JP6894803B2 - 冊子仕上げ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冊子仕上げ装置に関する。
特許文献1などにより冊子仕上げ装置が知られている。この冊子仕上げ装置は、冊子の厚さ方向に移動可能な一対のクランピングジョーで冊子の背部となる部位の近傍を挟み込み、成形ローラで該背部となる部位を冊子の小口部側に向かって冊子の厚さ方向に垂直に押し込むことで冊子の背部を平坦に成形している。
特開2007−118518号公報
特許文献1に記載の冊子仕上げ装置において、冊子を一対のクランピングジョーの間へうまく搬送することができず、動作不良を起こすことがあった。また、冊子の背部の角部はきちんと角張った形状に仕上げることが求められているが、特許文献1の冊子仕上げ装置では満足いく品質に仕上げることが難しかった。
そこで本発明は、冊子の搬送が良好に行いやすく、かつ、冊子の背部に良好に角部を形成することができる冊子仕上げ装置を提供する。
本発明の一側面に係る冊子仕上げ装置は、
複数のシート材が折り畳まれて形成された冊子の背部を平坦化する冊子仕上げ装置であって、
フレームと、
互いに前記冊子の厚さ方向に相対変位可能で、それぞれ前記冊子の表面および裏面を押圧可能な第一押圧ユニットおよび第二押圧ユニットと、
前記冊子の背部を前記厚さ方向に垂直に押圧可能な成形ローラと、
前記成形ローラを前記冊子の背部に沿って移動させる成形ローラ移動手段を有し、
前記第一押圧ユニットは、
前記冊子の厚さ方向に前記第二押圧ユニットに対して相対移動可能に前記フレームに支持された第一可動部品と、
前記第一可動部品の前記第二押圧ユニットに向かい合う面に取り付けられた板形状の第一ガイド部品を有し、
前記第一ガイド部品は前記第二押圧ユニットに向かい合う面に、
前記冊子の挿入側に向かって前記第二押圧ユニットとの間隔が広がるように傾斜した第一案内面と、
前記成形ローラの移動方向に沿って延び、前記冊子の表面に面接触する第一接触面と、
前記冊子の挿入側と反対側の端部である、前記成形ローラとともに前記冊子の背部の角部を形成する第一角形成端部を有する。
上述した冊子仕上げ装置において、
前記第二押圧ユニットは、
前記冊子の厚さ方向に前記第一押圧ユニットに対して相対移動可能に前記フレームに支持された第二可動部品と、
前記第二可動部品の前記第一押圧ユニットに向かい合う面に取り付けられた板形状の第二ガイド部品を有し、
前記第二ガイド部品は前記第一押圧ユニットに向かい合う面に、
前記冊子の挿入側に向かって前記第一押圧ユニットとの間隔が広がるように傾斜した第二案内面と、
前記成形ローラの移動方向に沿って延び、前記冊子の表面に面接触する第二接触面と、
前記冊子の挿入側と反対側の端部である、前記成形ローラとともに前記冊子の背部の角部を形成する第二角形成端部を有してもよい。
上述した冊子仕上げ装置において、
前記第一押圧ユニットと前記第二押圧ユニットが冊子を押圧しているときの前記第一接触面と前記第二接触面との離間距離に応じて、前記成形ローラのローラ面の幅方向の中心を前記冊子の厚さの中心に移動させる調心機構を有してもよい。
上述した冊子仕上げ装置において、
前記第二押圧ユニットは前記フレームに固定されており、
前記調心機構は、前記第一押圧ユニットに設けられた第一軸と、前記成形ローラに設けられた第二軸と、前記第二押圧ユニットまたは前記フレームに設けられた第三軸と、梃子部品と、を有し、
前記梃子部品が、前記第一軸が連通する第一孔部と、前記第二軸が連通する第二孔部と、前記第三軸が連通する第三孔部を有し、
前記第一軸が力点となり、前記第二軸が作用点となり、前記第三軸が支点となる、梃子機構が構成されていてもよい。
