JP6907829B2 - 画像形成装置、色管理制御プログラム並びに色管理制御方法 - Google Patents

画像形成装置、色管理制御プログラム並びに色管理制御方法 Download PDF

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本発明は、画像形成装置、色管理制御プログラム及び色管理制御方法に関し、特に、インラインスキャナとインライン測色計とを備える画像形成装置、色管理を制御する色管理制御プログラム及び色管理制御方法に関する。
インラインスキャナとインライン測色計とを備える画像形成装置において、用紙上のカラーパッチをインライン分光測色計にて測定した結果に基づいて、インラインスキャナの読取値を校正するものが開発されている。すなわち、インラインスキャナの読取情報(RGB値等)からインライン分光測色計の読取情報(XYZ値、L*a*b*値等の色彩値)に相当する値を推定することが可能となる。
このようなカラーパッチの測定を行う装置として、例えば、下記特許文献1には、主走査方向における一部の領域のみを読み取る測色計と、主走査方向における画像形成幅に亘って読み取るラインセンサと、により、同一用紙の同一面内に形成された複数のカラーパッチを共通に読み取り、共通に読み取られたカラーパッチの読取情報に基づいて、ラインセンサの読取情報から測色計の読取情報に相当する値を推定する画像形成装置が開示されている。このようなインラインのスキャナと測色計とを併用することにより、用紙の使用量を増やすことなく、リアルタイムで精度の高い測定を行うことができる。
特開2015−226128号公報
ここで、インラインスキャナとインライン測色計の読取情報の関係は紙白や反射率によって変動する。従って、精度良く読取情報(XYZ値、L*a*b*値等の色彩値)に相当する値を推定するためには、測定器間の測定特性を補正するためのプロファイル(測定特性補正プロファイルと呼ぶ。)を作成して読取情報を推定する必要がある。
しかしながら、測定特性補正プロファイルを作成するために、上述した色補正用のパッチ(色補正パッチと呼ぶ。)の出力/測定に加え、測定器間の測定特性を補正するためのパッチ(特性補正パッチと呼ぶ。)の出力/測定を行って、測定特性補正プロファイルを作成したり、作成した測定特性補正プロファイルを補正したりしなければならないため、特性補正パッチの出力/測定にコストと時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、特性補正パッチの出力/測定にかかるコストと時間を削減して、適切に色管理を行うことができる画像形成装置、色管理制御プログラム及び色管理制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、用紙に画像を印刷する印刷部と、前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、を有する画像形成装置において、前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成部と、前記印刷部が前記用紙に前記チャート画像を印刷し、前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得部と、前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正部と、補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出部と、測定条件及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定部と、を備え、前記再利用判定部が、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定した場合は、前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、前記画像生成部は、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出部は、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正することを特徴とする。
本発明の一側面は、用紙に画像を印刷する印刷部と、前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、制御部と、を有する画像形成装置で動作する色管理制御プログラムであって、前記制御部に、前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成処理、前記印刷部が前記用紙に前記チャート画像を印刷し、前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得処理、前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正処理、補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出処理、測定条件及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定処理、を実行させ、前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定した場合は、前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、前記画像生成処理では、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出処理では、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正することを特徴とする。
本発明の一側面は、用紙に画像を印刷する印刷部と、前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、を有する画像形成装置における色管理制御方法であって、前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成処理と、前記用紙に前記チャート画像を印刷する印刷処理と、前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得処理と、前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正処理と、補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出処理と、測定条件及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定処理と、を実行し、前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定した場合は、前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、前記画像生成処理では、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出処理では、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正することを特徴とする。
本発明の画像形成装置、色管理制御プログラム及び色管理制御方法によれば、特性補正パッチの出力/測定にかかるコストと時間を削減して、適切に色管理を行うことができる。
