JP2015149801A - バッテリ制御装置及び制御方法 - Google Patents

バッテリ制御装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015149801A
JP2015149801A JP2014020223A JP2014020223A JP2015149801A JP 2015149801 A JP2015149801 A JP 2015149801A JP 2014020223 A JP2014020223 A JP 2014020223A JP 2014020223 A JP2014020223 A JP 2014020223A JP 2015149801 A JP2015149801 A JP 2015149801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
unit
power storage
storage unit
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014020223A
Other languages
English (en)
Inventor
大記 田中
Hiroki Tanaka
大記 田中
佐々木 健介
Kensuke Sasaki
健介 佐々木
渋川 祐一
Yuichi Shibukawa
祐一 渋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2014020223A priority Critical patent/JP2015149801A/ja
Publication of JP2015149801A publication Critical patent/JP2015149801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/92Energy efficient charging or discharging systems for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors specially adapted for vehicles

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】大型化することなく、コストを低減できるバッテリの制御装置を提供する。
【解決手段】制御部は、切換部を切り換えて、充電部を、交流電流を直流電流に変換するように動作させ、変換された直流電流を、第1蓄電部及び第2蓄電部の少なくとも一方に供給するか、又は、充電部を、第2の蓄電部の電圧変換を行うよう動作させ、第1蓄電部の電力及び充電部により電圧変換された第2蓄電部の電力を負荷に供給する。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の蓄電部からなるバッテリ制御装置及び制御方法に関する。
複数のバッテリを備える電源装置において、モータジェネレータに電力を供給する第1の二次電池及び第2の二次電池と、第1の二次電池及び第2の二次電池との間に接続され、モータジェネレータの要求電力に応じて第2の二次電池からモータジェネレータに供給する電力を変化させる昇圧コンバータとを備えるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−199934号公報
前述の特許文献のように、複数のバッテリを備える場合は、バッテリの充放電回路の他に、負荷に対してバッテリ間の電圧を一致させるためのDC/DCコンバータ等の電源回路(昇圧コンバータ)が必要となる。このために、制御回路が大型し、コストも増加する。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされてものであり、バッテリを制御する制御回路を大型化することなく、コストを低減できるバッテリの制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明のある実施態様は、電力を蓄積及び供給する第1蓄電部と、電力を蓄積及び供給する第2蓄電部と、外部電源から供給される交流電流を直流電流に変換する充電部と、外部電源、第1蓄電部及び第2蓄電部の接続関係を切り換える切換部と、充電部と切換部との動作を制御する制御部と、を備えるものである。この制御部は、切換部を切り換えて、充電部を、交流電流を直流電流に変換するように動作させ、変換された直流電流を、第1蓄電部及び第2蓄電部の少なくとも一方に供給するか、又は、充電部を、第2の蓄電部の電圧変換を行うよう動作させ、第1蓄電部の電力及び充電部により電圧変換された第2蓄電部の電力を負荷に供給する。
本発明によれば、交流電流を直流電流に変換する充電部が、第2蓄電部の電圧変換を行うことで負荷に供給することができる。このように、充電部の一部を電圧変換に用いることにより、バッテリ制御装置の構成を簡略化することができるので、装置の大型化、コストの増加を防止することができる。
本発明の第1実施形態のバッテリ制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態のモータを駆動する場合の動作を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の第2電池の充放電の様子を示す説明図である。 本発明の第2実施形態のバッテリ制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態のバッテリ制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態のモータを駆動する場合の動作を示す説明図である。 本発明の第3実施形態の第2コンバータの動作を示す説明図である。 本発明の第4実施形態のバッテリ制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の第4実施形態のモータを駆動する場合の動作を示す説明図である。 本発明の第5実施形態のバッテリ制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の第5実施形態の第1モードの動作を示す説明図である。 本発明の第5実施形態の第2モードの動作を示す説明図である。 本発明の第5実施形態の第3モードの動作を示す説明図である。 本発明の第5実施形態の第4モードの動作を示す説明図である。 本発明の第5実施形態の第5モードの動作を示す説明図である。 本発明の第6実施形態のバッテリ制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の第6実施形態のモータを駆動する場合の動作を示す説明図である。 本発明の第7実施形態のバッテリ制御装置の構成を示す説明図である。 本発明の第8実施形態のバッテリ制御装置の構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態のバッテリ制御装置1の構成を示す説明図である。
