JP6903245B1 - フェイスシールド - Google Patents

フェイスシールド Download PDF

Info

Publication number
JP6903245B1
JP6903245B1 JP2021052621A JP2021052621A JP6903245B1 JP 6903245 B1 JP6903245 B1 JP 6903245B1 JP 2021052621 A JP2021052621 A JP 2021052621A JP 2021052621 A JP2021052621 A JP 2021052621A JP 6903245 B1 JP6903245 B1 JP 6903245B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
user
face
rotating
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021052621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022150150A (ja
Inventor
博司 豊山
博司 豊山
Original Assignee
博司 豊山
博司 豊山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 博司 豊山, 博司 豊山 filed Critical 博司 豊山
Priority to JP2021052621A priority Critical patent/JP6903245B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6903245B1 publication Critical patent/JP6903245B1/ja
Publication of JP2022150150A publication Critical patent/JP2022150150A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Abstract

【課題】使用者が頭部を下方に傾けた際に、シールド部に触れることなく、シールド部を口元部分から遠ざけることができるフェイスシールドを提供する。【解決手段】固定部33の使用者Uの頭部Hのいずれかの箇所にてシールド部23を固定部33に対して回転自在に支持する回動部43と、シールド部23の回動部43から前方側を前方部204とし、シールド部23の回動部43から後方側を後方部205として、前方部204の重心にかかる前方部204の前方重量F3による回動部43を支点とした前方回転モーメントM3と、後方部205の重心にかかる後方部205の後方重量F4による回動部43を支点とした後方回転モーメントM4とが釣り合うように形成されたものである。【選択図】図14

Description

本願は、フェイスシールドに関するものである。
従来のフェイスシールドは、シールド部が固定ベスト部に回動可能に設置されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3227908号公報
従来のフェイスシールドは、シールド部を回動させるためには、使用者がシールド部を手で持ち上げる必要があった。したがって、使用者が、飲食など下方を向く場合、使用者の口元からシールド部を退避させるために、シールド部を手で持ち上げる必要があり煩雑であった。さらに、シールド部という汚染された箇所を触る必要があり、飲食などをする場合、不衛生であるという問題点があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、使用者が頭部を下方に傾けた際に、シールド部に触れることなく、シールド部を口元から遠ざけることができるフェイスシールドを提供することを目的とする。
本願に開示されるフェイスシールドは、
使用者の顔面前方側に装着するフェイスシールドであって、
前記使用者の顔面の前方を覆うシールド部と、
前記使用者の頭部に着脱可能な固定部と、
前記固定部の前記使用者の頭部のいずれかの箇所にて前記シールド部を前記固定部に対して回転自在に支持する回動部と、
前記シールド部の前記回動部から前方側を前方部とし、前記シールド部の前記回動部から後方側を後方部として、
前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、
前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成されたものである。
本願に開示されるフェイスシールドによれば、
使用者が下方を向いた際に、シールド部に触れることなく、シールド部を口元から遠ざけることができる。
