JP6904142B2 - 通信システム、通信方法、電子機器 - Google Patents

通信システム、通信方法、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信方法、及び、電子機器に関する。
オフィス等で使用される電子機器は益々高機能化しており、高機能化に伴って顧客の管理者等が設定する項目も多くなっている。例えば、電子機器の1つとして、大型のフラットパネルディスプレイにタッチパネルが搭載された電子黒板が知られている。電子黒板は黒板の役割をする画面を表示し、タッチパネルを介して電子ペンや指などの軌跡を取り込んで、軌跡を手書き内容として画面に描画する。したがって、ユーザは画面を黒板のように使用することができる。このような電子機器の機能に関する種々の設定を管理者等が行う場合がある。
管理者等の利便性を考慮して、近年の電子機器は複数の受付手段で設定を受け付ける場合がある。そのうちの1つに、例えばサーバが各電子機器に設定情報を一括で送信する同期設定という受付手段がある。また、別の受付手段がとして、管理者等が機器本体のUI(User Interface)から1つ1つの電子機器に設定情報を設定するUI設定という受付手段がある。
このように、同じ電子機器が複数の受付手段を有する場合、受付手段の競合が生じる場合があるため、有効となる設定情報を決定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、同じ時間帯に相反する制御が行われる場合、同じ時間帯で設定が重複して行われないように処理する制御方法について開示されている。
しかしながら、従来の設定情報の受付手段では、管理者等が意図した設定を電子機器に反映させることが困難であるという問題があった。例えば、管理者等は自分たちが使いやすくなるように設定する場合があるが、従来は、どの受付手段で設定された内容が有効であるかを把握しにくい。具体的には、ユーザがUI設定で設定を変更した後に、同期設定で設定情報が送信されると、同期設定が電子機器に反映されてしまい、ユーザがUI設定で設定した設定情報を前提に操作しようとしても意図しない動作となる場合がある。
本発明は、上記課題に鑑み、意図した設定を反映させやすい通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、第二の電子機器が設定に関する設定情報を第一の電子機器から取得する通信システムであって、前記第一の電子機器は、予め設定されたタイミングで設定情報記憶手段に記憶されている前記設定情報を前記第二の電子機器に送信する情報送信手段を有し、
前記第二の電子機器は、前記第一の電子機器から前記設定情報を受け付ける受付手段に加え、他の1つ以上の受付手段により前記設定情報を受け付ける設定情報受付手段と、
前記第一の電子機器から前記設定情報を受け付ける受付手段と、他の1つ以上の受付手段に優先順位が対応付けられた優先順位情報を参照し、前記設定情報受付手段が受け付けた前記設定情報を破棄するか又は記憶するかを判断する優先順位判断手段と、を有し、
前記優先順位情報には、それぞれの前記受付手段の前記優先順位に加え、前記受付手段により前記設定情報が受け付けられたか又は受け付けられていないかを示すフラグが登録されており、前記優先順位判断手段は、前記設定情報受付手段で前記設定情報を受け付けた場合、該設定情報受付手段の受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示さない場合、受け付けられた前記設定情報を記憶しておき、前記設定情報受付手段で前記設定情報を受け付けた場合、該設定情報受付手段による受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示す場合、受け付けられた前記設定情報を破棄する。
意図した設定を反映させやすい通信システムを提供することができる。
設定情報の同期の概略を説明する図の一例である。 通信システムの概略構成図の一例である。 電子黒板の動作の概略を説明する図である。 電子黒板のハードウェア構成図の一例である。 端末装置の概略的なハードウェア構成図の一例である。 同期元の電子黒板、同期先の電子黒板、及び、端末装置の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 端末装置のブラウザソフトウェアがLCDに表示した同期元設定画面の一例である。 端末装置が同期元の電子黒板を設定する手順を示すシーケンス図の一例である。 端末装置のブラウザソフトウェアがLCDに表示した設定情報設定画面の一例である。 同様の設定を電子黒板のディスプレイから管理者が設定するための設定情報設定画面の一例である。 プリンターアドレスを電子黒板のディスプレイから管理者が設定するための設定情報設定画面の一例である。 電子黒板が保持したり送受信したりする設定情報を説明する図の一例である。 Web設定、UI設定による設定情報の設定手順を示すシーケンス図の一例である。 同期先の電子黒板が設定情報を受信する際の処理を説明するフローチャート図の一例である。 通信システムの電子黒板が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である(同期設定→UI設定→同期設定)。 通信システムの電子黒板が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である(同期設定→Web設定→同期設定)。 通信システムの電子黒板が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である(Web設定→UI設定→Web設定)。 通信システムの電子黒板が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である(UI設定→Web設定→同期設定、同期設定→Web設定→UI設定)。 同期先の電子黒板の詳細な動作を説明するシーケンス図の一例である。 同期先の電子黒板が設定情報を反映させる手順を示すフローチャート図の一例である。 設定情報の受付タイミングと再起動により反映される設定情報を説明する図の一例である。 同期元の電子黒板、同期先の電子黒板、及び、端末装置の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である(実施例2)。 通信システムの電子黒板が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である(実施例2)。 同期先の電子黒板が設定情報を受信する際の処理を説明するフローチャート図の一例である(実施例2)。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、通信システムと通信システムが行う通信方法について図面を参照しながら説明する。
<設定情報の同期の概略>
図1は、設定情報の同期の概略を説明する図の一例である。図1では1台の同期元の電子黒板2αと、1台の同期先の電子黒板2が図示されている。同期先の電子黒板2は通常、複数台あるが図1では省略されている。
(1)まず、ユーザ71は同期先の電子黒板2を使用する際、同期先の電子黒板2のUI設定から設定情報を設定した。UIとはユーザインタフェース(User Interface)を意味し、電子黒板2のディスプレイと入力手段(タッチパネル)を使って設定情報が設定されることを言う。UI設定による設定は設定の直後から同期先の電子黒板2に反映される。
(2)次に、管理者70は端末装置30を使って設定情報を同期元の電子黒板2αに設定する。
(3)同期元の電子黒板2αは同期タイミングになると設定情報を同期先の電子黒板2に送信する(同期設定)。
(4)同期先の電子黒板2は、UI設定、Web設定、及び同期設定の各受付手段の優先順位を保持している。例えば、UI設定>Web設定>同期設定の順に優先順位が高い。同期先の電子黒板2は、同期設定よりも優先順位が高いUI設定による設定情報を保持しているため、優先順位が低い同期設定で受け付けた設定情報を破棄する。
従来であれば、最期の設定である同期設定が再起動により反映されてしまう。これに対し、本実施形態の通信システム100によれば、設定情報が破棄されたので再起動してもUI設定が反映されたままになる。したがって、単に最期に受け付けられた設定情報を反映させるのではなく、受付手段の優先順位に基づいて設定情報を電子黒板2に反映させることができる。
<用語について>
設定情報とは、電子黒板2の動作に関する設定をいう。例えば、電子黒板2が適切に動作するための設定、ネットワークを介してインターネットや他の機器と通信するための設定、ユーザの嗜好に応じた設定、電子黒板2の動作を許可又は制限するための設定、各機能のオン/オフの設定などを含む。
本実施形態の管理者は電子黒板に設定情報を設定する者を便宜的にそう呼ぶに過ぎず、ユーザ又は担当者と呼ばれていてもよい。同期設定又はWeb設定する者は主に管理者であり、UI設定する者はユーザであると考えられるが、同期設定又はWeb設定をユーザが行ってもよいし、UI設定を管理者が行ってもよい。
設定情報の受付手段とは、設定情報が電子黒板2に設定される具体的な手段、てだて又は方法をいう。例えば、設定情報が電子黒板2に設定される経路、及び、電子黒板2に設定情報を設定する手段等をいう。本実施形態では、具体的にはUI設定、Web設定、及び、同期設定という用語で説明する。
また、設定情報を受け付けるとは、管理者等が受付手段で設定情報を設定することをいうが、電子黒板2から見ると設定情報を取得すること、受信すること、又は、設定されることをいう。
