JP6844380B2 - プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は,プログラムおよび情報処理装置に関する。さらに詳細には,情報処理装置において,ネットワークを介して接続されたプリンタの消耗品の状態を判断する技術に関するものである。
従来から,プリンタの消耗品の状態を判断する技術が知られている。例えば,特許文献1には,光学検知方式によってインクの残量を検知可能なインクジェットプリンタであって,ドットカウンタによって計算されたインク消費量が閾値に達するまでは,光学検知方式によるインク残量無しの検知結果を1回目に限り無視する一方,規定回数以上,光学検知方式によってインク残量無しと判定された場合は,光学検知方式による検知結果を優先してインク残量無しと判断する構成が開示されている。
特開2007−15254号公報
特許文献1に開示されている技術のように,光学検知方式による規定回数以上の検知に基づいて消耗品の状態を判断することで,判断の精度は向上するが,判断するための時間が長くなる。判断の遅延は,光学検知方式による検知結果のサンプリング周期が大きいほど顕著になり,判断結果に対する処理も遅れる。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,プリンタに装着された消耗品の状態を,情報処理装置が迅速かつ適切に判断できる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたプログラムは,情報処理装置を,前記情報処理装置に接続される管理対象のプリンタから,第1の間隔ごとに,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す残量値を取得する取得部と,前記取得部にて取得される残量値を所定の記憶領域に記憶する記憶部と,前記取得部にて取得されて前記所定の記憶領域に記憶される第1の残量値と,前記第1の残量値が取得されてから前記第1の間隔が経過した後に取得される第2の残量値と,を用いて,第1変化条件と第2変化条件との何れか一方が満たされるか否かを判断する判断部であって,前記第1変化条件は,前記第1の残量値が第1閾値以上であり,かつ,前記第2の残量値が前記第1閾値未満であり,前記第2変化条件は,前記第1の残量値が第2閾値未満であり,かつ,前記第2の残量値が前記第2閾値以上である,前記判断部と,前記判断部にて前記第1変化条件と前記第2変化条件とのいずれか一方が満たされると判断される場合に,前記取得部による残量値が取得される取得間隔を,前記第1の間隔から,前記第1の間隔よりも短い第2の間隔に変更する第1変更部と,前記第1変更部による変更の後,(1)前記判断部にて前記第1変化条件を満たすと判断された後に,前記取得部にて取得される残量値が前記第1閾値未満である回数が,第1の所定回数となる場合,または,(2)前記判断部にて前記第2変化条件を満たすと判断された後に,前記取得部にて取得される残量値が前記第2閾値以上である回数が,第2の所定回数となる場合に,消耗品に関する情報を出力する出力部と,として機能させることを特徴とする。
この構成を備えるプログラムは,情報処理装置に,消耗品の残量を示す残量値が第1閾値以上である状態から第1閾値未満である状態に変化する第1変化条件,ないし,残量値が第2閾値未満である状態から第2閾値以上である状態に変化する第2変化条件を満たしているか判断させる。そして,上記第1変化条件又は上記第2変化条件を満たした場合には,プログラムは,情報処理装置に,変化後の消耗品の残量状態を複数回判断させる。これにより,情報処理装置は,ノイズ等により,残量が少なくなったことを誤検知したり,消耗品が交換されたことを誤検知したりすることが,低減される。さらに,上記第1変化条件ないし上記第2変化条件を満たした場合に,プログラムは,情報処理装置に,プリンタから残量値を取得する間隔を短くさせる。これにより,情報処理装置は,上記第1変化条件又は上記第2変化条件を満たした後の消耗品の残量状態を早期に判断できる。
上記装置の機能を実現するための制御方法,上記プログラムによって実現される情報処理装置そのもの,および,上記プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,プリンタに装着された消耗品の状態を,情報処理装置が迅速かつ適切に判断できるプログラムおよび情報処理装置が実現される。
本形態に係る印刷管理システムの概略構成を示す図である。 情報処理装置とプリンタの電気ブロック構成を示す図である。 登録リストの一例を示す図である。 汎用ファイルの一例である。 限定ファイルの一例である。 トナー残量の判断例を示す図である。 トナー残量の判断例を示す図である。 トナー残量の判断例を示す図である。 トナー残量管理処理の制御手順を示す図である。
以下,本発明の実施形態にかかる装置について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態では,印刷機能を有するプリンタに,本発明を適用している。
[印刷管理システムの構成]
図1に示すように,印刷管理システム1は,情報処理装置100,複数のプリンタ200,LAN4を備える。LAN4は,ネットワークの一例である。情報処理装置100は,例えば汎用パソコンにより構成される。プリンタ200は,印刷機能を備えるものであれば良く,印刷機能のみを備えるプリンタの他,印刷機能と読取機能を備える複合機(MFP:Multifunction Peripheral)や,コピー機や,ファクシミリ装置などであっても良い。情報処理装置100は,インターネット5を介して,メールサーバ500や印刷管理装置300に接続されている。インターネット5は,通信回線の一例である。印刷管理装置300は,外部装置の一例である。
情報処理装置100には,プリンタ200に使用されるトナーの残量を管理する制御を実行するための制御プログラム135が組み込まれている。制御プログラム135は,プログラムの一例である。トナーは,消耗品の一例である。また,情報処理装置100は,状態が管理される管理対象のプリンタ200を登録するための登録リスト137を備える。情報処理装置100は,制御プログラム135を実行することにより,登録リスト137に登録されるプリンタ200のトナーの状態を一元管理する。
