JP6897050B2 - 測定制御装置、電子機器、ホスト装置、情報処理システム、方法およびプログラム - Google Patents

測定制御装置、電子機器、ホスト装置、情報処理システム、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器の消費電力を測定する技術に関する。
近年、電子機器を低電力化する需要が高まっている。しかしながら、性能要求と低電力化要求との両立は、半導体プロセスの微細化だけでは難しい。このため、電力制御により非稼働のデバイスの電力を極力削減する技術が望まれる。電力制御を細やかにする程に、電力削減効果が高くなると言える。ここで、細やかな電力制御を行うためには、電子機器の消費電力をより正確に測定する必要がある。
電子機器の電力測定の一つの方法として、電子機器の外部に設置された測定器を用いる方法がある。しかしながら、この方法は、測定器の設置や操作の手間が必要になるという問題がある。また、この方法は、測定のタイミングが人の操作により決定されるため、試行回数に限界がある。そのため、この方法は、代表的なタスク実行時における電力の測定に留まりがちであり、偏った測定データになりやすいという問題がある。
そこで、電子機器の電力測定の他の方法として、PCB(Printed Circuit Board)上に実装された電流センサを用いる方法が考えられる。この方法は、任意の給電経路での測定を可能とし、かつ、デバッグ操作により手軽に値を採取可能な事から、比較的利便性が高い。
また、電子機器の電力測定に関連する技術の一例が、特許文献1に記載されている。この関連技術は、電子機器上でのプログラム実行の開始および終了を検出し、開始から終了までの間、クロック毎または命令毎に測定した電流を積算する。そして、この関連技術は、もっとも電流を消費するプログラムを特定する。
また、電子機器の電力測定に関連する他の技術の一例が、特許文献2に記載されている。この関連技術は、被検査機器上でのプログラムの実行過程を記録したトレースデータと、被検査機器の消費電力を時系列的に記録した電力計測データとを取得する。そして、この関連技術は、トレースデータと電力計測データとを、時刻を一致させるようにマッチングする。
特開2001−34499号公報 特開2005−62106号公報
しかしながら、これらの関連技術には、以下の課題がある。
PCB上に実装された電流センサは、一部がアナログ回路により構成されるため、測定結果が得られるまでの応答時間が長い。このため、このような電流センサを用いてデバッグ操作により電力を測定する方法は、LSI(Large Scale Integration)のように高周波数で動作する電子機器に対して、電流の急峻な変化速度に対して測定周期を長く設定せざるを得ない。そのため、この方法は、タスクの実行期間中のどのタイミングで測定を行ったかにより、結果が大きく異なるという問題がある。
図10は、この問題を模式的に示す図である。図10の電流波形は、電子機器の消費電流の変化を模式的に示したものである。また、測定箇所に示された縦棒の太線は、そのタイミングで電流センサのリードを行って得られる測定値を示している。この図からわかるように、各測定箇所において、その前後で電流が大きく変化しているにも関わらず、そのタイミングにおける測定値のみが得られている。このため、この方法では、測定データの精度が低くなる。
例えば、電子機器において実行されるタスクの1つが数値計算であったとする。この場合、タスクには、命令のフェッチやデータのリード等が含まれるため、演算処理自体が恒常的に行われている訳ではない。したがって、電流波形は高周波数で変化することになる。また、デバッグ操作による測定の開始タイミングは、タスクの開始タイミングに基づくことが難しい。したがって、この方法は、多くの試行を重ねても測定精度の保証が出来ないという問題があった。
また、特許文献1に記載された関連技術は、プログラムの実行期間中の消費電流の積算値を求めるが、実行期間中に変化する消費電流を測定する用途には向いていない。
また、特許文献2に記載された関連技術は、任意のタイミング毎に測定された消費電力を、プログラムのトレースデータと関連付ける。しかしながら、測定タイミング自体は、プログラムの開始タイミングとは因果関係がない。そのため、この関連技術は、プログラム実行中のどのタイミングで測定が行われたかによって、異なる結果を出力する。そのため、タスクの実行に関連して消費電流が変化する電子機器の電力測定には向いていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、電子機器においてタスクの実行に関連して変化する消費電流をより効率的に且つ精度よく測定する技術を提供することを目的とする。
本発明の測定制御装置は、電子機器において測定の対象となる部品への給電回路に設けられた電流センサを制御する電流センサ制御部と、測定のタイミングの制御に関する制御情報を取得する制御情報取得部と、前記電子機器において測定の対象となるタスクが開始したことを表す開始信号を受信すると、前記制御情報に基づくタイミングで前記電流センサ制御部を制御して電流を測定する測定制御部と、を備える。
また、本発明の電子機器は、上述の測定制御装置と、前記電流センサと、前記タスクの開始を検出して前記開始信号を前記測定制御装置に対して発行する開始信号発行部と、を備える。