バッテリ制御装置1は、充電回路2、コントローラ50、第1電池100、第2電池200及びバッテリ結合回路60を備えて構成される。充電回路2は、コンバータ30、力率制御回路40、フィルタ回路70及び接続ポート80により構成される。
バッテリ制御装置1は、インバータ20を備え、第1電池100及び第2電池200の少なくとも一方の電力をモータ10供給して、負荷としてのモータ10を駆動する。
充電回路2は、外部電源90からの交流電流を直流電流に変換して第1電池100及び第2電池200に充電する充電部として機能する。
コンバータ(DC−DCコンバータ)30は、コンデンサC1、インダクタL1(第1インダクタ)、スイッチング素子S5、S6(第1スイッチング素子)、コンデンサC2、電流センサ31、電圧センサ32及び電圧センサ33を備える。コンバータ30は、スイッチング素子S5、S6の断続によりインダクタL1に発生する誘導電流をコンデンサC2に蓄積することで電圧を昇圧、降圧する。これにより、コンバータ30は、第2電池200に供給する電圧又は第2電池200から出力する電圧を昇降圧する昇降圧部として機能する。
電流センサ31は、第2電池200の正極側の電流A1を検出する。電圧センサ32は、コンデンサC1の電圧V3を検出する。電圧センサ33は、コンデンサC2の電圧V2を検出する。
力率制御回路40は、Hブリッジ接続された4個のスイッチング素子S1、S2、S3、S4(第2スイッチング素子)と、インダクタL10(第2インダクタ)、コンデンサC10、第1切換スイッチ41及び第2切換スイッチ42を備える。力率制御回路40は、外部電源90から入力される交流電圧を直流電流に変換する。これにより、力率制御回路40は、交流電流を直流電流に変換する整流部として機能する。力率制御回路40は、また、交流電流と直流電流の位相が1となるように、各スイッチング素子S1、S2、S3、S4の開閉を制御する。
力率制御回路40は、第1電池100と第2電池200との間で電力を充放電させる機能も有する。第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とは、力率制御回路40とフィルタ回路70とを接続するか、力率制御回路40のHブリッジを構成するスイッチング素子S1〜S4とインバータ20とを接続するかを切り換える。コンデンサC10及びインダクタL10は、交流電流の高周波成分(ノイズ)を除去する。
力率制御回路40及びコンバータ30は、外部電源90の電力を第1電池100及び第2電池200に充電すると共に、第1電池100及び第2電池200の電力を用いてインバータ20を介してモータ10を駆動する充放電部としても機能する。
フィルタ回路70は、コイル71及びコンデンサ72を備え、外部電源90の電圧の変動やリプルの除去、接続ポート80挿抜時の突入電流等を除去する。
インバータ20は、複数のスイッチング素子からなり、各スイッチング素子のON/OFFを制御することでモータ10を駆動するための交流電力を供給する。インバータ20は、モータ10が回生動作する場合には、各スイッチング素子のON/OFFを制御して、モータ10が発電した電力を直流電流に変換する。
第1電池100及び第2電池200は、例えばリチウムイオン二次電池等の二次電池により構成される。第1電池100は、第2電池200と比較して充電容量が大きく構成される。第2電池200は、第1電池100と比較して容量は小さいが内部抵抗が小さく、出力が大きく構成される。第1電池100と第2電池200との電圧は同等に構成されている。
第1電池100及び第2電池200は、それぞれ充放電が行われることによりSOC(State of charge:充電状態)が変化し、SOCの変化に対応してバッテリ電圧が変化する。一例として、第1電池100及び第2電池200は満充電時のバッテリ電圧が400Vであり、SOCの低下に伴ってバッテリ電圧が300Vまで低下する。
バッテリ結合回路60は、第1スイッチ61、第2スイッチ62及び抵抗63を備え、第1電池100及び第2電池200を電気的に直列させて、これら電池間の電位差を解消させる。
コントローラ50は、インバータ20、コンバータ30、力率制御回路40及びバッテリ結合回路60の動作を制御する。コントローラ50は、これら各回路のスイッチング素子やスイッチの開閉を制御することで、以降に説明するような動作を行い、第1電池100及び第2電池200の充放電を制御する。
バッテリ制御装置1は、例えば車両に搭載され、モータ10により車両を駆動する。車両は、商用電源等の外部電源90から接続ポート80を介して充電することができるいわゆるプラグインハイブリッドカーとして構成される。
次に、このように構成されたバッテリ制御装置1の動作を説明する。
まず、外部電源90から第1電池100及び第2電池200を充電する動作を説明する。
充電に先立って、コントローラ50は、バッテリ結合回路60の接続動作を行う。まず第2スイッチ62をONとし、第1スイッチ61を抵抗63側に接続する。これにより、第1電池100及び第2電池200のうち、電圧が高い方から低い方へと電力が供給され、両者の電圧が次第に一致する。電圧が一致した後に、第1スイッチを直結側に切り換えて、第1電池100と第2電池200とを直結状態とする。
この状態で、接続ポート80にケーブル等を接続すると、外部電源90の電力が入力される。入力された電力は、フィルタ回路70、力率制御回路40、コンバータ30を介して第1電池100及び第2電池200を充電する。コントローラ50は、第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを、力率制御回路40とフィルタ回路70とが接続する側に切り換える。
力率制御回路40は、入力された交流電流、交流電圧及び直流側の電圧V3に基づいて、交流電流と交流電圧との位相が1となるように、各スイッチング素子S1〜S4を制御する。具体的には、スイッチング素子S1、S4のみをONにするとコンデンサC1に電荷が充電される。スイッチング素子S2、S3のみをONにするとコンデンサC1から放電が行われる。
このように、スイッチング素子S1、S4とスイッチング素子S2、S3との組を交互にONとすることで、コンデンサC1に直流電圧を保ちながら、入力側の力率が1となるように各スイッチング素子のデューティー比を決定する。このようにして外部電源90からの交流電力が直流電力に変換される。
コンバータ30は、力率制御回路40によって充電されたコンデンサC1の電力をスイッチング素子S5、S6の開閉により第2電池200に充電する。具体的には、スイッチング素子S6をOFFからONにすると、コンデンサC1の電荷がスイッチング素子S5を通過して第2電池200を充電する。コントローラ50は、コンデンサC1における電圧V3と、コンデンサC2における電圧V2と、電流センサ31における電流A1とに基づいて、スイッチング素子S6のデューティー比を制御することで、第2電池200に充電する電圧を制御する。
第1電池100と第2電池200とはバッテリ結合回路60により正極と負極が直結されているので、第2電池200に充電される電力は、第1電池100にも充電される。前述のように、第2電池200は高出力であるが容量が小さく、満充電時の電圧を第1電池100よりも大きく設定しておくことにより、過充電を防止することができる。
