JP2008152335A - 移動方向検出システム、移動方向検出方法、移動方向検出プログラム - Google Patents

移動方向検出システム、移動方向検出方法、移動方向検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】1台のリーダで入室及び退室を管理できるようにした移動方向検出システムを提供する。
【解決手段】部屋1に出入りする監視対象者7は、RFIDタグ8を携帯する。部屋1の近傍に、第1の読取範囲のモードと第2の読取範囲のモードとが設定できるRFIDリーダ5を配置する。RFIDリーダ5を第1の読取範囲のモードと第2の読取範囲のモードに設定して、受信情報が得られるか否かを検出する。第1の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、第2の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否かにより、監視対象者の現在の現在位置を検出する。この検出した現在位置を履歴として記憶しておき、この現在位置の履歴により、監視対象者7の移動方向を検出することにより、部屋への入室または退室を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFIDタグとリーダーとを用いてRFIDタグの移動方向を検出する技術に関する。
近年、機密情報を保護するために、オフィスや工場に入退室する従業員の情報を厳しく管理する必要性が増大してきている。例えば、特許文献1には、RFIDタグ等の電波を発信する機器を従業員に持たせ、RFID(Radio Frequency IDentification)タグからの信号を受信する機器(以下リーダとする)を部屋に設置し、このリーダで、その部屋に誰がいるのかを把握するシステムが提案されている。
特開平5−256054号公報
しかしながら、特許文献1に示される方法では、リーダを部屋に敷き詰めるように設置する必要があるため、1台のリーダでは実現不可能であるという問題がある。
この問題に対して、部屋の出入り口や、部屋に至るまでの通路にリーダを設置することで従業員の移動方向を検出することにより、従業員の部屋への出入りを検知するシステムが考案されているが、それでもなお、複数台のリーダが必要であるという問題がある。
また、従来のシステムでは、リーダを部屋の中に配置しているが、クリーンルームのような環境では、リーダをクリーンルームの室内に配置することは難しいという問題がある。
本発明は、上述の課題を鑑み、1台のリーダで入室及び退室を管理できるようにした移動方向検出システム、移動方向検出方法、移動方向検出プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、1台のリーダで入室及び退室を管理できるようにした移動方向検出システム、移動方向検出方法、移動方向検出プログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、監視対象に保持され固有の識別情報を無線で送信する無線端末と、第1の読取範囲のモードと前記第1の読取範囲を包含する第2の読取範囲のモードとが設定でき、前記設定されたモードの第1の読取範囲または第2の読取範囲で前記無線端末からの識別情報を読み取る無線端末リーダと、前記監視対象の移動方向を検出する情報管理サーバと、からなる移動方向検出システムであって、前記情報管理サーバは、前記無線端末リーダが前記第1の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報と、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報とを受信する受信手段と、前記第1の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否かにより、前記無線端末の現在位置を判定する現在位置判定手段と、前記判定された現在位置を履歴として記憶する記憶手段と、前記現在位置の履歴に基づいて、前記監視対象の移動方向を検出する移動方向検出手段と、を有することを特徴とする移動方向検出システムである。
請求項2に記載の発明は、前記第1の読取範囲と前記第2の読取範囲との境界が、監視する領域の境界と一致するように前記無線端末リーダを設置することを特徴とする請求項1に記載の移動方向検出システムである。
請求項3に記載の発明は、前記無線端末リーダは、前記第2の読取範囲を包含する第3の読取範囲のモードを有し、前記第1の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第3の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否かにより、前記監視対象の現在位置を判定することを特徴とする請求項1に記載の移動方向検出システムである。
