JP6897511B2 - 組電池の制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、組電池の制御装置に関し、特に、下限SOC及び上限SOCによって定まる範囲内で組電池を制御する組電池の制御装置に関する。
組電池は、複数の二次電池により構成される。複数の二次電池を組み合わせることで、大容量の組電池が得られる。しかし、組電池の容量は、組電池を構成する二次電池の劣化に伴って小さくなる。特開2016−167368号公報(特許文献1)に開示される組電池の制御装置では、そうした二次電池の劣化を考慮して組電池を制御している。詳しくは、組電池のSOC(State Of Charge)が二次電池の劣化しやすさなどに影響を与えることに鑑みて、下限SOC及び上限SOCによって定まる使用電位幅で組電池を制御するようにしている。
たとえば、SOCが100%に近い状態で組電池を放置すると、組電池の劣化が進行しやすくなる。また、SOCが0%に近い状態で組電池を使用(放電)すると、組電池の出力特性が低下する傾向がある。このため、特許文献1では、下限SOCが0%よりも高い値に設定され、上限SOCが100%よりも低い値に設定される。また、特許文献1に記載される組電池の制御装置では、二次電池の使用履歴情報(過去の温度及びSOC等)から求めた劣化後の二次電池の正極使用最小電位を用いて、下限SOCを変更している。
なお、SOCは、セルの蓄電残量を示し、たとえば、満充電状態に対する蓄電量を0〜100%で表わしたものである。また、組電池を構成する各二次電池は「セル」や「単電池」等とも称され、以下では、各二次電池を「セル」と称する。また、下限SOC及び上限SOCによって定まる範囲を、以下では「電池使用範囲」と称する。
特開2016−167368号公報
上記のように、組電池の電池使用範囲を狭めることで、組電池は、劣化しにくくなり、高い性能を維持できるようになる。しかし、組電池の電池使用範囲が狭いと、組電池の制御において、その高い性能を十分に発揮させることができなくなる。詳しくは、組電池の制御において、組電池の電池使用範囲は、組電池の実質的な放電容量に対応するため、組電池の電池使用範囲が狭くなると、組電池の放電容量が小さくなる。たとえば、組電池のSOCが下限SOCに達すると、組電池に蓄積した電力が残っていても、その電力(下限SOCに対応する電力)を使用(放電)することはできなくなる。
よって、組電池の放電容量を大きくするためには、組電池の電池使用範囲を広くすることが望ましい。しかし、組電池のSOCが低くなるほどセルが収縮し、こうした収縮によりセルが薄くなると、セルが組電池から脱落しやすくなるため、下限SOCを低く設定することには限界があった。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、下限SOC及び上限SOCによって定まる電池使用範囲内で組電池を制御する組電池の制御装置において、劣化に伴うセルの厚み変化を考慮して適切な電池使用範囲を設定可能とすることである。
本開示の組電池の制御装置は、複数のセルが積層されて構成される組電池の制御装置であって、セル厚み推定部と、電池制御部とを備える。セル厚み推定部は、組電池の負極電位と、組電池の温度とを用いて、セルの厚みを推定するように構成される。電池制御部は、下限SOC及び上限SOCによって定まる範囲内で組電池を制御するように構成される。また、電池制御部は、セルの厚み(Th)がしきい値(Lim)よりも大きい場合の下限SOCを、セルの厚みがしきい値よりも小さい場合の下限SOCよりも低い値に設定するように構成される。
本願発明者は、実験等により、組電池の劣化が進行するほどセルが厚くなるとの知見を得た。組電池の劣化が進行すると、セルが厚くなるため、セルが薄くなることによる不具合(セルの脱落等)は生じにくくなる。
また、本願発明者は、実験等により、セルの厚みと、組電池の負極電位と、組電池の温度とが相関するとの知見を得た。詳しくは、組電池の温度が低くなるほどセルが薄くなる傾向がある。また、組電池の負極電位の変動量(初期値からの電位ずれ)が大きくなるほどセルが厚くなる傾向がある。
