JP6897440B2 - 電気自動車 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、2個のバッテリと、昇圧コンバータ及びインバータを収容している2個の筐体を備えている電気自動車に関する。本明細書における電気自動車には、エンジンを備えることなく走行用モータだけを備える電気自動車と、走行用モータ及びエンジンの両者を備えるハイブリッド車の双方が含まれる。
特許文献1に、走行用のモータ、燃料電池(FC)、FC用昇圧コンバータ、バッテリ、バッテリ用の昇圧コンバータ、インバータ、電子制御ユニットなどを備える電気自動車が開示されている。そのような電気自動車では、バッテリや燃料電池から出力される電流、及び走行用のモータを駆動する電流などの情報に基づいて、電子制御ユニットが昇圧コンバータやインバータを制御する。インバータ、昇圧コンバータや電子制御ユニットなどは、パワーコントロールユニット(PCU)として、典型的には、金属製の単一の筐体内に収容されている。金属製の筐体によって内部の電気部品に対する電磁シールド性を高めることにより、外来ノイズによる影響を抑制して安定したモータの駆動制御を可能にしている。
特開2015−220961号公報
ところで、近年、自動車部品の多くは、特定の車両や車種に限定することなく、様々な車両で使用することができるように共用化を可能にしている。上記のPCUもその例外ではない。共用化されたPCUを搭載する車種によっては、例えば、PCUに接続するバッテリの数の違いから当該バッテリの出力電流を計測する電流センサを追加せざるを得ない場合などがある。
しかし、各種の部品が高密度に実装されているPCUなどにおいては、追加する電流センサの収容スペースを確保することは容易ではない。そのため、このような場合においては、PCUの筐体外に追加の電流センサを設けることに加えて、当該電流センサが外来ノイズの影響を受け得ることも検討しなければならない。本明細書は、耐ノイズ性能を向上し、且つ、製品コストを削減し得る技術を提供する。
本明細書が開示する電気自動車は、第1及び第2バッテリと、第1及び第2筐体を備えている。第1筐体は第1昇圧コンバータと第1インバータを収容している。第2筐体は第2昇圧コンバータと第2インバータを収容している。第1昇圧コンバータの低圧側は第1バッテリに接続されており、高圧側は第1インバータに接続されている。第1インバータの交流出力端には走行用モータが接続されている。第2昇圧コンバータの低圧側は第2バッテリに接続されており、第2昇圧コンバータの高圧側は第1インバータに接続されている。第2インバータは電流センサを備えている。そして、第2筐体では、第2メインバッテリが第2インバータの電流センサを介して第2昇圧コンバータに接続するように配線されている。第1筐体と第2筐体は、金属製の共通の筐体である。
上記の構成は2個のバッテリで1個のモータを駆動する場合に、共通の筐体(第1筐体と第2筐体)を用いることで、コストを抑えることができる。そして、第2筐体の第2インバータがもともと備えている電流センサを、第2昇圧コンバータに供給される第2バッテリの出力電流を計測できるように配線を組み換えている。配線の組み換えにより、第2バッテリの出力電流を計測するのに、第2インバータが備えていた電流センサを流用することができ、コストをさらに抑えることができる。第1筐体及び第2筐体は、例えば、共用化を可能にした仕様で構成された金属製の筐体である。従って、第2昇圧コンバータの出力電流を計測する電流センサを新たに設ける必要がなく、しかも当該電流センサは、第2筐体内に収容されているので、耐ノイズ性能を向上し、且つ、製品コストを削減することができる。
本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明の実施の形態で説明する。
実施例の電気自動車の駆動系のブロック図である。 実施例の電気自動車の第1PCU及び第2PCUの構成例を中心に示す回路図である。 第2メインバッテリに流れる電流を測定する場合における第1PCU及び第2PCUの動作例を示す回路図である。
