JP6904046B2 - 通蒸型パウチ - Google Patents

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Description

本発明は通蒸型パウチに関する。
加熱される内容物を収容し、加熱により内容物から発生した水蒸気を通蒸型パウチの外部に排出するための構造を備える通蒸型パウチが知られている。特許文献1は従来の通蒸型パウチの一例を開示している。この通蒸型パウチは、特許文献1の図1等に示されるように側部シール部(51)の一部が通蒸型パウチの収容空間(2)側に向けて張り出すように形成された張出部分(55)、および、通蒸型パウチを構成する一対のシート(11)のうちの張出部分(55)と繋がる未シール部(60)を備えている。この通蒸型パウチが電子レンジ等の加熱手段により加熱された場合、収容空間(2)の内圧の上昇にともない張出部分(55)のシールの一部が剥離することにより張出部分(55)に開口が形成され、水蒸気がその開口および未シール部(60)を通過して未シール部(60)の外縁から通蒸型パウチの外部に排出される。
特開2016−74458号公報
従来の通蒸型パウチによれば、水蒸気が排出されることにともない笛音が発生することがある。
(1)重ね合わせられた第1シートおよび第2シートを含むシートと、内容物を収容する収容空間が前記第1シートと第2シートとの間に形成されるように前記第1シートと前記第2シートとを接合するシール部と、前記シール部の一部であり、前記収容空間の圧力の上昇にともない剥離するように構成された通蒸部と、剥離した前記通蒸部を通過して前記収容空間の外部に排出された水蒸気が流通できるように前記シートにおける前記通蒸部よりも外側に設けられた外側通路部と、水蒸気が前記通蒸部を通過して前記収容空間の外部に排出された場合に笛音の発生が抑制されるように前記外側通路部において前記第1シートの一部と前記第2シートの一部とを接合する笛音低減部とを備える、通蒸型パウチ。
笛音低減部が設けられるため、通蒸部を通過して水蒸気が通蒸型パウチの外部に排出される場合に笛音の発生が抑制される。このような効果が得られる理由は次のように推測される。加熱により通蒸型パウチが膨張した場合に通蒸型パウチの各部分が変形するが、外側通路部については第1シートの一部と第2シートの一部とが接合されることにより構成された笛音低減部が設けられているため、外側通路部が笛音の発生を誘発するような形状に変形しにくい。このため、笛音の発生が抑制される。
(2)前記笛音低減部は前記第1シートの一部と前記第2シートの一部とをシールすることにより構成されている、(1)に記載の通蒸型パウチ。
このため、笛音低減部が剥離しにくい。
(3)前記笛音低減部は前記収容空間の圧力の上昇にともない前記シール部が変形した場合に前記外側通路部に狭い通路が形成されないように構成されている、(1)または(2)に記載の通蒸型パウチ。
このため、笛音の発生が一層抑制される。
(4)前記シール部は前記シートの辺に沿って形成された側部シール部を含み、前記通蒸部は前記側部シール部と繋がり、前記笛音低減部は前記収容空間の外郭を規定する前記側部シール部の内縁を延長した仮想線に対して前記側部シール部の外縁側に設けられている、(1)〜(3)のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
通蒸部が上記のように構成された場合、笛音の発生が一層抑制されることが試験により確認された。
(5)前記シートの辺に沿う第1方向における前記外側通路部の寸法である第1寸法は前記笛音の発生の抑制に寄与するように決められている、(1)〜(4)のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
第1寸法が笛音の発生に影響を及ぼすことが試験により確認された。このため、第1寸法が上記のとおり決められることにより、笛音の発生が一層抑制される。
(6)前記第1寸法は12mm以上である、(5)に記載の通蒸型パウチ。
第1寸法が上記範囲に含まれる場合、笛音の発生が一層抑制されることが試験により確認された。
