JP6907723B2 - 電子装置 - Google Patents

電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6907723B2
JP6907723B2 JP2017111026A JP2017111026A JP6907723B2 JP 6907723 B2 JP6907723 B2 JP 6907723B2 JP 2017111026 A JP2017111026 A JP 2017111026A JP 2017111026 A JP2017111026 A JP 2017111026A JP 6907723 B2 JP6907723 B2 JP 6907723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vent
groove
circuit board
bottom wall
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017111026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018206960A (ja
Inventor
雄大 佐藤
雄大 佐藤
亮一 白石
亮一 白石
利晃 三枝
利晃 三枝
公男 門野
公男 門野
フランシス ヒデキ ベシェ
フランシス ヒデキ ベシェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017111026A priority Critical patent/JP6907723B2/ja
Priority to DE102018208696.6A priority patent/DE102018208696B4/de
Publication of JP2018206960A publication Critical patent/JP2018206960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6907723B2 publication Critical patent/JP6907723B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20009Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a gaseous coolant in electronic enclosures
    • H05K7/202Air circulating in closed loop within enclosure wherein heat is removed through heat-exchangers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/06Hermetically-sealed casings
    • H05K5/069Other details of the casing, e.g. wall structure, passage for a connector, a cable, a shaft
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20009Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a gaseous coolant in electronic enclosures
    • H05K7/20136Forced ventilation, e.g. by fans
    • H05K7/20172Fan mounting or fan specifications

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

この明細書における開示は、防水型の電子装置に関する。
特許文献1に開示されるように、防水型の電子装置が知られている。この電子装置は、シール剤により水密に封止された防水筐体を備えており、防水筐体の内部空間に回路基板が収容されている。防水筐体の壁部には、回路基板の生じた熱を放熱するために複数の放熱フィンが設けられている。
特開2016−143852号公報
電子装置の小型化にともない放熱フィンを設置可能な領域が狭くなり、放熱性を確保するのが困難となってきている。
これに対し、防水筐体の壁部外面に、ファン及びハウジングを有する送風ユニットを配置し、放熱性を確保することが考えられる。しかしながら、送風ユニットにコネクタを設け、防水筐体の外でコネクタにハーネスを接続することになる。このため、構成が複雑となり、コネクタ及びハーネスが冷却の妨げとなる。
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、送風ユニットを備えた電子装置において、構成を簡素化しつつ放熱性を向上することを目的とする。
