JP6909460B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯乾燥機に関する。
従来、洗濯脱水槽の底部に配置したパルセータにより洗濯脱水槽内に水流を発生させて衣類の洗濯を行う、いわゆる渦巻き式の洗濯機(全自動洗濯機)に、衣類の乾燥機能を搭載した洗濯乾燥機が知られている。このような洗濯乾燥機の一例が、たとえば、特許文献1に記載されている。
特許文献1の洗濯乾燥機では、洗濯物投入口を有する上面板に、洗濯脱水槽内に高温の空気を供給するための温風供給ユニットが配置される。洗濯槽脱水槽が配置される外槽は、上面の開口が内蓋を有する外槽カバーで覆われる。温風供給ユニットで生成された温風は、外槽カバーに接続された温風ダクトと通じて外槽の上方から洗濯脱水槽内へと吹き出される。洗濯脱水槽では、洗濯物がパルセータにより撹拌される。
特開2007−054368号公報
上記洗濯乾燥機では、洗濯物がパルセータにより撹拌される構成であるため、洗濯物がどうしてもダイナミックに動きにくい。よって、洗濯物が縮まったまま乾燥されやすく、乾燥される洗濯物にしわが発生しやすくなることが懸念される。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、乾燥される洗濯物に生じるしわを低減し得る洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る洗濯乾燥機は、筐体内に弾性的に支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に配置され、洗濯物が収容される洗濯脱水槽と、前記洗濯脱水槽内の洗濯物を乾燥させるための乾燥装置と、前記洗濯脱水槽の底部に回転可能に配置されたパルセータと、を備える。ここで、前記乾燥装置は、加熱器と、送風機と、前記加熱器および前記送風機の動作により発生した温風を、上方から前記洗濯脱水槽の底部に向けて吹き出すノズルと、を含む。前記パルセータは、円盤状のベースと、前記ベースの表面に形成される羽根部とを有する。前記ベースは、当該ベースの表面が中心部に向かって緩やかに上り傾斜する。前記羽根部は、前記ベースの中心部から外周縁に亘って延び、洗濯物を上方に押し上げるための平坦な傾斜面が形成される。前記ノズルは、前記洗濯脱水槽の内壁面寄りに配置され、前記ノズルの吹出口が、斜め下方向であって前記洗濯脱水槽を上方から見たときに前記パルセータの中心に向かない方向に開口する。前記吹出口の向く先は、前記パルセータにおける、当該パルセータの中心から半分よりも外周側の領域である。
上記の構成によれば、パルセータが回転したときに傾斜面の作用によって洗濯物が上方に跳ね上げられ、跳ね上げられた洗濯物にノズルから温風が吹き付けられるので、洗濯脱水槽内で洗濯物が拡がりやすく、乾燥時に洗濯物にしわが発生しにくくなる。さらに、パルセータが回転したときの遠心力でパルセータの外周側に集まり外周側で跳ね上げられた洗濯物に吹出口からの温風が当たりやすい。これにより、洗濯物のしわの発生がより低減されやすい。
本態様に係る洗濯乾燥機において、前記ベースの外周縁に、上方に延びる壁部が形成されるような構成が採られ得る。
本態様に係る洗濯乾燥機において、前記ノズルを、当該ノズルの軸線方向まわりに回動させる回動機構部を、さらに備えるような構成が採られ得る。この場合、前記パルセータは、前記乾燥装置による乾燥時に正転方向と逆転方向とに回転し、前記回動機構部は、前記パルセータが正転方向に回転するとき、前記吹出口が逆転方向側に向くような第1の回動位置に前記ノズルを位置させ、前記パルセータが逆転方向に回転するとき、前記吹出口が正転方向側に向くような第2の回動位置に前記ノズルを位置させる。
上記の構成によれば、パルセータが正転方向および逆転方向のどちらの方向に回転したときにも、パルセータで跳ね上げられた洗濯物に良好に吹出口からの温風を当てることができる。よって、洗濯物のしわ伸ばし効果が高まりやすい。
