JP6911481B2 - 検針システム - Google Patents

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本発明は検針システムに関する。
無線端末である親機及び多段構成の複数の子機からなる無線通信システムと、センタ装置とを有し、各子機の検針データを上位端末経由でセンタ装置へ送信し、センタ装置により検針データを収集する検針システムがある(特許文献1)。
この検針システムにおいて、センタ装置−親機間は無線や有線の公衆回線を介して通信を行い、「親機−1段目の子機−2段目の子機−・・・−N段目の子機」により構成される無線通信システム内の無線通信は、特定小電力無線の所定の周波数帯域内に設けられた複数の無線チャネルの中から1つの無線チャネルを選択して運用している。また、複数の無線通信システムが隣接している場合、無線通信システム毎に使用する無線チャネルを異ならせ、混信しないようにしている。
また、ノイズや妨害電波の影響により、使用している無線チャネルでの通信成功率が低下した場合は、設置現場での端末の直接操作、又はセンタ装置からの遠隔指示により、それらの影響のない無線チャネルに変更して、通信品質の安定を図るという運用も行われている。
図10は、センタ装置からの遠隔指示により無線通信システム内の子機の無線チャネルを隣接する無線通信システム内の無線チャネルに変更する従来の手順について説明するための図である。
図示のように、チャネル1群の無線通信システムは、公衆回線2を介してセンタ装置1に接続される親機3−1と、3段構成の8台の子機4−1a〜4−1hからなり、チャネル2群の無線通信システムは、公衆回線2を介してセンタ装置1に接続される親機3−2と、3段構成の7台の子機4−2a〜4−2gからなる。
チャネル1群の端末である親機3−1と各子機4−1a〜4−1hの無線チャネルはチャネル1(Ch1)に設定されており、チャネル2群の端末である親機3−2と各子機4−2a〜4−2gの無線チャネルはチャネル2(Ch2)に設定されている。
子機4−1hは、子機4−1e→子機4−1b→親機3−1の通信ルートにより、センタ装置1に検針データを通知することができる。また、この図において、チャネル1群、チャネル2群の円内は、それぞれの群の子機の設置可能な場所、即ちそれぞれの群の親機と直接又は他の子機を介して通信可能な場所を表している。つまり、チャネル1群の子機4−1hは、無線チャネルをチャネル2に設定した場合、チャネル2群の子機となり、親機3−2と通信可能な場所に設置されている。
子機4−1hの無線チャネルを変更する手順としては、子機4−1hの設置現場での端末の直接操作、又はセンタ装置1からの遠隔指示がある。遠隔指示は、下記(i)〜(v)の手順で実行する。
(i)センタ装置1が親機3−1→子機4−1b→子機4−1eの通信ルートで子機4−1hに対して、無線チャネルをチャネル2に変更する指示(無線チャネル変更要求電文)を送信する。
(ii)子機4−1hは、無線チャネル変更要求電文の受信に基づいて、無線チャネルをチャネル2に変更する。
(iii)子機4−1hは、無線チャネル変更の結果、子機4−1e→子機4−1b→親機3−1の通信ルートによる通信が出来なくなったため、センタ装置1は、親機3−2→子機4−2a→子機4−2cの通信ルート(仮ルート)で、子機4−1hに対して上位端末検索を指示する。
(iv)子機4−1hは、上位端末検索を行い、発見した端末(子機4−2cとする)を上位端末とした通信ルート情報をその上位端末に送信する。
(v)通信ルート情報は、子機4−2c→(図の破線)子機4−2a→親機3−1の通信ルートでセンタ装置1に通知される。
特開2010−87761号公報
しかしながら、設置現場での端末の直接操作は、設置されている子機の場所に行くことが必要であるため、作業効率が悪い。また、高所に設置されている場合には安全面でも問題がある。
これに対し、センタ装置からの遠隔指示は、設置現場に行く必要がないため、現場での端末操作のような問題はない。しかし、センタ装置からの指示で変更後の無線チャネルにおける通信ルートを作成することが必要である。また、この指示が無線チャネル変更後の端末に届かなかった場合、無線チャネル変更対象の端末が孤立状態(通信ルートとなる上位端末と通信できない状態)になってしまうため、結局、設置現場に行かなければならなくなる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、無線端末である親機及び多段構成の複数の子機からなり、各子機の検針データを上位端末経由でセンタ装置へ送信可能な無線通信システムにおいて、センタ装置からの指示に応じて無線チャネルを変更した子機が孤立状態になるのを防ぐことである。