本開示は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、技術的範囲を限定するものではない。
本開示のひとつである電子装置は、貫通孔(211)が形成された壁部(210)を有する防水筐体(20)と、
防水筐体の内部空間に収容された回路基板(30)と、
羽根(411)を含み、回路基板の板厚方向を回転軸方向とするファン(41)と、ファンを回転可能に収容する部材であり、壁部の外面における貫通孔の周囲部分に対向しつつ貫通孔を覆うように配置された底壁(420)及び底壁から延設された筒状の側壁(421)を含み、貫通孔周りの全周で底壁と外面との間が水密に封止されたハウジング(42)と、底壁における水密封止部分より内側の部分であるベース部(420c)から内部空間に突出し、回路基板と電気的に接続された端子(43)と、回転軸方向において、少なくとも一部が回路基板に対して羽根よりも遠い上方側に設けられた第1通気口(422)と、回転軸方向において、少なくとも一部が回路基板に対して羽根よりも近い下方側であって、側壁の下端に設けられた第2通気口(423)と、底壁において水密封止部分及びベース部の外側に設けられ、第2通気口に連なる切り欠き(424)と、を有する送風ユニット(40)と、を備え
切り欠きは、底壁を回転軸方向に貫通しており、
防水筐体は、壁部における側壁の直下領域に形成され、切り欠きに連なる有底の溝(215)を有し、
回路基板は、発熱量の大きい第1領域(30a)と、第1領域よりも発熱量の小さい第2領域(30b)を有し、
第2通気口は、側壁に複数設けられるとともに、第1領域に最も近い第2通気口と第2領域に最も近い第2通気口とが互いに異なっており、
防水筐体は、溝として、第1領域に最も近い第2通気口に対応する第1溝(215a)と、第2領域に最も近い第2通気口に対応する第2溝(215b)と、を有し、
第1溝のほうが第2溝よりも深くされている。
この電子装置では、壁部に貫通孔を設けて送風ユニットを取り付け、送風ユニットを回路基板と電気的に接続している。したがって、送風ユニットを備えた電子装置の構成を簡素化することができる。
また、送風ユニットに端子を設けて回路基板と接続するため、送風ユニットにコネクタを設け、防水筐体の外でコネクタにハーネスを接続しなくともよい。すなわち、冷却の妨げとなるコネクタ及びハーネスが不要である。これにより放熱性を向上することができる。
また、第2通気口を側壁の下端に設けることで、ファンの回転にともない壁部の外面に沿う空気の流れを形成することができるが、第2通気口が狭いと空気の流れを阻害することとなる。これに対し、第2通気口に連なるように切り欠きを設けるため、第2通気口と切り欠きとの連通空間が、実質的に通気口として機能する。これによっても放熱性を向上することができる。
以上により、送風ユニットを備えた電子装置において、構成を簡素化しつつ放熱性を向上することができる。
第1実施形態に係る電子装置の斜視図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 送風ユニットを示す平面図である。 送風ユニットを示す平面図である。 第2実施形態に係る電子装置において、送風ユニット周辺を示す断面図であり、図2に対応している。 送風ユニット周辺を示す部分断面図である。 変形例を示す断面図であり、図2に対応している。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。以下において、回路基板の板厚方向をZ方向と示す。また、Z方向に直交する一方向であって、コネクタの長手方向をY方向、Z方向及びY方向の両方向に直交する方向をX方向と示す。特に断りのない限り、Z方向において平面視したときの形状(XY平面に沿う形状)を平面形状とする。
(第1実施形態)
先ず、図1及び図2に基づき、本実施形態に係る電子装置の概略構成について説明する。図2では、ファンの回転にともなう空気の流れを一点鎖線の矢印で示している。
図1及び図2に示すように、電子装置10は、防水筐体20、回路基板30、及び送風ユニット40を備えている。電子装置10は、車両のエンジンを制御する電子制御装置(ECU)として構成されている。
防水筐体20は、回路基板30を収容し、回路基板30を保護する。防水筐体20は、回路基板30の板厚方向であるZ方向において、2つの部材に分割されている。防水筐体20は、ケース21及びカバー22を有している。防水筐体20は、図示しないシール部材を介して、ケース21及びカバー22を相互に組み付けて構成される。
ケース21は、一面が開口する箱状をなしている。本実施形態では、放熱のために、ケース21が金属材料を用いて形成されている。具体的には、ケース21がアルミダイカストによって成形されている。
