JP6899007B2 - 入退室管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、入退室管理システムに関する。
従来、オフィスビル等の各種施設において、セキュリティを確保するため、室内への人の出入りを管理する入退室管理システムが利用されている(例えば、特許文献1参照)。この入退室管理システムにおいて、各部屋の扉の近傍にはカードリーダを備えた認証装置が配置されている。
利用者が各部屋に出入りする際、認証装置のカードリーダにIDカードをかざすと、カードリーはIDカードに記憶されたIDを読み取る。そして、入退室管理システムは、カードリーで読み取ったIDに対応付けて管理された各セキュリティエリアへの入室権限を照会し、カードリーダに対応付けられた扉の開閉を制御することにより各部屋のセキュリティを確保する。
特開2010−205092号公報
しかしながら、入退室管理システムを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は認証装置に設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作する必要がある。したがって、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置に新たに増設する必要がある。このため、設定モードの項目が増加するにつれてスイッチの数が増加するため、認証装置の筐体サイズが増大してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合に利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる入退室管理システムを提供することである。
本発明の一態様は、所定のカードを用いて制御対象を制御する入退室管理システムであって、所定の位置からの前記カードの回転角度の情報を検出する角度情報検出部を備える読取装置と、前記角度情報検出部検出した前記回転角度の情報に基づいて、前記制御対象に関する種々の設定を決定する設定モード決定部と、を備え、前記制御対象は、前記読取装置とは異なる前記入退室管理システムの機器を一つ以上含む、ことを特徴とする入退室管理システムである。
以上説明したように、本発明によれば、警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合に利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる入退室管理システムを提供することができる。
第1の実施形態の入退室管理システム1の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるIDカード11の回転角度の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるIDカード11がかざされた場合における認証面120を正面から見た図である。 第1の実施形態における制御部21の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における第2テーブルの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における入退室管理システム1の設定モードの決定方法のフローを示す図である。 第1の実施形態における入退室管理システム1の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態における入退室管理システム1Aの概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態における認証装置10Aの外観を示した説明図である。 第3の実施形態における入退室管理システム1Bの概略構成の一例を示す図である。 第3の実施形態における認証装置10Bの外観を示した説明図である。 第4の実施形態における入退室管理システム1Cの概略構成の一例を示す図である。 第4の実施形態における認証装置10Cの外観を示した説明図である。 第5の実施形態における入退室管理システム1Dの概略構成の一例を示す図である。 第5の実施形態における認証面120に対してIDカード11を密着させたときの認証装置10Dを正面から見た図である。 第6の実施形態における入退室管理システム1Eの概略構成の一例を示す図である。 第6の実施形態における認証面120に対してIDカード11を密着させたときの認証装置10Eを正面から見た図である。 第7の実施形態における入退室管理システム1Fの概略構成の一例を示す図である。 第7の実施形態におけるIDカード11Fの概略構成図である。 第8の実施形態における入退室管理システム1Gの概略構成の一例を示す図である。 第9の実施形態における入退室管理システム1Hの概略構成の一例を示す図である。 第9の実施形態における認証装置10Hを正面から見た図である。 第10の実施形態における入退室管理システム1Iの概略構成の一例を示す図である。 第10の実施形態における認証装置10Iの概略外観図である。 第11の実施形態における入退室管理システム1Jの概略構成の一例を示す図である。 第11の実施形態における認証装置10Jの概略外観図である。
本実施形態の入退室管理システムは、所定のカードを用いて制御対象を制御する入退室管理システムである。本実施形態の入退室管理システムは、角度決定部及び設定モード決定部を備える。角度決定部は、所定の位置からのカードの回転角度を決定する。設定モード決定部は、角度決定部が決定した回転角度に基づいて、制御対象に関する種々の設定を決定する。制御対象とは、防犯センサ、ブザー、電子錠、警告灯及びスピーカの少なくともいずれかである。
以下、本発明の実施形態の入退室管理システムについて、具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の入退室管理システム1の概略構成の一例を示す図である。
第1の実施形態の入退室管理システム1は、オフィスビル等の各種施設において、セキュリティを確保するため、室内への人の出入りを管理するシステムである。
図1に示すように、入退室管理システム1は、認証装置10、制御装置20及び制御対象30を備える。
認証装置10は、制御対象30を備えた各部屋の扉に対応して扉近傍の壁面などに設置されている。上述したように、制御対象30は、防犯センサ、ブザー、電子錠、警告灯及びスピーカの少なくともいずれかである。
認証装置10は、ID認識部12及び角度情報検出部13を備える。
ID認識部12は、IDカード11が自装置の認証面120にかざされることで、IDカード11に格納されている認証情報を読み取る。例えば、認証情報とは、IDカード11の利用者を特定する利用者IDである。例えば、IDカード11は、近距離無線通信(Near Field Communication)機能を有し、利用者を特定する利用者ID(Identification)を保持している。すなわち、IDカード11には、利用者を一意に識別する認証情報であるカード番号が予め記憶されている。
ID認識部12は、読み取った認証情報を制御装置20に供給する。なお、かざすとは、認証装置10がIDカード11の認証情報を読み取り可能な範囲である通信可能範囲内にはいるようにIDカード11を認証装置10に近接、あるいは密着させることである。ID認識部12は、読み取った認証情報をID判定部212に出力する。
角度情報検出部13は、ユーザが保有しているIDカード11が認証装置10にかざされた際に、所定の位置からのIDカード11の回転角度の情報(以下、「回転角度情報」という。)を検出する。角度情報検出部13は、検出した回転角度情報を制御部21に出力する。
以下、所定の位置からのIDカード11の回転角度について説明する。図2は、第1の実施形態における所定の位置からのIDカード11の回転角度の一例を示す図である。図3は、IDカード11がかざされた場合における認証面120を正面から見た図である。図2に示すように、所定の位置からのIDカード11の回転角度は、矢印300の回転方向であるZ軸を回転軸とする第1の回転角度αと矢印400の回転方向であるY軸を回転軸とする第2の回転角度βと矢印500の回転方向があるX軸を回転軸とする第3の回転角度γと有する。このように、所定の位置からのIDカード11の回転角度は、認証面120の水平方向のIDカード11の回転角度(第1の回転角度α)及び認証面120とIDカード11とのなす角度(第2の回転角度β又は第3の回転角度γ)を備える。