実施の形態1によるフェイスシールドの構成を示す図である。 図1に示したフェイスシールドの構成を示す図である。 図1に示したフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。 図1に示したフェイスシールドの使用状態を示す側面図である。 図1に示したフェイスシールドの使用状態を示す図である。 図1に示したフェイスシールドの使用状態を示す図である。 実施の形態1による他のフェイスシールドの構成を示す側面図である。 図7に示したフェイスシールドの構成を示す図である。 図7に示したフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。 実施の形態2によるフェイスシールドの構成を示す側面図である。 図10に示したフェイスシールドの構成を示す図である。 図10示したフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。 実施の形態1による他のフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。 実施の形態3によるフェイスシールドの構成を示す側面図である。 図14に示したフェイスシールドの構成を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるフェイスシールドの構成を示す図であり、図1Aは、フェイスシールドの構成を示す側面図、図1Bは、図1Aに示したJ−J線断面の構成を示す部分拡大断面図である。尚、図1Aはフェイスシールドの左側面のみを示しているが、右側面も対称に形成されている。図2は、同じく図1に示したフェイスシールドの構成を示す図であり、図2Aは、フェイスシールドの構成を示す正面図、図2Bは、フェイスシールドの構成を示す上面図である。尚、図2は後述する重り部を省略して示している。
図3は、図1に示したフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。図4、図5および図6は、図1に示したフェイスシールドの使用状態を示す側面図である。図4Aは、フェイスシールドを着用した使用者が正面を向いている状態を示す側面図、図4Bは、フェイスシールドを着用した使用者が下方を向いている状態を示す側面図である。図5Aは、フェイスシールドを着用した使用者が上方を向いている状態を示す側面図、図5Bは、図5Aに示したK−K線断面の構成を示す部分拡大断面図である。図6Aは、フェイスシールドを着用した使用者が正面を向いている状態を示す側面図、図6Bは、図6Aに示したL−L線断面の構成を示す部分拡大断面図である。
図7は、実施の形態1による他のフェイスシールドの構成を示す側面図である。尚、図7はフェイスシールドの左側面を示しているが、右側面も対称に形成されている。図8は、図7に示したフェイスシールドの構成を示す図であり、図8Aは、フェイスシールドの構成を示す正面図、図8Bは、フェイスシールドの構成を示す上面図である。尚、図8は後述する重り部を省略して示している。図9は、図7に示したフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。図13は、実施の形態1による他のフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。
図1において、フェイスシールド1は、シールド部2、固定部3、回動部4、重り部5、支持部6、係止部7を備える。フェイスシールド1は、使用者Uの顔面Fの前方側をシールド部2で覆うために装着するものである。以下、フェイスシールド1を使用する使用者U、使用者Uの顔面F、使用者Uの頭部H、使用者Uの眼I、使用者Uの口元Mとして説明する(図4参照)。シールド部2は、使用者Uの顔面Fの前方を覆う。但し、使用者Uの顔面Fに密着しているのではなく、使用者Uの顔面Fからある程度離れて配置される。
固定部3は、使用者Uの頭部Hに着脱可能に構成される。回動部4は、固定部3の使用者Uの頭部Hの左側頭位置H1および右側頭位置H2にてシールド部2を固定部3に対して回転自在に支持する。よって、回動部4はシールド部2の回動の支点となる。回動部4を基準とした鉛直の方向を鉛直方向Gとする。シールド部2の左側頭位置H1の鉛直方向Gから右側頭位置H2の鉛直方向Gまでを前方部200とし、シールド部2の左側頭位置H1の鉛直方向Gから後方側および右側頭位置H2の鉛直方向Gから後方側を後方部201とする。
重り部5は、前方部200の前方重心C1にかかる前方部200の前方重量F1による回動部4を支点とした前方回転モーメントM1と、後方部201の後方重心C2にかかる後方部201の後方重量F2による回動部4を支点とした後方回転モーメントM2とが釣り合うようにシールド部2の後方部201の左右両方に設置される。当然のことながら、後方重量F2には、重り部5の重量も含まれる。尚、重り部5と、前方部200の前方重心C1と、前方部200の前方重量F1による前方回転モーメントM1と、後方部201の後方重心C2と、後方部201の後方重量F2による後方回転モーメントM2との関係は以下の実施の形態でも同様であるため、その説明は適宜省略する。
