JP6909745B2 - コンピューティングデバイス上の多機能ポート - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は、「コンピューティングデバイス上の多機能ポート(MULTI-FUNCTION PORTS ON A COMPUTING DEVICE)」と題される2015年2月27日に出願された米国非仮特許出願番号第14/634,330号に対する優先権を主張し、その継続出願であり、米国非仮特許出願番号第14/634,330号の開示内容は、全文が引用によって本明細書に援用される。また、本願は、「コンピューティングデバイス上の多機能ポート(MULTI-FUNCTION PORTS ON A COMPUTING DEVICE)」と題される2015年2月27日に出願された米国非仮特許出願番号第14/634,352号に対する優先権を主張し、その継続出願であり、米国非仮特許出願番号第14/634,352号の開示内容は、全文が引用によって本明細書に援用される。
技術分野
本記載は、一般にコンピューティングデバイスに関する。本記載は、特にコンピューティングデバイス上の多機能ポートの使用および設置に関する。
背景
電気コネクタは、コンピューティングデバイスなどの電気デバイス間でデータ、信号および/または電力を伝送することができる。コンピューティングデバイスは、ラップトップもしくはノートブックコンピュータ、タブレット、ネットブックまたはスマートフォンなどの携帯型コンピューティングデバイスを含み得る。コンピューティングデバイスは、デスクトップコンピュータを含み得る。ケーブルは、その両端に、電気デバイス間の電力および/またはデータを接続することができるコネクタを含み得る。多くの場合、コンピューティングデバイスは、それぞれのケーブルに接続可能な複数のコネクタを含み得、それぞれのケーブルは、他のコンピューティングデバイスおよび/または供給源から当該コンピューティングデバイスにデータ、信号および/または電力を提供することができる。
概要
1つの一般的局面において、コンピューティングデバイスは、そのコンピューティングデバイスの第1の側に位置する第1の多目的ポートと、その第1の多目的ポートに組み込まれた第1のコネクタと、上記コンピューティングデバイスの第2の側に位置する第2の多目的ポートとを含み得て、上記第2の側は、上記第1の側とは反対側であり、上記コンピューティングデバイスはさらに、上記第2の多目的ポートに組み込まれた第2のコネクタを含み得る。上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタは、同一タイプのコネクタであり得る。上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタは、電力、高速データおよび表示データを伝送するように構成され得る。
例示的な実現例は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでいてもよい。たとえば、上記第1のコネクタは、上記コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するように構成され得る。上記第2のコネクタは、上記コンピューティングデバイスを第2の周辺デバイスに接続するように構成され得る。上記第2の周辺デバイスは、上記第1の周辺デバイスとは異なり得る。上記コンピューティングデバイスは、上記第1の周辺デバイスに電力を提供するように上記第1のコネクタを構成し得る。上記コンピューティングデバイスは、上記第2の周辺デバイスに表示データを提供するように上記第2のコネクタを構
成し得る。上記第1の周辺デバイスはモバイルコンピューティングデバイスであり得て、上記第2の周辺デバイスはディスプレイデバイスであり得る。上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタであり得て、上記コンピューティングデバイスは、DisplayPortオルタネートモードで動作するように上記第2のコネクタを構成し得る。上記第1の周辺デバイスに含まれるコネクタおよび上記第2の周辺デバイスに含まれるコネクタは、上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタと同一タイプのコネクタであり得る。第1の周辺デバイスは、コネクタを含み得て、上記第1のコネクタによって上記コンピューティングデバイスに接続され得て、上記第1の周辺デバイスに含まれる上記コネクタは、上記第1のコネクタのコネクタタイプとは異なるタイプであり得る。上記第1の周辺デバイスはディスプレイデバイスであり得る。上記第1のコネクタは、上記コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するように構成され得て、上記第1の周辺デバイスは、上記コンピューティングデバイスに電力を提供し得る。上記第1のコネクタは、上記第1の周辺デバイスによって提供される上記電力を受け取るように構成され得る。上記コンピューティングデバイスは、少なくとも1つのマルチプレクサをさらに含み得て、上記少なくとも1つのマルチプレクサは、上記第1のコネクタ上の少なくとも1つの接点に少なくとも1つの信号を提供する。上記コンピューティングデバイスは、ディスプレイコントローラをさらに含み得て、上記第1のコネクタ上の上記少なくとも1つの接点への上記少なくとも1つの信号は、上記ディスプレイコントローラによって上記少なくとも1つのマルチプレクサに提供される表示データを含み得る。上記コンピューティングデバイスは、データコントローラをさらに含み得て、上記第1のコネクタ上の上記少なくとも1つの接点への上記少なくとも1つの信号は、上記データコントローラによって上記少なくとも1つのマルチプレクサに提供される高速データを含み得る。上記コンピューティングデバイスは、4つのマルチプレクサをさらに含み得て、上記4つのマルチプレクサの各々は、上記第1のコネクタ上の対応する接点にそれぞれの表示データ信号を提供し得る。上記コンピューティングデバイスは、上記第1のコネクタに挿入されたプラグの向きを検出するように構成されたコンフィギュレーションロジック(Configuration Logic)をさらに含み得る。上記コンピュー
ティングデバイスは、上記4つのマルチプレクサの各々にそれぞれの表示データ信号をルーティングするように構成された再順序付けスイッチ(Reordering Switch)をさらに含
み得て、上記ルーティングは、上記第1のコネクタに挿入された上記プラグの上記検出された向きを示す、上記コンフィギュレーションロジックから上記再順序付けスイッチへの入力信号に基づく。上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタであり得る。上記第1のコネクタは、上記コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するように構成され得る。上記コンピューティングデバイスは、上記第1の周辺デバイスに高速データを提供するように上記第1のコネクタを構成し得る。
別の一般的局面において、方法は、コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するために上記コンピューティングデバイスの第1の側に位置する第1の多目的ポートに含まれる特定のタイプの第1のコネクタを構成するステップと、上記第1の多目的ポートを使用して、電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上を上記コンピューティングデバイスと上記第1の周辺デバイスとの間で伝送するステップと、上記コンピューティングデバイスを第2の周辺デバイスに接続するために上記コンピューティングデバイスの第2の側に位置する第2の多目的ポートに含まれる上記特定のタイプの第2のコネクタを構成するステップと、上記第2の多目的ポートを使用して、電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上を上記コンピューティングデバイスと上記第2の周辺デバイスとの間で伝送するステップとを含み得る。
例示的な実現例は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでいてもよい。たとえば、上記第1のコネクタは、上記第1の周辺デバイスに電力を提供するように構成され得て、上記
第2のコネクタは、上記第2の周辺デバイスに表示データを提供するように構成され得る。上記第1のコネクタは、上記第1の周辺デバイスに高速データを提供するように構成され得て、上記第2のコネクタは、上記第2の周辺デバイスに表示データを提供するように構成され得る。
1つの一般的局面において、コンピューティングデバイスに含まれるコネクタ上の接点に信号を提供するための方法は、上記コンピューティングデバイスに含まれるコネクタに挿入されたプラグの向きを判定するステップと、上記コンピューティングデバイスに含まれるディスプレイコントローラによって、複数の表示データ信号を上記コンピューティングデバイスに含まれる再順序付けスイッチに提供するステップと、上記再順序付けスイッチによって、上記プラグの上記判定された向きに基づいて、上記複数の表示データ信号から表示データ信号を選択するステップと、上記再順序付けスイッチによって、上記選択された表示データ信号を複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに提供するステップとを含み得て、上記複数のマルチプレクサは、背中合わせに方向付けられており、上記方法はさらに、上記コンピューティングデバイスに含まれるデータコントローラによって、データ信号を上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つに提供するステップと、上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つをイネーブルにするステップと、上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって上記表示データ信号を選択して出力するステップと、上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって、上記表示データ信号を上記コネクタに含まれる接点に提供するステップとを含み得る。
例示的な実現例は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでいてもよい。たとえば、上記再順序付けスイッチによって、上記プラグの上記判定された向きに基づいて、上記複数の表示データ信号から表示データ信号を選択するステップは、上記複数の表示データ信号からそれぞれの表示データ信号を選択して上記複数のマルチプレクサの各々に提供するステップを含み得る。上記再順序付けスイッチによって、上記選択された表示データ信号を上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つに提供するステップは、それぞれの表示データ信号を上記複数のマルチプレクサの各々に提供するステップを含み得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つをイネーブルにするステップは、上記複数のマルチプレクサの各々をイネーブルにするステップを含み得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって上記表示データ信号を選択して出力するステップは、上記複数のマルチプレクサの各々によって上記それぞれの表示データ信号を選択して出力するステップを含み得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって、上記表示データ信号を上記コネクタに含まれる接点に提供するステップは、上記それぞれの表示データ信号を上記コネクタに含まれるそれぞれの接点に提供するステップを含み得る。上記コネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタであり得て、上記方法は、フルDisplayPortオルタネートモードで動作するように上記コネクタを構成するステップをさらに含み得る。上記再順序付けスイッチによって、上記プラグの上記判定された向きに基づいて、上記複数の表示データ信号から表示データ信号を選択するステップは、上記複数の表示データ信号からそれぞれの表示データ信号を選択して上記複数のマルチプレクサの各々に提供するステップを含み得る。上記再順序付けスイッチによって、上記選択された表示データ信号を上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つに提供するステップは、それぞれの表示データ信号を上記複数のマルチプレクサの各々に提供するステップを含み得る。上記コンピューティングデバイスに含まれるデータコントローラによって、データ信号を上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つに提供するステップは、それぞれのデータ信号を上記複数のマルチプレクサの各々に提供するステップを含み得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つをイネーブルにするステップは、上記複数のマルチプレクサの各々をイネーブルにするステップを含み得る。上記方法は、上記複数のマルチプレクサの第
1の組によってそれぞれのデータ信号を選択して出力するステップをさらに含み得る。上記方法は、上記複数のマルチプレクサの上記第1の組に含まれる各マルチプレクサによって、上記プラグの上記判定された向きに基づいて、上記それぞれのデータ信号を上記コネクタに含まれるそれぞれの接点に提供するステップをさらに含み得る。上記再順序付けスイッチによって、上記プラグの上記判定された向きに基づいて、上記複数の表示データ信号から表示データ信号を選択するステップは、それぞれの表示データ信号を選択して上記複数のマルチプレクサの第2の組に提供するステップを含み得る。上記再順序付けスイッチによって、上記選択された表示データ信号を複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに提供するステップは、それぞれの表示データ信号を上記マルチプレクサの第2の組に含まれるそれぞれのマルチプレクサに提供するステップを含み得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって、上記表示データ信号を上記コネクタに含まれる接点に提供するステップは、上記それぞれの表示データ信号を上記コネクタに含まれるそれぞれの接点に提供するステップを含み得る。上記コネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタであり得て、上記方法は、DisplayPortオルタネートモードおよび高速USBデータモードで動作するように上記コネクタを構成するステップをさらに含み得る。上記それぞれのデータ信号をコネクタに含まれるそれぞれの接点に提供するステップは、上記コンピューティングデバイスの第1の側に位置する第1の多目的ポートに組み込まれた第1のコネクタ上のそれぞれの接点に上記それぞれのデータ信号を提供するステップを含み得る。上記それぞれの表示データ信号を上記コネクタに含まれる接点に提供するステップは、上記コンピューティングデバイスの第2の側に位置する第2の多目的ポートに組み込まれた第2のコネクタ上のそれぞれの接点に上記それぞれの表示データ信号を提供するステップを含み得て、上記第2の側は、上記第1の側とは反対側である。上記方法は、電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上を提供するように上記第1のコネクタを構成するステップをさらに含み得る。上記方法は、電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上を提供するように上記第2のコネクタを構成するステップをさらに含み得る。電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上を提供するように上記第1のコネクタを構成するステップは、上記第1のコネクタによって上記コンピューティングデバイスに接続された第1の周辺デバイスに高速データを提供するように上記第1のコネクタを構成するステップを含み得る。電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上を提供するように上記第2のコネクタを構成するステップは、上記第2のコネクタによって上記コンピューティングデバイスに接続された第2の周辺デバイスに表示データを提供するように上記第2のコネクタを構成するステップを含み得る。上記第1の周辺デバイスはモバイルコンピューティングデバイスであり得て、上記第2の周辺デバイスはディスプレイデバイスであり得る。上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタであり得て、上記コンピューティングデバイスは、DisplayPortオルタネートモードで動作するように上記第2のコネクタを構成し得る。上記第1の周辺デバイスに含まれるコネクタおよび上記第2の周辺デバイスに含まれるコネクタは、上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタと同一タイプのコネクタであり得る。周辺デバイスは、コネクタを含み得て、上記周辺デバイスは、上記コンピューティングデバイスに含まれる上記コネクタによって上記コンピューティングデバイスに接続され得て、上記周辺デバイスに含まれる上記コネクタは、上記コンピューティングデバイスに含まれる上記コネクタのコネクタタイプとは異なるタイプであり得る。上記周辺デバイスはディスプレイデバイスであり得る。上記周辺デバイスは、上記コンピューティングデバイスに含まれる上記コネクタによって上記コンピューティングデバイスに接続され得て、上記周辺デバイスは、上記コンピューティングデバイスに電力を提供し得る。上記コンピューティングデバイスに含まれる上記コネクタは、上記周辺デバイスによって提供される上記電力を受け取るように構成され得る。