また、本発明のホスト装置は、前記タスクの開始を検出すると、上述の電子機器に対して通知信号を送信する通知信号送信部を備える。
また、本発明の情報処理システムは、上述の電子機器と、上述のホスト装置とを備える。
また、本発明の方法は、測定制御装置が、電子機器において測定の対象となる部品へ供給される電流を測定するタイミングに関する制御情報を取得し、前記電子機器において測定の対象となるタスクが開始したことを表す開始信号を受信すると、前記制御情報に基づくタイミングで、前記部品への給電回路に設けられた電流センサを制御して電流を測定する。
また、本発明の他の方法は、上述の方法を実行する測定制御装置が設けられた前記電子機器が、測定の対象となるタスクが開始したことを検出して前記開始信号を前記測定制御装置に対して発行する。
また、本発明のプログラムは、電子機器において測定の対象となる部品へ供給される電流を測定するタイミングに関する制御情報を取得する取得ステップと、前記電子機器において測定の対象となるタスクが開始したことを表す開始信号を受信すると、前記制御情報に基づくタイミングで、前記部品への給電回路に設けられた電流センサを制御して電流を測定する測定ステップと、を測定制御装置に実行させる。
また、本発明の他のプログラムは、上述のプログラムを実行する測定制御装置が設けられた前記電子機器において測定の対象となるタスクが開始したことを検出して前記開始信号を前記測定制御装置に対して発行する発行ステップを前記電子機器に実行させる。
本発明は、電子機器においてタスクの実行に関連して変化する消費電流をより効率的に且つ精度よく測定する技術を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態としての電子機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における測定制御装置が制御情報を取得する動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としての電子機器が消費電流を測定する動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態としての電子機器のハードウェア構成の具体例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の具体例の電子機器によって測定される消費電流を模式的に説明する図である。 本発明の第2の実施の形態としての情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態としての情報処理システムが消費電流を測定する動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態としての情報処理システムのハードウェア構成の具体例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態としての情報処理システムのハードウェア構成の他の具体例を示す図である。 一般的な手法により測定される消費電流を模式的に説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態としての電子機器1を図1に示す。図1において、電子機器1は、電流センサ11と、測定制御装置12と、開始信号発行部13とを含む。また、測定制御装置12は、電流センサ制御部121と、制御情報取得部122と、測定制御部123とを有する。
ここで、電子機器1は、消費電流を測定する対象となる部品を有する機器である。以降、測定の対象となる部品を、測定対象部品とも記載する。測定対象部品には、電源回路から給電回路を介して電源が供給される。
電流センサ11は、測定対象部品への給電回路に設けられ、給電回路を流れる電流を測定する。電流センサ11は、外部から制御可能である。電流センサ11は、外部からの制御に基づいて、給電回路を流れる電流を表す値を取得して電流センサ11内の記憶領域に格納する。
測定制御装置12は、電流センサ11による電流の測定を制御する装置である。
開始信号発行部13は、電子機器1において測定の対象となるタスクの開始を検出すると、測定制御装置12に対して開始信号を発行する。開始信号は、該当するタスクが開始したことを表す信号である。
測定制御装置12の各機能ブロックについて説明する。
電流センサ制御部121は、任意のタイミングで電流センサ11を制御して電流を測定させ、そのタイミングにおける電流を表す値を取得する。
制御情報取得部122は、測定のタイミングの制御に関する制御情報を取得する。例えば、制御情報は、測定の間隔を表すオフセット値と、測定回数とを含んでいてもよい。制御情報取得部122は、制御情報をあらかじめ取得して記憶しておく。
さらに、制御情報取得部122は、モード設定情報を取得してもよい。モード設定情報とは、測定制御装置12のモードを表す情報である。この場合、モードとしては、少なくとも、測定対象部品の消費電流を測定する測定モードがあるものとする。
測定制御部123は、開始信号を受信すると、制御情報に基づくタイミングで電流センサ制御部121を制御して電流を測定する。例えば、制御情報が、オフセット値と測定回数とを含んでいるとする。この場合、測定制御部123は、開始信号を受信後、オフセット値の間隔毎のタイミングで測定回数まで電流を測定するよう、電流センサ制御部121を制御してもよい。
