JP6900141B2 - 無結紮折り畳み式縫合糸及び縫合方法 - Google Patents

無結紮折り畳み式縫合糸及び縫合方法 Download PDF

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Description

本開示は、全般的には外科用縫合糸、縫合糸システム、及び縫合方法に関する。
回旋腱板、すなわち、上腕を肩甲骨に取り付けるために肩関節を包む4つの筋肉群は、ある程度は、体内の任意の他の関節よりも広い範囲で肩を移動させ回旋させる。残念ながら、回旋腱板の断裂は一般的であり、多くの日常的活動を困難にし、痛みを伴う。
回旋腱板断裂は、大した成果もなく、身体的なリハビリテーションを通して治療されるが、多くの場合、筋肉群の機能を修正するために手術が必要である。回旋腱板修復手術は、従来の大きな切開部を通して行われるか、又は3〜4個の小さな切開部及びキーホールカメラを使用して、関節鏡検的に行われるかのいずれかであり得る。大きな手術切開部は、大きな痛みを生じ、長い回復時間を必要とする場合があり、したがって、関節鏡処置が一般的には好ましい。
断裂した回旋腱板筋を再装着するための到達点は、全ての方法を使用する場合同じであるが、使用される切開部の寸法を減少させることは、必要とされる外科的技能を上昇させることになる。関節鏡を使用して、手術部位内で縫合糸を操作し、縫合糸の結紮(結び目)の張力を適切に調整することが困難な場合がある。更に、結紮及び他の嵩高取り付け手段は、時間が経つにつれて組織を刺激する可能性がある。縫合糸は、前十字靱帯(ACL)修復などの他の外科的用途におけるものと同様に固定することが困難であり、及び/又は組織を刺激する可能性がある。
結果的に、改善された外科用縫合糸、縫合糸システム、及び縫合方法に対する要求がある。
縫合糸、縫合糸システム、及び方法が、一般的には、組織を隣接する組織及び/又は骨に固定するために提供される。一実施形態では、前端及び後端を有する可撓性縫合糸を含む縫合システムが提供される。縫合糸は、複数の一方向の棘を有する第1の部分的長手方向長さと、中空部分を有する第2の部分的長手方向長さと、を有し得る。中空部分は、縫合糸の後端と複数の一方向の棘との間に位置し、縫合糸の前端は、棘の少なくとも1つが縫合糸をその中空部分の内部で把持するように、中空部分内に棘の少なくとも1つを移動させるために、中空部分を通過するよう構成することができる。いくつかの実施形態では、縫合糸は、棘と中空部分とを含む単一ストランドであり得る。
縫合システムは、種々の構成を有することができる。いくつかの実施形態では、棘は、棘の一方向とは反対の方向での軟組織に対する縫合糸の移動を防止するために、軟組織を把持するよう構成することができる。いくつかの実施形態では、棘の少なくとも1つが、中空部分の内部に配置される場合、第1の部分的長手方向長さは、第2の部分的長手方向長さの中空部分と同軸であり得る。いくつかの実施形態では、縫合糸の第1の部分的長手方向長さは、縫合糸の第2の部分的長手方向長さの中空部分よりも長くあり得る。縫合糸は、棘と前端との間で延びる、第3の部分的長手方向長さを含むことができる。それぞれの長さは異なることができ、一実施形態では、第3の部分的長手方向長さは、縫合糸の第1及び第2の部分的長手方向長さのそれぞれよりも長くあり得る。
このシステムは、縫合糸の中空部分の内部に配置された糸通し器を含むことができる。縫合糸の前端は、糸通し器に係合するよう構成され得、糸通し器が、棘の少なくとも1つを中空部分内に移動させるように、縫合糸の前端を中空部分内に通し、前端を中空部分を通して移動させるために、前端が糸通し器に係合した状態で中空部分を通して引っ張られるよう構成することができる。
このシステムは、カニューレを含むことができる。縫合糸は、縫合糸の自由端をカニューレの外側に置き、棘を軟組織の外側に置くために、カニューレを通過して軟組織に入り、カニューレを通して戻るように構成され得る。カニューレの外側に配置された縫合糸の自由端は、棘を軟組織内に、及び縫合糸の中空部分内に移動させるために、カニューレに対して移動するよう構成され得る。
別の実施形態では、縫合システムが提供され、縫合システムは、可撓性縫合糸を含み、この可撓性縫合糸は、縫合糸の長さに沿って縫合糸から縫合糸の中空部分内に外側に延びる複数の一方向の棘を移動させるために、中空部分に入り、中空部分を第1の方向で通過するよう構成された自由端を有する。棘は、縫合糸の長さが、第1の方向とは反対である第2の方向で中空部分の内部を移動することを防止するために、中空部分の内部で縫合糸を把持するよう構成され得る。
このシステムは、多くのやり方で変えることができる。いくつかの実施形態では、棘は、棘の全てが、中空部分の内部に同時に配置され得ないように、中空部分の長さを超える縫合糸の長さに沿って延びることができる。いくつかの実施形態では、中空部分の内部で縫合糸を把持する、中空部分の内部に配置された棘は、縫合糸の中空部分に対して固定位置で縫合糸の長さをロックするよう構成され得る。いくつかの実施形態では、縫合糸の長さは、中空部分の内部に配置され得、縫合糸の長さは、縫合糸の中空部分と同軸であり得る。いくつかの実施形態では、棘は、棘の一方向に対して反対の方向での軟組織に対する縫合糸の移動を防止するために、軟組織を把持するよう構成され得る。
このシステムは、縫合糸の中空部分の内部に配置され得る糸通し器を含むことができる。縫合糸の自由端は、糸通し器に係合するよう構成され得、縫合糸の自由端が中空部分を通り、棘の1つ又は2つ以上を中空部分の内部に置くために、糸通し器は、それに係合した自由端で中空部分を通して引っ張られるよう構成することができる。