例えば,情報処理装置100と複数のプリンタ200は,会社のネットワーク内に設置される。印刷管理装置300は,会社のネットワーク外に設置される。印刷管理装置300は,例えば,プリンタの消耗品の種類に応じて発注するなど,プリンタのマネジメントを行う会社に設置される。
情報処理装置100は,登録リスト137に登録された管理対象のプリンタ200から,デバイス情報を定期的に受信する。デバイス情報には,例えば,プリンタ200を識別するための情報である識別情報や,消耗品の種類を特定するための情報である種類情報や,プリンタ200の印刷枚数に関する情報であるカウンタ情報や,トナーや感光体ドラムなどの消耗品の状態に関する情報である消耗品状態情報,消耗品の残量値などが含まれる。
情報処理装置100は,例えば,管理対象のプリンタ200から受信したトナー残量値が閾値未満になったと判断すると,トナー残量が少なくなったことを示す情報を含む電子メールを,印刷管理装置300にメールサーバ500を介して送信する。
よって,情報処理装置100は,会社のネットワーク管理者などがプリンタ200の消耗品を管理する手間を軽減できる。
[プリンタの電気的構成]
続いて,プリンタ200の電気的構成を説明する。図2に示すように,プリンタ200は,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM34とを備えたコントローラ30を備えている。また,コントローラ30は,画像形成部10と,トナー残量値検知部52と,操作部41と,表示部42と,ネットワークインターフェイス39に,接続される。
画像形成部10は,用紙に画像を印刷するものである。画像形成部10は,カラー印刷が可能であってもモノクロ印刷のみが可能であってもよい。画像形成部10の印刷方式は,電子写真方式である。トナー残量値検知部52は,トナーの残量を検出するものである。トナー残量値検知部52は,光学検知方式によりトナー残量値を検知するものであっても良いし,ドットカウンタ方式によりトナー残量値を検知するものであっても良い。
操作部41は,ユーザによる入力操作を受け付ける各種のボタンから構成される。表示部42は,メッセージや設定内容を表示する液晶ディスプレイにより構成される。ネットワークインターフェイス39は,LANケーブルを介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。プリンタ200は,ネットワークインターフェイス39を介して,情報処理装置100に通信可能に接続される。
ROM32には,プリンタ200を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33およびNVRAM34は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいはデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
NVRAM34は,デバイス情報記憶部35が設けられている。デバイス情報記憶部35には,当該プリンタ200を識別するための識別情報として,シリアル番号と,MACアドレスと,IPアドレスが記憶されている。シリアル番号は,当該プリンタ200が製造された時に各々割り当てられる識別番号である。シリアル番号は,他の製品と重複して付与されない。MACアドレスは,ネットワークに接続する機器に設定されている固有の識別番号をいう。より具体的には,MACアドレスは,ネットワークインターフェイス39毎に割り当てられた固有の識別番号である。IPアドレスは,当該プリンタ200に割り当てられたネットワーク通信に用いられる識別番号である。
また,デバイス情報記憶部35には,当該プリンタ200に使用される消耗品の状態を示す状態情報として,トナーの残量状態や,感光体ドラムの回転数,現像ローラの回転数,印刷枚数などを記憶する。
さらに,デバイス情報記憶部35には,プリンタの種類を特定するための情報として,型番情報と,場所情報と,容量情報と,カラー情報が記憶されている。型番情報は,プリンタ200の型式ごとに付与される番号である。場所情報は,当該プリンタ200が設置される設置場所を特定するための情報である。容量情報は,カートリッジに収容されるトナーの最大容量を特定するための情報である。カラー情報は,当該プリンタ200がモノクロに対応しているか,カラーに対応しているかを特定するための情報である。場所情報は,ユーザに入力してもらってもよいし,GPS等によって自動的に取得してもよい。型番情報と,容量情報と,カラー情報は,出荷時に,デバイス情報記憶部35に記憶される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,プリンタ200の各構成要素を制御する。
[情報処理装置の電気的構成]
続いて,図2に基づいて,情報処理装置100の電気的構成を説明する。情報処理装置100は,情報処理装置100を制御するコントローラ130を備える。コントローラ130は,操作部141と,表示部142と,ドライブ装置143と,ネットワークインターフェイス145に電気的に接続される。情報処理装置100は,ネットワークインターフェイス145を介して,プリンタ200に接続される。ネットワークインターフェイス39は,接続部の一例である。
コントローラ130は,CPU131と,ROM132と,RAM133と,ハードディスクドライブ(HDD)134を備える。HDD134は,所定の記憶領域の一例である。コントローラ130は,CPU131等,情報処理装置100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際に情報処理装置100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。CPU131は,制御部の一例である。なお,コントローラ130が制御部であってもよい。
情報処理装置100の操作部141は,キーボードとマウスによって構成され,入力された情報をCPU131に出力する。表示部142は,CPU131から出力される画信号を受信し,受信された画信号に基づく画像を表示する液晶ディスプレイである。ドライブ装置143は,図示しない記録媒体に格納されているプログラム等のデータを読み取る。ネットワークインターフェイス145は,情報処理装置100をネットワークに接続するためのハードウェアである。コントローラ130は,ネットワークインターフェイス145を介して,管理対象のプリンタ200とデータの送受信を行う。また,コントローラ130は,ネットワークインターフェイス145を介してインターネット5に接続し,メールサーバ500や印刷管理装置300とデータの送受信を行う。
