JP6897804B2 - 表示処理装置、イメージング質量分析システムおよび表示処理方法 - Google Patents

表示処理装置、イメージング質量分析システムおよび表示処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、イメージング質量分析により得られる複数の二次元強度分布画像を表示する表示処理装置、イメージング質量分析システムおよび表示処理方法に関する。
イメージング質量分析は、試料の二次元領域内の複数の測定点について質量分析を行うことにより、試料における特定の質量を有する物質の分布を調べる手法である。例えば、特許文献1にイメージング質量分析を行うイメージング質量分析装置が記載されている。特許文献1に記載されたイメージング質量分析装置においては、試料の二次元領域内の各測定点について、質量電荷比の所定範囲における質量電荷比とイオン強度値との関係を示すマススペクトルデータが取得される。二次元領域内の全ての測定点について取得されたマススペクトルデータの集合を質量分析イメージングデータと呼ぶ。
特定の質量電荷比が指定されることにより、質量分析イメージングデータに基づいて二次元強度分布画像(以下、強度分布画像と呼ぶ。)が生成される。強度分布画像は、任意の質量電荷比に対応するイオン強度値の二次元分布を示す画像であり、MSイメージ(質量分析画像)または質量イメージング画像とも呼ばれる。質量分析イメージングデータは膨大な数の質量電荷比とイオン強度値との組を含むため、一の質量分析イメージングデータにより膨大な数の強度分布画像を生成することが可能である。
国際公開第2016/103312号
イメージング質量分析装置には、複数の強度分布画像を並べて表示する機能が設けられることがある。使用者は、表示された複数の強度分布画像を視認して所望の強度分布画像を選択することにより試料における特定成分の分布を解析することができる。しかしながら、上記のように、イメージング質量分析装置により生成可能な強度分布画像の数は膨大であるため、表示された複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を見出すことは容易ではない。
また、近年では、複数の試料についての質量分析イメージングデータを用いて、複数の試料についての解析が同時に行われることがある。この場合、生成可能な強度分布画像の数はさらに増加するため、表示された複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を見出すことはさらに困難となる。
本発明の目的は、複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を効率よく見出すことが可能な表示処理装置、イメージング質量分析システムおよび表示処理方法を提供することである。
(1)本発明の一局面に従う表示処理装置は、表示部を用いた表示処理を行う表示処理装置であって、試料の複数の測定点についての複数のマススペクトルデータを取得する取得部と、複数のマススペクトルデータにおいて任意の質量電荷比に対応する信号強度値の二次元分布を示す強度分布データを生成する生成部と、複数の質量電荷比に対応して生成部により生成された複数の強度分布データを記憶する記憶部と、各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類するための複数の分類基準のうちいずれかの分類基準の指定を受け付ける分類基準受付部と、分類基準受付部により指定された分類基準に基づいて記憶部に記憶された各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類する分類部と、分類部により分類された複数の強度分布データを複数の強度分布画像としてグループごとに区分して表示部に表示させる表示制御部とを備える。
この表示処理装置においては、各強度分布データが複数の分類基準のうち指定されたいずれかの分類基準に基づいて複数のグループのいずれかに分類され、分類された複数の強度分布データが複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示部に表示される。したがって、強度分布画像の数が膨大であっても、複数の強度分布画像は所望の分類基準に基づいて分類されたグループごとに整理された状態で区分されて表示部に表示される。これにより、使用者は、表示された複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を効率よく見出すことができる。
(2)分類基準受付部は、複数の分類基準の指定を受け付け可能に構成され、分類部は、分類基準受付部により指定された複数の分類基準の論理演算に基づいて複数のグループを生成し、記憶部に記憶された各強度分布データを生成された複数のグループのいずれかに分類してもよい。この場合、使用者が指定可能な分類方法が多様化される。それにより、各強度分布データのグループの分類の自由度を向上させることができる。
(3)分類部は、分類基準受付部により指定された複数の分類基準の論理積に基づいて複数のグループを生成し、記憶部に記憶された各強度分布データを生成された複数のグループのいずれかに分類してもよい。この場合、複数の強度分布データが複数の分類基準の組み合わせにより細分化された複数のグループに分類される。これにより、使用者は、複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を正確に見出すことができる。