このシステムはカニューレを含むことができる。縫合糸は、カニューレを通過して、軟組織に入り、縫合糸の自由端をカニューレの外側に置き、棘を軟組織の外側に置くために、カニューレを通して戻るよう構成され得る。カニューレの外側に配置された自由端は、棘を軟組織内に、及び縫合糸の中空部分内に移動させるために、カニューレに対して移動するよう構成され得る。
別の態様では、手術法が提供され、一実施形態では、方法は、縫合糸の前端を第1の組織内に進めることと、縫合糸の前端を第2の組織内に進めることと、縫合糸の前端を、縫合糸の中空部分内に進めることで、ループを形成することと、を含む。この方法はまた、縫合糸上に形成された複数の一方向の棘を、第1の組織を経て、第2の組織を経て、中空部分内まで進めるために、縫合糸の前端を中空部分、第1の組織、及び第2の組織に対して引っ張ることも含む。複数の一方向の棘は、縫合糸を第1及び第2の組織に対して定位置でロックするために、第2の組織を把持することができ、中空部分の内部で縫合糸を把持することができる。
方法はあらゆるバリエーションを有することができる。いくつかの実施形態では、中空部分を通って延びる縫合糸の長さは、中空部分と同軸であり得る。いくつかの実施形態では、縫合糸の前端が、第1の組織内にまで進められ、そのから第2の組織内まで進められた後に、縫合糸の前端は、縫合糸の中空部分内まで進められ得る。いくつかの実施形態では、この方法はまた、縫合糸の前端を第1の組織内まで進める前に、縫合糸の前端をカニューレを通して進めることと、前端を第2の組織内まで進めた後に、縫合糸の前端をカニューレ内に戻して進めることと、を含むことができる。いくつかの実施形態では、縫合糸の前端を引っ張ることは、第1及び第2の組織を一緒に引き寄せ得る。
本発明は、以下の詳細な説明を付属の図面と併せ読むことで、より完全に理解されるであろう。
縫合糸の一実施形態の側面概略図であり、この縫合糸は、これに係合した糸通し器を有する。 縫合糸の端部が一緒にロックされている状態の図1の縫合糸の一部の側面概略図である。 カニューレ、第1の組織、及び第2の組織を通って延びる図1の縫合糸及び糸通し器の側面の概略の部分的断面図である。 縫合糸の自由端が糸通し器に通された状態の図3Aの縫合糸、糸通し器、及びカニューレの側面の概略の部分的断面図である。 糸通し器が取り外され、縫合糸の一部が縫合糸の別の部分を通って延びて、ループを形成することを示す、図3Bの縫合糸及びカニューレの側面の概略の部分断面図である。 第1及び第2の組織を互いに対して固定するために引っ張られたループを示す、図3Cの縫合糸及びカニューレの側面図である。
本願で開示する装置及び方法の構造、機能、製造、及び用途の原理が総括的に理解されるように、特定の例示的実施形態について、これから説明することにする。これらの実施形態の1つ又は2つ以上の例を添付図面に示す。本明細書で詳細に説明し、添付の図面に示す装置及び方法が、非限定的な例示的実施形態であること、並びに本発明の範囲が、特許請求の範囲によってのみ定義されることは、当業者には理解されよう。1つの例示的な実施形態との関連において例示又は説明される特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせることができる。こうした改変及び変形は本発明の範囲内に含まれるものとする。
直線状又は円形の寸法が開示されたシステム、デバイス、及び方法の説明で使用される限りにおいて、このような寸法は、このようなシステム、デバイス、及び方法と共に使用され得る形状のタイプを限定しようとするものではない。当業者であれば、任意の幾何学的形状についてこうした直線的及び円形の寸法に相当する寸法を容易に決定することが可能である点は、認識されるところであろう。システム及びデバイス、並びにその構成成分の寸法及び形状は、少なくとも、そこでシステム及びデバイスが使用されるであろう被験者の解剖学的構造、それと共にシステム及びデバイスが使用されるであろう構成成分の寸法及び形状、並びにそこでシステム及びデバイスが使用されるであろう方法及び手順に基づくことができる。
種々の例示の方法及び装置が、改善された外科用縫合糸、縫合糸システム、及び縫合方法に提供される。広くは、この縫合糸、縫合糸システム、及び方法は、縫合糸が結紮形成することなく確実な閉ループを形成することを可能にする。この縫合糸は、閉ループを形成するために、縫合糸の中空部分に通されるよう構成される有棘部分を含むことができる。この有棘部分は、その上に複数の棘を有することができ、複数の棘は、中空部分に配置される場合、中空部分の内壁を把持し、所望の寸法でループを固定するのを補助するよう構成され得る。ループが所望の寸法にあるとき、多数の棘が中空部分の内部に配置され得ることによって、有棘部分と中空部分との間に多数の接触点を作り出す。これにより、ループの耐荷重性を増大させることができ、及び/又はループが緩められる危険性を低減させることができる。縫合糸のループを所望の寸法で固定することを更に支援するために、ループが締めつけられる場合、棘は縫合糸の移動の方向に一致する一方向に全てが配向され得る。したがって、縫合糸が棘の方向で移動及び/又は引っ張られる場合、棘は、有棘部分に中空部分を容易に通過させるよう構成され得る。縫合糸が棘の方向と反対の方向で引っ張られる場合、棘は、中空部分の内部で有棘部分の移動に抵抗するよう構成され得る。このようにして、棘は、組織を近置させるために、ループの寸法を任意の所望の寸法に容易に減らすよう構成され得るが、組織が定位置に留まることを確実にするために、ループのその後の伸張に抵抗するよう構成され得る。
