JP6904078B2 - 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、組成物、及び該組成物を用いた成形体に関する。
外装用モール、ウインドシール用ガスケット、ドアシール用ガスケット、トランクシール用ガスケット等の自動車用ウェザーストリップには、オレフィン系加硫ゴム成形体とオレフィン系熱可塑性エラストマーが接合された成形体が使用されている。この成形体の製造方法は、予め製造されたオレフィン系加硫ゴム成形体を射出成形機の割型内にセットした状態で、残余のキャビティ中に熱可塑性エラストマーを射出して、前記加硫ゴム成形体に熱可塑性エラストマーの射出成形物を融着させる方法が一般的である。
このような成形体を作製するために、例えば特許文献1〜5に記載されているような種々の熱可塑性エラストマーが検討されている。
特開2011−152743号公報 国際公開第2008/133083号 米国特許第3287440号明細書 米国特許第3709840号明細書 特開2007−211184号公報
しかしながら、従来の熱可塑性エラストマー組成物は、射出成形性とブリード性を両立させることが困難となることがあった。そこで、本発明に係る幾つかの態様は、前記課題の少なくとも一部を解決することで、射出成形性とブリード性に優れた組成物、及びこれを用いた成形体を提供する。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本発明に係る組成物は、
熱可塑性エラストマーと、
25℃で液状の重合体と、
シリカおよびカーボンから選ばれる少なくとも一種と、を含有することを特徴とする。
[適用例2]
適用例1の組成物において、
前記熱可塑性エラストマーが、不飽和ニトリル共役ジエン共重合体およびプロピレン系重合体から選ばれる少なくとも一種の重合体を含有することができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2の組成物において、
戦記熱可塑性エラストマーが、
不飽和ニトリル共役ジエン共重合体100質量部と、
プロピレン系重合体10〜120質量部と、を含有することができる。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のいずれか一例の組成物において、
前記熱可塑性エラストマー100質量部に対し、25℃で液状の重合体3〜35質量部を含有することができる。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のいずれか一例の組成物において、
前記熱可塑性エラストマー100質量部に対し、シリカおよびカーボンから選ばれる少なくとも一種を5〜55質量部を含有することができる。
[適用例6]
適用例1ないし適用例5のいずれか一例の組成物において、
水分含有率が100〜10000ppmであることができる。
本発明によれば、射出成形性とブリード性に優れた組成物、及びこれを用いた成形体を製造することができる。
本実施形態に係る成形体の製造方法を模式的に示す説明図である。 本実施形態に係る成形体の製造方法を模式的に示す説明図である。 本実施形態に係る成形体の製造方法を模式的に示す説明図である。 本実施形態に係る成形体の製造方法を模式的に示す説明図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は、以下に記載された実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形例も含むものとして理解されるべきである。なお、本明細書における「(メタ)アクリル〜」とは、「アクリル〜」および「メタクリル〜」の双方を包括する概念である。また、「〜(メタ)アクリレート」とは、「〜アクリレート」および「〜メタクリレート」の双方を包括する概念である。
1.熱可塑性エラストマー
本実施形態に係る熱可塑性エラストマーとしては、25℃で固体の熱可塑性エラストマーであれば特に限定されないが、不飽和ニトリル共役ジエン共重合体およびプロピレン系重合体から選ばれる少なくとも一種の重合体を含有することが好ましく、不飽和ニトリル共役ジエン共重合体およびプロピレン系重合体を併用することがより好ましい。
不飽和ニトリル共役ジエン共重合体とプロピレン系重合体を併用する場合、不飽和ニトリル共役ジエン共重合体100質量部に対して、プロピレン系重合体を10〜120質量部含有することが好ましく、30〜80質量部含有することがより好ましい。