上記知見に基づき、本開示の組電池の制御装置では、組電池の負極電位と、組電池の温度とを用いてセルの厚みを推定するとともに、推定されたセルの厚みがしきい値よりも大きい場合の下限SOCを、推定されたセルの厚みがしきい値よりも小さい場合の下限SOCよりも低い値に設定するようにした。こうした制御を行なうことで、組電池の劣化に伴うセルの厚み変化に応じて電池使用範囲を拡大するように下限SOCを変更することができる。すなわち、セルが十分厚い(不具合が生じない程度に厚い)場合には、下限SOCを低くして、電力制限を緩和することができる。これにより、劣化した状態の組電池において、蓄積された電力を、より多く使用(放電)することが可能になる。その結果、組電池の劣化に伴う放電可能電力量の低減が抑制され、組電池の長寿命化が図られる。
なお、複数のセルが積層されて構成される組電池には、複数のセルと複数のスペーサとが交互に積層されて構成される組電池も含まれる。
本開示によれば、下限SOC及び上限SOCによって定まる電池使用範囲内で組電池を制御する組電池の制御装置において、劣化に伴うセルの厚み変化を考慮して適切な電池使用範囲を設定することができる。
本開示の実施の形態に係る組電池の制御装置が適用された車両の全体構成を概略的に示す図である。 図1に示す組電池の概略構造を示した斜視図である。 図2に示す組電池の側面図である。 図2に示す組電池のセルの内部構造を示した断面図である。 電池劣化度(小、中、大)ごとに、組電池のセル厚みと電池放電容量との関係を示す図である。 本開示の実施の形態に係る組電池の制御装置による電池使用範囲の設定方法を説明するための図である。 組電池の温度とセル厚み変化量との関係を示すグラフである。 組電池のSOCと、セル厚み、負極電位との関係を示すグラフである。 組電池の負極電位変動量とセル厚み変化量との関係を示すグラフである。 本開示の実施の形態に係る組電池の制御装置により実行される処理の手順を説明するフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本開示の実施の形態に係る組電池の制御装置が適用された車両の概略構成を示す図である。図1を参照して、車両10は、組電池100と、電池監視ユニット11と、電力制御ユニット(PCU:Power Control Unit)12と、モータジェネレータ(MG:Motor Generator)13と、駆動輪14と、電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)15と、記憶部16(たとえば、不揮発性メモリ)と、通信装置17と、通信線18とを含む。ECU15、記憶部16、及び通信装置17は、通信線18によって接続され、互いに情報を送受可能に構成されている。
車両10は、組電池100に蓄えられた電力を使って走行するように構成される。車両10は、組電池100に蓄えられた電力のみを用いて走行可能な電気自動車であってもよいし、組電池100に蓄えられた電力とエンジンの出力との両方を用いて走行可能なハイブリッド車両であってもよい。また、車両10は、車両外部の外部電源の電力で組電池100を充電可能に構成されてもよい。外部電源からの給電方式は、外部電源がケーブルを介して車両10へ電力を供給する方式であってもよいし、外部電源がケーブルを介さずに非接触で車両10へ電力を供給する方式(ワイヤレス給電方式)であってもよい。
組電池100は、たとえば、複数のセルが直列及び/又は並列に適宜接続されて構成される。組電池100は、MG13により駆動輪14を駆動するための電力をPCU12へ供給する。
電池監視ユニット11は、種々のセンサを含み、上記構成を有する組電池100の状態を監視するように構成される。電池監視ユニット11は、たとえば、電圧センサ、電流センサ、及び温度センサを含む。電圧センサは、組電池100の電圧を検出してECU15へ出力する。電流センサは、組電池100の電流を検出してECU15へ出力する。温度センサは、組電池100の温度を検出してECU15へ出力する。
MG13は、回転電機であって、たとえば三相交流モータジェネレータである。MG13は、PCU12によって駆動され、駆動輪14を回転させる。また、MG13は、車両10の制動時等に回生発電を行なうことも可能である。MG13により発電された電力は、PCU12により整流されて組電池100に充電される。
PCU12は、インバータ及びコンバータを含んで構成され(いずれも図示せず)、ECU15からの駆動信号に従ってMG13を駆動する。PCU12は、MG13の力行駆動時は、組電池100に蓄えられた電力を交流電力に変換してMG13へ供給し、MG13の回生駆動時(車両10の制動時等)は、MG13が発電した電力を整流して組電池100へ供給する。
