JP6911462B2 - プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は,プログラムおよび情報処理装置に関する。さらに詳細には,情報処理装置において,ネットワークを介して接続されたプリンタの消耗品の状態を判断する技術に関するものである。
従来から,ネットワークを介して情報処理装置とプリンタとが接続されたシステムにおいて,プリンタの消耗品の状態を判断する技術が知られている。例えば,特許文献1には,複数種類のプリンタと情報処理装置とが通信回線を介して接続されるシステムであって,情報処理装置が,プリンタのモデル情報と,プリンタに装着可能なカートリッジの公称寿命と,を関連付けて記憶し,カートリッジが交換された場合に寿命に関する情報を更新する構成が開示されている。
特開2011−150589号公報
情報処理装置は,例えば,プリンタから消耗品の残量が少ない状態になったことを示す状態情報を取得することで,消耗品の残量が少ない状態であることを判断できる。しかしながら,プリンタの消耗品の残量が少ない状態になったとしても,例えば,消耗品の残量がなくなるまでに印刷可能な枚数は,プリンタのモデルごとに異なる。そのため,より適切な判断を行うには改善の余地がある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,プリンタに装着された消耗品の残量を,情報処理装置が適切に判断できる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムにおいて,情報処理装置を,前記情報処理装置に接続される管理対象のプリンタから,前記管理対象のプリンタの種類を示す種類情報と,当該管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す残量値と,を取得する取得部と,プリンタの種類と,消耗品の残量判断に用いる指標となる残量指標値と,を関連付ける関連情報を記憶する記憶領域を利用して,前記取得部にて取得される種類情報によって示されるプリンタの種類に対応する前記残量指標値を特定する特定部と,前記特定部にて特定される前記残量指標値と,前記取得部にて取得される前記残量値とを利用して,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないか否かを判断する判断部と,前記判断部にて前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないと判断される場合に,消耗品に関する情報を出力する出力部と,として機能させることを特徴とする。
この構成を有するプログラムは,情報処理装置に,プリンタの種類と残量指標値とを関連付けた関連情報を,記憶領域に予め記憶させておく。そして,プログラムは,情報処理装置に,管理対象のプリンタから種類情報と残量値とを取得させる。さらに,プログラムは,情報処理装置に,プリンタの消耗品の残量が少ないか否かの判断に,そのプリンタから取得した残量値とそのプリンタの種類情報に関連付けられた残量指標値とを利用させる。これにより,情報処理装置は,消耗品の残量について,プリンタの種類に応じたより適切な判断を行うことができる。
上記装置の機能を実現するための制御方法,上記プログラムによって実現される情報処理装置そのもの,および,上記プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,プリンタに装着された消耗品の残量を,情報処理装置が適切に判断できる技術が実現される。
第1形態に係る印刷管理システムの概略構成を示す図である。 情報処理端末とプリンタの電気ブロック構成を示す図である。 登録リストの一例を示す図である。 汎用ファイルの一例である。 限定ファイルの一例である。 限定ファイルの一例である。 トナー残量の判断例を示す図である。 残量判断の優先度を示す図である。 トナー残量管理処理の制御手順を示す図である。 第2実施形態に係る情報処理装置に記憶される限定ファイルの一例である。 第3実施形態に係る情報処理装置に記憶される限定ファイルの一例である。
以下,本発明の実施形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。各実施形態では,印刷機能を有するプリンタに,本発明を適用している。
(第1実施形態)
[印刷管理システムの構成]
図1に示すように,印刷管理システム1は,情報処理装置100,複数のプリンタ200,LAN4を備える。LAN4は,ネットワークの一例である。情報処理装置100は,例えば汎用パソコンにより構成される。プリンタ200は,印刷機能を備える。情報処理装置100は,インターネット5を介して,メールサーバ500や印刷管理装置300に接続されている。
情報処理装置100には,プリンタ200に使用されるトナーの残量を管理する制御を実行するための制御プログラム135が組み込まれている。制御プログラム135は,プログラムの一例である。トナーは,消耗品の一例である。また,情報処理装置100は,状態が管理される管理対象のプリンタ200を登録するための登録リスト137を備える。情報処理装置100は,制御プログラム135を実行することにより,登録リスト137に登録されるプリンタ200のトナーの状態を一元管理する。
例えば,情報処理装置100と複数のプリンタ200は,会社のネットワーク内に設置される。印刷管理装置300は,会社のネットワーク外に設置される。印刷管理装置300は,例えば,プリンタの消耗品の種類に応じて発注するなど,プリンタのマネジメントを行う会社に設置される。
情報処理装置100は,登録リスト137に登録された管理対象のプリンタ200から,デバイス情報を定期的に受信する。デバイス情報には,例えば,プリンタ200を識別するための情報である識別情報や,プリンタ200の種類を示す情報である型番情報などの種類情報や,プリンタ200の印刷枚数に関する情報であるカウンタ情報や,トナーや感光体ドラムなどの消耗品の状態に関する情報である消耗品状態情報,消耗品の残量値などが含まれる。
情報処理装置100は,例えば,管理対象のプリンタ200から受信したトナー残量値が閾値未満になったと判断すると,トナー残量が少なくなったことを示す情報を含む電子メールを,印刷管理装置300にメールサーバ500を介して送信する。
[プリンタの電気的構成]
続いて,プリンタ200の電気的構成を説明する。図2に示すように,プリンタ200は,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM34とを備えたコントローラ30を備えている。また,コントローラ30は,画像形成部10と,トナー残量値検知部52と,操作部41と,表示部42と,ネットワークインターフェイス39に,接続される。