図1に示す例示の実施形態において、縫合糸100は、有棘部分108と、縫合糸100の前端102と後端104との間に配置された中空部分112と、を含むことができる。有棘部分108と中空部分112との間に散在して、異なる長さの非中空部分が存在し得る。例示的な実施形態として、縫合糸100は、前端102に隣接する非中空の先端部106と、有棘部分108と中空部分112との間に配置された非中空の中間部110と、中空部分112と後端104との間に配置された非中空の後端部114と、を含むことができる。先端部106と有棘部108との双方は、閉ループを形成するために、中空部分112を通るよう構成され得る。有棘部分108の棘118が、中空部分112の内部に配置される場合、棘は、中空部分112を把持し、ループを所望の寸法で固定し得る。このようにして、縫合糸100は、セルフロック機構を有することができるが、ここでは、縫合糸100の一部分、例えば、中空部分112は、結紮及び/又は任意の他の取り付け機構、例えば、接着剤、クリップ等を使用することなく、縫合糸100の別の部分、例えば、有棘部分108にロックするよう構成されている。
縫合糸100は、多様な形状及び寸法を有することができる。広くは、縫合糸100は、組織を通過するよう構成することができる。当業者であれば理解されるように、縫合糸100は、縫合糸100が使用者によって操作され、組織を通過させるのに十分な任意の長さを有することができる。縫合糸100は、一定であるか又は縫合糸100の長さに沿って変化するかのいずれかの任意の幅を有することができる。1つの例示の実施形態では、有棘部分108及び先端部106の一方又は双方の幅は、中空部分112の幅未満であり得るが、このことが、先端部106及び有棘部分108の中空部分112を通る通行を容易にすることができる。例示的な実施形態では、縫合糸100は単一ストランドであるが、縫合糸100は、複数の縫合糸ストランドを含むことが可能である。非限定的な例として、先端部分106及び/又は有棘部分108は、中空部分112を含む第1の縫合糸ストランドに取り付けられている第2の縫合糸ストランドを含むことができる。
当業者であれば理解されるように、縫合糸100は、任意の1つ又は2つ以上の材料から作成され得る。材料(複数可)は、有棘部分108及び先端部分106に中空部分112を通過させ、所望の寸法のループを形成するよう縫合糸100が十分に可撓性であるように、可撓性であり得る。
縫合糸100の有棘部分108は、縫合糸100の任意の長さに沿って延びることができる。例示的な実施形態では、有棘部分108は、縫合糸100の部分的な長さL2に沿って延びる。有棘部分の長さL2は、縫合糸がそれを近置させるよう構成され得る組織のタイプに従って寸法合わせをすることができ、及び/又は組織厚さの範囲を許容するのに十分に大きく寸法合わせをすることができる。例えば、有棘部分の長さL2は、非常に厚い組織及び/又は異なるタイプの組織での縫合糸100の使用を容易にするために大きくすることができる。例示的な実施形態のように、有棘部分の長さL2は、中空部分112の長さL4よりも大きいことが可能であるが、これによって、有棘部分108上に配置された棘118の全ては、中空部分112の内部に同時に配置されることはできない。ループが形成され締め付けられる前に、ループの所望の寸法を予知することは難しい場合があるために、有棘部分108のより長い長さL2は、ループが所望の寸法まで減らされる場合、棘118の少なくともいくつかが、中空部分112の内部に確実に配置されるよう支援することができる。例示の実施形態では、有棘部分108及び中空部分112の相対的長さL2及びL4は、縫合糸100が所望の寸法のループ内に配置される場合、有棘部分108が中空部分112を通ってずっと同軸的に延びるよう寸法合わせをすることができるが、これによって、ループをしっかりと形成し、その滑りを防止することを支援するために、中空部分112の内部に収容された棘118の数を最大化させる。中空部分112の内部に包含されていない任意の棘118は、縫合糸100が通過する組織に食い込むことができるが、このことが、組織に対して移動しないように縫合糸100のループを固定することを更に支援することができる。
先端部分106、中間部分110、及び後端部分114は、それぞれ任意の長さを有することができる。先端部分106は、有棘部分108及び中空部分112の各々の長さL2及びL4のそれぞれを超える長さL1を有することができる。先端部分の長さL1が大きくなればなるほど、縫合糸100を操作する使用者が、縫合糸100を組織に通過させることをより容易にすることができる。特に関節鏡処置の際には、近置される組織が手術開口部から離れて位置する場合があり、先端部分106の大きな長さは、組織を通る縫合糸100の操作を容易にすることができる。非限定的な例として、以下に更に説明するように、カニューレが手術部位に接近するために使用される場合、先端部分の長さL1は、縫合糸100がカニューレを通り過ぎ、標的組織を通って、棘118及び/又は前端102がカニューレの完全に外側に配置されている状態で、カニューレを通って戻るよう十分に大きいことが可能である。このことは、棘118による組織に対する偶発的損傷の危険性を低減するために役立つことができる。中間部分110及び後端部分114は、それぞれ長さL3及びL5を有することができるが、これらはそれぞれ先端部分106の長さL1よりも小さい。