(7)前記第1寸法は18mm以下である、(5)または(6)に記載の通蒸型パウチ。
第1寸法が上記範囲に含まれる場合、収容空間に異物が一層入り込みにくい。
(8)前記シートの辺に直交する第2方向における前記外側通路部の寸法である第2寸法は前記笛音の発生の抑制に寄与するように決められている、(1)〜(7)のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
第2寸法が笛音の発生に影響を及ぼすことが試験により確認された。このため、第2寸法が上記のとおり決められることにより、笛音の発生が一層抑制される。
(9)前記第2寸法は12mm以上である、(8)に記載の通蒸型パウチ。
第2寸法が上記範囲に含まれる場合、笛音の発生が一層抑制されることが試験により確認された。
(10)前記第2寸法は24mm以下である、(8)または(9)に記載の通蒸型パウチ。
第2寸法が上記範囲に含まれる場合、標準的な大きさのパウチにおいて内容物の収容に適した容積の収容空間を容易に形成できる。
本発明に関する通蒸型パウチによれば、笛音の発生が抑制される。
実施形態の通蒸型パウチの正面図。 図1の通蒸部およびその周辺の拡大図。 開口部が閉じられる前の通蒸型パウチの正面図。 図1の通蒸部が開口した状態の通蒸型パウチの正面図。 図4の通蒸型パウチが傾けられた状態を示す図。 図5の上部シール部が切り取られている状態を示す図。 試験に関する比較例および実施例の試験条件を示す表。 比較例の試験結果を示す表。 実施例の試験結果を示す表。 実施例の試験結果を示す表。 変形例の通蒸部およびその周辺の拡大図。
(実施形態)
図1は加熱に適した内容物Cの収容、および、内容物Cから発生した水蒸気の排出が可能な通蒸型パウチ10の一例を示している。内容物Cは加熱されることにより水蒸気を発生する被加熱物である。内容物Cの一例は食品である。食品の一例はシチューおよびスープ等のように流動性を有する食品である。通蒸型パウチ10は内容物Cの品質を保ちながら長期間保存できるように構成されている。通蒸型パウチ10は種々の形状を取り得る。通蒸型パウチ10が取り得る形状の例は、平袋タイプ、スタンディングタイプ、ガゼットタイプ、および、ピラータイプである。図1に例示される通蒸型パウチ10の形状はスタンディングタイプである。以下では、通蒸型パウチ10の正面視における通蒸型パウチ10の左右方向を標準幅方向と称し、標準幅方向と直交する方向を標準高さ方向と称する。
通蒸型パウチ10はシート20、シール部30、開口部40(図6参照)、ガイド部50、通蒸部60、外側通路部90、および、笛音低減部100を備える。図1等のドットはシール部30を表している。シート20は第1シート21、第2シート22、および、底シート23を含む。第1シート21および第2シート22は内容物Cを収容する収容空間10Cが各シート21、22の間に形成されるように対向している。底シート23は第1シート21の底部21Aと第2シート22の底部22Aとの間を閉じるように各シート21、22の底部21A、22Aに配置されている。シート20の構成は任意に選択できる。第1例では、1枚のシートが折り曲げられることにより、対向する各シート21、22、および、各シート21、22の底部21A、22Aに配置された底シート23が形成される。第2例では、各シート21〜23は個別に形成された3枚のシートである。
シート20は複数の層が積層された層構造を備えている。シート20の層構造は任意に選択できる。第1例では、各シート21〜23は同じ層構造を備える。第2例では、第1シート21と第2シート22とが同じ層構造を備え、底シート23が各シート21、22と異なる層構造を備える。第3例では、各シート21〜23がそれぞれ異なる層構造を備える。図1では第1例の層構造を備えるシート20により構成される通蒸型パウチ10を示している。