画像形成部10は,用紙に画像を印刷するものである。画像形成部10は,カラー印刷が可能であってもモノクロ印刷のみが可能であってもよい。画像形成部10の印刷方式は,電子写真方式である。トナー残量値検知部52は,トナーの残量を検出するものである。トナー残量値検知部52は,光学検知方式によりトナー残量値を検知するものであっても良いし,ドットカウンタ方式によりトナー残量値を検知するものであっても良い。
操作部41は,ユーザによる入力操作を受け付ける各種のボタンから構成される。表示部42は,メッセージや設定内容を表示する液晶ディスプレイにより構成される。ネットワークインターフェイス39は,LANケーブルを介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。プリンタ200は,ネットワークインターフェイス39を介して,情報処理装置100に通信可能に接続される。
ROM32には,プリンタ200を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33およびNVRAM34は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいはデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
NVRAM34は,デバイス情報記憶部35が設けられている。デバイス情報記憶部35には,当該プリンタ200を識別するための識別情報として,シリアル番号と,MACアドレスと,IPアドレスが記憶されている。シリアル番号は,当該プリンタ200が製造された時に各々割り当てられる識別番号である。シリアル番号は,他の製品と重複して付与されない。MACアドレスは,ネットワークに接続する機器に設定されている固有の識別番号をいう。より具体的には,MACアドレスは,ネットワークインターフェイス39毎に割り当てられた固有の識別番号である。IPアドレスは,当該プリンタ200に割り当てられたネットワーク通信に用いられる識別番号である。
また,デバイス情報記憶部35には,当該プリンタ200に使用される消耗品の状態を示す状態情報として,トナーの残量状態や,感光体ドラムの回転数,現像ローラの回転数,印刷枚数などが記憶される。
さらに,デバイス情報記憶部35には,プリンタの種類を特定するための情報として,型番情報が記憶されている。型番情報は,プリンタ200の型式ごとに付与される番号を示す情報である。型番情報は,種類情報の一例である。型番情報は,場所情報と,容量情報と,カラー情報と関連付けられている。場所情報は,当該プリンタ200が設置される設置場所を特定するための情報である。容量情報は,カートリッジに収容されるトナーの最大容量を特定するための情報である。カラー情報は,当該プリンタ200がモノクロに対応しているか,カラーに対応しているかを特定するための情報である。場所情報は,ユーザに入力してもらってもよいし,GPS等によって自動的に取得されてもよい。型番情報と容量情報とカラー情報は,出荷時に,デバイス情報記憶部35に記憶される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,プリンタ200の各構成要素を制御する。
[情報処理装置の電気的構成]
続いて,図2に基づいて,情報処理装置100の電気的構成を説明する。情報処理装置100は,情報処理装置100を制御するコントローラ130を備える。コントローラ130は,操作部141と,表示部142と,ドライブ装置143と,ネットワークインターフェイス145に電気的に接続される。情報処理装置100は,ネットワークインターフェイス145を介して,プリンタ200に接続される。ネットワークインターフェイス39は,接続部の一例である。
コントローラ130は,CPU131と,ROM132と,RAM133と,ハードディスクドライブ(HDD)134を備える。HDD134は,記憶領域の一例である。コントローラ130は,CPU131等,情報処理装置100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際に情報処理装置100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。CPU131は,制御部の一例である。なお,コントローラ130が制御部であってもよい。
情報処理装置100の操作部141は,キーボードとマウスによって構成され,入力された情報をCPU131に出力する。表示部142は,CPU131から出力される画信号を受信し,受信された画信号に基づく画像を表示する液晶ディスプレイである。ドライブ装置143は,図示しない記録媒体に格納されているプログラム等のデータを読み取る。ネットワークインターフェイス145は,情報処理装置100をネットワークに接続するためのハードウェアである。コントローラ130は,ネットワークインターフェイス145を介して,管理対象のプリンタ200とデータの送受信を行う。また,コントローラ130は,ネットワークインターフェイス145を介してインターネット5に接続し,メールサーバ500や印刷管理装置300とデータの送受信を行う。
ROM132には,ブートプログラム,および,Basic Input/Output System(BIOS)等が記憶される。RAM133およびHDD134には,一時的なデータが記憶される。
HDD134には,制御プログラム135が記憶されている。制御プログラム135は,プリンタ200に使用されるトナーの状態を管理する処理をCPU131に実行させるためのプログラムである。制御プログラム135は,例えば,CD等の記録媒体に記憶され,ドライブ装置143を介してHDD134にインストールされる。なお,制御プログラム135は,ネットワークを介してHDD134にインストールされても良い。
また,HDD134には,データを記憶する記憶領域136が設けられている。記憶領域136には,登録リスト137と汎用ファイル138と複数の限定ファイル139A,139B…が記憶されている。限定ファイル139A,139B…は,関連情報の一例である。
図3に示すように,登録リスト137は,管理対象のプリンタ200に関する情報を記憶するリストである。登録リスト137は,識別情報記憶領域1371と状態情報記憶領域1372と特定情報記憶領域1373とファイル情報記憶領域1374とトナー残量値記憶領域1375を備える。