また、測定制御部123は、制御情報取得部122によってモード設定情報が取得されている場合、モード設定情報が測定モードを表す場合に、開始信号の受信に応じて機能するようにしてもよい。この場合、換言すると、測定制御部123は、モード設定情報が測定モードを表さない場合、開始信号を受信しても機能しないよう構成される。
以上のように構成された電子機器1の動作について、図面を参照して説明する。
図2は、測定制御装置12が、制御情報を取得する動作を示すフローチャートである。
まず、制御情報取得部122は、測定のタイミングの制御に関する制御情報を取得する(ステップS11)。このとき、前述のように、制御情報取得部122は、さらに、モード設定情報を取得してもよい。
次に、制御情報取得部122は、ステップS11で取得した情報を記憶する(ステップS12)。
以上で、測定制御装置12は、制御情報を取得する動作を終了する。
図3は、電子機器1が、測定対象部品の消費電流を測定する動作を示すフローチャートである。図3において、左図は、開始信号発行部13の動作を示し、右図は、測定制御装置12の動作を示す。
まず、開始信号発行部13は、電子機器1において測定の対象となるタスクの開始を検出する(ステップS21)。
次に、開始信号発行部13は、測定制御装置12に対して開始信号を発行する(ステップS22)
次に、測定制御装置12の測定制御部123は、開始信号が受信されたか否かを判断する(ステップS31)。
なお、図2の動作で測定モードを表さないモード設定情報が取得されている場合には、ステップS31で、開始信号の受信に関わらずNoと判定されるものとする。
ここで、開始信号が受信されていないと判断した場合(ステップS31でNo)、測定制御部123は、ステップS31の動作を繰り返す。
一方、開始信号が受信されたと判断した場合(ステップS31でYes)、測定制御部123は、記憶されている制御情報が示すタイミングで、電流センサ制御部121を制御して電流を測定する(ステップS32)。
次に、測定制御部123は、制御情報が示す次のタイミングがあるか否かを判断する(ステップS33)。
ここで、次のタイミングがあれば(ステップS33でYes)、測定制御部123は、そのタイミングまで待機後(ステップS34)、ステップS32からの動作を繰り返す。
次のタイミングがなければ(ステップS33でNo)、測定制御部123は、各タイミングで測定した測定値を出力する(ステップS35)。
以上で電子機器1は、動作を終了する。
次に、電子機器1の構成および動作の具体例を示す。ここでは、電子機器1は、情報処理装置であり、測定の対象となる測定対象部品としてCPU(Central Processing Unit)が適用される例について説明する。また、測定の対象となるタスクとしては、情報処理装置に実行させるプログラムにおける任意のタスクが想定されるものとする。
まず、具体例としての電子機器1のハードウェア構成を図4に示す。
図4において、電子機器1は、コンピュータ装置100と、電流センサ11と、監視プロセッサ200とによって構成される。電流センサ11と、監視プロセッサ200とは、コンピュータ装置100の内部に実装されている。
コンピュータ装置100は、CPU1001と、メモリ1002と、電源回路1003とを含む。
CPU1001は、補助記憶装置(図示せず)からメモリ1002にコンピュータ・プログラムを読み込んで実行し、自装置の各部を制御する。
メモリ1002は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等によって構成される。
電源回路1003は、CPU1001を含む自装置の各部に電力を供給する。電源回路1003は、例えば、VRM(Voltage Regulator Module)やDC(Direct Current)−DCコンバータ等によって構成され、安定した電圧を供給する。
電流センサ11は、電源回路1003からCPU1001への給電回路に設けられている。ここでは、電流センサ11は、I2C(Inter-Integrated Circuit)等の汎用インターフェースによりアクセスが可能なセンサであるものとする。また、電流センサ11は、電流を測定し、測定値に対してアナログ−ディジタル変換処理を行う。そして、電流センサ11は、ディジタル変換した測定値を、内部の所定の記憶領域に格納する。測定から格納までの内部処理は、ある程度の時間(例えば、数十〜百ミリ秒)を要する。
監視プロセッサ200は、プロセッサ2001と、メモリ2002とを有する。例えば、監視プロセッサ200は、BMC(Base Management Control)プロセッサ、初期化や監視に特化したマイクロコンピュータ、または、CPLD(Complex Programmable Logic)等によって構成されていてもよい。
プロセッサ2001は、メモリ2002に記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行し、自装置の各部を制御する。
プロセッサ2001は、CPU1001と通信可能に接続される。ここでは、GPIO(General Purpose IO)インタフェースを介して接続されるものとする。
また、プロセッサ2001は、電流センサ11と通信可能に接続される。ここでは、I2Cモジュールを介して接続されるものとする。
