JP6905151B2 - 電源回路、センサノード、センサネットワーク - Google Patents

電源回路、センサノード、センサネットワーク Download PDF

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Description

本明細書中に開示されている発明は、電源回路並びにこれを用いたセンサノード及びセンサネットワークに関する。
近年、環境発電(いわゆるエナジーハーベスティング)による自己発電電力を用いて動作するセンサノードが実用化されている。このようなセンサノードは、電源配線の敷設や電池の交換が困難なアプリケーションにも好適に適用することができるので、様々な用途での普及が見込まれている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1や特許文献2を挙げることができる。
特開2011−13765号公報 特開2016−11909号公報
しかしながら、上記のセンサノードなどに用いられる電源回路に着目すると、低消費電力で安定な電力供給を行うためには、電力変換部の高効率化、発電電力の蓄電制御、ないしは、環境発電と電池とのハイブリッド化に伴う電源切替制御について、さらなる検討の余地があった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記課題に鑑み、低消費電力で安定な電力供給を行うことのできる電源回路を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている電源回路は、入力電圧から出力電圧を生成して間欠駆動型の負荷に電力供給を行う電力変換部と、前記電力変換部の出力電流を平均値不変で制限する電流制限部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る電源回路において、前記電流制限部は、前記電力変換部と前記負荷との間に接続された第1電流制限抵抗と、前記第1電流制限抵抗に並列接続された第1スイッチと、前記負荷に並列接続されたキャパシタとを含む構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る電源回路において、前記第1電流制限抵抗は、制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗である構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第2または第3の構成から成る電源回路において、前記電流制限部は、前記第1電流制限抵抗の両端間で前記第1スイッチに直列接続された第2電流制限抵抗をさらに含む構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成る電源回路において、前記第1スイッチは、前記電力変換部と前記第2電流制限抵抗との間に接続された第1トランジスタと、前記電力変換部と前記第1トランジスタの制御端との間に接続された第1分圧抵抗と、前記第1トランジスタの制御端と基準電位端との間に接続された第2トランジスタと、前記第2トランジスタと基準電位端との間に接続された第2分圧抵抗を含む構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第2〜第5いずれかの構成から成る電源回路は、前記キャパシタの充電電圧が所定の閾値電圧を上回るまで前記キャパシタと前記負荷との間を遮断する出力制御部をさらに有する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る電源回路において、前記出力制御部は、記キャパシタと前記負荷との間に接続された第2スイッチと、前記充電電圧を監視して前記第2スイッチを制御する充電電圧監視部と、を含む構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第7の構成から成る電源回路において、前記第2スイッチは、前記キャパシタと前記負荷との間に接続された第3トランジスタと、前記キャパシタと前記第3トランジスタの制御端との間に接続された第3分圧抵抗と、前記第3トランジスタの制御端と基準電位端との間に接続された第4トランジスタと、前記第4トランジスタと前記基準電位端との間に接続された第4分圧抵抗と、を含む構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第8いずれかの構成から成る電源回路は、環境発電部と、前記環境発電部の発電電力を蓄える蓄電部と、前記蓄電部の充電制御を行いつつ前記環境発電部の発電電力または前記蓄電部の蓄電電力を用いて前記電力変換部への電力供給を行う充電部とをさらに有する構成(第9の構成)にするとよい。
また、上記第9の構成から成る電源回路において、前記充電部は、Pチャネル型のトランジスタと、前記トランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1抵抗と、前記トランジスタのゲートと基準電位端との間に接続された第2抵抗と、前記トランジスタのドレインと前記蓄電部との間に接続された第3抵抗と、前記電力変換部の入力端と前記基準電位端との間に接続されたキャパシタと、アノードが前記トランジスタのソースに接続されてカソードが前記電力変換部の入力端に接続された第1ダイオードと、アノードが前記蓄電部に接続されてカソードが前記電力変換部の入力端に接続された第2ダイオードと、アノードが前記環境発電部の出力端に接続されてカソードが前記トランジスタのソースに接続された第3ダイオードと、を含む構成(第10の構成)にするとよい。
また、上記第9または第10の構成から成る電源回路は、電池と、前記電池から前記電力変換部への電力供給経路を導通/遮断する電源切替部と、前記入力電圧を監視して前記電源切替部を制御する入力電圧監視部を更に有する構成(第11の構成)にするとよい。
また、上記第11の構成から成る電源回路において、前記電力変換部は前記入力電圧の低下が検出されてから所定の待機時間が経過するまでイネーブル状態を維持する構成(第12の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されているセンサノードは、上記第1〜第12いずれかの構成から成る電源回路と、前記電源回路の負荷として間欠的に動作するセンサモジュールと、を有する構成(第13の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されているセンサネットワークは、上記第13の構成から成るセンサノードと、前記センサノードの計測結果を無線で受信する受信機と、を有する構成(第14の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている電源回路は、環境発電部と、前記環境発電部の発電電力を蓄える蓄電部と、前記蓄電部の充電制御を行いつつ前記環境発電部の発電電力または前記蓄電部の蓄電電力を用いて後段回路への電力供給を行う充電部と、を有し、前記充電部は、Pチャネル型のトランジスタと、前記トランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1抵抗と、前記トランジスタのゲートと基準電位端との間に接続された第2抵抗と、前記トランジスタのドレインと前記蓄電部との間に接続された第3抵抗と、前記後段回路の入力端と前記基準電位端との間に接続されたキャパシタと、アノードが前記トランジスタのソースに接続されてカソードが前記後段回路の入力端に接続された第1ダイオードと、アノードが前記蓄電部に接続されてカソードが前記後段回路の入力端に接続された第2ダイオードと、アノードが前記環境発電部の出力端に接続されてカソードが前記トランジスタのソースに接続された第3ダイオードと、を含む構成(第15の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている電源回路は、入力電圧から出力電圧を生成する電力変換部と、前記電力変換部に電力供給を行う環境発電部及び電池と、前記電池から前記電力変換部への電力供給経路を導通/遮断する電源切替部と、前記入力電圧を監視して前記電源切替部を制御する入力電圧監視部と、を有し、前記電力変換部は、前記入力電圧の低下が検出されてから所定の待機時間が経過するまでイネーブル状態を維持する手段を備える構成(第16の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている電源回路は、キャパシタと負荷との間に接続された第1トランジスタと、前記キャパシタと前記第1トランジスタの制御端との間に接続された第1抵抗と、前記第1トランジスタの制御端と基準電位端との間に接続された第2トランジスタと、前記第2トランジスタと前記基準電位端との間に接続された第2抵抗と、前記キャパシタの充電電圧を監視して前記第2トランジスタを制御する電圧監視部と、を有する構成(第17の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、低消費電力で安定な電力供給を行うことのできる電源回路を提供することが可能となる。
センサノードの一構成例を示す図 充電部の一構成例を示す図 電源切替部の一構成例を示す図 入力電圧監視部の一構成例を示す図 電源切替動作の一例を示す図 電力変換部の第1構成例を示す図 電力変換部の第2構成例を示す図 イネーブル維持動作の一例を示す図 電流制限部の第1構成例を示す図 電流制限部の第2構成例を示す図 電流制限動作の一例を示す図 出力電流と効率との関係を示す図 電流制限部の第3構成例を示す図 電流制限部に用いられるスイッチの一構成例を示す図 出力制御部の一構成例を示す図 出力制御動作の一例を示す図 出力制御部に用いられるスイッチの一構成例を示す図 制御信号の一例を示す図 センサネットワークの一構成例を示す図
<センサノード>
図1は、センサノードの一構成例を示す図である。本構成例のセンサノード1は、電源回路100と、センサモジュール200と、を有する。
電源回路100は、センサモジュール200各部に電力を供給するための手段であり、環境発電部110と、電池120と、蓄電部130と、充電部140と、電源切替部150と、入力電圧監視部160と、電力変換部170と、電流制限部180と、を含む。
環境発電部110は、センサノード1の設置された環境下に存在するエネルギー(=振動、光、熱など)を受けて発電する手段(いわゆるエナジーハーベスタ)である。なお、振動をエネルギー源とする場合には、発電素子として、ピエゾ素子などの圧電素子を用いるとよい。また、太陽光や照明光をエネルギー源とする場合には、発電素子として、シリコン系、化合物系、または、有機系などの光電素子を用いるとよい。また、熱をエネルギー源とする場合には、発電素子として、ペルチェ素子などの熱電素子を用いるとよい。また、環境発電(ないしは自己発電)をより広義に捉えると、CT方式電流センサを用いることもできる。その原理は、測定導体(1次側)に流れる交流電流による磁気コア内に発生した磁束を打ち消すように2次側の巻線に巻線比に応じた交流電流(2次電流)が流れるというものである。ただし、上記はあくまで例示であり、他の発電原理による発電デバイスを用いても構わない。例えば、振動発電には、圧電式(ピエゾ素子を用いるもの)だけでなく、電磁誘導式(コイルと磁石を用いた電磁誘導によるもの)や、静電式(エレクトレットを用いるもの)などがある。なお、以下では、環境発電部110として、ソーラーパネル(例えば4セル)が用いられており、その受光量に応じた直流電圧V1(約0.6V〜2.4V)が生成されるものとして説明を行う。
電池120は、環境発電部110の発電電力(ただしCT方式電流センサを用いる場合には非接触給電電力と読み替え)が乏しくなったときでも、電力変換部170への電力供給を継続するための補助電源である。なお、電池120としては、例えば、直流電圧V2(例えば1.5V)を出力することのできる単3型(放電容量3000mAh)または単4型(放電容量1500mAh)の乾電池1〜2本を用いればよい。また、コイン型リチウム電池(3.0V)1個、或いは、リチウム電池(例えばCR2:3.0V)1個を利用することもできる。
蓄電部130は、環境発電部110の発電電力を充電電圧V3として蓄えるための手段であり、例えば、スーパーキャパシタ(=電気二重層キャパシタの総称)を好適に用いることができる。
このように、電源回路100は、環境発電部110と電池120の双方を持つハイブリッド電源であり、さらには、環境発電部110の発電電力をバッファするための蓄電部130を備えた3段構えの構成とされている。従って、電力変換部170(延いてはセンサモジュール200)に安定な電力供給を行うことが可能となる。
充電部140は、蓄電部130の充電制御を行いつつ、環境発電部110の発電電力または蓄電部130の蓄電電力を用いて、電力変換部170への電力供給を行う。充電部140の構成及び動作については、後ほど詳述する。
電源切替部150は、入力電圧監視部160からの制御信号S1に応じて、電池120から電力変換部170への電力供給経路を導通/遮断する。電源切替部150の構成及び動作については、後ほど詳述する。
入力電圧監視部160は、電力変換部170への入力電圧V4を常時監視し、その監視結果を制御信号S1として出力することにより、電源切替部150を制御する。より具体的に述べると、入力電圧監視部160は、入力電圧V4が所定の閾値電圧Vth(例えば1.5V)よりも低いときに制御信号S1をローレベルとし、入力電圧V4が閾値電圧Vthよりも高いときに、制御信号S1をハイレベルとする。なお、本構成例では、制御信号S1が電力変換部170にも入力されており、電力変換部170のイネーブル制御に活用されているが、この信号経路については割愛することも可能である。入力電圧監視部160の構成及び動作については、後ほど詳述する。
電力変換部170は、入力電圧V4から所望の出力電圧V5(例えば3.3V)を生成してセンサモジュール200に電力供給を行う。なお、電力変換部170としては、例えば、昇圧型のDC/DCコンバータを好適に用いることができる。電力変換部170の構成及び動作については、後ほど詳述する。
電流制限部180は、電力変換部170の出力電流Ioutを平均値不変で制限する。電流制限部180の構成及び動作については、後ほど詳述する。
一方、センサモジュール200は、環境センサ210と無線通信/制御部220とを含み、電源回路100の負荷として間欠的に動作する。
環境センサ210は、センサノード1の設置されている環境下において、所定の計測対象(磁気、加速度、角速度、圧力、歪み、振動、温度、湿度、光、赤外線、紫外線、電磁波、放射線、電界、電流、電圧、電力、位置、距離、変位、流速、流量、成分、組成、濃度、音、ガス、匂い、電気伝導度、pH、水位、カウントなど)を計測する手段である。なお、環境センサ210は、アナログ出力であってもデジタル出力であっても構わない。
無線通信/制御部220は、環境センサ部210の電源制御や環境センサ部210とのIC[Inter-Integrated Circuit]通信又はSPI[Serial Peripheral Interface]通信を行うほか、環境センサ210で得られた計測結果を受信機2(後出する図13を参照)に無線で送信する。また、環境センサ210がアナログ出力である場合には、汎用入出力端子(GPIO[General Purpose Input/Output])を用いてデータのやり取りを行えばよい。
