JP6896215B2 - Led照明システムの短絡異常検出装置、その装置を有するled照明装置、およびled照明システムの短絡異常検出方法 - Google Patents

Led照明システムの短絡異常検出装置、その装置を有するled照明装置、およびled照明システムの短絡異常検出方法 Download PDF

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本発明は、LED照明システムの短絡異常を検出する装置、その装置を有するLED照明システム、およびLED照明システムの短絡異常検出方法に関し、より具体的には、直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する装置、その装置を有するLED照明システム、およびその短絡を検出する方法に関する。
直列に接続された複数のLEDを備えたLEDユニットを有する照明装置として、例えば鋼鈑、板ガラス、食品、紙幣等を製造する各種製造工程の製造品検査においてラインセンサカメラ等のセンサの検出位置をセンサの画角に合わせてライン状に照明するライン状照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この種の照明装置は、検査の高速化や精度向上のため、センサの検出位置をライン状照明装置によってできるだけ明るく均一に照明する必要がある。
ここで、LEDの異常の種類として、断線異常と短絡異常がある。また、各LEDは、通常の抵抗とは異なり流れる電流に比例する電圧降下を生じるものではなく、非点灯状態では電流が流れず、点灯状態では例えば3V程度の電圧降下を生じるものである。
このため、LEDユニットにおいて複数のLEDのうち1つに断線異常が発生すると、そのLEDユニットには電流が流れなくなり全てのLEDが点灯しなくなる。一方、LEDユニットにおいて複数のLEDのうち1つに短絡異常が発生すると、供給する電流が同じ場合、そのLEDユニットの電圧降下が短絡したLEDの分だけ小さくなる。
特開2007−225591号公報
上記のように断線異常の場合はそのLEDユニットに電流が流れなくなるので、その現象を利用して検出が可能である。一方、LEDユニットの1つのLEDが短絡する短絡異常の場合は、上記のようにLEDユニットの電圧降下が短絡したLEDの分だけ小さくなることを利用し、LEDユニットの両端の電圧を測定することにより検出可能であるように思えるが、それだけでは実際には正確な短絡異常の検出はできない。
なぜなら、LED1つ分の電圧降下はLEDに流れる電流量に応じて変化し、その変化は電流量に比例するものではなく、電流増加に対しリニアに変化するものでもないからである。更には、LED1つ分の電圧降下には製造要因ばらつきが生じ、そのばらつきは狙いの電圧降下値に対し±10%となる場合もある。さらに、LEDの温度(発熱)によってもLED1つ分の電圧降下が変化する場合もある。
一方、各種製造工程の製造品検査等でセンサの画角を照明する場合、製造工程内にはLEDユニットやレンズ等の照明に直接的に必要な構成のみ備える照明部が配置され、該照明部のLEDユニットに供給する電力を調整する供給電力調整部や該供給電力調整部に対し制御信号を送る制御部を有する電力供給ユニットが照明部から離れた位置に配置され、照明部と電力供給ユニットとが接続コードで接続されることがよくある。例えば、圧延後の鋼板を照明する場合や供給電力調整部を制御室に配置したい場合に上記の構成が用いられる。
接続コードは抵抗値の小さな材料を用いて形成されているので、通常は接続コードの抵抗値は無視しても構わないが、工場等の広い空間に配置されるLED照明システムにおいては無視できない抵抗値になる場合がある。
このような状況で、短絡異常を正確に検出するために、全てのLEDの電圧降下をそれぞれ定期的に測定して各LEDの短絡異常を直接検出することが考えられる。しかし、例えば各種製造工程の製造品検査に用いられる照明装置は、広い範囲を明るく且つ均一に照明するために、LEDの配置間隔が小さく、複数のLEDユニットを有し、さらに、各LEDユニットが10〜15個程度のLEDを有する場合がよくある。このため、全てのLEDの電圧降下を定期的に測定するのは現実的ではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、直列に接続された複数のLEDを備えたLEDユニットの短絡異常を正確に検出可能なLED照明システムの短絡異常検出装置、その装置を有するLED照明システム、およびLED照明システムの短絡異常検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係るLED照明システムの短絡異常検出装置は、直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットを備えたLED照明システムにおいて短絡異常を検出するLED照明システムの短絡異常検出装置であって、前記LED照明システムは、前記LEDユニットを有する照明部と、前記照明部の前記LEDユニットに駆動電力を供給するための電力供給部とを備えるものであり、この短絡異常検出装置は、前記LEDユニットの第1位置の電位を検出するための第1検出手段と、前記LEDユニットにおいて前記第1位置よりも電位が低い第2位置の電位を検出するための第2検出手段と、前記電力供給部と前記照明部とをこれらを実際に設置する設置場所において接続した後にトリガー入力部からのトリガー信号を受信すると、前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記第1検出手段により検出される電位および前記第2検出手段により検出される電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納するリファレンスデータ設定手段と、前記LED照明システムの運転時に前記第1および第2検出手段により検出される電位又は当該両電位の差を前記リファレンスデータ設定手段により格納されている前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する短絡検出手段とを備える。