別の一般的局面において、コンピューティングデバイスは、複数のマルチプレクサと、
上記複数のマルチプレクサに結合された再順序付けスイッチと、上記再順序付けスイッチに結合されたディスプレイコントローラと、上記複数のマルチプレクサに結合されたデータコントローラと、上記複数のマルチプレクサに結合されたコネクタとを含み得る。上記ディスプレイコントローラは、上記再順序付けスイッチに複数の表示データ信号を提供し得る。上記再順序付けスイッチは、上記複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに上記複数の表示データ信号のうちの少なくとも1つを提供し得る。上記データコントローラは、上記複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに少なくとも1つのデータ信号を提供し得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つは、上記コネクタに含まれるそれぞれの少なくとも1つの接点に上記少なくとも1つの表示データ信号を提供し得る。
例示的な実現例は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでいてもよい。たとえば、上記複数のマルチプレクサは、4つのマルチプレクサを含み得る。上記再順序付けスイッチは、上記4つのマルチプレクサの各々にそれぞれの表示データ信号を提供し得る。上記4つのマルチプレクサの各々は、上記コネクタに含まれるそれぞれの接点に上記それぞれの表示データ信号を提供し得る。上記コンピューティングデバイスは、上記コネクタに挿入されたプラグの向きを検出し、上記プラグの上記向きを示す信号を上記複数のマルチプレクサの各々に提供し、上記プラグの上記向きを示す信号を上記再順序付けスイッチに提供するコンフィギュレーションロジックをさらに含み得る。上記コネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタであり得て、上記コンピューティングデバイスは、フルDisplayPortオルタネートモードで動作するように上記コネクタを構成し得る。上記コンピューティングデバイスは、再順序付けスイッチをさらに含み得る。上記複数のマルチプレクサは、4つのマルチプレクサを含み得る。上記ディスプレイコントローラは、上記再順序付けスイッチによって上記4つのマルチプレクサの各々にそれぞれの表示データ信号を提供し得る。上記データコントローラは、上記4つのマルチプレクサの各々にそれぞれのデータ信号を提供し得る。上記4つのマルチプレクサの各々は、上記表示データ信号または上記データ信号を上記コネクタ上の接点に提供し得る。上記4つのマルチプレクサの各々は、それぞれの選択入力と、それぞれのイネーブル入力とを含み得て、上記4つのマルチプレクサの各々によって上記表示データ信号または上記データ信号を提供することは、上記それぞれのマルチプレクサの上記それぞれの選択入力の値および上記それぞれのイネーブル入力の値によって判定され得る。上記4つのマルチプレクサの最初の2つは、上記コネクタ上の第1の接点にそれぞれの表示データ信号を提供し得て、上記4つのマルチプレクサの別の2つは、上記コネクタ上の第2の接点にそれぞれのデータ信号を提供し得る。上記コネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタであり得て、上記コンピューティングデバイスは、DisplayPortオルタネートモードおよび高速USBデータモードで動作するように上記コネクタを構成し得る。上記複数のマルチプレクサは、第1のマルチプレクサと、第2のマルチプレクサと、第3のマルチプレクサと、第4のマルチプレクサとを含み得る。上記第1のマルチプレクサは、上記第2のマルチプレクサの上方に位置し得る。上記第3のマルチプレクサは、上記第4のマルチプレクサの上方に位置し得る。上記第1のマルチプレクサおよび上記第2のマルチプレクサは、上記第3のマルチプレクサおよび上記第4のマルチプレクサと背中合わせに設置され得る。
別の一般的局面において、コンピューティングデバイスは、上記コンピューティングデバイスの第1の側に位置する第1の多目的ポートと、上記第1の多目的ポートに組み込まれた第1のコネクタと、上記コンピューティングデバイスの第2の側に位置する第2の多目的ポートとを含み得て、上記第2の側は、上記第1の側とは反対側であり、上記コンピューティングデバイスはさらに、上記第2の多目的ポートに組み込まれた第2のコネクタを含み得て、上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタは、同一タイプのコネクタであり、上記第1のコネクタおよび上記第2のコネクタは、電力、高速データおよび表示デ
ータを伝送するように構成可能であり、上記コンピューティングデバイスは、複数のマルチプレクサと、上記複数のマルチプレクサに結合された再順序付けスイッチと、上記再順序付けスイッチに結合されたディスプレイコントローラと、上記複数のマルチプレクサに結合されたデータコントローラとをさらに含み得て、上記第1または上記第2のコネクタのうちの1つは、上記複数のマルチプレクサに結合され、上記ディスプレイコントローラは、上記再順序付けスイッチに複数の表示データ信号を提供し、上記再順序付けスイッチは、上記複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに上記複数の表示データ信号のうちの少なくとも1つを提供し、上記データコントローラは、上記複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに少なくとも1つのデータ信号を提供し、上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つは、上記コネクタに含まれるそれぞれの少なくとも1つの接点に上記少なくとも1つの表示データ信号を提供する。
さらに別の一般的局面において、命令を格納した非一時的な機械読取可能な媒体であって、上記命令は、プロセッサによって実行されたときにコンピューティングデバイスに、上記コンピューティングデバイスに含まれるコネクタに挿入されたプラグの向きを判定させ得て、上記コンピューティングデバイスに含まれるディスプレイコントローラによって、複数の表示データ信号を上記コンピューティングデバイスに含まれる再順序付けスイッチに提供させ得て、上記再順序付けスイッチによって、上記プラグの上記判定された向きに基づいて、上記複数の表示データ信号から表示データ信号を選択させ得て、上記再順序付けスイッチによって、上記選択された表示データ信号を複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに提供させ得て、上記複数のマルチプレクサは、背中合わせに方向付けられており、上記命令はさらに、プロセッサによって実行されたときにコンピューティングデバイスに、上記コンピューティングデバイスに含まれるデータコントローラによって、データ信号を上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つに提供させ得て、上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つをイネーブルにさせ得て、上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって上記表示データ信号を選択して出力させ得て、上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって、上記表示データ信号を上記コネクタに含まれる接点に提供させ得る。
例示的な実現例は、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでいてもよい。たとえば、上記再順序付けスイッチによって、上記プラグの上記判定された向きに基づいて、上記複数の表示データ信号から表示データ信号を選択することは、上記複数の表示データ信号からそれぞれの表示データ信号を選択して上記複数のマルチプレクサの各々に提供することを含み得る。上記再順序付けスイッチによって、上記選択された表示データ信号を上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つに提供することは、それぞれの表示データ信号を上記複数のマルチプレクサの各々に提供することを含み得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つをイネーブルにすることは、上記複数のマルチプレクサの各々をイネーブルにすることを含み得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって上記表示データ信号を選択して出力することは、上記複数のマルチプレクサの各々によって上記それぞれの表示データ信号を選択して出力することを含み得る。上記複数のマルチプレクサのうちの上記少なくとも1つによって、上記表示データ信号を上記コネクタに含まれる接点に提供することは、上記それぞれの表示データ信号を上記コネクタに含まれるそれぞれの接点に提供することを含み得る。
1つ以上の実現例の詳細は、添付の図面および以下の説明に記載されている。他の特徴は、説明および図面ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
第1の視点から示される例示的なコンピューティングデバイスを示す図である。 第2の視点から示される例示的なコンピューティングデバイスを示す図である。 コンピューティングデバイスのベース部に含まれる電気部品のブロック図である。 コンピューティングデバイスのユーザのための例示的な作業空間構成を示す図である。 コンピューティングデバイスのユーザのための第1の代替例の作業空間構成を示す図である。 コンピューティングデバイスのユーザのための第2の代替例の作業空間構成を示す図である。 コンピューティングデバイスに含まれる多目的ポートに組み込まれた例示的なコネクタ(差し込み口)を示す図である。 例示的なコネクタ(差し込み口)の電気接点上に含まれる例示的な信号および例示的な信号を示す図である。 図5Aに示されるコネクタ(差し込み口)に接続する/連結する/差し込むことができる、ケーブルの端部に含まれ得る例示的なコネクタ(プラグ)を示す図である。 例示的なコネクタ(プラグ)の電気接点上に含まれる例示的な信号および例示的な信号を示す図である。 データコントローラとディスプレイコントローラとマルチプレクサとコンフィギュレーションスイッチとコネクタ(差し込み口)とを含む例示的な電気回路を示すブロック図である。 データコントローラとディスプレイコントローラと第1のマルチプレクサと第2のマルチプレクサとコンフィギュレーションスイッチとコネクタ(差し込み口)とを含む例示的な電気回路を示すブロック図である。 データコントローラとディスプレイコントローラと第1のマルチプレクサと第2のマルチプレクサと第3のマルチプレクサと第4のマルチプレクサとコンフィギュレーションスイッチとコネクタ(差し込み口)とを含む例示的な電気回路を示すブロック図である。 コンピューティングデバイスに含まれるコネクタの接点に信号を提供するための方法を示すフローチャートである。 コンピューティングデバイスに含まれるコネクタを構成するための方法を示すフローチャートである。 本明細書に記載されている技術を実現するために使用することができるコンピュータデバイスおよびモバイルコンピュータデバイスの一例を示す。
さまざまな図における同様の参照符号は、同様の要素を示す。
詳細な説明
コンピューティングデバイスは、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレット、ネットブック、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、デスクトップコンピュータ、携帯電話およびモバイルコンピューティングデバイスを含み得るが、それらに限定されるものではない。コンピューティングデバイスは、コンピューティングデバイスに含まれる複数のポートまたはソケットに組み込まれた複数のコネクタまたは差し込み口を含み得る。コネクタまたは差し込み口は、ケーブルおよび/またはデバイスに連結/接続することができ、当該ケーブルおよび/またはデバイスは、コンピューティングデバイスに含まれるコネクタまたは差し込み口のタイプに適切に一致/接続するコネクタまたはプラグを含む。いくつかの実現例では、コンピューティングデバイスは、複数の異なるタイプのコネクタを含み得る。複数の異なるタイプのコネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタ、イーサネット(登録商標)コネクタ(たとえば、
RJ45コネクタ)、マイクロフォン/ヘッドフォンポート、パワージャックまたはコネクタ、およびビデオコネクタ(たとえば、DisplayPortコネクタ、DVI−Dコネクタ、HD15コネクタ、および高解像度マルチメディアインターフェイス(High-Definition Multimedia Interface:HDMI(登録商標))コネクタ)を含み得るが、それらに限定されるものではない。
多くの場合、コンピューティングデバイスは、コンピューティングデバイスのタイプによって、コンピューティングデバイス上のさまざまな位置(たとえば、側部、上部、後部、底部)に設置された2つ以上の特定のタイプのコネクタ(たとえば、複数のUSBコネクタ)を含み得る。たとえば、ラップトップコンピュータは、ラップトップのベースの両側にコネクタを含んでいてもよい。さらにまたは代替的に、ラップトップコンピュータは、コンピュータの後部にコネクタを含んでいてもよい。デスクトップコンピュータは、コンピュータの後部、前部および上部にコネクタを含んでいてもよい。モバイルコンピューティングデバイス(たとえば、スマートフォン)は、モバイルコンピューティングデバイスの側部に沿ってコネクタを含んでいてもよい。
コンピューティングデバイスの設計者は、コネクタおよびポートを何個コンピューティングデバイスに含ませるかならびにコネクタおよびポートをコンピューティングデバイスのどこに設置するかを判定する際に、見た目に美しいコンピューティングデバイスを提供することとコスト、有用性および利便性との間で折り合いをつけるという課題に直面する。ポートの数および位置は、たとえばコンピューティングデバイスのタイプおよびコンピューティングデバイスの所望のコストに基づき得る。コンピューティングデバイスの単一の設計ではコンピューティングデバイスの多岐にわたる使用事例および作業空間レイアウトをサポートすることは困難である可能性がある。
たとえば、同一タイプのコンピューティングデバイス(さらには、同一のコンピューティングデバイス)の各ユーザは、作業空間のセットアップの仕方について自身の好みがある場合がある。たとえば、作業空間はサイズが限定され得る。各ユーザは、さまざまなタイプおよびサイズの周辺デバイスを有し得る。作業空間構成の数および多様性のために、各ユーザは、コンピューティングデバイスのどちら側に周辺デバイスを接続することを好むかについて好みがある場合がある。
たとえば、作業空間構成(たとえば、オフィスの机)に基づいて、ユーザは、周辺デバイス(たとえば、外部モニタ、プリンタ)をコンピューティングデバイス(たとえば、ラップトップコンピューティングデバイス)の右側に設置することを好み得る(そして、それが容易であり、こぎれいであり、見た目に美しいと感じ得る)。ユーザは、コンピューティングデバイス(たとえば、ラップトップコンピューティングデバイス)を組み込む作業空間を家にセットアップする際には、周辺デバイス(たとえば、外部モニタ、プリンタ)をコンピューティングデバイス(たとえば、ラップトップコンピューティングデバイス)の左側に設置することを好み得る。場合によっては、ユーザは、周辺デバイスの位置に対するコンピューティングデバイス上の適切なコネクタの位置により、作業空間を望んだとおりに構成できない場合もある。場合によっては、作業空間内の他の周辺デバイスの設置と干渉する作業空間内の不便なおよび/または厄介な位置に、周辺デバイスとコンピューティングデバイスとを接続するケーブルを設置する必要がある場合もある。
いくつかの実現例では、コンピューティングデバイスは、特定のタイプのコネクタの複製を含み得て、その結果、ユーザは、たとえばコンピューティングデバイスのどちらの側にも周辺デバイスを設置することができるのでコンピューティングデバイスに対して周辺デバイスを設置して容易に接続することができる。これらの実現例では、多くの異なるタイプのコネクタを含むことにより、コンピューティングデバイスのコストが増大する可能
性がある。さらにまたは代替的に、多くの異なるタイプのコネクタを含むことは、コネクタの数およびタイプによってはコンピューティングデバイスのサイズに影響を及ぼす可能性がある。
