JP6898090B2 - 調色情報提供装置、調色情報提供方法及び調色情報提供プログラム - Google Patents

調色情報提供装置、調色情報提供方法及び調色情報提供プログラム Download PDF

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Description

本発明は、調色情報を提供するための、調色情報提供装置、調色情報提供方法及び調色情報提供プログラムに関する。
絵の具を用いて美しい風景等の絵を描くことが、趣味として一般に広く普及している。また、近年では、デジタルカメラ等で撮影した画像やインターネットを介して取得した画像をディスプレイ上に静止画として表示して、この静止画を参照しながら絵を描くようなことも行われている。
このような背景もあり、パーソナルコンピュータ等により、デジタル空間のキャンバス上で、水彩画又は油絵などのペインティングを模した擬似的な描画を行なうアプリケーションが存在する(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のアプリケーションを利用すれば、ユーザインタフェース上に設けられたパレット・エリアにて、光の三原色であるR(赤)G(緑)B(青)で定義される複数のインクを混合・調色したり濃淡を調整したりすることができる。そして、このように混合・調色したり濃淡を調整したりしたインクを用いて、デジタル空間のキャンパス上で所望の絵を描くことができる。
特開2003−256859号公報
上述したように特許文献1に記載の技術等を用いることにより、調色したインクを用いて絵を描くことができる。しかしながら、これはあくまでデジタル空間上で、RGBで定義されるインクにて絵を描いているに過ぎない。
これに対して、実際に水彩絵の具等で画用紙の上に絵を描く場合には、見たままの色、感じた色をなかなか再現できないという問題が生じる。その理由について以下説明をする。
美しい風景を観た場合、調色の観点からすると、風景の色は光の三原色のR(赤)G(緑)B(青)で構成されている。これらは混ぜれば混ぜるほど色が明るくなり、白色に近づいていくため「加法混色」と云われている。
しかし、この美しい風景を、絵の具を用いて画用紙に描こうとすると、この光の三原色ではなく色料の三原色であるC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)、そしてK(ブラック)に置き換える必要がある。この色料の三原色であるCMYは混ぜれば混ぜるほど濁った灰色になっていくので、「減法混色」と云われている。また、この色料の三原色を混ぜても灰色にしかならないので、更に黒であるKを用いて色彩を表現する。
この点、RGBとCMYKでは、それぞれが再現できる色の領域が異なり、RGBの方が表現できる領域が広く、CMYKの方が表現できる領域が狭い。例えば、デジタルカメラで撮影してディスプレイなどで再現する場合は、表現方法がRGBのため表現できる領域が広い。そのため、特許文献1等に記載の技術のように、RGBで定義されるインクを用いるのならば比較的色の再現が容易である。
しかし同じデータを、実際に絵の具で描く場合には、表現できる領域が狭いCMYKで表現する必要があるため、再現できない領域の色を他の色に置き換えることとなる。もっとも、このようにしてCMYKで表現したものは、RGBで表現されたものと比較するとくすんでしまう。そのため、実際に絵の具で調色を行って所望の色を再現するのは、困難であると言える。
このように、RGBとCMYKとの違いがあることに加えて、色を再現する調色の感覚は人それぞれであり、一律に定まるものではない。
そのため、風景や画像データを水彩絵の具などで再現しようとしても、どの絵の具をどのような割合で混ぜたら見たままの色、感じた色が再現できるのか分からずに忠実に再現する事が出来ない場合が多い。
また、例えばインターネットやデジタルカメラでは、色見本と、その色見本のカラーコードとが示されている。この色見本及びカラーコードを参照すれば、見たままの色や感じた色に対応する色見本を選択して、その選択した色をカラーコードで再現することができる。しかし、この色見本及びカラーコードを参照しても、どの絵の具を混ぜたら見たままの色、感じた色が再現できるのかは分からなかった。
以上をまとめると、絵の具を調色することにより、色を再現するというのは困難であり、例えば趣味として水彩画等を描こうとしても、絵の具の調色知識が無いために、見たままの色、感じた色が再現できなかった。また、仮に色を再現できたとしても絵の具の調色知識が無いために、必要以上の絵の具を無駄に消費してしまうという問題があった。
結果として、水彩画等を描こうとしても、絵の具の調色知識が無いために、絵を完成することをあきらめてしまうこととなる。例えば、絵の具の調色知識が無いために、とりあえず絵の具を調色して彩色しても風景やデジタルカメラ等により撮影した写真の画像データまたはインターネット等を介して取得して保存した静止画の画像データの様にはならない事が容易に予想できるので、絵を描くこと自体を避けるようになる。
加えて、水彩絵の具などは、調色の配合の際薄め液(水彩絵の具の場合は、水)の分量により質感や色の透過度が異なるという特性もあるの、さらに調色を難しくなる。
そこで本発明は、絵の具を調色して所望の色を再現するための情報をユーザに対して提供するための、調色情報提供装置、調色情報提供方法及び調色情報提供プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析手段と、前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析手段による解析結果に基づいて算出する算出手段と、前記算出した調色情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする調色情報提供装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、コンピュータが行う調色情報提供方法であって、画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析ステップと、前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析ステップにおける解析結果に基づいて算出する算出ステップと、前記算出した調色情報を出力する出力ステップと、を備えることを特徴とする調色情報提供装置が提供される。
