紙の表面に画像を印刷させる。
また、プリンタ側制御部21は、プリンタ2の機器情報の取得要求をコンピュータ装置1から受信した場合、プリンタ2の機器情報を取得要求に対するレスポンスデータとして送信する。例えば、プリンタ2に装着されたオプションの情報、プリンタ2に装着されたメモリの容量、及び用紙トレイ毎の用紙サイズ情報を含む機器情報をレスポンスデータとして送信する。
図4は、本発明の第1実施形態に係るコンピュータ装置1の機能ブロック図である。詳しくは、図4の機能ブロック図は、記憶装置18に記憶された各種のプログラムをコンピュータ装置1のCPU11が読み出し、RAM13に展開して実行することにより実現される。
コンピュータ装置1ではOS31が動作し、OS31の上でアプリケーション32、プリンタドライバ33、及びストアデバイスアプリ34が動作している。また、コンピュータ装置1には、アクセス可能領域35が設定されているとともに、スプーラ36、及び双方向スクリプト37(USB Bidi Java(登録商標)script)が動作している。
アプリケーション32は、例えば文書作成ソフトや表計算ソフト等であり、作業結果をプリンタ2によって印刷用紙に印刷させることができる。プリンタドライバ33は、コンピュータ装置1に接続された周辺機器を制御するためのドライバソフトウェアの一種である。すなわち、プリンタドライバ33は、プリンタ2を制御するためのプログラムであり、例えばV4プリンタドライバである。詳細は後述するが、ユーザの入力操作によってプリンタドライバ33のデバイスプロパティ画面が開かれた場合、プリンタドライバ33は、プリンタ2の機器情報の取得を要求する双方向リクエスト(取得要求)をスプーラ36に送信する。また、プリンタドライバ33は、双方向リクエストを送信するごとに、送信する双方向リクエストを識別するためのリクエストID(取得要求を識別する識別情報)を生成し、アクセス可能領域35に記憶させる。このリクエストIDは、双方向リクエストに基づいてプリンタ2から取得される機器情報について、この機器情報を識別する識別情報としても機能する。さらに、プリンタドライバ33は、双方向リクエストを送信した後、予め定められた時間が経過した場合に、スプーラ36に記憶されたRQID付レスポンスデータ(付加後状態情報)を取得する。
ストアデバイスアプリ34は、プリンタドライバ33と連携してプリンタ2の状態表示、印刷ジョブの管理、及びプリンタ2のメンテナンスを実行するためのプログラムである。アクセス可能領域35は、プリンタドライバ33や双方向スクリプト37などがアクセス可能な記憶領域として設定される。アクセス可能領域35については後で詳しく説明する。
スプーラ36は、OS31において印刷機能を管理するソフトウェアモジュール(以下、モジュールと称する)であり、プリンタドライバ33と非同期で双方向通信を行う。プリンタドライバ33から双方向リクエストを受信すると、スプーラ36は、プリンタ2との双方向通信を行うため、双方向スクリプト37を呼び出す。また、スプーラ36には、RQID付レスポンスデータなどのデータを一時的に記憶するキャッシュ36aが設けられている。
双方向スクリプト37は、スプーラ36から呼び出されるスクリプトプログラムであり、プリンタ2と双方向の同期通信を行う。例えば、スプーラ36から双方向リクエストを受信すると、双方向スクリプト37は、プリンタ2に双方向リクエストを送信した後、プリンタ2からのレスポンスデータ(機器情報)を取得する。双方向スクリプト37は、アクセス可能領域35に記憶されたリクエストIDを読み出し可能であるととともに、レスポンスデータにリクエストIDを付加(追加)してRQID付レスポンスデータを生成可能である。加えて、双方向スクリプト37は、生成したRQID付レスポンスデータをスプーラ36のキャッシュ36aに記憶させることができる。
プリンタドライバ33について説明する。プリンタドライバ33は、UI(User Interface)部33a、禁則スクリプト部33d、及び描画部33eを備えている。
UI部33aは、UI表示部33b、及び双方向通信部33cをモジュールとして備えている。UI表示部33bは、表示装置6にUI画面を表示させるとともに、ユーザによる入力操作を受け付ける。受け付けた入力操作がプリンタ2との双方向通信を必要とする場合、UI表示部33bは、プリンタ2との双方向通信が必要である旨を双方向通信部33cへ伝える。例えば、ユーザが入力装置5を操作し、プリンタドライバ33のデバイスプロパティ画面を開いた場合、UI表示部33bは機器情報を取得するための要求を双方向通信部33cに出力する。
当該要求を受けて、双方向通信部33cは、プリンタ2との双方向通信を行うため双方向リクエスト(取得要求)を送信し、プリンタ2から機器情報(レスポンスデータ)を取得する。双方向通信部33cは、例えば、プリンタドライバ33のデバイスプロパティ画面を開く操作が行われた場合、双方向リクエストをスプーラ36に送信する。また、双方向通信部33cは、双方向リクエストの送信から予め定められた時間の経過後、スプーラ36のキャッシュ36aに記憶されたRQID付レスポンスデータを取得する。双方向通信部33cは、取得したRQID付レスポンスデータに含まれる機器情報を、UI表示部33bと連携してUI画面に表示させる。
禁則スクリプト部33dは、印刷処理における各種の禁則設定を制御するスクリプトプログラムである。描画部33eは、印刷対象の画像データを受け付け、印刷の設定に従って描画処理を行うモジュールである。描画部33eによって、プリンタ2が解釈可能な印刷命令が生成される。
アクセス可能領域35について説明する。本実施形態のアクセス可能領域35は、プリンタドライバ33がV4プリンタドライバであることから、記憶領域としてドライバプロパティバッグ35a、キュープロパティバッグ35b、ユーザプロパティバッグ35c、及び独自領域35dを備えている。このように、アクセス可能領域35は複数の記憶領域を備えているが、アクセスできる権限はモジュールごとに異なっている。
ドライバプロパティバッグ35aは、プリンタドライバ33による情報の読み出しのみが可能な記憶領域であり、ドライバ単位で割り当てられる。ドライバプロパティバッグ35aには、プリンタドライバ33の構成ファイルを格納することができる。構成ファイルは、ドライバプロパティバッグ35aへの格納前に予め決定されている。
キュープロパティバッグ35bは、プリンタドライバ33による情報の読み出しと書き込み(書き込みは権限に依存する)の双方が可能な記憶領域であり、プリンタアイコン(論理プリンタ)単位で割り当てられる。キュープロパティバッグ35bには、プリンタアイコンごとの情報を格納することができる。また、キュープロパティバッグ35bに記憶された情報には、双方向スクリプト37などの他のモジュールからアクセスすることができる。