本明細書に記載されているいくつかの実現例では、コンピューティングデバイスは、電力、データおよび表示情報を受け入れるおよび/または配信することができる、単一のタイプのコネクタを使用して実現可能な1つ以上の多目的ポートを含む。これらの実現例では、多目的ポートを使用して、さまざまな外部周辺デバイスをそれぞれコンピューティングデバイスと接続することができる。多目的ポートが電力、データおよび/またはたとえば表示データを受け入れるまたは配信することができるので、周辺デバイスをコンピューティングデバイスと接続してデバイスに電力を供給するために必要なケーブルは1本だけである。たとえば、多目的ポートは、コンピューティングデバイスのどちらの側にも設置することができる。これらの実現例では、コンピューティングデバイスに接続/連結することができる外部周辺デバイスは、ユーザが作業空間を構成しているときにコンピューティングデバイスのどちらの側にも容易にかつ好都合に設置することができる。これにより、作業空間を構成するときのユーザ自由度を高くすることができる。
図1Aは、第1の視点から示される例示的なコンピューティングデバイス100を示す図である。コンピューティングデバイス100は、第1の側面視で(蓋部102が、実質的にベース部104と接触した状態で上側に配置されている)、閉じられた位置で図1Aに示されている。コンピューティングデバイス100のベース部104の第1の側部108は、単一のタイプのコネクタ112を使用して実現可能な多目的ポート110を含み得る。たとえば、コネクタ112は、図5A〜図5Bを参照してより詳細に示されるように実現されてもよい。
図1Bは、第2の視点から示される例示的なコンピューティングデバイス100を示す図である。コンピューティングデバイス100は、第2の側面視で(蓋部102が、実質的にベース部104と接触した状態で上側に配置されている)、閉じられた位置で図1Bに示されている。コンピューティングデバイス100のベース部104の第2の側部114は、単一のタイプのコネクタ112を使用して実現可能な多目的ポート120を含み得る。たとえば、コネクタ112は、図5A〜図5Bを参照してより詳細に示されている。
図1Aおよび図1Bに示されるように、コンピューティングデバイス100は、単一のタイプのコネクタ112とは異なっていてもよい他のタイプのコネクタ126,128,130および132をそれぞれ組み込むことができるさらなるポート118,138,122および124を含み得る。いくつかの実現例では、コンピューティングデバイスは、さらなるポート124およびそれぞれのコネクタ132を含んでいなくてもよい。コンピューティングデバイスは、たとえば外部メモリカードを受け入れることができるスロット116も含んでいてもよい。非限定的な例において、コンピューティングデバイス100は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータシステムまたはノートブックコンピュータであってもよい。
図1Aおよび図1Bは、コンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデバイス100)の各側部に位置する2つの多目的ポート(多目的ポート110および多目的ポート120)で使用される同一タイプのコネクタを示しているが、他の実現例は、コンピューティングデバイス上への2つの多目的ポートの異なる設置を含んでいてもよい。たとえば、図1Aおよび図1Bは、多目的ポート110および多目的ポート120がコンピューティングデバイス100の後端134(後部)付近に位置していることを示している。多目的ポートは、コンピューティングデバイス100のベース部104の第1の側部108に沿ったいずれの位置にも(たとえば、コンピューティングデバイス100の前
端136(前部)付近に)位置してもよい。多目的ポートは、コンピューティングデバイス100のベース部104の第2の側部114に沿ったいずれの位置にも(たとえば、コンピューティングデバイス100の前端136付近に)位置してもよい。いくつかの実現例では、一方の多目的ポート(たとえば、多目的ポート110)がコンピューティングデバイス100の後端134(後部)付近に位置してもよく、他方の多目的ポート(たとえば、多目的ポート120)がコンピューティングデバイス100の前端136(前部)付近に位置してもよい。
図1Aおよび図1Bは、2つの多目的ポート(多目的ポート110および多目的ポート120)がコンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデバイス100)の各側部に位置していることを示しているが、他の実現例は、コンピューティングデバイス上に3つ以上の多目的ポートを含んでいてもよい。たとえば、コンピューティングデバイス100の各側部(ベース部104の第1の側部108およびベース部104の第2の側部114)は、2つ以上の多目的ポートを含んでいてもよい。コンピューティングデバイス100上に含まれる各多目的ポートは、同一タイプのコネクタを組み込んでいるであろう。
各多目的ポート(多目的ポート110および多目的ポート120)は、たとえばUSBタイプ−Cコネクタなどの特定のタイプのコネクタを含み得る。USBタイプ−Cコネクタを使用することにより、コンピューティングデバイス100のベース部にコネクタ(差し込み口)を組み込むための輪郭を薄型にすることができ、ベース部104の高さ10をたとえば6ミリメートル未満にすることができる。
いくつかの実現例では、1つ以上の機能をサポートすることができる他のタイプのコネクタをコンピューティングデバイスの多目的ポートに組み込むことができる。当該機能は、高速で安全なデータを送受信する機能、ディスプレイ(モニタ)接続のためのデータ信号を提供または受信する機能、電力を供給または送出する機能、およびコンピューティングデバイスに含まれるバッテリを充電する機能を含み得るが、それらに限定されるものではない。
適切なコネクタまたはプラグが各端部に含まれるケーブルは、周辺デバイスをコンピューティングデバイスに接続/連結することができる。ケーブルの第1の端部は、コンピューティングデバイスの多目的ポートに含まれるコネクタに連結する、接続するまたは差し込むことができるコネクタまたはプラグを含み得る。ケーブルの第2の端部は、周辺デバイスの多目的ポートに含まれるコネクタに連結する、接続するまたは差し込むことができるコネクタまたはプラグを含み得る。いくつかの実現例では、コンピューティングデバイスの多目的ポートに含まれるコネクタおよび周辺デバイスの多目的ポートに含まれるコネクタは、同一タイプのコネクタ(たとえば、USBタイプ−Cコネクタ)である。
いくつかの実現例では、周辺デバイスは、多目的ポートに組み込まれないコネクタを含んでいてもよい。これらの実現例では、周辺デバイスは、アダプタケーブルを使用して、コンピューティングデバイスの多目的ポートに組み込まれたコネクタに接続されてもよい。アダプタケーブルは、コンピューティングデバイスおよび周辺デバイスに接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタまたはプラグをケーブルの両側に設けることができる。また、アダプタケーブルは、さまざまなコネクタによるコンピューティングデバイスから周辺デバイスへの信号の正確な電気的配線を確実にすることができる。これらの実現例では、アダプタケーブルは、多目的ポートに組み込まれるタイプのコネクタに含まれる接点またはピン、および周辺デバイスのポートに含まれるタイプのコネクタに含まれる接点またはピンによって提供/伝送/搬送される信号間に互換性がある場合に使用することができる。このことについては、図3、図4および図5を参照してより詳細
に説明する。
図1Cは、コンピューティングデバイス100のベース部104に含まれる電気部品のブロック図である。図1Aおよび図1Bに示されるように、ベース部104は、第1の多目的ポート110と、第2の多目的ポート120とを含む。ベース部104に含まれるマザーボード156によって提供される配線によって、電気信号が第2の多目的ポート120に提供され、第2の多目的ポート120から受信される。マザーボード156に接続するフラットケーブル158によって、電気信号が第1の多目的ポート110に提供され、第1の多目的ポート110から受信される。多目的ポート110,120のうちのいずれかまたは両方によって提供および/または受信される電気信号の、コンピューティングデバイス100による判定について、図3、図4および図5を参照してより詳細に説明する。
図2は、コンピューティングデバイス200のユーザ242のための例示的な作業空間構成240を示す図である。たとえば、コンピューティングデバイス200は、図1Aおよび図1Bに示されるコンピューティングデバイス100であってもよい。例示的な作業空間構成240において、ユーザ242は、たとえばテーブルトップ248のサイズ、周辺デバイスのサイズ、ならびに周辺デバイスのユーザの好みの位置および向きに基づいて、所望の構成でテーブルトップ248(デスクトップ)上にプリンタ244および外部ディスプレイデバイス(モニタ)246を配置した。
ユーザ242は、第1のケーブル250によって第1の多目的ポート210にプリンタ244を接続することができ、第1の多目的ポート210は、プリンタ244と通信するためのデータを送受信することができる。ユーザは、第2のケーブル252によって第2の多目的ポート220にディスプレイデバイス246を接続することができ、第2の多目的ポート220は、コンピューティングデバイス200からディスプレイデバイス246に表示データを提供することができる。代替的に、ユーザ242は、第1のケーブル250によってプリンタ244を第2の多目的ポート220に接続し、第2のケーブル252によってディスプレイデバイス246を第1の多目的ポート210に接続したかもしれない。たとえば、第2の多目的ポート220は、例示的なコンピューティングデバイス100の第2の側部114を示す図1Bに示される多目的ポート120であってもよい。
いくつかの実現例では、プリンタ244は、多目的ポートを含み得る。第1のケーブル250は、プリンタ244に含まれる多目的ポートに接続する、連結するまたは差し込むために、および、コンピューティングデバイス200上の第1の多目的ポート210(または、作業場構成によっては第2の多目的ポート220)に接続する、連結するまたは差し込むために、第1のケーブル250の各端部に適切なコネクタを設けることができる。たとえば、第1の多目的ポート210は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、プリンタ244に含まれる多目的ポートは、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよい。
いくつかの実現例では、プリンタ244は、多目的ポートを含んでいなくてもよい。これらの実現例では、第1のケーブル250は、プリンタ244に含まれるポートに接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタを第1のケーブル250の一端に設けることができる。第1のケーブル250は、第1の多目的ポート210(または、作業場構成によっては第2の多目的ポート220)に接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタをケーブルの他端に設けることができる。たとえば、第1の多目的ポート210は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、プリンタ244に含まれるポートは、USB2.0タイプコネクタ(差し込み口)またはUSB3.0タイプコネクタ(差し込み口)を組み込んでもよい。非限定的な例において、USB2.0
タイプコネクタ(差し込み口)またはUSB3.0タイプコネクタ(差し込み口)は、標準A差し込み口、標準B差し込み口、Mini−A差し込み口、Mini−B差し込み口、Micro−A差し込み口、またはMicro−B差し込み口であってもよい。別の例では、プリンタ244に含まれるポートは、専有コネクタを組み込んでもよい。第1のケーブル250に含まれる配線は、コンピューティングデバイス200上のUSB差し込み口(たとえば、USBタイプ−Cコネクタ)における信号とプリンタ244上のUSB差し込み口における対応する信号との正確な接続を確実にすることができる。
いくつかの実現例では、ディスプレイデバイス246は、多目的ポートを含み得る。第2のケーブル252は、ディスプレイデバイス246に含まれる多目的ポートに接続する、連結するまたは差し込むために、および、コンピューティングデバイス200上の第1の多目的ポート210(または、作業場構成によっては第2の多目的ポート220)に接続する、連結するまたは差し込むために、第2のケーブル252の各端部に適切なコネクタを設けることができる。たとえば、第1の多目的ポート210は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、ディスプレイデバイス246に含まれる多目的ポートは、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよい。
いくつかの実現例では、ディスプレイデバイス246は、多目的ポートを含んでいなくてもよい。これらの実現例では、第2のケーブル252は、ディスプレイデバイス246に含まれるポートに接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタを第2のケーブル252の一端に設けることができる。第2のケーブル252は、第1の多目的ポート210(または、作業場構成によっては第2の多目的ポート220)に接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタをケーブルの他端に設けることができる。第1の例では、第1の多目的ポート210は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、ディスプレイデバイス246に含まれるポートは、DisplayPortコネクタまたは差し込み口(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ)を組み込んでもよい。第2の例では、第1の多目的ポート210は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、ディスプレイデバイス246に含まれるポートは、高解像度マルチメディアインターフェイス(HDMI)コネクタもしくは差し込み口、デジタルビデオインターフェイス(Digital Video Interface:D
VI)コネクタもしくは差し込み口、またはビデオグラフィックスアレイ(Video Graphics Array:VGA)コネクタもしくは差し込み口を組み込んでもよい。別の例では、ディスプレイデバイス246に含まれるポートは、専有コネクタを組み込んでもよい。
第2のケーブル252に含まれる配線は、コンピューティングデバイス200上のUSB差し込み口(たとえば、USBタイプ−Cコネクタ)における信号とディスプレイデバイス246上のコネクタまたは差し込み口(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ、HDMIコネクタ、DVIコネクタ、VGAコネクタ)における対応する信号との正確な接続を確実にすることができる。第2の例の場合、第2のケーブル252は、USBタイプ−C DisplayPort互換信号を、ディスプレイデバイス246上のそれぞれのコネクタまたは差し込み口(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ、HDMIコネクタ、DVIコネクタ、またはVGAコネクタ)に必要な信号に変換するためのコンバータも含んでいてもよい。
たとえば、第1の多目的ポート210は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、ディスプレイデバイス246に含まれるポートは、高解像度マルチメディアインターフェイス(HDMI)コネクタまたは差し込み口を組み込んでもよい。また、コンピューティングデバイス200およびディスプレイデバイスは、モバイル・ハイデフィニション・リンク(Mobile High-Definition Link:MHL)MHL対応のデバイスであってもよ
い。適切なケーブルを使用することにより、MHL対応のコンピューティングデバイスをMHL対応のディスプレイデバイスに接続することができる。場合によっては、ケーブルは、MHL対応のコンピューティングデバイスに電力を提供することができるとともにMHL対応のコンピューティングデバイスをMHL対応のディスプレイデバイスに接続することができるアダプタを含んでいてもよい。ケーブルの一端においてUSBタイプ−Cコネクタを使用し、ケーブルの他端においてHDMIコネクタを使用することについて説明したが、コンピューティングデバイスおよびディスプレイデバイスに含まれるコネクタ/差し込み口に接続/連結することができ、コンピューティングデバイスとディスプレイとの間でMHLのための適切な信号を提供することができる任意のケーブルを、コンピューティングデバイスとディスプレイデバイスとの接続に使用することができる。場合によっては、ケーブルの一端においてUSBタイプ−Cコネクタを使用し、ケーブルの他端においてHDMIコネクタを使用することは、高速高解像度MHLインターフェイスにとって必要であろう。
図3は、コンピューティングデバイス300のユーザ342のための代替例の作業空間構成340を示す図である。たとえば、コンピューティングデバイス300は、図1Aおよび図1Bに示されるコンピューティングデバイス100であってもよい。例示的な作業空間構成340において、ユーザ342は、たとえばテーブルトップ348のサイズ、周辺デバイスのサイズ、ならびに周辺デバイスのユーザの好みの位置および向きに基づいて、所望の構成でテーブルトップ348(デスクトップ)上に外部ディスプレイデバイス(モニタ)346およびモバイルコンピューティングデバイス344を配置した。