無線通信/制御部220の通信規格としては、BLE[Bluetooth(登録商標) Low Energy]よりも通信可能距離の長いSub−GHz無線(例えば、WiSUN[Wireless Smart Utility Network])を採用することが望ましい。このような通信規格の採用により、センサノード1で広領域をカバーすることが可能となる。
ただし、Sub−GHz無線は、BLEと比べて消費電流が大きい。そのため、センサノード1では、その長寿命化を実現するために、センサモジュール200の間欠動作機能(=動作時以外スリープさせる機能)、低クロック化による動作時の消費電力低減機能、並びに、電源回路100の工夫による電池寿命の伸長機能(後述)が導入されている。
なお、センサノード1では、環境発電部110を構成するソーラーパネルも含めて、全ての部品を1つの基板に搭載するとよい。
<充電部>
図2は、充電部140の一構成例を示した図である。充電部140は、PMOSFET[P-channel type metal oxide semiconductor field effect transistor]141と、抵抗142〜144と、キャパシタ145と、ダイオード146〜148と、を含む。
抵抗142は、PMOSFET141のソースとゲートとの間に接続されている。抵抗143は、PMOSFET141のゲートと基準電位端(例えば接地端)との間に接続されている。抵抗144は、PMOSFET141のドレインと充電電圧V3の印加端(=蓄電部130の入出力端)との間に接続されている。キャパシタ145は、入力電圧V4の印加端(=電力変換部170の入力端)と基準電位端との間に接続されている。
ダイオード146のアノードは、PMOSFET141のソースに接続されている。ダイオード146のカソードは、入力電圧V4の印加端(=電力変換部170の入力端)に接続されている。ダイオード147のアノードは、充電電圧V3の印加端(=蓄電部130の入出力端)に接続されている。ダイオード147のカソードは、入力電圧V4の印加端(=電力変換部170の入力端)に接続されている。ダイオード148のアノードは、直流電圧V1(=環境発電部110の出力端)に接続されている。ダイオード148のカソードは、PMOSFET141のソースに接続されている。
本構成例の充電部140において、環境発電部110の発電電力が十分大きいとき(V1>V4+Vf146+Vf148であるとき、ただし、Vf146及びVf148はそれぞれダイオード146及び148の順方向降下電圧)には、環境発電部110からキャパシタ145への充電電流(実線矢印を参照)が流れる。その結果、電力変換部170の入力電圧V4(=キャパシタ145の充電電圧)が上昇するので、PMOSFET141のソース電圧Vaとゲート電圧Vbもそれぞれ上昇する。
ここで、ゲート電圧Vbは、ソース電圧Vaの分圧電圧(=α×Va、0<α<1)であり、ソース電圧Vaに応じて変動する。従って、ソース電圧Vaからゲート電圧Vbを差し引いたPMOSFET141のゲート・ソース間電圧Vgs(=Va−Vb=(1−α)×Va)は、ソース電圧Vaが上昇するほど高くなる。その結果、環境発電部110からキャパシタ145への充電が進み、入力電圧V4(延いてはソース電圧Va)が上昇するに連れて、PMOSFET141のチャネルが徐々に開いていくので、環境発電部110から蓄電部130への充電電流(小破線矢印を参照)が増大していく。
このように、充電部140では、環境発電部110の発電電力を用いてキャパシタ145の充電を行いつつ、余剰の発電電力を用いて蓄電部130の充電が行われる。
なお、V4>V3−Vf147(ただし、Vf147はダイオード147の順方向降下電圧)であるときには、ダイオード147が逆バイアスとなるので、蓄電部130からキャパシタ145への充電電流(大破線矢印を参照)は殆ど流れない。逆に、V4<V3−Vf147であるときには、ダイオード147が順バイアスとなるので、蓄電部130からキャパシタ145への充電電流が流れて、入力電圧V4が引き上げられる。
すなわち、環境発電部110からキャパシタ145への充電電流が不足して、入力電圧V4が低下したときには、蓄電部130からキャパシタ145への充電電流が流れて、入力電圧V4が引き上げられる。従って、環境発電部110の発電電力が乏しいときには、蓄電部130の蓄電電力を用いて電力変換部170(延いてはセンサモジュール200)に安定な電力供給を行うことが可能となる。
特に、蓄電部130からキャパシタ145への充電電流は、入力電圧V4が低いほど大きくなる。従って、蓄電部130に蓄えられた電荷がなくなるまでは、入力電圧V4がほとんど低下しなくなる。
また、本構成例の充電部140であれば、PMOSFET141のゲート・ソース間電圧Vgsに応じて蓄電部130への充電電流をアナログ的に制御することができるので、コンパレータやリセットICを用いて入力電圧V4を監視する構成と比べて、きめ細かな充電制御を行うことが可能となる。さらに、抵抗142及び143の抵抗値を変えることにより蓄電部130への充電電流を容易に調整することが可能となる。
<電源切替部>
図3は、電源切替部150の一構成例を示す図である。電源切替部150は、PMOSFET151及び152と、抵抗153〜155と、ダイオード156と、を含む。
PMOSFET151及び152それぞれのソースは、互いに接続されている。PMOSFET151及び152それぞれのゲートは、いずれも制御信号S1の入力端に接続されている。抵抗153は、PMOSFET151のドレインとゲートとの間に接続されている。抵抗154は、PMOSFET152のドレインとゲートの間に接続されている。抵抗155は、直流電圧V2の印加端(=電池120の正極端)とPMOSFET151のドレインとの間に接続されている。ダイオード156のアノードは、PMOSFET152のドレインに接続されている。ダイオード156のカソードは、入力電圧V4の印加端(=電力変換部170の入力端)に接続されている。なお、ダイオード156は、電力変換部170から電池120への逆流防止素子として機能する。
本構成例の電源切替部150において、制御信号S1がハイレベルであるときには、PMOSFET151及び152がいずれもオフするので、電池120から電力変換部170への電力供給経路が遮断される。これに対して、制御信号S1がローレベルであるときには、PMOSFET151及び152がいずれもオンするので、電池120から電力変換部170への電力供給経路が導通される。
なお、先にも述べたように、V4>VthであるときにS1=Hとなり、逆に、V4<VthであるときにS1=Lとなる。従って、電力変換部170への電力供給が環境発電部110(ないしは蓄電部130)で賄われており、入力電圧V4の低下が検出されていないときには、電池120が切り離されてその放電が抑制される。一方、電力変換部170への電力供給を環境発電部110(ないしは蓄電部130)で賄うことができなくなったときには、電池120が接続されて電力変換部170への電力供給が維持される。
また、入力電圧監視部160で生成される制御信号S1のハイレベルは、入力電圧V4に依存して変動する。具体的には、入力電圧V4が低いほど制御信号S1のハイレベルも低下する。従って、V4>Vth(S1=H)であっても、入力電圧V4の低下に伴い、PMOSFET151及び152のチャネルが徐々に開き出すので、電池120から電力変換部170への電力供給が徐々に増大していく。このように、アナログ的な電源切替制御を行うことにより、入力電圧V4の低下を未然に防止することが可能となる。