本発明の第2の態様に係るLED照明システムの短絡異常検出方法は、直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットを備えたLED照明システムにおいて短絡異常を検出するLED照明システムの短絡異常検出方法であって、前記LED照明システムは、前記LEDユニットを有する照明部と、前記照明部の前記LEDユニットに駆動電力を供給するための電力供給部とを備えるものであり、この短絡異常検出方法は、前記電力供給部と前記照明部とをこれらを実際に設置する設置場所において接続した後にコンピュータである制御部が当該制御部に接続されたトリガー入力部からのトリガー信号を受信し、前記トリガー信号を受信した前記制御部が前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記LEDユニットにおける第1位置の電位と、前記LEDユニットにおける前記第1位置よりも電位が低い第2位置の電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納するリファレンスデータ設定ステップと、前記LED照明システムの運転時に、前記制御部が、前記第1位置および前記第2位置の電位又は当該両電位の差を前記リファレンスデータ設定ステップで格納された前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する短絡検出ステップとを有する。
上記第1および第2の態様では、前記電力供給部と前記照明部とを接続した状態で、前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させて、前記第1位置の電位および前記第2位置の電位に基づくリファレンスデータを作成し、前記LED照明システムの運転時に前記第1および第2位置の電位又は当該両電位の差を前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する。このため、工場等の広い空間に配置されるLED照明システムでも接続コード等の照明システム構成要素の抵抗が考慮された短絡検出を行うことができ、さらに、LEDの電圧降下の製造要因ばらつきも考慮された短絡検出を行うことができる。
本発明の第3の態様に係るLED照明システムの短絡異常検出装置は、直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットを備えたLED照明システムにおいて短絡異常を検出するLED照明システムの短絡異常検出装置であって、前記LED照明システムは、前記LEDユニットを有する照明部と、前記照明部の前記LEDユニットに駆動電力を供給するための電力供給部とを備えるものであり、この短絡異常検出装置は、前記LEDユニットの低電位側に接続されその位置の電位を検出するための検出手段と、前記電力供給部と前記照明部とをこれらを実際に設置する設置場所において接続した後にトリガー入力部からのトリガー信号を受信すると、前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記検出手段により検出される電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納するリファレンスデータ設定手段と、前記LED照明システムの運転時に前記検出手段により検出される電位を前記リファレンスデータ設定手段により格納されている前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する短絡検出手段とを備える。
本発明の第4の態様に係るLED照明システムの短絡異常検出方法は、直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットを備えたLED照明システムにおいて短絡異常を検出するLED照明システムの短絡異常検出方法であって、前記LED照明システムは、前記LEDユニットを有する照明部と、前記照明部の前記LEDユニットに駆動電力を供給するための電力供給部とを備えるものであり、この短絡異常検出方法は、前記電力供給部と前記照明部とをこれらを実際に設置する設置場所において接続した後にコンピュータである制御部が当該制御部に接続されたトリガー入力部からのトリガー信号を受信し、前記トリガー信号を受信した前記制御部が前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記LEDユニットの低電位側に接続された検出手段によって検出される電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納するリファレンスデータ設定ステップと、前記LED照明システムの運転時に、前記制御部が、前記検出手段によって検出された電位を前記リファレンスデータ設定ステップで格納された前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する短絡検出ステップとを有する。