その理由は、用紙の全面を測定可能なスキャナと用紙の一部を測定可能な測色計とを備える画像形成装置に、用紙の一部を除く全面に色補正パッチを配置し、用紙の一部に特性補正パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成部と、スキャナ及び測色計がチャート画像の各パッチを測定した測定値を取得する測定値取得部と、スキャナ及び測色計が特性補正パッチを測定した測定値に基づいて測定特性補正プロファイルを補正するプロファイル補正部と、補正した測定特性補正プロファイルを使用して、スキャナが色補正パッチを測定した測定値を補正する測定値算出部と、測定条件、測色計が特性補正パッチを測定した測定値、測定特性補正プロファイルを保存し、以降の測定時に、測定条件や特性補正パッチの測定値に基づいて、保存した測定特性補正プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定部と、を設け、再利用判定部が、測定特性補正プロファイルの再利用が可能と判定した場合は、特性補正パッチの出力/測定及び測定特性補正プロファイルの補正を省略するように制御するからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置(インラインスキャナ及びインライン測色計を含む場合)の構成例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置(インラインスキャナ及びインライン測色計を含む場合)の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る色管理制御方法で使用するテーブル(履歴テーブル)の一例である。 本発明の一実施例に係る色管理制御方法で使用するテーブル(判定基準・優先順位テーブル)の一例である。 本発明の一実施例に係る色管理制御方法で使用するテーブル(判定方法テーブル)の一例である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(特性補正パッチの実測を省略する場合のジョブ処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(特性補正パッチの実測を行う場合のジョブ処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置における出力例(特性補正パッチを出力する場合)を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置における出力例(特性補正パッチの出力を省略する場合)を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置における出力例(特性補正パッチの一部を出力する場合)を示す模式図である。 スキャナで測定する色補正パッチの出力例である。 インライン測色計で測定する色補正パッチの出力例である。 ハイブリッド測定における色補正パッチと特性補正パッチの出力例である。
背景技術で示したように、インラインスキャナとインライン測色計とを備える画像形成装置において、用紙上のカラーパッチをインライン分光測色計にて測定した結果に基づいて、インラインスキャナの読取値を校正するものが開発されている。すなわち、インラインスキャナの読取情報(RGB値等)からインライン分光測色計の読取情報(XYZ値、L*a*b*値等の色彩値)に相当する値を推定することが可能となる。
ここで、インラインスキャナとインライン測色計の読取情報の関係は紙白や反射率によって変動するため、精度良く読取情報(XYZ値、L*a*b*値等の色彩値)に相当する値を推定するためには、測定器間の測定特性を補正するためのプロファイル(測定特性補正プロファイルと呼ぶ。)を作成して読取情報を推定する必要がある。しかしながら、測定特性補正プロファイルを作成するために、色補正パッチの出力/測定に加え、特性補正パッチの出力/測定を行い、測定特性補正プロファイルを作成/補正しなければならないため、特性補正パッチの出力/測定にコストと時間がかかる。
具体的には、インラインスキャナは、図13に示すような用紙の全面に色補正パッチを配置したチャートを読み取ることができ、インライン測色計は、図14に示すような用紙の一部(例えば、主走査方向の中央部)に色補正パッチを配置したチャートを読み取ることができる。そこで、ハイブリッド測定では、図15に示すように、用紙の一部に特性補正パッチを配置し、上記用紙の一部を除く全面に色補正パッチを配置したチャートを用いて各パッチを読み取るが、特性補正パッチの出力/測定により、トナーや用紙の使用量や測定時間が増加する。
そこで、本発明の一実施の形態では、ハイブリッド測定時に測定特性の補正履歴(測定条件、特性補正パッチの測定値、測定特性補正プロファイル)を保存しておき、測定条件や特性補正パッチの測定値の変化が予め定めた基準値以内であれば、保存した測定特性補正プロファイルを利用することによって、特性補正パッチの出力/測定に要するトナー、用紙、時間を節約する。
具体的には、用紙に画像を印刷する印刷部と用紙の全面を測定可能なスキャナと用紙の一部を測定可能な測色計とを備える画像形成装置に、用紙の一部を除く全面に色補正パッチを配置し、用紙の一部に特性補正パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成部と、スキャナ及び測色計がチャート画像の各パッチを測定した測定値を取得する測定値取得部と、スキャナ及び測色計が特性補正パッチを測定した測定値に基づいて測定特性補正プロファイルを補正するプロファイル補正部と、補正した測定特性補正プロファイルを使用して、スキャナが色補正パッチを測定した測定値を補正する測定値算出部と、測定条件及び測定特性補正プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定する再利用判定部と、を設け、再利用判定部が、保存した測定特性補正プロファイルが再利用可能であると判定した場合は、特性補正パッチの印刷及び測定と測定特性補正プロファイルの補正とを省略し、画像生成部は、用紙の全面に色補正パッチを配置したチャート画像を生成し、測定値算出部は、保存した測定特性補正プロファイルを使用して、スキャナが色補正パッチを測定した測定値を補正するように制御する。
また、用紙に画像を印刷する印刷部と用紙の全面を測定可能なスキャナと用紙の一部を測定可能な測色計とを備える画像形成装置に、用紙の一部を除く全面に色補正パッチを配置し、用紙の一部に特性補正パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成部と、スキャナ及び測色計がチャート画像の各パッチを測定した測定値を取得する測定値取得部と、スキャナ及び測色計が特性補正パッチを測定した測定値に基づいて測定特性補正プロファイルを補正するプロファイル補正部と、補正した測定特性補正プロファイルを使用して、スキャナが色補正パッチを測定した測定値を補正する測定値算出部と、測色計が特性補正パッチを測定した測定値及び測定特性補正プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した測定特性補正プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定部と、を設け、画像生成部は、一部の特性補正パッチを配置したチャート画像を生成し、測定値取得部は、測色計が一部の特性補正パッチを測定した測定値を取得し、再利用判定部は、保存した測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定し、再利用判定部が、保存した測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定している間は、残りの特性補正パッチの印刷及び測定と測定特性補正プロファイルの補正とを保留する。そして、再利用判定部が、測定特性補正プロファイルが再利用できない(測定特性補正プロファイルの補正が必要)と判定した場合は、画像生成部は、色補正パッチ及び残りの特性補正パッチを配置したチャート画像を生成し、測定値取得部は、スキャナ及び測色計がチャート画像の各パッチを測定した測定値を取得し、プロファイル補正部は、測定特性補正プロファイルを補正する。