本発明によれば、乾燥される洗濯物に生じるしわを低減し得る洗濯乾燥機を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る、全自動洗濯乾燥機の側面断面図である。 図2は、実施の形態に係る、パルセータの斜視図である。 図3は、実施の形態に係る、上面板の収容部に乾燥装置が設置された状態を示す上面板、外槽カバーおよび乾燥装置の斜視図である。 図4(a)は、実施の形態に係る、上ケーシングが除かれた状態の乾燥装置の斜視図であり、図4(b)は、実施の形態に係る、上ケーシングと送風機とが除かれた状態の乾燥装置の斜視図である。 図5(a)および(b)は、それぞれ、実施の形態に係る、ノズルの斜視図および側面図である。 図6は、実施の形態に係る、洗濯脱水槽を上方から見たときのノズルの吹出口の方向について説明するため図である。 図7(a)および(b)は、実施の形態に係る、乾燥工程における洗濯脱水槽内での洗濯物の動きを模式的に示す図である。 図8(a)および(b)は、それぞれ、変更例1に係る、ノズルの斜視図および側面図である。 図9は、変更例2に係る、ノズルと回動機構部の斜視図である。 図10(a)および(b)は、変更例2に係る、パルセータの回転方向に応じてノズルの向きが変えられる様子を示す図である。 図11は、変更例3に係る、パルセータの斜視図である。
以下、本発明の洗濯乾燥機の一実施形態である全自動洗濯乾燥機1について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る、全自動洗濯乾燥機1の側面断面図である。
全自動洗濯乾燥機1は、外観を構成する筐体10を備える。筐体10は、上下の面が開放された方形筒状の胴体部11と、胴体部11の上面を覆う上面板12と、胴体部11を支持する脚台13とを含む。上面板12には、洗濯物を投入するための投入口14が形成される。投入口14は、開閉自在な上蓋15により覆われる。
筐体10内には、外槽20が、防振装置を有する4本の吊棒21により弾性的に吊り下げ支持される。外槽20の上面は、外槽カバー22により覆われる。外槽カバー22には、投入口14に対応する位置に、投入口14とほぼ同じ大きさの開口部22aが形成される。開口部22aは、内蓋23により開閉可能に覆われる。
外槽20内には、上面が開放されたほぼ円筒状の洗濯脱水槽24が配される。洗濯脱水槽24の内壁面24aには、全周に亘って多数の脱水孔24bが形成される。洗濯脱水槽24の上部には、バランスリング25が設けられる。洗濯脱水槽24の底部には、パルセータ26が配される。
外槽20の外底部には、洗濯脱水槽24およびパルセータ26を駆動するトルクを発生させる駆動ユニット30が配される。駆動ユニット30は、駆動モータ31と、伝達機構部32とを含む。伝達機構部32は、クラッチ機構を有し、当該クラッチ機構による切替操作により、洗い工程およびすすぎ工程では、駆動モータ31のトルクをパルセータ26のみに伝達してパルセータ26のみを回転させ、脱水工程では、駆動モータ31のトルクをパルセータ26および洗濯脱水槽24に伝達してパルセータ26および洗濯脱水槽24を一体的に回転させる。
外槽20の外底部には、排水口部20aが形成される。排水口部20aには、排水バルブ40が設けられる。排水バルブ40は、排水ホース41に接続される。排水バルブ40が開放されると、洗濯脱水槽24および外槽20に溜められた水が排水ホース41を通じて機外へ排出される。
上面板12の後部には、上面が開口する収容部12aが設けられる。収容部12aの上面は、後カバー16により覆われる。収容部12a内には、洗濯脱水槽24内の洗濯物を乾燥させるための乾燥装置50と外槽20内への給水を行うための給水装置(図示せず)が収容される。
次に、パルセータ26の構成について詳細に説明する。
図2は、本実施の形態に係る、パルセータ26の斜視図である。
パルセータ26は、ほぼ円盤状のベース100と、ベース100の表面に180度の間隔を置いて形成された2枚の羽根部110と、ベース100の外周縁に形成された2つの壁部120とを含む。ベース100は、その表面が中心部101に向かって緩やかに上り傾斜する。
各羽根部110は、ベース100の中心部101から外周縁に亘って放射状に延びる。各羽根部110には、直線的に水平方向に延びる頂上部111の両側に、洗濯物を上方に押し上げるための平坦な傾斜面112が形成される。パルセータ26の回転軸方向Xに垂直な面に対する傾斜面112の傾斜角度αは、たとえば45度とされる。傾斜角度αが小さすぎると、乾燥装置50による乾燥時にパルセータ26が回転したとき、傾斜面112を上った洗濯物を高く上げられなくなる。反対に、傾斜角度αが大きすぎると、パルセータ26が回転したとき、洗濯物が傾斜面112を上りにくくなる。よって、傾斜角度αは、30度から60度の範囲に設定されるとよい。
ベース100および羽根部110の表面には、多数の通水孔130が形成される。通水孔130は、パルセータ26の裏側に水を通す。
壁部120は、ベース100の外周縁に沿うように円弧状に形成される。壁部120は、パルセータ26の回転時、ベース100の表面に載った洗濯物が、遠心力で洗濯脱水槽24の内壁面24a側に移動しようとしたとき、その洗濯物を止めて羽根部110の傾斜面112に向かわせるようにする。これにより、洗濯物が傾斜面112によって良好に跳ね上げられる。
次に、乾燥装置50の構成にいて詳細に説明する。
図3は、本実施の形態に係る、上面板12の収容部12aに乾燥装置50が設置された状態を示す上面板12、外槽カバー22および乾燥装置50の斜視図である。図4(a)は、本実施の形態に係る、上ケーシング203が除かれた状態の乾燥装置50の斜視図であり、図4(b)は、本実施の形態に係る、上ケーシング203と送風機204とが除かれた状態の乾燥装置50の斜視図である。図5(a)および(b)は、それぞれ、本実施の形態に係る、ノズル230の斜視図および側面図である。図6は、本実施の形態に係る、洗濯脱水槽24を上方から見たときのノズル230の吹出口231の方向について説明するため図である。なお、図3では、便宜上、上面板12が透明な状態に描かれている。また、図3、図4(a)、(b)では、便宜上、ノズル230が、実際よりも上面板12の正面方向を向くように描かれている。
乾燥装置50は、温風発生ユニット200と、吸気ダクト210と、排気ダクト220と、ノズル230とを含む。
温風発生ユニット200は、ケーシング201を備える。ケーシング201は、上面が開口する下ケーシング202と、下面が開口する上ケーシング203とを結合することにより形成される。下ケーシング202には、吸込口202aと吐出口202bとが形成される。
ケーシング201に、送風機204と、加熱器205とが備えられる。送風機204は、高風量・高静圧タイプの遠心ファンであり、ファン204aと、ファン204aを回転させるためのファンモータ204bとを含む。ファン204aは、ケーシング201内に吸込口202aと対面するように配置され、ファンモータ204bは、ケーシング201の外天面に配置される。送風機204の最大風量は、たとえば、3m/min程度とされ、最大静圧は、たとえば、11kPa程度とされる。加熱器205は、たとえば、PTCヒータであり、その内部を通過する風を加熱する。加熱器205は、ケーシング201の内部において、送風機204と吐出口202bとの間に配置される。
吸気ダクト210は、水平方向に延び、一端側の上面に排気口211を有し、他端側の下面に吸気口212を有する。排気口211は、ケーシング201の吸込口202aに接続される。
排気ダクト220は、フレキシブルなダクトであり、ゴム等の弾性材料で形成され、中間部分に蛇腹部221を有する。排気ダクト220の上端部222は、ケーシング201の吐出口202bに接続される。図3に示すように、外槽カバー22には、開口部22aの後方に導入口22bが形成され、排気ダクト220の下端部223が吸導入口22bに接続される。
ノズル230は、上部230aが円筒形状であり、下部230bが先細りの形状を有して下斜め方向に延びる。ノズル230の下部230bの先端に、円形の吹出口231が形成される。本実施の形態では、ノズル230の軸線方向Lに対して吹出口230の開口方向Dがなす開口角度βが、たとえば、45度とされる。
ノズル230の上端には円環状のフランジ部232が形成され、フランジ部232に複数の挿通孔233が形成される。ノズル230は、外槽カバー22の導入口22bに下方から取り付けられる。このとき、フランジ部232の挿通孔233を通されたネジ(図示せず)が導入口22bの周囲に止められる。ノズル230が、導入口22bを介して排気ダクト220の下端部223に接続される。
ノズル230が外槽カバー22に取り付けられた状態において、ノズル230の軸線方向Lは、鉛直方向と平行となる、よって、ノズル230の吹出口231は、鉛直方向から開口角度β、たとえば45度を有して斜め下方向を向く。吹出口231の開口角度βが小さすぎると、即ち吹出口231の開口方向Dが真下に近すぎると、吹出口231から吹き出される温風の下方向へ勢いが強くなり過ぎ、洗濯物の上下の動きが悪くなる。一方、吹出口231の開口角度βが大きくなりすぎると、即ち、吹出口231の開口方向Dが水平方向に近すぎると、吹出口231から吹き出される温風の下方向へ勢いが弱くなり過ぎ、後述する洗濯物のしわ伸ばし効果が小さくなる。よって、吹出口231の開口角度βは、30度から60度の範囲に設定されるとよい。