ECU15は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ(ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory))、各種信号を入出力するための入出力ポート等を含んで構成される(いずれも図示せず)。ECU15は、車両10における各種機器の制御を行なう。たとえば、ECU15は、車両10が所望の状態となるようにPCU12及び組電池100の充放電を制御する。なお、各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
記憶部16は、組電池100の初期情報(たとえば、出荷時に格納されるトレーサビリティデータ)と、ECU15によって定期的に格納される組電池100の情報(たとえば、組電池100の使用履歴情報)とを記憶している。組電池100のトレーサビリティデータは、組電池100の初期状態を示す情報(セル厚み、セル容量、セル抵抗、電極の厚さ、電極の電位、及び電極の目付量等)を含む。記憶部16には、初期状態の組電池100における電極(正極及び負極)の電位としてSOC毎の電位が記憶されている。
組電池100の初期情報は、セルの厚みと、組電池100の負極電位と、組電池100の温度との関係を示す情報(以下、「セル厚み対応情報」と称する)を含む。セル厚み対応情報により、組電池100の負極電位と、組電池100の温度とから、セルの厚みを求めることが可能になる。
記憶部16は、組電池100の負極電位を測定するための対応情報(マップ等)をさらに記憶していてもよい。たとえば、組電池100の負極電位と、組電池100のSOCとの関係を示す情報(以下、「f−SOC対応情報」と称する)を記憶部16に格納してもよい。
上記各対応情報は、あらかじめ実験等によって取得することができる。実験等によって得られた各対応情報は、たとえば、組電池100の出荷時に記憶部16に格納される。上記各対応情報は、マップでもテーブルでも数式でもモデルでもよい。また、上記各対応情報は、複数のマップ等を組み合わせて構成されていてもよい。
記憶部16は、電池使用範囲をさらに記憶する。ECU15は、この電池使用範囲に従って組電池100を制御する。詳しくは、組電池100のSOCが上限SOCに近づくと、ECU15は、組電池100へ供給される電力(すなわち、組電池100の充電電力)を制限して、組電池100のSOCが上限SOCを超えないようにする。また、組電池100のSOCが下限SOCに近づくと、ECU15は、組電池100から放出される電力(すなわち、組電池100の放電電力)を制限して、組電池100のSOCが下限SOCを下回らないようにする。記憶部16に記憶されている下限SOCの数値は、ECU15によって変更できる。記憶部16に記憶されている上限SOCの数値は、固定でもよいし、ECU15によって変更できてもよい。なお、組電池100のSOCは、たとえば、電池監視ユニット11により検出された組電池100の電圧値等から測定できる。
図2〜図4は、組電池100の構成を詳細に示した図である。図2〜図4において、配列方向D1は、組電池100を構成する複数のセル110が配列する方向を示し、幅方向D2は、配列方向D1と直交する方向を示す。
図2を参照して、組電池100は、複数のセル110と複数のスペーサ120とが配列方向D1に交互に積層されて構成される。すなわち、組電池100は、配列方向D1に配列されている複数のセル110と、セル110同士の間に介在するスペーサ120とを備える。セル110の個数は、たとえば2個以上20個以下である。ただし、セル110の個数は、組電池100に求められる出力等に応じて適宜変更できる。
セル110は、非水電解液二次電池(たとえば、リチウムイオン電池)である。セル110は、正極端子131及び負極端子132を備える。また、正極端子131と負極端子132との間にはガス放出弁130が設けられている。
図2に示す複数のセル110は、電気的に直列に接続されている。詳しくは、組電池100を構成する複数のセル110は、1個ずつ向きを反転させられながら配列されている。そして、一のセル110の正極端子131と、隣接する別のセル110の負極端子132とは、接続部材140(バスバー)によって電気的に接続されている。組電池100の配列方向D1の両端には、拘束板141,142が配置されている。また、拘束板141と拘束板142とは、拘束バンド151を介して互いに接続されている。拘束バンド151と拘束板141,142とは、ビス152によって連結されている。ビス152を締め付けることにより、複数のセル110及びスペーサ120を、拘束バンド151及び拘束板141,142によって固定することができる。また、ビス152を締め付けることによりセル110及びスペーサ120に圧力(拘束力)が加わることになる。