各シート21〜23は最外層、中間層、および、最内層を含む。各シート21〜23の製造方法の一例はドライラミネートである。最外層は主に光沢、印刷適正、および、耐レトルト性に優れる。最外層を構成する材料の一例は透明な材料である。透明な材料の一例はポリエチレンテレフタレートである。中間層は主に耐レトルト性、防湿性、および、ガス遮断性に優れる。中間層は印刷層、第1接着層、延伸ナイロン層、および、第2接着層を含む。印刷層は最外層の内側に設けられる。一例では印刷層の外面に絵柄および商品説明のテキスト等が印刷される。第1接着層は印刷層の内側に設けられる。延伸ナイロン層は第1接着層の内側に設けられる。第2接着層は延伸ナイロン層の内側に設けられる。各接着層を構成する材料の一例はドライラミネート接着剤である。最内層は耐レトルト性、ヒートシール性、および、耐衝撃性に優れる。最内層は第2接着層の内側に設けられる。最内層を構成する材料の一例は無延伸ポリプロピレンである。
シール部30は各シート21〜23が分離しないように各シート21〜23を接合している。一例では、シール部30は第1シート21の最内層、第2シート22の最内層、および、底シート23の最内層を接合している。シール部30を形成する方法の一例はヒートシールである。正面視における通蒸型パウチ10の外郭形状は任意に選択できる。図1に示される例では、通蒸型パウチ10の外郭形状は長方形である。シート20はシール部30に囲まれた部分(以下「内方部24」という)とシール部30とに区分できる。収容空間10Cは第1シート21の内方部24と第2シート22の内方部24と底シート23の内方部24とに囲まれた空間であり、通蒸型パウチ10の外部と連通しないようにシール部30により閉じられている。
シール部30は上部シール部31、下部シール部32、第1側部シール部33、および、第2側部シール部34を備える。上部シール部31は開口部40(図6参照)を閉鎖している。上部シール部31は標準高さ方向において内方部24の上側に設けられている。下部シール部32は標準高さ方向において内方部24の下側に設けられている。第1側部シール部33は標準幅方向において内方部24の右側または左側に設けられている。第2側部シール部34は標準幅方向において内方部24の左側または右側に設けられている。
上部シール部31における内方部24側の縁である内縁31A、下部シール部32における内方部24側の縁である内縁32A、第1側部シール部33における内方部24側の縁である内縁33A、および、第2側部シール部34における内方部24側の縁である内縁34Aは内方部24の外郭を規定している。上部シール部31における内縁31Aとは反対側の縁である外縁31B、下部シール部32における内縁32Aとは反対側の縁である外縁32B、第1側部シール部33における内縁33Aとは反対側の縁である外縁33B、および、第2側部シール部34における内縁34Aとは反対側の縁である外縁34Bは通蒸型パウチ10の外郭を規定している。
各シール部31〜34の幅は任意に選択できる。各シール部31〜34の幅は各シール部31〜34の中心線の法線における内縁31A〜34Aと外縁31B〜34Bとの間の長さである。各シール部31〜34の中心線は内縁31A〜34Aと外縁31B〜34Bとの間を通過する仮想の線分である。各シール部31〜34の幅が部位毎に異なる場合、例えば最大の幅、または、各シール部31〜34のそれぞれにおける複数の部位の幅の平均がそのシール部の幅を代表する。
通蒸型パウチ10の幅および高さは例えば、収容される内容物Cの量、および、通蒸型パウチ10の持ち運びやすさとの関係から決められることが好ましい。通蒸型パウチ10の幅は標準高さ方向に直交する線分における第1側部シール部33の外縁33Bと第2側部シール部34の外縁34Bとの間の長さである。通蒸型パウチ10の幅が部位毎に異なる場合、例えば最大の幅、または、複数の部位の幅の平均が通蒸型パウチ10の幅を代表する。一例によれば、通蒸型パウチ10の幅は150mmである。通蒸型パウチ10の高さは標準幅方向に直交する線分における上部シール部31の外縁31Bと下部シール部32の外縁32Bとの間の長さである。通蒸型パウチ10の高さが部位毎に異なる場合、例えば最大の高さ、または、複数の部位の高さの平均が通蒸型パウチ10の高さを代表する。一例によれば、通蒸型パウチ10の高さは145mmである。