さらに、図6に示すように、ノズル230は、洗濯脱水槽24の上部において、バランスリング25を避けるようにして、洗濯脱水槽24の内壁面24a寄りに配置される。そして、ノズル230の向きは、その吹出口231が、洗濯脱水槽24を上方から見たときにパルセータ26の中心Pに向かない方向に開口するように設定される。即ち、図6の右回り方向をパルセータ26の正転方向Aとし、図6の左回り方向をパルセータ26の逆転方向Bとしたとき、吹出口231は逆転方向B側に向けられる。なお、吹出口231は正転方向A側に向けられてもよい。また、吹出口231の向く先は、図6に斜線の楕円で示すように、パルセータ26の中心Pから半分、即ち、図6に示す1/2Rの長さよりも外周側の領域となる。
次に、全自動洗濯乾燥機1の動作について説明する。
全自動洗濯乾燥機1では、各種運転コースの洗濯運転、洗濯乾燥運転または乾燥運転が行われる。洗濯運転は、洗濯のみを行う運転であり、洗い工程、中間脱水工程、すすぎ工程および最終脱水工程が順番に実行される。洗濯乾燥運転は、洗濯から乾燥までを連続的に行う運転であり、最終脱水工程に続いて乾燥工程が実行される。乾燥運転は、乾燥のみを行う運転であり、乾燥工程のみが実行される。
洗い工程およびすすぎ工程では、洗濯脱水槽24内に水が溜められた状態で、パルセータ26が正転方向Aおよび逆転方向Bに回転する。パルセータ26の回転により洗濯脱水槽24内に水流が発生する。洗い工程では、発生した水流と水に含まれる洗剤とにより洗濯物が洗われる。すすぎ工程では、発生した水流により洗濯物がすすがれる。
中間脱水工程および最終脱水工程では、洗濯脱水槽24およびパルセータ26が一体となって高速回転する。洗濯脱水槽24に発生する遠心力の作用により、洗濯物が脱水される。
乾燥工程では、乾燥装置50において、送風機204および加熱器205が動作する。送風機204のファン204aが回転すると、吸気口212から吸気ダクト210内に外部の空気が取り込まれ、吸気ダクト210を通過した空気が吸込口202a通じてケーシング201内のファン204aに吸い込まれる。ファン204aからは風が送出され、送出された風が加熱器205で加熱されて温風となる。温風は、吐出口202bから排出され、排気ダクト220を通ってノズル230へと至る。そして、温風は、ノズル230の吹出口231から洗濯脱水槽24の底部あって、図6に示すパルセータ26の外周側の領域に向かって勢い良く吹き出す。本実施の形態では、ノズル230の吹出口231から吹き出した直後の温風の流速、即ち初期の流速が、100m/s程度となる。なお、初期の流速は、50m/s以上、好ましくは、80m/s以上とされるとよい。このように、吹出口231から吹き出す温風は、従来の乾燥工程において洗濯脱水槽24内に吹き出す流速20m/s程度の温風よりも大幅に勢いが強いものとなる。
洗濯脱水槽24内では、パルセータ26が正転方向Aの回転と逆転方向Bの回転とを繰り返す。
図7(a)および(b)は、本実施の形態に係る、乾燥工程における洗濯脱水槽24内での洗濯物の動きを模式的に示す図である。図7(a)および(b)では、パルセータ26と、ノズル230と、洗濯物のみが描かれている。
パルセータ26が回転すると、図7(a)のように、洗濯物は、パルセータ26の羽根部110に押されながら、羽根部110の傾斜面112を滑り上がることにより、羽根部110の進行方向の上方に跳ね上げられる。パルセータ26が正転方向Aに回転する場合、ノズル230からの温風が、跳ね上げられた洗濯物が進む方向と反対方向から洗濯物に強く吹き付けられる。図7(b)に示すように、洗濯物には進行方向への加速力と温風の吹付力とが相反する方向に働くため、これらの力によって洗濯物が水平方向に拡げられ、洗濯物のしわが伸ばされる。さらに、洗濯物は、当てられた温風によって乾かされる。パルセータ26による撹拌時、洗濯物は、遠心力によってパルセータ26の外周側に集まりやすいが、ノズル230の吹出口231の向く先がパルセータ26の外周側の領域であるため、外周側で跳ね上げられた洗濯物に温風が当たりやすい。
