以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)100の外観の一例を示す図である。具体的に、図1(a)は、デジタルカメラ100を正面側(被写体側)から見た斜視図を示し、図1(b)は、デジタルカメラ100を背面側から見た斜視図を示している。
本実施形態に係るデジタルカメラ100は、図1(a)に示すように、カメラ本体101の正面側に、レンズ鏡筒102が設けられている。また、カメラ本体101の上面部には、電源ボタン103、レリーズボタン104、モードダイアル105が設けられている。
また、本実施形態に係るデジタルカメラ100は、図1(b)に示すように、カメラ本体101の背面側に、LCD等の表示ユニット106が設けられている。また、カメラ本体101を背面側から見て、表示ユニット106の右側には、各種操作ボタン群107が設けられている。また、カメラ本体101を背面側から見た際のカメラ本体101の右側の側面には、USB TYPE CコネクタA108と、アダプタ装置取り付けビス穴109が設けられている。USB TYPE CコネクタA108は、USB規格に準拠したUSBコネクタであって、デジタルカメラ100が有する唯一の外部インターフェースコネクタである。そして、本実施形態に係るデジタルカメラ100は、このUSB TYPE CコネクタA108を介してアダプタ装置(図2の200)を含むデバイスと電気的に接続可能に構成された撮像装置である。また、アダプタ装置取り付けビス穴109は、図2に示すアダプタ装置200を固定するために用いられる。
図2は、本発明の実施形態に係るアダプタ装置200の外観の一例を示す図である。この図2に示すアダプタ装置200は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100に取り付け可能に構成された装置である。具体的に、図2(a)は、アダプタ装置200を正面側(被写体側)から見た斜視図を示し、図2(b)は、アダプタ装置200を背面側から見た斜視図を示している。
本実施形態に係るアダプタ装置200は、図1に示すデジタルカメラ100に取り付けることにより、デジタルカメラ100において後述する外付けストロボ装置やリモートレリーズケーブル等を利用可能とするための装置である。このアダプタ装置200は、図2(a)に示すように、天面部201、グリップ部205、及び、天面部201とグリップ部205とを連結する連結部209を有して構成されている。
図2(a)に示すように、アダプタ装置200の天面部201の上面外側には、レリーズボタン202、USB TYPE CコネクタD203、外付けストロボ装置(図4の320)を固定して電気的な接続を行うためのアクセサリーシュー204が設けられている。
また、図2(a)に示すように、アダプタ装置200のグリップ部205の外側には、2つのUSB TYPE CコネクタD206及びUSB TYPE CコネクタD207と、固定用第1ビス208が設けられている。この固定用第1ビス208のネジ山部は、図2(b)に示すように、グリップ部205の側面外側と相対する側面内側に突出している。
また、図2(b)に示すように、アダプタ装置200の天面部201の側面には、リモートレリーズケーブル(図4の321)を接続するためのリモートレリーズケーブル接続用コネクタ212が設けられている。また、アダプタ装置200の天面部201の上面外側と相対する上面内側から突出した突出部213には、雌ネジ部(不図示)が設けられており、この突出部213の雌ネジ部(不図示)に固定用第2ビス214が螺合している。
また、図2(b)に示すように、グリップ部205の側面内側には、USB TYPE Cプラグ210と、アダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタB211が設けられている。
図3は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100と図2に示すアダプタ装置200とが電気的に接続されて構成されたカメラシステム(撮像システム)の外観の一例を示す図である。この図3において、図1及び図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。具体的に、図3(a)は、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが直接接続されたカメラシステムを示し、図3(b)は、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムを示している。
図3(a)に示すカメラシステムの場合、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込む。また、図2の固定用第1ビス208を図1(b)のデジタルカメラ100に設けられたアダプタ装置取り付けビス穴109に螺合させ、さらに、図2(b)の固定用第2ビス214を突出部213のビス穴に対して締め込んでいく。これにより、固定用第2ビス214の先端においてデジタルカメラ100を押圧することによって、アダプタ装置200をデジタルカメラ100に対して固定することができる。
図3(b)に示すカメラシステムの場合、まず、通信ケーブル310の一方端をアダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタB211に挿し込む。さらに、通信ケーブル310の他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込むことによって、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続される。
アダプタ装置200には、図2において上述したように、外部インターフェースとしてアクセサリーシュー204、リモートレリーズケーブル接続用コネクタ212、USB TYPE CコネクタD203,206及び207が設けられている。このため、図3(a)や図3(b)に示すようにデジタルカメラ100とアダプタ装置200が接続されると、これらの各装置に設けられた外部インターフェースを介して、これらの各装置の内部に構成された各回路(図6)が電気的に接続されることになる。これにより、デジタルカメラ100は、アダプタ装置200の外部インターフェースを利用して、外付けストロボ装置やリモートレリーズケーブル、或いは、USB規格によるUSB通信手段を備えた電子機器等の他のデバイスと電気的に接続することが可能となる。
図4は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100が図2に示すアダプタ装置200を介して各種のデバイスと電気的に接続されて構成されたカメラシステム(撮像システム)の外観の一例を示す図である。具体的に、図4は、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込んだ状態(図3(a)の状態)において、アダプタ装置200の外部インターフェースのそれぞれに他のデバイスを接続した例を示す図である。
図4において、外付けストロボ装置320は、アダプタ装置200のアクセサリーシュー204に固定されると同時に、アクセサリーシュー204を介してアダプタ装置200と電気的に接続されている。