また、再利用判定部が、測定特性補正プロファイルが再利用可能(測定特性補正プロファイルの補正が不要)と判定した場合は、残りの特性補正パッチの印刷及び測定と測定特性補正プロファイルの補正とを省略し、画像生成部は、用紙の全面に色補正パッチを配置したチャート画像を生成し、測定値算出部は、保存した測定特性補正プロファイルを使用して、スキャナが色補正パッチを測定した測定値を補正するように制御する。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置、色管理制御プログラム及び色管理制御方法について、図1乃至図12を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例の印刷システムの構成例を示す模式図であり、図3及び図4は、本実施例の画像形成装置(インラインスキャナ及びインライン測色計を含む場合)の構成を示す模式図及びブロック図である。また、図5乃至図7は、本実施例の色管理制御方法で使用するテーブルの一例であり、図8及び図9は、本実施例の画像形成装置(インラインスキャナ及びインライン測色計を含む場合)の動作を示すフローチャート図である。また、図10乃至図12は、本実施例の画像形成装置における出力例を示す模式図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システム10は、印刷ジョブを送信可能なクライアント端末20(ここではクライアント端末A、B)、印刷ジョブに基づいて画像を形成可能な画像形成装置30(ここでは画像形成装置A、B)と、必要に応じて設けられるサーバ40などで構成される。これらはイーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク50を介して接続されている。なお、通信ネットワーク50に接続される機器の種類及び台数は、図1に示す例に限定されない。また、図2に示すように、画像形成装置30を制御するコントローラ60を、画像形成装置30とは別に設けてもよい。
クライアント端末20は、プログラムに従って、各部の制御や各種の演算処理(例えば、原稿データ作成、原稿データ等をページ記述言語に変換する処理、印刷ジョブ生成、印刷ジョブ送信等)を実行できる。また、クライアント端末20には、作成された原稿データについて印刷設定等を行うためのプリンタドライバがインストールされており、ユーザは、プリンタドライバを介して画像形成を行うための原稿データを選択したり、当該原稿データについて印刷設定(後処理の設定を含む。)を指定したりすることができる。選択された原稿データは、ユーザにより指定された印刷設定と共に、画像形成装置30が解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータに変換される。この印刷指示毎に変換及び生成されるPDLデータが印刷ジョブとなる。なお、PDLの例としては、例えば、PS(Post Script(登録商標))、XPS(XML Paper Specification)等がある。
画像形成装置30は、MFP(Multi-Functional Peripherals)などであり、印刷ジョブをラスタデータに変換し、作像プロセスを用いて用紙上に画像を印刷し、印刷した画像をインラインで測色する。なお、印刷システム10に含まれる複数の画像形成装置30は群で管理可能であり、同じ群に属する画像形成装置30を本実施例の色管理制御の対象とすることができる。すなわち、ある画像形成装置30が、後述する過去の測定時の測定条件、過去の特性補正パッチの測定結果、過去の測定特性補正プロファイルなどをサーバ40に保存した場合は、同じ群に属する他の画像形成装置30は、これらの情報をサーバ40から取得して、本実施例の色管理制御方法を実行することができる。
図3は、画像形成装置30の構成を示す模式図であり、本実施例の画像形成装置30には、スキャナ(インラインスキャナ38a)と測色計(インライン測色計38b)とが内蔵されている。この画像形成装置30は、図4(a)に示すように、CPU(Central Processing Unit)31、メモリ32、記憶部33、センサ部34、ネットワークI/F部35、表示操作部36、印刷部37、測定部38、処理部39などで構成される。
CPU31は、プログラムに従って、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。例えば、CPU31は、印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタデータに変換するRIP(Raster Image Processing)処理(ラスタライズ処理)を実行する。画像形成装置30の各機能は、対応するプログラムをCPU31が実行することによって発揮される。CPU31は、CPU31自身が複数の処理を同時に実行できるように、マルチコアで構成されていてもよい。
メモリ32は、各種プログラムや各種データを記憶するためのROM(Read Only Memory)、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM(Random Access Memory)などで構成される。メモリ32は、例えば、CPU31がプログラムに従って、各部の制御や各種の演算処理を行う結果を記憶する。
記憶部33は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや各種データを格納する。原稿データについてのオブジェクトの種類、数、解像度、データ容量、フォントタイプ、RIP処理後のデータ容量などが記憶される。本実施例では、更に、後述する過去の測定時の測定条件(用紙の特性、設置場所の環境、装置の経時変化など)、過去の特性補正パッチの測定結果、過去の測定特性補正プロファイルなどが記憶される。
上述したCPU31とメモリ32と必要に応じて記憶部33とで制御部が構成される。
センサ部34は、温度センサや湿度センサなどで構成され、画像形成装置30の温度や湿度などを取得する。
ネットワークI/F部35は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、クライアント端末20から印刷ジョブを受信したり、サーバ40から各種データを受信したりする。ネットワークI/F部35は、通信ネットワーク50上の外部機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインターフェース、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等のシリアルインターフェース、SCSI(Small Computer System Interface)、IEEE1284等のパラレルインターフェース、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF(Radio Frequency)、IrDA(Infrared Data Association)等の無線通信インターフェース等を利用することができる。
表示操作部36は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示部と、表示部上に透明電極が格子状に配置されたタッチセンサ、テンキー、ハードスイッチなどの操作部とで構成され、ユーザによる各種設定の入力及び各種情報の表示を可能にする。上記表示操作部36は、表示部と操作部とが一体となった装置(例えば、タッチパネル)としてもよいし、表示部と操作部とを別々に設けてもよい。
