JP6905484B2 - 振動発生装置 - Google Patents
振動発生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6905484B2 JP6905484B2 JP2018037992A JP2018037992A JP6905484B2 JP 6905484 B2 JP6905484 B2 JP 6905484B2 JP 2018037992 A JP2018037992 A JP 2018037992A JP 2018037992 A JP2018037992 A JP 2018037992A JP 6905484 B2 JP6905484 B2 JP 6905484B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- transmission member
- cavity
- cushion portion
- cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
クッション部10は、シート200の座面部201を構成する。クッション部10は、シート200に着座した着座者との当接部となって、振動伝達部材30より発生される振動をユーザに体感させる。なお、本実施の形態では、クッション部10がシート200の座面部201を構成する場合について説明するが、クッション部10は、座面部201を構成する場合には限定されず、背もたれ部202等を構成するものであってもよい。クッション部10は、一般的なウレタン等の弾性体によって構成される。弾性体によって構成されるため、ユーザがクッション部10に着座しても、ユーザに不快感を与えるおそれがない。
振動伝達部材30は、円形断面形状を呈する棒状体の本体部33を有している。振動伝達部材30の本体部33は、振動を伝達しやすい金属等によって形成されている。図2(a)は、クッション部10に対して振動伝達部材30が内設された状態を示した振動発生装置1の側方断面図である。振動伝達部材30は、図2(a)に示すように、クッション部10の内部に対し、座面部201の前後方向に略水平になるようにして内設(延設)される。具体的には、クッション部10を成形するときに、振動伝達部材30を内部に配置した状態でクッション部10の成形を行うインサート成形によって、振動伝達部材30を内設(延設)する。あるいは、クッション部10を成形した後に、振動伝達部材30を挿入するための挿入孔をクッション部10に形成し、振動伝達部材30を挿入した後に接着剤等でクッション部10に固定する。
エキサイタ20は、音源装置(図示省略)より受信した信号に基づいて、振動を出力して振動伝達部材に伝達する。一般的に、エキサイタは、平面パネル等に取り付けられた状態で、平面パネル等に振動を与えることによって音や振動を出力する。エキサイタは、エキサイタ自体の質量(重量)に作用して生じる慣性力を利用して、エキサイタが取り付けられる平面パネル等の表面に、ボイスコイルから伝わる振動を伝達する構造となっている。エキサイタの詳細な構造等は、既に広く知られた技術(例えば、特開2017−019386号公報等参照)であるため、本実施の形態での詳細な説明は省略する。
まず、実施の形態1に係る振動発生装置1について説明する。実施の形態1に係る振動発生装置1では、図2(a)に示すように、円柱の中心軸を水平方向に寝かせたような内部形状を有する空洞部40が、クッション部10の内部に形成されている。空洞部40の内部形状は、円柱の中心軸を水平方向に寝かせたような形状であるため、図2(a)に示す側方断面図では、断面形状が四角形で示されている。また、振動伝達部材30における本体部33の外周面35と、外周面35を臨む空洞部40の内面(クッション部10の内面)11との間には、間隙Lが確保されている。このため、空洞部40が設けられた部分において、本体部33の外周面35とクッション部10の内面11(クッション部10のウレタン等)とは直接に接して(当接して)いない。
図3(a)は、実施の形態2に係る振動発生装置1aの概略構成を示した側方断面図である。図3(a)に示す振動発生装置1aでは、クッション部10の内部に、3カ所の空洞部50,51,52が形成されている。図2(a)では、空洞部40が1カ所であったが、図3(a)では、均等な大きさからなる3カ所の空洞部50,51,52が設けられている点で相違する。図3(a)の場合にも、振動伝達部材30が空洞部50,51,52の内部(例えば、空洞部の中心部分)を貫くようにして設けられている。振動伝達部材30の外周面35であって空洞部50,51,52の内面11を臨む部分には、クッション部10のウレタン等が当接しない。このため、振動伝達部材30の前側端部31より入力された振動は、外周面35が空洞部50,51,52の内面11を臨む部分の方が、外周面35がクッション部10のウレタン等に当接する部分よりも低減され難くなる。従って、クッション部10の後部(後側端部32の近傍)において、十分な大きさの振動を発生させることが可能になる。
図3(b)は、実施の形態3に係る振動発生装置1bの概略構成を示した側方断面図である。図3(b)に示す振動発生装置1bでは、クッション部10の内部に、3カ所の空洞部60,61,62が形成されている点で、図3(a)に示す振動発生装置1aと同じである。しかし、図3(b)では、3つの空洞部60,61,62の水平方向の長さがそれぞれ異なる点で、図3(a)に示す振動発生装置1aと相違する。
図4(a)は、実施の形態4に係る振動発生装置1cの概略構成を示した側方断面図である。図4(a)に示す振動発生装置1cでは、図3(a)に示した3カ所の空洞部51,52,53の内部に、クッション部10よりも振動の伝達性能の高い素材(振動の強さを低減させにくい素材。以下、高伝導素材と称する。)が充填されている。つまり、クッション部10の内部に高伝導素材70,71,72が充填されて、高伝導素材70,71,72が振動伝達部材30の外周面に当接されている。このように、高伝導素材をクッション部10に設けることによって、クッション部10のウレタン等に当接する振動伝達部材30の振動の減衰量に比べて、高伝導素材70,71,72に当接する振動伝達部材30の振動の減衰量を抑制することができる。
図5(a)は、実施の形態5に係る振動発生装置1dの概略構成を示した側方断面図である。図5(a)に示す振動発生装置1dは、クッション部10の内部に形成された3つの空洞部100,101,102の断面形状が、楕円形状になっている。断面形状が楕円形状であるため、空洞部は、振動伝達部材30を中心としたドーナツ状の空間として形成される。
10 …クッション部
11 …(空洞部,クッション部の)内面
20 …エキサイタ(振動出力手段)
30,30a …振動伝達部材
31 …(振動伝達部材の)前側端部
32 …(振動伝達部材の)後側端部
33 …(振動伝達部材の)本体部
34 …(振動伝達部材の)L字形状部
35 …(振動伝達部材の)外周面
40,50,51,52,60,61,62,100,101,102,110,111,112 …空洞部
70,71,72,80,91,92,93 …高伝導素材
200 …シート
