JP6907294B2 - 下糸検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンと組み合わせて用いられる下糸検知装置に関し、特に外釜に挿通でき、ボビン内にある下糸に接触して下糸残量がデフォルト値を下回るかを検出する下糸検知装置に関する。
ミシンは、縫製作業を行う場合、主として、ニードルに取り付けられる上糸と、台座に取り付けられる下糸により複数層の縫製物を互いに結合させる。なかでも、下糸は、長さがボビンの収納量に制限されるので、ミシンが縫製作業を行う場合、使い切られることが発生しやすい。そのため、間もなく下糸が使い果たされるボビンを交換することが定期的な作業になっている。しかし、下糸を使い果たして不良の縫製品が生成すること、又はボビンの交換が早過ぎて下糸を無駄にすることを回避するために、相対的にミシンの稼動率が低減される。さらに、どのように下糸の残量を正確に予測又は検知し、適当な時点にボビンを交換する付け替え作業を行うかは、ミシンの生産効率を向上する主な要素となっている。このことにより、下糸が所定の長さを残すにあたって、オペレータに注意したり、機器にボビンを自動的に交換させるように信号命令を生成したりする必要がある。
適当な時点に下糸を交換する目的を達成するために、現在、間もなく下糸が使い果たされるかを検出するための従来の下糸検出装置10が市販されている。図1A、図1B及び図1Cに示すように、従来の下糸検出装置10は、空気圧シリンダ11と、ケース12と、検出ピン13とを備える。空気圧シリンダ11はケース12の内部にある測定ストッパ14を介して検出ピン13に接続され、ケース12の内部に測定ストッパ14の一側にある接点スイッチ15が設けられている。なかでも、接点スイッチ15は長孔161が設けられた調整部材16に固定接続され、調整部材16の長孔161がボルト17で調整可能にケース12に接続されることにより、接点スイッチ15は、調整部材16を介して選択的に空気圧シリンダ11に近接するか、又は空気圧シリンダ11から離れることができる。図示するように、測定ストッパ14は接点スイッチ15に近接する表面に傾斜面141が形成される。
図1Bに示すように、ミシンが縫製作業を停止する場合、空気圧シリンダ11が測定ストッパ14をケース12内を移動駆動させることで、検出ピン13はミシン本体に組み付けられるボビン18に向けて移動し、さらに、ボビン18に巻付けられる下糸19に接触する。検出ピン13が下糸19に当接される場合、測定ストッパ14の傾斜面141は接点スイッチ15に押し付けられる。接点スイッチ15は傾斜面141によって押圧されるが、オフ状態からオン状態に移行できず、さらに従来の下糸検出装置10はいかなる信号を生成しない。この場合、下糸19の残量がまだ十分であることが示されている。その後、空気圧シリンダ11が元の状態に戻り、検出ピン13が下糸19から分離することで、ミシンは縫製作業を継続して行うことができる。
図1Cに示すように、間もなく下糸19が使い果たされる場合、検出ピン13が下糸19に接触することで、測定ストッパ14の傾斜面141が接点スイッチ15に押し付けられ、接点スイッチ15がオフ状態からオン状態に移行し、さらに従来の下糸検出装置10はボビン18を交換するようにオペレータに注意する信号を生成する。これにより、オペレータは下糸19を使い果たす前にボビン18を交換することができる。
しかし、従来の下糸検出装置10の検出方式では、空気圧シリンダ11が直接検出ピン13を移動駆動させ、空気圧シリンダ11のピストンと測定ストッパ14の両者を同期して移動させるが、空気圧シリンダ11のピストン、検出ピン13及び測定ストッパ14の三者が同期して移動しなければならないので、空気圧シリンダ11は大きな力を生成する駆動付勢力を必要とする。検出ピン13は、下糸19に触れる場合、前記駆動付勢力が大き過ぎるので慣性移動することが多く、下糸19を押さえ過ぎて検出に誤差があり、その上、破損する場合もある。かつ検出ピン13が慣性移動することを回避するために前記駆動力の大きさを調整・低減すると、検出ピン13の移動速度が遅過ぎ、相対的にミシンの停止時間が増え、さらにミシンの生産効率を低減することに繋がる。