リモートレリーズケーブル321の電気接点部(不図示)は、図2(b)に示すリモートレリーズケーブル接続用コネクタ212に挿し込まれている。また、リモートレリーズケーブル321は、電気接点部とケーブル部とスイッチ保持部を含み構成されているが、図を簡略化するために、リモートレリーズケーブル321としては電気接点部の近傍のみを図示しており、その他の部分は省略している。この際、省略された部分であるスイッチ保持部には、デジタルカメラ100のレリーズボタン104と同様な操作部が設けられている。このリモートレリーズケーブル321を用いることにより、ユーザーは、デジタルカメラ100から離れた位置から当該デジタルカメラ100の撮影動作を指示することができる。
外付け電子ファインダー322は、USB TYPE Cプラグ(不図示)を備えており、そのUSB TYPE Cプラグをアダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタD203に挿し込むことにより、アダプタ装置200と電気的に接続されている。外付け電子ファインダー322とデジタルカメラ100とは、アダプタ装置200を介して、USB規格に準拠した通信方式により相互に通信を行っている。
通信ケーブル323及び324は、それぞれ、ケーブルの両端にUSB TYPE Cプラグ(不図示)を備えた通信ケーブルである。この通信ケーブル323及び324は、上述したようにケーブルの両端にUSB TYPE Cプラグを備えたケーブルであるが、図4では簡略化のために、一方端のUSB TYPE Cプラグ近傍のみを図示している。通信ケーブル323の一方端のUSB TYPE CプラグはUSB TYPE CコネクタD206に挿し込まれ、他方端のUSB TYPE CプラグはUSB規格の通信手段を持つ電子機器(不図示)のUSB TYPE Cコネクタに挿し込まれる。同様に、通信ケーブル324の一方端のUSB TYPE CプラグはUSB TYPE CコネクタD207に挿し込まれ、他方端のUSB TYPE CプラグはUSB規格の通信手段を持つ電子機器(不図示)のUSB TYPE Cコネクタに挿し込まれる。
このように、デジタルカメラ100は、アダプタ装置200を介してこれらの電子機器(各種のデバイス)とUSB規格による通信を行うことができるように構成されている。また、デジタルカメラ100には、USB通信に対応した他のデバイスである、例えばスマートフォンを接続して相互にUSB規格に準拠した通信を行うことも可能である。
図5は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100が図3(b)に示す通信ケーブル310を介してスマートフォン330に接続されて構成されたカメラシステム(撮像システム)の外観の一例を示す図である。具体的に、図5は、スマートフォン330に設けられたUSB TYPE CコネクタE332に通信ケーブル310の一方端を挿し込み、また、通信ケーブル310の他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込むことによって、デジタルカメラ100とスマートフォン330とはUSB規格に準拠した通信を行うことが可能となる。
次に、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込んだ場合(図3(a)の状態)、及び、スマートフォン330に設けられたUSB TYPE CコネクタE332に通信ケーブル310の一方端を挿し込むとともに他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込んだ場合(図5の状態)のカメラシステム(撮像システム)における接続形態について、図6〜図7を用いて説明する。
図6は、図1に示すデジタルカメラ100と図2に示すアダプタ装置200とが直接接続されたカメラシステム(図3(a)のカメラシステム)の概略構成の一例を示す図である。なお、この図6においては、図1及び図2と同様の構成については同じ符号を付しているが、図面の簡略化等のために、図1及び図2に記載された構成のうち、一部の構成についてはその記載を省略している。
まず、図6のデジタルカメラ100における各機能構成について説明する。
図6に示すデジタルカメラ100には、USB TYPE CコネクタA108、システム制御回路A121、スイッチA122、コントローラA123が設けられている。
システム制御回路A121は、デジタルカメラ100における各種の制御を司っている。コントローラA123は、システム制御回路A121からの指示に基づいて、或いは、USB TYPE CコネクタA108に接続されたアダプタ装置200等の外部機器における内部のコントローラとの通信結果に基づいて、スイッチA122に信号接続切り替え指示を送信する。USB TYPE CコネクタA108は、そのコネクタ内に複数の端子(不図示)を有して構成されている。そして、スイッチA122は、コントローラA123等からの信号接続切り替え指示に基づいて、USB TYPE CコネクタA108内の各端子に所定の信号を割り当てる信号割り当て手段としての役割を担う。このUSB TYPE CコネクタA108内の各端子への所定の信号の割り当てに関しては、後で詳述する。また、コントローラA123は、USB TYPE CコネクタA108を介したアダプタ装置200等の外部機器との電力の授受を制御する役割も担う。
次いで、図6のアダプタ装置200における各機能構成について説明する。
図6に示すアダプタ装置200には、レリーズボタン202、USB TYPE CコネクタD203,206,207、アクセサリーシュー204、USB TYPE Cプラグ210、USB TYPE CコネクタB211、リモートレリーズケーブル接続用コネクタ212、スイッチB221、コントローラB222、電源回路223、USBハブ224、ストロボ発光制御スイッチ225、ストロボ発光制御回路226、システム制御回路B227が設けられている。
コントローラB222は、USB TYPE Cプラグ210に接続されたデジタルカメラ100内のコントローラA123との通信結果に基づいて、スイッチB221に信号接続切り替え指示を送信する役割を担う。そして、スイッチB221は、コントローラB222からの信号接続切り替え指示に基づいて、USB TYPE Cプラグ210内の各端子に所定の信号を割り当てる役割を担う。
また、コントローラB222は、USB TYPE Cプラグ210或いはUSB TYPE CコネクタB211を介したデジタルカメラ100との電力の授受を制御する役割も担う。さらに、コントローラB222は、USB TYPE CコネクタD203,206,207に接続されたUSB機器が、USB2.0通信の対応機器であるか或いはUSB3.1通信の対応デバイスであるかを後述するCC1信号を用いて検知することが可能である。コントローラB222がデジタルカメラ100から受け取った電力は、電源回路223に供給される。電源回路223は、アダプタ装置200内のコントローラB222やストロボ発光制御回路226、システム制御回路B227等に、それぞれ必要な電力を供給する役割を担う。なお、図6においては、図の簡略化のために、電源回路223からストロボ発光制御回路226やシステム制御回路B227等への電力供給を担う線は省略して示している。