<入力電圧監視部>
図4は、入力電圧監視部160の一構成例を示す図である。入力電圧監視部160は、リセットIC161と、その入力端子IN及び出力端子OUTにそれぞれ外付けされるキャパシタ162及び163と、を含む。
リセットIC161は、入力端子INに入力される入力電圧V4を監視し、その監視結果に応じた制御信号S1を出力端子OUTから出力する。より具体的に述べると、リセットIC161は、入力電圧V4が所定の閾値電圧Vthよりも低いときに、制御信号S1をローレベル(=リセット時の論理レベル)とし、入力電圧V4が閾値電圧Vthよりも高いときに、制御信号S1をハイレベル(=リセット解除時の論理レベル)とする。
なお、リセットIC161は、入力電圧V4を自身の電源電圧として用いている。従って、先にも述べた通り、入力電圧V4が低いほど制御信号S1のハイレベルも低下する。
<電源切替動作>
図5は、電源切替部150及び入力電圧監視部160による電源切替動作の一例を示す図であり、上から順に、入力電圧V4、電力変換部170への供給電流Isolar(実線)及びIbat(破線)、並びに、キャパシタ145の充放電電流Icapそれぞれのシミュレーション波形が描写されている。
なお、供給電流Isolarは、環境発電部110(ないし蓄電部130)から充電部140を介して電力変換部170に供給される電流である。一方、供給電流Ibatは、電池120から電源切替部150を介して電力変換部170に供給される電流である。
また、シミュレーション条件は、直流電圧V2が1.3Vであり、電力変換部170の消費電流が100μAであり、キャパシタ145の容量値が10μFであるものとする。
本図から、入力電圧V4を変動させると、供給電流Isolar及びIbatが相補的に切り替わることが分かる。より具体的に述べると、V4>Vthであるときには供給電流Isolarが流れ、逆に、V4<Vthであるときには供給電流Ibatが流れる。
また、充放電電流Icapの挙動から、供給電流Ibatから供給電流Isolarへの切替時にはキャパシタ145が充電され、逆に、供給電流Isolarから供給電流Ibatへの切替時にはキャパシタ145が放電されることも分かる。
<電力変換部>
図6は、電力変換部170の第1構成例を示す図である。本構成例の電力変換部170は、電源制御IC171と、キャパシタ172〜174と、抵抗175と、NMOSFET[N-channel type MOSFET]176と、を含む。
電源制御IC171は、電力変換部170の制御主体であり、入力端子INに入力される入力電圧V4から所望の出力電圧V5を生成し、これを出力端子OUTから出力する。また、電源制御IC171は、イネーブル端子ENがハイレベルであるときにイネーブル状態(=動作状態)となり、イネーブル端子ENがローレベルであるときにディセーブル状態(=非動作状態)となる。
キャパシタ172は、入力端子INと接地端との間に接続されている。キャパシタ173は、出力端子OUTと接地端との間に接続されている。キャパシタ174及び抵抗175は、イネーブル端子ENと接地端との間に接続されている。
NMOSFET176は、入力端子INとイネーブル端子ENの間に接続されており、ゲートに入力される制御信号S1に応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、NMOSFET176は、S1=Hであるときにオンし、S1=Lであるときにオフする。
本構成例の電力変換部170において、制御信号S1がハイレベルであるときには、NMOSFET176がオンするので、入力電圧V4を用いてキャパシタ174が充電される。その結果、イネーブル端子ENがハイレベルとなり、電源制御IC171がイネーブル状態となるので、電力変換部170が動作する。
一方、制御信号S1がローレベルに立ち下がると、NMOSFET176がオフするので、キャパシタ174の充電経路が遮断されてイネーブル端子ENの電圧レベルが低下し始める。ただし、キャパシタ174の放電経路には、抵抗175(例えば10MΩ)が接続されているので、イネーブル端子ENがローレベル(=電源制御IC171がディセーブル状態に切り替わる電圧値)に立ち下がるまでの所要時間が延びる。
すなわち、キャパシタ174と抵抗175は、入力電圧V4の低下が検出されてから所定の待機時間が経過するまで、電源制御IC171のイネーブル状態を維持する手段として機能する。
このようなイネーブル維持手段を備えることにより、入力電圧V4が低下して制御信号S1がローレベルに立ち下がったときでも、電力変換部170の動作が維持されている間に、電池120から電力供給部170への電力供給を開始することができる。従って、負荷200への電力供給に支障を来さないように、環境発電部110と電池120との電源切替制御を適切に実施することが可能となる。
図7は、電力変換部170の第2構成例を示す図である。本構成例の電力変換部170は、先出の第1構成例(図6)をベースとしつつ、NMOSFET176がダイオード177に置換されている。なお、ダイオード177のアノードは、入力端子INに接続されている。また、ダイオード177のカソードは、イネーブル端子ENに接続されている。
本構成例の電力変換部170では、入力電圧V4が上昇してダイオード177が順バイアスになると、入力電圧V4を用いてキャパシタ174が充電される。その結果、イネーブル端子ENがハイレベルとなり、電源制御IC171がイネーブル状態となるので、電力変換部170が動作する。
一方、入力電圧V4が低下してダイオード177が逆バイアスになると、キャパシタ174の充電経路が遮断されてイネーブル端子ENの電圧レベルが低下し始める。ただし、先にも述べたように、キャパシタ174の放電経路には、抵抗175が接続されているので、イネーブル端子ENがローレベルに立ち下がるまでの所要時間が延びる。
このように、電力変換部170のイネーブル制御には、必ずしも制御信号S1を用いる必要はなく、NMOSFET176をダイオード177に置換しても、先出の第1構成例(図6)と同様の作用効果を享受することができる。
また、NMOSFET176を介するキャパシタ174のリーク放電経路がなくなるので、キャパシタ174と抵抗175によるイネーブル維持動作がより確実なものとなる。
<イネーブル維持動作>
図8は、電力変換部170におけるイネーブル維持動作の一例を示す図であり、上から順に、環境発電部110で生成される直流電圧V1(=入力電圧V4)、及び、イネーブル端子ENの電圧レベルそれぞれのシミュレーション波形が描写されている。なお、本シミュレーションは、電池120を切り離した状態を模擬したものである。
本図で示すように、電池120を切り離した状態で直流電圧V1(=入力電圧V4)を意図的にゼロ値まで引き下げても、イネーブル端子ENの電圧レベルは、すぐにはローレベル(=電源制御IC171がディセーブル状態に切り替わる電圧値DC/DCoff)まで立ち下がらないことが分かる。従って、この期間内に電池120を接続すれば、電力供給部170の動作を継続することができるので、負荷200への電力供給に支障を来すことがなくなる。
<電流制限部(第1構成例)>
図9は、電流制限部180の第1構成例を示す図である。本構成例の電流制限部180は、抵抗181(=第1電流制限抵抗に相当)と、スイッチ182と、キャパシタ183(例えばスーパーキャパシタ)と、を含む。抵抗181は、出力電圧V5の印加端(=電力変換部170の出力端)と負荷電圧VLの印加端(=負荷200の電源入力端)との間に接続されている。スイッチ182は、抵抗181に並列接続されている。キャパシタ183は、負荷200に並列接続されている。キャパシタ183の充電電圧Vscは、負荷電圧VL(=負荷200の電源電圧に相当)として負荷200に供給される。