尚、重り部5を備えていなくとも、例えば、前方部200の前方重量F1および後方部201の後方重量F2自体を適宜設定することにより、前方部200の前方重心C1にかかる前方部200の前方重量F1による回動部4を支点とした前方回転モーメントM1と、後方部201の後方重心C2にかかる後方部201の後方重量F2による回動部4を支点とした後方回転モーメントM2とが釣り合うように構成してもよい。
シールド部2は、使用者Uの眼Iと対向する位置に開口部8を備える。シールド部2に開口部8を備えるので、使用者Uの視界がクリアとなり、かつ、シールド部2を、使用者Uの息、または、食べ物などの湯気などによる曇ることを防止できる。シールド部2は、回動部4から着脱可能に形成される。シールド部2は着脱可能に形成されているため、汚れた場合、古くなった場合など、新しいものに容易に取り替えることが可能である。尚、シールド部2は回動部4に着脱不可能に形成される場合も可能であり、その場合、着脱のための構成が不要となり安価に製造することが可能となる。
シールド部2は、例えば、ポリプロピレン、または、ポリ塩化ビニル、または、ポリエチレンテレフタレートにて形成される。シールド部2は、使用者Uが会話をする場合などをふまえて、透明の部材が好ましく、複雑な形状に切断しやすい厚みおよび材質であり、ある程度の強度、すなわち、使用者Uの顔面Fの前方において、湾曲した形状を確保できる程度の強度を有していればよい。
シールド部2を展開すると、図3に示すような大きさおよび形状となる。そして、W1は、10cm、W2は10.5cm、W3は、11cm、W4は、22cm、W5は、7.5cm、W6は、1.7cm、W7は、39cm、W8は、20.5cm、W9は、4.5cm、W10は、10.3cmにて形成される。そして、図における一点鎖線の部分を折り曲げて、図1および図2Aに示すようなシールド部2の形状とし、後述するシールド部2の第1穴部203を固定部3の回動部4に設置する。シールド部2の開口部8の下端側の折曲げ箇所は、使用者Uの顔面F側に折り曲げられる。よって、当該箇所により、使用者Uの口元Mからの飛沫が開口部8から外部に露出することが防止でき、衛生的である。
尚、当該図3のフェイスシールド1の具体的な大きさおよび形状は、シールド部2を具体的に理解可能とするために示したものであり、当該大きさおよび形状は、一般的な使用者Uを基準として作成した1例であって、他の大きさおよび形状であっても同様に形成することは可能である。また、シールド部2の具体的な形状については、以下の実施の形態においても同様であるためその説明は適宜省略する。
固定部3は、図2Bに示すように、頭部Hの前方部分301は、例えば、ポリカーボネート、または、ポリエチレンテレフタレートにて形成される。そして、前方部分301の頭部H側であって、頭部Hと接する箇所にはスポンジ部303が形成される。また、前方部分301以外の後方部分はゴム帯302にて形成される。ここでは、固定部3は環状にて形成され、環状の一部がゴム帯302にて形成されているため、使用者Uの頭部Hに着脱しやすく形成されている。尚、ゴム帯302以外であってもよく、例えば、帽子などに使用されているスナップバック、面ファスナなど環状の大きさを可変できるものであれば使用可能である。
回動部4は、図示は簡略化して示すものの、ねじ止め式、リベット式、段付けビスなどにて形成される。例えば、回動部4が段付けビスにて形成されている場合、シールド部2の当該対応箇所に周囲に切り込みを有する第1穴部203(図3参照)にてより装着することが可能となる。
重り部5は、例えば、ステンレス、鉄、鉛などの金属材、または、石材、または、ガラス材など、比重の大きなものであれば、使用者Uの使用に対して邪魔にならない程度にて形成されている。また、重り部5自体をアクセサリのような装飾的な形状にて形成することも可能である。また、重り部5は、シールド部2に固定して形成されてもよいし、ここでは、シールド部2に形成された第2穴部202(図3参照)から着脱可能に形成されている。
重り部5を固定して形成する場合には、シールド部2に割ピンタイプにて挟持して設置することが考えられる。また、重り部5を着脱可能に形成する場合には、第2穴部202に引っかけるようなピアスタイプ、または、シールド部2にクリップにて固定するクリップタイプでもよいし、シールド部2を挟み込む洗濯ばさみタイプでも可能である。
図1Bに示すように、支持部6は、使用者Uが上方を向いた際、シールド部2が回動部4を中心に下方側に回転移動しないように支持する。シールド部2に形成された第1支持部61が、固定部3に形成された第2支持部62上に当接する。
