JP6909766B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボウタイアンテナを基にした広帯域アンテナを含むアンテナ装置に関する。
近年、テレマティクス(以下「TEL」)用広帯域アンテナと、グローバル・ナビゲーション・サテライトシステム(Global Navigation Satellite System;以下「GNSS」)用アンテナとを車両に設置することが要望されるようになってきている。
特開2011-193432号公報 特許文献1はボウタイアンテナの例示であり、小型化を図った構成を示す。
TEL用アンテナとGNSS用アンテナとを複合化した場合、従来はTEL用アンテナの広帯域化や指向性利得の制御が難しいという問題があった。また、TEL用アンテナの広帯域特性の向上についての検討も不十分であった。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、広い周波数範囲での使用が可能な広帯域のアンテナ装置を提供することにある。
本発明の第1の態様はアンテナ装置である。このアンテナ装置は、給電点を挟んで互いに反対方向に延びる第1導体素子及び第2導体素子を有するボウタイアンテナを基とした広帯域アンテナを備え、
前記広帯域アンテナと、前記広帯域アンテナに給電する同軸ケーブルとの間に広帯域アンテナ用回路基板が介在しており、前記広帯域アンテナ用回路基板のグラウンドが前記第1又は第2導体素子に重ねて接続されて一体化されている。
本発明の第2の態様はアンテナ装置である。このアンテナ装置は、給電点を挟んで互いに反対方向に延びる第1導体素子及び第2導体素子を有するボウタイアンテナを基とした広帯域アンテナを備え、
前記第1導体素子と前記第2導体素子は、互いに異なる形状で、前記給電点に対し非対称配置である。
第1又は第2の態様において、直交三軸をそれぞれX軸、Y軸、Z軸とした場合に、
前記第1導体素子は、前記給電点から+Z方向に伸びXZ平面と略平行な部分を有し、かつ前記第2導体素子は、前記給電点から−Z方向に伸びXZ平面と略平行な部分を有し、
前記第1導体素子、前記第2導体素子の一方若しくは両方が、前記給電点に近い第1部分と、
前記第1部分に対して非平行となる領域を有するように、前記第1部分から延在する第2部分と、を有するとよい。
前記第1及び第2導体素子の少なくとも一方は、前記第1及び第2導体素子相互間の対向空間面積が狭くなるように前記給電点に向かって凸となる曲線の輪郭を有するとよい。
本発明の第3の態様はアンテナ装置である。このアンテナ装置は、給電点を挟んで互いに反対方向に延びる第1導体素子及び第2導体素子を有するボウタイアンテナを基とした広帯域アンテナを備え、
前記第1及び第2導体素子の少なくとも一方は、前記第1及び第2導体素子相互間の対向空間面積が狭くなるように前記給電点に向かって凸となる曲線の輪郭を有し、
前記第1導体素子及び前記第2導体素子はそれぞれ板状金属であり、
直交三軸をそれぞれX軸、Y軸、Z軸とした場合に、
前記第1導体素子は、前記給電点から+Z方向に伸びXZ平面と略平行な部分を有し、かつ前記第2導体素子は、前記給電点から−Z方向に伸びXZ平面と略平行な部分を有し、
前記第1導体素子、前記第2導体素子の一方若しくは両方が、前記給電点に近い第1部分と、
前記第1部分に対して非平行となる領域を有するように、前記第1部分から折り曲げられて延在する第2部分と、を有する。
前記第2部分は、XY平面に略平行に、若しくは前記第1部分と90°以下の角度をなすように前記第1部分から延在するとよい。
前記第2部分に対して非平行となる領域を有するように、前記第2部分から延在する第3部分を有するとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車両に設置するTEL用アンテナ等として利用可能な、ボウタイアンテナを含む広帯域のアンテナ装置を実現できる。また、GNSS用アンテナ等として利用可能なパッチアンテナを、ボウタイアンテナを基にした広帯域アンテナの一部に設けて複合化することも可能となる。