(4)分類部は、分類基準受付部により指定された複数の分類基準の論理和に基づいて複数のグループを生成し、記憶部に記憶された各強度分布データを生成された複数のグループのいずれかに分類してもよい。この場合、複数の強度分布データが複数の分類基準に基づいて並列的に複数のグループに分類される。これにより、使用者は、複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を容易に見出すことができる。
(5)表示処理装置は、分類基準受付部により指定された分類基準による複数のグループのうち一または複数のグループの選択を受け付けるグループ受付部と、記憶部に記憶された各強度分布データのうち、グループ受付部により選択された一または複数のグループに属する複数の強度分布データを抽出する抽出部とをさらに備え、表示制御部は、抽出部により抽出された複数の強度分布データを複数の強度分布画像としてグループごとに区分して表示部に表示させてもよい。
この場合、所望のグループに属する強度分布画像のみを表示させ、他の不要なグループに属する強度分布画像を非表示にすることができる。これにより、使用者は、表示された複数の強度分布画像から所望の強度分布画像をより効率よく見出すことができる。
(6)複数の分類基準は、測定された試料を特定するための識別情報、試料中の物質を特定する質量電荷比の値、測定に用いられたマトリックスの種類、試料中の物質に起因して現れるピークの種類、およびニュートラルロスのうち2以上の分類基準を含んでもよい。この場合、複数の強度分布画像が識別情報、質量電荷比の値、マトリックスの種類、マススペクトルデータのピークの種類、もしくはニュートラルロスまたはこれらの組み合わせによるグループごとに整理された状態で表示部に表示される。それにより、使用者は、表示された複数の質量分析イメージ強度分布画像から所望の質量分析イメージ強度分布画像をより効率よく見出すことができる。
(7)本発明の他の局面に従うイメージング質量分析システムは、試料の複数の測定点についての複数のマススペクトルデータをそれぞれ生成するイメージング質量分析部と、表示部と、表示部を用いた表示処理を行う本発明の一局面に従う表示処理装置とを備える。
このイメージング質量分析システムにおいては、強度分布画像の数が膨大であっても、複数の強度分布画像は所望の分類基準に基づいて分類されたグループごとに整理された状態で区分されて表示部に表示される。これにより、使用者は、表示された複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を効率よく見出すことができる。
(8)本発明のさらに他の局面に従う表示処理方法は、表示部を用いた表示処理を行う表示処理方法であって、試料の複数の測定点についての複数のマススペクトルデータをそれぞれ取得するステップと、複数のマススペクトルデータにおいて一定の質量電荷比に対応する信号強度値の二次元分布を示す強度分布データを生成するステップと、複数の質量電荷比に対応して生成された複数の強度分布データを記憶するステップと、各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類するための複数の分類基準のうちいずれかの分類基準の指定を受け付けるステップと、指定された分類基準に基づいて記憶された各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類するステップと、分類された複数の強度分布データを複数の強度分布画像としてグループごとに区分して表示部に表示させるステップとを含む。
この表示処理方法によれば、強度分布画像の数が膨大であっても、複数の強度分布画像は所望の分類基準に基づいて分類されたグループごとに整理された状態で区分されて表示部に表示される。これにより、使用者は、表示された複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を効率よく見出すことができる。
本発明によれば、複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を効率よく見出すことが可能になる。
図1は本発明の実施の形態に係る表示処理装置を備えたイメージング質量分析システムの構成を示すブロック図である。 図2は図1の生成部により生成される強度分布データに基づく強度分布画像の生成方法を説明するための図である。 図3は図1の表示部の表示画面の一例を示す図である。 図4はメインカテゴリが選択される場合の表示画面の一例を示す図である。 図5はメインカテゴリが選択される場合の表示画面の一例を示す図である。 図6は図5のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。 図7は図5のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。 図8はサブカテゴリおよび論理積がさらに選択される場合の表示画面の一例を示す図である。 図9はサブカテゴリおよび論理積がさらに選択される場合の表示画面の一例を示す図である。 図10は図9のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。 図11は図9のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。 図12はサブカテゴリおよび論理和がさらに選択される場合の表示画面の一例を示す図である。 図13はサブカテゴリおよび論理和がさらに選択される場合の表示画面の一例を示す図である。 図14は図13のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。 図15は図13のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。 図16は表示処理プログラムにより行われる表示処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 図17は図16のステップS7におけるサブカテゴリに基づく分類のアルゴリズムを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る表示処理装置、それを備えたイメージング質量分析システムおよび表示処理方法について図面を参照しながら詳細に説明する。