ケース21の底壁210は、平面略矩形状をなしている。ケース21の底壁210が、防水筐体20の壁部に相当する。底壁210に連なる4つの側壁のひとつには、図示しない切り欠きが設けられている。この切り欠きは、ケース21の一面の開口につながっている。
底壁210には、貫通孔211が形成されている。貫通孔211は、防水筐体20のケース21に送風ユニット40を取り付けるための開口部である。貫通孔211は、ケース21の外面21a及び内面21bにわたって形成されている。
本実施形態では、ケース21が、底壁210の一部として、底壁210の他の部分に対して凹んで設けられた収容部212を有している。収容部212は、コネクタ33を収容すべくX方向における一端側に設けられている。貫通孔211は、底壁210のうち、収容部212を除く部分に形成されている。貫通孔211は、底壁210の略平坦な部分に形成されている。
なお、図1に示す符号213は電子装置10を車両に取り付けるための取り付け部であり、符号214は、ケース21とカバー22とを固定するための固定孔である。固定孔214には、図示しないねじが挿入される。これら取り付け部213及び固定孔214は、ケース21と一体に設けられている。
また、ケース21には溝215が設けられている。溝215の詳細については後述する。
カバー22は、ケース21とともに、回路基板30を収容する内部空間20sを形成する。ケース21とカバー22を組み付けることで、カバー22によりケース21における一面の開口が閉塞される。また、カバー22によりケース21の一面の開口が閉塞されることで、側壁に形成された切り欠きが区画され、図示しない開口部となる。この開口部により、コネクタ33の一部が外部に露出される。
本実施形態では、放熱性向上のために、カバー22も金属材料を用いて形成されている。カバー22も、アルミダイカストによって成形されている。カバー22は、一面が開口する底の浅い箱状をなしている。
防水筐体20のシール部材は、ケース21とカバー22との間、ケース21とコネクタ33との間、及びカバー22とコネクタ33との間を介して、内部空間20sが防水筐体20の外部の空間と連通するのを遮断するように設けられている。このシール部材は、内部空間20sを取り囲むようにケース21及びカバー22の周縁部に配置されている。シール部材により、ケース21及びカバー22の周縁部が水密に封止されている。シール部材として、たとえば硬化前において液状の接着材を採用することができる。
回路基板30は、ケース21に固定されている。回路基板30は、プリント基板31、及び、プリント基板31に実装された電子部品32を有している。プリント基板31は、樹脂などの電気絶縁材料を用いて形成された基材に、配線が配置されてなる。そして、配線と電子部品32とにより、回路が形成されている。プリント基板31は、平面略矩形状をなしている。電子部品32は、プリント基板31におけるケース21側の面である一面31a及びカバー22側の面である裏面31bの少なくとも一方に実装されている。
回路基板30には、コネクタ33が実装されている。コネクタ33は、回路基板30におけるX方向の一端側に実装されている。コネクタ33の一部は防水筐体20の上記した開口部を介して外部に露出され、残りの部分は内部空間20sに収容されている。図示を省略するが、コネクタ33は、樹脂材料を用いて形成されたハウジング、及び、導電性材料を用いて形成され、ハウジングに保持された複数の端子を有している。
送風ユニット40は、ケース21の底壁210に取り付けられている。送風ユニット40は、ケース21の貫通孔211を塞ぐように取り付けられている。送風ユニット40は、回転により空気の流れを形成し、これによりケース21、ひいては回路基板30を冷却する。送風ユニット40は、ファン41、ハウジング42、端子43、及びファン基板44を備えている。ファン41の構造は、軸流ファンにおける周知の構造と同じとされている。このため、各図において、ファン41を簡略化して図示している。
ファン41は、軸部410及び複数の羽根411を有している。軸部410は、回転シャフト410aを含んでいる。羽根411は、回転シャフト410aと一体に回転する。よって、回転シャフト410aが、ファン41の回転軸となる。回転シャフト410aの軸方向、すなわちファン41の回転軸の方向が、Z方向と略一致するように、送風ユニット40がケース21に取り付けられている。
軸部410は、回転シャフト410a以外にも、図示しないボス及びマグネットを有している。ボスは、Z方向において回路基板30側に開口し、他端側に閉じた有底の円筒形状をなしている。ボスの外周面には、複数の羽根411が等間隔で設けられている。羽根411は、Z方向において、外面21aにおける貫通孔211の周囲部分よりも上方に位置している。ボス及び羽根411は、所謂インペラとして一体に成形されている。回転シャフト410aは、ボスの内部に設けられており、一端がボスの略中心に固定されている。金属製の回転シャフト410aは、樹脂製のインペラにインサート成形されて、インペラに一体化されている。ボスの内周面にはマグネットが取り付けられている。このように、ボス、羽根411、回転シャフト410a、及びマグネットを含んでロータが構成されている。