本発明の第3の観点によれば、コンピュータを調色情報提供装置として機能させるための調色情報提供プログラムであって、前記コンピュータを、画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析手段と、前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析手段による解析結果に基づいて算出する算出手段と、前記算出した調色情報を出力する出力手段と、を備える調色情報提供装置として機能させることを特徴とする調色情報提供プログラムが提供される。
本発明によれば、絵の具を調色して所望の色を再現するための情報をユーザに対して提供することが可能となる。
本発明の実施形態を複数の装置で実現した場合の基本的構成を示す図である。 本発明の実施形態を一体型装置で実現した場合の基本的構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるレイヤ構造について示す図である。 本発明の実施形態における基本的な画面構成について示す図である。 本発明の実施形態における基本的な動作を表すフローである。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(1/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(2/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(3/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(4/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(5/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(6/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(7/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(8/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(9/10)である。 本発明の実施形態における画面遷移について示す図(10/10)である。
まず、本発明の実施形態の概略を説明する。本実施形態は、画像の解析結果に基づいて、絵の具の調色比率を表示するアプリケーション(以下、「本アプリケーション」と呼ぶ。)に関するものである。すなわち、本実施形態は、この本アプリケーションや、この本アプリケーションを実行する装置により実現される。
例えば、本実施形態は、カメラ付き多機能携帯端末やパーソナルコンピュータなどに於いて、デジタルカメラ等により撮影した写真の画像データまたはインターネット等を介して取得して保存した静止画の画像データの、ユーザが指定した部分の色情報を解析する。そして、その解析結果を絵の具の調色比率に変換して表示する。
このようにして表示された調色比率で絵の具を配合すれば、誰でも簡単に、解析の対象とした静止画の画像データの指定範囲の色を再現することができる。
つまり、本実施形態は、調色情報を提供することにより、誰でも簡単に調色ができるようになる、という効果を奏する。以上が本実施形態の概略である。
次に、本実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を参照して本実施形態の構成について説明をする。図1を参照すると、本実施形態は、ディスプレイ1、演算処理装置2、操作受付部3及び記憶装置4を含む。
ディスプレイ1は、ユーザインタフェースや、ユーザに対して提供する各種の情報を表示する装置であり、例えば液晶ディスプレイ等により実現される。ディスプレイ1に表示されるユーザインタフェースや各種の情報は、演算処理装置2により生成される。
演算処理装置2は、演算処理を行う装置であり、記憶装置4に格納されている各種のデータを読み込み、これら各種のデータを用いた演算処理を行うことにより制御部として機能する。
操作受付部3はユーザからの操作を受け付けるための部分であり、例えばキーボードやマウスやタッチパネルにより実現される。操作受付部3が受け付けた操作の内容は、演算処理装置2に対して通知される。
記憶装置4は、演算処理装置2が利用する各種のデータを格納する装置である。記憶装置4には、各種のデータを格納するための格納エリアが在る。そして、この格納エリアには、本実施形態を実現するための本アプリケーションや、かかる本アプリケーションを機能させるために必要な各種のデータが格納されている。
より具体的には、図1に格納データ群5として示すように、本アプリケーション、画像データ、ワークデータ、レイヤ構造データ、ペンデータ、色解析データ、メーカデータ、色調色データ、及び解析済みデータ等のデータが記憶装置4の格納エリアに格納されている。ただし、これらのデータはあくまで一例であり、更に他のデータが記憶装置4の格納エリアに格納されていてもよい。
演算処理装置2と記憶装置4は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータに含まれる装置により実現される。
具体的には、演算処理装置2は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理により実現される。また、記憶装置4は、例えば、OS(Operating System)や各種の制御用プログラムを格納したROM(Read Only Memory)やHDD(Hard disk drive)、CPUがプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納するためのRAM(Random Access Memory)等により実現される。