(1)イメージング質量分析システムの構成
図1は、本発明の実施の形態に係る表示処理装置を備えたイメージング質量分析システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、イメージング質量分析システム100は、表示処理装置10、イメージング質量分析部20、操作部30および表示部40を備える。
イメージング質量分析部20は、レーザ光照射部、イオントラップ、飛行時間型質量分析器、およびイオン検出器等を含む。レーザ光照射部は、試料の任意の部分にレーザ光を照射する。イオントラップは、レーザ光の照射により発生したイオンを保持する。飛行時間型質量分析器は、保持されたイオンを質量電荷比に応じて分離する。イオン検出器は、分離されたイオンの強度値を検出する。イオン検出器の出力信号の値が信号強度値であり、信号強度値はイオン強度値に対応する。このイメージング質量分析部20は、試料の所望の二次元領域内の複数の測定点についてのマススペクトルデータを生成する。各マススペクトルデータは、各測定点について、質量電荷比の所定範囲における質量電荷比(m/z)と信号強度値(イオン強度値)との関係を示すデータである。
操作部30は、例えばマウス等のポインティングデバイスおよびキーボードを含み、表示処理装置10に指示を与えるために使用者により操作される。表示部40は、例えばLCD(液晶ディスプレイ)パネルまたは有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含み、複数のマススペクトルデータに基づいて強度分布画像を表示する。ここで、強度分布画像は、任意の質量電荷比に対応する信号強度値の二次元分布を示す画像である。信号強度値はイオン強度値に対応する。強度分布画像を構成する複数の画素が複数の測定点に対応し、各画素に対応する信号強度値が例えば色の濃淡で表される。強度分布画像の生成方法については後述する。
表示処理装置10は、例えばパーソナルコンピュータと表示処理プログラムとにより実現される。パーソナルコンピュータは、CPU(中央演算処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)および記憶装置等により構成される。
表示処理装置10は、取得部11、生成部12、記憶部13、分類基準受付部14、分類部15、グループ受付部16、抽出部17および表示制御部18を含む。パーソナルコンピュータのCPUがROMまたは記憶装置等の記憶媒体(記録媒体)に記憶された表示処理プログラムを実行することにより、図1の構成要素(11〜18)の機能が実現される。なお、図1の構成要素(11〜18)の一部または全てが電子回路等のハードウエアにより構成されてもよい。
取得部11は、イメージング質量分析部20により生成された試料の複数の測定点についてのマススペクトルデータを取得する。生成部12は、各試料の測定ごとに取得部11により取得された複数のマススペクトルデータに基づいて指定された質量電荷比に対応する信号強度値の二次元分布を示す強度分布データを生成する。記憶部13は、複数の質量電荷比に対応して生成部12により生成された複数の強度分布データを記憶する。この場合、測定に用いられる試料が同一の試料であるか異なる試料であるかにかかわらず、試料の測定ごとに生成される一または複数の複数の強度分布データがデータファイルとして記憶される。各データファイルには、ファイル番号またはファイル名等の固有の識別情報が付与される。
強度分布データが特定の化合物の質量電荷比の値に対応する信号強度値により生成される場合には、その強度分布データは化合物の種類または質量電荷比の値を示す情報を含む。強度分布データが特定の化合物に起因して現れるピークに対応する信号強度値により生成される場合には、その強度分布データは特定の化合物に起因して現れるピークの種類を示す情報を含む。特定の化合物に起因して現れるピークとは、例えば、フラグメントピーク、同位体ピーク、アダクトイオンピーク、または多量体ピークである。また、各強度分布データは、特定の化合物のニュートラルロスを示す情報を含んでもよい。さらに、試料の測定にマトリックスが用いられた場合には、各強度分布データは、マトリックスの種類を示す情報を含む。
分類基準受付部14は、使用者による操作部30の操作に基づいて、各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類(グルーピング)するための複数の分類基準のうちいずれかの分類基準の指定を受け付ける。分類基準は、例えば、データファイルの識別情報、試料中の化合物の種類を特定する質量電荷比の値、測定に用いられたマトリックスの種類、試料中の同一化合物に起因して現れるピークの種類、および同一化合物のニュートラルロスを含む。上記のように、試料中の同一化合物に起因して現れるピークの種類は、例えば、フラグメントピーク、同位体ピーク、アダクトイオンピーク、および多量体ピークを含む。