図3(a)は、第1の実施形態におけるZ軸を回転軸とする第1の回転角度αを示す。図3(a)に示すように、Z軸を回転軸とする第1の回転角度αは、XY平面上における回転角度となる。図3(b)は、Y軸を回転軸とする第2の回転角度βを示す。図3(b)に示すように、Y軸を回転軸とする第2の回転角度βは、XZ平面上における回転角度となる。図3(c)は、第1の実施形態におけるX軸を回転軸とする第3の回転角度γを示す。図3(c)に示すように、X軸を回転軸とする第3の回転角度γは、YZ平面上における回転角度となる。
制御装置20は、制御部21及び記憶部22を備える。
図4は、第1の実施形態における制御部21の概略構成の一例を示す図である。
図4に示すように、制御装置20は、角度決定部211、ID判定部212、モード決定部213及び制御対象制御部214を備える。
角度決定部211は、角度情報検出部13から供給された所定の位置からのIDカード11の回転角度情報を取得する。角度決定部211は、角度情報検出部13から供給された所定の位置からのIDカード11の回転角度情報に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度(以下、単に「回転角度」という。)を決定する。例えば、角度決定部211は、回転角度情報に対応する回転角度を第1テーブルから参照することで決定する。第1テーブルには、IDカード11の回転角度情報及びIDカード11の回転角度が実験や過去の実績に基づいて予め対応付けられている。なお、第1テーブルは、記憶部22に予め記憶されている。角度決定部211は、決定したIDカード11の回転角度をモード決定部213に出力する。
ID判定部212は、認証装置10から供給された認証情報に基づいて個人認証を実施する。例えば、ID判定部212は、認証装置10から供給された認証情報を、記憶部22に記憶されている認証情報と比較照合することにより個人認証を実施する。ID判定部212は、認証装置10から供給された認証情報(認証装置10が読み取った認証情報)が記憶部22に記憶されている認証情報と一致した場合には個人認証が成功したと判定する。一方、ID判定部212は、認証装置10から供給された認証情報と一致する認証情報が記憶部22に記憶されていなかった場合には個人認証は失敗したと判定する。なお、記憶部22に記憶されている認証情報は、例えば、室内の出入りが許される利用者の識別情報であり、予め記憶部22に記憶されている。
ID判定部212は、個人認証の判定結果をモード決定部213に出力する。
モード決定部213は、ID判定部212から供給される個人認証の判定結果が成功である場合には、角度決定部211から供給されるIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1の設定モードを決定する。設定モードとは、制御対象30に関する種々の設定を示す。例えば、設定モードが警戒モードである場合、建物内の防犯センサが異常を検知した場合にブザーを鳴動させるように、防犯センサ及びブザーの設定が行われる。
例えば、モード決定部213は、角度決定部211から供給されるIDカード11の回転角度に対応する設定モードを第2テーブルから参照することで決定する。第2テーブルには、IDカード11の回転角度及び設定モードが予め対応付けられている。図5は、第1の実施形態における第2テーブルの構成の一例を示す図である。図5に示すように、モード決定部213は、角度決定部211から供給されるIDカード11の回転角度が5°であった場合には、入退室管理システム1の設定モードを警戒モードとする。また、モード決定部213は、角度決定部211から供給されるIDカード11の回転角度が30°であった場合には、入退室管理システム1の設定モードを警戒解除モードとする。なお、第2テーブルは、記憶部22に予め記憶されている。モード決定部213は、決定した設定モードを制御対象制御部214に出力する。
制御対象制御部214は、モード決定部213から供給される設定モードに基づいて、制御対象30を制御する。
以下に、第1の実施形態における入退室管理システム1の設定モードの決定方法について、図6を用いて説明する。図6は、第1の実施形態における入退室管理システム1の設定モードの決定方法のフローを示す図である。
利用者がIDカード11を認証面120にかざすと、ID認識部12は、IDカード11に格納されている認証情報を読み取る。その際、角度情報検出部13は、IDカード11の回転角度情報を検出する。ID認識部12は、読み取った認証情報をID判定部212に出力する。角度情報検出部13は、検出したIDカード11の回転角度情報を制御部21に出力する(ステップS101)。
ID判定部212は、ID認識部12から供給された認証情報に基づいて個人認証を実施する(ステップS102)。
ID判定部212は、個人認証が成功したか否かを判定する(ステップS103)。
ID判定部212は、ID認識部12から供給された認証情報が記憶部22に記憶されている認証情報と一致した場合には個人認証が成功したと判定する。一方、ID判定部212は、認証装置10から供給された認証情報と一致する認証情報が記憶部22に記憶されていなかった場合には個人認証は失敗したと判定し、設定モードを決定しない。
角度決定部211は、ID判定部212から供給される個人認証の判定結果が成功である場合には、角度決定部211は、角度情報検出部13から供給されたIDカード11の回転角度情報を取得する。なお、角度決定部211は、個人認証が実施される前に、角度情報検出部13から供給されたIDカード11の回転角度情報を取得してもよい。
角度決定部211は、角度情報検出部13から供給されたIDカード11の回転角度の情報に基づいて、IDカード11の回転角度を決定する(ステップS104)。例えば、角度決定部211は、IDカード11の回転角度情報に対応するIDカード11の回転角度を第1テーブルから参照することで決定する。角度決定部211は、決定したIDカード11の回転角度をモード決定部213に出力する。
モード決定部213は、ID判定部212から供給される個人認証の判定結果が成功である場合には、角度決定部211から供給されるIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1の設定モードを決定する(ステップS105)。例えば、モード決定部213は、角度決定部211から供給されるIDカード11の回転角度に対応する設定モードを第2テーブルから参照することで決定する。
次に、第1の実施形態における入退室管理システム1の処理の流れについて説明する。
図7は、第1の実施形態における入退室管理システム1の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
利用者がIDカード11を認証面120にかざすと、ID認識部12は、IDカード11に格納されている認証情報を読み取る。そして、ID認識部12は、制御装置20に認証情報を出力する(ステップS201)。
利用者がIDカード11を認証面120にかざすと、角度情報検出部13は、IDカード11の回転角度情報を検出する。角度情報検出部13は、検出した回転角度情報を制御部21に出力する(ステップS202)。
制御装置20は、ID認識部12から供給される認証情報に基づいて個人認証を実施する(ステップS203)。
制御装置20は、個人認証が成功すると、角度情報検出部13から供給されたIDカード11の回転角度情報に基づいて、IDカード11の回転角度を決定する(ステップS204)。
制御装置20は、IDカード11の回転角度に基づいて設定モードを決定する(ステップS205)。
制御装置20は、決定した設定モードを示す情報である設定モード情報を制御対象制御部214に出力する(ステップS206)。
制御対象制御部214は、制御装置20から供給される設定モード情報に基づいて、制御対象30を制御する。
上述したように、入退室管理システム1は、所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1の設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1を警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10に対して、IDカード11をかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1を種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置に設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置に増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置の筐体サイズの増大を防止することができる。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態の入退室管理システム1Aについて、図を用いて説明する。第2の実施形態の入退室管理システム1Aは、超音波又は電磁波を用いることで、IDカード11の回転角度情報を検出する。そして、入退室管理システム1Aは、検出した回転角度情報に基づいて所定位置からのIDカード11の回転角度を決定する。第2の実施形態の入退室管理システム1Aが決定するIDカード11の回転角度は、第1の回転角度α、第2の回転角度β又は第3の回転角度γである。
以下に、第2の実施形態の入退室管理システム1Aの詳細について説明する。なお、超音波又は電磁波を放射波と称することがある。
図8は、第2の実施形態における入退室管理システム1Aの概略構成の一例を示す図である。
図8に示すように、入退室管理システム1Aは、認証装置10A、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Aは、ID認識部12及び角度情報検出部13Aを備える。
図9は、第2の実施形態における認証装置10Aの外観を示した説明図である。図9(a)は、第2の実施形態における認証装置10Aを正面から見た図である。図9(b)は、第2の実施形態における認証装置10Aを横から見た図を示す。
角度情報検出部13Aは、複数の角度センサ130Aを備える。例えば、角度情報検出部13Aは、2つの角度センサ130A(角度センサ130A−1及び角度センサ130A−2)を備える。なお、本実施形態では、角度センサ130Aが2つの場合について説明するが、この数に限定されない。
角度センサ130Aは、IDカード11に向けて超音波をZ軸方向に放射する放射部と、放射した超音波の反射波を検出する検出部と、を備える。角度センサ130Aは、超音波の放射から検出までに要した時間に基づいてIDカード11までの距離を算出する。角度センサ130Aは、算出したIDカード11までの距離をIDカード11の回転角度情報として制御部21に出力する。
角度センサ130A−1は、認証装置10Aの上部に設けられている。角度センサ130A−2は、認証装置10Aの下部に設けられている。なお、角度センサ130Aは、超音波に限らず、例えば、電磁波をZ軸方向に放射する放射部と、放射した電磁波の反射波を検出する検出部と、を備えてもよい。
以下に、角度情報検出部13AにおけるIDカード11の回転角度情報の検出方法の一例を説明する。図9(b)は、認証装置10Aを横から見た図であり、角度情報検出部13AにおけるIDカード11の回転角度情報の検出方法を説明する図である。
認証装置10AにIDカード11がかざされると、角度センサ130A−1及び角度センサ130A−2は、各々超音波を放射する。
まず、利用者が図9(b)の実線で示す位置でIDカード11を認証装置10Aにかざした場合について説明する。利用者が図9(b)の実線で示す位置でIDカード11を認証装置10Aにかざした場合、角度センサ130A−1が放射した超音波は経路L1を伝搬し、IDカード11で反射する。そして、IDカード11で反射された超音波は、経路L1を伝搬し、角度センサ130A−1で検出される。したがって、角度センサ130A−1は、超音波の放射から検出までに要した時間に基づいてIDカード11までの距離L1を算出する。角度センサ130A−2が放射した超音波は経路L2を伝搬し、IDカード11で反射する。そして、IDカード11で反射された超音波は、経路L2を伝搬し、角度センサ130A−2で検出される。したがって、角度センサ130A−2は、超音波の放射から検出までに要した時間に基づいてIDカード11までの距離L2を算出する。
角度センサ130Aは、算出したIDカード11までの距離L1及び距離L2をIDカード11の回転角度情報として角度決定部211に出力する。
次に、利用者が図9(b)の点線で示す位置でIDカード11を認証装置10Aにかざした場合について説明する。図9(b)の点線で示す位置は、図9(b)の実線で示す位置からZ軸方向に角度30°ずれた位置である。
利用者が図9(b)の点線で示す位置でIDカード11を認証装置10Aにかざした場合、角度センサ130A−1が放射した超音波は経路L4(<L1)を伝搬し、IDカード11で反射する。そして、IDカード11で反射された超音波は、経路L4を伝搬し、角度センサ130A−1で検出される。したがって、角度センサ130A−1は、超音波の放射から検出までに要した時間に基づいてIDカード11までの距離L4を算出する。角度センサ130A−2が放射した超音波は経路L5(>L2)を伝搬し、IDカード11で反射する。そして、IDカード11で反射された超音波は、経路L5を伝搬し、角度センサ130A−2で検出される。したがって、角度センサ130A−2は、超音波の放射から検出までに要した時間に基づいてIDカード11までの距離L5を算出する。
角度センサ130Aは、算出したIDカード11までの距離L4及び距離L5をIDカード11の回転角度情報として角度決定部211に出力する。
角度決定部211は、角度情報検出部13Aから供給されたIDカード11の回転角度情報を取得する。角度決定部211は、角度情報検出部13Aから供給された回転角度情報に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。例えば、角度決定部211は、角度情報検出部13Aから供給された回転角度情報が距離L1及び距離L2である場合、第1テーブルに基づいて所定の位置からのIDカード11の回転角度が0°であると決定することができる。角度決定部211は、角度情報検出部13Aから供給された回転角度情報が距離L4及び距離L5である場合、第1テーブルに基づいて所定の位置からのIDカード11の回転角度が30°であると決定することができる。
なお、第2の実施形態における入退室管理システム1Aの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Aは、所定の位置からのIDカード11の回転角度をIDカード11までの距離に基づいて決定する。そして、入退室管理システム1Aは、所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Aの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Aを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Aに対して、IDカード11をかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1Aを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Aに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Aに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Aの筐体サイズの増大を防止することができる。なお、入退室管理システム1Aは、所定の位置からのIDカード11の回転角度を、IDカード11で反射された超音波の強度に基づいて決定してもよい。