そして、CPUがROMからOSや各種制御用プログラムや本アプリケーションを読み込み、読み込んだOSや制御用プログラムや本アプリケーションをRAMに展開させながら、これらのOSや各種制御用プログラムや本アプリケーションに基づいた演算処理を行なう。そして、演算結果に基づいてディスプレイ1や操作受付部3を含む各種のハードウェアを制御することにより、本実施形態の機能は実現される。つまり、本実施形態は、ハードウェアとソフトウェアが協働することにより実現することができる。そして、このようにして実現された本実施形態により、以下で説明する本アプリケーションによる調色情報を提供するための処理が行われる。
なお、本実施形態を図1に示すように複数の別体の装置により実現してもよいが、図2に示すように、一体型装置として実現するようにしてもよい。
図2を参照すると、一体型装置6は、タッチパネル7を含む。ここで、タッチパネル7は、図1に示すディスプレイ1や操作受付部3と同等の役割を果たす。つまり、ユーザに対して、ユーザインタフェースや各種の情報を提供すると共に、このユーザインタフェースにて、ユーザからの操作を受け付ける役割を果たす。
また、一体型装置6内部には、演算処理装置2及び記憶装置4が内蔵され、この記憶装置4には、図1の記憶装置4と同様に格納データ群5が格納されている。格納データ群5に含まれるデータは、図1を参照して説明したものと同様である。そして、これら演算処理装置2及び記憶装置4は、図1の演算処理装置2及び記憶装置4と同様に機能する。
一体型装置6は、例えば、タブレット型の端末により実現することができる。また、例えば一体型装置6が更にカメラを備えており、このカメラで撮影した画像の画像データが記憶装置4に格納されるようにしてもよい。この場合に、かかるカメラで撮影することにより生成された画像データを対象として、本アプリケーションが処理を行うようにしてもよい。
次に、ディスプレイ1やタッチパネル7に表示される表示画面について図3及び図4を参照して説明をする。ここで、本実施形態では、表示に関して少なくとも2つの特徴を有している。具体的には、3つのレイヤ階層を用意するという第1の特徴と、予めデータや機能などを表示するための画面レイアウトを定義しているという第2の特徴を有している。
まず、第1の特徴である、3つのレイヤ階層について図3を参照して説明をする。本実施形態では、図3に示すように、ユーザから見える方向から順に、機能ボタンを表示したり機能に関する操作指示を受けたりするレイヤ階層である機能ボタンレイヤLa1と、機能ボタンレイヤLa1や機能結果表示レイヤLa2にて受け付けた操作指示の結果を表示するレイヤ階層である機能結果表示レイヤ階層La2と、画像データ等を表示するレイヤ階層であるデータ表示レイヤ階層La3の3つのレイヤを論理的に設ける。そして、この3つのレイヤそれぞれに表示した画像を重ね合わせて作成された表示画面をディスプレイ1やタッチパネル7へ表示する。
これら3つのレイヤそれぞれの役割を、より詳細に説明する。
機能ボタンレイヤLa1は、本アプリケーションの各機能を実行するための操作に必要な機能ボタンを表示し、この機能ボタンにより、ユーザの操作を受け付ける役割を果たす。そして、ユーザが、機能ボタンレイヤLa1に表示された、操作に必要な機能ボタンを選択することにより、本アプリケーションの操作が実現される。
機能結果表示レイヤLa2は、データ表示レイヤLa3に表示される画像自体に変更をかける事無く、アイコンや、ユーザの選択の有無や、解析結果等を表示するスクリーンの役割を果たす。
データ表示レイヤLa3は、ユーザにより選択された、撮影した写真の画像または保存された静止画を表示する役割を果たす、具体的には、ユーザの選択に対応した画像データが、格納データ群5に含まれる画像データのなかから読みだされてデータ表示レイヤLa3に表示される。
次に、第2の特徴として、本実施形態は、これら3つのレイヤ階層と連携して表示を行うために、予めデータや機能などを表示するための画面レイアウトを定義している。
かかる定義された画面レイアウトについて、図4に示す基本画面構成100を参照して説明を行う。
図4に示すように、基本画面構成100上には、画面タイトル表示エリア10と、レイヤ切替ボタン31と、表示/非表示切替ボタン32と、メニューに戻るボタン33と、機能ボタンエリア40とが配置される。これらは、機能ボタンレイヤLa1に対応する部分である。
一方で、基本画面構成100上には、メイン表示エリア20も上に配置される。メイン表示エリア20は、機能結果表示レイヤLa2とデータ表示レイヤLa3に対応する部分である。
これら基本画面構成100上に表示される情報は、ユーザの操作に伴う画面遷移と共に変化する。その具体的な内容について、図5のフローと、図6以降の表示画面の例を表す図とを参照して説明する。
ユーザによる起動操作を受け付けると、演算処理装置2及び記憶装置4が協働して本アプリケーションを起動させる。これにより、演算処理装置2は、図5のフローに記載の、本アプリケーションによる処理を開始する。ここで、以下に説明する図5のフローに記載の本アプリケーションによる各処理は、演算処理装置2の制御により実現される。つまり、各処理の主体は、演算処理装置2であるが、以下の説明では、主体の記載を適宜省略する。
最初に、図6に示すメニュー画面101をディスプレイ1に表示する。具体的には、画面タイトル表示エリア10に、画面名として「メニュー画面」を表示する。また、メイン表示エリア20の機能結果表示レイヤLa2に対応する部分に、色解析21−1、保存21−2、及び終了21−3の3つを表示する。これら3つは、メニュー画面101で選択できる機能を示すものであり、ユーザはこれら3つの機能の内の何れかを選択する。
ユーザによるこれらの機能の選択は、機能ボタンエリア40に表示される、第1メニューボタン41−1、第2メニューボタン41−2、及び第3メニューボタン41−3の何れかをユーザが選択することにより行われる。
これら3つの機能それぞれの内容は、以下の通りである。
第2メニューボタン41−2が選択された場合に動作する機能である「保存21−2」は、色解析した作業結果を、記憶装置4の格納データ群5に解析済みデータとして格納する機能である。