分類基準受付部14は、複数(本実施の形態においては2つ)の分類基準の指定を受け付け可能である。以下の説明においては、最初に受け付けられる分類基準をメインカテゴリと呼び、その後に受け付けられる分類基準をサブカテゴリと呼ぶ。分類基準受付部14は、サブカテゴリを受け付けた場合には、メインカテゴリとサブカテゴリとの関係を特定するための論理(論理演算)をさらに受け付ける。論理は、論理積(AND)および論理和(OR)を含む。
分類部15は、分類基準受付部14によりメインカテゴリが指定された場合には、指定されたメインカテゴリに基づいて、記憶部13に記憶された各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類する。また、分類基準受付部14によりサブカテゴリおよび論理がさらに指定された場合には、指定されたサブカテゴリおよび論理に基づいて、グループごとの各強度分布データのさらなる分類を行う。これにより、使用者が指定可能な分類方法が多様化され、各強度分布データのグループの分類の自由度を向上させることができる。
具体的には、分類部15は、サブカテゴリと論理積とが指定された場合には、メインカテゴリの各グループに分類された強度分布データを当該グループ内でサブカテゴリの複数のグループのいずれかに分類する。この場合、複数の強度分布データがメインカテゴリおよびサブカテゴリの組み合わせにより細分化された複数のグループに分類される。
一方で、分類部15は、サブカテゴリと論理和とが指定された場合には、記憶部13に記憶された各強度分布データをサブカテゴリの複数のグループのいずれかにさらに分類し、分類されたグループをメインカテゴリのグループに追加する。この場合、複数の強度分布データがメインカテゴリおよびサブカテゴリに基づいて並列的に複数のグループに分類される。
グループ受付部16は、使用者による操作部30の操作に基づいて、分類基準受付部14により指定された分類基準による複数のグループのうち一または複数のグループの選択を受け付ける。グループ受付部16は、メインカテゴリおよびサブカテゴリの両方によるグループの選択を受け付けてもよいし、メインカテゴリのみまたはサブカテゴリのみによるグループの選択を受け付けてもよい。
抽出部17は、分類部15によりグループに分類された各強度分布データのうち、グループ受付部16により選択された一または複数のグループに属する複数の強度分布データを抽出(フィルタリング)する。
表示制御部18は、分類部15により分類された複数の強度分布データをそれぞれ複数の強度分布画像としてグループごとに区分して表示部40に表示させる。また、表示制御部18は、抽出部17により強度分布データの抽出が行われた場合には、抽出された複数の強度分布データを複数の強度分布画像としてグループごとに区分して表示部40に表示させる。
図2は、図1の生成部12により生成される強度分布データに基づく強度分布画像の生成方法を説明するための図である。図2に示すように、試料1の表面における所望の二次元領域2内に複数の測定点3が設定されている。図2には、図1のイメージング質量分析部20により複数の測定点3について生成されたマススペクトルデータのうち、3つの測定点3に対応するマススペクトルデータMSD1,MSD2,MSD3が例示される。例示された3つのマススペクトルデータMSD1,MSD2,MSD3においては、一定の質量電荷比m/zの値Mにおけるイオン強度値はそれぞれI1,I2,I3である。
生成部12は、各測定点3における質量電荷比m/zの値Mに対応するイオン強度値を、例えば色の濃淡を示すデータ値に変換し、変換されたデータ値を試料1上の各測定点3の二次元的な位置に対応付けて配列する。これにより、強度分布データが生成される。生成された強度分布データに基づいて、図1の表示部40に強度分布画像を表示することができる。図2の例では、強度分布画像IDIにおける色の濃淡が複数のドットパターンおよびハッチングパターンにより示される。以降に図示される強度分布画像においても同様である。
(2)表示部の表示例
(a)メインカテゴリの選択
図3は、図1の表示部40の表示画面の一例を示す図である。図3に示すように、表示部40の表示画面41には、グルーピングを行うためのプルダウンメニュー42a,42b,42cが表示される。使用者は、図1の操作部30を用いてプルダウンメニュー42a〜42cを操作することにより、それぞれメインカテゴリ、サブカテゴリおよび論理の種類を指定することができる。なお、表示画面41には、プルダウンメニュー42a〜42cに代えて、同様の機能を有するチェックボックス等が表示されてもよい。後述するプルダウンメニュー43a,43bについても同様である。
図4および図5は、メインカテゴリが選択される場合の表示画面の一例を示す図である。図4に示すように、使用者は、プルダウンメニュー42aを操作することにより、所望のメインカテゴリをプルダウンメニュー42aから選択する。本例では、「データファイル」(ファイル番号)、「m/z」(質量電荷比)、「マトリックス」、「フラグメント」、「同位体」、「アダクトイオン」、「ニュートラルロス」または「多量体」をメインカテゴリとして選択可能である。
図4の例では、メインカテゴリとして「m/z」が選択され、サブカテゴリが選択されない。この状態で、操作部30により所定の操作(以下、決定操作と呼ぶ。)が行われることにより、同一の「m/z」に対応する強度分布データが同一のグループに分類され、図5に示すように、分類された複数の強度分布データがそれぞれ複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示画面41に並ぶように表示される。