開口部40は内容物Cを収容空間10Cから取り出すことができるように第1シート21の上部21Bと第2シート22の上部22Bとの間に形成されている。図1に示される通蒸型パウチ10では、開口部40が上部シール部31により閉鎖されている。開口部40が閉鎖された通蒸型パウチ10(以下「閉鎖後の通蒸型パウチ10」という場合がある)はパウチ本体10Aおよび分離予定部10Bを含む。パウチ本体10Aおよび分離予定部10Bはガイド部50を構成する切取線51により区分される。パウチ本体10Aは内容物Cを収容する部分である。分離予定部10Bは上部シール部31を含む各シート21、22の一部であり、開口部40を開封するためにユーザーがパウチ本体10Aから分離する部分である。
ガイド部50は分離予定部10Bをパウチ本体10Aから分離する場合に各シート21、22が容易に切断されるようにパウチ本体10Aと分離予定部10Bとの間に形成されている。ガイド部50は切取線51およびノッチ52を備える。切取線51は各シール部33、34および各シート21、22の内方部24に形成されたミシン目の集合であり、直線状に形成されている。ノッチ52は、ノッチ52の先端部が切取線51を延長した仮想線上に位置するように第1側部シール部33および第2側部シール部34の少なくとも一方に形成される。図1では、第1側部シール部33および第2側部シール部34のそれぞれにノッチ52が形成された例を示している。
通蒸型パウチ10は内容物Cを加熱するために加熱手段により加熱される。加熱手段の一例は電子レンジである。通蒸型パウチ10が加熱されることにともない内容物Cから水蒸気が発生する。閉鎖後の通蒸型パウチ10は収容空間10Cがシール部30により閉じられているため、水蒸気の発生にともない収容空間10Cの圧力が上昇する。通蒸部60は収容空間10Cの圧力の上昇にともない開口し、収容空間10Cの水蒸気を通蒸型パウチ10の外部に排出できるように構成されている。好ましい例では、通蒸部60は収容空間10Cの圧力が所定の圧力範囲内の圧力まで上昇した場合に開口するように構成される。通蒸部60が設けられる箇所は任意に選択できる。第1例では通蒸部60は第1側部シール部33または第2側部シール部34に設けられる。第2例では通蒸部60は第1側部シール部33および第2側部シール部34に設けられる。図1では、通蒸部60が第2側部シール部34だけに設けられた第1例を示している。
図2は通蒸部60、および、その周辺の拡大図である。通蒸部60の形状は標準幅方向の外側から内側に凹む形状である。通蒸部60は第2側部シール部34の途中に形成されている。第2側部シール部34は通蒸部60により開口部40側の部分である上部35と底シート23側の部分である下部36とに区分されている。通蒸部60は先端部70および接続部80を含む。先端部70は凹形状の底部に当たる部分である。先端部70は各シート21、22のうちの収容空間10Cの圧力が上昇した場合に強い応力集中が生じる場所に設けられている。接続部80は凹形状の側部に当たる部分である。接続部80は第1接続部81および第2接続部82を含む。第1接続部81は第2側部シール部34における上部35と先端部70とを繋げる部分である。第2接続部82は第2側部シール部34における下部36と先端部70とを繋げる部分である。第1接続部81は剥離規制部81Aおよび中継部81Bを備える。剥離規制部81Aは先端部70と繋がる。剥離規制部81Aは先端部70側から第2側部シール部34側に進行する通蒸部60の剥離を規制できるように構成されている。中継部81Bは剥離規制部81Aと第2側部シール部34における上部35とを繋げている。剥離規制部81Aおよび中継部81Bは屈曲した形状を形成している。
剥離規制部81Aのシール幅XAは先端部70側から第2側部シール部34側に向かうにつれて広くなる。剥離規制部81Aの最大のシール幅XAは通蒸型パウチ10の最大の内圧に応じて決められることが好ましい。通蒸型パウチ10の最大の内圧は、一定の条件のもとで通蒸型パウチ10が加熱されたことにより上昇し得る通蒸型パウチ10の内圧のうち、到達することが予測される最も高い内圧である。一例では、通蒸型パウチ10の内圧が最大の内圧に到達した場合であっても、通蒸部60のうちの剥離規制部81Aよりも第2側部シール部34側の部分が剥離しないように剥離規制部81Aの最大のシール幅XAが決められる。一例では、シール幅XAは剥離規制部81Aの内縁81ABから外縁81AAに下ろした垂線の寸法である。第2接続部82は通蒸型パウチ10の標準幅方向に延びる。第2接続部82のシール幅XBは一定である。シール幅XBは第2接続部82の外縁82Aから内縁82Bに下ろした垂線の寸法である。