図面を参照して実施例の電気自動車を説明する。図1に、実施例の電気自動車2の駆動系のブロック図を示す。実施例の電気自動車2は、駆動源である走行用モータ10が発生する駆動力を利用して走行する。走行用モータ10が発生した駆動力は、ドライブシャフト11を介してトランスアクスル12に入力されて駆動輪15、16に伝達される。制動時は、走行用モータ10が発電機として機能する。走行用モータ10には、燃料電池3、第1メインバッテリ4や第2メインバッテリ5から、第1PCU20を介して駆動電力が供給される。尚、PCUは、[背景技術]の欄で述べたようにパワーコントロールユニットの略称である。
燃料電池3は、複数の燃料電池セルを積層した燃料電池スタックであり、例えば、不図示の水素タンクから供給される水素と外部から取り込まれる酸素との電気化学反応により直流電圧を出力する直流電源装置である。燃料電池はFC(フューエルセルの略称)と略称される場合もある。第1メインバッテリ4や第2メインバッテリ5は、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などのバッテリを直列及び並列に多数接続した電池スタックである。燃料電池3、第1メインバッテリ4及び第2メインバッテリ5は、いずれも、出力電圧が100ボルト以上である。
これに対して、走行用モータ10は、数100ボルト以上の三相交流電圧で駆動する。そのため、電気自動車2は、FC用昇圧コンバータ8(図ではFDCと表記)、第1昇圧コンバータ22(図ではBDC1と表記)や第2昇圧コンバータ32(図ではBDC2と表記)を備えている。それらのコンバータにより、電源電圧を走行用モータ10に適した電圧に昇圧した後、平滑用のコンデンサ23、33を介して接続される第1インバータ25(INV1)によって走行用モータ10を駆動可能な交流電力に変換している。
本実施例では、第1PCU20の筐体21内に、第1昇圧コンバータ22、コンデンサ23、第1インバータ25、第1MGコントローラ(MG−CNT1)29などが収容されている。筐体21は、例えばアルミニウム製であり、その内部空間を外来ノイズなどから遮蔽する。第1MGコントローラ29は、後述するように、第1昇圧コンバータ22や第1インバータ25のスイッチング素子の制御を可能に構成されているコントローラ(電子制御ユニット、ECU)である。
また、本実施例では、第1PCU20とほぼ同様に構成されている第2PCU30を備えている。第2PCU30には、前述の第2昇圧コンバータ32が含まれている。すなわち、第2PCU30の筐体31内には、第2昇圧コンバータ32、コンデンサ33、第2インバータ35(図ではINV2と表記)、第2MGコントローラ39(図ではMG−CNT2と表記)などが収容されている。なお、本実施例では、第2インバータ35は、後述するようなインバータ本来の機能は発揮せず、シャットダウン状態にある。そのため、本実施例では、第2インバータ35の出力側には、走行用モータなどの負荷は接続されていない。
つまり、本実施例においては、自動車部品の共用化を図るため、第1PCU20と同様の構成を有する第2PCU30を用いて、第2PCU30が有する第2昇圧コンバータ32の機能を主に使用する。第2PCU30が有する第2インバータ35については、後述するように、第2インバータ35の第2電流センサ35nを使用するにとどまり(図2参照)、IGBT(スイッチング素子)35a〜35fのPWM制御は行わない。
本実施例では、第1PCU20と第1システムメインリレー6の間は、ワイヤハーネス41、42により電気的に接続されており、また第1PCU20と走行用モータ10の間は、三相交流用のワイヤハーネス43により接続されている。第2PCU30と第2システムメインリレー7の間も、ワイヤハーネス51、52により接続されている。これらのワイヤハーネス41、42、43、51、52は、パワーケーブルとも称される。
第1PCU20の第1MGコントローラ29や第2PCU30の第2MGコントローラ39は、その上位コントローラとして、例えば、GWコントローラ70に接続されている。GWコントローラ70は、車載LANなどを介して、第1MGコントローラ29や第2MGコントローラ39の他に、第1システムメインリレー6、第2システムメインリレー7や各センサユニットなどにも接続されている。