請求項4に記載の発明は、監視対象に保持され固有の識別情報を無線で送信する無線端末と、第1の読取範囲のモードと前記第1の読取範囲を包含する第2の読取範囲のモードとが設定でき、前記設定されたモードの第1の読取範囲または第2の読取範囲で前記無線端末からの識別情報を読み取る無線端末リーダと、前記監視対象の移動方向を検出する情報管理サーバと、からなる移動方向検出方法であって、前記情報管理サーバは、前記無線端末リーダが前記第1の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報と、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報とを受信し、前記第1の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否かにより、無線端末の現在位置状態を判定し、前記判定された現在位置を履歴として記憶しておき、前記現在位置の履歴に基づいて、前記監視対象の移動方向を検出することを特徴とする移動方向検出方法である。
請求項5に記載の発明は、監視対象に保持され固有の識別情報を無線で送信する無線端末と、第1の読取範囲のモードと前記第1の読取範囲を包含する第2の読取範囲のモードとが設定でき、前記設定されたモードの第1の読取範囲または第2の読取範囲で前記無線端末からの識別情報を読み取る無線端末リーダと、前記監視対象の移動方向を検出する情報管理サーバと、からなる移動方向検出システムにおける移動方向検出プログラムであって、前記無線端末リーダが前記第1の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報を受信するステップと、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報を受信するステップと、前記第1の読取範囲のモードに設定したときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第2の読取範囲のモードに設定したときに受信情報が得られたか否かにより、前記無線端末の現在位置を判定するステップと、前記判定された現在位置を履歴として記憶するステップと、前記現在位置の履歴に基づいて、前記監視対象の移動方向を検出するステップとを含むことを特徴とする移動方向検出プログラムである。
本発明によれば、2つの読み取り範囲を有する無線端末リーダを用いて無線端末の移動方向を検出することにより、1台のリーダで移動方向を検出することが可能となる効果を奏する。
また、本発明によれば、3つの読み取り範囲を有する無線端末リーダを用いて1台のリーダで無線端末の移動方向を検出することにより、クリーンルームなどの室内にリーダを配置することなく、クリーンルームなどの室内への入退出を検出することが可能となる効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の概要を示すものである。図1において、部屋1の出入口2の近傍に、RFID(Radio Frequency IDentification)リーダ5が配置される。RFIDリーダ5は、直接に又はインターネット等のネットワークを介して、情報管理サーバ6に接続されている。
部屋1に出入りする従業員等の監視対象者7は、部屋1に入るときには、監督者からRFIDタグ8を受け取る。RFIDタグ8は、各端末毎に固有の端末ID(識別番号)を無線で通知する機能を持つアクティブ型のICタグである。RFIDタグ8は、携帯する他、衣服等に貼り付けて使用することができる。
RFIDタグ8は、図2に示すように、RF送信部11と、制御部12と、端末ID記憶部13とからなる。端末ID記憶部13には、各端末毎に固有の端末IDが記憶されている。制御部12は、所定時間毎に、端末ID記憶部13から端末IDを読み出し、RF送信部11は、この端末IDを所定時間毎に無線で送信している。
図1において、RFIDリーダ5は、RFIDタグ8からの信号を受信して、RFIDタグ8の端末IDを読み取り、この端末IDの情報を情報管理サーバ6に送る。
本発明の第1実施形態においては、RFIDリーダ5は、モードAとモードBとの2つの指向性に設定することができる。RFIDリーダ5は、モードAに設定すると、図3(A)に示すように、読取範囲A11にあるRFIDタグからの信号を受信する。RFIDリーダ5は、指向性モードをモードBに設定すると、図3(B)に示すように、読取範囲B11にあるRFIDタグからの信号を受信する。
なお、モードBの読取範囲B11は、モードAの読取範囲A11を含んでいる。