本発明の主な目的は、下糸検知装置の構造組成を改善して、下糸に接触できる接触棒が駆動源(例えば、空気圧シリンダ、電磁石)による直接駆動を介しなくても外釜の内部に挿通でき、かつ駆動源のストロークが一定に維持されて変わらず、下糸の残量が減少していくので接触棒のストロークが増加していくことで、接触棒は同期して駆動源の可動部品(例えば、空気圧シリンダのシリンダロッドピストン又は電磁石の鉄心)とともに移動せず、さらに下糸に接触する衝撃力を軽減して破損することを回避できることである。
前記目的を実現するために、本発明は、外釜と組み合わせて用いられる下糸検知装置であって、移動機構と、駆動機構と、センサと、を備える下糸検知装置に関する。前記移動機構は、接触棒と、接触棒付勢部材と、リセット付勢部材とを備え、前記接触棒が前記外釜から離れる予備位置にあり、前記接触棒付勢部材が前記接触棒に取り付けられ、前記接触棒を駆動して前記予備位置から離間させることができる接触付勢力を生成でき、前記リセット付勢部材が前記接触付勢力よりも大きいリセット付勢力を生成でき、前記リセット付勢力の方向が前記接触付勢力と逆である。なかでも、前記駆動機構は、止め部品と駆動源とを備え、前記止め部品が前記リセット付勢部材に取り付けられ、前記接触棒に接触することで、前記止め部品が前記リセット付勢力を介して前記接触棒を押し、前記接触棒が前記外釜に近接する検出位置から前記予備位置まで移動し、前記駆動源が前記リセット付勢力よりも大きい駆動付勢力を生成でき、前記駆動源が前記止め部品を駆動して前記接触棒から離間させることができ、さらに前記接触棒付勢部材が前記接触付勢力を介して前記接触棒を駆動して前記予備位置から前記検出位置まで移動させる。前記センサは前記接触棒が前記検出位置にある際に感知信号を生成できる。
前記接触棒にセンサチップが設けられており、前記センサに前記センサチップと組み合わせて用いられる感知エリアが設けられており、前記接触棒が前記検出位置に移動する場合、前記センサチップが同時に前記感知エリアに入るか、前記感知エリアから出る。
なお、前記止め部品は枢着スリーブを有し、前記枢着スリーブを軸心に揺動でき、前記接触棒は枢着軸を有し、前記枢着軸を軸心に揺動でき、前記枢着軸が移動可能に前記枢着スリーブに組み付けられることで、前記止め部品と前記接触棒がそれぞれ、揺動することができ、なかでも、前記枢着スリーブの軸心が前記枢着軸の軸心と重なる。
本発明は、駆動源が止め部品を移動駆動させる場合、止め部品は接触棒から離れ、接触棒との間が互いに接触していない分離状態を呈し、この場合、接触棒付勢部材が接触棒を検出位置まで移動駆動させ、さらに接触棒が外釜の内部に挿通して下糸に触れることで、接触棒が検出位置にある場合、センサが感知信号を生成できることで、オペレータはすぐに下糸が間もなく使い果たされることが分かり、さらに下糸を使い果たす前にボビンを適時に交換できることを特徴とする。
なお、本発明に係る下糸検知装置の構造組成により、接触棒が接触棒付勢部材の接触付勢力を介しないと検出位置まで移動できないので、駆動源は直接に接触棒を検出位置まで移動駆動させない。そして、接触棒は、駆動源の推力が大き過ぎて外釜内部の下糸に突き当たり過ぎることなく、さらに下糸に押さえ過ぎて破断破損が発生することを防止でき、接触棒の使用寿命を向上できる。
従来の下糸検出装置の模式図である。 検出ピンが下糸に当接されて下糸の残量があることを示す模式図である。 検出ピンが下糸に当接されて間もなく下糸が使い果たされることを示す模式図である。 本発明に係る下糸検知装置が、第1の好ましい実施例においてミシンに組み付けられる様子を示す模式図である。 本発明に係る下糸検知装置が、第1の好ましい実施例においてミシンに組み付けられる様子を示す分解図である。 第1の好ましい実施例において接触棒が予備位置にあることを示す模式図である。 第1の好ましい実施例において止め部品と接触棒とが分離状態を呈する模式図である。 第1の好ましい実施例において接触棒が第1検出位置まで移動する模式図である。 第1の好ましい実施例において接触棒が第2検出位置まで移動する模式図である。 本発明に係る下糸検知装置が、第2の好ましい実施例においてミシンに組み付けられる様子を示す模式図である。 本発明に係る下糸検知装置が、第2の好ましい実施例においてミシンに組み付けられる様子を示す分解図である。 第2の好ましい実施例において接触棒が予備位置にある模式図である。 第2の好ましい実施例において止め部品と接触棒とが分離状態を呈する模式図である。 第2の好ましい実施例において接触棒が第1検出位置まで移動する模式図である。 第2の好ましい実施例において接触棒が第2検出位置まで移動する模式図である。