第3メニューボタン41−3が選択された場合に動作する機能である「終了21−3」は、本アプリケーションの動作を終了させる機能である。
第1メニューボタン41−1が選択された場合に動作する機能である「写真から色解析21−1」は、表示画面をメニュー画面101から写真データ選択画面102に遷移させる機能である。
次に、この写真データ選択画面102について図7を参照して説明をする。
写真データ選択画面102に遷移すると、画面タイトル表示エリア10に、画面名として「写真データ選択画面」を表示する。
また、機能ボタンレイヤLa1に対応するエリアに、レイヤ切替ボタン31、表示/非表示切替ボタン32、メニューに戻るボタン33、アイコン表示42、タイトル表示43、選択44、及び決定45を表示させアクティブにする。
これらの機能ボタンがユーザから選択された場合について説明をする。
レイヤ切替ボタン31が選択されると、3つのレイヤを指定して操作を行うためにレイヤを切替える。具体的には、機能ボタンレイヤLa1の操作を選択するのか、機能結果表示レイヤLa2の操作を選択するのかを指定することができる。
表示/非表示切替ボタン32が選択されると、メイン表示エリア20の機能結果表示レイヤLa2に対応する部分に表示される、アイコン一覧22やタイトル一覧23やペン25を表示したり非表示にしたりする事を切替える。
メニューに戻るボタン33が選択されると、メニュー画面101に戻る。なお、図5のフローでは、図の見やすさを考慮して、メニューに戻るボタン33が選択された場合にメニュー画面101に戻る旨の図示を省略する。
また、これら3つのボタンは以後遷移する各画面でも表示される。よって以後遷移する各画面の説明では、これら3つのボタンについての再度の説明は省略する。
機能ボタンエリア40は、色解析を行うために必要な機能ボタンを配置するエリアであり、ここにも機能ボタンが配置される。ただし、機能ボタンエリア40に配置される機能ボタンは常に同じものではなく、画面遷移に伴い変化する。そのため、以後遷移する各画面で新たに配置される機能ボタンについて説明をし、繰り返し配置されている機能ボタンについての再度の説明は省略する。
アイコン表示42が選択されると、機能結果表示レイヤLa2に対応するメイン表示エリア20に、画像データをアイコン型にてサムネイル表示する。かかる画像データは、格納データ群5に含まれている、デジタルカメラ等により撮影した写真の画像データまたはインターネット等を介して取得して保存した静止画の画像データを、演算処理装置2が読みだして取得する。
タイトル表示43が選択されると、機能結果表示レイヤLa2に対応するメイン表示エリア20に、画像データのタイトル名を表示する。かかる画像データは、格納データ群5に含まれている、デジタルカメラ等により撮影した写真の画像データまたはインターネット等を介して取得して保存した静止画の画像データを、演算処理装置2が読みだして取得する。
選択44が選択されると、機能結果表示レイヤLa2に対応するメイン表示エリア20表示されているアイコンまたはタイトルを選択する。例えば、選択44が選択されるたびに、現在選択しているアイコンやタイトルの1つ隣のアイコンやタイトルを選択する
決定45が選択されると、選択44により選択されているアイコンまたはタイトルに対応する画像データを表示すると共に、色解析を行うための画面である、読取画面103に遷移させる。なお、この処理において画像データが開けない場合は、エラーメッセージを出力して、再度写真データ選択画面102に戻る。画像データが開けない場合とは、例えば画像データの画像形式が非対応の形式であった場合や、画像データが損傷している場合である。
次に、読取画面103について図8を参照して説明をする。
読取画面103に遷移すると、画面タイトル表示エリア10に、画面名として「読取画面」を表示する。また、機能ボタンレイヤLa1に対応するエリアに、レイヤ切替ボタン31、表示/非表示切替ボタン32、メニューに戻るボタン33、ペン表示46、複数ポイント選択47、読取開始48、リセット49を表示させアクティブにする。
加えて、遷移する1つ前の画面である画面写真データ選択画面102において決定45ボタンで選択された画像データを、データ表示レイヤLa3に対応するメイン表示エリア20に表示する。この処理により図8の読取画面103に示す写真データ24のように、ユーザが、自身が選択した画像データの画像を見ることが出来るようになる。かかる画像データは、格納データ群5に含まれている、デジタルカメラ等により撮影した写真の画像データまたはインターネット等を介して取得して保存した静止画の画像データを、演算処理装置2が読みだして取得する。
ペン表示46が選択されると、メイン表示エリア20に対応する機能結果表示レイヤLa2にペン25を表示する。ここで、ペン25は、写真データ24の色解析したい部分をポイントするために用いるペンである。ペン25が表示された場合の画面について図9に読取画面104として示す。
図9の読取画面104に示すように、メイン表示エリア20のデータ表示レイヤLa3に写真データ24が表示されており、ペン25は、メイン表示エリア20の機能結果表示レイヤLa2に重ねて表示される。これにより、写真データ24の画像自体を変形等することなく、写真データ24の画像とペン25とを表示することができる。ペン25は、ユーザにより操作することが可能であり、例えばマウスや、タッチパネルによる操作により、メイン表示エリア20の任意の部分をペン25で選択することができる。
ここで、本実施形態では、ペン25で選択された部分を、色解析の対象とする。この場合に、選択される部分が或る一点(例えば、1つの画素)であるとしてもよい。ただし、このように、選択される部分が或る一点(例えば、1つの画素)であると、ユーザが意図していない色の部分が選択される可能性がある。例えば、ユーザとしては、青空に対応する部分を選択したつもりが、青空に微小に含まれる雲の部分の画素を選択してしまうような場合も考えられる。
そこで、本実施形態では、ペン25で複数箇所を選択させ、これら選択された複数箇所により特定される範囲を読取範囲として、以後の処理を行うことを可能とする。そのために、本実施形態では、複数ポイント選択47を用意する。
