JP6904185B2 - Dc−dcコンバータおよび電源システム - Google Patents

Dc−dcコンバータおよび電源システム Download PDF

Info

Publication number
JP6904185B2
JP6904185B2 JP2017175875A JP2017175875A JP6904185B2 JP 6904185 B2 JP6904185 B2 JP 6904185B2 JP 2017175875 A JP2017175875 A JP 2017175875A JP 2017175875 A JP2017175875 A JP 2017175875A JP 6904185 B2 JP6904185 B2 JP 6904185B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
capacitor element
converter
ripple current
current value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017175875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019054586A (ja
Inventor
翔平 廣瀬
翔平 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2017175875A priority Critical patent/JP6904185B2/ja
Publication of JP2019054586A publication Critical patent/JP2019054586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6904185B2 publication Critical patent/JP6904185B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、DC−DCコンバータおよび電源システムに関する。
オルタネータに接続された鉛蓄電池と、リチウム蓄電池と、鉛蓄電池とリチウム蓄電池との間に接続されたMOS−FET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)および双方向DC−DCコンバータと、を備える車載電源装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。ここで、MOS−FETは、オルタネータとリチウム蓄電池との通電、遮断を切り替えるためのものである。この車載電源装置では、オルタネータでの回生発電によりリチウム蓄電池を充電する場合、MOS−FETをオンし、リチウム蓄電池へ電力を供給する。一方、リチウム蓄電池から鉛蓄電池へ電力を供給する場合、リチウム蓄電池から放電される直流を双方向DC−DCコンバータで昇圧して鉛蓄電池へ供給する。
また、2つの直流電圧源の間に接続され、一方の直流電圧源から他方の直流電圧源へ電力を供給する際、動作モードを適宜昇圧モード、降圧モードに切り替えることができる双方向DC−DCコンバータが提案されている(例えば特許文献2参照)。
これらの双方向DC−DCコンバータは、通常、入力端および出力端に平滑用のコンデンサが接続されている。そして、特許文献1に記載された電源装置では、リチウム蓄電池から放電される直流をDC−DCコンバータで昇圧して鉛蓄電池へ供給する際、双方向DC−DCコンバータの鉛蓄電池側に接続されたコンデンサに流れるリップル電流が大きくなる。また、特許文献2に記載された双方向DC−DCコンバータでは、一方の直流電圧源から他方の直流電圧源へ電力を供給する際、昇圧モードで動作すると、他方の直流電圧源側に接続されたコンデンサに流れるリップル電流が大きくなる。一方、双方向DC−DCコンバータが降圧モードで動作すると、一方の直流電圧源側に接続されたコンデンサに流れるリップル電流が大きくなる。
特開2011−126431号公報 特開2012−205427号公報
ところで、前述の特許文献1、2に記載された双方向DC−DCコンバータが備えるコンデンサには、その許容リップル電流値が双方向DC−DCコンバータの動作時に流れるリップル電流の実効値以上であることが要請される。双方向DC−DCコンバータの動作時に流れるリップル電流の実効値がコンデンサの許容リップル電流値を超えている期間が長くなると、早期にコンデンサの寿命が尽きてしまい、双方向DC−DCコンバータを長期間安定して動作させることが難しくなる虞がある。特に、双方向DC−DCコンバータが扱う電力が大きくなると、その分、コンデンサに流れるリップル電流の電流値が高くなるため、コンデンサに要求される許容リップル電流値も高くなる。また、コンデンサは一般的に許容リップル電流値が高くなると、その分、大型化する。従って、双方向DC−DCコンバータが扱う電力が大きくなると、その分、コンデンサが大型化し、双方向DC−DCコンバータ全体が大型化してしまう。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、長期間安定して動作可能としつつ、小型化が図られたDC−DCコンバータおよび電源システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るDC−DCコンバータは、
第1直流電圧源および動力源が一次側に接続され、第2直流電圧源が二次側に接続され、前記一次側と前記二次側との間で双方向に電力を変換するDC−DCコンバータであって、
インダクタと、前記インダクタの前記一次側に接続された第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、前記インダクタの前記二次側に接続された第3スイッチング素子および第4スイッチング素子と、を有するHブリッジ型の電力変換回路と、
前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子に並列に接続される第1キャパシタ要素と、
前記第3スイッチング素子および前記第4スイッチング素子に並列に接続される第2キャパシタ要素と、を備え、
前記一次側から前記二次側へ直流電圧を降圧して供給する期間を第1期間、前記二次側から前記一次側へ直流電圧を昇圧して供給する期間を第2期間、前記一次側から前記二次側へ直流電圧を昇圧して供給する期間を第3期間、前記二次側から前記一次側へ直流電圧を降圧して供給する期間を第4期間としたとき、前記第1期間と前記第2期間との和が、前記第3期間と前記第4期間との和に比べて長く、