本発明は、センタ装置と、無線端末である親機及び多段構成の複数の子機からなり、各子機の検針データを上位端末経由で前記センタ装置へ送信可能な無線通信システムとを有する検針システムであって、前記子機は、前記センタ装置からの無線チャネルの指定を含む上位端末検索指示に応じて、前記指定された無線チャネルに変更する手段と、前記指定された無線チャネルで上位端末検索を行う手段と、前記上位端末検索に成功したとき、前記センタ装置に対して、前記指定された無線チャネルで端末検索結果通知を送信し、前記上位端末検索に失敗したとき、前記センタ装置に対して、前記指定された無線チャネルに変更前の無線チャネルと登録済みのルートでエラー通知を送信する手段と、を有し、前記センタ装置は、前記上位端末検索指示の宛先の子機の配下に子機が存在するか否かを判定する手段と、存在すると判定された場合、前記上位端末検索指示の宛先の子機のチャネル変更後の上位子機からの端末検索結果通知を保留する手段と、前記配下の子機の無線チャネル変更が完了した後に、前記上位端末検索指示の宛先の子機からの登録を成功とする手段と、を有する、検針システムである。
本発明によれば、無線端末である親機及び多段構成の複数の子機からなり、各子機の検針データを上位端末経由でセンタ装置へ送信可能な無線通信システムにおいて、センタ装置からの指示に応じて無線チャネルを変更した子機が孤立状態になるのを防ぐことが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムを含む検針システムを示す図である。 図1における子機の概略構成を示すブロック図である。 図1における親機の概略構成を示すブロック図である。 図1におけるセンタ装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示されている検針システムにおいて、センタ装置からの無線チャネルの変更を伴う上位端末検索指示を受信した子機の動作を示すフローチャートである。 図1に示されている検針システムにおいて、センタ装置からの無線チャネルの変更を伴う上位端末検索指示を受信した子機がルート登録に成功するまでの手順を示すシーケンス図である。 図1に示されている検針システムにおいて、センタ装置からの無線チャネルの変更を伴う上位端末検索指示を受信した子機がルート登録を行う際にやりとりされる電文の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムを含む検針システムの構成を示す図である。 図8に示されている検針システムにおいて、センタ装置からの無線チャネルの変更を伴う上位端末検索指示を受信した子機がルート登録を行う際にやりとりされる電文の概要を示す図である。 センタ装置からの遠隔指示により無線通信システム内の子機の無線チャネルを隣接する無線通信システム内の無線チャネルに変更する従来の手順について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
〈検針システムの構成〉
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システムを含む検針システムを示す図である。
この検針システムは、例えば、ガスや水道メータの自動検針システムであって、チャネル1群の無線通信システム及びチャネル2群の無線通信システムが携帯電話回線などの公衆通信回線20を介してセンタ装置10に接続されている。
チャネル1群の無線通信システムは、各検針装置(メータ等)に設けられた無線端末である複数(ここでは8台)の子機40−1a〜40−1hと、子機40−1a〜40−1hを配下の子機として管理するとともに子機40−1a〜40−1hからの検針データをセンタ装置10に中継する親機30−1とからなっている。
また、チャネル2群の無線通信システムは、各検針装置(メータ等)に設けられた無線端末である複数(ここでは7台)の子機40−2a〜40−2gと、子機40−2a〜40−2gを管理するとともに子機40−2a〜40−2gからの検針データをセンタ装置10に中継する親機30−2とからなっている。
なお、以下の説明では、各親機、各子機を区別しないときは、それぞれ親機30、子機40とする。
親機30は特定小電力無線により子機40と通信可能であり、子機40同士も特定小電力無線により通信可能である。また、子機40は、検針データを親機30経由でセンタ装置10へ送信しており、多段構成(ここでは、チャネル1群、2群とも3段構成)とすることによって、より多くの検針データの収集を可能としている。親機30と子機40との間、及び子機40間の通信の無線チャネルは、チャネル1群ではチャネル1(図面ではCh1)、チャネル2群ではチャネル2に設定されている。