なお、詳細は後述するが、抵抗181の導入により、負荷200の間欠動作に起因して負荷電流ILがパルス状に変動する場合でも、出力電流Iout(延いては入力電流Iin)を平均値不変で制限することが可能となり、延いては、電力変換部170の高効率化や電池120の長寿命化を実現することが可能となる。
また、負荷200に大きな負荷電流ILを供給する必要がある場合(例えばセンサノード1と受信機2(後出の図13を参照)との初期ペアリングを行う場合)には、制御信号Saに応じてスイッチ182をオンすることにより、抵抗181をバイパスすればよい。このようなバイパス制御により、電力変換部170の電流能力を最大限に活用することができるので、負荷200に十分な電流供給を行うことが可能となる。
<電流制限部(第2構成例)>
図10は、電流制限部180の第2構成例を示す図である。本構成例の電流制限部180は、先出の第1構成例(図9)をベースとしつつ、抵抗181にさらなる工夫が凝らされている。より具体的に述べると、抵抗181は、抵抗R1〜RnとスイッチSW1〜SWnを含み、制御信号Sbに応じて抵抗値が変化する可変抵抗とされている。
接続関係について具体的に述べると、抵抗R1〜Rnそれぞれの第1端は、いずれも、出力電圧V5の印加端(=電力変換部170の出力端)に接続されている。抵抗R1〜Rnそれぞれの第2端は、それぞれ、スイッチSW1〜SWnの第1端に接続されている。スイッチSW1〜SWnそれぞれの第2端は、いずれも、負荷電圧VLの印加端(=負荷200の電源入力端)に接続されている。もちろん、上記の回路構成はあくまで例示であり、抵抗181の構成について、種々の変形例を採用し得ることは言うまでもない。
本構成例の抵抗181であれば、制御信号Sbに応じてスイッチSW1〜SWnそれぞれをオン/オフすることにより、抵抗181の抵抗値を任意に調整することができる。従って、例えば、負荷電流ILの異なる複数の動作モードが存在する場合には、各動作モードに応じて、抵抗181の抵抗値をきめ細かく制御することが可能となる。従って、各動作モードに応じて出力電流Ioutを最適化することができるので、電池120の寿命を最大限に伸ばすことが可能となる。
また、本図では、制御信号Sa及びSbそれぞれの生成主体として、制御部190が明示されている。なお、制御部190は、残量検出部191とCPU[Central Processing Unit]192を含む。
残量検出部191は、直流電圧V2を監視して電池120の残量を検出し、その結果をCPU192(特にA/D[analog-to-digital]コンバータ)の入力ダイナミックレンジに適合したアナログ信号として出力する。なお、残量検出部191としては、分圧回路やレベルシフタなどを用いればよい。
CPU192は、負荷200の動作モードに応じて制御信号Sa及びSbを生成する。また、CPU192は、残量検出部191から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータを含み、電池120の残量に応じて制御信号Sbを生成する機能も備えている。
<電流制限動作>
図11は、電流制限部180による電流制限動作の一例を示す図であり、上から順に、負荷電流ILと出力電流Iout(延いては入力電流Iin)の挙動が描写されている。なお、出力電流Iout(延いては入力電流Iin)については、電流制限ありの挙動を実線で示しており、電流制限なしの挙動を破線で示している。
また、期間T1は、負荷200のアクティブ期間(=センシングや無線通信が行われる期間)を示しており、期間T2は、負荷200のスリープ期間(=ほぼ全ての機能が停止された省電力期間)を示している。すなわち、負荷200は、アクティブ期間T1とスリープ期間T2を交互に繰り返すように間欠動作する。
上記の間欠動作により、負荷電流ILはパルス状に変動する。従って、仮に電流制限部180が導入されていなければ、出力電流Iout(延いては入力電流Iin)もパルス状に変動する。そのため、電池120に瞬時的な大電流が何度も繰り返し流れるので、電池120の寿命を縮める要因となり得る。
一方、電流制限部180が導入されていれば、出力電流Iout(延いては入力電流Iin)を平均値不変で制限することができる。従って、電池120に流れる電流の変動幅を小さく抑えることができるので、電池120の長寿命化を実現することが可能となる。
また、電流制限部180の導入により、電力変換部170の高効率化を実現することも可能となる。この点について、図12を参照しながら説明する。図12は、電力変換部170における出力電流Ioutと効率ηとの関係を示す図である。本図で示すように、電力変換部170の効率ηは、一般に、出力電流Ioutの小さい軽負荷領域(Iout<数十μA)で著しく低下する。
そのため、仮に、電流制限部180が導入されていなければ、電力変換部170は、長期に亘るスリープ期間T2において、極めて効率ηの低い出力電流領域α(例えばIout=数μA)で駆動し続けなければならない。
一方、電流制限部180が導入されていれば、負荷200の間欠駆動に依ることなく、電力変換部170を常に効率ηの高い出力電流領域β(例えばIout=数百μA)で駆動し続けられるので、電力変換部170の高効率化を実現することが可能となる。
<作用・効果>
このように、電源回路100では、その構成回路それぞれに工夫を凝らすことにより、電源回路100全体の消費電力を最小限に抑えつつ、負荷200への安定な電力供給が実現されている。従って、例えば、ソーラーパネル+電池のハイブリッド電源を用いる場合には、Sub−GHz無線に準拠したセンサノードを長期間(数年〜10年)に亘って、電池交換不要で安定に動作させることが可能となる。
<電流制限部(第3構成例)>
図13は、電流制限部180の第3構成例を示す図である。本構成例の電流制限部180は、先出の第1構成例(図9)(または第2構成例(図10)でも可)をベースとしつつ、抵抗181の両端間でスイッチ182に直列接続された抵抗184(=第2電流制限抵抗に相当)をさらに含む。
先出の第1構成例(図9)や第2構成例(図10)では、電源投入時にスイッチ182がオンされた場合、殆ど抵抗成分を持たないバイパス経路を介して抵抗181の両端間がショートされるので、電力変換部170の出力電流Ioutにはほぼ電流制限が掛からない状態となる。そのため、キャパシタ183の初期充電を高速に行うことができる反面、電池120の最大出力電流(規格値)を超える過大な出力電流Iout(数百mAオーダー)が流れて直流電圧V2が急低下し、負荷200の起動に支障を来すおそれがある。
一方、本構成例の電流制限部180であれば、電源投入時にスイッチ182がオンされた場合でも、抵抗184を介して出力電流Ioutに適切な電流制限を掛けることができるので、上記の不具合を生じることがなくなる。
なお、抵抗184の抵抗値は、抵抗181の抵抗値よりも低い値に設定するとよい。より具体的には、電源投入時(=スイッチ182のオン時)において、電力変換部170の出力電流Iout(延いてはキャパシタ183の充電電流Isc)が電池120の最大出力電流を超えることなく、かつ、負荷200の起動に必要な負荷電流ILが流れるように抵抗184の抵抗値を適宜設定しておくとよい。
図14は、スイッチ182の一構成例を示す図である。本構成例のスイッチ182は、半導体装置IC1と、これに外付けされるディスクリート部品(抵抗R11及びR12とキャパシタC1)を含む。なお、半導体装置IC1には、PMOSFETP1とNMOSFETN1が集積化されている。また、半導体装置IC1は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、外部端子T11〜T16を有する。