収容空間10Cの圧力が所定の圧力範囲内の圧力まで上昇した場合、通蒸部60が開口する。具体的には、収容空間10Cの上昇にともない通蒸部60の先端部70において接合されている第1シート21と第2シート22とが剥離し、図4に示されるように収容空間10Cと通蒸型パウチ10の外部とを連通する蒸気抜き通路71が通蒸部60に形成される。通蒸部60が剥離する範囲は収容空間10Cの圧力の大きさに応じて異なる。代表的な例では、通蒸部60が次のように剥離する。先端部70は全体が剥離する。第1接続部81は剥離規制部81Aと中継部81Bとが繋がる屈曲した部分まで剥離する。第2接続部82は全体が剥離する。収容空間10Cの圧力が高い場合、中継部81Bの少なくとも一部が剥離することもある。蒸気抜き通路71の通路面積は通蒸部60の剥離が進行するにつれて広くなる。通蒸部60が開口した場合、収容空間10Cの水蒸気が蒸気抜き通路71を通過し、収容空間10Cの外部に排出される。
外側通路部90は蒸気抜き通路71を通過して収容空間10Cの外部に排出された水蒸気が流通できるように各シート21、22における通蒸部60よりも外側に設けられる。収容空間10Cの外部に排出された水蒸気は外側通路部90を通過して通蒸型パウチ10の外部に排出される。水蒸気が排出されることにより、収容空間10Cの圧力の上昇が抑えられ、通蒸型パウチ10の破裂が回避される。
笛音低減部100は水蒸気が蒸気抜き通路71および外側通路部90を通過して通蒸型パウチ10の外部に排出された場合に笛音の発生が抑制されるように、外側通路部90において第1シート21の一部と第2シート22の一部とが接合された部分である。笛音は高い周波数を有する音であり、笛付きやかんを用いて水を沸騰させた場合に発生する音に例えることができる。笛音低減部100は種々の接合形態を取り得る。第1例では、笛音低減部100は第1シート21の一部の最内層と第2シート22の一部の最内層とがヒートシールにより接合された部分である。第2例では笛音低減部100は第1シート21の一部の最内層と第2シート22の一部の最内層とが接着剤により接合された部分である。笛音低減部100は種々の形状を取り得る。その一例は、三角形、正方形、長方形、五角形以上の多角形、および、楕円である。外側通路部90に形成される笛音低減部100の数は1または複数である。笛音低減部100は収容空間10Cの圧力の上昇にともない通蒸部60が変形した場合に外側通路部90に狭い通路が形成されないように構成されている。外側通路部90における笛音低減部100の形成箇所は任意に設定できる。第1例では、笛音低減部100は第2側部シール部34の内縁34Aを標準高さ方向に延長した仮想線XOに対して第2側部シール部34の外縁34B側に設けられる。第2例では、笛音低減部100は仮想線XOに対して先端部70側に設けられる。図1〜図6では、第1例を示している。
標準高さ方向における外側通路部90の寸法(以下「第1寸法HA」という)は笛音の発生のしにくさ、および、収容空間10Cへの異物の入り込みにくさとの関係から決められることが好ましい。第1寸法HAは標準高さ方向における外側通路部90の縁90Aの寸法である。好ましい第1寸法HAの上限の一例は21mmである。より好ましい第1寸法HAの上限の一例は18mmである。好ましい第1寸法HAの下限の一例は9mmである。より好ましい第1寸法HAの下限の一例は12mmである。第1寸法HAに関する好ましい範囲の一例は9mm〜21mmである。第1寸法HAに関するより好ましい範囲の一例は12mm〜18mmである。好ましい第1寸法HAの一例は15mmである。第1寸法HAが12mm以上の範囲に含まれる場合、水蒸気が蒸気抜き通路71および外側通路部90を通過して通蒸型パウチ10の外部に排出される場合に笛音が発生しにくい。第1寸法HAが18mm以下の範囲に含まれる場合、収容空間10Cに異物が一層入り込みにくい。