図6Bに示すように、係止部7は、回動部4を中心にシールド部2を上方に回動移動させた箇所にて、シールド部2と固定部3とを係止する、シールド部2に形成された第1係止部71が、固定部3に形成された第2係止部72上に当接して形成される。尚、実施の形態1においては、第2支持部62と第2係止部72とは同一にて形成される。そして、図1Bに示すように、係止部7は、シールド部2が図1Aに示すような状態の際には、シールド部2に形成された第1係止部71と、固定部3に形成された第2係止部72とは当接していない。尚、支持部6および係止部7は以下の実施の形態においても同様に形成可能であり、その説明は適宜省略する。また、支持部6および係止部7の構成は、図1B、図5B、図6Bにおいてのみ示しており、他の図においては省略している。
次に、上記のように構成された実施の形態1のフェイスシールドの使用方法について説明する。まず、図4Aに示すように、使用者Uは、固定部3のゴム帯302を伸ばして、使用者Uの頭部Hに固定部3を装着する。この際、シールド部2の後方部201には重り部5が装着されている。このように、重り部5を装着することにより、シールド部2は、回動部4を支点として、前方回転モーメントM1と後方回転モーメントM2とが均等に保たれている。よって、図4Aに示すように、シールド部2は、使用者Uの顔面Fの前方を覆った状態を保っている。
次に、図4Bに示すように、使用者Uは、固定部3を使用者Uの頭部Hに装着したまま、下方を向く。この際、先に示したように、シールド部2は、回動部4を支点として、前方回転モーメントM1と後方回転モーメントM2とが均等に保たれており、シールド部2は回動部4において回動自在に形成されているため、シールド部2の位置は図4Aの位置から回動移動しない。
よって、使用者Uが下方を向くと、使用者Uの口元Mからシールド部2が遠ざかる状態となり、使用者Uはシールド部2に邪魔されることなく、飲食などを行うことができる。再び、使用者Uが正面を向いた通常の状態に戻ると、図4Aに示すような状態となり、シールド部2は先にも示したように、使用者Uの口元Mはシールド部2にて遮られることとなる。
次に、図5Aに示すように、使用者Uは、固定部3を使用者Uの頭部Hに装着したまま、上方を向く。この際、シールド部2は、図5Bに示すように、支持部6として、シールド部2に形成された第1支持部61が、固定部3に形成された第2支持部62上に当接しているため、シールド部2が回動部4を中心に下方側に回転移動しないように支持する。よって、使用者Uが頭部Hを上方に向けても、シールド部2が使用者Uの口元Mにあたることは防止される。
次に、図6Aに示すように、使用者Uが、シールド部2を上方に、回動部4を中心にシールド部2を上方に回動移動させた箇所にて、図6Bに示すように、係止部7として、シールド部2に形成された第1係止部71が、固定部3に形成された第2係止部72上に当接し、シールド部2が上方に回動移動させた箇所にて係止する。
また、上記実施の形態1の形状に限られることはなく、他の例について、図7から図9を用いて説明する。尚、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。図7から図9は、図に示すように、固定部31は、環状ではなく、図8Bに示すように、使用者Uの頭部Hを挟持するU字形状にて形成される。固定部31は、例えば、カチューシャのような撓んで弾性を有し、また、弾力性を有するものにて形成することが考えられる。シールド部21は開口部を有しない形状にて形成される。この場合、使用者Uの眼Iの防御が完全になる。
シールド部21を展開すると図9に示すような大きさおよび形状となる。そして、W11は、4cm、W12は、6cm、W13は、10.5cm、W14は、20cm、W15は、25.5cm、W16は、44cm、W17は、28cm、W18は、8cm、W19は、6cm、W20は、26cm、W21は、10cmにて形成される。そして、図7および図8Bに示すようにシールド部21を湾曲させて、シールド部21の第1穴部203を固定部33の回動部41に設置する。
重り部5は、固着部51にて固着される。また、シールド部2は、固定部31にねじ止めなど着脱可能なように、左側頭位置H1および右側頭位置H2にて回動部41に回動自在に支持させる。
また、上記実施の形態1の形状に限られることはなく、他の例について、図13を用いて説明する。尚、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。図13に示すように、シールド部2の固定部3の回動部4に設置する第1穴部203を複数箇所に形成する。そして、いずれかの箇所の第1穴部203を固定部3の回動部4に設置することにより、上記実施の形態1と同様に使用することができる。複数箇所に第1穴部203を形成することにより、使用者Uの顔面Fの大きさなどにより、第1穴部203を適宜選択して利用できる。
また、シールド部2の下端側に示した一点鎖線の部分を折り曲げ箇所を、使用者Uの顔面F側に折り曲げると、当該箇所により、使用者Uの口元Mからの飛沫がシールド部2の下端側から外部に露出することが防止でき、衛生的である。
上記のように構成された実施の形態1のフェイスシールドによれば、
使用者の顔面前方側に装着するフェイスシールドであって、
前記使用者の顔面の前方を覆うシールド部と、
前記使用者の頭部に着脱可能な固定部と、