(第3の実施形態)
以下に、第3の実施形態の入退室管理システム1Bについて、図を用いて説明する。第3の実施形態の入退室管理システム1Bは、認証装置10Bの周囲の明るさに基づいてIDカード11の回転角度情報を検出する。そして、入退室管理システム1Bは、検出した回転角度情報に基づいて所定位置からのIDカード11の回転角度を決定する。第3の実施形態の入退室管理システム1Bが決定するIDカード11の回転角度は、第1の回転角度α、第2の回転角度β又は第3の回転角度γである。
以下に、第3の実施形態の入退室管理システム1Bの詳細について説明する。
図10は、第3の実施形態における入退室管理システム1Bの概略構成の一例を示す図である。
図10に示すように、入退室管理システム1Bは、認証装置10B、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Bは、ID認識部12及び角度情報検出部13Bを備える。
図11は、第3の実施形態における認証装置10Bの外観を示した説明図である。図11(a)は、第3の実施形態における認証装置10Bを正面から見た図である。図11(b)は、第3の実施形態における認証装置10Bを横から見た図を示す。
角度情報検出部13Bは、複数の角度センサ130Bを備える。例えば、角度情報検出部13Bは、2つの角度センサ130B(角度センサ130B−1及び角度センサ130B−2)を備える。なお、本実施形態では、角度センサ130Bが2つの場合について説明するが、この数に限定されない。
角度センサ130Bは、認証装置10Bの周囲の明るさを検出するセンサである。例えば、角度センサ130Bは、照度センサである。角度センサ130Bは、検出した照度を回転角度情報として制御部21に出力する。
角度センサ130B−1は、認証装置10Bの上部に設けられている。角度センサ130B−2は、認証装置10Bの下部に設けられている。
以下に、角度情報検出部13Bにおける回転角度情報の検出方法の一例を説明する。図11(b)は、認証装置10Bを横から見た図であり、角度情報検出部13Bにおける回転角度情報の検出方法を説明する図である。
まず、利用者が図11(b)の実線で示す位置でIDカード11を認証装置10Bにかざした場合について説明する。利用者が図11(b)の実線で示す位置でIDカード11を認証装置10Bにかざした場合、角度センサ130B−1は照度I1を検出する。また、角度センサ130B−1は照度I2を検出する。角度センサ130Bは、検出した照度I1及び照度I2を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
次に、利用者が図11(b)の点線で示す位置でIDカード11を認証装置10Bにかざした場合について説明する。図11(b)の点線で示す位置は、図11(b)の実線で示す位置からZ軸方向に角度30°ずれた位置である。利用者が図11(b)の点線で示す位置でIDカード11を認証装置10Bにかざした場合、角度センサ130B−1は照度I1よりも照度が低い照度I3を検出する。これは、点線で示す位置でIDカード11を認証装置10Bにかざした場合において、実線で示す位置と比較して角度センサ130B−1とIDカード11との距離が近くなったためである。また、角度センサ130B−1は、照度I2よりも照度が高い照度I4を検出する。これは、点線で示す位置でIDカード11を認証装置10Bにかざした場合において、実線で示す位置と比較して角度センサ130B−2とIDカード11との距離が遠くなったためである。角度センサ130Bは、検出した照度I3及び照度I4を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
角度決定部211は、角度情報検出部13Bから供給された回転角度情報を取得する。角度決定部211は、角度情報検出部13Bから供給された回転角度情報に基づいて、所定位置からのIDカード11の回転角度を決定する。例えば、角度決定部211は、角度情報検出部13Bから供給された回転角度情報が照度I1及び照度I2である場合、第1テーブルに基づいて所定位置からのIDカード11の回転角度が0°であると決定できる。角度決定部211は、角度情報検出部13Bから供給された回転角度情報が照度I3及び照度I4である場合、第1テーブルに基づいて所定位置からのIDカード11の回転角度が30°であると決定することができる。
なお、第3の実施形態における入退室管理システム1Bの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Bは、所定の位置からのIDカード11の回転角度を、認証装置10Bの周辺の照度に基づいて決定する。そして、入退室管理システム1Bは、決定した所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Bの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Bを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Bに対して、IDカードをかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1Bを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Bに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Bに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Bの筐体サイズの増大を防止することができる。
なお、第3の実施形態の入退室管理システム1Bにおいて、人が認証装置10Bの周囲を通ると、認証装置10Bの周囲が暗くなってしまう場合には、さらに光源を備えてもよい。光源を設置する位置は、例えば、認証装置10Bの周囲の天井である。これにより、認証装置10Bの周囲が暗い場合にも、所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Bの設定モードを確実に決定することができる。
(第4の実施形態)
以下に、第4の実施形態の入退室管理システム1Cについて、図を用いて説明する。第4の実施形態の入退室管理システム1Cは、認証装置10Cの周囲の磁束に基づいてIDカード11Cの回転角度情報を検出する。そして、入退室管理システム1Cは、検出した回転角度情報に基づいて所定位置からのIDカード11Cの回転角度を決定する。第4の実施形態の入退室管理システム1Cが決定するIDカード11Cの回転角度は、第1の回転角度α、第2の回転角度β又は第3の回転角度γである。
以下に、第4の実施形態の入退室管理システム1Cの詳細について説明する。
図12は、第4の実施形態における入退室管理システム1Cの概略構成の一例を示す図である。
図12に示すように、入退室管理システム1Cは、認証装置10C、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Cは、ID認識部12及び角度情報検出部13Cを備える。
ID認識部12は、利用者が保有しているIDカード11Cをかざされることで、IDカード11Cに格納されている認証情報を読み取る。IDカード11Cには、IDカード11Cを所持する利用者を一意に識別する認証情報であるカード番号が予め記憶されている。また、IDカード11Cは、磁束を発生させる磁束発生部110Cを備える。例えば、磁束発生部は、磁石である。磁束発生部110Cの数は、1つでもよいし、複数でもよい。本実施形態では、IDカード11Cに2つの磁束発生部110C(磁束発生部110C−1及び磁束発生部110C−2)を備える場合を説明する。
図13は、第4の実施形態における認証装置10Cの外観を示した説明図である。図13(a)は、第4の実施形態における認証装置10Cを正面から見た図である。図13(b)は、第4の実施形態における認証装置10Cを横から見た図を示す。