軸部410は、上記以外にも、図示しないコイル、軸受、軸受ホルダなどを有している。軸受は、回転シャフト410aを回転可能に支持している。軸受ホルダは、軸受を保持している。軸受ホルダは、ハウジング42の後述する底壁420からZ方向に突出している。本実施形態では、軸受ホルダが、ハウジング42と同一材料を用いて一体に設けられている。軸受は、軸受ホルダの内周面に配置されている。コイルは、軸受ホルダの外周面に配置されている。このように、コイル、軸受、及び軸受ホルダを含んでステータが構成されている。すなわち、ファン41は、モータを有している。
ハウジング42は、ファン41を回転可能に収容している。ハウジング42は、底壁420及び側壁421を有している。底壁420及び側壁421は、Z方向において一端側が開口する有底の筒形状をなしている。そして、筒内が、ファン41を収容する収容空間42sとされている。収容空間42sは、防水筐体20の外部の空間につながっている。ハウジング42は樹脂材料を用いて形成されている。
底壁420は、ケース21の外面21aにおける貫通孔211の周囲部分に対向しつつ貫通孔211を覆うように配置された中央部420aを有している。中央部420aは、防水シール部420b及びベース部420cを含んでいる。防水シール部420bは、ケース21(底壁210)の外面21aとの間にシール部材45が介在する部分である。防水シール部420bは、貫通孔211を取り囲むように環状に設けられている。本実施形態では、シール部材45として、硬化前において液状の接着材を採用している。ケース21の外面21aにはシール部材45を収容するシール溝が形成されている。また、防水シール部420bには、シール溝に対応してシール突起が形成されている。
ベース部420cは、中央部420aのうち、水密封止部分である防水シール部420bよりも内側の部分である。ベース部420cにより、貫通孔211が外面21a側で塞がれている。
側壁421は、底壁420からZ方向に延設されている。側壁421は、ファン41よりも高い位置まで延設されている。側壁421は筒状をなしている。側壁421の外周面は、平面略矩形状をなしている。ハウジング42は、筒を構成する4つの側壁421を有している。
送風ユニット40は、複数の通気口を有している。複数の通気口は、ファン41(羽根411)の回転にともなって、底壁210の外面21aに沿う空気の流れが形成されるように設けられている。送風ユニット40は、複数の通気口として、第1通気口422及び第2通気口423を有している。第1通気口422及び第2通気口423の一方が空気の吸込口として機能し、他方が排出口として機能する。
第1通気口422及び第2通気口423は、いずれも、外面21aにおける貫通孔211の周囲部分よりも上方、すなわちZ方向において外面21aよりも回路基板30から離れた位置に形成されている。第1通気口422は、少なくとも一部が羽根411よりも上方に位置するように形成されている。第2通気口423は、少なくとも一部が羽根411よりも下方に位置するように、側壁421の下端に形成されている。
本実施形態では、有底筒状をなすハウジング42において、底壁420とは反対側の端部開口が第1通気口422とされている。また、筒を構成する4つの側壁421のそれぞれに、第2通気口423が形成されている。
端子43は、底壁420のベース部420cから内部空間20s側に突出し、回路基板30と電気的に接続されている。端子43の一端はファン基板44と電気的に接続され、他端は回路基板30と接続されている。このように、端子43を介して、ファン基板44、すなわち送風ユニット40と、回路基板30が電気的に接続されている。
ファン基板44には、ファン41を回転させるための駆動回路が形成されている。ファン基板44には、軸部410を構成するコイルが電気的に接続されている。回路基板30、端子43、及びファン基板44を通じてコイルが通電されることにより、上記したロータが正方向に回転する。そして、羽根411の所定の形状によりハウジング42内に空気の圧力差が発生し、図2に示すように、第1通気口422から吸入した空気が第2通気口423から排出される。なお、ロータを正方向とは反対の方向に回転させると、第2通気口423から吸入した空気が第1通気口422から排出される。
ファン基板44は、羽根411よりも下方、すなわち回路基板30に近い位置において、ハウジング42に固定されている。本実施形態のファン基板44は、金属製の端子43とともに、樹脂製のハウジング42にインサート成形されている。端子43の一部及びファン基板44は、中央部420aに埋設されている。
次に、図1〜図4に基づき、第2通気口423の周辺の構造について説明する。
