JP6908916B2 - ヘアーアイロン - Google Patents

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Description

本発明は、髪をカールさせるヘアーアイロンに関する。
湾曲したカール部に髪を巻き付けてカールさせるヘアーアイロンがある。ヘアーアイロンは、カール部を加熱することで、カール部に巻き付けられた髪における毛皮質間の水素結合を切断し、この切断した髪をカール部の曲率に合わせて曲げて、髪をカールさせるものである。近年、このヘアーアイロンに関して鋭意研究されている。
例えば、特許文献1(従来例)には、図10で示すように、本体固定フレーム110の内側に第1のクランプ120(片端にボタン160と支持ロッド121が設けられたもの)と第2のクランプ130(支持ロッド121で動く開閉梃子140が作用するもの)とが開閉可能に取付けられ、ボタン160を押すだけで、開閉梃子140を介して第1のクランプ120と第2のクランプ130が開き、ヘアを挟持することができる美髪器100が開示されている。
実用新案登録第3207160号
しかし、特許文献1の美髪器100は、図10で示すように、第1のクランプ120および第2のクランプ130が形成された本体固定フレーム110の先端側が同じ長さで形成されているため、本体固定フレーム110の一端側でヘアをガイドする際に、本体固定フレーム110の他端側が障害となり、本体固定フレーム110の一端側にヘアを誘導し難い問題があった。また、特許文献1の美髪器100は、基端側を基点にして第1のクランプ120と第2のクランプ130が開くため、第1のクランプ120と第2のクランプ130との基端側が本体固定フレーム110内に完全に格納されず、本体固定フレーム110の内側奥までヘアを挿入し難い問題もあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるものであって、先端が延出した分割カール部で髪をガイドするとともに、可動側加熱部が分割カール部の内側端面まで移動することで、髪を可動側加熱部と固定側加熱部の間へ円滑に挿入することができるヘアーアイロンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、接離方向の移動が禁止された状態で延びるとともに、先端から髪が挿入可能に分割された一対の分割カール部を有し、前記分割カール部の外周に巻き付けてカールさせるヘアーアイロン本体と、前記一対の分割カール部の一方における内側に固定され、前記髪を加熱する固定側加熱部と、前記一対の分割カール部の他方における内側で、前記固定側加熱部に対して接離移動可能に形成され、前記固定側加熱部との間に前記髪を挟持して加熱する可動側加熱部と、接離方向の移動が禁止された前記一対の分割カール部の内側で、前記可動側加熱部の前記固定側加熱部に対する接離移動を操作する操作部と、を備え、前記可動側加熱部が形成された前記一対の分割カール部の他方は、前記固定側加熱部が形成された前記一対の分割カール部の一方よりも先端が延出しており、前記可動側加熱部は、前記操作部の操作により、前記一対の分割カール部の他方における内側端面まで移動可能に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、先端が延出した分割カール部で髪をガイドするとともに、可動側加熱部が分割カール部の内側端面まで移動することで、髪を円滑に一対の分割カール部の間へ挿入することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたヘアーアイロンであって、前記可動側加熱部又は前記固定側加熱部には、さらに、前記一対の分割カール部内に挿入された前記髪を加熱するための熱を発熱する発熱部が形成されており、前記可動側加熱部は、前記操作部を操作しない状態において、前記固定側加熱部に当接することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、操作部を操作しない状態(デフォルト状態)において、可動側加熱部が固定側加熱部に当接することで、発熱部で可動側加熱部又は固定側加熱部のみを加熱すれば、可動側加熱部および固定側加熱部の両方を加熱することができるため、一対の分割カール部の一方にのみ発熱部を設ければ足り、ヘアーアイロン全体の構成を簡略化することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載されたヘアーアイロンであって、前記ヘアーアイロンは、さらに、前記可動側加熱部を挟むように位