印刷部(印刷エンジン)37は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、ネットワークI/F部35を介して受信した原稿データや、画像形成装置間のI/Fを介して後述する処理部39から受信した画像データに基づく画像を用紙上に形成する。具体的には、印刷部37は、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから用紙に2次転写し、更に定着装置で用紙上のトナー像を定着させる処理を行う。
測定部38は、用紙上に印刷した画像をインラインで測定する測定器(用紙の全面を測定可能なインラインスキャナ38aや用紙の一部を測定可能なインライン測色計38bなど)で構成される。
インラインスキャナ38aは、例えば、RGBの3種類のセンサが主走査方向に配列されたラインセンサなどで構成され、RGBの各センサが測定して得たRGB値を出力する。
インライン測色計38bは、例えば、外部の測色計と同様に、光の波長ごとに計測可能なスペクトル方式の測色計(分光測色計)であり、外部の測色計と同様な精度で測色値(L*a*b*値、XYZ値など)を出力する。
処理部39は、上記測定部38から取得した測定値に基づいて色変換や色補正などの色管理を行う。この処理部39は、画像生成部39a、測定値取得部39b、プロファイル補正部39c、測定値算出部39d、再利用判定部39eなどを含む。
画像生成部39aは、印刷部37が用紙に形成するための画像を生成する。本実施例では、特に、色補正のための色補正パッチ、測定器間の測定特性を補正するための特性補正パッチなどを配置したチャート画像を生成する。
測定値取得部39bは、測定部38が、印刷部37が印刷したチャート画像の各パッチを測定した測定値(インラインスキャナ38aが測定したRGB値、及び、インライン測色計38bが測定した測色値)を取得する。
プロファイル補正部39cは、インライン測色計38bが特性補正パッチを測定した測定値に基づいて、測定器間の測定特性を補正するための測定特性補正プロファイルを補正する。
測定値算出部39dは、補正した測定特性補正プロファイルを使用して、インラインスキャナ38a、若しくは、インラインスキャナ38a及びインライン測色計38bが色補正パッチを測定した測定値を補正する。
再利用判定部39eは、過去の測定時の測定条件(用紙の特性、設置場所の環境、装置の経時変化など)、過去の特性補正パッチの測定結果、過去の測定特性補正プロファイルを記憶部33やサーバ40などに保存すると共に、現在の測定時と過去の測定時とで測定条件や特性補正パッチの測定結果を比較することによって、測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定する。
具体的には、測定条件に基づいて、測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定する場合は、過去及び今回の測定における用紙の特性及び環境条件(温度、湿度、測定日など)を比較して、用紙の特性及び環境条件の差異が予め定めた閾値以内であれば、過去の測定特性補正プロファイルが再利用可能であると判定する。また、特性補正パッチの測定結果に基づいて、測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定する場合は、過去及び今回の測定における特性補正パッチの測定結果及び必要に応じて用紙の特性を比較して、測定結果及び必要に応じて用紙の特性の差異が予め定めた閾値以内であれば、過去の測定特性補正プロファイルが再利用可能であると判定する。
そして、測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかの判定に際して、処理部39の各部は以下のように動作する。
例えば、再利用判定部39eが、測定条件に基づいて、過去の測定特性補正プロファイルが再利用可能であると判定した場合は、印刷部37による特性補正パッチの印刷、インライン測色計38bによる特性補正パッチの測定、及び、プロファイル補正部39cによる特性補正パッチの測定値に基づく測定特性補正プロファイルの補正を省略し、画像生成部39aは、用紙の全面に色補正パッチを配置したチャート画像を生成し、測定値算出部39dは、過去の測定特性補正プロファイルを使用して、インラインスキャナ38aが色補正パッチを測定した測定値を補正する。
また、画像生成部39aは、色補正パッチ及び一部の特性補正パッチを配置したチャート画像を生成し、測定値取得部39bは、インライン測色計38bが一部の特性補正パッチを測定した測定値を取得し、再利用判定部39eは、特性補正パッチの測定値(必要に応じて、用紙の特性)に基づいて、過去の測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定し、再利用判定部39eが、過去の測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定している間は、印刷部37による残りの特性補正パッチの印刷、インライン測色計38bによる残りの特性補正パッチの測定、及び、プロファイル補正部39cによる特性補正パッチの測定値に基づく測定特性補正プロファイルの補正を保留する。そして、再利用判定部39eが、過去の測定特性補正プロファイルが再利用できないと判定した場合(測定特性補正プロファイルの補正が必要と判定した場合)は、画像生成部39aは、色補正パッチ及び残りの特性補正パッチを配置したチャート画像を生成し、測定値取得部39bは、インラインスキャナ38a及びインライン測色計38bがチャート画像の各パッチを測定した測定値を取得し、プロファイル補正部39cは、測定特性補正プロファイルを補正する。また、再利用判定部39eが、過去の測定特性補正プロファイルが再利用可能であると判定した場合(測定特性補正プロファイルの補正が不要と判定した場合)は、印刷部37による残りの特性補正パッチの印刷、インライン測色計38bによる残りの特性補正パッチの測定、及び、プロファイル補正部39cによる特性補正パッチの測定値に基づく測定特性補正プロファイルの補正を省略し、画像生成部39aは、用紙の全面に色補正パッチを配置したチャート画像を生成し、測定値算出部39dは、過去の測定特性補正プロファイルを使用して、インラインスキャナ38aが色補正パッチを測定した測定値を補正する。
なお、図1乃至図4は本実施例の印刷システム10の一例であり、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。例えば、図4では、画像形成装置30に処理部39を設けたが、画像形成装置30の制御部やコントローラ60の制御部を、画像生成部39a、測定値取得部39b、プロファイル補正部39c、測定値算出部39d、再利用判定部39eとして機能させる色管理制御プログラムを設け、画像形成装置30のCPU31やコントローラ60の制御部を構成するCPUに色管理制御プログラムを実行させる構成としてもよい。
ここで、図5乃至図7のテーブルを参照して、記憶部33やサーバ40などに記憶する履歴情報、履歴情報を用いて測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定する際の判定基準及び優先順位、判定方法について説明する。
図5は、再利用判定部39eが保存する履歴の例であり、測定条件、特性補正パッチの測定結果(各特性補正パッチのL*a*b*値)、測定特性補正プロファイル(測定特性補正プロファイルを特定するID)などを含む。測定条件は、用紙の特性、環境条件(設置場所の環境、装置の経時変化)を含む。なお、図5では用紙の特性として紙白の測定値(L*a*b*値)を保存しているが、用紙の種類や名称など、用紙の特性が判断できるものであればよい。また、図5では、設置場所の環境として温度を保存しているが、温度と湿度など、設置場所の環境を判断できるものであればよい。また、図5では、装置の経時変化として測定日を保存しているが、経時変化が発生する可能性が判断できるものであればよい。