上述した冊子仕上げ装置において、
前記成形ローラのローラ面は、幅方向の中央部が突出した太鼓形状であってもよい。
本発明によれば、冊子を搬送して第一押圧ユニットと第二押圧ユニットの間に位置させやすく、かつ、冊子の背部に良好に角部を形成することができる冊子仕上げ装置が提供される。
冊子仕上げ装置で仕上げる前の冊子を示す。 冊子仕上げ装置で仕上げた後の冊子を示す。 本実施形態に係る冊子仕上げ装置を示す側断面図である。 第一押圧ユニットおよび第二押圧ユニットの拡大図である。 冊子仕上げ装置の調心機構を模式的に示した図である。
以下、本発明に係る冊子仕上げ装置の実施形態の例を、図面を参照して説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
まず、本実施形態に係る冊子仕上げ装置で仕上げる冊子について説明する。図1は仕上げる前の冊子Sを示し、図2は仕上げた後の冊子Sを示す。図1および図2に示す冊子Sは、複数のシート材が2つに折り畳まれて形成されている。
以降の説明において、符号4は背部を、符号2は背部4の反対側の小口部を、符号3aは冊子Sの表面を、符号3bは冊子Sの裏面を、それぞれ示す。図1および図2において、符号Aは小口部2から背部4へ向かう冊子Sの奥行き方向を示し、符号Bは背部4が延びる冊子Sの高さ方向を示し、符号Cは表面3aから裏面3bへ向かう冊子Sの厚さ方向を示す。
図3は、本実施形態に係る冊子仕上げ装置1を示す側断面図である。冊子仕上げ装置1は、冊子Sの厚さ方向Cに直交する奥行き方向Aにおいて、冊子Sの背部4を小口部2に向かって押し込む。これにより、背部4が平坦化され、背部4と表面3aとの境界に角部が形成され、背部4と裏面3bの境界に角部が形成される。背部4が平坦化され、背部4、表面3a、裏面3bとの境界に角部が形成された状態を、冊子Sが仕上がった状態と呼ぶ。
図3に示すように、冊子仕上げ装置1は、フレーム9と、第一押圧ユニット10と、第二押圧ユニット20と、成形ローラ30と、成形ローラ移動手段40とを有している。
以降の説明において、図3における、左方から右方へ向かう方向を挿入方向X1、右方から左方へ向かう方向を成形ローラ押付方向X2、紙面に垂直な方向を成形ローラ移動方向Y、上下方向を押圧方向Zと呼ぶ。また、冊子仕上げ装置1に搬送される冊子Sは、奥行き方向Aが挿入方向X1および成形ローラ押付方向X2と平行になり、高さ方向Bが成形ローラ移動方向Yと平行になり、厚さ方向Cが押圧方向Zと平行になる姿勢でセットされる。
第一押圧ユニット10は、押圧方向Zに変位可能に、冊子Sの高さ方向Bの両外側で、フレーム9により支持されている。第二押圧ユニット20はフレーム9に固定されている。第一押圧ユニット10と第二押圧ユニット20は互いに冊子Sの厚さ方向Cに相対変位する。なお、本実施形態において、第一押圧ユニット10は冊子Sの表面3aを押圧し、第二押圧ユニット20は冊子Sの裏面3bを押圧するように構成されているが、第一押圧ユニット10が冊子Sの裏面3bを押圧し、第二押圧ユニット20が冊子Sの表面3aを押圧するように構成してもよい。
成形ローラ移動手段40は、回転軸部41を介して成形ローラ30を押圧方向Zに延びる回転軸線回りに支持している。成形ローラ移動手段40は、バネなどの付勢手段42により成形ローラ30を冊子Sの厚さ方向(押圧方向Z)に垂直にローラ押付方向X2に押圧可能にしている。付勢手段42は、回転軸部41の両端にそれぞれ設けることが好ましい。成形ローラ移動手段40は、成形ローラ30を冊子Sの背部4に垂直に押し付けながら背部4に沿って移動させる。成形ローラ移動手段40は、成形ローラ30を成形ローラ移動方向Yに直線的に移動させる。
