JP6894748B2 - 車両用灯具およびヒータ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具に関する。
車両用灯具のアウターカバーに付着した雪は、適切な光の照射の妨げとなる。このため、アウターカバーに発熱部材を取り付け、その発熱部材が発する熱により、融雪する車両用灯具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−188687公報
近年の車両用灯具のアウターカバーは、一般的に3次元曲面を有する。従来の技術では、この3次元曲面形状を有するアウターカバーに発熱部材を適切に張り付けられず、アウターカバーと発熱部材との間に隙間が生じうる。隙間が存在すると、アウターカバーに効率良く熱が伝わらず、適切に融雪することができない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、アウターカバーに付着した雪を適切に融雪できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、ランプボディと、ランプボディの灯具前方側に配置されるアウターカバーと、アウターカバーの灯具前方側の面に接触するように設けられ、給電によって発熱する発熱部材と、を備える。発熱部材は伸長性を有する。
本発明の別の態様は、ヒータである。このヒータは、給電によって発熱する、車両用灯具のアウターカバーの灯具前方側の面に接触するように設けられるべき発熱部材を備える。発熱部材は伸長性を有する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、アウターカバーに付着した雪を適切に融雪できる技術を提供することができる。
実施の形態に係る車両用灯具を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図3(a)、(b)は、融雪ヒータを示す斜視図である。 融雪ヒータに関する制御系を示すブロック図である。 図5(a)、(b)はそれぞれ、変形例に係る発熱部材を示す図である。 図6(a)、(b)は、別の変形例に係る発熱部材を示す図である。 さらに別の変形例に係る発熱部材を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
また、実施の形態に係る車両用灯具の概要を説明する。実施の形態に係る車両用灯具は、給電によって発熱する発熱部材を含む融雪ヒータを備える。融雪ヒータは、発熱部材がアウターカバーの灯具前方側の面(以下、「外表面」と呼ぶ)に接触するように設けられる。発熱部材は伸長性を有するため、三次元曲面形状を有するアウターカバー12の外表面に沿うように、すなわち発熱部材とアウターカバー12の外表面との間の隙間がより少なくなるように、発熱部材とアウターカバーとを接触させることができる。
発熱部材とアウターカバーとの「接触」は、それらが直接接触する場合に加えて、発熱部材とアウターカバーとを接着するための部材(例えば接着剤)を間に挟む場合も含まれる。
図1は、実施の形態に係る車両用灯具100の概略構造を示す斜視図である。車両用灯具100は、前照灯であり、車両前部の左右両側にそれぞれ配置される。図1ではその一方を示している。図2は、図1のA−A線断面図である。
車両用灯具100は、ランプボディ10と、アウターカバー12と、灯具ユニット14と、融雪ヒータ16と、を備える。ランプボディ10は、開口を有する箱状に形成される。アウターカバー12は、透光性を有するカバーであり、ランプボディ10の灯具前方側に配置され、ランプボディ10の開口を覆うようにランプボディ10に取り付けられる。アウターカバー12の灯具前方側の外表面12aは、三次元曲面形状を有する。ランプボディ10とアウターカバー12とによって形成される灯室18内には、灯具ユニット14が収容されている。灯具ユニット14は車両用灯具100の前方に向けて光を照射する。灯具ユニット14は、例えばプロジェクタ型の光学ユニットである。
図3(a)、(b)は、融雪ヒータ16を示す斜視図である。図3(b)では、第1保持部材22の第1層22aと、第2保持部材24の第1層24aの表示を省略している。図1、2に加えて、図3(a)、(b)を参照する。
融雪ヒータ16は、アウターカバー12を暖めるためのヒータであり、発熱部材20と、第1保持部材22と、第2保持部材24と、第1端子26と、第2端子28と、ブッシング30と、を有する。