201 …座面部
202 …背もたれ部
Claims (6)
- シートを構成するクッション部と、
棒状体からなる本体部を有し、前記クッション部に該本体部が内設されて、前記本体部の端部より入力された振動を前記本体部の延設方向へと伝達する振動伝達部材と、
該振動伝達部材の前記端部に対して振動を出力する振動出力手段と
を備え、
前記クッション部の内部には、前記振動伝達部材が貫通される空洞部が形成され、前記振動伝達部材の外周面と、当該外周面を臨む前記空洞部の内面との間に間隙が確保されること
を特徴とする振動発生装置。 - 前記空洞部は、前記クッション部の内部において、前記延設方向に複数形成されること
を特徴とする請求項1に記載の振動発生装置。 - 前記クッション部に複数形成された前記空洞部において、それぞれの空洞部における前記延設方向の空間幅が、前記空洞部毎に異なっていること
を特徴とする請求項2に記載の振動発生装置。 - 前記クッション部に複数形成された前記空洞部の前記空間幅が、前記端部から前記延設方向に進むに従って、段階的に異なる幅に設定されること
を特徴とする請求項3に記載の振動発生装置。 - 前記延設方向に対する前記空洞部の側方断面が、円形断面又は多角形断面になること
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の振動発生装置。 - 前記空洞部の内部空間に前記クッション部よりも振動の伝達性能の高い素材を充填させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の振動発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018037992A JP6905484B2 (ja) | 2018-03-02 | 2018-03-02 | 振動発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018037992A JP6905484B2 (ja) | 2018-03-02 | 2018-03-02 | 振動発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019150331A JP2019150331A (ja) | 2019-09-12 |
JP6905484B2 true JP6905484B2 (ja) | 2021-07-21 |
Family
ID=67946934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018037992A Active JP6905484B2 (ja) | 2018-03-02 | 2018-03-02 | 振動発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6905484B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01261995A (ja) * | 1988-04-13 | 1989-10-18 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 体感振動装置 |
JPH0250697A (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-20 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 共鳴共振体 |
JPH0282800A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-23 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 音響振動装置 |
US9517777B2 (en) * | 2014-11-06 | 2016-12-13 | Ford Global Technologies, Llc | Lane departure feedback system |
JP6517101B2 (ja) * | 2015-07-10 | 2019-05-22 | クラリオン株式会社 | 振動発生装置 |
-
2018
- 2018-03-02 JP JP2018037992A patent/JP6905484B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019150331A (ja) | 2019-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6517101B2 (ja) | 振動発生装置 | |
WO2014050392A1 (ja) | ヘッドレスト及びこれを備えた車両用シート | |
US9539923B2 (en) | Headrest and vehicle seat provided therewith, and method of manufacturing headrest | |
JP6796991B2 (ja) | 振動減衰装置、及びこの振動減衰装置が設けられた車両用シート | |
JP5696706B2 (ja) | ヘッドレスト及びこれを備えた車両用シート | |
JP6905484B2 (ja) | 振動発生装置 | |
JP2019201954A (ja) | シートパッド | |
US11357332B2 (en) | Furniture with integrated acoustical system | |
JPWO2019044824A1 (ja) | 座席 | |
KR102187558B1 (ko) | 자동차의 시트 진동 저감용 헤드레스트 폴 가이드 장치 | |
JP2019165916A (ja) | 振動発生装置 | |
JP6726333B2 (ja) | 振動発生装置 | |
JP5678930B2 (ja) | ヘッドレスト | |
JP6821524B2 (ja) | シート振動低減装置 | |
JP7083121B1 (ja) | 構造体、振動デバイス及び体感音響装置 | |
JP2016130033A (ja) | 乗物用シート | |
WO2020009112A1 (ja) | 振動発生装置 | |
JP2019112016A (ja) | 振動装置、及び、それを備えた振動装置付き座席 | |
JP6675591B2 (ja) | 車両用シート | |
CN115534784A (zh) | 具有振动装置的车辆座椅 | |
JP2019214018A (ja) | 振動発生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210622 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210625 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6905484 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |