JP6896042B2 - 電力変換回路 - Google Patents
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Description
ボディーダイオードが内在された炭化珪素半導体電界効果トランジスタである半導体素子を備えた電力変換回路であって、
前記半導体素子と逆並列に接続された還流ダイオードを備え、
前記還流ダイオードの、該電力変換回路の前記半導体素子の最大定格電流以上の第1電流通電時のオン電圧V1aが、前記ボディーダイオードの前記第1電流通電時のオン電圧V2a未満に設定される、
ものである。
図1は実施の形態1による昇圧コンバータ20を備えた電力変換装置100の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態1による電力変換装置100は、電源部としての蓄電部1と、図示しないインバータなどの負荷との間に設けられて、蓄電部1と負荷との間で電力授受を行うものである。図1に示すように、電力変換装置100は、蓄電部1からの電圧を変換する電力変換回路としての昇圧コンバータ20と、この昇圧コンバータ20を制御する制御部30と、を備える。
ここで、電力変換装置100が電気自動車、ハイブリッド自動車等に適用された場合には、蓄電部1は代表的には、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池からなる。
なお、SiC−MOSFET4、5に内蔵されるボディーダイオード6、7は、通常、MOSFETのPウエルとドリフトn層とで形成される。
なお、本実施の形態1では、リアクトル3は蓄電部1の正極側に接続されているが、これに限るものではなくリアクトル3は蓄電部1の負極側に接続されても良い。
なお、本実施の形態の電力変換装置100では、電流検出回路を設けない構成を示したが、電流検出回路を設ける構成としてもよい。
図において、昇圧コンバータ20の最大定格電流IRaと、この最大定格電流IRa以上の電流である第1電流Ifと、この最大定格電流未満の電流である第2電流Inとを示す。
このようなSiダイオード8、9と、ボディーダイオード6、7との電流電圧特性の相対的関係の調整は、例えば、Siダイオード8、9の電流導通部の有効面積を変更すること等により実現できる。
図3は、電力変換装置100において、昇圧コンバータ20に流れる短絡電流Ifの電流経路を示す図である。
図4は、比較例の昇圧コンバータ20Pにおいて、昇圧コンバータ20に流れる短絡電流Ifの電流経路を示す図である。
ここで、比較例の昇圧コンバータ20PのSiC−MOSFET5Pにおいては、短絡電流If通電時のSiダイオード9Pのオン電圧が、短絡電流If通電時のボディーダイオード7Pのオン電圧未満に設定されていない構成であるとする。
一方、比較例の昇圧コンバータ20では、短絡電流If通電時のSiダイオード9Pのオン電圧が、短絡電流If通電時のボディーダイオード7Pのオン電圧未満に設定される構成ではない。そのため、リアクトル3に流れる過大な短絡電流IfはSiC−MOSFET5Pのボディーダイオード7Pを通る。そのため、比較例の昇圧コンバータ20Pでは、SiC−MOSFET5Pの結晶劣化が大幅に進行する。
図5は、実施の形態1による昇圧コンバータ20におけるSiダイオード8、9およびボディーダイオード6、7の電流電圧特性の他の例を示す図である。
図6は、昇圧コンバータ20E1の後段側部分のみ短絡故障を担保する構成を示す場合であり、レグ部10の上側アーム側のSiC−MOSFET5にのみ、Siダイオード9が逆並列に接続される。
図7は、昇圧コンバータ20E2の前段側部分のみ短絡故障を担保する構成を示す場合であり、レグ部10の下側アームのSiC−MOSFET4にのみ、Siダイオード8が逆並列に接続される。
このように、電力変換装置100において短絡故障が生じる場所に応じて、Siダイオードを接続するレグ部10のアームを選択することにより、過大な電流によるSiC−MOSFETの結晶劣化の進行を抑制すると共に、Siダイオードの部品点数を削減して低コスト化を実現できる。
なお、図6に示す昇圧コンバータ20E1の構成において、短絡電流Ifが流れる電流経路は図3と同様であるため、説明を省略する。
図8〜図12は、実施の形態1による電力変換装置100におけるレグ部10を構成するSiC−MOSFET4、5の切替モードを説明するための図である。
図9に示すように、MODE2は、SiC−MOSFET4とSiC−MOSFET5とが共にオフの状態である(デッドタイム期間)。
ここで、図2を参照すると、本実施の形態の昇圧コンバータ20では、Siダイオード9の、定格電流In通電時のオン電圧V1bは、定格電流In通電時のボディーダイオード7のオン電圧V2b未満に設定されている。よって、MODE2において、リアクトル3に流れる定格電流はSiダイオード9に流れる。
図11に示すように、MODE4は、SiC−MOSFET4とSiC−MOSFET5とが共にオフの状態である(デッドタイム期間)。このとき、リアクトル3に流れる電流はSiダイオード9に流れる。
本実施の形態では、Siダイオードに対してソフトリカバリタイプのダイオードを用いる構成としているため、図13に示すように、このリカバリ電流を抑制して、SiC−MOSFET4のスイッチング損失およびサージ電圧を抑制できる。
以下、レグ部10の上下アームの一方にのみ、ソフトリカバリタイプのSiダイオードを接続した際に得られるスイッチング損失およびサージ電圧の抑制効果について図を用いて説明する。
図において、昇圧コンバータ20の力行動作時における最大定格電流IRe未満の定格電流Inの電流経路と、回生動作時の回生電流Izの電流経路とを示す。
こうして、高効率で信頼性の高い電力変換装置の提供が可能となる。
ボディーダイオードが内在された炭化珪素半導体電界効果トランジスタである半導体素子を備えた電力変換回路であって、
前記半導体素子と逆並列に接続された還流ダイオードを備え、
前記還流ダイオードの、該電力変換回路の最大定格電流以上の第1電流通電時のオン電圧V1aが、前記ボディーダイオードの前記第1電流通電時のオン電圧V2a未満に設定される、
ものである。
こうして、SiC−MOSFETのボディーダイオードの大幅な結晶劣化を抑制できるため、電力変換回路の動作を安定化させて信頼性を向上できる。また、過大な電流に対しても対応するようSiC−MOSFETのバッファ層を大幅に厚くする構成ではないため、コスト削減効果を得られる。
電源部からの電圧を昇圧して正負の母線に出力する昇圧コンバータを備えた電力変換回路であって、
前記昇圧コンバータは、
前記電源部に第1端が接続されるリアクトルと、
前記半導体素子としての第1半導体素子および第2半導体素子を有して、該第1半導体素子と該第2半導体素子との接続点に前記リアクトルの第2端が接続されるレグ部と、
正負の前記母線間に接続され、前記レグ部の出力電圧を平滑する平滑コンデンサと、備え、
前記還流ダイオードは、
前記第1半導体素子、前記第2半導体素子の少なくとも一方に逆並列に接続される、
ものである。
本実施の形態の電力変換回路は、第1半導体素子、前記第2半導体素子の少なくとも一方に、還流ダイオードを逆並列に接続して、過大な電流の殆どを還流ダイオード側に流す構成としている。そのため、このようにリアクトルの作用により連続的に過大な電流が流れる場合でも、電流検知の遅延時間、SiC−MOSFETの制御応答、等の影響を受けることなく、確実にボディーダイオードに過大な電流が流れることを抑制できる。
前記還流ダイオードの前記第1電流通電時の前記オン電圧V1aが、前記ボディーダイオードの前記第1電流通電時のオン電圧V2a未満であって、且つ、前記ボディーダイオードの通電開始電圧以上の電圧範囲内で設定される構成において、
前記第1電流は、前記母線が短絡状態、あるいは、前記電源部の正負極間が短絡状態である場合に、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子との前記接続点に流れる電流であって、
前記第1電流が前記接続点に流れた際の、前記ボディーダイオードの通流電流値が、該ボディーダイオードの定格電流範囲内となるように、前記電圧範囲内における前記還流ダイオードの前記オン電圧V1aの値が調整される、