ユーザ342は、第1のケーブル350によってモバイルコンピューティングデバイス344を第2の多目的ポート320に接続することができる。いくつかの実現例では、第2の多目的ポート320は、モバイルコンピューティングデバイス344に電力を供給することができる。モバイルコンピューティングデバイス344は、供給された電力を使用して、モバイルコンピューティングデバイス344を動作させ、および/または、モバイルコンピューティングデバイス344に含まれるバッテリを充電することができる。いくつかの実現例では、コンピューティングデバイス300とモバイルコンピューティングデバイス344との接続により、コンピューティングデバイス300とモバイルコンピューティングデバイス344との間でデータを転送することができる。たとえば、第2の多目的ポート320は、例示的なコンピューティングデバイス100の第2の側部114を示す図1Bに示される多目的ポート120であってもよい。
非限定的な例において、モバイルコンピューティングデバイス344は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータまたはラップトップコンピュータであってもよい。いくつかの実現例では、モバイルコンピューティングデバイス344は、多目的ポートを含み得る。第1のケーブル350は、モバイルコンピューティングデバイス344に含まれる多目的ポートに接続する、連結するまたは差し込むために、および、コンピューティングデバイス300上の第2の多目的ポート320(または、作業場構成によっては第1の多目的ポート310)に接続する、連結するまたは差し込むために、第1のケーブル350の各端部に適切なコネクタを設けることができる。たとえば、第2の多目的ポート320は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、モバイルコンピューティングデバイス344に含まれる多目的ポートは、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよい。
いくつかの実現例では、モバイルコンピューティングデバイス344は、多目的ポートを含んでいなくてもよい。これらの実現例では、第1のケーブル350は、モバイルコンピューティングデバイス344に含まれるポートに接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタを第1のケーブル350の一端に設けることができる。第1の
ケーブル350は、第2の多目的ポート320(または、作業場構成によっては第1の多目的ポート310)に接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタをケーブルの他端に設けることができる。たとえば、第2の多目的ポート320は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、モバイルコンピューティングデバイス344に含まれるポートは、USB2.0タイプコネクタ(差し込み口)またはUSB3.0タイプコネクタ(差し込み口)を組み込んでもよい。非限定的な例において、USB2.0タイプコネクタ(差し込み口)またはUSB3.0タイプコネクタ(差し込み口)は、標準A差し込み口、標準B差し込み口、Mini−A差し込み口、Mini−B差し込み口、Micro−A差し込み口、またはMicro−B差し込み口であってもよい。別の例では、モバイルコンピューティングデバイス344に含まれるポートは、専有コネクタを組み込んでもよい。第1のケーブル350に含まれる配線は、コンピューティングデバイス300上のUSB差し込み口(たとえば、USBタイプ−Cコネクタ)における信号とモバイルコンピューティングデバイス344上のUSB差し込み口における対応する信号との正確な接続を確実にすることができる。
ユーザ342は、第2のケーブル352によって第1の多目的ポート310にディスプレイデバイス346を接続することができ、第1の多目的ポート310は、コンピューティングデバイス300からディスプレイデバイス346に表示データを提供することができる。代替的に、ユーザ342は、第1のケーブル350によってモバイルコンピューティングデバイス344を第1の多目的ポート310に接続したかもしれず、ユーザ342は、第2のケーブル352によってディスプレイデバイス346を第2の多目的ポート320に接続したかもしれない。
いくつかの実現例では、ディスプレイデバイス346は、多目的ポートを含み得る。第2のケーブル352は、ディスプレイデバイス346に含まれる多目的ポートに接続する、連結するまたは差し込むために、および、コンピューティングデバイス300上の第1の多目的ポート310(または、作業場構成によっては第2の多目的ポート320)に接続する、連結するまたは差し込むために、第2のケーブル352の各端部に適切なコネクタを設けることができる。たとえば、第1の多目的ポート310は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、ディスプレイデバイス346に含まれる多目的ポートは、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよい。
いくつかの実現例では、ディスプレイデバイス346は、多目的ポートを含んでいなくてもよい。これらの実現例では、第2のケーブル352は、ディスプレイデバイス346に含まれるポートに接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタを第2のケーブル352の一端に設けることができる。第2のケーブル352は、第1の多目的ポート310(または、作業場構成によっては第2の多目的ポート320)に接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタをケーブルの他端に設けることができる。第1の例では、第1の多目的ポート310は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、ディスプレイデバイス346に含まれるポートは、DisplayPortコネクタまたは差し込み口(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ)を組み込んでもよい。第2の例では、第1の多目的ポート310は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、ディスプレイデバイス346に含まれるポートは、高解像度マルチメディアインターフェイス(HDMI)コネクタもしくは差し込み口、デジタルビデオインターフェイス(DVI)コネクタもしくは差し込み口、またはビデオグラフィックスアレイ(VGA)コネクタもしくは差し込み口を組み込んでもよい。別の例では、ディスプレイデバイス346に含まれるポートは、専有コネクタを組み込んでもよい。
第2のケーブル352に含まれる配線は、コンピューティングデバイス300上のUS
B差し込み口(たとえば、USBタイプ−Cコネクタ)における信号とディスプレイデバイス346上のコネクタまたは差し込み口(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ、HDMIコネクタ、DVIコネクタ、VGAコネクタ)における対応する信号との正確な接続を確実にすることができる。第2の例の場合、第2のケーブル352は、USBタイプ−C DisplayPort互換信号を、ディスプレイデバイス346上のそれぞれのコネクタまたは差し込み口(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ、HDMIコネクタ、DVIコネクタ、またはVGAコネクタ)に必要な信号に変換するためのコンバータも含んでいてもよい。
図4は、コンピューティングデバイス400のユーザ442のための代替例の作業空間構成440を示す図である。たとえば、コンピューティングデバイス400は、図1Aおよび図1Bに示されるコンピューティングデバイス100であってもよい。例示的な作業空間構成440において、ユーザ442は、たとえばテーブルトップ448のサイズ、周辺デバイスのサイズ、ならびに周辺デバイスのユーザの好みの位置および向きに基づいて、所望の構成でテーブルトップ448(デスクトップ)上に外部ディスプレイデバイス(モニタ)446を配置した。
ユーザ442は、第2のケーブル352によって第1の多目的ポート410にディスプレイデバイス446を接続することができ、第1の多目的ポート410は、コンピューティングデバイス400からディスプレイデバイス446に表示データを提供することができる。代替的に、ユーザ442は、第2のケーブル452によってディスプレイデバイス446を第2の多目的ポート420に接続したかもしれない。たとえば、第2の多目的ポート420は、例示的なコンピューティングデバイス100の第2の側部114を示す図1Bに示される多目的ポート120であってもよい。
いくつかの実現例では、ディスプレイデバイス446は、多目的ポートを含み得る。第2のケーブル452は、ディスプレイデバイス446に含まれる多目的ポートに接続する、連結するまたは差し込むために、および、コンピューティングデバイス400上の第1の多目的ポート410(または、作業場構成によっては第2の多目的ポート420)に接続する、連結するまたは差し込むために、第2のケーブル452の各端部に適切なコネクタを設けることができる。たとえば、第1の多目的ポート410は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、ディスプレイデバイス446に含まれる多目的ポートは、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよい。
いくつかの実現例では、ディスプレイデバイス446は、多目的ポートを含んでいなくてもよい。これらの実現例では、第2のケーブル452は、ディスプレイデバイス446に含まれるポートに接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタを第2のケーブル452の一端に設けることができる。これは、図3および図4を参照して説明するようになされることができる。
ユーザ442は、第1のケーブル450によってパワーアダプタ444を第1の多目的ポート410に接続することができる。パワーアダプタ444は、交流電力をパワーアダプタ444に提供することができるコンセント454(たとえば、壁コンセント)に差し込まれることができる。パワーアダプタ444は、当該交流電力を、コンピューティングデバイス400に含まれるバッテリに電力を供給するおよび/または充電するための適切な直流電力に変換することができる。代替的に、ユーザ442は、第2のケーブル452によってディスプレイデバイス446を第2の多目的ポート420に接続し、第1のケーブル450によってパワーアダプタ444を第1の多目的ポート410に接続したかもしれない。
いくつかの実現例では、パワーアダプタ444は、第1のケーブル450の第1の端部456と一体化されてもよく/第1のケーブル450の第1の端部456の一部であってもよい。第1のケーブル450は、コンピューティングデバイス400上の第2の多目的ポート420(または、作業場構成によっては第1の多目的ポート410)に接続する、連結するまたは差し込むことができる適切なコネクタを第1のケーブル450の第2の端部458に含み得る。第1のケーブル450に含まれる配線は、コンピューティングデバイス400上の第2の多目的ポート420に組み込まれたコネクタ(差し込み口)(たとえば、USBタイプ−Cコネクタ)における信号とパワーアダプタ444における対応する信号との正確な接続を確実にすることができる。
いくつかの実現例では、パワーアダプタ444は、第1のケーブル450の第1の端部456でプラグを受け付けるコネクタまたは差し込み口を組み込んだポートを含み得る。たとえば、第2の多目的ポート420は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、パワーアダプタ444に含まれるポートは、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよい。別の例では、第2の多目的ポート420は、USBタイプ−Cコネクタを組み込んでもよく、パワーアダプタ444に含まれるポートは、USB標準A−タイプ差し込み口(たとえば、USB2.0またはUSB3.0)を組み込んでもよい。第1のケーブル450に含まれる配線は、コンピューティングデバイス400上の第2の多目的ポート420に組み込まれたコネクタ(差し込み口)(たとえば、USBタイプ−Cコネクタ)における信号とパワーアダプタ444内のUSB差し込み口における対応する信号との正確な接続を確実にすることができる。
図5Aは、コンピューティングデバイスに含まれる多目的ポートに組み込まれた例示的なコネクタ(差し込み口)512を示す図である。たとえば、図1A、図1B、図1C、図2、図3および図4を参照して、コネクタ(差し込み口)512は、図1A〜図1Cに示されるコネクタ112であってもよい。コネクタ(差し込み口)512は、図2、図3および図4にそれぞれ示されるコンピューティングデバイス200、コンピューティングデバイス300およびコンピューティングデバイス400の例示的な実現例における多目的ポート(第1の多目的ポート210、第2の多目的ポート220、第1の多目的ポート310、第2の多目的ポート320、第1の多目的ポート410、および第2の多目的ポート420)に組み込まれることができる。コネクタ(差し込み口)512は、電気接点502を含む。
図5Bは、例示的なコネクタ(差し込み口)512の電気接点502上に含まれる例示的な信号506a〜eおよび例示的な信号508a〜dを示す図である。
図6Aは、図5Aに示されるコネクタ(差し込み口)512に接続する/連結する/差し込むことができる、ケーブルの端部に含まれ得る例示的なコネクタ(プラグ)614を示す図である。さらにまたは代替的に、コネクタ(プラグ)614は、周辺デバイス(たとえば、図2、図3および図4を参照して本明細書に記載されている周辺デバイスのうちのいずれか)に含まれるコネクタ(差し込み口)に接続され/連結され/差し込まれてもよい。いくつかの実現例では、ケーブルの各端部におけるコネクタ(プラグ)は、同一タイプであってもよい(たとえば、両方がコネクタ(プラグ)614のタイプのコネクタ(プラグ)である)。いくつかの実現例では、図2、図3および図4を参照して本明細書に記載されているように、ケーブルの一端は、コネクタ(プラグ)614を含んでいてもよく、ケーブルの他端は、異なるタイプのコネクタ(プラグ)であってもよい。コネクタ(プラグ)614は、電気接点602を含む。
図6Bは、例示的なコネクタ(プラグ)614の電気接点602上に含まれる例示的な
信号606a〜eおよび例示的な信号608a〜dを示す図である。
図5A〜図5Bおよび図6A〜図6Bに示される例示的な図では、コネクタ(プラグ)614は、第1の向きおよび第1の向きの逆向きにコネクタ(差し込み口)512に接続する/連結する/差し込むことができる。第1の向きでは、コネクタ(差し込み口)512上の信号506a〜eは、コネクタ(プラグ)614上の信号606e〜aにそれぞれ接続されることができる。また、信号508a,508b,508dおよび508eは、信号608d,608c,608bおよび608aにそれぞれ接続されることができる。第2の向きでは、コネクタ(プラグ)614は、第1の向きとは逆にされた(たとえば、反転させて180度回転させた)向きでコネクタ(差し込み口)512に挿入されることができる。第2の向きでは、コネクタ(差し込み口)512上の信号506a,506b,506dおよび506eは、コネクタ(プラグ)614上の信号608a,608b,608cおよび608dにそれぞれ接続されることができる。また、信号508a〜eは、信号606a〜eにそれぞれ接続されることができる。コネクタ(差し込み口)512上の信号506cとコネクタ(プラグ)614上の信号606cとの接続は、コネクタ(プラグ)614が第1の向きでコネクタ(差し込み口)512に挿入されることを示す。コネクタ(差し込み口)512上の信号508cとコネクタ(プラグ)614上の信号606cとの接続は、コネクタ(プラグ)614が第2の向きでコネクタ(差し込み口)512に挿入されることを示す。
電気接点602は、ケーブルに含まれるそれぞれの電線に結合/接続されることができる。そして、電線は、ケーブルの他端における別のコネクタ(プラグ)に含まれる電気接点に結合/接続されることができる。図2、図3および図4に関して説明したように、いくつかの実現例では、ケーブルの両端におけるコネクタ(プラグ)は、同一タイプのコネクタ(プラグ)であってもよい。いくつかの実現例では、ケーブルの一端におけるコネクタ(プラグ)は、ケーブルの他端におけるコネクタ(プラグ)のタイプとは異なっていてもよい。ケーブル内の電線は、ケーブルの一端の電気接点上の信号とケーブルの他端の電気接点上の適切なそれぞれの信号とを接続する。
図7は、データコントローラ702とディスプレイコントローラ704とマルチプレクサ706とコンフィギュレーションスイッチ708とコネクタ(差し込み口)710とを含む例示的な電気回路700を示すブロック図である。たとえば、電気回路700は、図1A〜図1Cを参照して示されるコンピューティングデバイス100のベース部104に含まれるマザーボード156に含まれていてもよく/マザーボード156の一部であってもよい。コネクタ(差し込み口)710は、図1A〜図1Bを参照して示されるコネクタ112であってもよく、または図5Aに示されるコネクタ(差し込み口)512であってもよい。