なお、本願発明において不飽和ニトリル共役ジエン共重合体とは、不飽和ニトリル、共役ジエンおよび必要に応じて他の単量体を、公知の方法により共重合して作製した重合体である。また、プロピレン系重合体とは、プロピレンおよび必要に応じて必要に応じて他の単量体を、公知の方法により共重合して作製した重合体である。
不飽和ニトリル共役ジエン共重合体としては、公知の材料を使用することができる。例えば、アクリロニトリルブタジエン共重合体およびアクリレート変性アクリロニトリルブタジエン共重合体等を使用することができる。具体的には、アクリロニトリルブタジエン共重合体として、JSR株式会社製の商品名「N237H」、「N260S」等を使用することができる。アクリレート変性アクリロニトリルブタジエン共重合体としては、JSR株式会社製の商品名「N640」等を好ましく使用することができる。
プロピレン系重合体としては、公知の材料を使用することができる。例えば、プロピレンホモポリマー、プロピレン−1−ブテンエチレン共重合体、エチレンプロピレン共重合体、エチレンプロピレン−1−ブテン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−プロピレン共重合体等を使用することができる。具体的には、プロピレンホモポリマーとして、日本ポリプロ株式会社製の商品名「ノバテックPP MA04A」、プロピレン−1−ブテンエチレン共重合体として、日本ポリプロ株式会社製の商品名「ノバテックPP FL02A」、エチレンプロピレン共重合体として、日本ポリプロ株式会社製の商品名「ノバテックPP MG05ES」、エチレンプロピレン−1−ブテン共重合体として、Evonik Degussa社製の商品名「VESTOPLAST508」、スチレン−アクリロニトリル−プロピレン共重合体として、日油株式会社製の商品名「モディパー A3400」等を好ましく使用することができる。
その他熱可塑性エラストマーとしては、公知の材料を使用することができる。例えば、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、等を使用することができる。具体的には、スチレン系熱可塑性エラストマーとして、JSR株式会社製の商品名「DYNARON 1320P」、「DYNARON 4660P」、「DYNARON 8660P」等、オレフィン系熱可塑性エラストマーとして、JSR株式会社製の商品名「EXCELINK 1810B」、「EXCELINK 1301B」等、ポリエステル系熱可塑性エラストマーとして、三菱ケミカル株式会社製の商品名「プリマロイ A1700」等を好ましく使用することができる。
1.2.25℃で液状の重合体
25℃で液状の重合体(以下、「液状重合体」ともいう。)は、25℃で流動性を有する重合体であれば特に限定されず、公知の材料を使用することができるが、25℃で粘度が1〜5000Pa・sである重合体が好ましい。25℃で流動性を有する重合体は、本実施形態に係る組成物の溶融粘度を下げて流動性を付与し、金型内の流動過程で固化するのを効果的に抑制することができる。
25℃で液状の重合体は、例えば、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、イソプレン重合体、スチレン・イソプレン重合体、ブタジエン重合体、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリル酸エステル系重合体、を好ましく使用することができ、更にはそれらに種々の官能基(ヒドロキシル基、カルボキシル基、エポキシ基、アルコキシシリル基、アミノ基、カルボン酸基、無水カルボン酸基等)が導入されていてもよい。
具体的には、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体として、JSR株式会社製の商品名「N280」(70℃における粘度5Pa・s)、イソプレン重合体として、株式会社クラレ製の商品名「LIR−50」(38℃における粘度500Pa・s)、スチレン・イソプレン重合体として、株式会社クラレ製の商品名「LIR−310」(38℃における粘度1400Pa・s)、無水カルボン酸変性イソプレン重合体として、株式会社クラレ製の商品名「LIR−403」(38℃における粘度200Pa・s)、カルボン酸変性イソプレン重合体として、株式会社クラレ製の商品名「LIR−410」(38℃における粘度430Pa・s)、ブタジエン重合体として、株式会社クラレ製の商品名「LBR−302」(38℃における粘度0.6Pa・s)、スチレン・ブタジエン共重合体として、株式会社クラレ製の商品名「L−SBR−820」(38℃における粘度350Pa・s)、アクリル酸エステル系共重合体として、東亞合成株式会社製の商品名「ARUFON