図3を参照して、スペーサ120は、板状の本体部122と、本体部122からセル110側に突出する突起部121(たとえば、リブ)とを有する。図3には、本体部122の片側のみに突起部121が形成されている例を示しているが、本体部122の両側に突起部121が形成されていてもよい。本体部122と突起部121とは、たとえば一体的に形成される。ただしこれに限られず、突起部121と本体部122とが別体であってもよい。また、突起部121が本体部122に対して着脱自在に設けられてもよい。
セル110の2つの主面F1及びF2(配列方向D1の両端の面)のうち、主面F1には突起部121が接触し、主面F2には本体部122が接触する。セル110の主面F2の略全域は、本体部122と接触している。また、セル110の主面F1は突起部121と接触しており、セル110の主面F1と本体部122との隙間には冷媒流路が形成されている。拘束板141,142から拘束力が加わると、スペーサ120の突起部121がセル110の主面F1を押圧する。スペーサ120は、たとえば樹脂から構成される。ただし、スペーサ120の材料は、樹脂に限定されず、金属等であってもよい。また、スペーサ120が突起部121を有することは必須ではなく、スペーサ120の形状は平板状であってもよい。
図4を参照して、セル110は、電極群114と、ケース115(電池ケース)とを備える。電極群114は、ケース115内に収容されている。また、図示していないが、ケース115内には、電解液も収容されている。電解液に電極群114を浸すことによって、電極群114の内部にも電解液が入る。
電極群114は、正極板111とセパレータ113と負極板112との積層体が巻回されて構成される巻回型の電極群である。正極板111と負極板112とは、セパレータ113を挟んで積層されている。なお、電極群114は、巻回型の電極群に限られず、スタック型の電極群であってもよい。
正極板111は、正極集電体(たとえば、アルミニウム箔)と、正極活物質層とを含む。正極活物質層は、たとえば正極活物質を含有する正極合材を正極集電体の表面に塗工することにより、正極集電体の両面に形成される。負極板112は、負極集電体(たとえば、銅箔)と、負極活物質層とを含む。負極活物質層は、たとえば負極活物質を含有する負極合材を負極集電体の表面に塗工することにより、負極集電体の両面に形成される。セパレータ113は、たとえば微多孔膜である。セパレータ113内に細孔が存在することで、その細孔に電解液が保持されやすくなる。
正極活物質の例としては、リチウム遷移金属酸化物(具体的には、リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物等)が挙げられる。正極活物質層は、正極活物質に加えて、導電材(たとえば、アセチレンブラック)、バインダ(たとえば、ポリフッ化ビニリデン)を含んでいてもよい。負極活物質の例としては、炭素系材料(具体的には、黒鉛等)が挙げられる。負極活物質層は、負極活物質に加えて、増粘材(たとえば、カルボキシメチルセルロース)、バインダ(たとえば、スチレンブタジエンゴム)を含んでいてもよい。セパレータ113の材料の例としては、ポリオレフィン系樹脂(具体的には、ポリエチレン、又はポリプロピレン等)が挙げられる。
電解液は、非プロトン性溶媒と、この溶媒に溶解しているリチウム塩(たとえば、LiPF)とを含む。非プロトン性溶媒の例としては、エチレンカーボネート(EC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジメチルカーボネート(DMC)、又はジエチルカーボネート(DEC)が挙げられる。2種以上の溶媒を混合して使用してもよい。
ケース115は、たとえば角形ケースである。角形ケースの外形は、直方体(たとえば、扁平状の直方体)である。ケース115の材料の例としては、アルミニウム合金が挙げられる。
ところで、拘束板141,142によるセル110の拘束力(拘束荷重)は、セル110の膨張及び収縮を考慮して適切な大きさに調整される。この理由について、以下に説明する。
