JP6896333B2 - 揮散器 - Google Patents

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Description

本開示は、揮散器に関する。
芳香剤又は消臭剤等の揮散剤を揮散させる目的で用いられる揮散器として、揮散剤を揮散可能な状態で保持することが可能な揮散部と、揮散剤を内部に収容した容器とを備えるものが知られている。このような揮散器は、例えば特許文献1に記載されように、容器の内部から揮散部までの揮散剤の供給経路が常に開放された構成を有している場合がある。
特開2007−61290号公報
特許文献1に記載されるような揮散器は、日光などによって外部から加熱された場合などに、容器の内部の圧力が上昇し、揮散剤が揮散部に過剰に供給され、想定期間より早く消費されるおそれがある。
本開示は、このような点に鑑み、外部からの加熱などに伴う容器の内部の圧力上昇による揮散剤の消耗を抑制できる揮散器を提供することを目的とする。
本発明の一態様としての揮散器は、
揮散剤を揮散可能な状態で保持することが可能な揮散部を有する揮散部材と、
前記揮散部材の上方に配置されるとともに、前記揮散部材に対して相対的に前進及び後退できるように前記揮散部材に連結された連結部材と、
前記揮散剤を内部に収容するとともに前記連結部材に連結された容器と、
前記連結部材に設けられ、第1の開口と、該第1の開口より下方に位置する第2の開口との間に形成された貯留室と、
前記連結部材の前進によって、前記第1の開口を閉塞させる一方、前記連結部材の後退によって、前記第1の開口を開放させて前記容器の内部を前記貯留室の内部に通じさせるように構成された第1の開閉部と、
前記連結部材の前進によって、前記第2の開口を開放させて前記貯留室の内部を前記揮散部に通じさせる一方、前記連結部材の後退によって、前記第2の開口を閉塞させるように構成された第2の開閉部と
を備え
前記第1の開閉部と前記第2の開閉部とを有するとともに前記揮散部材と嵌合部を介して嵌合可能な開閉部材を備え、
前記連結部材は、該連結部材の前進によって前記開閉部材を前進方向に押す前進押圧部と、前記連結部材の後退によって前記開閉部材を後退方向に押す後退押圧部とを有し、
前記開閉部材は、前記前進押圧部に押されることで、前記第1の開閉部が前記第1の開口を閉塞させるとともに前記第2の開閉部が前記第2の開口を開放させた後に前記揮散部材に前記嵌合部を介して嵌合する一方、前記後退押圧部に押されることで、前記第1の開閉部が前記第1の開口を開放させるとともに前記第2の開閉部が前記第2の開口を閉塞させた後に前記揮散部材との前記嵌合部を介した嵌合が解除されるように構成されている
本発明の1つの実施形態として、
前記第2の開閉部は、前記連結部材の前進によって、前記第1の開閉部が前記第1の開口を閉塞させると同時又はその後に、前記第2の開口を開放させる一方、前記連結部材の後退によって、前記第1の開閉部が前記第1の開口を開放させると同時又はその前に、前記第2の開口を閉塞させるように構成されている。
本発明の1つの実施形態として、
前記貯留室は、前記第1の開口が形成された天壁と、前記第2の開口が形成された底壁とを有する。
本発明の1つの実施形態として、
前記第1の開閉部は、前記連結部材の前進によって、前記第1の開口の周縁部に接触して前記第1の開口を閉塞させる一方、前記連結部材の後退によって、前記第1の開口の周縁部から離脱して前記第1の開口を開放させるように構成されており、
前記第2の開閉部は、前記連結部材の前進によって、前記第2の開口の周縁部から離脱して前記第2の開口を開放させる一方、前記連結部材の後退によって、前記第2の開口の周縁部に接触して前記第2の開口を閉塞させるように構成されている。
本発明の1つの実施形態として、
前記第1の開閉部と前記第2の開閉部とを有するとともに前記揮散部材と嵌合部を介して嵌合可能な開閉部材を備え、
