以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)100の外観の一例を示す図である。具体的に、図1(a)は、デジタルカメラ100を正面側(被写体側)から見た斜視図を示し、図1(b)は、デジタルカメラ100を背面側から見た斜視図を示している。
本実施形態に係るデジタルカメラ100は、図1(a)に示すように、カメラ本体101の正面側に、レンズ鏡筒102が設けられている。また、カメラ本体101の上面部には、電源ボタン103、レリーズボタン104、モードダイアル105が設けられている。
また、本実施形態に係るデジタルカメラ100は、図1(b)に示すように、カメラ本体101の背面側に、LCD等の表示ユニット106が設けられている。また、カメラ本体101を背面側から見て、表示ユニット106の右側には、各種操作ボタン群107が設けられている。また、カメラ本体101を背面側から見た際のカメラ本体101の右側の側面には、USB TYPE CコネクタA108と、アダプタ装置取り付けビス穴109が設けられている。USB TYPE CコネクタA108は、USB規格に準拠したUSBコネクタであって、デジタルカメラ100が有する唯一の外部インターフェースコネクタである。そして、本実施形態に係るデジタルカメラ100は、このUSB TYPE CコネクタA108を介してアダプタ装置(図2の200)を含むデバイスと電気的に接続可能に構成された撮像装置である。また、アダプタ装置取り付けビス穴109は、図2に示すアダプタ装置200を固定するために用いられる。
ユーザーは、モードダイアル105を操作することにより、デジタルカメラ100の動作モードを、静止画像を撮影する静止画撮影モード、動画像を撮影する動画撮影モード、そして、撮影した画像を表示ユニット106に表示する再生モード等に切り換えることができる。また、ユーザーは、各種操作ボタン群107に所定の操作を行うことにより、デジタルカメラ100が静止画撮影モードで動作している際に、外付けストロボ装置(図4の320)の発光を許可する状態と発光を禁止する状態とを切り替えることができる。ここで、発光を許可する状態とは、デジタルカメラ100のシステム制御回路(図6の121)が周囲の明るさ等の諸々の条件から、外付けストロボ装置(図4の320)を発光させることが静止画撮影のために望ましいと判定した場合に当該外付けストロボ装置を発光させる状態である。また、発光を禁止する状態とは、周囲の明るさ等の諸々の条件によらずに、外付けストロボ装置(図4の320)を発光させない状態である。
図2は、本発明の実施形態に係るアダプタ装置200の外観の一例を示す図である。この図2に示すアダプタ装置200は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100に取り付け可能に構成された装置である。具体的に、図2(a)は、アダプタ装置200を正面側(被写体側)から見た斜視図を示し、図2(b)は、アダプタ装置200を背面側から見た斜視図を示している。
本実施形態に係るアダプタ装置200は、図1に示すデジタルカメラ100に取り付けることにより、デジタルカメラ100において後述する外付けストロボ装置やリモートレリーズケーブル等を利用可能とするための装置である。このアダプタ装置200は、図2(a)に示すように、天面部201、グリップ部205、及び、天面部201とグリップ部205とを連結する連結部209を有して構成されている。
図2(a)に示すように、アダプタ装置200の天面部201の上面外側には、レリーズボタン202、USB TYPE CコネクタD203、外付けストロボ装置(図4の320)を固定して電気的な接続を行うためのアクセサリーシュー204が設けられている。
また、図2(a)に示すように、アダプタ装置200のグリップ部205の外側には、2つのUSB TYPE CコネクタD206及びUSB TYPE CコネクタD207と、固定用第1ビス208が設けられている。この固定用第1ビス208のネジ山部は、図2(b)に示すように、グリップ部205の内側に突出している。
また、図2(b)に示すように、アダプタ装置200の天面部201の側面には、リモートレリーズケーブル(図4の321)を接続するためのリモートレリーズケーブル接続用コネクタ212が設けられている。また、アダプタ装置200の天面部201の内側から突出した突出部213には、ビス穴(不図示)が設けられており、この突出部213のビス穴(不図示)に固定用第2ビス214が螺合している。
また、図2(b)に示すように、グリップ部205の内側には、USB TYPE Cプラグ210と、アダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタB211が設けられている。
図3は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100と図2に示すアダプタ装置200とが電気的に接続されて構成されたカメラシステム(撮像システム)の外観の一例を示す図である。この図3において、図1及び図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。具体的に、図3(a)は、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが直接接続されたカメラシステムを示し、図3(b)は、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムを示している。
図3(a)に示すカメラシステムの場合、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込む。また、図2の固定用第1ビス208を図1(b)のデジタルカメラ100に設けられたアダプタ装置取り付けビス穴109に螺合させ、さらに、図2(b)の固定用第2ビス214を突出部213のビス穴に対して締め込んでいく。これにより、固定用第2ビス214の先端においてデジタルカメラ100を押圧することによって、アダプタ装置200をデジタルカメラ100に対して固定することができる。
図3(b)に示すカメラシステムの場合、まず、通信ケーブル310の一方端をアダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタB211に挿し込む。さらに、通信ケーブル310の他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込むことによって、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続される。
アダプタ装置200には、図2において上述したように、外部インターフェースとしてアクセサリーシュー204、リモートレリーズケーブル接続用コネクタ212、USB TYPE CコネクタD203,206及び207が設けられている。このため、図3(a)や図3(b)に示すようにデジタルカメラ100とアダプタ装置200が接続されると、これらの各装置に設けられた外部インターフェースを介して、これらの各装置の内部に構成された各回路(図6〜図7)が電気的に接続されることになる。これにより、デジタルカメラ100は、アダプタ装置200の外部インターフェースを利用して、外付けストロボ装置やリモートレリーズケーブル、或いは、USB規格によるUSB通信手段を備えた電子機器等の他のデバイスと電気的に接続することが可能となる。
図4は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100が図2に示すアダプタ装置200を介して各種のデバイスと電気的に接続されて構成されたカメラシステム(撮像システム)の外観の一例を示す図である。具体的に、図4は、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込んだ状態(図3(a)の状態)において、アダプタ装置200の外部インターフェースのそれぞれに他のデバイスを接続した例を示す図である。
図4において、外付けストロボ装置320は、アダプタ装置200のアクセサリーシュー204に固定されると同時に、アクセサリーシュー204を介してアダプタ装置200と電気的に接続されている。
リモートレリーズケーブル321の電気接点部(不図示)は、図2(b)に示すリモートレリーズケーブル接続用コネクタ212に挿し込まれている。また、リモートレリーズケーブル321は、電気接点部とケーブル部とスイッチ保持部を含み構成されているが、図を簡略化するために、リモートレリーズケーブル321としては電気接点部の近傍のみを図示しており、その他の部分は省略している。この際、省略された部分であるスイッチ保持部には、デジタルカメラ100のレリーズボタン104と同様な操作部が設けられている。このリモートレリーズケーブル321を用いることにより、ユーザーは、デジタルカメラ100から離れた位置から当該デジタルカメラ100の撮影動作を指示することができる。
外付け電子ファインダー322は、USB TYPE Cプラグ(不図示)を備えており、そのUSB TYPE Cプラグをアダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタD203に挿し込むことにより、アダプタ装置200と電気的に接続されている。外付け電子ファインダー322とデジタルカメラ100とは、アダプタ装置200を介して、USB規格に準拠した通信方式により相互に通信を行っている。
通信ケーブル323及び324は、それぞれ、ケーブルの両端にUSB TYPE Cプラグ(不図示)を備えた通信ケーブルである。この通信ケーブル323及び324は、上述したようにケーブルの両端にUSB TYPE Cプラグを備えたケーブルであるが、図4では簡略化のために、一方端のUSB TYPE Cプラグ近傍のみを図示している。通信ケーブル323の一方端のUSB TYPE CプラグはUSB TYPE CコネクタD206に挿し込まれ、他方端のUSB TYPE CプラグはUSB規格の通信手段を持つ電子機器(不図示)のUSB TYPE Cコネクタに挿し込まれる。同様に、通信ケーブル324の一方端のUSB TYPE CプラグはUSB TYPE CコネクタD207に挿し込まれ、他方端のUSB TYPE CプラグはUSB規格の通信手段を持つ電子機器(不図示)のUSB TYPE Cコネクタに挿し込まれる。
このように、デジタルカメラ100は、アダプタ装置200を介してこれらの電子機器(各種のデバイス)とUSB規格による通信を行うことができるように構成されている。また、デジタルカメラ100には、USB通信に対応した他のデバイスである、例えばスマートフォンを接続して相互にUSB規格に準拠した通信を行うことも可能である。
図5は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100が図3(b)に示す通信ケーブル310を介してスマートフォン330に接続されて構成されたカメラシステム(撮像システム)の外観の一例を示す図である。具体的に、図5は、スマートフォン330に設けられたUSB TYPE CコネクタE332に通信ケーブル310の一方端を挿し込み、また、通信ケーブル310の他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込むことによって、デジタルカメラ100とスマートフォン330とはUSB規格に準拠した通信を行うことが可能となる。