置し、前記一対の分割カール部内における基端側から先端側へ向けてマイナスイオンを発生する一対のマイナスイオン発生部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、可動側加熱部の両側部において、マイナスイオンを発生させることで、髪を加熱する前後でマイナスイオンを付与して、キューティクルの傷みを抑え髪にツヤと潤いを与えることができる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるものであって、先端が延出した分割カール部で髪をガイドするとともに、可動側加熱部が分割カール部の内側端面まで移動することで、固定側加熱部と可動側加熱部の間に髪を円滑に挿入することができるヘアーアイロンを提供することである。
第1実施例のヘアーアイロンの斜視図である。 図1のヘアーアイロンの側面図である。 図1のヘアーアイロンの正面図である。 図1のヘアーアイロンの展開図である。 図1のA−A線で切断した断面図である。 図1のB−B線で切断した断面図である。 離間位置におけるヘアーアイロンの斜視図である。 図7のC−C線で切断した断面図である。 第1実施例のヘアーアイロンのカール付け作業を示すフローチャートである。 従来例を示す美髪器の断面概略構成図である。
(第1実施例)
以下、図面を参照して、本発明の第1実施例に係るヘアーアイロン1について説明する。
図1は第1実施例のヘアーアイロン1の斜視図であり、図2は図1のヘアーアイロン1の側面図であり、図3は図1のヘアーアイロン1の正面図であり、図4は図1のヘアーアイロン1の展開図であり、図5は図1のA−A線で切断した断面図であり、図6は図1のB−B線で切断した断面図であり、図7は離間位置におけるヘアーアイロン1の斜視図であり、図8は図7のC−C線で切断した断面図である。図5および8においては、ヘアーアイロン1の構成を簡略化するため、電源コード81を省略して図示した。
なお、ヘアーアイロン1の幅方向をX軸、ヘアーアイロン1の厚み方向をY軸、ヘアーアイロン1の長手方向をZ軸とする。
図1乃至3で示すように、引用符号1は、本実施例のヘアーアイロン1である。ヘアーアイロン1は、先端から髪を内部へ挿入可能に形成され、略チューリップ形状をしたヘアーアイロン本体2と、ヘアーアイロン本体2内に固定され、内部へ挿入された髪を加熱する固定側加熱部3と、ヘアーアイロン本体2内において上下動可能に形成され、固定側加熱部3とで髪を挟持して加熱する可動側加熱部4と、可動側加熱部4の上下動を操作する操作部5と、を備える。
また、図1乃至6で示すように、ヘアーアイロン1は、可動側加熱部4の動作状態を表示する表示部6と、施術者から可動側加熱部4の加熱温度等の操作入力を受付ける操作入力部7と、可動側加熱部4、表示部6および後述のマイナスイオン発生部21cなどへ電気を供給する電源供給部8と、操作入力部7の操作入力に基づいて、電源供給部8からの電気を供給し、表示部6、可動側加熱部4および後述のマイナスイオン発生部21cの各種動作を制御する制御部9と、を備える。
図1および2で示すように、ヘアーアイロン本体2は、外周に髪を巻き付けてカールさせるカール部21が先端側に形成されており、施術者が把持する把持部22がカール部21の基端側で一体的に形成されている。
カール部21は、図1乃至4で示すように、先端から髪が挿入可能に上下に分割された上側分割カール部21a(分割カール部)および下側分割カール部21b(分割カール部)と、上側分割カール部21aと下側分割カール部21bとの間において、基端側から先端側へ向けてマイナスイオンを発生する一対のマイナスイオン発生部21cと、を有する。
上側分割カール部21aおよび下側分割カール部21bは、例えば耐熱樹脂材料で形成されており、図3および5で示すように、先端側へ向けて先細となり、断面が半円形状から半楕円形状へ変化したものである。
マイナスイオン発生部21cは、例えば放電によってマイナスイオンを発生させるものであり、グランド電極(不図示)および針電極21dと、それらの電極21dと電気的に接続された高電圧発生回路(不図示)を有する。マイナスイオン発生部21cは、グランド電極を基準とする高電圧を針電極21dへ印加してコロナ放電を行い、多量のマイナスイオンを発生させる。マイナスイオン発生部21cは、図1および3で示すように、上側分割カール部21aと下側分割カール部21bとの分割基部21eにおいて、可動側加熱部4の両側に一対形成されている。