前記連結部材は、該連結部材の前進によって前記開閉部材を前進方向に押す前進押圧部と、前記連結部材の後退によって前記開閉部材を後退方向に押す後退押圧部とを有し、
前記開閉部材は、前記前進押圧部に押されることで、前記第1の開閉部が前記第1の開口を閉塞させるとともに前記第2の開閉部が前記第2の開口を開放させた後に前記揮散部材に前記嵌合部を介して嵌合する一方、前記後退押圧部に押されることで、前記第1の開閉部が前記第1の開口を開放させるとともに前記第2の開閉部が前記第2の開口を閉塞させた後に前記揮散部材との前記嵌合部を介した嵌合が解除されるように構成されている。
本発明の1つの実施形態として、
前記開閉部材は、前記連結部材の前進によって前記前進押圧部に押されるように構成された上端面を有する柱状部を有し、
前記連結部材は、前記柱状部の外周面に沿って延在する案内筒を有する。
本発明の1つの実施形態として、
前記案内筒は、前記第1の開口の内側に配置されるとともに、複数の連結片を介して前記貯留室に連結されている。
本発明の1つの実施形態として、
前記開閉部材は、前記柱状部の外側に配置された筒状の周壁を有し、
前記周壁は、前記第2の開閉部と、該第2の開閉部の上方に形成されるとともに前記連結部材の後退によって前記後退押圧部に押されるように構成された段差面と、該段差面の上方に形成された前記第1の開閉部とを有する。
本発明の1つの実施形態として、
前記揮散部は、前記揮散剤を含浸可能な含浸体を有する。
本発明の1つの実施形態として、
前記連結部材を後退方向に付勢する連結部材付勢部を有する。
本発明の1つの実施形態として、
前記容器は、筒状の口部を有し、
前記口部は、前記連結部材に連結されている。
本発明の1つの実施形態として、
前記容器は、前記口部の内部に通じる密閉空間を形成するとともに前記口部より径方向に拡大した胴部を有する。
本開示によれば、外部からの加熱などに伴う容器の内部の圧力上昇による揮散剤の消耗を抑制できる揮散器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る揮散器を、使用時の状態(連結部材が後退した状態)で示す一部断面側面図である。 図1に示す揮散器を、使用時の状態(連結部材が前進した状態)で示す一部断面側面図である。 図1に示す揮散器について、連結部材の一部を示す上面図である。 図1に示す揮散器を、流通時の状態で示す一部断面側面図である。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態に係る揮散器1について詳細に例示説明する。本明細書において、上下方向とは、鉛直方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る揮散器1は、揮散器本体2と容器3とを備えている。揮散器本体2は、揮散部材4と、連結部材5と、連結部材5に設けられた貯留室6と、第1の開閉部7と、第2の開閉部8とを備えている。本実施形態では、揮散器本体2は、開閉部材16をさらに備えており、この開閉部材16が第1の開閉部7と第2の開閉部8とを有している。揮散器1は、流通時には、例えば、図4に示すように揮散器本体2と容器3とが互いに分離した形態をとることができるが、使用時には、図1〜図2に示すように揮散器本体2と容器3とが互いに連結され、揮散器本体2の上方に容器3が配置された形態をとるように構成されている。以下、使用時の形態を基準にして、揮散器1の構成について説明する。
容器3は、図1に示すように、揮散剤を内部に収容するとともに連結部材5に連結されている。本実施形態では、容器3は、筒状(より具体的には円筒状)の口部3aを有している。口部3aは、連結部材5に連結されている。容器3は、口部3aの内部に通じる密閉空間を形成するとともに口部3aより径方向に拡大した胴部3b(図4参照)を有している。容器3の形状は、適宜変更が可能である。
本実施形態では、揮散剤は、例えば芳香剤又は消臭剤等の、常温で気化する液体で構成されている。揮散剤を構成する液体の粘度は特に限定されない。揮散剤は、液体以外の物質を含んでいてもよい。