図5の例では、「m/z」が「100」、「200」、「300」および「400」である複数の強度分布データがグループG1,G2,G3,G4にそれぞれ分類される。グループG1〜G4に属する強度分布画像の表示領域が表示画面41の縦方向に並ぶように配列される。各グループG1〜G4の表示領域において、分類された強度分布データに対応する複数の強度分布画像が横方向に並ぶように表示される。
また、図5の例では、表示画面41にフィルタリングを行うためのプルダウンメニュー43a,43bがさらに表示される。使用者は、操作部30を用いてプルダウンメニュー43aを操作することにより、選択されたメインカテゴリについての抽出基準となる値または種類を指定することができる。プルダウンメニュー43bについては後述する。なお、図5ならびに後述する図6および図7の例ではサブカテゴリが指定されないので、表示画面41にプルダウンメニュー42b,42c,43bが表示されなくてもよい。
図6および図7は、図5のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。図6に示すように、使用者は、プルダウンメニュー43aを操作することにより、選択されたメインカテゴリについての抽出基準となる値または種類をプルダウンメニュー43aから選択する。本例では、「m/z」についての抽出基準となる値として、例えば「100」、「200」、「300」または「400」等を選択可能である。
図6の例では、「m/z」についての抽出基準となる値「200」および「300」が選択される。この状態で、決定操作が行われることにより、「m/z」が「200」または「300」である複数の強度分布データが抽出され、図7に示すように、抽出された強度分布データがそれぞれ複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示画面41に並ぶように表示される。図7の例では、「m/z」の「200」および「300」にそれぞれ対応するグループG2,G3に属する強度分布画像のみが表示領域に表示される。
(b)サブカテゴリおよび論理積の選択
図8および図9は、サブカテゴリおよび論理積がさらに選択される場合の表示画面の一例を示す図である。図4のメインカテゴリの選択の後、図8に示すように、使用者は、プルダウンメニュー42bを操作することにより、所望のサブカテゴリの種類をプルダウンメニュー42bから選択する。本例では、メインカテゴリである「m/z」を除く、「データファイル」、「マトリックス」、「フラグメント」、「同位体」、「アダクトイオン」、「ニュートラルロス」または「多量体」をサブカテゴリとして選択可能である。
また、使用者は、プルダウンメニュー42cを操作することにより、論理の種類をプルダウンメニュー42cから選択する。本例では、「AND」(論理積)または「OR」(論理和)を論理として選択可能である。
図8の例では、サブカテゴリおよび論理として「データファイル」および「AND」がそれぞれ選択される。この状態で、決定操作が行われることにより、同一の「m/z」に対応する強度分布データが「データファイル」ごとのグループにさらに分類され、図9に示すように、分類された複数の強度分布データがそれぞれ複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示画面41に並ぶように表示される。図9のグループG1〜G4の表示領域は、図5のグループG1〜G4の表示領域と同様である。
図9の例では、「m/z」が「100」であるグループG1内において、データファイルのファイル番号が「F1」、「F2」および「F3」である複数の強度分布データがグループG11,G12,G13にそれぞれ分類される。グループG1の表示領域には、複数のグループG11,G12,G13にそれぞれ対応する複数の副表示領域が横方向に並ぶように設けられる。各グループG11,G12,G13の副表示領域には、分類された強度分布データに対応する複数の強度分布画像が横方向に並ぶように表示される。
同様に、グループG2内において、ファイル番号が「F1」、「F2」および「F3」である複数の強度分布データがグループG21,G22,G23にそれぞれ分類される。グループG3内において、ファイル番号が「F1」、「F2」および「F3」である複数の強度分布データがグループG31,G32,G33にそれぞれ分類される。グループG4内において、ファイル番号が「F1」、「F2」および「F3」である複数の強度分布データがグループG41,G42,G43にそれぞれ分類される。各グループG2〜G4における副表示領域の表示態様は、グループG1における副表示領域の表示態様と同様である。
図10および図11は、図9のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。図10のプルダウンメニュー43aの操作内容は、図6のプルダウンメニュー43aの操作内容と同様である。図10に示すように、使用者は、プルダウンメニュー43bをさらに操作することにより、選択されたサブカテゴリについての抽出基準となる値または種類をプルダウンメニュー43bから選択する。本例では、「ファイルデータ」についての抽出基準となる種類として、例えばファイル番号「F1」、「F2」、「F3」または「F4」等を選択可能である。
図10の例では、「m/z」についての抽出基準となる値「200」および「300」が選択され、「ファイルデータ」についての抽出基準となる種類「F2」および「F3」が選択される。この状態で、決定操作が行われることにより、「m/z」が「200」または「300」でかつ「ファイルデータ」が「F2」または「F3」である複数の強度分布データが抽出される。これにより、図11に示すように、抽出された強度分布データがそれぞれ複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示画面41に並ぶように表示される。