UP−1000」(25℃における粘度1Pa・s)、ヒドロキシル基含有アクリル酸エステル系共重合体として、商品名「ARUFON UC−2000」(25℃における粘度14Pa・s)、カルボキシル基含有アクリル酸エステル系共重合体として、東亞合成株式会社製の商品名「ARUFON UC−3510」(25℃における粘度5Pa・s)、エポキシ基含有アクリル酸エステル系共重合体として、東亞合成株式会社製の商品名「ARUFON UG−4010」(25℃における粘度3.7Pa・s)、アルコキシシリル基含有アクリル酸エステル系共重合体として、東亞合成株式会社製の商品名「ARUFON US−6100」(25℃における粘度2.3Pa・s)等を好ましく使用することができる。
熱可塑性エラストマー100質量部に対して、25℃で液状の重合体は3〜35質量部を含有することが好ましく、5〜15質量部含有することがより好ましい。
1.3.シリカおよびカーボン
シリカおよびカーボンは、公知の材料を使用することができる。また、熱可塑性エラストマー100質量部に対し、シリカおよびカーボンから選ばれる少なくとも一種を5〜55質量部含有することが好ましく、10〜30質量部含有することがより好ましい。
シリカとしては沈殿式シリカを好ましく使用することができ、具体的には東ソー・シリカ株式会社製の商品名「Nipsil NS−K」、「Nipsil AQ」、「Nipsil ER」等を例示することができる。また、カーボンとしてはカーボンブラックを好ましく使用することができ、具体的には旭カーボン株式会社製の商品名「SB320」、「SB720」等を例示することができる。
1.4.水
本実施形態に係る組成物は、水分を100〜10000ppm含有することが好ましく、500〜3000ppm含有することが好ましい。水分含有率が前記範囲であると、水分が射出成形機のシリンダー内で加熱され熱可塑性エラストマー中で気泡となり、成形品表面で破泡して外観不良(シリバーストリーク)になることを効果的に抑制することができる。また、成形体を作製する際に接合部において、他方の成形体との接合不良を引き起こしたり、接合部に気泡が残ることによる接合強度低下を効果的に抑制することができる。一方、水分含有率が前記範囲であると、過剰な乾燥による過剰な加熱処理(温度×時間)を避けることがより容易となるため、材料自体の変質(劣化、ブリードアウト等)を効果的に抑制し、接合強度の低下を効果的に抑制することができる。
なお、本願発明において「組成物の水分含有率」とは、組成物のペレットの水分含有率と同義である。また、本願発明における組成物の水分含有率は、JIS K7251 「プラスチック−水分含有率の求め方」に準拠して測定した値である。
組成物の水分含有率は、組成物のペレットを脱湿乾燥機、減圧乾燥機、熱風乾燥機などの乾燥機を用い、使用する組成物に適した温度及び時間で加熱処理して制御することができる。乾燥温度が高く、乾燥時間が長いと水分量を大幅に減少させることができる。また、乾燥温度が低く、乾燥時間が短いと、水分含有率が増大する傾向がある。いずれにしても、このように乾燥温度と乾燥時間を制御することにより、水分含有率を制御することができる。
1.5.その他の成分
本実施形態に係る組成物は、必要に応じて架橋剤、架橋助剤、可塑剤、摺動剤、老化防止剤等、必要に応じて公知の成分を含有することができる。
架橋剤としては、例えばフェノール系架橋剤、有機過酸化物、硫黄、硫黄化合物、p−キノン、p−キノンジオキシムの誘導体、ビスマレイミド化合物、エポキシ化合物、シラン化合物、アミノ樹脂、ポリオール架橋剤、ポリアミン、トリアジン化合物、金属石鹸等を挙げることができる。これらのうち、フェノール系架橋剤又は有機過酸化物を用いることが好ましい。具体的には、例えば、日本油脂株式会社製の商品名「パーヘキサ25B−40」、「パーヘキシン25B−40」、田岡化学工業株式会社製のアルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂架橋剤:商品名「TACKIROL250−III」等を使用することができる。
架橋助剤としては、例えばジビニルベンゼンやフェニレンジマレイミド等を使用することができる。具体的には、例えば新日鉄住金化学株式会社製の商品名「DVB570」、、大内新興化学工業株式会社製の商品名「バルノックPM」等を使用することができる。
可塑剤としては、例えばポリエーテルエステル系可塑剤やナフテン系原料油等を使用することができる。具体的には、例えば株式会社アデカ製の商品名「アデカサイザーRS−700」、「アデカサイザーRS−1000」、JXエネルギー株式会社製の商品名「クリセフオイルH−100」等を使用することができる。