本発明の構造、使用及びその特徴をより一層明確で詳しく認識、理解しやすいように、以下に図面を参照しながら、最良の実施の形態について詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、第1の好ましい実施例において、本発明に係る下糸検知装置20はミシン(図示せず)と組み合わせて用いられる。前記ミシンは、下糸検知装置20が取り付けられている台座30と、台座30に取り付けられる外釜31とを備え、外釜31は、ボビン座32と、ボビン座32の内部にあるボビン33とを備える。
下糸検知装置20は、主として、移動機構40と、駆動機構50と、センサ60とから構成される。移動機構40は、台座30に対して揺動できる接触棒41と、トーションばねとする接触棒付勢部材42と、同様にトーションばねとするリセット付勢部材43とを備える。接触棒41は、接触部411と付勢部412とを備える。接触部411は付勢部412に一体成形され、かつ円弧形状を呈し、その配列方向が付勢部412と交差していることで、接触棒41の全体の外観がL字型となる。なかでも、付勢部412は、台座30に穿設される枢着軸413に取り付けられ、センサ60と組み合わせて用いられるセンサチップ414が設けられている。
移動機構40の接触棒付勢部材42は、変形できる組立部421と、組立部421の一側にある第1端422と、組立部421の反対側にある第2端423とを有する。組立部421は、接触棒41の枢着軸413に外嵌されることで、枢着軸413の周囲にあり、第1端422が台座30を引っ掛け、第2端423が接触棒41の付勢部412を引っ掛ける。なかでも、第1端422と第2端423の両者がそれぞれ、台座30と接触棒41を引っ掛ける場合、組立部421が変形してトルクを生じることで、接触棒付勢部材42は接触棒41に付勢する接触付勢力F1(図4Cに示すように)を生成し、さらに接触棒41は接触付勢力F1を介して枢着軸413を軸心に反時計回り方向に揺動することができる。
また、リセット付勢部材43には、変形できるリセット部材組立部431と、リセット部材組立部431の一側にあるリセット部材の第1端432と、リセット部材組立部431の反対側にあるリセット部材の第2端433とが設けられている。リセット部材組立部431は、枢着軸413に外嵌されることで、枢着軸413の周囲にあり、リセット部材の第1端432が台座30に挿入し、リセット部材の第2端433が駆動機構50を引っ掛ける。なかでも、リセット部材の第1端432とリセット部材の第2端433がそれぞれ、台座30と駆動機構50を引っ掛ける場合、リセット部材組立部431が変形するのでトルクを生じることで、リセット付勢部材43は接触付勢力F1よりも大きいリセット付勢力F2(図4Aに示すように)を生成し、リセット付勢力F2が接触付勢力F1と逆である。
駆動機構50は、台座30に対して移動できる止め部品51と、台座30に固定される駆動源52とを備える。図3に示すように、止め部品51は、移動可能に枢着軸413に組み付けられる枢着スリーブ511と、枢着スリーブ511から離れる押当ブロック512と、枢着スリーブ511から離れる接触ブロック513とを備える。枢着スリーブ511は接触棒41の枢着軸413に外嵌されることで、枢着軸413の外側にある。好ましい実施例において、枢着軸413が移動可能に枢着スリーブ511に組み付けられるので、接触棒41と止め部品51の両者は、それぞれ揺動でき、かつ枢着スリーブ511が同軸に枢着軸413に設けられて、その軸心が枢着軸413の軸心と重なる。なかでも、押当ブロック512は、選択的に接触棒41に接触するか、又は接触棒41から分離することができる。押当ブロック512がリセット付勢部材43のリセット部材の第2端433に当接されることで、リセット付勢部材43のリセット付勢力F2が止め部品51に付勢して、止め部品51がリセット付勢力F2を介して時計回り方向に揺動でき、さらに接触ブロック513が継続的に駆動源52に接触する。駆動源52は作動する場合、止め部品51を押して移動させることができることで、止め部品51は枢着スリーブ511を軸心に反時計回り方向に揺動できる。この実施例において、駆動源52は電磁石としてもよい。なお、センサ60は台座30に固定され、センサチップ414が選択的に入るか、又は出ることができる感知エリア61を有する。この実施例において、センサ60は透過型光センサとする。
