JP6895922B2 - 注文管理装置、注文管理方法及びプログラム - Google Patents

注文管理装置、注文管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、注文を受け付ける注文管理装置、注文管理方法及びプログラムに関する。
野球場等のスタジアムにおいてネットワークを介してユーザの注文を受け付けることが知られている。例えば、特許文献1には、利用客からの注文を受けた場合に、売り子の携帯端末に注文情報を送信するデリバリシステムが記載されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−174136号公報
特許文献1に記載されたデリバリシステムでは、注文した利用客がいるエリアを担当する売り子が定められている。したがって、特定のエリアで多数の注文が発生すると、当該エリアを担当する売り子が多数の注文を処理する必要があるので、利用客の待ち時間が長くなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、一部のエリアに注文が集中した場合の待ち時間を短縮することができる注文受付装置、注文受付方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の注文管理装置は、商品の注文者の位置を特定するための位置情報を含む注文情報を受け付ける注文受付部と、前記商品を前記注文者に提供する複数の売り子それぞれの未処理の注文数であるバックオーダー数を特定する特定部と、前記注文受付部が受け付けた前記注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置を含む第1エリアを担当する第1売り子のバックオーダー数が閾値以上であり、且つ、前記第1エリアに隣接する第2エリアを担当する第2売り子のバックオーダー数が前記閾値未満である場合に、前記第2売り子が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信する処理要求部と、を有する。
前記注文管理装置は、前記特定部が特定した売り子のバックオーダー数と、前記注文受付部が受け付けた注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置と、当該売り子の位置とに基づいて、当該売り子が注文応対を完了するまでの予想時間を推定する推定部をさらに備え、前記処理要求部は、前記第1売り子及び前記第2売り子のうち、前記推定部が推定した予想時間がより短い売り子の携帯端末へ前記要求情報を送信してもよい。
前記処理要求部は、前記推定部が推定した前記第1売り子が注文応対を完了するまでの予想時間と、前記第2売り子が注文応対を完了するまでの予想時間との差が所定時間未満である場合に、前記第1売り子が使用する携帯端末へ前記要求情報を要求してもよい。
前記処理要求部は、前記特定部が特定した前記第1売り子の前記バックオーダー数が前記閾値以上であり、且つ、前記第2売り子の前記バックオーダー数が前記閾値以上である場合、前記第1売り子が使用する携帯端末に前記要求情報を送信してもよい。
前記処理要求部は、前記特定部が特定した前記第1売り子の前記バックオーダー数が前記閾値以上であり、且つ、前記第2売り子の前記バックオーダー数が前記閾値以上である場合、前記要求情報と、前記第2売り子の前記バックオーダー数が前記閾値以上であることを示す情報とを前記第1売り子が使用する携帯端末に送信してもよい。
前記注文管理装置は、注文応対を完了したことを示す完了通知を売り子が使用する携帯端末から受信する受信部をさらに備え、前記処理要求部は、前記第1エリアに含まれる位置に対応する位置情報を含む注文情報に対する前記完了通知を前記第2売り子が使用する携帯端末から前記受信部が受信した数が所定値以上であり、かつ前記第2エリアにおける前記第1エリアから所定の距離内の境界領域に対応する位置情報を含む注文情報を前記注文受付部が受け付けた場合、前記第1売り子が使用する携帯端末へ前記要求情報を送信してもよい。
前記受信部は、注文の前記要求情報を承諾することを示す承諾通知を受信し、前記処理要求部は、前記承諾通知を前記受信部が受信した後であって前記完了通知を受信する前に、受信した前記承諾通知に対応する注文情報に含まれる前記位置情報と同じ位置情報を含む注文情報を前記注文受付部が再度受信した場合に、売り子が使用する携帯端末に対して前記要求情報を送信しなくてもよい。
前記受信部は、注文の前記要求情報を承諾することを示す承諾通知を受信し、前記処理要求部は、前記承諾通知を前記受信部が受信した後であって前記完了通知を受信する前に、受信した前記承諾通知に対応する注文情報に含まれる前記位置情報と同じ位置情報を含む注文情報を前記注文受付部が再度受け付けた場合に、前記承諾通知を送信した売り子が使用する携帯端末に対し、注文情報を再度受け付けたことを通知する再受付情報を送信してもよい。
前記処理要求部は、売り子が使用する携帯端末が送信した前記完了通知に対応する売上高の総和が基準値より高いか否かに基づいて、売り子が担当するエリアを変更してもよい。前記処理要求部は、複数の未処理の注文情報に含まれる位置情報により特定される位置のうち、売り子の位置から最も遠い位置に最短時間で到達するための情報を当該売り子が使用する携帯端末へ送信してもよい。前記処理要求部は、移動時間の総和が最も短くなるように、未処理の複数の注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置を巡回するための情報を売り子が使用する携帯端末へ送信してもよい。
前記要求情報を承諾することを示す承諾通知を受信する受信部をさらに備え、前記処理要求部は、前記第1売り子が使用する携帯端末に前記要求情報を送信した後、所定時間内に前記承諾通知を前記受信部が受信しない場合に、前記第2売り子が使用する携帯端末へ前記要求情報を送信してもよい。前記処理要求部は、過去の注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置の履歴に基づいて、売り子が待機する推奨待機位置を決定し、当該推奨待機位置を示す情報を売り子が使用する携帯端末に送信してもよい。