ROM132には,ブートプログラム,および,Basic Input/Output System(BIOS)等が記憶される。RAM133およびHDD134には,一時的なデータが記憶される。
HDD134には,制御プログラム135が記憶されている。制御プログラム135は,プリンタ200に使用されるトナーの状態を管理する処理をCPU131に実行させるためのプログラムである。制御プログラム135は,例えば,CD等の記録媒体に記憶され,ドライブ装置143を介してHDD134にインストールされる。なお,制御プログラム135は,ネットワークを介してHDD134にインストールされても良い。
また,HDD134には,データを記憶する記憶領域136が設けられている。記憶領域136には,登録リスト137と汎用ファイル138と複数の限定ファイル139A,139B…が記憶されている。
図3に示すように,登録リスト137は,管理対象のプリンタ200に関する情報を記憶するリストである。登録リスト137は,識別情報記憶領域1371と状態情報記憶領域1372と特定情報記憶領域1373とファイル情報記憶領域1374とトナー残量値記憶領域1375を備える。
識別情報記憶領域1371は,プリンタ200に関する識別情報として,ID1371aと,シリアル番号1371bと,MACアドレス1371cと,IPアドレス1371dが記憶されている。シリアル番号1371bと,MACアドレス1371cと,IPアドレス1371dは,情報処理装置100がプリンタ200から受信した,あるいは,管理者によって手入力された,シリアル番号と,MACアドレスと,IPアドレスが記憶される。
状態情報記憶領域1372には,プリンタ200の状態を示す状態情報として,発見情報1372aと,監視情報1372bと,トナー状態情報1372cが記憶されている。発見情報とトナー状態情報は,情報処理装置100がブロードキャストやユニキャストを行うことにより各プリンタ200から取得される。監視情報1372bは、ネットワーク管理者によってプリンタ200毎に情報の登録が行われる。
発見情報1372aは,情報処理装置100が所定の識別情報に基づいてプリンタ200を検索した場合の検索結果に関する情報が記憶される。すなわち,発見情報1372aは,情報処理装置100が検索により発見できたプリンタ200に対しては「発見済み」が記憶され,情報処理装置100が検索により発見できなかったプリンタに対しては「未発見」が記憶される。監視情報1372bは,情報処理装置100の管理対象にするか否かの情報が記憶される。監視情報1372bは、管理対象にするプリンタ200については、ネットワーク管理者によって「監視済み」が登録される。一方、監視情報1372bは、管理対象にしないプリンタ200については、ネットワーク管理者によって「監視未対象」が登録される。
トナー状態情報1372cは,情報処理装置100がプリンタ200から受信したトナーの残量状態に関する情報が記憶される。例えば,プリンタ200は,トナー残量値検知部52により検知されるトナー残量値が第1規定値以下である場合には,デバイス情報記憶部35に「ロー」を記憶する。また,プリンタ200は,トナー残量値検知部52により検知されるトナー残量値が第1規定値よりも小さい値である第2規定値以下である場合には,デバイス情報記憶部35に「エンプティ」を記憶する。また,プリンタ200は,トナーカートリッジを交換された場合,あるいは,第1規定値よりも大きい値である第3規定値以上である場合には,デバイス情報記憶部35に「フル」を記憶する。各プリンタ200は,これらのトナーの残量状態に関する情報を,デバイス情報に含めて情報処理装置100に送信する。情報処理装置100は,プリンタ200から受信したトナー残量状態に関する情報を,トナー状態情報1372cに記憶させる。
特定情報記憶領域1373には,型番情報1373aと,場所情報1373bと,容量情報1373cと,カラー情報1373dが記憶される。型番情報1373aと,場所情報1373bと,容量情報1373cと,カラー情報1373dには,情報処理装置100が各プリンタ200から受信したデバイス情報に含まれる型番情報と,場所情報と,容量情報と,カラー情報が,プリンタ200の識別情報に関連づけて記憶される。
ファイル情報記憶領域1374は,各プリンタ200が利用可能な閾値を記憶するファイル名を特定するための情報であるファイル情報が記憶される。トナー残量値記憶領域1375には,各プリンタ200から受信したトナー残量値が蓄積して記憶される。
図4に示すように,汎用ファイル138には,プリンタ200の種類を問わずに,消耗品ごとに閾値が記憶されている。汎用ファイル138は,消耗品を特定する消耗品情報1381,1383と,消耗品の残量判断に用いる指標となる閾値1382,1384が,関連付けられて記憶されている。登録リスト137に登録されている管理対象のプリンタ200のうち,登録リスト137のファイル情報記憶領域1374に,汎用ファイル138のファイル名が記憶されているプリンタ200は,汎用ファイル138の閾値1382,1384を用いてトナーの残量判断が行われる。
図5に示すように,限定ファイル139Aは,プリンタ200の種類に応じて,消耗品ごとに閾値が記憶されている。限定ファイル139Aは,プリンタ200の種類に関する情報に含まれる型番情報1390と,消耗品を特定する消耗品情報1391,1393と,消耗品の残量判断に用いる指標となる閾値1392,1394が,関連付けられて記憶されている。登録リスト137に登録されている管理対象のプリンタ200のうち,登録リスト137のファイル情報記憶領域1374に,限定ファイル139のファイル名が記憶されているプリンタ200は,そのファイル名により特定された限定ファイル139の閾値1392,1394を用いてトナーの残量判断が行われる。
図2の限定ファイル139Bは,限定ファイル139Aと同様に構成される。しかし,限定ファイル139Bは,限定ファイル139Aと型番情報の内容が異なる。つまり,限定ファイル139A,139Bは,対応するプリンタ200の種類が異なる。そして,限定ファイル139Bは,閾値が限定ファイル139Aと異なっている。