前記第1キャパシタ要素の第1許容リップル電流値は、前記第2キャパシタ要素の第2許容リップル電流値に比べて大きい。
また、本発明に係るDC−DCコンバータは
記第1許容リップル電流値および前記第2許容リップル電流値が、それぞれ、前記第1期間、前記第2期間、前記第3期間および前記第4期間に基づいて決定される、ものであってもよい。
また、本発明に係るDC−DCコンバータは、
前記第1許容リップル電流値が、前記第1期間、前記第2期間、前記第3期間および前記第4期間それぞれにおける前記第1キャパシタ要素のリップル電流実効値の中の最大値以上であり、
前記第2許容リップル電流値が、前記第1期間、前記第2期間、前記第3期間および前記第4期間の中の最長の期間における前記第2キャパシタ要素のリップル電流実効値以上であり且つ前記第1許容リップル電流値未満である、ものであってもよい。
また、本発明に係るDC−DCコンバータは、
前記第1キャパシタ要素が、少なくとも1つの電解コンデンサを有する、ものであってもよい。
また、本発明に係るDC−DCコンバータは、
前記第2キャパシタ要素が、前記第1キャパシタ要素の有する電解コンデンサと同一仕様の電解コンデンサを少なくとも1つ有し、
前記第1キャパシタ要素が有する電解コンデンサの個数が、前記第2キャパシタ要素が有する電解コンデンサの個数よりも多い、ものであってもよい。
他の観点から見た本発明に係る電源システムは、
DC−DCコンバータと、
前記DC−DCコンバータの一次側に接続された動力源と、
前記DC−DCコンバータの前記一次側に接続された第1蓄電池と、
前記DC−DCコンバータの前記二次側に接続された第2蓄電池と、を備え、
前記DC−DCコンバータが、
インダクタと、前記インダクタの前記一次側に接続された第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、前記インダクタの前記二次側に接続された第3スイッチング素子および第4スイッチング素子と、を有するHブリッジ型の電力変換回路と、
前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子に並列に接続される第1キャパシタ要素と、
前記第3スイッチング素子および前記第4スイッチング素子に並列に接続される第2キャパシタ要素と、を有し、
前記一次側から前記二次側へ直流電圧を降圧して供給する期間を第1期間、前記二次側から前記一次側へ直流電圧を昇圧して供給する期間を第2期間、前記一次側から前記二次側へ直流電圧を昇圧して供給する期間を第3期間、前記二次側から前記一次側へ直流電圧を降圧して供給する期間を第4期間としたとき、前記第1期間と前記第2期間との和が、前記第3期間と前記第4期間との和に比べて長く、
前記第1キャパシタ要素の許容リップル電流値が、前記第2キャパシタ要素の許容リップル電流値に比べて大きい。
DC−DCコンバータの一次側から二次側へ直流を降圧して供給する頻度が一次側から二次側へ直流を昇圧して供給する頻度に比べて高い場合、DC−DCコンバータの一次側のキャパシタ要素に要求される許容リップル電流は、二次側のキャパシタ要素に要求される許容リップル電流値に比べて大きくなる。この場合、DC−DCコンバータの一次側、二次側のそれぞれに接続されるキャパシタ要素として、その許容リップル電流値が、一次側のキャパシタ要素に要求される許容リップル電流値以上であるキャパシタ要素が選択されるのが一般的である。これに対して、本発明によれば、第1キャパシタ要素の許容リップル電流値が、第2キャパシタ要素の許容リップル電流値に比べて大きい。これにより、第2キャパシタ要素として、許容リップル電流値が比較的小さい小型のキャパシタ要素を選択することができる。従って、例えば第2キャパシタ要素の許容リップル電流値が第1キャパシタ要素の許容リップル電流値と同じであるDC−DCコンバータに比べて小型化することができる。
本発明の実施の形態に係るDC−DCコンバータを備える電源システムの回路図である。 実施の形態に係るDC−DCコンバータが充電モードで降圧動作する場合のタイムチャートの一例であり、(A)(B)はインダクタの一次側のスイッチング素子のオンオフ動作、(C)(D)はインダクタの二次側のスイッチング素子のオンオフ動作、(E)はインダクタを流れる電流の電流値、(F)は第1キャパシタ要素を流れる電流の電流値、(G)は第2キャパシタ要素を流れる電流の電流値を示す。 実施の形態に係るDC−DCコンバータが充電モードで昇圧動作する場合のタイムチャートの一例であり、(A)(B)はインダクタの一次側のスイッチング素子のオンオフ動作、(C)(D)はインダクタの二次側のスイッチング素子のオンオフ動作、(E)はインダクタを流れる電流の電流値、(F)は第1キャパシタ要素を流れる電流の電流値、(G)は第2キャパシタ要素を流れる電流の電流値を示す。 実施の形態に係るDC−DCコンバータが放電モードで昇圧動作する場合のタイムチャートの一例であり、(A)(B)はインダクタの一次側のスイッチング素子のオンオフ動作、(C)(D)はインダクタの二次側のスイッチング素子のオンオフ動作、(E)はインダクタを流れる電流の電流値、(F)は第1キャパシタ要素を流れる電流の電流値、(G)は第2キャパシタ要素を流れる電流の電流値を示す。 実施の形態に係るDC−DCコンバータが放電モードで降圧動作する場合のタイムチャートの一例であり、(A)(B)はインダクタの一次側のスイッチング素子のオンオフ動作、(C)(D)はインダクタの二次側のスイッチング素子のオンオフ動作、(E)はインダクタを流れる電流の電流値、(F)は第1キャパシタ要素を流れる電流の電流値、(G)は第2キャパシタ要素を流れる電流の電流値を示す。 実施の形態に係るDC−DCコンバータの動作を示すタイムチャートであり、(A)は動作状態、(B)は第1キャパシタ要素を流れる電流の実効値、(C)は第2キャパシタ要素を流れる電流の実効値を示す。 変形例に係るDC−DCコンバータを備える電源システムの回路図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係るDC−DCコンバータは、4つのスイッチング素子を有するHブリッジ型の電力変換回路と、電力変換回路に接続される第1キャパシタ要素、第2キャパシタ要素と、を備える双方向DC−DCコンバータである。