発熱部材20は、導電性部材32と、2枚のフィルム34と、を有する。導電性部材32は、2枚のフィルム34に挟み込まれている。導電性部材32は特に、2枚のフィルム34の間に比較的まばらに延在している。導電性部材32は、本実施の形態では導電性インクであり、柔軟性に加えて伸長性を有する。導電性部材32は特に、フィルム34の面方向における任意の方向に伸長性を有する。柔軟性とは、アウターカバー12の外表面に沿うように弾性変形できる性質をいう。また、「伸長性」とは、引張力を与えると破断や断線することなく伸びる性質をいい、特に元の長さの1.1倍以上伸長することをいう。なお、引張力を除いたときに元の状態に戻るか否かは問わない。導電性部材32は、フィルム34に挟まれているため、フィルム34が伸ばされるとそれに伴って伸びる。
フィルム34は、シート状の部材であり、例えばポリウレタン系、ポリエチレン系またはシリコーン系等の樹脂材料により形成される。フィルム34は、本実施の形態では、略矩形状に形成されている。
フィルム34は、光透過性を有する。フィルム34は、好ましくは、380〜780nmの波長の光に対し、50%以上の透過率を有する。これにより、アウターカバー12を透過して発熱部材20に入射した光は、導電性部材32が存在しないフィルム34の部分を透過して灯具前方に照射される。
またフィルム34は、柔軟性に加えて伸長性を有する。フィルム34は特に、その面方向における任意の方向に伸長性を有する。またフィルム34は特に、導電性部材32よりも低い伸長性を有する。これにより、発熱部材20の伸ばしすぎにより導電性部材32が断線するのを抑止できる。なお、伸長性が低いとは、同じ引張応力を加えたときの伸長の程度が低いことをいう。
またフィルム34は、熱収縮性を有する。フィルム34は、所定の温度以上の熱を加えると収縮する。
フィルム34は、所望の強度、所望の柔軟性および伸長性を実現しうる厚みに形成される。例えばフィルム34は、50μm〜2mmの厚みに形成される。なお、フィルム34の厚みは実験等により定めればよい。
2枚のフィルム34は、間に導電性部材32を挟んだ状態で、熱圧着、接着剤による接着等により張り合わされる。
第1保持部材22および第2保持部材24は、発熱部材20を保持する板状の部材である。第1保持部材22および第2保持部材24は、例えば樹脂材料により形成され、柔軟性を有する。
第1保持部材22は、第1層22aと、第2層22bとを有する。第1保持部材22は、第1層22aと、第2層22bとで挟み込んで発熱部材20を保持する。第1保持部材22の中には、後述するように第1端子26および第2端子28が収容される。このため、第1層22aと第2層22bは、水が浸入しないように溶着、接着により張り合わされる。
第2保持部材24は、第1保持部材22と同様に、第1層24aと、第2層24bとを有する。第2保持部材24は、第1層24aと、第2層24bとで挟み込んで発熱部材20を保持する。
第1端子26および第2端子28は、第1保持部材22内に、すなわち第1層22aと第2層22bとの間の空間(以下、「収容空間」という)に収容される。
第1端子26は、第1保持部材22の第1層22aと第2層22bとの間に収容される。2つの第1端子26は、例えばリン青銅により形成される。2つの第1端子26はそれぞれ、導電性部材32の一端と他端に接続される。第1端子26は、板状部26aと、突出部26bとを有する。板状部26aは、導電性部材32と接触した状態で、すなわち導電性部材32に電気的に接続された状態で、フィルム34に挟み込まれている。突出部26bは、板状部26aからフィルム34の外側に突出している。
第2端子28は、フィルム34から突出している第1端子26の突出部26bとコード36とを電気的に接続するための端子である。コード36は、外部コネクタ50と接続されており、不図示のバッテリから電源からの電力を、第2端子28および第1端子26を介して発熱部材20の導電性部材32に給電する。
ブッシング30は、弾性材料で形成された部材であり、収容空間に通じる挿通孔22cに係合されている。コード36は、ブッシング30に形成された貫通孔を通じて、収容空間から第1保持部材22の外側に引き出されている。ブッシング30により、収容空間に水が浸入するのが抑止される。
第1保持部材22は、2つの第1取付部22dを有する。第1取付部22dは、第1保持部材22の本体から突出する板状の突出部である。第1取付部22dには挿通孔22eが形成されている。
同様に、第2保持部材24は、2つの第2取付部24c(図2では1つのみ表示)を有する。第2取付部24cは、第2保持部材24の本体から突出する板状の突出部である。第2取付部24cには、挿通孔24dが形成されている。
ランプボディ10には、第1保持部材22、第2保持部材24を固定するための固定構造としてのねじ穴10a、10bが形成されている。