例示の実施形態では、縫合糸100の長さは、約100〜1500mmの範囲であり得、有棘部108の長さL2は、約10〜100mmの範囲であり得、中空部分112の長さL4は、約5〜50mmの範囲、例えば、約5〜10mmの範囲であり得、先端部分106の長さL1は、約100〜1500mmの範囲であり得、中間部分110の長さL3は、約1〜100mmの範囲であり得、後端部分114の長さL5は、約5〜25mmの範囲であり得る。
中空部分112は、先端部分106の長さL1及び有棘部分108の部分的長さの中空部分を通る通路をもたらし、有棘部分108を中空部分の内部に固定できるよう概ね構成することができる。有棘部分108は、図2に示すように、中空部分112の内部に同軸的に配置されるよう構成され得る。図2に示すように、中空部分112は、そこを長手方向に延びている内部通路116を有することができる。通路116は、その中に有棘部分108の少なくとも一部を同軸的に配置するのに十分に広くかつ十分に長いことが可能である。同様に、中空部分112の外壁115は、そこ通る有棘部分108の通路をもたらすよう構成され得る。中空部分112の壁115のウィーブは、中空部分112の壁115を通る有棘部分108の通路をもたらすよう十分に緩くてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、中空部分112が有棘縫合糸である場合、中空部分112、例えば、編組のウィーブは、有棘部分108が中空部分112内に同軸的に配置される場合、棘118が中空部分112から壁115を通って固着することをもたらすのに十分に緩くてもよいが、これは、棘108が壁115を通って延びて組織に食い込むことを可能にすることによって、縫合糸100を組織に更に固定することを支援することができる。中空部分112は、有棘部分108及び/又は先端部分106を作成するために使用された1つ又は2つ以上の材料とは異なり得る、1つ又は2つ以上の材料から作成され得る。一実施形態では、中空部分112は、有棘部分108がそれを通過するとき、通路116及び/又は壁115内部の空間の拡張及び制限をもたらすのに十分可撓性である、1つ又は2つ以上の材料から作成され得る。例示の実施形態では、中空部分112は、そのコアが取り除かれた状態で、Ethicon,Inc.(Somerville,N.J.)から入手可能な、Ethibond(商標)#5無色縫合糸であり得る。
有棘部分108は、その上に複数の棘118を有することができる。有棘部分108の長さL2に沿って任意のパターンで配向される、任意の数の棘118が存在し得る。例示的な実施形態では、8対の棘118があり、各対は、縫合糸100上の同一の長手方向位置から並びに縫合糸100の対向側部から延びている。棘118は、有棘部分108が中空部分112の内部に配置される場合、中空部分112を把持するために、及び/又は有棘部分108が通過する組織を把持するために、十分に長くかつ十分に広いことが可能である。棘118は、中空部分112の通路116及び壁115を通る有棘部分108の通すのに十分に小さいことが可能である。例示の実施形態では、有棘部分108が中空部分112の内部に配置される場合、有棘部分108の棘118のみが壁を通って延び得ることで、そこから棘118が延びる有棘部分108のコア部分は、中空部分112の内部に収容され得る。棘118が全て、第1の方向D1で縫合糸100に近づく例示された実施形態のように、棘118は、一方向性であり得る。第1の方向D1は、縫合糸100が移動され、縫合糸100のループを締める方向に一致することができる。棘118は、互いに同一又は異なるいずれかの任意の角度であり得る、縫合糸100に対して角度αで延びることができる。例示の実施形態では、棘118の全ては、同一の角度αで縫合糸100から外側に延びることができる。角度αは、有棘部分108を第1の方向D1で中空部分112を通って移動させる場合、中空部分112の壁115及び通路116を通る棘118の通路をもたらすのに十分に小さくなければならないが、有棘部分108が中空部分112を通って移動するのを止める場合、並びに縫合糸100が第1の方向D1と反対である第2の方向D2で引っ張られるならば、棘118を壁115及び/又は通路116で捕捉させるのに十分に大きくなければならない。したがって、棘118は、組織を近置させるためにループの寸法を任意の所望の寸法に容易に減らし得るが、縫合糸100が、組織に対して定位置に留まることを確実にするために、その後のループの伸張に抵抗することができる。棘118は、第2の方向D2での動作抵抗の所望の量を達成するために、縫合糸100の長さに沿って任意のパターンで、任意の長手方向位置で、並びに任意の角度αで配置され得る。
図2は、中空部分112を同軸的に通過させた有棘部分108を図示する。図2に示すように、棘118は、ループの寸法の伸張を防止することを支援するように、縫合糸100の第2の方向D2での移動に抵抗するために、複数の接触点に沿って壁115に食い込むことができる。棘118は、縫合糸100を組織に固定することを支援するようにも構成され得る。上述の如く、いくつかの実施形態では、有棘部分108が中空部分112の内部に同軸的に配置される場合(例えば、中空部分のウィーブが緩く及び/又は棘118が十分に長いならば)、棘118は、中空部分112の壁115を通過し、組織に入ることができる。中空部分112の内部に配置された棘118及び中空部分112の外側に配置された任意の棘118を含める棘118の全ては、縫合糸100を組織に固定する上で補助することができ、これによって、組織を近接配置位置で固定することを支援することができる。有棘部分108の長さL2が、中空部分112の長さL4を超える実施形態では、棘118の一部は、中空部分の長さL4の全体にわたって中空部分112内に配置され得、一方その他の棘118は、中空部分112の外側に配置される。上述の通りに、中空部分112の外側のこれらの棘112は、組織に直接食い込むことができる。ループの寸法に応じて、例えば、小さいループが形成されるならば、棘118は、その全長L4にわたって中空部分112の内部に配置されてもよい。有棘部分108の長さL2が中空部分112の長さL4以下である実施形態では、有棘部分の長さL2が中空部分の長さL4より小さい図2の実施形態のように、棘118の全ては、中空部分112の内部に配置され得る。