上記第3および第4の態様では、前記電力供給部と前記照明部とを接続した状態で、所定のトリガーに基づき、前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記LEDユニットの所定位置の電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納し、前記LED照明システムの運転時に検出手段によって検出される電位を前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する。このため、工場等の広い空間に配置されるLED照明システムでも接続コード等の構成要素の抵抗が考慮された短絡検出を行うことができ、さらに、LEDの電圧降下の製造要因ばらつきも考慮された短絡検出を行うことができる。
本発明によれば、直列に接続された複数のLEDを備えたLEDユニットの短絡異常を正確に検出することが可能である。
本発明の第1実施形態に係るLED照明システムの概略構成図である。 第1実施形態のLED照明システムのリファレンスデータの例である。 前記LED照明システムの表示部の表示例である。 前記LED照明システムの第1位置の電位と第2位置の電位との電位差の測定結果の例である。 前記LED照明システムの第1位置の電位と第2位置の電位との電位差の測定結果の例である。 本発明の第2実施形態に係るLED照明システムの概略構成図である。 第2実施形態のLED照明システムのリファレンスデータの例である。 本発明の第3実施形態に係るLED照明システムの概略構成図である。 第3実施形態のLED照明システムのリファレンスデータの例である。 本発明の第4実施形態に係るLED照明システムの概略構成図である。 第4実施形態のLED照明システムのリファレンスデータの例である。
本発明の第1実施形態に係るLED照明システムについて図面を参照して以下に説明する。
このLED照明システムは、ラインセンサ等の検査用センサによる検出位置をライン状(線状)に照明するものであり、図1に示すように、照明部としての照明装置本体1と、電力供給部としての電力供給ユニット2と、照明装置本体1と電力供給ユニット2とを接続して電力供給ユニット2から照明装置本体1に電力を供給する接続コード3と、短絡検出装置4とを有する。接続コード3は照明装置本体1に駆動電力を供給する。
照明装置本体1は少なくとも1つ、本実施形態では図1に示すように複数のLEDユニット10を有する。各LEDユニット10は直列に接続された複数(例えば10個以上)のLED11を有し、当該複数のLED11はLED基板上に実装されて直列に接続されている。各LEDユニット10には抵抗等のその他の回路要素を加えることも可能である。照明装置本体1は、各LEDユニット10の高電位側に接続された高電位側入力端子13と、各LEDユニット10の低電位側に接続された低電位側入力端子14とを有する。
電力供給ユニット2は、直流電源からの電力を出力する高電位側端子21と、低電位側端子22と、調光入力部23とを有する。電力供給ユニット2は図1に示すように各LEDユニット10に対応した定電流回路24を有し、調光入力部23の入力に応じて定電流回路24で調節された駆動電流が高電位側端子21、接続コード3、高電位側入力端子13、各LEDユニット10、低電位側入力端子14、接続コード3、および低電位側端子22を介して流れるように構成されている。一方、調光入力部23は、手で操作する操作部からの調光値をデジタル信号に変換して下記制御部43に送るものであっても良く、外部から入力される調光用のデジタル信号を下記制御部43に送る信号入力部であっても良く、その両者を持っていても良い。
短絡検出装置4は、各LEDユニット10において最も高電位側のLED11よりも高電位側入力端子13側の電位(第1位置の電位)を検出する第1検出要素41と、各LEDユニット10において最も低電位側のLED11よりも低電位側入力端子14側の電位(第2位置の電位)を検出する第2検出要素42と、各検出要素41,42による検出結果を受信する周知のマイクロコンピュータから成る制御部43と、半導体メモリ等の不揮発性メモリから成る格納部44と、制御部43に接続されており、調光入力部23の調光デジタル信号を制御部43に送る調光値入力部45とを有する。また、調光デジタル信号の代わりに各LEDユニット10に流れる実際の駆動電流を測定しその測定値を制御部43に送信する方法も考えられる。この場合は電流計測部を備えている。電流計測部は、例えば定電流回路の電流検知抵抗の高電位側の電位等を用いて電流測定を行う。
短絡検出装置4は制御部43に接続されたトリガー入力部46も備えている。本実施形態では、トリガー入力部46は電力供給ユニット2の本体ボックスの背面等に配置されたボタンであるが、トリガー入力部46は外部からトリガー信号を受信しそのトリガー信号を制御部43に送信するように構成さていても良い。
短絡検出装置4はさらに制御部43に接続された液晶表示装置等の表示部47を備えており、表示部47は制御部43に制御されて所定の表示を行うように構成されている。
本実施形態では制御部43および格納部44は単一のMCU(Microcontroller)等のマイクロコンピュータチップ内に構成されている。各検出要素41,42は、本実施形態のように各位置の電位をアナログ−デジタル変換して制御部43側に送るための配線およびA/Dコンバータを有するものであっても良いし、各位置の電位をアナログ−デジタル変換して制御部43に送信する無線送信機能付き電位計であっても良い。また、その他各位置の電位を制御部43に送ることができるものであれば何でも良い。
制御部43は格納部44に格納されたプログラムに基づき動作し、具体的には以下の動作を行う。
図1のように電力供給ユニット2と照明装置本体1とを、好ましくは実際に設置する設置場所で電力供給する接続コード3で接続した状態で、トリガー入力部46のボタンが操作されると、前記プログラムにより制御部43がリファレンスデータ作成処理を行う。電力供給ユニット2と照明装置本体1とが接続されて所定時間経過した際にトリガー信号がトリガー入力部46から制御部43に送られるように構成しても良い。