本発明の第2の態様の注文管理方法は、商品の注文者の位置を特定するための位置情報を含む注文情報を受け付けるステップと、前記商品を前記注文者に提供する複数の売り子それぞれの未処理の注文数であるバックオーダー数を特定するステップと、受け付けた前記注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置を含む第1エリアを担当する第1売り子のバックオーダー数が閾値以上であり、且つ、前記第1エリアに隣接する第2エリアを担当する第2売り子のバックオーダー数が前記閾値未満である場合に、前記第2売り子が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信するステップと、を有する。
本発明の第3の態様のプログラムは、コンピュータを、商品の注文者の位置を特定するための位置情報を含む注文情報を受け付ける注文受付部、前記商品を前記注文者に提供する複数の売り子それぞれの未処理の注文数であるバックオーダー数を特定する特定部、及び前記注文受付部が受け付けた前記注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置を含む第1エリアを担当する第1売り子のバックオーダー数が閾値以上であり、且つ、前記第1エリアに隣接する第2エリアを担当する第2売り子のバックオーダー数が前記閾値未満である場合に、前記第2売り子が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信する処理要求部、として機能させる。
本発明によれば、一部のエリアに注文が集中した場合に注文の待ち時間が長くなることを抑制するという効果を奏する。
注文管理システムにおける処理の流れを示す図である。 商品が販売される場所の一例であるスタジアム内のエリアについて説明するための図である。 注文管理装置の構成を示す図である。 処理要求部による第1売り子の特定方法を説明するための図である。 携帯端末に表示される注文の処理の順序の例を示す図である。 売り子が巡回する経路を示す地図画像の例を示す。 注文管理装置による注文の受付処理を示すフローチャートである。
[注文管理システムSの概要]
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る注文管理システムSの概要について説明するための図である。図1は、注文管理システムSにおける処理の流れを示す図である。注文管理システムSは、商品の注文を受け付けるためのシステムである。図2は、商品が販売される場所の一例であるスタジアム内のエリアについて説明するための図である。注文管理システムSは、注文送信装置100、発信機ビーコン200、注文管理装置300、及び売り子が使用する携帯端末400を備える。
注文送信装置100は、スタジアムの観客が商品を注文するための装置であり、スタジアム内の各座席に固定されている。商品は、例えば、ビール又はソフトドリンク等の飲食物である。注文送信装置100は、例えば、バッテリにより駆動され、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信又は有線通信により注文管理装置300に接続可能である。注文送信装置100に取り付けられた注文ボタンを注文者が押下した場合に、注文送信装置100は、注文情報を注文管理装置300へ送信する(図1中の(1))。注文情報は、商品の注文者の座席の位置を特定するための位置情報を含む。位置情報は、例えば、注文送信装置100のMACアドレスである。
発信機ビーコン200は、売り子が使用する携帯端末400へ固有の識別情報を送信する。発信機ビーコン200は、スタジアムの複数の位置に取り付けられている。発信機ビーコン200の識別情報を受信可能な範囲は比較的狭いため、発信機ビーコン200は、携帯端末400が発信機ビーコン200の近くにいる場合のみ、携帯端末400に識別情報を到達させることが可能になる。このため、発信機ビーコン200の識別情報は、売り子が使用する携帯端末400の位置を特定するための位置情報として用いることができる。例えば、発信機ビーコン200は、BLE(Bluetooth(登録商標)Low Energy)等の無線通信により、識別情報を所定期間ごとに送信する。所定期間は、例えば1秒である。
注文管理装置300は、注文送信装置100と接続するサーバである。また、注文管理装置300は、携帯電話網等のネットワークNを介して、売り子が使用する携帯端末400と接続している。注文管理装置300は、注文送信装置100から注文情報を受け付ける。注文管理装置300は、注文情報を注文送信装置100から受け付けた場合に、受け付けた注文情報に含まれる位置情報に基づいて、注文者の座席の位置を特定する。
図2に示すように、スタジアム内は、複数のエリアに分割されている。図2には、一例としてスタジアムを5つに分割したエリアR1、R2、R3、R4及びR5をそれぞれ示す。また、各エリアと隣接するエリアとの境界線から所定の距離内の境界領域E1、E2、E3、E4及びE5を破線でそれぞれ示す。
注文管理装置300は、これらのエリアR1、R2、R3、R4及びR5のうち、特定した注文者の座席の位置を含むエリア(以下、第1エリアとする)を特定する。本実施の形態の例では、複数の売り子がスタジアム内において商品を提供しており、これらの売り子は、それぞれ担当するエリアが定められている。注文管理装置300は、特定した第1エリアを担当する売り子(以下、第1売り子とする)を特定する。注文管理装置300は、特定した第1売り子が使用する携帯端末400に対し、注文の処理を要求する要求情報を送信する(図1中の(2))。図2の例では、第1エリアがエリアR1であるものとする。