これにより、GWコントローラ70は、例えば、電気自動車2の運転席に設けられている車両のスタートスイッチのオン信号を受けて、第1システムメインリレー6や第2システムメインリレー7をオンに制御したり、電気自動車2の車速やアクセル開度などの運転操作情報に基づいて、駆動系が出力すべき走行トルクを算出し適切な指令を第1MGコントローラ29や第2MGコントローラ39に出力する。
次に、図2に基づいて、第1PCU20が有する第1昇圧コンバータ22や第1インバータ25の回路構成、及び、第2PCU30が有する第2昇圧コンバータ32や第2インバータ35の回路構成を説明する。図2に、実施例の電気自動車2の第1PCU20及び第2PCU30の構成例を中心に表した回路図を示す。尚、同図においては、第1PCU20が有する第1MGコントローラ29や第2PCU30が有する第2MGコントローラ39は、省略されている。また、第1PCU20や第2PCU30に接続されるFC用昇圧コンバータ8についても、記載が省略されていることに注意されたい。
まず、第1PCU20の回路構成について説明する。第1PCU20は、第1昇圧コンバータ22、コンデンサ23及び第1インバータ25を有する。これらは、いずれも、筐体21内に収容されている。
第1昇圧コンバータ22は、第1システムメインリレー6を介して第1メインバッテリ4から供給される電力の電圧を走行用モータ10の駆動に適した電圧まで昇圧する機能と、走行用モータ10が発電した電力の電圧を第1メインバッテリ4の充電に適した電圧まで降圧する機能を有するものである。また、本実施例では、燃料電池3からFC用昇圧コンバータ8を介して供給される電力の電圧を第1メインバッテリ4の充電に適した電圧まで降圧する機能も有する。本明細書では、当該電気自動車2の駆動に際しては昇圧機能を主に使用するため、便宜的に昇圧コンバータと称している。
第1昇圧コンバータ22は、第1システムメインリレー6の正極側のワイヤハーネス41が接続され得る端子21aと第1システムメインリレー6の負極側のワイヤハーネス42が接続され得る端子21bとに並列に接続されるコンデンサ22dと、同端子21aに一端側が直列に接続されるリアクトル22cと、このリアクトル22cの他端側を中点にして互いに直列に接続されるIGBT22a、22bと、これらのIGBT22a、22bに対して夫々逆並列に接続される還流用のダイオード22e、22fとを備えている。IGBTは、Insulated Gate Bipolar Transistorの略称であり、絶縁ゲートバイポーラトランジスタのことである。
直列接続されたIGBT22a、22bの両端は、第1昇圧コンバータ22の高電圧側端であり、前述した平滑用のコンデンサ23と第1インバータ25が接続されている。尚、正極側(高電圧側)に接続されるIGBT22aのことを上アームと称し、負極側(低電圧側)に接続されるIGBT22bのことを下アームと称することもある。
第1インバータ25は、第1昇圧コンバータ22から供給される直流電力をU相、V相、W相の交流電力に変換して走行用モータ10を駆動する三相交流電力を供給したり、走行用モータ10が発電した三相交流電力を直流電力に変換して第1昇圧コンバータ22へ供給したりする。また、本実施例では、第1インバータ25は、第2PCU30の第2昇圧コンバータ32から供給される直流電力を三相交流電力に変換して走行用モータ10に供給したりもする。
第1インバータ25は、IGBT25a、25b、25c、25d、25e、25fと、これらのIGBT25a−25fに対して、夫々逆並列に接続される還流用のダイオード25g、25h、25i、25j、25k、25mと、例えば、U相に流れる電流を計測可能な第1電流センサ25nと、を備えている。IGBT25aとIGBT25b、IGBT25cとIGBT25d、IGBT25eとIGBT25fは、夫々直列に接続されており、これらはいずれも平滑用のコンデンサ23に対して並列に接続されている。