なお,閾値1382,1392は,それぞれ,トナー残量が少なくなったことを判断するためのトナー残量の指標値である第1閾値である。また,閾値1384,1394は,トナーを収容するカートリッジが交換されたかどうかを判断するためのトナー残量の指標値である第2閾値である。第1閾値1382,1392と第2閾値1384,1394は,トナー満杯時に対する残量の割合で規定される。なお,第1閾値1382,1392と第2閾値1384,1394は,残量を示す具体的な数値であってもよい。
ここで,第1閾値1382,1392と第2閾値1384,1394は,トナーのカラーごとに設定されている。カラーによってトナーの使用量や容量が異なるからである。例えば,ブラックのトナーは,イエローのトナーより,使用量が多く,空になりやすい。また,イエローのトナーは,ブラックのトナーに比べて,カートリッジに収容される容量が少ない。そこで,汎用ファイル138と限定ファイル139は,カラーに応じて第1閾値1382,1392や第2閾値1384,1394を設定している。
[トナー残量管理処理の概要]
例えば,情報処理装置100は,制御プログラム135が実行されることによって,トナー残量管理処理を行う。すなわち,情報処理装置100は,第1の間隔T11で,管理対象のプリンタ200からデバイス情報を受信する。デバイス情報には,そのプリンタ200のトナー残量値検知部52によって検知されたトナー残量値が記憶されている。図6に示すように,情報処理装置100は,各プリンタ200からトナー残量値を第1の間隔T11ごとに受信し,プリンタ200毎にHDD134に経時的に記憶する。
情報処理装置100は,図中P10およびP11に示すように,前回受信したトナー残量値と今回受信したトナー残量値のいずれも,第1閾値以上である場合には,トナー残量値を取得する第1の間隔T11を変更せず,プリンタ200の監視を継続する。
一方,情報処理装置100は,図中P12およびP13に示すように,トナー残量値が第1閾値以上である状態から第1閾値未満である状態に変化する第1変化条件を満たす場合には,トナー残量値を取得する第1の間隔T11を,第1の間隔T11より短い第2の間隔T12に変更し,プリンタ200を監視する。つまり,情報処理装置100は,図中P13,P14に示すように,管理対象のプリンタ200から短い間隔でトナー残量値を取得する。
情報処理装置100は,図中P13に示すように,第1変化条件を満たすと判断した後,図中P15に示すように,トナー残量値が第1閾値未満であることをカウントした回数が第1の所定回数になった場合に,トナーの残量が少なくなったことを示す情報を記載した電子メールを,印刷管理装置300にメールサーバ500を介して送信する。
情報処理装置100は,第1変化条件を満たした後,トナー残量値が第1閾値未満であることをカウントした回数が第1の所定回数にならない限り,トナーが少なくなったことを示す情報を印刷管理装置300に出力しない。つまり,情報処理装置100は,第1変化条件を満たすと判断した後,トナー残量値が第1閾値未満になるか複数回判断する。
そのため,例えば図7に示すように,情報処理装置100は,図中P31,P32,P33に示すように,ノイズ等の影響で,トナー残量値が第1閾値以上である状態から第1閾値未満になる状態に一時的に変化したとしても,トナー残量が少なくなったことを誤判断することを回避できる。また,情報処理装置100は,第1変化条件を満たすと判断した後,トナー残量値を取得する間隔を短くするので,トナーの残量が少なくなったことを早期に判断できる。
もっとも,情報処理装置100が管理対象のプリンタ200からトナーの残量値を短い間隔で取得すると,ネットワークに負荷がかかる。そこで,情報処理装置100は,第1変化条件を満たすと判断した後,第2の間隔T12でトナー残量値を取得する回数に,上限値Mが設けられている。そして,情報処理装置100は,図6のP15に示すように,上限値Mに達する前に,トナー残量値が少なくなったという判断を確定させた場合や,図7のP34に示すように,第1変化条件を満たした後,トナー残量値を取得する回数が上限値Mに達した場合には,トナー残量値の取得間隔を,第2の間隔T12から,第2の間隔T12より長い第1の間隔T11に変更する。
なお,情報処理装置100は,第1変化条件を満たすと判断した後,トナー残量値の取得回数が上限値Mに達した場合,トナー残量値の取得回数をカウントするカウンタをリセットする。これにより,情報処理装置100は,電源が投入される間,制御プログラム135を実行し,管理対象の各プリンタ200についてトナーの残量を監視し続けることができる。
ところで,プリンタ200は,トナー残量値が第1閾値未満になってから,トナーが空になるまでの期間が,使われ方によって異なる。すなわち,ユーザによる印刷枚数が多いプリンタ200は,ユーザによる印刷枚数が少ないプリンタ200と比べ,第1変化条件を満たしてから,トナーが空になるまでの期間が短い。そのため,図6に示すように,情報処理装置100は,HDD134に蓄積して記憶されるトナー残量値に基づいて,第1変化条件を満たす前まで(すなわち,図6のP12のトナー残量値が取得されるまで)のトナーの残量値変化度合L1を算出する。そして,残量値変化度合L1が大きいものほど,第2の間隔T12を短くし,トナーの残量が少なくなったことを早期に判断できるようにしている。
情報処理装置100は,トナー残量値に基づいてカートリッジが交換されたことを判断することも可能である。すなわち,プリンタ200のカートリッジが交換される前は,図8のP21,P22に示すように,前回受信したトナー残量値と今回受信したトナー残量値のいずれも,第2閾値未満である。
しかし,プリンタ200のカートリッジが交換された場合,情報処理装置100は,図中P22およびP23に示すように,トナー残量値が第2閾値未満である状態から第2閾値以上である状態に変化する第2変化条件を満たすと判断する。情報処理装置100は,第2変化条件を満たした後,トナー残量値の取得間隔を,第1の間隔T11より短い第2の間隔T12に変更する。情報処理装置100は,第2変化条件を満たした後,トナー残量値が第2閾値以上であることをカウントする回数が第2の所定回数になった場合に,カートリッジが交換されたことを示す情報を含む電子メールを,印刷管理装置300にメールサーバ500を介して送信する。