図2〜図4に示すように、底壁420に切り欠き424が設けられている。切り欠き424は、第2通気口423に連なるように、防水シール部420bの外側に設けられている。
切り欠き424の少なくとも一部は、Z方向の平面視において第2通気口423と重なる位置、すなわち側壁421の直下に設けられている。切り欠き424は、第2通気口423との間で一体的に連なる空間を提供するように、底壁420の少なくとも上面に開口している。なお、底壁420の上面とは、回路基板30側の下面とは反対の面である。
本実施形態では、切り欠き424が、側壁421の直下だけでなく、直下よりも内側に延設されている。具体的には、切り欠き424が、中央部420aまで延設されている。すなわち、切り欠き424は、羽根411の直下領域まで延設されている。底壁420は、4つの側壁421のそれぞれに形成された第2通気口423に対応して、4つの切り欠き424を有している。切り欠き424は、底壁420を貫通している。切り欠き424は、底壁420の上面及び下面にわたって設けられている。
底壁420のうち、Z方向の平面視において、側壁421と重なる部分である外縁部420dは、切り欠き424によって4つに分割されている。側壁421は、底壁420の外縁部420dに連なっている。外縁部420dは、外周面が平面略矩形状をなす側壁421の四隅に配置されている。そして、四隅の外縁部420dのそれぞれが、連結部420eによって中央部420aに一体化されている。中央部420aは平面略真円形状をなしており、中央部420aから四方に連結部420eが延びている。連結部420eは、X方向及びY方向のそれぞれに対して略45度の角度をなすように延設されている。
なお、図3及び図4に示す符号420fは、ハウジング42、ひいては送風ユニット40をケース21にねじ固定するための固定孔である。固定孔420fは、外縁部420d及び側壁421をZ方向に貫通している。
溝215は、図1及び図2に示すように、ケース21の底壁210に設けられている。溝215は、ケース21の外面21aに開口している。溝215は、Z方向の平面視において側壁421の直下に設けられている。溝215は、切り欠き424及び第2通気口423とともに、一体に連なる空間を提供する。
溝215は、対応する第2通気口423の貫通方向において、側壁421を跨ぐように所定の長さLを有して設けられている。溝215は、所定の深さDを有する有底溝である。本実施形態では、4つの溝215の長さL及び深さDが互いに同じとされている。溝215の底面は、曲面とされている。
次に、上記した電子装置10の効果について説明する。
ケースの底壁に貫通孔を設けない構成では、たとえば送風ユニットにコネクタを設け、防水筐体の外でコネクタにハーネスを接続することとなる。このため、構成が複雑となる。これに対し、本実施形態では、防水筐体20を構成するケース21の底壁210に貫通孔211を設けて送風ユニット40を取り付け、貫通孔211を通じて、送風ユニット40を回路基板30と電気的に接続している。したがって、送風ユニット40を備えた電子装置10の構成を簡素化することができる。
また、送風ユニット40に端子43を設け、この端子43を回路基板30に接続するため、送風ユニット40にコネクタを設け、防水筐体20の外でコネクタにハーネスを接続しなくともよい。すなわち、冷却の妨げとなるコネクタ及びハーネスが不要である。これにより放熱性を向上することができる。
また、第2通気口423を側壁421の下端に設けており、ファン41の回転にともなって外面21aに沿う空気の流れが形成される。このような構成では、第2通気口が狭いと、ファンの回転により生じる空気の流れを阻害することとなり、ファンの冷却能を十分に活用することができない虞がある。これに対し、底壁420に、第2通気口423に連なる切り欠き424を設けており、第2通気口423と切り欠き424との連通空間が、実質的に通気口として機能する。このように、羽根411よりも下方に位置する通気口を拡大しているため、放熱性を向上することができる。
以上により、送風ユニット40を備えた電子装置10において、構成を簡素化しつつ放熱性を向上することができる。ケース21に占める面積が同じであれば、送風ユニット40の冷却能のほうが放熱フィンよりも高いため、電子装置10の体格を小型化することもできる。
なお、単に第2通気口をZ方向において拡大する場合、羽根を上方にずらすなど、送風ユニット、ひいては電子装置の体格がZ方向において増大してしまう。これに対し、本実施形態では、第2通気口423を拡大するのではなく、底壁420に切り欠き424を設けることで実質的に機能する通気口を拡げているため、体格の増大を抑制しつつ、放熱性を向上することができる。
また、本実施形態では、切り欠き424が、側壁421の直下だけでなく、側壁421より内側に延設されている。第1通気口422から吸入した回転軸方向の空気を、収容空間42sに連なる切り欠き424を通じて、ハウジング42の外部に効率よく排出することができる。特に本実施形態では、羽根411の直下まで延設されているため、第1通気口422から吸入した回転軸方向の空気を、より効率よく排出することができる。