成形ローラ30は、その幅方向(押圧方向Z)の中央部が突出した太鼓状のローラ面31を有している。ローラ面31は、成形ローラ30が成形ローラ押付方向X2(厚さ方向)に垂直に押し付けられると、冊子Sの背部4と面接触する。成形ローラ移動手段40は、成形ローラ30の幅方向の中心が冊子Sの厚さ方向Cの中心と一致するように成形ローラ30を支持している。
図4は、第一押圧ユニット10および第二押圧ユニット20の拡大図である。図4に示すように、第一押圧ユニット10は第一可動部品11および第一ガイド部品50を有している。第一可動部品11は角筒状の部材である。第一可動部品11は成形ローラ移動方向Yに延びる長尺部材である。第一可動部品11は、冊子Sの高さ方向Bの両外側でフレーム9により支持され、図示しない駆動機構により押圧方向Z(冊子Sの厚さ方向C)に移動可能になっている。
第一ガイド部品50は第一可動部品11とは別部材により構成された板形状の部品である。ここでいう板形状とは、平板形状、屈曲板形状、湾曲板形状を含む形状をいう。
第一ガイド部品50は、第一可動部品11の下面11a(第二押圧ユニット20に向かい合う面)に取り付けられている。第一ガイド部品50の下面(第二押圧ユニット20に向かい合う面)に、第一案内面51と第一接触面52と第一角形成端部53を有している。第一ガイド部品50の成形ローラ移動方向Yの寸法は、仕上げる冊子Sの高さ方向Bの寸法(図1参照)より長くなっている。
第一接触面52は、成形ローラ移動方向Yに沿って延びている。第一接触面52は冊子Sの表面3aに面接触することができる平坦な面である。第一接触面52は、少なくとも冊子Sの表面3aのうち背部4に近い領域に面接触することができる。
第一案内面51は第一接触面52の左方に設けられている。第一案内面51は第一接触面52よりも冊子Sの挿入側(成形ローラ押付方向X2側)に設けられている。第一案内面51は冊子Sの挿入側(ローラ押付方向X2側)に向かって第二押圧ユニット20との間隔が広がるように傾斜している。第一案内面51は第一接触面52に向かって滑らかに連続する面である。
第一角形成端部53は、冊子Sの挿入側(成形ローラ押付方向X2側)と反対側(挿入方向X1側)の端部である。第一角形成端部53は、成形ローラ30とともに冊子Sの背部4と表面3aとがなす角部を形成する。第一角形成端部53は、冊子Sの表面3aないし背部4に当接する可能性がある角部の丸めや面取り(バリ取り)を最小限度とし、第一ガイド部品50の下面(第一接触面52から第一角形成端部53へ至る面)と右面(第一角形成端部53の挿入方向X1側の面)とのなす角度を実質的に直角(約90°)にすることが好ましい。
第二押圧ユニット20は、第一押圧ユニット10と同様に、第二可動部品21および第二ガイド部品60を有している。第二可動部品21は角筒状の部材である。第二可動部品21は成形ローラ移動方向Yに延びる長尺部材である。第二可動部品21はフレーム9に固定されている(図3参照)。第一可動部品11および第二可動部品21は互いに押圧方向Zに相対変位可能である。図3および図4において示す例では、フレーム9に固定されている第二可動部品21に対して、第一可動部品11が図示しない駆動機構により押圧方向Zに移動可能になっている。
第二ガイド部品60は、第一ガイド部品50と同様に、第二可動部品21とは別部材により構成された板形状の部品である。ここでいう板形状も、平板形状、屈曲板形状、湾曲板形状を含む形状をいう。
第二ガイド部品60は、第二可動部品21の上面21a(第一押圧ユニット10に向かい合う面)に取り付けられている。第二ガイド部品60の上面(第一押圧ユニット10に向かい合う面)に、第二案内面61と第二接触面62と第二角形成端部63を有している。第二ガイド部品60の成形ローラ移動方向Yの寸法は、第一ガイド部品50と同様に、仕上げる冊子Sの高さ方向Bの寸法(図1参照)より長くなっている。