摺動剤としては、例えばシリコーンオイル等を使用することができる。具体的には、例えば東レ・ダウコーニング株式会社製の商品名「SH200」等を使用することができる。
老化防止剤としては、例えばアミン系老化防止剤やフェノール系老化防止剤を使用することができる。具体的には、例えば大内新興化学工業株式会社製の商品名「ノクラックCD」、BASFジャパン株式会社製の商品名「イルガノックス1010」等を使用することができる。
2.成形体
本実施形態に係る成形体は、本願実施形態に係る組成物を公知の方法により成形することにより作製することができる。例えば、本願発明に係る組成物を溶融させた後、金型内に射出することにより成形体を作製することができる。
なお、射出成形機としては、特に限定されないが、縦型締・縦射出式の射出成形機、縦型締・横射出式の射出成形機、横型締・横射出の射出成形機等が挙げられ、縦型締・縦射出式の射出成形機が特に好適である。
金型内に予め成形体(I)が載置された金型内に本願発明に係る組成物を射出して、前記組成物に由来する成形体(II)と前記成形体(I)とを一体化させることで本願発明に係る成形体(II)と成形体(I)が接合した成形体を得ることも可能である。
このような二色成形を行う場合、成形体(I)を構成する材料は、成形体の用途や目的、前述の組成物との接合性により適宜選択することができる。成形体(I)を構成する材料としては、特に制限されるものではないが、例えば熱可塑性エラストマー(オレフィン系、スチレン系、塩ビ系、エステル系、ウレタン系、アミド系等)、熱可塑性樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート等)、加硫ゴム(エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、シリコーンゴム、ふっ素ゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム等)、金属等が挙げられる。加硫ゴムとしてエチレンプロピレンゴムを用いる場合は、エチレン・プロピレン・5−ビニル−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体が挙げられ、架橋反応のための架橋剤としては、硫黄、有機過酸化物、ヒドロシリコーン化合物等が挙げられる。
前記成形体(I)は、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂、加硫ゴムからなる発泡体を含んでいても良い。発泡体は化学発泡、物理発泡、マイクロバルーン等を用いた公知の方法で得ることが出来る。
なお、成形体(I)を構成する材料が前述の熱可塑性エラストマーと同様の成分を含有する材料で構成されている場合、接合面の機械的強度をより向上させることができるため好ましい。成形体(I)を構成する材料に加硫ゴムを用いる場合は、加硫ゴム中にオレフィン系熱可塑性樹脂を含有させると、接合面の機械的強度をより向上させることができるため好ましい。また、成形体(I)を構成する材料は、成形体の用途や目的により、複数のものを適宜使用することができる。例えば、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂、加硫ゴム、金属の何れか二種以上を、押出成形機で共押出成形する方法が挙げられる。
本実施形態に係る成形体の製造方法では、前記組成物に由来する成形体(II)と成形体(I)とを一体化させるが、この際、成形体(I)と成形体(II)との接合面が形成される。ここで、成形体(I)は、未加工の成形体(I)を切断して、その切断面を接合面とすることが好ましい。また、大気暴露されていなかった成形体(I)を切断し、その切断面を接合面とすることにより、例えば大気中から水分や塵等の汚染物質の吸着による接合不良を抑制できると考えられる。更に切断してから成形体(II)とを一体化させるまでの時間が短いほど、例えば大気中から水分や塵等の汚染物質の吸着による接合不良をより抑制できることや、また切断面からのブリードアウトによる接合不良を抑制できることも考えられる。成形体(I)を切断してから成形体(II)とを一体化させるまでの時間は、24時間以下であることが好ましい。
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る成形体の製造方法の一態様について詳細に説明する。