識別情報記憶領域1371は,プリンタ200に関する識別情報として,ID1371aと,シリアル番号1371bと,MACアドレス1371cと,IPアドレス1371dが記憶されている。シリアル番号1371bと,MACアドレス1371cと,IPアドレス1371dは,情報処理装置100がプリンタ200から受信した,あるいは,管理者によって手入力された,シリアル番号と,MACアドレスと,IPアドレスが記憶される。
状態情報記憶領域1372には,プリンタ200の状態を示す状態情報として,発見情報1372aと,監視情報1372bと,トナー状態情報1372cが記憶されている。発見情報とトナー状態情報は,情報処理装置100がブロードキャストやユニキャストを行うことにより各プリンタ200から取得される。監視情報1372bは、ネットワーク管理者によってプリンタ200毎に情報の登録が行われる。
発見情報1372aは,情報処理装置100が所定の識別情報に基づいてプリンタ200を検索した場合の検索結果に関する情報が記憶される。すなわち,発見情報1372aは,情報処理装置100が検索により発見できたプリンタ200に対しては「発見済み」が記憶され,情報処理装置100が検索により発見できなかったプリンタに対しては「未発見」が記憶される。監視情報1372bは,情報処理装置100の管理対象にするか否かの情報が記憶される。監視情報1372bは、管理対象にするプリンタ200については、ネットワーク管理者によって「監視済み」が登録される。一方、監視情報1372bは、管理対象にしないプリンタ200については、ネットワーク管理者によって「監視未対象」が登録される。
トナー状態情報1372cは,情報処理装置100がプリンタ200から受信したトナーの残量状態に関する情報が記憶される。例えば,プリンタ200は,トナー残量値検知部52により検知されるトナー残量値が第1規定値以下である場合には,デバイス情報記憶部35に「ロー」を記憶する。また,プリンタ200は,トナー残量値検知部52により検知されるトナー残量値が第1規定値よりも小さい値である第2規定値以下である場合には,デバイス情報記憶部35に「エンプティ」を記憶する。また,プリンタ200は,トナーカートリッジを交換された場合,あるいは,第1規定値よりも大きい値である第3規定値以上である場合には,デバイス情報記憶部35に「フル」を記憶する。第1規定値と第2規定値と第3規定値は,規定値の一例である。各プリンタ200は,これらのトナーの残量状態に関する情報を,デバイス情報に含めて情報処理装置100に送信する。情報処理装置100は,プリンタ200から受信したトナー残量状態に関する情報を,トナー状態情報1372cに記憶させる。
特定情報記憶領域1373には,プリンタ200の機能や特性を特定するための情報として,型番情報1373aと,場所情報1373bと,容量情報1373cと,カラー情報1373dが記憶される。型番情報1373aと,場所情報1373bと,容量情報1373cと,カラー情報1373dには,情報処理装置100が各プリンタ200から受信したデバイス情報に含まれる型番情報と,場所情報と,容量情報と,カラー情報が,プリンタ200の識別情報に関連づけて記憶される。
ファイル情報記憶領域1374は,各プリンタ200が利用可能な閾値を記憶するファイル名を特定するための情報であるファイル情報が記憶される。トナー残量値記憶領域1375には,各プリンタ200から受信したトナー残量値が蓄積して記憶される。
図4に示すように,汎用ファイル138には,プリンタ200の種類を問わずに,消耗品ごとに閾値が記憶されている。汎用ファイル138は,消耗品を特定する消耗品情報1381と,消耗品の残量判断に用いる指標となる閾値1382が,関連付けられて記憶されている。登録リスト137に登録されている管理対象のプリンタ200のうち,登録リスト137のファイル情報記憶領域1374に,汎用ファイル138のファイル名が記憶されているプリンタ200は,汎用ファイル138の閾値1382を用いてトナーの残量判断が行われる。
図5に示すように,限定ファイル139Aは,プリンタ200の種類に応じて,消耗品ごとに閾値が記憶されている。限定ファイル139Aは,プリンタ200の種類に関する情報に含まれる型番情報1390と,消耗品を特定する消耗品情報1391と,消耗品の残量判断に用いる指標となる閾値1392が,関連付けられて記憶されている。登録リスト137に登録されている管理対象のプリンタ200のうち,登録リスト137のファイル情報記憶領域1374に,限定ファイル139Aのファイル名Aが記憶されているプリンタ200は,そのファイル名Aにより特定された限定ファイル139Aの閾値1392を用いてトナーの残量判断が行われる。
図6に示すように,限定ファイル139Bは,限定ファイル139Aと同様,型番情報1395と,消耗品情報1396と,閾値1397が関連付けて記憶されている。限定ファイル139Bは,型番情報1395が限定ファイル139Aの型番情報1390と異なる。つまり,限定ファイル139Aと限定ファイル139Bは,対応するプリンタ200の型番が異なる。そして,限定ファイル139Bの閾値1397は,限定ファイル139Aの閾値1392と異なっている。
閾値1382,1392,1397は,満杯時に対する残量の割合で規定されている。閾値1382,1392,1397は,残量指標値の一例である。尚,閾値1382,1392,1397は,残量を示す具体的な数値であってもよい。なお,閾値1382,1392,1397は,各プリンタ200に設定されている上記第1〜第3規定値と異なるものである。
ここで,閾値1382,1392,1397は,トナーのカラーごとに設定されている。カラーによってトナーの使用量や容量が異なるからである。例えば,ブラックのトナーは,イエローのトナーより,使用量が多く,空になりやすい。また,イエローのトナーは,ブラックのトナーに比べて,カートリッジに収容される容量が少ない。そこで,汎用ファイル138と限定ファイル139A,139Bは,カラーに応じて閾値1382,1392,1397を設定している。
[トナー残量管理処理の概要]
例えば,情報処理装置100は,制御プログラム135が実行されることによって,トナー残量管理処理を行う。すなわち,情報処理装置100は,所定の間隔T11で,管理対象のプリンタ200からデバイス情報を受信する。デバイス情報には,そのプリンタ200のトナー残量値検知部52によって検知されたトナー残量値や,プリンタ200の種類を示す種類情報などが含まれる。種類情報には,プリンタ200の型番情報が含まれる。そこで,情報処理装置100は,図7に示すように,各プリンタ200からトナー残量値を所定の間隔T11ごとに受信し,プリンタ200毎にHDD134の登録リスト137に記憶する。