次に、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込んだ場合(図3(a)の状態)、アダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタB211に通信ケーブル310の一方端を挿し込むとともに他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込んだ場合(図3(b)の状態)、及び、スマートフォン330に設けられたUSB TYPE CコネクタE332に通信ケーブル310の一方端を挿し込むとともに他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込んだ場合(図5の状態)のカメラシステム(撮像システム)における接続形態について、それぞれ、図6〜図8を用いて説明する。
図6は、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが直接接続されたカメラシステム(図3(a)のカメラシステム)の概略構成の一例を示す図である。なお、この図6においては、図1及び図2と同様の構成については同じ符号を付しているが、図面の簡略化等のために、図1及び図2に記載された構成のうち、一部の構成についてはその記載を省略している。
まず、図6のデジタルカメラ100における各機能構成について説明する。
図6に示すデジタルカメラ100には、USB TYPE CコネクタA108、システム制御回路A121、スイッチA122、コントローラA123が設けられている。
システム制御回路A121は、デジタルカメラ100における各種の制御を司っている。コントローラA123は、システム制御回路A121からの指示に基づいて、或いは、USB TYPE CコネクタA108に接続されたアダプタ装置200等の外部機器における内部のコントローラとの通信結果に基づいて、スイッチA122に信号接続切り替え指示を送信する。USB TYPE CコネクタA108は、そのコネクタ内に複数の端子(不図示)を有して構成されている。そして、スイッチA122は、コントローラA123等からの信号接続切り替え指示に基づいて、USB TYPE CコネクタA108内の各端子に所定の信号を割り当てる信号割り当て手段としての役割を担う。このUSB TYPE CコネクタA108内の各端子への所定の信号の割り当てに関しては、後で詳述する。また、コントローラA123は、USB TYPE CコネクタA108を介したアダプタ装置200等の外部機器との電力の授受を制御する役割も担う。
次いで、図6のアダプタ装置200における各機能構成について説明する。
図6に示すアダプタ装置200には、レリーズボタン202、USB TYPE CコネクタD203,206,207、アクセサリーシュー204、USB TYPE Cプラグ210、USB TYPE CコネクタB211、リモートレリーズケーブル接続用コネクタ212、スイッチB221、コントローラB222、電源回路223、USBハブ224、ストロボ発光制御スイッチ225、ストロボ発光制御回路226が設けられている。
コントローラB222は、USB TYPE Cプラグ210に接続されたデジタルカメラ100内のコントローラA123との通信結果に基づいて、スイッチB221に信号接続切り替え指示を送信する役割を担う。そして、スイッチB221は、コントローラB222からの信号接続切り替え指示に基づいて、USB TYPE Cプラグ210内の各端子に所定の信号を割り当てる役割とUSB TYPE CコネクタB211内の各端子に所定の信号を割り当てる役割を担う。
また、コントローラB222は、USB TYPE Cプラグ210或いはUSB TYPE CコネクタB211を介したデジタルカメラ100との電力の授受を制御する役割も担う。そして、コントローラB222がデジタルカメラ100から受け取った電力は、電源回路223に供給される。電源回路223は、アダプタ装置200内のコントローラB222やストロボ発光制御回路226等に、それぞれ必要な電力を供給する役割を担う。なお、図6(後述する図7も同様)においては、図の簡略化のために、電源回路223からストロボ発光制御回路226への電力供給を担う線は省略して示している。
ストロボ発光制御回路226は、USB TYPE Cプラグ210を介したデジタルカメラ100のシステム制御回路A121からの制御信号に基づいて、アクセサリーシュー204に電気的に接続された外付けストロボ装置320の発光を制御する回路である。ストロボ発光制御スイッチ225は、ストロボ発光制御回路226が送信する外付けストロボ装置発光指示信号を受信すると、外付けストロボ装置320の発光待機信号とアダプタ装置200内のグランド信号を短絡させる役割を担う。ここで、外付けストロボ装置320は、発光待機信号とアダプタ装置200内のグランド信号が短絡すると、閃光を発光するように構成されている。
USBハブ224は、USB通信のための信号をUSB TYPE CコネクタD203,206,207のそれぞれに分配する機能を有している。レリーズボタン202は、2段階の押圧を検出できる操作部となっている。このレリーズボタン202は、1段階目の検出でSW1信号、2段階目の検出でSW2信号をデジタルカメラ100のシステム制御回路A121に送信する。具体的に、レリーズボタン202からの各信号は、スイッチB221、USB TYPE Cプラグ210或いはUSB TYPE CコネクタB211、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108及びスイッチA122を介して、システム制御回路A121に送信される。
そして、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、SW1信号を受信すると、焦点調整やシャッタースピードの計算等の撮影事前準備処理を行い、また、SW2信号を受信すると、レンズ鏡筒102によって結像された画像の撮影処理を行う。ここで、撮影事前準備処理や画像の撮影処理は、広く知られた技術であるので、その詳細な説明は省略する。また、画像の撮影処理の際には、必要に応じて、上述した外付けストロボ装置320の閃光の発光が行われる。
また、上述したように、リモートレリーズケーブル接続用コネクタ212は、リモートレリーズケーブル321を接続するためのコネクタである。このリモートレリーズケーブル321にも、レリーズボタン202と同様な操作部が設けられており、1段階目の検出でSW1信号、2段階目の検出でSW2信号を送信する。アダプタ装置200内でレリーズボタン202からのSW1信号及びSW2信号の信号経路と、リモートレリーズケーブル接続用コネクタ212からのSW1信号及びSW2信号の信号経路とは、合流してスイッチB221を介して、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210及びUSB TYPE CコネクタB211内の各端子に接続される。
図7は、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステム(図3(b)のカメラシステム)の概略構成の一例を示す図である。なお、図7において、図6に示す構成と同様の構成については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。また、この図7においては、図6と同様に、図面の簡略化等のために、図1及び図2に記載された構成のうち、一部の構成についてはその記載を省略している。
具体的に、図7のカメラシステムでは、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108とアダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタB211とが通信ケーブル310を介して電気的に接続され、電力や各種の信号の授受を行っている。
図8は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100と図5に示すスマートフォン330とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステム(図5のカメラシステム)の概略構成の一例を示す図である。具体的に、図8は、スマートフォン330に設けられたUSB TYPE CコネクタE332に通信ケーブル310の一方端を挿し込むとともに他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込んだ状態を示している。なお、図8において、図6及び図7に示す構成と同様の構成については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。また、この図8においては、図6及び図7と同様に、図面の簡略化等のために、図1に記載された構成のうち、一部の構成についてはその記載を省略している。
ここで、図8に示すデジタルカメラ100における各機能構成は、図6(或いは図7)に示すデジタルカメラ100における各機能構成と同様であるため、その説明は省略する。
次いで、図8のスマートフォン330における各機能構成について説明する。
図8に示すスマートフォン330には、システム制御回路C331、USB TYPE CコネクタE332が設けられている。システム制御回路C331は、スマートフォン330における各種の制御を司っている。スマートフォン330は、上述したように、USB規格に準拠した通信を他の機器と行うことができるように構成されている。図8の場合には、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121とスマートフォン330のシステム制御回路C331とは、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108、通信ケーブル310及びスマートフォン330のUSB TYPE CコネクタE332を介して、USB規格に準拠した通信信号の授受を行っている。
上述したように、スイッチA122は、コントローラA123の指示に基づいて、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108内の各端子に所定の信号を割り当てる役割を担う。この信号の割り当てについて、以下に、より詳細に説明を行う。
上述したように、スイッチA122は、コントローラA123の指示に基づいて、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108内の各端子に所定の信号を割り当てる役割を担う。この信号の割り当てについて、以下に、より詳細に説明を行う。
図9は、図6に示すカメラシステム、図7に示すカメラシステム、及び、図8に示すカメラシステムにおいて、当該カメラシステムに含まれるデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群の一例を示す図である。
まず、図9(a)の説明を行う。
図9(a)は、図6に示すカメラシステム、即ち、図3(a)に示すデジタルカメラ100とアダプタ装置200とが直接接続されたカメラシステムにおいて、アダプタ装置200に外付けストロボ装置320が取り付けられて外付けストロボ装置320が使用状態となっている場合に、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群の一例を示す図である。
ここで、外付けストロボ装置320が使用状態となっている場合とは、アダプタ装置200のアクセサリーシュー204に外付けストロボ装置320が取り付けられ、さらに、デジタルカメラ100の動作モードが静止画撮影モードで、かつ、デジタルカメラ100が外付けストロボ装置320の発光を許可する状態で動作している場合である。