本実施形態では、例えばチャネル1群の無線通信システムでは、中継段数の1段目、すなわち親機30−1の直下には子機40−1a及び40−1bが接続されている。また、中継段数の2段目では、子機40−1aの直下に子機40−1c及び40−1dが接続され、子機40−1bの直下には子機40−1d及び40−1eが接続されている。さらに、中継段数の3段目では、子機40−1cの直下に子機40−1f及び40−1gが接続され、子機40−1dの直下には子機40−1gが接続され、子機40−1eの直下には子機40−1hが接続されている。
ここで、各端末(子機40)には、その上位端末が通信ルートとして登録されている。即ち、例えば子機40−1fには子機40−1c、子機40−1cには子機40−1a、子機40−1aには親機30−1が上位端末(通信ルート)として登録されている。子機40−1fの検針データは、この通信ルートとなる子機40−1c、子機40−1a、親機30−1により順次中継され、センタ装置10に通知される。また、センタ装置10からの各種指示もこの通信ルート経由で子機40−1fに通知される。
また、この図において、チャネル1群、チャネル2群の円内は、それぞれの群の子機の設置可能な場所、即ちそれぞれの群の親機と直接又は他の子機を介して通信可能な場所を表している。つまり、子機40−1hは、無線チャネルをチャネル2に設定した場合、チャネル2群の子機となり、親機30−2と通信可能な場所に設置されている。
〈子機の構成〉
図2は、図1における子機40の概略構成を示すブロック図である。
図示のように、子機40は、制御部41と、それぞれが制御部41に接続された無線送受信部42、記憶部43、外部I/F(インタフェース)部44、表示部45、及び操作入力部46からなり、無線送受信部42にはアンテナ47が接続されている。
制御部41は、例えばマイクロプロセッサ及びその周辺回路等で構成され、子機40全体の制御や演算処理等を行う。無線送受信部42は、特定小電力無線により、他の子機40や親機30との間で無線通信を行う。記憶部43は、ROMなど不揮発性メモリ、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリからなる。そして、ROMには子機40を動作させるために必要な制御プログラムや無線チャネル変更プログラムが格納されている。また、RAMには制御部41が実行中の各プログラムや、それらの実行に必要な情報、例えば通信情報テーブル(上位端末のID、無線チャネル、電界強度、中継段数など)が格納される。また、書換え可能な不揮発性メモリには、各種設定データなどが格納される。外部I/F部44にはガスや水道等のメータ等の外部機器が接続される。表示部45は、LED等で構成されており、子機40の動作状態等を表示するユーザI/Fである。操作入力部46は、ボタンやスイッチ等からなり、子機40に対する所定の設定を入力するためのユーザI/Fである。アンテナ47は電波の送受信を行う。
〈親機の構成〉
図3は、図1における親機30の概略構成を示すブロック図である。
親機30は、制御部31と、それぞれが制御部31に接続された記憶部32、無線送受信部33、網制御部34、表示部35、及び操作入力部36を備えている。
制御部31は、例えばマイクロプロセッサ及びその周辺回路等で構成され、親機30全体の制御や演算処理等を行う。記憶部32は、ROMなど不揮発性メモリ、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリからなる。そして、ROMには親機30を動作させるために必要な制御プログラムや無線チャネル変更プログラムが格納されている。また、RAMには制御部31が実行中の各プログラムや、それらの実行に必要な情報が格納される。また、書換え可能な不揮発性メモリには、各種設定データなどが格納される。無線送受信部33は、特定小電力無線により、子機40との間で無線通信を行う。網制御部34は、公衆通信回線20を介してセンタ装置10と通信を行う。表示部35は、LED等で構成されており、親機30の動作状態等を表示する。操作入力部36は、ボタンやスイッチ等からなり、親機30に対する所定の設定を入力するためのユーザI/Fである。アンテナ37は電波の送受信を行う。
〈センタ装置の構成〉
図4は、図1におけるセンタ装置10の概略構成を示すブロック図である。
センタ装置10は、制御部11と、それぞれが制御部11に接続された、網制御部12、記憶部13、表示部14、及び操作入力部15を備えている。
制御部11は、例えばマイクロプロセッサ及びその周辺回路等で構成され、センタ装置10全体の制御や演算処理等を行う。