リファレンスデータ作成処理は、例えば16段階で順次電流量を増やしながら各段階のリファレンスデータ(基準電位差)を得るよう構成されている。なお、本実施形態では、1段階ごとに一定の電流量(例えば60mA)が増えるように構成されている。上記のトリガー信号を受信した後(ステップ1−1)、各LEDユニット10に電流が流れていない状態において、1段目の電流量を各定電流回路24が各LEDユニット10に流すように調光入力部23を制御して各LEDユニット10をリファレンス測定用に点灯させ(ステップ1−2)、この状態で各検出要素41,42により検出される第1および第2位置の電位差(基準電位差)を制御部43が受付けて格納部44にその調光レベルと対応させて格納する(ステップ1−3)。なお、各LEDユニット10の検出要素41,42からの信号は順次接続回路48を介して制御部43に入力されるようになっており、順次接続回路48によって各LEDユニット10の検出要素41,42の信号が制御部43に順に送られるようになっている。順次接続回路48は電源供給ユニット又は照明装置本体に設けられ、電源供給ユニットに設けられた方が配線が少なくて済む。このため、制御部43は各々のLEDユニット10の基準電位差を得ることができる。後述のように制御部43が実測電位差を得る場合も順次接続回路48が同様に作動する。
続いて、前記ステップ1−2および1−3と同様の制御を繰り返すことにより、2段階目〜16段階目の電流量を各定電流回路24が各LEDユニット10に流すように調光入力部23を順次制御して各LEDユニット10をリファレンス測定用に点灯させ、各状態で各検出要素41,42により検出される第1および第2位置の電位差(基準電位差)を制御部43が受付けて格納部44に各々の調光レベルと対応させて格納する(ステップ1−4)。これにより、図2に示すようなリファレンスデータが作成され格納部44に格納される。ここで、第1および第2位置の電位差の代わりに第1および第2位置の電位をそのままリファレンスデータとして格納部44に格納することも可能である。
このようにリファレンスデータが作成された後に、このLED照明システムが通常運転されると、前記プログラムにより制御部43が短絡異常検出を行い、その結果を制御部43が表示部47に表示させ、又は、その結果を示す信号を制御部43が外部に送信する。
この短絡異常検出は、通常運転時の各LEDユニット10について、第1および第2位置の実測電位差をリファレンスデータにおける対応する調光レベルの基準電位差と比較し、実測電位差と基準電位差とのひらきが第1の閾値、第2の閾値、および第3の閾値に対しどの位置にあるかを判断し、これによりLEDの短絡の有無や状態を検出する。ここで、複数のLEDユニット10にそれぞれ前記第1、第2および第3の閾値が準備されている。
なお、通常運転時の各LEDユニット10の調光レベルが例えば第1段目と第2段目の間にある場合は、制御部43は調光レベル第1段目の基準電位差と調光レベル第2段目の基準電位差を用いて第1段目および第2段目の間の基準電位差を補間し、また、第1〜第3閾値についても同様の補間を行い、これに基づきLEDの短絡の有無や状態を検出する。
また、照明装置本体1内に温度センサを設け、温度センサの検出値に基づいて第1〜第3閾値を補正することも可能である。補正の程度はLED11の特性に応じて適宜設定することが可能である。
第1〜第3の閾値は基準電位差に基づいて各調光状態についてそれぞれ設定されており、さらに、各LEDユニット10のリファレンスデータに基づいて各LEDユニット10について設定されている。第1の閾値は各調光状態の基準電位差をそのLEDユニット10のLED11の数で除算した値(1つのLED11当たりの基準電位差)を0.3倍〜0.7倍、好ましくは0.5倍したものである。第2の閾値は第1の閾値に前記1つのLED11当たりの基準電位差を加算したものであり、第3の閾値は第2の閾値に前記1つのLED11当たりの基準電位差を加算したものである。
制御部43は各LEDユニット10について実測電位差と基準電位差とのひらきが第1の閾値を超えている場合は、そのLEDユニット10の1つのLED11が短絡していると判断し、第2の閾値を超えている場合は、そのLEDユニット10の2つのLED11が短絡していると判断し、第3の閾値を超えている場合は、そのLEDユニット10の3つ以上のLED11が短絡していると判断する。そして、制御部43はその結果を例えば図3に示すように表示部47に表示させる。
なお、本実施形態では、基準電位差と実測電位差とを比較したが、リファレンスデータとして第1および第2位置の電位をそのまま利用し、当該リファレンスデータと運転時の第1および第2位置の電位と直接比較することも可能である。
このように、本実施形態では、電力供給ユニット2から照明装置本体1に好ましくは実際に設置する設置場所で電力を供給する接続コード3で前記電力供給ユニット2と照明装置本体1とを接続した状態で、各LEDユニット10をリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させて、前記第1位置の電位および前記第2位置の電位に基づくリファレンスデータを作成し、LED照明システムの運転時に前記第1および第2位置の電位又は当該両電位の差を前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する。このため、工場等の広い空間に配置されるLED照明システムでも接続コードの抵抗が考慮された短絡検出を行うことができ、さらに、LEDの電圧降下の製造要因ばらつきも考慮された短絡検出を行うことができる。