ストロボ発光制御回路226は、USB TYPE Cプラグ210を介したデジタルカメラ100のシステム制御回路A121からの制御信号或いはシステム制御回路B227からの制御信号に基づいて、アクセサリーシュー204に電気的に接続された外付けストロボ装置320の発光を制御する回路である。ストロボ発光制御スイッチ225は、ストロボ発光制御回路226が送信する外付けストロボ装置発光指示信号を受信すると、外付けストロボ装置320の発光待機信号とアダプタ装置200内のグランド信号を短絡させる役割を担う。ここで、外付けストロボ装置320は、発光待機信号とアダプタ装置200内のグランド信号が短絡すると、閃光を発光するように構成されている。
システム制御回路B227は、USB TYPE Cプラグ210の信号線を介して、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121と通信する役割を担う。例えば、システム制御回路B227は、システム制御回路A121からアクセサリーシュー204に接続された外付けストロボ装置320に関する信号を制御するよう命令を受けて、ストロボ発光制御回路226やアクセサリーシュー204に信号を送信する。
USBハブ224は、USB通信のための信号をUSB TYPE CコネクタD203,206,207のそれぞれに分配する機能を有している。レリーズボタン202は、2段階の押圧を検出できる操作部となっている。このレリーズボタン202は、1段階目の検出でSW1信号、2段階目の検出でSW2信号をデジタルカメラ100のシステム制御回路A121に送信する。具体的に、レリーズボタン202からの各信号は、スイッチB221、USB TYPE Cプラグ210或いはUSB TYPE CコネクタB211、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108及びスイッチA122を介して、システム制御回路A121に送信される。
そして、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、SW1信号を受信すると、焦点調整やシャッタースピードの計算等の撮影事前準備処理を行い、また、SW2信号を受信すると、レンズ鏡筒102によって結像された画像の撮影処理を行う。ここで、撮影事前準備処理や画像の撮影処理は、広く知られた技術であるので、その詳細な説明は省略する。また、画像の撮影処理の際には、必要に応じて、上述した外付けストロボ装置320の閃光の発光が行われる。
また、上述したように、リモートレリーズケーブル接続用コネクタ212は、リモートレリーズケーブル321を接続するためのコネクタである。このリモートレリーズケーブル321にも、レリーズボタン202と同様な操作部が設けられており、1段階目の検出でSW1信号、2段階目の検出でSW2信号を送信する。アダプタ装置200内でレリーズボタン202からのSW1信号及びSW2信号の信号経路と、リモートレリーズケーブル接続用コネクタ212からのSW1信号及びSW2信号の信号経路とは、合流してスイッチB221を介して、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210及びUSB TYPE CコネクタB211内の各端子に接続される。
上述したように、図6は、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とが直接接続された図3(a)のカメラシステムの概略構成図であるが、この図6を用いて、図3(b)のカメラシステムの概略構成図についても、以下に説明する。
上述したように、図3(b)のカメラシステムは、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステムである。このため、図3(b)のカメラシステムの概略構成は、図6に示された概略構成に対して、USB TYPE Cプラグ210とUSB TYPE CコネクタA108とを非接触とし、また、USB TYPE CコネクタA108とUSB TYPE CコネクタB211とが通信ケーブル310を介して接続される構成となる。そして、図3(b)のカメラシステムの場合も、デジタルカメラ100の機能構成及びアダプタ装置200の機能構成は、それぞれ、図6に示すデジタルカメラ100の機能構成及びアダプタ装置200の機能構成と同様とすることができる。このように、図3(b)のカメラシステムの場合も、通信ケーブル310を介することにより、図3(a)のカメラシステムの場合と同様に、上述した電力や各種の信号の授受を行うことができる。
図7は、図1に示すデジタルカメラ(撮像装置)100と図5に示すスマートフォン330とが通信ケーブル310を介して接続されたカメラシステム(図5のカメラシステム)の概略構成の一例を示す図である。具体的に、図7は、スマートフォン330に設けられたUSB TYPE CコネクタE332に通信ケーブル310の一方端を挿し込むとともに他方端をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に挿し込んだ状態を示している。なお、図7において、図6に示す構成と同様の構成については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。また、この図7においては、図6と同様に、図面の簡略化等のために、図1に記載された構成のうち、一部の構成についてはその記載を省略している。
ここで、図7に示すデジタルカメラ100における各機能構成は、図6に示すデジタルカメラ100における各機能構成と同様であるため、その説明は省略する。
次いで、図7のスマートフォン330における各機能構成について説明する。
図7に示すスマートフォン330には、システム制御回路C331、USB TYPE CコネクタE332が設けられている。システム制御回路C331は、スマートフォン330における各種の制御を司っている。スマートフォン330は、上述したように、USB規格に準拠した通信を他の機器と行うことができるように構成されている。図7の場合には、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121とスマートフォン330のシステム制御回路C331とは、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108、通信ケーブル310及びスマートフォン330のUSB TYPE CコネクタE332を介して、USB規格に準拠した通信信号の授受を行っている。
上述したように、スイッチA122は、コントローラA123の指示に基づいて、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108内の各端子に所定の信号を割り当てる役割を担う。この信号の割り当てについて、以下に、より詳細に説明を行う。
図8は、図6に示すカメラシステム、及び、図7に示すカメラシステムにおいて、当該カメラシステムに含まれるデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群の一例を示す図である。