図11の例では、「m/z」が「200」および「300」にそれぞれ対応するグループG2,G3に属する強度分布画像のみが表示領域に表示される。グループG2においては、「ファイルデータ」が「F2」または「F3」にそれぞれ対応するグループG22,G23に属する強度分布画像のみが副表示領域に表示される。グループG3においては、「ファイルデータ」が「F2」または「F3」にそれぞれ対応するグループG32,G33に属する強度分布画像のみが副表示領域に表示される。
(c)サブカテゴリおよび論理和の選択
図12および図13は、サブカテゴリおよび論理和がさらに選択される場合の表示画面の一例を示す図である。図12の例では、プルダウンメニュー42aからメインカテゴリとして「フラグメント」が選択される。また、プルダウンメニュー42bからサブカテゴリとして「アダクトイオン」が選択される。さらに、プルダウンメニュー42cから論理として「OR」が選択される。
この状態で、決定操作が行われることにより、同一の「フラグメント」に対応する強度分布データが同一のグループに分類され、同一の「アダクトイオン」に対応する強度分布データが同一のグループに分類される。また、分類された「アダクトイオン」のグループが、同一化合物に対応する「フラグメント」のグループに追加される。これにより、図13に示すように、分類された複数の強度分布データがそれぞれ複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示画面41に並ぶように表示される。
図13の例では、第1〜第4の化合物にそれぞれ対応してグループG100,G200,G300,G400が設けられる。グループG100〜G400に属する強度分布画像の表示領域が表示画面41の縦方向に並ぶように配列される。
第1の化合物のグループG100内においては、「フラグメント」が「fr1」である複数の強度分布データのグループG101に、「アダクトイオン」が「ad1」である複数の強度分布データのグループG102が追加される。グループG100の表示領域には、複数のグループG101,G102にそれぞれ対応する複数の副表示領域が横方向に並ぶように設けられる。各グループG101,G102の副表示領域には、分類された強度分布データに対応する複数の強度分布画像が横方向に並ぶように表示される。
同様に、グループG200内において、「フラグメント」が「fr2」である複数の強度分布データのグループG201に、「アダクトイオン」が「ad2」である複数の強度分布データのグループG202が追加される。グループG300内において、「フラグメント」が「fr3」である複数の強度分布データのグループG301に、「アダクトイオン」が「ad3」である複数の強度分布データのグループG302が追加される。グループG400内において、「フラグメント」が「fr4」である複数の強度分布データのグループG401に、「アダクトイオン」が「ad4」である複数の強度分布データのグループG402が追加される。各グループG200〜G400における副表示領域の表示態様は、グループG100における副表示領域の表示態様と同様である。
図14および図15は、図13のグルーピング後にフィルタリングが行われる場合の表示画面の一例を示す図である。図14に示すように、「フラグメント」についての抽出基準となる種類として、例えば「fr1」、「fr2」、「fr3」または「fr4」等をプルダウンメニュー43aから選択可能である。また、「アダクトイオン」についての抽出基準となる種類として、例えば「ad1」、「ad2」、「ad3」または「ad4」等をプルダウンメニュー43bから選択可能である。
図14の例では、「フラグメント」についての抽出基準となる種類「fr2」および「fr3」が選択され、「アダクトイオン」についての抽出基準となる種類「ad1」および「ad3」が選択される。この状態で、決定操作が行われることにより、「フラグメント」が「fr2」または「fr3」である複数の強度分布データが抽出され、「アダクトイオン」が「ad1」または「ad3」である複数の強度分布データが抽出される。これにより、図15に示すように、抽出された強度分布データがそれぞれ複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示画面41に並ぶように表示される。
図15の例では、グループG100,G200,G300に属する強度分布画像のみが表示領域に表示される。グループG100においては、「アダクトイオン」の「ad1」に対応するグループG102に属する強度分布画像のみが副表示領域に表示される。グループG200においては、「フラグメント」の「fr2」に対応するグループG201に属する強度分布画像のみが副表示領域に表示される。グループG300においては、「フラグメント」の「fr3」に対応するグループG301に属する強度分布画像、および「アダクトイオン」の「ad3」に対応するグループG302に属する強度分布画像のみが副表示領域に表示される。
(3)表示処理
図16は、表示処理プログラムにより行われる表示処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。まず、取得部11は、イメージング質量分析部20から試料の複数の測定点についてのマススペクトルデータを取得する(ステップS1)。生成部12は、ステップS1で取得された複数のマススペクトルデータに基づいて強度分布データを生成する(ステップS2)。記憶部13は、ステップS2で生成された強度分布データを記憶する(ステップS3)。また、表示制御部18は、図3のプルダウンメニュー42a〜42cを表示部40に表示させる。