角度情報検出部13Cは、複数の角度センサ130Cを備える。例えば、角度情報検出部13Cは、2つの角度センサ130C(角度センサ130C−1及び角度センサ130C−2)を備える。なお、本実施形態では、角度センサ130Cが2つの場合について説明するが、この数に限定されない。
角度センサ130Cは、認証装置10Cの周囲の磁束を検出するセンサである。例えば、角度センサ130Cは、ホール素子である。角度センサ130Cは、検出した磁束を電圧値に変換する。そして、角度センサ130は、変換した電圧値をIDカード11Cの回転角度情報として制御部21に出力する。
角度センサ130C−1は、認証装置10Cの上部に設けられている。角度センサ130C−2は、認証装置10Cの下部に設けられている。
以下に、角度情報検出部13Cにおける回転角度情報の検出方法の一例を説明する。図13(b)は、認証装置10Cを横から見た図であり、角度情報検出部13Cにおける回転角度情報の検出方法を説明する図である。
まず、利用者が図13(b)の実線で示す位置でIDカード11Cを認証装置10Cにかざした場合について説明する。利用者が図13(b)の実線で示す位置でIDカード11Cを認証装置10Cにかざした場合、角度センサ130C−1は磁束発生部110C−1から発生される磁束B1を検出する。また、角度センサ130C−2は磁束発生部110C−2から発生される磁束B2を検出する。角度センサ130Cは、検出した磁束B1及び磁束B2の各々を電圧値に変換し、それぞれ変換した電圧値E1及び電圧値E2を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
次に、利用者が図13(b)の点線で示す位置でIDカード11Cを認証装置10Cにかざした場合について説明する。図13(b)の点線で示す位置は、図13(b)の実線で示す位置からZ軸方向に角度30°ずれた位置である。
利用者が図13(b)の点線で示す位置でIDカード11Cを認証装置10Cにかざした場合、角度センサ130C−1は、磁束B1よりも磁束が強い磁束B3を検出する。これは、点線で示す位置でIDカード11Cを認証装置10Cにかざした場合において、実線で示す位置と比較して角度センサ130C−1と磁束発生部110C−1との距離が近くなったためである。また、角度センサ130C−1は、磁束B2よりも磁束が弱い磁束B4を検出する。これは、点線で示す位置でIDカード11Cを認証装置10Cにかざした場合において、実線で示す位置と比較して角度センサ130C−2と磁束発生部110C−2との距離が遠くなったためである。角度センサ130Cは、検出した磁束B3及び磁束B4の各々を電圧値に変換し、それぞれ変換した電圧値E3及び電圧値E4を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
角度決定部211は、角度情報検出部13Cから供給された回転角度情報を取得する。角度決定部211は、角度情報検出部13Cから供給された回転角度情報に基づいて、所定の位置からのIDカード11Cの回転角度を決定する。例えば、角度決定部211は、角度情報検出部13Cから供給された回転角度情報が電圧値E1及び電圧値E2である場合、第1テーブルに基づいて所定の位置からのIDカード11Cの回転角度が0°であると決定することができる。角度決定部211は、角度情報検出部13Cから供給された回転角度情報が電圧値E3及び電圧値E4である場合、第1テーブルに基づいて所定の位置からのIDカード11Cの回転角度が30°であると決定することができる。
なお、第4の実施形態における入退室管理システム1Cの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Cは、所定の位置からのIDカード11Cの回転角度を、認証装置10Cの周辺の磁束に基づいて決定する。そして、入退室管理システム1Cは、決定した所定の位置からのIDカード11Cの回転角度に基づいて、入退室管理システム1Cの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Cを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Cに対して、IDカード11Cをかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11Cをかざすことで、入退室管理システム1Cを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Cに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Cに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Cの筐体サイズの増大を防止することができる。
(第5の実施形態)
以下に、第5の実施形態の入退室管理システム1Dについて、図を用いて説明する。第5の実施形態の入退室管理システム1Dは、認証装置10Dの認証面120の圧力を検出する圧力検出部130Dを複数設け、複数の圧力検出部130D(圧力検出部130D−1〜130D−9)の中で、どの圧力検出部130Dが検出したかを判定すること所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。第5の実施形態の入退室管理システム1Dが決定するIDカード11の回転角度は、第1の回転角度αである。すなわち、第5の実施形態では、利用者は、IDカード11を種々の第1の回転角度αで認証面120に密着させることで、入退室管理システム1Dを種々の設定モードに移行させる。
以下に、第5の実施形態の入退室管理システム1Dの詳細について説明する。
図14は、第5の実施形態における入退室管理システム1Dの概略構成の一例を示す図である。図14に示すように、入退室管理システム1Dは、認証装置10D、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Dは、ID認識部12及び角度情報検出部13Dを備える。
図15は、第5の実施形態における認証面120に対してIDカード11を密着させたときの認証装置10Dを正面から見た図である。
角度情報検出部13Dは、複数の圧力検出部130Dを備える。なお、本実施形態では、圧力検出部130Dが9つの場合について説明するが、この数に限定されない。
圧力検出部130Dは、認証面120の圧力を検出する。圧力検出部130Dは、認証面120の圧力を検出した場合、認証面120の圧力を検出したことを示す圧力検出信号を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
角度決定部211は、圧力検出部130Dから供給された回転角度情報を取得する。角度決定部211は、圧力検出部130Dから供給された回転角度情報に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。例えば、角度決定部211は、複数の圧力検出部130Dの中で、どの圧力検出部130Dから回転角度情報を取得したか判別することで、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。すなわち、角度決定部211は、圧力検出部130D−1、130D−2、130D−4〜130D−6、及び130D−9から回転角度情報を取得した場合、所定の位置からのIDカード11の回転角度が0°であると決定する。角度決定部211は、圧力検出部130D−1、130D−4〜130D−6、及び130D−9から回転角度情報を取得した場合、所定の位置からのIDカード11の回転角度が30°であると決定する。