図4を参照して、組電池100の充電時には電極群114が膨張する。そして、ケース115内において電極群114が膨張すると、電極群114がケース115の内壁に接触し、ケース115を外側に向かって押圧する。これにより、セル110の厚み(セル厚みTh)は厚くなる。一方、ケース115の外では、スペーサ120の突起部121により、セル110の主面F1がケース115の内側に向かって押圧される。
組電池100の放電時には、上記とは逆に電極群114が収縮し、セル厚みThが薄くなる。また、組電池100の温度の変化によってもセル110は膨張又は収縮し、こうした膨張又は収縮によってセル厚みThは変わり得る。
拘束板141,142によるセル110の拘束力が、大きすぎたり、小さすぎたりすると、次に示すような問題が生じ得る。
セル110の拘束力が大きすぎると、電極群114の膨張時にスペーサ120の押圧によりケース115内の電極群114に大きなストレスが加わり、セル110が劣化しやすくなる。たとえば、非水電解液二次電池では、正極活物質層が比較的硬い物質(たとえば、金属酸化物)で構成され、負極活物質層が比較的軟らかい物質(たとえば、炭素系材料)で構成されることが多い。このため、非水電解液二次電池の負極板は、正極板よりも軟らかいことが多い。軟らかい負極板112にストレスが加わると、負極板112の負極活物質層に保持されていた電解液が外へ押し出されて、セル110の内部抵抗が増加しやすい。
逆に、セル110の拘束力が小さすぎると、セル110が収縮した時に、組電池100からセル110が脱落しやすくなる。また、セル110が収縮すると、電解液中のイオン濃度分布に偏りが生じやすくなる。このため、セル110の拘束力が小さすぎると、セル110の内部抵抗が増加するなどして、組電池100の性能が低下しやすくなる。
以上説明したように、セル110の拘束力が大きすぎる場合にはセル110の膨張に起因する不具合(内部抵抗の増加等)が発生し得る。また、セル110の拘束力が小さすぎる場合にはセル110の収縮に起因する不具合(セルの脱落、内部抵抗の増加等)が発生し得る。このため、拘束板141,142によるセル110の拘束力は、セル110の膨張及び収縮を考慮して適切な大きさに調整される。しかし、セル110が、大きく膨張したり、大きく収縮したりする場合には、拘束力の調整だけで組電池100の性能低下を抑制することは困難である。
これに対し、本実施の形態に係る組電池100の制御装置(ECU15)では、組電池100のSOC変化に伴うセル110の膨張及び収縮を抑制するため、下限SOC及び上限SOCによって定まる範囲(電池使用範囲)内で組電池100を制御している。
しかしながら、セル110の収縮を抑制するために下限SOCを高く設定すると、組電池100の放電容量が小さくなる。この理由は、組電池100のSOCが下限SOCに達すると、組電池100に蓄積した電力が残っていても、その電力(下限SOCに対応する電力)を使用(放電)することができなくなるからである。すなわち、下限SOCを高く設定する(電池使用範囲を狭くする)ことで、セル110の収縮に起因する不具合を抑制することは可能になるが、組電池100の放電容量は小さくなる。組電池100の電池使用範囲を狭めることで不足した組電池100の放電容量を、セル110の数を増やすことによって補うことも考えられるが、セル110の増加は、組電池100の構造の複雑化、コストアップなどにつながる。
そこで、本実施の形態に係る組電池100の制御装置(ECU15)では、セル110の収縮に起因する不具合(セルの脱落、内部抵抗の増加等)を抑制しつつ、長期にわたって十分な組電池100の放電容量を確保するために、セル110の厚み(セル厚みTh)を推定しながら、そのセル厚みThに合った下限SOCを設定している。これにより、セル110が十分厚い(不具合が生じない程度に厚い)場合には、下限SOCが低く設定される。下限SOCが低く設定されることで、組電池100の電池使用範囲が広がり、組電池100の放電容量が大きくなる。
本願発明者は、実験等により、組電池100の劣化が進行するほどセル110が厚くなるとの知見を得た。こうした知見に基づき、本実施の形態に係る組電池100の制御装置(ECU15)では、組電池100の温度に加えて電池劣化度も考慮してセル厚みThを推定し、組電池100の劣化に伴うセルの厚み変化に応じて下限SOCを変更している。以下、図5及び図6を用いて、このように下限SOCを変更することの利点について詳述する。