半導体装置IC1の内部において、PMOSFETP1のソース及びバックゲートは、外部端子T11に接続されている。PMOSFETP1のドレインは、外部端子T14に接続されている。PMOSFETP1のゲートは、外部端子T12に接続されている。NMOSFETN1のドレインは、外部端子T13に接続されている。NMOSFETN1のソース及びバックゲートは、外部端子T15に接続されている。NMOSFETN1のゲートは、外部端子T16に接続されている。
一方、半導体装置IC1の外部において、外部端子T11は、抵抗R11及び181それぞれの第1端と電力変換部170の出力端(=出力電圧V5の印加端)に接続されている。外部端子T12及びT13は、抵抗R11の第2端とキャパシタC1の第1端に接続されている。外部端子T14は、キャパシタC1の第2端と抵抗184の第1端に接続されている。抵抗184の第2端は、抵抗181の第2端とキャパシタ183の第1端(=充電電圧Vscの印加端)に接続されている。外部端子T15は、抵抗R12の第1端に接続されている。抵抗R12の第2端は、接地端に接続されている。外部端子T16は、制御信号Saの印加端に接続されている。
なお、PMOSFETP1は、電力変換部170と抵抗184との間に接続された第1トランジスタに相当し、NMOSFETN1は、PMOSFETP1のゲートと基準電位端との間に接続された第2トランジスタに相当する。また、抵抗R11は、電力変換部170とPMOSFETP1のゲートとの間に接続された第1分圧抵抗に相当し、抵抗R12は、NMOSFETN1と基準電位端との間に接続された第2分圧抵抗に相当する。
本構成例のスイッチ182であれば、抵抗R11及びR12の抵抗比を調整することにより、NMOSFETN1のオン時(Sa=H)におけるPMOSFETP1のゲート・ソース間電圧Vgs(≒{R12/(R11+R12)}×V5)を任意に設定することが可能となる。
従って、PMOSFETP1のオン抵抗値Ron(=オン時におけるチャネルの開き具合)を制御することができるので、抵抗184とPMOSETP1の合成抵抗値により、出力電流Ioutに電流制限を掛けることが可能となる。
例えば、抵抗184の抵抗値とPMOSFETP1のゲート・ソース間電圧Vgs(延いてはオン抵抗値Ron)をそれぞれ変えることで、出力電流Ioutの2段調整を行うことにより、例えば、システムの安定性を考慮した電流値に出力電流Ioutを精度良く制御することが可能となる。
なお、出力電流Ioutの微調整が不要である場合には、外部端子T15を接地端にショートすればよい。この場合、NMOSFETN1のオン時(Sa=H)には、PMOSFETP1がフルオンすることになる。
また、抵抗R11は、PMOSFETP1のオン抵抗値Ron(例えばmΩオーダー)よりも十分に高い抵抗値(例えばMΩオーダー)に設定しておくことが望ましい。このような設定を行うことにより、電力変換部170の出力端から抵抗R11、NMOSFETN1、及び、抵抗R12を介して接地端に至る経路には、電流が殆ど流れない。
<出力制御部>
先出の図9、図10、または、図13で示したように、キャパシタ183と負荷200との間が直結されていると、キャパシタ183の充電電圧Vscが不十分であっても、その供給を受けている負荷200が起動しようとする場合がある。この場合、キャパシタ183の充電が間に合わなくなり、負荷200の起動に失敗するおそれがある。
上記の不具合を解消するためには、キャパシタ183が十分に充電されるまで、負荷200に対する充電電圧Vscの供給を待機するように、電源回路100の出力制御を行う必要がある。以下、具体例を挙げて詳細に説明する。
図15は、キャパシタ183の後段に接続される出力制御部Aの一構成例を示す図である。本構成例の出力制御部Aは、キャパシタ183の充電電圧Vscが所定の閾値電圧を上回るまでキャパシタ183と負荷200との間を遮断するための回路ブロックであり、スイッチA1と充電電圧監視部A2を含む。
スイッチA1は、キャパシタ183の第1端(=充電電圧Vscの印加端)と負荷200との間に接続されており、充電電圧監視部A2から出力される制御信号S2に応じてオン/オフされる。例えば、スイッチA1は、制御信号S2がローレベル(=出力禁止時の論理レベル)であるときにオフし、制御信号S2がハイレベル(=出力許可時の論理レベル)であるときにオンする。
充電電圧監視部A2は、キャパシタ183の充電電圧Vscを監視し、その監視結果に応じた制御信号S2を出力する。より具体的に述べると、充電電圧監視部A2は、充電電圧Vscが閾値電圧VthLよりも低いときに制御信号S2をローレベルとし、充電電圧Vscが閾値電圧VthH(>VthL)よりも高いときに制御信号S2をハイレベルとする。なお、充電電圧監視部A2としては、例えば、リセットICを用いればよい。
図16は、出力制御動作の一例を示す図であり、上から順に、充電電圧Vsc、制御信号S2、及び、負荷電圧VL(=負荷200の電源電圧)が描写されている。
時刻t1以前には、充電電圧Vscが閾値電圧VthHを下回っているので、S2=Lであり、スイッチA1がオフされている。従って、不十分な充電電圧Vscが負荷電圧VLとして負荷200に供給されることはない。従って、時刻t1以前は、キャパシタ183の充電期間Txに相当する。
時刻t1において、充電電圧Vscが閾値電圧VthH(=負荷200の起動に支障を来すおそれのない安全な電圧)を上回ると、S2=Hとなるので、スイッチA1がオンされる。従って、負荷200の起動が開始される。
なお、時刻t1〜t2には、所定の起動期間Tyに亘り、負荷200の起動動作に伴う充電電圧Vscの低下(延いては負荷電圧VLの低下)が生じる。ただし、充電電圧Vscが閾値電圧VthLを下回らない限り、S2=Hに維持されるので、スイッチA1がオフされることはない。このように、制御信号S2には、ヒステリシスを持たせておくことが望ましい。
その後、時刻t3で負荷200の起動が完了すると、負荷200が低消費電力モードに移行するので、充電電圧Vsc(延いては負荷電圧VL)が閾値電圧VthHよりも高い電圧値で安定となり、S2=Hに維持された状態(=スイッチA2をオンして負荷200に電力供給を行う状態)が続く。
図17は、スイッチA1の一構成例を示す図である。本構成例のスイッチA1は、半導体装置IC2と、これに外付けされるディスクリート部品(抵抗R21及びR22とキャパシタC2)を含む。なお、半導体装置IC2には、PMOSFETP2とNMOSFETN2が集積化されている。また、半導体装置IC2は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、外部端子T21〜T26を有する。
半導体装置IC2の内部において、PMOSFETP2のソース及びバックゲートは、外部端子T21に接続されている。PMOSFETP2のドレインは、外部端子T24に接続されている。PMOSFETP2のゲートは、外部端子T22に接続されている。NMOSFETN2のドレインは、外部端子T23に接続されている。NMOSFETN2のソース及びバックゲートは、外部端子T25に接続されている。NMOSFETN2のゲートは、外部端子T26に接続されている。
一方、半導体装置IC2の外部において、外部端子T21は、抵抗R21の第1端と充電電圧Vscの印加端(=キャパシタ183の第1端)に接続されている。外部端子T22及びT23は、抵抗R21の第2端とキャパシタC2の第1端に接続されている。外部端子T24は、キャパシタC2の第2端と負荷電圧VLの印加端(=負荷200の電源入力端)に接続されている。外部端子T25は、抵抗R22の第1端に接続されている。抵抗R22の第2端は、接地端に接続されている。外部端子T26は、制御信号S2の印加端に接続されている。