携帯端末400は、商品を提供する売り子が使用する端末である。複数の売り子がそれぞれ携帯端末400を使用するものとする。携帯端末400は、発信機ビーコン200から識別情報を受信する。携帯端末400は、受信した識別情報を携帯端末400の位置を特定するための位置情報として注文管理装置300へ送信する。売り子は、携帯端末400が要求情報を注文管理装置300から受信した場合に、要求情報に対応する注文に応対可能であれば、注文を承諾することを示す承諾通知を携帯端末400により注文管理装置300へ送信する(図1中の(3))。売り子は、この注文の注文者の座席を訪問し、注文された商品を提供する(図1中の(4))。売り子は、商品の代金を受け取った後に、注文応対を完了したことを示す完了通知を携帯端末400により注文管理装置300へ送信する(図1中の(5))。
売り子の未処理の注文数であるバックオーダー数が多い場合、注文者の待ち時間が長くなる。そこで、注文管理装置300は、注文情報に含まれる座席の位置を含む第1エリアR1を担当する第1売り子のバックオーダー数が閾値以上であり、且つ、第1エリアR1に隣接するエリア(以下、第2エリアとする)を担当する売り子(以下、第2売り子とする)のバックオーダー数が閾値未満である場合に、第2売り子が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信する。図2の例では、第2エリアがエリアR2であるものとする。
このような構成により、注文管理装置300は、第1売り子のバックオーダー数が閾値以上である場合に、第2売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信するので、注文者の待ち時間を減少させることができる。このため、注文者の待ち時間が長くなることに起因する注文の取り消し等を抑制することができる。
[注文管理装置300の構成]
図3は、注文管理装置300の構成を示す図である。注文管理装置300は、通信部31、記憶部32及び制御部33を備える。通信部31は、注文送信装置100と通信するための通信インターフェースである。また、通信部31は、携帯電話網等のネットワークNを介して、売り子が使用する携帯端末と通信する通信インターフェースとしても機能する。
記憶部32は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部32は、制御部33が実行するプログラムを記憶している。制御部33は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部33は、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、注文受付部331、受信制御部332、特定部333、推定部334及び処理要求部335として機能する。
注文受付部331は、商品を注文する注文情報を注文送信装置100から受け付ける。注文情報は、商品の注文者の位置を特定するための位置情報を含む。注文情報は、注文する商品を指定するための情報を含んでもよく、商品の個数を指定するための情報を含んでもよい。注文受付部331は、受け付けた注文情報を推定部334へ出力する。
受信制御部332は、通信部31を介して、注文の処理を要求する要求情報に承諾することを示す承諾通知を携帯端末400から受信する。受信制御部332が承諾通知を受信した場合、注文者を訪問する売り子が確定したことになる。受信制御部332は、受信した承諾通知を処理要求部335へ出力する。また、受信制御部332は、注文応対を完了したことを示す完了通知を売り子が使用する携帯端末400から受信する。受信制御部332は、受信した完了通知を特定部333及び処理要求部335へ出力する。
特定部333は、商品を注文者に提供する複数の売り子それぞれの未処理の注文数であるバックオーダー数を特定する。特定部333は、携帯端末400に送信した要求情報の数から、この携帯端末400から受信した完了通知の数を差し引くことによりバックオーダー数を求める。特定部333は、承諾通知を受信しなかった等の理由により他の携帯端末400に要求情報を送信し直した場合には、要求情報を送信し直した数をバックオーダー数から差し引く。また、特定部333は、携帯端末400から受信した承諾通知の数から完了通知の数を差し引くことによりバックオーダー数を求めてもよい。
推定部334は、特定部333が特定した売り子のバックオーダー数と、注文受付部331が受け付けた注文情報に含まれる位置情報により特定される位置と、この売り子の位置とに基づいて、この売り子が注文応対を完了するまでの予想時間を推定する。まず、推定部334は、売り子が使用する携帯端末400が受信した発信機ビーコン200の識別情報を携帯端末400から取得する。記憶部32は、発信機ビーコン200の識別情報と、スタジアム内の位置とを関連付けて記憶している。推定部334は、取得した識別情報に記憶部32において関連付けられたスタジアム内の位置を売り子の位置として特定する。
推定部334は、一件当たりの接客時間の平均値にバックオーダー数を乗じることにより、未処理の全ての注文の予想される接客時間の合計を算出する。推定部334は、売り子の未処理の注文の注文者の位置をそれぞれ特定することにより、売り子が未処理の注文の注文者を全て訪問するのにかかる移動時間の合計を算出する。推定部334は、算出した接客時間の合計と、移動時間の合計との和を売り子が注文応対を完了するまでの予想時間として推定する。推定部334は、推定した予想時間を処理要求部335へ出力する。
処理要求部335は、注文受付部331が受け付けた注文の処理を要求する対象とする売り子を決定し、決定した売り子が使用する携帯端末400に対して、注文の処理を要求するための要求情報を送信する。本実施形態の例では、処理要求部335は、一度に一台の携帯端末400に要求情報を送信するものとする。
処理要求部335は、要求情報を送信する携帯端末400を決定するために、まず、注文受付部331が受け付けた注文情報に含まれる位置情報に基づいて、注文者の座席の位置を特定する。位置情報は、例えば、注文送信装置100のMACアドレスである。より詳しくは、処理要求部335は、注文受付部331が受け付けた注文情報に含まれる注文送信装置100の位置情報に関連付けて記憶されている座席番号を注文者の座席の位置として特定する。