情報処理装置100は,管理対象のプリンタ200から受信したトナー残量値と,所定の閾値とを比較し,トナーの残量を判断する。例えば,情報処理装置100は,図中P11およびP12に示すように,管理対象のプリンタ200から受信したトナー残量値が閾値以上である状態から閾値未満である状態に変化した場合に,トナーの残量が少なくなったと判断し,トナーに関する情報を含む電子メールを,印刷管理装置300にメールサーバ500を介して送信する。
このような情報処理装置100は,図8に示す残量判断の優先度に従い,閾値を設定する。つまり,汎用ファイル138の適用の有無にかかわらず,型番に対応する限定ファイル139A,139B…があるプリンタ200については,限定ファイル139A,129B…に基づいて閾値を特定する。型番に対応する限定ファイル139A,139B…がない場合には,汎用ファイル138の適用が可能であれば,汎用ファイル138を適用して閾値を特定する。型番に対応する限定ファイル139A,139B…がなく,かつ,汎用ファイル138の適用がない場合には,閾値を特定してトナー残量値と比較することができないので,プリンタ200から受信したトナー状態情報をそのまま使用する。
具体的に説明すると,情報処理装置100は,プリンタ200の型番ごとに限定ファイル139A,139B…が設けられている。例えば,情報処理装置100は,管理対象が第1の型番(model1)に対応するプリンタ200である場合には,第1の型番に対応する型番情報を含む限定ファイル139Aを利用して,閾値1392を特定し,トナーの残量判断を行う。また,情報処理装置100は,管理対象が第2の型番(model4)に対応するプリンタ200である場合には,第2の型番に対応する型番情報を含む別の限定ファイル139Bを利用して,閾値1397を特定し,トナーの残量判断を行う。よって,情報処理装置100は,プリンタ200の型番が異なる場合,トナーの残量判断に利用する閾値を異ならせることができる。
このように,情報処理装置100は,プリンタ200の型番と閾値とを関連付けた限定ファイル139A,139B…を予め用意される。情報処理装置100は,管理対象のプリンタ200のトナー残量が少ないか否かの判断に,そのプリンタ200から受信したトナー残量値と,そのプリンタ200の型番に関連付けられた閾値とを用いることで,トナーの残量を判断する。よって,情報処理装置100は,プリンタ200の型番に応じたより適切な判断を行うことができる。
すなわち,例えば,第1型番(model1)の第1のプリンタ200は,第2型番(model4)の第2のプリンタ200より,満杯時のトナー容量が多いとする。この場合,例えば,満杯時のトナー容量に対して10%という同じ閾値を用いてトナーの残量を判断すると,第1のプリンタ200の方が,第2のプリンタ200よりトナーの実質的な残量が多くなる。つまり,第1のプリンタ200は,第2のプリンタと比べ,トナーが少なくなったと判断してから,トナーが空になるまでの間に印刷できる印刷枚数が多くなる。よって,異なる型番のプリンタ200に同じ閾値を適用した場合,第2のプリンタ200の方が第1のプリンタ200より,トナーが欠乏する緊急性が高くなる。
この点,情報処理装置100は,制御プログラム135をインストールすることによって,プリンタ200の型番と閾値とを関連付けて記憶する限定ファイル139A,139B…がHDD134に設けられる。情報処理装置100は,第1のプリンタ200と第2のプリンタ200のトナーの残量判断に利用する閾値を,第1のプリンタ200の型番と第2のプリンタ200の型番に応じて異なる限定ファイル139A,139Bから特定する。これにより,情報処理装置100は,例えば,第1のプリンタ200のために特定した閾値が,第2のプリンタ200のために特定した閾値より,小さい値にされる。
これにより,第1のプリンタ200と第2のプリンタ200について,トナーの残量が少なくなったと判断してから,トナーが空になるまでの間に,印刷可能な印刷枚数は,同程度になる。よって,情報処理装置100に管理されるプリンタ200の設置先では,カートリッジを受領する前に当該プリンタ200のトナーが空になったり,カートリッジの在庫を無駄に抱えたりすることを,回避できる。
ここで,例えば,制御プログラム135とプリンタ200の製造者が異なる場合,そのプリンタ200については,カートリッジの構成が明らかでなく,型番に応じて閾値を設定するのは困難である。つまり,制御プログラム135は,製造者が異なるプリンタ200に対応する限定ファイルを,情報処理装置100のHDD134に設けることは困難である。このような場合には,そのプリンタ200の識別番号に対応するファイル情報記憶領域1374に,汎用ファイル138のファイル名を記憶しておく。これにより,情報処理装置100は,管理対象のプリンタ200に対応する限定ファイルがHDD134にない場合でも,汎用ファイル138を利用して閾値を特定することが可能になる。
また,例えば,制御プログラム135の設計後に開発されたプリンタ200は,汎用ファイル138の閾値を利用してトナーの残量を判断できるかわからないことがある。このような場合には,そのプリンタ200の識別番号に対応するファイル情報記憶領域1374をブランクにする。そして,ファイル情報記憶領域1374がブランクのプリンタ200については,情報処理装置100は,そのプリンタ200の識別情報を有する登録リスト137のレコードからトナー状態情報を抽出し,それをトナーの残量判断の結果とする。これにより,限定ファイル139A,139B…や汎用ファイル138により閾値を特定できず,トナーの残量を判断できない場合でも,登録リスト137に登録したトナー状態情報をそのまま用いて,トナーの残量判断を確定させることができる。
よって,情報処理装置100は,限定ファイルにより特定される閾値,汎用ファイル138により特定される閾値,登録リスト137のトナー状態情報の何れかを用いて,管理対象のプリンタ200のトナーの残量を判断する。そのため,管理対象のプリンタ200について,トナーの残量を判断できないという事態が回避できる。
尚,情報処理装置100は,インターネット5を介して印刷管理装置300に,トナーの残量が少なくなったことを示す情報を出力する。したがって,情報処理装置100から離れた場所にいる管理者は,情報処理装置100によるトナー残量の判断結果を把握することができる。
[トナー残量管理処理の制御手順]
続いて,トナー残量管理処理の制御手順を,図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。トナー残量管理処理は,電源投入とともに,情報処理装置100のCPU131が制御プログラム135を実行することによって,行われる。電源投入後,トナー残量管理処理は,所定の間隔が経過するごとに,CPU131が制御プログラム135を実行することにより行われる。
