JP6775903B2 - サイロ内温度測定システム及びサイロ内温度測定方法 - Google Patents
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Description
図1のサイロ内温度測定システムは、サイロ1内に貯蔵される固形燃料Fの充填構造Xをミュオグラフィによって検出する充填構造検出機構2と、充填構造検出機構2で検出された充填構造Xにおける発熱しやすい部位を算出する発熱部位算出機構3と、発熱部位算出機構3で算出された部位の温度を測定する温度測定機構4とを備える。
サイロ1は有底筒状の本体11を有する。本体11は内部に固形燃料Fを貯蔵する。本体11は、中心軸が鉛直方向に延びる筒状の周壁11aと、周壁11aの下部開口を封止する底壁11bとを有する。周壁11aは鉛直方向に内径が略均一な円筒状、多角筒状等に形成されている。また、サイロ1は、周壁11aの上部開口を封止する屋根部12を有する。屋根部12は、周壁11aの上端縁から連続し、上方に向けて周壁11aの中心軸方向に傾斜する傾斜部と、傾斜部の上端縁から連続し、水平方向に配設される天壁部とを有する。
サイロ1内に貯蔵可能な固形燃料としては、例えば発電用に利用可能な石炭、バイオマス等が挙げられる。上記石炭としては、例えば瀝青炭及び亜瀝青炭が挙げられる。
充填構造検出機構2は、サイロ1内におけるミューオンを検出する複数のミューオン検出部18と、充填構造算出部19とを有する。
発熱部位算出機構3は、CPUと、ROM、RAM等の記憶部とを含んで構成される。発熱部位算出機構3は、例えば充填構造算出部19と同一のコンピュータによって構成されてもよく、別個のコンピュータによって構成されてもよい。
温度測定機構4は、サイロ1内の固形燃料Fの充填構造Xにおける発熱しやすい部位を選択的に測定する。温度測定機構4は、熱電対等の温度計4aを有する。温度測定機構4は1つの温度計4aのみを有していてもよく、複数の温度計4aを有していてもよい。温度測定機構4は、例えば温度を測定する際に周壁11aの外側から温度計4aを周壁11a内に挿入し、充填構造Xにおける発熱しやすい部位を測定する構成を採用することができる。また、温度測定機構4は、発熱部位算出機構3で算出された充填構造Xの発熱しやすい部位が測定点となるよう温度計4aを移動制御する制御機構(不図示)を有していてもよい。この制御機構は、例えば温度計4aが配設されるガイドレールとこのガイドレール上における温度計4aの位置を制御する制御部(いずれも不図示)とを有する構成とすることができる。
当該サイロ内温度測定システムは、充填構造検出機構2によってサイロ1内に貯蔵される固形燃料Fの充填構造Xを検出することができる。当該サイロ内温度測定システムは、発熱部位算出機構3によってこの充填構造Xにおける発熱しやすい部位を算出したうえ、温度測定機構4によってこの発熱しやすい部位の温度を選択的に測定することができる。当該サイロ内温度測定システムは、温度測定機構4によって充填構造Xの発熱しやすい部位を選択的に測定することができるので、熱電対等の温度計4aの個数の増加を抑えることができる。従って、当該サイロ内温度測定システムは、固形燃料Fの発熱のおそれを抑制することができる。また、当該サイロ内温度測定システムは、例えば温度測定時にのみ温度計4aをサイロ1内に挿入するように構成することで、温度計4aに起因する固形燃料Fの発熱をより的確に抑制することができる。
次に、当該サイロ内温度測定装置を用いたサイロ内温度測定方法について説明する。以下では、図1のサイロ内温度測定装置を用いた場合のサイロ内温度測定方法について説明する。
充填構造検出工程(S01)は、図4に示すように、サイロ1内におけるミューオンを検出する工程(ミューオン検出工程)と、サイロ1内の固形燃料Fの充填構造を算出する工程(充填構造算出工程)とを有する。ミューオン検出工程(S11)は、複数のミューオン検出部18によって行われる。S11では、例えばサイロ1内におけるミューオンの飛来量及び飛来方向を検出する。充填構造算出工程(S12)は、充填構造算出部19によって行われる。S12では、例えばS11で検出されたミューオンの飛来方向に基づいてミューオンの経路を算出し、経路ごとのミューオンの減衰を検出することで固形燃料Fの充填構造X(固形燃料Fの密度分布)を算出する。
発熱部位算出工程(S02)は、充填構造Xの空隙分布に基づいて充填構造Xの発熱しやすい部位を算出する。S02は、発熱部位算出機構3によって行われる。S02では、例えばS12で算出された充填構造Xからこの充填構造Xの空隙分布を算出する工程(第1算出工程)と、上記第1算出工程で算出された充填構造Xの空隙分布に基づいて充填構造Xの発熱しやすい部位を算出する工程(第2算出工程)とを有する。なお、当該サイロ内温度測定方法は、S12が充填構造Xの空隙分布を算出する工程(第1算出工程)を有してもよい。この場合、S02では、S12で算出された充填構造Xの空隙分布に基づいて充填構造Xの発熱しやすい部位を算出すればよい。
温度測定工程(S03)は、サイロ1内の固形燃料Fの充填構造Xにおける発熱しやすい部位を選択的に測定する。S03は、温度測定機構4におって行われる。
当該サイロ内温度測定方法は、充填構造検出工程(S01)でサイロ1内に貯蔵される固形燃料Fの充填構造Xを検出することができる。当該サイロ内温度測定方法は、発熱部位算出工程(S02)で充填構造Xにおける発熱しやすい部位を算出したうえ、温度測定工程(S03)でこの発熱しやすい部位の温度を選択的に測定することができる。当該サイロ内温度測定方法は、S03で充填構造Xの発熱しやすい部位を選択的に測定することができるので、熱電対等の温度計4aの個数の増加を抑えることができる。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2 充填構造検出機構
3 発熱部位算出機構
4 温度測定機構
4a 温度計
11 本体
11a 周壁
11b 底壁
12 屋根部
13 固形燃料投入口
14 固形燃料投入用コンベア
15 散水部
16 固形燃料排出口
17 固形燃料排出用コンベア
18 ミューオン検出部
19 充填構造算出部
20,21 シンチレーション検出器
20a,21a 第1検知用ユニット
20b,21b 第2検知用ユニット
F 固形燃料
X 充填構造
Claims (4)
- サイロ内に貯蔵される固形燃料の充填構造をミュオグラフィによって検出する充填構造検出機構と、
上記充填構造検出機構で検出された上記充填構造における発熱しやすい部位を算出する発熱部位算出機構と、
上記発熱部位算出機構で算出された部位の温度を測定する温度測定機構と
を備えるサイロ内温度測定システム。 - 上記発熱部位算出機構が、上記充填構造の空隙分布に基づいて上記充填構造の発熱しやすい部位を算出する請求項1に記載のサイロ内温度測定システム。
- 上記サイロが有底筒状の本体を有し、
上記充填構造検出機構が上記本体の側方及び下方に複数のミューオン検出部を有する請求項1又は請求項2に記載のサイロ内温度測定システム。 - サイロ内に貯蔵される固形燃料の充填構造をミュオグラフィによって検出する充填構造検出工程と、
上記充填構造検出工程で検出された上記充填構造における発熱しやすい部位を算出する発熱部位算出工程と、
上記発熱部位算出工程で算出された部位の温度を測定する工程と
を備えるサイロ内温度測定方法。
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JP2017184838A JP6775903B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | サイロ内温度測定システム及びサイロ内温度測定方法 |
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