なお、PMOSFETP2は、キャパシタ183と負荷200との間に接続された第3トランジスタに相当し、NMOSFETN2は、PMOSFETP2のゲートと基準電位端との間に接続された第4トランジスタに相当する。また、抵抗R21は、キャパシタ183とPMOSFETP2のゲートとの間に接続された第3分圧抵抗に相当し、抵抗R22は、NMOSFETN2と基準電位端との間に接続された第4分圧抵抗に相当する。
本構成例のスイッチA1であれば、抵抗R21及びR22の抵抗比を調整することにより、NMOSFETN2のオン時(S2=H)におけるPMOSFETP2のゲート・ソース間電圧Vgs(≒{R22/(R21+R22)}×Vsc)を任意に設定することが可能となり、延いては、PMOSFETP2のオン抵抗値Ron(=オン時におけるチャネルの開き具合)を制御することが可能となる。なお、PMOSFETP2のオン抵抗制御は、制御信号S2のチャタリング対策として有効である。以下、詳細に説明する。
図18は、制御信号S2の一例を示す図であり、上から順に、充電電圧Vscと制御信号S2が描写されている。本図で示したように、充電電圧Vscが閾値電圧VthLを下回っているときには、制御信号S2に意図しないチャタリングまたは中間電位の信号が生じて、PMOSFETP2の誤オンを招くおそれがある。
このような場合でも、PMOSFETP2のオン抵抗制御を行っていれば、PMOSFETP2がフルオンすることはないので、PMOSFETP2に流れる電流を制限することができるので、充電電圧Vscの意図しない低下を抑えることが可能となる。
なお、PMOSFETP2のオン抵抗制御が不要である場合には、外部端子T25を接地端にショートすればよい。この場合、NMOSFETN2のオン時(S2=H)には、PMOSFETP2がフルオンすることになる。
また、抵抗R21は、PMOSFETP2のオン抵抗値Ron(例えばmΩオーダー)よりも十分に高い抵抗値(例えばMΩオーダー)に設定しておくことが望ましい。このような設定を行うことにより、充電電圧Vscの印加端から抵抗R21、NMOSFETN2、及び、抵抗R22を介して接地端に至る経路には、電流が殆ど流れない。
<センサネットワーク>
図19は、これまでに説明してきたセンサノード1を用いたセンサネットワークの一構成例を示す図である。本構成例のセンサネットワークXは、少なくとも1つのセンサノード1と、受信機2と、サーバ3と、を有する。
センサノード1は、先にも述べたように、環境発電による自己発電電力を用いて動作する端末であり、所定の計測対象(=機械の振動など)を計測する。また、センサノード1は、一方向または双方向の無線通信機能を備えており、受信機2に対して自身の計測結果を無線で送信する。
受信機2は、センサノード1の計測結果を無線で受信し、これをサーバ3に有線または無線で転送する通信機器である。なお、一対多数のセンサネットワークXを構築する場合には、複数のセンサノード1で単一の受信機2を共有すればよい。また、一対一のセンサネットワークXを構築する場合には、センサノード1毎に受信器2を設ければよい。
サーバ3は、受信機2から転送されたセンサノード1の計測結果について、その記録や解析などを行う。
本構成例のセンサネットワークXでは、センサノード1の消費電力が環境発電部110(及び蓄電部130)と電池120によって賄われているので、センサノード1には、電源配線を敷設する必要がない。また、センサノード1と受信機2との間では、無線通信が行われるので、相互間を結ぶ信号配線も不要となる。従って、センサノード1を任意の箇所に配置することが可能となる。
例えば、センサネットワークXを用いて車両の振動や温度などをモニタリングする場合には、センサノード1への電源配線や信号配線を省略することにより、車両の軽量化を図ることが可能となる。また、センサネットワークXを用いて患者の生体情報などをモニタリングする場合には、センサノード1を患者の体内に埋め込み、その検出結果を体外の受信機2で読み出すことにより、患者の負担を軽減することが可能である。また、工場などにおいて、空調機やコンプレッサなどの振動または温度をモニタリングする場合には、搬送車による断線や、配線による事故を減らすことが可能となる。また、店舗・家(屋内)の様々なIoT[Internet of Things]機器(リモコン、スマートロック、電力スマートメータ、エアコン、洗濯機、テレビ、ホームパネルなど)にセンサノード1を搭載することにより、家族やペットの見守り(安否確認)を行うことも可能となる。
このように、センサネットワークXの適用例としては、医療・健康分野(健康管理や安否確認)、構造物監視(ワイヤ断線やボルト緩みの監視)、プラント監視(設備異常の監視)、並びに、物流管理(流通状態や品質の監視)などを挙げることができる。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されているセンサノードないしセンサネットワークは、例えば、インフラ設備やFA機器のモニタリング手段、或いは、店舗・家(屋内)における家族やペットの見守り手段(安否確認手段)として好適に利用することが可能である。
1 センサノード
2 受信機
3 サーバ
100 電源回路
110 環境発電部
120 電池
130 蓄電部
140 充電部
141 PMOSFET
142〜144 抵抗
145 キャパシタ
146〜148 ダイオード
150 電源切替部
151、152 PMOSFET
153〜155 抵抗
156 ダイオード
160 入力電圧監視部
161 リセットIC
162、163 キャパシタ
170 電力変換部
171 電源制御IC
172〜174 キャパシタ
175 抵抗
176 NMOSFET
177 ダイオード
180 電流制限部
181 抵抗(=第1電流制限抵抗)
182 スイッチ
183 キャパシタ
184 抵抗(=第2電流制限抵抗)
190 制御部
191 残量検出部
192 CPU
200 センサモジュール(負荷)
210 環境センサ
220 無線通信/制御部
A 出力制御部
A1 スイッチ
A2 充電電圧監視部
C1、C2 キャパシタ
IC1、IC2 半導体装置
N1、N2 NMOSFET
P1、P2 PMOSFET
R1〜Rn 抵抗
R11、R12、R21、R22 抵抗(分圧抵抗)
SW1〜SWn スイッチ
T11〜T16、T21〜T26 外部端子
X センサネットワーク

Claims (15)

  1. 入力電圧から出力電圧を生成して間欠駆動型の負荷に電力供給を行う電力変換部と、
    前記電力変換部の出力電流を平均値不変で制限する電流制限部と、
    を有し、
    前記電流制限部は、
    前記電力変換部と前記負荷との間に接続された第1電流制限抵抗と、
    前記第1電流制限抵抗に並列接続された第1スイッチと、
    前記負荷に並列接続されたキャパシタと、
    前記第1電流制限抵抗の両端間で前記第1スイッチに直列接続された第2電流制限抵抗と、
    を含み、
    前記第1スイッチは、
    前記電力変換部と前記第2電流制限抵抗との間に接続された第1トランジスタと、
    前記電力変換部と前記第1トランジスタの制御端との間に接続された第1分圧抵抗と、
    前記第1トランジスタの制御端と基準電位端との間に接続された第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタと前記基準電位端との間に接続された第2分圧抵抗と、
    を含む、電源回路。