続いて、処理要求部335は、特定した注文者の座席の位置を含む第1エリアを担当する第1売り子を特定する。図4は、処理要求部335による第1売り子の特定方法を説明するための図である。図4に示すように、記憶部32は、売り子名と、売り子が担当するエリアのエリア名と、エリア内の座席の位置と、売り子が使用する携帯端末400に要求情報等を送信するための通信IDとを関連付けて記憶している。例えば、記憶部32は、売り子名「A」と、エリア名「R1」と、座席番号「A01」から座席番号「E99」までの座席の位置と、携帯端末の通信ID「A1111」とを関連付けて記憶している。
例えば、処理要求部335は、位置情報により特定された注文者の座席の位置が座席番号「E98」である場合、注文者の座席が、売り子「A」が担当する座席番号「A01」から座席番号「E99」までのエリアR1に含まれると判定する。処理要求部335は、エリアR1を第1エリアと特定し、売り子「A」を第1売り子と特定する。
処理要求部335は、特定した第1売り子のバックオーダー数が閾値未満であるか否かを判定する。閾値は、例えば、未処理の注文を全て処理するまでに注文の取り消しが生じる可能性が有意に高くなるバックオーダー数を示す値である。処理要求部335は、第1売り子のバックオーダー数が閾値未満である場合に、第1売り子が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信する。図4の例では、処理要求部335は、売り子名「A」の第1売り子に記憶部32において関連付けられた携帯端末400の通信ID「A1111」を送信先として要求情報を送信する。
処理要求部335は、第1売り子のバックオーダー数が閾値以上である場合、第1エリアR1に隣接する第2エリアR2を担当する第2売り子を特定する。処理要求部335は、特定した第2売り子のバックオーダー数が閾値未満であるか否かを判定する。第2売り子のバックオーダー数が閾値未満である場合、第2売り子のバックオーダー数が第1売り子のバックオーダー数に比べて少ないため、注文受付部331が受け付けた注文情報を第2売り子が処理した方が注文者の待ち時間が短くなることが予想される。このため、処理要求部335は、第2売り子のバックオーダー数が閾値未満である場合に、第2売り子が使用する携帯端末に対して要求情報を送信する。
一方、第2売り子のバックオーダー数が閾値以上である場合には、第2売り子に要求情報を送信したとしても注文者の待ち時間を短縮することができない。このため、処理要求部335は、第2売り子のバックオーダー数が閾値以上である場合に、第1売り子が使用する携帯端末400に対して要求情報を送信する。このとき、処理要求部335は、要求情報に加えて、第2売り子のバックオーダー数が閾値以上であることを示す情報を第1売り子が使用する携帯端末400に送信してもよい。このような構成により、処理要求部335は、第2売り子が第1エリアR1内の注文者の注文を処理できない状態であることを第1売り子に把握させることができる。
処理要求部335は、第1エリアR1が複数のエリアと隣接する場合には、例えば、第1エリアR1に隣接するエリアのうち、スタジアムを時計周りに第1エリアR1から移動した位置のエリアを第2エリアとする。また、処理要求部335は、第1エリアR1に隣接する複数のエリアのうち、バックオーダー数が閾値未満の売り子が担当するエリアを第2エリアとしてもよい。また、処理要求部335は、第1エリアR1に隣接する複数のエリアのうち、注文情報に含まれる位置情報により特定される位置と、売り子の位置との間の距離が最も短い売り子が担当するエリアを第2エリアとしてもよい。
また、処理要求部335は、第1売り子及び第2売り子のうち、売り子が注文応対を完了するまでの時間として推定部334が推定した予想時間がより短い売り子の携帯端末400へ要求情報を送信してもよい。このようにすることで、処理要求部335は、この予想時間がより短くなる方の売り子へ要求情報を送信するので、注文の待ち時間をできるだけ短縮することができる。
第2売り子は、第2エリアR2から第1エリアR1の注文者を訪問する必要がある。このため、推定部334が推定した第2売り子が注文応対を完了するまでの予想時間が、第1売り子が注文応対を完了するまでの予想時間より小さい場合であっても、この差が小さければ、第1エリアR1の注文者の待ち時間を短縮する効果は得られない可能性がある。
このため、処理要求部335は、推定部334が推定した第1売り子が注文応対を完了するまでの予想時間と、第2売り子が注文応対を完了するまでの予想時間との差が所定時間未満である場合には、第1売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信する。所定時間は、例えば、第2売り子が第2エリアR2内において待機する待機位置から第1エリアR1内の最も近い座席の位置まで移動するのに要する時間の統計量である。
第1売り子は、使用する携帯端末400が要求情報を受信した場合に、注文を処理する余裕がない場合には、承諾通知を注文管理装置300へ送信しないことがある。処理要求部335は、第1売り子が使用する携帯端末400に要求情報を送信した後、所定時間内に承諾通知を受信制御部332が受信しない場合に、第2売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信する。所定時間は、携帯端末400が要求情報を受信したことに第1売り子が気付いて承諾通知を送信するのに要する時間であり、例えば1分である。
[注文を処理する機会の売り子間での調整]
売り子の給料体系は、例えば基本給に歩合給が加算される体系となっている。このような場合、売り子には、多数の商品を提供するほど高い報酬が得られ、自身の売上高をなるべく多くしたいというモチベーションが生じると考えられる。
したがって、第1エリアR1内の注文者の注文の処理を要求する要求情報を第2売り子が使用する携帯端末400へ送信した場合、第1売り子からみれば、自身の報酬を増やす機会を失ったと不満に感じる可能性もある。そこで、処理要求部335は、第1エリアR1内の注文者の注文を第2売り子が処理した数が所定値に達した場合には、第2エリアR2内の注文者の注文を第1売り子に処理させてもよい。