本実施の形態に係るDC−DCコンバータは、例えば第1蓄電池(第1直流電圧源)であるメインバッテリと、第2蓄電池(第2直流電圧源)であるサブバッテリと、を搭載した車両のメインバッテリとサブバッテリとの間に接続される。例えば図1に示すように、本実施の形態に係るDC−DCコンバータ10は、Hブリッジ型の非絶縁型DC−DCコンバータであり、動力源5と、メインバッテリ6と、サブバッテリ7と、ともに電源システムを構成する。DC−DCコンバータ10は、動力源5、メインバッテリ6が一次側(図1の左側)に接続され、サブバッテリ7が二次側(図1の右側)に接続されている。このDC−DCコンバータ10は、動力源5から電力が供給されている間、一次側から二次側へ直流を降圧または昇圧して供給し、動力源5からの電力供給が停止している間、二次側から一次側へ直流を降圧または昇圧して供給する。一次側に動力源5が接続されるため、DC−DCコンバータ10は、一次側から二次側へ直流を降圧して供給する第1期間と二次側から一次側へ直流を昇圧して供給する第2期間との和が、一次側から二次側へ直流を昇圧して供給する第3期間と二次側から一次側へ直流を降圧して供給する第4期間との和に比べて長くなる。
メインバッテリ6およびサブバッテリ7は、例えば互いに直列に接続された複数の電池セルから構成される組電池である。メインバッテリ6の電池セルは、例えば鉛蓄電池である。また、サブバッテリ7の電池セルは、リチウムイオン電池、溶融塩電池等である。動力源5は、例えば発電機である。なお、メインバッテリ6の出力電圧値とサブバッテリ7の出力電圧値とは、略等しい。
DC−DCコンバータ10は、Hブリッジ型の電力変換回路11と、電力変換回路11の動作を制御するコンバータ制御部31と、第1キャパシタ要素12と、第2キャパシタ要素13と、を備える。電力変換回路11は、インダクタL1と、第1スイッチング素子であるトランジスタQ1および第2スイッチング素子であるトランジスタQ2と、第3スイッチング素子であるトランジスタQ3および第4スイッチング素子であるトランジスタQ4と、を有する。トランジスタQ1、Q2、Q3、Q4は、それぞれNチャネル型のFET(Field Effect Transistor)である。トランジスタQ1、Q3は、それぞれインダクタL1の一次側、二次側における高電位側に接続されている。なお、「一次側」とは、動力源5およびメインバッテリ6が接続される側を示し、「二次側」とは、サブバッテリ7に接続される側を示す。トランジスタQ1は、ソースがインダクタL1に接続されドレインがメインバッテリ6の高電位側の出力端に接続されている。トランジスタQ3は、ソースがインダクタL1に接続されドレインがサブバッテリ7の高電位側の出力端に接続されている。また、トランジスタQ2、Q4は、それぞれインダクタL1の一次側、二次側における低電位側に接続されている。トランジスタQ2、Q4は、それぞれ、ソースが接地されドレインがインダクタL1に接続されている。
第1キャパシタ要素12は、互いに並列に接続された電解コンデンサC11、C12からなる。第1キャパシタ要素12は、メインバッテリ6の出力端間に接続されている。第2キャパシタ要素13は、電解コンデンサC2からなり、サブバッテリ7の出力端間に接続されている。ここで、電解コンデンサC11、C12、C2は、同一仕様の電解コンデンサである。つまり、各電解コンデンサC11、C12、C2の許容リップル電流値が同一である。そして、第1キャパシタ要素12が有する電解コンデンサC11、C12の個数は、第2キャパシタ要素13が有する電解コンデンサC2の個数よりも多い。これにより、第1キャパシタ要素12全体の許容リップル電流値(第1許容リップル電流値)が、第2キャパシタ要素13全体の許容リップル電流値(第2許容リップル電流値)に比べて大きくなっている。
コンバータ制御部31は、端子Q1_PWM、Q2_PWM、Q3_PWM、Q4_PWMを有する。端子Q1_PWM、Q2_PWM、Q3_PWM、Q4_PWMは、それぞれ、電力変換回路11のトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4それぞれのゲートに接続される。コンバータ制御部31は、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)を含み、端子Q1_PWM、Q2_PWM、Q3_PWM、Q4_PWMからトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4のゲートへ制御信号を出力することにより、DC−DCコンバータ10を、充電モードまたは放電モードで動作させる。ここで、充電モードは、DC−DCコンバータ10が動力源5もしくはメインバッテリ6から電力供給を受けてサブバッテリ7を充電するモードであり、放電モードは、DC−DCコンバータ10がサブバッテリ7から電力供給を受けてメインバッテリ6へ電力を供給するモードである。また、DC−DCコンバータ10は、充電モードにおいて、動力源5、メインバッテリ6から供給される直流を降圧または昇圧してサブバッテリ7へ供給する。一方、DC−DCコンバータ10は、放電モードにおいて、サブバッテリ7から供給される直流を降圧または昇圧してメインバッテリ6へ供給する。
次に、本実施の形態に係るDC−DCコンバータ10の動作について説明する。まず、DC−DCコンバータ10が、充電モードで動作する場合について説明する。この場合、コンバータ制御部31が、端子Q1_PWM、端子Q2_PWMから相補となるPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力し、端子Q3_PWMの出力電圧をHレベル、端子Q4_PWMの出力電圧をLレベルにしたとする。ここで、「Hレベル」とは、トランジスタQ1、Q2、Q3、Q4のターンオン電圧よりも高い規定の電圧レベルに相当する。また、「Lレベル」とは、トランジスタQ1、Q2、Q3、Q4のターンオン電圧よりも低い規定の電圧レベルに相当する。この場合、図2(A)乃至(D)に示すように、電力変換回路11では、トランジスタQ3がオン状態、トランジスタQ4がオフ状態を維持しつつ、トランジスタQ1がオンしトランジスタQ2がオフした状態とトランジスタQ1がオフしトランジスタQ2がオンした状態とが交互繰り返される。この場合、電力変換回路11は、メインバッテリ6の出力電圧を降圧してサブバッテリ7へ印加する。このとき、インダクタL1には、図2(E)に示すように、トランジスタQ1、Q2のオンオフ周期で変動するリップル成分を含む電流IL1が流れる。なお、図2(E)において、インダクタL1を一次側から二次側へ流れる場合を正としている。以下、図3(E)、図4(E)および図5(E)において同じである。また、第1キャパシタ要素12、第2キャパシタ要素13には、それぞれ図2(F)および(G)に示すようなリップル電流IC1、IC2が流れる。なお、図2(F)において、コンデンサC1から電力変換回路11側へ流出する場合(図1の矢印IC1参照)を正としている。以下、図3(F)、図4(F)および図5(F)において同じである。また、図2(G)において、電力変換回路11側からコンデンサC2へ流入する場合(図1の矢印IC2参照)を正としている。以下、図3(G)、図4(G)および図5(G)において同じである。ここで、トランジスタQ1、Q2のオンオフ周期をT_CDとすると、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1e_CDと、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2e_CDと、の間には、下記式(1)の関係式が成立する。