また、本実施形態では、切り欠き424が底壁420を貫通している。これにより、通気口を拡大できるため、放熱性を向上することができる。特に本実施形態では、切り欠き424に連なるように、ケース21の外面21aに溝215を設けている。これにより、第2通気口423、切り欠き424、及び溝215の連通空間が、実質的に通気口として機能する。したがって、放熱性をさらに向上することができる。
また、本実施形態では、第1通気口422が吸込口、第2通気口423が排出口とされる。これによれば、第2通気口423が吸込口、第1通気口422が排出口とされる構成に較べて、同じ回転数でも、ケース21の外面21a上の流速を高めることができる。すなわち、ケース21、ひいては回路基板30の温度を低くすることができる。この点については、シミュレーションにより確認されている。
上記したようにケースの底壁に貫通孔を設けない構成では、コネクタ及びハーネスが冷却の妨げとなり、プリント基板において電子部品の配置も制限される。これに対し、本実施形態では、コネクタやハーネスの妨げが無いため、電子部品32の配置自由度を向上することもできる。
また、コネクタやハーネスの妨げが無いため、本実施形態では、4つの側壁421のすべてに、第2通気口423が形成されている。これにより、第1通気口422から吸入した空気が、ケース21の外面21a上を四方に広がる。したがって、ケース21を効果的に冷却することができる。また、第2通気口423のそれぞれに対応して切り欠き424及び溝215が設けられているため、ケース21の全体を効率よく冷却することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示した電子装置10と共通する部分についての説明は省略する。
図5に示すように、回路基板30は、発熱量の大きい第1領域30a、及び、第1領域30aよりも発熱量の小さい第2領域30bを有している。第1領域30aにおいて、プリント基板31の一面31aには、パワーMOSFETなどの発熱素子32aが実装されている。発熱素子32aは、放熱ゲル34を介してケース21と熱的に接続されている。一方、第2領域30bには、発熱素子32aが実装されていない。
第2通気口423は、先行実施形態同様、4つの側壁421のそれぞれに設けられている。複数の第2通気口423のうち、第1領域30aに最も近い第2通気口423は、第2領域30bに最も近い第2通気口423とは別の通気口とされている。
図5及び図6に示すように、ケース21は、溝215として、第1溝215a及び第2溝215bを有している。第1溝215aは、第1領域30aに最も近い第2通気口423に対応して設けられている。第2溝215bは、第2領域30bに最も近い第2通気口423に対応して設けられている。そして、第1溝215aの深さD1が第2溝215bの深さD2よりも深くされている。また、第1溝215aの長さL1が第2溝215bの長さL2よりも長くされている。なお、図6では、便宜上、電子部品32、放熱ゲル34を、端子43、及びファン基板44などを省略して図示している。
このように、第1溝215aを第2溝215bよりも深くすることで、第1溝215a側の通気口を第2溝215b側の通気口よりも拡大することができる。これにより、第1溝215a側の流量を増やして、発熱領域である第1領域30aを効率よく冷却することができる。また、第1溝215aを第2溝215bよりも長くすることで、第1領域30aをさらに効率よく冷却することができる。
なお、第1溝215aの深さD1が第2溝215bの深さD2よりも深く、且つ、第1溝215aの長さL1が第2溝215bの長さL2よりも長くされる例を示したが、これに限定されない。少なくとも、第1溝215aの深さD1が第2溝215bの深さD2よりも深くされればよい。
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
電子装置10として、車両エンジンを制御する電子制御装置の例を示したが、これに限定されない。
端子43が回路基板30に挿入実装される例を示したが、これに限定されない。表面実装構造を採用することもできる。
シール部材45として、硬化前において液状の接着材を採用する例を示したが、これに限定されない。本実施形態に示すように、ねじ固定されるような場合には、シール部材45として、ゴム状弾性体などを採用することもできる。
ケース21に放熱フィンを設けてもよい。すなわち、送風ユニット40と放熱フィンを併用してもよい。カバー22に放熱フィンを設けてもよい。