次に、分類基準受付部14は、メインカテゴリの指定を受け付けたか否かを判定する(ステップS5)。使用者は、操作部30を用いてプルダウンメニュー42aを操作し、決定操作を行うことによりメインカテゴリを指定することができる。メインカテゴリの指定を受け付けていない場合、分類基準受付部14はメインカテゴリの指定を受け付けるまで待機する。
メインカテゴリの指定が受け付けられた場合、分類基準受付部14は、サブカテゴリおよび論理が指定されているか否かを判定する(ステップS6)。使用者は、ステップS5の決定操作の前にプルダウンメニュー42b,42cを操作することによりサブカテゴリおよび論理をそれぞれ指定することができる。サブカテゴリおよび論理が指定されている場合、後述するサブカテゴリに基づく分類が実行され(ステップS7)、表示制御部18は表示処理を終了する。
サブカテゴリおよび論理が指定されていない場合、分類部15は、ステップS3で記憶された強度分布データをステップS5で受け付けられたメインカテゴリに基づくグループのいずれかに分類に分類する(ステップS8)。表示制御部18は、ステップS8で分類された強度分布データ強度分布画像をグループごとに区分して表示部40に表示させる(ステップS9)。また、表示制御部18は、図5のプルダウンメニュー43aを表示部40に表示させる(ステップS10)。
次に、グループ受付部16は、メインカテゴリについての抽出基準として値または種類の指定を受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。使用者は、操作部30を用いてプルダウンメニュー43aを操作し、決定操作を行うことによりメインカテゴリについての抽出基準を指定することができる。メインカテゴリについての抽出基準の指定を受け付けていない場合、表示制御部18は表示処理を終了する。
メインカテゴリについての抽出基準の指定が受け付けられた場合、抽出部17は、ステップS8でグループに分類された各強度分布データのうち、受け付けられた抽出基準に該当するグループの強度分布データを抽出する(ステップS12)。表示制御部18は、ステップS12で抽出された強度分布データに基づく強度分布画像をグループごとに区分して表示部40に表示させ(ステップS13)、表示処理を終了する。
図17は、図16のステップS7におけるサブカテゴリに基づく分類のアルゴリズムを示すフローチャートである。まず、分類基準受付部14は、論理として論理積が指定されていたか否かを判定する(ステップS21)。論理積が指定されていた場合、分類部15は、ステップS8と同様に、ステップS3で記憶された強度分布データをステップS5で受け付けられたメインカテゴリに基づくグループのいずれかに分類する(ステップS22)。また、分類部15は、ステップS22で分類された強度分布データをステップS6で指定されたサブカテゴリに基づくグループのいずれかにさらに分類する(ステップS23)。
ステップS21で論理積が指定されていない場合、すなわち論理和が指定されていた場合、分類部15は、ステップS8と同様に、ステップS3で記憶された強度分布データをステップS5で受け付けられたメインカテゴリに基づくグループのいずれかに分類に分類する(ステップS24)。また、分類部15は、ステップS3で記憶された強度分布データをステップS6で指定されたサブカテゴリに基づくグループのいずれかに分類する(ステップS25)。さらに、分類部15は、ステップS25で分類されたサブカテゴリのグループを、ステップS24で分類されたメインカテゴリのグループに追加する(ステップS26)。この場合、サブカテゴリの各グループは、メインカテゴリのグループのうち同一化合物に対応するグループに追加される。
ステップS23またはステップS26の後、表示制御部18は、ステップS23またはステップS26で分類された強度分布データの強度分布画像をグループごとに区分して表示部40に表示させる(ステップS27)。また、表示制御部18は、図5のプルダウンメニュー43a,43bを表示部40に表示させる(ステップS28)。
次に、グループ受付部16は、メインカテゴリまたはサブカテゴリについての抽出基準として値または種類の指定を受け付けたか否かを判定する(ステップS29)。使用者は、操作部30を用いてプルダウンメニュー43a,43bを操作し、決定操作を行うことによりメインカテゴリおよびサブカテゴリについての抽出基準をそれぞれ指定することができる。メインカテゴリおよびサブカテゴリについての抽出基準の指定を受け付けていない場合、表示制御部18はサブカテゴリに基づく分類を終了する。
メインカテゴリまたはサブカテゴリについての抽出基準の指定が受け付けられた場合、抽出部17は、ステップS23またはステップS26でグループに分類された各強度分布データのうち、受け付けられたメインカテゴリまたはサブカテゴリについての抽出基準に該当するグループの強度分布データを抽出する(ステップS30)。表示制御部18は、ステップS30で抽出された強度分布データに基づく強度分布画像をグループごとに区分して表示部40に表示させ(ステップS31)、表示処理を終了する。
上記の表示処理において、一部の処理が他の時点で実行されてもよい。例えば、ステップS9,S10の処理は、いずれが先に実行されてもよいし、同時に実行されてもよい。また、ステップS24,S25の処理は、いずれが先に実行されてもよいし、同時に実行されてもよい。さらに、ステップS27,S28の処理は、いずれが先に実行されてもよいし、同時に実行されてもよい。
(4)効果