Figure 0006904185
式(1)に示すように、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1e_CDは、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2e_CDよりも大きくなる。これは、インダクタL1と第2キャパシタ要素13とからLCフィルタが構成されていることを反映している。
一方、コンバータ制御部31が、端子Q1_PWMの出力電圧をHレベル、端子Q2_PWMの出力電圧をLレベルにし、端子Q3_PWM、端子Q4_PWMから相補となるPWM信号を出力するとする。この場合、図3(A)乃至(D)に示すように、電力変換回路11では、トランジスタQ1がオン状態、トランジスタQ2がオフ状態を維持しつつ、トランジスタQ3がオンしトランジスタQ4がオフした状態とトランジスタQ2がオフしトランジスタQ4がオンした状態とが交互繰り返される。このとき、DC−DCコンバータ10は、メインバッテリ6の出力電圧を昇圧してサブバッテリ7へ印加する。このとき、インダクタL1には、図3(E)に示すように、トランジスタQ1、Q2のオンオフ周期で変動するリップル成分を含む電流IL1が流れる。また、第1キャパシタ要素12、第2キャパシタ要素13には、それぞれ図3(F)および(G)に示すようなリップル電流IC1、IC2が流れる。ここで、トランジスタQ1、Q2のオンオフ周期をT_CUとすると、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1e_CUと、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2e_CUと、の間には、下記式(2)の関係式が成立する。
Figure 0006904185
式(2)に示すように、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1e_CUは、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2e_CUよりも小さくなる。
次に、DC−DCコンバータ10が、放電モードで動作する場合について説明する。この場合、コンバータ制御部31が、端子Q1_PWM、端子Q2_PWMから相補となるPWM信号を出力し、端子Q3_PWMの出力電圧をHレベル、端子Q4_PWMの出力電圧をLレベルにしたとする。この場合、電力変換回路11では、図4(A)乃至(D)に示すように、トランジスタQ3がオン状態、トランジスタQ4がオフ状態を維持しつつ、トランジスタQ1がオンしトランジスタQ2がオフした状態とトランジスタQ1がオフしトランジスタQ2がオンした状態とが交互繰り返される。この場合、電力変換回路11は、サブバッテリ7の出力電圧を昇圧してメインバッテリ6へ印加する。このとき、インダクタL1には、図4(E)に示すように、充電モードの場合とは逆の方向に、トランジスタQ1、Q2のオンオフ周期で変動するリップル成分を含む電流IL1が流れる。また、第1キャパシタ要素12、第2キャパシタ要素13には、それぞれ図4(F)および(G)に示すように、充電モードにおける昇圧動作の場合とは逆の方向特性を有するリップル電流IC1、IC2が流れる。ここで、トランジスタQ1、Q2のオンオフ周期をT_DUとすると、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1e_DUと、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2e_DUと、の間には、下記式(3)の関係式が成立する。
Figure 0006904185
式(3)に示すように、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1e_DUは、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2e_DUよりも大きくなる。
一方、コンバータ制御部31が、端子Q1_PWMの出力電圧をHレベル、端子Q2_PWMの出力電圧をLレベルにし、端子Q3_PWM、端子Q4_PWMから相補となるPWM信号を出力したとする。この場合、電力変換回路11では、図5(A)乃至(D)に示すように、トランジスタQ1がオン状態、トランジスタQ2がオフ状態を維持しつつ、トランジスタQ3がオンしトランジスタQ4がオフした状態とトランジスタQ3がオフしトランジスタQ4がオンした状態とが交互繰り返される。この場合、電力変換回路11は、サブバッテリ7の出力電圧を降圧してメインバッテリ6へ印加する。このとき、インダクタL1には、図5(E)に示すように、充電モードの場合とは逆の方向に、トランジスタQ1、Q2のオンオフ周期で変動するリップル成分を含む電流IL1が流れる。また、第1キャパシタ要素12、第2キャパシタ要素13には、それぞれ図5(F)および(G)に示すように、充電モードにおける昇圧動作の場合とは逆の方向特性を有するリップル電流IC1、IC2が流れる。ここで、トランジスタQ1、Q2のオンオフ周期をT_DDとすると、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1e_DDと、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2e_DDと、の間には、下記式(1)の関係式が成立する。
Figure 0006904185
式(4)に示すように、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1e_DDは、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2e_DDよりも小さくなる。これは、インダクタL1と第1キャパシタ要素12とからLCフィルタが構成されていることを反映している。
