JP2019185300A - 認証制御装置、認証システムおよび認証処理を制御するためにコンピュータで実行される方法 - Google Patents

認証制御装置、認証システムおよび認証処理を制御するためにコンピュータで実行される方法 Download PDF

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Abstract

【課題】誤認証が抑制される認証装置100を提供する。【解決手段】認証装置100は、撮像装置から出力される信号に基づいて認証装置による認証を受ける複数のユーザの各々のユーザ識別番号と、各前記ユーザをそれぞれ認証するための基準として予めユーザ別に取得された環境条件とを記憶するための特徴量データベース237と、ビーコン送信器11から受信した信号からユーザ識別番号を抽出するためのビーコン受信器210と、当該ユーザの環境条件を選択するための環境条件選択部222と、当該信号に基づいて、認証が必要とされる場所の環境情報を取得するための電波強度距離計算部211と、環境情報が環境条件を満たすことに基づいて、認証装置100による認証処理の開始を制御するための認証処理制御部224とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、認証処理の制御に関し、より特定的には、認証処理のタイミングの制御に関する。
近年、企業のセキュリティゲートなどに、旧来のパスワード方式や物理キー(鍵やカードなど)方式に変わり、生体認証が広く活用されるようになってきた。この流れは今後も加速していく傾向にあり、その中で特に注目される認証技術が「顔認証」である。顔認証に関する技術は、例えば、特許文献1,2、非特許文献1等に開示されている。
例えば、非特許文献1および特許文献2に開示されているように、一般的な顔認証装置は、「顔検出部」、「特徴量抽出部」、「特徴量照合部」および「認証判断部」で構成される。カメラが取得した画像に対して、顔検出部は、画像内の顔の有無とその位置とを検出する。特徴量抽出部は、検出結果から認証に必要な特徴量を抽出する。特徴量照合部は、抽出された特徴量と、データベースに予め登録されている特徴量とを比較し、一致の程度を照合結果(マッチングスコア)として出力する。認証判断部は、この照合結果が予め定められた閾値を超えたか否かを判断することにより、検出された顔が本人であるか否かを判断(認証)する。
上記特徴量は、カメラからの距離や照明状態など撮影環境の影響を受けにくいように設計されているものの、実際にはかなり大きな影響を受けることが分かっており、本人がなかなか認証されなかったり、別人として誤認証してしまう場合があった。
そこで、撮像環境による影響を抑えて顔認証装置の認証率を高める方法として、例えば、特許文献2は、異なる環境下での複数の顔情報を用意しておき、登録された環境下においては高い精度で認証が可能な顔認証装置を提案している。
特開2001−016573号公報 特開2005−115481号公報
Zhao, Wenyi, et al. "Face recognition: A literature survey." ACM computing surveys (CSUR) 35.4 (2003): 399-458.
しかし、カメラを用いた画像処理による顔認証では、アルゴリズムだけで100%の認証精度を実現することは難しく、登録データの増加や環境影響(例えば、照明と被写体の位置関係や カメラと被写体の距離など)により、誤認証を起こす場合があった。したがって、誤認証を抑制できる技術が必要とされている。
また、顔の特徴量は、実際の顔形状を大きくデフォルメした情報量を落としたデータのため、人の目には全く異なる顔であっても抽出された特徴量が似てしまうことがあり、照合する人数(特徴量の数)が増えるほど、誤認証の可能性が高まる可能性がある。したがって、照合する人数が増えても誤認証が抑制される技術が必要とされている。
本開示は上述のような背景を鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、誤認証が抑制される認証処理技術を提供することである。他の局面における目的は、照合する人数が増えても誤認証が抑制される技術を提供することである。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
ある実施の形態に従うと、認証処理を制御するための認証制御装置が提供される。この認証制御装置は、撮像装置から出力される信号に基づいて認証装置による認証を受ける複数のユーザの各々のユーザ識別番号と、各ユーザをそれぞれ認証するための基準として予めユーザ別に取得された環境条件とを記憶するための記憶装置と、認証装置の外部から受信した信号からユーザ識別番号を抽出するための抽出部と、抽出されたユーザ識別番号と、記憶装置に格納されているユーザ識別番号とに基づいて、記憶装置から、当該ユーザの環境条件を選択するための選択部と、信号に基づいて、認証装置による認証が必要とされる場所の環境情報を取得するための取得部と、環境情報が環境条件を満たすことに基づいて、認証装置による認証処理の開始を制御するための制御部とを備える。
ある局面において、誤認証が抑制され得る。
認証装置100が設置されている事業所1を表わす図である。 認証装置100の構成の一態様を表わすブロック図である。 認証装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 認証装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 環境条件データが取得されるまでの処理を表わす図である。 他の局面に従うシステム60の構成を表わすブロック図である。 システム60が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 システム80の構成の概略を表わすブロック図である。 スマートフォン800が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 本実施の形態に係るサーバ860のプロセッサが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 認証装置として機能するコンピュータ1100のハードウェア構成を表わすブロック図である。 スマートフォン800のハードウェア構成を表わすブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
図1を参照して、本実施の形態に係る認証装置100が使用される局面について説明する。図1は、認証装置100が設置されている事業所1を表わす図である。図1に示される例は、ウォークスルー顔認証の一態様を例示する。ウォークスルー認証は、例えば、オフィスや実験室のようなセキュリティが求められる場所への入室を管理するために使用される。
事業所1には、照明12,13、窓14、カメラ110が設けられている。カメラ110から出力される信号は、認証装置100に入力される。認証装置100は、ビーコン受信器210を含む。ユーザ101は、ビーコン送信器11を装着しており、ドア15に向かって歩く。ドア15は、ロックが欠けられており、認証装置100による認証が成功したユーザのみが入室を許可される。ビーコン送信器11は、例えば、社員番号(ユーザ識別情報)を発信可能なチップが内蔵された社員証を含む。ビーコン送信器11によって発信された信号は、ビーコン受信器210によって受信され得る。