ケース21が溝215を有する例を示したが、これに限定されない。図7の変形例では、ケース21が溝215を有しておらず、第2通気口423及び切り欠き424の連通空間が通気口とされている。溝215及び切り欠き424のうち、切り欠き424のみを有する構成としても、第2通気口423を含む通気口を拡大することができる。この場合、底壁420の上面のみに開口する未貫通孔の切り欠き424を採用することもできる。
溝215の底面が曲面とされる例を示したが、これに限定されない。
切り欠き424を側壁421に直下のみに設けてもよい。防水筐体20の外部の空間との間口が拡がる。
4つの側壁421のそれぞれに第2通気口423が設けられる例を示したが、これに限定されない。一部の側壁421のみに第2通気口423を設けてもよい。また、すべての第2通気口423に対応して切り欠き424が設けられる例を示したが、これに限定されない。複数の第2通気口423の一部のみに対応して切り欠き424を設けてもよい。複数の切り欠き424の一部のみに対応して溝215を設けてもよい。
10…電子装置、20…防水筐体、20s…内部空間、21…ケース、21a…外面、21b…内面、210…底壁、211…貫通孔、212…収容部、213…取り付け部、214…固定孔、215…溝、215a…第1溝、215b…第2溝、22…カバー、220…放熱フィン、30…回路基板、30a…第1領域、30b…第2領域、31…プリント基板、31a…一面、31b…裏面、32…電子部品、32a…発熱素子、33…コネクタ、34…放熱ゲル、40…送風ユニット、41…ファン、410…軸部、410a…回転シャフト、411…羽根、42…ハウジング、42s…収容空間、420…底壁、420a…中央部、420b…防水シール部、420c…ベース部、420d…外縁部、420e…連結部、420f…固定孔、421…側壁、422…第1通気口、423…第2通気口、424…切り欠き、43…端子、44…ファン基板、45…シール材

Claims (5)

  1. 貫通孔(211)が形成された壁部(210)を有する防水筐体(20)と、
    前記防水筐体の内部空間に収容された回路基板(30)と、
    羽根(411)を含み、前記回路基板の板厚方向を回転軸方向とするファン(41)と、前記ファンを回転可能に収容する部材であり、前記壁部の外面における前記貫通孔の周囲部分に対向しつつ前記貫通孔を覆うように配置された底壁(420)及び前記底壁から延設された筒状の側壁(421)を含み、前記貫通孔周りの全周で前記底壁と前記外面との間が水密に封止されたハウジング(42)と、前記底壁における水密封止部分より内側の部分であるベース部(420c)から前記内部空間に突出し、前記回路基板と電気的に接続された端子(43)と、前記回転軸方向において、少なくとも一部が前記回路基板に対して前記羽根よりも遠い上方側に設けられた第1通気口(422)と、前記回転軸方向において、少なくとも一部が前記回路基板に対して前記羽根よりも近い下方側であって、前記側壁の下端に設けられた第2通気口(423)と、前記底壁において前記水密封止部分及び前記ベース部の外側に設けられ、前記第2通気口に連なる切り欠き(424)と、を有する送風ユニット(40)と、を備え
    前記切り欠きは、前記底壁を前記回転軸方向に貫通しており、
    前記防水筐体は、前記壁部における前記側壁の直下領域に形成され、前記切り欠きに連なる有底の溝(215)を有し、
    前記回路基板は、発熱量の大きい第1領域(30a)と、前記第1領域よりも発熱量の小さい第2領域(30b)を有し、
    前記第2通気口は、前記側壁に複数設けられるとともに、前記第1領域に最も近い前記第2通気口と前記第2領域に最も近い前記第2通気口とが互いに異なっており、
    前記防水筐体は、前記溝として、前記第1領域に最も近い前記第2通気口に対応する第1溝(215a)と、前記第2領域に最も近い前記第2通気口に対応する第2溝(215b)と、を有し、
    前記第1溝のほうが前記第2溝よりも深くされている電子装置。
  2. 対応する前記第2通気口の貫通方向において、前記第1溝の方が前記第2溝よりも長くされている請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記切り欠きは、前記側壁より内側に延設されている請求項1または請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記切り欠きは、前記羽根の直下領域まで延設されている請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記ハウジングは、前記回転軸方向において前記底壁と反対の端部が開口し、前記開口が前記第1通気口とされている請求項1〜4いずれか1項に記載の電子装置。
JP2017111026A 2017-06-05 2017-06-05 電子装置 Active JP6907723B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111026A JP6907723B2 (ja) 2017-06-05 2017-06-05 電子装置