本発明の第1実施形態においては、図1に示すように、モードAの読取範囲A11と、モードBのみの読取範囲B11との境界に、出入口2が位置するように、RFIDリーダ5を配置している。
図4は、このようなRFIDリーダ5の一例を示すものである。図4に示すように、RFIDリーダ5は、指向性アンテナ21と、RF受信部26と、指向性設定部22と、制御部23と、時刻発生部24と、情報通信部25とからなる。指向性設定部22は、モードAとモードBとの2つの指向性モードを設定するものである。
モードの設定は、例えば、受信信号のゲインにより設定することができる。
情報通信部25は、情報管理サーバ6との通信を行っている。指向性設定部22は、情報管理サーバ6からの指令により、指向性モードを設定することができる。
図4において、RFIDタグ8からの無線信号は、指向性アンテナ21で受信され、RF受信部26を介して、制御部23に送られる。そして、受信した端末IDの情報は、時刻発生部24からの受信時刻の情報とともに、情報通信部25から情報管理サーバ6に向けて送られる。
図1において、情報管理サーバ6は、部屋1の入室及び退出を管理する管理者のサーバである。情報管理サーバ6は、RFIDリーダ5からの情報を受信すると、これに基づいて、監視対象者7の移動方向を検出することにより、監視領域となる部屋への入室または退室を検出し、入室又は退室したと判断したときには、入室又は退室の情報とその時刻の情報とを保存する。
情報管理サーバ6は、図5に示すように、情報通信部31と、制御部32と、ユーザデータベース33と、状態データベース34と、入退室データベース35とからなる。
ユーザデータベース33には、図6に示すように、端末IDと、RFIDタグを貸与したユーザの名前が対応付けて記憶されている。管理者は、従業員等の監視対象者7にRFIDタグを貸与する際に、貸与したRFIDタグ8の端末IDと、RFIDタグ8を貸与した従業員等の監視対象者7等の名前とを対応付けて、ユーザデータベース33に登録しておく。
状態データベース34には、図7に示すように、端末IDと、その端末IDのRFIDタグの1つ前の位置状態及び現在に位置状態が記憶される。位置状態としては、後に説明するように、「通路領域」と、「室内領域」と、「領域外」とがある。
図5において、情報管理サーバ6の制御部32で、後に説明するように、RFIDリーダ5からの検知情報に基づいて、RFIDタグ8を持った監視対象者7の位置が、「通路領域」にあるか、「室内領域」にあるか、「領域外」にあるかが判定される。状態データベース34には、これに基づいて、現在及び1つ前の位置状態が記述される。
入退室データベース35には、図8に示すように、端末IDと、ユーザの名前と、入室/退室の種別と、最終動作時間とが対応付けて記録される。上述のように、RFIDリーダ5からの検知情報と、状態データベース34の現在及び1つ前の位置状態に基づいて、入室及び退室が判断されると、これに基づいて、入退室データベース35に、入退室した監視対象者の名前と、入室か退室かの種別と、入室又は退室した最終動作時間とが対応付けて記録される。
次に、本発明の第1実施形態における監視対象者7の入室、退室の判断について、図9を参照しながら説明する。
前述したように、本発明の第1実施形態においては、RFIDリーダ5は、モードAの読取範囲A11と、モードBのみの読取範囲B11との境界に出入口2が位置するように配置されている。
ここで、人が移動できる領域のうち、モードAでRFIDタグ8が検出できる領域は、図9において、領域A21で示す領域である。この領域A21は、出入口2の近傍の通路3側の領域である。以下、この領域A21の位置状態を「通路領域」と呼ぶ。
また、人が移動できる領域のうち、モードBでRFIDタグ8が検出できる領域のうち、モードAでRFIDタグ8が検出できる領域を除く領域は、図9において、領域B21で示す領域である。この領域B21は、出入口2の近傍の部屋1側の領域である。以下、この領域B21の位置状態を「室内領域」と呼ぶ。
このことから、RFIDリーダ5をモードAに設定して、RFIDタグ8が検出でき、且つ、モードBに設定して、RFIDタグ8が検出されれば、監視対象者7は、「通路領域(領域A21)」にいることになる。また、RFIDリーダ5をモードAに設定すると、RFIDタグ8が検出されないが、モードBに設定すると、RFIDタグ8が検出されれば、「室内領域(領域B21)」にいることになる。
RFIDリーダ5をモードAに設定しても、モードBに設定して、RFIDタグ8が検出できなければ、監視対象者7は、「通路領域(領域A21)」と「室内領域(領域B21)」とを除くどこかの領域にいることになる。この位置状態を、以下、「領域外」と呼ぶ。