よって,情報処理装置100は,図6に示すようにトナーの残量が少なくなったと判断する場合と同様に,トナー残量値の取得間隔をT12に変更することによって,カートリッジが交換されたことを早期に判断できる。また,情報処理装置100は,図8に示すように,第2変化条件を満たした後に,トナー残量値が第2閾値以上であるか,複数回判断する。そのため,情報処理装置100は,仮に第2変化条件を満たすことをノイズ等により誤検知した場合でも,カートリッジが交換されたことを示す情報を印刷管理装置300に誤って出力することを回避できる。
そして,情報処理装置100は,図8のP24に示すように,カートリッジが交換されたとの判断を確定させた後,トナー残量値の取得間隔を,第2の間隔T12から第1の間隔T11に変更することで長くする。よって,情報処理装置100は,ネットワークにかかる負荷を低減できる。
[トナー残量管理処理の制御手順]
続いて,トナー残量管理処理の制御手順について,図9に示すフローチャートを参照して説明する。図9に示すトナー残量管理処理の制御は,情報処理装置100の電源が投入されたときを契機に,情報処理装置100のCPU131が制御プログラム135を実行することにより行われる。
CPU131は,ステップ1(以下「S1」という)において,プリンタ200からトナー残量値を取得する間隔を,第1の間隔T11に設定する。例えば,第1の間隔T11は,1時間とする。そして,CPU131は,トナー残量値が第1閾値未満になる回数をカウントするカウント値N1,および,トナー残量値第2閾値以上になる回数をカウントするカウント値N2に,それぞれ「0」を設定する(S2)。その後,CPU131は,所定時間が経過するまで,待機する(S3:NO)。すなわち,第1の間隔T11が設定されている場合には,CPU131は,第1の間隔T11に対応する時間が経過するまで待機する。
S1にて第1の間隔T11が設定されている場合,CPU131は,第1の間隔T11に対応する時間が経過すると(S3:YES),ネットワークインターフェイス145を制御して,管理対象のプリンタ200から,それぞれ,識別情報とトナー残量値と種類情報を取得する(S4)。すなわち,CPU131は,ネットワークインターフェイス145を制御して,登録リスト137の監視情報1372bに「監視対象」が記憶されているプリンタ200に対して,デバイス情報を情報処理装置100に送信することを要求する要求信号を送信する。CPU131は,ネットワークインターフェイス145を介して,各プリンタ200からデバイス情報を受信する。デバイス情報には,プリンタ200のシリアル番号,MACアドレス,IPアドレスの少なくとも1つと,トナー残量値と,種類情報が含まれている。種類情報には,例えば,型番情報や容量情報やカラー情報が含まれる。
トナー残量値を取得したCPU131は,第1閾値および第2閾値を汎用ファイル138又は限定ファイル139から読み出す(S5)。S4およびS5の処理は,取得部の一例である。
すなわち,CPU131は,S4にて取得した識別情報と同じ識別情報を有するレコードを登録リスト137から読み出す。そして,読み出したレコードのファイル情報記憶領域1374(図3)のファイル名を読み出し,そのファイル名に対応するファイルに基づいて,第1閾値と第2閾値を設定する。
例えば,読み出したレコードのファイル情報が汎用ファイルを特定するファイル名である場合には,CPU131は,汎用ファイル138に基づいて第1閾値と第2閾値を取得する。一方,例えば,読み出したレコードのファイル情報が限定ファイルを特定するファイル名である場合には,CPU131は,その限定ファイル名に対応する限定ファイルに基づいて,第1閾値と第2閾値を設定する。つまり,CPU131は,管理対象のプリンタ200からそれぞれ受信した型番情報に応じて,異なる値の第1閾値および異なる値の第2閾値を設定し,トナーの残量判断を行うことができる。
このように,CPU131は,プリンタ200の型番に応じて第1閾値と第2閾値を設定することで,プリンタ200の種類に応じて第1閾値および第2閾値をより適切に設定できる。そして,情報処理装置100が,トナーの残量を判断することの信頼性を高めることができる。
また,CPU131は,汎用ファイル138又は限定ファイル139から読み出した第1閾値と第2閾値を,読み出したレコードの場所情報や容量情報に基づいて重み付けしても良い。例えば,プリンタ200の設置場所によっては,カートリッジの運送に時間がかかる。また,トナーの残量割合が同じでも,トナーの最大容量が少ないカートリッジは,トナーの最大容量が多いカートリッジより早く空になる。よって,第1閾値と第2閾値を場所情報や容量情報により重み付けすることにより,第1閾値と第2閾値をより一層適切に設定できる。
そして,CPU131は,S4にて取得したトナー残量値を,HDD134に記憶する(S6)。S6の処理は,記憶部の一例である。すなわち,CPU131は,プリンタ200から受信したシリアル番号,MACアドレス,IPアドレスの少なくとも1つに関連付けて,トナー残量値をHDD134の登録リスト137に蓄積して記憶する。これにより,プリンタ200毎に,トナー残量値を経時的に比較できるようになる。なお,S4にて取得した種類情報も,対応する識別番号の登録リスト137のレコードに記憶される。
CPU131は,S6にてHDD134に記憶したトナー残量値が,S5にて読み出した第1閾値未満でなく,かつ,第2閾値以上でない場合には(S7:NO,S8:NO),カウント値N1およびカウント値N2を変更せずに,S3に戻る。つまり,トナー残量値が第1閾値未満でも,第2閾値以上でもない場合には,トナーの残量が少なくて印刷できなくなる可能性が低く,また,トナーのカートリッジが交換された可能性が低い。そこで,CPU131は,トナー残量値を取得し直して,トナー残量について再度判断を行う。
これに対して,CPU131は,S6にてHDD134に記憶したトナー残量値が,S5にて読み出した第1閾値未満である場合には(S7:YES),CPU131は,カウント値N1に1を加算する(S14)。そして,CPU131は,カウント値N1が1であるか判断する(S15)。つまり,トナー残量値が第1閾値以上である状態から第1閾値未満である状態に変化する第1変化条件が初めて満たされるか否かを,CPU131が判断する。なお,S7,S14,S15は,判断部の一例である。
カウント値N1が1である場合には(S15:YES),CPU131は,残量値変化度合L1を算出する(S19)。すなわち,CPU131は,例えば図6に示すように,トナー残量値が第1閾値以上である状態から(P12),第1閾値未満の状態(P13)に変化する第1変化条件を初めて満たす場合には,閾値未満になった時点(P13)の直前の所定個数(例えば3点とすれば,P16,P17,P12)を利用して,傾きを算出する。残量値変化度合L1は,例えば,最小二乗法により算出される。