このような制御により、外部電源90の電力を第1電池100及び第2電池200に充電することができる。
次に、第1電池100及び第2電池200に充電された電力によりモータ10を駆動する動作を説明する。
図2は、本実施形態のバッテリ制御装置1におけるモータ10を駆動する場合の動作を示す説明図である。なお、図2において、動作に関与しない力率制御回路40の一部、フィルタ回路70、バッテリ結合回路60等は省略している。
コントローラ50は、バッテリ結合回路60の第1スイッチ61及び第2スイッチ62をそれぞれOFFとする。コントローラ50は、力率制御回路40の第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを、力率制御回路40とインバータ20とが接続する側に切り換える。
この状態で、コントローラ50は、力率制御回路40のスイッチング素子S1、S4をONとし、スイッチング素子S2、S3をOFFとすることで、第1電池100と第2電池200とがコンバータ30を介して並列に接続された状態とする。コントローラ50は、インバータ20を動作させて、第1電池100の電力によりインバータ20を介してモータ10を駆動する。
コントローラ50は、第1電池100の蓄電量(SOC)が十分に大きい場合は、コンバータ30のスイッチング素子S5、S6をいずれもOFFとしてコンバータ30の動作を停止する。この場合は、第1電池100の電力のみでモータ10を駆動、又は、モータ10の回生電力を第1電池100に充電する。
また、第2電池200のSOCが第1電池100のSOCよりも小さい場合は、コンバータ30により第2電池200側を昇圧して第1電池100の電力を第2電池200に充電させることもできる。
図3は、本実施形態のバッテリ制御装置1における第2電池200の充放電の様子を示す説明図である。なお、図3においても同様に、動作に関与しない構成は省略している。
コントローラ50は、コンデンサC1における電圧V3と、コンデンサC2における電圧V2と、電流センサ31における電流A1とに基づいて、スイッチング素子S6のON/OFFのデューティー比を制御する。スイッチング素子S6をON/OFFすることにより、インダクタL1の誘導電流をコンデンサC2に充電する。これにより、コントローラ50が第1電池100の電圧を昇圧して第2電池200を充電する。この制御において、第1電池100の電力により第2電池200を充電するだけでなく、モータ10の回生電力を第2電池200に充電することもできる。
第1電池100のSOCが低下して出力電圧が低下した場合は、第2電池200の電力をモータ10の駆動に用いることができる。この場合、コントローラ50は、コンデンサC1における電圧V3と、コンデンサC2における電圧V2と、電流センサ31における電流A1とに基づいて、スイッチング素子S5のデューティー比を制御することで、第2電池200の電圧を降圧する。降圧された電力は、第1電池100の出力電圧に加えられてインバータ20に供給される。このように、第1電池100のSOCが低下した場合は、第2電池200の電力をモータ10の駆動に用いることができる。
一例として、第1電池100の電圧が300V、第2電池200の電圧が350Vである場合を考える。より具体的には、第1電池100が満充電時に400Vであり、電力の消費によりSOCが徐々に低下することで電圧が300Vとなったとする。このとき、第2電池200の電圧が350Vである。コントローラ50は、コンバータ30により第2電池200を降圧して300Vとすることで、第2電池200の電圧を第1電池100の出力に加えることができる。このようにして第1電池100の出力の低下分を第2電池200によって補うことができる。
このように、本発明の第1実施形態のバッテリ制御装置1は、充電回路2と第1電池100及び第2電池200を備える。充電回路2は、外部電源90からの電力を第1電池100及び第2電池200に充電する。充電回路2は、充放電部を構成する回路(コンバータ30、力率制御回路40)を切り換えることにより、第2電池200の電圧変換を行う。充電回路2によって、第1電池100と第2電池200との電力を、負荷であるインバータ20及びモータ10に供給する。
このような構成により、特性の異なる第1電池100と第2電池200との電圧を制御するため、充電回路2の構成を切り換えて電圧変換を行う。このように、充電回路2の一部を電圧変換に用いることにより、バッテリ制御装置1の構成を簡略化することができ、モータ10を駆動させるバッテリ制御装置1の大型化、コストの増加を防止することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態のバッテリ制御装置1を説明する。第2実施形態の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4は、本発明の第2実施形態のバッテリ制御装置1の構成を示す説明図である。
第2実施形態では、第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42との構成が異なる。充電回路2において、力率制御回路40のHブリッジを構成するスイッチング素子S1〜S4と、コンバータ30のコンデンサC1との間に、第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを備える。第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とは、コンバータ30と力率制御回路40とを接続するか、コンバータ30とインバータ20とを接続するかを切り換える。
このように構成された第2実施形態の動作は、前述した第1実施形態と同様である。すなわち、外部電源により第1電池100と第2電池200とを充電するときは、第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを、コンバータ30と力率制御回路40とを接続する側に切り換える。
第1電池100及び第2電池200に充電された電力によりモータ10を駆動する場合は、第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを、コンバータ30とインバータ20とを接続する側に切り換える。
このように、本発明の第2実施形態のバッテリ制御装置1は、第1実施形態と同様の構成により、バッテリ制御装置1の構成を簡略化することができ、バッテリ制御装置の大型化、コストの増加を防止することができる。
特に第2実施形態においては、モータ10を駆動するときに、スイッチング素子S1〜S4にバッテリの電流が流れないので、スイッチング素子S1〜S4における損失が発生しないため、モータ10を駆動させるときの効率を高くできる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態のバッテリ制御装置1を説明する。第3実施形態の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5は、本発明の第3実施形態のバッテリ制御装置1の構成を示す説明図である。