  2. 前記第1電流制限抵抗は、制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗である、請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記キャパシタの充電電圧が所定の閾値電圧を上回るまで前記キャパシタと前記負荷との間を遮断する出力制御部をさらに有する、請求項1または2に記載の電源回路。
  4. 前記出力制御部は、
    前記キャパシタと前記負荷との間に接続された第2スイッチと、
    前記充電電圧を監視して前記第2スイッチを制御する充電電圧監視部と、
    を含む、請求項3に記載の電源回路。
  5. 前記第2スイッチは、
    前記キャパシタと前記負荷との間に接続された第3トランジスタと、
    前記キャパシタと前記第3トランジスタの制御端との間に接続された第3分圧抵抗と、
    前記第3トランジスタの制御端と基準電位端との間に接続された第4トランジスタと、
    前記第4トランジスタと前記基準電位端との間に接続された第4分圧抵抗と、
    を含む、請求項4に記載の電源回路。
  6. 入力電圧から出力電圧を生成して間欠駆動型の負荷に電力供給を行う電力変換部と、
    前記電力変換部の出力電流を平均値不変で制限する電流制限部と、
    を有し、
    前記電流制限部は、
    前記電力変換部と前記負荷との間に接続された第1電流制限抵抗と、
    前記第1電流制限抵抗に並列接続された第1スイッチと、
    前記負荷に並列接続されたキャパシタと、
    を含み、
    前記キャパシタの充電電圧が所定の閾値電圧を上回るまで前記キャパシタと前記負荷との間を遮断する出力制御部をさらに有し、
    前記出力制御部は、
    前記キャパシタと前記負荷との間に接続された第2スイッチと、
    前記充電電圧を監視して前記第2スイッチを制御する充電電圧監視部と、
    を含み、
    前記第2スイッチは、
    前記キャパシタと前記負荷との間に接続された第3トランジスタと、
    前記キャパシタと前記第3トランジスタの制御端との間に接続された第3分圧抵抗と、
    前記第3トランジスタの制御端と基準電位端との間に接続された第4トランジスタと、
    前記第4トランジスタと前記基準電位端との間に接続された第4分圧抵抗と、
    を含む電源回路。
  7. 環境発電部と、
    前記環境発電部の発電電力を蓄える蓄電部と、
    前記蓄電部の充電制御を行いつつ前記環境発電部の発電電力または前記蓄電部の蓄電電力を用いて前記電力変換部への電力供給を行う充電部と、
    をさらに有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電源回路。
  8. 前記充電部は、
    Pチャネル型のトランジスタと、
    前記トランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1抵抗と、
    前記トランジスタのゲートと基準電位端との間に接続された第2抵抗と、
    前記トランジスタのドレインと前記蓄電部との間に接続された第3抵抗と、
    前記電力変換部の入力端と前記基準電位端との間に接続されたキャパシタと、
    アノードが前記トランジスタのソースに接続されてカソードが前記電力変換部の入力端に接続された第1ダイオードと、
    アノードが前記蓄電部に接続されてカソードが前記電力変換部の入力端に接続された第2ダイオードと、
    アノードが前記環境発電部の出力端に接続されてカソードが前記トランジスタのソースに接続された第3ダイオードと、
    を含む、請求項7に記載の電源回路。
  9. 入力電圧から出力電圧を生成して間欠駆動型の負荷に電力供給を行う電力変換部と、
    前記電力変換部の出力電流を平均値不変で制限する電流制限部と、
    環境発電部と、
    前記環境発電部の発電電力を蓄える蓄電部と、
    前記蓄電部の充電制御を行いつつ前記環境発電部の発電電力または前記蓄電部の蓄電電力を用いて前記電力変換部への電力供給を行う充電部と、
    を有し、
    前記充電部は、
    Pチャネル型のトランジスタと、
    前記トランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1抵抗と、
    前記トランジスタのゲートと基準電位端との間に接続された第2抵抗と、
    前記トランジスタのドレインと前記蓄電部との間に接続された第3抵抗と、
    前記電力変換部の入力端と前記基準電位端との間に接続されたキャパシタと、
    アノードが前記トランジスタのソースに接続されてカソードが前記電力変換部の入力端に接続された第1ダイオードと、
    アノードが前記蓄電部に接続されてカソードが前記電力変換部の入力端に接続された第2ダイオードと、
    アノードが前記環境発電部の出力端に接続されてカソードが前記トランジスタのソースに接続された第3ダイオードと、
    を含む電源回路。
  10. 電池と、
    前記電池から前記電力変換部への電力供給経路を導通/遮断する電源切替部と、
    前記入力電圧を監視して前記電源切替部を制御する入力電圧監視部と、
    をさらに有する、請求項7〜9のいずれか一項に記載の電源回路。
  11. 前記電力変換部は、前記入力電圧の低下が検出されてから所定の待機時間が経過するまでイネーブル状態を維持する、請求項10に記載の電源回路。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の電源回路と、
    前記電源回路の負荷として間欠的に動作するセンサモジュールと、
    を有するセンサノード。
  13. 請求項12に記載のセンサノードと、
    前記センサノードの計測結果を無線で受信する受信機と、
    を有するセンサネットワーク。
  14. 環境発電部と、
    前記環境発電部の発電電力を蓄える蓄電部と、
    前記蓄電部の充電制御を行いつつ前記環境発電部の発電電力または前記蓄電部の蓄電電力を用いて後段回路への電力供給を行う充電部と、
    を有し、
    前記充電部は、
    Pチャネル型のトランジスタと、
    前記トランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1抵抗と、
    前記トランジスタのゲートと基準電位端との間に接続された第2抵抗と、
    前記トランジスタのドレインと前記蓄電部との間に接続された第3抵抗と、
    前記後段回路の入力端と前記基準電位端との間に接続されたキャパシタと、
    アノードが前記トランジスタのソースに接続されてカソードが前記後段回路の入力端に接続された第1ダイオードと、
    アノードが前記蓄電部に接続されてカソードが前記後段回路の入力端に接続された第2ダイオードと、
    アノードが前記環境発電部の出力端に接続されてカソードが前記トランジスタのソースに接続された第3ダイオードと、
    を含む電源回路。
  15. キャパシタと負荷との間に接続された第1トランジスタと、
    前記キャパシタと前記第1トランジスタの制御端との間に接続された第1抵抗と、
    前記第1トランジスタの制御端と基準電位端との間に接続された第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタと前記基準電位端との間に接続された第2抵抗と、
    前記キャパシタの充電電圧を監視して前記第2トランジスタを制御する電圧監視部と、
    を有する電源回路。
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