図1に示すように、揮散部材4は、揮散剤を揮散可能な状態で保持することが可能な揮散部4aを有している。本実施形態では、揮散部4aは、揮散剤を含浸可能な含浸体9を有している。含浸体9は、例えば、多孔質体又は不織布などで構成することができる。
本実施形態では、揮散部材4は、含浸体9と、上部材10と、下部材11とからなっている。下部材11は揮散部4aの底面を構成する円板状の底板11aと、上部材10に嵌合した嵌合周壁11bとを有している。上部材10は、揮散部4aの上方及び外側を包囲する包囲壁10aを有している。包囲壁10aには、下部材11の嵌合部11bが嵌合している。包囲壁10aには、揮散部4aから気化した揮散剤を放出するための複数の開口(窓)10bが形成されている。上部材10は、包囲壁10aから上方に延びる円筒状の凸部(嵌合凸部)10cを有している。嵌合凸部10cは、開閉部材16の下端面に形成された円筒状の凹部(嵌合凹部)16eと嵌合可能に構成されている。すなわち、本実施形態では、開閉部材16は、嵌合凸部10cと嵌合凹部16eとからなる嵌合部17を介して揮散部材4と嵌合可能に構成されている。包囲壁10aには、嵌合凸部10cの外側において、貯留室6の内部から吐出された揮散剤が下方に通過可能な複数の開口(通過口)10dが形成されている。上部材10は、複数の通過口10dの外側において包囲壁10aから上方に延びる円筒状の嵌合下筒10eを有している。嵌合下筒10eには、連結部材5が揮散部材4に対して相対的に前進及び後退できるように、連結部材5の嵌合上筒12dが嵌合している。
連結部材5は、揮散部材4の上方に配置されるとともに、揮散部材4に対して相対的に前進及び後退できるように揮散部材4に連結されている。連結部材5は、第1の開口5aと、第1の開口5aより下方に位置する第2の開口5bとの間に形成された貯留室6を有している。本実施形態では、第1の開口5aと第2の開口5bとは、それぞれ、円筒状をなしている。本実施形態では、貯留室6は、第1の開口5aが形成された天壁5cと、第2の開口5bが形成された底壁5dとを有している。本実施形態では、連結部材5は、連結部材5の前進によって開閉部材16を前進方向に押す前進押圧部5eと、連結部材5の後退によって開閉部材16を後退方向に押す後退押圧部5fとを有している。後退押圧部5fは、第2の開口5bの上端縁部で構成されている。前進押圧部5eは、複数(本実施形態では、4つ)の連結片5g(図3参照)を介して貯留室6の天壁5cに連結されている円筒状の案内筒5hの上端を閉塞する壁の下面に形成された凸部で構成されている。案内筒5hは、第1の開口5aの内側に配置されている。案内筒5hは、開閉部材16の柱状部16bの外周面に沿って延在している。
本実施形態では、連結部材5は、外栓12と、中栓13とからなっている。外栓12は、容器3の口部3aにねじ部を介して連結された連結筒12aを有している。口部3a及び連結筒12aは、ねじ部の代わりに嵌合部を介して互いに連結されるように構成してもよい。外栓12は、連結筒12aの下端から内側に延びる円環状のフランジ壁12bを有している。外栓12は、フランジ壁12bの内周縁から下方に延びる円筒状の下側壁12cを有している。外栓12は、下側壁12cの下端から内側に延びる底壁5dを有している。底壁5dには、前述したように、第2の開口5bと後退押圧部5fとが形成されている。外栓12は、フランジ壁12bの外周縁から下方に延びる円筒状の嵌合上筒12dを有している。嵌合上筒12dは、前述したように、揮散部材4の嵌合下筒10eに嵌合している。嵌合上筒12dと、嵌合下筒10eとは、連結部材5の前進及び後退を案内するように近接して配置されている。