CPU131は,ステップ1(以下「S1」とする)において,ネットワークインターフェイス145を制御して,管理対象のプリンタ200を検索する。すなわち,CPU131は,登録リスト137に記憶されているIPアドレスを用いて,プリンタ200を検索する。IPアドレスにより検索できない場合,CPU131は,シリアル番号またはMACアドレスを用いて,プリンタ200を検索する。
そして,CPU131は,ネットワークインターフェイス145を制御して,検索により発見できたプリンタ200から,そのプリンタ200に関するデバイス情報を取得する(S2)。デバイス情報には,プリンタ200を識別するための識別情報として,シリアル番号,MACアドレス,IPアドレスが含まれる。また,デバイス情報には,プリンタの種類を示す型番情報が含まれる。また,デバイス情報には,場所情報や,容量情報や,カラー情報が含まれる。また,デバイス情報には,各プリンタがトナー残量値検知部52によって検知されたトナー残量値が含まれる。さらに,デバイス情報には,プリンタ200が自装置で判断したトナーの残量状態に関する情報であるトナー状態情報が含まれる。
CPU131は,S2にて管理対象のプリンタ200から受信したデバイス情報を,記憶する(S3)。すなわち,CPU131は,S2にてプリンタ200から受信した型番情報,場所情報,カラー情報,トナー残量値,トナー状態情報を,対応する識別情報と同じ識別情報を有する登録リスト137のレコードに,それぞれ記憶する。S2,S3の処理は,取得部の一例である。
デバイス情報を取得したCPU131は,デバイス情報に含まれる型番情報に対応する限定ファイル139がHDD134にあるか否かを判断する(S4)。すなわち,CPU131は,受信したデバイス情報に含まれる識別情報と同じ識別情報のレコードを登録リスト137から読み出す。そして,CPU131は,読み出したレコードのファイル情報記憶領域1374に限定ファイル139A,139B…のファイル名が記載されているか否かを判断する。
CPU131はファイル情報記憶領域1374に限定ファイル139A,139B…のファイル名が記憶されている場合には(S4:YES),そのファイル名に対応する限定ファイルを利用して,閾値を特定する(S5)。S5の処理は,特定部の一例である。例えば,プリンタ200の型番がmodel1である場合には,図5に示す限定ファイル139AをRAM133に読み出し,読み出した限定ファイル139Aの閾値を記憶する記憶領域から,S2にてそのプリンタ200から取得したトナー残量値に対応するトナーの閾値1392を特定する。また例えば,プリンタ200の型番がmodel4である場合には,図6に示す限定ファイル139BをRAM133に読み出し,読み出した限定ファイル139Bの閾値を記憶する記憶領域から,S2にてそのプリンタ200から取得したトナー残量値に対応するトナーの閾値1397を特定する。
ここで,例えば,カラー対応のプリンタ200は,ブラックのトナーの容量が,シアンやマゼンタやイエローのトナーの容量より多いものがある。つまり,同じ型番のプリンタ200でも,トナーの色によって,トナーの容量が異なることがある。この場合でも,制御プログラム135が,ブラックのトナーの閾値を,シアンやマゼンタやイエローのトナーの閾値より小さく設定して,限定ファイル139A,139B…をHDD134に記憶させている。そのため,CPU131は,残量を判断する対象となるトナーの色,すなわち,トナーの容量に適した閾値を特定できる。
閾値を特定したCPU131は,S3にてRAM133に記憶したトナー残量値がS5にて特定した閾値未満であるか判断する(S6)。S6の処理は,判断部の一例である。すなわち,CPU131は,S5にて,限定ファイルを利用して特定した閾値を使って,トナーの残量を判断する。例えば,型番がmodel1の第1のプリンタ200は,限定ファイル139Aを利用して閾値1392を特定するが,型番がmodel4の第2のプリンタ200は,限定ファイル139Bを用いて閾値1397を特定する。限定ファイル139A,139Bは,第1のプリンタ200と第2のプリンタ200の型番にそれぞれ適した閾値1392,1397が設定されている。つまり,限定ファイル139A,139Bの閾値1392,1397は異なる。よって,CPU131は,限定ファイル139A,139Bを用いて閾値1392,1397を特定することで,トナーの残量判断を,第1のプリンタ200と第2のプリンタ200の型番に応じて適切に判断できる。
トナー残量値が閾値未満である場合には(S6:YES),CPU131は,出力処理を行う(S7)。S7の処理は,出力部の一例である。例えば,CPU131は,トナーの残量が少なくなった情報を含む電子メールを,印刷管理装置300にメールサーバ500を介して送信する。そのため,印刷管理装置300の管理者は,情報処理装置100から離れた場所にいても,情報処理装置100の判断結果を把握できる。また例えば,CPU131は,カートリッジの発注を印刷管理装置300に依頼したり,カートリッジを印刷管理装置300に発注したりする。
情報処理装置100は,プリンタ200の型番に適した閾値を使用してトナーの残量判断を行うので,型番が異なるプリンタ200の間で,トナーが少なくなったと判断してから,印刷できる印刷枚数を,同程度にできる。
一方,トナー残量値が閾値以上である場合には(S6:NO),CPU131は,出力処理を行わずに,処理を終了する。トナーの残量が空になる可能性が低いからである。
これに対して,S2にて取得したデバイス情報に含まれる型番情報に対応する限定ファイルがない場合には(S4:NO),CPU131は,汎用ファイル138を適用できるか否かを判断する(S8)。S8の処理は,判断部の一例である。CPU131は,管理対象のプリンタ200の識別情報に対応するレコードを登録リスト137から読み出し,ファイル情報を抽出する。抽出したファイル情報が汎用ファイル138のファイル名である場合には,CPU131は,汎用ファイル138を適用可能と判断する。
汎用ファイル138を適用できると判断したCPU131は(S8:YES),汎用ファイル138に基づいて閾値を特定する(S9)。すなわち,CPU131は,汎用ファイル138から,S2にて取得したトナー残量値に対応するトナーの閾値1392を特定する。その後,CPU131は,S6に進む,S6以降の処理は上記と同様なので,説明を省略する。
CPU131は,S2にて取得したデバイス情報に含まれる型番情報に対応する限定ファイル139がなく(S4:NO),かつ,汎用ファイル138を適用できない場合には(S8:NO),トナー状態情報を取得する(S10)。すなわち,CPU131は,管理対象のプリンタ200の識別情報と同じ識別情報を有するレコードを読み出す。そして,CPU131は,読み出したレコードのファイル情報がブランクの場合には,当該レコードからトナー状態情報を抽出する。