このように、DC−DCコンバータ10の動作状態に応じて、第1キャパシタ要素12、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流の実効値が変化する。そして、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値および第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値は、それぞれ、DC−DCコンバータ10の一次側から二次側へ直流を降圧して供給する第1期間と、二次側から一次側へ直流を昇圧して供給する第2期間と、一次側から二次側へ直流を昇圧して供給する第3期間と、二次側から一次側へ直流を降圧して供給する第4期間と、に基づいて決定されている。即ち、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値および第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値は、それぞれ、DC−DCコンバータ10が充電モードで降圧動作する第1期間と、放電モードで昇圧動作する第2期間と、充電モードで昇圧動作する第3期間と、放電モードで降圧動作する第4期間と、に基づいて決定されている。具体的には、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値は、第1期間、第2期間、第3期間および第4期間それぞれにおけるリップル電流実効値の中の最大値以上の電流値である。また、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値は、第1期間、第2期間、第3期間および第4期間の中の最長の期間におけるリップル電流実効値以上であり且つ第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値未満の電流値である。
例えば、DC−DCコンバータ10が、図6(A)に示すように動作するとする。動力源5から電力が供給され、充電モードで降圧動作している状態で、時刻T1に、動力源5からDC−DCコンバータ10への電力供給が停止する。その後、DC−DCコンバータ10は、時刻T2まで放電モードで降圧動作し、時刻T2以降時刻T3まで放電モードで昇圧動作する。そして、時刻T3において動力源5からDC−DCコンバータ10へ再び電力が供給されると、DC−DCコンバータ10は、時刻T4まで充電モードで昇圧動作し、時刻T4以降再び充電モードで降圧動作する。ここで、時刻T1以前時刻T4以降の期間が第1期間に含まれ、時刻T2から時刻T3までの期間が第2期間に含まれる。また、時刻T3から時刻T4までの期間が第3期間に含まれ、時刻T1から時刻T4までの期間が第4期間に含まれる。この場合、第1キャパシタ要素12に流れるリップル電流IC1の実効値IC1eは、図6(B)に示すように、充電モードでの降圧動作時に実効値IC1e_CD、放電モードでの降圧動作時に実効値IC1e_DD、放電モードでの昇圧動作時に実効値IC1e_DU、充電モードでの昇圧動作時に実効値IC1e_CUとなるように推移する。一方、第2キャパシタ要素13に流れるリップル電流IC2の実効値IC2eは、図6(C)に示すように、充電モードでの降圧動作時に実効値IC2e_CD、放電モードでの降圧動作時に実効値IC2e_DD、放電モードでの昇圧動作時に実効値IC2e_DU、充電モードでの昇圧動作時に実効値IC2e_CUとなるように推移する。ここで、前述のように、実効値IC1e_CDは、実効値IC2e_CDよりも大きく、実効値IC1e_DDは、実効値IC2e_DDよりも小さい。また、実効値IC1e_CUは、実効値IC2e_CUよりも小さく、実効値IC1e_DUは、実効値IC2e_DUよりも大きい。
ここで、図6(B)に示すように、第1キャパシタ要素12のリップル電流実効値は、DC−DCコンバータ10が充電モードで降圧動作を行う第1期間で最大値をとる。この場合、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値は、DC−DCコンバータ10が充電モードで降圧動作を行う第1期間におけるリップル電流実効値IC1e_CD以上の電流値に決定される。第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値が小さいほど、第1キャパシタ要素12を構成する電解コンデンサC11、C12を小型化できる。このことを考慮すると、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値は、DC−DCコンバータ10が充電モードで降圧動作を行う第1期間におけるリップル電流実効値IC1e_CDと同じ電流値に決定される。
また、DC−DCコンバータ10が充電モードで降圧動作を行う第1期間が、放電モードで昇圧、降圧動作を行う第2期間、第4期間および充電モードで昇圧動作を行う第3期間に比べて長い。即ち、第1期間が、最長の期間である。この場合、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値は、DC−DCコンバータ10が充電モードで降圧動作を行う第1期間におけるリップル電流実効値以上であり、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値未満の電流値に決定される。第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値が小さいほど、第2キャパシタ要素13を構成する電解コンデンサC2を小型化できる。このことを考慮すると、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値は、DC−DCコンバータ10が充電モードで降圧動作を行う第1期間におけるリップル電流実効値IC2e_CDと同じ電流値に決定される。また、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値が、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値に比べて低くできる分、第2キャパシタ要素13を構成するコンデンサの数を低減できる。