中栓13は、口部3aの端面から下方に延びる円筒状の上側壁13aを有している。上側壁13aと下側壁12cとは封止部18を介して互いに接触している。本実施形態では、封止部18は、上側壁13aの下端面に形成された円筒状の凹部(封止凹部)18aと、この凹部に挿入された円筒状の凸部(封止凸部)18bとからなっている。上側壁13aの外周面は、連結筒12aの内周面に嵌合している。中栓13は、上側壁13aの上端から上方に延びる封止筒13bを有している。封止筒13bは、口部3aの内周面に全周に亘って密着している。中栓13は、上側壁13aの上端から内側に延びる天壁5cを有している。天壁5cには、前述したように、第1の開口5aが形成されるとともに、複数の連結片5g、案内筒5h及び前進押圧部5eが連結している。本実施形態では、貯留室6は、天壁5cと、上側壁13aと、下側壁12cと、底壁5dとで構成されている。
本実施形態では、揮散器1は(より具体的には、揮散器本体2は)、連結部材5を後退方向に付勢する連結部材付勢部14を有している。連結部材付勢部14は、コイルばねからなっている。コイルばねは、外栓12のフランジ壁12bと上部材10の包囲壁10aとの間に配置されている。
第1の開閉部7は、連結部材5の前進によって、図2に示すように、第1の開口5aを閉塞させる一方、連結部材5の後退によって、図1に示すように、第1の開口5aを開放させて容器3の内部を貯留室6の内部に通じさせるように構成されている。本実施形態では、第1の開閉部7は、図2に示すように、連結部材5の前進によって、第1の開口5aの周縁部に接触して第1の開口5aを閉塞させる一方、連結部材5の後退によって、図1に示すように、第1の開口5aの周縁部から離脱して第1の開口5aを開放させるように構成されている。
第2の開閉部8は、連結部材5の前進によって、図2に示すように、第2の開口5bを開放させて貯留室6の内部を揮散部4aに通じさせる一方、連結部材5の後退によって、図1に示すように、第2の開口5bを閉塞させるように構成されている。本実施形態では、第2の開閉部8は、連結部材5の前進によって、図2に示すように、第2の開口5bの周縁部から離脱して第2の開口5bを開放させる一方、連結部材5の後退によって、図1に示すように、第2の開口5bの周縁部に接触して第2の開口5bを閉塞させるように構成されている。より具体的には、第2の開閉部8は、連結部材5の前進によって、第1の開閉部7が第1の開口5aを閉塞させた後に、第2の開口5bを開放させる一方、連結部材5の後退によって、第1の開閉部7が第1の開口5aを開放させる前に、第2の開口5bを閉塞させるように構成されている。しかし、第2の開閉部8は、このような構成に限られない。例えば、第2の開閉部8は、連結部材5の前進によって、第1の開閉部7が第1の開口5aを閉塞させると同時に、第2の開口5bを開放させる一方、連結部材5の後退によって、第1の開閉部7が第1の開口5aを開放させると同時に、第2の開口5bを閉塞させるように構成されてもよい。
開閉部材16は、前進押圧部5eに押されることで、第1の開閉部7が第1の開口5aを閉塞させるとともに第2の開閉部8が第2の開口5bを開放させた後に揮散部材4に嵌合部17を介して嵌合する(図2参照)一方、後退押圧部5fに押されることで、第1の開閉部7が第1の開口5aを開放させるとともに第2の開閉部8が第2の開口5bを閉塞させた後に揮散部材4との嵌合部17を介した嵌合が解除される(図1参照)ように構成されている。図1に示すように、開閉部材16は、連結部材5の前進によって前進押圧部5eに押されるように構成された上端面16aを有する柱状部16bを有している。柱状部16bは、中空部を有する円柱状をなしている。開閉部材16は、柱状部16bの外側に配置された筒状(本実施形態では、円筒状)の周壁16cを有している。周壁16cは、第2の開閉部8と、第2の開閉部8の上方に形成されるとともに連結部材5の後退によって後退押圧部5fに押されるように構成された段差面16dと、段差面16dの上方に形成された第1の開閉部7とを有している。段差面16dは、本実施形態では円環状をなしている。開閉部材16の下端面には、前述したとおり、嵌合凹部16eが形成されている。