第二接触面62は、成形ローラ移動方向Yに沿って延びている。第二接触面62は冊子Sの裏面3bに面接触することができる平坦な面である。第二接触面62は、少なくとも冊子Sの裏面3bのうち背部4に近い領域に面接触することができる。第二接触面62は第一接触面52と向かい合うように設けられている。第二接触面62は、第一接触面52と平行に設けられている。
第二案内面61は第二接触面62の左方に設けられている。第二案内面61は第二接触面62よりも冊子Sの挿入側(成形ローラ押付方向X2側)に設けられている。第二案内面61は冊子Sの挿入側(ローラ押付方向X2側)に向かって第一押圧ユニット10との間隔が広がるように傾斜している。第二案内面61は第二接触面62に向かって滑らかに連続する面である。
第二角形成端部63は、冊子Sの挿入側(成形ローラ押付方向X2側)と反対側(挿入方向X1側)の端部である。第二角形成端部63は、成形ローラ30とともに冊子Sの背部4と裏面3bとがなす角部を形成する。第二角形成端部63は第一角形成端部53と向かい合う位置に設けられている。第二角形成端部63は、冊子Sの裏面3bないし背部4に当接する可能性がある角部の丸めや面取り(バリ取り)を最小限度とし、第二ガイド部品60の下面(第二接触面62から第二角形成端部63へ至る面)と右面(第二角形成端部63の挿入方向X1側の面)とのなす角度を直角に近い角度とすることが好ましい。
上述したように構成される冊子仕上げ装置1において、冊子Sは、冊子Sの高さ方向Bが冊子仕上げ装置1の成形ローラ移動方向Yと平行に、冊子Sの厚さ方向Cが冊子仕上げ装置1の押圧方向Zと平行になる姿勢で冊子仕上げ装置1に供給される。冊子Sは、図3に示すように、その背部4が第一角形成端部53および第二角形成端部63よりも挿入方向X1側へ突出する位置まで挿入される。第一案内面51と第二案内面61が成形ローラ押付方向X2側に向かってその間の距離が広がるように設けられているので、冊子Sは第一押圧ユニット10と第二押圧ユニット20の間に容易に挿入される。
図3に示す位置まで冊子Sを挿入した状態で、第一押圧ユニット10を第二押圧ユニット20側に向かって押圧方向Zに移動させることにより、第一接触面52と第二接触面62とで冊子Sを強く挟み込む。この状態で、成形ローラ移動手段40により成形ローラ30を成形ローラ移動方向Yに移動させる。この際に、付勢手段42により成形ローラ押付方向X2に成形ローラ30を付勢し、成形ローラ30を冊子Sの背部4に押し付けながら背部4の一端から他端まで移動させる。
すると、成形ローラ30が冊子Sの背部4を小口部2側に押し込むので、冊子Sの背部4が平坦化される。こうして成形ローラ30が冊子Sの背部4を平坦化するので、図2において示す冊子Sのように、表面3aと背部4とがなす角部5aおよび裏面3bと背部4とがなす角部5bがきれいに仕上がった冊子Sを得ることができる。さらに、成形ローラ30と第一角形成端部53とにより冊子Sの表面3aと背部4とがなす角部5aが直角に近い角度に形成され、成形ローラ30と第二角形成端部63とにより冊子Sの裏面3bと背部4とがなす角部5bが直角に近い角度に形成されるので、よりきれいに仕上がった冊子Sを得ることができる。
本実施形態に係る冊子仕上げ装置1によれば、第一案内面51によって冊子Sを第一押圧ユニット10と第二押圧ユニット20の間へ案内しやすい。また、成形ローラ30によって冊子Sの背部4を平坦に形成することができるだけでなく、成形ローラ30と第一角形成端部53によって背部4と表面3aとがなす冊子Sの角部5aをよりきれいに仕上げることができる。