図1乃至4で示すように、把持部22は、上下に分割された上側把持部22aおよび下側把持部22bを有する。上側把持部22aおよび下側把持部22bは、図1、2および4で示すように、例えば樹脂材料で形成されており、基端側を全体として略円環形状をしたものである。下側把持部22bの先端側には、下側分割カール部21bの外周面が一体的に形成されていても良い。
上側把持部22aおよび下側把持部22bの外周面には、図1および2で示すように、基端から先端側へ向けて捻じれるような凹凸面が形成されている。これにより、施術者がカール付けをする際に、把持部22を滑らずに把持することができる。
図1、3および4で示すように、固定側加熱部3は、例えば金属などの熱伝導率の高い材料で形成されたプレート状の上側加熱プレート31と、熱伝導率の低い材料で形成され、上側加熱プレート31の先端側を覆うように保持した上側保持部32とを有する。上側保持部32は、上側分割カール部21aの内側において一体的に固定されている。
図1、3および4で示すように、可動側加熱部4は、操作入力部7の操作入力に応じて発熱し、例えばヒーターなどの発熱部41と、発熱部41の上面に密着し、発熱部41からの熱で加熱されるプレート状の下側加熱プレート42と、下側加熱プレート42とで発熱部41を挟むように保持し、下側分割カール部21bの内側において上下動可能に形成された下側保持部43とを有する。下側加熱プレート42は、例えば金属などの熱伝導率の高い材料で形成されている。下側保持部43は、熱伝導率の低い材料で形成されており、下側加熱プレート42の先端側を覆うように保持している。
図1、4乃至8で示すように、操作部5は、下側保持部43と一体的に形成されており、下側保持部43と同様に熱伝導率の低い材料で形成されている。操作部5は、下側保持部43を上下動させて、可動側加熱部4が固定側加熱部3に当接する当接位置(図1、5および6)から、可動側加熱部4を下側分割カール部21bの内側端面まで下動させて、固定側加熱部3から離間する離間位置(図7および8)まで移動させる。
操作部5の下部には、図4、5および7で示すように、例えばバネなどの弾性部材51が位置しており、操作部5を上方へ付勢し、施術者が操作部5を操作しない状態(デフォルト状態)において、可動側加熱部4を当接位置(図1、図5および6)とする。
表示部6は、図1および4で示すように、例えば上側把持部22aの上面に形成されており、例えばLED、パネルLEDなどである。表示部6は、制御部9からの制御信号に基づいて、点滅表示および常灯表示する。
図1および3で示すように、操作入力部7は、例えば上側把持部22aの上面に形成されており、可動側加熱部4における設定温度の多段階(例えば、140℃、180℃)の入力や電源オフ入力が可能に形成されている。操作入力部7は、施術者からの操作入力に基づいて、設定温度情報や電源オフ情報などを制御部9へ送る。
電源供給部8は、例えばバッテリーなどであり、マイナスイオン発生部21c、発熱部41、表示部6、操作入力部7および制御部9などへ通電する。電源供給部8は、電源コード81などを介して電気を充電できるように形成されている。
図4および5で示すように、制御部9は、例えばCPU(Central Processing Unit)などを搭載した制御基板などであり、マイナスイオン発生部21c、発熱部41、表示部6、操作入力部7および電源供給部8などと電気的に接続されている。制御部9は、操作入力部7からの設定温度情報および電源オフ情報などに基づいて、電源供給部8からマイナスイオン発生部21c、発熱部41および表示部6へ通電し、マイナスイオン発生部21c、発熱部41および表示部6の各種動作を制御する。
制御部9は、発熱部41が設定温度に達する前においては、表示部6を点灯表示させ、発熱部41が設定温度に達した後は表示部6を常灯表示させる。これにより、施術者は、発熱部41が設定温度に達したことを簡単に把握することができる。
また、制御部9は、操作入力部7から設定温度情報を取得すると、設定温度情報を取得してからの時間(以下、計測時間という。)を計測する。制御部9は、計測時間が所定時間(例えば30分間)を越えたと判定すると、マイナスイオン発生部21cおよび発熱部41の動作を停止させる。この構成により、施術者によるマイナスイオン発生部21cおよび発熱部41の消し忘れを確実に防止することができる。
本実施例のヘアーアイロン1は、髪に熱を与える上側加熱プレート31と下側加熱プレート42を上側保持部32と下側保持部43(上側分割カール部21aと下側分割カール部21bにおけるそれぞれの内側に保持されたもの)で保持することで、施術者が直接的に高温になる上側加熱プレート31又は下側加熱プレート42に触れて、火傷することを防止することができる。