図5は、電池劣化度(小、中、大)ごとに、組電池のセル厚みと電池放電容量との関係を示す図である。図5において、実線K11は、初期状態(以下、「状態A」と称する)の組電池の特性を示している。実線K12は、状態Aよりも劣化が進行した状態(以下、「状態B」と称する)の組電池の特性を示している。実線K13は、状態Bよりも劣化が進行した状態(以下、「状態C」と称する)の組電池の特性を示している。
図5を参照して、破線L1は、セルの脱落を防止するために必要なセルの厚みを示している。状態A(電池劣化度:小)の組電池についてセルの脱落を防止するためには、破線L1に対応して下限SOCを設定する必要がある。SOCの低下に伴いセルは薄くなるため、下限SOCを低く設定しすぎると、セル厚みが破線L1を下回ってセルの脱落が生じ得る。
図5中の実線K11〜K13で示されるように、組電池の劣化が進行するほど組電池の放電容量は小さくなる。また、組電池の劣化が進行するほどセルは厚くなる。しかし、組電池の電池使用範囲を変更しなければ、状態B(電池劣化度:中)及び状態C(電池劣化度:大)の組電池も、状態Aの組電池と同じ電池使用範囲に従って制御される。そして、組電池のSOCが下限SOCになった時のセル厚み及び電池放電容量は、組電池の劣化に伴って破線L2で示すように変化する。すなわち、状態Bでは、状態Aの場合よりもセルが厚くて電池放電容量が小さい時に組電池のSOCが下限SOCに達し、状態Cでは、状態Bの場合よりもセルが厚くて電池放電容量が小さい時に組電池のSOCが下限SOCに達する。組電池のSOCが下限SOCに達すると、組電池に蓄積した電力が残っていても、その電力(下限SOCに対応する電力)を使用(放電)することができなくなる。状態B及びCでは、破線L1に対してまだ余裕があるセル厚みで組電池のSOCが下限SOCに達する。
これに対し、本実施の形態に係る組電池の制御装置(ECU15)では、後述の方法でセル厚みThを推定することによって、組電池100の劣化に伴うセル110の厚み変化に応じて下限SOCを変更することを可能にしている。たとえば、破線L1に合わせて下限SOCを変更することにより、状態B及びCにおいても、状態Aと同様、破線L1に対応した下限SOC(ひいては、電池使用範囲)が設定され、セル厚みThが破線L1に達するまで組電池100の放電が許容されるようになる。図6は、このように設定された電池使用範囲を示している。図6において、横軸はSOC(0%〜100%)を示し、縦軸は電池劣化度を示している。また、範囲R1,R2,R3は、それぞれ状態A,B,Cのときに設定される電池使用範囲を示している。
図6を参照して、状態A,B,Cにおける電池使用範囲を狭いほうから順に並べると、範囲R1、範囲R2、範囲R3になる。破線L3で示されるように、組電池の劣化が進行するほど、下限SOCが低く設定され、電池使用範囲が広くなる。これにより、劣化した状態(状態B及びC)の組電池において、蓄積された電力を、より多く使用(放電)することが可能になる。このため、組電池の劣化に伴う放電可能電力量の低減が抑制され、組電池の長寿命化が図られる。
上述のように、組電池100の劣化の進行度合い(電池劣化度)とセル厚みThとは相関する。また、本願発明者は、実験等により、セル110の劣化の進行に応じて組電池100の負極電位が変動することを見出した。また、組電池100の温度の変化によっても、セル110が膨張又は収縮し得ることは、前述したとおりである。このような関係を利用して、本実施の形態に係る組電池100の制御装置(ECU15)では、組電池100の負極電位と、組電池100の温度とを用いて、セル厚みThを推定している。
図7は、組電池の温度とセル厚み変化量との関係を示すグラフである。図8は、組電池のSOCと、セル厚み、負極電位との関係を示すグラフである。図9は、組電池の負極電位変動量とセル厚み変化量との関係を示すグラフである。
図7を参照して、実線K21で示されるように、組電池の温度とセル厚み変化量とは、略比例関係を有し、詳しくは、組電池の温度が高くなるほどセルが厚くなるような関係を有する。
図8を参照して、実線K22及びK23で示されるように、SOC変化に対するセル厚みの変化量が大きい領域(SOCが低い領域)においては、SOC変化に対する負極電位の変化量も大きくなり、SOC変化に対するセル厚みの変化量が小さい領域においては、SOC変化に対する負極電位の変化量も小さくなる。組電池の負極電位とセル厚みとは相関し、組電池の負極電位の変動量が大きくなるほどセルが厚くなる傾向がある。詳しくは、図9中に実線K24で示すように、組電池の負極電位変動量とセル厚み変化量とは略比例関係を有する。なお、負極電位変動量は、記憶部16に格納されている負極電位の初期値からの変動量(電位ずれ)に相当する。