いくつかの実施形態では、棘118は、ヒンジ(図示せず)を介して縫合糸100に取り付けることができる。ヒンジは、棘118の根部分Rで配置され得る(図1参照)。ヒンジは、縫合糸100が第1の方向D1で移動及び/又は引っ張られる場合、縫合糸100に対して半径方向内側に棘118を折り畳むことを容易にするよう構成され得、ヒンジは、縫合糸100が第2の方向D2で移動及び/又は引っ張られる場合、棘を半径方向外側に延ばすよう構成され得る。ヒンジは、棘118が偏倚され半径方向外側に延びるように偏倚され得る。ヒンジは、例えば、0度から最大角度αまでの縫合糸100に対する可変角度範囲を通して、棘118の回転運動をもたらすことができる。加えて又は代わりに、縫合糸100は、根部分Rでそれに形成される結紮を有することができ、結紮は、棘118が半径方向内側に移動する場合、例えば、縫合糸100が第1の方向D1で移動及び/又は引っ張られる場合、棘118を調節するのを支援することができる。結紮は、棘118が折り畳まれる場合、棘118が有棘部分108のコア部分とぴったりと重なる又はほぼぴったりと重なることができるように寸法合わせすることができる。棘118は、鍛造によって製造することが可能であり、この結紮は、この鍛造中に棘に形成することができる。
棘118は、1つ又は2つ以上の材料から作成することができる。この材料は、棘118に壁115及び/又は組織をしっかりと把持させるように十分に剛性であり得る。材料の例として、プラスチック、例えば、ポリプロピレン、プロレン等、及び/又は金属、例えば、チタン、ステンレススチール等が挙げられる。棘118は、棘118を強化するために棘の周りに織り交ぜたフィラメントを有することができる。フィラメントは、任意の1つ又は2つ以上の材料から作成することができるが、中空部分112の通路116及び/又は壁115を通る有棘部分108の通路をもたらすよう十分に薄くなくてはならない。有棘部分108として使用され得る1つの例示の縫合糸は、Ethicon,Inc.(Somerville,New Jersey)から入手可能なEthiicon Stratafix(商標)有棘縫合糸である。Stratafix(商標)有棘縫合糸は、有棘ポリマー又は有棘ポリマーの上に編組された縫合糸材料、例えば、ポリエステルを有する金属構造を含む。この縫合糸材料は、ポリマーの部分的長さ又は全長にわたって編組され得る。
縫合糸100は、多くの外科用デバイスと共に、並びに多くの外科的処置で使用されるよう構成され得る。非限定的な例として、糸通し器120は、中空部分112を継ぎ合わせるために、並びに有棘部分108及び/又は先端部分106をそれに糸通しするために使用され得る。図1に示すように、糸通し器120の実施形態は、縫合糸係合機構122、茎部124、及びプルタブ126を含むことができる。糸通し器120の全体は、中空部分112を通り抜けるよう構成され得る。糸通し器120は、中空部分112の壁115を通り、通路116の少なくとも一部を通り、壁115を通って外に出る糸通し器120の通路をもたらすよう十分に可撓性である、1つ又は2つ以上の材料から作成することができる例示の実施形態では、外科的処置における使用に先立って、図2に示すように、糸通し器120は、茎部124が少なくとも部分的に中空部分112の内部に配置されるように、中空部分112に挿通することができる。糸通し器120は、それが少なくとも部分的に中空部分112の内部にある場合、任意の配向を有することができるが、例示の実施形態では、糸通し器120の縫合糸係合機構122は、後端104に隣接する位置で中空部分112の壁115を経て延びることができ、プルタブ126は、有棘部分108に隣接する位置で、茎部124の反対端から延びて壁115を通ることができる。縫合糸係合機構122は、縫合糸100の前端102にしっかりと係合するよう構成された任意の機構であり得る。例示的な実施形態では、縫合糸係合機構122は、有棘部分108を含める縫合糸100のそれを通る通路をもたらす寸法を有するハトメである。プルタブ126は、縫合糸係合機構122に係合される縫合糸を中空部分112の通路116及び/又は壁115を通して引っ張られることを支援するために、使用者によるつかみ機構をもたらすよう構成することができる。
縫合糸100は、互いに同一であるか又は異なるかのいずれかの多種多様な組織を近置させるよう構成することができる。縫合糸100が少なくとも1つの骨組織を含む組織を近置させるよう使用される場合、縫合糸100は、骨アンカーと共に使用するよう構成され得る。骨アンカーは、当該技術分野において既知の任意の骨アンカーであり得、縫合糸100を骨構造に固定するよう構成することができる。特に、骨アンカーは、縫合糸係合機構、例えば、ハトメを有することができ、ハトメは、それを通る有棘部分108の通行のために十分に大きい。
縫合糸100は、関節鏡処置におけるような、患者の身体の切開部を経て手術部位に入る縫合糸100の通行を容易にするために、細長い管状部材と共に使用するよう構成され得る。細長い管状部材は、例えば、トロカール、配送チューブ、内視鏡トンネル、カニューレ等であり得、その近位端と遠位端との間で延在するそれを通る通路を有することができる。この通路は、縫合糸100の少なくとも2本のストランドがそれを通過するのに十分に広いことが可能であり、切開部と手術部位との間で延びるのに十分に長いことが可能である。