前記固定部の前記使用者の頭部のいずれかの箇所にて前記シールド部を前記固定部に対して回転自在に支持する回動部と、
前記シールド部の前記回動部から前方側を前方部とし、前記シールド部の前記回動部から後方側を後方部として、
前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、
前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成されたので、
使用者が頭部を正面に向けている際には、シールド部の前方回転モーメントと後方回転モーメントが釣り合っているため、シールド部は口元を覆っている。また、使用者が頭部を下方に傾けた際、シールド部の前方回転モーメントと後方回転モーメントが釣り合うようにシールド部は回動部を支点として回動し、シールド部は使用者の頭部を正面の状態から回動移動しないため、シールド部に触れることなく、シールド部を口元から遠ざけることができる。
また、前記シールド部の前記後方部に設置された重り部を備え、
前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、前記重り部を含む前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成されたので、
シールド部自体の重さに左右されることなく、重り部により、前方回転モーメントと後方回転モーメントとを釣り合わせることができるため、シールド部の形状および素材などの自由度が広がる。
また、前記回動部は、前記固定部の前記使用者の頭部の左側頭位置および右側頭位置にそれぞれ形成するので、
回動部が頭部の左右に存在するため、回動部におけるシールド部の回転が安定的にできる。
また、前記シールド部および前記固定部は、前記シールド部が前記回動部を中心に下方側に回転移動しないように支持する支持部を備えたので、
使用者が頭部を上方に傾けた際に、シールド部が支持部により下方側に回転移動しないため、シールド部が使用者の顔面にあたることを防止できる。
また、前記シールド部および前記固定部は、前記回動部を中心に前記シールド部を上方に回動移動させた箇所にて、前記シールド部と前記固定部とを係止する係止部を備えたので、
シールド部を上方に回動移動させた箇所にて係止部にてシールド部と固定部とを係止するので、シールド部を使用者の顔面から退避できる。
また、前記シールド部は、前記使用者の眼と対向する位置に開口部を有するので、
使用者の視界を常に良好に確保できる。
また、前記シールド部は、前記回動部から着脱可能に形成されるので、
シールド部が汚れたりまたは破損したりした場合など取り替えることができる。
また、前記重り部は、前記シールド部から着脱可能に形成されるので、
様々な形状の重り部を使用できる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2によるフェイスシールドの構成を示す側面図である。尚、図10はフェイスシールドの左側面を示しているが、右側面も対称に形成されている。図11は、図10に示したフェイスシールドの構成を示す図である。図11Aは、フェイスシールドの構成を示す正面図、図11Bは、フェイスシールドの構成を示す上面図、図11Cは、フェイスシールドの固定部の構成を示す側面図である。尚、図11は後述する重り部を省略して示している。図12は、図10示したフェイスシールドのシールド部の構成を示す展開図である。
図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態2においては、固定部32として、眼鏡の上に重ねて掛けることができるオーバーグラス形状にて形成される。よって、固定部32は、ツル部321と、オーバーグラス部322とを備える。よって、ツル部321の左側頭位置H1および右側頭位置H2に対応する箇所に回動部42がそれぞれ形成される。
シールド部22を展開すると図12に示すような大きさおよび形状となる。そして、W22は、11cm、W23は、12cm、W24は、13cm、W25は、1.3cm、W26は、3.5cm、W27は、6cm、W28は、18.3cm、W29は、35cm、W30は、18.5cm、W31は、3cmにて形成される。そして、図における一点鎖線の部分を折り曲げて、図10および図11Aに示すようなシールド部22の形状とし、後述するシールド部22の第1穴部203を固定部32の回動部42に設置する。シールド部22の開口部8の下端側の折曲げ箇所は、使用者Uの顔面F側に折り曲げられる。よって、当該箇所により、使用者Uの口元Mからの飛沫が開口部8から外部に露出することが防止でき、衛生的である。
次に、上記実施の形態2のように構成されたフェイスシールド1の使用方法について説明する。尚、シールド部22の回動は、上記実施の形態1と同様であるためその説明は適宜省略する。上記実施の形態1と異なる点は、使用者Uが眼鏡を装着している場合、固定部32がオーバーグラス形状にて形成されているため、使用者Uの眼鏡の上からフェイスシールド1を装着できる。また、使用者Uが眼鏡を装着していない場合、使用者Uは眼Iを、固定部32のオーバーグラス部322にて防御できる。