図9に示すように、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108は、A列とB列との2列の端子配列構造を有しており、また、各列に12端子ずつ、全部で24端子を有するコネクタとなっている。この図9に示す例では、A列の各端子をA1からA12と名付け、また、B列の各端子をB1からB12と名付けている。
図9(a)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。GND信号は、デジタルカメラ100及びアダプタ装置200の基準電位となるグランド信号である。また、端子A2,A3,B10,B11には、それぞれ、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号が割り当てられている。このTX1+信号,TX1−信号,RX1+信号,RX1−信号は、TX1+信号とTX1−信号とが、また、RX1+信号とRX1−信号とが、それぞれペアの差動信号となっており、USB3.1規格の通信を行うための信号である。
また、端子A4,A9,B4及びB9には、VBUS信号が割り当てられている。VBUS信号は、電力のやり取りを行うための信号である。また、端子A5には、CC1信号が割り当てられている。このCC1信号は、デジタルカメラ100内のコントローラA123とUSB TYPE CコネクタA108を介して接続された他のデバイス内のコントローラとの情報のやり取りを行うための信号である。このCC1信号での通信により、デジタルカメラ100は、接続された他のデバイスの通信方式を知ることができると同時に、他のデバイスは、デジタルカメラ100の通信方式を知ることができる。例えば、デジタルカメラ100がUSB TYPE CコネクタA108を介してアダプタ装置200に接続されると、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とは、それぞれ相手の通信方式を知ることができる。その結果、接続されたデバイスが何であるかを把握することが可能となるため、デジタルカメラ100は、接続相手がアダプタ装置200であることを認識することができ、また、アダプタ装置200は、接続相手がデジタルカメラ100であることを認識することができる。図10のフローチャートを用いて後述するように、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108内の各端子に所定の信号を割り当てる際には、事前に接続されたデジタルカメラ100と他のデバイスとの間でCC1信号による通信を行う。
また、端子A6,A7には、それぞれ、D+信号,D−信号が割り当てられている。D+信号とD−信号とはペアの差動信号となっており、USB2.0規格の通信を行うための信号である。また、端子B5,B6には、それぞれ、SW1信号,SW2信号が割り当てられている。SW1信号とSW2信号は、上述したように、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121が撮影事前準備処理や画像の撮影処理を行うトリガーとなる信号である。
また、端子B8,A8,B7,A10,B3,A11,B2には、それぞれ、STROBE FLASH信号,STROBE DET SW信号,EF CLOCK信号,STROBE CLOCK信号,EF CHIP SELET信号,STROBE TX信号,STROBE RX信号が割り当てられている。これらの信号は、アクセサリーシュー204に取り付けられる外付けストロボ装置320に関する信号である。具体的に説明すると、STROBE FLASH信号は、ストロボ発光制御回路226がSTROBE FLASH信号を検知すると、ストロボ発光制御回路226がストロボ発光制御スイッチ225に外付けストロボ装置発光指示信号を送信するための信号である。STROBE DET SW信号は、アクセサリーシュー204に外付けストロボ装置320が装着されているか否かを検知するための信号である。EF CLOCK信号は、ストロボ発光制御回路226内のストロボ発光制御IC(不図示)が動作するためのクロック信号である。STROBE TX信号は、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121からストロボ発光制御IC(不図示)に情報を送信するための信号である。また、STROBE RX信号は、ストロボ発光制御IC(不図示)からデジタルカメラ100のシステム制御回路A121に情報を送信するための信号である。STROBE CLOCK信号は、STROBE TX信号とSTROBE RX信号を用いた通信の際の基準クロック信号である。EF CHIP SELET信号は、STROBE TX信号とSTROBE RX信号を用いた通信を、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121とストロボ発光制御IC(不図示)との間で維持するための信号である。STROBE TX信号とSTROBE RX信号を用いた通信を行うことにより、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121とストロボ発光制御IC(不図示)との間で、デジタルカメラ100の撮影条件の設定情報や外付けストロボ装置320による閃光の発光が可能な状態かどうか等の種々の情報のやり取りを行うことができる。
また、SW1信号、SW2信号、STROBE FLASH信号、STROBE DET SW信号、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号及びSTROBE RX信号は、後述するUSB TYPE Cの標準の信号割り当てには存在しない信号であり、アダプタ装置200とデジタルカメラ100とが接続された場合にのみ使用する専用の信号であるので、以下「専用信号」と称する。
次いで、図9(b)の説明を行う。
図9(b)は、図7に示すカメラシステム、即ち、図3(b)に示すデジタルカメラ100とアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムにおいて、アダプタ装置200に外付けストロボ装置320が取り付けられて外付けストロボ装置320が使用状態となっている場合に、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群の一例を示す図である。この図9(b)において、図9(a)で説明した信号と同様の信号については同じ符号を付している。
図9(b)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。また、端子A4,A9,B4及びB9には、VBUS信号が割り当てられている。また、端子A5には、CC1信号が割り当てられている。また、端子A6,A7には、それぞれ、D+信号,D−信号が割り当てられている。また、端子A2,A3には、それぞれ、SW1信号とSW2信号が割り当てられている。
また、端子B8,A8,B10,A10,B3,A11,B2には、それぞれ、STROBE FLASH信号,STROBE DET SW信号,EF CLOCK信号,STROBE CLOCK信号,EF CHIP SELET信号,STROBE TX信号,STROBE RX信号が割り当てられている。一方、端子B5,B6,B7及びB11には、どの信号も割り当てられていない。
図9(a)に示した信号割り当てと、図9(b)に示した信号割り当てについて、異なっている点を以下に説明する。
まず、図9(a)において、端子B5,B6に割り当てられていたSW1信号,SW2信号は、図9(b)においては、端子A2,A3に割り当てられている。また、図9(a)において、端子B7に割り当てられていたEF CLOCK信号は、図9(b)においては、端子B10に割り当てられている。また、図9(b)においては、端子B5,B6,B7,B11には、いかなる信号も割り当てられていない。また、図9(a)において、端子A2,A3,B10,B11にそれぞれ割り当てられていたTX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号は、図9(b)においてはどの端子にも割り当てられていない。即ち、図9(b)における信号割り当てでは、USB3.1規格の通信を行うことができない。
以下に、図6に示すカメラシステム(図3(a)に示すデジタルカメラ100とアダプタ装置200とが直接接続されたカメラシステム)と、図7に示すカメラシステム(図3(b)に示すデジタルカメラ100とアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステム)とで、図9(a)及び図9(b)に示すように、信号の割り当てが異なる理由について説明する。
USB TYPE C規格に準拠した通信ケーブルには、2つの種類が存在する。1つ目は、端子B5,B6,B7に対応した信号端子がないケーブルであり、2つ目は、端子B6,B7に対応した信号端子がないケーブルである。このような構成となっているのは、ケーブル内の導体線の数を少なくして、ケーブルの太さや固さを低減するためである。
本実施形態における通信ケーブル310は、端子B5,B6,B7に対応した信号端子がないケーブルを想定したものである。したがって、アダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタB211に通信ケーブル310の一方端を挿し込み、また、通信ケーブル310の他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込んで図9(a)に示す信号割り当てを行うと、SW1信号、SW2信号、そして、EF CLOCK信号をデジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でやり取りすることができなくなってしまう。したがって、図9(b)では、通信ケーブル310内に対応した信号端子がない端子B5,B6,B7ではなく、通信ケーブル310内に対応した信号端子がある端子A2,A3,B10にそれぞれSW1信号,SW2信号,EF CLOCK信号を割り当てている。
一方、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込んだ状態では、24個全ての端子での信号のやりとりができる。このため、図9(a)では、端子B5,B6,B7に、それぞれ、SW1信号、SW2信号、EF CLOCK信号を割り当てている。さらに、図9(b)において、SW1信号、SW2信号及びEF CLOCK信号がそれぞれ割り当ててあった端子A2,A3,B10、そして、空き端子であった端子B11に、図9(a)では、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号をそれぞれ割り当てている。これにより、例えばアダプタ装置200に設けられたUSB TYPE CコネクタD203にUSB3.1規格に準拠したアクセサリが接続された場合、デジタルカメラ100は、USB TYPE CコネクタD203に接続されたUSB3.1規格に準拠したアクセサリとアダプタ装置200を介してUSB3.1規格の通信を行うことができる。