本発明に係るアンテナ装置の実施の形態1の前方斜め上視点の斜視図。 同じく後方斜め下視点の斜視図。 実施の形態1の平面図。 同底面図。 同正面図。 同背面図。 同右側面図。 同左側面図。 実施の形態1におけるTELアンテナ用回路基板の背面図。 実施の形態1におけるTEL用アンテナの第1及び第2板状金属であって、給電点を含む部分を拡大して示す斜視図。 実施の形態1におけるGNSSアンテナ用回路基板の底面図。 実施の形態1の場合のアンテナ利得等の測定時の配置図。 実施の形態1におけるTEL用アンテナのアンテナ特性であって、VSWRの周波数特性を示すグラフ。 実施の形態1におけるTEL用アンテナのアンテナ特性であって、θ=90°(水平面)におけるθ偏波(垂直偏波)の平均利得(dBic)の周波数特性を示すグラフ。 実施の形態1における低雑音増幅部を含まないGNSS用アンテナのアンテナ特性であって、VSWRの周波数特性を示すグラフ。 同じくθ=0°における右旋偏波の軸比(dB)の周波数特性を示すグラフ。 同じくθ=0°における右旋偏波の利得(dBic)の周波数特性を示すグラフ。 ボウタイアンテナの第1及び第2導体素子(アンテナエレメント)の形状の例をそれぞれ示す説明図。 図17の形状1〜3をパラメータとしたVSWRとd/λ(但し、d=各導体素子の幅、λ=TEL電波の波長)との関係を示すグラフ。 ボウタイアンテナの第1及び第2導体素子の形状の他の例をそれぞれ示す説明図。 図19の形状3,3−1,3−2をパラメータとしたVSWRとd/λとの関係を示すグラフ。 本発明に係るアンテナ装置の実施の形態2の前方斜め上視点の斜視図。 実施の形態2の後方斜め下視点の斜視図。 実施の形態2の正面図。 同背面図。 同平面図。 同底面図。 同右側面図。 同左側面図。 実施の形態2におけるTEL用アンテナの第1及び第2板状金属であって、給電点を含む部分を拡大して示す斜視図。 実施の形態2の場合のアンテナ利得等の測定時の配置図。 実施の形態2におけるTEL用アンテナのアンテナ特性であって、VSWRの周波数特性を示すグラフ。 実施の形態2におけるTEL用アンテナのアンテナ特性であって、θ=90°(水平面)におけるθ偏波(垂直偏波)の平均利得(dBic)の周波数特性を示すグラフ。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1から図8は、本発明に係るアンテナ装置の実施の形態であって、ボウタイアンテナを基(ベース)にしたTEL用広帯域アンテナ10の導体素子(アンテナエレメント)上に、GNSS用アンテナとしてのパッチアンテナ50を設けた複合アンテナ装置1を示す。説明の便宜上、図1及び図11のように、複合アンテナ装置1に対して直交三軸であるX軸、Y軸、Z軸を定義する。また、図11において、Z軸と観測点とのなす角をθ°とし、観測点からXY平面に下した垂線とXY平面との交点と原点とを結ぶ直線がX軸となす角を方位角φとする。ここでは、説明の便宜上、+Z方向=上方向、−Z方向=下方向として説明する場合がある。
ボウタイアンテナを基にしたTEL用広帯域アンテナ10は、後述する給電点45を挟んで互いに反対方向に延びる第1導体素子としての第1板状金属20及び第2導体素子としての第2板状金属30と、広帯域アンテナ用回路基板してのTELアンテナ用回路基板40とを含む。
第1板状金属20は、給電点45から+Z方向に伸び、XZ平面と略平行な、給電点45を頂点とする三角形、半円若しくは半楕円に近似した形状の第1部分21と、この第1部分21からXY平面に略平行に折り曲げられた第2部分22とを有する。第2部分22のY軸方向に離間した両側位置には+Z方向に立ち上がったリブ23,24が形成されている。但し、第2部分22は、第1部分21の上縁より一段下がった位置から第1部分21に対し略直角に折り曲げられており、リブ23は第1部分21の上辺部で構成されている。
第2板状金属30は、給電点45から−Z方向に伸び、XZ平面と略平行な、給電点45を頂点とする三角形、半円若しくは半楕円に近似した形状を有する。
TEL用広帯域アンテナ10の第1板状金属20及び第2板状金属30は電波を透過させる樹脂製のレドーム60に固定される。第1板状金属20及び第2板状金属30の給電側には図9AのTELアンテナ用回路基板40が接続されており、第1板状金属20及びTELアンテナ用回路基板40はレドーム60内に収容されている。
図9Aに示すように、インピーダンス整合のためのTELアンテナ用回路基板40は、基板40上の帯状導体パターンP,P,P(基板裏面はグラウンドパターンであり、マイクロストリップ線路を構成する)と、チップコンデンサC,Cと、チップコイルL,Lとを有する整合回路41を含む。帯状導体パターンP,P 間にチップコイルLが接続され、帯状導体パターンP,P 間にチップコンデンサCが接続されている。TELアンテナ用回路基板40の図9Aに図示の面の裏面はグラウンドパターンであり、チップコンデンサCは帯状導体パターンP、グラウンドパターン間に、チップコイルLは帯状導体パターンP、グラウンドパターン間にそれぞれ接続されている。