<通信システムの構成例>
図2は、本実施形態の通信システム100の概略構成図の一例である。通信システム100は同期元の電子黒板2α、1台以上の同期先の電子黒板2、及び、端末装置30を有している。なお、端末装置30は電子黒板2と通信して設定情報を設定したり確認したりするための装置なのでなくてもよい。
通信システム100は、電子黒板2という電子機器が通信することから機器システムと呼ばれてもよいし、画像を処理するため画像処理システムや情報処理システムなどと呼ばれてもよい。また、システムの呼称は通信システム100が有する電子機器によって適宜、変更されてよい。例えば、電子黒板の場合は電子黒板システム、複合機の場合は複合機システム等と呼ばれる。
ネットワークNは例えば社内的なLANであるが、広域イーサネット(登録商標)を含んでいてもよい。また、インターネットを含んでいてもよい。例えば各支店や海外の電子黒板と通信するためにVPN(Virtual Private Network)で接続されてもよい。ネットワークNは有線又は無線のどちらで構築されてもよく、有線と無線が組み合わされていてもよい。また、ネットワークNの他、USBケーブルのような専用線で接続されていてもよい。また、Bluetooth(登録商標)で通信してもよい。
電子黒板2は、タッチパネル付大型ディスプレイを有しユーザが指示した盤面の座標を検出し座標を接続してストロークを表示する。この他、接続されたPC(Personal Computer)の映像を表示したり、他拠点の電子黒板と通信してストロークを同期したりすることができる。なお、電子黒板は、電子情報ボード、又は電子ホワイトボードと呼ばれる場合もある。
電子黒板2は後述するハードウェア構成図から明らかなように情報処理装置としての機能を有する。また、本実施形態では電子黒板2を例に説明するが、設定情報が同期される電子機器であれば本実施形態の同期方法を適用できる。例えば、画像形成装置(複写機、プリンター、スキャナ装置、複合機、MFP(Multi-Function Peripherals))、ネットワークカメラ(全天候型カメラ、全方位カメラを含む)、プロダクションプリンティング機(商用印刷機)、プロジェクタ、テレビ会議端末などにも適用できる。この他、ゲーム機、ヘッドマウントディスプレイ、カーナビゲーション、デジタルカメラ、ドローンなどにも適用可能である。
同期元の電子黒板2αと同期先の電子黒板2は、例えば、同一メーカの電子黒板であればよく、機種は同じでも異なっていてもよい。例えば、製品名が同じ電子黒板、製品名は同じだがリリース時期が異なる電子黒板、又は、製品名が異なる電子黒板などが同期の対象に含まれる。設定情報を同期できる一連の電子黒板は、例えばハードウェア的に相違があってもOS(Operating System)、アプリ又はファームウェアが同じであるため(プログラムのバージョンは異なってもよい)、同じ設定項目を有する電子黒板である。また、完全に同じ設定項目を有する必要はなく、共通する設定項目があればよい。
管理者は、同期の対象となる電子黒板2を把握しており、同期元の電子黒板2αには同期の対象となる電子黒板(IPアドレス等)が登録されている。ただし、同期する機能がない電子黒板2が同期元の電子黒板2αに登録されていても、同期先の電子黒板2がそれを無視できるので支障は少ない。同期する機能があるが同期の対象でない電子黒板2が誤って同期元の電子黒板2αに登録されている場合、例えば、同期先の電子黒板2が同期対象かどうかの設定を有し、同期元の電子黒板2αが問い合わせるような手法が考えられる。
また、同期元の電子黒板2αは、同期元であることが設定されている電子黒板2であり、特別な機能を備えた電子黒板2である必要はない。したがって、同期先の電子黒板2が、管理者の設定により同期元の電子黒板2αと成り得る。ただし、何か特殊な機能を有する電子黒板2が同期元の電子黒板2αであってもよい。
また、同期元の電子黒板2αは電子黒板としての機能を有さなくてよい。すなわち、同期元の電子黒板2αは設定情報を記憶するPCなどの情報処理装置でよい。このPCはLAN内に設置されていてもインターネットやクラウド上にサーバとして設置されていてもよい。
端末装置30は任意の電子黒板2と通信して管理者が各種の設定を行ったり、設定状態を確認したりするために使用される情報処理装置である。管理者は端末装置30を操作して同期元の電子黒板2αに設定情報を設定する。また、任意の同期先の電子黒板2に設定情報を設定することも可能である。また、現在、電子黒板2に反映されている設定情報を端末装置30が表示することも可能である。
端末装置30ではブラウザソフトウェア(又はこれと同等の機能を有するプログラム)が動作している。また、電子黒板2はWebサーバの機能を有している。したがって、一般的な情報処理装置であれば端末装置30になりうる。具体的に、端末装置30はPC、スマートフォン、タブレット端末、サングラス型や腕時計型などのウェアラブルPC、PDA(Personal Digital Assistant)、等が挙げられる。この他、ゲーム機やナビゲーション装置など、ブラウザソフトウェア又はこれと同等のプログラムが動作すればよい。
<電子黒板の動作の概要>
図3は、電子黒板2の動作の概略を説明する図である。なお、図3では、説明を簡略化するために、2台の電子黒板2a,2b及びこれに付随する電子ペン4a,4b等を示しているだけであって、3台以上の電子黒板や電子ペン等を利用してもよい。日常、使用される状況では電子黒板2が同期元か同期先かをユーザが意識する必要はない。
図3に示されているように、電子黒板システム1は、複数の電子黒板2a,2b、複数の電子ペン4a,4b、USBメモリ5a,5b、ノートPC6a,6b、テレビ(ビデオ)会議端末7a,7b、及びPC8を有する。また、電子黒板2a,2b、及びPC8は、通信ネットワーク9を介して通信可能に接続されている。更に、複数の電子黒板2a,2bには、それぞれディスプレイ3a,3bが設けられている。
また、電子黒板2aには、電子ペン4aによって生じたイベント(ディスプレイ3aに電子ペン4aのペン先、又は、電子ペン4aのペン尻のタッチ)による描画された画像を、ディスプレイ3aに表示させることができる。なお、電子ペン4aだけでなく、ユーザの手Ha等によって生じたイベント(拡大、縮小、ページめくり等のジェスチャ)に基づいて、ディスプレイ3a上に表示されている画像を変更させることもできる。
また、電子黒板2aには、USBメモリ5aが接続可能であり、電子黒板2aはUSBメモリ5aからPDF等の電子ファイルを読み出したり、電子黒板2aはUSBメモリ5aに電子ファイルを記録したりすることができる。また、電子黒板2aには、DisplayPort(登録商標)、DVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標。High-Definition Multimedia Interface)及びVGA(Video Graphics Array)等の規格による通信が可能なケーブル10a1を介して、ノートPC6aが接続されている。そして、電子黒板2aは、ディスプレイ3aに対する接触によってイベントを発生させ、このイベントを示すイベント情報を、マウスやキーボード等の入力装置からのイベントと同様に、ノートPC6aに送信する。同じく、電子黒板2aには、上記規格による通信が可能なケーブル10a2を介して、テレビ(ビデオ)会議端末7aが接続されている。テレビ会議端末7aの機能が電子黒板2に取り込まれていてもよい。なお、ノートPC6a、及びテレビ会議端末7aは、Bluetooth(登録商標)等の各種無線通信プロトコルに準拠した無線通信により、電子黒板2aと通信してもよい。
一方、電子黒板2bが設置されている他の拠点では、上記と同様に、ディスプレイ3bを備えた電子黒板2b、電子ペン4b、USBメモリ5b、ノートPC6b、テレビ会議端末7b、ケーブル10b1、ケーブル10b2が利用される。更に、ユーザの手Hb等によって生じたイベントに基づいて、ディスプレイ3b上に表示されている画像を変更させることもできる。
これにより、一の拠点で電子黒板2aのディスプレイ3a上に描画された画像は、他の拠点で電子黒板2bのディスプレイ3b上にも表示され、逆に他の拠点で電子黒板2bのディスプレイ3b上に描画された画像は、一の拠点で電子黒板2aのディスプレイ3a上に表示される。このように、電子黒板システム1では、遠隔地において同じ画像を共有する遠隔共有処理を行うことができるため、遠隔地での会議等に用いると、非常に便利である。
なお、以下では、複数のディスプレイのうち任意のディスプレイを示す場合には「ディスプレイ3」と示す。
<ハードウェア構成例>
<<電子黒板のハードウェア構成>>
続いて、図4を用いて電子黒板のハードウェア構成を説明する。図4は電子黒板のハードウェア構成図の一例である。
図4に示されているように、電子黒板2は、電子黒板2全体の動作を制御するCPU101、IPL等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103、電子黒板2用のプログラム等の各種データを記憶するSSD104、通信ネットワーク9との通信を制御するネットワークコントローラ105、及び、USBメモリ5との通信を制御する外部記憶コントローラ106を備えている。
また、電子黒板2は、ノートPC6のディスプレイに対して映像情報を静止画又は動画として表示させるキャプチャデバイス111、グラフィクスを専門に扱うGPU(Graphics Processing Unit)112、及び、GPUからの出力画像をディスプレイ3やテレビ会議端末7へ出力するために画面表示の制御及び管理を行うディスプレイコントローラ113を備えている。