本実施形態では、アダプタ装置200のUSB TYPE Cプラグ210をデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込んだ状態(図3(a)の状態)の際に、USB TYPE CコネクタA108に2種類の信号割り当てがある。図8(a)は、USB TYPE Cプラグ210をUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込んだ状態(図3(a)の状態)で、USB TYPE CコネクタA108の各端子に第1の信号割り当てを行った際の第1の信号群の一例を示す図である。図8(b)は、USB TYPE Cプラグ210をUSB TYPE CコネクタA108に直接挿し込んだ状態(図3(a)の状態)で、USB TYPE CコネクタA108の各端子に第2の信号割り当てを行った際の第2の信号群の一例を示す図である。
また、図8(c)は、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にUSB通信に対応した他のデバイスであるスマートフォン330が接続された状態(図5の状態)で、USB TYPE CコネクタA108の各端子に第3の信号割り当てを行った際の第3の信号群の一例を示す図である。
図8に示すように、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108は、A列とB列との2列の端子配列構造を有しており、また、各列に12端子ずつ、全部で24端子を有するコネクタとなっている。この図8に示す例では、A列の各端子をA1からA12と名付け、また、B列の各端子をB1からB12と名付けている。また、図8(a)〜図8(c)において、同じ信号については同じ名称と付けている。
まず、USB TYPE CコネクタA108の各端子に第1の信号群を割り当てる第1の信号割り当てについて、図8(a)を用いて説明する。
図8(a)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。GND信号は、デジタルカメラ100及びアダプタ装置200の基準電位となるグランド信号である。また、端子A2,A3,B10,B11には、それぞれ、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号が割り当てられている。このTX1+信号,TX1−信号,RX1+信号,RX1−信号は、TX1+信号とTX1−信号とが、また、RX1+信号とRX1−信号とが、それぞれペアの差動信号となっており、USB3.1規格の通信を行うための信号である。
また、端子A4,A9,B4及びB9には、VBUS信号が割り当てられている。VBUS信号は、電力のやり取りを行うための信号である。また、端子A5には、CC1信号が割り当てられている。このCC1信号は、デジタルカメラ100内のコントローラA123とUSB TYPE CコネクタA108を介して接続された他のデバイス内のコントローラとの情報のやり取りを行うための信号である。このCC1信号での通信により、デジタルカメラ100は、接続された他のデバイスの通信方式を知ることができると同時に、他のデバイスは、デジタルカメラ100の通信方式を知ることができる。例えば、デジタルカメラ100がUSB TYPE CコネクタA108を介してアダプタ装置200に接続されると、デジタルカメラ100とアダプタ装置200とは、それぞれ相手の通信方式を知ることができる。その結果、接続されたデバイスが何であるかを把握することが可能となるため、デジタルカメラ100は、接続相手がアダプタ装置200であることを認識することができ、また、アダプタ装置200は、接続相手がデジタルカメラ100であることを認識することができる。図9のフローチャートを用いて後述するように、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108内の各端子に所定の信号を割り当てる際には、事前に接続されたデジタルカメラ100と他のデバイスとの間でCC1信号による通信を行う。
また、端子A6,A7には、それぞれ、D+信号,D−信号が割り当てられている。D+信号とD−信号とはペアの差動信号となっており、USB2.0規格の通信を行うための信号である。また、端子B5,B6には、それぞれ、SW1信号,SW2信号が割り当てられている。SW1信号とSW2信号は、上述したように、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121が撮影事前準備処理や画像の撮影処理を行うトリガーとなる信号である。
また、端子B8,A8,B7,A10,B3,A11,B2には、それぞれ、STROBE FLASH信号,STROBE DET SW信号,EF CLOCK信号,STROBE CLOCK信号,EF CHIP SELET信号,STROBE TX信号,STROBE RX信号が割り当てられている。これらの信号は、アクセサリーシュー204に取り付けられる外付けストロボ装置320に関する信号である。具体的に説明すると、STROBE FLASH信号は、ストロボ発光制御回路226がSTROBE FLASH信号を検知すると、ストロボ発光制御回路226がストロボ発光制御スイッチ225に外付けストロボ装置発光指示信号を送信するための信号である。STROBE DET SW信号は、アクセサリーシュー204に外付けストロボ装置320が装着されているか否かを検知するための信号である。EF CLOCK信号は、ストロボ発光制御回路226内のストロボ発光制御IC(不図示)が動作するためのクロック信号である。STROBE TX信号は、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121からストロボ発光制御IC(不図示)に情報を送信するための信号である。また、STROBE RX信号は、ストロボ発光制御IC(不図示)からデジタルカメラ100のシステム制御回路A121に情報を送信するための信号である。STROBE CLOCK信号は、STROBE TX信号とSTROBE RX信号を用いた通信の際の基準クロック信号である。EF CHIP SELET信号は、STROBE TX信号とSTROBE RX信号を用いた通信を、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121とストロボ発光制御IC(不図示)との間で維持するための信号である。STROBE TX信号とSTROBE RX信号を用いた通信を行うことにより、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121とストロボ発光制御IC(不図示)との間で、デジタルカメラ100の撮影条件の設定情報や外付けストロボ装置320による閃光の発光が可能な状態かどうか等の種々の情報のやり取りを行うことができる。
また、SW1信号、SW2信号、STROBE FLASH信号、STROBE DET SW信号、EF CLOCK信号、STROBE CLOCK信号、EF CHIP SELET信号、STROBE TX信号及びSTROBE RX信号は、後述するUSB TYPE Cの標準の信号割り当てには存在しない信号であり、アダプタ装置200とデジタルカメラ100とが接続された場合にのみ使用する専用の信号であるので、以下「専用信号」と称する。