TEL用広帯域アンテナ10に給電するための給電線路としての同軸ケーブル47の中心導体47aは帯状導体パターンPに接続され、同軸ケーブル47の外部導体47bはグラウンドパターンに接続されている。すなわち、同軸ケーブル47は、整合回路41を介して第1板状金属20の給電側端部20a及び第2板状金属30の給電側端部30aに接続される。図9Bに示す第1板状金属20の給電側端部20aはTELアンテナ用回路基板40裏面のグラウンドパターンと重なるようにして電気的に接続されている。また、第2板状金属30の給電側端部30aは図9Aの帯状導体パターンPに接続されている。ここでは、図9の第2板状金属30の給電側端部30aと帯状導体パターンPとの接続点が給電点45となり、同軸ケーブル47の中心導体47aが第2板状金属30側に電気的に接続され、外部導体47bが第1板状金属20側に電気的に接続されることになる。
GNSS用アンテナとしてのパッチアンテナ50は、第1板状金属20におけるXY平面に平行な第2部分22上に設けられる。パッチアンテナ50は、誘電体上面に方形導体52を設けたパッチアンテナ素子51と、パッチアンテナ素子51底面側のグラウンド導体板となる第2部分22と、第2部分22の下面に設けられるGNSSアンテナ用回路基板55とを有し、これらは、レドーム60内に収容されている。第2部分22の両側位置のリブ23,24には、パッチアンテナ50が受信する電波の磁束の通りを妨げないように、パッチアンテナ素子51のY軸方向に直交する両方の側面に対向する切欠23a,24aがそれぞれ形成されている。
図10に示すように、GNSSアンテナ用回路基板55は、基板55の帯状導体パターンP11,P12,P13,P14(基板裏面はグラウンドパターンであり、マイクロストリップ線路を構成する)と、帯状導体パターンP11の分岐された一方のパターンと帯状導体パターンP12とを接続するチップコイルL11と、帯状導体パターンP12,P13を接続するチップコイルL12と、帯状導体パターンP11の分岐された他方のパターンと帯状導体パターンP14とを接続するチップコイルL13と、チップコンデンサC11,C12,C13,C14,C15,C16と、帯状導体パターンP12,P14間のチップ抵抗Rを含む。GNSSアンテナ用回路基板55の図10に図示の面の裏面はグラウンドパターンであり、チップコンデンサC11は帯状導体パターンP11の分岐された一方のパターンとグラウンドパターン間に、チップコンデンサC12,C13は帯状導体パターンP12、グラウンドパターン間に、チップコンデンサC14は帯状導体パターンP13、グラウンドパターン間に、チップコンデンサC15は帯状導体パターンP11の分岐された他方のパターンとグラウンドパターン間に、チップコンデンサC16は帯状導体パターンP14、グラウンドパターン間にそれぞれ接続されている。2つに分岐した帯状導体パターンP11の分岐された一方側の伝送路(チップコイルL11及びチップコンデンサC11,C12を含む部分)と分岐された他方側の伝送路(チップコイルL13及びチップコンデンサC15,C16を含む部分)とが結合回路58を構成している。また、チップコイルL12、帯状導体パターンP13、及びチップコンデンサC13,C14は位相調整回路59を構成している。円偏波を受信するためにパッチアンテナ素子51の方形導体52に接続する2箇所の給電ピン53a,53bがパッチアンテナ素子51及び第2部分22の貫通穴22a,22b(図9B)をそれぞれ貫通し、さらにGNSSアンテナ用回路基板55を貫通するように設けられており、給電部56において、給電ピン53a,53bが帯状導体パターンP13,P14にそれぞれ接続されている。なお、GNSSアンテナ用回路基板55の裏面のグラウンドパターンは第1板状金属20における第2部分に重ねられて電気的に接続されることによって、第1板状金属20がパッチアンテナ50のグラウンドを兼ねている。GNSSアンテナ用回路基板55にはさらにバンドバスフィルタや低雑音増幅部が設けられる場合もあるが本実施の形態では省略した。