記憶部13は、ROMなど不揮発性メモリ、フラッシュメモリやハードディスク等の書換え可能な不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリからなる。そして、ROMにはセンタ装置10を動作させるために必要な制御プログラムなどが格納されている。また、RAMには制御部11が実行中の各プログラムや、それらの実行に必要な情報が格納される。また、書換え可能な不揮発性メモリには登録した各子機40の端末ID、及び各子機40に接続された外部機器に関する情報等からなる管理データテーブルや、親機30の端末IDなど、通信に必要なシステムに関する情報の他、親機30から送信される外部機器のデータ等が格納される。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)であり、当該検針システムに関する情報や子機40に接続された外部機器に関する情報、センタ装置10への入力時の操作画面等を表示する。操作入力部15は、各種データや命令等をセンタ装置10に対して外部から入力するキーボードやマウス等の入力手段を有する。
〈無線チャネル変更手順〉
図5は、図1に示されている検針システムにおいて、センタ装置からの無線チャネルの変更を伴う上位端末検索指示を受信した子機の動作を示すフローチャートであり、図6は、その子機がルート登録に成功するまでの手順を示すシーケンス図である。また、図7は、その子機がルート登録を行う際にやりとりされる電文の概要を示す図である。これらの図を用いて、センタ装置からの無線チャネル変更を伴う上位端末検索指示を受信した子機のルート登録手順について説明する。
まずセンタ装置10は、記憶部13に保持されている管理データテーブルを参照し、子機40−1hの配下に子機が無いことを確認した後、登録済みのルートである親機30−1→子機40−1b→子機40−1eを中継端末として、子機40−1hに対して、無線チャネル指定欄が付加された上位端末検索要求電文を送信する(図6:シーケンスS1〜S4)。
図7Aに上位端末検索要求電文の概要を示す。ここで、「親機30−1のID(図では「親機30−1ID」と表記。以下、他の端末について同様に表記。)」、「子機40−1bのID」、「子機40−1eのID」、「子機40−1hのID」が無線通信システム内の通信ルート、即ち「親機30−1のID」が送信元、「子機40−1hのID」が宛先(送信先)を表す。また、「上位端末検索要求」は、子機40−1hに対する指示の内容であり、「Ch2指定」はチャネル指定欄の内容、即ち上位端末検索を行う無線チャネルがチャネル2に指定されていることを表す。
上位端末検索要求電文を受信した子機40−1hは(図5:ステップST1)、センタ装置10に対して、上位端末検索応答電文を送信する(図5:ステップST2、図6:シーケンスS5〜S8)。図7Bに、センタ装置10が受信した上位端末検索応答電文の概要を示す。
子機40−1hは、センタ装置10との通信終了後(図5:ステップST3)、自端末の無線チャネルを指定された無線チャネル、即ちチャネル2に変更し、チャネル2で上位端末検索を行う。上位端末検索は例えば下記のように行う。子機40−1hは、まずブロードキャスト電文に自端末の端末ID(識別情報)を付加したテスト信号を送信(ブロードキャスト)し、所定時間内に他の端末(親機、子機)からの応答があるか否かチェックする。
所定時間内に応答があった場合、自端末の記憶部43に登録する。
ここでは、チャネル2群の子機40−2cから応答があり、上位端末検索に成功したものとする(図5:ステップST4:成功、図6:シーケンスS9)。子機40−1hは、見つかったルートでセンタ装置10に端末検索結果通知コマンドを含む電文を送信する(図5:ステップST5、図6:シーケンスS10〜S13)。なお、子機40−1hが知っている通信ルートは直上の子機40−2cであるため、子機40−2c宛にこの電文を送信する。そして、子機40−1h、子機40−2cがそれぞれの上位端末である子機40−2a、親機30−2に電文を中継することで、センタ装置10に通知される。
センタ装置10が受信する端末検索結果通知コマンドを含む電文の概要を図7Cに示す。
センタ装置10は、これら情報に基づいて、子機40−1hのルートが確保できたと判断すると(図6:シーケンスS14)、子機40−1hに対して、ルート登録設定要求コマンドを含む電文を送信する(図6:シーケンスS15〜S18)。この電文の概要を図7Dに示す。
子機40−1hは、ルート登録設定要求コマンドを含む電文を受信し(図5:ステップST6:Yes)、センタ装置10に対して、ルート登録設定応答コマンドを含む電文を送信する(図5:ステップST7、図6:シーケンスS19〜S22)。この電文の概要を図7Eに示す。センタ装置10は、この電文を受信し、子機40−1hの通信ルートを記憶部13の管理データテーブルに登録する。