ところで、第2キャパシタ要素13を流れるリップル電流実効値は、放電モードでの降圧動作時或いは充電モードでの昇圧動作時において、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値を超えることになる。この場合、第2キャパシタ要素13に含まれる電解コンデンサC2は、電解液の減少によるドライアップを起こし易くなる。即ち、電解コンデンサC2の内部の温度が上昇して、電解コンデンサの電解液が減少して静電容量が低下し易くなる。但し、DC−DCコンバータ10が放電モードで降圧動作する期間、充電モードで昇圧動作する期間は、前述のように短期間である。従って、電解コンデンサC2、DC−DCコンバータ10の寿命が大きく低下することはない。
ところで、DC−DCコンバータの一次側から二次側へ直流を降圧して供給する頻度が一次側から二次側へ直流を昇圧して供給する頻度に比べて高い場合、DC−DCコンバータの一次側のキャパシタ要素に要求される許容リップル電流は、二次側のキャパシタ要素に要求される許容リップル電流値に比べて大きくなる。この場合、DC−DCコンバータの一次側、二次側のそれぞれに接続されるキャパシタ要素として、その許容リップル電流値が、一次側のキャパシタ要素に要求される許容リップル電流値以上であるキャパシタ要素が選択されるのが一般的である。また、電解コンデンサは、その許容リップル電流値が大きくなると、大型化するのが一般的である。これに対して、本実施の形態に係るDC−DCコンバータ10によれば、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値が、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値に比べて大きい。これにより、第2キャパシタ要素13として、許容リップル電流値が比較的小さい小型のキャパシタ要素を選択することができる。従って、例えば第2キャパシタ要素の許容リップル電流値が第1キャパシタ要素の許容リップル電流値と同じであるDC−DCコンバータに比べて小型化することができる。
また、電解コンデンサC11、C12は、その許容リップル電流値が大きくなるほど高価であることが一般的である。これに対して、本実施の形態に係るDC−DCコンバータ10では、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値が第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値よりも小さい。これにより、第2キャパシタ要素13に含まれる電解コンデンサC11、C12の許容リップル電流値、数を低減できる。従って、例えば第2キャパシタ要素の許容リップル電流値が第1キャパシタ要素の許容リップル電流値と同じであるDC−DCコンバータに比べて、第2キャパシタ要素13として比較的安価な電解コンデンサC11、C12を採用でき且つその数も低減できるので、DC−DCコンバータ10の製造コストが低減されるという利点もある。
また、本実施の形態に係るDC−DCコンバータ10では、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値および第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値が、それぞれ、前述の第1期間、第2期間、第3期間および第4期間に基づいて決定される。具体的には、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値は、第1期間、第2期間、第3期間および第4期間それぞれにおけるリップル電流実効値の中の最大値以上の電流値である。また、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値は、第1期間、第2期間、第3期間および第4期間の中の最長の期間におけるリップル電流実効値以上であり且つ第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値未満の電流値である。これにより、第1キャパシタ要素12、第2キャパシタ要素13それぞれを構成する電解コンデンサC11、C12、C2を、DC−DCコンバータ10の使用態様に応じて適切に選択することができる。
更に、本実施の形態に係る第1キャパシタ要素12は、少なくとも1つの電解コンデンサを有する。これにより、DC−DCコンバータ10の一次側の電圧変動が低減されるので、DC−DCコンバータ10の動作が安定するという利点がある。
ところで、電解コンデンサは、その許容リップル電流値が大きくなると、大型化するのが一般的である。従って、第1キャパシタ要素12を1つの電解コンデンサで実現しようとする場合、第1キャパシタ要素12を構成する電解コンデンサが大型になり、ひいてはDC−DCコンバータ10が大型化してしまう虞がある。これに対して、本実施の形態に係る第1キャパシタ要素12は、互いに並列に接続された2つの電解コンデンサC11、C12から構成される。これにより、電解コンデンサC11、C12それぞれの許容リップル電流値を、第1キャパシタ要素12全体の許容リップル電流値よりも小さくすることができるので、電解コンデンサC11、C12として小型のものを使用することができ、ひいてはDC−DCコンバータ10の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態に係る第2キャパシタ要素13は、第1キャパシタ要素12が有する電解コンデンサと同一仕様の電解コンデンサを有する。そして、第2キャパシタ要素13の許容リップル電流値は、第1キャパシタ要素12の許容リップル電流値よりも小さい。これにより、第2キャパシタ要素13が有する電解コンデンサC2の個数は、第1キャパシタ要素12が有する電解コンデンサC11、C12の個数よりも少なくすることができる。従って、例えば第2キャパシタ要素の許容リップル電流値が第1キャパシタ要素の許容リップル電流値と同じであるDC−DCコンバータに比べて、DC−DCコンバータ10の小型化を図ることができる。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば図7に示すように、第1キャパシタ要素212が、3つの電解コンデンサC21、C22、C23を互いに並列に接続したものであり、第2キャパシタ要素213が、1つの電解コンデンサC28からなるものであってもよい。なお、図7において、実施の形態と同様の構成については図1と同一の符号を付している。また、図7に示すように、ノイズフィルタリング用の2つのセラミックコンデンサC24、C25が、第1キャパシタ要素212と並列に接続されていてもよい。また、ノイズフィルタリング用の2つのセラミックコンデンサC26、C27が、第1キャパシタ要素212である電解コンデンサC28と並列に接続されていてもよい。また、第1キャパシタ要素を構成する電解コンデンサの数は、2つまたは3つに限定されるものではなく、4つ以上の電解コンデンサを有するものであってもよい。更に、第2キャパシタ要素を構成する電解コンデンサの数も1つに限定されるものではなく、2つ以上の電解コンデンサを有するものであってもよい。