本実施の形態に係る表示処理装置10においては、複数の分類基準のうちいずれかの分類基準の指定が分類基準受付部14により受け付けられる。分類基準受付部14により指定された分類基準に基づいて各強度分布データが分類部15により複数のグループのいずれかに分類される。分類された複数の強度分布データが複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示部40に表示される。
したがって、強度分布画像の数が膨大であっても、複数の強度分布画像は所望の分類基準に基づいて分類されたグループごとに整理された状態で区分されて表示部40に表示される。これにより、使用者は、表示された複数の強度分布画像から所望の強度分布画像を効率よく見出すことができる。
また、グループ受付部16によりグループの選択が受け付けられた場合には、選択されたグループに属する複数の強度分布データが抽出部17により抽出される。抽出された複数の強度分布データは、複数の強度分布画像としてグループごとに区分されて表示部40に表示される。この場合、所望のグループに属する強度分布画像のみを表示部40に表示させ、他の不要なグループに属する強度分布画像を非表示にすることができる。これにより、使用者は、表示された複数の強度分布画像から所望の強度分布画像をより効率よく見出すことができる。

Claims (8)

  1. 表示部を用いた表示処理を行う表示処理装置であって、
    試料の複数の測定点についての複数のマススペクトルデータを取得する取得部と、
    前記複数のマススペクトルデータにおいて任意の質量電荷比に対応する信号強度値の二次元分布を示す強度分布データを生成する生成部と、
    複数の質量電荷比に対応して前記生成部により生成された複数の強度分布データを記憶する記憶部と、
    各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類するための複数の分類基準のうちいずれかの分類基準の指定を受け付ける分類基準受付部と、
    前記分類基準受付部により指定された分類基準に基づいて前記記憶部に記憶された各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類する分類部と、
    前記分類部により分類された複数の強度分布データを複数の強度分布画像としてグループごとに区分して前記表示部に表示させる表示制御部とを備える、表示処理装置。
  2. 前記分類基準受付部は、複数の分類基準の指定を受け付け可能に構成され、
    前記分類部は、前記分類基準受付部により指定された複数の分類基準の論理演算に基づいて複数のグループを生成し、前記記憶部に記憶された各強度分布データを生成された複数のグループのいずれかに分類する、請求項1記載の表示処理装置。
  3. 前記分類部は、前記分類基準受付部により指定された複数の分類基準の論理積に基づいて複数のグループを生成し、前記記憶部に記憶された各強度分布データを生成された複数のグループのいずれかに分類する、請求項2記載の表示処理装置。
  4. 前記分類部は、前記分類基準受付部により指定された複数の分類基準の論理和に基づいて複数のグループを生成し、前記記憶部に記憶された各強度分布データを生成された複数のグループのいずれかに分類する、請求項2または3記載の表示処理装置。
  5. 前記分類基準受付部により指定された分類基準による複数のグループのうち一または複数のグループの選択を受け付けるグループ受付部と、
    前記記憶部に記憶された各強度分布データのうち、前記グループ受付部により選択された一または複数のグループに属する複数の強度分布データを抽出する抽出部とをさらに備え、
    前記表示制御部は、前記抽出部により抽出された複数の強度分布データを複数の強度分布画像としてグループごとに区分して前記表示部に表示させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示処理装置。
  6. 前記複数の分類基準は、測定された試料を特定するための識別情報、試料中の物質を特定する質量電荷比の値、測定に用いられたマトリックスの種類、試料中の物質に起因して現れるピークの種類、およびニュートラルロスのうち2以上の分類基準を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示処理装置。
  7. 試料の複数の測定点についての複数のマススペクトルデータをそれぞれ生成するイメージング質量分析部と、
    表示部と、
    前記表示部を用いた表示処理を行う請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示処理装置とを備える、イメージング質量分析システム。
  8. 表示部を用いた表示処理を行う表示処理方法であって、
    試料の複数の測定点についての複数のマススペクトルデータをそれぞれ取得するステップと、
    前記複数のマススペクトルデータにおいて一定の質量電荷比に対応する信号強度値の二次元分布を示す強度分布データを生成するステップと、
    複数の質量電荷比に対応して生成された複数の強度分布データを記憶するステップと、
    各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類するための複数の分類基準のうちいずれかの分類基準の指定を受け付けるステップと、
    前記指定された分類基準に基づいて前記記憶された各強度分布データを複数のグループのいずれかに分類するステップと、
    前記分類された複数の強度分布データを複数の強度分布画像としてグループごとに区分して前記表示部に表示させるステップとを含む、表示処理方法。
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