さらに、第一ガイド部品50は第一可動部品11とは別体の部品である。このため、第一ガイド部品50をたとえば金属板を用いて形成することができる。この場合、第一接触面52から続く第一案内面51を金属板の簡易な折り曲げ加工により形成できる。また、第一接触面52から続く第一角形成端部53を金属板の簡易な切断加工と必要に応じて行われる簡易なバリ取り加工(研削や研磨)により形成することができる。したがって、金属板の簡易な折り曲げ加工と切断加工と必要に応じて行われるバリ取り加工(研削や研磨)を使って簡単に精度よく第一ガイド部品50を形成することができる。
あるいは、第一ガイド部品50は第一可動部品11とは別体の部品であるため、第一ガイド部品50をたとえば樹脂板を用いて形成することができる。この場合、第一接触面52から続く第一案内面51および第一角形成端部53は一般的な金型を用いる樹脂成形法を使って簡単に精度よく第一ガイド部品50を形成することができる。
第一ガイド部品50は、単一の部品により構成してもよいし、複数の部品を組み合わせて構成してよい。もっとも、上述したように単一の金属板を加工して第一ガイド部品50を構成する、あるいは樹脂成形法により第一ガイド部品50を構成すると簡単に精度よく形成することができる。
また、本実施形態に係る冊子仕上げ装置1は、第二押圧ユニット20も第二ガイド部品60を有している。このため、第一案内面51と第二案内面61により確実に冊子Sを第一押圧ユニット10と第二押圧ユニット20の間に案内して位置させることができる。さらに、第一角形成端部53および第二角形成端部63により、冊子Sの背部4と表面3aとがなす角部5aおよび背部4と裏面3bとがなす角部5bの両方の角部をきっちりとした形状に形成することができるので、冊子Sをよりきれいに仕上げることができる。
また、図3に示すように、本実施形態に係る冊子仕上げ装置1は調心機構70を有している。調心機構70は、成形ローラ30を押圧方向Zに沿って移動させる機構である。調心機構70は、第一押圧ユニット10が冊子Sの表面3aに当接し、第二押圧ユニット20が冊子Sの裏面3bに当接し、押圧方向Zにおいて冊子Sを押圧しているとき、第一接触面52と第二接触面62との押圧方向Zにおける離間距離(間隔)に応じて、成形ローラ30を移動させる。調心機構70により成形ローラ30は、ローラ面31の幅方向の中心が冊子Sの厚さの中心に位置するように冊子Sの厚さ方向Cに移動される。
図3に示す調心機構70は、第一押圧ユニット10に設けられた第一軸74と、成形ローラ30に設けられた第二軸73と、第二押圧ユニット20またはフレーム9に設けられた第三軸72と、梃子部品71と、を有している。梃子部品71は、第一軸74が連通する第一孔部と、第二軸73が連通する第二孔部と、第三軸72が連通する第三孔部を有する。第一孔部、第二孔部、および第三孔部の中心は、同一直線上に位置していることが好ましい。
図5は、図3に示す調心機構70をモデル化して模式的に示した図である。図5に示すように、調心機構70では、第一軸74が力点となり、第二軸73が作用点となり、第三軸72が支点となる、梃子機構が構成されている。図5に示す梃子機構において、力点(第一軸74)から支点(第三軸72)までの長さLcと、作用点(第二軸73)から支点(第三軸72)までの長さLbとが、Lc=2×Lbの関係を満たす構成であることが好ましい。なお、図3に示す調心機構70では支点となる第三軸72が梃子部品71に設けられた第三孔部(長孔)の中を移動することができるが、図5に示す調心機構70では支点となる第三軸72が移動しないものとして、視点を替えてモデル化している。