ものである。
前記還流ダイオードは、Siダイオードである、
ものである。
本実施の形態1に係る電力変換回路では、還流ダイオードに対して安価なSiダイオードを用いるため、このような外部機器の故障が発生して電力変換回路の交換が必要となる場合においても、余分に費用がかさむことはない。
前記還流ダイオードは、ソフトリカバリダイオードである、
ものである。
これにより、SiC−MOSFETのスイッチングの過渡期におけるSiダイオードに起因するリカバリ電流を抑制でき、SiC−MOSFETのスイッチング損失およびサージ電圧を抑制できる。これにより電力変換回路の効率と信頼性とを更に向上できる。
前記第1電流は、前記母線が短絡状態である場合に該電力変換回路に流れる電流であって、
前記第1半導体素子および前記第2半導体素子の内、ドレイン側が正側の前記母線に接続され、ソース側が前記リアクトルの前記第2端に接続される方にのみ、前記還流ダイオードが逆並列に接続され、該還流ダイオードはソフトリカバリダイオードである、
ものである。
さらに、レグ部の下側アームのSiC−MOSFETには、還流ダイオードを接続しない構成としている。そのため、上側アームのSiC−MOSFETが定常動作においてスイッチングした際、生じるリカバリ電流は、下側アームのSiC−MOSFETのボディーダイオードに起因するリカバリ電流となる。このように、電力変換回路の定常動作(低電流領域)においては、下側アームのボディーダイオードを通電させることにより、さらに損失を低減できる。
こうして、還流ダイオードの使用点数を減らしつつも、過大な電流が流れた際におけるSiC−MOSFETのボディーダイオードの大幅な結晶劣化を抑制できると共に、上下アーム共に、SiC−MOSFETに流れるリカバリ電流を抑制することで、スイッチング損失の更なる大幅な低減が可能となる。
前記第1電流は、前記電源部の正負極間が短絡状態である場合に該電力変換回路に流れる電流であって、
前記第1半導体素子および前記第2半導体素子の内、ドレイン側が前記リアクトルの前記第2端に接続され、ソース側が負側の前記母線に接続される方にのみ、前記還流ダイオードが逆並列に接続され、該還流ダイオードはソフトリカバリダイオードである、
ものである。
前記還流ダイオードの、前記第1電流通電時のオン電圧V1aが、前記ボディーダイオードの通電開始電圧値未満に設定される、
ものである。
以下、本願の実施の形態2を、上記実施の形態1と異なる箇所を中心に図を用いて説明する。上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図15は、実施の形態2による昇圧コンバータ20におけるSiダイオード8、9およびボディーダイオード6、7の電流電圧特性を示す図である。
図において、昇圧コンバータ20の最大定格電流IRaと、この最大定格電流IRa以上の短絡電流Ifと、最大定格電流IRa未満の第2電流としての定格電流Inと、を示す。
これにより、昇圧コンバータ20の定格動作におけるデッドタイム期間中は、本実施の形態では、SiC−MOSFET4、5のボディーダイオード6、7に主に電流が流れる。そのため、スイッチング過渡期におけるリカバリ電流が低減されて、SiC−MOSFET4、5のスイッチング損失が低減される。
この場合、定格動作中はSiダイオードには電流が流れず、デッドタイム期間中においてはSiC−MOSFETのボディーダイオードにのみ電流が流れることで、更にリカバリ電流が手減されて、スイッチング損失の低減効果が高くなる。
前記還流ダイオードの、該電力変換回路の最大定格電流未満の第2電流通電時のオン電圧V1bが、前記ボディーダイオードの前記第2電流通電時のオン電圧V2b以上に設定される、
ものである。
前記還流ダイオードの、該電力変換回路の前記第2電流通電時の通電開始電圧は、前記ボディーダイオードの前記第2電流通電時のオン電圧V2bより高い値に設定される、
ものである。
以下、本願の実施の形態3を、上記実施の形態1、2と異なる箇所を中心に図を用いて説明する。上記実施の形態1、2と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図16は、実施の形態3による電力変換装置300の概略構成を示すブロック図である。
