JP6910915B2 - 固形燃料の排出システム及び固形燃料の排出方法 - Google Patents
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Description
サイロ1内に貯蔵可能な固形燃料としては、例えば発電用に利用可能な石炭、バイオマス等が挙げられる。上記石炭としては、例えば瀝青炭及び亜瀝青炭が挙げられる。
サイロ1は有底筒状の本体11を有する。本体11は内部に固形燃料Fを貯蔵する。本体11は、中心軸が鉛直方向に延びる筒状の周壁11aと、周壁11aの下部開口を封止する底壁11bとを有する。周壁11aは鉛直方向に内径が略均一な円筒状、多角筒状等に形成されている。底壁11bは、サイロ1の底部を構成する。また、サイロ1は、周壁11aの上部開口を封止する屋根部12を有する。屋根部12は、周壁11aの上端縁から連続し、上方に向けて周壁11aの中心軸方向に傾斜する傾斜部と、傾斜部の上端縁から連続し、水平方向に配設される天壁部とを有する。
充填構造検出機構4は、サイロ1内におけるミューオンを検出する複数のミューオン検出部16と、充填構造算出部17とを有する。充填構造検出機構4は、サイロ1内に固形燃料Fが投入された際にサイロ1内における充填構造を検出してもよく、サイロ1内からの固形燃料Fの排出前に、その都度サイロ1内における充填構造を検出してもよい。
発熱部位算出機構6は、CPUと、ROM、RAM等の記憶部とを含んで構成される。発熱部位算出機構6は、例えば充填構造算出部17と同一のコンピュータによって構成されてもよく、別個のコンピュータによって構成されてもよい。
制御機構5は、CPUと、ROM、RAM等の記憶部とを含んで構成される。制御機構5は、例えば充填構造算出部17及び/又は発熱部位算出機構6と同一のコンピュータによって構成されてもよく、別個のコンピュータによって構成されてもよい。
当該固形燃料の排出システムは、サイロ1の底部に固形燃料Fを排出可能な長尺状の排出開口2を有し、この排出開口2の軸方向にスライドゲート3が摺動可能に配設されているので、固形燃料Fの排出位置を排出開口2の軸方向において調節することができる。そのため、当該固形燃料の排出システムは、スライドゲート3の位置を調節することで、発熱した又は発熱するおそれが高い固形燃料Fを優先的に排出することができる。
次に、固形燃料が貯蔵され、この固形燃料を排出可能な長尺状の排出開口を底部に有するサイロを用いた固形燃料の排出方法について説明する。以下では、図1の固形燃料の排出システムを用いた固形燃料の排出方法について説明する。
充填構造検出工程(S01)は、図5に示すように、サイロ1内におけるミューオンを検出する工程(ミューオン検出工程)と、サイロ1内の固形燃料Fの充填構造Xを算出する工程(充填構造算出工程)とを有する。ミューオン検出工程(S11)は、複数のミューオン検出部16によって行われる。S11では、例えばサイロ1内におけるミューオンの飛来量及び飛来方向を検出する。充填構造算出工程(S12)は、充填構造算出部17によって行われる。S12では、例えばS11で検出されたミューオンの飛来方向に基づいてミューオンの経路を算出し、経路ごとのミューオンの減衰を検出することで固形燃料Fの充填構造X(固形燃料Fの密度分布)を算出する。S01は、サイロ1内に固形燃料Fを投入した際に行われてもよく、サイロ1内から固形燃料Fを排出する前に、その都度行われてもよい。
発熱部位算出工程(S02)では、充填構造Xの空隙分布に基づいて充填構造Xの発熱しやすい部位を算出する。S02は、発熱部位算出機構6によって行われる。S02では、例えばS12で算出された充填構造Xからこの充填構造Xの空隙分布を算出する工程(第1算出工程)と、上記第1算出工程で算出された充填構造Xの空隙分布に基づいて充填構造Xの発熱しやすい部位を算出する工程(第2算出工程)とを有する。なお、当該固形燃料の排出方法は、S12が充填構造Xの空隙分布を算出する工程(第1算出工程)を有してもよい。この場合、S02では、S12で算出された充填構造Xの空隙分布に基づいて充填構造Xの発熱しやすい部位を算出すればよい。
排出位置調節工程(S03)は、制御機構5によってスライドゲート3の位置を制御することで行われる。S03では、S02で算出された発熱しやすい部位における固形燃料Fを排出するようスライドゲート3の位置を制御する。S03では、例えばスライドゲート3の位置と充填構造Xにおける排出されやすい部位との関係が関連付けられた複数パターンのデータを制御機構5の記憶部に格納しておき、この記憶部に格納されたデータを参照してスライドゲート3の位置を制御する。このデータは、例えば当該固形燃料の排出方法の実施の結果蓄積されたデータであってもよく、シミュレーションによって得られたデータであってもよい。
当該固形燃料の排出方法は、サイロ1内に貯蔵される固形燃料Fの排出位置を排出開口2の軸方向に沿って調節する排出位置調節工程(S03)を備えるので、発熱した又は発熱するおそれが高い固形燃料Fを優先的に排出することができる。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2 排出開口
3 スライドゲート
4 充填構造検出機構
5 制御機構
6 発熱部位算出機構
7 チェーンコンベア
8 固形燃料排出用コンベア
11 本体
11a 周壁
11b 底壁
12 屋根部
13 固形燃料投入口
14 固形燃料投入用コンベア
15 散水部
16 ミューオン検出部
17 充填構造算出部
21,22 シンチレーション検出器
21a,22a 第1検知用ユニット
21b,22b 第2検知用ユニット
F 固形燃料
R 開放領域
X 充填構造
Claims (3)
- 固形燃料が貯蔵され、この固形燃料を排出可能な長尺状の排出開口を底部に有するサイロを備え、
上記排出開口の一部を封止し、この排出開口の長手方向に摺動可能なスライドゲートと、
上記排出開口の下方に設けられ、この排出開口から排出される固形燃料をこの排出開口の長手方向に搬送するチェーンコンベアと、
上記サイロ内における上記固形燃料の充填構造をミュオグラフィによって検出する充填構造検出機構と、
上記充填構造検出機構で検出された上記充填構造に基づいて上記スライドゲートの位置を制御する制御機構と
を有する固形燃料の排出システム。 - 上記充填構造検出機構で検出された上記充填構造における発熱しやすい部位を算出する発熱部位算出機構をさらに備え、
上記制御機構が、上記発熱部位算出機構によって算出された上記部位における固形燃料を排出するよう上記スライドゲートの位置を制御する請求項1に記載の固形燃料の排出システム。 - 固形燃料が貯蔵され、この固形燃料を排出可能な長尺状の排出開口を底部に有するサイロを用い、
上記サイロ内における上記固形燃料の充填構造をミュオグラフィによって検出する充填構造検出工程と、
上記充填構造検出工程で検出された上記充填構造に基づいて上記サイロ内に貯蔵される固形燃料の排出位置を上記排出開口の長手方向に沿って調節する排出位置調節工程と、
上記排出位置調節工程で調節された上記排出位置から排出された上記固形燃料をチェーンコンベアによって上記排出開口の長手方向に搬送する搬送工程と
を備える固形燃料の排出方法。
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JP2017196881A JP6910915B2 (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 固形燃料の排出システム及び固形燃料の排出方法 |
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JP2017196881A JP6910915B2 (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 固形燃料の排出システム及び固形燃料の排出方法 |
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2017
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