また、監視対象者7が部屋1に入室する場合、図9(A)に示すように、通路3を通り、出入口2から部屋1に入る。このとき、必ず、「通路領域(領域A21)」を通り、「室内領域(領域B21)」に行く。したがって、「通路領域(領域A21)」の位置状態から「室内領域(領域B21)」の位置状態に遷移する。
これに対して、監視対象者7が部屋1から退出する場合、図9(B)に示すように、部屋1から、出入口2を抜けて部屋1を出て、通路3を通って退出する。このとき、必ず、「室内領域(領域B21)」を通り「通路領域(領域A21)」に行く。したがって、「室内領域(領域B21)」の位置状態から「通路領域(領域A21)」の位置状態に遷移する。
図10は、入室、退室の状態遷移図を示すものである。位置状態としては、「通路領域」、「室内領域」、「領域外」の3つの位置状態がある。ここで、「通路領域」の位置状態から「室内領域」の位置状態に遷移したら、「通路領域」から「室内領域」への移動方向が検出され、そのため「入室」と判断できる。一方、「室内領域」の位置状態から「通路領域」の位置状態に遷移したら、「室内領域」から「通路領域」への移動方向が検出され、そのため「退室」と判断できる。
以上のこのことから、入退室は、以下のようにして判断できる。
(1)「通路領域」の位置状態(モードAに設定してRFIDタグが検出され、且つ、モードBに設定してRFIDタグが検出される)から、「室内領域」の位置状態(モードAに設定するとRFIDタグは検出されないが、モードBに設定するとRFIDタグが検出される)に遷移したら、当該端末IDのRFIDタグ8を持っている監視対象者7は、部屋1に入室した。
(2)「室内領域」(モードAに設定するとRFIDタグは検出されないが、モードBに設定するとRFIDタグが検出される)から、「通路領域」の位置状態(モードAに設定してRFIDタグが検出され、且つ、モードBに設定してRFIDタグが検出される)に遷移したら、当該端末IDのRFIDタグ8を持っている監視対象者7は、部屋1から退室した。
本発明の実施形態では、上述のようにして、RFIDリーダ5の検知出力から、監視対象者7の入室及び退室を判定するようにしている。
図11は、本発明の第1実施形態の情報管理サーバ6の処理を示すフローチャートである。図11において、RFIDリーダ5の指向性をモードBに設定して(ステップS1)、RFIDタグ8からの信号の読み取りを行い、RFIDタグ8からの信号が読み取れたかどうかを判断する(ステップS2)。
ステップS2で、RFIDタグ8からの信号が読み取れなければ、モードAに設定したときにも、モードBに設定したときにも、RFIDタグ8からの信号は読み取れないことになるので(モードBの読取範囲はモードAの読取範囲を含んでいる)、現在の位置状態は「領域外」と判断し、状態データベース34におけるそのID端末の「現在の位置状態」の項目の状態を「1つ前の位置状態」の項目の状態に移動し、状態データベース34における「現在の位置状態」の項目に、「領域外」を登録して(ステップS3)、ステップS4に行く。
一方、ステップS2で、RFIDタグ8からの信号が読み取れれば、RFIDタグ8から送られてきた端末IDと時刻を取得して保存し(ステップS5)、指向性をモードAに設定して(ステップS6)、RFIDタグ8からの信号が読み取れるかどうかを判断する(ステップS7)。
ステップS7で、RFIDタグ8からの信号が読み取れたら、RFIDタグ8から送られてきた端末IDと時刻を取得して保存する(ステップS8)。
ステップS2で、RFIDタグ8からの信号が読み取れ、且つ、ステップS7で、RFIDタグ8からの信号が読み取れた場合には、モードAに設定したときにも、モードBに設定したときにも、RFIDタグ8からの信号は読み取れることになるので、現在の位置状態は「室内領域」であると判断し、状態データベース34におけるその端末IDの「現在の位置状態」の項目の状態を「1つ前の位置状態」の項目の状態に移動し、状態データベース34における「現在の位置状態」の項目に、「室内領域」を記載して(ステップS9)、ステップS4に進む。
一方、ステップS7で、モードBに設定したときにRFIDタグ8からの信号が読み取れたが、ステップS7で、モードAに設定したときにRFIDタグ8からの信号が読み取れない場合には、現在の位置状態は「通路領域」であると判断し、状態データベース34におけるその端末IDの「現在の位置状態」の項目の状態を「1つ前の状態」の項目の状態に移動し、状態データベース34における現在の位置状態に、「通路領域」を記載して(ステップS10)、ステップS4に進む。
ステップS4で、状態データベース34を参照し、1つ前の位置状態と、現在の位置状態とが同じであるかどうかを判断し、1つ前の位置状態と、現在の位置状態とが同じなら、「入室」でも「退室」でもないと判定して、ステップS1にリターンする。