また、プロセッサ2001は、外部の装置と情報を入出力可能に接続される。例えば、プロセッサ2001は、ネットワークインタフェース(図示せず)を介して外部の装置と通信可能に接続されてもよい。また、プロセッサ2001は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)やJTAG(Joint Test Action Group)インタフェースにより入出力装置に接続されてもよい。
この具体例では、測定制御装置12は、監視プロセッサ200によって構成される。また、測定制御装置12の各機能ブロックは、監視プロセッサ200においてメモリ2002に記憶されたコンピュータ・プログラムを読み込んで実行するプロセッサ2001によって構成される。
また、開始信号発行部13は、コンピュータ装置100においてコンピュータ・プログラムをメモリ1002に読み込んで実行するCPU1001によって構成される。
また、この具体例では、測定の対象となるタスクを呼び出すシェルが用意されているものとする。このシェルは、該当するタスクの実行形式のバイナリを呼び出すコマンドと、その直前に開始信号を発行するコマンドとを含む。また、このシェルは、該当するタスクの実行形式バイナリと同名であることが望ましい。同名であることにより、該当するタスクの呼び出し元のプログラムには変更の必要がない。
また、この具体例では、測定情報としては、オフセット値および測定回数を含む情報が取得されるものとする。
以上のように構成された電子機器1の具体例の動作について説明する。
まず、制御情報取得部122は、測定のタイミングの制御に関する制御情報として、オフセット値および測定回数を表す情報を取得し、メモリ2002に記憶する(ステップS11、S12)。
なお、オフセット値としては、電流センサ11の内部処理時間に基づく最小リード可能周期と、電流の変化速度に対して十分なサンプリング周期との双方を考慮した値が取得されることが望ましい。
また、制御情報取得部122は、測定モードを表すモード設定情報を取得し、メモリ2002に記憶する(ステップS11、S12)。
次に、電子機器1において、CPU1001は、測定の対象となるタスクの呼び出しを含むコンピュータ・プログラムをメモリ1002に読み込んで実行する。
そして、CPU1001は、測定の対象となるタスクを呼び出すタイミングで、上述のシェルを実行することになる。そこで、開始信号発行部13は、測定制御装置12に対して、開始信号を発行する(ステップS21、S22)。
なお、開始信号の発行は、GPIOインタフェースを介して行われる。あるいは、開始信号の発行は、割り込み要求として実現されてもよい。
その後、CPU1001は、測定の対象となるタスクの実行形式のバイナリを呼び出して実行を開始する。
次に、測定制御装置12の測定制御部123は、測定モード中に開始信号を受信したので(ステップS31でYes)、まず、受信直後のタイミングで、電流センサ制御部121を制御して電流を測定する(ステップS32)。
具体的には、測定制御部123は、電流センサ制御部121から電流センサ11に対して、I2Cライトを発行させることにより、測定値を得る。そして、測定制御部123は、得た測定値を、メモリ1002に記憶する。
なお、電流センサ11では、センサ内部の処理が数十〜百ミリ秒掛かるため、電流センサ制御部121は、I2Cライトの発行後、電流センサ11の内部での処理完了を待って測定値を読み出す。具体的には、電流センサ制御部121は、電流センサ11において測定値が格納される記憶領域に対してポーリングすることにより、処理の完了を検知して測定値を読み出せばよい。
次に、測定制御部123は、制御情報にオフセット値が含まれており、かつ、測定回数に達していないので、次のタイミングがあると判断し(ステップS33でYes)、オフセット値の示す期間待機する(ステップS34)。
そして、測定制御部123は、ステップS32からの動作を繰り返す。
ステップS32での測定の回数が、測定回数に達すると(ステップS33でNo)、測定制御装置12は、各タイミングで測定した測定値を、コンソール等に出力する(ステップS35)。
以上で電子機器1は、具体例の動作を終了する。
例えば、制御情報として、オフセット値T(Tは正の実数)および測定回数4が取得されているとすると、取得される測定値を模式的に図5に示す。図5は、背景技術の問題点を説明した図10と同様の電流波形に対して、本実施の形態の具体例を適用した場合に取得可能な測定値を表している。この例では、測定の対象となるタスクが合計で5回呼び出され、各呼出箇所において、オフセット値Tの間隔で4回ずつ測定値が取得されている。
次に、本発明の第1の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第1の実施の形態としての電子機器は、電子機器においてタスクの実行に関連して変化する消費電流をより効率的に且つ精度よく測定することができる。
その理由について説明する。本実施の形態では、電流センサが、電子機器において測定の対象となる部品への給電回路に設けられている。そして、測定制御装置の制御情報取得部が、測定のタイミングの制御に関する制御情報を取得しておく。そして、開始信号発行部が、電子機器において測定の対象となるタスクの開始を検出すると、測定制御装置に対して開始信号を発行する。そして、測定制御装置の測定制御部が、開始信号を受信すると、制御情報に基づくタイミングで、電流センサを制御する電流センサ制御部を制御して電流を測定するからである。