なお、実際に設置する場所で使用する接続コード3ではなく、他の接続コード3を用いる場合でも、各LEDユニット10を構成するLED11の電圧降下の製造要因ばらつき等を踏まえたリファレンスデータが作成される。
ちなみに、上記実施形態に説明されている照明装置本体1、電力供給ユニット2、接続コード3、および短絡検出装置4を準備して上記のように接続し、各LEDユニット10の第1位置および第2位置の基準電位差を各調光状態で測定したところ、図4および図5のようなデータを得ることができた。図4は複数のLEDユニット10のうち最も電位差が小さいLEDユニット10に関する基準電位差のデータであり、図5は最も電位差が大きいLEDユニット10に関する基準電位差のデータである。図4のデータに対し図5のデータは基準電位差が各調光状態で7〜13%程度大きくなっており、各LEDの電圧降下の製造要因ばらつきは決して小さなものではないことがわかる。
本発明の第2実施形態に係るLED照明システムについて図面を参照して以下に説明する。
本実施形態のLED照明システムは、第1実施形態のLED照明システムの短絡検出装置4に温度補償機能を追加したものであり、その他の構成および機能は第1実施形態と同様であるから、その説明を省略する。
具体的に、図6に示すように、本実施形態のLED照明システムの短絡検出装置4は照明装置本体1内に配置された温度センサ49を有する。温度センサ49は複数のLEDユニット10のうち1つのLEDユニット10が実装されたLED基板の温度を測定するもであっても良く、複数のLEDユニット10のLED基板の温度をそれぞれ測定するものであっても良く、照明装置本体1内のその他の構成要素や雰囲気温度を測定するものであっても良い。
本実施形態でも、図6のように電力供給ユニット2と照明装置本体1とを、好ましくは実際に設置する設置場所で電力供給する接続コード3で接続した状態で、トリガー入力部46のボタンが操作されると、前記プログラムにより制御部43がリファレンスデータ作成処理を行う。
リファレンスデータ作成処理は、第1実施形態と同様に上記のトリガー信号を受信した後(ステップ2−1)、第1実施形態と同様に各LEDユニット10に電流が流れていない状態において、1段目の電流量を各定電流回路24が各LEDユニット10に流すように調光入力部23を制御して各LEDユニット10をリファレンス測定用に点灯させ(ステップ2−2)、この状態で各検出要素41,42により検出される第1および第2位置の電位差(基準電位差)を制御部43が受付けて格納部44にその調光レベルと対応させて格納する(ステップ2−3)。
続いて、前記ステップ2−2〜2−3と同様の制御を繰り返すことにより、2段階目〜16段階目の電流量を各定電流回路24が各LEDユニット10に流すように調光入力部23を順次制御して各LEDユニット10をリファレンス測定用に点灯させ、各状態で各検出要素41,42により検出される第1および第2位置の電位差(基準電位差)を制御部43が受付けて格納部44に各々の調光レベルと対応させて格納すると(ステップ2−4)。そして、ステップ2−4の後に温度センサ49の測定結果を格納部44に格納する(ステップ2−5)。この温度センサ49の測定結果は前記各基準電位差に対応付けられる。本実施形態では、ステップ2−4の後に温度センサ49の測定結果を格納部44に格納するが、各ステップ2−3の際に各調光に応じた温度センサ49の測定結果を格納部44に格納しても良い。これにより、図7に示すようなリファレンスデータが作成され格納部44に格納される。ここで、第1および第2位置の電位差の代わりに第1および第2位置の電位をそのままリファレンスデータとして格納部42に格納することも可能である。
このようにリファレンスデータが作成された後に、このLED照明システムが通常運転されると、第1実施形態と同様に、前記プログラムにより制御部43が短絡異常検出を行い、その結果を制御部43が表示部47に表示させ、又は、その結果を示す信号を制御部43が外部に送信する。
ここで、第1実施形態では、実測電位差と基準電位差とのひらきを第1〜第3の閾値を比較し短絡異常の判断を行っていたが、本実施形態では、実測電位差および基準電位差の一方を温度補償したものと他方とのひらきを第1〜第3の閾値を比較し短絡異常の判断を行う。
例えば、リファレンスデータの基準電位差と対応付けられた温度と実測電位差の測定時における温度センサ49の測定結果との温度差に所定の係数又は所定の温度補償演算式を適用し、電位差補正値を求め、当該電位差補正値を実測電位差および基準電位差の一方に適用した上で、第1〜第3の閾値との比較を行う。
上記所定の係数としてはLEDの品種により決まる温度係数を用いることが可能である。この係数は、複数のLED11の温度特性を測定し、その測定した温度特性の平均値を用いるものである。
この実施形態の場合、工場等の広い空間に配置されるLED照明システムの接続コードの抵抗や、LEDの電圧降下の製造要因ばらつきに加え、各LED11の温度特性も考慮された短絡検出を行うことが可能となる。
本発明の第3実施形態に係るLED照明システムについて図面を参照して以下に説明する。
本実施形態のLED照明システムは、図8に示すように、第2実施形態のLED照明システムの短絡検出装置4の第1検出要素41を省いたものであり、その他の構成および機能は第2実施形態と同様であるから、その説明を省略する。
本実施形態でも、図8のように電力供給ユニット2と照明装置本体1とを、好ましくは実際に設置する設置場所で電力供給する接続コード3で接続した状態で、トリガー入力部46のボタンが操作されると、前記プログラムにより制御部43がリファレンスデータ作成処理を行う。