第3実施形態では、第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42との構成が異なる。充電回路2において、力率制御回路40とフィルタ回路70との間に第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを備える。第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とは、力率制御回路40とフィルタ回路70を接続するか、力率制御回路40とインバータ20とを接続するかを切り換える。
このように構成された第3実施形態の動作は、前述した第1実施形態と同様である。すなわち、外部電源により第1電池100と第2電池200とを充電するときは、第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを、力率制御回路40とフィルタ回路70とを接続する側に切り換える。
第1電池100及び第2電池200に充電された電力によりモータ10を駆動する場合は、第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを、力率制御回路40とインバータ20とを接続する側に切り換える。
このとき、コントローラ50は、力率制御回路40のスイッチング素子S1、S4をONとし、スイッチング素子S2、S3をOFFとすることで、第1電池100と第2電池200とがコンバータ30を介して並列に接続された状態となる。
図6は、第3実施形態のバッテリ制御装置1におけるモータ10を駆動する場合の動作を示す説明図である。図6において、動作に関与しない構成は省略している。
第3実施形態において、モータ10を駆動するときに、力率制御回路40のスイッチング素子S1〜S4と、インダクタL10とコンデンサC10とにより、コンバータ(DC−DCコンバータ)が構成される。
第3実施形態では、これらにより構成されるコンバータを第2コンバータ130と呼び、コンバータ30を第1コンバータ30と呼ぶ。
この第2コンバータ130の動作を説明する。図7は、第3実施形態のバッテリ制御装置1における第2コンバータ130の動作を示す説明図である。図7において、第2コンバータ130以外の回路は省略している。
第1電池100のSOCが大きい場合は、第1コンバータ30のスイッチング素子S5、S6、及び第2コンバータ130のスイッチング素子S1〜4をいずれもOFFとしてコンバータ30の動作を停止して、第1電池100の電力のみでモータ10を駆動、又は、モータ10の回生電力を第1電池100に充電する。
第1電池100の電力を第2電池200に充電させる場合は、コントローラ50は、コンデンサC10における電圧V1と、コンデンサC1における電圧V3と、電流センサ31における電流A1とに基づいて、スイッチング素子S1、S4とスイッチング素子S2、S3とを互いにON、OFFする(図7(A)と図7(B)とを交互に動作する)。コントローラ50は、スイッチング素子S1、S4とスイッチング素子S2、S3とのデューティー比を制御する。これにより第2コンバータ130により、第1電池100の電圧を昇圧する。
さらに、第1コンバータ30において、第1実施形態と同様に、電圧V3と、電圧V2と、電流A1とに基づいて、スイッチング素子S6のデューティー比を制御することで、第2コンバータ130により昇圧された電圧をさらに昇圧する。このようにして昇圧された電力は第2電池200を充電する。
また、第1電池100だけでなく、第2電池200の電力をモータ10の駆動に用いる場合は、コントローラ50は、第1実施形態と同等に、第1コンバータ30において第2電池200の電圧を降圧する。降圧された電力は、さらに第2コンバータ130においても同様の制御で降圧される。このようにして、第1電池100のSOCが低下した場合は、第2電池200の電力をモータ10の駆動に用いることができる。
一例として、第1電池100の電圧を200V、第2電池200の電圧を600Vである場合を考える。第1電池100のSOCの低下により電圧が150Vとなったとする。このとき、第2電池200の電圧が600Vに対して、第2コンバータ130において300Vまで降圧し、第1コンバータ30において150Vまで降圧する。
このように、本発明の第3実施形態のバッテリ制御装置1は、第1コンバータ30及び第2コンバータ130の二つのコンバータにより昇圧、降圧を二段階で行うことができる。スイッチング素子とコイルコンデンサを用いる一般的なコンバータでは、昇圧比、降圧比が2程度の時に最も効率がよい。従って、前述の例のように、第1電池100と第2電池200との電圧差が大きい場合には、力率制御回路40を第2コンバータとして機能させることにより、電力変換を効率よく行うことができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態のバッテリ制御装置1を説明する。第4実施形態の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8は、本発明の第4実施形態のバッテリ制御装置1の構成を示す説明図である。
第4実施形態では、コンバータ30を、スイッチング素子と絶縁トランス135とによる絶縁型のコンバータとして構成した。
コンバータ30は、スイッチング素子S11、S12、S13、S14からなる一次側Hブリッジ131(第3スイッチング素子)と、スイッチング素子S7、S8、S9、S10からなる二次側Hブリッジ132(第4スイッチング素子)と、絶縁トランス135と、から構成される。
まず、外部電源90から第1電池100及び第2電池200を充電する動作を説明する。
この場合は、力率制御回路40によってコンデンサC1に直流電圧が充電される。
コンデンサC1の電力は、コンバータ30において、スイッチング素子S11、S14の組とS12、S13の組とを交互にON、OFFすることにより絶縁トランス135の一次側に交流電流と逆起電圧が発生させる。逆起電圧は絶縁トランス135の二次側にも発生する。一次側Hブリッジ131の動作と同期して二次側のスイッチング素子S7、S10の組とS8、S9の組とを交互にON、OFFすることによりコンデンサC2に直流電圧として蓄積される。これらスイッチング素子のデューティー比を制御することで、第2電池200に充電する電圧を制御する。
次に、第4実施形態におけるモータ10を駆動する場合の動作を説明する。
図9は、バッテリ制御装置1におけるモータ10を駆動する場合の動作を示す説明図である。
第1電池100のSOCが大きい場合は、コンバータ30の動作を停止して、第1電池100の電力のみでモータ10を駆動、又は、モータ10の回生電力を第1電池100に充電する。
第1電池100の電力を第2電池200に充電させる場合は、コントローラ50は、電圧V1と、電圧V3と、電流A1とに基づいて、スイッチング素子S11、S14の組とS12、S13の組とを交互にON、OFFし、これと同期して、二次側のスイッチング素子S7、S10の組とS8、S9の組とを交互にON、OFFする。これらスイッチング素子のデューティー比を制御することで、第1電池100の電圧を昇圧して第2電池200を充電する。