照明12,13および窓14は、カメラ110が設けられているエリアに対して光量をもたらす。この光量は、カメラ110によるユーザ101の撮影に影響を及ぼし得る。例えば、昼間のように光量が多い時間帯では、ユーザ101の撮像画像は、白っぽくなる可能性がある。他方、夜間あるいは曇天の場合には、当該エリアの光量が昼間の場合の光量よりも少なくなり、ユーザ101の撮像画像は黒っぽくなる可能性がある。後述のように、本実施の形態によれば、光源とユーザ101の顔との位置関係(例えば、距離)が、認証の際に環境条件として考慮されるので、周辺の明るさや時刻の影響を受けることなく、ユーザ101を認証することができる。
(概要)
本開示に係る認証装置100は、ビーコン等のカメラ以外の一つ以上のセンサから取得した誤認証を引き起こす要因と相関のある情報(信号強度、ビーコン送信器11のユーザID(Identification)等)を利用する。さらに、認証装置100は、予め登録しておいた「環境条件データ」から求められた誤認識の可能性が少ないタイミング(またはパラメータ)を用いて認証処理の開始を制御することで、既存の認証アルゴリズムを改変することなく、当該認証アルゴリズムによる認証精度の向上や高効率化(低消費電力あるいは高速応答)を実現するものである。
[認証装置の構成]
図2を参照して、認証装置100の構成について説明する。図2は、認証装置100の構成の一態様を表わすブロック図である。認証装置100は、ビーコン受信器210と、環境条件照合部220と、認証処理部230と、環境条件更新部240とを含む。認証装置100は、ビーコン送信器11と、カメラ110と、クロック250とに接続されている。ビーコン受信器210は、電波強度距離計算部211と、受信情報抽出部212とを含む。環境条件照合部220は、環境条件データベース221と、環境条件選択部222と、環境照合判断部223と、認証処理制御部224とを含む。認証処理部230は、バッファ231と、バッファ制御部232と、検出部233と、特徴量抽出部234と、特徴量照合部235と、認証判断部236と、特徴量データベース237とを含む。環境条件更新部240は、環境条件データ更新部241を含む。
クロック250は、同期のための時刻情報をカメラ110と環境照合判断部223に出力する。この時刻情報に基づいて動作を行なうことにより、カメラ110と環境照合判断部223とは、同期し得る。
電波強度距離計算部211は、ビーコン送信器11によって発せられた信号を受信し、その受信した信号の電波強度を検出する。また、電波強度距離計算部211は、ビーコン送信器11から発せられる信号について予め特定されている距離と電波強度との関係を参照して、ビーコン送信器11から認証装置100までの距離を推定する。
受信情報抽出部212は、ビーコン送信器11によって発せられた信号から、社員番号(ID番号)その他のユーザ情報を抽出する。抽出されたユーザ情報は、特徴量照合部235に入力される。
環境条件照合部220において、環境条件データベース221は、予め準備された環境条件データを保持している。環境条件データは、認証装置100を利用するユーザ毎に準備される。より詳しくは、環境条件データは、例えば、顔認証を行なう場合に認証が正しく行なわれる確率が予め定められた閾値以上となる、当該ユーザからカメラまでの距離を含む。
環境条件選択部222は、ビーコン受信器210から出力されたID番号を用いて、環境条件データベース221に保存されている環境条件データから、当該ID番号によって特定されるユーザの環境条件データ(例えば、当該ユーザの顔認証の精度が一定以上となるような上記距離)を選択する。
環境照合判断部223は、電波強度距離計算部211から出力される環境情報と、環境条件選択部222から出力される環境条件とに基づいて、現在の環境情報が、顔認証に適しているとされる環境条件を満たすか否かを判断する。環境照合判断部223は、その判断の結果を認証処理制御部224に出力する。
認証処理制御部224は、環境照合判断部223から出力される結果に基づいて、認証処理部230の動作を制御する。ある局面において、現在の環境情報が当該環境条件を満たしている場合、認証処理制御部224は、顔認証の開始を指示する信号を認証処理部230に送信する。認証処理部230は、その信号の受信を検知すると、撮像画像に基づく顔認証を開始する。別の局面において、現在の環境情報が当該環境条件を満たしていない場合、認証処理制御部224は、顔認証の開始を指示する信号を認証処理部230に送信しない。したがって、当該顔認証は開始されず、結果として、不適切な環境下で取得された環境情報を用いた顔認証が行なわれないので、誤認証が防止され得る。
バッファ231は、カメラ110から出力される画像データを一時的に保持する。バッファ制御部232は、バッファ231におけるデータの格納、読出および消去を制御する。
検出部233は、バッファ231から出力された画像データから顔を検出する処理を実行する。この処理は公知の顔認識処理として実現される。したがって、この処理の詳細な説明は繰り返さない。
特徴量抽出部234は、検出部233によって検出された顔画像から特徴量を抽出する。特徴量の抽出処理は、公知の処理として実現される。したがって、この処理の詳細な説明は繰り返さない。
特徴量照合部235は、特徴量抽出部234から出力された特徴量と、受信情報抽出部212から出力されたID番号と、特徴量データベース237に登録されている各ユーザの顔の特徴量データとに基づいて、カメラ110によって撮像された画像から検出された顔を有するユーザが、正当なユーザとして特徴量データベース237に予め登録されているか否かを判断する。より詳しくは、特徴量照合部235は、当該ID番号により特定された顔画像から取得された特徴量と、特徴量データベース237に登録されている特徴量とを照合する。特徴量照合部235は、その照合の結果を認証判断部236に出力する。
認証判断部236は、照合の結果に基づく認証結果を出力する。例えば、当該ID番号により特定された顔画像から取得された特徴量と、特徴量データベース237に登録されている特徴量とが一致する場合、認証判断部236は、カメラ110によって撮影されたユーザは正当なユーザであると判断し、認証が成功したことを表わす信号を出力する。これらの特徴量が一致しない場合、認証判断部236は、そのユーザは正当なユーザでないと判断し、認証が失敗したことを表わす信号を出力する。
特徴量データベース237は、認証装置100による認証の対象となる一人以上のユーザについて予め登録された顔特徴量を保持している。特徴量データベース237は、カメラ110が設置される場所ごとに、顔特徴量を登録し得る。ある局面において、例えば、オフィス、実験室、書庫、その他特定のユーザのみにアクセスを付与することが求められるエリアごとに、当該特定のユーザの各々の顔特徴量が予め特徴量データベース237に登録されている。