なお、第5の実施形態における入退室管理システム1Dの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Dは、認証装置10Dの認証面120の圧力を検出する圧力検出部130Dを複数設け、複数の圧力検出部130D(圧力検出部130D−1〜130D−9)の中で、どの圧力検出部130Dが検出したかを判定することで所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。すなわち、入退室管理システム1Dは、認証面120のどの位置に圧力が発生したかを判別することで所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。そして、入退室管理システム1Dは、決定した所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Dの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Dを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Dに対して、IDカード11をかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1Dを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Dに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Dに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Dの筐体サイズの増大を防止することができる。
(第6の実施形態)
以下に、第6の実施形態の入退室管理システム1Eについて、図を用いて説明する。第6の実施形態の入退室管理システム1Eは、認証装置10Eの認証面120にスイッチ130Eを複数設け、複数のスイッチ130E(スイッチ130E−1〜130E−9)の中で、どのスイッチ130EがON状態であるかを判別することで所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。第6の実施形態の入退室管理システム1Eが決定するIDカード11の回転角度は、第1の回転角度αである。したがって、第6の実施形態では、利用者は、IDカード11を種々の第1の回転角度で認証面120に密着させることで、入退室管理システム1Eを種々の設定モードに移行させる。すなわち、利用者がIDカード11を種々の第1の回転角度αで認証面120に密着させた場合に、密着させた箇所のスイッチ130Eがオン状態となる。したがって、入退室管理システム1Eは、複数のスイッチ130Eの中からオン状態のスイッチ130Eを識別することで、第1の回転角度αを決定することができる。
以下に、第6の実施形態の入退室管理システム1Eの詳細について説明する。
図16は、第6の実施形態における入退室管理システム1Eの概略構成の一例を示す図である。図16に示すように、入退室管理システム1Eは、認証装置10E、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Eは、ID認識部12及び角度情報検出部13Eを備える。
図17は、第6の実施形態における認証面120に対してIDカード11を密着させたときの認証装置10Eを正面から見た図である。
角度情報検出部13Eは、複数のスイッチ130Eを備える。なお、本実施形態では、スイッチ130Eが9つの場合について説明するが、この数に限定されない。
スイッチ130Eは、利用者によりIDカード11で押下されることによりオン状態となる。スイッチ130Eは、オン状態になると、自身がオン状態となったことを示すオン状態信号を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
角度決定部211は、スイッチ130Eから供給された回転角度情報を取得する。角度決定部211は、スイッチ130Eから供給された回転角度情報に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。例えば、角度決定部211は、複数のスイッチ130Eの中で、どのスイッチ130Eから回転角度情報を取得したか判別することで、所定の位置からの回転角度を決定する。すなわち、角度決定部211は、スイッチ130E−1、130E−2、130E−4〜130E−6、及び130E−9から回転角度情報を取得した場合、所定の位置からのIDカード11の回転角度が0°であると決定する。角度決定部211は、スイッチ130E−1、130E−4〜130E−6、及び130E−9から回転角度情報を取得した場合、所定の位置からのIDカード11の回転角度が30°であると決定する。
なお、第6の実施形態における入退室管理システム1Eの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Eは、認証装置10Eの認証面120に複数のスイッチ130Eを設け、その複数のスイッチ130Eの中で、どのスイッチ130Eがオン状態かを判別することで、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。そして、入退室管理システム1Eは、決定した所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Eの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Eを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Eに対して、IDカード11をかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1Eを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Eに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Eに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Eの筐体サイズの増大を防止することができる。
(第7の実施形態)
以下に、第7の実施形態の入退室管理システム1Fについて、図を用いて説明する。第7の実施形態の入退室管理システム1Fは、複数のタグ110Fが設けられたIDカード11Fが認証面120にかざされた際に、認証装置10Fが認証面120のどの位置でタグ110Fに記憶された情報を読み取ったかを検出することで、所定の位置からのIDカード11Fの回転角度を決定する。第7の実施形態の入退室管理システム1Fが決定するIDカード11Fの回転角度は、第1の回転角度αである。すなわち、第7の実施形態では、利用者は、IDカード11Fを種々の第1の回転角度αで認証面120にかざすことで、入退室管理システム1Fを種々の設定モードに移行させる。
以下に、第7の実施形態の入退室管理システム1Fの詳細について説明する。
図18は、第7の実施形態における入退室管理システム1Fの概略構成の一例を示す図である。図18に示すように、入退室管理システム1Fは、認証装置10F、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Fは、ID認識部12及び角度情報検出部13Fを備える。
図19は、第7の実施形態におけるIDカード11Fの概略構成図である。
IDカード11Fは、複数のタグ110F(タグ110F−1〜タグ110F−4)が備えられている。なお、本実施形態では、タグ110Fが4つの場合について説明するが、この数に限定されない。
角度情報検出部13Fは、IDカード11Fが認証面120にかざされた際に、それぞれのタグ110Fに記憶された情報が認証面120のどの位置で読み取られたかを識別する。角度情報検出部13Fは、識別した情報を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
角度決定部211は、角度情報検出部13Fから供給された回転角度情報を取得する。角度決定部211は、角度情報検出部13Fから供給された回転角度情報に基づいて、所定の位置からのIDカード11Fの回転角度を決定する。