リファレンスデータ作成処理は、第1実施形態と同様に上記のトリガー信号を受信した後(ステップ3−1)、第1実施形態と同様に各LEDユニット10に電流が流れていない状態において、1段目の電流量を各定電流回路24が各LEDユニット10に流すように調光入力部23を制御して各LEDユニット10をリファレンス測定用に点灯させ(ステップ3−2)、この状態で各検出要素42により検出される第2位置の電位(基準電位)を制御部43が受付けて格納部44にその調光レベルと対応させて格納する(ステップ3−3)。
続いて、前記ステップ3−2〜3−3を繰り返すことにより、2段階目〜16段階目の電流量を各定電流回路24が各LEDユニット10に流すように調光入力部23を順次制御して各LEDユニット10をリファレンス測定用に点灯させ、各状態で各検出要素41により検出される第2位置の電位(基準電位)を制御部43が受付けて格納部44に各々の調光レベルと対応させて格納する(ステップ3−4)。そして、ステップ3−4の後に温度センサ49の測定結果を格納部44に格納する(ステップ3−5)。この温度センサ49の測定結果は前記各基準電位差に対応付けられる。本実施形態では、ステップ3−4の後に温度センサ49の測定結果を格納部44に格納するが、各ステップ3−3の際に各調光に応じた温度センサ49の測定結果を格納部44に格納しても良い。これにより、図9に示すようなリファレンスデータが作成され格納部44に格納される。
このようにリファレンスデータが作成された後に、このLED照明システムが通常運転されると、前記プログラムにより制御部43が短絡異常検出を行い、その結果を制御部43が表示部47に表示させ、又は、その結果を示す信号を制御部43が外部に送信する。
この短絡異常検出は、通常運転時の各LEDユニット10について、第2位置の実測電位をリファレンスデータにおける対応する調光レベルの基準電位と比較し、実測電位と基準電位とのひらきが閾値に対しどの位置にあるかを判断し、これによりLEDの短絡の有無や状態を検出する。
前記閾値は基準電位に基づいて各調光状態についてそれぞれ設定されており、さらに、各LEDユニット10のリファレンスデータに基づいて各LEDユニット10について設定されている。
なお、通常運転時の各LEDユニット10の調光レベルが例えば第1段目と第2段目の間にある場合は、制御部43は調光レベル第1段目の基準電位と調光レベル第2段目の基準電位を用いて第1段目および第2段目の間の基準電位を補間し、また、閾値についても同様の補間を行い、これに基づきLEDの短絡の有無や状態を検出する。
この場合でも、工場等の広い空間に配置されるLED照明システムの接続コードの抵抗や、LEDの電圧降下の製造要因ばらつきが考慮された短絡検出を行うことができる。
本発明の第4実施形態に係るLED照明システムについて図面を参照して以下に説明する。
このLED照明システムは、図10に示すように、照明装置本体5と、電力供給部としての電力供給ユニット6と、照明装置本体5と電力供給ユニット6とを接続して電力供給ユニット6から照明装置本体5に電力を供給する接続コード3と、第2実施形態と同じ短絡検出装置4とを有する。接続コード3は少なくとも照明装置本体1に駆動電圧を供給する。
この実施形態では、第2実施形態に対し照明装置本体および電力供給ユニットを変更しているが、短絡検出は第2実施形態と同様の短絡検出装置4で行う。
照明装置本体5は少なくとも1つのLEDユニット50を有し、本実施形態では図10に示すように複数のLEDユニット50を有する。各LEDユニット50は直列に接続された複数(例えば10個以上)のLED51を有し、当該複数のLED51はLED基板上に実装されて直列に接続されている。各LEDユニット50は電流制限抵抗52も有し、その他の回路要素を加えることも可能である。照明装置本体5は、各LEDユニット50の高電位側に接続された高電位側入力端子53と、各LEDユニット50の低電位側に接続された低電位側入力端子54とを有する。
電力供給ユニット6は、定電圧PWM(パルスワイズモジュレーション)直流電源からの電力を出力する高電位側端子61と、低電位側端子62と、調光入力部63とを有する。電力供給ユニット6は、調光入力部63の入力に応じたデューティー比の電力を高電位側端子61、接続コード3、高電位側入力端子53、低電位側入力端子54、接続コード3、および低電位側端子62を介して各LEDユニット50に供給するように構成されている。調光入力部63は、手で操作する操作部からのデューティー比信号をデジタル信号に変換して下記制御部43に送るものであっても良く、外部から入力されるデューティー比調整用のデジタル信号を下記制御部43に送る信号入力部であっても良く、その両者を持っていても良い。
短絡検出装置4の各第1検出要素41は、各LEDユニット50において最も高電位側のLED51よりも高電位側入力端子53側の電位(第1位置の電位)を検出するように配置され、各第2検出要素42は、各LEDユニット50において最も低電位側のLED51よりも低電位側入力端子54側の電位(第2位置の電位)を検出するように配置されている。また、調光入力部63の調光デジタル信号が調光値入力部45によって制御部43に送られる。また、調光デジタル信号の代わりに各LEDユニット10に流れる実際の駆動電流を測定しその測定値を制御部43に送信する方法も考えられる。この場合は電流計測部を備えている。電流計測部は、例えば定電流回路の電流検知抵抗の高電位側の電位等を用いて電流測定を行う。
制御部43は格納部44に格納されたプログラムに基づき動作し、具体的には以下の動作を行う。
図10のように電力供給ユニット6と照明装置本体5とを、好ましくは実際に設置する設置場所で電力供給する接続コード3で接続した状態で、トリガー入力部46のボタンが操作されると、前記プログラムにより制御部43がリファレンスデータ作成処理を行う。電力供給ユニット6と照明装置本体5とが接続されて所定時間経過した際にトリガー信号がトリガー入力部46から制御部43に送られるように構成しても良い。