図7に示されるように、マルチプレクサ706は、データコントローラ702からの差動対データ出力信号714a〜bを差動対入力信号712a〜bとして受信することができる。差動対信号伝達システムは、一対のしっかりと結合されたワイヤで信号を送信/提供することができる。一方のワイヤは信号を搬送し、他方のワイヤは信号の同等であるが反対の画像を搬送する。差動対信号を使用することにより、コモンモード電気ノイズを相殺して基本的に排除することができ、外部ソースまたは隣接する信号からのノイズを除去することができる。これにより、特に高速データレート(たとえば、5ギガビット/秒、10ギガビット/秒)でデータを搬送する際のシグナルインテグリティを向上させることができる。
マルチプレクサ706は、ディスプレイコントローラ704からの差動対表示出力信号716a〜bを差動対入力信号712c〜dとして受信することができる。選択入力71
8およびイネーブル入力720は、差動対マルチプレクサ出力信号722a〜bが差動対データ出力信号714a〜bであるか差動対表示出力信号716a〜bであるかを判定することができる。コンフィギュレーションスイッチ708は、ディスプレイコントローラ704からマルチプレクサ出力信号722a〜bおよび差動対表示出力信号716c〜dを受信する。また、コンフィギュレーションスイッチ708は、コネクタ(差し込み口)710から向き信号724を受信することができる。コンフィギュレーションスイッチ708は、向き信号724を使用してコネクタ(差し込み口)に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の向きを検出することができる。
コンフィギュレーションスイッチ708は、検出された向き(向き信号724)に基づいて、マルチプレクサ出力信号722a〜bおよび差動対表示出力信号716c〜dをコネクタ(差し込み口)710上の適切なピン/接点にルーティングすることができる。図5A〜図5Bおよび図6A〜図6Bを参照して、コネクタ(差し込み口)に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の向きは、コネクタ(差し込み口)710へのマルチプレクサ出力信号722a〜bおよび差動対表示出力信号716c〜dのルーティングを判定することができる。向き信号は、単一の向き信号724として示されているが、いくつかの実現例ではコンフィギュレーションスイッチ708への2つ以上の入力信号を含んでいてもよい。
非限定的な例において、データコントローラ702は、USBコントローラであってもよい。差動対データ出力信号714a〜bはそれぞれ、高速USB通信(たとえば、USB3.0、USB3.1)で使用される差動対送信信号および差動対受信信号であってもよい。ディスプレイコントローラ704は、フルDisplayPort性能を発揮できる4つの高速レーン(たとえば、差動対表示出力信号716a〜d)を提供することができるDisplayPortソースであってもよい。コネクタ(差し込み口)710は、USBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)であってもよい。
いくつかの実現例では、マルチプレクサ706は、データコントローラ702(USBコントローラ)から受信した送信信号および受信信号(たとえば、差動対データ出力信号714a〜b)をコンフィギュレーションスイッチ708に出力するように選択することができる。また、コンフィギュレーションスイッチ708は、ディスプレイコントローラ704(DisplayPortソース)から直接、出力高速レーン1および高速レーン0(たとえば、差動対表示出力信号716c〜d)を受信することができる。コネクタ(差し込み口)710に挿入されたコネクタ(プラグ)の判定された向きに応じて、コンフィギュレーションスイッチ708は、コネクタ(差し込み口)710への差動対表示出力信号716a〜bのルーティングおよび差動対データ出力信号714a〜bのルーティングを判定することができる。
これらの実現例では、コンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデバイス100)は、DisplayPort性能および高速USB性能を提供することができる。これらの実現例では、コンピューティングデバイスは、ドッキングステーションに連結/接続されることができ、当該ドッキングステーションは、差動対データ出力信号714a〜b上の高速USBデータおよび差動対表示出力信号716c〜d上の表示データを周辺デバイスおよびディスプレイデバイスにそれぞれ同時に転送することを可能にすることができる。
いくつかの実現例では、マルチプレクサ706は、ディスプレイコントローラ704(DisplayPortソース)から受信した高速レーン2および高速レーン3(たとえば、差動対表示出力信号716a〜b)をコンフィギュレーションスイッチ708に出力するように選択することができる。また、コンフィギュレーションスイッチ708は、デ
ィスプレイコントローラ704(DisplayPortソース)から直接、出力高速レーン1および高速レーン0(たとえば、差動対表示出力信号716c〜d)を受信することができる。コネクタ(差し込み口)710に挿入されたコネクタ(プラグ)の判定された向きに応じて、コンフィギュレーションスイッチ708は、コネクタ(差し込み口)710への差動対表示出力信号716a〜dのルーティングを判定することができる。
これらの実現例では、コンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデバイス100)は、USBタイプ−Cコネクタの任意のDisplayPortオルタネートモード機能を利用してフルDisplayPort性能を提供することができる。図2、図3および図4を参照して説明したように、たとえば、ケーブルの両端のコネクタ(プラグ)は、USBタイプ−Cコネクタ(プラグ)であってもよい。この例では、ケーブルの一端は、コンピューティングデバイスのポートに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)(たとえば、コネクタ(差し込み口)710)に差し込むことができ、ケーブルの他端は、ディスプレイデバイスに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)に差し込むことができる。
別の例では、ディスプレイデバイスは、DisplayPortコネクタ(差し込み口)(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ)を含んでいてもよい。この例では、ケーブルの一端のコネクタ(プラグ)は、コンピューティングデバイスのポートに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)(たとえば、コネクタ(差し込み口)710)に差し込むUSBタイプ−Cコネクタ(プラグ)であってもよい。ケーブルの他端は、DisplayPortコネクタ(差し込み口)に差し込むDisplayPortコネクタ(プラグ)(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ)であってもよい。別の例では、ディスプレイデバイスは、HDMI、DVIまたはVGAコネクタ(差し込み口)を含んでいてもよい。この例では、コンフィギュレーションスイッチ708は、差動対表示出力信号716a〜dを、ディスプレイデバイスに含まれるHDMI、DVIまたはVGAコネクタ(差し込み口)への接続に必要な信号に変換するコンバータを含んでいてもよい。場合によっては、コンバータは、コンフィギュレーションスイッチ708とは別個のアダプタであってもよい。
差動対表示出力信号716a〜dをコネクタ(差し込み口)710に提供する際、差動対表示出力信号716a〜bはマルチプレクサ706を介してルーティングされる一方、差動対表示出力信号716c〜dはマルチプレクサ706を介さない。マルチプレクサ706を介した差動対表示出力信号716a〜bのルーティングは、差動対表示出力信号716c〜dに存在しない信号伝搬遅延を差動対表示出力信号716a〜bに生じさせる可能性がある。この不一致は、表示データの品質に影響を及ぼす可能性がある。
図8は、データコントローラ802とディスプレイコントローラ804と再順序付けスイッチ840と第1のマルチプレクサ806と第2のマルチプレクサ826とコンフィギュレーションロジック850とコネクタ(差し込み口)810とを含む例示的な電気回路800を示すブロック図である。たとえば、電気回路800は、図1A〜図1Cを参照して示されるコンピューティングデバイス100のベース部104に含まれるマザーボード156に含まれていてもよく/マザーボード156の一部であってもよい。コネクタ(差し込み口)810は、図1A〜図1Bを参照して示されるコネクタ112であってもよく、または図5Aに示されるコネクタ(差し込み口)512であってもよい。
図8に示されるように、第1のマルチプレクサ806は、データコントローラ802からの差動対データ出力信号814a〜bを差動対入力信号812a〜bとして受信することができる。第1のマルチプレクサ806は、再順序付けスイッチ840からの差動対表
示出力信号816a〜bを差動対入力信号812c〜dとして受信することができる。選択入力818およびイネーブル入力820は、差動対マルチプレクサ出力信号822a〜bが差動対データ出力信号814a〜bであるか差動対表示出力信号816a〜bであるかを判定することができる。コネクタ(差し込み口)810は、マルチプレクサ出力信号822a〜bを受信することができる。
第2のマルチプレクサ826は、データコントローラ802からの差動対データ出力信号814a〜bを差動対入力信号828a〜bとして受信することができる。第2のマルチプレクサ826は、再順序付けスイッチ840からの差動対表示出力信号816c〜dを差動対入力信号828c〜dとして受信することができる。選択入力832およびイネーブル入力834は、差動対マルチプレクサ出力信号830a〜bが差動対データ出力信号814a〜bであるか差動対表示出力信号816c〜dであるかを判定することができる。コネクタ(差し込み口)810は、マルチプレクサ出力信号830a〜bを受信することができる。コンフィギュレーションロジック850は、コネクタ(差し込み口)810から向き信号824を受信することができる。コンフィギュレーションロジック850は、向き信号824の値に基づいて、コネクタ(差し込み口)810に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の向きを判定することができる。コンフィギュレーションロジック850は、コネクタ(差し込み口)810に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の判定された向きに基づいて、コンフィギュレーション制御信号852a〜dを選択入力818、イネーブル入力820、選択入力832およびイネーブル入力834にそれぞれ提供することができる。
また、コンフィギュレーションロジック850は、再順序付けコンフィギュレーション制御信号854を再順序付けスイッチ840の再順序付け制御入力846に提供することができる。コネクタ(差し込み口)810に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の判定された向き(および再順序付け制御入力846の値)に基づいて、再順序付けスイッチ840は、ディスプレイコントローラ804から受信した差動対ディスプレイコントローラ出力信号842a〜dを再順序付けする/切り換えることができる。差動対ディスプレイコントローラ出力信号842a〜dの再順序付け/切り換えは、コネクタ(差し込み口)810に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の検出された向きに基づいて(向き信号824の値に基づいて)、適切な信号がコネクタ(差し込み口)810上の適切なピン/接点にルーティングされることを確実にすることができる。いくつかの実現例では、再順序付けスイッチ840は、ディスプレイコントローラ804の一部として含まれていてもよい。
図5A〜図5Bおよび図6A〜図6Bを参照して、コネクタ(差し込み口)に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の向きは、コネクタ(差し込み口)810へのディスプレイコントローラ出力信号842a〜dのルーティングを判定することができる。向き信号は、単一の向き信号824として示されているが、いくつかの実現例ではコンフィギュレーションロジック850への2つ以上の入力信号を含んでいてもよい。
図8に示される例示的な回路では、差動対データ出力信号814a〜bは、第1のマルチプレクサ806および第2のマルチプレクサ826にルーティングされる。第1のマルチプレクサ806にも第2のマルチプレクサ826にも差動対データ出力信号814a〜bをルーティングすることは、マルチプレクサ806,826の両方に差動対データ出力信号814a〜bをルーティングする際の信号トレースの長さに起因して、シグナルインテグリティ問題を生じさせる可能性がある。第1のマルチプレクサ806および第2のマルチプレクサ826を互いに接近させて設置することにより、シグナルインテグリティ問題を減少させることができるが、当該問題を排除することはできない。
図8に示される例示的な回路では、差動対表示出力信号816a〜bは第1のマルチプレクサ806を介してルーティングされ、差動対表示出力信号816c〜dは第2のマルチプレクサ826を介してルーティングされる。マルチプレクサを介した差動対表示出力信号816a〜dのルーティングは、実質的に同一の信号伝搬遅延を差動対表示出力信号816a〜bおよび差動対表示出力信号816c〜dに生じさせる。
非限定的な例において、データコントローラ802は、USBコントローラであってもよい。差動対データ出力信号814a〜bはそれぞれ、高速USB通信(たとえば、USB3.0、USB3.1)で使用される差動対送信信号および差動対受信信号であってもよい。ディスプレイコントローラ804は、フルDisplayPort性能を発揮できる4つの高速レーン(たとえば、差動対ディスプレイコントローラ出力信号842a〜d)を提供することができるDisplayPortソースであってもよい。コネクタ(差し込み口)810は、USBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)であってもよい。
いくつかの実現例では、第1のマルチプレクサ806は、データコントローラ802(USBコントローラ)から受信した送信信号および受信信号(たとえば、差動対データ出力信号814a〜b)を差動対マルチプレクサ出力信号822a〜bとしてコネクタ810に出力するように選択することができる。また、第2のマルチプレクサ826は、再順序付けスイッチ840から受信した差動対表示出力信号816c〜d(たとえば、DisplayPortソース出力高速レーン1および高速レーン0)を差動対マルチプレクサ出力信号830a〜bとして出力するように選択することができる。コネクタ(差し込み口)810に挿入されたコネクタ(プラグ)の判定された向きに応じて、再順序付けスイッチ840は、差動対表示出力信号816c〜dおよび差動対データ出力信号814a〜bがコネクタ(差し込み口)810上のコネクタ入力844c〜dおよびコネクタ入力844a〜bにそれぞれルーティングされるべきであると判定することができる。
いくつかの実現例では、第1のマルチプレクサ806は、再順序付けスイッチ840からの差動対表示出力信号816a〜b(たとえば、DisplayPortソース出力高速レーン2および高速レーン3)を差動対マルチプレクサ出力信号822a〜bとして出力するように選択することができる。また、第2のマルチプレクサ826は、データコントローラ802(USBコントローラ)から受信した送信信号および受信信号(たとえば、差動対データ出力信号814a〜b)を差動対マルチプレクサ出力信号830a〜bとしてコネクタ(差し込み口)810に出力するように選択することができる。コネクタ(差し込み口)810に挿入されたコネクタ(プラグ)の判定された向きに応じて、再順序付けスイッチ840は、差動対表示出力信号816a〜bおよび差動対データ出力信号814a〜bがコネクタ(差し込み口)810上のコネクタ入力844c〜dおよびコネクタ入力844a〜bにそれぞれルーティングされるべきであると判定することができる。
これらの実現例では、コンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデバイス100)は、DisplayPort性能および高速USB性能を提供することができる。これらの実現例では、コンピューティングデバイスは、ドッキングステーションに連結/接続されることができ、当該ドッキングステーションは、差動対データ出力信号814a〜b上の高速USBデータおよび差動対表示出力信号816a〜bまたは差動対表示出力信号816c〜d上の表示データを周辺デバイスおよびディスプレイデバイスにそれぞれ同時に転送することを可能にすることができる。