このように、本実施形態では、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とが直接接続されるか或いは通信ケーブル310を介して接続されるかに応じて、専用信号のやりとりがデジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でできるようにすることを優先して、専用信号におけるデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108内の端子への信号割り当てを変更するようにしている。
次いで、図9(c)の説明を行う。
図9(c)は、図8に示すカメラシステム、即ち、図5に示すデジタルカメラ100とUSB通信に対応した他のデバイスの一例であるスマートフォン330とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムにおいて、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群の一例を示す図である。この図9(c)において、図9(a)で説明した信号と同様の信号については同じ符号を付している。
図9(c)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。また、端子A2,A3,B10,B11には、それぞれ、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号が割り当てられている。また、端子B2,B3,A10,A11には、それぞれ、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号が割り当てられている。なお、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号は、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号と同様の役割を担っている。即ち、TX2+信号とTX2−信号、RX2+信号とRX2−信号とは、それぞれ、ペアの差動信号となっており、それらは、USB3.1規格の通信を行うための信号である。また、端子A4,A9,B4,B9には、VBUS信号が割り当てられている。また、端子A5には、CC1信号が割り当てられている。また、端子A6,A7には、それぞれ、D+信号とD−信号が割り当てられている。さらに、端子B6,B7にも、それぞれ、D+信号とD−信号が割り当てられている。また、端子B5,A8,B8には、それぞれ、CC2信号,SBU1信号,SBU2信号が割り当てられている。ここで、CC2信号は、CC1信号と同じ役割を担う信号である。また、SBU1信号とSBU2信号は、予備の信号であり、特定の役割は担っていない。
この図9(c)に示す信号割り当ては、USB TYPE Cの規格団体が制定した標準の信号割り当てとなっている。したがって、図5のカメラシステムのように、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にUSB通信に対応した他のデバイスの一例であるスマートフォン330が接続された場合に、デジタルカメラ100とスマートフォン330とはUSB規格に準拠した通信を相互に行うことができる。
次いで、図9(d)の説明を行う。
図9(d)は、図6に示すカメラシステム、即ち、図3(a)に示すデジタルカメラ100とアダプタ装置200とが直接接続されたカメラシステムにおいて、アダプタ装置200に取り付けされうる外付けストロボ装置320が不使用状態となっている場合に、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群の一例を示す図である。この図9(d)において、図9(a)及び図9(c)で説明した信号と同様の信号については同じ符号を付している。
ここで、外付けストロボ装置320が不使用状態となっている場合とは、アダプタ装置200のアクセサリーシュー204に外付けストロボ装置320が取り付けられていない(接続されていない)状態や、デジタルカメラ100の動作モードが静止画撮影モード以外の動作モードの状態(静止画撮影モードで動作していない状態)、或いは、外付けストロボ装置320の発光を禁止している状態のうち、少なくともいずれか1つの条件を満たした状態でデジタルカメラ100が動作している場合である。
図9(d)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。端子A4,A9,B4及びB9には、VBUS信号が割り当てられている。端子A5には、CC1信号が割り当てられ、端子B5には、CC2信号が割り当てられている。端子B8には、SBU2信号が割り当てられている。端子A6,A7には、それぞれ、D+信号とD−信号が割り当てられている。端子B6,B7には、それぞれ、SW1信号とSW2信号が割り当てられている。端子A8には、STROBE DET SW信号が割り当てられている。また、端子A2,A3,B10,B11には、それぞれ、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号が割り当てられている。また、端子B2,B3,A10,A11には、それぞれ、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号が割り当てられている。
図9(a)に示した信号割り当てと、図9(d)に示した信号割り当てについて、異なっている点を以下に説明する。
まず、図9(a)において、端子B5,B6に割り当てられていたSW1信号,SW2信号は、図9(d)においては、端子B6,B7に割り当てられている。また、図9(d)においては、図9(a)では割り当てられていなかったCC2信号とSBU2信号が、それぞれ、端子B5と端子B8に割り当てられている。また、図9(a)において、端子B8,B7,A10,B3,A11,B2にそれぞれ割り当てられていたSTROBE FLASH信号、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号は、図9(d)においてはどの端子にも割り当てられていない。一方、図9(a)において割り当てられていなかったTX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号は、図9(d)においては、それぞれ、端子B2,B3,A10,A11に割り当てられている。
以下、図3(a)に示すデジタルカメラ100とアダプタ装置200とが直接接続されたカメラシステムである点では同じであるにも関わらず、外付けストロボ装置320が使用状態であるか否かに応じて、図9(a)と図9(d)に示すように信号の割り当てが異なる理由について説明を行う。
外付けストロボ装置320が使用状態である場合には、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、必要に応じて外付けストロボ装置320を発光させるために、アダプタ装置200のストロボ発光制御回路226と通信を行う必要がある。具体的に、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226とは、STROBE FLASH信号、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号を用いた通信を行う必要がある。
一方、外付けストロボ装置320が不使用状態である場合には、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、外付けストロボ装置320を発光させる必要がない。したがって、図9(d)においては、このSTROBE FLASH信号、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号を割り当てる必要がないのである。そして、図9(d)においては、これらの信号を割り当てないことで空いた端子B2,B3,A10,A11に、それぞれ、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号を割り当てるようにしている。これにより、図9(a)では1系統しかなかったUSB3.1の通信系統が図9(d)では2系統になり、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でより大容量の通信を行うことを可能としている。
ただし、同じ外付けストロボ装置320に関連する信号ではあるが、STROBE DET SW信号は、図9(d)において端子A8に割り当てている。これは、このSTROBE DET SW信号は、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121が、アダプタ装置200のアクセサリーシュー204に外付けストロボ装置320が装着されているか否かを判定するために必要な信号であるからである。このため、本実施形態においては、外付けストロボ装置320が使用状態であるか不使用状態であるかに関わらず、STROBE DET SW信号をUSB TYPE CコネクタA108に割り当てている。
次いで、図9(e)の説明を行う。
図9(e)は、図7に示すカメラシステム、即ち、図3(b)に示すデジタルカメラ100とアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムにおいて、アダプタ装置200に取り付けされうる外付けストロボ装置320が不使用状態となっている場合であってデジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態である場合に、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群の一例を示す図である。この図9(e)において、図9(a),図9(c)で説明した信号と同様の信号については同じ符号を付している。
ここで、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態である場合とは、アダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタD203,206及び207のうちの少なくともいずれかのコネクタに、USB2.0通信に対応し且つUSB3.1通信には対応していない他のデバイスが接続された状態の場合である。
図9(e)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。端子A4,A9,B4及びB9には、VBUS信号が割り当てられている。端子A5には、CC1信号が割り当てられている。端子B8には、SBU2信号が割り当てられている。端子A6,A7には、それぞれ、D+信号とD−信号が割り当てられている。端子A2,A3には、それぞれ、SW1信号とSW2信号が割り当てられている。端子A8には、STROBE DET SW信号が割り当てられている。また、端子B2,B3,A10,A11には、それぞれ、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号が割り当てられている。一方、端子B5,B6,B7,B10及びB11には、どの信号も割り当てられていない。
図9(b)に示した信号割り当てと、図9(e)に示した信号割り当てについて、異なっている点を以下に説明する。
まず、図9(e)においては、図9(b)において割り当てられていなかったSBU2信号が、端子B8に割り当てられている。また、図9(b)において、端子B8,B10,A10,B3,A11,B2にそれぞれ割り当てられていたSTROBE FLASH信号,EF CLOCK信号,STROBE CLOCK信号,EF CHIP SELET信号,STROBE TX信号,STROBE RX信号は、図9(e)においてはどの端子にも割り当てられていない。一方、図9(b)において割り当てられていなかったTX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号は、図9(e)においては、それぞれ、端子B2,B3,A10,A11に割り当てられている。