上記のように構成された実施の形態2のフェイスシールドによれば、
前記固定部は、眼鏡の上に重ねて掛けることができるオーバーグラス形状にて形成されるので、
使用者は、眼鏡を外す必要無く、眼鏡の上からフェイスシールドを装着できる。
さらに、フェイルシールドのシールド部に開口部が形成されている場合であれば、眼鏡を使用していない使用者に対しても、眼の保護を確実にできる。
実施の形態3.
上記各実施の形態においては、回動部を固定部の使用者の頭部の左側頭位置および右側頭位置にそれぞれ形成する例を示したが、これに限られることはなく、回動部は、固定部の使用者の頭部のいずれかの箇所にてシールド部を固定部に対して回転自在に支持していればよく、他の例として、本実施の形態3においては、使用者の頭部の前方の1箇所に回動部を形成する場合について説明する。
図14は、実施の形態2によるフェイスシールドの構成を示す側面図である。尚、図14はフェイスシールドの左側面を示しているが、右側面も対称に形成されている。図15は、図14に示したフェイスシールドの構成を示す図である。図15Aは、フェイスシールドの構成を示す正面図、図15Bは、フェイスシールドの構成を示す上面図である。図において上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図14において、フェイスシールド1は、シールド部23、固定部33、回動部43、支持部63、係止部73を備える。シールド部23は、上記各実施の形態と同様に、使用者Uの顔面Fの前方を覆う。但し、使用者Uの顔面Fに密着しているのではなく、使用者Uの顔面Fからある程度離れて配置される。固定部33は、使用者Uの頭部Hに着脱可能に構成される。回動部43は、固定部33の使用者Uの頭部Hの前方位置H3にてシールド部23を固定部33に対して回転自在に支持する。よって、回動部43はシールド部23の回動の支点となる。
回動部43を基準とした鉛直の方向を鉛直方向G1とする。シールド部23の回動部43から前方側を前方部204とし、シールド部23の回動部43から後方側を後方部205とする。ここでは、前方部204の前方重心C3にかかる前方部204の前方重量F3による回動部43を支点とした前方回転モーメントM3と、後方部205の後方重心C4にかかる後方部205の後方重量F4による回動部43を支点とした後方回転モーメントM4とが釣り合っている。尚、本実施の形態3においては、上記各実施の形態と異なり、重り部を備えない例を示しているが、これに限られることはなく、上記各実施の形態と同様に重り部を備えるように構成してもよい。
支持部63と係止部73との詳細な構成は省略するが、上記各実施の形態と同様に、支持部63は、使用者Uが上方を向いた際、シールド部23が回動部43を中心に下方側に回転移動しないように支持する。また、係止部73は、回動部43を中心にシールド部23を上方に回動移動させた箇所にて、シールド部23と固定部33とを係止する。
次に、上記のように構成された実施の形態3のフェイスシールドの使用方法について説明する。上記各実施の形態と同様に、使用者Uは、使用者Uの頭部Hに固定部33を装着する。シールド部23は、回動部43を支点として、前方回転モーメントM3と後方回転モーメントM4とが均等に保たれている。次に、使用者Uは、固定部33を使用者Uの頭部Hに装着したまま、下方を向く。この際、先に示したように、シールド部23は、回動部43を支点として、前方回転モーメントM3と後方回転モーメントM4とが均等に保たれており、シールド部23は回動部43において回動自在に形成されているため、シールド部23の位置は前段の状態の位置から回動移動しない。
次に、上記各実施の形態と同様に、使用者Uは、固定部33を使用者Uの頭部Hに装着したまま、上方を向く。この際、シールド部23は、支持部63により、シールド部23が回動部43を中心に下方側に回転移動しないように支持される。よって、使用者Uが頭部Hを上方に向けても、シールド部23が使用者Uの口元Mにあたることは防止される。次に、使用者Uが、シールド部23を上方に、回動部43を中心にシールド部23を上方に回動移動させた箇所にて係止部73が係止する。
上記の様に構成された実施の形態3のフェイスシールドによれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するとともに、
前記回動部は、前記固定部の前記使用者の前方位置に形成するので、
使用者の頭部の1箇所のみに回動部を備えているため、使用者の髪の毛などがシールド部の回動において邪魔になることが防止できる。
本願は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 フェイスシールド、2 シールド部、200 前方部、201 後方部、
202 第2穴部、203 第1穴部、204 前方部、205 後方部、