ユーザプロパティバッグ35cは、プリンタドライバ33による情報の読み出しと書き込みの双方が可能な記憶領域であり、プリンタアイコン単位且つユーザ単位で割り当てられる。このため、ユーザプロパティバッグ35cには、プリンタアイコンごとに複数のユーザの情報を格納することができる。そして、プリンタドライバ33は、他ユーザの情報にはアクセスできない。
独自領域35dは、独自に決められたフォーマットの情報を格納することができる記憶領域である。
<非同期の双方向通信における比較例のシーケンスについて>
ここで、プリンタドライバ33による非同期の双方向通信について、一般的なV4プリンタドライバによる比較例のシーケンスを説明する。図5は、非同期の双方向通信における比較例のシーケンスを説明する図である。
図5に示すように、比較例のシーケンスでは、プリンタドライバ33のデバイスプロパティ画面を開く操作をユーザが行うと(S1)、プリンタドライバ33は、プリンタ2の機器情報の取得を要求する双方向リクエストをOS31に送信する(S2)。
デバイスプロパティ画面を開く操作としては、例えば、図6に示すドライバ印刷設定画面101が表示装置6に表示された状態でユーザが入力装置5を操作し、プリンタプロパティの開操作ボタン(Printer Propertiesボタン)101aを選択して実行させる操作が挙げられる。ドライバ印刷設定画面101は、例えば印刷実行時に印刷設定を変えるため、ユーザがプリンタドライバ33の印刷設定画面を開く操作を行った時に、UI表示部33bが表示装置6に表示する。
デバイスプロパティ画面を開く他の操作としては、例えば、図7に示すように、プリンタアイコンの一覧画面102から設定対象プリンタのメニュー画面102aを開いた状態で、ドライバプロパティの開操作ボタン(V4 Generic Driver Propertiesボタン)102bを選択して実行させる操作が挙げられる。メニュー画面102aは、例えばプリンタ2における標準の印刷設定を変える場合に、UI表示部33bが表示装置6に表示する。
プリンタドライバ33とOS31との間では非同期通信が行われていることから、図5に示すように、プリンタドライバ33は、双方向リクエストをOS31に送信すると双方向リクエストに対応するOS31からのレスポンスデータの受信を待たずに解放される。
OS31は、プリンタドライバ33から双方向リクエストを受信すると、プリンタ2に対して双方向リクエストを送信する(S3)。OS31とプリンタ2との間では同期通信が行われていることから、OS31は双方向リクエストを送信した後、プリンタ2からのレスポンスデータを待つ。プリンタ2は、OS31から双方向リクエストを受信すると、機器情報を双方向リクエストに対するレスポンスデータとしてOS31に送信する(S4)。OS31は、プリンタ2からのレスポンスデータ(機器情報)を受信したことに伴い、受信したレスポンスデータを記憶する。
プリンタドライバ33は、OS31への双方向リクエストの送信後、予め定められた時間が経過したことを条件に、OS31からレスポンスデータを取得する(S5)。プリンタドライバ33は、取得したレスポンスデータ(機器情報)をUI画面に表示させる(S6)。
以上の比較例において、プリンタ2からのレスポンスデータをOS31が受信するよりも前に、プリンタドライバ33がOS31からレスポンスデータを取得してしまった場合には、レスポンスデータが取得できなかったり、OS31に一時記憶された古いレスポンスデータを誤って取得してしまったりする不都合が生じ得る。
本実施形態では、このような不都合を抑制するため、リクエストID(識別情報)を用いて夫々の双方向リクエスト(識別情報)を識別し、リクエストIDに基づいてプリンタ2の機器情報を取得するか否かを判断する構成を採っている。
図4に示すように、プリンタドライバ33が備える双方向通信部33cは、双方向リクエストを送信するごとに、アクセス可能領域35(キュープロパティバッグ35b)にリクエストIDを書き込む。スプーラ36に呼び出された双方向スクリプト37は、プリンタ2からレスポンスデータを受信した場合、アクセス可能領域35からリクエストIDを読み込むとともに、読み込んだリクエストIDをレスポンスデータに付加し、RQID付レスポンスデータを生成する。そして、RQID付レスポンスデータをスプーラ36のキャッシュ36aに記憶させる。キャッシュ36aに記憶されたRQID付レスポンスデータは、双方向通信部33cによる取得要求に応じて、双方向通信部33cに取得(通知)される。双方向通信部33cは、アクセス可能領域35に書き込んだリクエストIDとキャッシュ36aに記憶されたRQID付レスポンスデータのリクエストIDとを比較し、両リクエストIDが同じであれば双方向リクエストに対するレスポンスデータ(機器情報)が得られたと判断し、RQID付レスポンスデータからレスポンスデータを取得する。一方、両リクエストIDが異なっていれば、双方向リクエストに対するレスポンスデータは得られていないと判断し、RQID付レスポンスデータからレスポンスデータを取得しない。
以下、プリンタ2の機器情報の取得について詳細に説明する。
<第1実施形態における機器情報の取得シーケンス>
図8は、本発明の第1実施形態に係る機器情報の取得シーケンスを説明する図である。上述したように、UI表示部33b及び双方向通信部33cは、プリンタドライバ33が備えるモジュールである。アクセス可能領域35は、双方向通信部33cや双方向スクリプト37から情報の書き込みや読み出しが可能な記憶領域である。スプーラ36はOS31のモジュールであり、双方向スクリプト37はスプーラ36によって呼び出されるスクリプトである。
図8に示すように、ユーザが入力装置5を操作し、プリンタドライバ33のデバイスプロパティ画面を開く操作を行うと、UI表示部33bは、機器情報を取得するための要求を双方向通信部33cに出力する(S11)。デバイスプロパティ画面を開く操作としては、例えば、図6で説明したプリンタプロパティの開操作ボタン101aの実行操作、及び図7で説明したドライバプロパティの開操作ボタン102bの実行操作が挙げられる。
当該要求に応じて、双方向通信部33cはリクエストIDを生成する(S12)。リクエストIDは、双方向リクエストやプリンタ2からの機器情報を一意に識別する識別情報に相当し、UI表示部33bから機器情報を取得するための要求が出力されるごとに生成される。リクエストIDは、双方向通信部33cが生成する不規則な値であり、疑似乱数生成アルゴリズムにより生成される乱数や、双方向通信部33cが双方向リクエスト(取得要求)を取得した日時の情報等に基づいて生成される不規則な値等である。図9には、生成されたリクエストIDの例として「98573409857」という11桁の不規則な数値が記載されている。リクエストIDの値は、一意な値を取ることができればよいので、数値に限らず文字や記号も使用できる。また、不規則な数値等に限らず、双方向リクエストを受信する度にインクリメント(+1)されるカウントアップ値としてもよい。双方向通信部33cは、リクエストIDの値については機器情報の取得要求が出力される毎に生成するが、同じ値のリクエストIDを連続して生成しない。