容器3は、合成樹脂によるブロー成形品からなっている。上部材10、下部材11、外栓12、中栓13、開閉部材16は、それぞれ、合成樹脂による射出成形品からなっている。連結部材付勢部(コイルばね)14は金属製である。しかし、これらの材質や製法は適宜変更が可能である。本実施形態では、口部3a、案内筒5h、柱状部16b、周壁16c、嵌合凹部16e及び嵌合凸部10cは、共通の中心軸線Oを有している。図4において、容器3の口部3aには、キャップ15が装着されている。使用開始時には、キャップ15は口部3aから除去され、口部3aに連結筒12aが連結される。
以上、説明した本実施形態に係る揮散器1によれば、例えば揮散器1を支持面に載置した状態で容器3を指で押し下げる等の操作によって、連結部材5を前進させることで、図2に示すように、貯留室6の内部から揮散部4aに揮散剤を吐出することができ、次いで、連結部材付勢部14の付勢力によって連結部材5を後退させることで、図1に示すように、容器3の内部から貯留室6の内部に所定量の揮散剤を送り込んでおくことができる。このように、揮散器1は、使用時にのみ連結部材5を前進させて揮散剤を吐出するように構成されているので、外部からの加熱などに伴う容器3の内部の圧力上昇による揮散剤の消耗を抑制することができる。特に、本実施形態では、揮散器1は、貯留室6の容積によって定まる量の揮散剤のみを吐出するように構成されているので、上述したような容器3の内部の圧力上昇による揮散剤の消耗を確実に抑制することができる。
揮散器1は、本実施形態では、揮散部材4と嵌合部17を介して嵌合可能な開閉部材16を有しているので、連結部材5を前進させる操作の完了時に嵌合部17の嵌合によって節度感(クリック感)を生じさせることができる。また、その際は、開閉部材16の柱状部16bを案内筒5hで案内することで、前進押圧部5eから柱状部16bの上端面16aに確実に押圧力を付与することができるので、開閉部材16の動作を安定させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、前述したところは本発明の実施形態の一例を示したにすぎず、発明の要旨を逸脱しない限り、種々の変更を加えてよいことは言うまでもない。
例えば、開閉部材16を揮散部材4に嵌合部17を介して嵌合可能に構成する代わりに、開閉部材16を揮散部材4に固着した構成としてもよい。この場合、例えば、前進押圧部5e、案内筒5h及び段差面16dを設けなくてもよい。
1 揮散器
2 揮散器本体
3 容器
3a 口部
3b 胴部
4 揮散部材
4a 揮散部
5 連結部材
5a 第1の開口
5b 第2の開口
5c 天壁
5d 底壁
5e 前進押圧部
5f 後退押圧部
5g 連結片
5h 案内筒
6 貯留室
7 第1の開閉部
8 第2の開閉部
9 含浸体
10 上部材
10a 包囲壁
10b 窓
10c 嵌合凸部
10d 通過口
10e 嵌合下筒
11 下部材
11a 底板
11b 嵌合周壁
12 外栓
12a 連結筒
12b フランジ壁
12c 下側壁
12d 嵌合上筒
13 中栓
13a 上側壁
13b 封止筒
14 連結部材付勢部
15 キャップ
16 開閉部材
16a 上端面
16b 柱状部
16c 周壁
16d 段差面
16e 嵌合凹部
17 嵌合部
18 封止部
18a 封止凹部
18b 封止凸部
O 中心軸線

Claims (11)

  1. 揮散剤を揮散可能な状態で保持することが可能な揮散部を有する揮散部材と、
    前記揮散部材の上方に配置されるとともに、前記揮散部材に対して相対的に前進及び後退できるように前記揮散部材に連結された連結部材と、
    前記揮散剤を内部に収容するとともに前記連結部材に連結された容器と、
    前記連結部材に設けられ、第1の開口と、該第1の開口より下方に位置する第2の開口との間に形成された貯留室と、
    前記連結部材の前進によって、前記第1の開口を閉塞させる一方、前記連結部材の後退によって、前記第1の開口を開放させて前記容器の内部を前記貯留室の内部に通じさせるように構成された第1の開閉部と、