更に、電子黒板2は、接触センサ115の処理を制御するセンサコントローラ114、ディスプレイ3上に電子ペン4やユーザの手H等が接触したことを検知する接触センサ115を備えている。この接触センサ115は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ3の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ3に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ3の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ115は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のID(Identification)をセンサコントローラ114に出力し、センサコントローラ114が、物体の接触位置である座標位置を特定する。なお、以下に示す全ての各IDは、識別情報の一例である。
また、接触センサ115としては、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2の抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。
また、電子黒板2は、電子ペンコントローラ116を備えている。この電子ペンコントローラ116は、電子ペン4と通信することで、ディスプレイ3へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。なお、電子ペンコントローラ116が、電子ペン4のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン4のユーザが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
更に、電子黒板2は、CPU101、ROM102、RAM103、SSD104、ネットワークコントローラ105、外部記憶コントローラ106、キャプチャデバイス111、GPU112、センサコントローラ114、及び電子ペンコントローラ116を、図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン120を備えている。
なお、電子黒板2用のプログラムは、CD−ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
<<端末装置30のハードウェア構成>>
図5は、端末装置30の概略的なハードウェア構成図の一例である。端末装置30は、CPU201と、CPU201が使用するデータの高速アクセスを可能とするメモリ202とを備える。CPU201及びメモリ202は、システム・バス203を介して、端末装置30の他のデバイス又はドライバ、例えば、グラフィクス・ドライバ204及びネットワーク・ドライバ(NIC)205へと接続されている。
グラフィクス・ドライバ204は、バスを介してLCD(ディスプレイ装置)206に接続されて、CPU201による処理結果をモニタする。また、ネットワーク・ドライバ205は、トランスポート層レベル及び物理層レベルで端末装置30をネットワークNへと接続して、電子黒板2とのセッションを確立させている。
システム・バス203には、更にI/Oバス・ブリッジ207が接続されている。I/Oバス・ブリッジ207の下流側には、PCIなどのI/Oバス208を介して、IDE、ATA、ATAPI、シリアルATA、SCSI、USBなどにより、HDD(ハードディスクドライブ)209などの記憶装置が接続されている。HDD209は端末装置30の全体を制御するプログラム209p(例えば、ブラウザソフトウェア)を記憶している。HDD209はSSD(Solid State Drive)でもよい。プログラム209pは記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよいし、プログラム配信用のサーバから配信されてもよい。
また、I/Oバス208には、USBなどのバスを介して、キーボード及びマウス(ポインティング・デバイスと呼ばれる)などの入力装置210が接続され、システム管理者などのオペレータによる入力及び指令を受け付けている。
なお、図示した端末装置30のハードウェア構成は、端末装置30が備えていることが好ましいハード的な要素を示すに過ぎず、図示していないが一般的な構成を有していてよい。
<機能について>
図6を用いて、通信システム100が有する同期元の電子黒板2α、同期先の電子黒板2、及び、端末装置30の機能について説明する。図6は、同期元の電子黒板2α、同期先の電子黒板2、及び、端末装置30の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<同期元の電子黒板>>
同期元の電子黒板2αは、設定受付部11、設定情報受信部12、Webサーバ部13、設定情報送信部14、及び、設定情報反映部15を有する。同期元の電子黒板2αが有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、SSD104からRAM103に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
また、同期元の電子黒板2αは記憶部19を有している。記憶部19は、図4のSSD104、RAM103又はROM102により実現される各種の情報を記憶する記憶手段である。記憶部19には同期元設定方針記憶部191、現在設定情報記憶部192、通信取得情報記憶部193、及び、同期元情報194が構築されている。
まず、これら記憶部19に記憶されている情報について説明する。まず、同期元情報194は当該電子黒板が同期元の電子黒板2αであることを示す情報である。通信取得情報記憶部193は、端末装置30から受け付けられた設定情報を記憶する。現在設定情報記憶部192は、現在、同期元の電子黒板2αに反映されている設定情報を記憶する。反映されている設定情報とは、同期元の電子黒板2αの動作を制御する(又は規定する)設定情報である。したがって、現在設定情報記憶部192、及び、通信取得情報記憶部193が記憶する情報はどちらも本実施形態の設定情報である。
Figure 0006904142
表1は現在設定情報記憶部192、又は、通信取得情報記憶部193に記憶されている設定情報の一例を模式的に示す。設定情報は多くの項目を有するため、表1に示すのはあくまで一部である。表1にはプリンターアドレス、メールアドレス帳、コンタクトリスト、共有フォルダー、及び、テンプレートの項目が示されている。プリンターアドレスは電子黒板が使用するプリンターのIPアドレスである。メールアドレス帳は、電子黒板から送信できる電子メールのアドレスのリストである。コンタクトリストは、当該電子黒板が通信する他の電子黒板のリスト(例えばIPアドレス)である。共有フォルダーは通信システム100の電子黒板2がページデータ(1画面分のストロークデータ)等を共通に保存するフォルダーである。テンプレートは、ディスプレイに表示される背景の画像データ(テクスチャ)である。
このように、設定情報は、電子黒板2で管理者等が設定しなければならない情報を含むため、これが同期されることで管理者が各電子黒板2に設定情報を設定する作業負担を低減できる。
Figure 0006904142
表2は、同期元設定方針記憶部191に記憶されている情報を模式的に示す。同期元設定方針記憶部191は例えば、同期先リスト及び同期タイミングの各項目を有する。同期先リストは、同期先の電子黒板2と通信するための情報であり例えばIPアドレスが登録されている。同期タイミングは、設定情報を同期先の電子黒板2に送信するタイミングである。例えば、毎日の決まった時刻、再起動時、又は定期的(所定時間ごと)のタイミングが設定されている。同期タイミングになると、同期元の電子黒板2αは同期先リストに登録されている電子黒板に設定情報を送信する。なお、本実施形態で説明されるように、送信しても同期先の電子黒板2により破棄される場合がある。同期元設定方針記憶部191に記憶されている情報は、例えば管理者により予め設定されている。
(同期元の電子黒板2αの機能)
同期元の電子黒板2αには2つの方法で設定情報が受け付けられる。1つは管理者がタッチパネルを備えたディスプレイ3(UI:User Interface)を操作して設定情報を入力する方法(UI設定)であり、もう1つは端末装置30から受け付けられる方法である(Web設定)。Web設定には更に、管理者が項目ごとに個別に設定する方法と、全ての項目の設定情報が記述されているテキストデータ(例えばXMLデータ)を一括で設定する方法がある。
設定受付部11は、ディスプレイ3からの入力による同期元の電子黒板2αに対する設定情報の設定を受け付ける。設定受付部11は受け付けた設定情報を現在設定情報記憶部192に記憶させる。したがって、設定受付部11が設定情報を受け付けた場合は、リアルタイムに電子黒板2αに反映される。設定受付部11は同期元の電子黒板2αのCPU101がプログラムを実行して電子ペンコントローラ116や接触センサ115を制御することにおり実現される。