図1〜図4は、本実施形態に係る成形体の製造方法の一具体例を模式的に示す説明図である。まず、図1に示すような射出成形金型100を用意する。射出成形金型100は、図1に示すように、固定型10と、該固定型10に対して離接する方向に相対スライド可能な可動型12とを備える。固定型10と可動型12の対向面は、それぞれ射出成形金型100を完全に型締めした状態において、目的とする接合体の形状を有するキャビティが形成されるようになっている。また、組成物20を射出するノズル14が可動型12に設けられており、当該ノズル14と前記キャビティとは連通している。
本実施形態では、固定型10が略凹形状となっており、可動型12が略凸形状となっている。そのため、射出成形金型100を型締めすると、固定型10が可動型12の凸部を覆うように型合わせされる。
次いで、図2に示すように、固定型10に、予め作製された成形体30(成形体(I))を載置する。その後、可動型12を固定型10方向へスライドさせて射出成形金型100を型締めする。
成形体30の材料としては、特に制限されるものではなく、上記例示した材料を使用することができるが、例えば加硫ゴム、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂、金属等を好ましく使用することができる。これらの材料は、必要に応じて2種以上組み合わせて使用することもできる。また成形体30は、発泡されていてもよい。
加硫ゴムとしては、例えばEPDMから得られた加硫ゴム等が挙げられる。熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系エラストマー(TPO)、動的架橋型熱可塑性エラストマー(Thermoplastic. Vulcanizates;TPV)、スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)等が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、PP等のオレフィン系熱可塑性樹脂等が挙げられる。
成形体30は、押出成形や射出成形等の公知の方法によって製造することができる。
次いで、図3に示すように、射出成形金型100を型締めした後、溶融させた組成物20を射出して成形体32(成形体II)と成形体30(成形体(I))とを一体化させる。このとき、射出する組成物20の水分含有率が100〜10000ppmであると、成形体30と成形体32との接合面34において、シリバーストリークによる外観不良を効果的に抑制し、接合強度に優れた成形体40が得られる。
本実施形態に係る成形体の製造方法は、成形体同士の接合面における外観や接合強度に優れるため、図3に示すような成形体30(成形体(I))が断面を有する場合に特に効果を発揮する。
熱可塑性エラストマー20を射出成形金型100に供給する際には、ペレット状で供給されることが好ましく、球状ペレットであることがより好ましい。球状ペレットを用いることで、射出成形金型100の供給口でのペレット同士の互着によるブロッキングなどを抑制することができる。
射出成形の条件としては、シリンダー温度は、200℃〜300℃であることが好ましく、240℃〜260℃であることがより好ましい。熱可塑性エラストマーの射出率は、10〜150cm/secであることが好ましく、20〜90cm/secであることがより好ましい。金型温度は、20℃〜100℃であることが好ましく、45℃〜60℃であることがより好ましい。このような条件で射出成形すると、成形体30(成形体(I))と成形体32(成形体II)との接合強度がより大きくなる点で好ましい。
最後に、図4に示すように、可動型12を固定型10から離れる方向へスライドさせることにより、接合体40が得られる。
3.成形体の用途
上記のようにして得られた成形体は、種々の用途、例えば自動車のバンパー;外装用モール;ウインドシール用ガスケット;ドアシール用ガスケット;トランクシール用ガスケット;ルーフサイドレール;エンブレム;インナーパネル、ドアトリム、コンソールボックス等の内外装表皮材;ウェザーストリップ;静電塗装性(体積固有抵抗値10Ω・cm以下)が必要とされるウェザーストリップ;ブーツ;パッキン;ホース;靴底;耐傷付性の必要とされるレザーシート;航空機・船舶用のシール材及び内外装表皮材;土木・建築用のシール材、内外装表皮材、防水シート材等;一般機械・装置用のシール材等;弱電部品・水道のパッキン;燃料電池スタック中のシール材、表皮材、ハウジング等;鉄道用軌道パッド;情報機器用ロール;クリーニングブレード;電子部品用フィルム;半導体及びフラットパネルディスプレイ(FPD)製造工程における保護フィルム;写真等の画像保護膜;医療用機器部品;電線;日用雑貨品;スポーツ用品等の一般加工品に幅広く適用することができる。
4.実施例
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例、比較例中の「部」および「%」は、特に断らない限り質量基準である。