    前記連結部材の前進によって、前記第2の開口を開放させて前記貯留室の内部を前記揮散部に通じさせる一方、前記連結部材の後退によって、前記第2の開口を閉塞させるように構成された第2の開閉部と
    を備え
    前記第1の開閉部と前記第2の開閉部とを有するとともに前記揮散部材と嵌合部を介して嵌合可能な開閉部材を備え、
    前記連結部材は、該連結部材の前進によって前記開閉部材を前進方向に押す前進押圧部と、前記連結部材の後退によって前記開閉部材を後退方向に押す後退押圧部とを有し、
    前記開閉部材は、前記前進押圧部に押されることで、前記第1の開閉部が前記第1の開口を閉塞させるとともに前記第2の開閉部が前記第2の開口を開放させた後に前記揮散部材に前記嵌合部を介して嵌合する一方、前記後退押圧部に押されることで、前記第1の開閉部が前記第1の開口を開放させるとともに前記第2の開閉部が前記第2の開口を閉塞させた後に前記揮散部材との前記嵌合部を介した嵌合が解除されるように構成されている、揮散器。
  2. 前記第2の開閉部は、前記連結部材の前進によって、前記第1の開閉部が前記第1の開口を閉塞させると同時又はその後に、前記第2の開口を開放させる一方、前記連結部材の後退によって、前記第1の開閉部が前記第1の開口を開放させると同時又はその前に、前記第2の開口を閉塞させるように構成されている、請求項1に記載の揮散器。
  3. 前記貯留室は、前記第1の開口が形成された天壁と、前記第2の開口が形成された底壁とを有する、請求項1又は2に記載の揮散器。
  4. 前記第1の開閉部は、前記連結部材の前進によって、前記第1の開口の周縁部に接触して前記第1の開口を閉塞させる一方、前記連結部材の後退によって、前記第1の開口の周縁部から離脱して前記第1の開口を開放させるように構成されており、
    前記第2の開閉部は、前記連結部材の前進によって、前記第2の開口の周縁部から離脱して前記第2の開口を開放させる一方、前記連結部材の後退によって、前記第2の開口の周縁部に接触して前記第2の開口を閉塞させるように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の揮散器。
  5. 前記開閉部材は、前記連結部材の前進によって前記前進押圧部に押されるように構成された上端面を有する柱状部を有し、
    前記連結部材は、前記柱状部の外周面に沿って延在する案内筒を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の揮散器。
  6. 前記案内筒は、前記第1の開口の内側に配置されるとともに、複数の連結片を介して前記貯留室に連結されている、請求項に記載の揮散器。
  7. 前記開閉部材は、前記柱状部の外側に配置された筒状の周壁を有し、
    前記周壁は、前記第2の開閉部と、該第2の開閉部の上方に形成されるとともに前記連結部材の後退によって前記後退押圧部に押されるように構成された段差面と、該段差面の上方に形成された前記第1の開閉部とを有する、請求項のいずれか一項に記載の揮散器。
  8. 前記揮散部は、前記揮散剤を含浸可能な含浸体を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の揮散器。
  9. 前記連結部材を後退方向に付勢する連結部材付勢部を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の揮散器。
  10. 前記容器は、筒状の口部を有し、
    前記口部は、前記連結部材に連結されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の揮散器。
  11. 前記容器は、前記口部の内部に通じる密閉空間を形成するとともに前記口部より径方向に拡大した胴部を有する、請求項10に記載の揮散器。
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