第2電池200のSOCが第1電池100のSOCよりも小さい場合は、コンバータ30により第2電池200側を昇圧して第1電池100の電力を第2電池200に充電させることもできる。
この場合も同様に、コントローラ50は、電圧V3と、電圧V2と、電流A1とに基づいて、一次側のスイッチング素子S11、S14の組とS12、S13の組と、二次側のスイッチング素子S7、S10の組とS8、S9の組とをON、OFF制御する。このときの各スイッチング素子のデューティー比を制御することで、第1電池100の電圧を昇圧して、第2電池200を充電する。
第1電池100のSOCが低下し出力電圧が低下した場合は、第2電池200の電力をモータ10の駆動に用いることができる。この場合も同様に、各スイッチング素子のデューティー比を制御することで、第2電池200の電圧を降圧する。降圧された電力は、第1電池100の出力電圧に加えられてインバータ20に供給される。
このようにして、第1電池100のSOCが低下した場合は、第2電池200の電力をモータ10の駆動に用いることができる。
このように、本発明の第4実施形態のバッテリ制御装置1は、コンバータ30を一次側Hブリッジ131と、二次側Hブリッジ132と、絶縁トランス135と、から構成した。このように、コンバータ30を絶縁型とすることにより、大容量の第2電池200を、これを制御する制御回路から絶縁構造とできる。これにより、バッテリ制御装置1の全体の絶縁設計を簡素化することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態のバッテリ制御装置1を説明する。第5実施形態の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10は、本発明の第5実施形態のバッテリ制御装置1の構成を示す説明図である。
第5実施形態は図1に示す第1実施形態のバッテリ制御装置1の変形例であり、第1電池100と、第2電池200及び充電回路2とが直列に接続されるように構成した。
より具体的には、図10に示す第5実施形態のバッテリ制御装置1は、力率制御回路40の第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを介して、第1電池100と第2電池200とが直列に接続される。
第5実施形態において、外部電源90から第1電池100及び第2電池200を充電する動作は、前述の第1実施形態と同様である。
次に、第5実施形態におけるモータ10を駆動する場合の動作を説明する。
第5実施形態において、次の5つのモードが設定される。
(第1モード)第1電池100の電力のみでモータ10を駆動するモード
(第2モード)第1電池100の電力でモータ10を駆動しつつ、第1電池100の電力を第2電池200に充電するモード
(第3モード)第1電池100と第2電池200との両方の電力でモータ10を駆動するモード
(第4モード)第2電池200の電力でモータ10を駆動しつつ、第2電池200の電力を第1電池100に充電するモード
(第5モード)第1電池100と第2電池200との両方をモータ10の回生電力により充電するモード
以下、第5実施形態における各モードについて説明する。図11は、第5実施形態の第1モードの動作を示す説明図である。
第1電池100のSOCが十分に大きく、第1電池100の電力のみでモータ10を駆動する場合は、コントローラ50は、スイッチング素子S1、S3をONとし、スイッチング素子S2、S4をOFFに設定する。
この場合は、第1電池100の電流はスイッチング素子S3及びスイッチング素子S3を通過して、インバータ20へと供給され、その他の回路には供給されない。このように設定することで、第1電池100の電力のみでモータ10を駆動することができる。
第1モードでは、第1電池100の電流はコンバータ30のインダクタL1を通過しないので、インダクタL1における銅損が発生せず、電流の損失が発生しないため、モータ10を効率よく駆動させることができる。
図12は、第5実施形態の第2モードの動作を示す説明図である。
第2モードは、第1電池100のSOCが十分に大きく、第1電池100の電力でモータ10を駆動し、さらにSOCが小さい第2電池200を充電するモードである。第2モードでは、コントローラ50は、スイッチング素子S2、S3をONとし、スイッチング素子S1、S4をOFFに設定する。
この場合は、第1電池100の電流はスイッチング素子S3からインダクタL1に流れ、スイッチング素子S3を通過してインバータ20に供給される。この電流によりモータ10を駆動する。
このとき同時にコントローラ50は、電圧V3と、電圧V2と、電流A1とに基づいて、スイッチング素子S6のデューティー比を制御する。これにより昇圧された電流がインダクタL1からスイッチング素子S5を経由して第2電池200に供給される。このように、第1電池の電流をモータ10に供給しつつ、インダクタL1、コンデンサC1及びスイッチング素子S6の動作によって第1電池100の電圧を昇圧して、第2電池200を充電することができる。
図13は、第5実施形態の第3モードの動作を示す説明図である。
第3モードでは、第1電池100の電力と第2電池200の電力との双方を用いてモータ10を駆動する。第3モードでは、コントローラ50は、スイッチング素子S1、S4をONとし、スイッチング素子S2、S3をOFFに設定する。
この場合は、第1電池100の電流はスイッチング素子S1からスイッチング素子S6、インダクタL1を通り、スイッチング素子S4を通過してインバータ20に供給される。
このとき同時に、コントローラ50は、電圧V3と、電圧V2と、電流A1とに基づいて、スイッチング素子S5のデューティー比を制御することで、第2電池200の電圧を昇圧する。昇圧された電圧は、スイッチング素子S1を通過して第1電池100の電流と共にインバータ20に供給される。
図14は、第5実施形態の第4モードの動作を示す説明図である。
第2電池200のSOCが大きく、第2電池200の電力でモータ10を駆動し、SOCが小さい第1電池100に、第2電池200から電力を充電する場合は、スイッチング素子S2、S3をONとし、スイッチング素子S1、S4をOFFに設定する。
この場合は、第2電池200の電流はコンバータ30のインダクタL1に流れる。コンバータ30において、電圧V3と、電圧V2と、電流A1とに基づいて、スイッチング素子S5のデューティー比を制御することで、第2電池200の電圧を昇圧する。昇圧された電圧により第1電池100を充電すると共に、インバータ20に供給された電力によりモータ10を駆動する。
図15は、第5実施形態の第5モードの動作を示す説明図である。
モータ10の回生電力を第1電池100と第2電池200との双方に充電する場合は、スイッチング素子S1、S4をONとし、スイッチング素子S2、S3をOFFに設定する。