以下、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムである点では同じであるにも関わらず、外付けストロボ装置320が使用状態であるか否かに応じて、図9(b)と図9(e)に示すように信号の割り当てが異なる理由について説明を行う。
外付けストロボ装置320が使用状態である場合には、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、必要に応じて外付けストロボ装置320を発光させるために、アダプタ装置200のストロボ発光制御回路226と通信を行う必要がある。具体的に、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226とは、STROBE FLASH信号、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号を用いた通信を行う必要がある。
一方、外付けストロボ装置320が不使用状態である場合には、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、外付けストロボ装置320を発光させる必要がない。したがって、図9(e)においては、このSTROBE FLASH信号、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号を割り当てる必要がないのである。そして、図9(e)においては、これらの信号を割り当てないことで空いた端子B2,B3,A10,A11に、それぞれ、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号を割り当てるようにしている。これにより、図9(b)では存在しなかったUSB3.1の通信系統が図9(e)では1系統存在することになり、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB3.1の通信を行うことを可能としている。即ち、図9(e)に示す信号割り当てでは、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間で1系統のUSB3.1通信と1系統のUSB2.0通信が可能となる。
ただし、同じ外付けストロボ装置320に関連する信号ではあるが、STROBE DET SW信号は、図9(e)において端子A8に割り当てている。これは、このSTROBE DET SW信号は、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121が、アダプタ装置200のアクセサリーシュー204に外付けストロボ装置320が装着されているか否かを判定するために必要な信号であるからである。このため、本実施形態においては、外付けストロボ装置320が使用状態であるか不使用状態であるかに関わらず、STROBE DET SW信号をUSB TYPE CコネクタA108に割り当てている。
次いで、図9(f)の説明を行う。
図9(f)は、図7に示すカメラシステム、即ち、図3(b)に示すデジタルカメラ100とアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムにおいて、アダプタ装置200に取り付けされうる外付けストロボ装置320が不使用状態となっている場合であってデジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が不必要な状態である場合に、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群の一例を示す図である。この図9(e)において、図9(a),図9(c)で説明した信号と同様の信号については同じ符号を付している。
ここで、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が不必要な状態である場合とは、アダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタD203,206及び207のうちのいずれのコネクタにも、USB2.0通信に対応し且つUSB3.1通信には対応していない他のデバイスが接続されていない状態の場合である。なお、USB TYPE CコネクタD203,206及び207にどのようなデバイスが接続されたかについては、アダプタ装置200のコントローラB222が検知可能となっている。
図9(f)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。端子A4,A9,B4及びB9には、VBUS信号が割り当てられている。端子A5には、CC1信号が割り当てられている。端子B8には、SBU2信号が割り当てられている。端子A6,A7には、それぞれ、SW1信号とSW2信号が割り当てられている。端子A8には、STROBE DET SW信号が割り当てられている。また、端子A2,A3,B10,B11には、それぞれ、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号が割り当てられている。また、端子B2,B3,A10,A11には、それぞれ、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号が割り当てられている。一方、端子B5,B6及びB7には、どの信号も割り当てられていない。
図9(e)に示した信号割り当てと、図9(f)に示した信号割り当てについて、異なっている点を以下に説明する。
まず、図9(e)において、端子A2,A3にそれぞれ割り当てられていたSW1信号とSW2信号は、図9(f)においては、端子A6,A7にそれぞれ割り当てられている。また、図9(e)において割り当てられていたD+信号とD−信号は、図9(f)においては割り当てられていない。一方、図9(e)において割り当てられていなかったTX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号は、図9(f)においては、それぞれ、端子A2,A3,B10,B11に割り当てられている。
以下、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムであって外付けストロボ装置320が不使用状態である点では同じであるにも関わらず、USB2.0通信が必要な状態であるか否かに応じて、図9(e)と図9(f)に示すように信号の割り当てが異なる理由について説明を行う。
USB2.0通信が必要な状態である場合には、USB2.0通信を行うためにD+信号とD−信号をUSB TYPE CコネクタA108に割り当てる必要がある。
一方、USB2.0通信が不必要な状態である場合には、D+信号とD−信号をUSB TYPE CコネクタA108に割り当てる必要がない。したがって、USB2.0通信が必要な状態である図9(e)では、端子A6及びA7にそれぞれ割り当てていたD+信号及びD−信号について、USB2.0通信が不必要な状態である図9(f)では、いずれの端子にも割り当てていない。そして、USB2.0通信が不必要な状態である図9(f)においては、USB2.0通信が必要な状態である図9(e)において端子A2及びA3にそれぞれ割り当てていたSW1信号及びSW2信号を、それぞれ、端子A6及びA7に割り当てている。
そして、図9(f)においては、その結果空いた端子A2及びA3にそれぞれTX1+信号及びTX1−信号を割り当て、図9(e)でも空いていた端子B10及びB11にそれぞれRX1−信号及びRX1+信号を割り当てている。これにより、図9(e)では1系統しかなかったUSB3.1の通信系統が図9(f)では2系統になり、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB3.1通信を用いたより大容量の通信を行うことが可能となっている。即ち、図9(f)の信号割り当てでは、不必要であるUSB2.0通信のためのD+信号とD−信号をUSB TYPE CコネクタA108の端子に割り当てないことでデジタルカメラ100とアダプタ装置200との間で2系統のUSB3.1通信が可能となる。
本発明の実施形態では、デジタルカメラ100は、所定の判定に基づいて、USB TYPE CコネクタA108内の各端子に対して、図9(a)〜図9(f)に示す信号の割り当てを切り替えるようにしている。以下、このUSB TYPE CコネクタA108内の各端子における信号割り当て処理の詳細について、図10〜図12を用いて説明する。
図10は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)100のUSB TYPE CコネクタA108内の各端子における信号割り当て処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、本実施形態においては、この図10は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートに相当する。
ユーザーによって電源ボタン103が押圧されると、例えばシステム制御回路A121は、デジタルカメラ100の電源を入れる。次いで、ステップS101において、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(c)に示すUSB TYPE Cに標準の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。
続いて、ステップS102において、システム制御回路A121は、例えばコントローラA123を介して、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に何らかのデバイスが接続されたか否かを判断(検知)する。この判断の結果、USB TYPE CコネクタA108に何れのデバイスも接続されていない場合には(S102/N)、USB TYPE CコネクタA108に何らかのデバイスが接続されたと判断されるまで、ステップS102に待機する。
一方、ステップS102の判断の結果、USB TYPE CコネクタA108に何らかのデバイスが接続された場合には(S102/Y)、ステップS103に進む。
ステップS103に進むと、システム制御回路A121は、コントローラA123がステップS102で接続されたと判断されたデバイスとCC1信号にて通信を行うことにより得た情報に基づいて、当該接続されたデバイスの種類を確認して検知する処理を行う。
続いて、ステップS104において、システム制御回路A121は、ステップS103の確認による検知結果に基づいて、USB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスがアダプタ装置200であるか否かを判断(検知)する。
ステップS104の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスがアダプタ装置200である場合には(S104/Y)、ステップS105に進む。