一方、ステップS4で、1つ前の位置状態と、現在の位置状態とが同じでないなら、1つ前の位置状態が「通路領域」で、現在の位置状態が「室内領域」に遷移したかを判断する(ステップS11)。
ステップS11で、1つ前の位置状態が「通路領域」で、現在の位置状態が「室内領域」に遷移したなら、「入室」と判定し、取得された端末IDを基に、ユーザデータベース33からユーザ情報を検索し、これに基づいて、入退室データベース35に、端末IDと、氏名と、入室と、入室時刻を記載して、ステップS1にリターンする。
一方ステップS11で、1つ前の位置状態が「通路領域」で、現在の位置状態が「室内領域」に遷移したかを判断する(ステップS13)。
ステップS13で、1つ前の位置状態が「室内領域」で、現在の位置状態が「通路領域」に遷移したなら、「退室」と判定し、取得された端末IDを基に、ユーザデータベース33からユーザ情報を検索し、これに基づいて、入退室データベース35に、端末IDと、氏名と、退室と、退室時刻を記載して、ステップS1にリターンする。
一方、ステップS13で、1つ前の位置状態が「室内領域」で、現在の位置状態が「通路領域」に遷移していないなら、ステップS1にリターンする。
なお、上述の例では、情報管理サーバ6からの指令により、RFIDリーダ5のモードを切り換えているが、RFIDリーダ5側で、定期的にモードの切換を行い、RFIDタグが検出できたときには、端末IDと、そのときの設定モードとを情報管理サーバ6に送るようにしても良い。
(第2実施形態)
図12は、本発明の第2の実施形態を示すものである。前述の第1の実施形態では、RFIDリーダ5の指向性をモードAとモードBの2段階に設定している。これに対して、この実施形態では、RFIDリーダ105の指向性を、3段階に設定している。
図12において、部屋101は、出入口102aと102bとがある。RFIDリーダ105は、モードAとモードBとモードCの3段階に指向性が設定できる。図13に示すように、モードAのときの読取範囲はA101であり、モードBのときの読取範囲はB101であり、モードCのときの読取範囲はC101である。この読取範囲B101は読取範囲A101を包含し、また、読取範囲C101は読取範囲B101を包含する。
このRFIDリーダ105は、直接に又はインターネット等のネットワークを介して、情報管理サーバ106に接続されている。
部屋101に出入りする従業員等の監視対象者107は、部屋101に入るときには、RFIDタグ108を受け取る。
この第2の実施形態においては、モードAの読取範囲A101と、モードBの読取範囲B101との境界に、出入口102aが位置し、モードBの読取範囲B101と、モードCの読取範囲C101との境界に、出入口102bが位置するように、RFIDリーダ105を配置している。
ここで、人が移動できる領域のうち、モードAでRFIDタグが検出できる領域は、図12において、領域A121で示す領域である。この領域A121は、出入口102aの近傍の通路103aの領域である。以下、この領域A121を「第1通路領域」と呼ぶ。
また、人が移動できる領域のうち、モードBでRFIDタグが検出できる領域(モードAでRFIDタグが検出できる領域を除く)は、図12において、領域B121で示す領域である。この領域B121は、部屋101内の領域である。以下、この領域B121を「室内領域」と呼ぶ。
また、人が移動できる領域のうち、モードCでRFIDタグが検出できる領域(モードA及びモードBでRFIDタグが検出できる領域を除く)は、図12において、領域C121で示す領域である。この領域C121は、出入口102bの近傍の通路103bの領域である。以下、この領域B121を「第2通路領域」と呼ぶ。
このように、この実施形態では、「第1通路領域(領域A121)」の位置状態と、「室内領域(領域B121)」の位置状態と、「第2通路領域(領域C121)」の位置状態と、「領域外」の位置状態とが取り得る。
モードA、モードB、モードCで全てRFIDタグが検出できれば、「第1通路領域(領域A121)」の位置状態であると判断できる。
モードAでRFIDタグが検出できず、モードBでのみRFIDタグが検出できれば、「室内領域(領域B121)」の位置状態であると判断できる。
モードA、モードBでRFIDタグが検出できず、モードCでのみRFIDタグが検出できれば、「第2通路領域(領域C121)」の位置状態であると判断できる。
モードA、モードB、モードCで全てRFIDタグが検出できなければ、「領域外」の位置状態であると判断できる。
そして、「第1通路領域」の位置状態から「室内領域」の位置状態を遷移を検出することで、出入口102aからの入室を判断でき、また、「室内領域」の位置状態から「第1通路領域」の位置状態への遷移を検出することで、出入口102aからの退室を判断できる。