21 シールド部、22 シールド部、23 シールド部、3 固定部、
301 前方部分、302 ゴム帯、303 スポンジ部、31 固定部、
32 固定部、33 固定部、321 ツル部、322 オーバーグラス部、
4 回動部、41 回動部、42 回動部、43 回動部、5 重り部、51 固着部、6 支持部、61 第1支持部、62 第2支持部、63 支持部、7 係止部、
71 第1係止部、72 第2係止部、73 係止部、8 開口部、C1 前方重心、
C2 後方重心、C3 前方重心、C4 後方重心、M1 前方回転モーメント、
M2 後方回転モーメント、M3 前方回転モーメント、M4 後方回転モーメント、
F1 前方重量、F2 後方重量、F3 前方重量、F4 後方重量、G 鉛直方向、
G1 鉛直方向、U 使用者、F 顔面、H 頭部、H1 左側頭位置、
H2 右側頭位置、H3 前方位置、I 眼、M 口元。

Claims (10)

  1. 使用者の顔面前方側に装着するフェイスシールドであって、
    前記使用者の顔面の前方を覆うシールド部と、
    前記使用者の頭部に着脱可能な固定部と、
    前記固定部の前記使用者の頭部のいずれかの箇所にて前記シールド部を前記固定部に対して回転自在に支持する回動部と、
    前記シールド部の前記回動部から前方側を前方部とし、前記シールド部の前記回動部から後方側を後方部として、
    前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、
    前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成されたフェイスシールド。
  2. 前記シールド部の前記後方部に設置された重り部を備え、
    前記前方部の重心にかかる前記前方部の前方重量による前記回動部を支点とした前方回転モーメントと、前記重り部を含む前記後方部の重心にかかる前記後方部の後方重量による前記回動部を支点とした後方回転モーメントとが釣り合うように形成された請求項1に記載のフェイスシールド。
  3. 前記重り部は、前記シールド部から着脱可能に形成される請求項2に記載のフェイスシールド。
  4. 前記回動部は、前記固定部の前記使用者の頭部の左側頭位置および右側頭位置にそれぞれ形成するか、または、前記使用者の頭部の前方位置に形成するかのいずれかである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
  5. 前記シールド部および前記固定部は、前記シールド部が前記回動部を中心に下方側に回転移動しないように支持する支持部を備えた請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
  6. 前記シールド部および前記固定部は、前記回動部を中心に前記シールド部を上方に回動移動させた箇所にて、前記シールド部と前記固定部とを係止する係止部を備えた請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
  7. 前記シールド部は、前記使用者の眼と対向する位置に開口部を有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
  8. 前記固定部は、眼鏡の上に重ねて掛けることができるオーバーグラス形状にて形成される請求項7に記載のフェイスシールド。
  9. 前記シールド部は、前記回動部から着脱可能に形成される穴部を備える請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
  10. 前記シールド部の前記穴部は、複数箇所に形成され、前記回動部はいずれかの前記穴部にて着脱される請求項9に記載のフェイスシールド。
JP2021052621A 2021-03-26 2021-03-26 フェイスシールド Active JP6903245B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021052621A JP6903245B1 (ja) 2021-03-26 2021-03-26 フェイスシールド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021052621A JP6903245B1 (ja) 2021-03-26 2021-03-26 フェイスシールド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6903245B1 true JP6903245B1 (ja) 2021-07-14
JP2022150150A JP2022150150A (ja) 2022-10-07

Family