このように構成されることにより、本実施の形態は、タスクの実行開始と電流の測定開始とを関連付けることができる。その結果、本実施の形態は、プログラムの実行期間中に定常的に所定のタイミング毎に電流を測定する場合と比べて、効率的に測定値をサンプリングすることができる。さらに、本実施の形態は、制御情報に基づき測定回数や間隔を調整することができ、精度よく測定値のサンプリングを行うことができる。
なお、本実施の形態において、電子機器および測定制御装置のハードウェア構成の一例を図4を参照して説明した。ただし、これらのハードウェア構成は、図4に示した構成に限定されない。
また、本実施の形態において、電子機器において測定の対象となる部品に、CPUを適用する例について説明した。ただし、測定の対象となる部品は、電子機器において給電される他の部品であってもよい。
また、本実施の形態において、制御情報に、オフセット値および測定回数が含まれる例について説明した。これに限らず、制御情報は、測定のタイミングを制御する情報であれば、その他の情報を含むものであってもよい。
また、本実施の形態において、測定制御部は、開始信号を受信後、オフセット値の間隔で測定回数まで測定を行う例について説明した。これに限らず、測定制御部は、オフセット値の間隔で指定された測定期間が経過するまで、測定を行ってもよい。この場合、制御情報は、測定回数の代わりに測定期間を含む。また、測定制御部は、終了信号を受信すると、測定を終了するように構成されてもよい。この場合、開始信号発行部が、タスクの終了を検出したタイミングで測定制御装置に対して終了信号を発行すればよい。例えば、測定の対象となるタスクを呼び出すシェルにおいて、タスクの呼び出しの直前に開始信号を発行するコマンドが記載されることに加えて、タスクの実行完了の直後に終了信号を発行するコマンドが記載されていてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態の説明において参照する各図面において、本発明の第1の実施の形態と同一の構成および同様に動作するステップには同一の符号を付して本実施の形態における詳細な説明を省略する。
まず、本発明の第2の実施の形態としての情報処理システム20の機能ブロック構成を図6に示す。図6において、情報処理システム20は、電子機器2と、ホスト装置3とを含む。
ホスト装置3は、電子機器2と通信可能に接続される。ホスト装置3は、電子機器2に実行させるタスクを含むプログラムを実行する装置である。ホスト装置3は、通知信号送信部31を備える。
通知信号送信部31は、ホスト装置3におけるプログラムの実行中に、電子機器2に実行させる、測定の対象となるタスクの開始を検出すると、電子機器2に対して通知信号を送信する。通知信号とは、タスクの開始を通知する信号である。
電子機器2は、本発明の第1の実施の形態としての電子機器1に対して、開始信号発行部13に替えて開始信号発行部23を備える点が異なる。
開始信号発行部23は、ホスト装置3から通知信号を受信すると、開始信号を測定制御装置12に対して発行する。
以上のように構成された情報処理システム20の動作について、図7を参照して説明する。なお、測定制御装置12は、本発明の第1の実施の形態において図2を参照して説明した動作により、既に制御情報を取得しているものとする。
図7において、左図は、ホスト装置3の動作を示し、中央の図は、開始信号発行部23の動作を示し、右図は、測定制御装置12の動作を示す。
まず、ホスト装置3において、通知信号送信部31は、電子機器2に実行させる、測定の対象となるタスクの開始を検出する(ステップS41)。
次に、通知信号送信部31は、電子機器2に対して、通知信号を送信する(ステップS42)。
次に、電子機器2の開始信号発行部23は、通知信号が受信されたか否かを判断する(ステップS51)。
ここで、通知信号が受信されていないと判断した場合、開始信号発行部23は、ステップS51の動作を繰り返す。
一方、通知信号が受信されたと判断した場合、開始信号発行部23は、本発明の第2の実施の形態と同様にステップS22を実行し、測定制御装置12に対して開始信号を発行する。
以降、測定制御装置12の動作は、図3を参照して説明した本発明の第1の実施の形態における測定制御装置12の動作と同様である。
以上で、情報処理システム20の動作の説明を終了する。
次に、情報処理システム20の構成および動作の具体例を2つ示す。
<具体例1>
ここでは、ホスト装置3として、情報処理装置が適用される。また、電子機器2として、HBA(Host Bus Adapter)が適用される。以降、この具体例において、電子機器2を、HBA2とも記載する。また、測定の対象となる測定対象部品として、HBA2の演算器4001が適用される例について説明する。また、測定の対象となるタスクとしては、情報処理装置が実行するプログラムにおいてHBA2に実行させる任意のタスクが想定されるものとする。
まず、この具体例における情報処理システム20のハードウェア構成を図8に示す。
図8において、ホスト装置3は、CPU3001と、メモリ3002と、電源回路3003と、接続インタフェース3004とを有する。
CPU3001は、補助記憶装置(図示せず)からメモリ3002にコンピュータ・プログラムを読み込んで実行し、自装置の各部を制御する。
メモリ3002は、RAMやROM等によって構成される。