本実施例では、IGBT25eとIGBT25fの間、IGBT25cとIGBT25dの間、IGBT25aとIGBT25bの間には、U相、V相、W相に対応して、端子21e、21f、21gが夫々接続されている。これらの端子21e、21f、21gには、三相交流用のワイヤハーネス43が接続されて、走行用モータ10に対する三相交流電力の供給を可能にしている。尚、高電圧側に接続されるIGBT25a、25c、25eのことを上アームと称し、低電圧側に接続されるIGBT25b、25d、25fのことを下アームと称することもある。
このように構成される第1昇圧コンバータ22に対し、第1MGコントローラ29は、IGBT22a、22bが交互にオンオフするようにスイッチング(オン/オフ)タイミングを調整する。昇圧動作及び降圧動作は、いずれもIGBT22a、22bのスイッチングタイミングを調整してデューティ比を最適な値に設定することによって、昇圧動作では走行用モータ10の駆動に適した電圧に昇圧したり、降圧動作では第1メインバッテリ4の充電に適した電圧に降圧したりする。
また、第1MGコントローラ29は、第1インバータ25に対して、上アームのIGBT25a、25c、25eと、下アームのIGBT25b、25d、25fとが、U、V、Wの各相に対して所定タイミンで交互にオンオフするPWM制御によりスイッチング(オン/オフ)タイミングを調整する。これにより、U相、V相、W相に対応した三相の交流電力が生成されて走行用モータ10に供給される。
尚、本実施例では、第1インバータ25の高電圧側が端子21cに接続され、また第1インバータ25の低電圧側が端子21dに接続されている。これらの端子21c、21dは、ワイヤハーネス61、62を介して、第2PCU30の第2インバータ35の高電圧側の端子31c、低電圧側の端子31dに夫々接続される。これにより、第1PCU20と第2PCU30は、夫々の高電圧側と低電圧側が並列に接続された回路構成を採る。
次に、第2PCU30の回路構成について説明する。第2PCU30は、第2昇圧コンバータ32、コンデンサ33及び第2インバータ35を有している。これらは、いずれも、筐体31内に収容されている。第2PCU30は、前述したように、第1PCU20とほぼ同様に構成されている。そのため、ここでは両者の相違点を説明し、第2昇圧コンバータ32や第2インバータ35の回路構成の説明を省略する。
まず、第2PCU30の第2昇圧コンバータ32は、その低電圧側端の負極側(低電圧側)が、第2システムメインリレー7の負極側のワイヤハーネス52に接続されていない点が第1PCU20の第1昇圧コンバータ22と異なる。つまり、第2昇圧コンバータ32では、低電圧側の端子31bが開放(オープン)状態になっている。本実施例では、本来、端子31bに接続されるべき負極側のワイヤハーネス52は、第2インバータ35の第2電流センサ35nが接続されたU相の端子31eに接続されている。
また、第2インバータ35のV相の端子31f及びW相の端子31gは、いずれも開放(オープン)状態になっている。つまり、当該第2インバータ35の出力側には、負荷が接続されていない代わりに、前述したように、U相の端子31eに、第2システムメインリレー7の負極側のワイヤハーネス52が接続されている。
さらに、第2電流センサ35nに接続されているIGBT35f(U相の下アーム)のコレクタとエミッタには、IGBT35fのコレクタとエミッタが常時短絡状態になるようにショートバスバ35pが接続されている。つまり、IGBT35fのオンオフ動作にかかわらず、U相の下アームは、常にオン状態を維持するように構成されている。そのため、回路部品の実装構成上、IGBT35f及びダイオード35mを除去可能である場合には、これらを削除してもよい。
また、第2インバータ35のIGBT35a−35eは、常にオフ状態を維持するように第2MGコントローラ39により制御されている。そのため、回路部品の実装構成上、IGBT35a−35eを除去可能である場合には、これらを削除してもよい。これにより、第2MGコントローラ39による第2インバータ35のスイッチング制御を廃止することが可能になる。