図6は、測定特性補正プロファイルを再利用できるか否かを判定する際の判定基準・優先順位の例である。用紙の特性は常に優先度が高く、判断基準に組み込むことが望ましい。設置場所の環境や装置の経時変化は、特性補正パッチの実測を行うかどうかで優先度が変化する。特性補正パッチの実測を省略する場合は優先度が高く、判断基準に組み込むことが望ましいが、特性補正パッチの実測を行う場合は優先度が低くなるため、条件を緩和もしくは省略してもよい。
図7は、判定方法の例である。用紙の特性に関しては、判定方法A、Bともに紙白の差が予め設定された閾値(L*:±3、a*:±2、b*:±2)の範囲内であることを基準としている。また、設置場所の環境に関しては、特性補正パッチの実測を省略する判定方法Aでは予め設定された閾値(L(15度未満)、N(15度〜25度)、H(25度超)の同じ区分に属し、かつ、±2度)であることを基準とし、特性補正パッチの実測を行う判定方法Bでは省略している。また、経時変化に関しては、特性補正パッチの実測を省略する判定方法Aでは±10日であることを基準とし、特性補正パッチの実測を行う判定方法Bでは±30日であることを基準とし、判定方法A、Bで判定基準の閾値を変化させている。また、測定値の色差に関しては、特性補正パッチの実測を省略する判定方法Aでは省略し、特性補正パッチの実測を行う判定方法Bでは予め設定された閾値(ΔE:0.67以下)であることを基準としている。
なお、複数拠点又は同一拠点内に存在する複数の画像形成装置30間で上記テーブルを共有するために履歴情報の保存先をサーバ40とする場合、設置場所の環境や経時変化は装置毎に異なるため、判定方法Bのように特性補正パッチの実測を行う方法を採用することが望ましい。
以下、本実施例の画像形成装置30の動作について説明する。CPU31は、ROM又は記憶部33に記憶した色管理制御プログラムをRAMに展開して実行することにより、図8及び図9のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、以下のフローにおいて、図3及び図4の画像形成装置30を前提とし、画像形成装置30にインラインスキャナ38aとインライン測色計38bとを含むものとする。
まず、特性補正パッチの実測を省略する判定方法Aを採用した場合のジョブ処理について、図8のフローチャート図を参照して説明する。
制御部は、クライアント端末20などから印刷ジョブを受信したら、印刷設定などに基づいて、受信した印刷ジョブがハイブリッド測定ジョブ(すなわち、カラーチャートの出力/測定を指示するジョブ)であるかどうかを判定する(S101)。受信した印刷ジョブがハイブリッド測定ジョブでない場合は(S101:No)、制御部は、受信した印刷ジョブに基づく画像を生成し、印刷部37は、生成された画像を用紙上に形成する(S102)。
受信した印刷ジョブがハイブリッド測定ジョブの場合は(S101:Yes)、再利用判定部39eは、測定条件、測定特性補正プロファイルなどの履歴があるか(記憶部33やサーバ40などに保存されているか)を判定する(S103)。履歴がある場合は(S103:Yes)、再利用判定部39eは、今回の測定及び過去の測定における用紙の特性及び環境条件を比較して、履歴として保存されている測定特性補正プロファイルが再利用可能であるかを判定する(S104)。
履歴がない場合(S103:No)又は履歴が再利用できない場合は(S104:No)、画像生成部39aは、ネットワークI/F部35を介してクライアント端末20などから受信した色補正パッチに特性補正パッチを追加したチャート画像を作成し、印刷部37は、画像生成部39aから取得したチャート画像を用紙上に形成する(S105)。図10の第1ページ及び第2ページは、色補正パッチに特性補正パッチを追加したチャート画像の出力例である。そして、測定部38のインラインスキャナ38a及びインライン測色計38bは、印刷された色補正パッチ及び特性補正パッチのインライン測定を行う(S106)。
次に、プロファイル補正部39cは、インラインスキャナ38a及びインライン測色計38bが測定した特性補正パッチの測定値を利用して測定器間の測定特性を補正するための測定特性補正プロファイルを生成/補正する(S107)。
次に、測定値算出部39dは、生成/補正した測定特性補正プロファイルを使用して、インラインスキャナ38aが測定した色補正パッチのハイブリッド測定値(インラインスキャナ38aが測定したRGB値を、測定特性補正プロファイルを利用して変換した測色値)を算出し(S108)、測定条件、測定特性補正プロファイルを履歴として記憶部33やサーバ40などに保存する(S112)。
一方、履歴が再利用できる場合は(S104:Yes)、画像生成部39aは、特性補正パッチを省略して用紙の全面に色補正パッチを配置したチャート画像を作成し、印刷部37は、画像生成部39aから取得したチャート画像を用紙上に形成する(S109)。図11は、特性補正パッチを省略し、用紙の全面に色補正パッチをを配置したチャート画像の出力例である。そして、測定部38のインラインスキャナ38aは、印刷された色補正パッチのインライン測定を行う(S110)。
次に、測定値算出部39dは、履歴の測定特性補正プロファイルを使用して、インラインスキャナ38aが測定した色補正パッチのハイブリッド測定値を算出し(S111)、測定条件、測定特性補正プロファイルを履歴として記憶部33やサーバ40などに保存する(S112)。
その後、制御部は、画像形成が終了したかを判断し(S113)、画像形成が終了していない場合は(S113:No)、S101に戻って受信した印刷ジョブがハイブリッド測定ジョブであるかを判断し、画像形成が終了したら」(S113:Yes)、一連の処理を終了する。
次に、実測を行う判定方法Bを採用した場合のジョブ処理について、図9のフローチャート図を参照して説明する。
制御部は、クライアント端末20などから印刷ジョブを受信したら、印刷設定などに基づいて、受信した印刷ジョブがハイブリッド測定ジョブであるかどうかを判定する(S201)。受信した印刷ジョブがハイブリッド測定ジョブでない場合は(S201:No)、制御部は、受信した印刷ジョブに基づく画像を生成し、印刷部37は、生成された画像を用紙上に形成する(S202)。
受信した印刷ジョブがハイブリッド測定ジョブの場合は(S201:Yes)、画像生成部39aは、ネットワークI/F部35を介してクライアント端末20などから受信した色補正パッチに一部の特性補正パッチ(補正要否判断用パッチ)を追加したチャート画像を作成し、印刷部37は、画像生成部39aから取得したチャート画像を用紙上に形成する(S203)。図12の左は、特性補正パッチの一部を印字した出力例である。そして、測定部38のインラインスキャナ38a及びインライン測色計38bは、印刷された色補正パッチ及び特性補正パッチ(一部)のインライン測定を行う(S204)。
次に、再利用判定部39eは、インライン測色計38bが測定した特性補正パッチ(一部)の測定値と履歴として保存されている特性補正パッチの測定値との色差(ΔE)が予め設定された閾値内であるかを判定する(S205)。その際、再利用判定部39eは、必要に応じて、更に、今回の測定及び過去の測定における用紙の特性を比較して、用紙の特性の差異が予め定めた閾値以内であるかを判定する。
色差(ΔE)が閾値内に入る(更に、用紙の特性の差異が閾値内に入る)履歴が存在しない場合は(S205:No)、測定特性補正プロファイルの補正が必要(履歴として保存されている測定特性補正プロファイルが再利用できない)と判定し、画像生成部39aは、色補正パッチに残りの特性補正パッチを配置したチャート画像を作成し、印刷部37は、画像生成部39aから取得したチャート画像に基づく画像を用紙上に形成する(S206)。図12の右下は、測定特性補正プロファイルの補正が必要と判定した場合の出力例である。そして、測定部38のインラインスキャナ38a及びインライン測色計38bは、印刷された色補正パッチ及び特性補正パッチのインライン測定を行う(S207)。