パッチアンテナ50に給電するための給電線路としての同軸ケーブル57の中心導体57aは帯状導体パターンP11の分岐されていない側のパターンに接続され、同軸ケーブル57の外部導体57bはグラウンドパターンに接続されている。すなわち、同軸ケーブル57は、GNSSアンテナ用回路基板55上の結合回路58及び位相調整回路59を介してパッチアンテナ50の2箇所の給電ピン53a,53bに電気的に接続されている。2箇所の給電ピン53a,53bはパッチアンテナ素子51の方形導体52に接続されている。
不要の結合を防止するため、GNSSアンテナ用回路基板55の下面を覆うように、導体のシールドケース70が基板55底面に配置、固定されている。
同軸ケーブル47,57の外部導体に漏洩電流が流れるのを抑制するために、同軸ケーブル47,57の外周には磁気コア75,76(例えばフェライトコア)が設けられている(同軸ケーブル47,57が磁気コア75,76を貫通している。)。磁気コア75,76も好ましくはレドーム60内に収容されている。
複合アンテナ装置1が備えるボウタイアンテナを基にしたTEL用広帯域アンテナ10は、送信と受信の両方で動作するが、送信アンテナとして動作する場合について説明する。まず高周波信号は同軸ケーブル47を伝搬し、次にTELアンテナ用回路基板40上のマイクロストリップ線路を伝搬し、最後にTEL用広帯域アンテナ10の第1及び第2板状金属20,30に給電され、電波として空間に放射される。
複合アンテナ装置1が備えるGNSS用アンテナとしてのパッチアンテナ50は、受信動作を行う。まずパッチアンテナ50が該当する衛星波を受信し、次にパッチアンテナ50からGNSSアンテナ用回路基板55に伝搬した高周波信号は位相調整回路59や、結合回路58(必要に応じて設けられるバンドパスフィルタや低雑音増幅器等の回路)を経て、最後にGNSSアンテナ用回路基板55から同軸ケーブル57に伝搬し、外部に高周波信号が導出される。
図12は、本実施の形態におけるボウタイアンテナを基にしたTEL用広帯域アンテナ10のVSWRの周波数特性を示し、LTE(Long Term Evolution)の広い周波数帯域(699〜3800MHz)にわたり、充分低いVSWRが実現できている。但し、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブルを接続した場合である。
複合アンテナ装置1を図11のように配置し、Z軸の+Z方向を天頂方向とすれば、TEL用広帯域アンテナ10は、図13のように、θ=90°(水平面)のθ偏波の平均利得が高くなる。なお、方位角φにおける利得の偏差は小さくなる。
図13は、TEL用広帯域アンテナ10のθ=90°(水平面)におけるθ偏波(垂直偏波)の平均利得(dBic)の周波数特性を示し、LTEにおける所望の周波数帯域にわたり、充分な平均利得が確保できている。但し、平均利得(dBic)は図11の方位角φを0°から360°にわたって変化させたときの利得の平均値である。
図14は、本実施の形態における低雑音増幅部を含まないGNSS用アンテナとしてのパッチアンテナ50のVSWRの周波数特性を示し、GPS(Global Positioning System;周波数帯1575.397〜1576.443MHz)及びGLONASS(Global Navigation Satellite System;周波数帯1597.807〜1605.6305MHz)の周波数帯にわたって充分低いVSWRが実現できている。但し、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブルを接続した場合である。
複合アンテナ装置1を図11のように配置し、Z軸の+Z方向を天頂方向とすれば、GNSS用アンテナとしてのパッチアンテナ50は、図15、図16のように天頂方向において右旋偏波の利得が高くなる。
図15は、本実施の形態で示したGNSS用アンテナとしてのパッチアンテナ50のθ=0°における右旋偏波の軸比(dB)の周波数特性を示し、GPS及びGLONASSの周波数帯で充分良好な軸比が得られている。
