JP6903245B1 - フェイスシールド - Google Patents
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Abstract
Description
使用者の顔面前方側に装着するフェイスシールドであって、
前記使用者の顔面の前方を覆うシールド部と、
前記使用者の頭部に着脱可能な固定部と、
前記固定部の前記使用者の頭部のいずれかの箇所にて前記シールド部を前記固定部に対して回転自在に支持する回動部と、
前記シールド部の前記回動部から前方側を前方部とし、前記シールド部の前記回動部から後方側を後方部として、
前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、
前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成されたものである。
使用者が下方を向いた際に、シールド部に触れることなく、シールド部を口元から遠ざけることができる。
図1は、実施の形態1によるフェイスシールドの構成を示す図であり、図1Aは、フェイスシールドの構成を示す側面図、図1Bは、図1Aに示したJ−J線断面の構成を示す部分拡大断面図である。尚、図1Aはフェイスシールドの左側面のみを示しているが、右側面も対称に形成されている。図2は、同じく図1に示したフェイスシールドの構成を示す図であり、図2Aは、フェイスシールドの構成を示す正面図、図2Bは、フェイスシールドの構成を示す上面図である。尚、図2は後述する重り部を省略して示している。
使用者の顔面前方側に装着するフェイスシールドであって、
前記使用者の顔面の前方を覆うシールド部と、
前記使用者の頭部に着脱可能な固定部と、
前記固定部の前記使用者の頭部のいずれかの箇所にて前記シールド部を前記固定部に対して回転自在に支持する回動部と、
前記シールド部の前記回動部から前方側を前方部とし、前記シールド部の前記回動部から後方側を後方部として、
前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、
前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成されたので、
使用者が頭部を正面に向けている際には、シールド部の前方回転モーメントと後方回転モーメントが釣り合っているため、シールド部は口元を覆っている。また、使用者が頭部を下方に傾けた際、シールド部の前方回転モーメントと後方回転モーメントが釣り合うようにシールド部は回動部を支点として回動し、シールド部は使用者の頭部を正面の状態から回動移動しないため、シールド部に触れることなく、シールド部を口元から遠ざけることができる。
前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、前記重り部を含む前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成されたので、
シールド部自体の重さに左右されることなく、重り部により、前方回転モーメントと後方回転モーメントとを釣り合わせることができるため、シールド部の形状および素材などの自由度が広がる。
回動部が頭部の左右に存在するため、回動部におけるシールド部の回転が安定的にできる。
使用者が頭部を上方に傾けた際に、シールド部が支持部により下方側に回転移動しないため、シールド部が使用者の顔面にあたることを防止できる。
シールド部を上方に回動移動させた箇所にて係止部にてシールド部と固定部とを係止するので、シールド部を使用者の顔面から退避できる。
使用者の視界を常に良好に確保できる。
シールド部が汚れたりまたは破損したりした場合など取り替えることができる。
様々な形状の重り部を使用できる。
図10は、実施の形態2によるフェイスシールドの構成を示す側面図である。尚、図10はフェイスシールドの左側面を示しているが、右側面も対称に形成されている。図11は、図10に示したフェイスシールドの構成を示す図である。図11Aは、フェイスシールドの構成を示す正面図、図11Bは、フェイスシールドの構成を示す上面図、図11Cは、フェイスシールドの固定部の構成を示す側面図である。尚、図11は後述する重り部を省略して示している。図12は、図10示したフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。
前記固定部は、眼鏡の上に重ねて掛けることができるオーバーグラス形状にて形成されるので、
使用者は、眼鏡を外す必要無く、眼鏡の上からフェイスシールドを装着できる。
さらに、フェイルシールドのシールド部に開口部が形成されている場合であれば、眼鏡を使用していない使用者に対しても、眼の保護を確実にできる。
上記各実施の形態においては、回動部を固定部の使用者の頭部の左側頭位置および右側頭位置にそれぞれ形成する例を示したが、これに限られることはなく、回動部は、固定部の使用者の頭部のいずれかの箇所にてシールド部を固定部に対して回転自在に支持していればよく、他の例として、本実施の形態3においては、使用者の頭部の前方の1箇所に回動部を形成する場合について説明する。
前記回動部は、前記固定部の前記使用者の前方位置に形成するので、
使用者の頭部の1箇所のみに回動部を備えているため、使用者の髪の毛などがシールド部の回動において邪魔になることが防止できる。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
202 第2穴部、203 第1穴部、204 前方部、205 後方部、
21 シールド部、22 シールド部、23 シールド部、3 固定部、
301 前方部分、302 ゴム帯、303 スポンジ部、31 固定部、
32 固定部、33 固定部、321 ツル部、322 オーバーグラス部、
4 回動部、41 回動部、42 回動部、43 回動部、5 重り部、51 固着部、6 支持部、61 第1支持部、62 第2支持部、63 支持部、7 係止部、
71 第1係止部、72 第2係止部、73 係止部、8 開口部、C1 前方重心、
C2 後方重心、C3 前方重心、C4 後方重心、M1 前方回転モーメント、
M2 後方回転モーメント、M3 前方回転モーメント、M4 後方回転モーメント、
F1 前方重量、F2 後方重量、F3 前方重量、F4 後方重量、G 鉛直方向、
G1 鉛直方向、U 使用者、F 顔面、H 頭部、H1 左側頭位置、
H2 右側頭位置、H3 前方位置、I 眼、M 口元。
Claims (10)
- 使用者の顔面前方側に装着するフェイスシールドであって、
前記使用者の顔面の前方を覆うシールド部と、
前記使用者の頭部に着脱可能な固定部と、
前記固定部の前記使用者の頭部のいずれかの箇所にて前記シールド部を前記固定部に対して回転自在に支持する回動部と、
前記シールド部の前記回動部から前方側を前方部とし、前記シールド部の前記回動部から後方側を後方部として、
前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、
前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成されたフェイスシールド。 - 前記シールド部の前記後方部に設置された重り部を備え、
前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、前記重り部を含む前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成された請求項1に記載のフェイスシールド。 - 前記重り部は、前記シールド部から着脱可能に形成される請求項2に記載のフェイスシールド。
- 前記回動部は、前記固定部の前記使用者の頭部の左側頭位置および右側頭位置にそれぞれ形成するか、または、前記使用者の頭部の前方位置に形成するかのいずれかである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
- 前記シールド部および前記固定部は、前記シールド部が前記回動部を中心に下方側に回転移動しないように支持する支持部を備えた請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
- 前記シールド部および前記固定部は、前記回動部を中心に前記シールド部を上方に回動移動させた箇所にて、前記シールド部と前記固定部とを係止する係止部を備えた請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
- 前記シールド部は、前記使用者の眼と対向する位置に開口部を有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
- 前記固定部は、眼鏡の上に重ねて掛けることができるオーバーグラス形状にて形成される請求項7に記載のフェイスシールド。
- 前記シールド部は、前記回動部から着脱可能に形成される穴部を備える請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
- 前記シールド部の前記穴部は、複数箇所に形成され、前記回動部はいずれかの前記穴部にて着脱される請求項9に記載のフェイスシールド。
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JP6826357B1 (ja) * | 2020-07-08 | 2021-02-03 | 村山 哲夫 | フェイスガード |
JP6836000B1 (ja) * | 2020-06-10 | 2021-02-24 | 株式会社カシカ | フェイスシールド |
JP3231132U (ja) * | 2020-12-21 | 2021-03-18 | 浩隆 杉山 | ノーズ・マウスシールド |
JP3231306U (ja) * | 2021-01-13 | 2021-03-25 | 株式会社サンテック | マウスシールド |
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