双方向通信部33cは、生成したリクエストIDをアクセス可能領域35(詳しくはキュープロパティバッグ35b)に記憶する(S13)。リクエストIDをアクセス可能領域35に記憶させる理由は、リクエストIDをスプーラ36に対して直接送信することができないためである。双方向通信部33cは、アクセス可能領域35にリクエストIDを記憶させる場合、図9のようにキーと値のペアを指定する(キーと値のペアを指定することが書き込み命令に相当する)。これにより、アクセス可能領域35におけるキーが指定する領域に、リクエストIDの値が記憶される。アクセス可能領域35にリクエストIDを記憶させる場合、キーが固定であることから、リクエストIDの値がその都度上書きされることになる。その結果、アクセス可能領域35には、最新のリクエストIDが記憶される。
リクエストIDを記憶させた後、双方向通信部33cは、双方向リクエストをスプーラ36に送信する(S14)。スプーラ36側の処理は双方向通信部33cの処理とは非同期で行われるため、双方向通信部33cは双方向リクエストに対応するレスポンスデータ(機器情報)を取得するまで処理を待たされることはなく、双方向リクエストの送信後に解放される。
なお、本実施形態において、双方向通信部33cは、リクエストIDを記憶させた後に双方向リクエストを送信しているが、双方向リクエストの送信と略同時であれば、双方向リクエストの送信後にリクエストIDを記憶させてもよい。
双方向通信部33cからの双方向リクエストを受信したスプーラ36は、受信した双方向リクエストを双方向スクリプト37に送信する(S21)。スプーラ36からの双方向リクエストを受信した双方向スクリプト37は、プリンタ2に双方向リクエストを送信する(S22)。双方向スクリプト37とプリンタ2との間では同期通信が行われている。したがって、双方向スクリプト37は、プリンタ2に双方向リクエストを送信した後、プリンタ2からレスポンスデータを取得する(S23)。すなわち、プリンタ2は、双方向リクエストを受信した後、双方向スクリプト37からの機器情報の取得要求に対して、機器情報をレスポンスデータとして送信する(S23)。
プリンタ2は、例えば、図10に示す機器情報をレスポンスデータとして送信する。図10の例では、プリンタ2のオプションとして「両面印刷ユニット(DuplexUnit)」及び「ハードディスクドライブ装置」が装着され、プリンタ2に装着された「メモリの容量が256MB」であり、「用紙トレイ1の用紙サイズがA4」であり、「手差しトレイの用紙サイズがA5」であることが表されている。
プリンタ2からのレスポンスデータ(機器情報)を受信した双方向スクリプト37は、アクセス可能領域35(キュープロパティバッグ35b)からリクエストIDを読み取る(S24)。リクエストIDをアクセス可能領域35から読み取る理由は、上述したようにリクエストIDを双方向通信部33cから直接受信できないためである。双方向スクリプト37は、アクセス可能領域35からリクエストIDを読み取る場合、キー(図9の「BidiRequestID」)のみを指定する(キーのみを指定することが読み出し命令に相当する)。したがって、キーに保存されているリクエストIDの値が読み取られる。
双方向スクリプト37は、プリンタ2から受信したレスポンスデータに、アクセス可能領域35から読み込んだリクエストIDの値を追加(付加)することでRQID付レスポンスデータを生成し(S25)、RQID付レスポンスデータをスプーラ36に送信する(S26)。スプーラ36は、受信したRQID付レスポンスデータをキャッシュ36aに記憶する(S26)。
双方向リクエストをスプーラ36に送信した後、双方向通信部33cは、予め定められた所定時間待機する(S31)。待機時間は、スプーラ36がRQID付レスポンスデータを記憶するまでに通常必要な一定時間に定められる。
一定時間待機した後、双方向通信部33cは、スプーラ36に対してRQID付レスポンスデータの取得要求を行う(S32)。スプーラ36から取得(通知)されるRQID付レスポンスデータは、ステップS32の取得要求を行った時点でスプーラ36のキャッシュ36aに記憶されているRQID付レスポンスデータである。
したがって、ステップS32の取得要求を行った時点で、ステップS21〜S26の処理が終了していた場合、スプーラ36から取得されるRQID付レスポンスデータは最新の機器情報を反映したデータとなる。一方、ステップS32の取得要求を行った時点で、ステップS21〜S26の処理が終了していなかった場合、スプーラ36から取得されるRQID付レスポンスデータは最新の機器情報を反映していない古いデータとなる。
双方向通信部33cは、アクセス可能領域35に記憶したリクエストIDとRQID付レスポンスデータに含まれるリクエストIDとを比較する(S33)。両リクエストIDが同じ値の場合、双方向通信部33cは、ステップS14で送信した双方向リクエストに対応するRQID付レスポンスデータが返ってきたと判断する。この場合、双方向通信部33cは、キャッシュ36aに記憶されたRQID付レスポンスデータに含まれるレスポンスデータを取得すると判断する。一方、両リクエストIDが異なる値の場合、双方向通信部33cは、スプーラ36から取得したRQID付レスポンスデータは、古いデータであったと判断する。言い換えれば、双方向通信部33cは、スプーラ36がプリンタ2から機器情報を取得する処理を完了していないと判断する。この場合、双方向通信部33cは、キャッシュ36aに記憶されたRQID付レスポンスデータに含まれるレスポンスデータを取得しないと判断する。
したがって、両リクエストIDが同じ値の場合、双方向通信部33cは、RQID付レスポンスデータからレスポンスデータ(機器情報)を取得し、取得した機器情報をUI表示部33bに表示させる(S41)。UI表示部33bは、例えば図11に示す表示画面103を表示装置6に表示させる。表示画面103には、オプションとして「両面印刷ユニット」及び「ハードディスクドライブ装置」が装着され、装着された「メモリの容量が256MB」であり、「用紙トレイ1の用紙サイズがA4」であり、「手差しトレイの用紙サイズがA5」であることが示されている。
