JP6894697B2 - 口栓付液体用紙容器 - Google Patents
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Description
口栓付液体用紙容器に収容した液体内容物が牛乳やジュース等の飲料である場合、開栓した口栓から飲料をコップなどに注いで移し替えて飲用するといったことが一般的であるが、口栓に口を付け紙容器から飲料を直接飲用するといったこともある。
これにより開栓した前記口栓から飲料内容物をコップに注ぐ際、コップを前記口栓に接近させて注ぐことができるので注ぎ易く、また、最後まで容易に注ぎ出し切ることができ、また、前記口栓に直接口をつけて液体内容物を飲む際にも、鼻や顎が紙容器にぶつかるといったことがなく、容易に液体内容物を飲むことができる。
図1乃至図4は本発明に係る口栓付液体用紙容器の実施の形態の第1例を示し、図1は本例の口栓付液体用紙容器を示す斜視図、図2は図1に示す紙容器本体の開口部の拡大斜視図、図3は図1に示す紙容器本体の展開図、図4は図1に示す口栓の一部縦断正面図である。
紙容器本体1は、筒壁5に筒部4の開口端縁4aを底辺6とする三角形7を形成する2本の折線8,9が形成され、一方の折線8が山折りされ他方の折線9が谷折りされて三角形7の内面側が対向する筒壁5の内面に接着されて形成された三角形状の折り畳み部10が、紙容器本体1の開口部2の周方向に間隔を空けて外方へ突出するように設けられている。
カートンブランクス11は、筒部4となる筒部縦折線12,13,14を介して4つの筒壁パネル15,16,17,18を備え、筒壁パネル18にシール縦折線19を介して縦方向シールパネル20が連設されている。筒壁パネル15,16,17,18の上端21は、組み立てられた筒部4の開口端縁4aとなる。
本例では、頂部22は筒壁パネル15,16,17,18の幅方向の中央で、且つ三角形7aの頂部22と同じ高さの位置に設定されている。また、三角形7bを形成する折線8は三角形7aを形成する折線8と、そして三角形7bを形成する折線9は三角形7aを形成する折線9と平行に形成されている。各三角形7a,7bは全て同じ形状、同じ大きさとなっており、筒壁パネル15,16,17,18の上端21に沿って等間隔を空けて配置されている。
このようにして、筒壁5を折り畳んだ折り畳み部10が容器本体1の開口部2の周方向に間隔を空けて外方へ突出するように形成された紙容器本体1が組み立てられる(図2参照。)。
先ず、口栓3の筒状挿入部36を紙容器本体1の開口部2内へ挿入し、筒状挿入部36の上部外周に設けられている鍔状部37を紙容器本体1の開口部2の開口端2aに当接させる。
組み立てられた口栓付液体用紙容器にあっては、紙容器本体1における筒部4の開口端縁4aを底辺6とする三角形7a,7bを形成する2本の折線8,9のうちの折線8を山折りし、折線9を谷折りして三角形7a,7bの内面側を対向する筒壁5の内面に接着して三角形状の折り畳み部10を形成したので、紙容器本体1は、折り畳み部10の三角形状の頂部22から口栓3を備える開口部2方向に向かって内径が円錐状に縮径するボトル状となる。
第2例の口栓付液体用紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
第3例の口栓付液体用紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
円筒状の筒部4は、図7に示される展開構造を有する紙基材の表裏両面の最外層に熱可塑性樹脂層が積層されている矩形状のシート38により形成される。シート38の上端39は、シート38が筒部4に形成されたとき筒部4の開口端縁4aとなる。
次に、各三角形7を形成する2本の折線8,9のうちの折線8を山折りし、折線9を谷折りして三角形7の内面側を対向する筒壁5の内面に接着して三角形状の折り畳み部10を形成する。
このようにして、筒壁5を折り畳んだ折り畳み部10が開口部2の周方向に間隔を空けて外方へ突出するように形成された円筒状の紙容器本体1が組み立てられる。
2 開口部
2a 開口端
3 口栓
4 筒部
4a 開口端縁
5 筒壁
6 底辺
7,7a,7b 三角形
8,9 折線
10 折り畳み部
10a 端部
11 カートンブランクス
12,13,14 筒部縦折線
15,16,17,18 筒壁パネル
19 シール縦折線
20 縦方向シールパネル
21 上端
22 頂部
23,24,27,28 底部横折線
25,26 外側底部パネル
29,30 内側底部パネル
31 底部
32 スパウト
33 キャップ
34,35 ねじ部
36 筒状挿入部
37 鍔状部
38 シート
39 上端
Claims (3)
- 紙基材の表裏両面の最外層に熱可塑性樹脂層が積層されている紙容器素材で上部を開口する有底筒状に形成された紙容器本体の開口部に口栓を備えた口栓付液体用紙容器であって、
前記紙容器本体には、その筒壁に筒部の開口端縁を底辺とする三角形を形成する2本の折線の組みが等間隔で複数形成され、前記三角形を形成する2本の折線は、いずれか一方の折線が前記紙容器本体の上下方向に沿った垂直線で他方の折線が傾斜線となっており、前記三角形を形成する2本の折線の一方の折線が山折りされ他方の折線が谷折りされて前記三角形の内面側が対向する筒壁の内面に接着されて形成された三角形状の折り畳み部が、前記紙容器本体の開口部の周方向に等間隔を空けて外方へ突出するように設けられており、前記口栓は、前記紙容器本体の前記開口部内に挿入される筒状挿入部を有し、前記紙容器本体の前記開口部と前記口栓の筒状挿入部とが接着されていることを特徴とする口栓付液体用紙容器。 - 前記紙容器本体に設けられた前記折り畳み部は、前記三角形の外面側が対向する筒壁の外面に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の口栓付液体用紙容器。
- 前記口栓には、前記紙容器本体の開口部の開口端に当接し接着される鍔状部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の口栓付液体用紙容器。
Priority Applications (1)
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JP2016241324A JP6894697B2 (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 口栓付液体用紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018095284A JP2018095284A (ja) | 2018-06-21 |
JP6894697B2 true JP6894697B2 (ja) | 2021-06-30 |
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Family Applications (1)
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JP2016241324A Active JP6894697B2 (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 口栓付液体用紙容器 |
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JP (1) | JP6894697B2 (ja) |
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2016
- 2016-12-13 JP JP2016241324A patent/JP6894697B2/ja active Active
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