本明細書に開示されている縫合糸は、一般的に、多様な外科的処置で結紮を形成することなく、組織を近置させるために使用することができる。例えば、縫合糸は、腱板修復処置で使用することができるが、縫合糸が破断した回旋腱板の組織を近置させるために使用される。例示の実施形態では、有棘縫合糸が、軟組織の2つの組織片を近置させるために使用することができる。
使用では、開放手術、又は例えば、カニューレを使用する低侵襲性手術を含めることができる通常の手術手順に従って、縫合糸は患者の体内に挿入され得る。縫合糸100は、例えば、図3A〜3Dに示す例示の外科的処置で使用することができる。この処置は、図1の縫合糸100及び糸通し器120を使用して図示されているが、本明細書に開示されている他の縫合糸を使用することもでき、別の糸通し器を使用する場合もあり、又は糸通し器を使用しない場合もある。
図3Aに示すように、縫合糸100の前端102を、カニューレ130を通過させ、第1の軟組織T1を経て、第2の軟組織T2を経て、カニューレ130を通して戻すことができることで、カニューレ130を経て延びる先端部分106の2本のストランドを有することができる。縫合糸100は、何らかの方法、例えば、縫合糸100の前端102に取り付けられた針(図示せず)を使用して、カニューレ130を通過することができる。例示的な実施形態では、カニューレ130は、縫合糸100を患者の体内に導入するために使用されているが、別のカニューレ又は他の導入装置が、縫合糸100を体内に導入するために使用される場合がある。
縫合糸100の前端102は、図3Bに示すように、例えば、スレッディングによって、糸通し器120の縫合糸係合機構122に係合することができる。糸通し器120のプルタブ126が、例えば、外科医、ロボットコントローラ等によって引っ張られ、中空部分112を継ぎ合わせ、図3Cに示すように、ループ140を形成することができる。縫合糸100の前端102を引っ張り、ループ140の寸法を所望の寸法に、例えば、縫合糸100を引っ張る使用者が、縫合糸100で十分な張力を感じる寸法に調整することができる。棘118は全てが、縫合糸100が引っ張られる方向D1で延びるために、有棘部分108は、中空部分112の壁115及び通路を容易に通過することができる。ループ140の寸法が所望の寸法まで減らされたときに、図3Dに示すように、有棘部分108の少なくとも一部は、中空部分112の内部に配置され得る。上述のごとく、図3Dに示すように、有棘部分108は、中空部分112の内部に配置される場合、中空部分112と同軸であり得る。図3Dに示した例示の実施形態では、有棘部分108は、中空部分112の内部に収容される棘118の数を最大化するために、中空部分112の長さL4を通してずっと延びる。このように配置されて、棘118は、中空部分112の壁115及び/又は組織T2を把持し、ループの緩みを防止することができる。加えて、中空部分112の内部に配置されていない棘118は、第2の軟組織T2に食い込むことによって、縫合糸100を定位置に固定するのを支援することができる。
この棘の動作抵抗は、縫合糸100の移動の方向及び/又は縫合糸100に加えられる張力に応じて変更することができる。例えば、有棘部分108が、第1の方向D1で中空部分112の通路116を通過しているとき、縫合糸100に対する棘118の角度αは、減少することができ、したがって、第1の方向D1での縫合糸100の移動を容易にすることができる。第2の方向D2における移動及び/又は有棘部分108に加えられる張力は、縫合糸100に対する棘118の角度αを増加させることができ、これによって、棘118を内壁115及び/又は組織へ更に食い込ませ、第2の方向D2での移動に対する棘118の抵抗を増大させることができる。縫合糸100に第1及び第2の方向D1及びD2の双方で張力が加えられる場合、中空部分112の通路116の直径は減少することができ、及び/又は縫合糸100に対する棘118の角度αは、減少することができ、この両方が、棘118をより深く壁115に食い込ませることができる。このようにして、棘118は、ループ140が所望の寸法に引っ張られた後に、縫合糸100のループを伸張させる傾向がある、いかなる力及び/又は運動に対しても強力に抵抗することができる。ループの所望の寸法は、異なる組織及び/又は異なる外科的処置に対して変更することが可能である。腱板収束処置において、ループ140は、約10〜15mmの範囲の直径を有することができる。
縫合糸100のループ140が、一旦所望の寸法まで減らされ、これによって組織T1及びT2をしっかりと近置させると、カニューレ130を患者の身体から取り外すことができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、カニューレ130は、縫合糸100を締めて、寸法が低減したループ140を形成する前に、取り外すことができる。先端部分106及び/又は有棘部分108の少なくとも一部は、手術部位から過剰な縫合糸を取り除くために切り落とすことができる。
本発明には従来の低侵襲性及び開放手術器具における用途、並びにロボット支援手術における用途があることを当業者は認識するであろう。