4.1.実施例1
4.1.1.ペレットの作製
表1に示す配合Aの成分を、150℃に加熱した10リッター双腕型加圧ニーダー(モリヤマ社製)に投入し、40rpmで10分間混練りした。その後、さらに配合Bの成分を配合し、さらに二軸押出機(池貝社製、型式「PCM−45」)を用いて、230℃、300rpmで混練りし、ペレットカットし、φ3mm径の未乾燥ペレットを得た。さらに、得られたペレットの水分含有量が1000ppmになるように60℃で乾燥を行い、ペレットを作製した。
4.1.2.試験片の作製
作製したペレットを型締力110トンの射出成形機(商品名「J−110AD」、(株)日本製鋼所製)を使用し、120mm×120mm×2mm(縦×横×厚さ)のシート金型(ゲート形状:フィルムゲート、ゲート寸法:120mm×0.5mm)を用い、シリンダー温度240℃、金型温度50℃、射出率20cm/sec、冷却時間30secの条件にて、射出成形を行うことでシート状の試験片を作製した。
4.1.3.耐油性の評価
作製したシート状の試験片を2cm×2cm(縦×横)の大きさに打ち抜いて耐油性評価試験片を作製した。作製した耐油性評価試験片を用いて、JIS−K6258に準拠し、試験油としてIRM#903を用い、試験温度120℃、試験時間72時間における浸漬試験後の体積膨潤率(ΔV)を以下の基準で評価した。
体積膨潤率が0%以上15%未満;極めて良好と判断する。
体積膨潤率が15%以上30%未満;実用に供することができるので、良好と判断する。
体積膨潤率が30%以上;実用に供することができないため、不良と判断する。
4.1.4.引張特性の評価
作製したシート状の試験片をJIS−3号ダンベルにより反列理方向に打ち抜いて引張特性評価試験片を作製した。作製した引張特性評価試験片を用いて、JIS−K6251に準拠し、引張強度(TS)および引張伸び(E)を、それぞれ以下の基準で評価した。
引張強度が7MPa以上;極めて良好と判断する。
引張強度が5MPa以上7MPa未満;実用に供することができるので、良好と判断する。
引張強度が5MPa未満;実用に供することができないため、不良と判断する。
引張伸びが250%以上;極めて良好と判断する。
引張伸びが200%以上250%未満;実用に供することができるので、良好と判断する。
引張伸びが200%未満;実用に供することができないため、不良と判断する。
4.1.5.硬度の評価
作製したシート状の試験片を4枚積層し、JIS−K6253に準拠し、測定開始から15秒後のデュロメーター硬度を以下の基準で評価した。
A60以上A90以下;極めて良好と判断する。
A90超過D50以下、或いはA30以上A60未満;実用に供することができるので、良好と判断する。
D50超過、或いはA30未満;実用に供することができないため、不良と判断する。
4.1.6.圧縮永久歪みの評価
作製したシート状の試験片を直径29mmの円形に打ち抜き、5枚及び6枚積層した試験片を用いて、JIS−K6262に準拠した圧縮永久歪み試験により、圧縮率25%、試験温度120℃、試験時間24時間における圧縮永久歪み(CS)を評価した。5枚及び6枚積層した試験片の平均値をCSとし、以下の基準で評価した。
圧縮永久歪みが60%未満;極めて良好と判断する。
圧縮永久歪みが60%以上75%未満;実用に供することができるので、良好と判断する。
圧縮永久歪みが75%以上;実用に供することができないため、不良と判断する。
4.1.7.射出成形性の評価
作製したシート状の試験片を目視観察し、以下の基準で評価した。
○:フローマーク及びシルバーストリークの発生が無く、良好と判断する。
×:フローマーク或いはシルバーストリークの発生が有り、不良と判断する。
4.1.8.ブリード性の評価
作製したシート状の試験片の表面および圧縮永久歪み試験後の試験片表面を目視観察し、以下の基準で評価した。
○:両者の試験片表面において可塑剤のブリードの発生が認められないため、良好と判断する。
×:少なくとも一方の試験片表面において可塑剤のブリードの発生が認められるため、不良と判断する。
4.2.実施例2〜22、比較例1〜2
表1に示す種類、質量部に配合AとBを変更した以外は、実施例1と同様に組成物を作製し、評価を行った。
4.3.評価結果
下表1に、実施例1〜22及び比較例1〜2で使用した組成物、及び評価結果を示す。
Figure 0006904078
なお、上表1における各成分の略称または商品名は、それぞれ以下の成分を意味する。また、表1における各成分の略称または商品名の配合量は、質量部である。
<熱可塑性エラストマー>
<<不飽和ニトリル共役ジエン共重合体>>