この場合は、モータ10の回生電力はインバータ20により直流電流とされて、第1電池100に充電される。コンバータ30において、電圧V3と、電圧V2と、電流A1とに基づいて、スイッチング素子S6のデューティー比を制御することで、第2電池200の電圧に供給する電圧を制御することにより、第2電池200を充電することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態のバッテリ制御装置1を説明する。第6実施形態の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図16は、本発明の第6実施形態のバッテリ制御装置1の構成を示す説明図である。
第6実施形態では、コンバータ30を、図8に示す第4実施形態と同様に、スイッチング素子と絶縁トランス135とによる絶縁型のコンバータとして構成した。
そして、第1電池100と第2電池200とが、力率制御回路40の第1切換スイッチ41と第2切換スイッチ42とを介して直列に接続されている。
第6実施形態においても、外部電源90から第1電池100及び第2電池200を充電する動作は、前述の第1実施形態と同様である。
次に、第6実施形態におけるモータ10を駆動する場合の動作を説明する。
図17は、第6実施形態のバッテリ制御装置1におけるモータ10を駆動する場合の動作を示す説明図である。
第1電池100のSOCが大きい場合は、コンバータ30の動作を停止して、第1電池100の電力のみでモータ10を駆動、又は、モータ10の回生電力を第1電池100に充電する。
第1電池100の電力を第2電池200に充電させる場合は、コントローラ50は、電圧V1と、電圧V3と、電流A1とに基づいて、スイッチング素子S11、S14の組とS12、S13の組とを交互にON、OFFし、これと同期して、二次側のスイッチング素子S7、S10の組とS8、S9の組とを交互にON、OFFする。これらスイッチング素子のデューティー比を制御することで、第1電池100の電圧を昇圧して第2電池200を充電する。
第2電池200のSOCが第1電池100のSOCよりも小さい場合は、コンバータ30により第2電池200側を昇圧して第1電池100の電力を第2電池200に充電させることもできる。
この場合も同様に、コントローラ50は、電圧V3と、電圧V2と、電流A1とに基づいて、一次側のスイッチング素子S11、S14の組とS12、S13の組と、二次側のスイッチング素子S7、S10の組とS8、S9の組とをON、OFF制御する。このときの各スイッチング素子のデューティー比を制御することで、第1電池100の電圧を昇圧して、第2電池200を充電する。
第1電池100のSOCが低下し出力電圧が低下した場合は、第2電池200の電力をモータ10の駆動に用いることができる。この場合も同様に、各スイッチング素子のデューティー比を制御することで、第2電池200の電圧を降圧する。降圧された電力は、第1電池100の出力電圧に加えられてインバータ20に供給される。
このようにして、第1電池100のSOCが低下した場合は、第2電池200の電力をモータ10の駆動に用いることができる。
このように、本発明の第6実施形態のバッテリ制御装置1は、コンバータ30を一次側Hブリッジ131と、二次側Hブリッジ132と、絶縁トランス135と、から構成した。このように、コンバータ30を絶縁型とすることにより、大容量の第2電池200を、これを制御する制御回路から絶縁構造とできる。これにより、バッテリ制御装置1の全体の絶縁設計を簡素化することができる。
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態のバッテリ制御装置1を説明する。第7実施形態において、基本構成は第1実施形態と同様であり、また、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図18は、本発明の第7実施形態のバッテリ制御装置1の構成を示す説明図である。
第7実施形態では、図17に示す第6実施形態の変形例であり、第1切換スイッチ41及び第2切換スイッチ42の位置が異なる。
この第7実施形態においては、前述した第3実施形態と同様に、力率制御回路40のスイッチング素子S1〜S4と、インダクタL10とコンデンサC10とにより、第2コンバータ130が構成される。
このように、本発明の第7実施形態のバッテリ制御装置1は、第1コンバータ30及び第2コンバータ130の二つのコンバータにより昇圧、降圧を二段階で行うことができる。スイッチング素子とコイルコンデンサを用いる一般的なコンバータでは、昇圧比、降圧比が2程度の時に最も効率がよい。従って、第3実施形態と同様に、力率制御回路40を第2コンバータとして機能させることにより、電力変換を効率よく行うことができる。
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態のバッテリ制御装置1を説明する。第8実施形態の基本構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図19は、本発明の第8実施形態のバッテリ制御装置1の構成を示す説明図である。
第8実施形態では、図18に示す第7実施形態の変形例であり、バッテリ結合回路160の構成が異なる。
バッテリ結合回路160は、4つのスイッチング素子S15、S16、S17、S18と、インダクタL16と、コンデンサC16、C17とを備えるDC−CDコンバータとして構成される。これらスイッチング素子S15、S16、S17、S18は、コントローラ50により動作が制御される。
このように構成された8実施形態において、外部電源90から第1電池100及び第2電池200を充電する動作を説明する。
外部電源からの充電において、コントローラ50は、充電回路2を、第2電池200に対応する電圧に設定して、第2電池200を充電する。
このとき、コントローラ50は、バッテリ結合回路160のスイッチング素子を動作させて、第1電池100と第2電池200との電位差を解消するように制御する。
例えば、第1電池100の電圧よりも第2電池200の電圧が高い場合には、バッテリ結合回路160を降圧コンバータとして動作させ、第2電池200の電力を第1電池100に充電するように制御する。
具体的には、コントローラ50は、スイッチング素子S15をオン、スイッチング素子S16をオフとし、スイッチング素子S17のON/OFFのデューティー比を制御することにより、スイッチング素子S17がOFF時の慣性電流がS18の環流ダイオードを流れる。
また、第2電池200の電圧よりも第1電池100の電圧が高い場合には、バッテリ結合回路160を昇圧コンバータとして動作させ、第2電池200の電力を第1電池100に充電するように制御する。
具体的には、コントローラ50は、スイッチング素子S17をオン、スイッチング素子S18をオフとし、スイッチング素子S15のON/OFFのデューティー比を制御することにより、スイッチング素子S15がOFF時の慣性電流がスイッチング素子S16をONにすることにより流れる。
コントローラ50がバッテリ結合回路160をこのように制御することにより、外部電源90からの電力を、第1電池100及び第2電池のそれぞれに積極的に分配することができる。