Webサーバ部13は、HTML、JavaScript(登録商標)、及び、CSSなどで記述されたWebページを生成し端末装置30に送信する。なお、動的にWebページを生成するためWebサーバ部13はWebアプリを提供する。本実施形態では、設定情報を設定するためのWebページを端末装置30に送信し、端末装置30から設定情報を受け付けた。Webサーバ部13は同期元の電子黒板2αのCPU101がプログラムを実行しネットワークコントローラ105を制御すること等により実現される。
設定情報受信部12は、Webサーバ部13が端末装置30から受け付けた設定情報を取得して通信取得情報記憶部193に記憶しておく(Web設定)。この設定情報は同期元の電子黒板2αがシャットダウン及び起動することで同期元の電子黒板2αに反映される。設定情報受信部12は同期元の電子黒板2αのCPU101がプログラムを実行すること等により実現される。
設定情報反映部15は、同期元の電子黒板2αがシャットダウン及び起動すると、通信取得情報記憶部193の設定情報を現在設定情報記憶部192に記憶させる。電子黒板2は現在設定情報記憶部192の設定情報に基づいて動作するので、通信取得情報記憶部193の設定情報を現在設定情報記憶部192に記憶させることは、電子黒板2に設定情報を反映させることになる。したがって、端末装置30が設定情報を送信した後、同期元の電子黒板2αがシャットダウン及び起動すると、同期元の電子黒板2αの動作に反映される。設定情報反映部15は同期元の電子黒板2αのCPU101がプログラムを実行すること等により実現される。
設定情報送信部14は、同期元設定方針記憶部191に設定された同期タイミングで各同期先の電子黒板2に対し設定情報を送信する。設定情報送信部14は、問い合わせの結果や送信の有無を記録する必要がない。設定情報送信部14は同期元の電子黒板2αのCPU101がプログラムを実行しネットワークコントローラ105を制御すること等により実現される。
<<同期先の電子黒板2>>
同期先の電子黒板2の機能の説明では、同期元の電子黒板2αとの相違を説明する。同期先の電子黒板2は、設定受付部11、設定情報受信部12、Webサーバ部13、設定情報反映部15、同期情報受信部16、及び、優先順位判断部17を有する。したがって、同期先の電子黒板2は同期情報受信部16と優先順位判断部17を有する点で異なっている。
また、同期先の電子黒板2は記憶部19に、現在設定情報記憶部192、通信取得情報記憶部193、同期先設定方針記憶部195、及び、同期取得設定情報記憶部196が構築されている。したがって、同期先の電子黒板2は同期先設定方針記憶部195及び同期取得設定情報記憶部196を有する点で異なっている。
まず、同期取得設定情報記憶部196について説明する。同期先の電子黒板2には3つの方法で設定情報が受け付けられる。このうち2つ(UI設定、Web設定)は同期元の電子黒板2αと同様である。3つめは、同期元の電子黒板2αから設定情報を受信する方法(同期設定)である。したがって、同期取得設定情報記憶部196には同期元の電子黒板2αが送信した設定情報が記憶される。
Figure 0006904142
表3は、同期先設定方針記憶部195に記憶されている情報を模式的に示す。同期先設定方針記憶部195には受付手段ごとの優先順位、フラグ、及び、設定日時が対応付けて設定されている。優先順位は、UI設定、ネット設定、及び、同期設定のどの受付手段が優先されるかを示す。優先されるとは、優先順位が高い受付手段で設定情報が受け付けられた場合、優先順位が低い受付手段の設定情報が反映されない(記憶されない)ことをいう。
フラグはTrue又はFalseの値を取り、各受付手段で設定情報が受け付けられた(送信されたか)否かを示す。初期値はFalseであり設定情報が受け付けられるとTrueになる。同期先の電子黒板2はこのフラグと優先順位を参照し、設定情報を破棄するか記憶しておくかを判断する。
設定日時は、各受付手段で設定情報が受け付けられた受付日時である。設定日時は、複数の設定情報が受け付けられている場合に、どの設定情報を電子黒板2に反映させるかを決定するための情報となる。
再起動タイミングは、同期先の電子黒板2がシャットダウン及び起動するタイミングである。シャットダウンしてすぐに起動することを再起動という。電子黒板2はシャットダウン及び起動により設定情報を反映させるため、再起動タイミングにより設定情報が反映されることになる。
同期先設定方針記憶部195に記憶されている情報は、管理者が端末装置30又はディスプレイ3から予め設定しておく。例えば、優先順位は、管理者が任意に設定することができる。
(同期先の電子黒板2の機能)
同期情報受信部16は、同期元の電子黒板2αから設定情報を受信する。同期情報受信部16は同期先の電子黒板2のCPU101がプログラムを実行しネットワークコントローラ105を制御すること等により実現される。
同期先の電子黒板2の設定情報反映部15は、同期先設定方針記憶部195を参照して、フラグがTrueの設定情報のうち設定日時が最も新しい設定情報を電子黒板2に反映させる。つまり、該当する設定情報を現在設定情報記憶部192に記憶させる。
優先順位判断部17について説明する。まず、UI設定の場合はリアルタイムに設定情報が電子黒板2に反映されるが、Web設定と同期設定では再起動により設定情報が電子黒板2に反映される。Web設定と同期設定ではユーザの操作中に設定情報が変わることがないようにするためである。UI設定ではユーザ自ら設定変更しているので設定情報が変更されても違和感がなく、むしろ早急に設定変更を反映させるためである。
ここで、優先順位判断部17は、UI設定以外の2つの受付手段のいずれかで設定情報が受け付けられた場合、設定情報を受け付けた受付手段の優先順位よりも優先順位が高い受付手段のフラグを見て、Falseの場合に、設定情報を記憶する。そうでない場合は設定情報を破棄する。こうすることで、最期に受け付けられた設定情報でなく、優先順位が高い設定情報を反映させたままにすることができる。設定情報反映部15は同期先の電子黒板2のCPU101がプログラムを実行すること等により実現される。
<<端末装置30>>
端末装置30は、通信部31、操作受付部32及び表示制御部33を有する。端末装置30が有するこれら各機能部は、図5に示された各構成要素のいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラムに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部31は、同期元の電子黒板2α又は同期先の電子黒板2と各種の情報を送受信する。本実施形態では、Webページを受信し、設定情報を送信する。通信部31は、端末装置30のCPU201がプログラム209pを実行してネットワーク・ドライバ205を制御すること等により実現される。
操作受付部32は、端末装置30に対する管理者の各種の操作を受け付ける。操作受付部32は、端末装置30のCPU201がプログラム209pを実行して入力装置210を制御すること等により実現される。
表示制御部33は、電子黒板2から送信されるWebページを解析してLCD206が表示する画面を生成する。また、操作受付部32が受け付けたユーザ入力に応じて画面を更新する。表示制御部33は、端末装置30のCPU201がプログラム209pを実行してグラフィクス・ドライバ204を制御すること等により実現される。
<同期元の設定例>
本実施形態では、同期元であることの設定により任意の電子黒板2が同期元の電子黒板2αになる。同期元として設定されない電子黒板2は同期先リストに登録されることで同期先の電子黒板2になる。
図7は、端末装置30のブラウザソフトウェアがLCD206に表示した同期元設定画面301の一例である。管理者は同期元に設定したい電子黒板2を端末装置30で指定して、Webページを取得することで同期元設定画面301を表示させる。
同期元設定画面301は、同期元設定欄306を有する。同期元設定欄306には「機器設定の同期元にする」というメッセージ302aとチェックボックス302bがある。管理者がチェックボックス302bをクリック(押下)すると操作受付部32が受け付けて、表示制御部33がチェックボックス302bにチェックマークを表示する。この設定が同期元の電子黒板2αに送信されると、端末装置30の通信先の電子黒板2が同期元の電子黒板2αに設定される。
また、同期元設定欄306はアップロードボタン303、ダウンロードボタン304、及び、同期テストボタン305を有する。アップロードボタン303は、表2に示した同期先リストを端末装置30が電子黒板2に送信するためのボタンである。ダウンロードボタン304は表2に示した同期先リストを端末装置30が電子黒板2から受信するためのボタンである。同期テストボタン305は、同期先リストに登録された同期先の電子黒板2と同期元の電子黒板2αが同期できるかをテストするためのボタンである。同期テストボタンが押下されると、同期元の電子黒板2αは同期先の電子黒板2から設定情報を実際に受信する。これにより、単なるIPレイヤの通信テストでなく、アプリケーションレイヤで通信可能かどうかを判断できる。
また、同期元設定画面301の下方には設定情報の一括設定欄311がある。設定情報の一括設定欄311には、アップロードボタン312とダウンロードボタン313がある。このダウンロードボタン313は、任意の電子黒板2から端末装置30が設定情報を受信するためのボタンであり、アップロードボタン312は設定情報を電子黒板2にアップロードするためのボタンである。このように、端末装置30は設定情報の全体を一括でダウンロードしたりアップロードしたりできる。