図17は、実施の形態3による電力変換装置300E1の概略構成を示すブロック図である。
また、負荷として、発電機、電動機等からなる電動回転機60がインバータ40の出力に接続される。
実施の形態1と同様に、昇圧コンバータ20部の入力側に蓄電部1が接続される。
半導体スイッチング素子41〜48は、それぞれSi(シリコン)半導体からなるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)と、それに逆並列に接続されたSi(シリコン)半導体からなるダイオードとで構成される。
U相下アーム側の半導体スイッチング素子42のIGBTのエミッタ端子は、平滑用コンデンサ11の負極側に接続され、そのコレクタ端子は、3相出力端子Vuに接続されている。
V相上アーム側の半導体スイッチング素子43のIGBTのエミッタ端子は、3相出力端子Vvに接続され、そのコレクタ端子は、平滑用コンデンサ11の正極側に接続されている。
V相下アーム側の半導体スイッチング素子44のIGBTのエミッタ端子は、平滑用コンデンサ11の負極側に接続され、そのコレクタ端子は、3相出力端子Vvに接続されている。
W相上アーム側の半導体スイッチング素子45のIGBTのエミッタ端子は、3相出力端子Vwに接続され、そのコレクタ端子は、平滑用コンデンサ11の正極側に接続されている。
W相下アーム側の半導体スイッチング素子46のIGBTのエミッタ端子は、平滑用コンデンサ11の負極側に接続され、そのコレクタ端子は、3相出力端子Vwに接続されている。
半導体スイッチング素子42のIGBTは制御部30から出力されるゲート信号Gateulにより、スイッチング動作を行う。
半導体スイッチング素子43のIGBTは制御部30から出力されるゲート信号Gatevhにより、スイッチング動作を行う。
半導体スイッチング素子44のIGBTは制御部30から出力されるゲート信号Gatevlにより、スイッチング動作を行う。
半導体スイッチング素子45のIGBTは制御部30から出力されるゲート信号Gatewhにより、スイッチング動作を行う。
半導体スイッチング素子46のIGBTは制御部30から出力されるゲート信号Gatewlにより、スイッチング動作を行う。
回転角センサSnsθmは、電動回転機60の回転角θmを検出する。
検出された3相電流Iu、Iv、Iwと、回転角θmは、信号線30c、30d、30e、30fにより、それぞれ制御部30に入力される。
また制御部30の外部から、信号線42a、42bにより、電動回転機60のトルク指令値Trq*と、直流電圧指令値V2*と、が制御部30に入力される。
よって、本実施の形態3に係る電力変換装置300では、昇圧コンバータ20後段の短絡故障についてはケアする必要性がなく、昇圧コンバータ20より前段側の短絡故障についてのみケアすればよい。そのため、Siダイオードをレグ部10の下側アームのSiC−MOSFET4に対してのみ接続する構成としている。
前記昇圧コンバータの出力側の正負の前記母線間に、昇圧された直流電圧を交流電圧に変換するインバータを備え、
前記第1半導体素子および前記第2半導体素子の内、ドレイン側が正側の前記母線に接続され、ソース側が前記リアクトルの前記第2端に接続される方にのみ、前記還流ダイオードが逆並列に接続される、
ものである。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
4,5 SiC−MOSFET(半導体素子、第1半導体素子、第2半導体素子)、
6,7 ボディーダイオード、8,9 Siダイオード(還流ダイオード)、
20,20E1,20E2 昇圧コンバータ(電力変換回路)、10 レグ部、
11 平滑用コンデンサ、40,40a,40b インバータ。
Claims (11)
- ボディーダイオードが内在された炭化珪素半導体電界効果トランジスタである半導体素子を備えた電力変換回路であって、
前記半導体素子と逆並列に接続された還流ダイオードを備え、