標準幅方向における外側通路部90の寸法(以下「第2寸法HB」という)は笛音の発生しにくさ、および、収容空間10Cの容積との関係から決められることが好ましい。第2寸法HBは標準幅方向における外側通路部90の縁90Aの寸法である。好ましい第2寸法HBの上限の一例は24mmである。より好ましい第2寸法HBの上限の一例は21mmである。好ましい第2寸法HBの下限の一例は9mmである。より好ましい第2寸法HBの下限の一例は12mmである。第2寸法HBに関する好ましい範囲の一例は9mm〜24mmである。第2寸法HBに関するより好ましい範囲の一例は12mm〜21mmである。好ましい第2寸法HBの一例は15mmである。第2寸法HBが12mm以上の範囲に含まれる場合、水蒸気が蒸気抜き通路71および外側通路部90を通過して通蒸型パウチ10の外部に排出される場合に笛音が発生しにくい。第2寸法HBが21mm以下の範囲に含まれる場合、標準的なサイズの通蒸型パウチ10において内容物Cの収容に適した容積を有する収容空間10Cを容易に形成できる。
図3は開口部40が閉じられる前の通蒸型パウチ10(以下「閉鎖前の通蒸型パウチ10」という場合がある)である。閉鎖前の通蒸型パウチ10の開口部40から収容空間10Cに内容物C(図1参照)が投入される。内容物Cが投入された後に上部シール部31の形成が予定されたシール予定部110にヒートシールが施されることにより、上部シール部31が形成され、図1に示される閉鎖後の通蒸型パウチ10が得られる。
図5および図6を参照して、通蒸型パウチ10の使用方法の一例について説明する。
閉鎖状態のパウチ1が電子レンジ等の加熱手段(図示略)に配置され、加熱手段により加熱される。加熱が終了した後、図5に示されるようにパウチ1がユーザーにより持ち運ばれる。次に、図6に示されるように、ノッチ52の先端部から各シート21、22が引き裂かれ、各シート21、22の引き裂きが切取線51に沿って進行するように各シート21、22に力がかけられる。分離予定部10Bがパウチ本体10Aから分離されることにより開口部40の全体が開封される。次に、内容物Cが開口部40を介して通蒸型パウチ10の外部に取り出される。
通蒸型パウチ10の作用について説明する。
閉鎖状態の通蒸型パウチ10が加熱手段により加熱されることにより、内容物Cから水蒸気が発生する。収容空間10Cの圧力が所定の圧力範囲内の圧力まで上昇した場合、先端部70および各接続部81、82において接合されている第1シート21と第2シート22とが剥離し、図4に示されるように収容空間10Cと外側通路部90とを連通する蒸気抜き通路71が通蒸部60に形成される。通蒸部60が開口した場合、収容空間10Cの水蒸気が蒸気抜き通路71および外側通路部90を通過して通蒸型パウチ10の外部に排出される。外側通路部90に笛音低減部100が設けられているため、水蒸気が通蒸型パウチ10の外部に排出される場合に笛音の発生が抑制される。
(実施例)
本願発明者は実施例および比較例の試料を用いて、外側通路部90および笛音低減部100の構成と通蒸型パウチ10の通蒸性能および静音性能との関係を確認する試験を行った。図7は試験に関する比較例および実施例の試験条件である。図8〜図10は試験の結果である。以下の説明では、説明の便宜上、比較例の試料における実施例の試料と共通する部分について同一の符号を付している。実施例の試料は実施形態に関する通蒸型パウチ10である。比較例の試料は実施例の通蒸型パウチ10とは異なる構成を備える通蒸型パウチ10である。各比較例の通蒸型パウチ10は笛音低減部100が設けられていない点において実施例の通蒸型パウチ10と相違し、その他の点において実施例の通蒸型パウチ10と同じ構成を備える。