次いで、USB TYPE CコネクタA108の各端子に第2の信号群を割り当てる第2の信号割り当てについて、図8(b)を用いて説明する。なお、以下の図8(b)の説明においては、図8(a)を用いて上述した信号名の役割は、図8(b)においても同じ役割であるので、その説明は省略する。
図8(b)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。また、端子A2,A3,B10,B11には、それぞれ、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号が割り当てられている。さらに、端子B2,B3,A10,A11には、それぞれ、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号が割り当てられている。このTX2+信号,TX2−信号,RX2+信号,RX2−信号は、それぞれ、上述したTX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号と同様の役割を担っている。即ち、TX2+信号とTX2−信号とが、また、RX2+信号とRX2−信号とが、それぞれペアの差動信号となっており、それらは、USB3.1規格の通信を行うための信号である。この図8(b)に示す第2の信号割り当てでは、USB3.1通信が2系統設けられていることになる。
また、端子A4,A9,B4及びB9には、VBUS信号が割り当てられている。また、端子A5には、CC1信号が割り当てられている。また、端子A8,B8には、それぞれ、SBU1信号,SBU2信号が割り当てられている。これらのSBU信号は、USB TYPE Cコネクタの機能を拡張するための拡張用信号として使われる。
端子B5,B6には、それぞれ、SW1信号,SW2信号が割り当てられている。また、端子A6,A7には、それぞれ、D+信号,D−信号が割り当てられている。
さらに、端子B7には、STROBE FLASH信号が割り当てられている。この図8(b)の第2の信号割り当てでは、外付けストロボ装置320に関する信号のうち、単独で割り当てられる信号は、このSTROBE FLASH信号のみである。この理由を以下に説明する。デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、アダプタ装置200のシステム制御回路B227に外付けストロボ装置320に関する制御を実施するように指示している。そして、システム制御回路A121とシステム制御回路B227との通信は、端子A6,A7にそれぞれ割り当てられているD+信号,D−信号のUSB2.0通信の信号を専用信号として使用して行っている。また、デジタルカメラ100のレリーズ動作に合わせて外付けストロボ装置320の発光指示を行う必要があるため、外付けストロボ装置320に関する信号の中で通信速度が重要な信号であるSTROBE FLASH信号を専用信号として割り当てている。そして、外付けストロボ装置320に関する信号の中で通信速度の優先度が低いそれ以外の信号については、D+信号,D−信号の規格上はUSB2.0通信の信号線として用いている信号線を使用して通信を行う。このため、図8(b)の第2の信号割り当てでは、端子A6,A7にそれぞれ割り当てられているD+信号,D−信号は、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121とアダプタ装置200のシステム制御回路B227との通信を行うためだけに用いる信号線となっている。
図8(a)に示す第1の信号割り当てでは、USB3.1通信を行うことが可能な信号は、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号の1系統のみであり、USB2.0通信を行うことが可能な信号は、D+信号,D−信号の1系統である。これに対して、図8(b)に示す第2の信号割り当てでは、USB3.1通信を行うことが可能な信号は、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号と、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号との2系統がある。なお、図8(b)に示す第2の信号割り当てでは、上述した通信方法によっては、USB2.0通信を行うことが可能な信号が存在しない場合もあり得る。
例えば、図6に示すアダプタ装置200のコントローラB222がUSB TYPE CコネクタD203,206,207に接続されたデバイスを検知すると、接続されたデバイスによってスイッチB221に指示を出す。その後、接続されたデバイスに係る情報が、例えばシステム制御回路B227やスイッチB221、USB TYPE Cプラグ210を介して、デジタルカメラ100に送信される。そして、デジタルカメラ100では、この接続されたデバイスに係る情報に基づいて、USB TYPE CコネクタA108の各端子に第1の信号割り当て或いは第2の信号割り当てを行う。
次いで、USB TYPE CコネクタA108の各端子に第3の信号群を割り当てる第3の信号割り当てについて、図8(c)を用いて説明する。この図8(c)は、上述したように、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にUSB通信に対応した他のデバイスであるスマートフォン330が接続された状態(図5の状態)の場合に割り当てられる信号群を示している。具体的に、この図8(c)に示す第3の信号群を割り当てる第3の信号割り当ては、USB規格に準拠した信号群を割り当てるものである。なお、以下の図8(c)の説明においては、図8(a)を用いて上述した信号名の役割は、図8(c)においても同じ役割であるので、その説明は省略する。
図8(c)に示すように、端子A1,A12,B1及びB12には、GND信号が割り当てられている。また、端子A2,A3,B10,B11には、それぞれ、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号が割り当てられている。また、端子B2,B3,A10,A11には、それぞれ、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号が割り当てられている。なお、TX2+信号,TX2−信号,RX2−信号,RX2+信号は、TX1+信号,TX1−信号,RX1−信号,RX1+信号と同様の役割を担っている。即ち、TX2+信号とTX2−信号、RX2+信号とRX2−信号とは、それぞれ、ペアの差動信号となっており、それらは、USB3.1規格の通信を行うための信号である。また、端子A4,A9,B4,B9には、VBUS信号が割り当てられている。また、端子A5には、CC1信号が割り当てられている。また、端子A6,A7には、それぞれ、D+信号とD−信号が割り当てられている。さらに、端子B6,B7にも、それぞれ、D+信号とD−信号が割り当てられている。また、端子B5,A8,B8には、それぞれ、CC2信号,SBU1信号,SBU2信号が割り当てられている。ここで、CC2信号は、CC1信号と同じ役割を担う信号である。また、SBU1信号とSBU2信号は、予備の信号であり、特定の役割は担っていない。