ステップS105に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(a)に示すアダプタ装置200が直接接続(図3(a)の状態)され且つアダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320が使用状態となっている場合の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。
続いて、ステップS106において、システム制御回路A121は、アダプタ装置200のストロボ発光制御回路226との通信開始処理を試みる。ここでは、具体的に、システム制御回路A121は、ストロボ発光制御回路226内のストロボ発光制御IC(不図示)に対して、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号を送信して、ストロボ発光制御ICを起動させる。このようにして、システム制御回路A121は、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号等を用いてストロボ発光制御回路226内のストロボ発光制御IC(不図示)との通信を開始する処理を試みる。
続いて、ステップS107において、システム制御回路A121は、ストロボ発光制御回路226(具体的には、ストロボ発光制御IC(不図示))との通信が確立できたか否かを判断(検知)する。なお、ステップS105において図9(a)に示すアダプタ装置200が直接接続された場合の信号群がUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てられているため、本ステップにおいてストロボ発光制御回路226との通信が確立できた場合には、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にアダプタ装置200が直接接続されたことになる。
ステップS107の判断の結果、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226との通信が確立できた場合には(S107/Y)、ステップS108に進む。
ステップS108に進むと、システム制御回路A121は、図11を用いて後述する直接接続アダプタ接続中処理を行う。
ステップS108の処理が終了すると、ステップS109に進む。
ステップS109に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(c)に示すUSB TYPE Cに標準の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。その後、ステップS102に戻り、ステップS102以降の処理を行う。
また、ステップS107の判断の結果、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226との通信が確立できていない場合には(S107/N)、ステップS110に進む。
ステップS110に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(b)に示すアダプタ装置200が通信ケーブル310を介して接続(図3(b)の状態)され且つアダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320が使用状態となっている場合の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。
ここで、ステップS107において、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226との通信が確立できていない場合に(S107/N)、ステップS110において、図9(b)に示す信号割り当てに変更する理由について、以下に説明を行う。
図10のステップS105では、図9(a)に示すアダプタ装置200が直接接続(図3(a)の状態)され且つ外付けストロボ装置320が使用状態となっている場合のUSB TYPE CコネクタA108の信号割り当てを行っている。仮に、実際に、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にアダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210を直接挿し込んだ状態であるならば、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とは正常に相互に通信を行うことができるため、アダプタ装置200に異常がない限り、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226との通信が確立できる。一方、実際に、アダプタ装置200とデジタルカメラ100とが通信ケーブル310を介して接続されていた場合には、図9(b)に示すように、通信ケーブル310は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108の端子B5,B6及びB7に割り当てられた信号を伝送することができない。
したがって、図9(a)に示すUSB TYPE CコネクタA108の信号割り当てとなっていた場合、端子B5,B6及びB7に割り当てられている信号であるSW1信号、SW2信号、EF CLOCK信号については、相互に通信を行うことができない。こここで、アダプタ装置200のストロボ発光制御回路226がEF CLOCK信号を受信しないと、その内部のストロボ発光制御IC(不図示)は正常に動作することができない。その結果、システム制御回路A121は、ストロボ発光制御回路226(具体的には、ストロボ発光制御IC(不図示))とは、通信を確立することができない。
そのため、本実施形態にでは、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226との通信が確立できていない場合には(S107/N)、ステップS110において、図9(b)に示すUSB TYPE CコネクタA108の信号割り当てにしている。
ここで、再び、図10の説明に戻る。
ステップS110の処理が終了すると、ステップS111に進む。
ステップS111に進むと、システム制御回路A121は、ステップS106と同様に、アダプタ装置200のストロボ発光制御回路226との通信開始処理を試みる。具体的に、システム制御回路A121は、ストロボ発光制御回路226内のストロボ発光制御IC(不図示)に対して、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号を送信して、ストロボ発光制御ICを起動させる。このようにして、システム制御回路A121は、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号、STROBE RX信号等を用いてストロボ発光制御回路226内のストロボ発光制御IC(不図示)との通信を開始する処理を試みる。
続いて、ステップS112において、システム制御回路A121は、ストロボ発光制御回路226(具体的には、ストロボ発光制御IC(不図示))との通信が確立できたか否かを判断(検知)する。なお、ステップS110において図9(b)に示すアダプタ装置200が通信ケーブル310を介して接続された場合の信号群がUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てられているため、本ステップにおいてストロボ発光制御回路226との通信が確立できた場合には、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に通信ケーブル310を介してアダプタ装置200が接続されたことになる。
ステップS112の判断の結果、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226との通信が確立できた場合には(S112/Y)、ステップS113に進む。
ステップS113に進むと、システム制御回路A121は、図12を用いて後述するケーブル接続アダプタ接続中処理を行う。そして、ステップS108の処理が終了すると、ステップS109に進み、ステップS109以降の処理を行う。
一方、ステップS112の判断の結果、システム制御回路A121とストロボ発光制御回路226との通信が確立できていない場合には(S112/N)、ステップS114に進む。
ステップS114に進むと、システム制御回路A121(或いはコントローラA123)は、アダプタ装置200に異常があることを表示ユニット106に表示する。
続いて、ステップS115において、システム制御回路A121は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200(具体的には、USB TYPE Cプラグ210)が接続されているか否かを判断(検知)する。この判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されている場合には(S115/Y)、当該接続されていないと判断されるまで、ステップS115で待機する。
一方、ステップS115の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されていない場合には(S115/N)、ステップS109に進み、ステップS109以降の処理を行う。
また、ステップS104の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスがアダプタ装置200でない場合には(S104/N)、ステップS116に進む。
ステップS116に進むと、システム制御回路A121は、デジタルカメラ100とステップS102で接続されたと判断されたデバイスとの間で、USB方式による通信を確立する処理を行う。ここで、USB方式による通信は、一般に広く知られた技術であるため、その説明は省略する。
続いて、ステップS117において、システム制御回路A121は、デジタルカメラ100の外部インターフェースコネクタであるUSB TYPE CコネクタA108にデバイスが接続されているか否かを判断する。この判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にデバイスが接続されている場合には(S117/Y)、当該デバイスが接続されていないと判断されるまで、ステップS117で待機する。
一方、ステップS117の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にデバイスが接続されていない場合には(S117/N)、ステップS102に戻り、ステップS102以降の処理を行う。なお、ステップS102に処理を戻した際には、スイッチA122は、図9(c)に示すUSB TYPE Cに標準の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てた状態を維持する。
次に、図10のステップS108における直接接続アダプタ接続中処理の詳細な処理手順について説明する。
図11は、図10のステップS108における直接接続アダプタ接続中処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図10のステップS108の処理が開始されると、まず、図11のステップS201において、システム制御回路A121(或いはコントローラA123)は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にアダプタ装置200が直接接続されたことを表示ユニット106に表示する。
続いて、ステップS202において、システム制御回路A121は、例えばストロボ発光制御回路226との通信に基づいて、外付けストロボ装置320が使用状態であるか否かを判断する。