かかる構成によれば、第一押圧ユニット10が冊子Sの厚さに応じて押圧方向Zに移動量TAだけ移動したとき、力点となる第一軸74は押圧方向Zの上方(図5において上方)に移動量Tcだけ移動し、作用点となる第二軸73は長孔である第二孔部の中で僅かに押込方向X1側に傾くように移動することによって押圧方向Zの上方(図5において上方)に移動量Tbだけ移動し、支点となる第三軸72は静止している。
このとき、上記のLc=2×Lbの関係に基づいて、第一軸74の移動量Tcと、第二軸73の移動量Tbとが、実質的にTc=2×Tbの関係を満たす。これにより、成形ローラ30が冊子Sの厚さTSの半分の移動量TBだけ押圧方向Zに移動し、成形ローラ30のローラ面31の中心が実質的に冊子Sの背部4の厚さの中心に位置決めされる。したがって、冊子Sの背部4の平坦化に際して、第一押圧ユニット10および第二押圧ユニット20が冊子Sを適切に押圧すると同時に、成形ローラ30が背部4の厚さTSの中心位置(TS/2)に移動される。このため、成形ローラ30が冊子Sの背部4の厚さ方向(押圧方向Z)の中心部分を垂直に押圧することができるようになり、より一層きれいに平坦化することができる。
なお、上述したLc=2×Lbの関係を満たす構成によれば、冊子Sの背部4をよりきれいに平坦化することができる。このような作用効果を奏するという観点からすれば、成形ローラ30は30%程度の位置決め誤差が許容される。冊子Sの厚さがたとえば10mmである場合には、上述したてこ機構により、成形ローラ30の中心を冊子Sの表面3aから5mm(=10mm/2)の位置に移動することができる。この関係において、成形ローラ30が位置決めされる冊子Sの厚さの中心(前記5mmの位置)に対する成形ローラ30の位置決めは、前記30%程度の誤差すなわち前記5mm±1.5mm(=5mm×30%)程度の誤差を許容することができる。こうした観点から、長さLcおよび長さLbは、Lc=1.4×Lb〜2.6×Lbの関係を満たす構成であってよい。
なお、上述した実施形態においては、第一押圧ユニット10がフレーム9に対して押圧方向Zに変位可能とされ、第二押圧ユニット20がフレーム9に固定された構成例について説明したが、本発明はこれに限られない。第一押圧ユニット10と第二押圧ユニット20がともに変位可能にフレーム9に支持されていてもよい。
また、上述した実施形態では第二押圧ユニット20が第二可動部品21や第二ガイド部品60を有する構成例を説明したが、本発明はこれに限られない。第二押圧ユニット20が第二ガイド部品60を有さない構成としてもよい。冊子Sを冊子仕上げ装置1に供給する装置に、たとえば冊子Sの下面を第二押圧ユニット20の冊子Sの裏面3bに接触する面に案内するガイド部品が設けられている場合には、第一押圧ユニット10にのみ第一ガイド部品50を設ける構成としてもよい。
なお、冊子Sの表面3aとは必ずしも冊子の表紙を指すとは限らない。冊子Sの表面3aおよび裏面3bは、冊子Sを構成するシート材のシート面からなり、冊子Sの押圧時に第一押圧ユニット10および第二押圧ユニット20が互いに平行になる二つの面を押圧可能であることを表現するために便宜的に用いた表現に過ぎない。したがって、第一押圧ユニット10が押圧するのは、冊子Sの表紙でも裏表紙でもよい。
1 冊子仕上げ装置
2 小口部
3a 表面
3b 裏面
4 背部
5a 角部
5b 角部
9 フレーム
10 第一押圧ユニット
11 第一可動部品
11a (第一押圧ユニットの)下面
20 第二押圧ユニット
21 第二可動部品
21a (第二押圧ユニットの)上面
30 成形ローラ
31 ローラ面
40 成形ローラ移動手段
41 回転軸部
42 付勢手段
50 第一ガイド部品
51 第一案内面