特に、本実施例のヘアーアイロン1は、高温となる上側加熱プレート31および下側加熱プレート42の先端側がそれぞれ上側保持部32および下側保持部43で覆われていることで、上側分割カール部21aと下側分割カール部21bとの間に施術者が指を挿入した場合においても、施術者が火傷することを防止することができる。
本実施例のヘアーアイロン1は、上側分割カール部21aおよび下側分割カール部21bが、先端側へ向けて先細となり、断面が半円形状から半楕円形状に変化することで、上側分割カール部21aおよび下側分割カール部21bの外周面に巻き付けた髪を簡単に先端側から抜き出すことができる。
また、本実施例のヘアーアイロン1は、発熱部41の設定温度を多段階に入力可能に形成することで、施術者の髪型に合わせて発熱部41の発熱温度を設定でき、所望の髪型にすることができる。
さらに、本実施例のヘアーアイロン1は、施術者が操作部5を操作しない状態(デフォルト状態)において、可動側加熱部4が固定側加熱部3へ当接する当接位置(図1、5および6)となることで、発熱部41で加熱された可動側加熱部4の熱を固定側加熱部3へ伝達することができる。
すなわち、本実施例のヘアーアイロン1は、施術者が操作部5を操作しない状態(デフォルト状態)において、固定側加熱部3が可動側加熱部4と当接し、可動側加熱部4により固定側加熱部3も加熱することができるため、可動側加熱部4側にのみ発熱部41を設けるだけで済み、ヘアーアイロン1全体の構成を簡略化することができる。
次に、本実施例のヘアーアイロン1を用いた髪のカール付け作業について説明する。初期条件として電源供給部8には、電源コード81を介して電気が供給されているものとする。
図9は第1実施例のヘアーアイロン1のカール付け作業を示すフローチャートである。
図9で示すように、施術者は、操作入力部7を操作して設定温度を入力する(STEP11、STEP12)。操作入力部7に設定温度が入力されると、制御部9は、操作入力部7から設定温度情報を取得し、電源供給部8から発熱部41およびマイナスイオン発生部21cへ通電して、発熱部41を発熱させるとともにマイナスイオン発生部21cからマイナスイオンを発生させる(STEP13)。制御部9は、発熱部41が設定温度に達するまでは表示部6を点灯表示させ、発熱部41が設定温度に達した後は表示部6を常灯表示させる。
施術者は、表示部6が常灯表示になったことを確認すると、操作部5を押圧して、可動側加熱部4を下側分割カール部21bの内側端面まで下動させて離間位置(図7および8)へ移動させる。可動側加熱部4が離間位置まで移動した後に、施術者は、上側分割カール部21aと下側分割カール部21bの間に髪を挿入する(STEP14)。
本実施例のヘアーアイロン1は、上側分割カール部21aと下側分割カール部21bとの間へ髪を挿入する際に、上側分割カール部21aの先端よりも前方に延出にした下側分割カール部21bで髪をガイドすることで、円滑に上側分割カール部21aと下側分割カール部21bの間へ髪を挿入させることができる。
特に、この髪を挿入する際に、可動側加熱部4が下側分割カール部21bの内側端面まで下動することで、髪を下側分割カール部21bでガイドする際に可動側加熱部4が障害とならず、より円滑に上側分割カール部21aと下側分割カール部21bの間の奥へ髪を挿入することができる。
施術者は、上側分割カール部21aと下側分割カール部21bの間に髪を挿入すると、操作部5から指を離して、固定側加熱部3と可動側加熱部4とで髪を挟持する(STEP15)。より具体的には、施術者が操作部5から指を離すと、可動側加熱部4が弾性部材51で上方へ付勢されて、固定側加熱部3に当接し(可動側加熱部4が当接位置(図1、5および6)へ移動し)、固定側加熱部3とで髪を挟持する。
固定側加熱部3と可動側加熱部4とで髪が挟持されると、施術者は、ヘアーアイロン本体2を周方向へ回転させて、髪を上側分割カール部21a又は下側分割カール部21bの外周面に巻き付けて、数秒間キープする(STEP17)。この際、固定側加熱部3および可動側加熱部4からの熱が髪へ付与されて、髪における毛皮質間の水素結合が切断される。
施術者は、上側分割カール部21a又は下側分割カール部21bを外周面に巻き付けた状態で数秒間キープした後に、毛先へヘアーアイロン1を滑らせて髪のカール付けを行う。ヘアーアイロン1を毛先へ滑らせることで、熱により水素結合が切断された髪が上側分割カール部21a又は下側分割カール部21bの外周面を通過し、曲げられながら冷却されて、髪がカール付けされる。
この構成により、本実施例のヘアーアイロン1は、上側分割カール部21aおよび下側分割カール部21bの曲率に合わせて、髪を簡単にカール付けすることができる。