ステップS202の判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態である場合には(S202/Y)、ステップS203に進む。
ステップS203に進むと、システム制御回路A121は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200(具体的には、USB TYPE Cプラグ210)が接続されているか否かを判断(検知)する。この判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されている場合には(S203/Y)、ステップS202に戻り、ステップS202以降の処理を行う。
一方、ステップS203の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されていない場合には(S203/N)、図11のフローチャートの処理を終了し、図10のステップS109に移行する。
また、ステップS202の判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態でない(不使用状態である)場合には(S202/N)、ステップS204に進む。
ステップS204に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(d)に示すアダプタ装置200が直接接続(図3(a)の状態)され且つアダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320が不使用状態となっている場合の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。
続いて、ステップS205において、システム制御回路A121は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200(具体的には、USB TYPE Cプラグ210)が接続されているか否かを判断(検知)する。この判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されていない場合には(S203/N)、図11のフローチャートの処理を終了し、図10のステップS109に移行する。
一方、ステップS205の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されている場合には(S203/Y)、ステップS206に進む。
ステップS206に進むと、システム制御回路A121は、例えばストロボ発光制御回路226との通信に基づいて、外付けストロボ装置320が使用状態であるか否かを判断する。この判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態でない(不使用状態である)場合には(S206/N)、ステップS205に戻り、ステップS205以降の処理を行う。
また、ステップS206の判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態である場合には(S206/Y)、ステップS207に進む。
ステップS207に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(a)に示すアダプタ装置200が直接接続(図3(a)の状態)され且つアダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320が使用状態となっている場合の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。その後、ステップS203に進み、ステップS203以降の処理を行う。
次に、図10のステップS113におけるケーブル接続アダプタ接続中処理の詳細な処理手順について説明する。
図12は、図10のステップS113におけるケーブル接続アダプタ接続中処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
図10のステップS113の処理が開始されると、まず、図12のステップS301において、システム制御回路A121(或いはコントローラA123)は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に通信ケーブル310を介してアダプタ装置200が接続されたことを表示ユニット106に表示する。
続いて、ステップS302において、システム制御回路A121は、例えばストロボ発光制御回路226との通信に基づいて、外付けストロボ装置320が使用状態であるか否かを判断する。
ステップS302の判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態である場合には(S302/Y)、ステップS303に進む。
ステップS303に進むと、システム制御回路A121は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200(具体的には、USB TYPE Cプラグ210)が接続されているか否かを判断(検知)する。この判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されている場合には(S303/Y)、ステップS302に戻り、ステップS302以降の処理を行う。
一方、ステップS303の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されていない場合には(S303/N)、図12のフローチャートの処理を終了し、図10のステップS109に移行する。
また、ステップS302の判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態でない(不使用状態である)場合には(S302/N)、ステップS304に進む。
ステップS304に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(e)に示すアダプタ装置200と通信ケーブル310を介して接続され(図3(b)の状態)され且つアダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320が不使用状態であってアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態である場合の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。
続いて、ステップS305において、システム制御回路A121は、例えばコントローラB222との通信に基づいて、当該デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態であるか否かを判断する。
ステップS305の判断の結果、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態である場合には(S305/Y)、ステップS306に進む。
ステップS306に進むと、システム制御回路A121は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200(具体的には、USB TYPE Cプラグ210)が接続されているか否かを判断(検知)する。この判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されていない場合には(S306/N)、図12のフローチャートの処理を終了し、図10のステップS109に移行する。
一方、ステップS306の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されている場合には(S306/Y)、ステップS307に進む。
ステップS307に進むと、システム制御回路A121は、例えばストロボ発光制御回路226との通信に基づいて、外付けストロボ装置320が使用状態であるか否かを判断する。この判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態でない(不使用状態である)場合には(S307/N)、ステップS305に戻り、ステップS305以降の処理を行う。
また、ステップS307の判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態である場合には(S307/Y)、ステップS308に進む。
ステップS308に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(b)に示すアダプタ装置200が通信ケーブル310を介して接続(図3(b)の状態)され且つアダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320が使用状態となっている場合の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。その後、ステップS303に進み、ステップS303以降の処理を行う。
また、ステップS305の判断の結果、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態でない場合には(S305/N)、ステップS309に進む。
ステップS309に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(f)に示すアダプタ装置200と通信ケーブル310を介して接続され(図3(b)の状態)され且つアダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320が不使用状態であってアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が不必要な状態である場合の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。
続いて、ステップS310において、システム制御回路A121は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200(具体的には、USB TYPE Cプラグ210)が接続されているか否かを判断(検知)する。この判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されていない場合には(S310/N)、図12のフローチャートの処理を終了し、図10のステップS109に移行する。
一方、ステップS310の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に、アダプタ装置200が接続されている場合には(S310/Y)、ステップS311に進む。
ステップS311に進むと、システム制御回路A121は、例えばストロボ発光制御回路226との通信に基づいて、外付けストロボ装置320が使用状態であるか否かを判断する。この判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態である場合には(S311/Y)、ステップS308に進み、ステップS308以降の処理を行う。
また、ステップS311の判断の結果、外付けストロボ装置320が使用状態でない(不使用状態である)場合には(S311/N)、ステップS312に進む。