なお、「ホワイトボード拠点名、ネットワークの自動設定、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ」はアップロードされない旨314が記載されている。これは、これらが同じ設定の電子黒板があることは通信等に支障をもたらすためである。また、同期元かどうかの設定(機器設定の同期)もアップロードされない旨315が記載されている。これは、同期元であることの設定が同期されると同期元の電子黒板2αばかりになるためである。
図8は、端末装置30が同期元の電子黒板2αを設定する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:管理者が端末装置30を操作することで、通信部31が同期元設定画面301の取得要求を電子黒板に送信する。同期元の電子黒板2αは、管理者が同期元にしたいと選択した電子黒板2でありIPアドレスなどは既知である。
S2:同期元の電子黒板2αのWebサーバ部13は同期元設定画面301の取得要求に対し同期元設定画面301のWebページを送信する。
S3:端末装置30の表示制御部33は同期元設定画面301を表示する。管理者が「機器設定の同期元にする」というメッセージ302aのチェックボックス302bをクリック(押下)すると、操作受付部32が受け付ける。
S4:端末装置30の通信部31は同期元にする旨の情報を同期元の電子黒板2αに送信する。なお、単にチェックボックス302bをクリック(押下)することで送信されるのでなく、明示的な送信の操作をもって送信してよい。
S5:同期元の電子黒板2αのWebサーバ部13は同期元にする旨の情報を受信し、設定情報受信部12が同期元情報194として記憶部19に記憶させる。
<設定情報の設定>
続いて、図9〜図11を用いて、電子黒板2への設定情報の設定について説明する。なお、設定先の電子黒板2は同期元でも同期先でもよい。
図9は、端末装置30のブラウザソフトウェアがLCD206に表示した設定情報設定画面321−1の一例である(Web設定)。管理者は設定情報を設定したい電子黒板2を端末装置30で指定して、Webページを取得することで設定情報設定画面321−1を表示させる。
設定情報設定画面321−1は、メールアドレス帳設定欄322、コンタクトリスト設定欄323、共有フォルダーリスト設定欄324、及び、テンプレート設定欄325を有する。メールアドレス帳設定欄322はアップロードボタン326を有しており、管理者は予め用意してあるメールアドレス帳をアップロードすることでメールアドレス帳を設定できる。なお、ダウンロードボタン327は現在、電子黒板2に設定されているメールアドレス帳を端末装置30が取得するためのボタンである。コンタクトリスト設定欄323とテンプレート設定欄325についても同様である。テンプレート設定欄325に関しては各テンプレートの画像例329が表示されており、管理者は電子黒板2が表示するテンプレートを選択する。
共有フォルダーリスト設定欄324には更に接続テストボタン328が表示されている。接続テストボタン328は、電子黒板2が共有フォルダーにアクセスできるかどうかをテストするためのボタンである。
図10は、同様の設定を電子黒板2のディスプレイ3から管理者が設定するための設定情報設定画面321−2の一例である(UI設定)。設定される情報は図9と同様であり、設定情報設定画面321−2は設定情報設定画面321−1と同様の項目を有している。したがって、管理者は端末装置30がなくても設定情報を任意の電子黒板2に設定できる。
図11は、プリンターアドレスを電子黒板のディスプレイから管理者が設定するための設定情報設定画面321−3の一例である(UI設定)。設定情報設定画面321−3は、プリンターアドレス欄331、及び、認証設定欄341を有する。プリンターアドレス欄331には、電子黒板2が使用するプリンターのIPアドレスが設定される。
認証設定欄341には、ユーザがプリンターを使用する際に認証を必要とするか否かの設定ボタン332が表示され、認証を必要とすると設定されると認証情報が設定される。認証情報として、ユーザIDが設定されるユーザコード欄333、ユーザ名が設定されるユーザ名欄334、パスワードが設定されるパスワード欄335、がある。また、印刷されるデータを暗号化する旨のチェックボックス336と、暗号鍵の入力欄337がある。
なお、図11の設定を端末装置30がWeb設定で行うことも可能である。また、図9〜図11の設定情報は一例であり、これら以外の設定情報も端末装置30又は電子黒板2から設定されることができる。
図12は、電子黒板2が保持したり送受信したりする設定情報を説明する図の一例である。本実施形態では一例としてXML形式で送信される設定情報を例にする。XML形式はタグで項目の値(要素という)を囲む形式でデータを表す。図12ではメールサーバ等の設定情報が記載されているがあくまで一例であり、多くの項目が設定情報に含まれる。
なお、設定情報はJSON(JavaScript Object Notation)形式でもよい。また、設定情報はテキストデータ、CSVデータなどで記述されてもよい。
図13(a)はWeb設定による項目ごとの設定情報の設定手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:管理者が端末装置30を操作することで、通信部31が設定情報設定画面321−1の取得要求を同期元の電子黒板2αに送信する。同期元の電子黒板2αは、管理者が同期元にしたいと選択した電子黒板2でありIPアドレスなどは既知である。
S2:同期元の電子黒板2αのWebサーバ部13は設定情報設定画面321−1の取得要求に対し設定情報設定画面321−1のWebページを送信する。
S3:端末装置30の表示制御部33は設定情報設定画面321−1を表示する。管理者が適宜、設定情報を設定すると、操作受付部32が受け付ける。
S4:端末装置30の通信部31は設定情報を同期元の電子黒板2αに送信する。
S5:同期元の電子黒板2αのWebサーバ部13は設定情報を受信し、設定情報受信部12が通信取得情報記憶部193に記憶させる。
図13(b)はUI設定による設定情報の設定手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:管理者が同期元の電子黒板2αを操作することで、通信部31が設定情報設定画面321−2、321−3を表示させる。
S2:管理者は適宜、設定情報を設定する。
S3:同期元の電子黒板2αの設定受付部11が設定を受け付ける。
S4:設定受付部11は設定情報を現在設定情報記憶部192に記憶させる。
図13(c)はWeb設定による設定情報の一括の設定手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:管理者が端末装置30を操作することで、通信部31が同期元設定画面301の取得要求を同期元の電子黒板2αに送信する。同期元の電子黒板2αは、管理者が同期元にしたいと選択した電子黒板2でありIPアドレスなどは既知である。
S2:同期元の電子黒板2αのWebサーバ部13は同期元設定画面301の取得要求に対し同期元設定画面301のWebページを送信する。
S3:端末装置30の表示制御部33は同期元設定画面301を表示する。管理者が設定情報の一括設定欄311のアップロードボタン312をクリック(押下)すると、操作受付部32が受け付ける。
S4:端末装置30の通信部31は設定情報の全体を同期元の電子黒板2αに送信する。 S5:同期元の電子黒板2αのWebサーバ部13は設定情報の全体を受信し、設定情報受信部12が通信取得情報記憶部193に記憶させる。
<設定情報の受信時の処理>
図14は、同期先の電子黒板が設定情報を受信する際の処理を説明するフローチャート図の一例である。図14の処理は3つの受付手段のいずれかで設定情報が受け付けられるとスタートする。
同期先の電子黒板の優先順位判断部17は3つの受付手段のいずれかで設定情報が受け付けられたか否かを判断する(S10)。
ステップS10の判断がYesの場合、優先順位判断部17は設定情報がUI設定により受け付けられたか否かを判断する(S20)。
UI設定の場合、リアルタイムに設定情報が反映されるので、優先順位判断部17は設定情報を現在設定情報記憶部192に記憶させる(S30)。
UI設定でない場合、優先順位判断部17はフラグがTrueの設定情報があるか否かを判断する(S40)。
フラグがTrueの設定情報がなければ設定情報を受信してよいので、優先順位判断部17は同期取得設定情報記憶部196又は通信取得情報記憶部193に設定情報を記憶させる(S70)。つまり、受付手段に応じた記憶部に記憶させる。
フラグがTrueの設定情報がある場合、受付手段の優先順位によっては設定情報を破棄するので、優先順位判断部17は最も新しく受け付けられた設定情報よりも優先順位が高い設定情報のフラグがTrueか否かを判断する(S50)。
ステップS50の判断がYesの場合、優先順位が高い受付手段ですでに設定情報が受け付けられているので、優先順位判断部17は最も新しく受け付けられた設定情報を破棄する(S60)。
ステップS50の判断がNoの場合、最も新しく受け付けられた設定情報の優先順位が最も高いので、優先順位判断部17は同期取得設定情報記憶部196又は通信取得情報記憶部193に設定情報を記憶させる(S70)。つまり、受付手段に応じた記憶部に記憶させる。
すなわち、電子黒板2は、優先順位が低い受付手段よりも後に優先順位が高い受付手段で設定情報が受け付けられた場合、受け付けた設定情報を記憶しておき、優先順位が高い受付手段よりも優先順位が低い受付手段で設定情報が受け付けられた場合、受け付けた設定情報を破棄する。このような処理により、優先順位が高い受付手段で受け付けられた設定情報を次回の再起動時も有効にできる。