この複数ポイント選択47がユーザに選択された場合の画面について、図10の読取画面105を参照して説明する。
図10の読取画面105に選択ポイント26として示すように、ユーザは、ペン25で、複数の箇所(複数の点)を選択する。これにより、複数の箇所(複数の点)により特定される選択エリア27が、色解析したい部分として範囲指定される。例えば、選択ポイント26として選択された3つの箇所(3つの点)を頂点とする三角形が範囲指定される。つまり、データ表示レイヤLa3に開いている写真データ24と座標連動して、色解析したい範囲を機能結果表示レイヤLa2に表示しながら範囲指定する。
このように選択エリア27が選択された状態で、更に読取開始48が選択されると、選択エリア27に表示されている写真データ24の画像について色解析を行うために、読取範囲の座標に基づき読取り範囲内の写真データ24の各画素の色を読み取る。
そして、読み取った各画素の色を解析して光の三原色RGBにより数値化をする。また、数値化した各画素の値の平均の値を読取り範囲内の色のRGBの値とする。そして、写真データ24内に同じRGB値の部分があるならば、その部分も選択して、機能結果表示レイヤLa2に表示する。つまり、選択エリア27としてユーザに指定された部分に表示されている写真データ24の画像の色と同じ色の部分を全て、選択エリア27として新たに選択する。このようにして、同じ色の部分を全て、選択エリア27として新たに選択した状態の画面を、同色表示画面106として図11に示す。
同色表示画面106に遷移すると、画面タイトル表示エリア10に、画面名として「同色表示画面」を表示する。
また、今回の写真データ24では、山の裾野部分と、山の頂上付近の部分と、背景とで、色が異なっている。そして、図10に示したように、山の裾野部分の一部をユーザが選択エリア27として選択したことから、図11に示すように、同じ色である、山の裾野部分の全体が新たに選択エリア27として選択されることとなる。なお、この場合に新たに選択エリア27として選択された範囲が明確となるように、選択エリア27の色を、例えば赤色等の、他の箇所と区別しやすい色にして表示するようにしてもよい。
このように、同色表示を行って、同色の部分全てを選択することについて図12の同色表示画面107を参照して説明を行う。同色表示画面107は、同色部分全てを選択する場合の説明に特化した図面であり、説明のために本来表示されている画像データ24の図示を省略している。前提として、同色表示画面107中の対象色71と、対象色73が、RGBの値が同じ、すなわち、同じ色であるとする。一方で、同色表示画面107中の対象色72と、対象色74が、RGBの値が同じ、すなわち、同じ色であるとする。
この状態で、例えば対象色73の部分が、ユーザに選択エリア27として選択されたとする。すると、RGBの値が同じ、すなわち、同じ色である対象色71も含めて選択エリア27として選択される。一方で、異なる色である対象色72や対象色74の部分は選択されない。
また他にも、例えば対象色72の部分が、ユーザに選択エリア27として選択されたとする。すると、RGBの値が同じ、すなわち、同じ色である対象色74も含めて選択エリア27として選択される。一方で、異なる色である対象色71や対象色73の部分は選択されない。
このようにして、同色表示を行って、同色の部分全てを選択することにより、選択した部分がどこの部分までを含むのかが分かりやすくなる。また、離れた場所にある複数の領域が同一の色であることが分かる。そのため、離れた場所毎に選択を行う必要がなくなる。更に、どの部分と、どの部分とを、同じ調色をした絵の具で塗ればよいのかが分かりやすくなる。
なお、上述した説明では、RGBの値が同じ部分を同じ色として扱って、選択エリア27として新たに選択すると説明しているが、RGBの値が完全に一致している部分だけでなく、RGBの値が多少相違している場合も同じ色として扱って、選択エリア27として新たに選択するようにしてもよい。つまり、同じ色、とは必ずしも完全一致を指すものではなく、多少の相違も許容するものであるとしてもよい。
なぜならば、このようにすることなく、完全に一致している部分のみを同じ色として扱うと、画面内の非常に多くの箇所を、それぞれ異なる選択エリア27として取り扱うこととなるからである。そして、非常に多くの選択エリア27の数の分だけの、非常に多くの解析や調色を行う必要が生じるからである。
なお、同じRGBの値の部分が選択出来ない場合は、エラーメッセージを出力して、再度読取画面103に戻る。
これらの処理の過程において、リセット49が選択されると、複数ポイント選択47により選択した色解析範囲の選択をキャンセルし、再度読取画面103に戻る。
次に、このようにして同色の部分が全て1つの選択エリア27と新たに選択された状態で、解析開始50が選択されると、選択エリア27に対する解析が開始される。具体的には、この選択エリア27に含まれる各画素のRGBの値を平均化したRGBの値が算出し、算出したRGBの値を、CMYKの値に換算する。
そのために、光の三原色RGBを色料の三原色CMYKに換算するためのデータ表を、予め格納データ群5に色解析データとして格納しておく。つまり、光の三原色RGBの値の組み合わせ毎に、対応する色を再現するためのCMYKの値の組み合わせを色解析データとして格納しておく。そして、この色解析データを用いて、RGBの値の組み合わせをCMYKの値の組み合わせに換算して、調色の組み合わせとして算出する。この処理で光の色三原色RGB対応する色料の三原色CMYKの選択が出来ない場合は、演算処理装置2が機能結果表示レイヤLa2にエラーメッセージを出力して、再度読取画面103に戻る。
他方で、本実施形態では、予め利用する絵の具のメーカを設定しておく。そして、その絵の具メーカの絵の具で、CMYKにより定義される色を再現するための絵の具の種類と、その調色比率を、予め格納データ群5に色調色データとして格納しておく。つまり、CMYKの値の組み合わせ毎に、色を再現するための絵の具の種類と、その調色比率を格納しておく。なお、かかる色調色データは、例えば絵の具メーカにより作成され、本アプリケーションを作成するメーカや、本アプリケーションを利用するユーザに提供される。なお、色調色データには、解析データ28に対応する色を再現するための、薄め度合いも含ませるようにするとよい。薄め度合いとは、例えば水彩絵の具であれば、絵の具と、薄め液である水との比率である。また、絵の具のメーカが複数シリーズの絵の具を提供しているような場合には、予め利用する絵の具のメーカと利用する絵の具のシリーズとを設定しておくようにしてもよい。