前記還流ダイオードの、該電力変換回路の前記半導体素子の最大定格電流以上の第1電流通電時のオン電圧V1aが、前記ボディーダイオードの前記第1電流通電時のオン電圧V2a未満に設定される、
電力変換回路。 - 前記還流ダイオードの、該電力変換回路の最大定格電流未満の第2電流通電時のオン電圧V1bが、前記ボディーダイオードの前記第2電流通電時のオン電圧V2b以上に設定される、
請求項1に記載の電力変換回路。 - 前記還流ダイオードの、該電力変換回路の前記第2電流通電時の通電開始電圧は、前記ボディーダイオードの前記第2電流通電時のオン電圧V2bより高い値に設定される、
請求項2に記載の電力変換回路。 - 電源部からの電圧を昇圧して正負の母線に出力する昇圧コンバータを備えた電力変換回路であって、
前記昇圧コンバータは、
前記電源部に第1端が接続されるリアクトルと、
前記半導体素子としての第1半導体素子および第2半導体素子を有して、該第1半導体素子と該第2半導体素子との接続点に前記リアクトルの第2端が接続されるレグ部と、
正負の前記母線間に接続され、前記レグ部の出力電圧を平滑する平滑コンデンサと、備え、
前記還流ダイオードは、
前記第1半導体素子、前記第2半導体素子の少なくとも一方に逆並列に接続される、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力変換回路。 - 前記還流ダイオードの前記第1電流通電時の前記オン電圧V1aが、前記ボディーダイオードの前記第1電流通電時のオン電圧V2a未満であって、且つ、前記ボディーダイオードの通電開始電圧以上の電圧範囲内で設定される構成において、
前記第1電流は、前記母線が短絡状態、あるいは、前記電源部の正負極間が短絡状態である場合に、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子との前記接続点に流れる電流であって、
前記第1電流が前記接続点に流れた際の、前記ボディーダイオードの通流電流値が、該ボディーダイオードの定格電流範囲内となるように、前記電圧範囲内における前記還流ダイオードの前記オン電圧V1aの値が調整される、
請求項4に記載の電力変換回路。 - 前記第1電流は、前記母線が短絡状態である場合に該電力変換回路に流れる電流であって、
前記第1半導体素子および前記第2半導体素子の内、ドレイン側が正側の前記母線に接続され、ソース側が前記リアクトルの前記第2端に接続される方にのみ、前記還流ダイオードが逆並列に接続され、該還流ダイオードはソフトリカバリダイオードである、
請求項4または請求項5に記載の電力変換回路。 - 前記第1電流は、前記電源部の正負極間が短絡状態である場合に該電力変換回路に流れる電流であって、
前記第1半導体素子および前記第2半導体素子の内、ドレイン側が前記リアクトルの前記第2端に接続され、ソース側が負側の前記母線に接続される方にのみ、前記還流ダイオードが逆並列に接続され、該還流ダイオードはソフトリカバリダイオードである、
請求項4または請求項5に記載の電力変換回路。 - 前記昇圧コンバータの出力側の正負の前記母線間に、昇圧された直流電圧を交流電圧に変換するインバータを備え、
前記第1半導体素子および前記第2半導体素子の内、ドレイン側が正側の前記母線に接続され、ソース側が前記リアクトルの前記第2端に接続される方にのみ、前記還流ダイオードが逆並列に接続される、
請求項4または請求項5に記載の電力変換回路。 - 前記還流ダイオードの、前記第1電流通電時のオン電圧V1aが、前記ボディーダイオードの通電開始電圧値未満に設定される、
請求項1に記載の電力変換回路。 - 前記還流ダイオードは、Siダイオードである、
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電力変換回路。 - 前記還流ダイオードは、ソフトリカバリダイオードである、
請求項1から請求項5、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の電力変換回路。
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