いくつかの実現例では、第1のマルチプレクサ806は、ディスプレイコントローラ804(DisplayPortソース)から信号を受信するところの再順序付けスイッチ840から受信した高速レーン2および高速レーン3(たとえば、差動対表示出力信号816a〜b)を、コネクタ(差し込み口)810に出力するように選択することができる
。また、第2のマルチプレクサ826は、ディスプレイコントローラ804(DisplayPortソース)から信号を受信するところの再順序付けスイッチ840から受信した差動対表示出力信号816c〜dを、差動対マルチプレクサ出力信号830a〜bとしてコネクタ(差し込み口)810に出力するように選択することができる。コネクタ(差し込み口)810に挿入されたコネクタ(プラグ)の判定された向きに応じて、再順序付けスイッチ840は、コネクタ(差し込み口)810への差動対ディスプレイコントローラ出力信号842a〜dのルーティングを判定することができる。
これらの実現例では、コンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデバイス100)は、USBタイプ−Cコネクタの任意のDisplayPortオルタネートモード機能を利用してフルDisplayPort性能を提供することができる。図2、図3および図4を参照して説明したように、たとえば、ケーブルの両端のコネクタ(プラグ)は、USBタイプ−Cコネクタ(プラグ)であってもよい。この例では、ケーブルの一端は、コンピューティングデバイスのポートに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)(たとえば、コネクタ(差し込み口)810)に差し込むことができ、ケーブルの他端は、ディスプレイデバイスに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)に差し込むことができる。
別の例では、ディスプレイデバイスは、DisplayPortコネクタ(差し込み口)(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ)を含んでいてもよい。この例では、ケーブルの一端のコネクタ(プラグ)は、コンピューティングデバイスのポートに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)(たとえば、コネクタ(差し込み口)710)に差し込むUSBタイプ−Cコネクタ(プラグ)であってもよい。ケーブルの他端は、DisplayPortコネクタ(差し込み口)に差し込むDisplayPortコネクタ(プラグ)(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ)であってもよい。別の例では、ディスプレイデバイスは、HDMI、DVIまたはVGAコネクタ(差し込み口)を含んでいてもよい。たとえば、差動対表示出力信号816a〜dと第1のマルチプレクサ806および第2のマルチプレクサ826との間に設置される回路は、差動対表示出力信号816a〜dを、ディスプレイデバイスに含まれるHDMI、DVIまたはVGAコネクタ(差し込み口)への接続に必要な信号に変換するコンバータを含んでいてもよい。場合によっては、コンバータは、マルチプレクサ806,826の各々に含まれていてもよい。
図7に示される例示的な電気回路700および図8に示される例示的な電気回路800の各々は、表示データの品質に影響を及ぼす可能性があるシグナルインテグリティ問題を生じさせる。
図9は、データコントローラ902とディスプレイコントローラ904と第1のマルチプレクサ906と第2のマルチプレクサ926と第3のマルチプレクサ936と第4のマルチプレクサ938と再順序付けスイッチ940とコンフィギュレーションロジック950とコネクタ(差し込み口)910とを含む例示的な電気回路900を示すブロック図である。たとえば、電気回路900は、図1A〜図1Cを参照して示されるコンピューティングデバイス100のベース部104に含まれるマザーボード156に含まれていてもよく/マザーボード156の一部であってもよい。コネクタ(差し込み口)910は、図1A〜図1Bを参照して示されるコネクタ112であってもよく、または図5Aに示されるコネクタ(差し込み口)512であってもよい。
例示的な電気回路900は、図8に示される例示的な電気回路800と同様の態様で機能する。図8における点線80および図9における点線90によって示されるように、点
線80内の領域に含まれる電気回路は、図9に点線90で示されるように実現することができる。たとえば、第1のマルチプレクサ806は、(図9に点線92によって示される)第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926を使用して実現されてもよい。第2のマルチプレクサ826は、(図9に点線94によって示される)第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938を使用して実現されてもよい。第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938を上下に積層し、そして(上下に積層された)第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926と背中合わせの構成で設置することにより、マルチプレクサ936,938,906および926を互いに非常に近接させて設置することを可能にすることができる。また、(マルチプレクサ936,938,906および926の背中合わせの構成間で)図9に示されるデータコントローラ902および再順序付けスイッチ940から信号をルーティングすることにより、信号ルーティングの長さを減少させ、非常に長く不一致の信号経路長さに関連付けられ得る信号劣化を最小限にすることができる。たとえば、第1のマルチプレクサ906の入力端960は、第3のマルチプレクサ936の入力端962に対向している。第2のマルチプレクサ926の入力端964は、第4のマルチプレクサ938の入力端966に対向している。
図9に示されるように、第1のマルチプレクサ906は、データコントローラ902からの差動対データ出力信号914bを差動対入力信号912bとして受信することができる。第1のマルチプレクサ906は、再順序付けスイッチ940からの差動対表示出力信号916aを差動対入力信号912dとして受信することができる。第2のマルチプレクサ926は、データコントローラ902からの差動対データ出力信号914aを差動対入力信号912aとして受信することができる。第2のマルチプレクサ926は、再順序付けスイッチ940からの差動対表示出力信号916bを差動対入力信号912cとして受信することができる。選択入力918およびイネーブル入力920は、差動対マルチプレクサ出力信号922a〜bが差動対データ出力信号914a〜bであるか差動対表示出力信号916a〜bであるかを判定することができる。コネクタ(差し込み口)910は、マルチプレクサ出力信号922a〜bを受信することができる。
第3のマルチプレクサ936は、データコントローラ902からの差動対データ出力信号914bを差動対入力信号928bとして受信することができる。第3のマルチプレクサ936は、再順序付けスイッチ940からの差動対表示出力信号916dを差動対入力信号928dとして受信することができる。第4のマルチプレクサ938は、データコントローラ902からの差動対データ出力信号914aを差動対入力信号928aとして受信することができる。第4のマルチプレクサ938は、再順序付けスイッチ940からの差動対表示出力信号916cを差動対入力信号928cとして受信することができる。選択入力932およびイネーブル入力934は、差動対マルチプレクサ出力信号930a〜bが差動対データ出力信号914a〜bであるか差動対表示出力信号916c〜dであるかを判定することができる。コネクタ(差し込み口)910は、マルチプレクサ出力信号930a〜bを受信することができる。
コンフィギュレーションロジック950は、コネクタ(差し込み口)910から向き信号924を受信することができる。コンフィギュレーションロジック950は、向き信号924の値に基づいて、コネクタ(差し込み口)910に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の向きを判定することができる。コンフィギュレーションロジック950は、コネクタ(差し込み口)910に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の判定された向きに基づいて、コンフィギュレーション制御信号952a〜dを選択入力918、イネーブル入力920、選択入力932およびイネーブル入力934にそれぞれ提供することができる。また、コンフィギュレーションロジック950は、再順序付けコンフィギュレーション制御信号954を再順序付けスイッチ940の再順序付け制御入力946に提供すること
ができる。コネクタ(差し込み口)910に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の判定された向き(および再順序付け制御入力946の値)に基づいて、再順序付けスイッチ940は、ディスプレイコントローラ904から受信した差動対ディスプレイコントローラ出力信号942a〜dを再順序付けする/切り換えることができる。差動対ディスプレイコントローラ出力信号942a〜dの再順序付け/切り換えは、コネクタ(差し込み口)910に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の検出された向きに基づいて(向き信号924の値に基づいて)、適切な信号がコネクタ(差し込み口)910上の適切なピン/接点にルーティングされることを確実にすることができる。いくつかの実現例では、再順序付けスイッチ940は、ディスプレイコントローラ904の一部として含まれていてもよい。
図5A〜図5Bおよび図6A〜図6Bを参照して、コネクタ(差し込み口)に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の向きは、コネクタ(差し込み口)910へのディスプレイコントローラ出力信号942a〜dのルーティングを判定することができる。向き信号は、単一の向き信号924として示されているが、いくつかの実現例ではコンフィギュレーションロジック950への2つ以上の入力信号を含んでいてもよい。
非限定的な例において、データコントローラ902は、USBコントローラであってもよい。差動対データ出力信号914a〜bはそれぞれ、高速USB通信(たとえば、USB3.0、USB3.1)で使用される差動対送信信号および差動対受信信号であってもよい。ディスプレイコントローラ904は、フルDisplayPort性能を発揮できる4つの高速レーン(たとえば、差動対ディスプレイコントローラ出力信号942a〜d)を提供することができるDisplayPortソースであってもよい。コネクタ(差し込み口)910は、USBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)であってもよい。
いくつかの実現例では、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926は、送信信号および受信信号(たとえば、それぞれ差動対データ出力信号914a〜b)を差動対マルチプレクサ出力信号922a〜bとして出力するように選択することができる。また、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938は、再順序付けスイッチ940から受信した差動対表示出力信号916c〜d(たとえば、それぞれDisplayPortソース出力高速レーン1および高速レーン0)を差動対マルチプレクサ出力信号930a〜bとして出力するように選択することができる。コネクタ(差し込み口)910に挿入されたコネクタ(プラグ)の判定された向きに応じて、再順序付けスイッチ940は、差動対表示出力信号916c〜dおよび差動対データ出力信号914a〜bがコネクタ(差し込み口)910上のコネクタ入力944c〜dおよびコネクタ入力944a〜bにそれぞれルーティングされるべきであると判定することができる。
いくつかの実現例では、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926は、再順序付けスイッチ940からの差動対表示出力信号916a〜b(たとえば、それぞれDisplayPortソース出力高速レーン3および高速レーン2)を差動対マルチプレクサ出力信号922a〜bとして出力するように選択することができる。また、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938は、送信信号および受信信号(たとえば、それぞれ差動対データ出力信号914a〜b)を差動対マルチプレクサ出力信号930a〜bとして出力するように選択することができる。コネクタ(差し込み口)910に挿入されたコネクタ(プラグ)の判定された向きに応じて、再順序付けスイッチ940は、差動対表示出力信号916c〜dおよび差動対データ出力信号914a〜bがコネクタ(差し込み口)910上のコネクタ入力944c〜dおよびコネクタ入力944a〜bにそれぞれルーティングされるべきであると判定することができる。
これらの実現例では、コンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデ
バイス100)は、DisplayPort性能および高速USB性能を提供することができる。これらの実現例では、コンピューティングデバイスは、ドッキングステーションに連結/接続されることができ、当該ドッキングステーションは、差動対データ出力信号914a〜b上の高速USBデータおよび差動対表示出力信号916a〜bまたは差動対表示出力信号816c〜d上の表示データを周辺デバイスおよびディスプレイデバイスにそれぞれ同時に転送することを可能にすることができる。
いくつかの実現例では、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926は、ディスプレイコントローラ904(DisplayPortソース)から信号を受信する再順序付けスイッチ940から受信した高速レーン3および高速レーン2(たとえば、それぞれ差動対表示出力信号916a〜b)をコネクタ(差し込み口)810に出力するように選択することができる。また、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938は、ディスプレイコントローラ904(DisplayPortソース出力)から信号を受信する再順序付けスイッチ940から受信した高速レーン1および高速レーン0(たとえば、それぞれ差動対表示出力信号916c〜d)を差動対マルチプレクサ出力信号930a〜bとしてコネクタ(差し込み口)910に出力するように選択することができる。コネクタ(差し込み口)910に挿入されたコネクタ(プラグ)の判定された向きに応じて、再順序付けスイッチ940は、コネクタ(差し込み口)910への差動対ディスプレイコントローラ出力信号942a〜dのルーティングを判定することができる。
これらの実現例では、コンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデバイス100)は、USBタイプ−Cコネクタの任意のDisplayPortオルタネートモード機能を利用してフルDisplayPort性能を提供することができる。図2、図3および図4を参照して説明したように、たとえば、ケーブルの両端のコネクタ(プラグ)は、USBタイプ−Cコネクタ(プラグ)であってもよい。この例では、ケーブルの一端は、コンピューティングデバイスのポートに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)(たとえば、コネクタ(差し込み口)910)に差し込むことができ、ケーブルの他端は、ディスプレイデバイスに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)に差し込むことができる。
別の例では、ディスプレイデバイスは、DisplayPortコネクタ(差し込み口)(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ)を含んでいてもよい。この例では、ケーブルの一端のコネクタ(プラグ)は、コンピューティングデバイスのポートに含まれるUSBタイプ−Cコネクタ(差し込み口)(たとえば、コネクタ(差し込み口)710)に差し込むUSBタイプ−Cコネクタ(プラグ)であってもよい。ケーブルの他端は、DisplayPortコネクタ(差し込み口)に差し込むDisplayPortコネクタ(プラグ)(たとえば、標準DisplayPortコネクタ、ミニDisplayPortコネクタ)であってもよい。別の例では、ディスプレイデバイスは、HDMI、DVIまたはVGAコネクタ(差し込み口)を含んでいてもよい。たとえば、差動対表示出力信号916a〜dとマルチプレクサ906,926,936および938との間に設置される回路は、差動対表示出力信号916a〜dを、ディスプレイデバイスに含まれるHDMI、DVIまたはVGAコネクタ(差し込み口)への接続に必要な信号に変換するコンバータを含んでいてもよい。場合によっては、コンバータは、マルチプレクサ906,926,936および938の各々に含まれていてもよい。
図10は、コンピューティングデバイスに含まれるコネクタの接点に信号を提供するための方法1000を示すフローチャートである。いくつかの実現例では、本明細書に記載されているシステム、方法およびプロセスは、方法1000を実現することができる。た