電源回路3003は、CPU3001を含む自装置の各部と、HBA2の二次給電回路4003に電力を供給する。
接続インタフェース3004は、HBA2に接続するインタフェースである。例えば、接続インタフェース3004としては、PCIe(PCI Express)インタフェースであってもよい。
HBA2は、コンピュータ装置400と、電流センサ11と、監視プロセッサ200とによって構成される。
コンピュータ装置400は、演算器4001と、メモリ4002と、二次給電回路4003と、接続インタフェース4004とを含む。
演算器4001は、ホスト装置3からの制御の基に、メモリ4002に記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、自装置の各部を制御する。
メモリ4002は、RAMやROM等によって構成される。
二次給電回路4003は、ホスト装置3の電源回路3003から供給される電力を必要な電圧値に変換した上で、演算器4001を含む自装置の各部に供給する。
接続インタフェース4004は、ホスト装置3に接続するインタフェースである。ホスト装置3の接続インタフェース3004がPCIeインタフェースである場合、接続インタフェース4004は、PCIeインタフェースによって構成される。
電流センサ11は、本発明の第1の実施の形態の具体例における電流センサ11と同様に構成されるが、設置される箇所が異なる。電流センサ11は、二次給電回路4003から演算器4001への給電回路に設けられている。
監視プロセッサ200のハードウェア構成は、本発明の第1の実施の形態の具体例における構成と同様である。
また、この具体例では、本発明の第1の実施の形態における具体例と同様に、測定の対象となるタスクを呼び出すシェルが用意されているものとする。ただし、測定の対象となるタスクは、HBA2の演算器4001に実行させるタスクである。また、このシェルは、該当するタスクを表す実行形式のバイナリを呼び出すコマンドと、その直前に、開始信号を発行するコマンドの代わりに通知信号を送信するコマンドとを含む。なお、本発明の第1の実施の形態における具体例と同様に、このシェルは、該当するタスクの実行形式のバイナリと同名であることが望ましい。
また、この具体例では、測定情報としては、オフセット値および測定回数を含む情報が、測定制御装置12により既に取得済みであるものとする。
以上のように構成された具体例の動作について説明する。
まず、ホスト装置3において、CPU3001は、測定の対象となるタスクの呼び出しを含むコンピュータ・プログラムをメモリ3002に読み込んで実行する。
そして、CPU3001は、HBA2に実行させる、測定の対象となるタスクを呼び出すタイミングで、上述のシェルを実行することになる。そこで、通知信号送信部31は、HBA2に対して、通知信号を送信する(ステップS41、S42)。
通知信号の送信は、PCIeインタフェースを介して行われる。例えば、HBA2において、メモリ4002における所定のアドレスに対するライトを、通知信号と認識するように定められていてもよい。あるいは、HBA2において、ホスト装置3からの所定内容のメッセージの受信を、通知信号と認識するように定められていてもよい。
次に、HBA2の開始信号発行部23は、通知信号が受信されたので(ステップS51でYes)、測定制御装置12に対して開始信号を発行する(ステップS22)。
以降、測定制御装置12は、本発明の第1の実施の形態における具体例と同様に動作する。
<具体例2>
ここでは、ホスト装置3として、情報処理装置が適用される。また、電子機器2として、外部記憶装置であるストレージが適用される。ストレージは、ライトやリードを繰り返している場合には、消費電力がほぼ一定と考えられる。一方、ランダムアクセスが繰り返される場合や、RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)を組んだ場合には、消費電力が変化する可能性が高い。以降、この具体例において、電子機器2を、ストレージ2とも記載する。また、測定の対象となる部品として、ストレージ2の記憶装置5005が適用される例について説明する。
まず、この具体例としての情報処理システム20のハードウェア構成を図9に示す。
図9において、ホスト装置3は、具体例1と同様に、CPU3001と、メモリ3002と、電源回路3003と、接続インタフェース3004とを有する。ただし、接続インタフェース3004は、外部記憶装置に接続するインタフェースである点が異なる。例えば、接続インタフェース3004は、SAS(Serial Attached SCSI)インターフェースであってもよい。
ストレージ2は、コンピュータ装置500と、電流センサ11と、監視プロセッサ200とによって構成される。
コンピュータ装置500は、コントローラ5001と、メモリ5002と、電源回路5003と、接続インタフェース5004と、記憶装置5005とを含む。
コントローラ5001は、ホスト装置3からの制御の基に、メモリ5002に記憶されたコンピュータ・プログラムを実行し、自装置の各部を制御する。
メモリ5002は、RAMやROM等によって構成される。
電源回路5003は、自装置の各部に電力を供給する。
接続インタフェース5004は、ホスト装置3に接続するインタフェースである。ホスト装置3の接続インタフェース3004がSASインタフェースである場合、接続インタフェース5004は、SASインタフェースによって構成される。