例えば、前述のように第2電池200の容量が第1電池100よりも小さ区構成されている場合は、第2電池200の充電が先に終了するが、この場合にも引き続きバッテリ結合回路160を介して第1電池100に充電されるように制御することができる。この結果、第2電池200の過充電を防止できると共に、第1電池100及び第2電池200を共に効率よく充電を行うことができる。
さらに、これら第1及び第3電池の電位(すなわち出力)に対する制約がなくなるので、バッテリ及び充電回路2の設計自由度が大きくなる。
なお、第8実施形態において、バッテリ結合回路160以外の構成は、前述した第7実施形態における動作と同様である。すなわち、第1電池100及び第2電池200によりモータ10を駆動する場合は、コントローラ50は、バッテリ結合回路160のスイッチング素子をいずれのオフとして、充電回路2により制御を行う。なお、前述の第1から第7実施形態においても、バッテリ結合回路60を、第8実施形態のバッテリ結合回路160として構成することができる。
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ
C10 コンデンサ
L1 インダクタ(第1インダクタ)
L10 インダクタ(第2インダクタ)
S1〜S4 スイッチング素子(第2、第3スイッチング素子)
S5〜S6 スイッチング素子(第1スイッチング素子)
S7〜S10 スイッチング素子
S11〜S14 スイッチング素子(第4スイッチング素子)
S15〜S18 スイッチング素子
1 バッテリ制御装置
2 充電回路
10 モータ(負荷)
20 インバータ
30 コンバータ(昇降圧部)
31 電流センサ
32、33 電圧センサ
40 力率制御回路(整流部)
41 第1切換スイッチ(切換部)
42 第2切換スイッチ(切換部)
50 コントローラ(制御部)
60 バッテリ結合回路
61 第1スイッチ
62 第2スイッチ
63 抵抗
70 フィルタ回路
80 接続ポート
90 外部電源
100 第1電池
200 第2電池

Claims (18)

  1. 電力を蓄積及び供給する第1蓄電部と、
    電力を蓄積及び供給する第2蓄電部と、
    外部電源から供給される交流電流を直流電流に変換する充電部と、
    前記外部電源、前記第1蓄電部及び前記第2蓄電部の接続関係を切り換える切換部と、
    前記充電部と前記切換部との動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記切換部を切り換えて、
    前記充電部を、交流電流を直流電流に変換するように動作させ、変換された前記直流電流を、前記第1蓄電部及び前記第2蓄電部の少なくとも一方に供給するか、又は、
    前記充電部を、前記第2の蓄電部の電圧変換を行うよう動作させ、前記第1蓄電部の電力及び前記充電部により電圧変換された第2蓄電部の電力を負荷に供給する
    ことを特徴とするバッテリ制御装置。
  2. 前記充電部は、
    複数の第1スイッチング素子と第1インダクタとからなり、前記第1スイッチング素子の導通状態により電圧を昇降圧する昇降圧部と、を備え、
    複数の第2スイッチング素子の導通状態により交流電流を直流電流に変換する整流部と、
    前記制御部は、
    前記切換部を、前記外部電源、前記整流部、前記昇降圧部及び前記第2蓄電部が導通状態となるように切り換えて、前記外部電源の電力を前記第2充電部に充電し、
    前記切換部を、前記第2蓄電部、前記昇降圧部及び前記負荷が導通状態になるように切り換えて、前記第2蓄電部の電力を前記負荷に供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記切換部を、前記第1蓄電池、前記整流部、前記昇降圧部及び前記第2蓄電部が導通状態となるように切り換え、
    複数の前記第2スイッチング素子の導通状態を制御して、前記第1蓄電部から前記第2蓄電部に電力を供給するか、又は、前記第2蓄電部から前記第1蓄電部に電力を供給することを特徴とする請求項2に記載のバッテリ制御装置。
  4. 前記整流部は、直流電流を平滑化する第2インダクタをさらに備え、
    前記制御部は、前記切換部を切り換え、複数の前記第2スイッチング素子の導通状態を制御して、前記第2インダクタの誘導電流により前記第2蓄電部に供給する電力の電圧変換を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載のバッテリ制御装置。
  5. 前記昇降圧部は絶縁トランスを備え、
    前記第1スイッチング素子は、複数の第3スイッチング素子と複数の第4スイッチング素子とからなり、
    前記第3スイッチング素子と前記第4スイッチング素子との間に前記絶縁トランスが介装されることを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  6. 前記昇降圧部は、前記第2蓄電部に接続され、前記第2蓄電部の電圧を昇降圧することを特徴とする請求項2から5のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  7. 前記切換部は、前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とを並列に接続する請求項3から6のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  8. 前記切換部は、前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とを直列に接続する請求項3から6のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  9. 前記切換部は、前記整流部と前記昇降圧部との間に備えられることを特徴とする請求項2から8のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  10. 前記切換部は、前記整流部と前記外部電源との間に備えられることを特徴とする請求項2から8のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  11. 前記切換部は、前記整流部において、第2スイッチング素子と第2インダクタとの間に備えられることを特徴とする請求項4に記載のバッテリ制御装置。
  12. 前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とを並列に接続させる結合回路を備え、
    前記制御部は、前記切換部を切り換えるとともに前記結合回路を接続して、前記直流電流を、前記第1蓄電部及び前記第2蓄電部に供給することを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  13. 前記結合回路は、前記第1蓄電部と前記第2蓄電部とを抵抗器を介して接続する第1の回路と、前記抵抗器を短絡する第2の回路とを備えることを特徴とする請求項12に記載のバッテリ制御装置。