ID=76753166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021052621A Active JP6903245B1 (ja) 2021-03-26 2021-03-26 フェイスシールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6903245B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6962535B1 (ja) * 2021-06-03 2021-11-05 浩二 岩川 フェイスシールド

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6826357B1 (ja) * 2020-07-08 2021-02-03 村山 哲夫 フェイスガード
JP6836000B1 (ja) * 2020-06-10 2021-02-24 株式会社カシカ フェイスシールド
JP3231132U (ja) * 2020-12-21 2021-03-18 浩隆 杉山 ノーズ・マウスシールド
JP3231306U (ja) * 2021-01-13 2021-03-25 株式会社サンテック マウスシールド

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6836000B1 (ja) * 2020-06-10 2021-02-24 株式会社カシカ フェイスシールド
JP6826357B1 (ja) * 2020-07-08 2021-02-03 村山 哲夫 フェイスガード
JP3231132U (ja) * 2020-12-21 2021-03-18 浩隆 杉山 ノーズ・マウスシールド
JP3231306U (ja) * 2021-01-13 2021-03-25 株式会社サンテック マウスシールド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6962535B1 (ja) * 2021-06-03 2021-11-05 浩二 岩川 フェイスシールド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022150150A (ja) 2022-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD882569S1 (en) Head mounting frame of head mounted display
EP2524609B1 (en) Latching mechanism for retention of face shield lens
US5483699A (en) Face shield with chin contacting element
JP6470047B2 (ja) 耳用サポート具
WO2006125167A3 (en) Goggles with removable frame and methods of making and using the same
JP6903245B1 (ja) フェイスシールド
JP7356125B2 (ja) マスク、マスクのベース部、及び、マスクのマスク部
US20120222200A1 (en) Protective Eyewear Device With Lateral Eye Access and Quick Release Mechanism for Interchanging Lenses
KR100763720B1 (ko) 작업용 방호면
JP6826357B1 (ja) フェイスガード
WO2004075992A1 (en) Spit splash preventing mask
JP2003049312A (ja) クリーンルーム用フード帽
JP3010049U (ja) クッキング用マスク
JP3798806B1 (ja) 眼鏡付き帽子
KR102512917B1 (ko) 호흡기 감염병 전파 방지를 위한 안면 보호 마스크
JP3230024U (ja) フェイスシールド
JP6836000B1 (ja) フェイスシールド
JP2022089502A (ja) フェイスシールド
JP7017266B1 (ja) フェイスシールド組立部材及びフェイスシールド
JP3231039U (ja) フェイスシールド
KR200289891Y1 (ko) 분리형 차양판을 갖는 차양 모자
JP6962535B1 (ja) フェイスシールド
JPH11229223A (ja) 着脱式耳あて付き防寒帽
JP2022147352A (ja) 飛沫防止マウスシールド
JP2022072060A (ja) 飛沫拡散防止用のフェイスガード

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210406

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6903245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250