記憶装置5005は、データを記憶する装置である。例えば、記憶装置5005は、ハードディスクドライブ等の大容量記憶装置によって構成される。
電流センサ11は、本発明の第1の実施の形態の具体例における電流センサ11と同様に構成されるが、設置される箇所が異なる。電流センサ11は、電源回路5003から記憶装置5005への給電回路に設けられている。
監視プロセッサ200のハードウェア構成は、本発明の第1の実施の形態の具体例における構成と同様である。
また、この具体例では、上述の具体例1と同様に、測定の対象となるタスクを呼び出すシェルが用意されているものとする。測定の対象となるタスクは、ストレージ2のコントローラ5001に実行させるタスクである。また、このシェルは、具体例1と同様に、該当するタスクを表す実行形式のバイナリを呼び出すコマンドと、その直前に通知信号を送信するコマンドとを含む。また、このシェルは、具体例1と同様に、該当するタスクの実行形式バイナリと同名であることが望ましい。
また、この具体例では、測定情報としては、オフセット値および測定回数を含む情報が、測定制御装置12により既に取得済みであるものとする。
以上のように構成された具体例の動作について説明する。
まず、ホスト装置3において、CPU3001は、測定の対象となるタスクの呼び出しを含むコンピュータ・プログラムをメモリ3002に読み込んで実行する。
そして、CPU3001は、ストレージ2に実行させる、測定の対象となるタスクを呼び出すタイミングで、上述のシェルを実行することになる。そこで、通知信号送信部31は、ストレージ2に対して、通知信号を送信する(ステップS41、S42)。
通知信号の送信は、SASインタフェースを介して行われる。例えば、ストレージ2において、メモリ5002における所定のアドレスに対するライトを、通知信号と認識するように定められていてもよい。
次に、ストレージ2の開始信号発行部23は、通知信号が受信されたので(ステップS51でYes)、測定制御装置12に対して開始信号を発行する(ステップS22)。
以降、測定制御装置12は、本発明の第1の実施の形態における具体例と同様に動作する。
なお、本実施の形態では、具体例1および具体例2からわかるように、タスクの開始が検出されてから初回の測定の実行までのレイテンシが、本発明の第1の実施の形態に比べて長くなる。しかしながら、これは、例えば、次の手法により解決される。ホスト装置3の通知信号送信部31は、通知信号を送信してから、上述のレイテンシに基づく期間だけ待機してから、タスクの呼び出しを行えばよい。これは、例えば、そのように記述されたシェルを用いることで実現される。これにより、タスクの開始と、初回の測定のタイミングとをより精度よく連動させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態の効果について述べる。
本発明の第2の実施の形態としての電子機器は、ホスト装置に接続された電子機器においてタスクの実行に関連して変化する消費電流を、より効率的に且つ精度よく測定することができる。
その理由について説明する。本実施の形態は、ホスト装置と、電子機器とを備える。ホスト装置では、通知信号送信部が、測定の対象となるタスクの開始を検出すると、電子機器に対して通知信号を送信する。また、電子機器は、本発明の第1の実施の形態としての電子機器と略同様に構成されるが、次の点が異なる。すなわち、開始信号発行部が、通知信号をホスト装置から受信すると、開始信号を測定制御装置に対して発行するからである。
これにより、本実施の形態は、タスクの実行に関連して変化する消費電流の効率的かつ高精度な測定を、ホスト装置に接続される様々な周辺機器に対しても実行可能となる。
なお、上述した本発明の各実施の形態において、電子機器の開始信号発行部またはホスト装置の通知信号送信部は、測定の対象となるタスクを呼び出すシェルを用いて、タスクの開始を検出する例について説明した。これに限らず、電子機器の開始信号発行部は、測定の対象となるタスクのプログラムの開始アドレスをあらかじめ記憶しておき、現在の実行アドレスと、記憶しておいた開始アドレスとの一致により、タスクの開始を検出してもよい。この場合、本発明の第2の実施の形態のように、電子機器がホスト装置に接続される周辺機器として構成される場合であっても、電子機器は、ホスト装置からの通知信号によらずに開始信号を発行できる。その結果、本実施の形態は、測定の対象となるタスクの開始と初回の測定のタイミングとを、より精度よく連動させることができる。
また、上述した本発明の各実施の形態において、電子機器として、情報処理装置、HBAまたはストレージを適用する例について説明したが、各実施の形態の電子機器は、これらに限定されない。
また、上述した本発明の各実施の形態において、各機能ブロックが、メモリに記憶されたコンピュータ・プログラムを実行するCPUまたはプロセッサによって実現される例を中心に説明した。これに限らず、各機能ブロックの一部、全部、または、それらの組み合わせが、専用のハードウェアにより実現されていてもよい。
また、上述した本発明の各実施の形態において、各フローチャートを参照して説明した各装置の動作を、本発明のコンピュータ・プログラムとしてコンピュータ装置の記憶装置(記憶媒体)に格納しておく。そして、係るコンピュータ・プログラムを当該CPUが読み出して実行するようにしてもよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコードあるいは記憶媒体によって構成される。