本明細書に開示されている装置はまた、1回の使用の後に廃棄されるように設計することができ、又は複数回使用されるように設計することができる。しかしながら、いずれの場合も、装置は少なくとも1回の使用後、再使用のために再調整され得る。再調整は、装置の分解と、これに続く洗浄と、又は特定部品の交換と、及びその後の再組立と、の任意の組み合わせを含むことができる。詳細には、装置は、分解可能であり、装置の任意の数の特定の部品又は部材を、任意の組み合わせで選択的に交換又は取り外すことができる。特定の部材の洗浄及び/又は交換に際し、装置を再調整施設において、あるいは外科手術の直前に手術チームが再組み立てしてから、その後の使用に供することができる。当業者は、デバイスの再調整に、解体、洗浄/交換、及び再組み立てのための種々の技術を使用できることを理解するであろう。このような技術の使用、及びその結果として得られる再調整された装置は、全て本出願の範囲内にある。
当業者であれば、上記に述べた実施形態に基づく本発明の更なる特徴及び利点は認識されるであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によって指定する場合を除いて、具体的に図示し説明した内容によって限定されるものではない。
〔実施の態様〕
(1) 縫合システムであって、
前端と後端とを有する可撓性縫合糸を含み、前記縫合糸が、複数の一方向の棘を有する第1の部分的長手方向長さと、中空部分を有する第2の部分的長手方向長さと、を有し、前記中空部分が、前記縫合糸の前記後端と前記複数の一方向の棘との間に位置し、前記縫合糸の前記前端が、前記棘の少なくとも1つが前記縫合糸をその前記中空部分の内部で把持するように、前記中空部分内に前記棘の前記少なくとも1つを移動させるために、前記中空部分を通過するよう構成される、縫合システム。
(2) 前記棘の前記少なくとも1つが、前記中空部分の内部に配置される場合、前記第1の部分的長手方向長さが、前記第2の部分的長手方向長さの前記中空部分と同軸である、実施態様1に記載のシステム。
(3) 前記縫合糸の前記第1の部分的長手方向長さが、前記縫合糸の前記第2の部分的長手方向長さの前記中空部分よりも長い、実施態様1に記載のシステム。
(4) 前記縫合糸の第3の部分的長手方向長さが、前記棘と前記前端との間で延びていて、前記第3の部分的長手方向長さが、前記縫合糸の前記第1及び第2の部分的長手方向長さのそれぞれよりも長い、実施態様3に記載のシステム。
(5) 前記縫合糸が、前記棘と前記中空部分とを含む単一ストランドを含む、実施態様1に記載のシステム。
(6) 前記棘が、前記棘の前記一方向とは反対の方向での軟組織に対する前記縫合糸の移動を防止するために、前記軟組織を把持するよう構成される、実施態様1に記載のシステム。
(7) 前記縫合糸の前記中空部分の内部に配置された糸通し器を更に含み、前記縫合糸の前記前端が、前記糸通し器に係合するよう構成され、前記糸通し器が、前記棘の少なくとも1つを前記中空部分内に移動させるように、前記縫合糸の前記前端を前記中空部分内に通し、前記前端を前記中空部分を通して移動させるために、前記前端が前記糸通し器に係合した状態で前記中空部分を通して引っ張られるよう構成される、実施態様1に記載のシステム。
(8) カニューレを更に含み、前記縫合糸の自由端を前記カニューレの外側に置くために、並びに前記棘を軟組織の外側に置くために、前記縫合糸が、前記カニューレを通過し、前記軟組織に入り、前記カニューレを通して戻るように構成されていて、前記カニューレの外側に配置された前記自由端が、前記棘を前記軟組織内に、及び前記縫合糸の前記中空部分内に移動させるために、前記カニューレに対して移動するよう構成される、実施態様1に記載のシステム。
(9) 縫合システムであって、
可撓性縫合糸を含み、前記可撓性縫合糸が、前記縫合糸の長さに沿って前記縫合糸から前記縫合糸の中空部分内に外側に延びる複数の一方向の棘を移動させるために、前記中空部分に入り、前記中空部分を第1の方向で通過するよう構成された自由端を有し、前記棘が、前記縫合糸の前記長さが、前記第1の方向とは反対である第2の方向で前記中空部分の内部で移動することを防止するために、前記中空部分の内部で前記縫合糸を把持するよう構成される、システム。
(10) 前記棘の全てが、前記中空部分の内部に同時に配置され得ないように、前記棘が、前記中空部分の長さを超える前記縫合糸の長さに沿って延びる、実施態様9に記載のシステム。
(11) 前記中空部分の内部で前記縫合糸を把持する、前記中空部分の内部に配置された前記棘が、前記縫合糸の前記中空部分に対して固定位置で前記縫合糸の前記長さをロックするよう構成される、実施態様9に記載のシステム。
(12) 前記縫合糸の長さが前記中空部分の内部に配置される場合、前記縫合糸の前記長さは、前記縫合糸の前記中空部分と同軸にある、実施態様9に記載のシステム。
(13) 前記棘が、前記棘の前記一方向に対して反対の方向での軟組織に対する前記縫合糸の移動を防止するために、前記軟組織を把持するよう構成される、実施態様9に記載のシステム。
(14) 前記縫合糸の前記中空部分の内部に配置される糸通し器を更に含み、前記縫合糸の前記自由端が、前記糸通し器に係合するよう構成されていて、前記糸通し器が、前記自由端が前記糸通し器に係合した状態で前記中空部分を通して引っ張られることにより、前記縫合糸の前記自由端を前記中空部分内に引き入れ、前記棘の1つ又は2つ以上を前記中空部分の内部に置くよう構成される、実施態様9に記載のシステム。
(15) カニューレを更に含み、前記縫合糸の自由端を前記カニューレの外側に置くために、並びに前記棘を軟組織の外側に置くために、前記縫合糸が、前記カニューレを通過し、前記軟組織に入り、前記カニューレを通して戻るよう構成されていて、前記カニューレの外側に配置された前記自由端が、前記棘を前記軟組織内に移動させ、前記縫合糸の前記中空部分内に移動させるために、前記カニューレに対して移動するよう構成される、実施態様9に記載のシステム。