第2PCU30の上記の配線により、第2メインバッテリ5の負極は、ワイヤハーネス52を介して第2インバータ35の電流センサ35nの一端に接続される。そして、電流センサ35nの他端は、ショートバスバ35pを介して第2昇圧コンバータ32の負極と接続される。結局、第2PCU30の筐体31の内部では、第2メインバッテリ5の負極が電流センサ35nを介して第2昇圧コンバータ32の負極に接続するように配線されていることになる。
尚、第1PCU20の第1昇圧コンバータ22に対して、第2PCU30の第2昇圧コンバータ32は、同一に構成されているため、回路要素の対応関係を述べる。
第2昇圧コンバータ32のIGBT32a、32b及びダイオード32e、32fは、第1昇圧コンバータ22のIGBT22a、22b及びダイオード22e、22fに対応する。また、第2昇圧コンバータ32のリアクトル32c及びコンデンサ32dは、第1昇圧コンバータ22のリアクトル22c及びコンデンサ22dに対応する。第2PCU30のコンデンサ33は、第1PCU20のコンデンサ23に対応する。第2インバータ35のIGBT35a−35f及びダイオード35g−25k、25mは、第1PCU20の第1インバータ25のIGBT25a−25f及びダイオード25g−25k、25mに対応する。第2インバータ35の第2電流センサ35nは、第1インバータ25の第1電流センサ25nに対応する。また、第1PCU20の筐体21の端子21a−21gは、第2PCU30の筐体31の端子31a−31gに対応する。
このように第2PCU30を構成することにより、第2PCU30においては、図3に表されている太実線の電流経路を構成することが可能になる。図3に、第2メインバッテリ5に流れる電流を測定する場合における第1PCU20及び第2PCU30の動作例を表した回路図を示す。
すなわち、第2PCU30においては、第2システムメインリレー7の負極側に接続されているワイヤハーネス52を、第2PCU30の低電圧側の端子31bに接続することなく、第2インバータ35の第2電流センサ35nの一端側が接続された端子31eに接続している。また、第2電流センサ35nの他端側が接続されている下アームのIGBT35fをショートバスバ35pにより短絡させて低電圧側の端子31bに接続している。これにより、第2システムメインリレー7の負極側から、ワイヤハーネス52、第2電流センサ35n及びショートバスバ35pを介して、第1PCU20の低電圧側(端子31b、31d)に繋がる電流経路を形成することが可能になる。その一方で、第1PCU20と第2PCU30は、ワイヤハーネス61、62を介して、夫々の高電圧側と低電圧側が並列に接続されている。
したがって、第2PCU30の第2昇圧コンバータ32は、その動作中において、第2システムメインリレー7の正極側から、ワイヤハーネス51→端子31a→リアクトル32c→ダイオード32e→第2PCU30の高電圧側(端子31c)→ワイヤハーネス61→第1PCU20の端子21cに向かう太実線の電流経路を形成することが可能になる。また、第2システムメインリレー7の負極側に戻るルートとして、第1PCU20の端子21dから、ワイヤハーネス62→第2PCU30の端子31d→第2PCU30の低電圧側→ショートバスバ35p→第2電流センサ35n→端子31e→ワイヤハーネス52に繋がる太実線の電流経路を形成することが可能になる。
尚、第1PCU20の第1インバータ25において太実線で表されている電流経路の例は、第1インバータ25を構成するIGBT25a−25fのスイッチング動作の状態により異なる。そのため、この太実線による電流経路は、一例を表しているに過ぎないことに注意されたい。
以上のとおり、本実施例の電気自動車2では、第1PCU20とほぼ同様の構成を有し、自動車部品の共用化を図るために用いられる第2PCU30において、使用することなくシャットダウン状態の第2インバータ35が有する第2電流センサ35nを上記のように活用することによって、第2昇圧コンバータ32が動作中における第2メインバッテリ5の出力電流を計測することが可能になる。これにより、例えば、ワイヤハーネス51の途中などに第2メインバッテリ5の出力電流を計測可能な電流センサを設ける場合に比べて、新たに電流センサを追加する必要がない。また、第2インバータ35の第2電流センサ35nは、第2PCU30の金属製の筐体31内に予め収容されていることから、外来ノイズの影響も受け難い。そのため、混入するノイズ成分による測定誤差の発生も抑制することが可能になる。したがって、耐ノイズ性能を向上し、且つ、製品コストを削減することができる。