この図8(c)に示す信号割り当ては、具体的に、USB TYPE Cの規格団体が制定した標準の信号割り当てとなっている。したがって、図5のカメラシステムのように、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108にUSB通信に対応した他のデバイスの一例であるスマートフォン330が接続された場合に、デジタルカメラ100とスマートフォン330とはUSB規格に準拠した通信を相互に行うことができる。
本発明の実施形態では、デジタルカメラ100は、所定の判定に基づいて、USB TYPE CコネクタA108内の各端子に対して、図8(a),図8(b)及び図8(c)に示す信号の割り当てを切り替えるようにしている。以下、このUSB TYPE CコネクタA108内の各端子における信号割り当て処理の詳細について、図9を用いて説明する。
図9は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)100のUSB TYPE CコネクタA108内の各端子における信号割り当て処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、本実施形態においては、この図9は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートに相当する。また、以下に説明する図9のフローチャートの処理では、USB TYPE CコネクタA108内の各端子における信号割り当てとして、図8(a)〜図8(c)に示す第1〜第3の信号割り当ての何れかを行う場合について説明する。
まず、ステップS101において、システム制御回路A121は、例えばコントローラA123を介して、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に何らかのデバイスが接続されたか否かを判断(検知)する。この判断の結果、USB TYPE CコネクタA108に何れのデバイスも接続されていない場合には(S101/N)、USB TYPE CコネクタA108に何らかのデバイスが接続されたと判断されるまで、ステップS101に待機する。
一方、ステップS101の判断の結果、USB TYPE CコネクタA108に何らかのデバイスが接続された場合には(S101/Y)、ステップS102に進む。
ステップS102に進むと、システム制御回路A121は、コントローラA123を介して、当該接続されたデバイスとCC1信号にて通信を行うことにより得た情報に基づいて、当該接続されたデバイスの種類を確認して検知する処理を行う。
続いて、ステップS103において、システム制御回路A121は、ステップS102の確認による検知結果に基づいて、USB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスがアダプタ装置200であるか否かを判断(検知)する。
ステップS103の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスがアダプタ装置200でない場合には(S103/N)、ステップS104に進む。
ステップS104に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図8(c)に示す第3の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる第3の信号割り当てを行う。これは、本実施形態においては、USB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスがアダプタ装置200でない場合には、USB通信に対応したデバイスであるスマートフォン330が通信ケーブル310を介して接続された場合となるからである。
続いて、ステップS105において、システム制御回路A121は、コントローラA123を介して、USB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスが取り外されたか否かを判断(検知)する。この判断の結果、USB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスが取り外されていない場合には(S105/N)、USB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスが取り外されたと判断されるまで、ステップS105に待機する。
ステップS105の判断の結果、USB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスが取り外された場合には(S105/Y)、ステップS101に戻り、ステップS101以降の処理を行う。
また、ステップS103の判断の結果、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108に接続されたデバイスがアダプタ装置200である場合には(S103/Y)、ステップS106に進む。
ステップS106に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図8(b)に示す第2の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる第2の信号割り当てを行う。このステップS106の詳細について、以下に説明する。
具体的に、ステップS106に進む場合は、例えば図3(a)のカメラシステムの場合であり、この場合、コントローラA123は、アダプタ装置200のコントローラB222とVBUS信号やCC1信号を用いて通信を行う。そして、アダプタ装置200では、USB TYPE Cプラグ210に接続されたデバイスがデジタルカメラ100であることを認識する。そして、例えばコントローラB222は、スイッチB221に信号接続切り替え指示を出して、USB TYPE Cプラグ210の信号線の割り当てを図8(b)の第2の信号割り当ての状態にするように切り替える。これに伴い、例えば、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、コントローラA123を介して、アダプタ装置200のコントローラB222からUSB TYPE Cプラグ210の信号線割り当てが第2の信号割り当てとなった旨の情報を取得する。そして、デジタルカメラ100のコントローラA123は、システム制御回路A121の制御に基づいて、USB TYPE CコネクタA108の信号割り当ても、第2の信号割り当てとなるように、スイッチA122に信号接続切り替え指示を送信する。これにより、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図8(b)に示す第2の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる第2の信号割り当てを行う。