一方、両リクエストIDが異なる値の場合、双方向通信部33cは、RQID付レスポンスデータからレスポンスデータを取得せず、再度一定時間待機(S34)した後、スプーラ36に対してRQID付レスポンスデータの取得要求を行う(S35)。これにより、スプーラ36からRQID付レスポンスデータが取得(通知)される。双方向通信部33cは、アクセス可能領域35に記憶したリクエストIDとRQID付レスポンスデータに含まれるリクエストIDとを比較する(S36)。両リクエストIDが同じ値の場合、双方向通信部33cは、RQID付レスポンスデータからレスポンスデータ(機器情報)を取得し、取得した機器情報をUI表示部33bに表示させる(S41´)。一方、両リクエストIDが異なる値の場合、RQID付レスポンスデータからレスポンスデータを取得せず、上述したステップS34〜S36の処理を繰り返し行う。
以上の説明から明らかなように、第1実施形態の印刷システム10では、プリンタドライバ33の双方向通信部33cが、双方向リクエストを送る際にアクセス可能領域35にリクエストIDを書き込んでおり、双方向スクリプト37が、アクセス可能領域35に書き込まれたリクエストIDを読み込んで、RQID付レスポンスデータとしてスプーラ36のキャッシュ36aに記憶させている。
双方向通信部33cは、RQID付レスポンスデータに含まれるリクエストIDに基づいて、キャッシュ36aに記憶されたRQID付レスポンスデータに含まれるレスポンスデータ(機器情報)を取得するか否かを判断する。すなわち、双方向通信部33cは、生成したリクエストIDとRQID付レスポンスデータに含まれるリクエストIDとを比較し、両リクエストIDが同じ値であれば、直近の双方向リクエストに対するレスポンスデータと判断し、当該RQID付レスポンスデータに含まれるレスポンスデータを取得する。
その結果、同期通信のように双方向リクエストに対するレスポンスが得られ、プリンタ2とコンピュータ装置1との双方向通信が非同期で行われても、取得すべき機器情報とは異なる機器情報がコンピュータ装置1に取得されてしまう不都合を抑制できる。
<第2実施形態について>
第1実施形態の印刷システム10では、デバイスプロパティ画面の開操作に応じて双方向通信部33cが生成したリクエストIDを用いていたが、この構成に限定されない。例えば、プリンタ2からのレスポンスデータ(機器情報)の受信に応じて双方向スクリプト37が生成したレスポンスID(機器情報を識別する識別情報)を用いてもよい。
以下、レスポンスIDを用いた第2実施形態の印刷システムについて説明する。以下の説明において、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付して説明を適宜省略し、相違点を中心に説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る印刷システム10Aの機能ブロック図である。図12に示すように、第2実施形態の印刷システム10Aは、コンピュータ装置1とプリンタ2とを備える。印刷システム10Aは、第1実施形態の印刷システム10とは、アクセス可能領域35を省略した点、及び双方向通信部33fの構成が異なる。
コンピュータ装置1の各機能ブロックは、記憶装置18に記憶された各種のプログラムをコンピュータ装置1のCPU11が読み出し、RAM13に展開して実行することにより実現される。
コンピュータ装置1ではOS31が動作し、OS31の上でアプリケーション32、プリンタドライバ33、ストアデバイスアプリ34、スプーラ36、及び双方向スクリプト37が動作している。
プリンタドライバ33は、例えばV4プリンタドライバであり、UI部33a、禁則スクリプト部33d、及び描画部33eを備える。UI部33aは、UI表示部33b、及び双方向通信部33fをモジュールとして備える。
双方向通信部33fは、スプーラ36に双方向リクエスト(機器情報の取得要求)を送信する双方向リクエスト送信部33gと、スプーラ36からRSID付レスポンスデータ(後述)などを取得する双方向レスポンス取得部33hと、レスポンスIDなどを記憶するレスポンスID記憶部33iとを備える。
詳細は後述するが、第2実施形態において双方向スクリプト37は、プリンタ2からレスポンスデータを受信する度にレスポンスIDを生成し、レスポンスデータにレスポンスIDを付加することでRSID付レスポンスデータを生成する。双方向スクリプト37は、生成したRSID付レスポンスデータをスプーラ36のキャッシュ36aに記憶させる。
双方向リクエスト送信部33gは、UI表示部33bから機器情報の取得要求を受け付けると、スプーラ36に双方向リクエストを送信する。スプーラ36は、双方向リクエストの受信に伴って、キャッシュ36aの記憶内容をキャッシュデータとして直ちに返信する。この時、キャッシュ36aにRSID付レスポンスデータが記憶されていれば、キャッシュデータとしてRSID付レスポンスデータが返信される。一方、キャッシュ36aにRSID付レスポンスデータが記憶されていなければ(プリンタ2との間で初回の双方向通信が行われる前であれば)、キャッシュデータとして空データ(例えばnullデータ)が返信される。
双方向レスポンス取得部33hは、スプーラ36がRSID付レスポンスデータを返信した場合、RSID付レスポンスデータに含まれるレスポンスIDをレスポンスID記憶部33iに記憶させる。なお、スプーラ36が空データを返信した場合、双方向レスポンス取得部33hは、空データをレスポンスID記憶部33iに記憶させる。
双方向レスポンス取得部33hは、キャッシュデータの受信から予め定められた所定時間待機した後にスプーラ36からRSID付レスポンスデータを取得し、RSID付レスポンスデータに含まれるレスポンスIDとレスポンスID記憶部33iのレスポンスIDと比較する。
両レスポンスIDが不一致であった場合、双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスデータが更新されたと判断する。双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスデータが更新された場合にRSID付レスポンスデータからレスポンスデータを取得する。なお、双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスID記憶部33iに空データが記憶された状態でRSID付レスポンスデータを受信した場合も、レスポンスデータが更新されたと判断する。
RSID付レスポンスデータに含まれるレスポンスIDとレスポンスID記憶部33iのレスポンスIDが一致している場合、双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスデータが更新されていないと判断する。この場合、双方向レスポンス取得部33hは、RSID付レスポンスデータからレスポンスデータを取得しない。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、同期通信のように双方向リクエストに対するレスポンスが得られ、プリンタ2とコンピュータ装置1との双方向通信が非同期で行われても、取得すべき機器情報とは異なる機器情報がコンピュータ装置1に取得されてしまう不都合を抑制できる。