<動作手順>
<<同期設定→UI設定→同期設定>>
図15は、通信システム100の電子黒板2が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である。
S1,S4:同期元の電子黒板2αの設定情報送信部14は同期タイミングになると、同期先リストに登録されているIPアドレスを宛先にして、設定情報を送信する。
S2,S5:同期先の電子黒板2A、2Bの優先順位判断部17は同期設定よりも優先順位が高いフラグがTrueであるか否かを判断する。この時点では同期設定よりも優先順位が高いフラグは全てFalseであるとする。同期先の電子黒板2A、2Bの優先順位判断部17は同期取得設定情報記憶部196に記憶させる
S3,S6:同期先の電子黒板2A、2Bの優先順位判断部17は同期設定のフラグをTrueに設定する。
S7:管理者がUI設定により同期先の電子黒板2Aの設定情報を設定する。同期先の電子黒板2Aの設定受付部11は設定を受け付け、現在設定情報記憶部192に記憶させる。
S8:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はUI設定のフラグをTrueに設定する。
次に、同期先の電子黒板2A、2Bが再起動されないまま、次回の同期タイミングになったとする。
S9,S12:同期元の電子黒板2αの設定情報送信部14は同期タイミングになると、同期先リストに登録されているIPアドレスを宛先にして、設定情報を送信する。
S10,S13:同期先の電子黒板2A、2Bの優先順位判断部17は同期設定よりも優先順位が高いフラグがTrueであるか否かを判断する。同期先の電子黒板2AのUI設定のフラグがTrueである。
S11:同期先の電子黒板2AのUI設定のフラグがTrueなので、優先順位判断部17は同期元の電子黒板2から送信された設定情報を破棄する。
S14:同期先の電子黒板2Bの優先順位判断部17は同期設定のフラグをTrueに設定する(Trueのまま)。同期先の電子黒板2Bの同期情報受信部16は同期取得設定情報記憶部196に記憶させる。
このように、UI設定がTrueになることで、同期設定の設定情報が破棄されるので、同期先の電子黒板2Aが再起動しても、UI設定が有効な状態で動作できる。なお、再起動によりUI設定のフラグはFalseになるので、再起動の後に同期設定により受け付けられた設定情報であれば同期先の電子黒板2Aが同期できる。
<<同期設定→Web設定→同期設定>>
同期設定よりも優先順位が高いWeb設定と同期設定との関係も同様になる。
図16は、通信システム100の電子黒板2が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である。なお、図16では図15との相違を説明する。ステップS1〜S6の処理は図15と同様である。
図16ではステップS7で端末装置30がWeb設定により設定情報を設定している。これにより、ステップS9ではWeb設定のフラグがTrueになる。また、Web設定は同期設定よりも優先順位が高いので、ステップS12で同期先の電子黒板2Aは同期設定で送信された設定情報を破棄する。したがって、再起動により、Web設定で受け付けられた設定情報が反映される。
このように、本実施形態の電子黒板2は、優先順位が高い受付手段で受け付けられた設定情報を、後から受け付けられる優先順位が低い受付手段で受け付けられた設定情報よりも優先して反映させることができる。
<<Web設定→UI設定→Web設定>>
Web設定よりも優先順位が高いUI設定とWeb設定との関係も同様になる。
図17は、通信システム100の電子黒板2が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である。
S1:管理者が操作することで、端末装置30が同期先の電子黒板2Aに設定情報を送信する。同期先の電子黒板2Aの設定情報受信部12は設定情報を受信する。
S2:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はWeb設定よりも優先順位が高いフラグがTrueであるか否かを判断する。UI設定のフラグはFalseであるとする。優先順位判断部17は通信取得情報記憶部193に設定情報を記憶させる。
S3:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はWeb設定のフラグをTrueに設定する。
S4:管理者がUI設定により同期先の電子黒板2Aの設定情報を設定する。同期先の電子黒板2Aの設定受付部11は設定を受け付け、優先順位判断部17が現在設定情報記憶部192に記憶させる。
S5:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はUI設定のフラグをTrueに設定する。
次に、同期先の電子黒板2Aが再起動されないまま、端末装置30が設定情報を送信したものとする。
S6:管理者が操作することで、端末装置30が同期先の電子黒板2Aに設定情報を送信する。同期先の電子黒板2Aの設定情報受信部12は設定情報を受信する。
S7:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はWeb設定よりも優先順位が高いフラグがTrueであるか否かを判断する。
S8:同期先の電子黒板2AのUI設定のフラグがTrueなので、優先順位判断部17は端末装置30から送信された設定情報を破棄する。
このように、Web設定とUI設定の関係においても、優先順位が高い受付手段で受け付けられた設定情報を、後から受け付けられる優先順位が低い受付手段で受け付けられた設定情報よりも優先して反映させることができる。
<<UI設定→Web設定→同期設定>>
優先順位の高い順に設定情報が送信された場合、UI設定のみが受け付けられ、Web設定と同期設定で送信される設定情報は破棄される。
図18(a)は、通信システム100の電子黒板2が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である。
S1:管理者がUI設定により同期先の電子黒板2Aの設定情報を設定する。同期先の電子黒板2Aの設定受付部11は設定を受け付け、現在設定情報記憶部192に記憶させる。
S2:同期先の電子黒板2AはUI設定のフラグをTrueに設定する。
S3:管理者が操作することで、端末装置30が同期先の電子黒板2Aに設定情報を送信する。同期先の電子黒板2Aの設定情報受信部12は設定情報を受信する。
S4:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はWeb設定よりも優先順位が高いフラグがTrueであるか否かを判断する。
S5:UI設定のフラグがTrueなので、同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17は設定情報を破棄する。
S6:次に、同期元の電子黒板2αが設定情報を同期先の電子黒板2Aに送信する。同期先の電子黒板2Aの同期情報受信部16は設定情報を受信する。
S7:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17は同期設定よりも優先順位が高いフラグがTrueであるか否かを判断する。
S8:UI設定のフラグがTrueなので、同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17は設定情報を破棄する。
このように、優先順位が最も高いUI設定による設定情報が有効になる。UI設定により設定情報が受け付けられない場合は、Web設定による設定情報が有効になる。
<<同期設定→Web設定→UI設定>>
優先順位の低い順に設定情報が送信された場合、全ての設定情報が受け付けられる。
図18(b)は、通信システム100の電子黒板2が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である。
S1:同期元の電子黒板2αが設定情報を同期先の電子黒板2Aに送信する。同期先の電子黒板2Aの同期情報受信部16は設定情報を受信する。
S2:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17は同期設定よりも優先順位が高いフラグがTrueであるか否かを判断する。全てのフラグがFalseであるものとする。
S3:全てのフラグがFalseなので、同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17は設定情報を同期取得設定情報記憶部196に記憶させ、同期設定のフラグをTrueに設定する。
S4:管理者が操作することで、端末装置30が同期先の電子黒板2Aに設定情報を送信する。同期先の電子黒板2Aの設定情報受信部12は設定情報を受信する。
S5:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はWeb設定よりも優先順位が高いフラグがTrueであるか否かを判断する。
S6:UI設定のフラグはFalseなので、同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17は設定情報を通信取得情報記憶部193に記憶させ、Web設定のフラグをTrueに設定する。
S7:管理者がUI設定により同期先の電子黒板2Aの設定情報を設定する。同期先の電子黒板2Aの設定受付部11は設定を受け付け、現在設定情報記憶部192に記憶させる。