環境条件更新部240は、認証装置100の新たなユーザを登録する際に、当該新たなユーザの環境条件を登録する。より詳しくは、環境条件データ更新部241は、新たなユーザの識別情報と、当該ユーザがカメラ110によって撮影された場合に認証の成功率が予め規定された閾値を超えた場合の距離との入力を受け付ける。当該距離は、カメラ110から当該ユーザまでの距離である。別の局面において、環境条件データ更新部241は、既に登録されているユーザの環境条件データを更新し得る。例えば、カメラ110が他のカメラに変更された時、当該エリアの照明や壁面の色や模様その他の環境が変更された時、その他撮影環境が変更された時、各ユーザは、変更後の撮影環境において顔認証時の誤認証率が予め設定された閾値を超えない環境条件を探し、その環境条件を環境条件データベース221に更新する。
クロック250は、カメラ110や認証処理制御部224に時刻情報を出力する。認証処理制御部224は、時刻情報に含まれるタイミング情報を認証処理制御信号に含める。カメラ110は、当該タイミング情報を画像データに含める。これにより、認証処理部230における処理において、同期をとることができる。
[制御構造]
図3を参照して、ある局面に従う認証装置の制御構造について説明する。図3は、認証装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
ステップS310にて、検出部233は、バッファ231から読み出された撮像画像データから顔を検出する。ステップS320にて、特徴量抽出部234は、検出した顔から特徴量を抽出する。
ステップS330にて、受信情報抽出部212は、ビーコン送信器11によって発信された信号からID番号を抽出する。ステップS340にて、特徴量照合部235は、ID番号に基づいて、予め登録されている顔の特徴量と、S320において検出された特徴量とを照合する。
ステップS350にて、特徴量照合部235は、その照合結果(マッチングスコア)が予め定められた閾値以上であるか否かを判断する。特徴量照合部235は、その照合結果が当該閾値以上であると判断すると(ステップS350にてYES)、処理をステップS360に切り替える。そうでない場合には(ステップS350にてNO)、特徴量照合部235は、処理をステップS370に切り替える。
ステップS360にて、認証判断部236は、カメラによって撮影されたユーザが本人(登録された正当なユーザ)であると判断する。ステップS370にて、認証判断部236は、カメラによって撮影されたユーザが本人(登録された正当なユーザ)ではないと判断する。
図3に示される処理によれば、ビーコン信号から受信した信号からID番号を抽出し、そのID番号を予め登録されているID番号と照合することにより、本人か否かの認証が行なわれる。
図4を参照して、本実施の形態に係る認証装置100の制御構造について説明する。図4は、認証装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同一の処理には同一のステップ番号を付してある。したがって、同一の処理の説明は繰り返さない。以下の処理は、例えば、認証装置100が備えるプロセッサ、通信インターフェイスその他のハードウェアによって実現される。別の局面において、プロセッサに代えて、各処理を実現する回路素子、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)その他のハードウェアが当該処理を実行してもよい。
ステップS410にて、電波強度距離計算部211は、ビーコン送信器11から受信した信号からID番号(ユーザの識別番号)を取得する。
ステップS420にて、環境条件選択部222は、その取得したID番号に該当する環境条件(例えば、顔認証を行なうための距離の集合)を環境条件データベース221から取得する。
ステップS430にて、電波強度距離計算部211は、当該受信した信号の強度を用いて、環境情報(例えば、ビーコン送信器11からビーコン受信器210までの距離)を取得する。
ステップS440にて、環境照合判断部223は、取得した環境情報が環境条件に含まれているか否かを判断する。すなわち、環境照合判断部223は、環境情報が取得された時が、顔認証を行なうために適切なタイミングであるか否かを判断する。環境照合判断部223は、環境情報が環境条件に含まれていると判断すると(ステップS440にてYES)、制御をステップS310に切り替える。そうでない場合には(ステップS440にてNO)、環境照合判断部223は制御をステップS410に戻す。
図4に示される処理は、ビーコン信号からID番号を取得して、そのID番号に関連付けられている環境条件データ(例えば、顔認証を行う距離の集合)を取得し、入力された環境情報(例えば、ビーコン送信器11と認証装置100までの距離)が環境条件データの要素になるまで、顔認証を開始させずに、環境情報の確認の処理を繰り返すことにより、顔認証の開始制御を実行する。環境情報が環境条件の要素である場合(すなわち、環境情報が環境条件に含まれるデータのいずれかに合致した場合)のみ、認証装置100は、顔認証を実施する。その結果、誤りを起こしやすい情報を用いた顔認証が行なわれなくなるので、誤認証を防止し得る。また、最適なタイミングを見逃さず認証することも可能となる。
[環境条件データ]
図5を参照して、環境条件を表わすデータ(環境条件データともいう。)の取得と更新について説明する。図5は環境条件データが取得されるまでの処理を表わす図である。
ある局面において、カメラ110が設置されるエリアには、照明が設置されている。エリアは、例えば、限られた人のみが立ち入ることのできる部屋の外側にある。その部屋に向かって歩く人の顔がカメラ110によって撮像される場合、画像データの内容(明るさ、コントラスト等)は、当該照明の照射方向および光量と、その顔の位置(その人の身長)および顔の向きとによって異なり得る。
例えば、照明から顔までの距離が近すぎる状態で顔が撮影されると、白っぽい画像が取得される可能性がある。その場合、その人の本来の特徴量とは異なる特徴量が、その撮像画像から算出され、結果として、その人は正当に登録されたユーザとして認証されない。逆に、照明から顔までの距離が遠すぎる状態で顔が撮影されると、黒っぽい画像が取得される可能性がある。この場合も、本来の特徴量とは異なる特徴量が、その撮像画像から算出され、結果として、その人は正当に登録されたユーザとして認証されない。
そこで、ある局面において、認証装置100は、照明までの複数の地点の各々において、ユーザを撮影して各地点ごとに特徴量を算出する。例えば、認証装置100は、各地点における特徴量511,512,513を算出する。さらに、認証装置100は、当該ユーザを正視した状態で撮影することにより代表的な特徴量510を算出する。その上で、認証装置100は、各地点ごとで行なわれた撮影に基づく撮像画像から算出した特徴量511,512,513と、代表的な特徴量510と、のマッチングを行ない、各距離ごとにマッチングスコアをプロットし、カメラ110と撮影位置との距離と、当該距離における認証成功率との関係を導出する(グラフ550)。