さらに、この第2実施形態では、第1実施形態で説明したキュープロパティバッグ35bに対するアクセス権限がないユーザであっても、双方向通信を実現することができる。
以下、第2実施形態におけるプリンタ2の機器情報の取得について詳細に説明する。
<第2実施形態における機器情報の取得シーケンス>
図13は、本発明の第2実施形態に係る機器情報の取得シーケンスを説明する図である。UI表示部33b、双方向リクエスト送信部33g、及び双方向レスポンス取得部33hは、プリンタドライバ33が備えるモジュールである。レスポンスID記憶部33iは、双方向通信部33fの記憶領域として設定される。スプーラ36はOS31のモジュールであり、双方向スクリプト37はスプーラ36によって呼び出されるスクリプトである。
図13に示すように、ユーザが入力装置5を操作し、プリンタドライバ33のデバイスプロパティ画面を開く操作を行うと、UI表示部33bは、機器情報を取得するための要求を双方向通信部33cに出力する(S51)。デバイスプロパティ画面を開く操作としては、例えば、図6で説明したプリンタプロパティの開操作ボタン101aの実行操作、及び図7で説明したドライバプロパティの開操作ボタン102bの実行操作が挙げられる。
当該要求に応じて、双方向リクエスト送信部33gは、双方向リクエストをスプーラ36に送信する(S52)。スプーラ36は、双方向リクエストを受信すると、キャッシュデータ(キャッシュ36aに記憶されたRSID付レスポンスデータ)を返信する。双方向レスポンス取得部33hは、RSID付レスポンスデータからレスポンスIDを取得し(S53)、レスポンスID記憶部33iに記憶させる(S54)。なお、キャッシュデータが空データであった場合、双方向レスポンス取得部33hは、キャッシュデータに基づいて空データを取得し、レスポンスID記憶部33iに記憶させる(後述するステップS72、S92において同じ)。
双方向リクエスト送信部33gからの双方向リクエストを受信したスプーラ36は、受信した双方向リクエストを双方向スクリプト37に送信する(S61)。スプーラ36からの双方向リクエストを受信した双方向スクリプト37は、プリンタ2に双方向リクエストを送信する(S62)。双方向スクリプト37とプリンタ2との間では同期通信が行われている。したがって、双方向スクリプト37は、プリンタ2に双方向リクエストを送信した後、プリンタ2からレスポンスデータを取得する(S63)。すなわち、プリンタ2は、双方向リクエストを受信した後、双方向スクリプト37からの機器情報の取得要求に対して、機器情報をレスポンスデータとして送信する(S63)。
双方向スクリプト37は、プリンタ2からレスポンスデータを取得すると、レスポンスIDを生成する(S64)。レスポンスIDは、プリンタ2から取得したレスポンスデータ(機器情報)を一意に識別する識別情報に相当する。レスポンスIDは、双方向スクリプト37が生成する不規則な値であり、疑似乱数生成アルゴリズムにより生成される乱数や、双方向スクリプト37がレスポンスデータを取得した日時の情報等に基づいて生成される不規則な値等である。レスポンスIDの値は、一意な値を取ることができればよいので、数値に限らず文字や記号も使用できる。また、不規則な数値等に限らず、レスポンスデータを取得する度にインクリメント(+1)されるカウントアップ値としてもよい。双方向スクリプト37は、レスポンスデータを取得する毎にレスポンスIDを生成するが、同じ値のレスポンスIDを連続して生成しない。
双方向スクリプト37は、生成したレスポンスIDをレスポンスデータに追加(付加)することでRSID付レスポンスデータを生成する(S65)。双方向スクリプト37は、RSID付レスポンスデータをスプーラ36のキャッシュ36aに記憶させる(S66)。
双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスIDをレスポンスID記憶部33iに記憶させた後(S54)、予め定められた所定時間待機する(S71)。待機時間は、スプーラ36のキャッシュ36aに新たなRSID付レスポンスデータが記憶されるまでに通常必要な一定時間に定められる。
一定時間待機した後、双方向レスポンス取得部33hは、スプーラ36に対してRSID付レスポンスデータの取得要求を行う(S72)。この取得要求に応じてスプーラ36からRSID付レスポンスデータが送信(通知)される。
ステップS72の取得要求を行った時点でステップS61〜S66の処理が終了していた場合、スプーラ36のキャッシュ36aには、最新のRSID付レスポンスデータが記憶される。この場合、スプーラ36からは最新のRSID付レスポンスデータが送信される。一方、ステップS72の取得要求を行った時点でステップS61〜S66の処理が終了していなかった場合、キャッシュ36aには、ステップS52で取得したRSID付レスポンスデータが記憶されている。したがって、スプーラ36から送信されるRSID付レスポンスデータは、前回から変更されない。
双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスID記憶部33iに記憶されたレスポンスIDを読み取り(S73)、ステップS72で取得したRSID付レスポンスデータに含まれるレスポンスIDと比較する(S74)。
比較したレスポンスIDが相違した場合、双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスデータが更新されたと判断する。言い換えれば、双方向レスポンス取得部33hは、キャッシュ36aに記憶されたRSID付レスポンスデータに含まれるレスポンスデータを取得すると判断する。この場合、双方向レスポンス取得部33hは、RSID付レスポンスデータからレスポンスデータ(機器情報)を取得し、取得した機器情報をUI表示部33bに表示させる(S81)。UI表示部33bは、例えば図11で説明した表示画面103を表示装置6に表示させる。
一方、比較したレスポンスIDが同じ場合、双方向レスポンス取得部33hは、RSID付レスポンスデータに含まれるレスポンスデータを取得しないと判断する。この場合、双方向レスポンス取得部33hは、予め定められた所定時間待機する(S91)。
所定時間待機した後、双方向レスポンス取得部33hは、スプーラ36に対してRSID付レスポンスデータの取得要求を行う(S92)。この取得要求に応じてスプーラ36からRSID付レスポンスデータが送信(通知)される。双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスID記憶部33iに記憶されたレスポンスIDを読み取り(S93)、ステップS92で取得したRSID付レスポンスデータに含まれるレスポンスIDと比較する(S94)。