DE102018208696.6A DE102018208696B4 (de) 2017-06-05 2018-06-01 Elektronische Vorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111026A JP6907723B2 (ja) 2017-06-05 2017-06-05 電子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018206960A JP2018206960A (ja) 2018-12-27
JP6907723B2 true JP6907723B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=64279514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017111026A Active JP6907723B2 (ja) 2017-06-05 2017-06-05 電子装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6907723B2 (ja)
DE (1) DE102018208696B4 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3206436B2 (ja) * 1996-07-03 2001-09-10 松下電器産業株式会社 ヒートシンク装置
TW540648U (en) * 2002-05-16 2003-07-01 Sunonwealth Electr Mach Ind Co Suspension type heat-dissipation fan
JP2006325315A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Asmo Co Ltd ファンモータ
JP2014223000A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 日本電産サンキョー株式会社 モータ装置および電子機器
AT515828B1 (de) * 2014-05-23 2022-02-15 Fronius Int Gmbh Kühlvorrichtung und Wechselrichtergehäuse mit einer solchen Kühlvorrichtung
JP6330679B2 (ja) 2015-02-05 2018-05-30 株式会社デンソー 電子装置
TWI553231B (zh) * 2015-02-13 2016-10-11 佳世達科技股份有限公司 風扇及電子裝置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102018208696B4 (de) 2023-10-12
DE102018208696A1 (de) 2018-12-06
JP2018206960A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6981050B2 (ja) 電子装置
JP6984182B2 (ja) 電子装置
EP0620592A1 (en) Integrated circuit package
JP2007037280A (ja) インバータ一体型回転電機
JP6930246B2 (ja) 電子制御装置
JPWO2019064897A1 (ja) モータ
JP2011187666A (ja) 車載用防水装置の固定構造
JP2018120994A (ja) 電子装置及びモータ装置
JP6907723B2 (ja) 電子装置
JP7017031B2 (ja) 車載制御装置
JP6984181B2 (ja) 電子装置
JP2018206958A (ja) 電子装置
JP6907724B2 (ja) 電子装置
JP6207650B2 (ja) 回転電機
JP5430211B2 (ja) 駆動モータ
JP6953852B2 (ja) 電子制御装置
JP7059530B2 (ja) 電子制御装置
JP6926687B2 (ja) 電子装置
JP6907776B2 (ja) 電子装置
JP7139586B2 (ja) 電子制御装置
WO2018150911A1 (ja) コントローラ及び真空ポンプ装置
JP2000174468A (ja) 電子部品の冷却構造
JP6881045B2 (ja) 電子装置
JP7010001B2 (ja) 電子装置
JP2003264386A (ja) 電子制御機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6907723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151