図16は、本実施の形態で示したGNSS用アンテナとしてのパッチアンテナ50のθ=0°における右旋偏波の利得(dBic)の周波数特性を示し、GPS及びGLONASSの周波数帯で充分良好な利得が得られている。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 給電点を挟んで互いに反対方向に延びる第1導体素子としての第1板状金属20と、第2導体素子としての第2板状金属30とを有する、ボウタイアンテナを基にしたTEL用広帯域アンテナ10を構成し、第1板状金属20上にGNSS用アンテナとしてのパッチアンテナ50を設け、第1板状金属20をパッチアンテナ50のグラウンド板を兼ねるようにしたので、使用周波数帯域が広帯域で小型の複合アンテナ装置が得られる。
(2) TEL用広帯域アンテナ10の第1板状金属20は、給電側の第1部分21と、この第1部分21から直角に折り曲げられた第2部分22とを有し、第2部分にパッチアンテナ50を設けることで、TEL用広帯域アンテナ10の第1及び第2板状金属20,30の主要部を、垂直偏波が送受信可能なように垂直配置したときに(Z軸の+Z方向を天頂方向としたときに)、GNSS用のパッチアンテナ50の上面(方形導体52の配置面)は衛星からの電波受信に適したθ=0°方向に向けることができる。
つまり、ボウタイアンテナを基にしたTEL用広帯域アンテナ10はθ=90°(水平面)のθ偏波(垂直偏波)の平均利得が高く、かつ方位角φにおいて利得の偏差が小さいので、TEL基地局の方向が図11の方位角φのどこに存在するか不明な車載の場合などでTEL基地局との通信に有利に働く。また、GNSS用アンテナであるパッチアンテナ50は、天頂方向において右旋偏波の利得が高いので、衛星波との通信に有利に働く。
(3) 第1板状金属20の第2部分22に、パッチアンテナ50のY軸方向に離間する両側位置で+Z方向に立ち上がったリブ23,24が形成されているため、第1板状金属20の全体面積を増大させて感度の向上に寄与でき、またパッチアンテナ50のY軸方向に直交する両方の側面に対向するリブ23,24の部分に切欠23a,24aを設けることでパッチアンテナ50が受信する電波の磁束の通りを妨げないようにすることが可能で、パッチアンテナ50の性能低下を回避できる。また、切欠23a,24aの大きさによって、パッチアンテナ50の共振周波数の調整が可能である。
(4) TEL用広帯域アンテナ10及びパッチアンテナ50にそれぞれ給電する同軸ケーブル47,57の外周に磁気コア75,76をそれぞれ設けることで、同軸ケーブル47,57の外部導体に漏洩電流が流れるのを抑制することができる。
(5) 図2や図6からわかるように、TEL用広帯域アンテナ10の第1板状金属20と、TELアンテナ用回路基板40とを重ねて、第1板状金属20と回路基板40のグラウンドとを接続して一体化することで、構造の簡素化を行っている。また、このような構成にしない場合、アンテナ導体素子外の近傍に例えば基板のような導体を含む回路要素を設ける必要があるため、導体の影響でアンテナ特性を劣化させるという不都合が生じる。
図17は給電点を挟んで互いに反対方向に延びる一対の導体素子を有するボウタイアンテナの基本形状(形状1)、及び変形例(形状2,3)を示す。ここでは、解析を簡単にするために、一対の導体素子は同一形状(合同)で、給電点に対し対称配置である場合を述べる。
図17(a)の形状1は給電点を頂点に持つ三角形状であり、同図(b)の形状2は三角形の頂点を挟む二辺を外側に凸となるように直線的に変形した輪郭(換言すれば、一対の導体素子相互間の対向空間面積が狭くなるようにした輪郭)、同図(c)の形状3は一対の導体素子相互間の対向空間面積が狭くなるように給電点に向かって凸状に膨らんだ曲線の輪郭を有する半円形状の導体素子を示す。さらに、半楕円形状導体素子とすることも可能である。一対の導体素子相互間の対向空間面積が小さく、導体素子相互間のキャパシタンスの大きい方が広帯域にわたってより良好な帯域特性が得られる。
なお、図17において、一対の導体素子の面積を増やす場合には、輪郭を直線にするよりも曲線を用いた方が、周波数が変化した場合に、非相似形変化に起因するインピーダンス特性の急激な変動を抑制しやすい。
図18は形状1〜3をパラメータとしたVSWRとd/λ(但し、d=各導体素子の幅、d/2=各導体素子の長さ、λ=TEL電波の波長)との関係を示すグラフであり、VSWRは形状1より形状2が低く安定し、さらに形状3はそれより低く安定していることがわかる。但し、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブルを接続した場合である。