そして、本実施形態では、色解析データを用いて算出した調色の組み合わせ(CMYKの値の組み合わせ)と、設定されている絵の具のメーカと、色調色データとに基づいて、解析データ28に対応する色を再現するための、絵の具の種類と、その調色比率を調色情報として作成する。また、調色情報には、解析データ28に対応する色を再現するための、薄め度合いも含ませる。なお、調色情報が算出できないような場合には、機能結果表示レイヤLa2にエラーメッセージを出力して、再度読取画面103に戻る。
また、調色情報が作成された選択エリア27には、作成された調色情報が解析データとして紐付けられ、格納データ群5に、ワークデータとして格納される。例えば、解析データが紐付けられた範囲を特定するための座標情報と、調色情報とがワークデータとして格納される。
また、解析データが作成済みであることをユーザに知らせる必要がある。そのために、例えば、図14の読取画面109に示すように、選択エリア27に「1」の番号と吹き出しとを付すようにして、この選択エリア27は既に解析済みであり、「1」の番号が付された解析データ28がこの選択エリア27について作成されている旨を表示するようにするとよい。
また、他のエリアついて解析データ28を作成する場合には、図13の読取画面108において、ユーザがペン表示46を選択する。ペン表示46が選択されると、再度ペン25を表示する。そして、既に選択エリア27として選択された部分以外の部分を新たに選択エリア27として選択できるようにする。
選択方法については、すでに選択した選択エリア27と同様であり、図10の読取画面105に示すようにして新たに複数の選択ポイント26を選択することにより行う。そして、新たに選択された複数の選択ポイント26により特定される領域を新たな選択エリア27とする。更に、この状態で新たに読取開始48が選択されたならば、同じ色の部分を含めて選択エリア27として選択する。つまり、本アプリケーションでは、複数の異なる選択エリア27を新たに選択することができる。また、異なる選択エリア27を選択した状態で、解析開始50が選択されたならば、この異なる選択エリア27についても上述のようにして調色情報が作成され、ワークデータに格納される。また、表示画面では、例えば、この異なる選択エリア27に「2」の番号と吹き出しとを付すようにして、この異なる選択エリア27は既に解析済みであり、「2」の番号が付された解析データ28がこの異なる選択エリア27について作成されている旨を表示するようにするとよい。ここで、番号を「1」から「2」にしているのは、各解析データ28をそれぞれ区別できるようにするためである。
次に、このように解析を行って作成した調色情報を、ユーザに対して表示するための表示画面について説明を行う。
図13の読取画面108や、図14の読取画面109において何れかの解析データ28が選択されている状態で、解析データ表示51が選択されると、この解析データ28に対応する調色情報をユーザに対して表示するための表示画面である、図15の解析済みデータ表示画面110に遷移する。解析済みデータ表示画面110に遷移すると、画面タイトル表示エリア10に、画面名として「解析済みデータ表示画面」を表示する。
また、メイン表示エリア20には、調色比率61と、メーカ選択62を表示する。調色比率61は、ワークデータに格納されている上述の調色情報を表示する部分である。調色比率61には、解析データ28に対応する色を再現するための、絵の具の種類と、その調色比率と、薄め度合いとが含まれる。具体的には、絵の具の種類が文字で表され、その調色比率が数字と棒グラフで表され、薄め度合いが絵の具と薄め液の棒グラフで表される。
なお、絵の具の種類は、色料の三原色であるCMYKと白色であるようにしてもよいが、緑等の他の色を含んでいてもよい。
また、メーカ選択62では絵の具のメーカを選択することができるものとする。そして、絵の具のメーカとして、調色情報を生成した時点に設定されていたメーカとは異なるメーカが選択されたならば、このメーカの色調色データを用いて、調色情報を生成し直す。そして、この生成し直した色調情報に基づいて、調色比率61の内容を更新する。
また、戻るボタン52が選択されると、解析済みデータ表示画面110に遷移する前の表示画面である、読取画面108や、読取画面109に遷移する。
以上説明した本実施形態の効果について説明するにあたり、その前提となる、調色に関する問題点について、以下詳細に説明をする。
例えば、美しい風景を観たときに思わずカメラで写真に収める時がある。またカメラではなく画用紙に下書きをして、絵の具で美しい風景を風景画として描くことが出来れば、とても充実した時間を過ごす事が出来てさぞ楽しい事だろうと考える時がある。
更に、美しい風景の現地で風景画を描かないまでも、写真または保存した静止画の画像データを基に画用紙に風景画を描く事も楽しい。
しかし実際は、現地に行ってみないと美しいと感じる風景に巡り合う事が出来るか予想出来ないので、風景画を描く道具を持ち歩くことが無くなってしまう。
そもそも美しい風景を風景画として描くためには、下書きと調色という作業が有り、実際の風景を再現するとなると高い知識とスキルが必要となる。このスキルは絶対音感を持っているか否かに匹敵するスキルで、多くの人は風景画を描く下書きと調色について高い知識とスキルを持っていない事が多い。
その場合下書きはそれなりに描けるが、調色を行うとなると全く異なる色合いとなり別の風景のように仕上がってしまう事が問題となっている。この様な人たちの多くは、本当は自分自身で風景画を描きたいが、この問題のせいで美しい風景を観ても風景画を描こうとは考えられない。
以上が、調色に関する問題点である。これに対して、本実施形態を利用することにより、以下に示すような効果を奏することができ、上述した調色に関する問題点を解決することができる。