CPU131は,S10にて取得したトナー状態情報が,トナーの残量が少ない状態であることを示す「ロー」であるか否かを判断する(S11)。「ロー」であると判断した場合には(S11:YES),CPU131は,出力処理を行う(S7)。出力処理は,上記と同様なので,説明を省略する。
CPU131は,S10にて取得したトナー状態情報が「ロー」でないと判断した場合には(S11:NO),出力処理を行わずに,処理を終了する。トナー状態情報が「エンプティ」である場合,既に出力処理が行われている可能性が高い。そのため,情報処理装置100は,トナーに関する情報を繰り返し出力することを回避するために,出力処理を行わない。また,トナー状態情報が「フル」である場合,トナーの残量が十分あるので,出力処理を行わずに,処理を終了する。
以上説明した第1実施形態の制御プログラム135は,情報処理装置100に,プリンタ200の型番と閾値とを関連付けた限定ファイル139A,139B…を,HDD134に予め記憶させる。そして,制御プログラム135は,情報処理装置100に,管理対象のプリンタから型番情報とトナー残量値を取得させる。さらに,制御プログラム135は,情報処理装置100に,プリンタ200のトナーの残量が少ないか否かの判断に,そのプリンタ200から取得した残量値とそのプリンタ200の型番情報に対応する限定ファイル139に記憶された閾値とを利用させる。これにより,情報処理装置100は,トナーの残量について,プリンタ200の型番に応じたより適切な判断を行うことができる。
(第2実施形態)
続いて,本発明の第2実施形態について,説明する。第2実施形態の制御プログラムは,限定ファイルの構成と,閾値の特定方法が第1実施形態と相違し,その他の点は第1実施形態と構成が共通している。よって,ここでは,第1実施形態と相違する点を中心に説明し,第1実施形態と共通する構成は第1実施形態と同一の符号を使用し,適宜説明を省略する。
第2実施形態の制御プログラム135は,プリンタ200の型番情報と,閾値と,場所情報を,関連付けた限定ファイルを,情報処理装置100のHDD134に予め記憶させる。例えば,図10に示す限定ファイル139A1,139A2,139A3は,型番情報1390として「model1」および「model2」を記憶し,同じ型番に対応している。しかし,限定ファイル139A1,139A2,139A3は,場所情報1401,1402,1403が記憶されている。そして,場所情報1401,1402,1403の違いによって,消耗品情報1391に対応して記憶される閾値1392A,1392B,1392Cが異なっている。例えば,同じ型番であっても,カートリッジの発送元から遠い場所に設置されるプリンタ200の閾値は,カートリッジの発送元に近い場所に設置されるプリンタ200の閾値より,閾値が大きく設定される。
かかる限定ファイル139A1,139A2,139A3を用いて,第2実施形態では,管理対象のプリンタ200のトナーの残量判断に利用する閾値を設定する。例えば,第2実施形態では,図9のS5の処理において,CPU131が,S2にて管理対象のプリンタ200から取得したデバイス情報に含まれる識別情報と同じ識別情報を有するレコードを,HDD134の登録リスト137から読み出し,プリンタ200に対応する型番情報と場所情報を抽出する。そして,CPU131は,抽出した型番情報と場所情報に対応する限定ファイルをHDD134から読み出し,残量を判断する判断対象となるトナーの閾値を特定する。
限定ファイル139A1,139A2,139A3は,プリンタ200の型番が同じでも,場所情報1401,1402,1403ごとに異なる閾値が設定されている。よって,情報処理装置100は,プリンタ200の設置場所に適した閾値を利用して,管理対象のプリンタ200についてトナーの残量判断を適切に行うことができる。
つまり,例えば,第3のプリンタ200と第4のプリンタ200は,同じ型番(model1)であっても,第3のプリンタ200が設置される場所(area1)が,第4のプリンタ200が設置される場所(area2)と比べ,カートリッジの発送元から遠い場合には,カートリッジの運送時間に差が生じる。このようなことを想定して,制御プログラム135は,情報処理装置100に,area1に対応する限定ファイル139A1に記憶される閾値1392Aを,area2に対応する限定ファイル139A2に記憶される閾値1392Bより,大きく設定させる。これによって,制御プログラム135は,情報処理装置100に第3のプリンタ200のトナーの残量判断を行わせる場合には,第4のプリンタ200のトナー残量判断を行わせる場合より大きい閾値を使用させることが可能になる。そのため,情報処理装置100は,第3のプリンタ200のトナーの残量が少なくなったことを,第4のプリンタ200より早く判断することができる。よって,情報処理装置100は,遠隔地に設置された第3のプリンタ200が,トナーの欠乏により使用できなくなることを回避することができる。
(第3実施形態)
続いて,本発明の第3実施形態について,説明する。第3実施形態の制御プログラムは,限定ファイルの構成と,閾値の特定方法が第1実施形態と相違し,その他の点は第1実施形態と構成が共通している。よって,ここでは,第1実施形態と相違する点を中心に説明し,第1実施形態と共通する構成は第1実施形態と同一の符号を使用し,適宜説明を省略する。
第3実施形態の制御プログラム135は,プリンタ200の型番情報と,閾値と,容量情報を,関連付けた限定ファイルを,情報処理装置100のHDD134に予め記憶させる。例えば,図10に示す限定ファイル139A4,139A5,139A6は,型番情報1390として「model1」および「model2」を記憶し,同じ型番に対応している。しかし,限定ファイル139A4,139A5,139A6は,容量情報1501,1502,1503が記憶されている。そして,容量情報1501,1502,1503の違いによって,消耗品情報1391に対応する閾値1392D,1392E,1392Fが異なっている。
かかる限定ファイル139A4,139A5,139A6を用いて,第3実施形態では,管理対象のプリンタ200のトナーの残量判断に利用する閾値を設定する。例えば,第3実施形態では,図9のS5の処理において,CPU131が,S2にて管理対象のプリンタ200から取得したデバイス情報に含まれる識別情報と同じ識別情報を有するレコードを,HDD134の登録リスト137から読み出し,プリンタ200に対応する型番情報と容量情報を抽出する。そして,CPU131は,抽出した型番情報と容量情報に対応する限定ファイルをHDD134から読み出し,残量を判断する判断対象となるトナーの閾値を特定する。