組電池の充放電を繰り返すと、組電池の負極の表面状態は変化する。詳しくは、負極表面に、電荷担体(リチウムイオン電池では、リチウム)が析出したり、被膜が形成されたりする。これにより、負極電位が変動する。また、組電池の充放電を繰り返すと、負極において電荷担体を放出又は吸蔵できる量が減少する傾向がある。以下、組電池の使用(充放電)により負極の状態及び性能が変化することを、「負極の劣化」と称する。負極の劣化が進行するほど、負極電位変動量が大きくなる傾向がある。また、負極の劣化が進行すると、組電池の電圧及び容量が低下する傾向がある。
上記のように、セル厚みThと、組電池100の負極電位と、組電池100の温度とは相関する。このため、組電池100の負極電位と、組電池100の温度とから、セル厚みThを推定できる。本実施の形態では、ECU15(電池制御部)が、下限SOC及び上限SOCによって定まる範囲内で組電池100を制御する。また、ECU15(セル厚み推定部)は、組電池100の負極電位と、組電池100の温度とを用いて、セル110の厚み(セル厚みTh)を推定する。また、ECU15(電池制御部)は、セル厚みThがしきい値よりも大きい場合の下限SOCを、セル厚みThがしきい値よりも小さい場合の下限SOCよりも低い値に設定する。これにより、セル110の厚み変化を考慮して適切な電池使用範囲を設定することが可能になる。以下、図10を用いて、ECU15による組電池100の制御方法について詳述する。
図10は、ECU15により実行される処理の手順を説明するフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、所定時間毎又は所定条件の成立時にメインルーチンから呼び出されて繰り返し実行される。
図10を参照して、ECU15は、組電池100の情報(以下、「電池情報」と称する場合がある)を取得して、記憶部16に蓄積する(ステップS11)。電池情報は、組電池100の負極電位と、組電池100の温度と(いずれも現時点での測定値)を含む。
組電池100の負極電位は、参照電極を用いて実測できる。参照電極としては、たとえば金属リチウムを使用できる。組電池100の負極と参照電極との電位差に基づいて、組電池100の負極電位を測定できる。負極電位の測定方法は、上記のような実測に限られず任意である。たとえば、記憶部16内の対応情報(f−SOC対応情報)を参照することにより、組電池100のSOCから組電池100の負極電位を推定してもよい。
組電池100の温度は、たとえば、電池監視ユニット11から取得できる。電池監視ユニット11は、温度センサにより組電池100の温度を検出できる。
なお、組電池100のSOCから組電池100の負極電位を推定する場合には、たとえば、電池監視ユニット11により取得した組電池100の電流値及び電圧値を用いて組電池100のSOCを推定できる。ただし、SOCの測定方法は任意であり、電流値積算(クーロンカウント)による手法、又は開放電圧(OCV:Open Circuit Voltage)の推定による手法等も採用できる。
続けて、ECU15は、ステップS11で取得した組電池100の負極電位と組電池100の温度とを用いて、セル110の厚み(セル厚みTh)を推定する(ステップS12)。
セル110の厚みをTh、組電池100の負極電位をf、組電池100の温度をTとそれぞれ表すとき、次に示す式(1)に従ってセル110の厚みを求めることができる。なお、式(1)中の「a」は、あらかじめ実験等によって求められる定数であり、たとえば「1」であってもよい。
Th=a×f×T …(1)
式(1)は、前述のセル厚み対応情報に相当し、Th(セル厚み)とf(負極電位)とT(温度)との関係を規定する。式(1)により、ステップS11で取得したf(負極電位)とT(温度)とから、Th(セル厚み)を求めることができる。
続けて、ECU15は、ステップS12で取得したセル厚みThがしきい値Limよりも大きいか否かを判定する(ステップS13)。しきい値Limは、任意に設定できる。しきい値Limとしては、たとえば、セル110が薄くなることによる不具合(セル110の脱落、内部抵抗の増加等)が生じないセル厚みの最小値(不具合が生じないセル厚みの中で最も薄い値)を、あらかじめ実験等によって求めて設定することが好ましい。