S8:同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はUI設定のフラグをTrueに設定する。
このように、設定情報を受け付ける受付手段によっては複数の設定情報が同期先の電子黒板2に保持される。この場合は、再起動時に最も設定日時が新しい設定情報が電子黒板2に反映される。
<動作の詳細>
図19は、同期先の電子黒板2の詳細な動作を説明するシーケンス図の一例である。なお、図19の処理は図15のシーケンスに準じている。
S1:同期情報受信部16は同期元の電子黒板2αから設定情報を受信する。同期情報受信部16は受信した設定情報を優先順位判断部17に送出する。
S2:優先順位判断部17はまずフラグを判断する。同期設定により設定情報を受信したので、同期設定よりも優先順位が高いWeb設定とUI設定のフラグがFalseであることを確認する。ここではどちらのフラグもFalseであるとする。
S3:優先順位判断部17は同期設定よりも優先順位が高い設定情報が受け付けられていないので、設定情報を同期取得設定情報記憶部196に記憶させる。
S4:そして、優先順位判断部17は同期設定で設定情報を受信したことを示すフラグをTrueに設定する。
S5:次に、管理者がUI設定により設定情報を設定する。
S6:設定受付部11は設定を受け付け、設定情報を優先順位判断部17に送出する。
S7:UI設定による設定情報はリアルタイムに反映されるので、優先順位判断部17は設定情報を現在設定情報記憶部192に記憶させる。したがって、フラグを確認しなくてよい。
S8:優先順位判断部17はUI設定で設定情報を受信したことを示すフラグをTrueに設定する。
S9:同期情報受信部16は再度、同期元の電子黒板2αから設定情報を受信する。同期情報受信部16は受信した設定情報を優先順位判断部17に送出する。
S10:優先順位判断部17はまずフラグを判断する。同期設定により設定情報を受信したので、同期設定よりも優先順位が高いWeb設定とUI設定のフラグがFalseであるか否かを確認する。UI設定のフラグがTrueであることが確認される。
S11:優先順位判断部17は同期設定より優先順位が高いUI設定のフラグがTrueなので、設定情報を破棄する。
<設定情報の反映>
図20は、同期先の電子黒板が設定情報を反映させる手順を示すフローチャート図の一例である。図20の説明では、シャットダウンと再起動により設定情報が反映されるものとする。なお、設定情報の反映の手順は同期元の電子黒板2αと同期先の電子黒板2で同じでよい。
同期先の電子黒板の設定情報反映部15は電子黒板2がシャットダウンされたか否かを判断する(S10)。シャットダウンは、ユーザが行う場合と同期先設定方針記憶部195に設定されている再起動タイミングで実行される場合がある。
設定情報反映部15は、電子黒板2のシャットダウン処理の中でフラグにTrueの設定情報があるか否かを判断する(S20)。なお、シャットダウン処理とはセーブされていないデータを保存したり、ファイルをクローズしたりする処理である。
フラグがTrueの設定情報がない場合、起動中に設定情報が受け付けられていないので、図20の処理は終了する。
フラグがTrueの設定情報がある場合、設定情報反映部15は設定日時が最も新しい受付手段で受け付けられた設定情報を現在設定情報記憶部192に記憶する(S30)。設定日時が最も新しい受付手段がUI設定の場合、すでに設定情報が現在設定情報記憶部192に記憶されているので何もしなくてよい。
これにより、次回の起動時に同期先の電子黒板は現在設定情報記憶部192に記憶されている設定情報に基づいて同期先の電子黒板2が動作できる。
次に、設定情報反映部15はフラグを全てFalseに設定する(S40)。これにより、次回の起動中に同期設定又はWeb設定による設定情報を受信できるようになる。
<有効になる設定情報>
再起動により設定情報が反映され、再起動により設定情報のフラグがFalseに戻るため、各受付手段の設定情報が反映されるタイミングは以下のようになる。
・UI設定…設定直後から2回目の再起動まで
・Web設定と同期設定…1回目の再起動から2回目の再起動まで
当然ながら起動中に新たな設定情報が受け付けられていない場合、2回目の再起動後も2回目の再起動前の設定情報が反映されたままである。図21を用いて説明する。
図21は設定情報の受付タイミングと再起動により反映される設定情報を説明する図の一例である。
図21(a)では、同期設定の後にUI設定により設定情報が受け付けられている。UI設定は設定の直後から同期先の電子黒板に反映されるのでUI設定の後から1回目の再起動まではUI設定が有効になる。1回目の再起動では、同期設定とUI設定のフラグがTrueであるが設定日時が最も新しいUI設定が反映される(UI設定が反映されたまま)。すべてのフラグがFalseになる。2回目の再起動までの間に新たな設定情報が受け付けられていないので、2回目の再起動後もUI設定が反映されたままになる。
図21(b)では、同期設定の後にWeb設定により設定情報が受け付けられている。同期設定とWeb設定は再起動により同期先の電子黒板に反映されるので1回目の再起動までは最後の再起動時の設定情報が有効になる。1回目の再起動では、同期設定とWeb設定のフラグがTrueであるが設定日時が最も新しいWeb設定が反映される。すべてのフラグがFalseになる。2回目の再起動までの間に新たな設定情報が受け付けられていないので、2回目の再起動後もWeb設定が反映されたままになる。
図21(c)では、同期設定の後にUI設定されている。UI設定は設定の直後から同期先の電子黒板に反映されるのでUI設定の後から1回目の再起動まではUI設定が有効になる。1回目の再起動では、同期設定とUI設定のフラグがTrueであるが設定日時が最も新しいUI設定が反映される(UI設定が反映されたまま)。すべてのフラグがFalseになる。また、2回目の再起動までの間に同期設定されているため、同期設定のフラグがTrueになる。このため、2回目の再起動後は同期設定が反映される。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の通信システム100は、各受付手段に優先順位が設定され、UI設定を除く受付手段により設定情報が受け付けられると、優先順位が低い受付手段による設定情報はフラグによって破棄されるので、単に最期に受け付けられた設定情報を反映させるのではなく、受付手段の優先順位に基づいて設定情報を電子黒板2に反映させることができる。したがって、管理者又はユーザが意図した設定で電子黒板2を動作させることができる。
なお、本実施例で示した各受付手段の優先順位は一例に過ぎず、各受付手段の優先順位は適宜、設定される。
実施例1では、UI設定による設定情報はリアルタイムに反映されると説明したが、UI設定で受け付けられた設定情報についても優先順位に応じて破棄したり反映させたりすることが要請される場合がある。例えば、UI設定よりも同期設定を優先したいような場合である。
図22は、本実施例において、同期元の電子黒板2α、同期先の電子黒板2、及び、端末装置30の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。なお、本実施例の説明において、図6において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
図22のブロック図では同期先の電子黒板2の記憶部がUI設定情報記憶部197を有している。本実施例では、UI設定により設定受付部11が受け付けた設定情報は、現在設定情報記憶部192ではなくUI設定情報記憶部197に記憶される。したがって、UI設定による設定情報もリアルタイムに反映されるのでなく、他の受付手段と同様に優先順位に基づいて扱うことが可能になる。
<動作手順>
<<同期設定→UI設定→同期設定>>
図23は、通信システムの電子黒板が設定情報を同期する手順の一例のシーケンス図である。図23の説明では主に図15との相違を説明する。
ステップS1〜S7の処理は図15と同様である。ステップS7−2で、同期先の電子黒板2Aの優先順位判断部17はUI設定よりも優先順位が高い受付手段のフラグがTrueか否かを判断する。したがって、仮にUI設定よりも優先順位が高い受付手段のフラグがありそれがTrueであれば、UI設定による設定情報も破棄することができる。
図15以外の設定手順の処理も実施例1と同様に、優先順位とフラグの状態により、設定情報を保存するかどうかを判断できる。
<設定情報の受信時の処理>
図24は、本実施例において、同期先の電子黒板が設定情報を受信する際の処理を説明するフローチャート図の一例である。図24では図14との相違を説明する。図24では図14のステップS10〜S30が不要になり、ステップS40〜S70が実行される。すなわち、UI設定もリアルタイムに反映されるのでなく、優先順位に基づいて設定情報がUI設定情報記憶部197に記憶される(S70)。
このような処理により、優先順位が高い受付手段で受け付けられた設定情報を次回の再起動時も有効にできる。なお、再起動時の反映処理は図20と同様になる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の通信システム100は、実施例1の効果に加え、UI設定により受け付けられた設定情報もリアルタイムに反映させるのでなく、優先順位に基づいて破棄するか否かを制御することができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、本実施形態では、受付手段が3つの場合を説明したが、受付手段は4つ以上であってもよい。例えば、4つ目の受付手段としてUSBメモリ5aに記憶された設定情報を電子黒板2が受け付けてもよい。また、Web設定において一括設定と個別の設定を別の受付手段として扱ってもよい。