・N237H:アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(商品名「N237H」、JSR株式会社製、アクリロニトリルに由来する繰り返し単位の含量34質量%、ムーニー粘度72ML(1+4)100℃)
・N260S:アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(商品名「N260S」、JSR株式会社製、アクリロニトリルに由来する繰り返し単位の含量15質量%、ムーニー粘度62ML(1+4)100℃)
・N640:アクリレート変性アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(商品名「N640」、JSR株式会社製、アクリロニトリルに由来する繰り返し単位の含量25質量%、ムーニー粘度50ML(1+4)100℃)
<<プロピレン系重合体>>
・MA04A:プロピレンホモポリマー(商品名「ノバテックPP MA04A」、日本ポリプロ株式会社製)
・FL02A:プロピレン・1−ブテン・エチレン共重合体(商品名「ノバテックPP FL02A」、日本ポリプロ株式会社製)
・MG05ES:エチレン・プロピレン共重合体(商品名「ノバテックPP MG05ES」、日本ポリプロ株式会社製)
・VESTOPLAST508:エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合体(品名「VESTOPLAST508」、Evonik Degussa社製)
<<その他熱可塑性エラストマー>>
熱可塑性エラストマー、等を使用することができる。具体的には、スチレン系熱可塑性エラストマーとして、JSR株式会社製の商品名
・DYNARON 1320P:スチレン系熱可塑性エラストマー(商品名「DYNARON 1320P」、JSR株式会社製)
・DYNARON 4660P:スチレン系熱可塑性エラストマー(商品名「DYNARON 4660P」、JSR株式会社製)
・DYNARON 8660P:スチレン系熱可塑性エラストマー(商品名「DYNARON 8660P」、JSR株式会社製)
・EXCELINK 1810B:オレフィン系熱可塑性エラストマー(商品名「EXCELINK 1810B」、JSR株式会社製)
・EXCELINK 1301B:オレフィン系熱可塑性エラストマー(商品名「EXCELINK 1301B」、JSR株式会社製)
・プリマロイ A1700:ポリエステル系熱可塑性エラストマー(商品名「プリマロイ A1700」、三菱ケミカル株式会社製)
<25℃で液状の重合体>
・N280:アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(商品名「N280」、JSR株式会社製、アクリロニトリルに由来する繰り返し単位の含量32質量%、70℃における粘度5Pa・s)
・LIR−50:イソプレン重合体(商品名「LIR−50」、株式会社クラレ製、38℃における粘度500Pa・s)
・LIR−310:スチレン・イソプレン重合体(商品名「LIR−310」、株式会社クラレ製、38℃における粘度1400Pa・s)
・LIR−403:無水カルボン酸変性イソプレン重合体(商品名「LIR−403」、株式会社クラレ製、38℃における粘度200Pa・s)
・LIR−410:カルボン酸変性イソプレン重合体(商品名「LIR−410」、株式会社クラレ製、38℃における粘度430Pa・s)
・LBR−302:ブタジエン重合体(商品名「LBR−302」、株式会社クラレ製、38℃における粘度0.6Pa・s)
・L−SBR−820:スチレン・ブタジエン共重合体(商品名「L−SBR−820」、株式会社クラレ製、38℃における粘度350Pa・s)
・UP−1000:アクリル酸エステル系共重合体(商品名「ARUFON UP−1000」、東亞合成株式会社製、25℃における粘度1Pa・s)
・UH−2000:ヒドロキシル基含有アクリル酸エステル系共重合体(商品名「ARUFON UC−2000」、東亞合成株式会社製、25℃における粘度14Pa・s)
・UC−3510:カルボキシル基含有アクリル酸エステル系共重合体(商品名「ARUFON UC−3510」、東亞合成株式会社製、25℃における粘度5Pa・s)
・UG−4010:エポキシ基含有アクリル酸エステル系共重合体(商品名「ARUFON UG−4010」、東亞合成株式会社製、25℃における粘度3.7Pa・s)
・US−6100:アルコキシシリル基含有アクリル酸エステル系共重合体(商品名「ARUFON US−6100」、東亞合成株式会社製、25℃における粘度2.3Pa・s)
<シリカ>