図4Aに示すように、リセット付勢力F2が接触付勢力F1よりも大きいので、リセット付勢部材43は駆動機構50の止め部品51を図面中の矢印方向に時計回り方向に揺動駆動させ、さらに止め部品51の押当ブロック512を接触棒41に近接する方向に向けて移動させる。押当ブロック512が接触棒41の付勢部412に接触する場合、止め部品51と接触棒41との間が互いに接触する接触状態A1を呈することで、押当ブロック512がリセット付勢力F2を介して接触棒41を押して、接触棒41が外釜31から離れる予備位置P1に保持される。図示するように、接触棒41が予備位置P1にある場合、接触棒41の接触部411が外釜31のボビン座32を貫通せず、接触棒41のセンサチップ414がセンサ60の感知エリア61を遮り、同時に、止め部品51の接触ブロック513が駆動機構50の駆動源52に当接される。
図4Bに示すように、前記ミシンが縫製作業を停止する場合、外釜31も同期して回転を止める。その後、駆動機構50の駆動源52は、リセット付勢力F2よりも大きい駆動付勢力F3を生成することで、駆動機構50の止め部品51を図面中の矢印方向に反時計回り方向に揺動駆動させることができ、さらに止め部品51の押当ブロック512が移動機構40の接触棒41から離れて、止め部品51と接触棒41との間が接触状態A1から互いに接触していない分離状態A2に移行する。図4Cに示すように、止め部品51と接触棒41との間が分離状態A2を呈する場合、接触棒付勢部材42は接触付勢力F1を生じるので接触棒41を枢着軸413を軸心に揺動駆動させることができて、接触棒41の付勢部412を押当ブロック512に近接させることで、接触棒41は予備位置P1から図面中の矢印方向に反時計回りに第1検出位置P2まで揺動でき、さらに接触棒41の接触部411が外釜31のボビン座32の内部に挿通して、接触部411がボビン33に巻付けられる下糸34に触れる。図示するように、接触棒41が第1検出位置P2にある場合、センサチップ414の一部が依然としてセンサ60の感知エリア61を遮り、センサ60がいかなる信号を発しないことで、前記ミシンは継続して縫製作業を行うことができる。
図4Dに示すように、ボビン33内の下糸34が間もなく使い果たされる場合、下糸検知装置20は下糸検知動作を行う。この場合、止め部品51と接触棒41との間が分離状態A2を呈する。接触棒41は、接触棒付勢部材42の接触付勢力F1を介して枢着軸413を軸心に揺動することで、予備位置P1から図面中の矢印方向に反時計回りに第1検出位置P2から離れる第2検出位置P3まで揺動でき、さらに接触棒41の接触部411が外釜31のボビン座32の内部に挿通して、下糸34に触れる。図示するように、接触棒41が第2検出位置P3にある場合、接触棒41のセンサチップ414がセンサ60の感知エリア61に露出することで、センサ60は、できるだけ早くボビン33を交換させることが可能であるように、オペレータに通知する感知信号を生成する。
これにより、下糸検知装置20の構造組成により、接触棒41は接触棒付勢部材42の接触付勢力F1を介しないと第1検出位置P2又は第2検出位置P3まで移動できないので、駆動源52は直接に接触棒41を第1検出位置P2又は第2検出位置P3まで移動駆動させることができない。そして、接触棒41は、駆動源52の駆動付勢力F3が大き過ぎてボビン座32の内部の下糸34に突き当たり過ぎることなく、さらに下糸34に押さえ過ぎて破断破損が発生することを防止でき、接触棒41の使用寿命を向上できる。