センタ装置10は、シーケンスS13で受信した端末検索結果通知コマンドを含む電文に含まれている情報に基づいて、子機40−1hのルート登録が失敗と判断すると、子機40−1hに対して、エラー電文を送信する(シーケンス図は省略)。子機40−1hは、エラー電文を受信した場合(図5:ステップST8:Yes)、以前の無線チャネル及び通信ルート、即ち、チャネル1群の子機40−1e→子機40−1b→親機30−1の通信ルートで、センタ装置10にエラー電文を送信する(図5:ステップST9、シーケンス図は省略。)。このエラー電文の概要を図7Fに示す。子機40−1hは、ステップST4で上位端末検索が失敗の場合もこのエラー電文を送信する。なお、子機40−1hは、ルート登録コマンドもエラー電文も受信しない場合は(ステップST6:No→ST8:No)、タイムアウトとなるため通信を終了する。この場合、以前の無線チャネル(チャネル1)、通信ルート(子機40−1eが上位端末)に戻る。
このように本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムを含む検針システムでは、無線チャネル変更対象の子機は、センタ装置からの無線チャネル指定欄を含む無線チャネル変更要求電文の受信に基づき、指定された無線チャネルで上位端末検索を行うので、センタ装置から仮ルートを作成して上位端末検索指示を送信する必要がない。また、子機は、ルートの登録に失敗した場合に以前の無線チャネルでセンタ装置にエラー電文を通知するので、孤立状態になるのを防止することができる。
[第2の実施形態]
〈検針システムの構成〉
図8は、本発明の実施形態に係る無線通信システムを含む検針システムの構成を示す図である。この図において、図1と同一又は対応の構成要素には図1と同じ参照符号が付されている。
この無線通信システムと第1の実施形態に係る無線通信システムとの違いは、チャネル1群、チャネル2群のそれぞれを構成する子機40の台数と通信ルート、及びチャネル1群、チャネル2群の円と端末の設置位置との関係である。検針システムを構成する子機、親機、及びセンタ装置の概略構成は第1の実施形態(図2、図3、図4)と同じである。
以下、配下に子機40−1g〜40−1jを有する子機40−1eの通信ルートをチャネル1群の子機40−1bからチャネル2群の子機40−2aに変更する手順について説明する。
まずセンタ装置10は、記憶部13に保持されている管理データテーブルを参照し、子機40−1eの配下に子機があることを確認した後、登録済みのルートである親機30−1→子機40−1bを中継端末として、子機40−1eに対して、無線チャネル指定欄が付加された上位端末検索要求電文を送信する。図9Aに上位端末検索要求電文の概要を示す。
上位端末検索要求電文を受信した子機40−1eは、センタ装置10に対して、上位端末検索応答電文を送信する。図9Bに、センタ装置10が受信した上位端末検索要求電文の概要を示す。
子機40−1eは、センタ装置10との通信終了後、自端末の無線チャネルを指定された無線チャネル、即ちチャネル2に変更し、チャネル2で上位端末検索を行う。ここでは、子機40−2aが見つかり、上位端末検索に成功したものとする。上位端末検索に失敗した場合は、子機40−1eがチャネル2に属すことができないため、段落0051以下は実施しないこととする。
子機40−1eは、上位端末検索に成功したので、見つかった上位端末(子機40−2a)経由でセンタ装置10に端末検索結果通知コマンドを含む電文を送信する。センタ装置10が受信する端末検索結果通知コマンドを含む電文の概要を図9Cに示す。
センタ装置10は、端末検索結果通知コマンドを含む電文を受信したことで、子機40−1eがチャネル2群に属することが確認できる。しかし、この段階で子機40−1eの通信ルートを登録してしまうと、子機40−1eがチャネル1群に属していたときにその配下であった子機40−1g〜40−1jが孤立してしまう。そこで、センタ装置10は、この上位端末検索を成功保留とし、子機40−1eにエラー通知を送信して通信を終了する。
子機40−1eは、センタ装置1からエラー通知を受けたため、以前の無線チャネル(チャネル1)、通信ルート(子機40−1bが上位端末)に戻し、センタ装置10にエラー電文を送信する。このエラー電文の概要を図9Dに示す。
センタ装置10は、子機40−1g〜40−1jの無線チャネルの変更を通信ルートの末端から上段(ここでは4段目→3段目)に向けて行うことが必要である。本実施形態では、子機40−1i、子機40−1j、子機40−1g、子機40−1hの順に行うものとして説明する。勿論、子機40−1iと子機40−1jの順番、子機40−1gと子機40−1hの順番を逆にしてもよい。