  14. 前記結合回路は、前記第1蓄電部と前記第2蓄電部との間で電圧を昇降可能な第2の昇降圧回路により接続されることを特徴とする請求項12に記載のバッテリ制御装置。
  15. 前記第2蓄電部の満充電時の電圧が、前記第1蓄電部の満充電時の電圧よりも高く設定されることを特徴とする請求項1から14のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  16. 前記第2蓄電部の内部抵抗及び充電容量は、前記第1蓄電部の内部抵抗及び充電容量よりも小さく設定されることを特徴とする請求項1から15のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  17. 前記負荷は、インバータにより駆動される電動機であることを特徴とする請求項1から16のいずれか一つに記載のバッテリ制御装置。
  18. 電力を蓄積及び供給する第1蓄電部と、電力を蓄積及び供給する第2蓄電部と、外部電源から供給される交流電流を直流電流に変換する充電部と、前記外部電源、前記第1蓄電部及び前記第2蓄電部の接続関係を切り換える切換部と、前記充電部と前記切換部との動作を制御する制御部と、を備えるバッテリ制御装置におけるバッテリ制御方法であって、
    前記充電部が交流電流を直流電流に変換し、変換された前記直流電流を、前記第1蓄電部及び前記第2蓄電部の少なくとも一方に供給し、
    前記充電部が前記第2の蓄電部の電圧変換を行い、前記第1蓄電部の電力及び前記充電部により電圧変換された第2蓄電部の電力を負荷に供給することを特徴とするバッテリ制御方法。
JP2014020223A 2014-02-05 2014-02-05 バッテリ制御装置及び制御方法 Pending JP2015149801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014020223A JP2015149801A (ja) 2014-02-05 2014-02-05 バッテリ制御装置及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014020223A JP2015149801A (ja) 2014-02-05 2014-02-05 バッテリ制御装置及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015149801A true JP2015149801A (ja) 2015-08-20

Family

ID=53892770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014020223A Pending JP2015149801A (ja) 2014-02-05 2014-02-05 バッテリ制御装置及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015149801A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060354A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 ローム株式会社 充放電制御装置
JP2017212775A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 三菱自動車工業株式会社 電動車両
CN107672461A (zh) * 2016-08-01 2018-02-09 宁波三星智能电气有限公司 一种交直流通用充电桩
JP2020058131A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 株式会社Soken 駆動システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060354A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 ローム株式会社 充放電制御装置
JP2017212775A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 三菱自動車工業株式会社 電動車両
CN107672461A (zh) * 2016-08-01 2018-02-09 宁波三星智能电气有限公司 一种交直流通用充电桩
CN107672461B (zh) * 2016-08-01 2019-10-11 宁波三星智能电气有限公司 一种交直流通用充电桩
JP2020058131A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 株式会社Soken 駆動システム
CN110979053A (zh) * 2018-10-01 2020-04-10 株式会社电装 驱动系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3461679B1 (en) Electric vehicle
US10461553B2 (en) Power source device
KR101553747B1 (ko) 전기 자동차용 인버터-충전기 통합장치
JP2016149921A (ja) 電気自動車の充電システム
CN107294414B (zh) 电力变换装置
JP2010166692A (ja) 電力変換装置
JP5903628B2 (ja) 電力変換装置
EP3255771B1 (en) Bidirectional dc-dc convertor
JP2018170930A (ja) 電力変換装置、電力変換システム
JP2015149801A (ja) バッテリ制御装置及び制御方法
CN102820775A (zh) 充电装置的整合式升降压转换器
KR101191738B1 (ko) 전력 변환 장치
JP2014171313A (ja) Dc/dcコンバータ
CN115997334A (zh) 直流-直流转换器组件
JP6953634B2 (ja) Dc/dcコンバータを備える車両充電器
KR20160010158A (ko) 충전기 내장형 전기 구동 장치
KR101769335B1 (ko) 멀티 토플러지를 이용한 dc/dc 컨버터
JP5347594B2 (ja) 電力供給装置
EP2916425B1 (en) Load current regenerating circuit and electrical device having load current regenerating circuit
JP2021027768A (ja) マルチポート電力変換システム
KR20200055860A (ko) 차량용 배터리 충전 제어기 및 그것의 동작 방법
KR101440277B1 (ko) 양방향 DC-to-DC 컨버터 장치
JP6033092B2 (ja) 電源装置、led点灯装置およびバッテリ充電装置
JP2024079026A (ja) 電源装置
JP2024079027A (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161205