本実施例では、第1昇圧コンバータ22、第1インバータ25、第2昇圧コンバータ32や第2インバータ35を構成するスイッチング素子として、IGBT22a、22b、25a−25f、32a、32b、35a−35fを用いたが、制御端子を備えるスイッチングデバイスであれば、例えば、N(P)チャネル型パワーMOSFETやSiC−MOSFETでもよい。
また、本実施例では、U相の上アームと下アームの中点に第2電流センサ35nを接続し、下アームのIGBT35fのコレクタ−エミッタ間をショートバスバ35pで短絡する構成を採用したが、V相の上アームと下アームの中点に第2電流センサ35nを接続し、下アームのIGBT35dのコレクタ−エミッタ間をショートバスバ35pで短絡する構成や、W相の上アームと下アームの中点に第2電流センサ35nを接続し、下アームのIGBT35bのコレクタ−エミッタ間をショートバスバ35pで短絡する構成を採用してもよい。
また、本実施例では、ショートバスバ35pによりIGBT35fのコレクタ−エミッタ間を電気的に短絡させる構成を採用したが、このようなショートバスバ35pを用いることなく、例えば、第2MGコントローラ39によりIGBT35fだけを常時オン状態に制御し、且つ、IGBT35a−35eを常時オフ状態に制御し得るように構成してもよい。これにより、第2PCU30に対して、ハードウェア的な改変(回路変更)を行うことなく、第2PCU30に外部に接続するワイヤハーネス52の接続を変更することで上記のように、第2PCU30外に電流センサを設けることなく、第2電流センサ35nにより第2メインバッテリ5の出力電流を計測することが可能になる。
実施例技術に関する留意点を述べる。第1メインバッテリ4が第1バッテリの一例に相当する。第2メインバッテリ5が第2バッテリの一例に相当する。第1PCU20の筐体21が第1筐体の一例に相当する。第2PCU30の筐体31が第2筐体の一例に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電気自動車
3:燃料電池
4:第1メインバッテリ
5:第2メインバッテリ
6:第1システムメインリレー
7:第2システムメインリレー
8:FC用昇圧コンバータ
10:走行用モータ
20:第1PCU
21、31:筐体
22:第1昇圧コンバータ
25:第1インバータ
25n:第1電流センサ
29:第1MGコントローラ
30:第2PCU
32:第2昇圧コンバータ
35:第2インバータ
35n:第2電流センサ
35p:ショートバスバ
39:第2MGコントローラ
41、42、43、51、52、61、62:ワイヤハーネス
70:GWコントローラ

Claims (1)

  1. 走行用モータと、
    第1バッテリと、
    第2バッテリと、
    第1昇圧コンバータ及び第1インバータを収容している第1筐体と、
    第2昇圧コンバータ及び第2インバータを収容している第2筐体と、
    を備えており、
    前記第1筐体と前記第2筐体は、金属製の共通の筐体であり、
    前記第1昇圧コンバータの低圧側が前記第1バッテリに接続されているとともに高圧側が前記第1インバータに接続されており、
    前記第1インバータの交流出力端が前記走行用モータに接続されており、
    前記第2昇圧コンバータの低圧側が前記第2バッテリに接続されているとともに高圧側が前記第1インバータに接続されており、
    前記第2インバータは電流センサを備えており、
    前記第2筐体では、前記第2バッテリが前記電流センサを介して前記第2昇圧コンバータに接続するように配線されている、電気自動車。
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