ステップS312に進むと、システム制御回路A121は、例えばコントローラB222との通信に基づいて、当該デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態であるか否かを判断する。この判断の結果、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態でない場合には(S312/N)、ステップS310に戻り、ステップS310以降の処理を行う。
一方、ステップS312の判断の結果、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態である場合には(S312/Y)、ステップS313に進む。
ステップS313に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図9(e)に示すアダプタ装置200と通信ケーブル310を介して接続され(図3(b)の状態)され且つアダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320が不使用状態であってアダプタ装置200との間でUSB2.0通信が必要な状態である場合の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる。その後、ステップS306に進み、ステップS306以降の処理を行う。
上述した本実施形態のデジタルカメラ100では、システム制御回路A121は、USB TYPE CコネクタA108を介して電気的にアダプタ装置200が接続されているか否かを検知している(図10のS102〜S104,S115、図11のS203,205、図12のS303,S306,S310)。当該検知の処理を行うシステム制御回路A121は、第1の検知手段を構成する。なお、上述した図10〜図12の説明においては、当該検知の処理をシステム制御回路A121が行うこととしているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、例えばコントローラA123が行うようにしてもよい。
また、システム制御回路A121は、USB TYPE CコネクタA108を介して電気的にアダプタ装置200が接続されていることを検知した場合に、アダプタ装置200に接続される外付けストロボ装置320(他のデバイス)が使用状態であるか否かを検知している(図11のS202,S206、図12のS302,S307,S311)。当該検知の処理を行うシステム制御回路A121は、第2の検知手段を構成する。なお、上述した図11〜図12の説明においては、当該検知の処理をシステム制御回路A121が行うこととしているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、例えばコントローラA123が行うようにしてもよい。
そして、スイッチA122は、上述した第1の検知手段による検知結果と第2の検知手段による検知結果とに応じて、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群を変更している(図9)。
かかる構成によれば、汎用的なUSBコネクタの各端子に割り当てる信号群を変更するようにしているため、コネクタの大型化を招くことなく、且つ、高い汎用性を実現することが可能となる。また、外付けストロボ装置320が使用状態か否かに応じてUSBコネクタの各端子に割り当てる信号群を変更できるため、例えば不使用状態の場合には当該使用状態に係る信号を割り当てないことで、USBコネクタの端子を有効に活用することが可能となる。さらに、本実施形態のデジタルカメラ100では、外部インターフェースコネクタとしてUSB TYPE CコネクタA108のみを構成しているため、当該コネクタに加えてアクセサリーシュー204及びリモートレリーズケーブル接続用コネクタ212を構成した場合と比較して、デジタルカメラ100を小型化することができる。
具体的に、上述した本実施形態では、スイッチA122は、アダプタ装置200が接続されていない場合には、USB規格に準拠した信号群(第1の信号群)をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てている(図10のS101,S109)。
また、スイッチA122は、アダプタ装置200が接続されている場合には、USB規格に準拠した信号群(第1の信号群)とは異なる信号群(第2の信号群)をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てている(図10のS105,S108(図11),S110,S113(図12))。
かかる構成によれば、アダプタ装置200が接続されていない場合には、USB規格に準拠した信号群をUSBコネクタの各端子に割り当てているため、世の中に広く流通しているUSB規格による通信手段を備えた電子機器との通信が可能となる。また、アダプタ装置200が接続されている場合には、USB規格に準拠した信号群とは異なる信号群をUSBコネクタの各端子に割り当てているため、アダプタ装置200を介した他のデバイスを利用することが可能となる。例えば、アダプタ装置200が接続されている場合には、アダプタ装置200に設けられたアクセサリーシュー204とリモートレリーズケーブル接続用コネクタ212とに対応した信号をUSBコネクタの各端子に割り当てているため、アダプタ装置200を介して外付けストロボ装置320とリモートレリーズケーブル321を利用することができる。
さらに、上述した本実施形態では、システム制御回路A121は、USB TYPE CコネクタA108にアダプタ装置200が直接接続されているか否かを検知している(図10のS107,S112)。当該検知の処理を行うシステム制御回路A121は、第3の検知手段を構成する。なお、上述した図10の説明においては、当該検知の処理をシステム制御回路A121が行うこととしているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、例えばコントローラA123が行うようにしてもよい。
そして、スイッチA122は、更に、上述した第3の検知手段による検知結果に応じて、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる、上述した第2の信号群を変更している(図10のS108(図11),S113(図12))。
また、上述した本実施形態では、スイッチA122は、USB TYPE CコネクタA108にアダプタ装置200が直接接続されているか否かに応じて、上述した第2の信号群を構成する少なくとも一部の信号をUSB TYPE CコネクタA108の異なる端子に割り当てるようにしている(図9(a)と図9(b)等)。
また、上述した本実施形態では、スイッチA122がUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群には、通信速度の異なる複数のUSB規格であるUSB2.0規格及びUSB3.1規格に準拠した通信を行うための信号が含まれている。
また、本実施形態では、アダプタ装置200には、USB TYPE CコネクタD203,D206及び207が設けられている。そして、例えば、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とが直接接続された場合には、USB2.0規格の通信とUSB3.1規格の通信の経路が1経路ずつ確保されるように構成することができる。また、例えば、アダプタ装置200とデジタルカメラ100とが通信ケーブル310を介して接続された場合には、USB2.0規格の通信の経路が1経路確保されるように構成することができる。このため、アダプタ装置200に、USB規格による通信手段を備える電子機器が接続された場合には、これらの電子機器とデジタルカメラ100とはUSB規格による通信を行うことができる。
また、本実施形態では、USB TYPE CコネクタA108の利用できる端子数が多い、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とが直接接続された場合には、USB2.0規格の通信に加えてUSB3.1規格の通信も可能となっている。これにより、USB TYPE CコネクタA108の端子を有効に活用することができる。
さらに、上述した本実施形態では、システム制御回路A121は、外付けストロボ装置320(他のデバイス)が不使用状態であることを検知した場合に、アダプタ装置200との間で、USB2.0規格に準拠した通信(上述した複数のUSB規格に準拠した通信のうちの1つのUSB規格に準拠した通信)が必要な状態であるか否かを検知している(図12のS305,S312)。当該検知の処理を行うシステム制御回路A121は、第4の検知手段を構成する。なお、上述した図12の説明においては、当該検知の処理をシステム制御回路A121が行うこととしているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、例えばコントローラA123が行うようにしてもよい。
そして、スイッチA122は、更に、上述した第4の検知手段による検知結果に応じて、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる、上述した第2の信号群を変更している(図12のS309とS313)。
かかる構成によれば、USB2.0通信が不必要である場合には、USB2.0通信が必要である場合の信号を割り当てないことで、USBコネクタの端子を有効に活用することが可能となる。
(その他の実施形態)
図9(a)〜図9(f)に示したデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108における各端子の信号割り当ては、一例を示したものに過ぎず、本発明の実施形態としてはこれに限定されるものではない。例えば、外付けストロボ装置320とリモートレリーズケーブル321を利用でき、且つ、USB規格の通信が可能な信号割り当てであれば、図9(a)〜図9(f)に示した信号割り当て以外の他の信号割り当ても、本発明の実施形態に適用可能である。また、アダプタ装置200においてデジタルカメラ100と接続する目的以外のUSB TYPE CコネクタD203,206及び207に接続された他のデバイスのUSB通信の種類に応じて、USB TYPE CコネクタA108における各端子の信号割り当てを変更する形態も、本発明に含まれる。
また、図2や図6〜図7に示すアダプタ装置200では、USB TYPE CコネクタDとして、3つのUSB TYPE CコネクタD203,206,207を構成する例について説明したが、本発明の実施形態としてはこれに限定されるものではない。例えば、USB TYPE CコネクタDとして、3つよりも多いUSB TYPE CコネクタDを設けてもよいし、また、3つよりも少ないUSB TYPE CコネクタDを設けてもよい。なお、USB TYPE CコネクタDを1つのみ設ける場合には、USBハブ224は不要となる。
図6及び図7では、ストロボ発光制御回路226をアダプタ装置200の内部に設ける例を示したが、本発明の実施形態としてはこれに限定されるものではない。例えば、ストロボ発光制御回路226をデジタルカメラ100の内部に設けるようにしてもよい。この場合には、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てられる信号群は、それに応じて変更されることになる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、または、その主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。