具体的には、本実施形態によれば調色情報を提供することから、水彩絵の具などで絵を描く場合、見たままの色、感じた色を誰でも容易に再現する事が出来る。この点について具体例を用いて説明をする。例えば、ピンク色は今までの経験的に白色と赤色を混ぜれば出来そうと思い出す事が出来る。しかしながら、それはそもそもピンク色を調色した経験がある場合で、ピンク色をまだ調色した事が無い小学生低学年や大人でも中間色などは、調色出来ない。しかし、本実施形態で調色比率を知ることが出来るようになる、という効果を奏する。
また、本実施形態によれば調色情報を提供することから、色を再現する調色の感覚が人それぞれであっても、風景や撮影した写真または保存した静止画を誰もが均一な絵を描く事が出来るようになる。そのため絵をデッサンして描き方を勉強する場合などに特に高い効果が期待できる。
更に、本実施形態によれば調色情報を提供することから、インターネットやデジタルカメラの色見本のカラーコードに頼らなくても、どの色の絵の具を混ぜたら好いのか誰でも簡単に分かる。
更に、本実施形態によれば調色情報を提供することから、絵の具の調色知識が無くても、必要以上の絵の具を無駄に消費することが無くなる。
更に、本実施形態によれば調色情報を提供することから、絵の具の調色知識がなくても、見たままの色、感じた色が誰でも簡単に再現する事が出来る。
更に、本実施形態によれば調色情報を提供することから、絵の具の調色知識がなくても、絵の完成をあきらめる事無く、誰でも簡単に絵を完成させることが出来るようになる。
更に、水彩絵の具などは、調色の配合の際薄め液(水彩絵の具の場合は、水)の分量により質感や色の透過度が異なり、さらに調色を難しくしていたが、本実施形態によれば調色情報を提供することから、誰でも簡単に薄め液の分量を決める事が出来るようになる。
なお、上述の実施形態に含まれる各装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上述の実施形態含まれる各装置により行なわれる調色情報提供方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した実施形態の機能が実現できれば、各データの保持の仕方や操作方法や画面の表示方法は、特に限定されないものとする。例えば、上述の実施形態では、画面表示を行うにあたり、3つのレイヤと、このレイヤに対応して予め定義された画面レイアウトとを有していた。ただし、これは本実施形態による表示を実現するための一例であり、本実施形態が提供してようとしている機能が得られれば、表示の実現方法はこの通りでなくともよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析手段と、
前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析手段による解析結果に基づいて算出する算出手段と、
前記算出した調色情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする調色情報提供装置。
(付記2) 前記調色情報は、前記ユーザが選択した部分の色を調色により再現するために用いる絵の具が何れであるのかと該絵の具の調色比率とを特定した情報を含むことを特徴とする付記1に記載の調色情報提供装置。
(付記3) 前記調色情報は、前記ユーザが選択した部分の色を調色により再現するために用いる絵の具と薄め液の比率を示す度合いである、薄め度合いを特定した情報を含むことを特徴とする付記1に記載の調色情報提供装置。
(付記4) 前記画像は光の三原色で表示されるものであり、該光の三原色を少なくとも色料の三原色を含んだ色に変換した情報に基づいて、前記調色情報を算出することを特徴とする付記1乃至3の何れか1に記載の調色情報提供装置。
(付記5) 前記少なくとも色料の三原色を含んだ色と、該少なくとも色料の三原色を含んだ色を調色により再現するために用いる絵の具が何れであるのかと該絵の具の調色比率とを対応付けた情報に基づいて、前記調色情報を算出することを特徴とする付記4に記載の調色情報提供装置。
(付記6) 前記ユーザから前記画像上の複数箇所の選択を受け付け、該選択を受け付けた複数箇所により特定される範囲に含まれる各画素の色の平均した色を前記解析手段による前記解析の対象とすることを特徴とする付記1乃至5の何れか1に記載の調色情報提供装置。
(付記7) 前記画像上でユーザが選択した部分と、同一又は近似する色の部分も前記ユーザに選択されたとして取り扱うことを特徴とする付記1乃至6の何れか1に記載の調色情報提供装置。
(付記8) 前記画像を表示する第3のレイヤと、前記第3のレイヤに表示される前記画像に重畳して所定の情報を表示する第2のレイヤと、ユーザによる操作を受け付ける第3のレイヤと、を生成し、
該生成した3つのレイヤを、ユーザの視線から近い順に第1のレイヤ、第2のレイヤ、第3のレイヤとして並べて表示することを特徴とする付記1乃至7の何れか1に記載の調色情報提供装置。
(付記9) コンピュータが行う調色情報提供方法であって、
画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析ステップと、
前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析ステップにおける解析結果に基づいて算出する算出ステップと、
前記算出した調色情報を出力する出力ステップと、
を備えることを特徴とする調色情報提供装置。
(付記10) コンピュータを調色情報提供装置として機能させるための調色情報提供プログラムであって、
前記コンピュータを、
画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析手段と、
前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析手段による解析結果に基づいて算出する算出手段と、
前記算出した調色情報を出力する出力手段と、
を備える調色情報提供装置として機能させることを特徴とする調色情報提供プログラム。