次に、プロファイル補正部39cは、インラインスキャナ38a及びインライン測色計38bが測定した特性補正パッチの測定値を利用して測定特性補正プロファイルを生成/補正する(S208)。
次に、測定値算出部39dは、生成/補正した測定特性補正プロファイルを使用して、インラインスキャナ38aが測定した色補正パッチのハイブリッド測定値(インラインスキャナ38aが測定したRGB値を、測定特性補正プロファイルを利用して変換した測色値)を算出し(S209)、測定条件(用紙の特性)、特性補正パッチの測定結果、測定特性補正プロファイルを履歴として記憶部33やサーバ40などに保存する(S213)。
一方、閾値値内に入る(更に、用紙の特性の差異が閾値内に入る)履歴が存在する場合は(S205:Yes)、測定特性補正プロファイルの補正が不要(履歴として保存されている測定特性補正プロファイルが再利用可能)と判定し、画像生成部39aは、特性補正パッチを省略して用紙の全面に色補正パッチをを配置したチャート画像を作成し、印刷部37は、画像生成部39aから取得したチャート画像を用紙上に形成する(S210)。図12の右上は、測定特性補正プロファイルの補正が不要と判定した場合の出力例である。そして、測定部38のインラインスキャナ38aは、印刷された色補正パッチのインライン測定を行う(S211)。
次に、測定値算出部39dは、履歴の測定特性補正プロファイルを使用して、インラインスキャナ38aが測定した色補正パッチのハイブリッド測定値を算出し(S212)、測定条件(用紙の特性)、特性補正パッチの測定結果、測定特性補正プロファイルを履歴として記憶部33やサーバ40などに保存する(S213)。
その後、制御部は、画像形成が終了したかを判断し(S214)、画像形成が終了していない場合は(S214:No)、S201に戻って受信した印刷ジョブがハイブリッド測定ジョブであるかを判断し、画像形成が終了したら(S214:Yes)、一連の処理を終了する。
上記フローでは、色補正パッチに一部の特性補正パッチ(補正要否判断用パッチ)を追加し、その一部の特性補正パッチの測定値と履歴の特性補正パッチの測定値との色差が予め設定された閾値内(更に、用紙の特性の差異が閾値内)であるかを判定することによって測定特性補正プロファイルの補正の要否を判定し、補正が不要と判定した場合は色補正パッチのみのチャート画像を形成し、補正が必要と判定した場合は色補正パッチと残りの特性補正パッチのチャート画像を形成したが、再利用判定部39eが測定特性補正プロファイルの補正の要否判定中は、残りの特性補正パッチの出力/測定を保留し、色補正パッチ(図12の第2ページ及び第3ページ)の出力/測定を行うようにしてもよい。
このように、本実施例によれば、測定の際に、測定条件(用紙の特性、環境条件など)、特性補正パッチを測定した測定結果、測定特性補正プロファイルを保存しておき、以降の測定時に、測定条件や特性補正パッチの測定結果の変化に基づいて、保存した測定特性補正プロファイルが再利用可能であるか判定することにより、特性補正パッチの出力/測定にかかるコストと時間を削減することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、システムや各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、画像形成装置30が色管理を行う場合について記載したが、コントローラ60が、画像形成装置30を制御して色管理を行う場合においても、本発明の色管理制御方法を同様に適用することができる。
また、上記実施例では、測色値としてCIE 1976色空間のL*a*b*値を例示したが、CIE 1931色空間のXYZ値としてもよい。
また、画像形成装置30は、CMYKプリンタでもRGBプリンタでも良く、また、電子写真プリンタ、インクジェットプリンタ、オフセット印刷機などとすることができる。
本発明は、インラインスキャナとインライン測色計とを備える画像形成装置、色管理を制御する色管理制御プログラム、当該色管理制御プログラムを記録した記録媒体及び色管理制御方法に利用可能である。
10 印刷システム
20 クライアント端末
30 画像形成装置
31 CPU
32 メモリ
33 記憶部
34 センサ部
35 ネットワークI/F部
36 表示操作部
37 印刷部
38 測定部
38a インラインスキャナ
38b インライン測色計
39 処理部
39a 画像生成部
39b 測定値取得部
39c プロファイル補正部
39d 測定値算出部
39e 再利用判定部
40 サーバ
50 通信ネットワーク
60 コントローラ

Claims (19)

  1. 用紙に画像を印刷する印刷部と、
    前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、
    前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、を有する画像形成装置において、
    前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成部と、
    前記印刷部が前記用紙に前記チャート画像を印刷し、前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得部と、
    前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正部と、
    補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出部と、
    測定条件及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定部と、を備え、
    前記再利用判定部が、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定した場合は、前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、
    前記画像生成部は、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出部は、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記再利用判定部は、今回の測定及び過去の測定における用紙の特性及び環境条件を比較し、前記用紙の特性及び前記環境条件の差異が予め定めた閾値以内であれば、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記環境条件は、測定時の前記画像形成装置の温度及び/又は湿度、測定日の少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の複数の前記画像形成装置と、サーバと、が通信ネットワークで接続された印刷システムであって、
    各々の画像形成装置の前記再利用判定部は、前記測定条件及び前記プロファイルを前記サーバに保存して、前記通信ネットワーク上の他の画像形成装置が利用できるようにする、
    ことを特徴とする印刷システム。
  5. 用紙に画像を印刷する印刷部と、
    前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、
    前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、を有する画像形成装置において、
    前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成部と、
    前記印刷部が前記用紙に前記チャート画像を印刷し、前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得部と、