・Nipsil NS−K:沈殿式シリカ(商品名「Nipsil NS−K」、東ソー・シリカ株式会社製、BET比表面積195m/g、DBP吸油量250mL/100g)
・Nipsil AQ:沈殿式シリカ(商品名「Nipsil AQ」、東ソー・シリカ株式会社製、BET比表面積205m/g、DBP吸油量193mL/100g)
・Nipsil ER:沈殿式シリカ(商品名「Nipsil ER」、東ソー・シリカ株式会社製、BET比表面積100m/g、DBP吸油量180mL/100g)
<カーボンブラック>
・SB320:カーボンブラック(商品名「SB320」、旭カーボン株式会社製、BET比表面積115m/g、DBP吸油量115mL/100g)
・SB720:カーボンブラック(商品名「SB720」、旭カーボン株式会社製、BET比表面積140m/g、DBP吸油量56mL/100g)
<可塑剤>
・RS−700:ポリエーテルエステル系可塑剤(商品名「アデカサイザーRS−700」、株式会社アデカ製)
・RS−1000:ポリエーテルエステル系可塑剤(商品名「アデカサイザーRS−1000」、株式会社アデカ製)
・クリセフオイルH−100:ナフテン系原料油(商品名「クリセフオイルH−100」、JXエネルギー株式会社製)
<摺動剤>
・SH200:シリコーンオイル(商品名「SH200」、東レ・ダウコーニング株式会社製)
<老化防止剤>
・ノクラックCD:アミン系老化防止剤(品名「ノクラックCD」、大内新興化学工業株式会社製)
・イルガノックス1010:フェノール系老化防止剤(商品名「イルガノックス1010」、BASFジャパン株式会社製)
<架橋剤>
・パーヘキサ25B−40:有機過酸化物架橋剤(商品名「パーヘキサ25B−40」、日本油脂株式会社製)
・パーヘキシン25B−40:有機過酸化物架橋剤(商品名「パーヘキシン25B−40」、日本油脂株式会社製)
・TACKIROL250−III:アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂架橋剤(商品名「TACKIROL250−III」、田岡化学工業株式会社)
<架橋助剤>
・DVB570:ジビニルベンゼン(商品名「DVB570」、新日鉄住金化学株式会社製)
・バルノックPM:m−フェニレンジマレイミド(商品名「バルノックPM」、大内新興化学工業株式会社製)
上表1に示す実施例1〜22によれば、耐油性に優れ、且つ引張特性、硬度、圧縮永久歪み、射出成形性、耐ブリード性にも優れている。一方、比較例は、耐油性、引張特性、硬度、圧縮永久歪み、射出成形性、耐ブリード性の少なくともいずれかが不十分である。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を包含する。また本発明は、上記の実施形態で説明した構成の本質的でない部分を他の構成に置き換えた構成を包含する。さらに本発明は、上記の実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成をも包含する。さらに本発明は、上記の実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成をも包含する。
10…固定型、12…可動型、14…ノズル、20…組成物、30…成形体(成形体(I))、32…成形体(成形体(II))、34…接合面、40…接合体、100…射出成形金型

Claims (4)

  1. 不飽和ニトリル共役ジエン共重合体およびプロピレン系重合体を含有する熱可塑性エラストマーと、25℃で液状の重合体と、シリカおよびカーボンから選ばれる少なくとも一種と、を混練し、
    更に架橋剤を加えて加熱しながら混練する、熱可塑性エラストマー組成物の製造方法。
  2. 前記熱可塑性エラストマーが、前記不飽和ニトリル共役ジエン共重合体100質量部と、前記プロピレン系重合体10〜120質量部と、を含有する、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
  3. 前記熱可塑性エラストマー100質量部に対し、前記25℃で液状の重合体3〜35質量部を含有する、請求項1または請求項2に記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
  4. 前記熱可塑性エラストマー100質量部に対し、前記シリカおよびカーボンから選ばれる少なくとも一種を5〜55質量部を含有する、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
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