図19は一対の半円形状(半径を2/dとした半円)の導体素子を用いる形状3に対して、高さを増大させないでインダクタンス及びキャパシタンスを増加させる構成(形状3−1,3−2)を示し、実施の形態1のTEL用広帯域アンテナ10の導体素子として採用可能なものである。
図19(a)は前記形状3であって、給電点を挟んで対向する一対の導体素子80,90は、半円形である。図19(b)の形状3−1は一方の導体素子90が、給電点に近い半円形の第1部分91と、第1部分90から略90°乃至90°以下の角度をなすように延在する第2部分92とを有する構成となっている。図19(c)の形状3−2は他方の導体素子80も、給電点に近い半円形の第1部分81と、第1部分80から略90°乃至90°以下の角度をなすように延在する第2部分82とを有する構成となっている。
図20は形状3,3−1,3−2をパラメータとしたVSWRとd/λとの関係を示すグラフであり、VSWRは形状3より形状3−1が低い周波数域まで低く安定し、形状3−2はさらにそれより低い周波数域まで低く安定していることがわかる。但し、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブルを接続した場合である。
図21から図28は、本発明に係るアンテナ装置の実施の形態2であって、ボウタイアンテナを基にしたTEL用広帯域アンテナ100を備えるアンテナ装置2を示す。説明の便宜上、図21及び図29Bのように、アンテナ装置2に対して直交三軸であるX軸、Y軸、Z軸を定義する。また、図29Bにおいて、Z軸と観測点とのなす角をθ°とし、観測点からXY平面に下した垂線とXY平面との交点と原点とを結ぶ直線がX軸となす角を方位角φとする。
ボウタイアンテナを基にしたTEL用広帯域アンテナ100は、給電点145を挟んで互いに反対方向に延びる第1導体素子としての第1板状金属120及び第2導体素子としての第2板状金属130と、広帯域アンテナ用回路基板してのTELアンテナ用回路基板40(実施の形態1の図9Aと同構造)とを含む。
第1板状金属120は、給電点145から+Z方向に伸び、XZ平面と略平行な、給電点145を頂点とする略半円若しくは略半楕円形状の第1部分121と、この第1部分21からXY平面に略平行になるように−Y方向に折り曲げられて延在する第2部分122と、さらに第2部分から−Z方向に折り曲げられて延在する第3部分123とを有する。
第2板状金属130は、給電点145を挟んで第1板状金属120と対称的な構造であり、給電点から−Z方向に伸び、XZ平面と略平行な、給電点145を頂点とする半円若しくは半楕円に近似した形状の第1部分131と、この第1部分131からXY平面に略平行になるように−Y方向に折り曲げられて延在する第2部分132と、さらに第2部分から+Z方向に折り曲げられて延在する第3部分133とを有する。
TEL用広帯域アンテナ100の第1板状金属120及び第2板状金属130は電波を透過させる樹脂製のレドーム160に固定される。第1板状金属120及び第2板状金属130の給電側には図9AのTELアンテナ用回路基板40が接続されており、第1及び第2板状金属120,130及びTELアンテナ用回路基板40はレドーム160内に収容されている。
インピーダンス整合のためのTELアンテナ用回路基板40は実施の形態1の図9Aに示した通りであり、整合回路が搭載されており、TELアンテナ用回路基板40の整合回路を介してTEL用広帯域アンテナ100と同軸ケーブル47とが接続されている。すなわち、同軸ケーブル47は、整合回路41を介して図29Aの第1板状金属120の給電側端部120a及び第2板状金属130の給電側端部130aに接続される。図22や図24からわかるように、TEL用広帯域アンテナ100の第1板状金属120と、TELアンテナ用回路基板40とは重ねられ、第1板状金属120と回路基板40のグラウンドとが接続されて一体化されている。
同軸ケーブル47の外部導体に漏洩電流が流れるのを抑制するために、同軸ケーブル47の外周には磁気コア75(例えばフェライトコア)が設けられている。磁気コア75も好ましくはレドーム160内に収容される。
図30は、実施の形態2におけるボウタイアンテナを基にしたTEL用広帯域アンテナ100のVSWRの周波数特性を示し、LTEの広い周波数帯域にわたり、充分低いVSWRが実現できている。但し、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブルを接続した場合である。