    前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正部と、
    補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出部と、
    前記第2パッチの測定値及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定部と、を備え、
    前記画像生成部は、前記第1パッチ及び一部の前記第2パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値取得部は、前記第1パッチ及び前記一部の第2パッチの測定値を取得し、前記再利用判定部は、前記一部の第2パッチの測定値に基づいて、保存した前記プロファイルが再利用可能であるかを判定し、
    前記再利用判定部が、保存した前記プロファイルが再利用可能であるかを判定している間は、残りの前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを保留し、
    前記再利用判定部が、保存した前記プロファイルが再利用できないと判定した場合は、
    前記画像生成部は、前記第1パッチ及び残りの前記第2パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値取得部は、前記第1パッチ及び残りの前記第2パッチの測定値を取得し、前記プロファイル補正部は、前記プロファイルを補正し、
    前記再利用判定部が、保存した前記プロファイルが再利用可能と判定した場合は、残りの前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、
    前記画像生成部は、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出部は、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記再利用判定部は、今回の測定及び過去の測定における前記第2パッチの測定値、又は、今回の測定及び過去の測定における用紙の特性及び前記第2パッチの測定値を比較し、前記第2パッチの測定値、又は、前記用紙の特性及び前記第2パッチの測定値の差異が予め定めた閾値以内であれば、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 請求項5又は6に記載の複数の前記画像形成装置と、サーバと、が通信ネットワークで接続された印刷システムであって、
    各々の画像形成装置の前記再利用判定部は、前記第2パッチの測定値及び前記プロファイルを前記サーバに保存して、前記通信ネットワーク上の他の画像形成装置が利用できるようにする、
    ことを特徴とする印刷システム。
  8. 用紙に画像を印刷する印刷部と、
    前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、
    前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、
    制御部と、を有する画像形成装置で動作する色管理制御プログラムであって、
    前記制御部に、
    前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成処理、
    前記印刷部が前記用紙に前記チャート画像を印刷し、前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得処理、
    前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正処理、
    補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出処理、
    測定条件及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定処理、を実行させ、
    前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定した場合は、前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、前記画像生成処理では、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出処理では、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正する、
    ことを特徴とする色管理制御プログラム。
  9. 前記再利用判定処理では、今回の測定及び過去の測定における用紙の特性及び環境条件を比較し、前記用紙の特性及び前記環境条件の差異が予め定めた閾値以内であれば、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の色管理制御プログラム。
  10. 前記環境条件は、測定時の前記画像形成装置の温度及び/又は湿度、測定日の少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の色管理制御プログラム。
  11. 用紙に画像を印刷する印刷部と、
    前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、
    前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、
    制御部と、を有する画像形成装置で動作する色管理制御プログラムであって、
    前記制御部に、
    前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成処理、
    前記印刷部が前記用紙に前記チャート画像を印刷し、前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得処理、
    前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正処理、
    補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出処理、
    前記第2パッチの測定値及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定処理、を実行させ、
    前記画像生成処理では、前記第1パッチ及び一部の前記第2パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値取得処理では、前記第1パッチ及び前記一部の第2パッチの測定値を取得し、前記再利用判定処理では、前記一部の第2パッチの測定値に基づいて、保存した前記プロファイルが再利用可能であるかを判定し、
    前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用可能であるかを判定している間は、残りの前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを保留し、
    前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用できないと判定した場合は、
    前記画像生成処理では、前記第1パッチ及び残りの前記第2パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値取得処理では、前記第1パッチ及び残りの前記第2パッチの測定値を取得し、前記プロファイル補正処理では、前記プロファイルを補正し、