各実施例および各比較例の試料に関する諸元は次のとおりである。各シート21〜23の最外層を構成する材料はポリエチレンテレフタレートである。最外層の厚さは12μmである。各シート21〜23の中間層を構成する材料はナイロンである。中間層の厚さは15μmである。各シート21〜23の最内層を構成する材料は直鎖状低密度ポリエチレンである。最内層の厚さは60μmである。通蒸型パウチ10の幅は150mmである。通蒸型パウチ10の高さは145mmである。外側通路部90に設けられる笛音低減部100の数は1である。外側通路部90における笛音低減部100が設けられる位置は仮想線XOに対して第2側部シール部34の外縁34B側(以下「外側」という)、または、仮想線XOに対して先端部70側(以下「内側」という)である。
通蒸性能の評価のため、閉鎖後の通蒸型パウチ10を加熱手段により加熱した場合にシール部30および通蒸部60のうちの通蒸部60だけが剥離し、シール部30の内縁が後退することなく水蒸気が収容空間10Cから通蒸型パウチ10の外部に排出されたか否かを目視により確認した。シール部30が後退していない状態とは、加熱後における各内縁31A〜34Aの位置が加熱前における各内縁31A〜34Aの位置と実質的に同じ位置をいう。通蒸部60だけが剥離して水蒸気が排出された場合に水蒸気が適切に排出されたと評価し、シール部30の一部が剥離して水蒸気が排出された場合に水蒸気が適切に排出されていないと評価した。静音性能の評価のため、水蒸気が通蒸型パウチ10の外部に排出される場合における笛音の発生の有無について確認した。試験の試行回数は5回である。内容物Cは水である。内容物Cの重量は100gである。電子レンジの出力は1000Wである。電子レンジの加熱時間は1分である。図8〜図10の通蒸性能の項目における「○」は通蒸部60だけが剥離して水蒸気が排出された場合を示し、「×」はシール部30の一部が剥離して水蒸気が排出された場合を示している。図8〜図10の静音性能の項目における「○」は水蒸気が排出されるときに笛音の発生が抑制された場合を示し、「×」は水蒸気が排出されるときに笛音が発生した場合を示している。笛音の発生が抑制された場合とは、笛音を聞き取れない場合、および、笛音が聞き取れるものの従来の通常型パウチで発生する笛音よりも十分に小さい場合をいう。
実施例のパウチによれば水蒸気が通蒸型パウチ10の外部に排出されるときに笛音の発生が抑制されることが確認された。また、笛音低減部100が仮想線XOに対して外側に設けられる場合に笛音の発生が一層抑制されることが確認された。
(変形例)
上記実施形態に関する説明は本発明に関する通蒸型パウチが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する通蒸型パウチは例えば以下に示される上記実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・通蒸部60および外側通路部90の構成は任意に変更可能である。図11は通蒸部60および外側通路部90の変形例の一例である。通蒸部60は第1部分60A、第2部分60B、第3部分60C、第1角部60D、および、第2角部60Eを含む。第1部分60Aおよび第2部分60Bは標準高さ方向において間隔を空けて形成され、第2側部シール部34から標準幅方向の内側に伸びる。第3部分60Cは第1部分60Aの内側の端部と第2部分60Bの内側の端部とを繋げるように標準高さ方向に伸びる。第1角部60Dは第1部分60Aの内側の端部と第3部分60Cの一方の端部とにより構成される。第2角部60Eは第2部分60Bの内側の端部と第3部分60Cの他方の端部とにより構成される。外側通路部90は通蒸部60の凹形状に対応した形状を有する。変形例の通蒸部60および外側通路部90を含む通蒸型パウチ10が加熱されることにより収容空間10Cの圧力が上昇した場合、例えば第2角部60Eから通蒸部60の剥離が進行し、通蒸部60が開口することにより収容空間10Cの水蒸気が通蒸型パウチ10の外部に排出される。外側通路部90に笛音低減部100が設けられているため、水蒸気が通蒸型パウチ10の外部に排出される場合に笛音の発生が抑制される。
10 :通蒸型パウチ
10C:収容空間
20 :シート
21 :第1シート
22 :第2シート
30 :シール部
34 :第2側部シール部(側部シール部)
60 :通蒸部