このステップS106の処理により、デジタルカメラ100とアダプタ装置200は、図8(b)に示すように、外付けストロボ装置320に関する信号のうち、STROBE FLASH信号のみが端子や信号線に割り当てられる。そして、このステップS106の処理では、外付けストロボ装置320に関する信号のうち、STROBE FLASH信号以外の信号は、図8(b)に示す端子A6,A7に割り当てたD+信号,D−信号を用いて通信を行う。このとき、図4に示すように、アクセサリーシュー204に外付けストロボ装置320が接続されると、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間の外付けストロボ装置320に関する信号のやり取りは、STROBE FLASH信号を除き、図8(b)に示す端子A6,A7に割り当てたD+信号,D−信号を使用して行われ、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121とアダプタ装置200のシステム制御回路B227の通信が行われる。本実施形態では、D+信号,D−信号を用いて行われるシステム制御回路A121とシステム制御回路B227との信号のやり取りの内容は、STDET SW信号,EF CLOCK信号,STROBE CLOCK信号,EF CHIP SELET信号,STROBE TX信号,STROBE RX信号の内容となっている。具体的に、アダプタ装置200では、システム制御回路B227から送信されるSTDET SW信号により、アクセサリーシュー204に接続される外付けストロボ装置320が接続されているか否かの情報を取得する。さらに、システム制御回路B227からは、EF CLOCK信号,STROBE CLOCK信号,EF CHIP SELET信号,STROBE TX信号,STROBE RX信号がストロボ発光制御回路226に送信される。
ステップS106の処理が終了すると、ステップS107に進む。
ステップS107に進むと、システム制御回路A121は、コントローラA123を介して、USB TYPE CコネクタA108にアダプタ装置200が接続されているか否かを判断(検知)する。この判断の結果、USB TYPE CコネクタA108にアダプタ装置200が接続されていない場合には(S107/N)、ステップS101に戻り、ステップS101以降の処理を行う。
一方、ステップS107の判断の結果、USB TYPE CコネクタA108にアダプタ装置200が接続されている場合には(S107/Y)、ステップS108に進む。
ステップS108に進むと、システム制御回路A121は、コントローラA123とコントローラB222との間のCC1信号を用いた通信によって、USB TYPE CコネクタD203,206,207に接続された他のデバイスの情報を取得する。ここで、本実施形態においては、アダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタD203,206,207には、USB TYPE C規格で指定されているUSB3.1規格のデバイスとUSB2.0規格のデバイスの接続が可能となっている。ここで、USB3.1規格のデバイスは、USB2.0規格よりも高速通信が可能なUSB3.1規格のデバイスであり、USB2.0規格のデバイスは、USB3.1規格よりも低速通信であるUSB2.0規格のデバイスである。なお、USB TYPE C規格に関しては、既に公知の技術であるため、その説明は省略する。
続いて、ステップS109において、システム制御回路A121は、ステップS108で取得した情報に基づいて、USB TYPE CコネクタD203,206,207にUSB2.0規格のデバイスが接続されているか否かを判断(検知)する。この判断の結果、USB TYPE CコネクタD203,206,207にUSB2.0規格のデバイスが接続されていない場合には(S109/N)、ステップS106に戻り、ステップS106以降の処理を行う。
一方、ステップS106の判断の結果、USB TYPE CコネクタD203,206,207にUSB2.0規格のデバイスが接続されている場合には(S109/Y)、ステップS110に進む。
ステップS110に進むと、システム制御回路A121は、コントローラA123とコントローラB222との間の通信に基づいて、USB TYPE CコネクタD203,206,207のうちのUSB2.0規格のデバイスが接続されているコネクタ以外の他のコネクタにUSB3.1規格のデバイスが接続されており、且つ、USB3.1規格の通信が2系統分必要であるか否かを判断(検知)する。このステップS110の詳細について、以下に説明する。
ステップS110において、USB2.0規格のデバイスが接続され、更に、USB3.1規格のデバイスが2系統接続されている場合としては、例えば、以下の場合が考えられる。例えば、アダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタD203にUSB2.0規格のデバイスが接続され、USB TYPE CコネクタD206,207にそれぞれUSB3.1規格のデバイスが接続されている場合である。なお、ここで挙げた態様は飽くまでも一例であり、本実施形態においては、USB TYPE CコネクタD203,206,207に接続されているデバイスの場所はこれに限定されるものではない。また、必ずしも、USB3.1規格のデバイスがアダプタ装置200のUSB TYPE CコネクタD203,206,207の2箇所に接続されていなくてもよい。
ステップS110の判断の結果、USB TYPE CコネクタD203,206,207にUSB3.1規格のデバイスが接続されており、且つ、USB3.1規格の通信が2系統分必要である場合には(S110/Y)、ステップS106に戻り、ステップS106以降の処理を行う。このステップS106に戻る段階では、USB2.0規格のデバイスは通信可能な状態にはなっておらず、USB3.1規格のデバイスの通信が優先される。
一方、ステップS110の判断の結果、USB TYPE CコネクタD203,206,207にUSB3.1規格のデバイスが接続されておらず、または、USB3.1規格の通信が2系統分必要でない場合には(S110/N)、ステップS111に進む。
ステップS111に進むと、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図8(a)に示す第1の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる第1の信号割り当てを行う。このステップS106の詳細について、以下に説明する。
図8(a)に示す第1の信号割り当てでは、USB3.1規格が1系統になるが、USB2.0規格を1系統確保することで、USB2.0規格のデバイスを使用することが可能となる。
具体的に、ステップS111に進む場合は、コントローラB222がスイッチB221に信号接続切り替え指示を出して、USB TYPE Cプラグ210の信号線の割り当てを図8(a)の第1の信号割り当ての状態にするように切り替える。これに伴い、例えば、デジタルカメラ100のシステム制御回路A121は、コントローラA123を介して、アダプタ装置200のコントローラB222からUSB TYPE Cプラグ210の信号線割り当てが第1の信号割り当てとなった旨の情報を取得する。そして、デジタルカメラ100のコントローラA123は、システム制御回路A121の制御に基づいて、USB TYPE CコネクタA108の信号割り当ても、第1の信号割り当てとなるように、スイッチA122に信号接続切り替え指示を送信する。これにより、スイッチA122は、コントローラA123やシステム制御回路A121の制御に基づいて、図8(a)に示す第1の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる第1の信号割り当てを行う。