(16) 外科的方法であって、
縫合糸の前端を第1の組織内に進めることと、
前記縫合糸の前記前端を第2の組織内に進めることと、
前記縫合糸の前記前端を、前記縫合糸の中空部分内に進めることで、ループを形成することと、
前記縫合糸の前記前端を、前記中空部分、前記第1の組織、及び前記第2の組織に対して引っ張ることで、前記縫合糸上に形成された複数の一方向の棘を、前記第1の組織を経て、前記第2の組織を経て、前記中空部分内まで進めることであって、前記縫合糸を前記第1及び第2の組織に対して定位置でロックするために、前記複数の一方向の棘が、前記中空部分の内部で前記縫合糸を把持する、ことと、を含む、方法。
(17) 前記中空部分を通って延びる前記縫合糸の長さが、前記中空部分と同軸である、実施態様16に記載の方法。
(18) 前記縫合糸の前記前端が、前記第1の組織内まで進められ、それから前記第2の組織内まで進められた後に、前記縫合糸の前記中空部分内まで進められる、実施態様16に記載の方法。
(19) 前記前端を前記第1の組織内まで進める前に、前記縫合糸の前記前端を、カニューレを通して進めることと、前記前端を前記第2の組織内まで進めた後に、前記縫合糸の前記前端を前記カニューレ内に戻して進めることと、を更に含む、実施態様16に記載の方法。
(20) 前記縫合糸の前記前端を引っ張ることが、前記第1及び第2の組織を一緒に引き寄せる、実施態様16に記載の方法。

Claims (9)

  1. 縫合システムであって、
    前端と後端とを有する可撓性縫合糸を含み、前記縫合糸が、複数の一方向の棘を有する第1の部分的長手方向長さと、中空部分を有する第2の部分的長手方向長さと、を有し、前記中空部分が、前記縫合糸の前記後端と前記複数の一方向の棘との間に位置し、前記縫合糸の前記前端が、前記棘の少なくとも1つが前記縫合糸をその前記中空部分の内部で把持するように、前記中空部分内に前記棘の前記少なくとも1つを移動させるために、前記中空部分を通過するよう構成され、
    前記縫合糸が、前記棘と前記中空部分とを含む単一ストランドを含み、
    前記縫合システムはカニューレを更に含み、前記縫合糸の前記前端を前記カニューレの外側に置くために、並びに前記棘を軟組織の外側に置くために、前記縫合糸が、前記カニューレを通過し、前記軟組織に入り、前記カニューレを通して戻るように構成されていて、そのように前記カニューレの外側に配置された前記前端が、前記棘を前記軟組織内に、及び前記縫合糸の前記中空部分内に移動させるために、前記中空部分内を通過して前記カニューレに対して移動するよう構成され、
    前記縫合糸の第3の部分的長手方向長さが、前記棘と前記前端との間で延びていて、前記第3の部分的長手方向長さが、前記縫合糸の前記第1及び第2の部分的長手方向長さのそれぞれよりも長い、縫合システム。
  2. 前記棘の前記少なくとも1つが、前記中空部分の内部に配置される場合、前記第1の部分的長手方向長さが、前記第2の部分的長手方向長さの前記中空部分と同軸である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記縫合糸の前記第1の部分的長手方向長さが、前記縫合糸の前記第2の部分的長手方向長さの前記中空部分よりも長い、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記棘が、前記棘の前記一方向とは反対の方向での軟組織に対する前記縫合糸の移動を防止するために、前記軟組織を把持するよう構成される、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記縫合糸の前記中空部分の内部に配置された糸通し器を更に含み、前記縫合糸の前記前端が、前記糸通し器に係合するよう構成され、前記糸通し器が、前記棘の少なくとも1つを前記中空部分内に移動させるように、前記縫合糸の前記前端を前記中空部分内に通し、前記前端を前記中空部分を通して移動させるために、前記前端が前記糸通し器に係合した状態で前記中空部分を通して引っ張られるよう構成される、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記縫合糸の前記前端が自由端であり、前記自由端は、前記縫合糸の長さに沿って前記縫合糸から前記中空部分内に外側に延びる前記棘を移動させるために、前記中空部分を第1の方向で通過するよう構成されており、前記棘が、前記縫合糸の前記長さが、前記第1の方向とは反対である第2の方向で前記中空部分の内部で移動することを防止するために、前記中空部分の内部で前記縫合糸を把持するよう構成される、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記棘の全てが、前記中空部分の内部に同時に配置され得ないように、前記棘が、前記中空部分の長さを超える前記縫合糸の長さに沿って延びる、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記中空部分の内部で前記縫合糸を把持する、前記中空部分の内部に配置された前記棘が、前記縫合糸の前記中空部分に対して固定位置で前記縫合糸の前記長さをロックするよう構成される、請求項に記載のシステム。
  9. 前記縫合糸の長さが前記中空部分の内部に配置される場合、前記縫合糸の前記長さは、前記縫合糸の前記中空部分と同軸にある、請求項に記載のシステム。
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