なお、第7の実施形態における入退室管理システム1Fの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Fは、複数のタグ110Fを備えたIDカード11Fが認証面120にかざされた際に、それぞれのタグ110Fに記憶された情報が認証面120のどの位置で読み取られたかを識別することで、所定の位置からのIDカード11Fの回転角度を決定する。そして、入退室管理システム1Fは、決定した所定の位置からのIDカード11Fの回転角度に基づいて、入退室管理システム1Fの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Fを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Fに対して、IDカード11Fをかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11Fをかざすことで、入退室管理システム1Fを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Fに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Fに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Fの筐体サイズの増大を防止することができる。
(第8の実施形態)
以下に、第8の実施形態の入退室管理システム1Gについて、図を用いて説明する。第8の実施形態の入退室管理システム1Gは、IDカード11を撮像し、撮像した画像を解析することで所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。第8の実施形態の入退室管理システム1Gが決定するIDカード11の回転角度は、第1の回転角度α、第2の回転角度β又は第3の回転角度γである。
以下に、第8の実施形態の入退室管理システム1Gの詳細について説明する。
図20は、第8の実施形態における入退室管理システム1Gの概略構成の一例を示す図である。図20に示すように、入退室管理システム1Gは、認証装置10G、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
角度情報検出部13Gは、IDカード11が認証面120にかざされた際に、IDカード11を撮像する。例えば、角度情報検出部13Gはカメラである。角度情報検出部13Gは、撮像したIDカード11の画像を回転角度情報として角度決定部211に出力する。なお、角度情報検出部13Gは、認証装置10Gに設けられてもよいし、認証装置10Gの付近の天井に設けられてもよい。すなわち、角度情報検出部13Gは、IDカード11が認証面120にかざされた際に、IDカード11の外観の画像を撮像できる位置に設けられていれば、特に限定されない。
角度決定部211は、角度情報検出部13Gから供給された回転角度情報を取得する。すなわち、角度決定部211は、角度情報検出部13Gから供給されたIDカード11の画像を解析することで、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。
なお、第8の実施形態における入退室管理システム1Gの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Gは、IDカード11が認証面120にかざされた際に、IDカード11を撮像し、撮像した画像を解析することで、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。そして、入退室管理システム1Gは、決定した所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Gの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Gを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Gに対して、IDカード11をかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1Gを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Gに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Gに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Gの筐体サイズの増大を防止することができる。
(第9の実施形態)
以下に、第9の実施形態の入退室管理システム1Hについて、図を用いて説明する。第9の実施形態の入退室管理システム1Hは、複数のIDカード11の差し込み口130Hを設ける。入退室管理システム1Hは、複数の差し込み口の中から、IDカード11が挿入された差し込み口を判別することで、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。第9の実施形態の入退室管理システム1Hが決定するIDカード11の回転角度は、第1の回転角度αである。
以下に、第9の実施形態の入退室管理システム1Hの詳細について説明する。
図21は、第9の実施形態における入退室管理システム1Hの概略構成の一例を示す図である。図21に示すように、入退室管理システム1Hは、認証装置10H、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Hは、ID認識部12及び角度情報検出部13Hを備える。
図22は、第9の実施形態における認証装置10Hを正面から見た図である。
角度情報検出部13Hは、認証面120に対してIDカード11を側面でかざされた場合に、認証面120とIDカード11の側面とのなす角度の情報を検出することができる。ただし、この場合の「かざす」とは、認証面120の差し込み口にIDカード11を差し込むことを意味する。したがって、認証面120には、所定の角度毎に複数の差し込み口130H(130H−1〜130H−4)を備える。そして、角度情報検出部13Hは、その差し込み口毎に設けられ、IDカード11が差し込まれたことを検知する。角度情報検出部13Hは、IDカード11が差し込まれたことを検知した場合に、検知したことを示す制御信号を回転角度情報として制御部21に出力する。なお、認証面120に対してIDカード11を側面でかざされた場合に、認証面120の水平方向のIDカード11の回転角度は、XY平面上における回転角度となる。したがって、認証面120に対してIDカード11を側面でかざされた場合の認証面120とIDカード11の側面とのなす角度は、第1の回転角度αである。
角度決定部211は、角度情報検出部13Hから供給された回転角度情報を取得する。すなわち、角度決定部211は、複数の角度情報検出部13Hの中から制御信号を供給した角度情報検出部13Hを判別することで、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。
なお、第9の実施形態における入退室管理システム1Hの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Hは、複数の差し込み口130Hを設け、複数の差し込み口130Hの中から、IDカード11が挿入された差し込み口130Hを判別することで、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。そして、入退室管理システム1Hは、決定した所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Hの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Hを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Hに対して、IDカード11をかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1Hを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Hに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Hに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Hの筐体サイズの増大を防止することができる。
(第10の実施形態)