このステップS111の処理により、デジタルカメラ100とアダプタ装置200は、図8(a)に示すように、外付けストロボ装置320に関するそれぞれの信号が端子や信号線に割り当てられる。この際、アクセサリーシュー204に外付けストロボ装置320が接続された場合に、デジタルカメラ100とアダプタ装置200との間での外付けストロボ装置320に関する信号の通信は、アダプタ装置200のシステム制御回路B227を使用せずにデジタルカメラ100のシステム制御回路A121がUSB TYPE CコネクタA108とUSB TYPE Cプラグ210に割り当てられている専用信号のそれぞれの信号線を用いて通信を行う。
ステップS111の処理が終了すると、ステップS109に戻る。そして、ステップS109において、USB TYPE CコネクタD203,206,207にUSB2.0規格のデバイスが接続されていないと判断されれば(S109/N)、ステップS106に戻り、第2の信号割り当てとなる。また、USB2.0規格のデバイスが接続されている場合でも(S109/Y)、USB3.1規格のデバイスが追加接続される等によりUSB3.1規格の通信が2系統分必要であると判断されれば(S110/Y)、S106に戻り、第2の信号割り当てとなる。
上述した本実施形態のデジタルカメラ100では、システム制御回路A121は、USB TYPE CコネクタA108を介して電気的にアダプタ装置200が接続されているか否かを検知している(図9のS103)。当該検知の処理を行うシステム制御回路A121は、第1の検知手段を構成する。なお、上述した図9の説明においては、当該検知の処理をシステム制御回路A121が行うこととしているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、例えばコントローラA123が行うようにしてもよい。
また、システム制御回路A121は、USB TYPE CコネクタA108を介して電気的にアダプタ装置200が接続されていることを検知した場合に、アダプタ装置200に通信速度の異なる少なくとも2つのUSB規格に準拠した通信のうちの低速通信を行うUSB2.0規格のデバイス(第1のデバイス)および高速通信を行うUSB3.1規格のデバイス(第2のデバイス)が接続されているか否かを検知している(図9のS109,S110)。当該検知の処理を行うシステム制御回路A121は、第2の検知手段を構成する。なお、上述した図9の説明においては、当該検知の処理をシステム制御回路A121が行うこととしているが、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、例えばコントローラA123が行うようにしてもよい。
そして、スイッチA122は、上述した第1の検知手段による検知結果と第2の検知手段による検知結果とに応じて、USB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てる信号群を変更している(図9のS111,S106,S104)。
かかる構成によれば、汎用的なUSBコネクタの各端子に割り当てる信号群を変更するようにしているため、コネクタの大型化を招くことなく、且つ、高い汎用性を実現することが可能となる。さらに、本実施形態のデジタルカメラ100では、外部インターフェースコネクタとしてUSB TYPE CコネクタA108のみを構成しているため、当該コネクタに加えてアクセサリーシュー204及びリモートレリーズケーブル接続用コネクタ212を構成した場合と比較して、デジタルカメラ100を小型化することができる。
具体的に、上述した本実施形態では、アダプタ装置200にはストロボ装置320が装着可能に構成されている。そして、ストロボ装置320がアダプタ装置200に装着された時のスイッチA122は、アダプタ装置200にUSB2.0規格のデバイス(第1のデバイス)が接続され且つUSB3.1規格のデバイス(第2のデバイス)が接続されていないことが検知された場合には、ストロボ装置320に関する複数の信号を含む第1の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てている(図9のS111,図8(a))。
また、スイッチA122は、アダプタ装置200にUSB2.0規格のデバイスが接続されていないことが検知された場合またはUSB2.0規格のデバイスが接続され且つUSB3.1規格のデバイスが接続されていることが検知された場合には、図8(a)に示す第1の信号群に含まれるストロボ装置320に関する複数の信号のうちの一部の信号を含む第2の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てている(図9のS106,図8(b))。ここで、第2の信号群に含まれる一部の信号には、ストロボ装置320の発光指示信号であるSTROBE FLASH信号が含まれている(図8(b))。また、図8(b)に示す第2の信号群を割り当てた場合に、図8(a)に示す第1の信号群に含まれるストロボ装置320に関する複数の信号のうちのSTROBE FLASH信号を除く他の信号は、USB2.0通信に係る信号として通信される。
さらに、上述した本実施形態では、スイッチA122は、アダプタ装置200が接続されていないことが検知された場合、USB規格に準拠した第3の信号群をUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てている(図9のS104,図8(c))。
かかる構成によれば、アダプタ装置200が接続されていない場合には、USB規格に準拠した信号群をUSBコネクタの各端子に割り当てているため、世の中に広く流通しているUSB規格による通信手段を備えた電子機器との通信が可能となる。
(その他の実施形態)
図8(a)〜図8(c)に示したデジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108における各端子の信号割り当ては、一例を示したものに過ぎず、本発明の実施形態としてはこれに限定されるものではない。
また、図2や図6に示すアダプタ装置200では、USB TYPE CコネクタDとして、3つのUSB TYPE CコネクタD203,206,207を構成する例について説明したが、本発明の実施形態としてはこれに限定されるものではない。
図6では、ストロボ発光制御回路226をアダプタ装置200の内部に設ける例を示したが、本発明の実施形態としてはこれに限定されるものではない。例えば、ストロボ発光制御回路226をデジタルカメラ100の内部に設けるようにしてもよい。この場合には、デジタルカメラ100のUSB TYPE CコネクタA108の各端子に割り当てられる信号群は、それに応じて変更されることになる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、または、その主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。