図5及び図6に示すように、第2の好ましい実施例において、第1の好ましい実施例との差異は外釜30、移動機構40の接触棒41及び移動機構40の接触棒付勢部材42である。駆動機構50とセンサ60の構造組成原理については、第1の好ましい実施例と同様であり、ですから、この実施例において、駆動機構50について説明を省略する。
図示するように、外釜31のボビン33はボビンケース35の内部にあり、移動機構40の接触棒41は、さらに付勢部412と接触部411との間にある可動部415を有する。付勢部412が可動部415を介して移動可能に接触部411に組み付けられることで、直線移動を行う接触部411は可動部415を介して揺動する付勢部412に対して移動できる。なかでも、可動部415は、接触部411に形成される位置決めロッド415aと、付勢部412に形成される位置決め溝415bとを有する。位置決めロッド415aは移動可能に位置決め溝415bに組み付けられ、かつ付勢部412の中央領域に接触部411から離れる延長棒416が取り付けられている。延長棒416は付勢部412から離れる一端にセンサチップ414が取り付けられている。
移動機構40の接触棒付勢部材42は重さを有する釣合おもり424とし、釣合おもり424が接触棒41の延長棒416にロックされる。この実施例において、釣合おもり424は、延長棒416の軸方向位置に調整ロックされ得ることで、接触棒41の付勢部412又は接触棒41のセンサチップ414に近接することができ、さらにそれ自体の重さにより、及び延長棒416との間の相対的位置を変更することにより、接触付勢力F1の大きさを調整することができる。
図7Aに示すように、駆動源52が駆動付勢力F3を生じない状態で、リセット付勢部材43はリセット付勢力F2を介して移動機構40の接触棒41を駆動して予備位置P1に保持させる。接触棒41が予備位置P1にある場合、接触棒41の接触部411は外釜31のボビンケース35を貫通せず、ボビンケース35に組み付けられる大釜ベース36の側面の開口に穿設され、それと同時に、接触棒41のセンサチップ414がセンサ60から離れることで、センサチップ414は感知エリア61内にあることなく、かつ止め部品51の接触ブロック513(図6を参照)が駆動機構50の駆動源52に当接される。
図7Bに示すように、前記ミシンが縫製作業を停止する場合、外釜31は回転を止める。その後、駆動機構50の駆動源52は駆動付勢力F3を生じることで、駆動機構50の止め部品51を図面中の矢印方向に時計回り方向に揺動駆動させることができて、止め部品51の押当ブロック512が移動機構40の接触棒41から離れ、さらに止め部品51と接触棒41との間が接触状態A1から分離状態A2に移行する。図7Cに示すように、止め部品51と接触棒41との間が分離状態A2を呈する場合、釣合おもり424がそれ自体の重さで接触付勢力F1を生じることで、接触棒41は接触付勢力F1を介して第1検出位置P2まで移動し、さらに接触棒41の接触部411が外釜31のボビンケース35の内部に挿通して、下糸34に触れる。図示するように、接触棒41が第1検出位置P2にある場合、センサチップ414が依然としてセンサ60の感知エリア61に入らないので、センサ60はいかなる信号を発することなく、前記ミシンは縫製作業を継続して行うことができる。
図示するように、釣合おもり424は、接触棒41の付勢部412に近接することで、小さな接触付勢力F1を生じる。逆に、釣合おもり424を調整して接触棒41のセンサチップ414に近接させて、釣合おもり424に大きな接触付勢力F1を生じさせるが、接触付勢力F1は調整され得ても、その大きさが依然としてリセット付勢部材43のリセット付勢力F2よりも小さい。
この実施例において、接触棒41が第1検出位置P2まで移動する過程において、接触棒41の付勢部412が枢着軸413を軸心に図7C中の矢印方向に時計回りに揺動し、揺動する付勢部412が接触棒41の可動部415を介して接触棒41の接触部411を駆動して図7C中の矢印方向に直線移動させる。これにより、付勢部412と接触部411の間に可動部415が設けられているので、接触棒41が第1検出位置P2まで移動する過程において、可動部415の位置決めロッド415aは可動部415の位置決め溝415b内に相対変位を発生する。