融雪ヒータ16を取り付ける場合、第1保持部材22と第2保持部材24を把持し、発熱部材20を伸ばす力を加えながら発熱部材20をアウターカバー12の外表面に接触させる。発熱部材20を伸ばす力に代えて、または発熱部材20を伸ばす力に加えて、熱収縮させるための熱をフィルム34に加えてもよい。この熱は例えば、熱風を送風することにより供給されてもよい。また例えば、赤外線を照射することにより供給されてもよい。また例えば、アウターカバー12の曲面形状に沿った形状を有するもしくはアウターカバー12の曲面形状に変形する加熱体を接触させることにより供給されてもよい。
発熱部材20とアウターカバー12との間には、それらを接着させるための接着剤が塗布されていてもよい。この場合、アウターカバー12に対向するフィルム34の表面に、またはアウターカバー12の外表面に、またはそれらの両方向に、接着剤をあらかじめ塗布しておけばよい。
続いて、柔軟性を有する第1保持部材22を湾曲させ、第1取付部22dの挿通孔22eとランプボディ10のねじ穴10aの位置が合うように第2層22bをアウターカバー12に当接させる。この状態で、第1取付部22dの挿通孔22eにボルトを挿入してランプボディ10のねじ穴10aに螺入することにより、第1保持部材22をランプボディ10に固定する。
同様に、第2保持部材24を湾曲させ、第2取付部24cの挿通孔24dとランプボディ10のねじ穴10bの位置が合うように第2層24bをアウターカバー12に当接させる。この状態で、この状態で、第2取付部24cの挿通孔24dにボルトを挿入してランプボディ10のねじ穴10bに螺入することにより、第2保持部材24をランプボディ10に固定する。
以上のようにして融雪ヒータ16が取り付けられる。
図4は、融雪ヒータ16に関する制御系を示すブロック図である。車両用灯具100は、半導体スイッチ38と、温度センサ40と、制御部42と、をさらに備える。これらは、例えば第1保持部材22の収容空間に収容される。
半導体スイッチ38は、バッテリ(不図示)から融雪ヒータ16への電源供給経路上に設けられ、通電制御部46(後述)からの制御信号に応じてオン、オフが制御される。半導体スイッチ38は、融雪ヒータ16に通電する場合はオンとされる。
温度センサ40は、温度センサ40は外気温を所定の周期(例えば1分周期)で検出する。温度センサ40は、検出値を制御部42に出力する。
制御部42は、判断部44と、通電制御部46とを含む。判断部44は、温度センサ40から検出値を受信する度に、温度センサ40が出力した検出値すなわち外気温に基づき、発熱部材20への通電の要否を判断する。判断部44は、外気温が所定の通電閾値以下の場合、発熱部材20への通電が必要と判断し、外気温が通電閾値より高い場合、発熱部材20への通電は不要と判断する。通電制御部46は、発熱部材20への通電が必要と判断された場合、半導体スイッチ38をオンにするよう半導体スイッチ38に制御信号を送信する。これにより、バッテリから発熱部材20に電力が供給され、発熱部材20が発熱する。また、通電制御部46は、発熱部材20への通電が不要と判断された場合、半導体スイッチ38をオフにするよう制御信号を送信する。これにより、バッテリから発熱部材20への電力の供給が中止され、発熱部材20は発熱しなくなる。
以上説明した本実施の形態によれば、発熱部材20は伸長性を有する。このため、発熱部材20を伸ばしながら融雪ヒータ16を取り付けることで、三次元曲面形状を有するアウターカバー12の外表面12aに発熱部材20がぴったり接触するように、すなわちアウターカバー12の外表面12aと発熱部材20との間に隙間が生じないように融雪ヒータ16を取り付けることができる。これにより、アウターカバー12に発熱部材20の熱が効率よく伝わり、アウターカバー12に雪が付着した場合に適切に融雪できる。
また、本実施の形態では、発熱部材20は伸長性に加えて熱収縮性を有する。このため、発熱部材20を伸ばしながら、かつ、熱収縮させるための熱を発熱部材20に加えながら融雪ヒータ16を取り付けることで、発熱部材20が三次元曲面形状を有するアウターカバー12の外表面12aに沿って変形するため、より適切に、すなわちアウターカバー12と発熱部材20との間に隙間が生じないように、融雪ヒータ16を取り付けることができる。
また、本実施の形態では、フィルム34は、導電性部材32よりも低い伸長性を有する。これにより、例えば融雪ヒータ16の取付時など、発熱部材20の伸ばしすぎにより導電性部材32が断線するのを抑止できる。
また、本実施の形態では、ランプボディ10は固定構造としてのねじ穴10a、10bを有しており、融雪ヒータ16をねじ留めによりランプボディ10に固定できる。これにより、融雪ヒータ16を外れないように確実に固定できる。
また、本実施の形態では、外気温に応じて融雪ヒータ16への通電が制御される。これにより、ユーザが融雪ヒータ16に通電するか否かを判断する必要がなくなり、ユーザの負担が軽減される。