また、このカール付けする際には、一対のマイナスイオン発生部21cから髪へマイナスイオンが付与される。より具体的には、一対のマイナスイオン発生部21cから、固定側加熱部3と可動側加熱部4とで髪が加熱する前と加熱された後の両方において、髪へマイナスイオンが付与される。
この構成により、固定側加熱部3と可動側加熱部4で加熱する前後において、マイナスイオンを髪へ付与することで、髪への熱の付与の前後の両方において、プラスに帯電した髪へマイナスイオンを付与して中和して、髪のキューティクルの傷付きを防止することができる。また、一対のマイナスイオン発生部21cにより髪へマイナスイオンを十分に付与することで、髪へツヤや潤いを与えることもできる。
施術者は、上記カール付け作業(STEP14乃至STEP18)を繰り返して、髪を所望の髪型にセットする(STEP19)。施術者は、髪を所望の髪型にセットすると、操作入力部7で電源オフを入力し、カール付け作業を終了する(STEP20、STEP21)。制御部9は、操作入力部7から電源オフ情報を取得すると、発熱部41およびマイナスイオン発生部21cへの通電をオフさせ、表示部6を消灯させる。
本実施例のヘアーアイロン1は、操作入力部7で設定温度を入力してから電源オフするまでの間、一対のマイナスイオン発生部21cからマイナスイオンを常時発生させることで、発熱部41が設定温度に達する前の状態においてヘアーアイロン1を使用してカール付けを行った場合でも、髪へマイナスイオンが付与され、髪のキューティクルが傷つきを防止することができる。
本実施例のヘアーアイロン1は、ヘアーアイロン本体2内に位置する可動側加熱部4と固定側加熱部3とで髪を挟持して、上側分割カール部21a又は下側分割カール部21bに巻き付けるため、特に上側分割カール部21aおよび下側分割カール部21bの外周面に髪を押え付けるクリップなどを必要とせず、上側分割カール部21a又は下側分割カール部21bの外周面に押え付けて、髪に折れ跡を付きにくくすることができる。
本実施例のヘアーアイロン1は、操作部5の操作により可動側加熱部4のみを上下動させて、固定側加熱部3と可動側加熱部4とで髪の挟持又は取外しを行うため、固定側加熱部3および可動側加熱部4の両方を上下動させる構成(従来例の美髪器100における支持ロッド121や開閉梃子140のような構成)を必要とせず、ヘアーアイロン1全体の装置構成を簡略化することができる。
また、本実施例のヘアーアイロン1は、固定側加熱部3と可動側加熱部4の挟持をプレート状の上側加熱プレート31と下側加熱プレート42により行うことで、単に髪を挟んで毛先方向へ滑らせれば、髪をストレートにすることもできる。すなわち、本実施例のヘアーアイロン1は、髪をカール付け又はストレートの両方に形成することができる。
さらに、本実施例のヘアーアイロン1は、操作部5と可動側加熱部4を一体的に形成して、操作部5の下動を直接的に可動側加熱部4に伝達することで、可動側加熱部4の移動量を大きくし、確実に可動側加熱部4を下側分割カール部21bの端面内側まで移動させることができる。
(他の実施例)
第1実施例のヘアーアイロン1において、下側分割カール部21bに可動側加熱部4が形成されるものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、上側分割カール部21aに可動側加熱部4が形成されるものとしても良い。例えば、操作部5を上側保持部32と一体的に形成するとともに、下側分割カール部21bに固定側加熱部3を形成するものとしても良い。
第1実施例のヘアーアイロン1において、可動側加熱部4にのみ発熱部41を設ける構成として説明したが、特にこれに限られるものではなく、固定側加熱部3にのみ、または可動側加熱部4および固定側加熱部3の両方に発熱部41を設ける構成としても良い。
第1実施例のヘアーアイロン1において、カール部21における分割基部21eにおいて一対のマイナスイオン発生部21cが形成されているものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、上側分割カール部21aと下側分割カール部21bの間にマイナスイオンを発生することができる構成であれば良い。
すなわち、カール部21における分割基部21eから先端側における上側分割カール部21aと下側分割カール部21bの間のいずれかに少なくとも1つマイナスイオン発生部21cが形成されていれば良い。