図7Dに示すように、ボビン33内の下糸34が使い果たされる場合、下糸検知装置20は下糸検知動作を行う。この場合、止め部品51と接触棒41との間が分離状態A2を呈する。接触棒41の付勢部412が接触棒付勢部材42の接触付勢力F1を介して枢着軸413を軸心に揺動すると同時に、接触棒41の接触部411が直線移動することで、接触棒41は第2検出位置P3まで移動し、さらに接触棒41の接触部411が外釜31のボビンケース35の内部に挿通して、接触部411の端部が下糸34に触れる。図示するように、接触棒41が第2検出位置P3にある場合、接触棒41のセンサチップ414がセンサ60の感知エリア61に入ることで、センサ60は、できるだけ早くボビン33を交換するようにオペレータに注意する感知信号を生成する。
上述した実施の形態は、ただ説明の便宜のためであり、本発明を制限するものではない。当業者が本発明の範囲を逸脱することなく、本発明の特許請求の範囲及び明細書に基づき為された各種の簡単な変形及び修飾は、全て以下の特許請求の範囲に含まれるべきである。
10 従来の下糸検出装置
11 空気圧シリンダ
12 ケース
13 検出ピン
14 測定ストッパ
141 傾斜面
15 接点スイッチ
16 調整部材
161 長孔
17 ボルト
18 ボビン
19 下糸
20 下糸検知装置
30 台座
31 外釜
32 ボビン座
33 ボビン
34 下糸
35 ボビンケース
36 大釜ベース
40 移動機構
41 接触棒
411 接触部
412 付勢部
413 枢着軸
414 センサチップ
415 可動部
415a 位置決めロッド
415b 位置決め溝
416 延長棒
42 接触棒付勢部材
421 組立部
422 第1端
423 第2端
424 釣合おもり
43 リセット付勢部材
431 リセット部材組立部
432 リセット部材の第1端
433 リセット部材の第2端
50 駆動機構
51 止め部品
511 枢着スリーブ
512 押当ブロック
513 接触ブロック
52 駆動源
60 センサ
61 感知エリア
A1 接触状態
A2 分離状態
F1 接触付勢力
F2 リセット付勢力
F3 駆動付勢力
P1 予備位置
P2 第1検出位置
P3 第2検出位置

Claims (3)

  1. 外釜と組み合わせて用いられる下糸検知装置であって、
    接触棒と、接触棒付勢部材と、リセット付勢部材とを備え、前記接触棒が前記外釜から離れる予備位置にあり、前記接触棒付勢部材が前記接触棒に取り付けられ、前記接触棒を駆動して前記予備位置から離間させることができる接触付勢力を生成でき、前記リセット付勢部材が前記接触付勢力よりも大きいリセット付勢力を生成でき、前記リセット付勢力の方向が前記接触付勢力と逆である移動機構と、
    止め部品と駆動源とを備え、前記止め部品が前記リセット付勢部材に取り付けられ、前記接触棒に接触することで、前記止め部品が前記リセット付勢力を介して前記接触棒を押し、前記接触棒が前記外釜に近接する検出位置から前記予備位置まで移動し、前記駆動源が前記リセット付勢力よりも大きい駆動付勢力を生成でき、前記駆動源が前記止め部品を駆動して前記接触棒から離間させることができ、さらに前記接触棒付勢部材が前記接触付勢力を介して前記接触棒を駆動して前記予備位置から前記検出位置まで移動させる駆動機構と、
    前記接触棒が前記検出位置にある際に感知信号を生成できるセンサと、
    を備え
    前記止め部品は枢着スリーブを有し、前記枢着スリーブを軸心に揺動でき、前記接触棒は枢着軸を有し、前記枢着軸を軸心に揺動でき、前記枢着軸が移動可能に前記枢着スリーブに組み付けられることで、前記止め部品と前記接触棒がそれぞれ、揺動することができることを特徴とする、下糸検知装置。
  2. 前記接触棒にセンサチップが設けられており、前記センサに前記センサチップと組み合わせて用いられる感知エリアが設けられており、前記接触棒が前記検出位置に移動する場合、前記センサチップが同時に前記感知エリアに入るか、前記感知エリアから出ることを特徴とする、請求項1に記載の下糸検知装置。
  3. 前記枢着スリーブの軸心が前記枢着軸の軸心と重なることを特徴とする、請求項1に記載の下糸検知装置。
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