以上、実施の形態に係る車両用灯具の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(第1変形例)
実施の形態では、車両用灯具100が前照灯である場合について説明したが、これに限られず、本実施の形態の技術的思想は、ストップランプ、クリアランスランプ、デイランプ、ターンランプ、その他のランプにも適用できる。
(第2変形例)
実施の形態では、発熱部材20の導電性部材32が導電性インクである場合について説明したが、これに限られない。導電性部材32は、給電によって発熱し、かつ、伸長性を有するものであればよい。
図5(a)、(b)はそれぞれ、変形例に係る発熱部材20を示す図である。図5(a)、(b)はそれぞれ、図3(a)に対応する。本変形例では、導電性部材32は金属ワイヤーである。図5(a)の変形例では、導電性部材32は螺旋状に巻かれた金属ワイヤーである。図5(b)の変形例では、導電性部材32は波形状に湾曲または屈曲した金属ワイヤーである。図5(a)、(b)の変形例によれば、フィルム34を伸ばすような力が発熱部材20に加わると、導電性部材32は直線形状に近づくように変形するすなわち伸びる。これらの変形例によれば、実施の形態と同様の効果を奏することができる。
図6(a)、(b)は、別の変形例に係る発熱部材20を示す図である。図6(a)、(b)は図3(a)、(b)に対応する。本変形例では、発熱部材20は、フィルム34を有しない。そのため、第1保持部材22および第2保持部材24が、導電性部材32を直接保持している。また、導電性部材32は、絶縁カバーで被覆された金属ワイヤーである。導電性部材32は、図5の変形例と同様に、螺旋状に巻かれた金属ワイヤーまたは波形状に湾曲もしくは屈曲した金属ワイヤーである。この変形例によれば、実施の形態と同様の効果を奏することができる。加えて、この変形例によれば、フィルム34が必要ないため、その分だけコストを低減できる。
また例えば、導電性部材32は、有機系透明導電膜であってもよい。この場合、導電性部材32も光を透過できるため、比較的広い範囲、例えばフィルム34のほぼ全範囲に、導電性部材32を設けることができる。
(第3変形例)
実施の形態では、融雪ヒータ16が2つの保持部材を有する場合について説明したが、これに限られない。例えば融雪ヒータ16は、3つ以上の保持部材を有していてもよい。また例えば、融雪ヒータ16は、保持部材を1つのみ有していてもよい。この場合、保持部材は、発熱部材20のフィルム34の外周を全周にわたり保持するように形成されていても、すなわち周状に形成されていてもよい。
(第4変形例)
実施の形態では、ランプボディ10に固定構造としてのねじ穴が形成されている場合について説明したが、これに限られない。
固定構造は、保持部材ひいては融雪ヒータ16をランプボディ10に固定できる構造であればよい。例えば保持部材が係合爪を有し、固定構造がこの係合爪が係合する溝であってもよい。
また固定構造は、アウターカバー12に設けられていてもよい。
また、ランプボディ10およびアウターカバー12が固定構造を有しない構成も考えられる。例えば、接着剤や接着シート(両面テープ)により、保持部材をアウターカバー12またはランプボディ10に固定すればよい。接着シートで固定する場合、その接着シートは、弾力性があり、かつ、所定の厚さ(例えば5mm以上)を有するものが好ましい。この場合、接着シートがアウターカバー12やランプボディ10の外表面形状に沿って変形してアウターカバー12やランプボディ10に接着されるため、保持部材を確実にアウターカバー12やランプボディ10に固定できる。
(第5変形例)
図7は、さらに別の変形例に係る融雪ヒータ16を示す斜視図である。図7は、図3(a)に対応する。本変形では、第1保持部材22は、コネクタ部20fを有する。コネクタ部20fは、バッテリからの電力を供給するための給電用の外部コネクタ(不図示)と係合される。コネクタ部20fは、発熱部材20の導電性部材32に電気的に接続される第1端子26を有する。コネクタ部20fが外部コネクタ部と係合された場合、第1端子26と外部コネクタ部の端子とが電気的に接続される。本変形例によれば、比較的容易に発熱部材20をバッテリと電気的に接続することができるため、融雪ヒータ16の取付作業の負担が軽減される。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
(第6変形例)
実施の形態では、判断部44は外気温に基づいて発熱部材20への通電の要否を決定する場合について説明したが、これに限られない。判断部44は、車両用灯具100以外の車両の部品の作動に基づいて、発熱部材20への通電の要否を決定してもよい。