認証装置100は、同様にして、認証対象として予め登録すべき全てのユーザ(例、社員、その部屋を使用できる管理者等)のそれぞれについて、各地点ごとの撮像画像に基づく特徴量521,522,523と、代表的な特徴量520とを算出する。さらに、認証装置100は、本人(すなわち、認証対象)の代表的な特徴量と、他人についての各地点ごとの特徴量とを比較してマッチングスコアを算出し、上記と同様に、各距離ごとにマッチングスコアをプロットし、カメラ110と撮影位置との距離と、当該距離における認証結果(すなわち、誤認識率)との関係を導出する(グラフ560)。認証装置100は、ユーザの数Nだけ、同様の処理を行なう。
図5に示される例では、閾値レベル570が認証判断の基準として規定されている。このとき、あるユーザAについてのグラフ550は、カメラ110までの距離が2.75m以下の時に、認証率が閾値レベル570を上回っているので、この距離が認証に適した距離とも思われる。しかしながら、ユーザBがユーザAと誤認識される率を示すグラフ560も、距離2m〜2.5mの範囲内で、閾値レベル570を上回っている。したがって、距離2m〜2.5mの範囲内で撮像された画像は、ユーザAの認証に使用されないことが望ましい。したがって、図5に示される例では、条件551,552で規定される距離がユーザAの認証可能範囲として特定される。
以上のようにして、本実施の形態によれば、ユーザを認証する際に、ユーザ毎に予め取得された認証可能範囲で撮影された画像に基づいて、ユーザ認証が行なわれる。このような構成によれば、既存の認証装置に対して、適切な環境条件のみで認証処理を行うように制御できるので、既存の認証装置の構成を大きく変更することなく、誤認証率を低下させることができる。また、既存の認証アルゴリズムによらず、認証の高精度化や高効率化(例えば、低消費電力や高速応答)を実現し得る。
[第2の実施の形態]
図6を参照して、他の局面に従う実施の形態について説明する。図6は、他の局面に従うシステム60の構成を表わすブロック図である。本実施の形態に係るシステム60は、認証の開始を制御する構成と、認証処理を行う構成とが別個の装置として構成される点で、システム10と異なる。なお、前述の実施の形態が備える構成と同一の構成には、同一の符号を付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらの構成の詳細な説明は繰り返さない。
より詳しくは、システム60は、認証装置600と、環境条件照合部610と、カメラ110と、ビーコン送信器11とを備える。環境条件照合部610は、認証装置600に着脱可能である。本実施の形態において、カメラ110の動作モードは、通常の撮影モード、停止モード、スリープモードを含み得る。
環境条件照合部610は、環境条件データベース221と、環境条件選択部222と、環境照合判断部223と、カメラ制御部624とを含む。カメラ制御部624は、認証処理の開始または停止を制御するために環境照合判断部223から出力される認証開始信号に基づいて、カメラ110の動作を制御する。例えば、環境情報が環境条件に含まれる場合には、環境照合判断部223は、認証を開始するタイミングが到来したと判断し、認証開始信号をカメラ制御部624に出力する。カメラ制御部624は、認証開始信号に基づいてカメラ110を作動させるためのON信号をカメラ110に送信する。カメラ110は、そのON信号に応じて動作を開始する。カメラ110が動作を開始すると、カメラ110の動作モードは、撮影モードとなり、動作の終了を指示するOFF信号(あるいはスリープ指示信号)がカメラ110に入力されるまで、カメラ110は撮影を継続する。撮影の態様は、常時撮影、間接撮影のいずれであってもよい。
カメラ110から出力される画像データはバッファ231に入力される。本実施の形態では、バッファ231に入力される信号は、認識処理の対象である。そこで、バッファ制御部232は、認証装置600に求められる認識処理のスピードに応じて予め設定されたタイミングで、バッファ231に一時的に保持されている画像データを読み出して、読み出したデータを検出部233に入力する。その後、前述の処理と同様の処理が行なわれる。
図6に示される構成によれば、カメラ110が認証のための画像データを取得する撮影を行わない間、その電源はオフにされ、または、カメラ110の動作モードがスリープモードなどの低消費電力モードに切り替えられる。撮像信号が認証処理部230に入力されないため、認証処理部230も、認証を行わない間は、その電力消費量を最低限に抑制できる。
ビーコン受信器210により得られた環境情報が、環境条件データに当てはまる場合に、カメラ制御部624は、カメラ制御信号を出力して、カメラ110を駆動する。カメラ110が撮像を行うと、画像データが認証装置600に入力され、認証装置600は、顔認証処理を実施する。このような構成によれば、常時撮像が行われないため、システム60の稼働効率が向上し、システム60の省電力化を実現できる。
[制御構造]
図7を参照して、本実施の形態に係るシステム60の制御構造について説明する。図7は、システム60が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同一の処理には同一のステップ番号を付してある。したがって、同一の処理の説明は繰り返さない。
ステップS440にて、環境照合判断部223は、取得した環境情報と登録済みの環境条件データとを比較して、当該環境情報が環境条件データに含まれているか否かを判断する。すなわち、環境照合判断部223は、環境情報が取得された時が、顔認証を行なうために適切なタイミングであるか否かを判断する。環境照合判断部223は、環境情報が環境条件に含まれていると判断すると(ステップS440にてYES)、制御をステップS710に切り替える。そうでない場合には(ステップS440にてNO)、環境照合判断部223は、制御をステップS410に戻す。
ステップS710にて、カメラ制御部624は、認証開始信号を環境照合判断部223から受信したことに基づいて、カメラ110をONするためのON信号をカメラ110に送信する。カメラ110は、ON信号に基づいて、その動作モードをスリープモードから撮影モードに切り替え、所定の視野角の範囲内で撮影を行なう。撮像された画像データはバッファ231に入力され、顔検出、特徴量算出等が行なわれる。
本実施の形態によれば、カメラ110の電源は常時オンにする必要がないため、カメラ110の駆動時間を短くでき、カメラ110による電力消費を抑制することができる。
なお、カメラ110の駆動を制御するトリガとなる信号は、カメラ制御部624から送られる信号に限られない。例えば、別の局面において、ビーコン送信器11から発信される信号を受信したことを検知した時に、カメラ110を駆動させてもよい。また、前述の実施の形態の場合と同様に、既存の認証装置に対して、適切な環境条件のみで認証処理を行うように制御できるので、既存の認証装置の構成を大きく変更することなく、誤認証率を低下させることができる。また、既存の認証アルゴリズムによらず、認証の高精度化や高効率化(例えば、低消費電力や高速応答)を実現し得る。
[第3の実施の形態]
以下、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るシステム80は、認証形式として顔認証に代えて虹彩認証を採用する点で前述の実施の形態と異なる。また、環境情報は、ビーコン送信器11から発信される信号に基づいて取得される情報に限られず、ビーコン送信器11以外のセンサから出力される信号に基づいて取得される情報であってもよい。さらに、システム80は、カメラ110のように設置型のカメラではなく、スマートフォンのような個人が使用する携帯情報通信端末に内蔵されたカメラによって撮影された画像データを用いて認証処理を行う点で、前述の実施の形態に係るシステムと異なる。