「室内領域」の位置状態から「第2通路領域」の位置状態への遷移を検出することで、出入口102bからの退室を判断でき、「第2通路領域」の位置状態から「室内領域」の位置状態を遷移を検出することで、出入口102bからの入室を判断できる。
このように、本発明の第2の実施形態では、RFIDリーダ105は、モードAとモードBとモードCの3段階に指向性が設定できる。これにより、部屋101を通過したことや、相対する2つの出入口102a、102bの入退室を検知できる。
ここで、通路とクリーンルームとの間に、粉塵などを落とすためのエアーシャワー室がある場合を考える。これは、例えば図12において、通路103aの領域が通路であり、部屋101がエアーシャワー室であり、通路103bの領域がクリーンルームであることに相当する。
このような場合、本発明の第2の実施形態を適応することにより、このエアーシャワー室を人や物の監視対象が通過したか否かの検出、また、その移動方向の検出が可能である。また、移動方向を検出することにより、クリーンルームへの、監視対象の入室または退出を検出することも可能である。
本発明の第2の実施形態でも、RFIDリーダ5は1つでよく、通路に設置するのみで、上記検出が可能である。そのため、RFIDリーダ5は、クリーンルーム内やエアーシャワー室内に設置する必要がなく、上記検出が可能になるという効果が得られる。
なお、端末ID記憶部13、ユーザデータベース33、状態データベース34または入退室データベース35は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるものとする。
なお、情報管理サーバ6は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、この情報管理サーバ6はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、情報管理サーバ6の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明は、セキュリティやユビキタスのために、監視対象となる人の入室や退出の管理するシステム等に適用することができる。
本発明の第1の実施形態のシステムの概要の説明図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおけるRFIDタグの一例のブロック図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおけるRFIDリーダの読み取り範囲の説明図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおけるRFIDリーダの一例のブロック図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおける情報管理サーバの一例のブロック図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおけるユーザデータベースの説明図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおける状態データベースの説明図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおける入退室データベースの説明図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおける位置状態の入退室データベースの説明図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおける位置状態の説明に用いる状態遷移図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおける情報管理サーバの処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のシステムの概要の説明図である。 本発明の第1の実施形態のシステムにおけるRFIDリーダの読み取り範囲の説明図である。
符号の説明
1 部屋
2 出入口
3 通路
5 RFIDリーダ
6 情報管理サーバ
7 監視対象者
8 RFIDタグ
11 送信部
12 制御部
13 記憶部
21 指向性アンテナ
22 指向性設定部
23 制御部
24 時刻発生部
25 情報通信部
26 受信部
31 情報通信部
32 制御部
33 ユーザデータベース
34 状態データベース
35 入退室データベース

Claims (5)

  1. 監視対象に保持され固有の識別情報を無線で送信する無線端末と、