より詳しくは、処理要求部335は、第1エリアR1内の位置に対応する位置情報を含む注文情報の注文応対を完了したことを示す完了通知を受信制御部332が受信した数のうち、第2売り子が使用する携帯端末400から完了通知を受信した代替処理数を数える。代替処理数は、第1エリアR1内の注文者の注文を第2売り子が処理した数である。処理要求部335は、代替処理数が所定値以上に達したか否かを判定する。所定値は、例えば、その判定時において第1売り子が使用した携帯端末400から受信した完了通知の数から、第2売り子が使用した携帯端末400から受信した完了通知の数を差し引いた数である。
処理要求部335は、代替処理数が所定値以上に達した場合に、第2エリアR2内の注文者の注文の一部を第1売り子に処理させる。具体的には、処理要求部335は、代替処理数が所定値以上に達した場合に、第2エリアR2における第1エリアR1との境界線から所定の距離内の境界領域に対応する位置情報を含む注文情報を注文受付部331が受け付けたことを条件として、第1売り子が使用する携帯端末へ要求情報を送信する。
図2の破線は、各エリアR1、R2、R3、R4及びR5において隣接するエリアから所定の距離内の境界領域E5、E1、E2、E3及びE4をそれぞれ示している。所定の距離は、例えば、その時点での第1売り子のバックオーダー数に基づいて定まる値であり、第1売り子のバックオーダー数が小さいほど大きな値を示す。
処理要求部335は、代替処理数が所定値以上に達し、且つエリアR2においてエリアR1から所定の距離内の境界領域E1に対応する位置情報を含む注文情報を注文受付部331が受け付けたと判定した場合に、第1売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信する。
一方、処理要求部335は、エリアR2内においてエリアR1から所定の距離以上離れた位置に対応する位置情報を含む注文情報を注文受付部331が受け付けたと判定した場合に、第1売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信せず、第2売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信する。このような構成により、処理要求部335は、代替処理数が所定値以上に達した場合に、第1売り子が報酬を増やす機会を与えることができる。
また、エリアR1及びR2は互いに隣接する関係にあるので、エリアR1を担当する売り子がエリアR2内の注文者の注文を代わりに処理することもあれば、エリアR2を担当する売り子がエリアR1内の注文者の注文を代わりに処理することも考えられる。処理要求部335は、エリアR1を担当する売り子とエリアR2を担当する売り子とが互いに担当するエリアの注文を代替している場合、例えば、エリアR2を担当する第2売り子がエリアR1内の注文者の注文を代わりに処理した数から、エリアR1を担当する第1売り子がエリアR2内の注文者の注文を代わりに処理した数を差し引いた数を代替処理数として数えてもよい。
また、処理要求部335は、(1)代替処理数が所定値以上に達し、(2)エリアR2においてエリアR1から所定の距離内の境界領域E1に対応する位置情報を含む注文情報を注文受付部331が受け付け、且つ(3)第1売り子のバックオーダー数が一定値以下になったか否かを判定してもよい。一定値は、第1エリア内の注文の処理を要求する要求情報を第2売り子へ送信するか否かを判定するためのバックオーダー数の閾値と同じ値であってもよく、この閾値より小さい値であってもよい。
処理要求部335は、(1)〜(3)の条件をいずれも満たすと判定した場合に、第1売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信してもよい。一方、処理要求部335は、(1)〜(3)の条件のいずれかを満たさないと判定した場合に、第1売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信せず、第2売り子が使用する携帯端末400へ要求情報を送信する。このような構成により、第1売り子は、バックオーダー数が少なくて比較的余裕があるときに、第2エリア内の注文者の注文を処理することができる。
注文者は、注文送信装置100の注文ボタンを操作した後、この注文を処理することを承諾した売り子が注文者の座席を訪問するまで待ちきれずに注文ボタンを再度押下することがある。このとき、複数の売り子が同じ注文者を訪問するのは効率が悪い。そこで、処理要求部335は、承諾通知を受信制御部332が受信した後であって完了通知を受信する前に、受信した承諾通知に対応する注文情報に含まれる位置情報と同じ位置情報を含む注文情報を注文受付部331が再度受信した場合には、同じ注文者が売り子の訪問を待ちきれずに注文ボタンを再度押下したと判定する。この場合には、処理要求部335は、売り子が使用する携帯端末400に対して要求情報を送信しない。このような構成により、注文者が売り子が訪問する前に注文ボタンを再度押下した場合に、複数の売り子が同じ注文者を訪問することを抑制することができる。
また、処理要求部335は、承諾通知を受信制御部332が受信した後であって完了通知を受信する前に、受信した承諾通知に対応する注文情報に含まれる位置情報と同じ位置情報を含む注文情報を注文受付部331が再度受け付けた場合に、承諾通知を送信した売り子が使用する携帯端末400に対し、注文情報を再度受け付けたことを通知する再受付情報を送信してもよい。売り子が使用する携帯端末400では、再受付情報を受信した場合に、注文情報を再度受け付けたことをディスプレイに表示する。このような構成により、処理要求部335は、売り子に対し、同じ注文者から注文を再度受け付けたことを通知することができる。また、売り子が使用する携帯端末400は、売り子が同じ注文者を二度訪問することを抑制することができる。なお、売り子が使用する携帯端末400は、再受付情報を受信した場合に、注文情報を再度受け付けたことをディスプレイに表示しなくてもよい。