図8を参照して、システム80の構成について説明する。図8は、システム80の構成の概略を表わすブロック図である。システム80は、スマートフォン800と、サーバ860とを備える。スマートフォン800とサーバ860とは、インターネット回線あるいはモバイルデータ回線を介して通信可能である。スマートフォン800は、照度センサ810と、加速度センサ815と、環境条件照合部820と、虹彩認証処理部830と、画像撮像部840とを備える。照度センサ810は、照度測定部811を含む。加速度センサ815は、加速度測定部816を含む。環境条件照合部820は、環境条件データベース221と、環境条件選択部222と、環境照合判断部823と、認証処理制御部824とを含む。虹彩認証処理部830は、検出部833と、特徴量抽出部834とを含む。画像撮像部840は、撮像部841を含む。
照度センサ810は、スマートフォン800が設置される場所の照度を検出して、環境条件照合部820に検出結果を出力する。より詳しくは、照度測定部811は、照度を測定し、環境照合判断部823に測定信号を送信する。
加速度センサ815は、スマートフォン800の加速度を検出し、検出値を環境条件照合部820に出力する。より詳しくは、加速度測定部816は、スマートフォン800を保持するユーザの動きに応じた加速度を検出し、その検出した加速度を環境照合判断部823に出力する。
環境条件データベース221は、フラッシュメモリ、メモリカード等のデータ記憶媒体として構成される。環境条件照合部820は、ある局面においてプロセッサとして実現される。環境照合判断部823は、環境条件選択部222から出力される環境条件と、加速度測定部816から出力される加速度と、照度測定部811から出力される加速度とに基づいて、スマートフォン800を保有するユーザがいる場所で検出された環境情報が、当該ユーザに関連付けられた環境条件に含まれるか否かを判断する。認証処理制御部824は、環境照合判断部823から出力される結果に基づいて、画像撮像部840の動作を制御する。より詳しくは、当該環境情報が環境条件に含まれる場合、認証処理制御部824は、撮像スタート制御信号を撮像部841に送信する。環境情報が環境条件に含まれていない場合、あるいは、環境情報が環境条件に含まれなくなった場合、認証処理制御部824は、動作モードを撮影モードからスリープモードに切り替えるための制御信号を撮像部841に送信する。撮像部841は、認証処理制御部824から受信する信号に応じて作動し、あるいは動作を停止する。別の局面において、認証処理制御部824は、認証処理の開始を指示する信号を虹彩認証処理部830に送信してもよい。
画像撮像部840は、カメラモジュールとして構成される。画像撮像部840は、スマートフォン800を操作するユーザを撮影し、撮像画像を虹彩認証処理部830に送信する。より詳しくは、撮像部841は、撮像スタート制御信号を受信したことに基づいてシャッタを駆動して撮影を行なう。この場合、スマートフォン800が備えるシャッタボタンの機能は、一時的に無効にされてもよい。撮像画像は、撮像部841から検出部833に送られる。
虹彩認証処理部830は、ある局面において汎用のプロセッサによって構成される。別の局面において、虹彩認証処理部830は、専用のチップとして構成されてもよい。検出部833は、撮像部841から送られた撮像画像から虹彩を検出する。検出された虹彩のデータは特徴量抽出部834に送られる。特徴量抽出部834は、虹彩のデータから特徴量を抽出する。
通信部850は、特徴量抽出部834によって抽出された特徴量を、サーバ860に送信する。通信部850は、モバイル通信回線、WiFi(Wireless Fidelity)、NFC(Near Field Communication)その他の公知の通信方式を用いて実現される。
サーバ860は、特徴量データベース837と、虹彩認証処理部880と、通信部870とを含む。通信部870は、スマートフォン800との通信を確立し、スマートフォン800から送られた虹彩の特徴量を受信する。
特徴量データベース837は、虹彩認証を受ける対象者として予め選定されたユーザから取得された虹彩の特徴量を保持している。特徴量データベース837は、ハードディスク、フラッシュメモリその他の不揮発性のデータ記憶媒体によって実現される。特徴量データベース837に保持されているデータは、適宜、更新される。例えば、サーバ860のCPU(Central Processing Unit)は、環境条件更新部240として特徴量データベース837を更新してもよい。
虹彩認証処理部880は、特徴量照合部235と、認証判断部236とを含む。虹彩認証処理部880は、プロセッサその他の演算処理装置によって実現される。特徴量照合部235は、通信部870によって受信された特徴量と、特徴量データベース837に保持されている登録された特徴量とを照合し、照合結果を認証判断部236に送信する。認証判断部236は、照合結果に基づき、スマートフォン800のユーザが登録済みの正当なユーザであるか否かを判断する。虹彩認証処理部880は、そのユーザが正当なユーザであると判断すると、ユーザがアクセスしようとする部屋あるいは装置に適用されているロックを解除し、アクセスあるいは使用を可能にする。そうでない場合、虹彩認証処理部880は、そのユーザが登録されていない旨をスマートフォン800に通知し、さらに、その旨をアクセスログとして記録し得る。
図8に示される構成によれば、環境情報は、ビーコン受信器210以外のセンサから取得可能な情報であってもよい。あるいは、複数の情報(加速度、照度等)が環境情報として使用されてもよい。認証処理は顔認証に限られず、虹彩認証その他の生体認証であってもよい。図8に示される構成によれば、特徴量の取得はスマートフォン800において行なわれ、特徴量を照合する処理はサーバ860において行なわれるため、セキュリティの管理が必要とされる場所に、認証装置100のような専用のデバイスを設ける必要がなくなる。また、画像撮像部840は、環境情報(照度、加速度)が認証のために最適な瞬間のみに撮像を行なって虹彩認証を行なうため、ネットワーク890の効率的な利用が可能となる。別の局面において、スマートフォン800とサーバ860とは、GPS(Global Positioning System)信号その他の信号に含まれる時刻情報を用いて同期していてもよい。
[制御構造]
図9および図10を参照して、本実施の形態に係るシステムの制御構造について説明する。図9は、スマートフォン800が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同一の処理には同一のステップ番号を付してある。したがって、同一の処理の説明は繰り返さない。
ステップS910にて、スマートフォン800は、サーバ860に接続して、ステップS320において抽出された特徴量をサーバ860に送信する。サーバ860は、その特徴量を受信すると、認証処理を実行し、認証処理の結果をスマートフォン800に送信する。