本実施の形態では、パルセータ26が正転方向Aに回転したときに温風が有効に当たりやすい。よって、乾燥工程では、パルセータ26の正転方向Aへの回転の頻度が増やされると良い。
<実施の形態の効果>
以上、本実施の形態によれば、パルセータ26の傾斜面112の作用によって上方に跳ね上げられた洗濯物にノズル230から温風が強く吹き付けられる構成とされているので、洗濯脱水槽24内で洗濯物が拡がりやすく、乾燥時に洗濯物にしわが発生しにくくなる。
さらに、本実施の形態によれば、ノズル230の吹出口231の向く先がパルセータ26の外周側の領域であるため、パルセータ26が回転したときの遠心力でパルセータ26の外周側に集まり外周側で跳ね上げられた洗濯物に吹出口231からの温風が当たりやすい。これにより、洗濯物のしわの発生がより低減されやすい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
<変更例1>
図8(a)および(b)は、それぞれ、変更例1に係る、ノズル240の斜視図および側面図である。
上記実施の形態のノズル230に替えて、本変更例のノズル240を用いることもできる。本変更例のノズル240は、ノズル240の前方に向って緩やかに湾曲し、その先端部240aが、ノズル240の前側と後側とが傾斜する先細り形状とされる。ノズル240の先端には、ノズル240の左右方向に延びる長方形のスリット状の吹出口241が形成される。本実施の形態のノズル240においても、その吹出口241の開口角度βが、30度から60度の範囲に設定されるとよい。
さらに、ノズル240の上端部には、円環状のフランジ部242が設けられる。ノズル240は、フランジ部242を用いて外槽カバー22に取り付けられる。
<変更例2>
図9は、変更例2に係る、ノズル240と回動機構部250の斜視図である。
乾燥装置50において、ノズル240を、このノズル240の軸線方向Lまわりに回転させる回動機構部250が備えられてもよい。なお、ノズル240に替えてノズル230が用いられてもよい。
回動機構部250は、ノズル240の上端部に、フランジ部242に替えて設けられたノズル側ギア251と、ノズル側ギア251に連結されるモータ側ギア252と、モータ側ギア252を回転させる駆動モータ253と、駆動モータ253が取り付けられるモータ取付部254とで構成される。
駆動モータ253のトルクによりモータ側ギア252が上方から見て右回り方向に回転すると、ノズル側ギア251が上方から見て左回り方向に回転し、ノズル240が左回り方向に回動する。また、駆動モータ253のトルクによりモータ側ギア252が上方から見て左回り方向に回転すると、ノズル側ギア251が上方から見て右回り方向に回転し、ノズル240が右回り方向に回動する。
なお、図9には示されないが、外槽カバー22の導入口22bの周囲に、下方に突出してノズル240の上部の内側に嵌る接続口部が形成され、その接続口部によってノズル240が回転自在に支持されるとよい。また、モータ取付部254は、外槽カバー22に取り付けられるとよい。
図10(a)および(b)は、変更例2に係る、パルセータ26の回転方向に応じてノズル240の向きが変えられる様子を示す図である。
乾燥工程において、図10(a)に示すように、パルセータ26が正転方向Aに回転するとき、回動機構部250は、ノズル240を上方から見て右回り方向に回動させ、吹出口241が逆転方向B側に向くような第1の回動位置にノズル240を位置させる。これにより、パルセータ26の正転方向Aへの回転によって上方且つ正転方向Aに跳ね上げられた洗濯物に吹出口241からの温風が良く当たる。
一方、乾燥工程において、図10(b)に示すように、パルセータ26が逆転方向Bに回転するとき、回動機構部250は、ノズル240を上方から見て左回り方向に回動させ、吹出口241が正転方向A側に向くような第2の回動位置にノズル240を位置させる。これにより、パルセータ26の逆転方向Bへの回転によって上方且つ逆転方向Bに跳ね上げられ洗濯物に吹出口241からの温風が良く当たる。
このように、本変更例の構成によれば、パルセータ26が正転方向Aおよび逆転方向Bのどちらの方向に回転したときにも、パルセータ26で跳ね上げられた洗濯物に良好に吹出口241からの温風を当てることができる。よって、洗濯物のしわ伸ばし効果を高めることができる。
<変更例3>
図11は、変更例3に係る、パルセータ27の斜視図である。