[担当するエリアの変更]
処理要求部335は、売り子が使用する携帯端末400が送信した完了通知に対応する売上高の総和が基準値より高いか否かに基づいて、売り子が担当するエリアを変更してもよい。売り子が提供する商品の売上高が他の売り子に比べて高い場合、売上高が高い売り子の担当するエリアでは、注文の待ち時間が長くなっている可能性がある。そこで、処理要求部335は、売上高の総和が基準値より高い売り子の担当するエリアをより狭くする。基準値は、注文の取り消しが生じる可能性が有意に高くなる程度に待ち時間が生じていることが想定される売上高を示す値である。
同様の理由により、処理要求部335は、売上高の総和が基準値より低い売り子の担当するエリアをより広くする。このような構成により、一部のエリアにおいて注文の待ち時間が長くなっている場合に、このエリアを狭くすることによって待ち時間を短縮化させることができる。
売り子が注文を処理する能力には個人差がある。売り子の能力が高いことに由来してこの売り子の売上が高くなっている場合には、売り子のモチベーションを高めるために、売上の高い売り子の担当するエリアをより広げてもよい。例えば、処理要求部335は、売上高の総和が基準値より高い売り子の担当するエリアをより広くする。一方、処理要求部335は、売上高の総和が基準値より低い売り子の担当するエリアをより狭くする。基準値は、売上高の目標として売り子の管理者が設定する。処理要求部335は、注文を処理する能力が高い売り子により広いエリアを任せることにより、売り子間の個人差によって注文の待ち時間にばらつきが生じることを抑制することができる。
売り子が複数の未処理の注文を処理していく場合、売り子から遠い位置の注文者への訪問が後回しになりやすい。処理要求部335は、未処理の複数の注文に含まれる位置情報により注文者の位置をそれぞれ特定する。処理要求部335は、複数の未処理の注文に含まれる位置情報により特定される位置のうち、売り子の位置から最も遠い位置に最短時間で到達するための情報を当該売り子が使用する携帯端末400へ送信する。例えば、処理要求部335は、売り子の位置から最も遠い注文者の位置に最短時間で到達するための注文の処理の順序を売り子が使用する携帯端末400に表示する。
図5は、携帯端末400に表示される注文の処理の順序の例を示す図である。図5には、注文の処理の順序を示す番号と、座席番号とを示す。例えば、「1:Z13」は、最初に処理する注文の注文者の座席の位置が座席番号「Z13」であることを示す。座席番号「Z13」は、複数の未処理の注文の注文者のうち、売り子の位置から最も遠い注文者の座席の位置である。「2:Z54」は、2番目に処理する注文の注文者の座席の位置が座席番号「Z54」であることを示す。
このような構成により、処理要求部335は、売り子の位置から最も遠い注文者の位置に最初に到達するように注文の処理の順序を携帯端末400に表示するので、この注文者の注文の処理を後回しにすることを抑制することができる。また、処理要求部335は、売り子の位置から最も遠い注文者の位置に最短時間で到達するための経路を地図画像に重畳させて、売り子が使用する携帯端末400に表示させてもよい。
また、処理要求部335は、売り子の移動時間の総和が最も短くなるように、未処理の複数の注文に含まれる位置情報により特定される位置を巡回するための情報を売り子が使用する携帯端末400へ送信してもよい。図6は、売り子が巡回する経路を示す地図画像の例を示す。
図6には、スタジアム内の座席の配置の一部を示し、×は、未処理の注文の注文者A、B、C、D及びEの座席の位置を示す。Pは、売り子の現在位置を示す。処理要求部335は、移動時間の総和が最も短くなるように注文者の位置を巡回する経路を特定する。図6の例では、売り子の移動時間の総和が最も短くなる経路として、注文者A、注文者B、注文者C、注文者D、注文者Eの順に巡回する経路を特定する。処理要求部335は、特定した経路を地図画像に重畳させた画像を生成し、売り子が使用する携帯端末400に生成した画像を表示させる。このような構成により、処理要求部335は、移動時間の総和が最も短くなる経路を売り子が使用する携帯端末400に表示するので、売り子は、表示された移動経路に沿って、効率的に注文を処理することができる。
[待機位置の決定]
商品の注文が一時的に途切れた場合、売り子は担当するエリア内で待機する。処理要求部335は、過去の注文情報に含まれる位置情報により特定される位置の履歴に基づいて、売り子が待機する推奨待機位置を決定する。例えば、処理要求部335は、所定範囲内における注文者の注文による当日のその時点における売上高の総和の履歴が最も高い位置の周辺を推奨待機位置として決定する。所定範囲は、例えば、半径5メートル以内の円である。
処理要求部335は、決定した推奨待機位置を示す情報を売り子が使用する携帯端末400に送信する。例えば、処理要求部335は、売り子が担当するエリアの座席の配置を示す地図画像において推奨待機位置を色分け表示して携帯端末400に表示させる。このような構成により、処理要求部335は、過去に注文者が比較的多かった座席の位置周辺を推奨待機位置として表示するので、売り子が待機中に注文管理装置300から要求情報を受信した場合の移動時間を短くすることができる。
[補充待ち数の表示]
売り子は、ビール等の商品の在庫がなくなった場合に、商品を補充室で補充する。処理要求部335は、補充室からの距離が閾値以内である売り子の数を補充待ち数として特定する。処理要求部335は、特定した補充待ち数を示す情報を売り子が使用する携帯端末400に送信する。閾値は、補充室において商品の補充の順番待ちをしている売り子と、他の作業をしている売り子とを区別するための値であり、例えば、補充室に取り付けられた発信機ビーコン200から送信された位置情報を受信可能な距離である。このような構成により、売り子は、補充待ち数を把握できるので、補充待ち数が少ないタイミングで商品の補充を行うことができる。
[商品の残量の表示]