そして,CPU131は,S19にて算出した残量値変化度合L1に基づいて第2の間隔T12を設定する(S20)。すなわち,CPU131は,第1の間隔T11より短い第2の間隔T12として,例えば15分を設定する。CPU131は,残量値変化度合L1が大きいほど,つまり,トナー残量値の減少量の傾きが大きいほど,第2の間隔T12を短く設定する。トナー残量値の減少度合が大きいほど,トナーが早期になくなり,印刷管理装置300に通知する必要性が高まる。そこで,CPU131は,トナー残量値を取得する間隔を第1の間隔T11から第2の間隔T12へと短くすることで,早期にトナーが少なくなったことを判断できるようにする。
その後,CPU131は,S1にて設定した第1の間隔T11を,S20にて設定した第2の間隔T12に変更する(S21)。つまり,CPU131は,トナー残量値を取得する間隔を短くする。その後,CPU131は,S3に戻り,変更後の第2の間隔T12に従ってトナー残量値を取得する。なお,S19,S20,S21の処理は,第1変更部の一例である。
一方,カウント値N1が1でない場合には(S15:NO),CPU131は,カウント値N1が第1の所定回数以上であるか否かを判断する(S16)。つまり,CPU131は,トナー残量値が第1閾値未満であることを既に検知しているので,トナー残量値が第1閾値未満であることを検知した回数が連続して第1の所定回数取得されたか否かを確認する。
カウント値N1が第1の所定回数に達した場合には(S16:YES),第2の間隔T12を第1の間隔T11に変更する(S12)。S12の処理は,第2変更部の一例である。CPU131がトナー残量値を取得する間隔が短いと,ネットワークに負荷がかかる。そこで,CPU131は,トナーの残量が少ないとの判断を確定させた場合には,トナー残量値を取得する間隔を長くする。
S20にてトナー残量値の取得間隔を変更したCPU131は,出力処理を行う(S13)。尚,S13の処理は,出力部の一例である。例えば,CPU131は,カウント値N1が第1の所定回数に達したプリンタ200の型番情報と設置情報とカラー情報を関連づけた情報を,トナーが少なくなったことを示す情報とともに電子メールに記載し,ネットワークインターフェイス145を制御して印刷管理装置300に送信する。これにより,印刷管理装置300の管理者は,情報処理装置100から離れた場所にいても,情報処理装置100による判断の結果を把握することができる。また,電子メールには,カートリッジの発注に関する情報を含めてもよい。これによれば,カートリッジを発注する手間が軽減される。
出力処理を終了したCPU131は,S2に戻り,カウント値N1,N2を0に初期化する。これにより,CPU131は,第1の間隔T11で各プリンタ200からトナー残量値を取得し,トナー残量の監視を継続できる。
これに対して,S6にてHDD134に記憶したトナー残量値が第1閾値未満ではないが(S7:NO),第2閾値以上である場合には(S8:YES),カウント値N2に1を加算する(S9)。つまり,CPU131は,トナー残量値が第2閾値以上であることを検知する回数をカウントアップする。そして,CPU131は,カウント値N2が1であるか否かを判断する(S10)。つまり,トナー残量値が第2閾値未満である状態から第2閾値以上である状態に変化した第2変化条件を初めて満たすかを,CPU131が判断する。なお,S8,S9,S10の処理は,判断部の一例である。
カウント値N2が1である場合には(S10:YES),第2変化条件が初めて満たされるので,CPU131は,S19に進む。CPU131は,トナーの残量値変化度合L1,すなわち,トナー残量値が増加する場合の傾きを算出する(S19)。具体的には,例えば図8に示すように,CPU131は,第2変化条件における傾き,つまり,トナー残量値が第2閾値未満の状態である時点P22と,トナー残量値が第2閾値以上の状態になった時点P23との間の傾きを算出する。そして,CPU131は,増加度合が大きいほど,第2の間隔T12を短く設定する(S20)。カートリッジが交換された可能性が高くなるからである。そして,CPU131は,第1の間隔T11を第2の間隔T12に変更した後(S21),S3に戻る。なお,S19,S20,S21の処理は,第1変更部の一例である。
カウント値N2が1でない場合には(S10:NO),カウント値N2が第2の所定回数以上であるか否かを判断する(S11)。つまり,CPU131は,トナー残量値が第2閾値以上であることを検知した回数が連続して第2の所定回数取得されたか確認する。カウント値N2が第2の所定回数以上である場合には(S11:YES),第2の間隔T12を第1の間隔T11に変更した後(S12),出力処理を実行する(S13)。S13の処理は,出力部の一例である。この出力処理において,CPU131は,カートリッジを交換したことを示す情報を出力する。S13以降の処理は上記と同様である。
ところで,カウント値N1が第1の所定回数未満である場合(S16:NO),または,カウント値N2が第2の所定回数未満である場合には(S11:NO),CPU131は,S7に示す第1変化条件,または,S8に示す第2変化条件を満たした後に,S4にてトナー残量値を取得した回数が上限値Mになったか判断する(S17)。第1変化条件または第2変化条件を満たした後に,トナー残量値を取得した回数が上限値Mに達していない場合には(S17:NO),CPU131は,S3に戻り,第2の間隔T12に従ってトナー残量値を取得し,判断を行う。
これに対して,第1変化条件または第2変化条件を満たした後に,トナー残量値を取得した回数が上限値Mに達した場合には(S17:YES),CPU131は,第2の間隔T12を第1の間隔T11に変更する(S18)。S18の処理は,第3変更部の一例である。すなわち,CPU131は,第1の間隔T11を第2の間隔T12に変更した後,トナー残量値を上限値Mまでカウントしても,カウント値N1が第1の所定回数に達しない場合には,トナーが不足して印刷できなくなる可能性が低い。また,第1の間隔T11を第2の間隔T12に変更した後,トナー残量値を上限値Mまでカウントしても,カウント値N2が第2の所定回数に達しない場合には,カートリッジが交換された可能性が低い。つまり,CPU131は,第1変化条件を満たすこと,または,第2変化条件を満たすことを,ノイズ等により誤検知した可能性が高い。そこで,このような場合には,CPU131は,第2の間隔T12を第1の間隔T11に戻し,トナー残量値を取得する間隔を長くすることで,ネットワークにかかる負荷を軽減する。