ステップS920にて、スマートフォン800は、サーバ860から認証処理の結果を受信する。ステップS930にて、スマートフォン800は、受信した認証処理の結果をモニタに表示する。
図10を参照して、サーバ860の制御構造について説明する。図10は、本実施の形態に係るサーバ860のプロセッサが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、前述の処理と同一の処理には同一のステップ番号を付してある。したがって、同一の処理の説明は繰り返さない。
ステップS1010にて、サーバ860は、スマートフォン800から受信した信号に基づき、スマートフォン800との通信を確立する。ステップS1020にて、サーバ860は、スマートフォン800から、特徴量を受信する。ステップS1030にて、サーバ860は、ID番号が付された登録済みの特徴量(特徴量データベース837)と、スマートフォンから受信した特徴量とを照合する。
ステップS1040にて、サーバ860は、スマートフォン800の保有者が正当なアクセス権限を有するとの判断結果に基づき、ドア15のロックを解除する。
ステップS1050にて、サーバ860は、スマートフォン800に認証処理の結果を送信する。スマートフォン800は、その結果を受信すると(ステップS920)、モニタに結果を表示する(ステップS930)。
また、前述の実施の形態の場合と同様に、既存の認証装置に対して、適切な環境条件のみで認証処理を行うように制御できるので、既存の認証装置の構成を大きく変更することなく、誤認証率を低下させることができる。また、既存の認証アルゴリズムによらず、認証の高精度化や高効率化(例えば、低消費電力や高速応答)を実現し得る。
上記で開示された技術的特徴は、以下のように要約され得る。
(1)ある局面に従うと、環境条件照合部220は、認証処理を制御するための認証制御装置として構成される。認証制御装置は、カメラ110から出力される信号に基づいて認証装置100による認証を受ける複数のユーザの各々のユーザ識別番号(例、ID番号)と、各ユーザをそれぞれ認証するための基準として予めユーザ別に取得された環境条件とを記憶するための特徴量データベース237と、認証装置100の外部から受信した信号からユーザ識別番号を抽出するための受信情報抽出部212と、抽出されたユーザ識別番号と、特徴量データベース237に格納されているユーザ識別番号とに基づいて、特徴量データベース237から、当該ユーザの環境条件を選択するための環境条件選択部222と、当該信号に基づいて、認証装置100による認証が必要とされる場所の環境情報を取得するための電波強度距離計算部211と、環境情報が環境条件を満たすことに基づいて、認証装置100による認証処理の開始を制御するための認証処理制御部224とを備える。
(2)ある局面において、環境条件は、当該ユーザの認証処理の精度が予め定められた閾値を上回ることが確認された場合におけるカメラ110と当該ユーザとの間隔の集合を含む。環境情報は、カメラ110から当該ユーザまでの距離を含む。環境情報が環境条件を満たすことは、距離が間隔の集合に含まれることを含む。
(3)ある局面において、認証処理制御部224は、認証処理の開始を指示する信号(例、認証処理制御信号)を認証装置100に送信するように構成されている。
(4)ある局面において、認証処理制御部224は、撮影の開始を指示する信号をカメラ110に送信するように構成されている。
(5)ある局面において、認証装置100は、環境条件を更新するための環境条件データ更新部241をさらに備える。
(6)ある局面において、認証装置100は、同期のための時刻情報が入力されるカメラ110から出力される撮像信号の入力を受けるように構成されている。認証制御装置は、時刻情報の入力を受けるためのインターフェイスをさらに備える。係る構成により、カメラ110と環境照合判断部223とが同期するので、撮像を環境情報が取得されたタイミングで行なうことができる。
(7)ある局面において、認証処理は、顔認証または虹彩認証のいずれかを含む。
(8)別の局面に従うと、認証を行なうシステム60,80が提供される。このシステム60,80は、認証処理を実行するための認証装置(例えば、認証装置600、サーバ860)と、撮像装置から出力される信号に基づいて認証装置による認証を受ける複数のユーザ(例えば、社員、職員等)の各々のユーザ識別番号と、各ユーザをそれぞれ認証するための基準として予めユーザ別に取得された環境条件とを記憶するための特徴量データベース237と、認証装置の外部から受信した信号からユーザ識別番号を抽出するための抽出部(例えば、受信情報抽出部212)と、抽出されたユーザ識別番号と、特徴量データベース237に格納されているユーザ識別番号とに基づいて、特徴量データベース237から、当該ユーザの環境条件を選択するための環境条件選択部222と、信号に基づいて、認証装置による認証が必要とされる場所の環境情報を取得するための取得部(例えば、電波強度距離計算部211、照度センサ810、加速度センサ815)と、環境情報が環境条件を満たすことに基づいて、認証装置による認証処理の開始を制御するための制御部(例えば、認証処理制御部224,824)とを備える。
図11を参照して、本実施の形態に係る認証装置のハードウェア構成の一例について説明する。図11は、認証装置として機能するコンピュータ1100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
コンピュータ1100は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1と、コンピュータ1100のユーザによる指示の入力を受けるマウス2およびキーボード3と、CPU1によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2若しくはキーボード3を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM(Random Access Memory)4と、データを不揮発的に格納するハードディスク5と、光ディスク駆動装置6と、モニタ8と、通信インターフェイス7とを備える。各構成要素は、相互にバスによって接続されている。光ディスク駆動装置6には、CD−ROM(Compact Disc ‐ Read Only Memory)9その他の光ディスクが装着される。通信インターフェイス7は、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、Bluetooth(登録商標)インターフェイス等を含むが、これらに限られない。