セル厚みThがしきい値Limよりも大きい場合(ステップS13においてYES)には、ECU15が、記憶部16に記憶されている電池使用範囲の下限SOCを現在値よりも低い値に変更(更新)する(ステップS14)。ECU15は、たとえば、記憶部16内のf−SOC対応情報と前述の式(1)とを用いて、セル厚みThがしきい値Limと一致するようなSOCを、下限SOCとして設定することができる。セル厚みThがしきい値Limと一致するようなSOCとは、式(1)中の「T」に、ステップS11で取得した組電池100の温度を、式(1)中の「Th」にしきい値Limを、それぞれ代入したときに、式(1)を成立させる「f(負極電位)」に対応するSOCである。ただし、ステップS14における下限SOCの設定値は、現在値よりも低い値である限り任意である。
下限SOCとして現在値よりも低い値が設定されることにより、電池使用範囲が拡大される。そして、ECU15は、拡大された電池使用範囲に従って組電池100を制御するようになる。ステップS14において下限SOCの変更が完了すると、処理はメインルーチンへと戻される。
セル厚みThがしきい値Lim以下の場合(ステップS13においてNO)には、下限SOCの変更を行なうことなく、処理がメインルーチンへと戻される。
以上説明した制御方法によれば、セル厚みThがしきい値Limよりも大きい場合の下限SOCが、セル厚みThがしきい値Limよりも小さい場合の下限SOCよりも低い値に設定される。詳しくは、セル厚みThがしきい値Limよりも大きい場合(ステップS13においてYES)には、ステップS14で下限SOCが現在値よりも低い値に変更される。他方、セル厚みThがしきい値Limよりも小さい場合(ステップS13においてNO)には、下限SOCが変更されず、下限SOCは現在値のままとなる。こうした制御により、セル110の収縮に起因する不具合(セルの脱落、内部抵抗の増加等)を抑制しつつ、長期にわたって十分な組電池100の放電容量を確保することが可能になる。
前述のように、組電池100の劣化が進行するほどセル110は厚くなる。このため、組電池100の劣化が進行すると、セル110が薄くなることによる不具合は生じにくくなる。上記制御方法によれば、こうした組電池の劣化に伴うセル110の厚み変化に応じて電池使用範囲を拡大するように下限SOCを変更することができる。すなわち、セル110が十分厚い(不具合が生じない程度に厚い)場合には、下限SOCを低くして、電力制限を緩和することができる。これにより、劣化した状態の組電池100において、蓄積された電力を、より多く使用(放電)することが可能になる。その結果、組電池100の劣化に伴う放電可能電力量の低減が抑制され、組電池100の長寿命化が図られる。
図10のステップS13においては、セル厚みThとしきい値Limとが同じ場合にNOと判断される。しかしこれに限られず、セル厚みThとしきい値Limとが同じ場合にYESと判断されてステップS14に進むように、ステップS13を変更してもよい。
セル厚み対応情報は、前述の式(1)に限られず任意である。たとえば、セル厚み対応情報は、図7及び図9に示されるような関係を規定するマップであってもよい。こうしたマップにより、セル厚みの初期値と、温度変化及び負極電位変化に応じたセル厚み変化の合計量とから、現時点でのセル厚みを推定できる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両、11 電池監視ユニット、12 PCU、13 MG、14 駆動輪、15 ECU、16 記憶部、17 通信装置、18 通信線、100 組電池、110 セル、111 正極板、112 負極板、113 セパレータ、114 電極群、115 ケース、120 スペーサ、121 突起部、122 本体部、131 正極端子、132 負極端子、130 ガス放出弁、140 接続部材、141,142 拘束板、151 拘束バンド、152 ビス。

Claims (1)

  1. 複数のセルが積層されて構成される組電池の制御装置であって、
    前記組電池の負極電位と、前記組電池の温度とを用いて、前記セルの厚みを推定するセル厚み推定部と、
    下限SOC及び上限SOCによって定まる範囲内で前記組電池を制御する電池制御部とを備え、
    前記電池制御部は、前記セルの厚みがしきい値よりも大きい場合の前記下限SOCを、前記セルの厚みが前記しきい値よりも小さい場合の前記下限SOCよりも低い値に設定する、組電池の制御装置。
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