以下に、第10の実施形態の入退室管理システム1Iについて、図を用いて説明する。第10の実施形態の入退室管理システム1Iは、ダイヤル式であり周方向に回転可能な角度情報検出部13Iを備える。入退室管理システム1Iは、角度情報検出部13Iが回転された角度に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。第10の実施形態の入退室管理システム1Iが決定するIDカード11の回転角度は、第1の回転角度αである。
以下に、第10の実施形態の入退室管理システム1Iの詳細について説明する。
図23は、第10の実施形態における入退室管理システム1Iの概略構成の一例を示す図である。図23に示すように、入退室管理システム1Iは、認証装置10I、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Iは、ID認識部12及び角度情報検出部13Iを備える。
図24は、第10の実施形態における認証装置10Iの概略外観図である。
角度情報検出部13Iは、ダイヤル式であり周方向に回転可能である。利用者は、認証面120に対してIDカード11をかさすことで個人認証を行うとともに、角度情報検出部13Iを所定の角度に回転させる。角度情報検出部13Iは、利用者により回転させられた角度に応じた回転信号を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
角度決定部211は、角度情報検出部13Iから供給された回転角度情報を取得する。すなわち、角度決定部211は、角度情報検出部13Iの回転角度情報に基づいて所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。
なお、第10の実施形態における入退室管理システム1Iの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Iは、ダイヤル式であり周方向に回転可能な角度情報検出部13Iを備える。入退室管理システム1Iは、角度情報検出部13Iが回転された角度に基づいて所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。そして、入退室管理システム1Iは、決定した所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Iの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Iを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Iに対して、IDカード11をかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1Iを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Iに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Iに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Iの筐体サイズの増大を防止することができる。
(第11の実施形態)
以下に、第11の実施形態の入退室管理システム1Jについて、図を用いて説明する。第11の実施形態の入退室管理システム1Jは、ダイヤル式であり周方向に回転可能な角度情報検出部13I及び1つの差し込み口130Hを備える。入退室管理システム1Jは、角度情報検出部13Iが回転された角度に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。第11の実施形態の入退室管理システム1Jが決定するIDカード11の回転角度は、第1の回転角度αである。
以下に、第11の実施形態の入退室管理システム1Jの詳細について説明する。
図25は、第11の実施形態における入退室管理システム1Jの概略構成の一例を示す図である。図25に示すように、入退室管理システム1Jは、認証装置10J、制御装置20及び制御対象30を備える。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ構成には、同じ符号を付してその説明を省略する。
認証装置10Jは、ID認識部12及び角度情報検出部13Iを備える。
図26は、第11の実施形態における認証装置10Jの概略外観図である。
認証面120には、差し込み口130Hが備えられている。
利用者は、認証面120に対してIDカード11をかさす、又は差し込み口130HにIDカード11を挿入することで個人認証を行う。また、利用者は、差し込み口130Hにカードを挿入し、角度情報検出部13Iを所定の角度に回転させる。角度情報検出部13Iは、利用者により回転させられた角度に応じた回転信号を回転角度情報として角度決定部211に出力する。
角度決定部211は、角度情報検出部13Iから供給された回転角度情報を取得する。すなわち、角度決定部211は、角度情報検出部13Iの回転角度の情報に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。
なお、第11の実施形態における入退室管理システム1Jの設定モードの決定方法及び処理の流れは、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
上述したように、入退室管理システム1Jは、ダイヤル式であり周方向に回転可能な角度情報検出部13Iを備える。入退室管理システム1Jは、角度情報検出部13Iが回転された角度に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定する。そして、入退室管理システム1Jは、決定した所定の位置からのIDカード11の回転角度に基づいて、入退室管理システム1Jの設定モードを決定する。したがって、入退室管理システム1Jを警戒モード等の種々の設定モードに移行させる場合、利用者は、認証装置10Jに対して、IDカード11をかざし、且つ所望の設定モードに対応する回転角度でIDカード11をかざすことで、入退室管理システム1Jを種々の設定モードに移行させることができる。したがって、認証装置10Jに設けられた各設定モードに対応するスイッチを操作せずに、種々の設定モードに移行させることができるため、利用者により操作されるスイッチの数を削減することができる。また、設定モードを新たに追加する場合には、追加するモードに対応したスイッチを認証装置10Jに増設する必要がないため、スイッチの増設による認証装置10Jの筐体サイズの増大を防止することができる。
なお、上述の実施形態において、モード決定部213は、ID判定部212から供給される個人認証の判定結果が失敗であった場合に、不図示の報知部を用いて利用者に報知してもよい。報知部とは、スピーカ及び点灯部の少なくともいずれかである。
また、上述の実施形態において、角度情報検出部13は、角度決定部211の機能を備えてもよい。その場合、角度情報検出部13は、IDカード11の回転角度情報に基づいて、所定の位置からのIDカード11の回転角度を決定し、決定した回転角度をモード決定部213に出力する。
上述した実施形態における制御装置20をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 入退室管理システム
10 認証装置
11 IDカード
12 ID認識部
13 角度情報検出部
20 制御装置
21 制御部
22 記憶部
30 制御対象
211 角度決定部
212 ID判定部
213 モード決定部
214 制御対象制御部

Claims (1)

  1. 所定のカードを用いて制御対象を制御する入退室管理システムであって、
    所定の位置からの前記カードの回転角度の情報を検出する角度情報検出部を備える読取装置と、
    前記角度情報検出部検出した前記回転角度の情報に基づいて、前記制御対象に関する種々の設定を決定する設定モード決定部と、
    を備え、
    前記制御対象は、前記読取装置とは異なる前記入退室管理システムの機器を一つ以上含む、ことを特徴とする入退室管理システム。
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