その後,トナー残量値を取得する間隔を長くしたCPU131は,S2に戻り,カウント値N1,N2に「0」を設定し,初期化する。つまり,CPU131は,出力処理を行わずに,トナー残量の判断を最初からやり直す。
以上詳細に説明したように,本形態の制御プログラム135は,情報処理装置100に,トナー残量値が第1閾値以上である状態から第1閾値未満である状態に変化する第1変化条件,ないし,トナー残量値が第2閾値未満である状態から第2閾値以上である状態に変化する第2変化条件を満たすか判断させる。そして,上記第1変化条件または第2変化条件を満たすと判断した場合は,制御プログラム135は,情報処理装置100に,変化後のトナー残量の状態を複数回判断させる。これにより,情報処理装置100は,ノイズ等により,トナー残量が少なくなったことを誤検知したり,カートリッジが交換されたことを誤検知したりすることが,低減される。さらに,上記第1変化条件,ないし,上記第2変化条件を満たした場合に,制御プログラム135は,情報処理装置100に,トナー残量値を取得する間隔を第1の間隔T11から第2の間隔T12に短くさせる。これにより,情報処理装置100は,上記第1変化条件又は上記第2変化条件を満たした後のトナーの状態を早期に判断できる。つまり,情報処理装置100は,トナーの残量を複数回判断することにより,判断が遅延することを回避できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,感光体ドラムなどの消耗品の残量を判断するのに,本発明を適用しても良い。
例えば,トナー残量値は,USBメモリやサーバなど,情報処理装置100の外部に設けた外部ストレージに記憶させても良い。
第1閾値と第2閾値は,同じ値でも,異なる値でも良い。また,図9のS5では,第1閾値と第2閾値の何れか一方を設定するようにしてもよい。
第1閾値を利用するトナーの残量判断と,第2閾値を利用するトナーの残量判断は,別のプログラムにより実行してもよい。
図9のS9に示すカウント部では,トナー残量値が連続して第2閾値以上になる場合に,カウント値N2をカウントアップしても良い。また,図9のS14に示すカウント部では,トナー残量値が連続して第1閾値未満になる場合に,カウント値N1をカウントアップしても良い。
上記形態では,図9のS16の処理において,CPU131は,トナー残量値が第1閾値未満であることを検知した回数が「連続して」第1所定回数取得された場合に,第1変化条件を満たすと判断した。しかし,図9のS16の処理において,CPU131は,トナー残量値が「所定の割合」第1閾値未満になった場合に,第1変化条件を満たすと判断してもよい。例えば,トナー残量値を5回取得して,3回トナー残量値が第1閾値未満である場合に,第1変化条件を満たすと判断してもよい。なお,図9のS11の処理についても同様に,CPU131は,トナー残量値が「所定の割合」第2閾値以上になった場合に,第2変化条件を満たすと判断してもよい。
図9のS21の処理,又は,S18の処理は,省略しても良い。ただし,S21,S18の処理を実行することで,ネットワークの負荷を軽減できる。
図9のS19の処理を省略し,S20にて第2の間隔T12を一律に設定しても良い。
限定ファイル139と登録リスト137のファイル情報記憶領域1374を省略し,図9のS5では,汎用ファイル138のみで第1閾値と第2閾値を設定してもよい。また,ファイル名がファイル情報記憶領域1374に記憶されていない場合には,トナー状態情報1372cに基づいて,閾値を設定してもよい。
図9のS13に示す出力処理において,CPU131は,表示部142を制御して,トナーが少なくなったことを通知する表示を行っても良い。またCPU131は,表示部142を介して通知する処理と電子メールにより通知する処理の両方を行ってもよいし,いずれか一方のみを行っても良い。
メールサーバ500および印刷管理装置300は,会社のネットワーク内に設けても良い。また,印刷管理装置300は,プリンタ200を製造するメーカやサービスマン販売店であっても良い。
情報処理装置100と各プリンタ200は,同一会社内に限らず,本社,支社,子会社などの異なる会社に設置されたり,離れた地域に分散して設置されたりするなどして,インターネット5を介して接続されても良い。この場合,例えば,プリンタ200の場所情報により第1閾値を重み付けすることにより,カートリッジの運送時間を反映させた第1閾値を設定することが可能になる。そのため,カートリッジが届く前に,トナーが空になることを回避できる。
プリンタ200の印刷方式は,インクジェット方式でも良い。この場合,インクが消耗品の一例になる。
プリンタ200がネットワーク機器として,有線のネットワークインターフェイス39の他,無線LANのネットワークインターフェイス等を備える場合には,複数のMACアドレスをデバイス情報や登録リスト137に含めてもよい。
第1変化条件又は第2変化条件を満たすと判断した後の上限値は,トナー残量値の取得回数でなく,時間により設定しても良い。
情報処理装置100とプリンタ200は,例えばUSBケーブルにより接続されても良い。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
4 LAN
100 情報処理装置
134 HDD
135 制御プログラム
145 ネットワークインターフェイス
200 プリンタ
T11 第1の間隔
T12 第2の間隔
L1 残量値変化度合
M 上限値
N1 カウント値
N2 カウント値

Claims (9)

  1. 情報処理装置を,
    前記情報処理装置に接続される管理対象のプリンタから,第1の間隔ごとに,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す残量値を取得する取得部と,
    前記取得部にて取得される残量値を所定の記憶領域に記憶する記憶部と,