まずセンタ装置10は、子機40−1iに対し、無線チャネル1と登録済みの通信ルート(親機30−1→子機40−1b→子機40−1e→子機40−1h)を用いて、チャネル2に変更を指示する無線チャネル変更要求電文を送信する。この電文の概要を図9Eに示す。
子機40−1iは、無線チャネル変更要求電文を受信し、センタ装置10に対し、無線チャネル1と登録済みの通信ルート(親機30−1←子機40−1b←子機40−1e←子機40−1h)を用いて、無線チャネル変更応答電文を送信する。この電文の概要を図9Fに示す。子機40−1iは、センタ装置10との通信終了後、自端末の無線チャネルをチャネル2に変更する。
以後、センタ装置10が子機40−ij、子機40−1g、子機40−1hの順番で、それらの子機との間で同様の手順を実行することで、それらの子機の無線チャネルの変更が完了する。
子機40−1eの配下の全ての子機40−1g〜40−1jの無線チャネルがチャネル2に切り替わった後、センタ装置10は、子機40−1eに対して、無線チャネル1と登録済みの通信ルート(親機30−1→子機40−1b)を用いて、無線チャネル指定欄が付加された上位端末検索指示電文を送信する。この電文は図9Aに示したものと同じである。
子機40−1eは、上位端末検索要求電文を受信し、センタ装置10に対して、上位端末検索応答電文を送信する。この電文は図9Bに示したものと同じである。
子機40−1eは、センタ装置10との通信終了後、自端末の無線チャネルを指定された無線チャネル、即ちチャネル2に変更し、チャネル2で上位端末検索を行う。ここでも、子機40−2aが見つかり、上位端末検索に成功したものとする。
子機40−1eは、上位端末検索に成功したので、チャネル2で見つかった上位端末(子機40−2a)経由でセンタ装置10に端末検索結果通知コマンドを含む電文を送信する。センタ装置10が受信する端末検索結果通知コマンドを含む電文は図9Cに示したものと同じである。
センタ装置10は、端末検索結果通知コマンドを含む電文を受信し、子機40−1eのルートが確保できたと判断し、子機40−1eに対して、ルート登録設定要求コマンドを含む電文を送信する。この電文の概要を図9Gに示す。
ルート登録設定要求コマンドを含む電文を受信した子機40−1eは、センタ装置10に対して、ルート登録設定応答コマンドを含む電文を送信する。この電文の概要を図9Hに示す。センタ装置10は、この電文を受信し、子機40−1eの通信ルートを記憶部13の管理データテーブルに登録する。
以上の手順により、子機40−1eとその配下の子機40−1g〜40−1jをチャネル2群の端末として運用することができるようになる。
このように本発明の第2の実施形態によれば、無線チャネル変更対象子機の配下に子機がある場合、先に端末ブロックの最上位となる無線チャネル対象子機にチャネル変更後の通信ルート(新ルート)があることを確認(成功保留)し、配下の子機の無線チャネルを変更した後、無線チャネル変更対象子機の無線チャネルの変更と新ルートの登録を行うので、逆順で実行した場合に起こりうる無線チャネル変更対象子機の上位端末検索の失敗による配下の子機の無線チャネルを変更のやりなおしを防止することができる。
10…センタ装置、30,30−1,30−2…親機、31,41…制御部、33,42…無線送受信部、34…網制御部、40,40−1a〜40−1j,40−2a〜40−2i…子機。

Claims (1)

  1. センタ装置と、無線端末である親機及び多段構成の複数の子機からなり、各子機の検針データを上位端末経由で前記センタ装置へ送信可能な無線通信システムとを有する検針システムであって、
    前記子機は、前記センタ装置からの無線チャネルの指定を含む上位端末検索指示に応じて、前記指定された無線チャネルに変更する手段と、前記指定された無線チャネルで上位端末検索を行う手段と、前記上位端末検索に成功したとき、前記センタ装置に対して、前記指定された無線チャネルで端末検索結果通知を送信し、前記上位端末検索に失敗したとき、前記センタ装置に対して、前記指定された無線チャネルに変更前の無線チャネルと登録済みのルートでエラー通知を送信する手段と、を有し、
    前記センタ装置は、前記上位端末検索指示の宛先の子機の配下に子機が存在するか否かを判定する手段と、存在すると判定された場合、前記上位端末検索指示の宛先の子機のチャネル変更後の上位子機からの端末検索結果通知を保留する手段と、前記配下の子機の無線チャネル変更が完了した後に、前記上位端末検索指示の宛先の子機からの登録を成功とする手段と、を有する、検針システム。
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