商品がビール又はソフトドリンク等の飲料である場合には、処理要求部335は、売り子の商品のタンク内の残量を特定する。例えば、処理要求部335は、通信部31を介して、売り子の商品のタンク内に取り付けられた水位センサ(不図示)の検出結果を受信し、受信した検出結果に基づいて、タンク内の商品の残量を特定する。
処理要求部335は、特定した売り子のタンク内の残量に基づいて、売り子のバックオーダー数の上限である最大オーダー数を定めてもよい。例えば、処理要求部335は、特定したタンク内の商品の残量に相当する数を最大オーダー数として定める。商品を500ミリリットルごとに注文者に提供していると仮定する。処理要求部335は、タンク内の商品の残量が3リットルであると特定した場合、最大オーダー数を6回と定める。処理要求部335は、定めた最大オーダー数を超える要求情報を第1売り子が使用する携帯端末400へ送信しない。このとき、処理要求部335は、要求情報を第2売り子が使用する携帯端末400へ送信する。
売り子のバックオーダー数が手持ちの商品の在庫数を超える場合、売り子は、注文を処理する途中で商品を補充する必要があるため、注文の待ち時間が長くなってしまう。処理要求部335は、最大オーダー数を超える要求情報を携帯端末400へ送信しないので、売り子のバックオーダー数が手持ちの商品の在庫数を超えることを抑制することができる。
[注文管理装置300の処理手順]
図7は、注文管理装置300による注文の受付処理を示すフローチャートである。例えば、注文送信装置100が注文管理装置300との無線通信の接続状態を確立したときにこの処理手順は開始する。
注文受付部331は、商品を注文する注文情報を注文送信装置100から受け付ける(S1)。処理要求部335は、注文受付部331が受け付けた注文情報から位置情報を取得し、取得した位置情報により特定される位置を含む第1エリアR1を特定する(S2)。処理要求部335は、特定した第1エリアR1を担当する第1売り子のバックオーダー(BO)数が閾値以上であるか否かを判定する(S3)。
処理要求部335は、第1売り子のバックオーダー数が閾値以上である場合(S3のYES)、第2売り子のバックオーダー数が閾値未満であるか否かを判定する(S4)。処理要求部335は、第2売り子のバックオーダー数が閾値未満である場合(S4のYES)、第2売り子が使用する携帯端末400に対して商品の注文の処理を要求する要求情報を送信し(S5)、処理を終了する。
一方、処理要求部335は、S3の判定において、第1売り子のバックオーダー数が閾値未満である場合(S3のNO)、第1売り子使用する携帯端末400に対して商品の注文の処理を要求する要求情報を送信し(S6)、処理を終了する。処理要求部335は、S4の判定において、第2売り子のバックオーダー数が閾値以上である場合(S4のNO)、第1売り子使用する携帯端末400に対して商品の注文の処理を要求する要求情報を送信し(S6)、処理を終了する。
本実施形態によれば、処理要求部335は、第1売り子のバックオーダー数が閾値以上であり、且つ、第2売り子のバックオーダー数が閾値未満である場合に、バックオーダーのより少ない第2売り子に要求情報を送信する。このため、処理要求部335は、注文者の待ち時間が長くなることを抑制することができる。また、処理要求部335は、注文の待ち時間が長いことに起因して注文者が注文を取り消す等の機会損失が生じることを抑制することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
100 注文送信装置
200 発信機ビーコン
300 注文管理装置
331 注文受付部
332 受信制御部
333 特定部
334 推定部
335 処理要求部
400 携帯端末

Claims (16)

  1. 商品の注文者の位置を特定するための位置情報を含む注文情報を受け付ける注文受付部
    と、
    前記商品を前記注文者に提供する複数の提供者それぞれの処理状況を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した複数の提供者の処理状況と、前記注文受付部が受け付けた注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置と、前記複数の提供者の位置とに基づいて、それぞれの提供者が注文応対を完了するための予想時間を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された予想時間に基づいて、前記複数の提供者の中から注文の処理を要求する提供者を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された提供者が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信する処理要求部と、
    を有する注文管理装置。
  2. 前記処理要求部は、前記注文受付部が受け付けた前記注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置を含む第1エリアを担当する第1提供者の未処理の注文数であるバックオーダー数が閾値以上であり、且つ、前記第1エリアに隣接する第2エリアを担当する第2提供者の前記バックオーダー数が前記閾値未満である場合に、前記第2提供者が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信する、
    請求項1に記載の注文管理装置。
  3. 前記処理要求部は、前記第1提供者及び前記第2提供者のうち、前記算出部が算出した予想時間がより短い提供者の携帯端末へ前記要求情報を送信する、
    請求項に記載の注文管理装置。
  4. 前記処理要求部は、前記算出部算出した前記第1提供者が注文応対を完了するまでの予想時間と、前記第2提供者が注文応対を完了するまでの予想時間との差が所定時間未満である場合に、前記第1提供者が使用する携帯端末へ前記要求情報を要求する、
    請求項2又は3に記載の注文管理装置。