本構成によれば、第1キャパシタ要素、第2キャパシタ要素それぞれに流れるリップル電流を複数の電解コンデンサに分流することができる。従って、第1キャパシタ要素、第2キャパシタ要素を構成する複数の電解コンデンサそれぞれに流れるリップル電流実効値を低くすることができるので、複数の電解コンデンサそれぞれの小型化を図ることができる。
実施の形態では、第1直流電圧源、第2直流電圧源が、蓄電池である例について説明したが、第1直流電圧源、第2直流電圧源は、蓄電池に限定されない。また、実施の形態では、メインバッテリ6、サブバッテリ7が組電池である例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば電気二重層キャパシタであってもよい。
以上、本発明の実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態および変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本発明は、2つのバッテリを有する車両に搭載されるDC−DCコンバータとして好適である。
5:動力源、6:メインバッテリ(第1蓄電池)、7:サブバッテリ(第2蓄電池)、10:DC−DCコンバータ、11:電力変換回路、12,212:第1キャパシタ要素、13,213:第2キャパシタ要素、31:コンバータ制御部、Q1_PWM,Q2_PWM,Q3_PWM,Q4_PWM:端子、C11,C12,C2、C21,C22,C23,C28:電解コンデンサ、C24,C25,C26,C27:セラミックコンデンサ、SW1,SW2:スイッチング素子、L1:インダクタ、Q1,Q2,Q3,Q4:トランジスタ

Claims (6)

  1. 第1直流電圧源および動力源が一次側に接続され、第2直流電圧源が二次側に接続され、前記一次側と前記二次側との間で双方向に電力を変換するDC−DCコンバータであって、
    インダクタと、前記インダクタの前記一次側に接続された第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、前記インダクタの前記二次側に接続された第3スイッチング素子および第4スイッチング素子と、を有するHブリッジ型の電力変換回路と、
    前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子に並列に接続される第1キャパシタ要素と、
    前記第3スイッチング素子および前記第4スイッチング素子に並列に接続される第2キャパシタ要素と、を備え、
    前記一次側から前記二次側へ直流電圧を降圧して供給する期間を第1期間、前記二次側から前記一次側へ直流電圧を昇圧して供給する期間を第2期間、前記一次側から前記二次側へ直流電圧を昇圧して供給する期間を第3期間、前記二次側から前記一次側へ直流電圧を降圧して供給する期間を第4期間としたとき、前記第1期間と前記第2期間との和が、前記第3期間と前記第4期間との和に比べて長く、
    前記第1キャパシタ要素の第1許容リップル電流値は、前記第2キャパシタ要素の第2許容リップル電流値に比べて大きい、
    DC−DCコンバータ。
  2. 記第1許容リップル電流値および前記第2許容リップル電流値は、それぞれ、前記第1期間、前記第2期間、前記第3期間および前記第4期間に基づいて決定される、
    請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記第1許容リップル電流値は、前記第1期間、前記第2期間、前記第3期間および前記第4期間それぞれにおける前記第1キャパシタ要素のリップル電流実効値の中の最大値以上であり、
    前記第2許容リップル電流値は、前記第1期間、前記第2期間、前記第3期間および前記第4期間の中の最長の期間における前記第2キャパシタ要素のリップル電流実効値以上であり且つ前記第1許容リップル電流値未満である、
    請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記第1キャパシタ要素は、少なくとも1つの電解コンデンサを有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記第2キャパシタ要素は、前記第1キャパシタ要素が有する電解コンデンサと同一仕様の電解コンデンサを少なくとも1つ有し、
    前記第1キャパシタ要素が有する電解コンデンサの個数は、前記第2キャパシタ要素が有する電解コンデンサの個数よりも多い、
    請求項4に記載のDC−DCコンバータ。
  6. DC−DCコンバータと、
    前記DC−DCコンバータの一次側に接続された動力源と、
    前記DC−DCコンバータの前記一次側に接続された第1蓄電池と、
    前記DC−DCコンバータの二次側に接続された第2蓄電池と、を備え、
    前記DC−DCコンバータは、
    インダクタと、前記インダクタの前記一次側に接続された第1スイッチング素子および第2スイッチング素子と、前記インダクタの前記二次側に接続された第3スイッチング素子および第4スイッチング素子と、を有するHブリッジ型の電力変換回路と、
    前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子に並列に接続される第1キャパシタ要素と、
    前記第3スイッチング素子および前記第4スイッチング素子に並列に接続される第2キャパシタ要素と、を有し、
    前記一次側から前記二次側へ直流電圧を降圧して供給する期間を第1期間、前記二次側から前記一次側へ直流電圧を昇圧して供給する期間を第2期間、前記一次側から前記二次側へ直流電圧を昇圧して供給する期間を第3期間、前記二次側から前記一次側へ直流電圧を降圧して供給する期間を第4期間としたとき、前記第1期間と前記第2期間との和が、前記第3期間と前記第4期間との和に比べて長く、
    前記第1キャパシタ要素の許容リップル電流値は、前記第2キャパシタ要素の許容リップル電流値に比べて大きい、
    電源システム。