また、優先順位が同じ受付手段が存在してもよい。この場合、優先順位が同じ受付手段の中から最も早期に受け付けられた設定情報が記憶され、他の設定情報は破棄される。
また、本実施形態では、同期先の電子黒板2が設定情報を受信してから破棄していたが、設定情報を受信する前に破棄するか否か(受け付けるか)を同期元の電子黒板2αに通知してもよい。同期元の電子黒板2αは破棄するという通知を受けた場合、設定情報を送信しない。
また、本実施形態では再起動で設定情報が反映され、1回目の再起動でフラグがFalseに戻ったが、何回の再起動でフラグがFalseに戻るかをユーザが設定できてよい。例えば、1日に1回、自動で再起動する設定の場合、7回の再起動でフラグがFalseに戻ると設定されていれば、1週間の間、UI設定を有効にできる。
また、図6などの構成例は、電子黒板2による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。電子黒板2の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、図6の記憶部19に図示される各記憶部の1つ以上はネットワーク上に存在していてもよい。
なお、現在設定情報記憶部192は設定情報記憶手段の一例であり、設定情報送信部14は情報送信手段の一例であり、設定受付部11、設定情報受信部12、及び同期情報受信部16は設定情報受付手段の一例であり、同期情報受信部16は第一の設定情報受付手段の一例であり、設定受付部11は第二の設定情報受付手段の一例であり、設定情報受信部12は第三の設定情報受付手段の一例であり、設定情報反映部15は反映手段の一例である。同期先設定方針記憶部195に記憶されている受付手段ごとの優先順位は優先順位情報の一例であり、優先順位判断部17は優先順位判断手段の一例である。同期元の電子黒板2αは請求項1〜8の第一の電子機器の一例であり、同期先の電子黒板2は請求項1〜8の第二の電子機器の一例である。同期元の電子黒板2αは請求項9の第二の電子機器の一例であり、同期先の電子黒板2は請求項9の電子機器の一例である。
2 電子黒板
11 設定受付部
12 設定情報受信部
14 設定情報送信部
16 同期情報受信部
30 端末装置
100 通信システム
特開2017‐5683号公報

Claims (8)

  1. 第二の電子機器が設定に関する設定情報を第一の電子機器から取得する通信システムであって、
    前記第一の電子機器は、
    予め設定されたタイミングで設定情報記憶手段に記憶されている前記設定情報を前記第二の電子機器に送信する情報送信手段を有し、
    前記第二の電子機器は、
    前記第一の電子機器から前記設定情報を受け付ける受付手段に加え、他の1つ以上の受付手段により前記設定情報を受け付ける設定情報受付手段と、
    前記第一の電子機器から前記設定情報を受け付ける受付手段と、他の1つ以上の受付手段に優先順位が対応付けられた優先順位情報を参照し、前記設定情報受付手段が受け付けた前記設定情報を破棄するか又は記憶するかを判断する優先順位判断手段と、を有し、
    前記優先順位情報には、それぞれの前記受付手段の前記優先順位に加え、前記受付手段により前記設定情報が受け付けられたか又は受け付けられていないかを示すフラグが登録されており、
    前記優先順位判断手段は、前記設定情報受付手段で前記設定情報を受け付けた場合、該設定情報受付手段の受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示さない場合、受け付けられた前記設定情報を記憶しておき、
    前記設定情報受付手段で前記設定情報を受け付けた場合、該設定情報受付手段による受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示す場合、受け付けられた前記設定情報を破棄する通信システム。
  2. 前記優先順位判断手段は、
    前記優先順位が低い前記受付手段よりも後に前記優先順位が高い前記受付手段で前記設定情報が受け付けられた場合、受け付けた前記設定情報を記憶しておき、
    前記優先順位が高い前記受付手段よりも後に前記優先順位が低い前記受付手段で前記設定情報が受け付けられた場合、受け付けた前記設定情報を破棄する請求項1に記載の通信システム。
  3. 予め定められたタイミングで前記優先順位判断手段が記憶しておいた前記設定情報を前記第二の電子機器の動作に反映させる反映手段を有し、
    前記反映手段は、異なる前記受付手段により受け付けた複数の前記設定情報のうち、受付日時が最も新しい前記設定情報を前記第二の電子機器の動作に反映させる請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記設定情報受付手段は、
    前記受付手段として、前記第一の電子機器から前記設定情報を受け付ける第一の設定情報受付手段と、
    前記受付手段として、前記第二の電子機器のユーザインタフェースから前記設定情報の設定を受け付ける第二の設定情報受付手段と、
    前記受付手段として、ネットワークを介して接続された端末装置から前記設定情報の設定を受け付ける第三の設定情報受付手段と、を有する請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記優先順位判断手段は、前記第二の設定情報受付手段が前記設定情報を受け付けることで前記設定情報を記憶して、
    前記反映手段は前記設定情報を前記第二の電子機器の動作に反映させる請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記優先順位判断手段は、前記第一の設定情報受付手段、前記第二の設定情報受付手段、及び、前記第三の設定情報受付手段が前記設定情報を受け付けた際、
    前記設定情報を受け付けた前記第一の設定情報受付手段、前記第二の設定情報受付手段、又は、前記第三の設定情報受付手段による受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示すか又は受け付けられていないことを示すかによって、受け付けられた前記設定情報を記憶するか破棄するかを判断する請求項4に記載の通信システム。
  7. 第二の電子機器が設定に関する設定情報を第一の電子機器から受け付ける通信システムの通信方法であって、
    前記第一の電子機器が、設定情報記憶手段に記憶されている前記設定情報を、予め設定されたタイミングで前記第二の電子機器に送信するステップと、
    前記第二の電子機器の設定情報受付手段が、前記第一の電子機器から前記設定情報を受け付ける受付手段、又は、他の1つ以上の受付手段で前記設定情報を受け付けるステップと、
    前記第二の電子機器の優先順位判断手段が、前記第一の電子機器から前記設定情報を受け付ける前記設定情報の受付手段と、他の1つ以上の受付手段に優先順位が対応付けられた優先順位情報を参照し、前記設定情報受付手段が受け付けた前記設定情報を破棄するか又は記憶するかを判断するステップと、を有し、
    前記優先順位情報には、それぞれの前記受付手段の前記優先順位に加え、前記受付手段により前記設定情報が受け付けられたか又は受け付けられていないかを示すフラグが登録されており、
    前記優先順位判断手段は、前記設定情報受付手段で前記設定情報を受け付けた場合、該設定情報受付手段の受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示さない場合、受け付けられた前記設定情報を記憶しておき、
    前記設定情報受付手段で前記設定情報を受け付けた場合、該設定情報受付手段による受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示す場合、受け付けられた前記設定情報を破棄する通信方法。
  8. 予め設定されたタイミングで設定情報記憶手段に記憶されている設定情報を電子機器に送信する情報送信手段を有する第二の電子機器から前記設定情報を受け付ける電子機器であって、
    前記第二の電子機器から前記設定情報を受け付ける受付手段に加え、他の1つ以上の受付手段で前記設定情報を受け付ける設定情報受付手段と、
    前記第二の電子機器から前記設定情報を受け付ける前記設定情報の受付手段と、他の1つ以上の受付手段に優先順位が対応付けられた優先順位情報を参照し、前記設定情報受付手段が受け付けた前記設定情報を破棄するか又は記憶するかを判断する優先順位判断手段と、を有し、
    前記優先順位情報には、それぞれの前記受付手段の前記優先順位に加え、前記受付手段により前記設定情報が受け付けられたか又は受け付けられていないかを示すフラグが登録されており、
    前記優先順位判断手段は、前記設定情報受付手段で前記設定情報を受け付けた場合、該設定情報受付手段の受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示さない場合、受け付けられた前記設定情報を記憶しておき、
    前記設定情報受付手段で前記設定情報を受け付けた場合、該設定情報受付手段による受付手段よりも前記優先順位が高い受付手段のフラグが、前記設定情報が受け付けられたことを示す場合、受け付けられた前記設定情報を破棄する電子機器。
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