例えば判断部44は、フォグランプの作動に基づいて発熱部材20への通電の要否を決定してもよい。具体的には、フォグランプのスイッチがオンの場合に発熱部材20への通電が必要と決定し、フォグランプのスイッチがオフの場合に発熱部材20への通電が不要と決定する。また例えば判断部44は、外気温とフォグランプの作動の両方に基づいて発熱部材20への通電の要否を決定してもよい。具体的には、フォグランプのスイッチがオンで、かつ、外気温が所定の通電閾値以下の場合に、発熱部材20への通電が必要と決定し、それ以外の場合、すなわち、フォグランプのスイッチがオンで、かつ、外気温が通電閾値よりも高い場合、およびフォグランプのスイッチがオフの場合に、発熱部材20への通電が不要と決定する。
また例えば判断部44は、ワイパーの作動に基づいて発熱部材20への通電の要否を決定してもよい。具体的には、ワイパーのスイッチがオンの場合に発熱部材20への通電が必要と決定し、ワイパーのスイッチがオフの場合に発熱部材20への通電が不要と決定する。また、判断部44は、外気温とワイパーの作動の両方に基づいて発熱部材20への通電の要否を決定してもよい。具体的には、ワイパーのスイッチがオンで、かつ、外気温が所定の通電閾値以下の場合に、発熱部材20への通電が必要と決定し、それ以外の場合、すなわち、ワイパーのスイッチがオンで、かつ、外気温が通電閾値よりも高い場合、およびワイパーのスイッチがオフの場合に、発熱部材20への通電が不要と決定する。
(第7変形例)
実施の形態では、車両用灯具100が灯具ユニット14を灯室18内に備え、融雪ヒータ16がそのような車両用灯具100のアウターカバー12を暖める場合について説明したが、これに限られない。例えば車両用灯具100は、灯具ユニット14に加えて、他車両や歩行者や障害物を検出したり、天候状態等の車両周囲の状況を検出したり等するためのカメラ、センサ、レーダのうちの少なくともひとつを灯室18内に備えていてもよい。
また例えば車両用灯具100は、灯具ユニット14に代えて、カメラ、センサ、レーダのうちの少なくともひとつを灯室18に備えていてもよい。つまり、車両用灯具100が、他車両や歩行者や障害物を検出するための対象物検出装置や、車両周囲の状況を検出するための周囲状況検出装置であってもよい。あるいは車両用灯具100が、センサ光やレーダ等の電磁波を照射するための電磁波照射装置であってもよい。そして、融雪ヒータ16が対象物検出装置のアウターカバー12や周囲状況検出装置のアウターカバー12や電磁波照射装置のアウターカバー12を暖めるためのヒータであってもよい。
10 ランプボディ、 12 アウターカバー、 20 発熱部材、 100 車両用灯具。

Claims (5)

  1. ランプボディと、
    前記ランプボディの灯具前方側に配置されるアウターカバーと、
    前記アウターカバーの灯具前方側の面に接触するように設けられ、給電によって発熱する伸長性を有する発熱部材と、を備え、
    前記発熱部材は、
    伸長性を有する導電性部材と、
    伸長性および透過性を有し、前記導電性部材を挟み込むフィルムと、を含み、
    前記フィルムの伸長性は、前記導電性部材の伸長性よりも低いことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記発熱部材を保持する保持部材を備え、
    前記保持部材は、当該保持部材を前記ランプボディまたは前記アウターカバーに固定することによって前記発熱部材が前記アウターカバーと接触するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記保持部材は、給電用の外部コネクタと係合されるコネクタ部を含み、
    前記コネクタ部は、前記発熱部材に電気的に接続される端子を有し、
    前記コネクタ部が前記外部コネクタと係合された場合、前記端子と前記外部コネクタの端子とが電気的に接続されることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  4. 前記ランプボディまたは前記アウターカバーは、前記保持部材を固定するための固定構造を有することを特徴とする請求項またはに記載の車両用灯具。
  5. 給電によって発熱する、車両用灯具のアウターカバーの灯具前方側の面に接触するように設けられるべき伸長性を有する発熱部材を備え、
    前記発熱部材は、
    伸長性を有する導電性部材と、
    伸長性および透過性を有し、前記導電性部材を挟み込むフィルムと、を含み、
    前記フィルムの伸長性は、前記導電性部材の伸長性よりも低いことを特徴とするヒータ。
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