52 第一接触面
53 第一角形成端部
60 第二ガイド部品
61 第二案内面
62 第二接触面
63 第二角形成端部
70 調心機構
71 梃子部品
72 第三軸
73 第二軸
74 第一軸
A (冊子の)奥行き方向
B (冊子の)高さ方向
C (冊子の)厚さ方向
X1 挿入方向
X2 成形ローラ押付方向
Y 成形ローラ移動方向
Z 押圧方向

Claims (4)

  1. 複数のシート材が折り畳まれて形成された冊子の背部を平坦化する冊子仕上げ装置であって、
    フレームと、
    互いに前記冊子の厚さ方向に相対変位可能で、それぞれ前記冊子の表面および裏面を押圧可能な第一押圧ユニットおよび第二押圧ユニットと、
    前記冊子の背部を前記厚さ方向に垂直に押圧可能な成形ローラと、
    前記成形ローラを前記冊子の背部に沿って移動させる成形ローラ移動手段を有し、
    前記第一押圧ユニットは、
    前記冊子の厚さ方向に前記第二押圧ユニットに対して相対移動可能に前記フレームに支持された第一可動部品と、
    前記第一可動部品の前記第二押圧ユニットに向かい合う面に取り付けられた板形状の第一ガイド部品を有し、
    前記第一ガイド部品は前記第二押圧ユニットに向かい合う面に、
    前記冊子の挿入側に向かって前記第二押圧ユニットとの間隔が広がるように傾斜した第一案内面と、
    前記成形ローラの移動方向に沿って延び、前記冊子の表面に面接触する第一接触面と、
    前記冊子の挿入側と反対側の端部である、前記成形ローラとともに前記冊子の背部の角部を形成する第一角形成端部を有し、
    前記第二押圧ユニットは、
    前記冊子の厚さ方向に前記第一押圧ユニットに対して相対移動可能に前記フレームに支持された第二可動部品と、
    前記第二可動部品の前記第一押圧ユニットに向かい合う面に取り付けられた板形状の第二ガイド部品を有し、
    前記第二ガイド部品は前記第一押圧ユニットに向かい合う面に、
    前記冊子の挿入側に向かって前記第一押圧ユニットとの間隔が広がるように傾斜した第二案内面と、
    前記成形ローラの移動方向に沿って延び、前記冊子の表面に面接触する第二接触面と、
    前記冊子の挿入側と反対側の端部である、前記成形ローラとともに前記冊子の背部の角部を形成する第二角形成端部を有し、
    前記第一角形成端部は、前記第一可動部品よりも前記成形ローラに向かって突出しており、
    前記第二角形成端部は、前記第二可動部品よりも前記成形ローラに向かって突出している、冊子仕上げ装置。
  2. 前記第一押圧ユニットと前記第二押圧ユニットが冊子を押圧しているときの前記第一接触面と前記第二接触面との離間距離に応じて、前記成形ローラのローラ面の幅方向の中心を前記冊子の厚さの中心に移動させる調心機構を有する、請求項に記載の冊子仕上げ装置。
  3. 前記第二押圧ユニットは前記フレームに固定されており、
    前記調心機構は、前記第一押圧ユニットに設けられた第一軸と、前記成形ローラに設けられた第二軸と、前記第二押圧ユニットまたは前記フレームに設けられた第三軸と、梃子部品と、を有し、
    前記梃子部品が、前記第一軸が連通する第一孔部と、前記第二軸が連通する第二孔部と、前記第三軸が連通する第三孔部を有し、
    前記第一軸が力点となり、前記第二軸が作用点となり、前記第三軸が支点となる、梃子機構が構成されている、請求項に記載の冊子仕上げ装置。
  4. 前記成形ローラのローラ面は、幅方向の中央部が突出した太鼓形状である、請求項1からのいずれか一項に記載の冊子仕上げ装置。
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