リファレンスデータ作成処理は、上記のトリガー信号を受信した後(ステップ4−1)、所定のデューティー比の電力を電力供給ユニット6が各LEDユニット50に供給するように調光入力部63を制御して各LEDユニット50をリファレンス測定用に点灯させ(ステップ4−2)、この状態で各検出要素41,42により検出される第1および第2位置の電位(各LEDユニット50に電圧が印加された時の電位)の差(基準電位差)を制御部43が受付けて格納部44に格納する(ステップ4−3)。その際の温度センサ49の測定結果もその基準電位差と対応させて格納部44に格納する(ステップ4−4)。これにより、図11に示すようなリファレンスデータが作成され格納部44に格納される。ここで、第1および第2位置の電位差の代わりに第1および第2位置の電位をそのままリファレンスデータとして格納部42に格納することも可能である。
このようにリファレンスデータが作成された後に、このLED照明システムが通常運転されると、前記プログラムにより制御部43が短絡異常検出を行い、その結果を制御部43が表示部47に表示させ、又は、その結果を示す信号を制御部43が外部に送信する。
この短絡異常検出は、通常運転時の各LEDユニット50について、第1および第2位置の実測電位差をリファレンスデータにおける基準電位差と比較し、実測電位差と基準電位差とのひらきが第2実施形態と同様に第1の閾値、第2の閾値、および第3の閾値に対しどの位置にあるかを判断し、これによりLEDの短絡の有無や状態を検出する。本実施形態では、実測電位差および基準電位差の一方を温度補償したものと他方とのひらきを第1〜第3の閾値を比較し短絡異常の判断を行う。なお、複数のLEDユニット50にそれぞれリファレンスデータが準備されている。
例えば、リファレンスデータの基準電位差と対応付けられた温度と実測電位差の測定時における温度センサ49の測定結果との温度差に所定の係数又は所定の温度補償演算式を適用し、電位差補正値を求め、当該電位差補正値を実測電位差および基準電位差の一方に適用した上で、第1〜第3の閾値との比較を行う。
上記所定の係数としてはLEDの品種により決まる温度係数を用いることが可能である。この係数は、複数のLED51の温度特性を測定し、その測定した温度特性の平均値を用いるものである。
この実施形態の場合、工場等の広い空間に配置されるLED照明システムの接続コードの抵抗や、LEDの電圧降下の製造要因ばらつきに加え、各LED51の温度特性も考慮された短絡検出を行うことが可能となる。
なお、第4実施形態に係るLED照明システムにおいて、短絡検出装置4の第1検出要素を省くことも可能である。
この場合でも、電力供給ユニット6と照明装置本体5とを、実際に設置する設置場所で電力供給する接続コード3で接続した状態で、トリガー入力部46のボタンが操作されると、前記プログラムにより制御部43がリファレンスデータ作成処理を行う。
リファレンスデータ作成処理は、第4実施形態と同様に上記のトリガー信号を受信した後(ステップ5−1)、所定のデューティー比の電力を電力供給ユニット6が各LEDユニット50に供給するように調光入力部63を制御して各LEDユニット50をリファレンス測定用に点灯させ(ステップ5−2)、この状態で各検出要素42により検出される第2位置の電位(基準電位)を制御部43が受付けて格納部44に格納すると共に(ステップ5−3)、その際の温度センサ49の測定結果もその基準電位と対応させて格納部44に格納する(ステップ5−4)。これによりリファレンスデータが作成され格納部44に格納される。
このようにリファレンスデータが作成された後に、このLED照明システムが通常運転されると、前記プログラムにより制御部43が短絡異常検出を行い、その結果を制御部43が表示部47に表示させ、又は、その結果を示す信号を制御部43が外部に送信する。
この短絡異常検出は、通常運転時の各LEDユニット50について、第2位置の実測電位をリファレンスデータの基準電位と比較し、実測電位と基準電位とのひらきが閾値に対しどの位置にあるかを判断し、これによりLEDの短絡の有無や状態を検出する。
前記閾値は、各LEDユニット10のリファレンスデータに基づいて、各LEDユニット10について設定されている。
この場合でも、工場等の広い空間に配置されるLED照明システムの接続コードの抵抗や、LEDの電圧降下の製造要因ばらつきが考慮された短絡検出を行うことができる。
なお、前記第1、第2、および第4実施形態では、LEDユニットごとに第1の電位を測定するものを示したが、各LEDユニットのうち1つだけ第1の電位を測定し、当該第1の電位を他のLEDユニットの第1の電位としても用いることが可能である。
また、前記各実施形態では、各LEDユニットを定電流回路を用いて調光するものやPWM制御を用いて調光するものを示したが、他の方法で定電流制御や定電圧制御する場合であっても、前記各実施形態に示した技術や、それと同等な技術により、上記のようにLEDの短絡検知を行うことが可能である。
1…照明装置本体、2…電療供給ユニット、3…接続コード、4…短絡検出装置、10…LEDユニット、11…LED、13…高電位側入力端子、14…低電位側入力端子、21…高電位側端子、22…低電位側端子、23…調光入力部、24…定電流回路、41…第1検出要素、42…第2検出要素、43…制御部、44…格納部、45…調光値入力部、46…トリガー入力部、47…表示部、48…順次接続回路、49…温度センサ

Claims (4)

  1. 直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットを備えたLED照明システムにおいて短絡異常を検出するLED照明システムの短絡異常検出方法であって、