本発明は、調色を行う場面に関連して好適である。例えば、ユーザ自身が絵を描く場面のみならず、絵を描くことを教える場面等にも好適である。また、他にも例えば、絵の具メーカが、本発明の実施形態と連動させる事で、絵を描くために必要な絵の具をネットワーク経由でオンライン発注できる仕組みを構築する用途にも好適である。更に、他にも建物設計事務所や機械設計事務所などで、構造物の塗装を検討する時に、調達が必要な色を本発明の実施形態で知ることで、調達量の最適化を行うという用途にも好適である。
1 ディスプレイ
2 演算処理装置
3 操作受付部
4 記憶装置
5 格納データ群
6 一体型システム
7 タッチパネル
10 画面タイトル表示エリア
20 メイン表示エリア
21 メニュー選択
21−1 色解析
21−2 保存
21−3 終了
22 アイコン一覧
22−1、22−2、22−3 アイコン
23 タイトル一覧
23−1、23−2、23−3 タイトル
24 メイン表示エリア
25 ペン
26 選択ポイント
27 選択エリア
28 解析データ
31 レイヤ切替ボタン
32 表示/非表示切替ボタン
33 メニューに戻るボタン
40 機能ボタンエリア
41−1 第1メニューボタン
41−2 第2メニューボタン
41−3 第3メニューボタン
42 アイコン表示
43 タイトル表示
44 選択
45 決定
46 ペン表示
47 複数ポイント選択
48 読取開始
49 リセット
50 解析開始
51 解析データ
52 戻る
71、72、73、74 対象色
100 基本画面構成
101 メニュー画面
102 写真データ選択画面
103、104、105、108、109 読取画面
106、107 同色表示画面
110 解析済みデータ表示画面
La1 機能ボタンレイヤ
La2 機能結果表示レイヤ
La3 データ表示レイヤ

Claims (9)

  1. 画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析手段と、
    前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析手段による解析結果に基づいて算出する算出手段と、
    前記算出した調色情報を出力する出力手段と、
    を備える調色情報提供装置であって、
    前記画像は光の三原色で表示されるものであり、前記算出手段は、前記光の三原色を、少なくとも色料の三原色を含んだ色に変換した情報に基づいて、前記調色情報を算出することを特徴とする調色情報提供装置。
  2. 前記調色情報は、前記ユーザが選択した部分の色を調色により再現するために用いる絵の具が何れであるのかと該絵の具の調色比率とを特定した情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の調色情報提供装置。
  3. 前記調色情報は、前記ユーザが選択した部分の色を調色により再現するために用いる絵の具と薄め液の比率を示す度合いである、薄め度合いを特定した情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の調色情報提供装置。
  4. 前記少なくとも色料の三原色を含んだ色と、該少なくとも色料の三原色を含んだ色を調色により再現するために用いる絵の具が何れであるのかと該絵の具の調色比率とを対応付けた情報に基づいて、前記調色情報を算出することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の調色情報提供装置。
  5. 前記ユーザから前記画像上の複数箇所の選択を受け付け、該選択を受け付けた複数箇所により特定される範囲に含まれる各画素の色の平均した色を前記解析手段による前記解析の対象とすることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の調色情報提供装置。
  6. 前記画像上でユーザが選択した部分と、同一色の部分も前記ユーザに選択されたとして取り扱うことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の調色情報提供装置。
  7. 前記画像を表示する第3のレイヤと、前記第3のレイヤに表示される前記画像に重畳して所定の情報を表示する第2のレイヤと、ユーザによる操作を受け付ける第3のレイヤと、を生成し、
    該生成した3つのレイヤを、ユーザの視線から近い順に第1のレイヤ、第2のレイヤ、第3のレイヤとして並べて表示することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の調色情報提供装置。
  8. コンピュータが行う調色情報提供方法であって、
    画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析ステップと、
    前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析ステップにおける解析結果に基づいて算出する算出ステップと、
    前記算出した調色情報を出力する出力ステップと、
    を備える調色情報提供方法であって、
    前記画像は光の三原色で表示されるものであり、前記算出ステップは、前記光の三原色を、少なくとも色料の三原色を含んだ色に変換した情報に基づいて、前記調色情報を算出することを特徴とする調色情報提供方法
  9. コンピュータを調色情報提供装置として機能させるための調色情報提供プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    画像上でユーザが選択した部分の色を解析する解析手段と、
    前記ユーザが選択した部分の色を絵の具の調色により再現するための情報である調色情報を、前記解析手段による解析結果に基づいて算出する算出手段と、
    前記算出した調色情報を出力する出力手段と、
    を備える調色情報提供装置として機能させる調色情報提供プログラムであって、
    前記画像は光の三原色で表示されるものであり、前記算出手段は、前記光の三原色を、少なくとも色料の三原色を含んだ色に変換した情報に基づいて、前記調色情報を算出することを特徴とする調色情報提供プログラム。
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