    第1の読取範囲のモードと前記第1の読取範囲を包含する第2の読取範囲のモードとが設定でき、前記設定されたモードの第1の読取範囲または第2の読取範囲で前記無線端末からの識別情報を読み取る無線端末リーダと、
    前記監視対象の移動方向を検出する情報管理サーバと、
    からなる移動方向検出システムであって、
    前記情報管理サーバは、
    前記無線端末リーダが前記第1の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報と、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報とを受信する受信手段と、
    前記第1の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否かにより、前記無線端末の現在位置を判定する現在位置判定手段と、
    前記判定された現在位置を履歴として記憶する記憶手段と、
    前記現在位置の履歴に基づいて、前記監視対象の移動方向を検出する移動方向検出手段と、
    を有することを特徴とする移動方向検出システム。
  2. 前記第1の読取範囲と前記第2の読取範囲との境界が、監視する領域の境界と一致するように前記無線端末リーダを設置することを特徴とする請求項1に記載の移動方向検出システム。
  3. 前記無線端末リーダは、前記第2の読取範囲を包含する第3の読取範囲のモードを有し、
    前記第1の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第3の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否かにより、前記監視対象の現在位置を判定することを特徴とする請求項1に記載の移動方向検出システム。
  4. 監視対象に保持され固有の識別情報を無線で送信する無線端末と、
    第1の読取範囲のモードと前記第1の読取範囲を包含する第2の読取範囲のモードとが設定でき、前記設定されたモードの第1の読取範囲または第2の読取範囲で前記無線端末からの識別情報を読み取る無線端末リーダと、
    前記監視対象の移動方向を検出する情報管理サーバと、
    からなる移動方向検出方法であって、
    前記情報管理サーバは、
    前記無線端末リーダが前記第1の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報と、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報とを受信し、
    前記第1の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第2の読取範囲のモードに設定されたときに受信情報が得られたか否かにより、無線端末の現在位置状態を判定し、
    前記判定された現在位置を履歴として記憶しておき、
    前記現在位置の履歴に基づいて、前記監視対象の移動方向を検出する
    ことを特徴とする移動方向検出方法。
  5. 監視対象に保持され固有の識別情報を無線で送信する無線端末と、
    第1の読取範囲のモードと前記第1の読取範囲を包含する第2の読取範囲のモードとが設定でき、前記設定されたモードの第1の読取範囲または第2の読取範囲で前記無線端末からの識別情報を読み取る無線端末リーダと、
    前記監視対象の移動方向を検出する情報管理サーバと、
    からなる移動方向検出システムにおける移動方向検出プログラムであって、
    前記無線端末リーダが前記第1の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報を受信するステップと、
    前記第2の読取範囲のモードに設定されたときの前記無線端末からの情報を受信するステップと、
    前記第1の読取範囲のモードに設定したときに受信情報が得られたか否か、及び、前記第2の読取範囲のモードに設定したときに受信情報が得られたか否かにより、前記無線端末の現在位置を判定するステップと、
    前記判定された現在位置を履歴として記憶するステップと、
    前記現在位置の履歴に基づいて、前記監視対象の移動方向を検出するステップと
    を含むことを特徴とする移動方向検出プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102354361A (zh) * 2011-09-13 2012-02-15 魏中海 一种有源rfid识别行进方向的方法及rfid系统

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