    前記LED照明システムは、前記LEDユニットを有する照明部と、前記照明部の前記LEDユニットに駆動電力を供給するための電力供給部とを備えるものであり、
    この短絡異常検出方法は、
    前記電力供給部と前記照明部とをこれらを実際に設置する設置場所において接続した後にコンピュータである制御部が当該制御部に接続されたトリガー入力部からのトリガー信号を受信し、前記トリガー信号を受信した前記制御部が前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記LEDユニットにおける第1位置の電位と、前記LEDユニットにおける前記第1位置よりも電位が低い第2位置の電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納するリファレンスデータ設定ステップと、
    前記LED照明システムの運転時に、前記制御部が、前記第1位置および前記第2位置の電位又は当該両電位の差を前記リファレンスデータ設定ステップで格納された前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する短絡検出ステップと
    を有するLED照明システムの短絡異常検出方法。
  2. 直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットを備えたLED照明システムにおいて短絡異常を検出するLED照明システムの短絡異常検出方法であって、
    前記LED照明システムは、前記LEDユニットを有する照明部と、前記照明部の前記LEDユニットに駆動電力を供給するための電力供給部とを備えるものであり、
    この短絡異常検出方法は、
    前記電力供給部と前記照明部とをこれらを実際に設置する設置場所において接続した後にコンピュータである制御部が当該制御部に接続されたトリガー入力部からのトリガー信号を受信し、前記トリガー信号を受信した前記制御部が前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記LEDユニットの低電位側に接続された検出手段によって検出される電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納するリファレンスデータ設定ステップと、
    前記LED照明システムの運転時に、前記制御部が、前記検出手段によって検出された電位を前記リファレンスデータ設定ステップで格納された前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する短絡検出ステップと
    を有するLED照明システムの短絡異常検出方法。
  3. 直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットを備えたLED照明システムにおいて短絡異常を検出するLED照明システムの短絡異常検出装置であって、
    前記LED照明システムは、前記LEDユニットを有する照明部と、前記照明部の前記LEDユニットに駆動電力を供給するための電力供給部とを備えるものであり、
    この短絡異常検出装置は、
    前記LEDユニットの第1位置の電位を検出するための第1検出手段と、
    前記LEDユニットにおいて前記第1位置よりも電位が低い第2位置の電位を検出するための第2検出手段と、
    前記電力供給部と前記照明部とをこれらを実際に設置する設置場所において接続した後にトリガー入力部からのトリガー信号を受信すると、前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記第1検出手段により検出される電位および前記第2検出手段により検出される電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納するリファレンスデータ設定手段と、
    前記LED照明システムの運転時に前記第1および第2検出手段により検出される電位又は当該両電位の差を前記リファレンスデータ設定手段により格納されている前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する短絡検出手段と
    を備えるLED照明システムの短絡異常検出装置。
  4. 直列に接続された複数のLEDを有するLEDユニットを備えたLED照明システムにおいて短絡異常を検出するLED照明システムの短絡異常検出装置であって、
    前記LED照明システムは、前記LEDユニットを有する照明部と、前記照明部の前記LEDユニットに駆動電力を供給するための電力供給部とを備えるものであり、
    この短絡異常検出装置は、
    前記LEDユニットの低電位側に接続されその位置の電位を検出するための検出手段と、
    前記電力供給部と前記照明部とをこれらを実際に設置する設置場所において接続した後にトリガー入力部からのトリガー信号を受信すると、前記LEDユニットをリファレンス測定用に所定の点灯状態で点灯させると共に、前記検出手段により検出される電位に基づくリファレンスデータを作成し格納部に格納するリファレンスデータ設定手段と、
    前記LED照明システムの運転時に前記検出手段により検出される電位を前記リファレンスデータ設定手段により格納されている前記リファレンスデータと比較することにより、前記LEDユニットにおける1つ又は複数のLEDの短絡を検出する短絡検出手段と
    を備えるLED照明システムの短絡異常検出装置。
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