コンピュータ1100における処理は、各ハードウェアおよびCPU1により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク5に予め格納されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD−ROM9その他のコンピュータ読み取り可能な不揮発性のデータ記録媒体に格納されて、プログラム製品として流通している場合もある。あるいは、当該ソフトウェアは、インターネットその他のネットワークに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラム製品として提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置6その他のデータ読取装置によってデータ記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス7を介してダウンロードされた後、ハードディスク5に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1によってハードディスク5から読み出され、RAM4に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1は、そのプログラムを実行する。
図11に示されるコンピュータ1100を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本実施の形態に係る最も本質的な部分は、コンピュータ1100に格納されたプログラムであるともいえる。コンピュータ1100の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、データ記録媒体としては、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する不揮発性のデータ記録媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPU1により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含み得る。
[端末の構成]
図12を参照して、スマートフォン800の構成の一例について説明する。図12は、スマートフォン800のハードウェア構成を表わすブロック図である。
スマートフォン800は、CPU20と、アンテナ23と、通信装置24と、入力スイッチ25と、カメラ26と、フラッシュメモリ27と、RAM28と、ROM29と、メモリカード駆動装置30と、マイク32と、スピーカ33と、音声信号処理回路34と、モニタ35と、LED(Light Emitting Diode)36と、通信インターフェイス37と、バイブレータ38と、GPSアンテナ39と、GPSモジュール40と、加速度センサ41と、地磁気センサ42とを備える。メモリカード駆動装置30には、メモリカード31が装着され得る。
アンテナ23は、基地局によって発信される信号を受信し、または、基地局を介して他の通信装置と通信するための信号を送信する。アンテナ23によって受信された信号は、通信装置24によってフロントエンド処理が行なわれ、処理後の信号は、CPU20に送られる。
CPU20は、スマートフォン800に対して与えられる命令に基づいてスマートフォン800の動作を制御するための処理を実行する。スマートフォン800が信号を受信すると、CPU20は、通信装置24から送られた信号に基づいて予め規定された処理を実行し、処理後の信号を音声信号処理回路34に送出する。音声信号処理回路34は、その信号に対して予め規定された信号処理を実行し、処理後の信号をスピーカ33に送出する。スピーカ33は、その信号に基づいて音声を出力する。
入力スイッチ25は、スマートフォン800に対する命令の入力を受け付ける。入力スイッチ25は、タッチセンサ、スマートフォン800の筐体に設けられたボタン等により実現される。入力された命令に応じた信号は、CPU20に入力される。
カメラ26は、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)センサを含む。ある局面において、カメラ26は、複数のレンズを有してもよい。
マイク32は、スマートフォン800に対する発話を受け付けて、発話された音声に対応する信号を音声信号処理回路34に対して送出する。音声信号処理回路34は、その信号に基づいて通話のために予め規定された処理を実行し、処理後の信号をCPU20に対して送出する。CPU20は、その信号を送信用のデータに変換し、変換後のデータを通信装置24に対して送出する。通信装置24は、そのデータを用いて送信用の信号を生成し、アンテナ23に向けてその信号を送出する。
フラッシュメモリ27は、CPU20から送られるデータを格納する。また、CPU20は、フラッシュメモリ27に格納されているデータを読み出し、そのデータを用いて予め規定された処理を実行する。
RAM28は、入力スイッチ25に対して行なわれた操作に基づいてCPU20によって生成されるデータを一時的に保持する。ROM29は、スマートフォン800に予め定められた動作を実行させるためのプログラムあるいはデータを格納している。CPU20は、ROM29から当該プログラムまたはデータを読み出し、スマートフォン800の動作を制御する。
メモリカード駆動装置30は、メモリカード31に格納されているデータを読み出し、CPU20に送出する。メモリカード駆動装置30は、CPU20によって出力されるデータを、メモリカード31の記憶領域に書き込む。
音声信号処理回路34は、上述のような通話のための信号処理を実行する。なお、図12に示される例では、CPU20と音声信号処理回路34とが別個の構成として示されているが、他の局面において、CPU20と音声信号処理回路34とが一体として構成されていてもよい。
モニタ35は、タッチ操作式のモニタであるが、タッチ操作を受け付ける機構は特に限られない。モニタ35は、CPU20から取得されるデータに基づいて、当該データによって規定される画像を表示する。たとえば、フラッシュメモリ27に格納されている静止画、動画、地図などを表示する。
LED36は、CPU20から出力される信号に基づいて発光する。ある局面において、通信インターフェイス37は、WiFi、Bluetooth(登録商標)、NFC等により実現される。別の局面において、通信インターフェイス37は、データ通信用のケーブルの装着を受け付ける。通信インターフェイス37は、CPU20から出力される信号を発信する。あるいは、通信インターフェイス37は、通信端末2400の外部から受信した信号に含まれるデータを、CPU20に対して送信する。
バイブレータ38は、CPU20から出力される信号に基づいて、予め定められた周波数で発振動作を実行する。
GPSアンテナ39は、4つ以上の衛星からそれぞれ送信されるGPS信号を受信する。受信された各GPS信号は、GPSモジュール40に入力される。GPSモジュール40は、各GPS信号と公知の技術とを用いて測位処理を実行し、スマートフォン800の位置情報を取得する。
加速度センサ41は、スマートフォン800に作用する加速度を検出する。ある局面において、加速度センサ41は、3軸加速度センサとして実現される。検出された加速度は、CPU20に入力される。CPU20は、この加速度に基づいて、スマートフォン800の動きや姿勢(傾き)を検出する。
地磁気センサ42は、スマートフォン800が向いている方角を検出する。この検出により取得された情報は、CPU20に入力される。
スマートフォン800の基本的な動作は周知である。したがって詳細な説明は繰り返さない。
以上、本開示に係る技術思想が顔認証または虹彩認証に適用される場合を説明したが、当該技術思想の適用範囲は、顔認証または虹彩認証に限られない。また、顔認証と虹彩認証とが、組み合わされてもよい。