とえば、方法1000は、図1A〜図1C、図2、図3、図4、図5A〜図5B、図6A〜図6B、図7、図8および図9を参照して説明することができる。
コンピューティングデバイスに含まれるコネクタに挿入されたプラグの向きを判定することができる(ブロック1002)。たとえば、図9を参照して、コンフィギュレーションロジック950は、向き信号924を使用して、コネクタ(差し込み口)に挿入されたときのコネクタ(プラグ)の向きを判定することができる。
コンピューティングデバイスに含まれるディスプレイコントローラは、複数の表示データ信号をコンピューティングデバイスに含まれる再順序付けスイッチに提供することができる(ブロック1004)。たとえば、図9を参照して、ディスプレイコントローラ904は、差動対ディスプレイコントローラ出力信号942a〜dを再順序付けスイッチ940に提供することができる。
再順序付けスイッチは、判定されたプラグの向きに基づいて、複数の表示データ信号から表示データ信号を選択することができる(ブロック1006)。再順序付けスイッチは、選択された表示データ信号を複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに提供することができ、複数のマルチプレクサは背中合わせに方向付けられている(ブロック1008)。たとえば、図9を参照して、再順序付けスイッチ940は、差動対表示出力信号916a〜dを第1のマルチプレクサ906、第2のマルチプレクサ926、第4のマルチプレクサ938および第3のマルチプレクサ936にそれぞれ提供することができる。
コンピューティングデバイスに含まれるデータコントローラは、データ信号を複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つに提供することができる(ブロック1010)。たとえば、図9を参照して、データコントローラ902は、差動対データ出力信号914a〜bを第2のマルチプレクサ926および第1のマルチプレクサ906にそれぞれ提供することができる。データコントローラ902は、差動対データ出力信号914a〜bを第4のマルチプレクサ938および第3のマルチプレクサ936にそれぞれ提供することができる。
複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つをイネーブルにする(ブロック1012)。たとえば、図9を参照して、イネーブル入力920は、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926をイネーブルにする値に設定することができる一方、イネーブル入力934は、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938をディスエーブルにする値に設定することができる。別の例では、図9を参照して、イネーブル入力920は、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926をディスエーブルにする値に設定することができる一方、イネーブル入力934は、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938をイネーブルにする値に設定することができる。
複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つによって、表示データ信号を選択して出力する(ブロック1014)。たとえば、図9を参照して、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926がイネーブルにされると、選択入力918の値を論理「1」に設定することにより、差動対入力信号912dを選択して差動対マルチプレクサ出力信号922aとして出力することができる。また、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926がイネーブルにされて選択入力が論理「1」値に設定されると、差動対入力信号912cが選択されて差動対マルチプレクサ出力信号922bとして出力される。たとえば、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926がイネーブルにされると、選択入力918の値を論理「0」に設定することにより、差動対入力信号912bを選択して差動対マルチプレクサ出力信号922aとして出力する
ことができる。また、第1のマルチプレクサ906および第2のマルチプレクサ926がイネーブルにされて選択入力が論理「0」値に設定されると、差動対入力信号912aが選択されて差動対マルチプレクサ出力信号922bとして出力される。
たとえば、図9を参照して、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938がイネーブルにされると、選択入力932の値を論理「1」に設定することにより、差動対入力信号928dを選択して差動対マルチプレクサ出力信号930aとして出力することができる。また、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938がイネーブルにされて選択入力が論理「1」値に設定されると、差動対入力信号928cが選択されて差動対マルチプレクサ出力信号930bとして出力される。たとえば、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938がイネーブルにされると、選択入力932の値を論理「0」に設定することにより、差動対入力信号928bを選択して差動対マルチプレクサ出力信号930aとして出力することができる。また、第3のマルチプレクサ936および第4のマルチプレクサ938がイネーブルにされて選択入力が論理「0」値に設定されると、差動対入力信号928aが選択されて差動対マルチプレクサ出力信号930bとして出力される。
複数のマルチプレクサのうちの少なくとも1つは、表示データ信号をコネクタに提供する(ブロック1016)。たとえば、図9を参照して、第1のマルチプレクサ906は、差動対マルチプレクサ出力信号922aによって差動対表示出力信号916aをコネクタ(差し込み口)910に提供することができる。
たとえば、図9を参照して、(差動対マルチプレクサ出力信号922aとして受信した)差動対表示出力信号916aは、コネクタ(差し込み口)910に挿入されたプラグの判定された向きに基づいて、第1のマルチプレクサ906によってコネクタのRX1入力に提供される。
図11は、コンピューティングデバイスに含まれるコネクタを構成するための方法1100を示すフローチャートである。いくつかの実現例では、本明細書に記載されているシステム、方法およびプロセスは、方法1000を実現することができる。たとえば、方法1000は、図1A〜図1C、図2、図3、図4、図5A〜図5B、図6A〜図6B、図7、図8および図9を参照して説明することができる。
コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するためにコンピューティングデバイスの第1の側に位置する第1の多目的ポートに含まれる特定のタイプの第1のコネクタを構成する(ブロック1102)。第1の多目的ポートを使用して、電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上をコンピューティングデバイスと第1の周辺デバイスとの間で伝送する(ブロック1104)。コンピューティングデバイスを第2の周辺デバイスに接続するためにコンピューティングデバイスの第2の側に位置する第2の多目的ポートに含まれる特定のタイプの第2のコネクタを構成する(ブロック1106)。第2の多目的ポートを使用して、電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上をコンピューティングデバイスと第2の周辺デバイスとの間で伝送する(ブロック1108)。
たとえば、図2を参照して、第1の多目的ポート210は、プリンタ244と通信するためのデータを送受信することができる。第2の多目的ポート220は、コンピューティングデバイス200からディスプレイデバイス246に表示データを提供することができる。たとえば、図3を参照して、第2の多目的ポート320は、電力をモバイルコンピューティングデバイス344に供給することができる。第1の多目的ポート310は、コンピューティングデバイス300からディスプレイデバイス346に表示データを提供する
ことができる。たとえば、図4を参照して、第1の多目的ポート410は、コンピューティングデバイス400からディスプレイデバイス446に表示データを提供することができる。パワーアダプタ444が第1のケーブル450によって第1の多目的ポート410に接続されることができる。
図12は、本明細書に記載されている技術とともに使用することができる一般的なコンピュータデバイス1200および一般的なモバイルコンピュータデバイス1250の一例を示す。コンピューティングデバイス1200は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータなどのさまざまな形態のデジタルコンピュータを表わすよう意図されている。コンピューティングデバイス1250は、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、および他の同様のコンピューティングデバイスなどのさまざまな形態のモバイルデバイスを表わすよう意図されている。本明細書に示されている構成要素、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、単に例示的であるよう意図されており、本文献に記載および/またはクレームされている本発明の実現例を限定することを意図したものではない。
コンピューティングデバイス1200は、プロセッサ1202と、メモリ1204と、記憶装置1206と、メモリ1204および高速拡張ポート1210に接続する高速インターフェイス1208と、低速バス1214および記憶装置1206に接続する低速インターフェイス1212とを含む。構成要素1202,1204,1206,1208,1210および1212の各々は、さまざまなバスを使用して相互接続され、共通のマザーボード上にまたは他の態様で適宜実装されてもよい。プロセッサ1202は、コンピューティングデバイス1200内で実行するために命令を処理することができ、当該命令は、高速インターフェイス1208に結合されたディスプレイ1216などの外部入出力デバイス上にGUIのためのグラフィック情報を表示するためにメモリ1204内または記憶装置1206上に記憶された命令を含む。他の実現例では、複数のメモリおよび複数のタイプのメモリとともに、複数のプロセッサおよび/または複数のバスが適宜使用されてもよい。また、複数のコンピューティングデバイス1200が接続されてもよく、各デバイスは(たとえば、サーババンク、ブレードサーバの群、またはマルチプロセッサシステムとして)必要な動作の一部を提供する。
メモリ1204は、コンピューティングデバイス1200内の情報を記憶する。一実現例では、メモリ1204は、揮発性メモリユニットまたは複数の揮発性メモリユニットである。別の実現例では、メモリ1204は、不揮発性メモリユニットまたは複数の不揮発性メモリユニットである。また、メモリ1204は、磁気ディスクまたは光ディスクなどの別の形態のコンピュータ読取可能な媒体であってもよい。
記憶装置1206は、コンピューティングデバイス1200に大容量記憶を提供することができる。一実現例では、記憶装置1206は、コンピュータ読取可能な媒体であってもよく、またはコンピュータ読取可能な媒体を含んでいてもよく、当該コンピュータ読取可能な媒体は、フロッピー(登録商標)ディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、またはテープデバイス、フラッシュメモリ、または他の同様のソリッドステートメモリデバイス、またはストレージエリアネットワークにおけるデバイスもしくは他の構成を含むデバイスのアレイなどである。コンピュータプログラム製品が情報キャリアにおいて有形に具現化されてもよい。コンピュータプログラム製品は、実行されたときに上記の方法などの1つ以上の方法を実行する命令も含んでいてもよい。情報キャリアは、メモリ1204、記憶装置1206、またはプロセッサ1202上のメモリなどのコンピュータまたは機械読取可能な媒体である。
高速コントローラ1208は、コンピューティングデバイス1200のための帯域幅を多用する動作を管理する一方、低速コントローラ1212は、より少ない帯域幅を使用する動作を管理する。このような機能の割り当ては例示に過ぎない。一実現例では、高速コントローラ1208は、メモリ1204、ディスプレイ1216(たとえば、グラフィックスプロセッサまたはアクセラレータを介して)、およびさまざまな拡張カード(図示せず)を受け付けることができる高速拡張ポート1210に結合されている。当該実現例では、低速コントローラ1212は、記憶装置1206および低速拡張ポート1214に結合されている。さまざまな通信ポート(たとえば、USB、ブルートゥース(登録商標)、イーサネット(登録商標)、ワイヤレスイーサネット)を含み得る低速拡張ポートは、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナなどの1つ以上の入出力デバイス、またはスイッチもしくはルータなどのネットワーキングデバイスに、たとえばネットワークアダプタを介して結合されてもよい。
コンピューティングデバイス1200は、図に示されるように、いくつかの異なる形態で実現されてもよい。たとえば、コンピューティングデバイス1200は、標準的なサーバ1220として実現されてもよく、またはこのようなサーバの群の状態で複数回実現されてもよい。また、コンピューティングデバイス1200は、ラックサーバシステム1224の一部として実現されてもよい。また、コンピューティングデバイス1200は、ラップトップコンピュータ1222などのパーソナルコンピュータの状態で実現されてもよい。代替的に、コンピューティングデバイス1200からの構成要素は、デバイス1250などのモバイルデバイス内の他の構成要素(図示せず)と結合されてもよい。このようなデバイスの各々は、コンピューティングデバイス1200,1250のうちの1つ以上を含んでいてもよく、システム全体が、互いに通信する複数のコンピューティングデバイス1200,1250で構成されてもよい。
コンピューティングデバイス1250は、いくつかある構成要素の中で特に、プロセッサ1252と、メモリ1264と、ディスプレイ1254などの入出力デバイスと、通信インターフェイス1266と、送受信機1268とを含む。デバイス1250は、さらなる記憶を提供するために、マイクロドライブまたは他のデバイスなどの記憶装置も備えていてもよい。構成要素1250,1252,1264,1254,1266および1268の各々は、さまざまなバスを使用して相互接続され、構成要素のうちのいくつかは、共通のマザーボード上にまたは他の態様で適宜実装されてもよい。
プロセッサ1252は、メモリ1264に記憶された命令を含むコンピューティングデバイス1250内の命令を実行することができる。プロセッサは、別個の複数のアナログおよびデジタルプロセッサを含むチップのチップセットとして実現されてもよい。プロセッサは、たとえばユーザインターフェイス、デバイス1250によって実行されるアプリケーション、およびデバイス1250による無線通信の制御などの、デバイス1250の他の構成要素同士の協調を提供してもよい。
プロセッサ1252は、ディスプレイ1254に結合された制御インターフェイス1258およびディスプレイインターフェイス1256を介してユーザと通信してもよい。ディスプレイ1254は、たとえばTFT LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)またはOLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ、または他の適切なディスプレイ技術であってもよい。ディスプレイインターフェイス1256は、ディスプレイ1254を駆動してグラフィックおよび他の情報をユーザに提示するための適切な回路を備えていてもよい。制御インターフェイス1258は、ユーザからコマンドを受信し、それらを変換して、プロセッサ1252に発信してもよい。また、他のデバイスとのデバイス1250の近接領域通信を可能にするように、外部インターフェイス1262がプロセッサ1252と通信する状態で設けられてもよい。外部インターフェイス1262は、たとえばいく
つかの実現例では有線通信を提供してもよく、または他の実現例では無線通信を提供してもよく、複数のインターフェイスも使用されてもよい。
メモリ1264は、コンピューティングデバイス1250内の情報を記憶する。メモリ1264は、コンピュータ読取可能な媒体もしくは複数のコンピュータ読取可能な媒体、揮発性メモリユニットもしくは複数の揮発性メモリユニット、または不揮発性メモリユニットもしくは複数の不揮発性メモリユニットのうちの1つ以上として実現することができる。また、拡張メモリ1274が設けられて、拡張インターフェイス1272を介してデバイス1250に接続されてもよく、拡張インターフェイス1272は、たとえばSIMM(シングルインラインメモリモジュール)カードインターフェイスを含んでいてもよい。このような拡張メモリ1274は、追加の記憶スペースをデバイス1250に提供してもよく、またはデバイス1250のためのアプリケーションもしくは他の情報も記憶してもよい。具体的には、拡張メモリ1274は、上記のプロセスを実行または補完するための命令を含んでいてもよく、安全な情報も含んでいてもよい。したがって、たとえば、拡張メモリ1274は、デバイス1250のためのセキュリティモジュールとして提供されてもよく、デバイス1250の安全な使用を許可する命令でプログラムされてもよい。また、ハッキング不可能な態様でSIMMカードに識別情報を乗せるなど、追加情報とともに安全なアプリケーションがSIMMカードを介して提供されてもよい。