JP2017175875A 2017-09-13 2017-09-13 Dc−dcコンバータおよび電源システム Active JP6904185B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017175875A JP6904185B2 (ja) 2017-09-13 2017-09-13 Dc−dcコンバータおよび電源システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017175875A JP6904185B2 (ja) 2017-09-13 2017-09-13 Dc−dcコンバータおよび電源システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019054586A JP2019054586A (ja) 2019-04-04
JP6904185B2 true JP6904185B2 (ja) 2021-07-14

Family

ID=66013755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017175875A Active JP6904185B2 (ja) 2017-09-13 2017-09-13 Dc−dcコンバータおよび電源システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6904185B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111509984B (zh) * 2020-04-27 2021-02-26 成都国佳电气工程有限公司 一种单相pet后级dc-dc变换器二次纹波抑制方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003051394A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Denso Corp 放電灯点灯装置
JP4410693B2 (ja) * 2005-02-04 2010-02-03 トヨタ自動車株式会社 電圧変換装置および車両
US20090015229A1 (en) * 2007-07-14 2009-01-15 Kotikalapoodi Sridhar V Bi-directional DC power converter
JP2009112163A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Aisin Aw Co Ltd 電動機制御装置,駆動装置およびハイブリッド駆動装置
JP5387383B2 (ja) * 2009-12-18 2014-01-15 株式会社デンソー 車載電源装置
US8575778B2 (en) * 2010-01-12 2013-11-05 Ford Global Technologies, Llc Variable voltage converter (VVC) with integrated battery charger
JP5623319B2 (ja) * 2011-03-25 2014-11-12 新電元工業株式会社 双方向コンバータ及び双方向コンバータの制御方法
JP5983403B2 (ja) * 2012-12-28 2016-08-31 株式会社オートネットワーク技術研究所 双方向昇降圧回路の制御方法及び双方向昇降圧回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019054586A (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6665821B2 (ja) 双方向dc−dcコンバータ
US8853888B2 (en) Multiple-input DC-DC converter
JP6928863B2 (ja) 充電装置、及び車載電源装置
EP1562279A2 (en) DC/DC converter and program
US9768682B2 (en) Switched capacitors with inverted break-before-make without external filtering load capacitor
JP2008141871A (ja) 電力変換器
CN105991021B (zh) 双向dc-dc变换器
KR101734210B1 (ko) 양방향 직류-직류 컨버터
CN110739848A (zh) 用于电动化车辆的高增益dc-dc转换器
JP6057017B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP6904185B2 (ja) Dc−dcコンバータおよび電源システム
Cornea et al. Bi-directional hybrid DC-DC converter with large conversion ratio for microgrid DC busses interface
CN210839348U (zh) 一种非隔离升降压变换器
JP2918022B2 (ja) スイッチングレギュレータ
US11716025B2 (en) In-vehicle power supply device
JP2015149801A (ja) バッテリ制御装置及び制御方法
JP5584092B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP6915566B2 (ja) 電力変換装置及び電力変換システム
JP2019068526A (ja) コンバータシステム
KR101440277B1 (ko) 양방향 DC-to-DC 컨버터 장치
WO2023153085A1 (ja) 充放電装置及び充放電の制御方法
Unnisa et al. High Conversion Ratio Sepic Converter With Reduced Switch Stress
JP4390256B2 (ja) 昇降圧チョッパ回路
CN117578882B (zh) 单模式双电流通路的降压-升压转换器的控制电路及方法
RU167451U1 (ru) Устройство для накопления электрической энергии

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6904185

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150