開示された技術的特徴は、例えば、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)その他のハードウェアコンポーネントを用いてハードウェアで実現されてもよい。ここに説明された処理を実現するようなハードウェアは、当業者には明らかであろう。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
7,37 通信インターフェイス、8,35 モニタ、9,29 ROM、10,60,80 システム、11 ビーコン送信器、12,13 照明、14 窓、15 ドア、23,39 アンテナ、101 ユーザ、510,511,512,513,520,521,522,523 特徴量、550,560 グラフ、551,552 条件、570 閾値レベル、890 ネットワーク。

Claims (20)

  1. 認証処理を制御するための認証制御装置であって、
    撮像装置から出力される信号に基づいて認証装置による認証を受ける複数のユーザの各々のユーザ識別番号と、各前記ユーザをそれぞれ認証するための基準として予めユーザ別に取得された環境条件とを記憶するための記憶装置と、
    前記認証装置の外部から受信した信号からユーザ識別番号を抽出するための抽出部と、
    前記抽出されたユーザ識別番号と、前記記憶装置に格納されているユーザ識別番号とに基づいて、前記記憶装置から、当該ユーザの環境条件を選択するための選択部と、
    前記信号に基づいて、前記認証装置による認証が必要とされる場所の環境情報を取得するための取得部と、
    前記環境情報が前記環境条件を満たすことに基づいて、前記認証装置による認証処理の開始を制御するための制御部とを備える、認証制御装置。
  2. 前記環境条件は、当該ユーザの認証処理の精度が予め定められた閾値を上回ることが確認された場合における前記撮像装置と当該ユーザとの間隔の集合を含み、
    前記環境情報は、前記撮像装置から当該ユーザまでの距離を含み、
    前記環境情報が前記環境条件を満たすことは、前記距離が前記間隔の集合に含まれることを含む、請求項1に記載の認証制御装置。
  3. 前記制御部は、認証処理の開始を指示する信号を前記認証装置に送信するように構成されている、請求項1に記載の認証制御装置。
  4. 前記制御部は、撮影の開始を指示する信号を前記撮像装置に送信するように構成されている、請求項1に記載の認証制御装置。
  5. 前記環境条件を更新するための更新部をさらに備える、請求項1に記載の認証制御装置。
  6. 前記認証装置は、同期のための時刻情報が入力される撮像装置から出力される撮像信号の入力を受けるように構成されており、
    前記認証制御装置は、前記時刻情報の入力を受けるためのインターフェイスをさらに備える、請求項1に記載の認証制御装置。
  7. 認証処理は、顔認証または虹彩認証のいずれかを含む、請求項1に記載の認証制御装置。
  8. 認証システムであって、
    認証処理を実行するための認証装置と、
    撮像装置から出力される信号に基づいて前記認証装置による認証を受ける複数のユーザの各々のユーザ識別番号と、各前記ユーザをそれぞれ認証するための基準として予めユーザ別に取得された環境条件とを記憶するための記憶装置と、
    前記認証装置の外部から受信した信号からユーザ識別番号を抽出するための抽出部と、
    前記抽出されたユーザ識別番号と、前記記憶装置に格納されているユーザ識別番号とに基づいて、前記記憶装置から、当該ユーザの環境条件を選択するための選択部と、
    前記信号に基づいて、前記認証装置による認証が必要とされる場所の環境情報を取得するための取得部と、
    前記環境情報が前記環境条件を満たすことに基づいて、前記認証装置による認証処理の開始を制御するための制御部とを備える、認証システム。
  9. 前記環境条件は、当該ユーザの認証処理の精度が予め定められた閾値を上回ることが確認された場合における前記撮像装置と当該ユーザとの間隔の集合を含み、
    前記環境情報は、前記撮像装置から当該ユーザまでの距離を含み、
    前記環境情報が前記環境条件を満たすことは、前記距離が前記間隔の集合に含まれることを含む、請求項8に記載の認証システム。
  10. 前記制御部は、認証処理の開始を指示する信号を前記認証装置に送信するように構成されている、請求項8に記載の認証システム。
  11. 前記制御部は、撮影の開始を指示する信号を前記撮像装置に送信するように構成されている、請求項8に記載の認証システム。
  12. 前記環境条件を更新するための更新部をさらに備える、請求項8に記載の認証システム。
  13. 前記認証装置は、同期のための時刻情報が入力される撮像装置から出力される撮像信号の入力を受けるように構成されており、
    前記認証システムは、前記時刻情報の入力を受けるためのインターフェイスをさらに備える、請求項8に記載の認証システム。
  14. 認証処理は、顔認証または虹彩認証のいずれかを含む、請求項8に記載の認証システム。
  15. 認証処理を制御するためにコンピュータで実行される方法であって、
    撮像装置から出力される信号に基づいて認証を受ける複数のユーザの各々のユーザ識別番号と、各前記ユーザをそれぞれ認証するための基準として予めユーザ別に取得された環境条件とにアクセスするステップと、
    前記コンピュータの外部から受信した信号からユーザ識別番号を抽出するステップと、
    前記抽出されたユーザ識別番号と、前記アクセスしたユーザ識別番号とに基づいて、前記アクセスしたデータから、当該ユーザの環境条件を選択するステップと、
    前記信号に基づいて、認証が必要とされる場所の環境情報を取得するステップと、
    前記環境情報が前記環境条件を満たすことに基づいて、前記認証処理の開始を制御するステップとを備える、方法。
  16. 前記環境条件は、当該ユーザの認証処理の精度が予め定められた閾値を上回ることが確認された場合における前記撮像装置と当該ユーザとの間隔の集合を含み、
    前記環境情報は、前記撮像装置から当該ユーザまでの距離を含み、
    前記環境情報が前記環境条件を満たすことは、前記距離が前記間隔の集合に含まれることを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記制御するステップは、認証処理の開始を指示する信号を前記認証処理を行う認証装置に送信することを含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記制御するステップは、撮影の開始を指示する信号を前記撮像装置に送信することを含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記環境条件を更新するステップをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  20. 前記撮像装置と前記コンピュータとを同期させるステップをさらに備える、請求項15に記載の方法。
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