90 :外側通路部
100:笛音低減部
C :内容物
HA :第1寸法
HB :第2寸法

Claims (15)

  1. 重ね合わせられた第1シートおよび第2シートを含むシートと、
    内容物を収容する収容空間が前記第1シートと前記第2シートとの間に形成されるように前記第1シートと前記第2シートとを接合するシール部と、
    前記シール部の一部であり、前記収容空間の圧力の上昇にともない剥離するように構成された通蒸部と、
    剥離した前記通蒸部を通過して前記収容空間の外部に排出された水蒸気が流通できるように前記シートにおける前記通蒸部よりも外側に設けられた外側通路部と、
    水蒸気が前記通蒸部を通過して前記収容空間の外部に排出された場合に笛音の発生が抑制されるように前記外側通路部において前記第1シートの一部と前記第2シートの一部とを接合する笛音低減部とを備え
    前記シール部は前記シートの辺に沿って形成された側部シール部を含み、
    前記通蒸部は前記側部シール部と繋がる
    通蒸型パウチ。
  2. 前記笛音低減部は前記第1シートの一部と前記第2シートの一部とをシールすることにより構成されている
    請求項1に記載の通蒸型パウチ。
  3. 前記笛音低減部は前記収容空間の圧力の上昇にともない前記シール部が変形した場合に前記外側通路部に狭い通路が形成されないように構成されている
    請求項1または2に記載の通蒸型パウチ。
  4. 記笛音低減部は前記収容空間の外郭を規定する前記側部シール部の内縁を延長した仮想線に対して前記側部シール部の外縁側に設けられている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
  5. 前記シートの辺に沿う第1方向における前記外側通路部の寸法である第1寸法は前記笛音の発生の抑制に寄与するように決められている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
  6. 前記第1寸法は12mm以上である
    請求項5に記載の通蒸型パウチ。
  7. 前記第1寸法は18mm以下である
    請求項5または6に記載の通蒸型パウチ。
  8. 前記シートの辺に直交する第2方向における前記外側通路部の寸法である第2寸法は前記笛音の発生の抑制に寄与するように決められている
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
  9. 前記第2寸法は12mm以上である
    請求項8に記載の通蒸型パウチ。
  10. 前記第2寸法は24mm以下である
    請求項8または9に記載の通蒸型パウチ。
  11. 前記通蒸部は前記収容空間の圧力が上昇した場合に強い応力集中が生じる場所に設けられる先端部を含み、
    前記笛音低減部と前記先端部との距離は前記笛音低減部と前記側部シール部との距離よりも長い
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
  12. 前記通蒸部は前記先端部と前記側部シール部とを繋げる接続部を含み、
    前記笛音低減部と前記先端部との距離は前記笛音低減部と前記接続部との距離よりも長い
    請求項11に記載の通蒸型パウチ。
  13. 前記通蒸型パウチの標準高さ方向に関する前記笛音低減部の長さは前記笛音低減部と前記先端部との距離よりも短い
    請求項11または12に記載の通蒸型パウチ。
  14. 前記通蒸型パウチの標準幅方向に関する前記笛音低減部の長さは前記笛音低減部と前記先端部との距離よりも短い
    請求項11〜13のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
  15. 前記通蒸型パウチの標準高さ方向に関する前記笛音低減部の位置は前記通蒸型パウチの標準高さ方向に関する前記先端部の位置よりも上方である
    請求項11〜14のいずれか一項に記載の通蒸型パウチ。
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