第1実施例のヘアーアイロン1において、操作部5は、下側保持部43に一体的に形成されているものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、操作部5の操作に応じて、下側保持部43が上下動する構成であれば、操作部5と下側保持部43を別々の部品により構成しても良い。
第1実施例のヘアーアイロン1において、マイナスイオン発生部21cをグランド電極を基準とする高電圧を針電極21dへ印加してコロナ放電を行うことで、マイナスイオンを発生するものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、マイナスイオンを発生することができる装置であれば良い。
第1実施例のヘアーアイロン1において、上側加熱プレート31および下側加熱プレート42のそれぞれの先端が、上側保持部32および下側保持部43で覆われているものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、上側分割カール部21aと下側分割カール部21bの間隔を指が挿入することができない間隔で形成されていれば、特に上側保持部32および下側保持部43で上側加熱プレート31および下側加熱プレート42の先端を覆う構成としなくても良い。
また、第1実施例のヘアーアイロン1において、把持部22を上側把持部22aと下側把持部22bとに分割されたものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、上側把持部22aと下側把持部22bが一体的に形成されているものとしても良い。
さらに、第1実施例のヘアーアイロン1において、上側分割カール部21aおよび下側分割カール部21bの形状を先端側へ向けて先細となり、断面が半円形状から半楕円形状へ変化するものとして説明したが、特にこれに限られるものではなく、上側分割カール部21zおよび下側分割カール部21bの外周面に髪を巻き付けて、カール付けすることができる形状であれば良い。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく。他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替及び改質は、すべて本発明の範囲内のものである。
1…ヘアーアイロン
2…ヘアーアイロン本体
21…カール部 21a…上側分割カール部(分割カール部) 21b…下側分割カール部(分割カール部) 21c…マイナスイオン発生部 21d…針電極 21e…分割基部 22…把持部 22a…上側把持部 22b…下側把持部
3…固定側加熱部
31…上側加熱プレート 32…上側保持部
4…可動側加熱部
41…発熱部 42…下側加熱プレート 43…下側保持部
5…操作部 51…弾性部材
6…表示部
7…操作入力部
8…電源供給部 81…電源コード
9…制御部

Claims (3)

  1. 接離方向の移動が禁止された状態で延びるとともに、先端から髪が挿入可能に分割された一対の分割カール部を有し、前記分割カール部の外周に巻き付けてカールさせるヘアーアイロン本体と、
    前記一対の分割カール部の一方における内側に固定され、前記髪を加熱する固定側加熱部と、
    前記一対の分割カール部の他方における内側で、前記固定側加熱部に対して接離移動可能に形成され、前記固定側加熱部との間に前記髪を挟持して加熱する可動側加熱部と、
    接離方向の移動が禁止された前記一対の分割カール部の内側で、前記可動側加熱部の前記固定側加熱部に対する接離移動を操作する操作部と、を備え、
    前記可動側加熱部が形成された前記一対の分割カール部の他方は、前記固定側加熱部が形成された前記一対の分割カール部の一方よりも先端が延出しており、
    前記可動側加熱部は、前記操作部の操作により、前記一対の分割カール部の他方における内側端面まで移動可能に形成されていることを特徴とするヘアーアイロン。
  2. 前記可動側加熱部又は前記固定側加熱部には、さらに、
    前記一対の分割カール部内に挿入された前記髪を加熱するための熱を発熱する発熱部が形成されており、
    前記可動側加熱部は、前記操作部を操作しない状態において、前記固定側加熱部に当接することを特徴とする請求項1に記載のヘアーアイロン。
  3. 前記ヘアーアイロンは、さらに、
    前記可動側加熱部を挟むように位置し、前記一対の分割カール部内における基端側から先端側へ向けてマイナスイオンを発生する一対のマイナスイオン発生部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヘアーアイロン。
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