    前記取得部にて取得されて前記所定の記憶領域に記憶される第1の残量値と,前記第1の残量値が取得されてから前記第1の間隔が経過した後に取得される第2の残量値と,を用いて,第1変化条件と第2変化条件との何れか一方が満たされるか否かを判断する判断部であって,前記第1変化条件は,前記第1の残量値が第1閾値以上であり,かつ,前記第2の残量値が前記第1閾値未満であり,前記第2変化条件は,前記第1の残量値が第2閾値未満であり,かつ,前記第2の残量値が前記第2閾値以上である,前記判断部と,
    前記判断部にて前記第1変化条件と前記第2変化条件とのいずれか一方が満たされると判断される場合に,前記取得部による残量値が取得される取得間隔を,前記第1の間隔から,前記第1の間隔よりも短い第2の間隔に変更する第1変更部と,
    前記第1変更部による変更の後,(1)前記判断部にて前記第1変化条件を満たすと判断された後に,前記取得部にて取得される残量値が前記第1閾値未満である回数が,第1の所定回数となる場合,または,(2)前記判断部にて前記第2変化条件を満たすと判断された後に,前記取得部にて取得される残量値が前記第2閾値以上である回数が,第2の所定回数となる場合に,消耗品に関する情報を出力する出力部と,
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載するプログラムはさらに,
    前記情報処理装置を,
    (1)前記第1変更部による変更後に取得される残量値が第1閾値未満である回数が,前記第1の所定回数となる場合,または,(2)前記第1変更部による変更後に取得される残量値が前記第2閾値以上である回数が,第2の所定回数となる場合に,前記取得部による残量値の取得間隔を,前記第1の間隔に変更する第2変更部,
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1または請求項2に記載するプログラムにおいて,
    前記第1変更部は,
    前記所定の記憶領域に記憶された複数の残量値から残量値の変化度合を算出し,当該変化度合が大きいほど,短い前記第2の間隔に変更する,
    ことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプログラムはさらに,
    前記情報処理装置を,
    前記第1変更部による変更後に,前記第2の間隔で前記取得部が残量値を取得した回数が上限値となる場合に,前記取得部による残量値の取得間隔を,前記第1の間隔に変更する第3変更部,
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するプログラムにおいて,
    前記取得部は,
    前記残量値に加え,前記管理対象のプリンタの消耗品の種類を示す種類情報を取得し,
    前記判断部は,
    前記第1閾値と前記第2閾値との少なくとも一方について,前記取得部にて取得した種類情報に応じて異なる値を用いて,前記第1変化条件と前記第2変化条件とのいずれか一方が満たされるか否かを判断する,
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載するプログラムにおいて,
    前記出力部は,
    消耗品に関する情報を,通信回線を介して外部装置に出力する,
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するプログラムにおいて,
    前記出力部は,
    前記判断部にて前記第1変化条件を満たすと判断された場合,前記消耗品に関する情報として,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量が少なくなったことを示す情報を出力し,
    前記判断部にて前記第2変化条件を満たすと判断された場合,前記消耗品に関する情報として,前記管理対象のプリンタの消耗品が交換されたことを示す情報を出力する,
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項1に記載するプログラムにおいて,
    前記出力部は,前記第1変更部による変更後,(1)前記判断部にて前記第1変化条件を満たすと判断された後に,前記取得部にて取得される残量値が前記第1閾値未満である回数が,連続して前記第1の所定回数取得される場合,または,(2)前記判断部にて前記第2変化条件を満たすと判断された後に,前記取得部にて取得される残量値が前記第2閾値以上である回数が,連続して前記第2の所定回数取得される場合とに,消耗品に関する情報を出力する
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 接続部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記接続部に接続される管理対象のプリンタから,第1の間隔ごとに,前記管理対象のプリンタの消耗品の残量を示す残量値を前記接続部を介して取得する取得処理と,
    前記取得処理にて取得される残量値を所定の記憶領域に記憶する記憶処理と,
    前記取得処理にて取得されて前記所定の記憶領域に記憶される第1の残量値と,前記第1の残量値が取得されてから前記第1の間隔が経過した後に取得される第2の残量値と,を用いて,第1変化条件と第2変化条件との何れか一方が満たされるか否かを判断する判断処理であって,前記第1変化条件は,前記第1の残量値が第1閾値以上であり,かつ,前記第2の残量値が前記第1閾値未満であり,前記第2変化条件は,前記第1の残量値が第2閾値未であり,かつ,前記第2の残量値が前記第2閾値以上である,前記判断処理と,
    前記判断処理にて前記第1変化条件と前記第2変化条件とのいずれか一方が満たされると判断される場合に,前記取得処理による残量値が取得される間隔を,前記第1の間隔から,前記第1の間隔よりも短い第2の間隔に変更する第1変更処理と,
    前記第1変更処理による変更の後,(1)前記判断処理にて前記第1変化条件を満たすと判断された後に,前記取得処理にて取得される残量値が前記第1閾値未満である回数が,第1の所定回数となる場合,または,(2)前記判断処理にて前記第2変化条件を満たすと判断された後に,前記取得処理にて取得される残量値が前記第2閾値以上である回数が,第2の所定回数となる場合に,消耗品に関する情報を出力する出力処理と,
    を実行することを特徴とする情報処理装置。
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