限定ファイル139A4,139A5,139A6は,プリンタ200の型番が同じでも,容量情報1501,1502,1503ごとに異なる閾値が設定されている。よって,情報処理装置100は,プリンタ200のトナー容量に適した閾値を利用して,管理対象のプリンタ200についてトナーの残量判断を適切に行うことができる。
つまり,例えば,プリンタには,複数種類のカートリッジを装着できることがある。この場合,例えば,第5のプリンタ200と第6のプリンタ200は,型番が「model1」で同じだが,第5のプリンタ200には第1の容量(yield1)を有する第1のカートリッジが装着され,第6のプリンタ200には第1の容量より少ない第2の容量(yield2)を有する第2のカードリッジが装着されることがある。
この場合,情報処理装置100が,第5のプリンタ200と第6のプリンタ200について,同じ閾値(例えば,満杯時のトナー容量の10%)を用いてトナーの残量を判断すると,トナーの残量が少なくなったと判断した後,印刷できる印刷枚数が,第5のプリンタ200の方が,第6のプリンタ200より多くなる。このようなことを想定して,制御プログラム135は,情報処理装置100に,yield1に対応する限定ファイル139A4に記憶される閾値1392Dを,yield2に対応する限定ファイル139A5に記憶される閾値1392Eより,小さく設定させる。これにより,第5のプリンタ200がトナーの残量が少なくなったと判断した後の印刷枚数が,第6のプリンタ200がトナーの残量が少なくなったと判断された後の印刷枚数に近づけられる。よって,情報処理装置100は,トナーの容量に適した残量判断を行うことができ,第5のプリンタ200についてカートリッジの在庫が無駄に増えることを回避できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。情報処理装置100の管理対象は,プリンタ200の他,複合機や,コピー機や,ファクシミリ装置など,印刷機能を有するものであればよい。
例えば,プリンタ200の印刷方式は,インクジェット方式でもよい。この場合,消耗品はインクになる。また,消耗品は,感光体ドラムや搬送ベルトなどでもよい。
例えば,トナー残量値は,USBメモリやサーバなど,情報処理装置100の外部に設けた外部ストレージに記憶させても良い。
図9のS8〜S11の処理は,省略し,限定ファイルのみに基づいて閾値を特定してもよい。また,図9のS8およびS9の処理と,S10およびS11の処理の何れかを,省略してもよい。つまり,限定ファイルに基づく閾値の特定と汎用ファイルに基づく閾値の特定の組み合わせ,又は,限定ファイルに基づく閾値の特定とトナー状態情報による判断との組み合わせにしてもよい・
図9のS7に示す出力処理において,CPU131は,表示部142を制御して,トナーが少なくなったことを通知する表示を行っても良い。またCPU131は,表示部142を介して通知する処理と電子メールにより通知する処理の両方を行ってもよいし,いずれか一方のみを行っても良い。
メールサーバ500および印刷管理装置300は,会社のネットワーク内に設置されてもよい。また,印刷管理装置300は,プリンタ200を製造するメーカーやサービスマン販売店であっても良い。
情報処理装置100と各プリンタ200は,遠隔地に設置され,インターネット5を介して接続されてもよい。
プリンタ200がネットワーク機器として,有線のネットワークインターフェイス39の他,無線LANのネットワークインターフェイス等を備える場合には,複数のMACアドレスをデバイス情報や登録リスト137に含めてもよい。
情報処理装置100とプリンタ200は,例えばUSBケーブルにより接続されても良い。
管理対象のプリンタ200から受信したデバイス情報に含まれる場所情報や容量情報により,汎用ファイル138または限定ファイル139から特定した閾値を,重み付けしても良い。例えば,場所情報から,プリンタの設置場所が遠い程,重み付けを大きくする。また例えば,容量情報から,トナーの最大容量が多い程,重み付けを小さくする。
上記形態では,汎用ファイル138を1種類だけ設けたが,場所情報ごとに,または,容量情報ごとに,汎用ファイル138を設けてもよい。
限定ファイルは,制御プログラム135を情報処理装置100にインストールする場合に選択される場所情報に従って,HDD134に記憶させてもよい。例えば,プリンタ200の設置場所が日本である場合には,場所情報に日本国内の地域が設定された限定ファイルのみをHDD134に記憶させてもよい。
HDD134に記憶された限定ファイル139A,139B…や汎用ファイル138は,制御プログラム135を情報処理装置100にインストールした後に,更新されるようにしてもよい。この更新は,手動でも,自動でもよい。
上記第1実施形態では,型番情報と閾値とを関連付けて関連情報を構成し,上記第2実施形態では,型番情報と場所情報と閾値とを関連付けて関連情報を構成し,上記第3実施形態では,型番情報と容量情報と閾値とを関連付けて関連情報を構成したが,型番情報と,場所情報と,容量情報と,閾値とを関連付けて関連情報を,構成してもよい。
図9のS5の処理では,限定ファイルを読み出さず,限定ファイルに型番情報を照合して閾値を特定してもよい。また,例えば,図9のS5の処理では,例えば,RAM133に読み出した限定ファイルの中から,トナー残量値に対応する閾値を特定してRAM133に読み出し,その閾値を利用するようにしてもよい。
関連情報は,ファイル形式と異なる他の形式で記憶されていてもよい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
100 情報処理装置
131 制御部
134 HDD
135 制御プログラム
138 汎用ファイル
139A 限定ファイル
139B 限定ファイル
145 ネットワークインターフェイス
200 プリンタ

Claims (7)

  1. 情報処理装置を,
    前記情報処理装置に接続される管理対象のプリンタから,前記管理対象のプリンタの種類を示す種類情報と,当該管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す残量値と,前記プリンタが規定値に基づいて消耗品の状態を設定した情報である状態情報と,を取得する取得部と,
    プリンタの種類と,消耗品の残量判断に用いる指標となる残量指標値と,を関連付ける関連情報を記憶する記憶領域を利用して,前記取得部にて取得される前記種類情報によって示されるプリンタの種類に対応する前記残量指標値を特定する特定部と,