実施の形態2のアンテナ装置2を図29Bのように配置し、Z軸の+Z方向を天頂方向とすれば、TEL用広帯域アンテナ100は、図31のように、θ=90°(水平面)のθ偏波の平均利得が高くなる。なお、方位角φにおける利得の偏差は小さくなる。
図31は、TEL用広帯域アンテナ100のθ=90°(水平面)におけるθ偏波(垂直偏波)の平均利得(dBic)の周波数特性を示し、LTEの周波数帯域にわたり、充分な平均利得が確保できている。但し、平均利得(dBic)は図29Bの方位角φを0°から360°にわたって変化させたときの利得の平均値である。
実施の形態2に示すアンテナ装置2の構成によれば、給電点145を挟んで反対側に延びる第1及び第2板状金属120,130の第1部分121,131を、給電点145に向かって凸状に膨らんだ曲線の輪郭を有する略半円若しくは略半楕円形状とし、さらに第1部分121,131から折り曲げられた第2部分122,132及び第3部分123,133を有することで、キャパシタンス及びインダクタンスを増加させることができ、いっそう低い周波数域での特性改善が得られ、アンテナ装置2の外形の低背化が可能になる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
上記各実施の形態のアンテナ装置を車載用とする場合、図1、図11及び図29BのXY平面が水平面に、Z軸における+Z方向を天頂方向に配置するのが普通であるが、このようなアンテナ装置の配置に限定されず、用途に応じて変更可能である。
上記各実施の形態では、ボウタイアンテナを基にする広帯域アンテナの導体素子としての板状金属は、第1部分に対して第2部分を折曲して形成されている場合を例示したが、第1部分と第2部分との間を湾曲させて形成してもよい。上記実施の形態2の場合における第2部分と第3部分との間も湾曲させて形成しても差し支えない。
上記実施の形態1では、ボウタイアンテナを基にする広帯域アンテナ10の導体素子の主要部はZ軸方向に沿った配置で、パッチアンテナ50はZ軸に略直交する平面に配置したが、広帯域アンテナ10とパッチアンテナ50の配置角度の設定は任意である。
上記実施の形態2では第1及び第2板状金属200,300が略同一形状であるが、一方が例えば延在部分を持たない図17の形状1〜3等であってもよい。
各実施の形態におけるTELアンテナ用回路基板やGNSS用アンテナ回路基板の回路構成は一例であって、その回路構成は適宜変更可能である。
1 複合アンテナ装置
2 アンテナ装置
10,100 TEL用広帯域アンテナ
20,120 第1板状金属
21,121,131 第1部分
22,122,132 第2部分
23,24 リブ
23a,24a 切欠
30,130 第2板状金属
40 TELアンテナ用回路基板
41 整合回路
45,145 給電点
47,57 同軸ケーブル
50 パッチアンテナ
51 パッチアンテナ素子
55 GNSSアンテナ用回路基板
60,160 レドーム
70 シールドケース

Claims (1)

  1. 給電点を挟んで互いに反対方向に延びる第1導体素子及び第2導体素子を有するボウタイアンテナを基とした広帯域アンテナを備え、
    前記広帯域アンテナと、前記広帯域アンテナに給電する同軸ケーブルとの間に広帯域アンテナ用回路基板が介在しており、前記広帯域アンテナ用回路基板のグラウンドが前記第1又は第2導体素子に重ねて接続されて一体化され、
    前記第1導体素子と前記第2導体素子は、互いに異なる形状で、前記給電点に対し非対称配置であり、
    前記第1及び第2導体素子の少なくとも一方は、前記第1及び第2導体素子相互間の対向空間面積が狭くなるように前記給電点に向かって凸となる曲線の輪郭を有し、
    前記第1導体素子及び前記第2導体素子はそれぞれ板状金属であり、
    直交三軸をそれぞれX軸、Y軸、Z軸とした場合に、
    前記第1導体素子は、前記給電点から+Z方向に伸びXZ平面と略平行な部分を有し、かつ前記第2導体素子は、前記給電点から−Z方向に伸びXZ平面と略平行な部分を有し、
    前記第1導体素子、前記第2導体素子の一方若しくは両方が、前記給電点に近い第1部分と、
    前記第1部分に対して非平行となる領域を有するように、前記第1部分から折り曲げられて延在する第2部分と、を有するアンテナ装置。
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