比較したレスポンスIDが相違した場合、双方向レスポンス取得部33hは、レスポンスデータが更新されたとして、RSID付レスポンスデータからレスポンスデータ(機器情報)を取得し、取得した機器情報をUI表示部33bに表示させる(S81´)。一方、比較したデータが同じ場合、双方向レスポンス取得部33hは、上述したステップS91〜S94の処理を繰り返し行う。
以上の説明から明らかなように、第2実施形態の印刷システム10Aでは、双方向スクリプト37が、プリンタ2からレスポンスデータ(機器情報)を取得した場合にレスポンスIDを生成するとともに、RSID付レスポンスデータを生成する。さらに、双方向スクリプト37は、RSID付レスポンスデータをスプーラ36のキャッシュ36aに記憶させる。双方向レスポンス取得部33hは、キャッシュデータをキャッシュ36aから取得し、RSID付レスポンスデータに含まれるレスポンスIDをレスポンスID記憶部33iに記憶させる。さらに、双方向レスポンス取得部33hは、キャッシュ36aから新たに取得したRSID付レスポンスデータのレスポンスIDとレスポンスID記憶部33iのレスポンスIDとを比較し、レスポンスID記憶部33iに記憶されたレスポンスIDとRSID付レスポンスデータのレスポンスIDが不一致の場合、レスポンスデータが更新されたと判断して、RSID付レスポンスデータのレスポンスデータを取得する。
その結果、同期通信のように双方向リクエストに対するレスポンスが得られ、プリンタ2とコンピュータ装置1との双方向通信が非同期で行われても、取得すべき機器情報とは異なる機器情報がコンピュータ装置1に取得されてしまう不都合を抑制できる。
さらに、この第2実施形態では、第1実施形態のキュープロパティバッグ35bに対するアクセス権限がないユーザであっても、双方向通信を実現することができる。
<変形例について>
上述の第1実施形態において、双方向通信部33cは、ステップS33の処理で、アクセス可能領域35に記憶したリクエストIDとRQID付レスポンスデータに含まれるリクエストIDとを比較していたが、この構成に限定されない。例えば、ステップS12の処理で生成したリクエストIDを双方向通信部33cが備えるキャッシュに記憶させ、ステップS33の処理では双方向通信部33cのキャッシュに記憶したリクエストIDとRQID付レスポンスデータに含まれるリクエストIDとを比較してもよい。
上述の第2実施形態において、レスポンスIDは一時的なデータとしてスプーラ36のキャッシュ36a(=揮発性の記憶手段)に記憶されていたが、この構成に限定されない。例えば、双方向スクリプト37は、レスポンスIDを不揮発性の記憶手段にデータファイルとして記憶させてもよい。レスポンスIDをデータファイルで不揮発性の記憶手段に記憶させた場合、ステップS51から開始される一連の処理が終了してもレスポンスIDを保持できるので、例えば、ステップS74の比較処理やステップS94の比較処理の後に、レスポンスIDを記憶させてもよい。
上述の第1実施形態において、リクエストIDは、アクセス可能領域35が備えるキュープロパティバッグ35bに記憶されるが、双方向通信部33cからの読み出しと書き込みが許容され、双方向スクリプト37からの読み出しが許容される記憶領域であれば、キュープロパティバッグ35b以外の記憶領域を用いてもよい。
上述の各実施形態では、プリンタ2として、インクジェットプリンタを例に挙げて説明したが、プリンタ2の種類はインクジェットプリンタに限定されない。例えば、電子写真方式のプリンタであってよい。
上述の各実施形態では、コンピュータ装置1に接続される周辺機器として、プリンタ2を例示したが、周辺機器はプリンタ2に限定されない。例えば、複合機、コピー機、スキャナ、デジタルスチルカメラ、プロジェクタ、及び電子黒板など、画像形成に係る処理を行う装置を挙げることができる。
上述の各実施形態では、コンピュータ装置1(情報処理装置)とプリンタ2(画像処理装置)とを備える印刷システム10、10Aを例示したが、本発明の適用対象は印刷システム10、10Aに限られない。例えば、画像処理に係る処理を行う画像処理システムに適用できる。
[本発明の実施態様例と作用、効果のまとめ]
<第一の実施態様>
本態様に係る情報処理装置[コンピュータ装置1]は、画像処理装置[プリンタ2]の状態を示す状態情報[機器情報]を取得するものであり、画像処理装置から取得した状態情報と当該状態情報の識別情報[リクエストID、レスポンスID]とを対応付けて記憶する記憶手段[スプーラ36のキャッシュ36a]と、状態情報を要求する要求手段[UI表示部33b(S11、S51)]と、記憶手段に記憶された状態情報と識別情報とを、要求手段による要求に応じて通知する通知手段[双方向通信部33c(S32、S35)、双方向レスポンス取得部33h(S72、S92)]と、通知手段によって通知された識別情報に基づいて、記憶手段に記憶された状態情報を取得するか否かを判断する判断手段[双方向通信部33c(S33、S36)、双方向レスポンス取得部33h(S74、S94)]と、を備えることを特徴とする。
本態様においては、記憶手段に状態情報と当該状態情報の識別情報とを対応付けて記憶し、通知手段によって通知された識別情報に基づいて記憶手段に記憶された状態情報を取得するか否かを判断しているので、情報処理装置と画像処理装置との間の通信が非同期で行われても、取得すべき状態情報とは異なる状態情報が情報処理装置に取得されてしまう不都合を抑制できる。
<第二の実施態様>
本態様に係る情報処理装置[コンピュータ装置1]において、要求手段による要求に応じて識別情報を生成する識別情報生成手段[双方向通信部33c(S12)]と、画像処理装置から取得した状態情報に識別情報を付加した付加後状態情報[RQID付レスポンスデータ]を、記憶手段に記憶させる記憶制御手段[双方向スクリプト37(S26)]と、を備え、判断手段[双方向通信部33c(S33、S36)]は、付加後状態情報に含まれる識別情報と識別情報生成手段が生成した識別情報とが一致する場合、付加後状態情報に含まれる状態情報を取得すると判断することを特徴とする。
本態様においては、両識別情報が一致する場合には、付加後状態情報は取得すべき状態情報であると判断でき、両識別情報が不一致の場合には、付加後状態情報は取得すべきでない状態情報であると判断できる。その結果、被制御装置と情報処理装置との双方向通信が非同期で行われても、取得すべき状態情報とは異なる状態情報が情報処理装置に取得されてしまう不都合を抑制できる。
<第三の実施態様>
本態様に係る情報処理装置[コンピュータ装置1]において、通知手段[双方向通信部33c(S35)]は、付加後状態情報に含まれる識別情報と識別情報生成手段が生成した識別情報とが不一致の場合、予め定められた待機時間の経過後に、記憶手段に記憶された付加後状態情報を通知することを特徴とする。