    前記特定部にて特定される前記残量指標値と,前記取得部にて取得される前記残量値とを利用して,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないか否かを判断する判断部と,
    前記判断部にて前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないと判断される場合に,消耗品に関する情報を出力する出力部と,
    として機能させ
    前記判断部は,
    前記特定部が前記取得部にて取得される前記種類情報によって示されるプリンタの種類に対応する前記残量指標値を特定できない場合,前記取得部にて取得される前記状態情報を利用して,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないか否かを判断する,
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 情報処理装置を,
    前記情報処理装置に接続される管理対象のプリンタから,前記管理対象のプリンタの種類を示す種類情報と,当該管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す残量値と,を取得する取得部と,
    プリンタの種類と,消耗品の残量判断に用いる指標となる残量指標値と,を関連付ける関連情報を記憶する記憶領域を利用して,前記取得部にて取得される前記種類情報によって示されるプリンタの種類に対応する前記残量指標値を特定する特定部と,
    前記特定部にて特定される前記残量指標値と,前記取得部にて取得される前記残量値とを利用して,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないか否かを判断する判断部と,
    前記判断部にて前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないと判断される場合に,消耗品に関する情報を出力する出力部と,
    として機能させ
    前記記憶領域は,プリンタの種類にかかわらずに利用可能な所定の残量指標値も記憶しており,
    前記判断部は,
    記特定部が前記取得部にて取得される前記種類情報によって示されるプリンタの種類に対応する前記残量指標値を特定できなかった場合,前記所定の残量指標値を利用して,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないか否かを判断する,
    ことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項2に記載するプログラムにおいて,
    前記取得部は,
    前記情報処理装置に接続される管理対象のプリンタから,前記管理対象のプリンタの種類を示す前記種類情報と,当該管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す前記残量値と,前記プリンタが規定値に基づいて消耗品の状態を設定した情報である状態情報と,を取得し,
    前記判断部は,
    前記特定部が前記取得部にて取得される前記種類情報によって示されるプリンタの種類に対応する前記残量指標値を特定できなかった場合であって,かつ,前記所定の残量指標値が前記記憶領域に記憶されていない場合に,前記取得部にて取得される前記状態情報を利用して,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないか否かを判断する,
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプログラムにおいて,
    前記特定部は,
    前記取得部にて取得される前記種類情報によって示されるプリンタの種類が第1の型番である場合,前記残量指標値として第1の残量指標値を特定し,
    前記取得部にて取得される前記種類情報によって示されるプリンタの種類が第2の型番である場合,前記残量指標値として第2の残量指標値を特定する,
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項1に記載するプログラムにおいて,
    前記取得部は,
    前記情報処理装置に接続される管理対象のプリンタから,前記管理対象のプリンタの種類を示す前記種類情報と,当該管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す前記残量値と,前記プリンタが規定値に基づいて消耗品の状態を設定した情報である前記状態情報と,前記管理対象のプリンタの設置場所を示す場所情報と,を取得し,
    前記特定部は,
    プリンタの種類と,消耗品の残量判断に用いる指標となる残量指標値と,さらにプリンタの設定値場所を示す場所情報と,を関連付けて記憶する前記関連情報を前記記憶領域から読み出し,前記取得部にて取得される前記種類情報および前記場所情報に対応する前記残量指標値を特定する,
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項1に記載するプログラムにおいて,
    前記取得部は,
    前記情報処理装置に接続される管理対象のプリンタから,前記管理対象のプリンタの種類を示す前記種類情報と,当該管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す前記残量値と,前記プリンタが規定値に基づいて消耗品の状態を設定した情報である前記状態情報と,前記管理対象のプリンタの消耗品の最大容量を示す容量情報と,を取得し,
    前記特定部は,
    プリンタの種類と,消耗品の残量判断に用いる指標となる残量指標値と,さらにプリンタの消耗品の最大容量を示す容量情報と,を関連付けて記憶する前記関連情報を前記記憶領域から読み出し,前記取得部にて取得される前記種類情報および前記容量情報に対応する前記残量指標値を特定する,
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するプログラムにおいて,
    前記出力部は,
    前記判断部にて前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少ないと判断される場合に,前記消耗品に関する情報を,通信回線を介して外部装置に出力する,
    ことを特徴とするプログラム。
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