    前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用可能と判定した場合は、残りの前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、
    前記画像生成処理では、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出処理では、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正する、
    ことを特徴とする色管理制御プログラム。
  12. 前記再利用判定処理では、今回の測定及び過去の測定における前記第2パッチの測定値、又は、今回の測定及び過去の測定における用紙の特性及び前記第2パッチの測定値を比較し、前記第2パッチの測定値、又は、前記用紙の特性及び前記第2パッチの測定値の差異が予め定めた閾値以内であれば、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の色管理制御プログラム。
  13. 用紙に画像を印刷する印刷部と、
    前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、
    前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、を有する画像形成装置における色管理制御方法であって、
    前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成処理と、
    前記用紙に前記チャート画像を印刷する印刷処理と、
    前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得処理と、
    前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正処理と、
    補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出処理と、
    測定条件及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定処理と、を実行し、
    前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定した場合は、前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、前記画像生成処理では、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出処理では、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正する、
    ことを特徴とする色管理制御方法。
  14. 前記再利用判定処理では、今回の測定及び過去の測定における用紙の特性及び環境条件を比較し、前記用紙の特性及び前記環境条件の差異が予め定めた閾値以内であれば、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の色管理制御方法。
  15. 前記環境条件は、測定時の前記画像形成装置の温度及び/又は湿度、測定日の少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項14に記載の色管理制御方法。
  16. 通信ネットワークを介して、複数の前記画像形成装置とサーバとが接続されており、
    各々の前記画像形成装置の前記再利用判定処理では、前記測定条件及び前記プロファイルを前記サーバに保存して、前記通信ネットワーク上の他の画像形成装置が利用できるようにする、
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一に記載の色管理制御方法。
  17. 用紙に画像を印刷する印刷部と、
    前記用紙の全面を測定可能な第1の測定器と、
    前記用紙の一部を測定可能な第2の測定器と、を有する画像形成装置における色管理制御方法であって、
    前記用紙の一部を除く全面に、色補正用の第1パッチを配置し、前記用紙の一部に、測定器間の測定特性を補正するための第2パッチを配置したチャート画像を生成する画像生成処理と、
    前記用紙に前記チャート画像を印刷する印刷処理と、
    前記第1の測定器が前記第1パッチ及び前記第2パッチを測定した測定値、及び、前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値を取得する測定値取得処理と、
    前記第1の測定器及び前記第2の測定器が前記第2パッチを測定した測定値に基づいて、前記測定器間の測定特性を補正するためのプロファイルを補正するプロファイル補正処理と、
    補正した前記プロファイルを使用して、前記第1の測定器が前記第1パッチを測定した測定値を補正する測定値算出処理と、
    前記第2パッチの測定値及び前記プロファイルを保存し、以降の測定時に、保存した前記プロファイルが再利用可能であるか判定する再利用判定処理と、を実行し、
    前記画像生成処理では、前記第1パッチ及び一部の前記第2パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値取得処理では、前記第1パッチ及び前記一部の第2パッチの測定値を取得し、前記再利用判定処理では、前記一部の第2パッチの測定値に基づいて、保存した前記プロファイルが再利用可能であるかを判定し、
    前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用可能であるかを判定している間は、残りの前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを保留し、
    前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用できないと判定した場合は、
    前記画像生成処理では、前記第1パッチ及び残りの前記第2パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値取得処理では、前記第1パッチ及び残りの前記第2パッチの測定値を取得し、前記プロファイル補正処理では、前記プロファイルを補正し、
    前記再利用判定処理で、保存した前記プロファイルが再利用可能と判定した場合は、残りの前記第2パッチの印刷及び測定と前記プロファイルの補正とを省略し、
    前記画像生成処理では、前記用紙の全面に前記第1パッチを配置したチャート画像を生成し、前記測定値算出処理では、保存した前記プロファイルを使用して、前記第1パッチの測定値を補正する、
    ことを特徴とする色管理制御方法。
  18. 前記再利用判定処理では、今回の測定及び過去の測定における前記第2パッチの測定値、又は、今回の測定及び過去の測定における用紙の特性及び前記第2パッチの測定値を比較し、前記第2パッチの測定値、又は、前記用紙の特性及び前記第2パッチの測定値の差異が予め定めた閾値以内であれば、保存した前記プロファイルが再利用可能であると判定する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の色管理制御方法。
  19. 通信ネットワークを介して、複数の前記画像形成装置とサーバとが接続されており、
    各々の前記画像形成装置の前記再利用判定処理では、前記第2パッチの測定値及び前記プロファイルを前記サーバに保存して、前記通信ネットワーク上の他の画像形成装置が利用できるようにする、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載の色管理制御方法。
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