上記実施の形態のパルセータ26に替えて、本変更例のパルセータ27を用いることもできる。
パルセータ27は、ほぼ円盤状のベース300と、ベース300の表面に120度の間隔を置いて形成された3枚の羽根部310とを含む。各羽根部310は、ベース300の中心部301から外周縁に亘って放射状に延びる。各羽根部310には、直線的に水平方向に延びる頂上部311の両側に、洗濯物を上方に押し上げるための平坦な傾斜面312が形成される。パルセータ27の回転軸方向Xに垂直な面に対する傾斜面312の傾斜角度αは、たとえば45度とされる。ベース300および羽根部310の表面には、多数の通水孔320が形成される。通水孔320は、パルセータ27の裏側に水を通す。
なお、上記実施の形態のパルセータ26と同様、3つの羽根部310の傾斜角度αは、30度から60度の範囲に設定されるとよい。
本変更例のパルセータ27を用いた場合でも、上記実施の形態のパルセータ26と同様、乾燥装置50による乾燥の際、洗濯物を良く跳ね上げることができる。
<その他の変更例>
上記実施の形態では、外槽カバー22の開口部22aよりも後側、即ち、洗濯脱水槽24の上部の後側に、乾燥装置50のノズル230が配置された。しかしながら、ノズル230の位置は、これに限定されるものではなく、適宜変更されてよい。たとえば、外槽カバー22の開口部22aより前側にノズル230が配置されてもよい。
また、ノズル230、240やパルセータ26、27以外、種々の形状のノズルやパルセータが用いられてよい。
さらに、送風機204は、遠心ファン以外のファンでもよく、加熱器205は、PTCヒータ以外のヒータでもよい。
さらに、回動機構部250は、上記変更例2のようなギアと駆動モータを用いる機構以外の機構により構成されてもよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 全自動洗濯乾燥機
20 外槽
24 洗濯脱水槽
24a 内壁面
26 パルセータ
50 乾燥装置
112 傾斜面
204 送風機
205 加熱器
230 ノズル
231 吹出口
250 回動機構部

Claims (3)

  1. 筐体内に弾性的に支持された外槽と、
    前記外槽内に回転可能に配置され、洗濯物が収容される洗濯脱水槽と、
    前記洗濯脱水槽内の洗濯物を乾燥させるための乾燥装置と、
    前記洗濯脱水槽の底部に回転可能に配置されたパルセータと、を備え、
    前記乾燥装置は、加熱器と、送風機と、前記加熱器および前記送風機の動作により発生した温風を、上方から前記洗濯脱水槽の底部に向けて吹き出すノズルと、を含み、
    前記パルセータは、円盤状のベースと、前記ベースの表面に形成される羽根部とを有し、
    前記ベースは、当該ベースの表面が中心部に向かって緩やかに上り傾斜し、
    前記羽根部は、前記ベースの中心部から外周縁に亘って延び、洗濯物を上方に押し上げるための平坦な傾斜面が形成され、
    前記ノズルは、前記洗濯脱水槽の内壁面寄りに配置され、前記ノズルの吹出口が、斜め下方向であって前記洗濯脱水槽を上方から見たときに前記パルセータの中心に向かない方向に開口し、
    前記吹出口の向く先は、前記パルセータにおける、当該パルセータの中心から半分よりも外周側の領域である、
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、
    前記ベースの外周縁に、上方に延びる壁部が形成される、
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯乾燥機において、
    前記ノズルを、当該ノズルの軸線方向まわりに回動させる回動機構部を、さらに備え、
    前記パルセータは、前記乾燥装置による乾燥時に正転方向と逆転方向とに回転し、
    前記回動機構部は、
    前記パルセータが正転方向に回転するとき、前記吹出口が逆転方向側に向くような第1の回動位置に前記ノズルを位置させ、
    前記パルセータが逆転方向に回転するとき、前記吹出口が正転方向側に向くような第2の回動位置に前記ノズルを位置させる、
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
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