メモリは、たとえば下記のフラッシュメモリおよび/またはNVRAMメモリを含んでいてもよい。一実現例では、コンピュータプログラム製品が情報キャリアにおいて有形に実施される。コンピュータプログラム製品は、実行されたときに上記の方法などの1つ以上の方法を実行する命令を含む。情報キャリアは、メモリ1264、拡張メモリ1274、またはプロセッサ1252上のメモリなどのコンピュータまたは機械読取可能な媒体であり、たとえば送受信機1268または外部インターフェイス1262を介して受信され得る。
デバイス1250は、必要に応じてデジタル信号処理回路を含み得る通信インターフェイス1266を介して無線で通信してもよい。通信インターフェイス1266は、とりわけGSM(登録商標)音声電話、SMS、EMSもしくはMMSメッセージング、CDMA、TDMA、PDC、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、またはGPRSなどのさまざまなモードまたはプロトコルの下で通信を提供してもよい。このような通信は、たとえば無線周波数送受信機1268を介して行われてもよい。また、ブルートゥース、WiFi、または他のこのような送受信機(図示せず)を使用するなどして短距離通信が行われてもよい。また、GPS(グローバルポジショニングシステム)受信機モジュール1270は、さらなるナビゲーションおよび位置関連の無線データをデバイス1250に提供してもよく、当該データは、デバイス1250上で実行されるアプリケーションによって適宜使用されてもよい。
また、デバイス1250は、オーディオコーデック1260を使用して音声通信してもよく、オーディオコーデック1260は、音声による情報をユーザから受信し、それを使用可能なデジタル情報に変換してもよい。同様に、オーディオコーデック1260は、話者を介するなどして、たとえばデバイス1250のハンドセットにおいて、ユーザにとって聞き取れる音声を生成してもよい。このような音声は、音声電話からの音声を含んでいてもよく、記録された音声(たとえば、音声メッセージ、音楽ファイルなど)を含んでいてもよく、デバイス1250上で動作するアプリケーションによって生成される音声も含んでいてもよい。
コンピューティングデバイス1250は、図に示されるように、いくつかの異なる形態で実現されてもよい。たとえば、コンピューティングデバイス1250は、携帯電話12
80として実現されてもよい。また、コンピューティングデバイス1250は、スマートフォン1282、パーソナルデジタルアシスタント、または他の同様のモバイルデバイスの一部として実現されてもよい。
本明細書に記載されているシステムおよび技術のさまざまな実現例は、デジタル電子回路、集積回路、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせで実現されてもよい。これらのさまざまな実現例は、プログラム可能なシステム上で実行可能および/または解釈可能な1つ以上のコンピュータプログラムでの実現例を含み得て、当該プログラム可能なシステムは、記憶システムとデータおよび命令を送受信するように結合された、特殊目的であってもよくまたは汎用であってもよい少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサと、少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの出力装置とを含む。
(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーションまたはコードとしても知られている)これらのコンピュータプログラムは、プログラム可能なプロセッサのための機械命令を含み、ハイレベルの手続き型プログラミング言語および/もしくはオブジェクト指向プログラミング言語で実現されてもよく、ならびに/または、アセンブリ言語/機械言語で実現されてもよい。本明細書で使用されている「機械読取可能な媒体」「コンピュータ読取可能な媒体」という用語は、機械命令を機械読取可能な信号として受信する機械読取可能な媒体を含む、機械命令および/またはデータをプログラム可能なプロセッサに提供するために使用される任意のコンピュータプログラム製品、装置および/またはデバイス(たとえば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD))を指す。「機械読取可能な信号」という用
語は、機械命令および/またはデータをプログラム可能なプロセッサに提供するために使用される任意の信号を指す。
ユーザとの対話を提供するために、本明細書に記載されているシステムおよび技術はコンピュータ上で実現されてもよく、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイデバイス(たとえば、陰極線管(cathode ray tube:CRT)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、ユーザが入力をコンピュータに提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス(たとえば、マウスまたはトラックボール)とを有する。ユーザとの対話を提供するために他の種類のデバイスも使用されてもよい。たとえば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(たとえば、視覚フィードバック、聴覚フィードバックまたは触覚フィードバック)であってもよく、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力または触覚入力を含む任意の形態で受信されてもよい。
本明細書に記載されているシステムおよび技術は、バックエンドコンポーネント(たとえば、データサーバ)を含むコンピューティングシステムで実現されてもよく、またはミドルウェアコンポーネント(たとえば、アプリケーションサーバ)を含むコンピューティングシステムで実現されてもよく、またはフロントエンドコンポーネント(たとえば、ユーザが本明細書に記載されているシステムおよび技術の実現例と対話できるグラフィカルユーザインターフェイスもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ)を含むコンピューティングシステムで実現されてもよく、またはこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネントもしくはフロントエンドコンポーネントのいずれかの組み合わせを含むコンピューティングシステムで実現されてもよい。システムのコンポーネント同士は、デジタルデータ通信の任意の形態または媒体(たとえば、通信ネットワーク)によって相互接続されてもよい。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(local area network:LAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)およびインターネットが挙げられる。
コンピューティングシステムは、クライアントとサーバとを含み得る。クライアントおよびサーバは、一般に互いに離れており、典型的には通信ネットワークを介して対話する。クライアントおよびサーバの関係は、それぞれのコンピュータで実行されて互いにクライアント・サーバ関係を有するコンピュータプログラムにより生じる。
いくつかの実施形態について説明してきた。しかし、本明細書の範囲から逸脱することなくさまざまな変更を行ってもよいということが理解されるであろう。
また、図面に示されている論理フローは、望ましい結果を達成するために示されている特定の順序またはシーケンシャルな順序を必要としない。また、記載されているフローに他のステップが提供されてもよく、または記載されているフローからステップが除去されてもよく、記載されているシステムに他の構成要素が追加されてもよく、または記載されているシステムから構成要素が除去されてもよい。したがって、他の実施形態は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。

Claims (20)

  1. コンピューティングデバイスであって、
    前記コンピューティングデバイスの第1の側に位置する第1の多目的ポートと、
    前記第1の多目的ポートに組み込まれた第1のコネクタと、
    前記コンピューティングデバイスの第2の側に位置する第2の多目的ポートとを備え、前記第2の側は、前記第1の側とは反対側であり、前記コンピューティングデバイスはさらに、
    前記第2の多目的ポートに組み込まれた第2のコネクタを備え、
    前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは、同一タイプのコネクタであり、
    前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは、電力、高速データおよび表示データを伝送するように構成可能であり、
    前記コンピューティングデバイスはさらに、再順序付けスイッチを備え、
    前記再順序付けスイッチは、前記第1のコネクタに結合された第3のコネクタの向きを示す指示を受信するように構成され、
    前記再順序付けスイッチは、前記向きを示す指示に応じて前記表示データを再順序付けすることにより、前記第1のコネクタの第1の差動接点を介し前記高速データの転送と前記第1のコネクタの第2の差動接点対を介した前記表示データの転送との同時転送を可能にするよう、前記第1のコネクタのコンフィギュレーションを選択するように構成され
    前記第1の差動接点対および前記第2の差動接点対は、前記第3のコネクタの向きに基づいて、前記高速データを再順序付けすること無しに前記高速データを転送するように構成される、コンピューティングデバイス。
  2. 前記第1のコネクタは、前記コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するように構成され、
    前記第2のコネクタは、前記コンピューティングデバイスを第2の周辺デバイスに接続するように構成され、前記第2の周辺デバイスは、前記第1の周辺デバイスとは異なっている、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  3. 前記コンピューティングデバイスは、前記第1の周辺デバイスに電力を提供するように前記第1のコネクタを構成し、前記コンピューティングデバイスは、前記第2の周辺デバイスに表示データを提供するように前記第2のコネクタを構成する、請求項2に記載のコンピューティングデバイス。
  4. 前記第1の周辺デバイスはモバイルコンピューティングデバイスであり、前記第2の周辺デバイスはディスプレイデバイスである、請求項3に記載のコンピューティングデバイス。
  5. 前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタであり、前記コンピューティングデバイスは、DisplayPortオルタネートモードで動作するように前記第2のコネクタを構成する、請求項4に記載のコンピューティングデバイス。
  6. 前記第1の周辺デバイスに含まれるコネクタおよび前記第2の周辺デバイスに含まれるコネクタは、前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタと同一タイプのコネクタである、請求項2〜5のいずれか1項に記載のコンピューティングデバイス。
  7. 第1の周辺デバイスは、コネクタを含み、前記第1のコネクタによって前記コンピューティングデバイスに接続され、前記第1の周辺デバイスに含まれる前記コネクタは、前記第1のコネクタのコネクタタイプとは異なるタイプである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンピューティングデバイス。
  8. 前記第1の周辺デバイスはディスプレイデバイスである、請求項7に記載のコンピューティングデバイス。
  9. 前記第1のコネクタは、前記コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するように構成され、前記第1の周辺デバイスは、前記コンピューティングデバイスに電力を提供し、前記第1のコネクタは、前記第1の周辺デバイスによって提供される前記電力を受け取るように構成される、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコンピューティングデバイス。
  10. 少なくとも1つのマルチプレクサをさらに備え、前記少なくとも1つのマルチプレクサは、前記第1のコネクタ上の少なくとも1つの接点に少なくとも1つの信号を提供する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のコンピューティングデバイス。
  11. ディスプレイコントローラをさらに備え、前記第1のコネクタ上の前記少なくとも1つの接点への前記少なくとも1つの信号は、前記ディスプレイコントローラによって前記少なくとも1つのマルチプレクサに提供される表示データを含む、請求項10に記載のコンピューティングデバイス。
  12. データコントローラをさらに備え、前記第1のコネクタ上の前記少なくとも1つの接点への前記少なくとも1つの信号は、前記データコントローラによって前記少なくとも1つのマルチプレクサに提供される高速データを含む、請求項10または11に記載のコンピューティングデバイス。
  13. 4つのマルチプレクサをさらに備え、前記4つのマルチプレクサの各々は、前記第1のコネクタ上の対応する接点にそれぞれの表示データ信号を提供する、請求項1〜12のいずれか1項に記載のコンピューティングデバイス。
  14. 前記第1のコネクタに挿入されたプラグの向きを検出するように構成されたコンフィギュレーションロジックをさらに備える、請求項13に記載のコンピューティングデバイス。
  15. 前記4つのマルチプレクサの各々にそれぞれの表示データ信号をルーティングするように構成された再順序付けスイッチをさらに備え、前記ルーティングは、前記第1のコネクタに挿入された前記プラグの前記検出された向きを示す、前記コンフィギュレーションロジックから前記再順序付けスイッチへの入力信号に基づく、請求項14に記載のコンピューティングデバイス。
  16. 前記第1のコネクタおよび前記第2のコネクタは、ユニバーサルシリアルバス(USB)タイプ−Cコネクタである、請求項1〜15のいずれか1項に記載のコンピューティングデバイス。
  17. 前記第1のコネクタは、前記コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するように構成され、
    前記コンピューティングデバイスは、前記第1の周辺デバイスに高速データを提供するように前記第1のコネクタを構成する、請求項1〜16のいずれか1項に記載のコンピューティングデバイス。
  18. 方法であって、
    コンピューティングデバイスを第1の周辺デバイスに接続するために前記コンピューティングデバイスの第1の側に位置する第1の多目的ポートに含まれる特定のタイプの第1のコネクタを構成するステップと、
    前記第1の多目的ポートを使用して、電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上を前記コンピューティングデバイスと前記第1の周辺デバイスとの間で伝送するステップと、
    前記コンピューティングデバイスを第2の周辺デバイスに接続するために前記コンピューティングデバイスの第2の側に位置する第2の多目的ポートに含まれる前記特定のタイプの第2のコネクタを構成するステップと、
    前記第2の多目的ポートを使用して、電力、高速データおよび表示データのうちの1つ以上を前記コンピューティングデバイスと前記第2の周辺デバイスとの間で伝送するステップと、
    前記第1のコネクタに結合された第3のコネクタの向きを示す指示を受信するステップと、
    前記向きを示す指示に応じて前記表示データを再順序付けすることにより、前記第1のコネクタの第1の差動接点を介し前記高速データの転送と前記第1のコネクタの第2の差動接点対を介した前記表示データの転送との同時転送を可能にするよう、前記第1のコネクタのコンフィギュレーションを選択するステップとを備え
    前記第1の差動接点対および前記第2の差動接点対は、前記第3のコネクタの向きに基づいて、前記高速データを再順序付けすること無しに前記高速データを転送するように構成される、方法。
  19. 前記第1のコネクタは、前記第1の周辺デバイスに電力を提供するように構成され、前記第2のコネクタは、前記第2の周辺デバイスに表示データを提供するように構成される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第1のコネクタは、前記第1の周辺デバイスに高速データを提供するように構成され、前記第2のコネクタは、前記第2の周辺デバイスに表示データを提供するように構成される、請求項18または19に記載の方法。
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