また、上述した各実施の形態は、適宜組み合わせて実施されることが可能である。
また、本発明は、上述した各実施の形態に限定されず、様々な態様で実施されることが可能である。
1、2 電子機器
20 情報処理システム
3 ホスト装置
11 電流センサ
12 測定制御装置
13、23 開始信号発行部
31 通知信号送信部
121 電流センサ制御部
122 制御情報取得部
123 測定制御部
100、400、500 コンピュータ装置
200 監視プロセッサ
1001、3001 CPU
2001 プロセッサ
4001 演算器
5001 コントローラ
1002、2002、3002、4002、5002 メモリ
1003、3003、5003 電源回路
4003 二次給電回路
3004、4004、5004 接続インタフェース
5005 記憶装置

Claims (7)

  1. 電子機器と、
    ホスト装置と、
    を備え、
    前記電子機器は、
    測定制御装置と、
    前記電子機器において測定の対象となる部品への給電回路に設けられた電流センサと、
    前記電子機器において測定の対象となるタスクの開始を検出して当該タスクが開始したことを表す開始信号を前記測定制御装置に対して発行する開始信号発行部と
    備え、
    前記測定制御装置は、
    前記電流センサを制御する電流センサ制御部と、
    測定のタイミングの制御に関する制御情報を取得する制御情報取得部と、
    前記開始信号を受信すると、前記制御情報に基づくタイミングで前記電流センサ制御部を制御して電流を測定する測定制御部と、
    を備え、
    前記ホスト装置は、
    前記タスクの開始を検出すると、前記電子機器に対して、前記タスクの開始を通知する通知信号を送信し、前記タスクの開始から前記電流センサによる電流の測定の開始までのレイテンシに基づく期間待機した後に、前記タスクの呼び出しを行う、通知信号送信部、
    を備え、
    前記開始信号発行部は、前記通知信号を前記ホスト装置から受信すると、前記開始信号を前記測定制御装置に対して発行する、
    情報処理システム。
  2. 前記制御情報取得部は、自装置のモードを設定するモード設定情報をさらに取得し、
    前記測定制御部は、前記モード設定情報が測定モードを表す場合に、前記開始信号の受信に応じて機能することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記制御情報は、測定間隔を表すオフセット値および測定回数を表す情報を含み、
    前記オフセット値は、前記電流センサの内部処理時間よりも長い時間である、
    請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. ホスト装置が、
    電子機器において測定の対象となるタスクの開始を検出すると、前記電子機器に対して、前記タスクの開始を通知する通知信号を送信し、前記タスクの開始から、前記電子機器において測定の対象となる部品への給電回路に設けられた電流センサによる電流の測定の開始までのレイテンシに基づく期間待機した後に、前記タスクの呼び出しを行い、
    前記電子機器に設けられた開始信号発行部が、
    前記通知信号を前記ホスト装置から受信すると、前記タスクが開始したことを表す開始信号を、前記電子機器に設けられた測定制御装置に対して発行し、
    前記測定制御装置が、
    前記部品へ供給される電流を測定するタイミングに関する制御情報を取得し、
    前記開始信号を受信すると、前記制御情報に基づくタイミングで、前記電流センサを制御して電流を測定する、
    方法。
  5. 前記制御情報は、測定間隔を表すオフセット値および測定回数を表す情報を含み、
    前記オフセット値は、前記電流センサの内部処理時間よりも長い時間である、
    請求項4に記載の方法。
  6. 電子機器において測定の対象となるタスクの開始を検出すると、前記電子機器に対して、前記タスクの開始を通知する通知信号を送信し、前記タスクの開始から、前記電子機器において測定の対象となる部品への給電回路に設けられた電流センサによる電流の測定の開始までのレイテンシに基づく期間待機した後に、前記タスクの呼び出しを行うステップ
    をホスト装置に実行させ、
    前記通知信号を前記ホスト装置から受信すると、前記タスクが開始したことを表す開始信号を、前記電子機器に設けられた測定制御装置に対して発行するステップ
    を前記電子機器に設けられた開始信号発行部に実行させ、
    前記部品へ供給される電流を測定するタイミングに関する制御情報を取得するステップと、
    前記開始信号を受信すると、前記制御情報に基づくタイミングで、前記電流センサを制御して電流を測定する測定ステップと、
    を前記測定制御装置に実行させるプログラム。
  7. 前記制御情報は、測定間隔を表すオフセット値および測定回数を表す情報を含み、
    前記オフセット値は、前記電流センサの内部処理時間よりも長い時間である、
    請求項6に記載のプログラム。
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