  5. 前記処理要求部は、前記特定部が特定した前記第1提供者の前記バックオーダー数が前記閾値以上であり、且つ、前記第2提供者の前記バックオーダー数が前記閾値以上である場合、前記第1提供者が使用する携帯端末に前記要求情報を送信する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の注文管理装置。
  6. 前記処理要求部は、前記特定部が特定した前記第1提供者の前記バックオーダー数が前記閾値以上であり、且つ、前記第2提供者の前記バックオーダー数が前記閾値以上である場合、前記要求情報と、前記第2提供者の前記バックオーダー数が前記閾値以上であることを示す情報とを前記第1提供者が使用する携帯端末に送信する、
    請求項に記載の注文管理装置。
  7. 注文応対を完了したことを示す完了通知を提供者が使用する携帯端末から受信する受信部をさらに備え、
    前記処理要求部は、前記第1エリアに含まれる位置に対応する位置情報を含む注文情報に対する前記完了通知を前記第2提供者が使用する携帯端末から前記受信部が受信した数が所定値以上であり、かつ前記第2エリアにおける前記第1エリアから所定の距離内の境界領域に対応する位置情報を含む注文情報を前記注文受付部が受け付けた場合、前記第1提供者が使用する携帯端末へ前記要求情報を送信する、
    請求項2から6のいずれか一項に記載の注文管理装置。
  8. 前記受信部は、注文の前記要求情報を承諾することを示す承諾通知を受信し、
    前記処理要求部は、前記承諾通知を前記受信部が受信した後であって前記完了通知を受信する前に、受信した前記承諾通知に対応する注文情報に含まれる前記位置情報と同じ位置情報を含む注文情報を前記注文受付部が再度受信した場合に、提供者が使用する携帯端末に対して前記要求情報を送信しない、
    請求項に記載の注文管理装置。
  9. 前記受信部は、注文の前記要求情報を承諾することを示す承諾通知を受信し、
    前記処理要求部は、前記承諾通知を前記受信部が受信した後であって前記完了通知を受信する前に、受信した前記承諾通知に対応する注文情報に含まれる前記位置情報と同じ位置情報を含む注文情報を前記注文受付部が再度受け付けた場合に、前記承諾通知を送信した提供者が使用する携帯端末に対し、注文情報を再度受け付けたことを通知する再受付情報を送信する、
    請求項に記載の注文管理装置。
  10. 前記処理要求部は、提供者が使用する携帯端末が送信した前記完了通知に対応する売上高の総和が基準値より高いか否かに基づいて、提供者が担当するエリアを変更する、
    請求項7から9のいずれか一項に記載の注文管理装置。
  11. 前記処理要求部は、複数の未処理の注文情報に含まれる位置情報により特定される位置のうち、提供者の位置から最も遠い位置に最短時間で到達するための情報を当該提供者が使用する携帯端末へ送信する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の注文管理装置。
  12. 前記処理要求部は、移動時間の総和が最も短くなるように、未処理の複数の注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置を巡回するための情報を提供者が使用する携帯端末へ送信する、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の注文管理装置。
  13. 前記要求情報を承諾することを示す承諾通知を受信する受信部をさらに備え、
    前記処理要求部は、前記第1提供者が使用する携帯端末に前記要求情報を送信した後、所定時間内に前記承諾通知を前記受信部が受信しない場合に、前記第2提供者が使用する携帯端末へ前記要求情報を送信する、
    請求項2から6のいずれか一項に記載の注文管理装置。
  14. 前記処理要求部は、過去の注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置の履歴に基づいて、提供者が待機する推奨待機位置を決定し、当該推奨待機位置を示す情報を提供者が使用する携帯端末に送信する、
    請求項1から13のいずれか一項に記載の注文管理装置。
  15. 商品の注文者の位置を特定するための位置情報を含む注文情報を受け付けるステップと、
    前記商品を前記注文者に提供する複数の提供者それぞれの処理状況を特定するステップと、
    特定した複数の提供者の処理状況と、受け付けた注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置と、前記複数の提供者の位置とに基づいて、それぞれの提供者が注文応対を完了するための予想時間を算出するステップと、
    算出された予想時間に基づいて、前記複数の提供者の中から注文の処理を要求する提供者を選択するステップと、
    選択された提供者が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信するステップと、
    を有する注文管理方法。
  16. コンピュータを、
    商品の注文者の位置を特定するための位置情報を含む注文情報を受け付ける注文受付部
    と、
    前記商品を前記注文者に提供する複数の提供者それぞれの処理状況を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した複数の提供者の処理状況と、前記注文受付部が受け付けた注文情報に含まれる前記位置情報により特定される位置と、前記複数の提供者の位置とに基づいて、それぞれの提供者が注文応対を完了するための予想時間を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された予想時間に基づいて、前記複数の提供者の中から注文の処理を要求する提供者を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された提供者が使用する携帯端末に対して注文の処理を要求する要求情報を送信する処理要求部と、
    として機能させるプログラム。
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