本態様においては、付加後状態情報に含まれる識別情報と識別情報記憶手段に記憶された識別情報とが不一致であっても、その後、新たな付加後状態情報が状態情報記憶手段に記憶され、両識別情報が一致した場合には取得すべき状態情報を取得することができる。
<第四の実施態様>
本態様に係る情報処理装置[コンピュータ装置1]において、識別情報生成手段[双方向通信部33c(S12、S13)]は、生成した識別情報を、付加後状態情報を生成する付加後状態情報生成手段[双方向スクリプト37(S25)]及び判断手段から読み出し可能な識別情報記憶手段[アクセス可能領域35のキュープロパティバッグ35b]に記憶させることを特徴とする。
本態様においては、識別情報を直接送受信できなくても、識別情報記憶手段を介して識別情報の受け渡しを行うことができる。
<第五の実施態様>
本態様に係る情報処理装置[コンピュータ装置1]において、識別情報生成手段[双方向通信部33c(S12)]は、要求手段による要求[UI表示部33b(S11)]が行われるごとに、識別情報を不規則な値で生成することを特徴とする。
本態様においては、要求手段による要求が行われるごとに、識別情報が不規則な値で生成されるので、取得すべき状態情報とは異なる状態情報が情報処理装置に取得されてしまう不都合を高いレベルで抑制できる。
<第六の実施態様>
本態様に係る情報処理装置[コンピュータ装置1]において、画像処理装置[プリンタ2]から状態情報[機器情報]を取得した場合に、識別情報[レスポンスID]を生成する識別情報生成手段[双方向スクリプト37(S64)]と、画像処理装置から取得した状態情報に識別情報を付加した付加後状態情報[RSID付レスポンスデータ]を、記憶手段[スプーラ36のキャッシュ36a]に記憶させる第1記憶制御手段[双方向スクリプト37(S66)]と、記憶手段に記憶された付加後状態情報に含まれる識別情報を、識別情報記憶手段[レスポンスID記憶部33i]に記憶させる第2記憶制御手段[双方向レスポンス取得部33h(S54)]と、を備え、判断手段[双方向レスポンス取得部33h(S74、S94)]は、付加後状態情報に含まれる識別情報と識別情報記憶手段に記憶された識別情報とが不一致の場合に、付加後状態情報に含まれる状態情報を取得すると判断することを特徴とする。
本態様においては、両識別情報が不一致の場合には、付加後状態情報は取得すべき状態情報であると判断でき、両識別情報が一致する場合には、付加後状態情報は取得すべきでない状態情報であると判断できる。その結果、被制御装置と情報処理装置との双方向通信が非同期で行われても、取得すべき状態情報とは異なる状態情報が情報処理装置に取得されてしまう不都合を抑制できる。
<第七の実施態様>
本態様に係る情報処理装置[コンピュータ装置1]において、通知手段[双方向レスポンス取得部33h(S92)]は、付加後状態情報に含まれる識別情報と識別情報記憶手段に記憶された識別情報とが一致する場合、予め定められた待機時間の経過後に、記憶手段に記憶された付加後状態情報を通知することを特徴とする。
本態様においては、付加後状態情報に含まれる識別情報と識別情報記憶手段に記憶された識別情報とが一致しても、その後、新たな付加後状態情報が状態情報記憶手段に記憶され、両識別情報が不一致になった場合には取得すべき状態情報を取得することができる。
<第八の実施態様>
本態様に係る情報処理装置[コンピュータ装置1]において、識別情報生成手段[双方向スクリプト37(S64)]は、画像処理装置から状態情報を取得するごとに、識別情報を不規則な値で生成することを特徴とする。
本態様においては、画像処理装置から状態情報を取得するごとに、識別情報が不規則な値で生成されるので、取得すべき状態情報とは異なる状態情報が情報処理装置に取得されてしまう不都合を高いレベルで抑制できる。
1…コンピュータ装置(情報処理装置),2…プリンタ(画像処理装置),10、10A…印刷システム(画像処理システム),31…OS,33…プリンタドライバ,33a…UI部,33b…UI表示部(要求手段),33c…双方向通信部(通知手段、判断手段、識別情報生成手段),33h…双方向レスポンス取得部(通知手段、判断手段、第2記憶制御手段),33i…レスポンスID記憶部(識別情報記憶手段),34…ストアデバイスアプリ,35…アクセス可能領域(識別情報記憶手段),35a…ドライバプロパティバッグ,35b…キュープロパティバッグ,35c…ユーザプロパティバッグ,35d…独自領域,36…スプーラ,36a…キャッシュ(記憶手段),37…双方向スクリプト(記憶制御手段、第1記憶制御手段、識別情報生成手段、付加後状態情報生成手段)
特開2016−21157公報

Claims (11)

  1. 画像処理装置の状態を示す状態情報を取得する情報処理装置であって、
    前記画像処理装置から取得した前記状態情報と当該状態情報の識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記状態情報を要求する要求手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記状態情報と前記識別情報とを、前記要求手段による要求に応じて通知する通知手段と、
    前記通知手段によって通知された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記状態情報を取得するか否かを判断する判断手段と、
    前記要求手段による要求に応じて前記識別情報を生成する識別情報生成手段と、
    前記画像処理装置から取得した前記状態情報に前記識別情報を付加した付加後状態情報を、前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備え
    前記判断手段は、前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報と前記識別情報生成手段が生成した前記識別情報とが一致する場合、前記付加後状態情報に含まれる前記状態情報を取得すると判断することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報と前記識別情報生成手段が生成した前記識別情報とが不一致の場合、予め定められた待機時間の経過後に、前記記憶手段に記憶された前記付加後状態情報を通知することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記識別情報生成手段は、生成した前記識別情報を、前記付加後状態情報を生成する付加後状態情報生成手段及び前記判断手段から読み出し可能な識別情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項又はに記載の情報処理装置。
  4. 前記識別情報生成手段は、前記要求手段による要求が行われるごとに、前記識別情報を不規則な値で生成することを特徴とする請求項からの何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 画像処理装置の状態を示す状態情報を取得する情報処理装置であって、
    前記画像処理装置から取得した前記状態情報と当該状態情報の識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記状態情報を要求する要求手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記状態情報と前記識別情報とを、前記要求手段による要求に応じて通知する通知手段と、
    前記通知手段によって通知された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記状態情報を取得するか否かを判断する判断手段と、
    前記画像処理装置から前記状態情報を取得した場合に、前記識別情報を生成する識別情報生成手段と、
    前記画像処理装置から取得した前記状態情報に前記識別情報を付加した付加後状態情報を、前記記憶手段に記憶させる第1記憶制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報を、識別情報記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報と前記識別情報記憶手段に記憶された前記識別情報とが不一致の場合に、前記付加後状態情報に含まれる前記状態情報を取得すると判断することを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記通知手段は、前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報と前記識別情報記憶手段に記憶された前記識別情報とが一致する場合、予め定められた待機時間の経過後に、前記記憶手段に記憶された前記付加後状態情報を通知することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記識別情報生成手段は、前記画像処理装置から前記状態情報を取得するごとに、前記識別情報を不規則な値で生成することを特徴とする請求項又はに記載の情報処理装置。
  8. 画像処理装置の状態を示す状態情報を取得する情報処理方法であって、
    前記画像処理装置から取得された状態情報と当該状態情報の識別情報とを対応付けて記憶手段に記憶させるステップと、
    前記記憶手段に記憶された前記状態情報と前記識別情報とを、前記状態情報の取得要求に応じて通知するステップと、
    通知された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記状態情報を取得するか否かを判断するステップと、を備え、さらに、
    前記取得要求に応じて前記識別情報を生成するステップと、
    前記画像処理装置から取得した前記状態情報に前記識別情報を付加した付加後状態情報を、前記記憶手段に記憶させるステップと、を備え、
    前記判断するステップは、前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報と前記生成するステップで生成された前記識別情報とが一致する場合、前記付加後状態情報に含まれる前記状態情報を取得すると判断することを特徴とする情報処理方法。
  9. 請求項に記載の情報処理方法における各ステップをコンピュータに実行させることを
    特徴とするプログラム。
  10. 画像処理装置と、前記画像処理装置の状態を示す状態情報を取得する情報処理装置と、を備える画像処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記画像処理装置から取得された状態情報と当該状態情報の識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記状態情報を要求する要求手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記状態情報と前記識別情報とを、前記要求手段による要求に応じて通知する通知手段と、
    前記通知手段によって通知された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記状態情報を取得するか否かを判断する判断手段と、
    前記要求手段による要求に応じて前記識別情報を生成する識別情報生成手段と、
    前記画像処理装置から取得した前記状態情報に前記識別情報を付加した付加後状態情報を、前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備え
    前記判断手段は、前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報と前記識別情報生成手段が生成した前記識別情報とが一致する場合、前記付加後状態情報に含まれる前記状態情報を取得すると判断することを特徴とする画像処理システム。
  11. 画像処理装置と、前記画像処理装置の状態を示す状態情報を取得する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は、
    前記画像処理装置から取得した前記状態情報と当該状態情報の識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記状態情報を要求する要求手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記状態情報と前記識別情報とを、前記要求手段による要求に応じて通知する通知手段と、
    前記通知手段によって通知された前記識別情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記状態情報を取得するか否かを判断する判断手段と、
    前記画像処理装置から前記状態情報を取得した場合に、前記識別情報を生成する識別情報生成手段と、
    前記画像処理装置から取得した前記状態情報に前記識別情報を付加した付加後状態情報を、前記記憶手段に記憶させる第1記憶制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報を、識別情報記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記付加後状態情報に含まれる前記識別情報と前記識別情報記憶手段に記憶された前記識別情報とが不一致の場合に、前記付加後状態情報に含まれる前記状態情報を取得すると判断することを特徴とする画像処理システム。
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